JPH11298669A - 画像入力方法及び装置 - Google Patents
画像入力方法及び装置Info
- Publication number
- JPH11298669A JPH11298669A JP10096167A JP9616798A JPH11298669A JP H11298669 A JPH11298669 A JP H11298669A JP 10096167 A JP10096167 A JP 10096167A JP 9616798 A JP9616798 A JP 9616798A JP H11298669 A JPH11298669 A JP H11298669A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- original
- color
- document
- ccd
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 13
- 239000003086 colorant Substances 0.000 claims abstract description 7
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 3
- 239000003973 paint Substances 0.000 claims description 3
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 abstract description 3
- 238000010429 water colour painting Methods 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000009966 trimming Methods 0.000 description 3
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Facsimile Heads (AREA)
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水彩画の原稿における色彩、特に墨色を正確
に入力する。 【解決手段】 R色読み取りに対応するCCD素子に対
して350〜420nmまでの紫外線近傍の青色光が到
達することを防止する。画像入力装置は、原稿載置台2
0、光源30a,b及び原稿に対する照射光の透過光ま
たは反射光を受光して原稿の画像情報を読み取る読取部
40を備える。読取部40は、原稿からの透過光または
反射光を集光するレンズ42及びレンズ42からの光を
RGBの3色毎に受光するCCD43を有している。光
源30a,bからレンズ42を経てCCD43に至るま
での光路の任意の位置には、紫外領域近傍の青色光をカ
ットするフィルタを1つ以上取り付けることが好まし
い。
に入力する。 【解決手段】 R色読み取りに対応するCCD素子に対
して350〜420nmまでの紫外線近傍の青色光が到
達することを防止する。画像入力装置は、原稿載置台2
0、光源30a,b及び原稿に対する照射光の透過光ま
たは反射光を受光して原稿の画像情報を読み取る読取部
40を備える。読取部40は、原稿からの透過光または
反射光を集光するレンズ42及びレンズ42からの光を
RGBの3色毎に受光するCCD43を有している。光
源30a,bからレンズ42を経てCCD43に至るま
での光路の任意の位置には、紫外領域近傍の青色光をカ
ットするフィルタを1つ以上取り付けることが好まし
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷製版分野で使
用され、原稿からの反射光または透過光を3ラインCC
Dにより受光する、画像入力方法及び画像入力装置に関
する。
用され、原稿からの反射光または透過光を3ラインCC
Dにより受光する、画像入力方法及び画像入力装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】印刷製版分野で使用される画像入力装置
は、原稿が載置される原稿載置台と、この原稿載置台に
載置された原稿に光を照射する光源と、原稿に照射され
た光を受光して原稿の画像情報を読み取る読取部とを備
えている。原稿載置台は、水平方向に移動可能となって
おり、これにより原稿載置台に載置された原稿が走査さ
れてその画像情報が読取部に読み取られる。
は、原稿が載置される原稿載置台と、この原稿載置台に
載置された原稿に光を照射する光源と、原稿に照射され
た光を受光して原稿の画像情報を読み取る読取部とを備
えている。原稿載置台は、水平方向に移動可能となって
