JP3950706B2 - 系統連系システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の分散型電力発生源の出力電力を直流系統から交流系統に送電するための系統連系システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、太陽電池や、風力発電機、燃料電池などの「分散型電力発生源」、あるいは、ガスタービン発電機やガスエンジン発電機などの「化石燃料型電力発生源」の出力電力の供給を一般化する方法として、かかる出力電力を商用電源系統に重畳する系統連系システムが広く行われている。
【0003】
例えば、図10は、太陽電池103及び、風力発電機104、ガスエンジン発電機105を同一構内で複合運転しようとする系統連系システム101を示したものであり、この場合、太陽電池103及び、風力発電機104、ガスエンジン発電機105の各電力発生源に対して、直流側変換装置111,121,131がそれぞれ接続されており、さらに、インバータ141,151,161がそれぞれ1台ずつ接続されている。
【0004】
すなわち、図10の系統連系システム101では、太陽電池103及び、風力発電機104、ガスエンジン発電機105の各電力発生源の出力電力を、各直流側変換装置111,121,131を用いて直流系統109の直流電力に変換し、その後に、各インバータ141,151,161を用いて交流系統110の交流電力に変換して、商用電源102に重畳させている。このとき、重畳される交流電力の電流値は、各インバータ141,151,161において制御されており、この方法によれば、各直流側変換装置111,121,131と各インバータ141,151,161とがそれぞれ協調することが必要となる。
【0005】
具体的には、太陽電池103の場合、図11に示すように、直流側変換装置111において、MPPT114を介して、太陽電池103の出力電流値と出力電圧値とをインバータ141に送る一方(図10、図14参照)、演算増幅器115や、パルス幅変調回路(以下、「PWM」という)116、ドライバ117を介して、トランジスタ113を動作させ、太陽電池103の出力電圧値を一定に保つ様にしている。
【0006】
従って、日射量が多くなって、太陽電池103の出力電流値や出力電圧値が高くなれば、インバータ141(図10参照)は、太陽電池103の出力電力(直流電力)から変換する交流電力の電流値を上昇させる一方で、直流側変換装置111は、インバータ141(図10参照)の電流値の上昇によってインバータ141(図10参照)へ供給する電圧値が変動しない様に動作する。逆に、日射量が少なくなって、太陽電池103の出力電流値や出力電圧値が低くなれば、インバータ141(図10参照)は、太陽電池103の出力電力(直流電力)から変換する交流電力の電流値を下降させる一方で、直流側変換装置111は、インバータ141(図10参照)の電流値の下降によってインバータ141(図10参照)へ供給する電圧値が変動しない様に動作する。
【0007】
また、風力発電機104の場合、図12に示すように、風車128に連結された永久磁石型同期発電機(以下、「SG」という)127の周波数をインバータ151(図10参照)に送り、さらに、直流側変換装置121において、整流器122で整流された風力発電機104の出力電圧値をインバータ151(図10参照)に送る一方、演算増幅器123や、「PWM」124、ドライバ125を介して、トランジスタ126を動作させ、インバータ151(図10参照)へ供給する直流電圧値を一定に保つ。
【0008】
従って、風力が強くなって、風力発電機104の出力周波数や出力電圧値が高くなれば、インバータ151(図10参照)は、風力発電機104の出力電力(整流器122で整流された後の直流電力)から変換する交流電力の電流値を上昇させる一方で、直流側変換装置121は、インバータ151(図10参照)の電流値の上昇によってインバータ151(図10参照)へ供給する電圧値が変動しない様に動作する。逆に、風力が弱くなって、風力発電機104の出力周波数や出力電圧値が低くなれば、インバータ151(図10参照)は、風力発電機104の出力電力(整流器122で整流された後の直流電力)から変換する交流電力の電流値を下降させる一方で、直流側変換装置121は、インバータ151(図10参照)の電流値の下降によってインバータ151(図10参照)へ供給する電圧値が変動しない様に動作する。
【0009】
また、ガスエンジン発電機105の場合、図13に示すように、ガスエンジン132に連結された「SG」134の出力電力は、直流側変換装置131の整流器135で直流電力に整流された後に、インバータ161(図10参照)で交流電力に変換されるが、このとき、自然エネルギーを駆動源とする太陽電池103や風力発電機104の出力電力の不安定さを解消するため、制御装置108(図10参照)でコントロールされるモータ136を介して、ガスエンジン132のスロットル133の角度が制御されている。
【0010】
