JPH11302482A - 塩化ビニル系樹脂組成物およびそれを用いた成形物 - Google Patents
塩化ビニル系樹脂組成物およびそれを用いた成形物Info
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- JPH11302482A JPH11302482A JP10112331A JP11233198A JPH11302482A JP H11302482 A JPH11302482 A JP H11302482A JP 10112331 A JP10112331 A JP 10112331A JP 11233198 A JP11233198 A JP 11233198A JP H11302482 A JPH11302482 A JP H11302482A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】塩化ビニル系樹脂を用いた成形物は温水廻りに
おいて、成形物の変形、変色等が起こり、内装材等の外
観を重視する材料として用いることが出来なかった塩化
ビニル系樹脂に相溶性のある共重合体樹脂と酸化チタン
を添加することにより、耐温水性において極めて高い改
善効果が得られる塩化ビニル系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、α
−メチルスチレンが30〜100重量%、不飽和ニトリ
ルが10〜50重量%およびN−芳香族マレイミドが0
〜30重量%を共重合させて得られる共重合体樹脂10
〜80重量部と酸化チタン0.1〜20重量部からなる
耐温水性に優れた塩化ビニル系樹脂組成物および該塩化
ビニル系樹脂組成物を溶融成形してなる塩化ビニル系樹
脂成形物。
おいて、成形物の変形、変色等が起こり、内装材等の外
観を重視する材料として用いることが出来なかった塩化
ビニル系樹脂に相溶性のある共重合体樹脂と酸化チタン
を添加することにより、耐温水性において極めて高い改
善効果が得られる塩化ビニル系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、α
−メチルスチレンが30〜100重量%、不飽和ニトリ
ルが10〜50重量%およびN−芳香族マレイミドが0
〜30重量%を共重合させて得られる共重合体樹脂10
〜80重量部と酸化チタン0.1〜20重量部からなる
耐温水性に優れた塩化ビニル系樹脂組成物および該塩化
ビニル系樹脂組成物を溶融成形してなる塩化ビニル系樹
脂成形物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐温水性の良好な塩
化ビニル系樹脂組成物およびそれを用いた成形物に関
し、詳しくは、塩化ビニル系樹脂に対して、塩化ビニル
単独重合体よりもガラス転移温度が高く耐熱性に優れた
共重合体樹脂と、熱安定性に優れた酸化チタンを含有さ
せることにより耐温水性に優れた塩化ビニル系樹脂組成
物および成形物に関するものである。
化ビニル系樹脂組成物およびそれを用いた成形物に関
し、詳しくは、塩化ビニル系樹脂に対して、塩化ビニル
単独重合体よりもガラス転移温度が高く耐熱性に優れた
共重合体樹脂と、熱安定性に優れた酸化チタンを含有さ
せることにより耐温水性に優れた塩化ビニル系樹脂組成
物および成形物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅等の内装材として塩化ビニル
系樹脂成形物を用いるケースが増えてきている。その内
装材の中でも特に、窓枠、扉枠、階段手すり、敷居、鴨
居等の材料として樹脂成形物は用いられている。しか
し、これらの内装材において、台所、浴室等の温水廻り
での使用は難しかった。というのは、硬質塩化ビニル系
樹脂は、耐熱性の指標であるガラス転移温度(動的粘弾
性において周波数1〜100Hzで測定した場合のta
nδ値の主分散ピ−ク値)が75℃〜85℃であり、ガ
ラス転移温度が120℃以上のアクリロニトリル−スチ
レン系、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン系等
の樹脂に対して耐熱性が劣ることは公知の事実である。
系樹脂成形物を用いるケースが増えてきている。その内
装材の中でも特に、窓枠、扉枠、階段手すり、敷居、鴨
居等の材料として樹脂成形物は用いられている。しか
し、これらの内装材において、台所、浴室等の温水廻り
での使用は難しかった。というのは、硬質塩化ビニル系
樹脂は、耐熱性の指標であるガラス転移温度(動的粘弾
性において周波数1〜100Hzで測定した場合のta
nδ値の主分散ピ−ク値)が75℃〜85℃であり、ガ
ラス転移温度が120℃以上のアクリロニトリル−スチ
レン系、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン系等
の樹脂に対して耐熱性が劣ることは公知の事実である。
【0003】このため、実用耐熱温度の限界値が65℃
と考えられる塩化ビニル系樹脂では、60℃以上の温水
に対して、樹脂自体の熱劣化を起こし、変形、変色等を
起こす欠点がある。このため、塩化ビニル系樹脂を用い
た成形物を温水廻りに用いると、成形物の変形、変色等
が起こり、内装材等の外観を重視する材料としては不向
きであり、使用範囲が限定されてしまう。
と考えられる塩化ビニル系樹脂では、60℃以上の温水
に対して、樹脂自体の熱劣化を起こし、変形、変色等を
起こす欠点がある。このため、塩化ビニル系樹脂を用い
た成形物を温水廻りに用いると、成形物の変形、変色等
が起こり、内装材等の外観を重視する材料としては不向
きであり、使用範囲が限定されてしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来の
方法での問題点である、温水廻り用途への展開に対し
て、塩化ビニル系樹脂に対して、塩化ビニル系樹脂と相
溶性である共重合体樹脂と酸化チタンを添加することに
より、耐温水性において極めて高い改善効果が得られた
塩化ビニル系樹脂組成物を提供する。
方法での問題点である、温水廻り用途への展開に対し
て、塩化ビニル系樹脂に対して、塩化ビニル系樹脂と相
溶性である共重合体樹脂と酸化チタンを添加することに
より、耐温水性において極めて高い改善効果が得られた
塩化ビニル系樹脂組成物を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる問
題点を解決するため鋭意研究を行った結果、塩化ビニル
系樹脂に対して、耐熱改質剤である共重合体樹脂および
酸化チタンを添加することにより、その相乗効果として
温水による変形、変色等を抑制させることができ、耐温
水性が向上するという本発明に至ったものである。
題点を解決するため鋭意研究を行った結果、塩化ビニル
系樹脂に対して、耐熱改質剤である共重合体樹脂および
酸化チタンを添加することにより、その相乗効果として
温水による変形、変色等を抑制させることができ、耐温
水性が向上するという本発明に至ったものである。
【0006】すなわち本発明は、塩化ビニル系樹脂10
0重量部に対し、α−メチルスチレン30〜100重量
%、不飽和ニトリル10〜50重量%およびN−芳香族
マレイミド0〜30重量%を共重合させて得られる共重
合体樹脂10〜80重量部と酸化チタン0.1〜20重
量部からなる耐温水性に優れる塩化ビニル系樹脂組成物
である。さらに本発明は、前記の塩化ビニル系樹脂組成
物を溶融成形してなる塩化ビニル系樹脂成形物である。
0重量部に対し、α−メチルスチレン30〜100重量
%、不飽和ニトリル10〜50重量%およびN−芳香族
マレイミド0〜30重量%を共重合させて得られる共重
合体樹脂10〜80重量部と酸化チタン0.1〜20重
量部からなる耐温水性に優れる塩化ビニル系樹脂組成物
である。さらに本発明は、前記の塩化ビニル系樹脂組成
物を溶融成形してなる塩化ビニル系樹脂成形物である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は耐温水性を向上させるた
め、上述の共重合体樹脂を添加することにより、ガラス
転移温度が向上し、さらに、酸化チタンを添加すること
により、熱安定性が向上し、これら共重合体樹脂と酸化
チタンの相互作用により、特に温水に対する耐熱性を改
善した塩化ビニル系樹脂組成物および成形物を得ること
を目的とする。
め、上述の共重合体樹脂を添加することにより、ガラス
転移温度が向上し、さらに、酸化チタンを添加すること
により、熱安定性が向上し、これら共重合体樹脂と酸化
チタンの相互作用により、特に温水に対する耐熱性を改
善した塩化ビニル系樹脂組成物および成形物を得ること
を目的とする。
【0008】本発明で用いられる塩化ビニル系樹脂と
は、塩化ビニル単独重合体、塩化ビニルと他の単量体と
の共重合体、塩化ビニルと他の重合体とのグラフト共重
合体、あるいは上記単独重合体、共重合体およびグラフ
ト共重合体の塩素化物等が挙げられる。これらの塩化ビ
ニル系樹脂の重合度は、通常400〜3000程度であ
り、好ましくは500〜2500、さらに好ましくは7
00〜2000である。この重合度が400未満である