おり、これにより原稿載置台に載置された原稿が走査さ
れてその画像情報が読取部に読み取られる。
【0003】このような画像入力装置に用いられる原稿
としては、原稿に光を照射し、その反射光により画像情
報を読み取るタイプの反射原稿と、照射した光を透過さ
せてその透過光により画像情報を読み取るタイプの透過
原稿とがある。また、画像入力装置の光源としては安価
な蛍光灯が、受光手段としてはRGBの3ラインCCD
が多くの機種で採用されている。
としては、原稿に光を照射し、その反射光により画像情
報を読み取るタイプの反射原稿と、照射した光を透過さ
せてその透過光により画像情報を読み取るタイプの透過
原稿とがある。また、画像入力装置の光源としては安価
な蛍光灯が、受光手段としてはRGBの3ラインCCD
が多くの機種で採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な画像入力装置を用いて絵本の原稿などに多く使用され
る水彩画を直接読み取ると、墨色(黒色)が赤茶けた色
に入力されてしまうことがある。これは、図9に示すよ
うに、R色感知用のCCDに設けられたRフィルターが
紫外領域近傍の青色光を通してしまい、当該R色感知用
のCCDが紫外領域近傍の青色光に対して若干の感度を
有するようなCCDがあるためであり、しかも図10に
示すように水彩画の光特性が写真に比して紫外領域近傍
の青色光を多く含むことに起因している。
な画像入力装置を用いて絵本の原稿などに多く使用され
る水彩画を直接読み取ると、墨色(黒色)が赤茶けた色
に入力されてしまうことがある。これは、図9に示すよ
うに、R色感知用のCCDに設けられたRフィルターが
紫外領域近傍の青色光を通してしまい、当該R色感知用
のCCDが紫外領域近傍の青色光に対して若干の感度を
有するようなCCDがあるためであり、しかも図10に
示すように水彩画の光特性が写真に比して紫外領域近傍
の青色光を多く含むことに起因している。
【0005】すなわち、紫外領域近傍の青色光は、R色
用CCD素子に感知され、赤色光として受光されてしま
う結果、水彩画の色彩のなかでも特に墨色が赤茶けて入
力されてしまう。画像処理により赤茶けた色を黒くする
ことも可能ではあるが、その場合画像全体の色バランス
が崩れ、墨色以外の色が実際の原稿の色と異なってしま
う。本願出願人は、上記のように水彩絵の具で描かれた
原稿を蛍光灯のような輝線スペクトルをもつ光源により
照明し、CCD素子で直接読み取った場合、個々のCC
D素子の差にもよるがR色の色再現が悪いことを発見し
た。
用CCD素子に感知され、赤色光として受光されてしま
う結果、水彩画の色彩のなかでも特に墨色が赤茶けて入
力されてしまう。画像処理により赤茶けた色を黒くする
ことも可能ではあるが、その場合画像全体の色バランス
が崩れ、墨色以外の色が実際の原稿の色と異なってしま
う。本願出願人は、上記のように水彩絵の具で描かれた
原稿を蛍光灯のような輝線スペクトルをもつ光源により
照明し、CCD素子で直接読み取った場合、個々のCC
D素子の差にもよるがR色の色再現が悪いことを発見し
た。
【0006】本発明の課題は、原稿、特に水彩画の原稿
の色彩を正確に入力することができる、画像入力方法及
び画像入力装置を提供することにある。
の色彩を正確に入力することができる、画像入力方法及
び画像入力装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1に係る画像入力方法は、水彩絵の具によ
り描かれた水彩画原稿をRGBの3色毎にCCD素子で
光学走査して画像情報を入力するための画像入力方法で
あって、R色読み取りに対応するCCD素子に対して3
50〜420nmまでの紫外線近傍の青色光が到達する
ことを防止した画像入力方法を提供する。
めに、請求項1に係る画像入力方法は、水彩絵の具によ
り描かれた水彩画原稿をRGBの3色毎にCCD素子で
光学走査して画像情報を入力するための画像入力方法で
あって、R色読み取りに対応するCCD素子に対して3
50〜420nmまでの紫外線近傍の青色光が到達する
ことを防止した画像入力方法を提供する。
【0008】紫外線近傍の青色光が当該CCD素子に受
光されないようにすることで、当該領域の青色光が赤色
光として検知され、受光されることを防止する。請求項
2に係る画像入力装置は、原稿載置台と、光源と、読取
部とを備えている。原稿載置台は原稿を載置するための
ものである。光源は、原稿載置台に載置された原稿に対
し光を照射する。読取部は、原稿に対する照射光の透過
光または反射光を受光して原稿の画像情報を読み取る。
光されないようにすることで、当該領域の青色光が赤色
光として検知され、受光されることを防止する。請求項
2に係る画像入力装置は、原稿載置台と、光源と、読取
