JPH11299295A - 風力発電装置の制御方法 - Google Patents
風力発電装置の制御方法Info
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- JPH11299295A JPH11299295A JP10117842A JP11784298A JPH11299295A JP H11299295 A JPH11299295 A JP H11299295A JP 10117842 A JP10117842 A JP 10117842A JP 11784298 A JP11784298 A JP 11784298A JP H11299295 A JPH11299295 A JP H11299295A
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、充電装置と放電装置等設備の削減
が達成できると共に、これらで充／放電損失等をなく
し、風力発電装置のエネルギー効率を上昇させることが
できる風力発電装置の制御方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】 風車ブレードに駆動軸を介して連結した
発電機よりの風車発生電力をＡＣ／ＤＣ変換器により直
流電力に変換したのち、更にＤＣ／ＡＣ変換器により交
流電力に変換して電力系統に供給する風力発電装置にお
いて、前記ＡＣ／ＤＣ変換器とＤＣ／ＡＣ変換器間の直
流ラインに直接蓄電池を接続するとともに、前記２つの
変換器や直流ライン及び前記蓄電池よりの検知信号を適
宜選択的に取込んで所定の演算を行なって前記夫々の変
換器の出力指令信号を生成する演算器とを具え、前記出
力指令信号に基づいて前記ＡＣ／ＤＣ変換器より直流ラ
インに供給される電圧若しくはＤＣ／ＡＣ変換器よりの
出力電力を制御しながら蓄電池の充／放電状態を制御す
ることを特徴とする。
が達成できると共に、これらで充／放電損失等をなく
し、風力発電装置のエネルギー効率を上昇させることが
できる風力発電装置の制御方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】 風車ブレードに駆動軸を介して連結した
発電機よりの風車発生電力をＡＣ／ＤＣ変換器により直
流電力に変換したのち、更にＤＣ／ＡＣ変換器により交
流電力に変換して電力系統に供給する風力発電装置にお
いて、前記ＡＣ／ＤＣ変換器とＤＣ／ＡＣ変換器間の直
流ラインに直接蓄電池を接続するとともに、前記２つの
変換器や直流ライン及び前記蓄電池よりの検知信号を適
宜選択的に取込んで所定の演算を行なって前記夫々の変
換器の出力指令信号を生成する演算器とを具え、前記出
力指令信号に基づいて前記ＡＣ／ＤＣ変換器より直流ラ
インに供給される電圧若しくはＤＣ／ＡＣ変換器よりの
出力電力を制御しながら蓄電池の充／放電状態を制御す
ることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は風力発電装置の制御
方法に係り、特にＤＣリンク方式の風力発電装置の蓄電
池の充放電制御方法に関する。
方法に係り、特にＤＣリンク方式の風力発電装置の蓄電
池の充放電制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】本出願人は先に、風速変動を避けること
の出来ない風力発電装置においても系統への供給電力の
変動を極力抑制することで、小規模系統や風車単独での
運転を可能とする風車と蓄電池を利用したハイブリッド
風力発電装置の電力制御方法を提案している。（特願平
９−２６４８５８号、非公知）
の出来ない風力発電装置においても系統への供給電力の
変動を極力抑制することで、小規模系統や風車単独での
運転を可能とする風車と蓄電池を利用したハイブリッド
風力発電装置の電力制御方法を提案している。（特願平
９−２６４８５８号、非公知）
【０００３】かかる先願技術を、図２に基づくハイブリ
ッド風力発電装置に基づいて説明する。７は直流電力ラ
イン６上に設けた余剰電力放電装置、１４は電力系統ラ
イン１５の交流電力を直流電力に変換して直流電力ライ
ン６に供給するＡＣ／ＤＣ変換器で、両装置よりの直流
電力は切替器１２を介して充電装置８に送られ、蓄電池