と成形物とした時の強度が不足し、3000を超えると
成形加工性が低下する。
は、塩化ビニル単独重合体、塩化ビニルと他の単量体と
の共重合体、塩化ビニルと他の重合体とのグラフト共重
合体、あるいは上記単独重合体、共重合体およびグラフ
ト共重合体の塩素化物等が挙げられる。これらの塩化ビ
ニル系樹脂の重合度は、通常400〜3000程度であ
り、好ましくは500〜2500、さらに好ましくは7
00〜2000である。この重合度が400未満である
と成形物とした時の強度が不足し、3000を超えると
成形加工性が低下する。
【0009】さらに、これら塩化ビニル系樹脂に加え
て、塩化ビニル系樹脂として架橋塩化ビニル系樹脂も用
いることができる。この架橋塩化ビニル系樹脂の重合度
は、通常400〜6000程度であり、好ましくは60
0〜4000であり、さらに好ましくは700〜250
0である。架橋塩化ビニル系樹脂は、一般的に架橋度は
10%以上であり、大半は30%前後である。
て、塩化ビニル系樹脂として架橋塩化ビニル系樹脂も用
いることができる。この架橋塩化ビニル系樹脂の重合度
は、通常400〜6000程度であり、好ましくは60
0〜4000であり、さらに好ましくは700〜250
0である。架橋塩化ビニル系樹脂は、一般的に架橋度は
10%以上であり、大半は30%前後である。
【0010】塩化ビニル単独重合体の場合、その製造方
法は従来公知の重合方法で行われ、例えば懸濁重合等が
挙げられる。これらは、市場で容易に入手可能であり、
例えば、大洋塩ビ(株)社製のTH−500、TH−7
00、TH−1000、TH−1300、TH−170
0、TH−2000等を用いることができ、重合度は各
々500、700、1000、1300、1700、2
000である。
法は従来公知の重合方法で行われ、例えば懸濁重合等が
挙げられる。これらは、市場で容易に入手可能であり、
例えば、大洋塩ビ(株)社製のTH−500、TH−7
00、TH−1000、TH−1300、TH−170
0、TH−2000等を用いることができ、重合度は各
々500、700、1000、1300、1700、2
000である。
【0011】塩化ビニル共重合体として、例えば、エチ
レン−塩化ビニル共重合体および酢酸ビニル−塩化ビニ
ル共重合体の場合、その製造方法は従来公知の重合方法
で行われ、例えば、懸濁重合等が挙げられる。これらエ
チレン−塩化ビニル共重合体としては、市場で容易に入
手可能であり、例えば、大洋塩ビ(株)社製のTE−6
50、TE−800、TE−1050、TE−130
0、TE−1700等を用いることができ、重合度はそ
れぞれ650、780、1050、1300、1700
である。また、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体として
も、例えば、大洋塩ビ(株)社製のTV−800があ
り、重合度は780であり、これらにおいても、市場で
容易に入手可能である。
レン−塩化ビニル共重合体および酢酸ビニル−塩化ビニ
ル共重合体の場合、その製造方法は従来公知の重合方法
で行われ、例えば、懸濁重合等が挙げられる。これらエ
チレン−塩化ビニル共重合体としては、市場で容易に入
手可能であり、例えば、大洋塩ビ(株)社製のTE−6
50、TE−800、TE−1050、TE−130
0、TE−1700等を用いることができ、重合度はそ
れぞれ650、780、1050、1300、1700
である。また、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体として
も、例えば、大洋塩ビ(株)社製のTV−800があ
り、重合度は780であり、これらにおいても、市場で
容易に入手可能である。
【0012】次に、塩化ビニルをグラフト共重合させて
なる塩化ビニル系グラフト共重合体とは、アルキルアク
リレートおよび/またはアルキルメタクリレートと多官
能性単量体との共重合体(以下、アクリル系共重合体と
記す。)に塩化ビニルをグラフト共重合させてなり、詳
しくは、アクリル系共重合体1〜30重量部に塩化ビニ
ルを99〜70重量部グラフト共重合させたものであ
る。
なる塩化ビニル系グラフト共重合体とは、アルキルアク
リレートおよび/またはアルキルメタクリレートと多官
能性単量体との共重合体(以下、アクリル系共重合体と
記す。)に塩化ビニルをグラフト共重合させてなり、詳
しくは、アクリル系共重合体1〜30重量部に塩化ビニ
ルを99〜70重量部グラフト共重合させたものであ
る。
【0013】ここでアクリル系共重合体におけるアルキ
ルアクリレートおよび/またはアルキルメタクリレート
としては、その単独での二次転移点が−10℃以下であ
ることが耐衝撃性の改良の点から有利であり、具体例と
しては、例えば、エチルアクリレート、n−プロピルア
クリレート、イソ−ブチルアクリレート、n−ブチルア
クリレート、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレート,n−オクチルアクリレート、n−
デシルアクリレート、n−オクチルメタクリレート、n
−デシルメタクリレート、n−ドデシルメタクリレー
ト、ラウリルメタクリレート等が挙げられる。この場合
アルキルアクリレートおよび/またはアルキルメタクリ
レートの使用量は、アクリル系共重合体中99〜70重
量%が好適である。その量が99重量%を越えては曲げ
弾性率が低下し、70重量%未満では耐衝撃性が低下す
るので好ましくない。
ルアクリレートおよび/またはアルキルメタクリレート
としては、その単独での二次転移点が−10℃以下であ
ることが耐衝撃性の改良の点から有利であり、具体例と
しては、例えば、エチルアクリレート、n−プロピルア
クリレート、イソ−ブチルアクリレート、n−ブチルア
クリレート、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレート,n−オクチルアクリレート、n−
デシルアクリレート、n−オクチルメタクリレート、n
−デシルメタクリレート、n−ドデシルメタクリレー
ト、ラウリルメタクリレート等が挙げられる。この場合
アルキルアクリレートおよび/またはアルキルメタクリ
レートの使用量は、アクリル系共重合体中99〜70重
量%が好適である。その量が99重量%を越えては曲げ
弾性率が低下し、70重量%未満では耐衝撃性が低下す
るので好ましくない。
【0014】また、多官能性単量体とは、アルキルアク
リレートおよび/またはアルキルメタクリレートと共重
合可能であり、共重合体中あるいはグラフト共重合体中
で架橋等に関与するモノマー類であって、例えばエチレ
ングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジ
アクリレート、トリエチレングリコールジアクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレン
グリコールジメタクリレート、トリエチレングリコール
ジメタクリレート、1,3−プロピレングリコールジメ
タクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリ
レート、1,4−ブチレングリコールジメタクリレート
等の(ポリ)アルキレングリコールのアクリレートもし
くはメタクリレート類、ジアリルフタレート、ジアリル
マレート、ジアリルフマレート、ジアリルサクシネート
等のポリアリル化合物類、ジビニルベンゼン、ブタジエ
ン等が挙げられる。なお多官能性単量体の使用量は、ア
クリル系共重合体中1〜30重量%が好適であり、1重
量%未満では曲げ弾性率が低下し、また30重量%を越
えると耐衝撃性が低下するので好ましくない。
リレートおよび/またはアルキルメタクリレートと共重
合可能であり、共重合体中あるいはグラフト共重合体中
で架橋等に関与するモノマー類であって、例えばエチレ
ングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジ
アクリレート、トリエチレングリコールジアクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレン
グリコールジメタクリレート、トリエチレングリコール
ジメタクリレート、1,3−プロピレングリコールジメ
タクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリ
レート、1,4−ブチレングリコールジメタクリレート
等の(ポリ)アルキレングリコールのアクリレートもし
くはメタクリレート類、ジアリルフタレート、ジアリル
マレート、ジアリルフマレート、ジアリルサクシネート
等のポリアリル化合物類、ジビニルベンゼン、ブタジエ
ン等が挙げられる。なお多官能性単量体の使用量は、ア
クリル系共重合体中1〜30重量%が好適であり、1重
量%未満では曲げ弾性率が低下し、また30重量%を越
えると耐衝撃性が低下するので好ましくない。
【0015】これらアクリル系共重合体を得る方法とし
ては、乳化重合、溶液重合、塊状重合等のいずれの重合
方法でも行うことができ、また乳化剤、分散剤、触媒等
も一般に公知のものを用いて重合体を得ることができ
る。
