JPH11298631A - 通信回線選択装置および通信回線選択方法 - Google Patents

通信回線選択装置および通信回線選択方法

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JPH11298631A
JPH11298631A JP10103045A JP10304598A JPH11298631A JP H11298631 A JPH11298631 A JP H11298631A JP 10103045 A JP10103045 A JP 10103045A JP 10304598 A JP10304598 A JP 10304598A JP H11298631 A JPH11298631 A JP H11298631A
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speed
communication line
data
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JP10103045A
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Manabu Toda
学 戸田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信回線を効率的に利用できる通信装置のた
めの通信回線選択装置および通信回線選択方法を提供す
る。 【解決手段】 携帯電話装置51には回線L1〜L3が
接続されている。該装置51において、伝送速度記憶部
35の回線速度テーブルに記憶された回線名と各回線の
伝送速度とから、組合せ伝送速度算出部36は回線速度
Bを算出し、回線自動選択部33に与える。回線自動選
択部33は、入力要求部34からの受信しようとするデ
ータの種類またはその量の出力に応答して、該データの
伝送要求速度Aを見積もり、データ伝送要求速度A≦回
線速度Bの通信回線を選択する。対応する回線設定部3
2は選択された通信回線を携帯電話装置51を用いて確
保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の通信回線の
うちのいずれか1つまたは複数を選択的に使用して通信
する通信装置に適用される通信回線選択装置および通信
回線選択方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通信回線の選択に関する従来技術として
特開平5−22359号公報には、ISDN(Integrate
d Services Digital Network;サービス総合ディジタル
通信網)において高速通信を実現する技術が開示されて
いる。該技術では、2つのBチャネルが選択されて同時
に接続され、データ端末からの128Kbpsのデータ
信号は2つの64Kbpsのデータ信号に分割されて送
信され、また受信した2つの64Kbpsのデータ信号
は128Kbpsのデータ信号に復元され、このように
してデータの伝送速度を2倍にしている。
【0003】また特開平5−316248号公報は、I
SDN、電話回線および衛星回線などの複数の通信回線
種に接続可能な通信システムに関する。具体的には、使
用する回線種を伴った回線使用要求に応じて、該回線種
を基に、適用可能な回線種が存在するか否かを示す第1
テーブルを参照して、適用可能な回線種を選択し、該回
線種とその優先順位とを示す適用可能回線種リストを作
成し、該リストを基に、回線種毎に接続状況や使用状況
を示す第2テーブルを参照して、利用可能な回線を選択
し、該回線と回線使用要求を行った端末とを接続して、
回線を効率的に利用している。前記優先順位は、伝送速
度、エラー率および呼損率などを考慮して相対的に、ま
たは絶対的に設定される。また第2テーブルに記憶され
る接続状況とは、未接続、接続中、接続済みおよび切断
中の4種類の状況であり、使用状況とは使用中および未
使用の2種類の状況である。
【0004】また特開平5−252290号公報には、
ISDNなどの複数の通信回線に接続可能な通信システ
ムにおいて、最短の時間で通信できる伝送方式を選択し
て通信時間を短縮する技術が開示されている。具体的に
は、まず最も通信時間の短い伝送方式を選んで回線接続
動作を実行し、接続に失敗すると、次に通信時間の短い
伝送方式を選んで回線接続動作を実施し、以降同様の動
作を繰返している。
【0005】また特開平7−245660号公報は、専
用回線、公衆網およびISDNなどの複数の通信回線種
を選択的に切換る装置に関する。各種回線の使用状況を
所定の優先順位で読出し、使用可能であって優先順位の
