JPH11301475A - 搬送車 - Google Patents

搬送車

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JPH11301475A
JPH11301475A JP11242398A JP11242398A JPH11301475A JP H11301475 A JPH11301475 A JP H11301475A JP 11242398 A JP11242398 A JP 11242398A JP 11242398 A JP11242398 A JP 11242398A JP H11301475 A JPH11301475 A JP H11301475A
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fork
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Kazuhiro Suzuki
和宏 鈴木
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送車において、扉体を駆動するときに摺動
する部分(発塵源)を荷の下方に位置させることによ
り、荷の汚染を極力防ぐ。 【解決手段】 搬送車1の本体9の左右両側に形成され
た開口24を開閉する二枚のシャッタ25は、支持腕2
6を介して移載装置20の回動駆動機構部分に組付けら
れている。つまり、二枚のシャッタ25は移載装置20
の駆動機構を利用し、移載装置20と一体に水平面内で
一軸回動するように設けられている。二枚のシャッタ2
5は、一軸回動することによって横方向に開閉する。ま
た、二枚のシャッタ25を一軸回動させる駆動機構の全
てが、移載装置20を構成するフォーク21の上面、つ
まり収容室23内の荷4の載置面より下方に配置されて
いる。本体9内に荷4の収容室23の前側に配設された
ファンフィルタユニット27からは荷4に対して清浄な
気流が吹き付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば工場内に荷
の搬送作業のために配備され、荷の収容室を清浄に保つ
ためのクリーンユニットと、収容室の荷を出し入れする
ための開口を開閉する扉体とを備えた搬送車に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体工場内におけるクリーンル
ームにおいてこの種の搬送車が使用されている。クリー
ンルーム全体の清浄度を非常に高くしようとすると膨大
なコストがかかるため、プロセスに関係ないところの清
浄度を落とすようにする場合がある。そのため、設備間
で荷を搬送するときに荷を清浄に保った状態で搬送する
ことのできる搬送車が求められている。
【0003】この種の搬送車が、例えば実開昭62−1
32013号公報、実開平1−133067号公報、特
開平4−331658号公報および特開平7−1015
03号公報に開示されている。搬送車の本体には、荷の
収容室と、収容室に清浄なエアを送り込むことにより荷
を外気に触れない状態に保つクリーンユニットが備えら
れている。搬送車の本体に設けられた開口を開放したま
ま走行するものと、開口を扉により閉じて走行するもの
との二種類が知られている。例えば実開昭62−132
013号公報には、荷を出し入れするための開口を開閉
するドア装置を備えた搬送車が開示されている。
【0004】すなわち、図6に示すように、搬送車81
には荷収容空間(収容室)82内に配備されたコンベア
装置83上の荷84とほぼ同じ高さに、荷84を出し入
れするときに上下に開閉されるドア板85を備えたドア
装置86が設けられている。ドア板85はモータ87に
よって駆動されるとともに、荷収容空間82内を上下方
向に延びた状態で掛装されたチェーン88に連結されて
いた。荷の出し入れはコンベア装置83および出退駆動
装置89の駆動により行われる。荷収容空間82の上部
に配設されたクリーンユニット90から荷84に対して
上方から気流が吹き付けられるようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】各装置83,86,8
9を構成する、モータ87等の駆動源、ベルトやプー
リ、チェーン88等の伝動機構、さらにレールやローラ
等のガイド部材などの摺動部分は発塵源となる。コンベ
ア装置83および出退駆動装置89については、それら
の発塵源が、クリーンユニット90からの気流に対して
荷84の下流側に位置するので、荷の汚染の心配は比較
的少ない。
【0006】しかし、ドア装置86を構成するチェーン
88や、ドア板85を案内するガイド部材は、荷の収容
位置(載置面)より上方に位置するため、ドア板85が
上下動するときのチェーン88やガイド部材の摺動部分
での発塵により、荷が汚染される恐れがあるという問題
があった。クリーンユニットから荷に向かう気流が横方
向であってもこの問題は同様に起こることになる。
【0007】また、ドア装置86を設けることは、モー
タや伝動機構などの配設スペースの増大をもたらし、搬