ては、乳化重合、溶液重合、塊状重合等のいずれの重合
方法でも行うことができ、また乳化剤、分散剤、触媒等
も一般に公知のものを用いて重合体を得ることができ
る。
【0016】こうして得られたアクリル系共重合体をグ
ラフト共重合の幹ポリマーとして塩化ビニルをグラフト
共重合して塩化ビニル系グラフト共重合体を得ることが
できる。ここでグラフト共重合方法としては乳化重合、
懸濁重合、溶液重合、無溶媒重合等の重合方法が挙げら
れる。ここで塩化ビニル系グラフト共重合体の含有量が
10重量%未満では耐衝撃性の向上が望めない。耐衝撃
性を要求される用途においては、塩化ビニル系グラフト
共重合体の含有量を10重量%以上にした方が望まし
い。
ラフト共重合の幹ポリマーとして塩化ビニルをグラフト
共重合して塩化ビニル系グラフト共重合体を得ることが
できる。ここでグラフト共重合方法としては乳化重合、
懸濁重合、溶液重合、無溶媒重合等の重合方法が挙げら
れる。ここで塩化ビニル系グラフト共重合体の含有量が
10重量%未満では耐衝撃性の向上が望めない。耐衝撃
性を要求される用途においては、塩化ビニル系グラフト
共重合体の含有量を10重量%以上にした方が望まし
い。
【0017】また、エチレン−酢酸ビニル共重合体に対
して塩化ビニルをグラフト共重合させてなる塩化ビニル
系グラフト共重合体の場合、上述のアクリル系共重合体
に塩化ビニルをグラフト共重合させたものと同様な方法
により、エチレン−酢酸ビニル共重合体をグラフト共重
合の幹ポリマーとして塩化ビニルをグラフト共重合して
塩化ビニル系グラフト共重合体を得るものである。ここ
でグラフト共重合方法としては乳化重合、懸濁重合、溶
液重合、無溶媒重合等の重合方法が挙げられる。このエ
チレン−酢酸ビニル−塩化ビニルグラフト共重合体で
は、エチレン−酢酸ビニルによるゴム弾性が付与してい
るため、低温での脆性、耐衝撃性および耐候性は極めて
優れている。
して塩化ビニルをグラフト共重合させてなる塩化ビニル
系グラフト共重合体の場合、上述のアクリル系共重合体
に塩化ビニルをグラフト共重合させたものと同様な方法
により、エチレン−酢酸ビニル共重合体をグラフト共重
合の幹ポリマーとして塩化ビニルをグラフト共重合して
塩化ビニル系グラフト共重合体を得るものである。ここ
でグラフト共重合方法としては乳化重合、懸濁重合、溶
液重合、無溶媒重合等の重合方法が挙げられる。このエ
チレン−酢酸ビニル−塩化ビニルグラフト共重合体で
は、エチレン−酢酸ビニルによるゴム弾性が付与してい
るため、低温での脆性、耐衝撃性および耐候性は極めて
優れている。
【0018】これらの塩化ビニル系グラフト共重合体
は、市場で容易に入手可能であり、アクリル−塩化ビニ
ルグラフト共重合体としては、例えば、大洋塩ビ(株)
社製のTA−I200、TA−I100、TA−E20
0、TA−E230等を用いることができ、重合度はそ
れぞれ500、700、1000、1300である。ま
た、エチレン−酢酸ビニル−塩化ビニルグラフト共重合
体としては、例えば、大洋塩ビ(株)社製のTG−11
0、TG−120、TG−130等を用いることができ
る。これらの塩化ビニル系グラフト共重合体を単独で、
あるいは2種類以上を組み合わせて用いることができ
る。
は、市場で容易に入手可能であり、アクリル−塩化ビニ
ルグラフト共重合体としては、例えば、大洋塩ビ(株)
社製のTA−I200、TA−I100、TA−E20
0、TA−E230等を用いることができ、重合度はそ
れぞれ500、700、1000、1300である。ま
た、エチレン−酢酸ビニル−塩化ビニルグラフト共重合
体としては、例えば、大洋塩ビ(株)社製のTG−11
0、TG−120、TG−130等を用いることができ
る。これらの塩化ビニル系グラフト共重合体を単独で、
あるいは2種類以上を組み合わせて用いることができ
る。
【0019】塩化ビニル系樹脂の塩素化物として、例え
ば、塩素化ポリ塩化ビニルがあり、これらは市場で容易
に入手可能であり、例えば、鐘淵化学工業(株)社製の
H−305、H−727、H−829等を用いることが
でき、重合度はそれぞれ500、700、900であ
り、塩素含有量は63%、67%、68%である。この
塩素化ポリ塩化ビニルを用いる場合、このもの自体の耐
熱性が他の塩化ビニル系樹脂より高いため、上述の共重
合体樹脂の添加重量部を少なくすることができる。
ば、塩素化ポリ塩化ビニルがあり、これらは市場で容易
に入手可能であり、例えば、鐘淵化学工業(株)社製の
H−305、H−727、H−829等を用いることが
でき、重合度はそれぞれ500、700、900であ
り、塩素含有量は63%、67%、68%である。この
塩素化ポリ塩化ビニルを用いる場合、このもの自体の耐
熱性が他の塩化ビニル系樹脂より高いため、上述の共重
合体樹脂の添加重量部を少なくすることができる。
【0020】架橋塩化ビニル系樹脂としては、市場で容
易に入手可能であり、例えば、チッソ(株)社製のSD
7E、SD10E、SD13E、SD7X、SD10X
や信越化学工業(株)社製のGR800T、GR130
0T、GR2500T等を用いることができ、それらの
重合度は各々、700、1000、1300、750、
1000であり、800、1300、2500である。
易に入手可能であり、例えば、チッソ(株)社製のSD
7E、SD10E、SD13E、SD7X、SD10X
や信越化学工業(株)社製のGR800T、GR130
0T、GR2500T等を用いることができ、それらの
重合度は各々、700、1000、1300、750、
1000であり、800、1300、2500である。
【0021】この様に、塩化ビニル系樹脂としては、上
述の塩化ビニル単独重合体、塩化ビニル共重合体、塩化
ビニル系グラフト共重合体、塩素化塩化ビニル系樹脂、
架橋塩化ビニル系樹脂等が挙げられ、それぞれを単独
で、あるいはこれらのうち2種類以上を一般的な公知の
方法で混合して用いることができる。
述の塩化ビニル単独重合体、塩化ビニル共重合体、塩化
ビニル系グラフト共重合体、塩素化塩化ビニル系樹脂、
架橋塩化ビニル系樹脂等が挙げられ、それぞれを単独
で、あるいはこれらのうち2種類以上を一般的な公知の
方法で混合して用いることができる。
【0022】本発明で用いられる共重合体樹脂とは、α
−メチルスチレン30〜100重量%、不飽和ニトリル
10〜50重量%と必要に応じてN−芳香族マレイミド
0〜30重量%を共重合させて得られる共重合体樹脂で
あり、耐温水性における熱変形、熱変色の抑制効果を向
上させるために用いている。その製造方法は、これら単
量体を用いた乳化重合法、懸濁重合法等により、粉体と
して得ることができる。また、塊状重合法により得る場
合は、共重合体樹脂が塊状物となるために、用いる場合
においては粉砕する必要がある。
−メチルスチレン30〜100重量%、不飽和ニトリル
10〜50重量%と必要に応じてN−芳香族マレイミド
0〜30重量%を共重合させて得られる共重合体樹脂で
あり、耐温水性における熱変形、熱変色の抑制効果を向
上させるために用いている。その製造方法は、これら単
量体を用いた乳化重合法、懸濁重合法等により、粉体と
して得ることができる。また、塊状重合法により得る場
合は、共重合体樹脂が塊状物となるために、用いる場合
においては粉砕する必要がある。
【0023】上述の共重合体樹脂におけるα−メチルス
チレンは、比重0.9062(25℃)、分子量11
8.18、融点−23.21℃、沸点161〜162
℃、粘度0.945cps(20℃)、引火点53.9
℃のものである。共重合体樹脂において、α−メチルス
チレンの共重合量が30重量%未満では耐熱性の向上が
不十分であり、100重量%を超えると重合速度が著し
く低下する。
チレンは、比重0.9062(25℃)、分子量11
8.18、融点−23.21℃、沸点161〜162
℃、粘度0.945cps(20℃)、引火点53.9
℃のものである。共重合体樹脂において、α−メチルス
チレンの共重合量が30重量%未満では耐熱性の向上が
不十分であり、100重量%を超えると重合速度が著し
く低下する。
【0024】不飽和ニトリルとしては、例えば、アクリ
ロニトリル、メタアクリロニトリル等があり、特にアク
リロニトリルが好ましく用いられ、アクリロニトリルを
主体としてメタアクリロニトリルを含有した共重合体を
用いることもできる。この不飽和ニトリルの共重合量が
10重量%未満では重合速度が遅く、50重量%を超え
ると熱安定性が低下する。
ロニトリル、メタアクリロニトリル等があり、特にアク
リロニトリルが好ましく用いられ、アクリロニトリルを
主体としてメタアクリロニトリルを含有した共重合体を
用いることもできる。この不飽和ニトリルの共重合量が
10重量%未満では重合速度が遅く、50重量%を超え
ると熱安定性が低下する。
【0025】また、N−芳香族マレイミドとしては、N
−フェニルマレイミド、N−メチルフェニルマレイミ
ド、N−ヒドロキシフェニルマレイミド、N−メトキシ
フェニルマレイミド等が用いられる。このN−芳香族マ
レイミドは必要に応じて用いなくてもよいが、用いる場
合においての共重合量が30重量%を超えると衝撃強度
が低下する。
−フェニルマレイミド、N−メチルフェニルマレイミ