１０に充電される。切替器１２は蓄電池１０の充電が必
要な時に、風車発電電力が過剰なときには余剰電力放電
装置７からの電力で充電し、風車発電電力が不足のとき
には電力系統ライン１５からの電力をＡＣ／ＤＣ変換器
１４で直流電力に変換した電力で充電するように切り換
える装置である。そして蓄電池１０に充電された余剰電
力は必要に応じ放電装置１１を介して直流電力ライン６
に戻される。
ッド風力発電装置に基づいて説明する。７は直流電力ラ
イン６上に設けた余剰電力放電装置、１４は電力系統ラ
イン１５の交流電力を直流電力に変換して直流電力ライ
ン６に供給するＡＣ／ＤＣ変換器で、両装置よりの直流
電力は切替器１２を介して充電装置８に送られ、蓄電池
１０に充電される。切替器１２は蓄電池１０の充電が必
要な時に、風車発電電力が過剰なときには余剰電力放電
装置７からの電力で充電し、風車発電電力が不足のとき
には電力系統ライン１５からの電力をＡＣ／ＤＣ変換器
１４で直流電力に変換した電力で充電するように切り換
える装置である。そして蓄電池１０に充電された余剰電
力は必要に応じ放電装置１１を介して直流電力ライン６
に戻される。
【０００４】次にかかる先願技術の動作を説明する。風
車ブレード１の起動は風速がカットイン風速以上になる
とブレード１のピッチ角をフェザリングの位置から風力
エネルギーを回収する方向へ動かしてブレード１の回転
数を上昇させる。そして、回転数が同期速度に到達する
と電力系統ライン１５に連結される。このとき、配電系
統の有効電力をＡＣ／ＤＣ変換器１４により直流電力に
変換して直流電力ライン６に供給され、この直流電力ラ
イン６の直流電力からＡＣ／ＤＣ変換器５により無効電
力を生成し、風車誘導発電機４へ励磁電流が供給され、
誘導発電機４が発電を始める。
車ブレード１の起動は風速がカットイン風速以上になる
とブレード１のピッチ角をフェザリングの位置から風力
エネルギーを回収する方向へ動かしてブレード１の回転
数を上昇させる。そして、回転数が同期速度に到達する
と電力系統ライン１５に連結される。このとき、配電系
統の有効電力をＡＣ／ＤＣ変換器１４により直流電力に
変換して直流電力ライン６に供給され、この直流電力ラ
イン６の直流電力からＡＣ／ＤＣ変換器５により無効電
力を生成し、風車誘導発電機４へ励磁電流が供給され、
誘導発電機４が発電を始める。
【０００５】また、蓄電池１０に直流電力が蓄電されて
いる場合には、この電力を放電装置１１を介して直流電
力ライン６上に直流電力を供給することにより、前記と
同様に無効電力を生成し、風車誘導発電機４へ励磁電流
を供給して起動することもできる。一方、風車誘導発電
機４で発電された交流電力はＡＣ／ＤＣ変換器５にて直
流電力に変換され直流電力ライン６へ供給される。
いる場合には、この電力を放電装置１１を介して直流電
力ライン６上に直流電力を供給することにより、前記と
同様に無効電力を生成し、風車誘導発電機４へ励磁電流
を供給して起動することもできる。一方、風車誘導発電
機４で発電された交流電力はＡＣ／ＤＣ変換器５にて直
流電力に変換され直流電力ライン６へ供給される。
【０００６】かかる構成において、風車発電電力が増加
して直流変換された電力が消費電力を上回る場合には、
ＡＣ／ＤＣ変換器５にて無効電力の周波数を上昇させて
風車の回転数を上昇させる。この上昇により余剰エネル
ギーを一旦回転エネルギーとして蓄えることができる。
しかし、この回転数の上昇が所定の回転数を超えると、
ブレード１が所定の回転数内となるようにピッチ角駆動
装置３によりピッチ角を操作して制御する。さらに風車
発電電力が過剰となるときには、直流電力ライン６に設
けた余剰電力放電装置７により放電し、切替器１２を介
して充電装置８にて蓄電池１０に充電される。
して直流変換された電力が消費電力を上回る場合には、
ＡＣ／ＤＣ変換器５にて無効電力の周波数を上昇させて
風車の回転数を上昇させる。この上昇により余剰エネル
ギーを一旦回転エネルギーとして蓄えることができる。
しかし、この回転数の上昇が所定の回転数を超えると、
ブレード１が所定の回転数内となるようにピッチ角駆動
装置３によりピッチ角を操作して制御する。さらに風車
発電電力が過剰となるときには、直流電力ライン６に設
