JPH11301367A - ピラーガーニッシュ等のカバー構造体 - Google Patents
ピラーガーニッシュ等のカバー構造体Info
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- JPH11301367A JPH11301367A JP10668098A JP10668098A JPH11301367A JP H11301367 A JPH11301367 A JP H11301367A JP 10668098 A JP10668098 A JP 10668098A JP 10668098 A JP10668098 A JP 10668098A JP H11301367 A JPH11301367 A JP H11301367A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 張出し片を有する被着体に固定状に取付け易
く、かつ外部荷重に対して強固なカバー構造体を提供す
る。 【解決手段】 左右あるいは上下の側面に張出し片4,
5を有する被着体1に、両張出し片に関連させて被着体
の所定面3Aを覆うカバー構造体11である。被着体の
所定面を覆う被覆本体12の一側部には被着体の一方の
張出し片4に係止する固定の係止縁13が設けられてい
る。被覆本体の他側部は他方の張出し片5を挟むため
の、固定の止め片16と、この外側に位置しヒンジ部1
9を介して折曲げ可能とされ止着手段20,6,17に
より止め片に止着し、挟んだ張出し片を固定状に保持す
る曲げ片19が設けられている。被覆本体は剛性構造1
5とされている。
く、かつ外部荷重に対して強固なカバー構造体を提供す
る。 【解決手段】 左右あるいは上下の側面に張出し片4,
5を有する被着体1に、両張出し片に関連させて被着体
の所定面3Aを覆うカバー構造体11である。被着体の
所定面を覆う被覆本体12の一側部には被着体の一方の
張出し片4に係止する固定の係止縁13が設けられてい
る。被覆本体の他側部は他方の張出し片5を挟むため
の、固定の止め片16と、この外側に位置しヒンジ部1
9を介して折曲げ可能とされ止着手段20,6,17に
より止め片に止着し、挟んだ張出し片を固定状に保持す
る曲げ片19が設けられている。被覆本体は剛性構造1
5とされている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はピラーガーニッシ
ュ等のカバー構造体に関し、詳しくは、たとえば自動車
のピラーガーニッシュ等、被着体の表面を覆うカバー構
造体に係わるものである。
ュ等のカバー構造体に関し、詳しくは、たとえば自動車
のピラーガーニッシュ等、被着体の表面を覆うカバー構
造体に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のピラーガーニッシュは、
樹脂成形した装飾部品がボデーピラーに被着されてい
る。
樹脂成形した装飾部品がボデーピラーに被着されてい
る。
【0003】図10に示すように、ボデーピラー100
は二枚の成形パネル101,102をフランジ部103
にて接合した閉断面とされ、このボデーピラー100の
被覆面102Aにピラーガーニッシュ110が取付けら
れる。ピラーガーニッシュ110は、図10の実線にて
示すように、ボデーピラー100の被覆面102Aを被
う大きさの被覆本体111の両側面の内側に、フランジ
部103に係止させる係止縁112を備え、かつ係止縁
112側を避けた両側面の内側隅部に補強リブ113が
設けられた構造よりなる。
は二枚の成形パネル101,102をフランジ部103
にて接合した閉断面とされ、このボデーピラー100の
被覆面102Aにピラーガーニッシュ110が取付けら
れる。ピラーガーニッシュ110は、図10の実線にて
示すように、ボデーピラー100の被覆面102Aを被
う大きさの被覆本体111の両側面の内側に、フランジ
部103に係止させる係止縁112を備え、かつ係止縁
112側を避けた両側面の内側隅部に補強リブ113が
設けられた構造よりなる。
【0004】このピラーガーニッシュ110は、ボデー
ピラー100の被覆面102Aを被覆本体111部分に
て覆うように配置した後、図11に示すように、ピラー