ド、N−ヒドロキシフェニルマレイミド、N−メトキシ
フェニルマレイミド等が用いられる。このN−芳香族マ
レイミドは必要に応じて用いなくてもよいが、用いる場
合においての共重合量が30重量%を超えると衝撃強度
が低下する。
【0026】また、前述の共重合体樹脂において、塩化
ビニル系樹脂との相溶性バランスを制御する目的で単量
体として、例えば、スチレン、パラメチルスチレン、p
−t−ブチルスチレン等の芳香族化合物、メタクリル酸
メチル、アクリル酸メチル等のメタアクリル酸、アクリ
ル酸のアルキルエステル、メタアクリロニトリル等の不
飽和ニトリル、マレイミド、Nマレイミド、N−t−ブ
チルマレイミド等のマレイミド系単量体等が挙げられ
る。これらは単独で,あるいはこれらのうち2種以上を
一般的な公知の方法で混合して用いることができる。
ビニル系樹脂との相溶性バランスを制御する目的で単量
体として、例えば、スチレン、パラメチルスチレン、p
−t−ブチルスチレン等の芳香族化合物、メタクリル酸
メチル、アクリル酸メチル等のメタアクリル酸、アクリ
ル酸のアルキルエステル、メタアクリロニトリル等の不
飽和ニトリル、マレイミド、Nマレイミド、N−t−ブ
チルマレイミド等のマレイミド系単量体等が挙げられ
る。これらは単独で,あるいはこれらのうち2種以上を
一般的な公知の方法で混合して用いることができる。
【0027】また、α−メチルスチレン30〜100重
量%、不飽和ニトリル10〜50重量%、N−芳香族マ
レイミド0〜30重量%、およびこれらと共重合可能な
ビニル系単量体とを共重合させて得られる共重合体樹脂
は、市場で用意に入手可能であり、例えば、宇部サイコ
ン(株)社製のS700N(α−メチルスチレン75重
量%、不飽和ニトリル25重量%)、S802N(α−
メチルスチレン70重量%、不飽和ニトリル20重量
%、N−芳香族マレイミド10重量%)、S803N
(α−メチルスチレン35重量%、不飽和ニトリル25
重量%、N−芳香族マレイミド20重量%、スチレン2
0重量%)等がある。
量%、不飽和ニトリル10〜50重量%、N−芳香族マ
レイミド0〜30重量%、およびこれらと共重合可能な
ビニル系単量体とを共重合させて得られる共重合体樹脂
は、市場で用意に入手可能であり、例えば、宇部サイコ
ン(株)社製のS700N(α−メチルスチレン75重
量%、不飽和ニトリル25重量%)、S802N(α−
メチルスチレン70重量%、不飽和ニトリル20重量
%、N−芳香族マレイミド10重量%)、S803N
(α−メチルスチレン35重量%、不飽和ニトリル25
重量%、N−芳香族マレイミド20重量%、スチレン2
0重量%)等がある。
【0028】本発明で用いられる酸化チタンとは、一般
的に白色無機顔料として、耐候性、耐光性、耐熱性、高
い着色力、機械的および電気的特性等を付与させる他
に、耐温水性における変色の抑制効果に対して用いられ
ており、この酸化チタンには、アナタース型とルチル型
の結晶型とに分けられ、アナタース型は高温でルチル型
に転移する。ルチル型の基本的性質は、比重が4.2、
屈折率が2.71、誘電率が114、融点が1858℃
で、高い隠蔽力があり、紫外線吸収能力も大きい。
的に白色無機顔料として、耐候性、耐光性、耐熱性、高
い着色力、機械的および電気的特性等を付与させる他
に、耐温水性における変色の抑制効果に対して用いられ
ており、この酸化チタンには、アナタース型とルチル型
の結晶型とに分けられ、アナタース型は高温でルチル型
に転移する。ルチル型の基本的性質は、比重が4.2、
屈折率が2.71、誘電率が114、融点が1858℃
で、高い隠蔽力があり、紫外線吸収能力も大きい。
【0029】酸化チタンの例としては、硫酸法ルチルの
小粒径アルミニウム処理、塩素法ルチルの小粒径アルミ
ニウム処理、硫酸法ルチルの中粒径アルミニウム処理、
硫酸法ルチルの中粒径アルミニウム−シリコン−亜鉛処
理、硫酸法ルチルの中粒径アルミニウム−亜鉛処理、塩
素法ルチルの中粒径アルミニウム−シリコン処理、塩素
法ルチルの大粒径アルミニウム−シリコン処理のもの等
が挙げられる。
小粒径アルミニウム処理、塩素法ルチルの小粒径アルミ
ニウム処理、硫酸法ルチルの中粒径アルミニウム処理、
硫酸法ルチルの中粒径アルミニウム−シリコン−亜鉛処
理、硫酸法ルチルの中粒径アルミニウム−亜鉛処理、塩
素法ルチルの中粒径アルミニウム−シリコン処理、塩素
法ルチルの大粒径アルミニウム−シリコン処理のもの等
が挙げられる。
【0030】これらの酸化チタンは、硫酸法酸化チタン
では、例えば、石原産業(株)社製のR−670(小粒
径、アルミニウム処理、酸化チタン含有量93%、平均
粒径0.21μm)、R−820(中粒径、アルミニウ
ム−シリコン−亜鉛処理、酸化チタン含有量93%、平
均粒径0.26μm)、R−850(中粒径、アルミニ
ウム−シリコン処理、酸化チタン含有量90%、平均粒
径0.24μm)、R−580(大粒径、アルミニウム
処理、酸化チタン含有量94%、平均粒径0.28μ
m)等が挙げられる。
では、例えば、石原産業(株)社製のR−670(小粒
径、アルミニウム処理、酸化チタン含有量93%、平均
粒径0.21μm)、R−820(中粒径、アルミニウ
ム−シリコン−亜鉛処理、酸化チタン含有量93%、平
均粒径0.26μm)、R−850(中粒径、アルミニ
ウム−シリコン処理、酸化チタン含有量90%、平均粒
径0.24μm)、R−580(大粒径、アルミニウム
処理、酸化チタン含有量94%、平均粒径0.28μ
m)等が挙げられる。
【0031】また、塩素化法酸化チタンでは、例えば、
石原産業(株)社製の、CR−67(小粒径、アルミニ
ウム処理、酸化チタン含有量92%、平均粒径0.22
μm)、CR−90(中粒径、アルミニウム−シリコン
処理、酸化チタン含有量90%、平均粒径0.25μ
m)、CR−95(大粒径、アルミニウム−シリコン処
理、酸化チタン含有量90%、平均粒径0.28μm)
等が挙げられる。
石原産業(株)社製の、CR−67(小粒径、アルミニ
ウム処理、酸化チタン含有量92%、平均粒径0.22
μm)、CR−90(中粒径、アルミニウム−シリコン
処理、酸化チタン含有量90%、平均粒径0.25μ
m)、CR−95(大粒径、アルミニウム−シリコン処
理、酸化チタン含有量90%、平均粒径0.28μm)
等が挙げられる。
【0032】これら酸化チタンの添加重量部数は、該塩
化ビニル系樹脂100重量部に対して0.1〜20重量
部であり、好ましくは0.5〜15重量部であり、さら
に好ましくは1〜10重量部である。0.1重量部未満
では耐温水性の向上効果が期待できない。20重量部を
越えると耐温水性において成形品表面に酸化チタンのブ
リーディング現象(成形品表面に酸化チタンが浮き出し
てくる)が発生し、成形品の色、模様等に問題が起こ
る。
化ビニル系樹脂100重量部に対して0.1〜20重量
部であり、好ましくは0.5〜15重量部であり、さら
に好ましくは1〜10重量部である。0.1重量部未満
では耐温水性の向上効果が期待できない。20重量部を
越えると耐温水性において成形品表面に酸化チタンのブ
リーディング現象(成形品表面に酸化チタンが浮き出し
てくる)が発生し、成形品の色、模様等に問題が起こ
る。
【0033】本発明において、後述の方法により得られ
る塩化ビニル系樹脂組成物は、その他一般に用いられて
いる安定剤、滑剤、可塑剤、加工助剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、顔料および充填剤等、さらに、特殊用途に
対する添加剤として、発泡を付与させる発泡剤、木質感
を付与させるカシューナッツ殻油変性フェノール系樹脂
等を必要に応じて用いることができ、これらは、市場で
容易に入手可能である。
る塩化ビニル系樹脂組成物は、その他一般に用いられて
いる安定剤、滑剤、可塑剤、加工助剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、顔料および充填剤等、さらに、特殊用途に
対する添加剤として、発泡を付与させる発泡剤、木質感
を付与させるカシューナッツ殻油変性フェノール系樹脂
等を必要に応じて用いることができ、これらは、市場で
容易に入手可能である。
【0034】ここでいう安定剤としては、市場で容易に
入手可能であり、例えば、鉛白、三塩基性硫酸鉛、二塩
基性亜リン酸鉛、二塩基性フタル酸鉛、三塩基性マレイ
ン酸鉛、ステアリン酸鉛等の鉛系安定剤、ステアリン酸
マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸カ
ルシウム、ステアリン酸バリウム、ラウリン酸バリウム
等の金属石鹸、バリウム/亜鉛、カルシウム/亜鉛等の
金属塩がある。
入手可能であり、例えば、鉛白、三塩基性硫酸鉛、二塩
基性亜リン酸鉛、二塩基性フタル酸鉛、三塩基性マレイ
ン酸鉛、ステアリン酸鉛等の鉛系安定剤、ステアリン酸
マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸カ
ルシウム、ステアリン酸バリウム、ラウリン酸バリウム
等の金属石鹸、バリウム/亜鉛、カルシウム/亜鉛等の
金属塩がある。
【0035】また、有機錫系安定剤としては、メチル
