JPH11301944A - エレベーターのかご異常揺れ検出装置 - Google Patents

エレベーターのかご異常揺れ検出装置

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JPH11301944A
JPH11301944A JP11482398A JP11482398A JPH11301944A JP H11301944 A JPH11301944 A JP H11301944A JP 11482398 A JP11482398 A JP 11482398A JP 11482398 A JP11482398 A JP 11482398A JP H11301944 A JPH11301944 A JP H11301944A
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JP
Japan
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car
hoist
detector
machine
shaking
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11482398A
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English (en)
Inventor
Masazumi Urata
雅純 浦田
Shigeru Tsubaki
茂 椿
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Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗客がかご内で飛び跳ねたりしていたずらし
ても、かごの運行を停止させないために、かごの異常揺
れを検出するようにした。 【解決手段】 機械室に設けられたマシンビーム2と、
このマシンビーム2の上に設けられた巻上機1と、かご
を吊っているメインロープ3が掛けられた巻上機の駆動
シーブ1aと、巻上機1とマシンビーム2との間に介装
されかつメインロープ3を中心として不等間隔に配設さ
れた一対の弾性ゴム14,15と、狭い間隔の方の弾性
ゴム14側に配設されかご4の垂直方向の揺れを検出す
る第1マイクロスイッチ18と、広い間隔の方の弾性ゴ
ム15側に配設されかご4の水平方向の揺れを検出する
第2マイクロスイッチ21とを備え、前記第1マイクロ
スイッチ18および第2マイクロスイッチ21によって
かご4の異常揺れを検出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベーターのか
ご内で乗客が暴れたりして、このかごが異常に揺れる
と、この揺れを検出するようにした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトラクションエレベーターとし
て、例えば図3に示すものが一般的である。同図におい
て、符号101は建物の昇降路内を上下移動するエレベ
ーターのかごであり、かご101はメインロープ102
の一端が止着されており、このメインロープ102は巻
上機綱車103,そらせ車104を介してつり合いおも
り105の一端に止着されている。巻上機(図示せず)
はかご101とつり合いおもり105の不つり合い荷重
分の重量に相当する動力をもって巻上機綱車103を回
転させ、かご101を上下移動させる。
【0003】巻上機に故障がなくても、積載荷重を超え
る大きな荷重を積んだためにかごの速度が異常に増大す
ることがあり得る。また電源,電動機自体もしくはその
回路に故障を生じても過速を生ずることがある。
【0004】そこで、このかご101の過速を検知した
時、電動機の電源を切るための調速機が昇降路上部の機
械室に設けられている。すなわち、昇降路の上下側のそ
れぞれにはシーブ107,108が配設され、このシー
ブ107,108には調速機用ロープ111がヒッチ部
材112を介してかご101と連結されている。調速機
用ロープ111はかご101の上下移動に伴ってシーブ
107,108間を周回させて、かご101が前記事故
等によって過速し始めると、シーブ107に設けられた
調速機(図示せず)によって電動機への入力を切り、か
ご101を非常停止させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かご101内で乗客が
飛び跳ねたりしていたずら(外乱)すると、かご101
が一時的に急加減速して過速した状態になる。そうする
と、ヒッチ部材112を介して調速機用ロープ111、
シーブ107も一時的に過速する。このシーブ107の
一時的な過速によって調速機を作動させ、ついにはかご
101の運転を停止させてしまうことになるという問題
点があった。
【0006】ところで、かご101に外乱が生じると、
この外乱を調速機用ロープ111に伝達しないようにす
るために、かご101と調速機用ロープ111の間には
外乱緩衝用のヒッチ部材112が設けられているが、こ
のヒッチ部材112の緩衝作用にも限界があり、大きな
外乱の場合にはどうしても調速機用ロープ111に伝達
されてしまい、前記問題点がなおも生じていた。
【0007】本発明は、乗客がかご内で飛び跳ねたりし
ていたずらしても、かごの運行を停止させないために、
かごの異常揺れを検出するようにしたことを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にあっては、機械室に設けられたマシ
ンビームと、このマシンビームの上に設けられた巻上機
と、かごを吊っているメインロープが掛けられた巻上機
の駆動シーブと、巻上機とマシンビームとの間に介装さ
れかつメインロープを中心として不等間隔に配設された
一対の弾性部材と、狭い間隔の方の弾性部材側に配設さ
れかごの垂直方向の揺れを検出する第1検出器と、広い
間隔の方の弾性部材側に配設されかごの水平方向の揺れ
を検出する第2検出器とを備え、前記第1検出器および
第2検出器によってかごの異常揺れを検出するようにし
た構成とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明すると、図1および図2は本発明に係るエレベーター
のかご異常揺れ検出装置の一実施例を示す図である。図
2において、符号1はエレベーターの機械室におけるマ
シンビーム2の上に支持台9を介して設けられた巻上機