最も高い回線を選択して、回線の利用効率を向上してい
る。
【0006】さらに特開平9−172428号公報は、
複数のデータ伝送速度を利用するCDMA(Code Divisi
on Multiple Access)通信システムに関し、該伝送速度
のうちのいずれか1つの伝送速度のデータ信号を受信
し、該信号の伝送速度を迅速に推定する技術が開示され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】通信装置は、送受信し
たデータをたとえば表示出力する機能を備えるが、この
ために受信データは各種処理部で処理されて変換され
る。各処理部でのデータ処理速度はデータ形態によって
大きく異なり、またデータ形態によって必要な速度も異
なる。
【0008】たとえば静止画において、受信データは通
信のための形態から表示のための形態に変換されて画像
データに再生される。さらに、表示器に応じたサイズに
調整されて転送される。再生やサイズ調整などの処理に
は、各々の固有の処理速度がある。また、これらの処理
速度のうちの上限値が通信装置に固有の処理速度となる
が、複数の処理を並列に実施可能な場合、通信装置に固
有の処理速度は前記上限値よりも小さい方向に変動す
る。また、動画においては各フレームの持ち時間がある
ので、たとえば60分の1秒毎に1枚の画像を処理する
場合、60分の1秒毎に1枚以上の速度でデータを処理
しても持ち時間が増加する。
【0009】したがって、静止画を表示するか動画を表
示するかなど、通信装置の態様によってデータ伝送速度
は規制される。また、必要な伝達情報は通信の過程で生
起し消滅するので、データ伝送速度には過不足が生じ、
通信回線の利用効率が低下する。したがって、伝送する
データの回線速度は動的に割当てて変更する必要があ
る。さらに、データ量は経時的に変動するので、より経
済的な回線を選択する手法も変動する。
【0010】上述したような従来技術の通信回線選択装
置を採用した通信装置では、特定のアプリケーションが
快適に実行できるよう、可能な限り伝送速度の速い回線
を選択し、占有して使用している。したがって、特定の
前記アプリケーション以外のアプリケーションを実行す
ると、回線の利用効率が低下し、通信費用や消費電力が
増大するので、不経済である。また、従来技術の通信回
線選択装置では、通信端末から使用する情報形式を伴っ
た回線使用要求を交換機に送出しなければならないこ
と、一旦割当てた回線は固定されてしまうことなどの課
題がある。
【0011】さらに、回線利用者が情報提供を要求して
も直ちに情報が必要ではないときがあるが、情報提供を
要求すると時間的に変動する通信費用を考慮せずにデー
タを受取るので、通信費用が高額となり、不経済となる
ことがある。また、データ伝送速度は上述したように不
確定なものであるので、回線を自動的に選択するよう構
成しても不経済であることがある。また、回線を新たに
接続する場合、無効時間が発生しないよう該無効時間を
見込んで回線を選択することが好ましく、また課金条件
を考慮して回線を選択することが好ましい。
【0012】本発明の目的は、通信回線を効率的に利用
できる通信装置のための通信回線選択装置および通信回
線選択方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信装置に接
続されている複数の通信回線の中から使用する回線を選
択する通信回線選択装置において、受信しようとするデ
ータの種類またはその量を出力する入力要求手段と、受
信しようとするデータに必要な伝送要求速度Aを見積も
るデータ伝送要求速度見積もり手段と、回線とその回線
速度Bとを対応付けて記憶する回線速度テーブルと、入
力要求手段の出力に応答して、データ伝送要求速度A≦
回線速度Bの通信回線を選択する通信回線選択手段と、
を含むことを特徴とする通信回線選択装置である。
【0014】本発明に従えば、データ受信を要求する
と、データ伝送要求速度Aを見積もって、該速度A以上
の回線速度Bの通信回線が選択される。データ伝送要求
速度Aは受信しようとするデータに応じた値であり、該
速度Aに充分達する回線速度Bを有する回線が選ばれ
る。したがって、データ伝送要求速度の過不足を抑えた
効率的な通信が可能となる。
【0015】また本発明は、前記通信回線選択手段は、
データ伝送要求速度A≦回線速度Bの通信回線が存在し
ないときには、接続されている複数の通信回線のうちの
回線速度Bが最大の通信回線を選択することを特徴とす
る。
【0016】本発明に従えば、データ受信を要求して通
信回線を選択するとき、該速度A以上の回線速度Bの通
信回線がなかったときには、接続されている複数の通信