けた余剰電力放電装置７により放電し、切替器１２を介
して充電装置８にて蓄電池１０に充電される。
【０００７】逆に、風車発電電力が減少して直流変換さ
れた電力が消費電力を下回る場合には、ＡＣ／ＤＣ変換
器５にて無効電力の周波数を下降させて、回転上昇エネ
ルギーとして蓄えていた余剰エネルギーを回収する。さ
らに電力系統ライン１５への供給電力が不足する場合に
は、放電装置１１により蓄電池１０から放電して直流ラ
イン６へ供給する。ここで充電装置８と放電装置１１
は、通常一定電圧に保持されている直流電力ライン６の
直流電圧を蓄電池１０の充電電圧ならびに放電電圧に変
換するＤＣ−ＤＣ変換機能を有し、かつ充電電力と放電
電力を制御するものである。
れた電力が消費電力を下回る場合には、ＡＣ／ＤＣ変換
器５にて無効電力の周波数を下降させて、回転上昇エネ
ルギーとして蓄えていた余剰エネルギーを回収する。さ
らに電力系統ライン１５への供給電力が不足する場合に
は、放電装置１１により蓄電池１０から放電して直流ラ
イン６へ供給する。ここで充電装置８と放電装置１１
は、通常一定電圧に保持されている直流電力ライン６の
直流電圧を蓄電池１０の充電電圧ならびに放電電圧に変
換するＤＣ−ＤＣ変換機能を有し、かつ充電電力と放電
電力を制御するものである。
【０００８】このようにして本先願技術によれば、風速
変動にともない変動する風車発電力を無効電力の周波数
制御により平滑して系統へ給電できるため小規模系統で
の並列運転時に系統への擾乱を与えることがないととも
に、また、定周波数及び定電圧制御により、系統へ定周
波数、定電圧の電力を供給することができるので風車単
独運転が可能となる。また余剰電力を蓄電池へ充電する
ことができる。
変動にともない変動する風車発電力を無効電力の周波数
制御により平滑して系統へ給電できるため小規模系統で
の並列運転時に系統への擾乱を与えることがないととも
に、また、定周波数及び定電圧制御により、系統へ定周
波数、定電圧の電力を供給することができるので風車単
独運転が可能となる。また余剰電力を蓄電池へ充電する
ことができる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た先願技術においては、直流電力ラインよりの充放電を
行なう充電装置８と放電装置１１と余剰電力放電装置７
とともに、風車発電電力が不足のときには電力系統ライ
ン１５からの電力を戻すＡＣ／ＤＣ変換器１４も必要と
する。前記した充電装置８や放電装置１１等は、装置全
体のコストを高くするだけではなく、充電装置８や放電
装置１１で発生する充／放電損失や、ＡＣ／ＤＣ変換器
１４のＡＣ−ＤＣ変換の際に発生する損失が装置のエネ
ルギー効率を下げている。
た先願技術においては、直流電力ラインよりの充放電を
行なう充電装置８と放電装置１１と余剰電力放電装置７
とともに、風車発電電力が不足のときには電力系統ライ
ン１５からの電力を戻すＡＣ／ＤＣ変換器１４も必要と
する。前記した充電装置８や放電装置１１等は、装置全
体のコストを高くするだけではなく、充電装置８や放電
装置１１で発生する充／放電損失や、ＡＣ／ＤＣ変換器
１４のＡＣ−ＤＣ変換の際に発生する損失が装置のエネ
ルギー効率を下げている。
【００１０】そこで本発明では、前記した充電装置８と
放電装置１１等設備の削減が達成できると共に、直流電
力ライン６の直流電圧をＡＣ／ＤＣ変換器１３を利用
し、蓄電池１０の充電電圧ならびに放電電圧を制御する
風力発電装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、充電装置８や放電装置１１で発生
する充／放電損失や、ＡＣ／ＤＣ変換器１４のＡＣ−Ｄ
Ｃ変換損失をなくし、風力発電装置のエネルギー効率を
上昇させることができる風力発電装置の制御方法を提供
することを目的とする。
放電装置１１等設備の削減が達成できると共に、直流電
力ライン６の直流電圧をＡＣ／ＤＣ変換器１３を利用
し、蓄電池１０の充電電圧ならびに放電電圧を制御する
風力発電装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、充電装置８や放電装置１１で発生
する充／放電損失や、ＡＣ／ＤＣ変換器１４のＡＣ−Ｄ