部とを備えている。原稿載置台は原稿を載置するための
ものである。光源は、原稿載置台に載置された原稿に対
し光を照射する。読取部は、原稿に対する照射光の透過
光または反射光を受光して原稿の画像情報を読み取る。
【0009】前記読取部は、集光手段と受光手段とを有
している。集光手段は原稿からの透過光または反射光を
集光する。受光手段は、集光手段からの光をRGBの3
色毎に受光する各色毎のCCD素子からなっている。さ
らに、少なくともR色のCCD素子に対しては、紫外領
域近傍の青色光の到達が防止されている。例えば、前記
の青色光をカットする吸収フィルタを、光源から原稿に
照射された光が原稿を透過または反射してCCDなどの
受光手段により受光されるまでの光路の任意の位置に1
つ以上設け、R色用受光手段により感知される青色光を
カットする。あるいは、波長350〜420nmの範囲
の光を照射しないような光源を用いることも考えられ
る。
している。集光手段は原稿からの透過光または反射光を
集光する。受光手段は、集光手段からの光をRGBの3
色毎に受光する各色毎のCCD素子からなっている。さ
らに、少なくともR色のCCD素子に対しては、紫外領
域近傍の青色光の到達が防止されている。例えば、前記
の青色光をカットする吸収フィルタを、光源から原稿に
照射された光が原稿を透過または反射してCCDなどの
受光手段により受光されるまでの光路の任意の位置に1
つ以上設け、R色用受光手段により感知される青色光を
カットする。あるいは、波長350〜420nmの範囲
の光を照射しないような光源を用いることも考えられ
る。
【0010】請求項3に係る画像入力装置は、請求項2
に記載の装置において、光源から集光手段を経てR色の
CCD素子に至るまでの光路の任意の位置に、波長35
0〜420nmの範囲の光を吸収するフィルタを設けて
ある。フィルタの位置は、光源とミラーとの間やミラー
と集光手段との間、集光手段と受光手段との間など任意
の位置でよい。1つのフィルタで十分にカットできない
場合は、複数のフィルタを用いてもよく、その場合は複
数フィルタを同一位置に配しても異なる位置に配しても
よい。
に記載の装置において、光源から集光手段を経てR色の
CCD素子に至るまでの光路の任意の位置に、波長35
0〜420nmの範囲の光を吸収するフィルタを設けて
ある。フィルタの位置は、光源とミラーとの間やミラー
と集光手段との間、集光手段と受光手段との間など任意
の位置でよい。1つのフィルタで十分にカットできない
場合は、複数のフィルタを用いてもよく、その場合は複
数フィルタを同一位置に配しても異なる位置に配しても
よい。
【0011】
【発明の実施の形態】<画像入力装置の全体構成>図1
は本発明の画像入力装置の一実施形態を示している。図
1に示す画像入力装置は、画像入力装置本体10と、原
稿載置台20と、光源ユニット30a,bと、読取部4
0と、走査機構50(図3参照)と、装置内の各部の制
御を行う制御部60とを有している。
は本発明の画像入力装置の一実施形態を示している。図
1に示す画像入力装置は、画像入力装置本体10と、原
稿載置台20と、光源ユニット30a,bと、読取部4
0と、走査機構50(図3参照)と、装置内の各部の制
御を行う制御部60とを有している。
【0012】画像入力装置本体10の一方側には、原稿
21が保持された原稿ホルダー(図示せず)を挿入する
ための挿入口11が設けられている。原稿載置台20
は、走査機構50により原稿の副走査方向xに移動可能
に、画像入力装置本体10に取り付けられている。ま
た、原稿載置台20には、反射原稿または透過原稿のい
ずれかの入力原稿21が載置可能であり、開口22が設
けられて原稿21を走査できるようになっている。通
常、原稿21が保持された原稿ホルダーは、原稿ごと前
記開口22にはめ込まれる。
21が保持された原稿ホルダー(図示せず)を挿入する
ための挿入口11が設けられている。原稿載置台20
は、走査機構50により原稿の副走査方向xに移動可能
に、画像入力装置本体10に取り付けられている。ま
た、原稿載置台20には、反射原稿または透過原稿のい
ずれかの入力原稿21が載置可能であり、開口22が設
けられて原稿21を走査できるようになっている。通
常、原稿21が保持された原稿ホルダーは、原稿ごと前
記開口22にはめ込まれる。
【0013】原稿載置台20を挟んで下側には反射光源
ユニット30a、上側には透過光源ユニット30bが、
それぞれ配されている。光源ユニット30a,bは、原
稿載置台20と平行に配置された蛍光灯31を含んで構
成されている。各蛍光灯31は、原稿21の主走査方向
yに沿って設けられ、原稿21を照射する。なお、各蛍
光灯31の照射光に方向性を持たせると、より光量が増