基、ブチル基あるいはオクチル基等のアルキル基を有
し、置換基の種類によりカルボキシレート系、マレート
系あるいはメルカプト系に大別される。これらは市場で
容易に入手可能であり、例えば、ジメチル錫ビス−2−
エチルヘキシルチオグリコレート、ジブチル錫ジラウレ
ート、ジブチル錫マレート、ジブチル錫メルカプト、メ
チル錫メルカプト、ジオクチル錫ビス−2−エチルヘキ
シルチオグリコレート等が挙げられる。さらに、無毒安
定剤として熱安定性、透明性、電気特性等が優れている
ハイドロタルサイト化合物も用いることができる。
基、ブチル基あるいはオクチル基等のアルキル基を有
し、置換基の種類によりカルボキシレート系、マレート
系あるいはメルカプト系に大別される。これらは市場で
容易に入手可能であり、例えば、ジメチル錫ビス−2−
エチルヘキシルチオグリコレート、ジブチル錫ジラウレ
ート、ジブチル錫マレート、ジブチル錫メルカプト、メ
チル錫メルカプト、ジオクチル錫ビス−2−エチルヘキ
シルチオグリコレート等が挙げられる。さらに、無毒安
定剤として熱安定性、透明性、電気特性等が優れている
ハイドロタルサイト化合物も用いることができる。
【0036】滑剤としては、流動パラフィン、パラフィ
ンワックス、合成ポリエチレンワックス等の炭化水素
系、ステアリン酸、ベヘニン酸、12−ヒドロキシステ
アリン酸等の脂肪酸系、ステアリン酸亜鉛、ステアリン
酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム等の金属石鹸
系、グリセリンモノステアレート、ジステアリルフタレ
ート、グリセリンモノオレート、ブチルステアレート、
ステアリン酸モノグリセライド、硬化油等のエステル
系、ステアリン酸アルコール等の高級アルコール系等が
挙げられる。これらは各々単独使用、あるいは2種類以
上を混合して用いることができる。
ンワックス、合成ポリエチレンワックス等の炭化水素
系、ステアリン酸、ベヘニン酸、12−ヒドロキシステ
アリン酸等の脂肪酸系、ステアリン酸亜鉛、ステアリン
酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム等の金属石鹸
系、グリセリンモノステアレート、ジステアリルフタレ
ート、グリセリンモノオレート、ブチルステアレート、
ステアリン酸モノグリセライド、硬化油等のエステル
系、ステアリン酸アルコール等の高級アルコール系等が
挙げられる。これらは各々単独使用、あるいは2種類以
上を混合して用いることができる。
【0037】可塑剤としては、例えば、フタル酸ジ2エ
チルヘキシル、フタル酸ジイソノニル等のフタル酸系、
エポキシ化大豆油、エポキシ化脂肪酸ブチル等のエポキ
シ系、アジピン酸ジ2エチルヘキシル、アジピン酸ジイ
ソノニル等の脂肪族二塩基酸エステル系、前記の脂肪族
二塩基酸とグリコールの重縮化合物からなるポリエステ
ル系、塩素化パラフィン系、トリクレジルホスフェイ
ト、トリフェニルホスフェイト等のリン酸エステル系、
トリ2エチルヘキシルトリメリテート、トリイソデシル
トリメリテート等のトリメリット酸エステル系等を用い
ることができる。これらは各々単独使用、あるいは2種
類以上を混合して用いることができる。
チルヘキシル、フタル酸ジイソノニル等のフタル酸系、
エポキシ化大豆油、エポキシ化脂肪酸ブチル等のエポキ
シ系、アジピン酸ジ2エチルヘキシル、アジピン酸ジイ
ソノニル等の脂肪族二塩基酸エステル系、前記の脂肪族
二塩基酸とグリコールの重縮化合物からなるポリエステ
ル系、塩素化パラフィン系、トリクレジルホスフェイ
ト、トリフェニルホスフェイト等のリン酸エステル系、
トリ2エチルヘキシルトリメリテート、トリイソデシル
トリメリテート等のトリメリット酸エステル系等を用い
ることができる。これらは各々単独使用、あるいは2種
類以上を混合して用いることができる。
【0038】加工助剤としては、例えば、ポリメチルメ
タアクリレート(PMMA)が挙げられる。 酸化防止
剤としては、例えば、フェノール系、イオウ系、リン酸
系に大別される。特にフェノール系は良く用いられ、例
えば、n−オクタデシル−3−(3’,5’−ジ−t−
ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、
トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)イソシアネレート等が挙げられる。
タアクリレート(PMMA)が挙げられる。 酸化防止
剤としては、例えば、フェノール系、イオウ系、リン酸
系に大別される。特にフェノール系は良く用いられ、例
えば、n−オクタデシル−3−(3’,5’−ジ−t−
ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、
トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)イソシアネレート等が挙げられる。
【0039】紫外線吸収剤としては、例えば、2−
(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール)、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクチルベンゾフェノ
ン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤が挙げられる。
(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール)、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクチルベンゾフェノ
ン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤が挙げられる。
【0040】顔料としては、例えば、ベンガラ、黄鉛、
カーボンブラック、カーボンホワイト、リトポン等が挙
げられる。
カーボンブラック、カーボンホワイト、リトポン等が挙
げられる。
【0041】充填剤としては、例えば、炭酸カルシウ
ム、クレー、含水珪酸、無水珪酸、珪酸カルシウム、珪
酸アルミニウムアスベスト粉、酸化アンチモン、タル
ク、三水和アルミニウム、水和硼酸亜鉛、酸化マグネシ
ウム、重曹、硝酸加里、水酸化カルシウム、雲母、合成
フッ素雲母等が挙げられ、中でも、炭酸カルシウムが好
ましく用いられる。他に、必要に応じて難燃剤、チョー
キング防止剤、帯電防止剤等も用いることができる。
ム、クレー、含水珪酸、無水珪酸、珪酸カルシウム、珪
酸アルミニウムアスベスト粉、酸化アンチモン、タル
ク、三水和アルミニウム、水和硼酸亜鉛、酸化マグネシ
ウム、重曹、硝酸加里、水酸化カルシウム、雲母、合成
フッ素雲母等が挙げられ、中でも、炭酸カルシウムが好
ましく用いられる。他に、必要に応じて難燃剤、チョー
キング防止剤、帯電防止剤等も用いることができる。
【0042】発泡を付与させる目的として、以下の発泡
剤を添加して用いることができる。その発泡剤として
は、例えば、p,p’−オキシビス−ベンゼンスルホニ
ルヒドラジド(OBSH)、アゾジカルボンアミド(A
DCA)、炭酸水素ナトリウム(重曹:NaHCO3)等
が挙げられる。これらは、単独あるいは複合して用いる
ことができる。これらの発泡剤は、例えば、永和化成工
業(株)社製のセルボンSCP(NaHCO3)、DS−
25(ADCA+OBSH)、セルマイクC1(ADC
A)等が挙げられる。これら発泡剤の合計添加重量部数
は、該塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.05
〜5.0重量部であり、好ましくは0.1〜3.0重量
部であり、さらに好ましくは0.2〜1.5重量部であ
る。0.05重量部未満では比重軽減効果がなく、発泡
倍率の向上はあまり期待できない。5.0重量部を越え
ると高発泡状態となり、成形品の強度が十分に保てず、
極限られた成形品しか得られないことになり、成形加工
性に問題が出てくる。
剤を添加して用いることができる。その発泡剤として
は、例えば、p,p’−オキシビス−ベンゼンスルホニ
ルヒドラジド(OBSH)、アゾジカルボンアミド(A
DCA)、炭酸水素ナトリウム(重曹:NaHCO3)等
が挙げられる。これらは、単独あるいは複合して用いる
ことができる。これらの発泡剤は、例えば、永和化成工
業(株)社製のセルボンSCP(NaHCO3)、DS−
25(ADCA+OBSH)、セルマイクC1(ADC
A)等が挙げられる。これら発泡剤の合計添加重量部数
は、該塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.05
〜5.0重量部であり、好ましくは0.1〜3.0重量
部であり、さらに好ましくは0.2〜1.5重量部であ
る。0.05重量部未満では比重軽減効果がなく、発泡
倍率の向上はあまり期待できない。5.0重量部を越え
ると高発泡状態となり、成形品の強度が十分に保てず、
極限られた成形品しか得られないことになり、成形加工
性に問題が出てくる。
【0043】手触り感や艶等の木質感を付与させる目的