Ｃ変換損失をなくし、風力発電装置のエネルギー効率を
上昇させることができる風力発電装置の制御方法を提供
することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、ピッチ角を調
整可能に構成した風車ブレードに駆動軸を介して誘導発
電機を連結し、該発電機よりの交流電力からなる風車発
生電力をＡＣ／ＤＣ変換器により直流電力に変換したの
ち、更にＤＣ／ＡＣ変換器により交流電力に変換して電
力系統に供給するいわゆるＤＣリンク方式の風力発電装
置において、前記ＡＣ／ＤＣ変換器とＤＣ／ＡＣ変換器
間の直流ラインに直接蓄電池を接続するとともに、前記
２つの変換器よりの検知信号若しくはその間に位置する
直流ラインよりの検知信号と前記蓄電池の出力検知信号
を適宜選択的に取込んで所定の演算を行なって前記夫々
の変換器の出力指令信号を生成する演算器とを具え、前
記出力指令信号に基づいて前記ＡＣ／ＤＣ変換器より直
流ラインに供給される電圧若しくはＤＣ／ＡＣ変換器よ
りの出力電力を制御しながら蓄電池の充／放電状態を制
御することを特徴とする風力発電装置の制御方法にあ
る。
整可能に構成した風車ブレードに駆動軸を介して誘導発
電機を連結し、該発電機よりの交流電力からなる風車発
生電力をＡＣ／ＤＣ変換器により直流電力に変換したの
ち、更にＤＣ／ＡＣ変換器により交流電力に変換して電
力系統に供給するいわゆるＤＣリンク方式の風力発電装
置において、前記ＡＣ／ＤＣ変換器とＤＣ／ＡＣ変換器
間の直流ラインに直接蓄電池を接続するとともに、前記
２つの変換器よりの検知信号若しくはその間に位置する
直流ラインよりの検知信号と前記蓄電池の出力検知信号
を適宜選択的に取込んで所定の演算を行なって前記夫々
の変換器の出力指令信号を生成する演算器とを具え、前
記出力指令信号に基づいて前記ＡＣ／ＤＣ変換器より直
流ラインに供給される電圧若しくはＤＣ／ＡＣ変換器よ
りの出力電力を制御しながら蓄電池の充／放電状態を制
御することを特徴とする風力発電装置の制御方法にあ
る。
【００１２】かかる発明によれば、前記蓄電池を前記直
流ラインに直接接続したために、前記先願技術に記載し
た充電装置８と放電装置１１が不要となる。又、本発明
は、前記誘導発電機により発電された交流電力を受け直
流電力に変換し直流電力ラインに出力するＡＣ／ＤＣ変
換器の出力電圧を演算器よりの出力電圧指令により制御
するために、前記先願技術に記載した余剰電力放電装置
７が不要となる。更に、本発明は、前記直流電力ライン
から直流電力を受け交流電力に変換し系統ラインに送電
するＤＣ／ＡＣ変換器の系統側への出力電力を演算器よ
りの出力電力指令により制御するために、前記先願技術
に記載した、風車発電電力が不足のときに電力系統ライ
ン１５からの電力をもどすＡＣ／ＤＣ変換器１４も不要
となる。
流ラインに直接接続したために、前記先願技術に記載し
た充電装置８と放電装置１１が不要となる。又、本発明
は、前記誘導発電機により発電された交流電力を受け直
流電力に変換し直流電力ラインに出力するＡＣ／ＤＣ変
換器の出力電圧を演算器よりの出力電圧指令により制御
するために、前記先願技術に記載した余剰電力放電装置
７が不要となる。更に、本発明は、前記直流電力ライン
から直流電力を受け交流電力に変換し系統ラインに送電
するＤＣ／ＡＣ変換器の系統側への出力電力を演算器よ
りの出力電力指令により制御するために、前記先願技術
に記載した、風車発電電力が不足のときに電力系統ライ
ン１５からの電力をもどすＡＣ／ＤＣ変換器１４も不要
となる。
【００１３】従って本発明によれば、充電装置８や放電
装置１１を用いないために、これらで発生する充／放電
損失を無くする事が出来るとともに、余剰電力放電装置
７やＡＣ／ＤＣ変換器１４が不要であるためにＡＣ／Ｄ
Ｃ変換器の出力電圧を無用に放電する事無く、又ＡＣ／
ＤＣ変換器１４のＡＣ−ＤＣ変換損失をなくすることが
出来、これにより風力発電装置のエネルギー効率を大幅
に上昇させることができる。
装置１１を用いないために、これらで発生する充／放電
損失を無くする事が出来るとともに、余剰電力放電装置
７やＡＣ／ＤＣ変換器１４が不要であるためにＡＣ／Ｄ
Ｃ変換器の出力電圧を無用に放電する事無く、又ＡＣ／
ＤＣ変換器１４のＡＣ−ＤＣ変換損失をなくすることが