すので好ましい。照射光に方向性を持たせるためには、
例えば、図2に示すように、蛍光灯31の内面の上部一
部を除いた領域に反射コーティング31aを施しておく
とよい。
ユニット30a、上側には透過光源ユニット30bが、
それぞれ配されている。光源ユニット30a,bは、原
稿載置台20と平行に配置された蛍光灯31を含んで構
成されている。各蛍光灯31は、原稿21の主走査方向
yに沿って設けられ、原稿21を照射する。なお、各蛍
光灯31の照射光に方向性を持たせると、より光量が増
すので好ましい。照射光に方向性を持たせるためには、
例えば、図2に示すように、蛍光灯31の内面の上部一
部を除いた領域に反射コーティング31aを施しておく
とよい。
【0014】読取部40は、ミラー41と、集光レンズ
を含むレンズブロック42と、CCDセンサを含む受光
ブロック43とを有している。ミラー41は原稿21か
らの反射光または透過光の方向を調整するために用い
る。レンズブロック42はミラー41で反射された光を
集光する。受光ブロック43はレンズブロック42で集
光された光を受光する。レンズブロック42と受光ブロ
ック43との間には筒状の蛇腹44が取り付けられ、集
光された光以外の光が受光ブロック43内のCCDセン
サに入ることを防止している。蛇腹44は、レンズブロ
ック42や受光ブロック43の変位に伴って伸縮可能で
ある。
を含むレンズブロック42と、CCDセンサを含む受光
ブロック43とを有している。ミラー41は原稿21か
らの反射光または透過光の方向を調整するために用い
る。レンズブロック42はミラー41で反射された光を
集光する。受光ブロック43はレンズブロック42で集
光された光を受光する。レンズブロック42と受光ブロ
ック43との間には筒状の蛇腹44が取り付けられ、集
光された光以外の光が受光ブロック43内のCCDセン
サに入ることを防止している。蛇腹44は、レンズブロ
ック42や受光ブロック43の変位に伴って伸縮可能で
ある。
【0015】<走査機構の構成>図3は原稿載置台20
の走査機構50を示す斜視図である。走査機構50は、
制御部60からの制御に基づき原稿載置台20を原稿の
副走査方向xに移動させるためのものであり、原稿載置
台20のx方向に沿った片側辺の下面にリニアガイド5
1を有し、このリニアガイド51に係合する摺動子(図
示せず)を画像入力装置本体10側に固定させている。
また、原稿載置台20の他方の辺の下方には、画像入力
装置本体10の側面に沿って水平に摺動部材52や複数
のコロ53を設け、これら摺動部材52やコロ53の上
に原稿載置台20を摺動可能に取り付けている。原稿載
置台20のリニアガイド51が設けられている側辺の下
方には、x方向に沿ってベルト54と1対のプーリ55
とが設けられ、ベルト54の一部は原稿載置台20の裏
面に固定されている。また、プーリ55の一方はパルス
モータ56により正逆回転可能であり、モータ56を駆
動することで原稿載置台20をx方向に沿って連続的に
移動させることができるようになっている。
の走査機構50を示す斜視図である。走査機構50は、
制御部60からの制御に基づき原稿載置台20を原稿の
副走査方向xに移動させるためのものであり、原稿載置
台20のx方向に沿った片側辺の下面にリニアガイド5
1を有し、このリニアガイド51に係合する摺動子(図
示せず)を画像入力装置本体10側に固定させている。
また、原稿載置台20の他方の辺の下方には、画像入力
装置本体10の側面に沿って水平に摺動部材52や複数
のコロ53を設け、これら摺動部材52やコロ53の上
に原稿載置台20を摺動可能に取り付けている。原稿載
置台20のリニアガイド51が設けられている側辺の下
方には、x方向に沿ってベルト54と1対のプーリ55
とが設けられ、ベルト54の一部は原稿載置台20の裏
面に固定されている。また、プーリ55の一方はパルス
モータ56により正逆回転可能であり、モータ56を駆
動することで原稿載置台20をx方向に沿って連続的に
移動させることができるようになっている。
【0016】<レンズブロック及び受光ブロックの構成
>図4にレンズブロック42及び受光ブロック43の移
動機構を示すが、説明のため、両者間を遮光する蛇腹4
4を取り去った図を示している。レンズ601及びCC
Dセンサ602は、x方向に各々別々に移動可能に、ベ
ース603上に取り付けられている。ベース603には
x方向に沿って2本のガイドレール604,605が設
けられ、一方のガイドレール604には2つのブロック
606,607が摺動可能に取り付けられている。レン
ズ601はレンズ基台608に支持されており、そのレ
ンズ基台608は一方のブロック606に固定され、ま
たレンズ基台608の一部は他方のガイドレール605