送車の車体の小型化を図るうえで支障となっていた。ま
た、、荷84を出し入れするためにドア板85を開けた
とき荷収容空間82からクリーンルーム内へ流れ出る気
流の吹き出し力が強いと、クリーンルーム内の層流を乱
し、その乱流によって舞い上がった塵埃によって荷84
を汚染させる恐れもあった。
【0008】本発明は前記課題を解決するためになされ
たものであって、その第1の目的は、扉体を駆動すると
きの発塵源を荷の下方に位置させることにより、荷の汚
染を極力防ぐことができる搬送車を提供することにあ
る。第2の目的は、扉体の駆動機構を元々あった装置と
共有化することにより、発塵源の低減および駆動機構の
配設スペースの低減を図ることにある。第3の目的は、
扉体を開いたときの気流の吹き出しによる乱流を抑え、
乱流により飛散する塵埃による荷の汚染を回避すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため請求項1に記載の発明では、荷を収容するための
収容室と、該収容室を清浄に保つためのクリーンユニッ
トとを本体に備える搬送車において、荷の出し入れをす
るために前記本体に設けられた開口に対し、扉体を一軸
回動により横方向に開閉させる一軸駆動機構を備えてい
る。
【0010】第2の目的を達成するため請求項2に記載
の発明では、請求項1に記載の発明において、前記一軸
駆動機構は、前記収容室の荷を出し入れするために前記
本体内に配備された移載装置を回動させる回動機構であ
り、前記移載装置が荷の出し入れをする作業位置に配置
されたときに、前記扉体が前記開口を開放する位置に配
置されるように、前記扉体と前記移載装置が一体回動可
能に設けられている。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、前記扉体は、前記本体
の両側に設けられた前記開口を開閉するために二つ設け
られ、該二つの扉体が前記一軸駆動機構により一軸で一
体回動されることをその要旨とする。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記一軸
駆動機構は、前記収容室における荷の収容位置より下方
に配置されている。
【0013】第3の目的を達成するため請求項5に記載
の発明では、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載
の発明において、前記クリーンユニットは、前記収容室
に気流を送り込むものであり、前記扉体にはそれが開い
たときに前記クリーンユニットからの気流を遮らないよ
うにする通気孔が形成されている。
【0014】請求項6に記載の発明では、請求項1〜請
求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記扉体
は、閉じた状態で前記本体の側面とほぼ面一に配置され
るとともに、前記開口の進行方向前後端部に相当する部
位において内方へ屈曲している。
【0015】(作用)従って、請求項1に記載の発明に
よれば、扉体は、一軸駆動機構により一軸回動すること
により、開口を横方向に開閉する。扉体を水平面内で一
軸回動させられればよいので、一軸駆動機構を収容室内
における荷の収容位置より下方に配置することが可能と
なる。つまり、扉体を駆動するときの摺動部分など発塵
源の全てが荷の収容位置より下方に配置することが可能
になる。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、移載装置
が一軸駆動機構により回動することにより、扉体が移載
装置と一体回動する。移載装置が回動して荷の出し入れ
をする作業位置に配置されたとき、扉体が開かれる。移
載装置が作業を終えて作業位置から回動することによっ
て、扉体が閉じられる。移載装置を回動させる一軸駆動
機構を利用して扉体が開閉するので、扉体の開閉駆動機
構をそれ専用に設ける必要がなくなる。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、本体の両
側に設けられた二つの開口を開閉する二つの扉体は、一
軸駆動機構により一体回動する。二つの扉体が一軸駆動
機構を共有するので、二つの扉体を駆動するときの発塵
源をできるだけ減らすことが可能となる。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、一軸駆動
機構が収容室における荷の収容位置より下方に配置され
ることから、扉体を駆動するときの発塵源が荷の収容位
置より下方に配置される。従って、扉体を開閉するとき
の発塵による荷の汚染を極力小さく抑えられる。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、扉体が開
いたとき、クリーンユニットと収容室との間に扉体が位
置することになっても、クリーンユニットからの気流は
扉体に形成された通気孔を通って収容室へ流れる。従っ
て、クリーンユニットからの気流が扉体に遮られてその
表面を流れ、扉体を挟んで収容室との反対側にできた隙
間から勢いよく吹き出し、乱流を起こすことはなくな
