JPH11302069A - 高透磁率Mn−Zn系フェライト及びパルストランス用磁心 - Google Patents
高透磁率Mn−Zn系フェライト及びパルストランス用磁心Info
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Abstract
境温度の変化(−10〜70℃)に対して安定した磁気
特性の通信用トランスに適したMn−Zn系フェライト
を提供する。 【解決手段】 Fe2O3が51〜54モル%、ZnO
が20〜25モル%、残部が酸化マンガンであり、副成
分として、CaOを0.002〜0.04重量%、Si
O2を0.002〜0.015重量%、CoOを0.0
2〜0.12重量%含有し、−20〜100℃における
初透磁率が10,000以上である高透磁率Mn−Zn
系フェライト。
Description
初透磁率(以下、μiと称す)が高く、通信用トランス
等の磁心に使用するのに適した高透磁率Mn−Zn系フ
ェライトに関するものであり、また通信機器に組み込ま
れるパルストランス用磁心に関するものである。
れるMn−Zn系フェライトには、高透磁率、低tanδ/
μi(相対損失係数)、低ディスアコモデーション(初
透磁率の経時劣化)等の磁気特性であることが要求され
る。最近では、これに加えて環境温度の変化に対して安
定した磁気特性を得るため、温度特性が優れたものが必
要とされている。
合、低温側(20℃以下)でのインピーダンス規格を満
たすために低温側でのμiの低下を加味して高透磁率材
料が選定されていた。一方、主成分組成の限定や酸化コ
バルトの添加により、μiの温度係数を改良した報告
(特公昭52−31555、特公昭61−43291な
ど)がある。しかしながら、主成分組成のみでμiをコ
ントロールした場合、μiの温度特性のカーブが大きな
うねりをもち、結果的に広い温度範囲で高透磁率を得る
ことが出来なかった。また、酸化コバルトは添加量が増
すことによりμiが低下するため、μiが高いものでも
4,000程度であり、μi10000以上の高透磁率
フェライトに使用された例はなかった。
S/T点インターフェースに使用されるパルストランス
では、その回線側のインダクタンスを20mH確保する
ことが、CCITT I・430に定めるインピーダン
スマスクを満たすための必須条件となる。ここで、その
使用される機器を考えると、公衆電話や回線終端装置
(DSU)のように屋外や軒下に設置されるものが考え
られ、少なくとも−10〜70℃における温度保証が必
要となる。ところが、従来の高透磁率Mn−Zn系フェ
ライトの場合、低温側(20℃以下)で初透磁率が著し
く低下し、この環境条件下で設計すると低温側でのイン
ピーダンス規格を満たすために、巻線数を増やしたり、
必要以上に高いμiの材料を用いるといったように非常
に非効率になるという問題があった。
囲で高透磁率なMn−Zn系フェライトを得ること、ま
たは広い温度範囲で高透磁率でしかも透磁率の劣化率の
小さいMn−Zn系フェライトを得ることを目的とす
る。
系フェライトにおいて、Fe2O3が51〜54モル
%、ZnOが20〜25モル%、残部が酸化マンガンで
あり、副成分として、CaOを0.002〜0.04重
量%、SiO2を0.002〜0.015重量%、Co
Oを0.02〜0.12重量%含有し、−20〜100
℃におけるμiが10,000以上であることを特徴と
する高透磁率Mn−Zn系フェライトである。
トにおいて、セカンダリーピークのμiを基準とした−
20〜100℃におけるμiの劣化率(温度範囲内の最
小値との差)が40%以内であることを特徴とする高透
磁率Mn−Zn系フェライトである。
おいて、Fe2O3が51〜53モル%、ZnOが22
〜25モル%、残部が酸化マンガンであり、副成分とし
て、CaOを0.002〜0.02重量%、SiO2を
0.002〜0.010重量%、CoOを0.06〜
0.09重量%、Bi2O3を0.01〜0.06重量
%含有し、−20〜100℃におけるμiが12,00
0以上であることを特徴とする高透磁率Mn−Zn系フ
ェライトである。
トにおいて、セカンダリーピークのμiを基準とした−
20〜100℃におけるμiの劣化率(温度範囲内の最
小値との差)が20%以内であることを特徴とする高透
磁率Mn−Zn系フェライトである。