ガーニッシュ110の中央部をボデーピラー100側に
押付けて撓ませ、裏面両側の係止縁112をフランジ部
103の外側に導いて係止させてピラーガーニッシュ1
10が取付けられる。ピラーガーニッシュ110は内側
隅部の補強リブ113により、外面からの剛性が確保さ
れる。
ピラー100の被覆面102Aを被覆本体111部分に
て覆うように配置した後、図11に示すように、ピラー
ガーニッシュ110の中央部をボデーピラー100側に
押付けて撓ませ、裏面両側の係止縁112をフランジ部
103の外側に導いて係止させてピラーガーニッシュ1
10が取付けられる。ピラーガーニッシュ110は内側
隅部の補強リブ113により、外面からの剛性が確保さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のピラーガーニッシュ110は、撓ませてボデー
ピラー100に取付けるため、取付け作業性が悪く、ま
た、撓ませるためにピラーガーニッシュ110の剛性、
とくに被覆本体111前面側の剛性を大きくできない不
都合な問題点があった。また、本発明者は、剛性の大き
いカバー構造体を、フランジ部状の張出し片を有する被
着体に取付ける場合においても、取付け作業性を容易に
なし得るようにしたものである。
た従来のピラーガーニッシュ110は、撓ませてボデー
ピラー100に取付けるため、取付け作業性が悪く、ま
た、撓ませるためにピラーガーニッシュ110の剛性、
とくに被覆本体111前面側の剛性を大きくできない不
都合な問題点があった。また、本発明者は、剛性の大き
いカバー構造体を、フランジ部状の張出し片を有する被
着体に取付ける場合においても、取付け作業性を容易に
なし得るようにしたものである。
【0006】そこで、本発明の課題は、前述した従来の
ピラーガーニッシュにおける不都合な問題点を解消し、
かつ適用範囲を広くなし得たものであって、ボデーピラ
ー等の張出し片を有する被着体に固定状に取付け易く、
かつ外部荷重に対して強固なピラーガーニッシュ等のカ
バー構造体を提供することにある。
ピラーガーニッシュにおける不都合な問題点を解消し、
かつ適用範囲を広くなし得たものであって、ボデーピラ
ー等の張出し片を有する被着体に固定状に取付け易く、
かつ外部荷重に対して強固なピラーガーニッシュ等のカ
バー構造体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の請求項1の発明は、左右あるいは上下の側面に張出し
片を有する被着体に、両張出し片に関連させて該被着体
の所定面を覆うカバー構造であって、被着体の前記所定
面を覆う被覆本体の一側部には被着体の一方の張出し片
に係止する固定の係止縁が設けられ、かつ被覆本体の他
側部には他方の張出し片を挟むための、固定の止め片
と、この外側に位置しヒンジ部を介して折曲げ可能とさ
れ止着手段により止め片に止着して挟んだ張出し片を固
定状に保持する曲げ片が設けられ、かつ前記被覆本体が
剛性構造とされていることを特徴とする。
の請求項1の発明は、左右あるいは上下の側面に張出し
片を有する被着体に、両張出し片に関連させて該被着体
の所定面を覆うカバー構造であって、被着体の前記所定
面を覆う被覆本体の一側部には被着体の一方の張出し片
に係止する固定の係止縁が設けられ、かつ被覆本体の他
側部には他方の張出し片を挟むための、固定の止め片
と、この外側に位置しヒンジ部を介して折曲げ可能とさ
れ止着手段により止め片に止着して挟んだ張出し片を固
定状に保持する曲げ片が設けられ、かつ前記被覆本体が
剛性構造とされていることを特徴とする。
【0008】請求項1の発明において、カバー構造体は
被着体の両張出し片に関連させて被着体の所定面(被覆
面)に覆われる。すなわち、カバー構造体は固定の係止
縁を被着体の一方の張出し片に係止させ、被着体の所定
面を被覆体にて覆うとともに、被着体の他方の張出し片
に止め片を当接させ、ヒンジ部を介して曲げ片を回動し
止め片に止着し、止め片と曲げ片にて張出し片を挟着さ
せる。曲げ片は止め片に対し止着手段にて止着される。
カバー構造体は両側部が各々被着体の各張出し片に係止
及び止着されるため固定性は良好である。カバー構造体
は剛性構造にされていて、外部荷重に対して強固であ
る。