る。よって、床面等の塵埃が扉体を開けたときに乱流に
よって舞い上がる心配がなくなる。
【0020】請求項6に記載の発明によれば、搬送車が
走行するときに閉じられた扉体は、本体の側面とほぼ面
一に配置され、開口の進行方向前後端部に相当する部位
において内方へ屈曲した形状をとる。従って、搬送車が
走行するときに本体の側面を流れる比較的強い気流によ
って、外部のエアが扉体と開口との隙間から流入するこ
とが抑えられる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図5に基づいて説明する。本実施形態で
は、建物内のクリームルームの清浄度が場所によって異
なり、例えば搬送車1の走行経路のうちプロセスに直接
関係しないところで清浄度を低くし、プロセスのための
設備2(図4を参照)のあるところで清浄度を高くして
いる。但し、このような工場での使用に限定されるもの
ではない。
【0022】図4に示すように、各設備2には、設備2
に搬入すべき荷や、設備2から搬出された荷を、一時仮
置きするための載置台3を備えたステーションST(図
4を参照)が設けられている。搬送車1は、設備2から
搬出された荷4をステーションSTで荷を受取り、次の
プロセスが行われる設備2まで走行してそのステーショ
ンSTに荷4を受け渡す。本実施形態では、搬送車1の
走行経路を挟んだ両側に設備2が設置され、搬送車1は
左右両側から荷の受取りおよび受渡しが可能となってい
る。本実施形態では、荷4は、多数枚の液晶ガラス基板
が収納された容器である。容器内で多数枚の液晶ガラス
基板は例えば水平に保持された状態で上下方向に配列さ
れる。
【0023】図3,図4に示すように、クリーンルーム
の床(グレーチング床)5には、一対の走行用レール6
が床面下方の建屋梁上に取付けられた支持材7に支持さ
れた状態で埋設されている。床面下方には、1本のガイ
ドレール8が支持材7に支持された状態で一対の走行用
レール6の中間位置に配置されている。
【0024】搬送車1の本体9にはその底部に前後一対
の走行装置10が配設されている。走行装置10のハウ
ジング11は本体9に対して水平面内で回動可能に支持
され、その両側に左右一組の走行輪12,13を備え
る。一組のうち走行輪12がモータ14によって駆動さ
れる駆動輪で、走行輪13が従動輪となっている。ハウ
ジング11の中央下部から床面のスリットを通って下方
に延出する支持具15には前後二組(計4個)の案内輪
16が支持され、4個の案内輪16はガイドレール8を
挟み込むようにこれに当接している。各走行装置10の
4個ずつの案内輪16がガイドレール8に沿って案内さ
れて、各走行装置10が本体9に対して回動することに
より、搬送車1は操舵される。
【0025】図4に示すように、ガイドレール8の下部
側面上には給電線17が配線されている。図3,図4に
示すように、支持具15には前後一対の受電ユニット1
8が、給電線17と対向する姿勢に保持された状態で、
前後一対の走行装置10と一体回動可能に支持されてい
る。本実施形態では、受電ユニット18が給電線17を
流れる高周波電流との電磁誘導作用によって非接触で電
力を得る受電方式を採用している。なお、給電線(トロ
リー線も含む)から受電する受電方式ではなく、例えば
軌道上の所定箇所に設置された充電器からバッテリを充
電する充電方式を採用することもできる。
【0026】図1,図4に示すように、車体9の内部に
形成された室19には、その前後方向(図1における左
右方向)中央位置下方に移載装置20が装備されてい
る。移載装置20は、荷4を出し入れするするためのフ
ォーク21を上部に備え、フォーク21の下側に配置さ
れたケーシング22内にその駆動系の各種装置類が収容
される。室19において、フォーク21の上面に載置さ
れた荷4の収容空間が収容室23となっている。移載装
置20は水平面内で回動可能に配備されている。
【0027】図1〜図4に示すように、本体9の左右両
側には、荷4を出し入れするときの搬送口となる二つの
開口24が形成されている。本体9内には二つの開口2
4をそれぞれ開閉するための扉体としての二枚のシャッ
タ25が設けられている。二枚のシャッタ25は移載装
置20を挟んで対向して配置され、支持腕26によって
移載装置20の回動駆動機構部分に組付けられ、移載装
置20と一体に一軸回動可能となっている。シャッタ2
5は、閉じた状態において、その外側面(表面)が本体
9の側面と面一に配置されるとともに、開口24の前後
方向両端部と相対する部位が内側へ屈曲するように形成
されている。これは、搬送車1の走行時に本体9の側面
を流れる比較的強い気流によって、シャッタ25と開口
24との隙間から外部のエアが収容室23に流入するこ
とを抑えるためである。なお、シャッタ25の回動駆動
機構の詳しい構造については後述する。
【0028】二枚のシャッタ25は、フォーク21に対
してその延出方向(スライド方向)と直交する両側に位
置する。このため、移載装置20が図1に示すようにフ
ォーク21のスライド方向を前後方向(同図における左
右方向)に一致させる姿勢をとったときに、シャッタ2