この点、図10及び図13に示すように、制御装置108は、商用電源102の交流系統110への出力状態に応じてデマンドコントローラ107から送信される指令に基づき、インバータ161により、ガスエンジン発電機105の出力電力(整流器135で整流された後の直流電力)から変換される交流電力の電流値を変動させる一方、ガスエンジン132のスロットル133に対する制御により、ガスエンジン132の回転数を制御して、ガスエンジン発電機105の出力電力(整流器135で整流された後の直流電力)の電圧値を変動させるので、商用電源102の交流系統110に接続された構内需要家106への電力供給を安定させることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10の系統連系システム101では、太陽電池103及び、風力発電機104、ガスエンジン発電機105の各電力発生源に対して、高価なインバータ141,151,161がそれぞれ1台ずつ必要であり、さらに、各インバータ141,151,161に対して、連系保護装置142,152,162などの安全機器が不可欠であることから、イニシャルコストが高くなるとともに、システムが大型化するという問題点があった。
【0012】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされた系統連系システムであって、構成部品数を削減することにより、イニシャルコストを抑えるとともに、システムを小型化することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために成された請求項1に係る発明は、系統連系システムであって、複数の分散型電力発生源と、前記分散型電力発生源の各々と一対一に接続された複数の直流側変換装置と、前記直流側変換装置の各々が並列接続された直流系統を交流系統に連系する交流側変換装置と、を備え、前記直流側変換装置の各々は、それぞれに接続された分散型電力発生源の出力を直流電流源に変換する一方で、前記交流側変換装置は、前記直流系統の直流電力を交流電力に変換し前記交流系統に送電する際に、前記直流電力の電圧値に基づいて決定された電流値をもって前記直流電力を前記交流電力に変換すること、を特徴としている。
【0014】
このような特徴を有する本発明の系統連系システムでは、複数の分散型電力発生源の各出力電力は、それぞれの分散型電力発生源と一対一に接続された直流側変換装置を介して、それらの直流側変換装置の全てが並列接続された直流系統において直流電流として重畳され、さらに、かかる直流系統を交流系統に連系する交流側変換装置を介して、かかる直流系統の直流電力が交流電力に変換されることにより、交流系統に送電される。
【0015】
従って、直流側変換装置の各々は、交流側変換装置とは何ら関係なく機能しており、各直流側変換装置に接続された分散型電力発生源のそれぞれに独立性を持たすことができ、さらに、交流側変換装置は、分散型電力発生源の数だけ必要としない。
【0016】
すなわち、本発明の系統連系システムでは、各直流側変換装置に接続された分散型電力発生源のそれぞれが独立性を有することにより、直流系統を交流系統に連系する交流側変換装置が、分散型電力発生源の数だけ必要とせず、最低1台で済み、かかる交流側変換装置並びに、それに必要不可欠に付属される安全機器などが1セットで済むため、高価な交流側変換装置を分散型電力発生源の数だけ必要とする従来技術と比べ、交流側変換装置に関する構成部品数が削減されるので、イニシャルコストを抑えることができるとともに、当該システムも小型化される。
【0017】
さらに、本発明の系統連系システムにおいて、直流側変換装置の各々で変換される直流電流の最適値として、直流側変換装置のそれぞれに接続された分散型電力発生源の発電効率を最大にするものとすれば、簡便な構成で、それぞれの分散型電力発生源の発電を高効率で行うことができる。
尚、分散型電力発生源には、例えば、太陽電池や、風力発電機、燃料電池などがある。
【0018】
さらに、本発明の系統連系システムにおいて、直流側変換装置の各々と並列接続された化石燃料型電力発生源を備え、化石燃料型電力発生源の出力電流を直流系統の直流電力の電流値に基づいて制御すれば、簡便な構成で、自然エネルギーを駆動源とする分散型電力発生源(例えば、太陽電池や、風力発電機など)の出力電力の不安定さを解消することができるとともに、分散型電力発生源(例えば、太陽電池や、風力発電機、燃料電池など)の応答性の悪さを解消させることができる。
尚、化石燃料型電力発生源には、例えば、発電のみを行うものだけでなく、コージェネレーションで使用されるガスタービン発電機やガスエンジン発電機などもある。
【0019】
さらに、本発明の系統連系システムにおいて、直流側変換装置の各々と並列接続された蓄電装置を備え、交流側変換装置を介して蓄電装置に充電された交流系統の電力を直流電力として使用すれば、同様にして、簡便な構成で、自然エネルギーを駆動源とする分散型電力発生源(例えば、太陽電池や、風力発電機など)の出力電力の不安定さを解消することができるとともに、分散型電力発生源(例えば、太陽電池や、風力発電機、燃料電池など)の応答性の悪さを解消させることができるとともに、それに加えて、例えば、交流系統の電力の単価が安い時間帯に蓄電装置に充電して、交流系統の電力の単価が高い時間帯に蓄電装置から放電すれば、簡便な構成で、経済性の高いシステムを構築することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。図2に示すように、本実施の形態の系統連系システム1は、複数の分散型電力発生源2A,2B,2C,…と、それらの分散型電力発生源2A,2B,2C,…の各々と一対一に接続された複数の直流側変換装置3A,3B,3C,…と、それらの直流側変換装置3A,3B,3C,…の各々が接続点4で並列接続された直流系統7を商用電源6に接続された交流系統8に連系するインバータ5(「交流側変換装置」に相当するもの)などから構成されている。