回線のうちの回線速度Bが最大の通信回線が選択され
る。したがって、データ伝送要求速度の過不足を可能な
限り抑えた効率的な通信が可能となる。
【0017】また本発明は、前記通信回線選択手段は、
データ伝送要求速度A≦回線速度Bの条件を満たす通信
回線のうちの、回線速度Bが最小の通信回線を選択する
ことを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、データ受信を要求する
と、伝送要求速度A以上の回線速度Bの通信回線であっ
て、回線速度Bが最小の通信回線が選択される。データ
伝送要求速度Aは受信しようとするデータに応じた値で
あり、該速度Aに達する最小の回線速度Bを有する回線
が選ばれる。したがって、データ伝送要求速度の過不足
を抑えた効率的な通信が可能となる。
【0019】また本発明は、前記通信回線選択装置は、
回線とその単位時間当たりの通信費用とを対応付けて記
憶する通信費用テーブルを含み、前記通信回線選択手段
は、入力要求手段の出力に応答して単位時間当たりの通
信費用、受信しようとするデータの量および該データに
必要な伝送要求速度Aから見積もった総合通信費用Cが
最小の通信回線を選択することを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、データ受信を要求する
と、上述したような回線速度Bであって、通信費用Cが
最小の回線が選ばれる。したがって、データ伝送要求速
度の過不足を抑えた効率的な通信が可能となり、また通
信費用や消費電力を低減することができて経済的な通信
が可能となる。
【0021】また本発明は、前記回線速度テーブルは、
回線とその回線速度Bに加えて時刻を対応付けて記憶
し、前記通信回線選択手段は、入力要求手段の出力に応
答して、データ伝送要求速度A≦回線速度Bで、かつ入
力要求手段の出力時刻に対応する回線速度Bの通信回線
を選択することを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、データ受信を要求する
と、上述したような回線速度Bが前記回線速度テーブル
から読出され、該回線速度Bの通信回線が選択される。
選択される該回線は通信時刻を考慮したものであるの
で、より効率的な通信、またはより経済的な通信が可能
となる。
【0023】また本発明は、通信回線に要求されるデー
タ伝送要求速度Aが0(零)となると、接続された通信
回線を切断する通信回線切断手段を含むことを特徴とす
る。
【0024】本発明に従えば、データ伝送要求速度A=
0となると回線を切断するので、不要に回線を接続する
ことがなくなる。したがって、より効率的な通信、また
はより経済的な通信が可能となる。
【0025】また本発明は、通信中にデータ伝送要求速
度Aが回線速度Bよりも大きくなると、新たに通信回線
を接続する通信回線接続手段を含むことを特徴とする。
【0026】本発明に従えば、通信中にデータ伝送要求
速度A>回線速度Bとなると新たに回線を接続するの
で、データ伝送に必要な回線を常に確保でき、また複数
の回線を用いてデータを確実に通信することができる。
【0027】また本発明は、通信中にデータ伝送要求速
度Aが低下すると、前記通信回線選択手段は通信回線の
選択動作を再度実行することを特徴とする。
【0028】本発明に従えば、通信中にデータ伝送要求
速度Aが低下すると再度回線を選択するので、回線選択
動作を繰返し行って最適な回線を選択して、より効率的
な通信、またはより経済的な通信が可能となる。
【0029】また本発明は、前記通信回線選択装置は、
通信時に実際のデータ伝送速度を検出するデータ伝送速
度検出手段を含み、検出された実際のデータ伝送速度
は、前記回線速度テーブルの回線速度Bとして更新して
記憶されることを特徴とする。
【0030】本発明に従えば、通信時に検出された実際
のデータ伝送速度が前記回線速度テーブルの回線速度B
として更新記憶されるので、該テーブルの記憶データは
最新のデータとなり、該データに基づいて回線が選択さ
れるので、最適な回線を選択することができる。したが
って、より効率的な通信、またはより経済的な通信が可
能となる。
【0031】また本発明は、前記回線速度テーブルに記
憶された回線速度Bの通信時刻分布を求めて統計化する
統計化手段を含むことを特徴とする。
【0032】本発明に従えば、回線速度Bは時間によっ
て可変であることが多く、この場合上述のようにして統
計化されたデータを、より効率的に、またはより経済的
に通信するための回線の選択動作に用いることができ
る。
【0033】また本発明は、前記統計化手段の統計結果
に基づいて、回線速度Bが最大となる時間帯、回線速度