ライトにおいて、μiの温度特性でセカンダリーピーク
が−30〜10℃に設定した高透磁率Mn−Zn系フェ
ライトである。
n系フェライトを使用したパルストランス用磁心であ
る。
限定した理由は、Fe2O3が51モル%未満、または
54モル%を越える組成領域、およびZnOが20モル
%未満、または25モル%を越える組成領域では、セカ
ンダリーピークを−30〜10℃に設定してμi10,
000以上を得ることが出来ず、 Fe2O3が51モ
ル%未満、または53モル%を越える組成領域、および
ZnOが22モル%未満、または25モル%を越える組
成領域では、セカンダリーピークを−30〜10℃に設
定してμi12,000以上を得ることが出来ない。ま
た、ZnOが25モル%を越える組成領域ではキュリー
温度が100℃以下となるため、−20〜100℃にお
けるμiが10,000以上、またはμiが12,00
0以上の高透磁率Mn−Zn系フェライトを得られない
ためである。
ついて説明する。CaOが0.04重量%、SiO2が
0.015重量%、CoOが0.12重量%を越えると
μiが著しく低下してしまう。また、CoOが0.02
重量%未満の場合は、セカンダリーピークのμiを基準
とした−20〜100℃におけるμiの劣化率(温度範
囲内の最小値との差)が大きく、添加効果が乏しい。よ
って、範囲外では−20〜100℃におけるμiが1
0,000以上の高透磁率Mn−Zn系フェライトを得
られないためである。
量%、SiO2が0.002〜0.010重量%、Co
Oが0.06〜0.09重量%、Bi2O3が0.01
〜0.06重量%の場合は、セカンダリーピークのμi
を基準とした−20〜100℃におけるμiが高く、か
つμiの劣化率(温度範囲内の最小値との差)が少なく
なり添加効果が著しい。なお、Bi2O3が0.06重
量%を越えると異常粒成長の発生やμiが低下してしま
う。よって、この範囲に限定することにより、−20〜
100℃におけるμiが12,000以上の高透磁率M
n−Zn系フェライトを得られるものである。
ダリーピークを−30〜10℃に設定することが好まし
い。この理由は、セカンダリーピークが上記の範囲より
低温側に外れると、μiの温度特性のカーブが大きなう
ねりをもつため、−20〜100℃におけるμiの最小
値が極めて低くなり、またセカンダリーピークが上記の
範囲より高温側に外れると、特に20℃以下の低温度範
囲でのμiが低くなり、−20〜100℃におけるμi
が10,000以上、またはμiが12,000以上の
高透磁率Mn−Zn系フェライトを得られないためであ
る。
は、低温側(20℃以下)でμiの低下が著しく、環境
温度の変化(−20〜80℃)に対して安定した磁気特
性が要求される通信用トランスでは、μiの低下を加味
して必要以上にμiの高い材料を選定していた。しか
し、本発明により−20〜100℃における初透磁率を
10,000以上とする、または−20〜100℃にお
ける初透磁率を12,000以上の高透磁率Mn−Zn
系フェライトとすることにより、効率的なトランス設計
が可能となった。
透磁率なMn−Zn系フェライトを使用することによ
り、環境温度が変化しても本来の性能を発揮でき、巻線
数の削減によるコストダウンや小型薄型化したパルスト
ランスが得られるものである。
イトの実施例を詳細に説明する。 実施例1 Fe2O3 52.2mol%、MnO(Mn3O4を
使用) 23.8mol%、およびZnO 24.0m
ol%を主成分とし、これにCaO(CaCO3を使
用)、SiO2、CoOを表1に示す分量含有する原料
を作製、これを空気中において850℃で2時間仮焼
し、ボールミルにて8時間混合粉砕した。これに原料に
対して1wt%のバインダ(ポリビニルアルコール)を
加え、スプレードライヤにて造粒し、整粒した顆粒を乾
式圧縮成型機と金型を用いて、トロイダル状に成形圧2
ton/cm2で成形した。この成形体を焼成温度14
00℃、酸素分圧1%で焼成し、得られた磁心のμi
(23℃)、−20〜100℃におけるμiの最小値、セ
カンダリーピーク値を基準としたμiの劣化率、セカン
ダリーピーク温度(Ts)、キュリー温度(Tc)を測定し
た。この結果を表1に示す。なお、表1の備考欄に本範
囲のものは、実施例とし、本発明の範囲外のものは比較
例とした。
は、−20〜100℃におけるμiが10,000以上