被着体の両張出し片に関連させて被着体の所定面(被覆
面)に覆われる。すなわち、カバー構造体は固定の係止
縁を被着体の一方の張出し片に係止させ、被着体の所定
面を被覆体にて覆うとともに、被着体の他方の張出し片
に止め片を当接させ、ヒンジ部を介して曲げ片を回動し
止め片に止着し、止め片と曲げ片にて張出し片を挟着さ
せる。曲げ片は止め片に対し止着手段にて止着される。
カバー構造体は両側部が各々被着体の各張出し片に係止
及び止着されるため固定性は良好である。カバー構造体
は剛性構造にされていて、外部荷重に対して強固であ
る。
【0009】また、前記課題を解決するための、請求項
2の発明は、左右あるいは上下の側面に張出し片を有す
るボデーピラーに、両張出し片に関連させて該ボデーピ
ラーの所定面を覆うピラーガーニッシュであって、ボデ
ーピラーの前記所定面を覆う被覆本体の一側部にはボデ
ーピラーの一方の張出し片に係止する固定の係止縁が設
けられ、かつ被覆本体の他側部には他方の張出し片を挟
むための、固定の止め片と、この外側に位置しヒンジ部
を介して折曲げ可能とされ止着手段により止め片に止着
して挟んだ張出し片を固定状に保持する曲げ片が設けら
れ、かつ前記被覆本体が剛性構造とされていることを特
徴とする。
2の発明は、左右あるいは上下の側面に張出し片を有す
るボデーピラーに、両張出し片に関連させて該ボデーピ
ラーの所定面を覆うピラーガーニッシュであって、ボデ
ーピラーの前記所定面を覆う被覆本体の一側部にはボデ
ーピラーの一方の張出し片に係止する固定の係止縁が設
けられ、かつ被覆本体の他側部には他方の張出し片を挟
むための、固定の止め片と、この外側に位置しヒンジ部
を介して折曲げ可能とされ止着手段により止め片に止着
して挟んだ張出し片を固定状に保持する曲げ片が設けら
れ、かつ前記被覆本体が剛性構造とされていることを特
徴とする。
【0010】請求項2の発明のピラーガーニッシュは、
ボデーピラーの両張出し片に関連させて、ボデーピラー
の(車室側の)所定面(被覆面)に覆われる。すなわ
ち、ピラーガーニッシュは固定の係止縁をボデーピラー
の一方の張出し片に係止させ、ボデーピラーの所定面を
被覆体にて覆うとともに、ボデーピラーの他方の張出し
片に止め片を当接させ、ヒンジ部を介して曲げ片を回動
し、止め片に止着し、止め片と曲げ片にて張出し片を挟
着させる。曲げ片は止め片に対し止着手段にて止着され
る。ピラーガーニッシュは両側部が各々ボデーピラーの
各張出し片に係止及び止着されるため固定性は良好であ
る。ピラーガーニッシュは剛性構造にされていて、外部
荷重に対して強固である。
ボデーピラーの両張出し片に関連させて、ボデーピラー
の(車室側の)所定面(被覆面)に覆われる。すなわ
ち、ピラーガーニッシュは固定の係止縁をボデーピラー
の一方の張出し片に係止させ、ボデーピラーの所定面を
被覆体にて覆うとともに、ボデーピラーの他方の張出し
片に止め片を当接させ、ヒンジ部を介して曲げ片を回動
し、止め片に止着し、止め片と曲げ片にて張出し片を挟
着させる。曲げ片は止め片に対し止着手段にて止着され
る。ピラーガーニッシュは両側部が各々ボデーピラーの
各張出し片に係止及び止着されるため固定性は良好であ
る。ピラーガーニッシュは剛性構造にされていて、外部
荷重に対して強固である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図7
に基づいて説明する。図2(イ)はピラーガーニッシュ
11を取付ける自動車のボデーピラー1の断面構造を示
す。なお、この実施の形態のボデーピラー1は、図4に
示すように、自動車31のドア開口部32に挟まれたセ
ンタピラー33の場合である。
に基づいて説明する。図2(イ)はピラーガーニッシュ
11を取付ける自動車のボデーピラー1の断面構造を示
す。なお、この実施の形態のボデーピラー1は、図4に
示すように、自動車31のドア開口部32に挟まれたセ
ンタピラー33の場合である。
【0012】図1に示すように、このボデーピラー1は
深絞り成形したピラー用の成形パネル板2と、浅絞り成
形したピラー用の成形パネル板3を、両側のフランジ部
4,5にて接合した所定形の閉断面とされている。ボデ
ーピラー1は図4に示すように、下端基部側が幅広形状
