JPH11298658A

JPH11298658A - 画像読取システムと画像読取方法

Info

Publication number: JPH11298658A
Application number: JP10121678A
Authority: JP
Inventors: Takashi Sakai; 孝酒井
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1998-04-16
Filing date: 1998-04-16
Publication date: 1999-10-29

Abstract

(57)【要約】【課題】ユーザの操作上の負担を軽減して作業効率の
向上を図ると共に、ユーザの読取モード設定の自由度を
増加させることができるようにした。【解決手段】読取ドライバを起動した後（Ｓ１）、前
回読取モードに基づいて今回読取モードを設定する（Ｓ
２）。そして、スタートボタンを押下した後、今回読取
モードが本スキャンモードに設定されているときは本ス
キャンモードで読取りを行い（Ｓ３→Ｓ４→Ｓ６）、プ
レビューモードに設定されているときはプレビューモー
ドで読取りを行い（Ｓ３→Ｓ４→Ｓ５）、その後今回読
取モードを記憶し（Ｓ７）、Ｓ２に戻って次回読取モー
ドを設定する。また、読取モードをユーザ自ら設定した
い場合は、Ｓ３の答が否定（Ｎｏ）となってＳ８以降の
処理ステップを実行し、ユーザが手動で本スキャンモー
ド（Ｓ８→Ｓ９）、又はプレビューモード（Ｓ８→Ｓ１
０→Ｓ１１）に設定してステップＳ３に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は画像読取システムと
画像読取方法に関し、より詳しくは原稿搬送機能を有す
る画像読取装置で画像データを読み取る画像読取システ
ムと該画像読取システムを使用して画像データを読み取
る画像読取方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、原稿搬送機能を有する画像読
取装置で原稿に描かれた画像データ（以下、「原稿画
像」という）を読み取る場合、前記画像読取装置をパー
ソナルコンピュータ（以下「パソコン」という）等の情
報処理装置に接続し、ユーザが情報処理装置を操作して
プレビューモードで原稿画像を読み取るか、又は所謂本
スキャンモードで原稿画像を読み取るか等の読取モード
の選択を行い、そして画像読取装置は斯かる選択された
読取モードで原稿画像の読み取りを行なっている。

【０００３】すなわち、この種従来の画像読取システム
においては、図６のフローチャートに示すように、ユー
ザは読取ドライバを起動した後（ステップＳ１０１）、
スタートボタンを押下する前に本スキャンボタンか又は
プレビューボタンを押下して読取モードの選択を行う
（ステップＳ１０２→ステップＳ１０３→ステップＳ１
０５、又はステップＳ１０２→ステップＳ１０３→ステ
ップＳ１０４→ステップＳ１０６）。そして、斯かる読
取モードの選択を行なった後、スタートボタンを押下
し、選択された読取モード（本スキャンモード又はプレ
ビューモード）に応じて所定の読取動作を行なっている
（ステップＳ１０２→ステップＳ１０７→ステップＳ１
０９、又はステップＳ１０２→ステップＳ１０７→ステ
ップＳ１０８）。

【０００４】このように上記画像読取システムにおいて
は、スタートボタンを押下する前に読取モードの指定し
てから画像読取装置で原稿画像を読み取っている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像読取システムにおいては、前記画像読取装置を
使用して原稿画像を読み取る場合、通常はプレビューモ
ードによる読取動作を行なった後に本スキャンモードに
よる読取動作を行なうという読取パターンが多いにも拘
わらず、ユーザが読取モードを一々設定しなければなら
ず、ユーザに操作上の負担を強いる結果となっていると
いう問題点があった。

【０００６】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、ユーザの操作上の負担を軽減して作業効
率の向上を図ると共に、ユーザの読取モード設定の自由
度を増加させることができる画像読取システムと画像読
取方法を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る画像読取システムは、原稿に描かれた画
像データの読取モードを複数の読取モードの中から選択
して指定する読取モード指定手段と、原稿を搬送しなが
ら前記画像データを前記指定された読取モードに基づい
て読み取る画像読取手段と、該画像読取手段により読み
取られた画像データを表示する表示手段とを備えた画像
読取システムにおいて、前記画像読取手段により読み取
られる読取モードを記憶する記憶手段と、該記憶手段に
記憶された読取モードに基づいて次回読取時の読取モー
ドを決定する読取モード決定手段とを備えていることを
特徴としている。

【０００８】また、本発明に係る画像読取方法は、原稿
に描かれた画像データの読取モードを複数の読取モード
の中から選択して指定する読取モード指定ステップと、
原稿を搬送しながら前記画像データを前記指定された読
取モードに基づいて読み取る画像読取ステップと、該画
像読取ステップにより読み取られた画像データを表示す
る表示ステップとを含む画像読取方法において、前記画
像読取ステップにより読み取られた読取モードを記憶
し、斯かる記憶された読取モードに基づいて次回読取時
の読取モードを決定することを特徴としている。

【０００９】尚、本発明の他の特徴は、下記の発明の実
施の形態の説明により明らかとなろう。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。