であった。また本発明の実施例は、セカンダリーピーク
値を基準としたμiの劣化率も40%以下であり、劣化
率も小さい。これに対し各比較例では、試料No.10
は、CoOが0wt%であり、μiの最小値が8500
と低く、劣化率も61%と大きい。試料No.11は、
CoOが0.15wt%と多く、試料No.12は、C
aOが0.05wt%と多く、試料No.13は、Si
O2が0.02wt%と多く、いずれもμiが低くなっ
ている。
に示すような主成分組成をもつ原料を混合し、これを空
気中において850℃で2時間仮焼した。これに、Ca
O(CaCO3を使用)0.020重量%、SiO2
0.010重量%、表2に示すようなCoOを含有する
ように添加し、分量含有する原料を作製、これを空気中
において850℃で2時間仮焼し、ボールミルにて8時
間混合粉砕した。これに原料に対して1wt%のバイン
ダ(ポリビニルアルコール)を加え、スプレードライヤ
にて造粒し、整粒した顆粒を乾式圧縮成型機と金型を用
いて、トロイダル状に成形圧2ton/cm2で成形し
た。この成形体を焼成温度1400℃、酸素分圧1%で
焼成し、得られた磁心のμi(23℃)、−20〜100
℃におけるμiの最小値、セカンダリーピーク値を基準
としたμiの劣化率、セカンダリーピーク温度(Ts)、
キュリー温度(Tc)を測定した。この結果を表2に示
す。
20〜100℃におけるμiが10,000以上であっ
た。また本発明の実施例は、セカンダリーピーク値を基
準としたμiの劣化率も40%以下であり、劣化率も小
さい。これに対し各比較例は、試料No.16は、Zn
Oが19モル%であり、μiが低く、劣化率も42%と
大きい。試料No.17は、CoOが0wt%であり、
μiの最小値が低く、変化率も43%と大きい。
7(比較例)、および試料No.10(比較例)のμiの温
度特性を図1に示す。この図1からもわかるとおり本発
明の実施例は、広い温度範囲(−20〜100℃)でμi
が高く、使用環境条件により−10〜70℃における温
度保証が必要とされるパルストランスに適した磁心を得
ることができる。つまり、従来の高透磁率材は、試料N
o.10のような温度特性を有しており、20℃以上の
領域では高透磁率を示すが、20℃以下、特にマイナス
側になると極端にμiが低下していた。このことを改善
するために、μiのセカンダリーピークの温度をマイナ
ス側に移動させた組成が試料No.17である。このよ
うに、組成を変更することにより、マイナス側のμiを
向上させることができる。しかし、この試料No.17
では、逆にμiのうねり(温度による変化)が大きく、
20℃〜40℃付近で著しくμiが低下していた。これ
に対し、本発明では、マイナス側で高透磁率を維持しつ
つ、20℃〜40℃付近のμiを向上させることが出来
ている。そして、広い温度範囲で高透磁率(10,00
0以上、又は12,000以上)を得ており、劣化率も
少ない優れた材料である。
使用) 23.8mol%、およびZnO 24.0m
ol%を主成分とし、これにCaO(CaCO3を使
用)、SiO2、CoO、Bi2O3を表3に示す分量
含有する原料を作製、これを空気中において850℃で
2時間仮焼し、ボールミルにて8時間混合粉砕した。こ
れに原料に対して1wt%のバインダ(ポリビニルアル
コール)を加え、スプレードライヤにて造粒し、整粒し
た顆粒を乾式圧縮成型機と金型を用いて、トロイダル状
に成形圧2ton/cm2で成形した。この成形体を焼
成温度1400℃、酸素分圧1%で焼成し、得られた磁
心のμi(23℃)、−20〜100℃におけるμiの最
小値、セカンダリーピーク値を基準としたμiの劣化
率、セカンダリーピーク温度(Ts)、キュリー温度(T
c)を測定した。この結果を表3に示す。
20〜100℃におけるμiが12,000以上であっ
た。また本発明の実施例は、セカンダリーピーク値を基
準としたμiの劣化率も20%以下であり、劣化率も小
さい。このように、本発明の実施例は、極めて優れた特
性を有している。これに対し比較例(試料No.22)
は、Bi2O3が0.08wt%であり、μiが低く、
劣化率も大きい。
に示すような主成分組成をもつ原料を混合し、これを空
気中において850℃で2時間仮焼した。これに、Ca
O(CaCO3を使用)0.020重量%、SiO2