として、以下のカシューナッツ殻油変性フェノール系樹
脂等を添加して用いることができる。そのカシューナッ
ツ殻油変性フェノール系樹脂としては、漆科アナカルデ
ィウム植物カシュ樹の実の殻に含まれる黒褐色の液体
(カードル、アナカルド酸が主成分)を熱処理により得
られたカーダノールをホルムアルデヒド等とともに酸処
理を施したノボラック型カシューナッツ殻油変性フェノ
ール系樹脂、あるいはアルカリを触媒に使用して処理を
施したレゾール型カシューナッツ殻油変性フェノール系
樹脂、あるいは他の処理を施した架橋構造を有している
アルキルフェノール系硬化樹脂である。これらは市場で
容易に入手可能であり、例えば、東北化工(株)社製の
センライトカシューダストFF−1045、FF−11
40、FF−1148、FF−2090等が挙げられ
る。これらの添加重量部数は、該塩化ビニル系樹脂10
0重量部に対して0.5〜100重量部であり、好まし
くは1〜60重量部であり、さらに好ましくは2〜40
重量部である。添加部数が0.5重量部未満では手触り
による表面が荒れたような木質感は多少あるが、目視に
よる木質感が少なく、100重量部を越えると成形加工
性が著しく低下する。
として、以下のカシューナッツ殻油変性フェノール系樹
脂等を添加して用いることができる。そのカシューナッ
ツ殻油変性フェノール系樹脂としては、漆科アナカルデ
ィウム植物カシュ樹の実の殻に含まれる黒褐色の液体
(カードル、アナカルド酸が主成分)を熱処理により得
られたカーダノールをホルムアルデヒド等とともに酸処
理を施したノボラック型カシューナッツ殻油変性フェノ
ール系樹脂、あるいはアルカリを触媒に使用して処理を
施したレゾール型カシューナッツ殻油変性フェノール系
樹脂、あるいは他の処理を施した架橋構造を有している
アルキルフェノール系硬化樹脂である。これらは市場で
容易に入手可能であり、例えば、東北化工(株)社製の
センライトカシューダストFF−1045、FF−11
40、FF−1148、FF−2090等が挙げられ
る。これらの添加重量部数は、該塩化ビニル系樹脂10
0重量部に対して0.5〜100重量部であり、好まし
くは1〜60重量部であり、さらに好ましくは2〜40
重量部である。添加部数が0.5重量部未満では手触り
による表面が荒れたような木質感は多少あるが、目視に
よる木質感が少なく、100重量部を越えると成形加工
性が著しく低下する。
【0044】本発明における塩化ビニル系樹脂組成物を
得る方法としては、前述の塩化ビニル系樹脂に対し、α
−メチルスチレンが30〜100重量%、不飽和ニトリ
ルが10〜50重量%、必要に応じてN−芳香族マレイ
ミドが0〜30重量%、およびこれらと共重合可能なビ
ニル系単量体とを共重合させて得られる共重合体樹脂お
よび酸化チタンと、さらに、安定剤、滑剤、充填剤、必
要に応じてその他の添加剤を添加し、例えば、ヘンシェ
ルミキサー、バンバリーミキサー、リボンブレンダー等
の攪拌機により攪拌、混合を行い配合粉として、あるい
は得られた配合粉を、例えばコニカル二軸押出機、パラ
レル二軸押出機、単軸押出機、コニーダー型混練機、ロ
ール混練機等の混練機により造粒したペレットとして得
ることができる。
得る方法としては、前述の塩化ビニル系樹脂に対し、α
−メチルスチレンが30〜100重量%、不飽和ニトリ
ルが10〜50重量%、必要に応じてN−芳香族マレイ
ミドが0〜30重量%、およびこれらと共重合可能なビ
ニル系単量体とを共重合させて得られる共重合体樹脂お
よび酸化チタンと、さらに、安定剤、滑剤、充填剤、必
要に応じてその他の添加剤を添加し、例えば、ヘンシェ
ルミキサー、バンバリーミキサー、リボンブレンダー等
の攪拌機により攪拌、混合を行い配合粉として、あるい
は得られた配合粉を、例えばコニカル二軸押出機、パラ
レル二軸押出機、単軸押出機、コニーダー型混練機、ロ
ール混練機等の混練機により造粒したペレットとして得
ることができる。
【0045】また他に、塩化ビニル系樹脂組成物を得る
方法としては、塩化ビニル系樹脂を懸濁重合法等の従来
公知の製造方法により得て、この得られた塩化ビニル系
樹脂に対してα−メチルスチレン、不飽和ニトリル、さ
らに必要に応じてN−芳香族マレイミドを加えて乳化重
合法、懸濁重合法等の重合方法により共重合させる二段
階重合方法により得られた塩化ビニル系樹脂共重合体を
用いることができる。この塩化ビニル系樹脂共重合体に
対して、酸化チタンと、さらに、安定剤、滑剤、充填
剤、必要に応じてその他の添加剤を添加し、前述と同様
にして、耐温水性に優れた塩化ビニル系樹脂組成物を得
ることができる。
方法としては、塩化ビニル系樹脂を懸濁重合法等の従来
公知の製造方法により得て、この得られた塩化ビニル系
樹脂に対してα−メチルスチレン、不飽和ニトリル、さ
らに必要に応じてN−芳香族マレイミドを加えて乳化重
合法、懸濁重合法等の重合方法により共重合させる二段
階重合方法により得られた塩化ビニル系樹脂共重合体を
用いることができる。この塩化ビニル系樹脂共重合体に
対して、酸化チタンと、さらに、安定剤、滑剤、充填
剤、必要に応じてその他の添加剤を添加し、前述と同様
にして、耐温水性に優れた塩化ビニル系樹脂組成物を得
ることができる。
【0046】これらの塩化ビニル系樹脂組成物である配
合粉あるいはペレットを用いて、例えば、コニカル二軸
押出機、パラレル二軸押出機、単軸押出機等の押出機に
より溶融成形加工することにより耐温水性に優れた塩化
ビニル系樹脂成形物として得ることができる。
合粉あるいはペレットを用いて、例えば、コニカル二軸
押出機、パラレル二軸押出機、単軸押出機等の押出機に
より溶融成形加工することにより耐温水性に優れた塩化
ビニル系樹脂成形物として得ることができる。
【0047】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。
明する。
【0048】溶融押出して得た塩化ビニル系樹脂組成物
のペレットを、さらに押出成形を行い、得られた成形品
を用いて、耐温水性における色変化および寸法変化率の
評価について以下のように行った。但し、ここで、耐温
水性の色変化を評価する場合、変化度を明白にするため
に、予め、塩化ビニル系樹脂組成物中に顔料等を添加す
ることにより、色を付けておく方が良い。着色せずに白
色のままであると、色変化度が明白に現れないことがあ
る。
のペレットを、さらに押出成形を行い、得られた成形品
を用いて、耐温水性における色変化および寸法変化率の
評価について以下のように行った。但し、ここで、耐温
水性の色変化を評価する場合、変化度を明白にするため
に、予め、塩化ビニル系樹脂組成物中に顔料等を添加す
ることにより、色を付けておく方が良い。着色せずに白
色のままであると、色変化度が明白に現れないことがあ
る。
【0049】評価のための成形品は、冷却サイジング台
を装備した池貝鉄工(株)社製の口径40mmの単軸フ
ルフライト型スクリュー押出機FS40−25(スクリ
ュー直径40mm、L/D=25)にて、シリンダー設
定温度130〜170℃、アダプター設定温度135〜
165℃、ダイス設定温度145〜180℃の条件で、
幅80mm、厚み4mm、長さ約50mmの平板成形品
を押出成形した。ここで得られた成形品を用いて各項目
について評価した。
を装備した池貝鉄工(株)社製の口径40mmの単軸フ
ルフライト型スクリュー押出機FS40−25(スクリ
ュー直径40mm、L/D=25)にて、シリンダー設
定温度130〜170℃、アダプター設定温度135〜
165℃、ダイス設定温度145〜180℃の条件で、
幅80mm、厚み4mm、長さ約50mmの平板成形品
を押出成形した。ここで得られた成形品を用いて各項目
について評価した。
【0050】耐温水性については、(株)二葉科学製の
循環式熱風乾燥機DG(DFR)−100内に水を入れ
た容器を入れておき、水温が70℃になるように加熱し
ておき、その70℃温水中に、上述の成形品を100時
間浸漬させ、浸漬前後での成形品表面の色変化および成
形品の寸法変化を測定した。
循環式熱風乾燥機DG(DFR)−100内に水を入れ
た容器を入れておき、水温が70℃になるように加熱し
ておき、その70℃温水中に、上述の成形品を100時
間浸漬させ、浸漬前後での成形品表面の色変化および成
形品の寸法変化を測定した。
【0051】色変化は、成形品表面の色差を測定した。
測定は、日本電色工業(株)社製のシグマ80Colo
r Measuring Systemにより、浸漬0
時間の成形品を基準として行い、△E値が5以下で合格
と判断した。
測定は、日本電色工業(株)社製のシグマ80Colo
r Measuring Systemにより、浸漬0
時間の成形品を基準として行い、△E値が5以下で合格
と判断した。
【0052】寸法変化は、70℃温水浸漬前後の成形品
の流れ方向および幅方向の寸法を測定し、各々の寸法変
化率を算出した。寸法変化率は、成形品流れ方向で±
0.5%以下、幅方向で±0.15%以下で合格と判断
した。
の流れ方向および幅方向の寸法を測定し、各々の寸法変
化率を算出した。寸法変化率は、成形品流れ方向で±
0.5%以下、幅方向で±0.15%以下で合格と判断
した。
【0053】実施例1 攪拌翼を装備した内容積800Lの重合機に、塩化ビニ