をなす。ボデーピラー1の一側の所定位置のフランジ部
5には、図2(イ)に示すように、所定間隔に止め孔6
が貫設されている。この止め孔6は後述の差込み突部2
0の挿入用のものである。
深絞り成形したピラー用の成形パネル板2と、浅絞り成
形したピラー用の成形パネル板3を、両側のフランジ部
4,5にて接合した所定形の閉断面とされている。ボデ
ーピラー1は図4に示すように、下端基部側が幅広形状
をなす。ボデーピラー1の一側の所定位置のフランジ部
5には、図2(イ)に示すように、所定間隔に止め孔6
が貫設されている。この止め孔6は後述の差込み突部2
0の挿入用のものである。
【0013】前記ピラーガーニッシュ11は、図2及び
図3に示すように、ボデーピラー1の車室側を覆い、か
つ前面部12A及び両側面部12B,12Cよりなる被
覆本体12の両側の内端部にボデーピラー1に係止させ
る係止手段K1,K2を有している。
図3に示すように、ボデーピラー1の車室側を覆い、か
つ前面部12A及び両側面部12B,12Cよりなる被
覆本体12の両側の内端部にボデーピラー1に係止させ
る係止手段K1,K2を有している。
【0014】図1、図2、図3などに示すように、ピラ
ーガーニッシュ11は剛性を高めるために、被覆本体1
2の内側に係止縁13より突出しない所定幅の補強リブ
15が設けられている。補強リブ15は板状をなし、図
2、図3に示すように、複数枚が所定間隔に横方向に配
置されかつ内方に突出形成されている。なお、係止縁1
3の裏面と補強リブ15との間はボデーピラー1のフラ
ンジ部13を挿入可能な隙間14が確保されている。ピ
ラーガーニッシュ11の幅広の下端部には自動車のボデ
ー側に嵌着するための取付け片21が設けられている。
ーガーニッシュ11は剛性を高めるために、被覆本体1
2の内側に係止縁13より突出しない所定幅の補強リブ
15が設けられている。補強リブ15は板状をなし、図
2、図3に示すように、複数枚が所定間隔に横方向に配
置されかつ内方に突出形成されている。なお、係止縁1
3の裏面と補強リブ15との間はボデーピラー1のフラ
ンジ部13を挿入可能な隙間14が確保されている。ピ
ラーガーニッシュ11の幅広の下端部には自動車のボデ
ー側に嵌着するための取付け片21が設けられている。
【0015】一方の係止手段K1は、図1、図2、図3
に示すように、ボデーピラー1の止め孔6を設けない側
のフランジ部4を係止する係止縁13とされている。係
止縁13は補強リブ15を避けた位置に各々形成されて
いる(図2、図3参照)。
に示すように、ボデーピラー1の止め孔6を設けない側
のフランジ部4を係止する係止縁13とされている。係
止縁13は補強リブ15を避けた位置に各々形成されて
いる(図2、図3参照)。
【0016】他方の係止手段K2は図1、図2、図3に
示すように、固定された止め片16と、折曲げ可能な曲
げ片19とよりなる。各止め片16は補強リブ15を避
けた位置に各々形成されている。前記止め片16は側面
の端辺より所定の内側位置に、被覆本体12の前面部1
2Aに平行状でかつ固定状に突設されている。止め片1
6はボデーピラー1のフランジ部5の各止め孔6に対応
する所定位置に止め孔17が貫設されている。各止め孔
17,6は後述する差込み突部20の挿入用のものであ
る。
示すように、固定された止め片16と、折曲げ可能な曲
げ片19とよりなる。各止め片16は補強リブ15を避
けた位置に各々形成されている。前記止め片16は側面
の端辺より所定の内側位置に、被覆本体12の前面部1
2Aに平行状でかつ固定状に突設されている。止め片1
6はボデーピラー1のフランジ部5の各止め孔6に対応
する所定位置に止め孔17が貫設されている。各止め孔
17,6は後述する差込み突部20の挿入用のものであ
る。
【0017】前記曲げ片19は図1、図2、図3、図5
に示すように、側面部12Cの端辺(止め片16より外
側部位)にヒンジ部18を介して折曲げ可能に形成され
ている。曲げ片19は各止め片16を覆い得る大きさの
縦長の一枚よりなる。折曲げた際に内面となる曲げ片1
9の各所定位置、すなわち各止め孔17に対応する位置
には、各止め孔17に差込まれる差込み突部20が突設
されている。差込み突部20の先端部には先端部側が尖
った抜止め片20Aが設けられている。