【0021】
さらに、本実施の形態の系統連系システム1では、例えば、分散型電力発生源2Aについて言えば、図1に示すように、直流側変換装置3Aは、それに接続された分散型電力発生源2Aの出力を電流制御コンバータ9を用いて直流電流源に変換している。この点は、図1では示さないが、その他の分散型電力発生源2B,2C,…についても同様であり、直流側変換装置3B,3C,…の各々は、それぞれに接続された分散型電力発生源2B,2C,…の出力を電流制御コンバータを用いて直流電流源に変換している。
【0022】
すなわち、本実施の形態の系統連系システム1では、複数の分散型電力発生源2A,2B,2C,…の各出力電力は、それぞれの分散型電力発生源2A,2B,2C,…と一対一に接続された直流側変換装置3A,3B,3C,…を介して、それらの直流側変換装置3A,3B,3C,…の全てが接続点4で並列接続された直流系統7において直流電流として重畳され、さらに、かかる直流系統7を交流系統8に連系する一つのインバータ5を介して、かかる直流系統7の直流電力が単相三線又は三相三線の交流電力に変換されることにより、商用電源6に接続された交流系統8に送電される。
【0023】
このとき、直流側変換装置3A,3B,3C,…の各々は、それぞれに接続された分散型電力発生源2A,2B,2C,…の出力を直流電流源に変換した後で、当該分散型電力発生源2A,2B,2C,…の出力電力を接続点4を通じて直流系統7の直流電流に重畳させている。また、図1に示すように、インバータ5は、直流系統7の直流電力を交流電力に変換し交流系統8に送電する際に、制御装置10及びVDC一定制御装置11を介して、直流系統7の直流電力の電圧値VDCに基づいて決定された電流値をもって、直流系統7の直流電力を交流系統8の交流電力に変換している。
【0024】
具体的には、図3及び図4のフローチャートで説明することができる。ここでは、直流系統7の直流電力の電圧値VDCが「D」のときに、直流系統7の直流電力の電流値を「0」とする。説明の便宜上、図1を参照にしつつ、分散型電力発生源2Aを中心にして説明すれば、先ず、図3のS11において、直流側変換装置3Aの電流制御コンバータ9の制御を開始し、S12において、分散型電力発生源2Aの出力電力が「0」であるか否かを判断する。このとき、分散型電力発生源2Aの出力電力が「0」であると判断する場合には(S12:Yes)、直流系統7の直流電力の電圧値VDCが「D」より小さいので、S12に戻って、上述した判断を繰り返す。
【0025】
一方、分散型電力発生源2Aの出力電力が「0」であると判断しない場合には(S12:No)、S13に進んで、直流側変換装置3Aの電流制御コンバータ9を制御して、直流系統7の直流電力の電圧値VDCを「D」より大きくする。これにより、S14においては、直流側変換装置3Aの直流電流ID1が直流系統7の接続点4に流れ出す。以上の点は、分散型電力発生源2B,2C,…のそれぞれにおいても同時に行われ、直流側変換装置3B,3C,…の各直流電流ID1が直流系統7の接続点4に流れ出す。
【0026】
従って、直流側変換装置3A,3B,3C,…の各直流電流ID1が直流系統7の接続点4に流れ出し、直流系統7の直流電流として重畳されるので、S15においては、直流系統7の直流電力の電圧値VDCが上昇することになる。そして、その後のS16では、後述するインバータ制御を開始する一方、S17において、直流系統7の直流電力の電圧値VDCが「D」であるか否かを判断している。
【0027】
このとき、直流系統7の直流電力の電圧値VDCが「D」であると判断する場合には(S17:Yes)、分散型電力発生源2Aや直流側変換装置3Aを異常事態から保護するため、S18に進んで、直流側変換装置3Aの電流制御コンバータ9を制御することにより、直流側変換装置3Aの直流電圧VD3をクランプし、その後に、S17に戻る。
【0028】
一方、直流系統7の直流電力の電圧値VDCが過電圧でないと判断する場合には(S17:No)、S19に進んで、分散型電力発生源2Aの出力電力VD1が最適値より大きいか否かを判断する。このとき、分散型電力発生源2Aの出力電圧VD1が最適値より大きいと判断する場合には(S19:Yes)、分散型電力発生源2Aの出力電圧VD1を最適値にするため、S20に進んで、直流側変換装置3Aの電流制御コンバータ9を制御することにより、直流側変換装置3Aの直流電流ID1を増加させ、その後に、S17に戻る。
【0029】
