JPH11302612A - 印刷用複合フィルム及びそれを用いた粘着フィルム - Google Patents
印刷用複合フィルム及びそれを用いた粘着フィルムInfo
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- JPH11302612A JPH11302612A JP11061198A JP11061198A JPH11302612A JP H11302612 A JPH11302612 A JP H11302612A JP 11061198 A JP11061198 A JP 11061198A JP 11061198 A JP11061198 A JP 11061198A JP H11302612 A JPH11302612 A JP H11302612A
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Abstract
つ、汎用印刷インキの使用が可能な印刷用複合フィルム
を提供する。 【解決手段】 耐熱性ポリエステルフイルム(a)のど
ちらか一方の面上に仮接着層(b)を介して、一層以上
の熱可塑性樹脂フィルム(c)をラミネートした印刷用
複合フィルム。
Description
応可能な、印刷用熱可塑性フィルム及び該フィルムを用
いた粘着フィルムに関する。
う際、フィルムの耐熱性の問題や、印刷加工時のテンシ
ョン、インキの硬化又は乾燥時にかかる熱によるフィル
ムの伸縮や切断等により、印刷図柄の見当のズレや変形
が発生し、印刷工程効率低下及び不良率の増加等の多く
の問題があった。さらに使用できるインキの種類はフィ
ルムの耐溶剤性の観点から制限が多かった。そのため、
印刷方法及びインキの選定幅が狭くなり、耐候性に優れ
たインキが使用できない等の問題も発生していた。熱可
塑性フィルムとしてポリプロピレンフィルムは寸法安定
性に優れるものの耐候性に弱く屋外での用途に適当でな
かった。
ルムの複合化により印刷図柄見当ズレ、図柄の変形によ
る不良率の低減及び汎用印刷インキの使用を可能とする
ことにある。
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、耐熱性ポリエ
ステルフイルム(a)の一方の面に仮接着層(b)を設
け、一層以上の熱可塑性樹脂フィルム(c)をラミネー
トした印刷用複合フィルムの熱可塑性樹脂面側(c)に
印刷を施すことにより上記問題点を解決し本発明を完成
させるに至った。
イルム(a)の一方の面に仮接着層(b)を設け、一層
以上の熱可塑性樹脂フィルム(c)をラミネートした印
刷用複合フィルムからなる。
ルフイルム(a)層の厚みが12μm以上800μm以
下である印刷複合フィルムを含む。
押し出しコーティング法により形成された、ポリエチレ
ン層又はポリプロピレン層からなる印刷用複合フィルム
を含む。
がアクリル樹脂系又はウレタン樹脂系粘着剤であって、
JIS−Z−0237−1991に従って測定した粘着
力が0.3〜3N/25mmである印刷用複合フィルム
を含む。
ルム(c)が可視光(380〜700nm)透過率が
0.01%以上、紫外線(200〜380nm)透過率
が0.01〜50%、樹脂軟化点温度が50〜400
℃、厚みが1〜200μmである印刷用複合フィルムを
含む。
ムにグラビア印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット
印刷、インクジェット印刷等の汎用印刷方式を用い着色
・デザインを施した粘着フィルムを含む。
ルフィルム(a)は200℃の温度環境下で収縮率が2
0%以下であること以外特に限定されるものでは無い
が、一方の面に予め易接着処理を施していることが望ま
しい。易接着処理はポリエチレンとの密着強度が3N/
25mm程度以上であれば特に限定されるものではな
く、一般に公知のプライマーコートやコロナ放電処理で
もよい。
く公知のポリエチレン樹脂又はポリプロピレン樹脂でよ
いが高圧法で作られる低密度のオレフィン樹脂を使用す
ることが好ましい。またポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂等に代わって一般公知のアクリル樹脂系又はウ
レタン樹脂系粘着剤を用いても良い。
の熱可塑性樹脂であって溶融ポリエチレンと熱融着によ
り強固に接着するもので無ければ特にその材質は限定さ
れるものではないが、剥離強度が0.01〜2N/25
mm、望ましくは0.1〜1N/25mm、更には0.