に示すように、側面部12Cの端辺(止め片16より外
側部位)にヒンジ部18を介して折曲げ可能に形成され
ている。曲げ片19は各止め片16を覆い得る大きさの
縦長の一枚よりなる。折曲げた際に内面となる曲げ片1
9の各所定位置、すなわち各止め孔17に対応する位置
には、各止め孔17に差込まれる差込み突部20が突設
されている。差込み突部20の先端部には先端部側が尖
った抜止め片20Aが設けられている。
【0018】曲げ片19を折曲げた際は、曲げ片19の
各差込み突部20が止め片16の各止め孔17に挿入さ
れ、抜止め片20Aにより抜止め状に保持される。
各差込み突部20が止め片16の各止め孔17に挿入さ
れ、抜止め片20Aにより抜止め状に保持される。
【0019】曲げ片19は通常、図1、図2、図3、図
5に示すように、差込み突部20が外方に位置する開い
た状態にされていてヒンジ部18を介して止め片16側
に折曲げ可能である。なお、ピラーガーニッシュ11は
合成樹脂にて一体成形されている。
5に示すように、差込み突部20が外方に位置する開い
た状態にされていてヒンジ部18を介して止め片16側
に折曲げ可能である。なお、ピラーガーニッシュ11は
合成樹脂にて一体成形されている。
【0020】しかして、図4に示すように、ボデーピラ
ー1の所定の下端部には、図1(イ)、(ロ)に示すよ
うに、ボデーピラー1の所定の被覆面にピラーガーニッ
シュ11の裏面側を対向させて配置する。次いで、第1
図に示すように、止め孔6を設けない一方のフランジ部
4の内側(奥側)に係止縁13を配置して、すなわち係
止縁13の裏側の隙間14をフランジ部4に挿入して係
止縁13をフランジ部4に係止させる。続いて、ビラー
ガーニッシュ11の止め片16を、止め孔17を有する
フランジ部5に当接させ、曲げ片19をヒンジ部18を
介して止め片16側に折曲げ、曲げ片19の差込み突部
20を、ヒンジ部18の止め孔6を介して止め片16の
止め孔17に挿入する。挿入した差込み突部20は抜止
め片20Aにより抜けない。
ー1の所定の下端部には、図1(イ)、(ロ)に示すよ
うに、ボデーピラー1の所定の被覆面にピラーガーニッ
シュ11の裏面側を対向させて配置する。次いで、第1
図に示すように、止め孔6を設けない一方のフランジ部
4の内側(奥側)に係止縁13を配置して、すなわち係
止縁13の裏側の隙間14をフランジ部4に挿入して係
止縁13をフランジ部4に係止させる。続いて、ビラー
ガーニッシュ11の止め片16を、止め孔17を有する
フランジ部5に当接させ、曲げ片19をヒンジ部18を
介して止め片16側に折曲げ、曲げ片19の差込み突部
20を、ヒンジ部18の止め孔6を介して止め片16の
止め孔17に挿入する。挿入した差込み突部20は抜止
め片20Aにより抜けない。
【0021】かくしてピラーガーニッシュ11が、左右
のフランジ部4,5を有するボデーピラー1に両フラン
ジ部4,5に関連させて取付けた取付け構造が形成され
る。なお、取付けたピラーガーニッシュ11は、図7に
示すように、車室側に美しい外観をなす。
のフランジ部4,5を有するボデーピラー1に両フラン
ジ部4,5に関連させて取付けた取付け構造が形成され
る。なお、取付けたピラーガーニッシュ11は、図7に
示すように、車室側に美しい外観をなす。
【0022】取付けたピラーガーニッシュ11は、図6
に示すようにピラーガーニッシュ11の一側部の係止縁
13がボデーピラー1のフランジ部4に係止され、かつ
ピラーガーニッシュ11の他方の側部の止め片16を止
め孔6を設けたフランジ部5に当接させ、当接させたフ
ランジ部5に曲げ片19を重ねてフランジ部5を挟み、
かつ曲げ片19の差込み突部20にてフランジ部5及び
止め片16の各止め孔6,16に挿入させて抜止めされ
てなることより強固に止着された構造とされる。
に示すようにピラーガーニッシュ11の一側部の係止縁
13がボデーピラー1のフランジ部4に係止され、かつ
ピラーガーニッシュ11の他方の側部の止め片16を止
め孔6を設けたフランジ部5に当接させ、当接させたフ
ランジ部5に曲げ片19を重ねてフランジ部5を挟み、
かつ曲げ片19の差込み突部20にてフランジ部5及び
止め片16の各止め孔6,16に挿入させて抜止めされ