一方、分散型電力発生源2Aの出力電力VD1が最適値より大きいと判断しない場合には(S19:No)、S21に進んで、分散型電力発生源2Aの出力電力VD1が最適値より小さいか否かを判断する。このとき、分散型電力発生源2Aの出力電力VD1が最適値より小さいと判断する場合には(S21:Yes)、分散型電力発生源2Aの出力電圧VD1を最適値にするため、S22に進んで、直流側変換装置3Aの電流制御コンバータ9を制御することにより、直流側変換装置3Aの直流電流ID1を減少させ、その後に、S17に戻る。一方、分散型電力発生源2Aの出力電力VD1が最適値より小さいと判断しない場合には(S21:No)、分散型電力発生源2Aの出力電力VD1が最適値にある状態を維持するため、S23に進んで、直流側変換装置3Aの電流制御コンバータ9を制御することにより、直流側変換装置3Aの直流電流ID1を維持させ、その後に、S17に戻る。
【0030】
そして、上述したS17以降のステップは、分散型電力発生源2B,2C,…のそれぞれにおいても同時に行われ、直流側変換装置3B,3C,…の各直流電圧VD3をクランプしたり、分散型電力発生源2B,2C,…の各出力電力VD1を最適値にする。
【0031】
また、図4のインバータ制御(上述した図3のS16)では、先ず、S31において、制御装置10により、VDC一定制御装置11に「D」が設定される。かかる「D」は、上述したように、直流系統7の直流電力の電圧値VDCがその値「D」をとるときに、直流系統7の直流電力の電流値が「0」となるものであるが、商用電源6に接続された交流系統8に対し、直流系統7の直流電力を回生させない基準値でもある。これは、おおよそ、商用電源6の交流ピーク電圧から50V〜90V程度である。
【0032】
そして、S32では、少なくとも、各分散型電力発生源2A,2B,2C,…のいずれか一つが動作して、直流系統7の直流電力の電圧値VDCが、インバータ5の動作最小電圧よりも上昇することを条件として、安全機器を介して、インバータ5を商用電源6に接続する。
【0033】
このとき、直流系統7の直流電力の電圧値VDCが「D」より小さいのであれば、S33に記載したように、商用電源6に接続された交流系統8の交流電流IACが、インバータ5を介して、直流系統7に流れ込み、直流系統7の直流電力の電圧値VDCを上昇させることにより、直流系統7の直流電力の電圧値VDCを「D」に近づける。
【0034】
一方、直流系統7の直流電力の電圧値VDCが「D」より大きいのであれば、S34に記載したように、直流系統7の直流電流が、インバータ5を介して、交流系統8に流れ込み、直流系統7の直流電力の電圧値VDCを下降させることにより、直流系統7の直流電力の電圧値VDCを「D」に近づける。そして、分散型電力発生源2A,2B,2C,…の各出力電力が「0」に近いときは、直流系統7の直流電力の電圧値VDCが「D」に保たれつつも、インバータ5を介した直流系統7や交流系統8への流入出は相殺され、直流系統7の直流電力の電流値は「0」となる。
【0035】
もっとも、上述した図3のフローチャートにより、各直流側変換装置3A,3B,3C,…の電流制御コンバータの制御がそれぞれ開始されれば、S35に記載したように、分散型電力発生源2A,2B,2C,…の各出力電力が増加し、S36に記載したように、直流側変換装置3A,3B,3C,…の各直流電流ID1が直流系統7の接続点4に流れ出すことになる。
尚、分散型電力発生源2A,2B,2C,…の各出力電力が増加する態様には、例えば、分散型電力発生源2Aの出力電力のみが増加する態様や、分散型電力発生源2A及び分散型電力発生源2Bの各出力電力が増加する態様など、様々な組合せがある。
【0036】
その後、VDC一定制御装置11は、S37において、直流系統7の直流電力の電圧値VDCが「D」より大きいか否かを判断し、ここで、直流系統7の直流電力の電圧値VDCが「D」より大きいと判断する場合は(S37:Yes)、S38に進んで、インバータ5に対して、直流系統7の直流電力から変換される交流電力の電流値を増加させる制御を行った後に、S37に戻り、直流系統7の直流電力の電圧値VDCが「D」より大きいと判断しない場合には(S37:No)、S39に進む。
【0037】
また、VDC一定制御装置11は、S39において、直流系統7の直流電力の電圧値VDCが「D」より小さいか否かを判断し、ここで、直流系統7の直流電力の電圧値VDCが「D」より小さいと判断する場合は(S39:Yes)、S40に進んで、インバータ5に対して、直流系統7の直流電力から変換される交流電力の電流値を減少させる制御を行った後に、S37に戻り、直流系統7の直流電力の電圧値VDCが「D」より小さいと判断しない場合には(S39:No)、S41に進んで、インバータ5に対して、直流系統7の直流電力から変換される交流電力の電流値を維持させる制御を行った後に、S37に戻る。
【0038】
以上より、本実施の形態の系統連系システム1では、インバータ5は、直流系統7の直流電力を交流電力に変換し交流系統8に送電する際に、直流系統7の直流電力の電圧値VDCに基づいて決定された電流値をもって、直流系統7の直流電力を交流電力に変換している(図4のS37〜S41)。
【0039】