0.010重量%、Bi2O3 0.020重量%、表
4に示すようなCoOを含有するように添加し、分量含
有する原料を作製、これを空気中において850℃で2
時間仮焼し、ボールミルにて8時間混合粉砕した。これ
に原料に対して1wt%のバインダ(ポリビニルアルコ
ール)を加え、スプレードライヤにて造粒し、整粒した
顆粒を乾式圧縮成型機と金型を用いて、トロイダル状に
成形圧2ton/cm2で成形した。この成形体を焼成
温度1400℃、酸素分圧1%で焼成し、得られた磁心
のμi(23℃)、−20〜100℃におけるμiの最小
値、セカンダリーピーク値を基準としたμiの劣化率、
セカンダリーピーク温度(Ts)、キュリー温度(Tc)を
測定した。この結果を表4に示す。
20〜100℃におけるμiが12,000以上であっ
た。また本発明の実施例は、セカンダリーピーク値を基
準としたμiの劣化率も20以下であり、劣化率も小さ
い。このように、本発明の実施例は、極めて優れた特性
を有している。
る初透磁率が10,000以上の高透磁率Mn−Zn系
フェライトを得ることが出来、更にそのMn−Zn系フ
ェライトにおいて、セカンダリーピークの初透磁率を基
準とした−20〜100℃における初透磁率の劣化率
(温度範囲内の最小値との差)が40%以内という透磁
率の劣化の小さい高透磁率Mn−Zn系フェライトを得
ることができる。
おける初透磁率が12,000以上の高透磁率Mn−Z
n系フェライトを得ることが出来、更にそのMn−Zn
系フェライトにおいて、セカンダリーピークの初透磁率
を基準とした−20〜100℃における初透磁率の劣化
率(温度範囲内の最小値との差)が20%以内という透
磁率の劣化の極めて小さい高透磁率Mn−Zn系フェラ
イトを得ることができる。
囲(−20〜100℃)で高透磁率であって、しかもそ
の温度範囲内での透磁率の劣化も少ない優れた材料であ
り、例えば、通信機器に組み込まれるパルストランス用
磁心として用いた場合、優れたパルストランスを得るこ
とができる。つまり、過酷な環境下で高いインピーダン
スを確保することができる。しかも巻線数を増やす、又
磁心を大型化することなく、優れたパルストランスを得
ることが出来る。
0〜100℃)で高透磁率なMn−Zn系フェライトを
得ることができる。また本発明に係わる高透磁率Mn−
Znフェライトを使用したパルストランス用磁心は、環
境温度の変化(−10〜70℃)に対して、従来のよう
に低温側(20℃以下)のμiの低下を加味して必要以
上にμiの高い材料を選定する必要がなく、巻線数によ
るコストの削減やトランスの小型化が可能になり、極め
て優れた効果を得ることができる。
特性である。
S/T点インターフェースに使用されるパルストランス
では、その回線側のインダクタンスを20mH確保する
ことが、ITU−T I・430に定めるインピーダン
スマスクを満たすための必須条件となる。また、その使
用される装置には、PHS基地局や光回線終端装置(O
NU)のように屋外に設置されるものがあり、少なくと
も−10〜70℃における温度保証が必要となる。とこ
ろが、従来の高透磁率Mn−Zn系フェライトの場合、
低温側(20℃以下)で初透磁率が著しく低下し、この
環境条件下で設計すると低温側でのインピーダンス規格
を満たすために、巻線数を増やしたり、必要以上に高い
μiの材料を用いるといったように非常に非効率になる
という問題があった。
Claims (6)
- 【請求項1】 Mn−Zn系フェライトにおいて、Fe
2O3が51〜54モル%、ZnOが20〜25モル
%、残部が酸化マンガンであり、副成分として、CaO
を0.002〜0.04重量%、SiO2を0.002
〜0.015重量%、CoOを0.02〜0.12重量
%含有し、−20〜100℃における初透磁率が10,
000以上であることを特徴とする高透磁率Mn−Zn
系フェライト。 - 【請求項2】 請求項1に記載されるMn−Zn系フェ
ライトにおいて、セカンダリーピークの初透磁率を基準
とした−20〜100℃における初透磁率の劣化率(温
度範囲内の最小値との差)が40%以内であることを特
徴とする高透磁率Mn−Zn系フェライト。 - 【請求項3】 Mn−Zn系フェライトにおいて、Fe
2O3が51〜53モル%、ZnOが22〜25モル
%、残部が酸化マンガンであり、副成分として、CaO