Bが予め定められる値よりも大きくなる時間帯、または
回線速度Bが現在時刻から予め定められる時刻までのう
ちで最大となる時間帯に、前記入力要求手段の出力に応
答した前記通信回線選択手段の通信回線選択動作を実行
させるタイマ手段を含むことを特徴とする。
【0034】本発明に従えば、具体的に、統計化された
データを用いて、上述のような時間帯に回線選択動作を
実行することによって、より効率的な通信、またはより
経済的な通信が可能となる。
【0035】また本発明は、前記通信回線選択手段の通
信回線選択動作を禁止する禁止手段を含むことを特徴と
する。
【0036】本発明に従えば、上述したような回線の選
択動作を実行しないようにできるので、たとえば特定の
時間帯のみ選択動作を実行するようにするなど任意に動
作の実行/非実行を選ぶことができ、利便性を向上する
ことができる。
【0037】また本発明は、前記通信回線接続手段によ
る通信回線の通信装置からの切断タイミングを通信費用
の課金のタイミングと一致させることを特徴とする。
【0038】本発明に従えば、課金の直前時点までは以
前の回線を使用し、課金の時点以降は選択した回線を使
用することとなるので、通信費用の点で最も効率的に回
線を利用することができる。
【0039】また本発明は、前記通信回線選択手段は、
入力要求手段の出力に応答して複数の通信回線を同時ま
たは順次に選択することを特徴とする。
【0040】本発明に従えば、データ受信を要求する
と、複数の回線が同時にまたは順次に選択される。した
がって、回線速度のより大きい回線を選んで、より効率
的な通信が可能となる。
【0041】また本発明は、通信装置に接続されている
複数の通信回線の中から使用する回線を選択する通信回
線選択方法において、受信しようとするデータの種類ま
たはその量が出力されると、受信しようとする該データ
に必要な伝送要求速度Aを見積もり、データ伝送要求速
度A≦回線速度Bの通信回線を選択することを特徴とす
る通信回線選択方法である。
【0042】本発明に従えば、データ受信要求時に上述
の方法で選んだ通信回線を使用することによって、デー
タ伝送速度の過不足を抑えた効率的な通信が可能とな
る。
【0043】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の通信回線選択装
置1の構成を示すブロック図である。通信回線選択装置
1は、通信装置に接続されている複数の通信回線L1〜
Ln(nは自然数)の中から使用する回線を選択する装
置であり、各回線毎の回線設定部21〜2n(以降、統
括するときには「回線設定部2」という)、回線自動選
択部3、入力要求部4、伝送速度記憶部5、組合せ伝送
速度算出部6、通信費用算出部7、時計部8、使用時速
度検出部9、統計化部10、タイマ11および機能無効
化部12を含んで構成される。
【0044】入力要求部4は、受信しようとするデータ
の種類またはその量を出力し、回線自動選択部3に与え
る。組合せ伝送速度算出部6は、伝送速度記憶部5の記
憶データに基づいて各回線L1〜Lnの回線速度Bを取
得し、回線自動選択部3に与える。回線自動選択部3
は、入力要求部4の出力に応答して、受信しようとする
データの伝送要求速度Aを見積もり、前記速度A,Bに
基づいてA≦Bの回線を選択する。特に、A≦Bの回線
がなかったときには、接続されている複数の回線L1〜
Lnのうちの回線速度Bが最大の回線を選択することが
好ましい。また、A≦Bでかつ回線速度Bが最小の通信
回線を選択することが好ましい。複数の回線設定部21
〜2nは、回線自動選択部3の選択結果に基づいて、選
択された回線の接続を設定する。
【0045】通信費用算出部7は、各回線L1〜Lnの
単位時間当たりの通信費用から見積もった通信費用Cを
取得し、回線自動選択部3に与える。通信回線選択部3
はまた、入力要求部4の出力に応答して、受信しようと
するデータの伝送要求速度Aを見積もり、前記速度A,
Bおよび費用Cに基づいてA≦Bでかつ通信費用Cが最
小の通信回線を選択することも可能である。
【0046】特に、通信回線選択装置1の伝送速度記憶
部5は回線と回線速度Bとを対応付けて記憶する回線速
度テーブルを備え、回線自動選択部3は該テーブルから
各回線L1〜Lnの回線速度Bを読出す。また、伝送速
度記憶部5は回線と回線速度Bと時刻とを対応付けて記
憶する伝送速度テーブルを備え、回線自動選択部3は該
テーブルから入力要求部4の出力時の時刻と一致する時
刻に対応する各回線L1〜Lnの回線速度Bを読出す。
【0047】また、回線自動選択部3は、通信回線に要
求されるデータ伝送要求速度A=0となると、接続され
た通信回線を切断するように回線設定部2を制御する。