従って、本実施の形態の系統連系システム1では、直流側変換装置3A,3B,3C,…の各々は、インバータ5とは何ら関係なく機能しており、各直流側変換装置3A,3B,3C,…に接続された分散型電力発生源2A,2B,2C,…のそれぞれに独立性を持たすことができ、さらに、図1及び図2に示すように、インバータ5は最低一つで構成され、分散型電力発生源2A,2B,2C,…の数だけ必要としない。
【0040】
すなわち、本実施の形態の系統連系システム1では、各直流側変換装置3A,3B,3C,…に接続された分散型電力発生源2A,2B,2C,…のそれぞれが独立性を有することにより、直流系統7を交流系統8に連系するインバータ5が一つで構成され、かかるインバータ5並びに、それに必要不可欠に付属される安全機器などが1セットで済むため、高価なインバータ5を分散型電力発生源2A,2B,2C,…の数だけ必要とする従来技術のものと比べ(図10参照)、インバータ5に関する構成部品数が削減されるので、イニシャルコストを抑えることができるとともに、当該システムも小型化される。
【0041】
次に、各分散型電力発生源2A,2B,2C,…及び、各直流側変換装置3A,3B,3C,…の具体的構成について説明する。
図5は、分散型電力発生源2Aを太陽電池とした場合のものである。分散型電力発生源2Aが太陽電池の場合には、図5に示すように、直流側変換装置3Aにおいて、分散型電力発生源2Aである太陽電池の出力電流値と出力電圧値とをMPPT24に送る一方、演算増幅器25や、「PWM」26、ドライバ27を介して、トランジスタ23を動作させ、分散型電力発生源2Aである太陽電池の出力電力を、MPPT24から指令された電流値の直流電力に変動させることにより、分散型電力発生源2Aである太陽電池から可能な限り最大発電電力が得られるようにしている。
尚、直流側変換装置3Aには、上述した図3のS18で使用される、直流側変換装置3Aの出力電力に基づいたクランプ回路が設けられている。
【0042】
また、図6は、分散型電力発生源2Bを風力発電機とした場合のものである。図6に示すように、分散型電力発生源2Bが、風車38とSG37とが連結された風力発電機の場合には、直流側変換装置3Bにおいて、整流器32で整流された、分散型電力発生源2Bである風力発電機の出力電圧値と出力電流値とに基づき、演算増幅器33や、「PWM」34、ドライバ35を介して、トランジスタ36を動作させ、分散型電力発生源2Bである風力発電機の出力電力(交流電流)を直流電流に変換する際に、最低限の出力電圧値を確保しつつも、出力電流値を変動させることにより、風車38の回転が一定となるようにしている。
【0043】
そして、図7の系統連系システム1においては、直流系統7の接続点4に対し、一又は複数の図5の直流側変換装置3A(及び分散型電力発生源2Aである太陽電池)が接続されたものであり、さらに、直流系統7の接続点4に対し、一又は複数の図6の直流側変換装置3B(及び分散型電力発生源2Bである風力発電機)が接続されたものである。
【0044】
ここで、図7の系統連系システム1におけるVDC一定制御装置11について説明すると、制御装置10により入力された「D」及び直流系統7の直流電力の電圧値VDCに基づき、電流制御回路12において、直流系統7の直流電力から交換される交流電力の電流値が決定され、同期回路13や、「PWM」14、ドライバ15を介して、直流系統7の直流電力から交換される交流電力の電流値が、電流制御回路12で決定された電流値となるように、インバータ5を制御する(図4のS37〜S41)。
【0045】
このとき、図7の系統連系システム1では、日射量が多くなって、分散型電力発生源2Aである太陽電池の出力電流値や出力電圧値が高くなれば、インバータ5に何ら関係することなく、直流側変換装置3Aは、分散型電力発生源2Aである太陽電池の出力電力(直流電力)の電流値を上昇させる(図3のS20)。逆に、日射量が少なくなって、分散型電力発生源2Aである太陽電池の出力電流値や出力電圧値が低くなれば、インバータ5に何ら関係することなく、直流側変換装置3Aは、分散型電力発生源2Aである太陽電池の出力電力(直流電力)の電流値を下降させる(図3のS22)。
【0046】
また、図7の系統連系システム1では、図7では図示されていないが、風力が強くなって、図6の分散型電力発生源2Bである風力発電機の出力電流値や出力電圧値が高くなれば、インバータ5に何ら関係することなく、直流側変換装置3Bは、分散型電力発生源2Bである風力発電機の出力電力(整流器32で整流された後の直流電力)の電流値を上昇させる(図3のS20参照)。逆に、風力が弱くなって、図6の分散型電力発生源2Bである風力発電機の出力電流値や出力電圧値が低くなれば、インバータ5に何ら関係することなく、直流側変換装置3Bは、分散型電力発生源2Bである風力発電機の出力電力(整流器32で整流された後の直流電力)の電流値を下降させる(図3のS22参照)。
【0047】
以上より、図7の系統連系システム1では、インバータ5は、直流系統7の直流電力を交流電力に変換し交流系統8に送電する際に、直流系統7の直流電力の電圧値VDCに基づいて決定された電流値をもって、直流系統7の直流電力を交流電力に変換している(図4のS37〜S41)。
【0048】