出来、これにより風力発電装置のエネルギー効率を大幅
に上昇させることができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説
明例にすぎない。図１は、本発明の実施形態に係る風車
発電装置の蓄電池充放電制御系統図である。図１におい
て、Ａは、ブレードピッチ角駆動装置３によりピッチ角
を調整可能に構成した風車ブレード１に駆動軸２を介し
て誘導発電機４を連結した風力発電装置で、前記誘導発
電機４よりの交流電力からなる風車発生電力をＡＣ／Ｄ
Ｃ変換器５により直流電力に変換したのち、更に直流電
力ライン６を介してＤＣ／ＡＣ変換器１３により交流電
力に変換して電力系統に供給するとともに、前記直流電
力ライン６に直接蓄電池１０が接続されており、演算器
１６よりの制御により風車発電電力の余剰電力を蓄電池
１０に蓄え、また不足電力を前記蓄電池１０より直流電
力ライン６に供給可能に構成している。
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説
明例にすぎない。図１は、本発明の実施形態に係る風車
発電装置の蓄電池充放電制御系統図である。図１におい
て、Ａは、ブレードピッチ角駆動装置３によりピッチ角
を調整可能に構成した風車ブレード１に駆動軸２を介し
て誘導発電機４を連結した風力発電装置で、前記誘導発
電機４よりの交流電力からなる風車発生電力をＡＣ／Ｄ
Ｃ変換器５により直流電力に変換したのち、更に直流電
力ライン６を介してＤＣ／ＡＣ変換器１３により交流電
力に変換して電力系統に供給するとともに、前記直流電
力ライン６に直接蓄電池１０が接続されており、演算器
１６よりの制御により風車発電電力の余剰電力を蓄電池
１０に蓄え、また不足電力を前記蓄電池１０より直流電
力ライン６に供給可能に構成している。
【００１５】かかる構成において、蓄電池１０が充電完
了している場合は、誘導発電機４により得られた電力は
そのままＡＣ／ＤＣ変換器５、直流電力ライン６、ＤＣ
／ＡＣ変換器１３を通って系統ライン１５へ送電され
る。その際、直流電力ライン６の電圧信号はＤＣ／ＡＣ
変換器１３を介して、演算器１６に取り入れられ、蓄電
池１０の浮動充電電圧となるよう常時蓄電池に一定電圧
を加え充電状態を保たせるために、演算器１６内で演算
されたあと演算器１６よりＡＣ／ＤＣ変換器５に対し出
力電圧指令値を出す。これにより、蓄電池１０は充電完
了している場合は、浮動充電状態となり、漏洩放電を防
止する。
了している場合は、誘導発電機４により得られた電力は
そのままＡＣ／ＤＣ変換器５、直流電力ライン６、ＤＣ
／ＡＣ変換器１３を通って系統ライン１５へ送電され
る。その際、直流電力ライン６の電圧信号はＤＣ／ＡＣ
変換器１３を介して、演算器１６に取り入れられ、蓄電
池１０の浮動充電電圧となるよう常時蓄電池に一定電圧
を加え充電状態を保たせるために、演算器１６内で演算
されたあと演算器１６よりＡＣ／ＤＣ変換器５に対し出
力電圧指令値を出す。これにより、蓄電池１０は充電完
了している場合は、浮動充電状態となり、漏洩放電を防
止する。
【００１６】蓄電池１０から電気を放電する場合、誘導
発電機４が発生する電力はＡＣ／ＤＣ変換器５を通過す
る。その電力信号を演算器１６に取り入れ、該演算器１
６内で、これに蓄電池１０から放電させたい電力を加え
た値をＤＣ／ＡＣ変換器１３への出力電力指令値として
出力する。また、安定な制御を達成するために蓄電池１
０の出力電流信号を演算器１６に取り込み、演算器１６
よりＤＣ／ＡＣ変換器１３に送られる出力電力指令値
と、ＤＣ／ＡＣ変換器１３より出力される電力とを比較
するマイナーフィードバック制御を演算器１６内で行な
わせる。これにより誘導発電機４が出力を系統ライン１
５に出しながら蓄電池１０から必要な電力を放電させる
ことができる。
発電機４が発生する電力はＡＣ／ＤＣ変換器５を通過す
る。その電力信号を演算器１６に取り入れ、該演算器１
６内で、これに蓄電池１０から放電させたい電力を加え
た値をＤＣ／ＡＣ変換器１３への出力電力指令値として
出力する。また、安定な制御を達成するために蓄電池１
０の出力電流信号を演算器１６に取り込み、演算器１６
よりＤＣ／ＡＣ変換器１３に送られる出力電力指令値