ル3200g、脱イオン水4800g、分散安定剤16
00ppm、重合開始剤690ppmを装入し、公知の
懸濁重合方法により、64℃で5時間重合反応を行った
後、未反応モノマーを回収し、スラリーを脱水乾燥させ
たところ、2580gの塩化ビニル系樹脂である白色粉
末が得られた。この得られた塩化ビニル系樹脂は、平均
重合度が700である塩化ビニル単独重合体であり、こ
の塩化ビニル単独重合体2000gを用いて、α−メチ
ルスチレン300g、アクリロニトリル300g、N−
フェニルマレイミド300g、メタクリル酸メチル10
0g、脱イオン水、分散安定剤、重合開始剤を用いて、
公知の懸濁重合方法により、75℃で6時間重合反応を
行った後、未反応モノマーを除去し、脱水乾燥させて粉
末状の塩化ビニル系樹脂共重合体2850gを得た。
ル3200g、脱イオン水4800g、分散安定剤16
00ppm、重合開始剤690ppmを装入し、公知の
懸濁重合方法により、64℃で5時間重合反応を行った
後、未反応モノマーを回収し、スラリーを脱水乾燥させ
たところ、2580gの塩化ビニル系樹脂である白色粉
末が得られた。この得られた塩化ビニル系樹脂は、平均
重合度が700である塩化ビニル単独重合体であり、こ
の塩化ビニル単独重合体2000gを用いて、α−メチ
ルスチレン300g、アクリロニトリル300g、N−
フェニルマレイミド300g、メタクリル酸メチル10
0g、脱イオン水、分散安定剤、重合開始剤を用いて、
公知の懸濁重合方法により、75℃で6時間重合反応を
行った後、未反応モノマーを除去し、脱水乾燥させて粉
末状の塩化ビニル系樹脂共重合体2850gを得た。
【0054】上述の塩化ビニル系樹脂共重合体150重
量部を用いて、酸化チタン(石原産業(株)社製、R−
820)5重量部、安定剤としてメチル錫メルカプト
(勝田化工(株)社製、TM−181FSJ)1重量
部、内部滑剤としてジステアリルフタレートエステル
(ヘンケル白水(株)社製、ロキシオールG60)2重
量部、外部滑剤として高分子複合エステル0.5重量
部、変性ポリエチレン2重量部、加工助剤としてポリメ
チルメタクリレート8重量部、化学発泡剤として、AD
CAとOBSHの複合発泡剤(永和化成工業(株)社
製、DS−25)0.5重量部、充填剤として炭酸カル
シウムを5重量部等を添加したものを、三井三池加工機
(株)社製ヘンシェルミキサ−FM20B−FD20D
/K型にて混合し、得られた組成物を池貝鉄工(株)社
製、口径30mmの単軸押出機(PCM−30)にて、
シリンダーおよびダイス設定温度を120〜140℃で
溶融押出を行い、塩化ビニル系樹脂組成物のペレットを
得た。
量部を用いて、酸化チタン(石原産業(株)社製、R−
820)5重量部、安定剤としてメチル錫メルカプト
(勝田化工(株)社製、TM−181FSJ)1重量
部、内部滑剤としてジステアリルフタレートエステル
(ヘンケル白水(株)社製、ロキシオールG60)2重
量部、外部滑剤として高分子複合エステル0.5重量
部、変性ポリエチレン2重量部、加工助剤としてポリメ
チルメタクリレート8重量部、化学発泡剤として、AD
CAとOBSHの複合発泡剤(永和化成工業(株)社
製、DS−25)0.5重量部、充填剤として炭酸カル
シウムを5重量部等を添加したものを、三井三池加工機
(株)社製ヘンシェルミキサ−FM20B−FD20D
/K型にて混合し、得られた組成物を池貝鉄工(株)社
製、口径30mmの単軸押出機(PCM−30)にて、
シリンダーおよびダイス設定温度を120〜140℃で
溶融押出を行い、塩化ビニル系樹脂組成物のペレットを
得た。
【0055】得られたペレットを用いて、池貝鉄工
(株)社製、口径40mmの単軸押出機(FS40−2
5)にて、シリンダー設定温度140〜160℃、アダ
プター設定温度150℃、ダイス設定温度160℃の条
件で、幅80mm、厚み4mm、長さ約50mmの平板
成形品を押出成形した。この平板成形品を用いて、上述
のとおりに各項目について評価を行った。
(株)社製、口径40mmの単軸押出機(FS40−2
5)にて、シリンダー設定温度140〜160℃、アダ
プター設定温度150℃、ダイス設定温度160℃の条
件で、幅80mm、厚み4mm、長さ約50mmの平板
成形品を押出成形した。この平板成形品を用いて、上述
のとおりに各項目について評価を行った。
【0056】結果としては、70℃の温水浸漬後におけ
る色変化では、△E値が2.10であり、成形品の寸法
変化率では、流れ方向が0.19%、幅方向が0.10
%であった。
る色変化では、△E値が2.10であり、成形品の寸法
変化率では、流れ方向が0.19%、幅方向が0.10
%であった。
【0057】実施例2 塩化ビニル系樹脂として、市販の平均重合度700の塩
化ビニル単独重合体(大洋塩ビ(株)社製、TH−70
0)100重量部を用い、共重合体樹脂として、市販の
α−メチルスチレン75重量%、不飽和ニトリル25重
量%を重合させて得られる共重合体樹脂(宇部サイコン
(株)社製、S700N)30重量部、酸化チタン(石
原産業(株)社製、R−820)5重量部、安定剤とし
てメチル錫メルカプト(勝田化工(株)社製、TM−1
81FSJ)1重量部、内部滑剤としてジステアリルフ
タレートエステル(ヘンケル白水(株)社製、ロキシオ
ールG60)2重量部、外部滑剤として高分子複合エス
テル0.5重量部、変性ポリエチレン2重量部、加工助
剤としてポリメチルメタクリレート10重量部、化学発
泡剤として、ADCAとOBSHの複合発泡剤(永和化
成工業(株)社製、DS−25)0.5重量部、充填剤
として炭酸カルシウムを5重量部等を添加したものを、
三井三池加工機(株)社製ヘンシェルミキサ−FM20
B−FD20D/K型にて混合し、得られた組成物を池
貝鉄工(株)社製、口径30mmの単軸押出機(PCM
−30)にて、シリンダーおよびダイス設定温度を12
0〜140℃で溶融押出を行い(以下、造粒と略す)、
塩化ビニル系樹脂組成物のペレットを得た。
化ビニル単独重合体(大洋塩ビ(株)社製、TH−70
0)100重量部を用い、共重合体樹脂として、市販の
α−メチルスチレン75重量%、不飽和ニトリル25重
量%を重合させて得られる共重合体樹脂(宇部サイコン
(株)社製、S700N)30重量部、酸化チタン(石
原産業(株)社製、R−820)5重量部、安定剤とし
てメチル錫メルカプト(勝田化工(株)社製、TM−1
81FSJ)1重量部、内部滑剤としてジステアリルフ
タレートエステル(ヘンケル白水(株)社製、ロキシオ
ールG60)2重量部、外部滑剤として高分子複合エス
テル0.5重量部、変性ポリエチレン2重量部、加工助
剤としてポリメチルメタクリレート10重量部、化学発
泡剤として、ADCAとOBSHの複合発泡剤(永和化
成工業(株)社製、DS−25)0.5重量部、充填剤
として炭酸カルシウムを5重量部等を添加したものを、
三井三池加工機(株)社製ヘンシェルミキサ−FM20
B−FD20D/K型にて混合し、得られた組成物を池
貝鉄工(株)社製、口径30mmの単軸押出機(PCM
−30)にて、シリンダーおよびダイス設定温度を12
0〜140℃で溶融押出を行い(以下、造粒と略す)、
塩化ビニル系樹脂組成物のペレットを得た。
【0058】得られたペレットを用いて、池貝鉄工
(株)社製、口径40mmの単軸押出機(FS40−2
5)にて、シリンダー設定温度140〜160℃、アダ
プター設定温度150℃、ダイス設定温度160℃の条
件で、幅80mm、厚み4mm、長さ約50mmの平板
成形品を押出成形した。この平板成形品を用いて、上述
のとおりに各項目について評価を行った。結果を表1に
示す。
(株)社製、口径40mmの単軸押出機(FS40−2
5)にて、シリンダー設定温度140〜160℃、アダ
プター設定温度150℃、ダイス設定温度160℃の条
件で、幅80mm、厚み4mm、長さ約50mmの平板
成形品を押出成形した。この平板成形品を用いて、上述
のとおりに各項目について評価を行った。結果を表1に
示す。
【0059】実施例3 塩化ビニル系樹脂として、平均重合度780のエチレン
−塩化ビニル共重合体(大洋塩ビ(株)社製、TE−8
00)100重量部を用い、共重合体樹脂として、α−
メチルスチレン75重量%、不飽和ニトリル25重量%
を重合させて得られる共重合体樹脂(宇部サイコン
(株)社製、S700N)を20重量部、酸化チタン
(石原産業(株)社製、R−820)を0.5重量部用
いた他は実施例2と同様にして造粒、成形を行い、各項
目を評価した。結果を表1に示す。
−塩化ビニル共重合体(大洋塩ビ(株)社製、TE−8
00)100重量部を用い、共重合体樹脂として、α−
メチルスチレン75重量%、不飽和ニトリル25重量%
を重合させて得られる共重合体樹脂(宇部サイコン
(株)社製、S700N)を20重量部、酸化チタン
(石原産業(株)社製、R−820)を0.5重量部用
いた他は実施例2と同様にして造粒、成形を行い、各項
目を評価した。結果を表1に示す。
【0060】実施例4 塩化ビニル系樹脂として、平均重合度700の架橋塩化
ビニル系樹脂(チッソ(株)社製、SD−7E)100
重量部を用い、共重合体樹脂とし、α−メチルスチレン