5が閉じる。そして、移載装置20が図2に示すように
フォーク21のスライド方向を車幅方向(左右方向)
(同図における上下方向)に一致させる姿勢をとったと
き、つまりフォーク21により荷4の出し入れをするた
めの作業位置に配置されたときに、シャッタ25が開く
ようになっている。移載装置20がいずれかの方向に9
0°回動するごとにシャッタ25が開閉される。なお、
本実施形態では移載装置20の回動範囲が180°に設
定されている。
【0029】図1〜図3に示すように、本体9内には収
容室23の前側(同図における左側)にクリーンユニッ
トとしてのファンフィルタユニット27が配設されてい
る。ファンフィルタユニット27は、吸気孔28(図3
に示す)を通じて室19内にエアを取込むためのファン
29と、ファン29によって取込んだエアを濾過するた
めのフィルタ30とを備える。シャッタ25が閉じた状
態ではファン29による室19内へのエアの取込みによ
って、収容室23の圧力がクリーンルームの圧力に対し
て正圧に保たれる。本実施形態では、ファンフィルタユ
ニット27からの気流をフォーク21上の荷4に横方向
から当てることにより、容器内の多数枚の液晶ガラス基
板の間隙を気流が通り抜けるようにしている。
【0030】図3,図4に示すように、二枚のシャッタ
25には通気孔としての多数の小孔31がほぼ全面に均
一に形成されている。そのため、図2に示すシャッタ2
5が開いた状態では、一方のシャッタ25がファンフィ
ルタユニット27と収容室23との間に位置することに
なるが、ファンフィルタユニット27からの気流は多数
の小孔31を通り抜けて収容室23へ流れるようになっ
ている。このため、ファンフィルタユニット27からの
気流が、シャッタ25の表面に沿って左右に流れ、シャ
ッタ25と開口24との狭い隙間から図2に鎖線で示す
ように比較的勢いよく吹き出すことが防止される。な
お、シャッタ25が閉じた状態では、ファンフィルタユ
ニット27により室19内に取込まれたエアは、シャッ
タ25と開口24との隙間、および多数の小孔31から
流出する。
【0031】次に、移載装置20の駆動機構について説
明する。図4に示すように、ケーシング22内には昇降
用モータ32、旋回用モータ33およびフォークモータ
34が配設されている。ケーシング22に支持された昇
降用モータ33は、ボールネジ装置35を駆動させる。
ボールネジ装置35の軸36は支持板37に固定されて
いる。支持板37に支持された旋回用モータ33はその
駆動軸にギヤ38を嵌着し、ギヤ38が、支持板37に
対して相対回転可能に支持された円筒体39に外嵌され
ているギヤ40に噛合している。フォークモータ34は
円筒体39に収容された状態で、円筒体39の上面に固
定されたベース板41の下面に一体回転可能に組付けら
れている。
【0032】フォーク21は4段スライド式であって、
下から順番にベース板41、セカンドフォーク42、ミ
ドルフォーク43、アッパフォーク44の4枚を備え
る。これら4枚はリニアガイド(図示せず)によってそ
の長手方向にスライド可能に接続されている。フォーク
21は、1段目のベース板41が上述のように円筒体3
9の上面に固定されていることから、旋回用モータ33
が駆動されることにより円筒体39と一体に回動する。
載置台3に荷4を置くときの液晶ガラス基板のオリフラ
(オリエンテーションフラット)の向きが予め決められ
ているため、フォーク21はこのオリフラの向きを合わ
せのために180°旋回が可能になっている。
【0033】二枚のシャッタ25の下端部に連結された
各支持腕26は、ベース板41の下面に固定されてい
る。そのため、二枚のシャッタ25は、移載装置20と
一軸で一体回動するとともに、フォーク21と一緒に上
下動する。フォーク21の上面より下方位置には、二枚
のシャッタ25が予め決められた軌道上を回動するよう
にこれらを案内するガイド(図示せず)が配設されてい
る。本実施形態では、二枚のシャッタ25を駆動するた
めの駆動系、すなわちその駆動源である旋回用モータ3
3、ギヤ38,40および円筒体39等からなる伝動機
構、およびガイドの全てが、荷4の収容位置(フォーク
21の載置面)より下方に配置されている。なお、支持
腕26、旋回用モータ33、ギヤ38,40、円筒体3
9およびガイドにより一軸駆動機構及び回動機構が構成
される。
【0034】本実施形態では、フォーク21は4枚のフ
ォーク板41〜44がラック・ピニオン構造により連結
されて構成されており、フォークモータ34の駆動方向
の違いによって二方向どちらにもスライドして延出す
る。フォーク板41〜44の連結構造は次のようにな
る。
【0035】図4,図5に示すように、フォークモータ
34の駆動軸に連結されたピニオン46はセカンドフォ
ーク42に設けられたラック47に噛合している。セカ
ンドフォーク42に軸支された軸48(図4にのみ図
示)の両端に固定された二つのピニオン49,50が、
ベース板41とミドルフォーク43のそれぞれに設けら
れたラック51,52と噛合している。また、ミドルフ
ォーク43に軸支された軸53(図4にのみ図示)の両