に摺動可能に取り付けている。CCDセンサ602はC
CD基台609に支持されており、そのCCD基台60
9はレンズ基台608が固定されていない他方のブロッ
ク607に固定され、またCCD基台609の一部は他
方のガイドレール605に摺動可能に取り付けている。
>図4にレンズブロック42及び受光ブロック43の移
動機構を示すが、説明のため、両者間を遮光する蛇腹4
4を取り去った図を示している。レンズ601及びCC
Dセンサ602は、x方向に各々別々に移動可能に、ベ
ース603上に取り付けられている。ベース603には
x方向に沿って2本のガイドレール604,605が設
けられ、一方のガイドレール604には2つのブロック
606,607が摺動可能に取り付けられている。レン
ズ601はレンズ基台608に支持されており、そのレ
ンズ基台608は一方のブロック606に固定され、ま
たレンズ基台608の一部は他方のガイドレール605
に摺動可能に取り付けている。CCDセンサ602はC
CD基台609に支持されており、そのCCD基台60
9はレンズ基台608が固定されていない他方のブロッ
ク607に固定され、またCCD基台609の一部は他
方のガイドレール605に摺動可能に取り付けている。
【0017】ベルト611及び612はx方向に沿って
設けられ、それぞれモータ613及び614により駆動
される。レンズ基台608を固定したブロック606は
ベルト611を介してモータ613により、CCD基台
609を固定したブロック607はベルト612を介し
てモータ614によりx方向に沿って移動可能である。
なお、モータ613及び614は正逆両方向に回転可能
である。
設けられ、それぞれモータ613及び614により駆動
される。レンズ基台608を固定したブロック606は
ベルト611を介してモータ613により、CCD基台
609を固定したブロック607はベルト612を介し
てモータ614によりx方向に沿って移動可能である。
なお、モータ613及び614は正逆両方向に回転可能
である。
【0018】レンズ基台608及びCCD基台609の
原点位置には、それぞれの原点位置検出センサ615及
び616が配置され、レンズ基台608及びCCD基台
609には、それぞれ検出板617及び618が取り付
けられて、レンズ基台608及びCCD基台609の原
点位置を検出できるようになっている。なお、ベース6
03は図示しない駆動機構によりy方向に移動可能であ
る。
原点位置には、それぞれの原点位置検出センサ615及
び616が配置され、レンズ基台608及びCCD基台
609には、それぞれ検出板617及び618が取り付
けられて、レンズ基台608及びCCD基台609の原
点位置を検出できるようになっている。なお、ベース6
03は図示しない駆動機構によりy方向に移動可能であ
る。
【0019】<CCDセンサの構成>図5(a)にCC
Dセンサ602による原稿の読み取りの説明図を示す。
CCDセンサ602は、図5(b)に示すように、RG
Bの各色をそれぞれ感知するためのCCD素子が、各色
ごとにy方向に整列して並列配置されている。原稿21
の読取ライン上の画像は、走査方向yに沿ってBGRの
順に読み込まれる。従って、同じ読取ライン上の異なる
色の画像データを読み込むにはCCD素子列の間の距離
に応じた遅延時間が発生するが、この遅延時間は電気的
に補正される。
Dセンサ602による原稿の読み取りの説明図を示す。
CCDセンサ602は、図5(b)に示すように、RG
Bの各色をそれぞれ感知するためのCCD素子が、各色
ごとにy方向に整列して並列配置されている。原稿21
の読取ライン上の画像は、走査方向yに沿ってBGRの
順に読み込まれる。従って、同じ読取ライン上の異なる
色の画像データを読み込むにはCCD素子列の間の距離
に応じた遅延時間が発生するが、この遅延時間は電気的
に補正される。
【0020】<フィルタの挿入>図6に、紫外領域近傍
の青色光吸収フィルタを挿入する場合の構成を模式的に
示す。フィルタ45は、波長350〜420nmの青色
光を吸収する吸収フィルタであり、レンズ601の直前
に設けられている。フィルタ45は、レンズ601の移
動を妨げることのないよう、レンズ601とともにx方
向に移動できるようにしておくことが好ましい。例え
ば、レンズ601を支持するレンズ基台608に取り付
けることが考えられる。
の青色光吸収フィルタを挿入する場合の構成を模式的に
示す。フィルタ45は、波長350〜420nmの青色
光を吸収する吸収フィルタであり、レンズ601の直前
に設けられている。フィルタ45は、レンズ601の移
動を妨げることのないよう、レンズ601とともにx方
向に移動できるようにしておくことが好ましい。例え
ば、レンズ601を支持するレンズ基台608に取り付
けることが考えられる。