35重量%、不飽和ニトリル25重量%、N−芳香族マ
レイミド20重量%、スチレン20重量%を重合して得
られる共重合体樹脂(宇部サイコン(株)社製、S80
3N)を70重量部用いた他は実施例2と同様にして造
粒、成形し、各項目を評価した。結果を表1に示す。
ビニル系樹脂(チッソ(株)社製、SD−7E)100
重量部を用い、共重合体樹脂とし、α−メチルスチレン
35重量%、不飽和ニトリル25重量%、N−芳香族マ
レイミド20重量%、スチレン20重量%を重合して得
られる共重合体樹脂(宇部サイコン(株)社製、S80
3N)を70重量部用いた他は実施例2と同様にして造
粒、成形し、各項目を評価した。結果を表1に示す。
【0061】実施例5 塩化ビニル系樹脂として、平均重合度1000の塩化ビ
ニル系グラフト共重合体(大洋塩ビ(株)社製、TA−
E 200)100重量部を用い、共重合体樹脂とし
て、α−メチルスチレン70重量%、不飽和ニトリル2
0重量%、N−芳香族マレイミド10重量%を重合して
得られる共重合体樹脂(宇部サイコン(株)社製、S8
02N)を10重量部、酸化チタン(石原産業(株)社
製、R−820)を3重量部用いた他は実施例2と同様
にして造粒、成形を行い、各項目を評価した。結果を表
1に示す。
ニル系グラフト共重合体(大洋塩ビ(株)社製、TA−
E 200)100重量部を用い、共重合体樹脂とし
て、α−メチルスチレン70重量%、不飽和ニトリル2
0重量%、N−芳香族マレイミド10重量%を重合して
得られる共重合体樹脂(宇部サイコン(株)社製、S8
02N)を10重量部、酸化チタン(石原産業(株)社
製、R−820)を3重量部用いた他は実施例2と同様
にして造粒、成形を行い、各項目を評価した。結果を表
1に示す。
【0062】比較例1 共重合体樹脂、酸化チタンともに用いない他は実施例2
と同様にして造粒、成形を行い、各項目を評価した。耐
温水性浸漬試験後の成形品において、色差△E値が1
6.45、流れ方向の寸法変化率が2.89%、幅方向
の寸法変化率が0.18%と大きく、耐温水性は不十分
であった。結果を表1に示す。
と同様にして造粒、成形を行い、各項目を評価した。耐
温水性浸漬試験後の成形品において、色差△E値が1
6.45、流れ方向の寸法変化率が2.89%、幅方向
の寸法変化率が0.18%と大きく、耐温水性は不十分
であった。結果を表1に示す。
【0063】比較例2 酸化チタンを用いない他は実施例2と同様にして造粒、
成形を行い、各項目を評価した。耐温水性浸漬試験後の
成形品において、色差△E値が15.98、流れ方向の
寸法変化率が1.25%と大きく、耐温水性は不十分で
あった。結果を表1に示す。
成形を行い、各項目を評価した。耐温水性浸漬試験後の
成形品において、色差△E値が15.98、流れ方向の
寸法変化率が1.25%と大きく、耐温水性は不十分で
あった。結果を表1に示す。
【0064】比較例3 共重合体樹脂を用いないで、酸化チタン(石原産業
(株)社製、R−820)を25重量部用いた他は実施
例3と同様にして造粒、成形を行い、各項目を評価し
た。耐温水性浸漬試験後の成形品において、色差△E値
が10.05、流れ方向の寸法変化率が3.01%、幅
方向の寸法変化率が0.28%と大きく、耐温水性は不
十分であった。結果を表1に示す。
(株)社製、R−820)を25重量部用いた他は実施
例3と同様にして造粒、成形を行い、各項目を評価し
た。耐温水性浸漬試験後の成形品において、色差△E値
が10.05、流れ方向の寸法変化率が3.01%、幅
方向の寸法変化率が0.28%と大きく、耐温水性は不
十分であった。結果を表1に示す。
【0065】比較例4 共重合体樹脂として、α−メチルスチレン75重量%、
不飽和ニトリル25重量%を重合させて得られる共重合
体樹脂(宇部サイコン(株)社製、S700N)を90
重量部、酸化チタン(石原産業(株)社製、R−82
0)を0.05重量部用いた他は実施例3と同様にして
造粒を行ったが、押出機のモーター負荷および樹脂圧力
が極端に上昇し、樹脂圧力では最大値である350kg
/cm2 を超えてしまい、造粒不能であった。結果を表
1に示す。
不飽和ニトリル25重量%を重合させて得られる共重合
体樹脂(宇部サイコン(株)社製、S700N)を90
重量部、酸化チタン(石原産業(株)社製、R−82
0)を0.05重量部用いた他は実施例3と同様にして
造粒を行ったが、押出機のモーター負荷および樹脂圧力
が極端に上昇し、樹脂圧力では最大値である350kg
/cm2 を超えてしまい、造粒不能であった。結果を表
1に示す。
【0066】
【表1】
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、耐温水性に優れた塩化
ビニル系樹脂組成物およびそれを用いた成形物を提供す
ることができ、産業上、従来の使用範囲を越えた新しい
用途開発において、優位である。
ビニル系樹脂組成物およびそれを用いた成形物を提供す
ることができ、産業上、従来の使用範囲を越えた新しい
用途開発において、優位である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C08L 27/06 35:06) (C08F 212/12 220:42 222:40)
Claims (2)
- 【請求項1】塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、α
−メチルスチレンが30〜100重量%、不飽和ニトリ
ルが10〜50重量%およびN−芳香族マレイミドが0
〜30重量%を共重合させて得られる共重合体樹脂10
〜80重量部と酸化チタン0.1〜20重量部からなる
耐温水性に優れた塩化ビニル系樹脂組成物。 - 【請求項2】請求項1記載の塩化ビニル系樹脂組成物を
溶融成形してなる塩化ビニル系樹脂成形物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10112331A JPH11302482A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 塩化ビニル系樹脂組成物およびそれを用いた成形物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10112331A JPH11302482A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 塩化ビニル系樹脂組成物およびそれを用いた成形物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11302482A true JPH11302482A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14584013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10112331A Pending JPH11302482A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 塩化ビニル系樹脂組成物およびそれを用いた成形物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11302482A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022039099A1 (ja) * | 2020-08-19 | 2022-02-24 | デンカ株式会社 | マレイミド系共重合体、及びマレイミド系共重合体と塩素含有ポリマーを含む塩素含有ポリマー系樹脂組成物 |
WO2022039098A1 (ja) * | 2020-08-19 | 2022-02-24 | デンカ株式会社 | マレイミド系共重合体、及びマレイミド系共重合体と塩素含有ポリマーを含む塩素含有ポリマー系樹脂組成物 |
WO2022234816A1 (ja) * | 2021-05-07 | 2022-11-10 | デンカ株式会社 | マレイミド系共重合体と塩素含有ポリマーを含む樹脂組成物、ならびに当該樹脂組成物から成形される雨どい及び雨どい部品、建具用形材、ならびにパイプ及び継手 |
WO2023191064A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | デンカ株式会社 | 塩素含有ポリマー用耐熱付与剤、樹脂組成物、ならびに当該樹脂組成物から成形される成形体 |
WO2023191062A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | デンカ株式会社 | 塩素含有ポリマー用改質剤、樹脂組成物、及び成形体 |
-
1998
- 1998-04-22 JP JP10112331A patent/JPH11302482A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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