端に固定された二つのピニオン54,55が、セカンド
フォーク42とアッパフォーク44のそれぞれに設けら
れたラック56,57に噛合している。2本の軸48,
53は、それらが軸支されているセカンドフォーク42
およびミドルフォーク43に対し、それぞれ軸受(図示
せず)を介して相対回転可能に支持されている。フォー
ク21はこのようなラック・ピニオン構造により連結さ
れているため、二方向どちらにもスライドして延出でき
るようになっている。
【0036】図4に示すように、ケーシング22の側面
には小型のファンフィルタユニット60が配設されてい
る。ケーシング22内にはファン61の回転による吸引
力によってファンフィルタユニット60に向かう気流が
発生し、ケーシング22内の駆動部分での発塵はほぼ全
てフィルタ62に集塵される。
【0037】本体9には、図4に示すように床5の下面
側にセンサ63が支持されるとともに、図3,図4に示
すようにその左右両側面に光通信器64が配設されてい
る。搬送車1は、センサ63が図4に示す被検知部65
を検知した時に走行用モータ14の駆動が停止されるこ
とにより、ステーションSTの前面に対向する停止位置
で停止する。ステーションSTの前面には、搬送車1側
の光通信器64と相対する位置に光通信器66が配設さ
れている。搬送車1は停止位置に停止した状態で、光通
信器64,66間における通信により、荷置きまたは荷
取りしてよいかの確認をとってからその作業に入る。な
お、ステーションSTに設けられた載置台3には、フォ
ーク21の荷置き・荷取りをするときの移動経路を確保
するための凹部3aが形成されている。
【0038】本体9には図3に示すコントローラ67が
配設されている。コントローラ67はセンサ63や光通
信器64からの信号に基づいて、各モータ14,32〜
34、ファンフィルタユニット27,60等を駆動制御
する。受電ユニット18からの高周波電流はコントロー
ラ67内の電源回路(図示せず)によって直流の所定電
圧に降圧された後、各モータ14,32〜34やファン
フィルタユニット27,60等に駆動電力として供給さ
れる。なお、本体9の前後にはバンパ68が設けられて
いる。
【0039】次に、搬送車1の作用を説明する。搬送車
1の運転中、ファンフィルタユニット27,60が作動
される。荷4の搬送中は、シャッタ25が閉じられ、フ
ァンフィルタユニット27によって外部のエアが室19
内に吸入される。このため、収容室23内が正圧に保た
れる。ファンフィルタユニット27からの気流は、荷4
に対して横方向から吹き付けられ、液晶ガラス基板の間
隙を通り抜けるように流れる。そして、ファンフィルタ
ユニット27により収容室23内に取込まれたエアはシ
ャッタ25の開口24との隙間およびそのほぼ全面に形
成された多数の小孔31から流出する。このように搬送
中は収容室23内が正圧に保持されるため、搬送車1が
清浄度の比較的低いところを走行しても、収容室23内
の荷4は清浄に保たれる。
【0040】また、搬送車1の走行中に閉じたシャッタ
25は、その外側面(表面)が本体9の側面と面一に配
置されるとともに、その前後方向両端部が内側へ屈曲す
る形状をとる。シャッタ25の進行方向前側端部が走行
中に本体9の側面を流れる気流の方向に逆らう向きに傾
斜しているので、その隙間から外部のエアが収容室23
に流入することが抑えられる。また、シャッタ25の進
行方向後側端部が内方へ傾斜することにより本体9の側
面にできた凹みによって走行中に本体9の側面を流れる
気流の流速が弱まるので、その隙間から外部のエアが収
容室23に流入することが抑えられる。このため、走行
中に本体9の側面を強い気流が流れても、外部のエアが
収容室23に流入することはない。
【0041】搬送車1の走行時などシャッタ25を閉じ
るとき、移載装置20はフォーク21のスライド方向を
前後方向に一致させる図1に示す姿勢に配置される。そ
して、シャッタ25を開くとき、移載装置20はフォー
ク21のスライド方向を車幅方向(左右方向)に一致さ
せる図2に示す姿勢(作業位置)に配置される。このよ
うに二枚のシャッタ25は、移載装置20と一体に一軸
回動することで、横方向に開閉する構造なので、その駆
動に必要な駆動源である旋回用モータ32、ギヤ38,
40および円筒体39等の伝動機構、さらにシャッタ2
5を案内するガイドなど、シャッタ25を駆動させると
きに発塵源となる恐れのある部分が全て荷4の収容位置
より下方に配置される。このため、シャッタ25を設け
ても、フォーク21上の荷4の汚染の心配がなくなる。
【0042】また、シャッタ25が開いたときに、前側
のシャッタ25がファンフィルタユニット27と収容室
23との間に位置するが、ファンフィルタユニット27
からの気流は、図2に実線で示すようにシャッタ25に
形成された多数の小孔31を通り抜けて収容室23に流
れる。このため、ファンフィルタユニット27からの気
流が、図2に鎖線で示すようにシャッタ25に遮られて
シャッタ25の両端部と開口24との隙間から勢いよく
吹き出すことがない。従って、クリーンルーム内を上か