てなることより強固に止着された構造とされる。
【0023】ピラーガーニッシュ11はボデーピラー1
の両フランジ部4,5に係止され外れることがなく、か
つピラーガーニッシュ11は被覆本体12の裏面に補強
リブ15を有しているため、外部からの力に対し剛性が
大きくて都合がよい。
の両フランジ部4,5に係止され外れることがなく、か
つピラーガーニッシュ11は被覆本体12の裏面に補強
リブ15を有しているため、外部からの力に対し剛性が
大きくて都合がよい。
【0024】このピラーガーニッシュ11は、取付け時
において、図1(ロ)に示すように、曲げ片19が外方
に開いた状態とされた場合には、ボデーピラー1に対し
て取付け易い。
において、図1(ロ)に示すように、曲げ片19が外方
に開いた状態とされた場合には、ボデーピラー1に対し
て取付け易い。
【0025】前記した実施の形態ではボデーピラー1に
対してピラーガーニッシュ11を取付けた場合であった
が、本発明はこれに限定するものではなく、たとえば、
図8に示す鉄骨支柱などの被着体41の露出した所定面
を覆うカバー構造体42に適用することができる。な
お、図8において、前記した実施の形態と同一機能部材
は同符号を付し、その説明は省略する。
対してピラーガーニッシュ11を取付けた場合であった
が、本発明はこれに限定するものではなく、たとえば、
図8に示す鉄骨支柱などの被着体41の露出した所定面
を覆うカバー構造体42に適用することができる。な
お、図8において、前記した実施の形態と同一機能部材
は同符号を付し、その説明は省略する。
【0026】図8において、この鉄骨支柱の被着体41
は左右の側面にフランジ部4,5を有する。図8左方の
フランジ部5には縦向きの所定間隔に止め孔6が貫設さ
れている。カバー構造体42の一側部は内側に曲げられ
てフランジ部4の係止縁13とされ、カバー構造体42
の他側部は先端辺近傍の内側位置に止め片17が設けら
れ、かつ先端辺にはヒンジ部18を介して曲げ片19が
形成されている。
は左右の側面にフランジ部4,5を有する。図8左方の
フランジ部5には縦向きの所定間隔に止め孔6が貫設さ
れている。カバー構造体42の一側部は内側に曲げられ
てフランジ部4の係止縁13とされ、カバー構造体42
の他側部は先端辺近傍の内側位置に止め片17が設けら
れ、かつ先端辺にはヒンジ部18を介して曲げ片19が
形成されている。
【0027】止め片16にはフランジ部5の止め孔6と
対応する止め孔17が設けられている。曲げ片19には
折曲げた際にフランジ部5の止め孔6を介して止め片1
6の止め孔17に挿入される差込み突部20が突設させ
ている。なお、カバー構造体42の内側には、被着体4
1にカバー構造体42を覆う際に、妨げにならない形状
の補強リブ15が形成されている。
対応する止め孔17が設けられている。曲げ片19には
折曲げた際にフランジ部5の止め孔6を介して止め片1
6の止め孔17に挿入される差込み突部20が突設させ
ている。なお、カバー構造体42の内側には、被着体4
1にカバー構造体42を覆う際に、妨げにならない形状
の補強リブ15が形成されている。
【0028】しかして、図8に示すように、被着体41
のフランジ部4の内側に係止縁13を配置して、係止縁
13をフランジ部4に係止させ、かつ止め片16を他方
のフランジ部5に当接させた後、曲げ片19をヒンジ部
18を介してフランジ部5側に折曲げ、曲げ片19の差
込み突部20をフランジ部5及び止め片16の止め孔
6,16に抜止め状に挿入することにより、カバー構造
体42の取付け構造が形成される。
のフランジ部4の内側に係止縁13を配置して、係止縁
13をフランジ部4に係止させ、かつ止め片16を他方
のフランジ部5に当接させた後、曲げ片19をヒンジ部
18を介してフランジ部5側に折曲げ、曲げ片19の差
込み突部20をフランジ部5及び止め片16の止め孔
6,16に抜止め状に挿入することにより、カバー構造
体42の取付け構造が形成される。
【0029】この取付け構造において、カバー構造体4
2は両フランジ部4,5に係止されていて外れることな
く、かつ補強リブ15により外部からの力に対しへこむ
ことなく強固である。
2は両フランジ部4,5に係止されていて外れることな
く、かつ補強リブ15により外部からの力に対しへこむ