と、ＤＣ／ＡＣ変換器１３より出力される電力とを比較
するマイナーフィードバック制御を演算器１６内で行な
わせる。これにより誘導発電機４が出力を系統ライン１
５に出しながら蓄電池１０から必要な電力を放電させる
ことができる。
【００１７】風車側の誘導発電機４から蓄電池１０へ定
電流充電させる場合、誘導発電機４が発生する電力は、
ＡＣ／ＤＣ変換器５を通過する。その電力信号を演算器
１６に取り入れ、演算器１６内で、これに蓄電池１０へ
充電する電流に直流ライン６の電圧を乗じた値に相当す
る電力を加えた値をＤＣ／ＡＣ変換器１３への出力電力
指令値として出力する。また、安定な制御を達成するた
めに蓄電池１０の出力電流信号を演算器１６に取り込
み、演算器１６よりＤＣ／ＡＣ変換器１３に送られる出
力電力指令値と、ＤＣ／ＡＣ変換器１３より出力される
電力とを比較するマイナーフィードバック制御を演算器
１６内で行なわせる。
電流充電させる場合、誘導発電機４が発生する電力は、
ＡＣ／ＤＣ変換器５を通過する。その電力信号を演算器
１６に取り入れ、演算器１６内で、これに蓄電池１０へ
充電する電流に直流ライン６の電圧を乗じた値に相当す
る電力を加えた値をＤＣ／ＡＣ変換器１３への出力電力
指令値として出力する。また、安定な制御を達成するた
めに蓄電池１０の出力電流信号を演算器１６に取り込
み、演算器１６よりＤＣ／ＡＣ変換器１３に送られる出
力電力指令値と、ＤＣ／ＡＣ変換器１３より出力される
電力とを比較するマイナーフィードバック制御を演算器
１６内で行なわせる。
【００１８】風車側の誘導発電機４から蓄電池１０へ定
電圧充電させる場合は、直流電力ライン６の電圧信号が
ＤＣ／ＡＣ変換器１３を介して演算器１６内に取り入れ
られ、蓄電池１０の回復充電電圧となるように演算器１
６内で演算されたあとＡＣ／ＤＣ変換器５に対し出力電
圧指令値を出す。その際、誘導発電機４が発生する電力
は、ＡＣ／ＤＣ変換器５を通過する。その電力信号を演
算器１６に取り入れ、演算器１６内で、これに蓄電池１
０へ充電する電流に直流ライン６の電圧を乗じた値に相
当する電力を加えた値をＤＣ／ＡＣ変換器１３への出力
電力指令値として出力する。これにより、蓄電池１０は
風車側からＡＣ／ＤＣ変換器５を介して直流ライン６よ
り定電圧充電されると同時に、誘導発電機４の電力は、
ＤＣ／ＡＣ変換器１３を介して系統ライン１５へ出力さ
れる。
電圧充電させる場合は、直流電力ライン６の電圧信号が
ＤＣ／ＡＣ変換器１３を介して演算器１６内に取り入れ
られ、蓄電池１０の回復充電電圧となるように演算器１
６内で演算されたあとＡＣ／ＤＣ変換器５に対し出力電
圧指令値を出す。その際、誘導発電機４が発生する電力
は、ＡＣ／ＤＣ変換器５を通過する。その電力信号を演
算器１６に取り入れ、演算器１６内で、これに蓄電池１
０へ充電する電流に直流ライン６の電圧を乗じた値に相
当する電力を加えた値をＤＣ／ＡＣ変換器１３への出力
電力指令値として出力する。これにより、蓄電池１０は
風車側からＡＣ／ＤＣ変換器５を介して直流ライン６よ
り定電圧充電されると同時に、誘導発電機４の電力は、
ＤＣ／ＡＣ変換器１３を介して系統ライン１５へ出力さ
れる。
【００１９】
【発明の効果】上述の制御を行なうことにより、元来、
風力発電機の風速変動による出力変動をおさえる目的で
設置されているＡＣ／ＤＣ変換器とＤＣ／ＡＣ変換器を
利用して、新たに専用の充電装置や放電装置を設置する
事なく、風力エネルギーで得られた電力を系統ラインに
送電すると同時に蓄電池へ充電したり、必要な時に系統
に放電することができる。これにより設備の削減が達成
できると共に、充電装置や放電装置で発生する充電損失
をなくし、風力発電装置のエネルギー効率を上昇させる
ことができる。
風力発電機の風速変動による出力変動をおさえる目的で
設置されているＡＣ／ＤＣ変換器とＤＣ／ＡＣ変換器を
利用して、新たに専用の充電装置や放電装置を設置する
事なく、風力エネルギーで得られた電力を系統ラインに
送電すると同時に蓄電池へ充電したり、必要な時に系統
に放電することができる。これにより設備の削減が達成
できると共に、充電装置や放電装置で発生する充電損失
をなくし、風力発電装置のエネルギー効率を上昇させる
ことができる。