従って、図7の系統連系システム1では、直流側変換装置3A,3Bの各々は、インバータ5とは何ら関係なく機能しており、各直流側変換装置3A,3Bに接続された分散型電力発生源2A,2Bのそれぞれに独立性を持たすことができ、さらに、図7に示すように、インバータ5は一つで構成され、分散型電力発生源2A,2Bの数だけ必要としない。
【0049】
すなわち、図7の系統連系システム1では、各直流側変換装置3A,3Bに接続された分散型電力発生源2A,2Bのそれぞれが独立性を有することにより、直流系統7を交流系統8に連系するインバータ5が一つで構成され、かかるインバータ5並びに、それに必要不可欠に付属される安全機器などが1セットで済むため、高価なインバータ5を分散型電力発生源2A,2Bの数だけ必要とする従来技術のものと比べ(図10参照)、インバータ5に関する構成部品数が削減されるので、イニシャルコストを抑えることができるとともに、当該システムも小型化される。
【0050】
さらに、図7の系統連系システム1においては、一又は複数の直流側変換装置3Aで変換される直流電流の最適値として、一又は複数の直流側変換装置3Aにそれぞれ接続された分散型電力発生源2A(の太陽電池)の発電効率を最大にするものとしているので、簡便な構成で、各分散型電力発生源2A(の太陽電池)の発電を高効率で行うことができる。
【0051】
また、図8の系統連系システム1は、直流系統7の接続点4に対し、直流側変換装置3C(及び分散型電力発生源2Cである燃料電池)が接続されたものであり、さらに、直流系統7の接続点4に対し、直流側変換装置57(及び化石燃料型電力発生源16であるガスエンジン発電機)が接続されたものである。
【0052】
ここで、図8の系統連系システム1における直流側変換装置3C(及び分散型電力発生源2Cである燃料電池)について説明すると、直流側変換装置3Cにおいては、分散型電力発生源2Cである燃料電池の出力電流値と出力電圧値とを最適動作点制御回路44に送る一方、演算増幅器45や、「PWM」46、ドライバ47を介して、トランジスタ43を動作させ、分散型電力発生源2Cである燃料電池の出力電力を、最適動作点制御回路44から指令された電流値の直流電力に変動させることにより、分散型電力発生源2Cである燃料電池から可能な限り最大発電電力が得られるようにしている。
【0053】
また、図8の系統連系システム1における直流側変換装置57(及び化石燃料型電力発生源16であるガスエンジン発電機)について説明すると、ガスエンジン52に連結された「SG」54の出力電力は、直流側変換装置57の整流器55で直流電力に整流された後に、直流系統7の接続点4に送られるが、このとき、分散型電力発生源2Cである燃料電池の応答性の悪さを解消するため、直流系統7の電流値ID2などに基づき、制御装置10がモータ56をコントロールして、ガスエンジン5のスロットル53の角度を制御している。
尚、化石燃料型電力発生源16であるガスエンジン発電機は、図示はしないが、コージェネレーションで使用されるものである。
【0054】
さらに、図8の系統連系システム1におけるVDC一定制御装置11について説明すると、制御装置10により入力された「D」及び直流系統7の直流電力の電圧値VDCに基づき、電流制御回路12において、直流系統7の直流電力から交換される交流電力の電流値が決定され、同期回路13や、「PWM」14、ドライバ15を介して、直流系統7の直流電力から交換される交流電力の電流値が、電流制御回路12で決定された電流値となるように、インバータ5を制御する(図4のS37〜S41)。
【0055】
従って、図8の系統連系システム1では、分散型電力発生源2Cである燃料電池の出力電流値や出力電圧値が高くなれば、インバータ5に何ら関係することなく、直流側変換装置3Cは、分散型電力発生源2Cである燃料電池の出力電力(直流電力)の電流値を上昇させる(図3のS20参照)。逆に、分散型電力発生源2Cである燃料電池の出力電流値や出力電圧値が低くなれば、インバータ5に何ら関係することなく、直流側変換装置3Cは、分散型電力発生源2Cである燃料電池の出力電力(直流電力)の電流値を下降させる(図3のS22参照)。
【0056】
また、図8の系統連系システム1では、制御装置11は、商用電源6の交流系統8への出力状態に応じてデマンドコントローラから送信される指令と、直流系統7の電流値ID2とに基づき、インバータ5に何ら関係することなく、ガスエンジン52のスロットル56の角度を制御することにより、ガスエンジン52の回転数を制御して、化石燃料型電力発生源16であるガスエンジン発電機の出力電力(整流器55で整流された後の直流電力)の電流値を変動させるので、商用電源6の交流系統8に接続された構内需要家への電力供給を安定させることができる。
【0057】
以上より、図8の系統連系システム1では、インバータ5は、直流系統7の直流電力を交流電力に変換し交流系統8に送電する際に、直流系統7の直流電力の電圧値VDCに基づいて決定された電流値をもって、直流系統7の直流電力を交流電力に変換している(図4のS37〜S41)。
【0058】
従って、図8の系統連系システム1では、直流側変換装置3C,57の各々は、インバータ5とは何ら関係なく機能しており、各直流側変換装置3A,57に接続された分散型電力発生源2C及び化石燃料型電力発生源16のそれぞれに独立性を持たすことができ、さらに、図8に示すように、インバータ5は一つで構成され、分散型電力発生源2C及び化石燃料型電力発生源16の数だけ必要としない。