【0021】前記波長範囲の青色光がフィルタ45で集
光されることにより、後段の受光ブロック43のCCD
センサ602は、その波長領域の青色光が除かれた光を
受光することになる。図7に、フィルタ45を光路に挿
入した場合における、波長に対するCCDセンサ602
の感度特性を示す。図中の実線で示されるR色用CCD
素子の感度が、青色光の波長領域に現れていないことが
示されている。
光されることにより、後段の受光ブロック43のCCD
センサ602は、その波長領域の青色光が除かれた光を
受光することになる。図7に、フィルタ45を光路に挿
入した場合における、波長に対するCCDセンサ602
の感度特性を示す。図中の実線で示されるR色用CCD
素子の感度が、青色光の波長領域に現れていないことが
示されている。
【0022】<画像入力装置の動作>次に、制御装置6
0によって制御される画像入力装置の動作を、図8に示
すフローチャートを参照しつつ説明する。ステップS1
では、作業前の初期設定が行われ、各部の原点位置復帰
などがなされる。このとき原稿台20はホームポジショ
ン(図1中一点鎖線で示す位置)に位置決めされる。ま
た、通常、電源投入に合わせてCCDセンサ602の読
取信号が所定の値になるように、各CCD素子毎の調整
を行う。ステップS2では、原稿台20上に原稿が載置
され、作業の開始が指示されるのを待ち、作業開始が指
示されればステップS3へ移行する。指示されなければ
再度ステップS2を繰り返し、作業開始の指示を待つ。
0によって制御される画像入力装置の動作を、図8に示
すフローチャートを参照しつつ説明する。ステップS1
では、作業前の初期設定が行われ、各部の原点位置復帰
などがなされる。このとき原稿台20はホームポジショ
ン(図1中一点鎖線で示す位置)に位置決めされる。ま
た、通常、電源投入に合わせてCCDセンサ602の読
取信号が所定の値になるように、各CCD素子毎の調整
を行う。ステップS2では、原稿台20上に原稿が載置
され、作業の開始が指示されるのを待ち、作業開始が指
示されればステップS3へ移行する。指示されなければ
再度ステップS2を繰り返し、作業開始の指示を待つ。
【0023】ステップS3では、オペレータによって選
択された原稿が反射原稿であるか透過原稿であるかを認
識する。ステップS4では、認識された原稿の種類に従
い、反射光源ユニット30aまたは透過光源ユニット3
0bのいずれかの蛍光灯を点灯する。ステップS5で
は、本走査に先立って本走査よりも低い解像度でプレ走
査が行われ、トリミングにより本走査により読み取る領
域を指定したり、最大コントラストが得られるように自
動焦点合わせを行う。
択された原稿が反射原稿であるか透過原稿であるかを認
識する。ステップS4では、認識された原稿の種類に従
い、反射光源ユニット30aまたは透過光源ユニット3
0bのいずれかの蛍光灯を点灯する。ステップS5で
は、本走査に先立って本走査よりも低い解像度でプレ走
査が行われ、トリミングにより本走査により読み取る領
域を指定したり、最大コントラストが得られるように自
動焦点合わせを行う。
【0024】ステップS6では、トリミングにより指定
された領域に合わせてベース603が移動し、CCDセ
ンサ602がおおむね原稿の中心になるようにする。次
いで、レンズ601の走査範囲がトリミング領域のy方
向領域を含有するように、レンズ601とCCDセンサ
602とのx方向の間隔を調整する。その後、原稿載置
台20を原稿サイズにあわせて読取開始位置まで移動さ
せる。この移動は、例えば画像読取に関係せず高速に行
われる。
された領域に合わせてベース603が移動し、CCDセ
ンサ602がおおむね原稿の中心になるようにする。次
いで、レンズ601の走査範囲がトリミング領域のy方
向領域を含有するように、レンズ601とCCDセンサ
602とのx方向の間隔を調整する。その後、原稿載置
台20を原稿サイズにあわせて読取開始位置まで移動さ
せる。この移動は、例えば画像読取に関係せず高速に行
われる。
【0025】ステップS7では、原稿載置台20を副走
査方向xに解像度に応じた一定速度で移動させて、画像
の読取を行う。ステップS8では、読取の終了により原
稿載置台20がホームポジションへ復帰し、原稿の排出
が行われる。ステップS9では、次原稿があるか否かを
判断し、あればステップS1へ戻り、なければ処理を終
了する。
査方向xに解像度に応じた一定速度で移動させて、画像
の読取を行う。ステップS8では、読取の終了により原
稿載置台20がホームポジションへ復帰し、原稿の排出
が行われる。ステップS9では、次原稿があるか否かを
判断し、あればステップS1へ戻り、なければ処理を終
了する。
【0026】<他の実施形態>(a)フィルタ45の挿