ら下に向かって流れている層流を乱すことがない。よっ
て、層流を乱したための乱流によって床面などから舞い
上がった塵埃によって荷4が汚染される心配がない。
【0043】移載装置20による荷取り・荷置き作業は
次のように行われる。まず荷取りのときは空荷であるた
め、フォーク21は下降位置に配置されている。搬送車
1の停止後、旋回用モータ32が駆動されることにより
移載装置20が図1の姿勢から90°回動する。その結
果、シャッタ25が開く。次にフォークモータ34が駆
動されることにより、フォーク21が図4に示すように
延出する。次に昇降用モータ32が駆動されることによ
りフォーク21がリフトアップし、載置台3上の荷4が
アッパフォーク44上にすくい取られる。そして、フォ
ークモータ34が延出時と反対方向に駆動されることに
よりフォーク21が収縮する。こうして荷4が収容室2
3に収納されると、旋回用モータ33が駆動され、移載
装置20が図2の作業位置から90°回動し、シャッタ
25が閉じられる。
【0044】また、荷置きをするときは、荷4を載置し
たフォーク21は上昇位置に配置されており、搬送車1
の停止後、荷取りのときと逆の経路でフォーク21が駆
動されることにより、荷置きが行われる。コントローラ
67は、荷取りしたときのフォーク21の向きを記憶し
ており、次に荷置きをするときに荷4の中の液晶ガラス
基板のオリフラの向きを荷置き先の設備2に合った向き
とするように、シャッタ25を開くときの移載装置20
の回動方向を決めている。もちろん、このような制御を
荷取りした後にシャッタ25を閉じるときの移送装置2
0の回動方向を選択することによって行なうこともでき
る。
【0045】ケーシング22内の駆動部分の発塵はファ
ンフィルタユニット60のフィルタ62に確実に集塵さ
れるため、ケーシング22内の駆動部分の発塵が収容室
23内の荷4を汚染する心配はない。
【0046】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下に示す効果が得られる。 (1)二枚のシャッタ25を移載装置20と一体に一軸
回動させることにより、横方向に開閉させる方式を採用
したので、シャッタ25の駆動のために摺動する部分
(発塵源)の全てを荷4の収容位置より下方に配置する
ことができる。よって、シャッタ25を設けたことが、
収容室23の清浄度を落とす原因にならず、収容室23
内での荷4の汚染を防ぐことができる。
【0047】(2)二枚のシャッタ25を移載装置20
の回動駆動機構を利用して、移載装置20と一体回動可
能に組付けたので、シャッタ25の開閉のためのそれ専
用の駆動機構を設ける必要がなく、発塵源を増やさずに
済むうえ、駆動機構の配設スペースの省スペース化に寄
与でき、搬送車1の小型化を図り易い。また、コントロ
ーラ67によるシャッタ25の開閉制御と移載装置20
の回動制御とが一つの制御で済むので、別々の制御であ
った従来装置に比べ、コントローラ67の制御を簡素化
できる。
【0048】(3)シャッタ25が開いたときにファン
フィルタユニット27からの気流を遮らないように、シ
ャッタ25に多数の小孔31を形成したので、シャッタ
25が開いたときにクリーンルーム内の層流をさほど乱
さずに済み、荷4を出し入れするときに床面などの塵埃
が舞い上がることに起因する荷4の汚染を防ぐことがで
きる。
【0049】(4)シャッタ25の外側面(表面)を本
体9の側面と面一に配置するとともに、シャッタ25の
前後両端部を内側へ屈曲させたので、搬送車1の走行中
に本体9の側面に比較的強い気流が流れても、シャッタ
25の開口24との隙間から外部のエアが収容室23に
流入することを防ぐことができる。
【0050】(5)移載装置20の駆動部分をケーシン
グ22内に収容するとともに、ケーシング22内の発塵
を集塵するファンフィルタユニット60を配設したの
で、移載装置20の駆動部分での発塵による収容室23
内の荷4の汚染を、より一層確実に防ぐことができる。
【0051】なお、上記実施形態に限定されるものでは
なく、例えば次のような形態で実施することができる。 ○ クリームルーム内で使用される搬送車に限定されな
い。クリーンルーム以外で使用される搬送車にシャッタ
機構を適用することができる。荷にクリーン度が要求さ
れない使われ方をするものであっても、モータの配設数
を減らすことができる。そのため、前記実施形態で効果
(2)で述べたシャッタの駆動機構の配設スペースの省
スペース化の効果は同様に得られる。
【0052】○ シャッタ25を開閉するときの移載装
置20の回動制御方法は前記実施形態に限定されない。
例えば液晶ガラス基板等の基板のオリフラの向きを合わ
せることをする必要がない構成であれば、移載装置20
の回動範囲を90°とすることができる。また、移載装
置20の回動方向を正逆させてシャッタ25を開閉する
のではなく、移載装置20をオリフラの向きを合わせる
ための必要時を除いて一方向へ90°ずつ回動させる制
御方法を採用することもできる。
【0053】○ 扉体を一軸回動させるための専用の駆
動機構(駆動源も含む)を設けてもよい。また、移載装