また、回線自動選択部3は、通信中にデータ伝送要求速
度A>回線速度Bとなると、新たに通信回線を接続する
ように回線設定部2を制御する。また、回線自動選択部
3は、通信中にデータ伝送要求速度Aが低下すると、通
信回線の選択動作を再度実行する。
【0048】さらに、使用時速度検出部9は、通信時に
実際のデータ伝送速度を検出する。検出されたデータ伝
送速度は、伝送速度記憶部5の回線速度テーブルに回線
速度Bとして更新して記憶される。また、統計化部10
は、回線速度テーブルに記憶された回線速度Bの通信時
刻分布を求めて統計化する。タイマ11は、統計化部1
0の統計結果に基づいて、回線速度Bが最大となる時間
帯、回線速度Bが予め定められる値よりも大きくなる時
間帯、または回線速度Bが現在時刻から予め定められる
時刻までのうちで最大となる時間帯に、入力要求部4の
出力に応答した回線自動選択部3の通信回線選択動作を
実行させる。また、機能無効化部12は、回線自動選択
部3の通信回線選択動作を禁止する。
【0049】また、回線設定部2による通信回線の切
断、すなわち通信装置からの切断タイミングは、通信費
用の課金のタイミングと一致するよう制御される。ま
た、回線自動選択部3は、入力要求部4の出力に応答し
て、複数の通信回線を同時または順次に選択可能であ
る。
【0050】以降、通信回線選択装置1を適用した通信
装置である携帯電話装置51を例に具体的に説明する。
図2は本発明の一実施形態である携帯電話装置51の外
観を示す斜視図である。図3は、携帯電話装置51の構
成を示すブロック図である。携帯電話装置51は、接続
されている複数(本実施形態では3)の通信回線L1〜
L3の中から使用する回線を選択して通信を行い、各回
線毎の回線設定部321〜323(以降、統括するとき
には「回線設定部32」という)、時計部38、使用時
速度検出部39、制御部43、PHS(Personal Handy-
phone System)通信機44、CDMA(Code Division
Multiple Access)通信機45、PDC(Personal Digi
tal Cellular System)通信機46、選択部47、予約
部48、手動/自動切換部49および記憶/表示部50
を含んで構成される。マイクロプロセッサなどで実現さ
れる制御部43は、回線自動選択部33、入力要求部3
4、伝送速度記憶部35、組合せ伝送速度算出部36、
通信費用算出部37、統計化部40、タイマ41および
機能無効化部42を含んで構成される。
【0051】携帯電話装置51は、文字、図、画像およ
び音などをデータとして送受信する。データ形式にはマ
ルチメディアやハイパーテキストとして知られる形式が
ある。図2に示した例は、テキスト形式のファイル中に
文字、図、画像および音などのファイル名や所在情報な
どが含まれるものである。
【0052】携帯電話装置51は、記憶/表示部50に
関して表示面50aおよびスピーカ53を有する。アン
テナ52から受信したデータなどは表示面50aに表示
され、受信した音データなどはスピーカ53から出力さ
れる。
【0053】また、携帯電話装置51は、選択部47に
関して選択ボタン47aを有し、予約部48に関して予
約ボタン48aを有し、手動/自動切換部49に関して
手動/自動切換ボタン49aを有する。携帯電話装置5
1の利用者によって選択ボタン47aが操作されると、
選択部47は入力要求部34にテキストデータ入力を要
求する。また、記憶/表示部50は、入力要求部34に
文字、図、画像および音のファイルデータの入力を要求
する。入力要求部34は、記憶/表示部50の要求に応
答して、受信しようとするデータの種類またはその量を
出力し、回線自動選択部33に与える。
【0054】組合せ伝送速度算出部36は、伝送速度記
憶部35の記憶データに基づいて各回線L1〜L3の回
線速度Bを取得し、回線自動選択部33に与える。回線
自動選択部33は、入力要求部34の出力に応答して、
要求しようとするデータのデータ伝送要求速度Aを見積
もる。要求するデータが図を表示するデータであったと
きには、図示しない図データの再生用のプロセッサの処
理速度によってデータ伝送要求速度Aが決定され、たと
えば該速度Aは26Kbpsである。また、画像を表示
するデータであったときには、64×64画素で1画素
が8ビットであり、1/4画像圧縮されているので、デ
ータ伝送要求速度Aは約246Kbpsである。さら
に、音を再生するデータであったときには、出力ハード
ウエアによる再生処理速度によってデータ伝送要求速度
Aは8Kbpsである。
【0055】さらに自動選択部33は、前記速度A,B
に基づいてA≦Bの通信回線を選択する。特に、A≦B