入位置は、前記の実施形態例に限定されない。例えば、
レンズ601とCCDセンサ602との間や蛍光灯31
とミラー41との間に設けてもよい。また、CCDセン
サ602のR色用CCD素子にのみ設けてもよい。さら
に、フィルタ45は、水彩画の読み取りの場合にのみ設
けてもよい。 (b)フィルタ45を光路に挿入する代わりに、波長3
50〜420nmの範囲の光を減少させた光を照射する
光源を用いることも考えられる。また、蛍光灯を覆う管
に、波長350〜420nmの範囲の光を吸収するよう
なフィルタ性能を持たせることも考えられる。
入位置は、前記の実施形態例に限定されない。例えば、
レンズ601とCCDセンサ602との間や蛍光灯31
とミラー41との間に設けてもよい。また、CCDセン
サ602のR色用CCD素子にのみ設けてもよい。さら
に、フィルタ45は、水彩画の読み取りの場合にのみ設
けてもよい。 (b)フィルタ45を光路に挿入する代わりに、波長3
50〜420nmの範囲の光を減少させた光を照射する
光源を用いることも考えられる。また、蛍光灯を覆う管
に、波長350〜420nmの範囲の光を吸収するよう
なフィルタ性能を持たせることも考えられる。
【0027】(c)R色用CCD素子により感知される
青色光を、1つのフィルタだけでは十分にカットできな
い場合、複数のフィルタを光路の任意の位置に挿入する
こともできる。その場合、複数のフィルタは、同じ位置
に設けても、また異なる位置に設けてもよい。 (d)前記の実施例において、CCDセンサ602によ
り受光される紫外領域近傍の青色光を皆無にする必要は
ない。R色用CCD素子により感知される前記波長領域
の光を減少させることにより、画像全体の色バランスを
崩すことなく水彩画における墨色を黒色に表現できれば
十分である。
青色光を、1つのフィルタだけでは十分にカットできな
い場合、複数のフィルタを光路の任意の位置に挿入する
こともできる。その場合、複数のフィルタは、同じ位置
に設けても、また異なる位置に設けてもよい。 (d)前記の実施例において、CCDセンサ602によ
り受光される紫外領域近傍の青色光を皆無にする必要は
ない。R色用CCD素子により感知される前記波長領域
の光を減少させることにより、画像全体の色バランスを
崩すことなく水彩画における墨色を黒色に表現できれば
十分である。
【0028】
【発明の効果】本発明の画像入力方法及び装置によれ
ば、紫外領域近傍の青色光がCCD素子からなる受光手
段により受光されることを防止するので、R色用CCD
素子により赤色光として感知される青色光が減少し、写
真に比して紫外領域近傍の青色光を多く含む水彩画にお
いても原稿の色彩を正確に読み取ることができる。特
に、水彩画における墨色を、赤茶けることなく鮮やかな
黒色に読み取ることができる。
ば、紫外領域近傍の青色光がCCD素子からなる受光手
段により受光されることを防止するので、R色用CCD
素子により赤色光として感知される青色光が減少し、写
真に比して紫外領域近傍の青色光を多く含む水彩画にお
いても原稿の色彩を正確に読み取ることができる。特
に、水彩画における墨色を、赤茶けることなく鮮やかな
黒色に読み取ることができる。
【図1】本発明の一実施形態による画像入力装置が採用
された概略縦断面構成図。
された概略縦断面構成図。
【図2】反射コーティングが施された蛍光灯の概念図。
【図3】原稿台の走査機構を示す斜視図。
【図4】レンズブロック及び受光ブロックの移動機構を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図5】(a)CCDによる原稿の読み取りの説明図。 (b)CCDの構成図。
【図6】フィルタを挿入した読取部の概略構成図。
【図7】フィルタを挿入した場合の、波長に対するCC
Dの感度特性。
Dの感度特性。
【図8】画像入力装置の動作を示すフローチャート。
【図9】3ラインCCDの波長に対する感知特性。
【図10】水彩画と写真との波長に対する光特性。
10;画像入力装置 20;原稿載置台 30a,b;光源ユニット 31;蛍光灯 40;読取部 41;ミラー 42;レンズブロック 43;受光ブロック 45;吸収フィルタ 50;走査機構
Claims (3)
- 【請求項1】水彩絵の具により描かれた水彩画原稿をR
GBの3色毎にCCD素子で光学走査して画像情報を入
力するための画像入力方法であって、 R色読み取りに対応するCCD素子に対して350〜4
20nmまでの紫外線近傍の青色光が到達することを防
止した画像入力方法。 - 【請求項2】透過原稿または反射原稿の画像情報を入力
するための画像入力装置であって、 前記原稿を載置するための原稿載置台と、 前記原稿載置台に載置された原稿に対し光を照射する光
源と、 前記原稿に対する照射光の透過光または反射光を受光し