【0059】
すなわち、図8の系統連系システム1では、各直流側変換装置3C,57に接続された分散型電力発生源2C及び化石燃料型電力発生源16のそれぞれが独立性を有することにより、直流系統7を交流系統8に連系するインバータ5が一つで構成され、かかるインバータ5並びに、それに必要不可欠に付属される安全機器などが1セットで済むため、高価なインバータ5を分散型電力発生源2C及び化石燃料型電力発生源16の数だけ必要とする従来技術のものと比べ(図10参照)、インバータ5に関する構成部品数が削減されるので、イニシャルコストを抑えることができるとともに、当該システムも小型化される。
【0060】
さらに、図8の系統連系システム1においては、直流側変換装置3Cで変換される直流電流の最適値として、直流側変換装置3Cに接続された分散型電力発生源2C(の燃料電池)の発電効率を最大にするものとしているので、簡便な構成で、分散型電力発生源2C(の燃料電池)の発電を高効率で行うことができる。
【0061】
さらに、図8の系統連系システム1においては、直流側変換装置3Cと直流系統7の接続点4で並列接続された化石燃料型電力発生源16を備えており、化石燃料型電力発生源16の出力電流を直流系統7の直流電力の電流値ID2に基づいて制御しているので、簡便な構成で、分散型電力発生源2C(の燃料電池の)の応答性の悪さを解消させることができる。
【0062】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、図8の系統連系システム1においては、化石燃料型電力発生源16として、コージェネレーションで使用されるガスエンジン発電機を使用しているが、それに代わって、コージェネレーションで使用されるガスタービン発電機を使用してもよいし、単に発電のみを行うものを使用してもよい。
【0063】
また、図8の系統連系システム1においては、直流系統7の接続点4に対し、直流側変換装置3C(及び分散型電力発生源2Cである燃料電池)が接続されたものであるが、それに代わって、一又は複数の図5の直流側変換装置3A(及び分散型電力発生源2Aである太陽電池)が接続されたり、さらに、一又は複数の図6の直流側変換装置3B(及び分散型電力発生源2Bである風力発電機)が接続されたものであってもよい。
【0064】
この場合においても、図8の系統連系システム1においては、直流側変換装置3Cと直流系統7の接続点4で並列接続された化石燃料型電力発生源16を備えており、化石燃料型電力発生源16の出力電流を直流系統7の直流電力の電流値ID2に基づいて制御しているので、簡便な構成で、自然エネルギーを駆動源とする分散型電力発生源2A,2B(の太陽電池や風力発電機)の出力電力の不安定さを解消することができるとともに、分散型電力発生源2A,2B(の太陽電池や風力発電機)の応答性の悪さを解消させることができる。
【0065】
また、図7や図8の系統連系システム1において、図9に示すように、直流系統7の接続点4に対し、電流制御充放電回路62を有する蓄電装置61を接続して、直流側変換装置3A,3B,3C,57…の各々と並列接続させ、インバータ5を介して、蓄電装置61に充電された交流系統8の電力を直流電力として使用すれば、図7や図8の系統連系システム1と同様にして、簡便な構成で、自然エネルギーを駆動源とする分散型電力発生源2A,2B(の太陽電池や風力発電機)の出力電力の不安定さを解消することができるとともに、分散型電力発生源2A,2B,2C(の太陽電池や、風力発電機、燃料電池)の応答性の悪さを解消させることができるとともに、それに加えて、例えば、電流制御充放電回路62をもって、商用電源6に接続された交流系統8の電力の単価が安い時間帯に蓄電装置61に充電して、商用電源6に接続された交流系統8の電力の単価が高い時間帯に蓄電装置61から放電すれば、簡便な構成で、経済性の高いシステムを構築することができる。
【0066】
尚、本実施の形態の系統連系システム1では、インバータ5で変換される交流電力の極性は、直流系統7の直流電力に依存される。
【0067】
【発明の効果】
本発明の系統連系システムでは、各直流側変換装置に接続された分散型電力発生源のそれぞれが独立性を有することにより、直流系統を交流系統に連系する交流側変換装置が、分散型電力発生源の数だけ必要とせず、最低1台で済み、かかる交流側変換装置並びに、それに必要不可欠に付属される安全機器などが1セットで済むため、高価な交流側変換装置を分散型電力発生源の数だけ必要とする従来技術と比べ、交流側変換装置に関する構成部品数が削減されるので、イニシャルコストを抑えることができるとともに、当該システムも小型化される。
【0068】
さらに、本発明の系統連系システムにおいて、直流側変換装置の各々で変換される直流電流の最適値として、直流側変換装置のそれぞれに接続された分散型電力発生源の発電効率を最大にするものとすれば、簡便な構成で、それぞれの分散型電力発生源の発電を高効率で行うことができる。
【0069】