【００１１】図１は本発明に係る画像読取システムの一
実施の形態を示すシステム構成図であって、該画像読取
システムは、原稿搬送機能を有する画像読取装置（以下
「シートフィードスキャナ」という）１と、該シートフ
ィードスキャナ１を制御するウインドウ環境を備えたパ
ソコン２とが、接続ケーブル３を介して接続されてい
る。

【００１２】パソコン２は、パソコン本体４と、カラー
モニタ等の表示画面５を備えた表示部６と、ユーザから
の各種命令が入力されるキーボード７と、表示画面６に
表示されたオブジェクトの指示等を行なうポインティン
グデバイス（マウス）８とから構成されている。

【００１３】前記表示部５には、図２に示すように、読
取モード設定ボタン９が表示画面５の外方適所に設けら
れている。該読取モード設定ボタン９は、プレビューボ
タン９ａと本スキャンボタン９ｂとを有し、プレビュー
ボタン９ａを押下することにより原稿画像中の読み取り
たい所望箇所を表示画面５にプレビュー表示し、本スキ
ャンボタン９ｂを押下することによりプレビュー表示し
た画像データの読み取りを行なう。

【００１４】また、前記シートフィードスキャナ１は、
図３に示すように、原稿画像を読み取るイメージスキャ
ナ（不図示）と、原稿を差し込む給紙口１０と、該給紙
口１０に差し込まれた原稿の搬送開始を指示するスター
トボタン１１とを備え、該スタートボタン１１の押下に
より給紙口１０に差し込まれた原稿がシートフィードス
キャナ１の内部に搬送され、該シートフィードスキャナ
１に内蔵されたイメージスキャナにより所望の原稿画像
の読み取りが行なわれ、該読み取られた原稿画像が表示
部６の表示画面５に表示される。

【００１５】図４は本画像読取システムの制御系の要部
を示すブロック構成図であって、パソコン本体４は、キ
ーボード７との間でインターフェース動作を行なう読取
ドライバ１２と、シートフィードスキャナ１との間でイ
ンターフェース動作を行なうローレベルドライバ１３と
を有している。また、前記読取ドライバ１２は、シート
フィードスキャナ１により読み取られたときの読取モー
ドを記憶する記憶手段と、該記憶手段に基づいて次回の
読取モードを決定する読取モード決定手段とを備えてい
る。

【００１６】図５は本発明の画像読取方法の読取手順を
示すフローチャートである。

【００１７】ステップＳ１ではユーザがキーボード７を
操作して読取ドライバ１２を起動した後、ステップＳ２
で読取モードの設定を行なう。本実施の形態では、前回
読取モードがプレビューモードのときは本スキャンモー
ドに自動的に設定変更し、前回本スキャンモードのとき
はプレビューモードに自動的に設定変更する。すなわ
ち、読取モード設定ボタン９（図２参照）は、前記読取
ドライバ１２により前回読取モードと異なる読取モード
がアクティブ状態にされることとなる。

【００１８】次いで、ステップＳ３ではスタートボタン
１１が押下されたか否かを判断し、スタートボタン１１
が押下されたと判断したときはステップＳ４に進み、読
取モードが本スキャンモードに設定されているか否かを
判断する。そして、その答が否定（Ｎｏ）の場合、すな
わち、例えば、前回読取モードが本スキャンモードであ
ったためステップＳ２で今回読取モードがプレビューモ
ードに設定されている場合はプレビューモードでの画像
読取を実行してステップＳ５に進む。また、ステップＳ
４の答が肯定（Ｙｅｓ）の場合、すなわち、例えば、前
回読取モードがプレビューモードであったためステップ
Ｓ２で今回読取モードが本スキャンモードに設定されて
いる場合は本スキャンモードでの画像読取を実行して
（ステップＳ６）ステップＳ７に進む。

【００１９】そして、ステップＳ７では今回実行された
読取モード（プレビューモード又は本スキャンモード）
を読取ドライバ１２に記憶して処理を終了する。

【００２０】一方、ステップＳ３でスタートボタン１１
が押下されていないと判断した場合はステップＳ８に進
み、本スキャンボタン９ｂが押下されたか否かを判断す
る。そして、その答が肯定（Ｙｅｓ）のときは読取モー
ドを本スキャンモードに設定して（ステップＳ９）ステ
ップＳ３に戻る。

【００２１】また、ステップＳ８の答が否定（Ｎｏ）の
ときはステップＳ１０に進み、プレビューボタン９ａを
押下したか否かを判断し、その答が否定（Ｎｏ）のとき
はステップＳ３に戻る一方、その答が肯定（Ｙｅｓ）の
ときは読取モードをプレビューモードに設定して（ステ
ップＳ１１）ステップＳ３に戻る。

【００２２】このように本実施の形態では、今回読取モ
ードを記憶し、この今回読取モードに基づいて次回読取
モードを自動的に決定することにより、ユーザは読取り
時に読取モードを一々設定する手間を省略することがで
き、作業効率の向上を図ることができる。また、パター
ン化されていない読取操作を行なうときはユーザ自ら自
由に読取モードを自由に設定することもでき、操作者の
使い勝手が改善される。