3〜0.6N/25mmであることが望ましい。
クリレート系樹脂ならびにその共重合樹脂、ポリ弗化ビ
ニル、ポリ弗化ビニリデン樹脂といったオレフィン系の
樹脂ならびにその共重合樹脂とポリメチルメタクリレー
ト等のアクリレート系樹脂との二層フィルム、ポリウレ
タン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、
ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルア
ルコール樹脂等から適宜選択する事ができ、各種安定剤
(金属石鹸、フォスファィト、フェノール系、有機錫
系)、可塑剤(ジオクチルフタレート、ポリエステル
系、トリメリット酸系等)、顔料(酸化チタン、カーボ
ンブラック、有機、無機系顔料)、染料、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、光安定剤(HALS)、炭酸カルシウ
ム等の充填剤、分散剤(界面活性剤)等を配合しても良
い。
限定されるものでなく一般公知のグラビア印刷、シルク
スクリーン印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷
等の汎用の印刷方式を用いて印刷することができる。即
ち、フィルム単独ではインキ中の溶剤によっての膨潤等
が起こりうる場合でも、収縮の少ない耐熱性ポリエステ
ルフィルムと仮接着されている故に、膨潤等の影響を最
小限に抑えることが出来る。
材質を特に限定されるものではなく一般公知の両面テー
プを用いることができる。
下の手順で用いられる。即ち、まず、耐熱性ポリエステ
ルフィルムに、押し出しコーティングラミネート法によ
り押し出された溶融ポリエチレン又はポリプロピレン
で、熱可塑性樹脂フィルムをラミネートした複合フイル
ムを作成する。耐熱性ポリエステル面と熱可塑性樹脂フ
ィルムとのラミネートにアクリル樹脂系粘着剤を用いて
も良い。
側に印刷を施し、印刷面側に両面テープを貼り合わせて
粘着フィルムを形成する。印刷面と反対側の粘着層を介
して被着体に貼り付けた後、仮接着している耐熱性ポリ
エステルフィルムを剥離除去する。
フィルムはこれらに限定されるものでない。
0μmの東洋紡社製の耐熱性ポリエステル上に溶融した
低密度ポリエチレン樹脂を20μmの厚さになるように
押し出し、熱可塑性樹脂フィルムとして、三菱レーヨン
社製50μm透明アクリルフイルムをラミネートし印刷
用複合フイルムを得た。
て、三菱化学製50μm透明フッ素・アクリルの2層フ
イルムをラミネートしたこと以外は実施例1同様にして
印刷用複合フイルムを得た。
0μmの東洋紡社製の耐熱性ポリエステル上に大日本イ
ンキ化学工業(株)社製アクリル樹脂系粘着剤E−98
−Rを乾燥後の厚さ20μmになるよう塗布し、熱可塑
性樹脂フィルムとして、大日本インキ化学工業(株)社
製50μmの透明ポリウレタンフィルムG−132をラ
ミネートし印刷用複合フイルムを得た。
て、大日本インキ化学工業(株)社製50μm透明塩ビ
フイルムSC−1300を用いたこと以外実施例3と同
様にして印刷用複合フイルムを得た。
明アクリル樹脂フィルム単体を比較用フイルムとし
た。
リル樹脂複層フィルム単体を比較用フイルムとした。
社製透明ポリウレタンフイルムG−132単体を比較用
フィルムとした。
社製軟質透明ポリ塩化ビニル樹脂フィルムSC−130
0をそのまま用いて比較用フイルムを得た。
ア を使用しナンバー4のバーコーターを使用し塗工後
室温で乾燥した。
た。
刷用インキダイキュアRT−7をRIテスターとUV照
射装置を用いて印刷した。
ムをセットし印刷した。
後のフィルムの外観状態、印刷物の寸法安定性、インキ
の密着性を評価した。その結果を表1〜4に示す。
良好にできる。 △:印刷機械にて印刷をする場合作業に何らかの支障が
あり注意が必要で作業効率が悪い。 ×:印刷機械にて印刷をするときに場合に作業に支障き
たし印刷ができない。
用できる。 △:のカールや収縮が観察されやや不良な状態 ×:著しい収縮やカール、溶剤による膨潤が観察され使
用に耐えない状態。
り0.1mm未満の場合 △:多色刷りの場合の見当のずれが標線500mm当た
り0.1mm以上0.5未満の場合 ×:多色刷りの場合の見当のずれが標線500mm当た
り0.5mm以上の場合
時間放置後、印刷してある面にカッターで2mm間隔の
傷を縦横6本引きの25個碁盤の目を作りニチバン社製
セロテープ18mmを密着させ勢い良く引き剥がしイン
キ残存している升目の数を数える。 ○:残存数20個以上 △:残存数10個以上20未満 ×:残存数10個未満
ての印刷工程は作業性に優れ従来印刷の困難であったフ
ィルム基材への印刷を可能とし工業的にかつ安価に大量
生産することが可能になった。しかもこうして得られた
印刷物は印刷図柄の見当のずれや図柄の変形も少なく寸
法安定性に優れている。更に、使用可能なインキの種類
を増加させることも可能となる。
Claims (6)
- 【請求項1】 耐熱性ポリエステルフイルム(a)のど
ちらか一方の面上に仮接着層(b)を介して、一層以上
の熱可塑性樹脂フィルム(c)をラミネートした印刷用
複合フィルム。 - 【請求項2】 該耐熱性ポリエステルフイルム(a)層
の厚みが12μm以上800μm以下である請求項1に
記載の印刷用複合フィルム。 - 【請求項3】 該仮接着層(b)が押し出しコーティン
グ法により形成された、ポリエチレン層又はポリプロピ
レン層からなる請求項1又は2に記載の印刷用複合フィ
ルム。 - 【請求項4】 該仮接着層(b)がアクリル樹脂系又は
ウレタン樹脂系粘着剤であって、JIS Z−0237
−1991に従って測定した粘着力が0.3〜3N/2
5mmである請求項1又は2に記載の印刷用複合フィル
ム。 - 【請求項5】 該熱可塑性樹脂フィルム(c)が可視光
(380nm〜700nm)の分光透過率が0.01%
以上、紫外線(200nm〜380nm未満)の分光透
過率が0.001%〜50%、厚みが1μm〜200μ
mである一層以上の熱可塑性樹脂フィルムである請求項
1〜4の何れかに記載の印刷用複合フィルム。 - 【請求項6】 印刷用複合フイルムに、着色・デザイン
を施した後、両面テープをラミネート加工したことを特
徴とする粘着フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061198A JPH11302612A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 印刷用複合フィルム及びそれを用いた粘着フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061198A JPH11302612A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 印刷用複合フィルム及びそれを用いた粘着フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11302612A true JPH11302612A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14540223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11061198A Pending JPH11302612A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 印刷用複合フィルム及びそれを用いた粘着フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11302612A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100423581B1 (ko) * | 2002-01-18 | 2004-03-22 | 주식회사지엠피 | 가열 없이 라미네이트 가능한 경질 코팅층 및 감압접착층을 갖는 라미네이트 시트 |
-
1998
- 1998-04-21 JP JP11061198A patent/JPH11302612A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100423581B1 (ko) * | 2002-01-18 | 2004-03-22 | 주식회사지엠피 | 가열 없이 라미네이트 가능한 경질 코팅층 및 감압접착층을 갖는 라미네이트 시트 |
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