ことなく強固である。
【0030】なお、カバー構造体42を取付けた被着体
41は、カバー構造体42の両側にパネル43が配置さ
れ見栄えよく施工される。
41は、カバー構造体42の両側にパネル43が配置さ
れ見栄えよく施工される。
【0031】すなわち、本発明はカバー構造体の一側部
の係止縁が被着体の一側面のフランジ部などの張出し片
に係止され、かつ前記カバー構造体の他方の側部のフラ
ンジ部などの張出し片がヒンジ部を介して折曲げた曲げ
片にて覆われ、該曲げ片が止着手段にて他方の側部の張
出し片に止着されてなるカバー構造体の取付け構造とな
し得る。
の係止縁が被着体の一側面のフランジ部などの張出し片
に係止され、かつ前記カバー構造体の他方の側部のフラ
ンジ部などの張出し片がヒンジ部を介して折曲げた曲げ
片にて覆われ、該曲げ片が止着手段にて他方の側部の張
出し片に止着されてなるカバー構造体の取付け構造とな
し得る。
【0032】カバー構造体の剛性は補強リブによること
なく、カバー体自体を厚肉としてもよいし、補強リブと
厚肉の構成とすることも可能である。
なく、カバー体自体を厚肉としてもよいし、補強リブと
厚肉の構成とすることも可能である。
【0033】前記した実施の形態は、たとえば図6に示
すように、ボデーピラー1の止め孔6を有するフランジ
部5を、止め孔17と曲げ片19にて挟み、各止め孔
6,17に対して差込み突起20を差込み、フランジ部
5を固定したが、フランジ部5を固定する止着手段はこ
れに限定するものではなく、たとえば図9に示すよう
に、他の止着手段とすることができる。なお、図9にお
いて同一機能部材は同符号を付し、その説明は省略す
る。
すように、ボデーピラー1の止め孔6を有するフランジ
部5を、止め孔17と曲げ片19にて挟み、各止め孔
6,17に対して差込み突起20を差込み、フランジ部
5を固定したが、フランジ部5を固定する止着手段はこ
れに限定するものではなく、たとえば図9に示すよう
に、他の止着手段とすることができる。なお、図9にお
いて同一機能部材は同符号を付し、その説明は省略す
る。
【0034】図9に示すように、被着体51の両フラン
ジ部52,53には止め孔を設けず、一方のフランジ部
52に対しては係止縁13にてカバー構造体54の一側
を止着し、かつ他方のフランジ部53は止め片16と曲
げ片19にてフランジ部53を挟み、曲げ片19の差込
み突起20を止め片16の止め孔17に抜止め状に止着
することで、カバー構造体54を両フランジ部52,5
3に止着させ得る。なお、この手段を採用した場合は、
フランジ部53に止め孔を加工する手間を省略し得る。
ジ部52,53には止め孔を設けず、一方のフランジ部
52に対しては係止縁13にてカバー構造体54の一側
を止着し、かつ他方のフランジ部53は止め片16と曲
げ片19にてフランジ部53を挟み、曲げ片19の差込
み突起20を止め片16の止め孔17に抜止め状に止着
することで、カバー構造体54を両フランジ部52,5
3に止着させ得る。なお、この手段を採用した場合は、
フランジ部53に止め孔を加工する手間を省略し得る。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、外部荷重に対
して強固なカバー体を、張出し片を有する被着体に容易
に取付け得る。
して強固なカバー体を、張出し片を有する被着体に容易
に取付け得る。
【0036】請求項2の発明によれば、外部荷重に対し
て強固なピラーガーニッシュを、張出し片を有するボデ
ーピラーに容易に取付け得る。
て強固なピラーガーニッシュを、張出し片を有するボデ
ーピラーに容易に取付け得る。
【図1】(イ)は本発明実施の形態のボデーピラーの断
面図で、(ロ)はピラーガーニッシュの断面図である。
面図で、(ロ)はピラーガーニッシュの断面図である。
【図2】(イ)はボデーピラーの止め孔側の接合フラン
ジを示す斜視図、(ロ)はピラーガーニッシュの斜視図
である。
ジを示す斜視図、(ロ)はピラーガーニッシュの斜視図
である。
【図3】図2のピラーガーニッシュの裏面図である。
【図4】ピラーガーニッシュを取付けるセンタピラー付
近を示す略体図である。
近を示す略体図である。
【図5】図3のピラーガーニッシュにおける係止端部側