【００２３】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではない。本実施の形態では読取モードの設定ステ
ップ（ステップＳ２）でプレビューモードと本スキャン
モードとが交互に設定されるようにしているが、読取ド
ライバ１２により読取モードの変更を禁止するようにし
てもよい。また、プレビューモード又は本スキャンモー
ドを複数回繰り返すように設定変更可能とするのも好ま
しい。

【００２４】

【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る画像読
取システムと画像読取方法によれば、パターン化されて
いない読取操作を行なうときはユーザ自ら自由に読取モ
ードを設定することができる一方で、今回読取モードを
記憶し、今回読取モードに基づいて次回読取モードを決
定しているので、ユーザは読取り時に読取モードを一々
設定する手間を省略することができ、作業効率の向上を
図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る画像読取システムの一実施の形態
を示すシステム構成図である。

【図２】表示部の拡大正面図である。

【図３】シートフィードスキャナの拡大正面図である。

【図４】上記画像読取システムの制御系の要部を示すブ
ロック構成図である。

【図５】本発明に係る画像読取方法の一実施の形態を示
すフローチャートである。

【図６】画像読取方法の従来例を示すフローチャートで
ある。

【符号の説明】

１シートフィードスキャナ（画像読取手段）５表示画面（表示手段）９読取モード設定ボタン（入力手段）１２読取ドライバ（記憶手段、読取モード決定手段）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】原稿を搬送しながら所定の読取モードに
基づいて前記原稿中の画像データを読み取る画像読取手
段と、該画像読取手段により読み取られた画像データを
表示する表示手段とを備えた画像読取システムにおい
て、前記画像読取手段により読み取られる読取モードを記憶
する記憶手段と、該記憶手段に記憶された読取モードに
基づいて次回読取時の読取モードを決定する読取モード
決定手段とを備えていることを特徴とする画像読取シス
テム。
【請求項２】読取モードを手動選択すべきか自動選択
すべきかを判別する判別手段を備え、該判別手段により
自動選択すべきと判別されたときは前記読取モード決定
手段により決定された読取モードに基づいて画像データ
を読み取ることを特徴とする請求項１記載の画像読取シ
ステム。
【請求項３】前記読取モードには、少なくともプレビ
ューモードと本スキャンモードとを含むことを特徴とす
る請求項１又は請求項２記載の画像読取システム。
【請求項４】前記読取モード決定手段は、前記プレビ
ューモードと本スキャンモードとが交互に設定されるよ
うに読取モードを決定することを特徴とする請求項３記
載の画像読取システム。
【請求項５】前記読取モード決定手段は、前記読取モ
ードの変更を禁止することを特徴とする請求項１乃至請
求項４のいずれかに記載の画像読取システム。
【請求項６】前記読取モードを入力する入力手段を備
え、前記判別手段により手動選択すべきと判別されたと
きは前記入力手段を操作して読取モードを決定し該決定
した読取モードに基づいて画像データを読み取ることを
特徴とする請求項２記載の画像読取システム。
【請求項７】前記読取モードには、少なくともプレビ
ューモードと本スキャンモードとを含むことを特徴とす
る請求項６記載の画像読取システム。
【請求項８】原稿に描かれた画像データの読取モード
を複数の読取モードの中から選択して指定する読取モー
ド指定ステップと、原稿を搬送しながら前記画像データ
を前記指定された読取モードに基づいて読み取る画像読
取ステップと、該画像読取ステップにより読み取られた
画像データを表示する表示ステップとを含む画像読取方
法において、前記画像読取ステップにより読み取られた読取モードを
記憶し、斯かる記憶された読取モードに基づいて次回読
取時の読取モードを決定することを特徴とする画像読取
方法。
【請求項９】読取モードを手動選択すべきか自動選択
すべきかを判別し、自動選択すべきと判別されたときは
前記読取モード決定ステップにより決定された読取モー
ドに基づいて画像データを読み取ることを特徴とする請
求項８記載の画像読取方法。
【請求項１０】前記読取モードには、少なくともプレ
ビューモードと本スキャンモードとを含むことを特徴と
する請求項８又は請求項９記載の画像読取方法。
【請求項１１】前記読取モード決定ステップは、前記
プレビューモードと本スキャンモードとが交互に設定さ
れるように読取モードを決定することを特徴とする請求
項１０記載の画像読取方法。
【請求項１２】前記読取モード決定ステップは、前記
読取モードの変更を禁止することを特徴とする請求項８
乃至請求項１０のいずれかに記載の画像読取方法。
【請求項１３】前記読取モードを手動選択すべきと判
別されたときは特定の読取モードを入力し、該入力され
た読取モードに基づいて画像データを読み取ることを特
徴とする請求項９記載の画像読取システム。
【請求項１４】前記読取モードには、少なくともプレ
ビューモードと本スキャンモードとを含むことを特徴と
する請求項１３記載の画像読取システム。