を0.002〜0.02重量%、SiO2を0.002
〜0.010重量%、CoOを0.06〜0.09重量
%、Bi2O3を0.01〜0.06重量%含有し、−
20〜100℃における初透磁率が12,000以上で
あることを特徴とする高透磁率Mn−Zn系フェライ
ト。 - 【請求項4】 請求項3に記載されるMn−Zn系フェ
ライトにおいて、セカンダリーピークの初透磁率を基準
とした−20〜100℃における初透磁率の劣化率(温
度範囲内の最小値との差)が20%以内であることを特
徴とする高透磁率Mn−Zn系フェライト。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載されるM
n−Zn系フェライトにおいて、初透磁率の温度特性で
セカンダリーピークを−30〜10℃に設定した高透磁
率Mn−Zn系フェライト。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載される高
透磁率Mn−Zn系フェライトを使用したパルストラン
ス用磁心。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10111971A JPH11302069A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 高透磁率Mn−Zn系フェライト及びパルストランス用磁心 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10111971A JPH11302069A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 高透磁率Mn−Zn系フェライト及びパルストランス用磁心 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11302069A true JPH11302069A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14574733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10111971A Pending JPH11302069A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 高透磁率Mn−Zn系フェライト及びパルストランス用磁心 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11302069A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6940381B2 (en) | 2002-12-20 | 2005-09-06 | Tdk Corporation | Mn-Zn based ferrite, magnetic core for transformer and transformer |
JP2008118101A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-05-22 | Nec Tokin Corp | インダクタンス素子、フィルタ回路及びノイズフィルタ |
CN101913851A (zh) * | 2010-07-12 | 2010-12-15 | 广东风华高新科技股份有限公司 | 宽温高磁导率锰锌软磁铁氧体材料与其制得的磁芯及其制备方法 |
JP2015229626A (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-21 | Jfeケミカル株式会社 | Mn−Zn−Co系フェライトおよびその製造方法 |
JP2015229625A (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-21 | Jfeケミカル株式会社 | Mn−Zn−Co系フェライトおよびその製造方法 |
-
1998
- 1998-04-22 JP JP10111971A patent/JPH11302069A/ja active Pending
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