で、かつBが最小の回線を選択することが好ましい。ま
た、A≦Bの関係を満たす回線が存在しないときには、
Bが最大の回線を選択することが好ましい。複数の回線
設定部321〜323は、回線自動選択部33の選択結
果に基づいて、選択された回線の接続を設定する。前記
データ伝送要求速度Aは受信しようとするデータに応じ
た値であり、該速度Aに充分達する回線速度Bを有する
回線が選ばれるので、データ伝送要求速度の過不足を抑
えた効率的な通信が可能となる。
【0056】なお、各回線設定部321〜323は、予
め定められるPHS通信手順およびPDC通信手順など
に従って、回線の接続を設定する。たとえば、PHS通
信手順はRCRSTD28やPIAFSに、PDC通信
手順はRCRSTD27にそれぞれ記載された手順を採
用でき、大まかには各回線の起動手順、非音声通信の起
動手順、データ通信の手順および回線切断手順を実施す
る。
【0057】通信費用算出部37は、各回線L1〜L3
の単位時間当たりの通信費用を取得し、該通信費用とデ
ータ量と伝送速度とから総合通信費用Cを見積もり、回
線自動選択部33に与える。通信回線選択部33はま
た、入力要求部34の出力に応答して、受信しようとす
るデータのデータ伝送要求速度Aを見積もり、前記速度
A,Bおよび費用Cに基づいてA≦Bでかつ通信費用C
が最小の通信回線を選択する。これによって、通信費用
や消費電力を低減することができ、効率的でかつ経済的
な通信が可能となる。
【0058】特に、通信回線選択装置51の伝送速度記
憶部35は、図4に示されるような回線名54、通信速
度(回線速度)55および時刻(時間)56を対応付け
て記憶する回線速度テーブル35aまたは35bを備
え、組合せ伝送速度算出部36は該テーブル35aまた
は35bから各回線L1〜L3の回線速度Bを読出す。
【0059】また、組合せ伝送速度算出部36は、該回
線速度テーブル35aまたは35bから入力要求部34
の出力時刻に対応する各回線L1〜L3の回線速度Bを
読出す。このように通信時刻を考慮することによって、
より効率的な回線または効率的で経済的な回線を選択す
ることができる。
【0060】具体的に、図4(A)に示される回線速度
テーブル35aは回線名54、通信速度(回線速度)5
5および時刻(時間)56を対応付けて記憶し、図4
(B)に示される回線速度テーブル35bは回線名54
および通信速度55とを対応付けて記憶するとともに、
回線名54、通信速度55および時刻56を対応付けて
記憶する。テーブル35bの回線名54と通信速度55
とのみを対応付けて記憶するデータにおける該通信速度
55とは、時刻が一致しない場合に取得される最大の伝
送速度である。なお、図4では時刻56を記憶した例を
示しているが、時刻56に代わって開始時刻から終了時
刻までの時間を記憶するようにしても構わない。
【0061】なお、無線方式によって回線速度の上限値
は異なり、たとえばPHSでは32Kbpsであり、C
DMAでは384Kbpsであり、PDCでは9600
bpsである。また、伝送時間やデータ量に対する課金
の形態も異なる。
【0062】また、回線自動選択部33は、通信回線に
要求されるデータ伝送要求速度A=0となると、接続さ
れた通信回線を切断するように回線設定部32を制御す
る。これによって、不要に回線を接続維持することがな
くなる。また、回線自動選択部33は、通信中にデータ
伝送要求速度A>回線速度Bとなると、新たに通信回線
を接続するように回線設定部32を制御する。これによ
って、複数の回線を用いてデータを確実に通信すること
ができる。また、回線自動選択部33は、通信中にデー
タ伝送要求速度A≦回線速度Bとなると、通信回線の選
択動作を再度実行する。これによって、回線選択動作を
繰返し行って最適な回線を選択することができる。
【0063】使用時速度検出部39は、通信時に実際の
データ伝送速度を検出する。検出されたデータ伝送速度
は、伝送速度記憶部35の回線速度テーブル35a,3
5bの通信速度(回線速度)55として更新して記憶さ
れる。無線を用いた回線では、その電波伝播においてフ
ェージング、遅延スプレッド、空間ノイズおよび弱電界
ノイズなどの影響を受けて受信データに誤りを含むこと
があり、各種の誤り訂正を行っている。この訂正過程に
おいてデータの再送などが行われ、伝送速度が時間的に
変動する。上述のように速度を検出して更新し記憶する
ことによって、該テーブル35a,35bに記憶される
最新のデータに基づいて効率的で経済的な最適な回線を
選択することができる。
【0064】また、速度検出時刻とともに更新し記憶す
ることも可能である。伝送速度は、電波環境や回線使用