であり、この巻上機1の駆動シーブ1aにはメインロー
プ3が掛けられている。メインロープ3の両端には、昇
降路内を上下移動するかご4と釣り合い重り5が止着さ
れている。かご4にはヒッチ部材6によってガバナロー
プ7が連結され、このガバナロープ7は昇降路の上下側
のそれぞれに配設されたシーブ8a,8bに掛けられて
いる。
【0010】図1に示すように、巻上機1を支持する支
持台9は、上下に重なるH型鋼10,11および12,
13を有しており、このH型鋼10,11および12,
13の間にはそれぞれ弾性ゴム14,15が介装されて
いる。この弾性ゴム14,15は、巻上機1の駆動の際
に生じる振動が機械室に伝達されるのを防止するための
ものである。また、弾性ゴム14,15には、かご4、
釣り合い重り5、巻上機1等の荷重がかかり、撓んでい
る。
【0011】ところで、メインロープ3からの弾性ゴム
14,15の距離A,BはA:B=1:2となってい
る。このため、弾性ゴム14の方にかご4の荷重は多く
かかることになり、この弾性ゴム14の方が弾性ゴム1
5に比べてバネ定数が高くなっている。このため、かご
4に多くの乗客が乗っても、弾性ゴム14,15は略均
等に撓み、かご1はマシンビーム2に対して下方に沈む
形となる。
【0012】かご4に乗った乗客がこの中で飛び跳ねた
りして暴れると、かご4は上下方向に揺れることとな
る。このため、H型鋼11,13より上方側部分9a
(かご4を含む)は、H型鋼10,12に対して弾性ゴ
ム14を中心にM方向へ揺動することとなる。前記上方
側部分9aの揺れは垂直方向成分と水平方向成分とに分
けられる。垂直方向の揺れについて、弾性ゴム14を中
心として図1中下方向を+とし、上方向を−としてい
る。水平方向の揺れについて、弾性ゴム15を中心とし
て図1中左方向を+とし、右方向を−としている。
【0013】ここで、マシンビーム2上には、H型鋼1
6を介してブラケット17にH型鋼11の図1中左側分
に位置する第1マイクロスイッチ18が取り付けられて
いる。また、マシンビーム2上には、H型鋼19を介し
てブラケット20にH型鋼13の図1中右側方に位置す
る第2マイクロスイッチ21が取り付けられている。こ
のため、第1マイクロスイッチ18は前記垂直方向の揺
れ成分の−側を検出するためのものであり、第2マイク
ロスイッチ21は前記水平方向の揺れ成分の−側を検出
するためのものである。なお、垂直方向の揺れを検出す
る第1マイクロスイッチ18はメインロープ3からの距
離Aが狭い間隔の方に配設され、水平方向の揺れを検出
する第2マイクロスイッチ21はメインロープ3からの
距離Bが広い間隔の方に配設されている。
【0014】かご4に多くの乗客が乗ると、弾性ゴム1
4,15は撓んで、上方側部分9aは垂直方向の+側へ
動き、また弾性ゴム14を中心に回ろうとするので水平
方向の+側へ少し動こうとする。前記乗客がかご4の中
で暴れると、上方側部分9aは垂直方向の−側へ動き、
かつ水平方向の−側へ動く。この上方側部分9aの−側
への動きを第1マイクロスイッチ18と第2マイクロス
イッチ21とで検出する。第1,第2マイクロスイッチ
18,21からの一側の検出信号が制御盤に出力される
と、この制御盤は乗客がかご4の調速機が作動しても、
かご4の運転を停止させない。
【0015】ここで、上方側部分9aは、かご4が減速
走行中には垂直方向の−側へ動くことがあるが、水平方
向の−側へは決して動かない。そこで、上方側部分9a
の垂直方向の−側への動きのみならず、水平方向の−側
への動きをも、第1,第2マイクロスイッチ18,21
によって検出することにより、かご4の中で乗客が暴れ
ているのを、減速走行中と区別して間違いなく検出する
ことができるようにしたものである。
【0016】なお、かご4が一定格速度で走行中に、上
方側部分9aの−側の動きを、第1,第2マイクロスイ
ッチ18,21によって検出し、制御盤がかご4の中で
乗客が暴れていると判断すると、かご4を最寄階まで走
行させて停止させるようにしてもよい。このとき、かご
4内のインターホンによって意図的に地震であると虚偽
の放送をして、かご4の中で暴れた乗客を驚かすのも面
白いように思われる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
かごの垂直方向の揺れを検出するために狭い間隔の方の
弾性部材側に第1検出器を配設し、かごの水平方向の揺
れを検出するために広い間隔の方の弾性部材側に第2検
出器を配設し、この第1,第2検出器によって、かごの
中で乗客が暴れているのを検出するようにしたので、減
速走行中と区別して間違いなく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレベーターのかご異常揺れ検出
装置の一実施例を示す正面図。
【図2】このエレベーターの概略図。
【図3】従来のエレベーターの概略図。
【符号の説明】
1…巻上機、1a…駆動シーブ、2…マシンビーム、3
…メインロープ、4…かご、14,15…弾性ゴム、1
8…第1マイクロスイッチ、21…第2マイクロスイッ
チ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械室に設けられたマシンビームと、こ
    のマシンビームの上に設けられた巻上機と、かごを吊っ
    ているメインロープが掛けられた巻上機の駆動シーブ
    と、巻上機とマシンビームとの間に介装されかつメイン
    ロープを中心として不等間隔に配設された一対の弾性部
    材と、狭い間隔の方の弾性部材側に配設されかごの垂直
    方向の揺れを検出する第1検出器と、広い間隔の方の弾
    性部材側に配設されかごの水平方向の揺れを検出する第
    2検出器とを備え、前記第1検出器および第2検出器に
    よってかごの異常揺れを検出するようにしたことを特徴
    とするエレベーターのかご異常揺れ検出装置。
JP11482398A 1998-04-24 1998-04-24 エレベーターのかご異常揺れ検出装置 Withdrawn JPH11301944A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005105648A1 (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータ装置
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