て原稿の画像情報を読み取る読取部と、を備え、 前記読取部は、 前記原稿からの透過光または反射光を集光する集光手段
と、 前記集光手段からの光をRGBの3色毎に受光する各色
毎のCCD素子からなる受光手段とを有し、 少なくともR色のCCD素子に対して紫外領域近傍の青
色光が到達することを防止した、画像入力装置。 - 【請求項3】前記光源から集光手段を経てR色のCCD
素子に至るまでの光路の任意の位置に、波長350〜4
20nmの範囲の光を吸収するフィルタを設けた、請求
項2に記載の画像入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10096167A JPH11298669A (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | 画像入力方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10096167A JPH11298669A (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | 画像入力方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11298669A true JPH11298669A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14157787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10096167A Pending JPH11298669A (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | 画像入力方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11298669A (ja) |
-
1998
- 1998-04-08 JP JP10096167A patent/JPH11298669A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6714324B1 (en) | Film scanner | |
JP2000196813A (ja) | 画像読み取り装置 | |
JPS62262560A (ja) | 画像形成装置 | |
EP1100254B1 (en) | Apparatus for reading images from photographic film | |
US5705806A (en) | Image reading apparatus | |
US6366367B1 (en) | Method and device for the digital detection of transparent and opaque documents | |
US6972877B1 (en) | Image reading apparatus | |
JPH11298669A (ja) | 画像入力方法及び装置 | |
JP2002359776A (ja) | 画像読取装置 | |
JPH0678992B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JPH06294999A (ja) | 画像読取装置 | |
JP3022684B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JPH0678991B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP2003037712A (ja) | 画像読取装置 | |
JP3182912B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP3757911B2 (ja) | フィルムスキャナ | |
JPS6367961A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2000134394A (ja) | 画像読取装置 | |
JPS63252063A (ja) | 画像読取装置 | |
JPH11308408A (ja) | 読取装置 | |
JP3254884B2 (ja) | 画像読み取り装置 | |
JPH0487453A (ja) | 兼用型画像読取り装置 | |
JPS62189870A (ja) | 画像情報読取装置 | |
JPH0563870A (ja) | 画像読み取り装置 | |
JP2001144908A (ja) | 画像読取装置 |