率などの人的要因によって変動する。また、1日の時間
差や1週間の曜日差によっても変動する。統計化部40
は、回線速度テーブル35a,35bに記憶された回線
速度の通信時刻分布を求めて統計化する。タイマ41
は、予約部48の予約ボタン48aからの予約の入力に
応答して、統計化部40の統計結果に基づいて、回線速
度Bが最大となる時間帯に、または予め定められるスレ
ショルド値を越える値となる時間帯、すなわち回線速度
Bが指定された予め定められる値よりも大きくなる時間
帯または回線速度Bが現在時刻から指定された予め定め
られる時刻までのうちで最大となる時間帯に、入力要求
部34の出力に応答した回線自動選択部33の通信回線
選択動作を実行させる。回線速度Bが上述のように変動
する場合、このようにタイマ41によって所望の時間帯
に回線選択動作を実行することによって、より効率的
に、またはより経済的に通信することができる。
【0065】また、機能無効化部42は、手動/自動切
換部49の手動/自動切換ボタン49aからの手動の入
力に応答して、回線自動選択部33の回線自動選択動作
を無効とし禁止する。これによって、たとえば特定の時
間帯のみ選択動作を実行するなど任意に動作の実行/非
実行を選ぶことができ、利便性を向上することができ
る。
【0066】また、回線設定部32による通信回線の切
断、すなわち通信装置からの切断タイミングは、通信費
用の課金のタイミングと一致するよう制御される。これ
によって、課金の時点までは以前の回線を使用し、課金
の時点以降は別途選択した回線を使用することとなるの
で、通信費用の点で最も効率的に回線を利用することが
できる。
【0067】また、回線自動選択部33は入力要求部3
4の出力に応答して複数の通信回線を同時または順次に
選択しても構わない。これによって、より効率的な通信
が可能となる。
【0068】図5は、通信費用算出部37が備える通信
費用テーブル37aを示す図である。通信費用テーブル
37aは、回線名58、通信費用59および時間60を
対応付けて記憶する。通信費用算出部37は、該テーブ
ル37aを参照して、各回線L1〜L3の単位時間当た
りの通信費用を読出す。
【0069】図6は、通信費用と伝送時間との関係を示
すグラフである。図7は、通信費用とデータ量との関係
を示すグラフである。実線A1,A2はPHS、2点鎖
線B1,B2はPDC、破線C1,C2はCDMAの場
合をそれぞれ示す。通信費用算出部37は、課金データ
として、伝送時間の経過とともに増加してゆく通信費用
を図6に示されるような関係で、またデータ量の増加と
ともに増加してゆく通信費用を図7に示されるような関
係で表すことができる。
【0070】次に、携帯電話装置51の具体的な動作に
ついて説明する。図8は、回線自動選択部33の回線自
動選択動作を示すフローチャートである。回線自動選択
動作が開始されると、ステップa2では、機能無効化部
42によって回線自動選択機能が無効に設定されている
かどうかを判断する。無効であったときには回線自動選
択動作を終了する。無効でなかったときにはステップa
4に進む。
【0071】ステップa4では、入力要求部34からの
入力要求によって、データの変更、追加またはデータ伝
送要求速度Aの変更があるかどうかを判断する。なお、
データ伝送要求速度Aの変更は、たとえば画面上で動画
がズーム(拡大または縮小)された場合に生じ、データ
源側においてズームに対応するデータを送付する場合に
はデータ量が変わり、単位時間当たりのフレーム数が固
定されている場合にはデータ伝送要求速度Aが変わる。
ステップa4での判断が肯定であったときにはステップ
a15に進み、否定であったときにはステップa5に進
む。
【0072】ステップa5では、データファイルの記憶
表示部50への転送動作が終了したかどうかを判断す
る。終了したときにはステップa14に進み、終了して
いないときにはステップa6に進む。ステップa6で
は、回線速度Bが変化したかどうかを判断する。具体的
には、上述したように組合せ伝送速度算出部36の出力
に基づいて、該算出部36が取得した各回線L1〜L3
の回線速度Bが変化したかどうかを判断する。変化した
ときにはステップa9に進み、変化していないときには
ステップa7に進む。
【0073】ステップa7で後述するような伝送の切断
動作を実行すると、次のステップa8でタイマ41によ
って保留されている入力要求があるときには後述するよ
うな該保留を解除する動作を実行して、ステップa2に
戻る。
【0074】前記ステップa6で回線速度が変化したと
きのステップa9では、後述するような回線割り当ての
再計算動作を実行し、ステップa10に進んで回線を変
更したほうが有利かどうかを判断する。有利と設定され