置20の回動駆動機構部分に一体回動可能に組付けるの
ではなく、移載装置20の駆動源である旋回用モータ3
3や昇降用モータ32の動力を利用するだけで、伝動機
構は扉体専用に備える構成であってもよい。また、扉体
を開閉するために利用する駆動源は、移載装置のものに
限定はされず、搬送車に備えられる他の装置のものだっ
ても構わない。
【0054】○ 前記実施形態では、シャッタ25に多
数の小孔31を形成することにより、シャッタ25を開
いたときの室19からの気流の吹き出しを抑えるように
したが、シャッタ25を開くときには、クリーンフィル
タユニット27の作動を停止させる方法を採用してもよ
い。この構成によっても、シャッタ25を開いたときに
乱流を引き起こす心配がないので、塵埃を舞い上げるこ
とによる荷4の汚染を防ぐことができる。
【0055】○ 本体9の左右片側のみに開口24が設
けられ、シャッタ25が一枚だけの構成であってもよ
い。また、二つの開口を設ける場合、開口の位置は本体
9の前後左右4方向のうち左右両側以外の他の組合せを
採用することもできる。例えば、本体9に対して、前と
後、前と左、前と右、左と後、右と後のいずれかの組合
せで二つの開口を設け、その二つの開口を開閉させるよ
うに二枚のシャッタを設けるようにしてもよい。
【0056】○ シャッタ25を一軸回動させるための
駆動源はモータに限定されない。例えば油圧シリンダ、
空圧シリンダ、電動シリンダであってもよい。シリンダ
のリニアな動きを回転に変換する機構を設ければ、シャ
ッタ25を回動させることはできる。
【0057】○ ファンフィルタユニット27を本体9
の収容室23を挟む前後に一対配設してもよい。この場
合、例えば搬送車1の進行方向前側に位置するファンフ
ィルタユニット27を収容室23にエアを取込むための
吸引用とし、進行方向後側に位置するファンフィルタユ
ニット27を収容室23からエアを排気する排気用とす
るとよい。この構成によれば、搬送車1が走行するとき
に本体9の進行方向後側にできる低圧部分に引込まれて
一緒についてこようとするエアを、排気の吹き出しエア
により払い退けることができる。そのため、清浄度の相
対的に低いところのエアを清浄度の高い場所に運んでし
まうことによる設備付近の清浄度の低下を確実に防ぐこ
とができる。
【0058】○ 前記実施形態では、ファンフィルタユ
ニット27を収容室23の荷4に横方向から気流を当て
られるように、収容室23に対して横方向に配置した
が、ファンフィルタユニット27を収容室23に対して
上側に配設してもよい。例えば荷の中の基板がほぼ垂直
に立てられた状態で配列されている場合は、荷の上側か
ら気流を当てた方が望ましい。
【0059】○ フォークがスライドにより一方向にし
か延出できない構造の移載装置を採用しても構わない。
この場合、収容室23に仮置台を設けておき(例えば荷
の底面四隅に相当する箇所に四つ)、収容室23内に荷
を載せたフォークが戻った後、フォークをリフトダウン
させて荷を仮置台に載せておく構成とすればよい。この
構成によれば、二方向どちらにもフォークが延出可能な
移載装置を使用しなくても、これと同様の作業をするこ
とができる。もちろん、前記実施形態のように二方向ど
ちらにもフォーク21が延出可能な移載装置20を採用
した構成において、収容室23内で荷4を仮置きするた
めの仮置台を設けてもよい。
【0060】次に、前記実施形態及び別例から把握でき
る請求項に記載した発明以外の技術的思想(発明)につ
いて、それらの効果と共に以下に記載する。 (1)請求項1〜請求項6のいずれか一項において、前
記クリーンユニットは、前記収容室に対して横方向、も
しくは上方のうちいずれか少なくとも一箇所に設けられ
ている。この構成によれば、クリーンユニットから収容
室内の荷に対し、横方向、または上から下へ向かう方向
の気流が流れ、荷の収容位置より下方に一軸駆動機構が
配置されることにより、扉体を駆動するための摺動部分
での発塵による荷の汚染をほぼ確実に防ぐことができ
る。
【0061】(2)請求項1〜請求項6及び前記(1)
のいずれか一つにおいて、前記一軸駆動機構はケーシン
グ内に収容され、該ケーシング内の発塵を集塵する集塵
手段を備えている。この構成によれば、ケーシング内に
収容された一軸駆動機構における発塵は集塵手段により
集塵されるので、一軸駆動機構における発塵による荷の
汚染を一層確実に防ぐことができる。
【0062】(3)請求項1〜請求項6のいずれか一項
において、前記クリーンユニットは、前記本体の進行方
向前後に少なくとも二つ設けられ、本体に対して進行方
向前側のものがエアを収容室内に取込むように作動され
るるとともに、進行方向後側のものが収容室内のエアを
排気するように作動される。この構成によれば、走行す
る搬送車の後側にできる低圧部分に引込まれて一緒につ
いてこようとするエアを、排気の吹き出しエアにより払
い退けることができる。そのため、清浄度の相対的に低
いところのエアを清浄度の高い場所に運んでしまうこと
を防止することができる。
【0063】(4)請求項1〜請求項4及び請求項6及