さらに、本発明の系統連系システムにおいて、直流側変換装置の各々と並列接続された化石燃料型電力発生源を備え、化石燃料型電力発生源の出力電流を直流系統の直流電力の電流値に基づいて制御すれば、簡便な構成で、自然エネルギーを駆動源とする分散型電力発生源(例えば、太陽電池や、風力発電機など)の出力電力の不安定さを解消することができるとともに、分散型電力発生源(例えば、太陽電池や、風力発電機、燃料電池など)の応答性の悪さを解消させることができる。
【0070】
さらに、本発明の系統連系システムにおいて、直流側変換装置の各々と並列接続された蓄電装置を備え、交流側変換装置を介して蓄電装置に充電された交流系統の電力を直流電力として使用すれば、同様にして、簡便な構成で、自然エネルギーを駆動源とする分散型電力発生源(例えば、太陽電池や、風力発電機など)の出力電力の不安定さを解消することができるとともに、分散型電力発生源(例えば、太陽電池や、風力発電機、燃料電池など)の応答性の悪さを解消させることができるとともに、それに加えて、例えば、交流系統の電力の単価が安い時間帯に蓄電装置に充電して、交流系統の電力の単価が高い時間帯に蓄電装置から放電すれば、簡便な構成で、経済性の高いシステムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による系統連系システムの概略構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態による系統連系システムの概略構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態による系統連系システムのフローチャートを示す図である。
【図4】本発明の一実施形態による系統連系システムのフローチャートを示す図である。
【図5】本発明の一実施形態による系統連系システムにおいて、太陽電池の直流側変換装置の概略構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態による系統連系システムにおいて、風力発電機の直流側変換装置の概略構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施形態による系統連系システムの概略構成を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態による系統連系システムの概略構成を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態による系統連系システムにおいて、蓄電装置の概略構成を示すブロック図である。
【図10】従来技術の系統連系システムの概略構成を示す図である。
【図11】従来技術の系統連系システムにおいて、太陽電池の直流側変換装置の概略構成を示すブロック図である。
【図12】従来技術の系統連系システムにおいて、風力発電機の直流側変換装置の概略構成を示すブロック図である。
【図13】従来技術の系統連系システムにおいて、ガスエンジン発電機の直流側変換装置の概略構成を示すブロック図である。
【図14】従来技術の系統連系システムにおいて、太陽電池のインバータの概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 系統連系システム
2A,2B,2C,… 分散型電力発生源
3A,3B,3C,57,… 直流側変換装置
5 インバータ
7 直流系統
8 交流系統
10 制御装置
16 ガスエンジン発電機
61 蓄電装置

Claims (4)

  1. 複数の分散型電力発生源と、
    前記分散型電力発生源の各々と一対一に接続された複数の直流側変換装置と、
    前記直流側変換装置の各々が並列接続された直流系統を交流系統に連系する交流側変換装置と、を備え、
    前記直流側変換装置の各々は、それぞれに接続された分散型電力発生源の出力を直流電流源に変換する一方で、
    前記交流側変換装置は、前記直流系統の直流電力を交流電力に変換し前記交流系統に送電する際に、前記直流電力の電圧値に基づいて決定された電流値をもって前記直流電力の電圧値が一定になるように前記直流電力を前記交流電力に変換すること、
    を特徴とする系統連系システム。
  2. 電力発生源と、
    前記電力発生源に接続された直流側変換装置と、
    前記直流側変換装置が接続された直流系統を交流系統に連系する交流側変換装置と、を備え、
    前記交流側変換装置は、前記直流系統の直流電力を交流電力に変換し前記交流系統に送電する際に、前記直流電力の電圧値に基づいて決定された電流値をもって前記直流電力の電圧値が一定になるように前記直流電力を前記交流電力に変換すること、
    を特徴とする系統連系システム。
  3. 前記電力発生源がガスエンジン発電機であることを特徴とする請求項2に記載の系統連携システム。
  4. 前記一定となる前記直流電力の電圧値が、商用電源に電流を回生させない直流電圧に設定されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の系統連携システム。
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