を示す要部拡大断面図である。
を示す要部拡大断面図である。
【図6】ピラーガーニッシュの取付け構造図である。
【図7】ピラーガーニッシュを取付けたセンターピラー
の外観図である。
の外観図である。
【図8】本発明の他の実施形態を示す断面図である。
【図9】本発明のさらなる他の実施形態の要部を示す断
面図である。
面図である。
【図10】ボデーピラーに従来のピラーガーニッシュを
取付けた断面図である。
取付けた断面図である。
【図11】従来のピラーガーニッシュの取付け工程図で
ある。
ある。
1 ボデーピラー 3A 被覆面 4,5,52,53 フランジ部 6,17 止め孔 11 ピラーガーニッシュ 12 被覆本体 13 係止縁 15 補強リブ 16 止め片 18 ヒンジ部 19 曲げ片 20 差込み突部 41,51 被着体 42,54 カバー構造体
Claims (2)
- 【請求項1】 左右あるいは上下の側面に張出し片を有
する被着体に、両張出し片に関連させて該被着体の所定
面を覆うカバー構造であって、被着体の前記所定面を覆
う被覆本体の一側部には被着体の一方の張出し片に係止
する固定の係止縁が設けられ、かつ被覆本体の他側部に
は他方の張出し片を挟むための、固定の止め片と、この
外側に位置しヒンジ部を介して折曲げ可能とされ止着手
段により止め片に止着して挟んだ張出し片を固定状に保
持する曲げ片が設けられ、かつ前記被覆本体が剛性構造
とされていることを特徴としたカバー構造体。 - 【請求項2】 左右あるいは上下の側面に張出し片を有
するボデーピラーに、両張出し片に関連させて該ボデー
ピラーの所定面を覆うピラーガーニッシュであって、ボ
デーピラーの前記所定面を覆う被覆本体の一側部にはボ
デーピラーの一方の張出し片に係止する固定の係止縁が
設けられ、かつ被覆本体の他側部には他方の張出し片を
挟むための、固定の止め片と、この外側に位置しヒンジ
部を介して折曲げ可能とされ止着手段により止め片に止
着して挟んだ張出し片を固定状に保持する曲げ片が設け
られ、かつ前記被覆本体が剛性構造とされていることを
特徴としたピラーガーニッシュ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10668098A JPH11301367A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | ピラーガーニッシュ等のカバー構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10668098A JPH11301367A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | ピラーガーニッシュ等のカバー構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11301367A true JPH11301367A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14439791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10668098A Pending JPH11301367A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | ピラーガーニッシュ等のカバー構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11301367A (ja) |
-
1998
- 1998-04-16 JP JP10668098A patent/JPH11301367A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20041126 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050128 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20050218 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050218 |