び前記(2),(3)のいずれか一つにおいて、前記ク
リーンユニットは、前記扉体が開くときにその作動が停
止される。この構成によれば、扉体を開くときにクリー
ンユニットの作動が停止されるので、扉体を開いたとき
にクリーンルーム内の層流を乱して床面等の塵埃を舞い
上げる心配がない。
【0064】(5)請求項1〜請求項6及び前記(1)
〜(4)のいずれか一つにおいて、前記搬送車はクリー
ンルーム用である。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、扉体を一軸回動により横方向に開閉させる
構造を採用したので、一軸駆動機構を荷の収容位置より
下方に配置でき、扉体の駆動のための発塵による荷の汚
染を極力防ぐことができる。
【0066】請求項2に記載の発明によれば、移載装置
の一軸駆動機構を利用して扉体を開閉させるので、扉体
の開閉駆動機構をそれ専用に設ける必要がなく、発塵源
を増やさずに済むとともに、駆動源や伝動機構などの配
設スペースを小さく抑えて搬送車の小型化を図ることが
できる。
【0067】請求項3に記載の発明によれば、二つの扉
体が一軸駆動機構を共有するので、二つの扉体を駆動す
るときの発塵源をできるだけ減らすことができる。請求
項4に記載の発明によれば、一軸駆動機構が荷の収容位
置より下方に配置されることで、扉体を駆動するときの
発塵源が荷の収容位置より下方に位置するので、扉体を
駆動するときの発塵による荷の汚染を極力小さく抑える
ことができる。
【0068】請求項5に記載の発明によれば、扉体が開
いたときにクリーンユニットと収容室との間に位置して
も、クリーンユニットからの気流が扉体に遮られること
なく通気孔を通り抜けるので、扉体を開いたときに吹き
出す気流が招いた乱流が塵埃を飛散させることによる荷
の汚染を防ぐことができる。
【0069】請求項6に記載の発明によれば、搬送車が
走行するときに閉じられた扉体が、本体の側面とほぼ面
一に配置されるとともに、開口の進行方向前後端部に相
当する部位において内方へ屈曲した形状をとるので、扉
体と開口との隙間からの外部のエアの流入を抑えること
ができ、搬送中における荷の汚染を一層確実に防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態における搬送車の平断面図。
【図2】同じくシャッタを開けた状態を示す平断面図。
【図3】同じく一部破断した側面図。
【図4】同じく正断面図。
【図5】移載装置の平面図。
【図6】従来技術における搬送車の正断面図。
【符号の説明】
1…搬送車、1a…車体、4…荷、9…本体、20…移
載装置、21…フォーク、23…収容室、24…開口、
25…扉体としてのシャッタ、26…一軸駆動機構及び
回動機構を構成する支持腕、27…クリーンユニットと
してのファンフィルタユニット、31…通気孔としての
小孔、33…一軸駆動機構及び回動機構を構成する旋回
用モータ、38,40…一軸駆動機構及び回動機構を構
成するギヤ、39…一軸駆動機構及び回動機構を構成す
る円筒体。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷を収容するための収容室と、該収容室
    を清浄に保つためのクリーンユニットとを本体に備える
    搬送車において、 荷の出し入れをするために前記本体に設けられた開口に
    対し、扉体を一軸回動により横方向に開閉させる一軸駆
    動機構を備えている搬送車。
  2. 【請求項2】 前記一軸駆動機構は、前記収容室の荷を
    出し入れするために前記本体内に配備された移載装置を
    回動させる回動機構であり、前記移載装置が荷の出し入
    れをする作業位置に配置されたときに、前記扉体が前記
    開口を開放する位置に配置されるように、前記扉体と前
    記移載装置が一体回動可能に設けられている請求項1に
    記載の搬送車。
  3. 【請求項3】 前記扉体は、前記本体の両側に設けられ
    た前記開口を開閉するために二つ設けられ、該二つの扉
    体が前記一軸駆動機構により一軸で一体回動される請求
    項1又は請求項2に記載の搬送車。
  4. 【請求項4】 前記一軸駆動機構は、前記収容室におけ
    る荷の収容位置より下方に配置されている請求項1〜請
    求項3のいずれか一項に記載の搬送車。
  5. 【請求項5】 前記クリーンユニットは、前記収容室に
    気流を送り込むものであり、前記扉体にはそれが開いた
    ときに前記クリーンユニットからの気流を遮らないよう
    にする通気孔が形成されている請求項1〜請求項4のい
    ずれか一項に記載の搬送車。
  6. 【請求項6】 前記扉体は、閉じた状態で前記本体の側
    面とほぼ面一に配置されるとともに、前記開口の進行方
    向前後端部に相当する部位において内方へ屈曲している
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の搬送車。
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