【図１】本発明の実施形態に係る風車発電装置の蓄電池
充放電制御系統図である。
充放電制御系統図である。
【図２】従来の風車発電装置と蓄電池充放電装置の系統
図である。
図である。
１ 風車ブレード ２ 風車駆動軸 ３ ブレードピッチ角駆動装置 ４ 誘導発電機 ５ ＡＣ／ＤＣ変換器 ６ 直流電力ライン １０ 蓄電池 １３ ＤＣ／ＡＣ変換器 １５ 系統ライン １６ 演算器
Claims (1)
- 【請求項１】 ピッチ角を調整可能に構成した風車ブレ
ードに駆動軸を介して誘導発電機を連結し、該発電機よ
りの交流電力からなる風車発生電力をＡＣ／ＤＣ変換器
により直流電力に変換したのち、更にＤＣ／ＡＣ変換器
により交流電力に変換して電力系統に供給する風力発電
装置において、 前記ＡＣ／ＤＣ変換器とＤＣ／ＡＣ変換器間の直流ライ
ンに直接蓄電池を接続するとともに、 前記２つの変換器や直流ライン及び前記蓄電池よりの検
知信号を適宜選択的に取込んで所定の演算を行なって前
記夫々の変換器の出力指令信号を生成する演算器とを具
え、 前記出力指令信号に基づいて前記ＡＣ／ＤＣ変換器より
直流ラインに供給される電圧若しくはＤＣ／ＡＣ変換器
よりの出力電力を制御しながら蓄電池の充／放電状態を
制御することを特徴とする風力発電装置の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10117842A JPH11299295A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 風力発電装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10117842A JPH11299295A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 風力発電装置の制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11299295A true JPH11299295A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14721626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10117842A Pending JPH11299295A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 風力発電装置の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11299295A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030063940A (ko) * | 2002-01-24 | 2003-07-31 | 정경흥 | 유량 제어 및 유속 에너지를 이용한 발전이 가능한송풍기의 발전 시스템 |
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| WO2011065375A1 (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-03 | シャープ株式会社 | 電力変換装置、発電システム、及び充放電制御方法 |
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| JP2019058023A (ja) * | 2017-09-22 | 2019-04-11 | 株式会社日立産機システム | 発電システム及びそれに用いる回転電機組立体、運転方法 |
| CN113131607A (zh) * | 2019-12-30 | 2021-07-16 | 新疆金风科技股份有限公司 | 能量控制系统和直流风力发电机组 |
-
1998
- 1998-04-13 JP JP10117842A patent/JPH11299295A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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