ている場合にはステップa11に進む。また、通信費用
算出部37で算出された通信費用に基づいて、通信費用
が少ない回線を選ぶために、回線を変更したほうがよい
かどうかを判断し、変更したほうがよいときにはステッ
プa11に進み、変更しないほうがよいときにはステッ
プa7に戻る。ステップa11では新たな伝送動作を起
動してステップa12に進み、新たな該回線を割り当て
てステップa13に進む。ステップa13では、不要な
伝送動作を保留してステップa7に戻る。前記ステップ
a5でデータファイルの転送が終了したときのステップ
a14では、伝送動作を保留してステップa9に戻る。
【0075】前記ステップa4でデータの変更、追加ま
たはデータ伝送要求速度Aの変更があったときのステッ
プa15では、入力要求時刻がタイマ41による保留可
能なものかどうかを判断する。保留可能であったときに
はステップa16に進み、入力時刻を保留することを示
すフラグを立て、かつタイマ41をセットしてステップ
a5に戻る。ステップa15で保留可能でなかったとき
にはステップa9に戻る。なお、保留可能な入力要求と
は、利用者がデータを直ちに必要としないものであり、
たとえば24時間後に入力が完了していればよいような
データである。この場合、前記回線速度テーブル35
a,35bを参照して、回線速度が最大となる時間帯ま
で回線の接続が保留される。また、通信費用テーブル3
7aを参照して、通信費用が最小となる時間帯まで回線
の接続を保留しても構わない。
【0076】図9は、前記ステップa7の伝送の切断動
作を示すフローチャートである。この切断動作は、保留
中の回線を切断するものである。切断動作が開始される
と、ステップb2では、保留している伝送動作があると
きには該動作を切断してステップb3に進む。ステップ
b3でデータデータ伝送要求速度A=0となっている伝
送動作があれば該動作を切断して切断動作を終了する。
なお、データ伝送要求速度A=0とは次のような場合を
指す。たとえば、動画がスクロール表示されてデータが
画面外に移動すると、該データは表示する必要がなくな
る。したがって、記憶/表示部50への入力が必要なデ
ータはなくなり、伝送を中断してもよくなるので、デー
タ伝送要求速度A=0となる。
【0077】図10は、前記ステップa7の他の伝送の
切断動作を示すフローチャートである。この切断動作
は、課金時刻となると回線を切断するものである。切断
動作が開始されると、ステップb6では、課金タイマが
課金単位に達するかどうかを判断する。すなわち、回線
設定部32による通信回線の切断、すなわち通信装置か
らの切断タイミングが、通信費用の課金のタイミングと
一致するよう制御され、所定の課金単位が経過し、前記
判断が肯定であったときにはステップb7に進み、保留
している伝送動作があるときには該動作を切断して切断
動作を終了する。また、所定の課金単位が経過しておら
ず、前記判断が否定であったときにはそのまま切断動作
を終了する。
【0078】図11は、前記ステップa8の保留解除動
作を示すフローチャートである。保留解除動作が開始さ
れると、ステップc2では、タイマ41がセットされた
時刻になったかどうかを判断する。セットされた時刻に
なったときにはステップc3に進み、前記入力保留フラ
グを解除して保留不可能として保留解除動作を終了す
る。また、セットされた時刻になっていないときにはそ
のまま保留解除動作を終了する。
【0079】図12は、前記ステップa9の回線割り当
ての再計算動作を簡単に示すフローチャートである。再
計算動作が開始されると、ステップd2では、後述する
組合せ伝送速度の算出動作を実行してステップd3に進
む。ステップd3では、後述するマッチング処理を実行
してステップd4に進む。ステップd4では、後述する
重複処理動作を実行して回線割り当ての再計算動作を終
了する。
【0080】図13は、前記ステップd2の組合せ伝送
速度の算出動作を示すフローチャートである。組合せ伝
送速度の算出動作が開始されると、ステップe2では、
回線速度テーブル35aまたは35bの記憶データ中に
時計部38によって計時される現在時刻と一致する時刻
56があるかどうかを判断する。なお、時刻56に代わ
って時間が記憶される場合には、現在時刻を含む時間が
あるかどうかを判断すればよい。あるときにはステップ
e3に進み、ないときにはステップe4に進む。
【0081】ステップe3では、時刻に対応する回線名
54および回線速度55を読出し、速度55を回線速度
Bとして算出し、図14に示されるように回線名と速度
とを対応付けて記憶して組合せ伝送速度の算出動作を終
了する。ステップe4では、時刻が記憶されていない回
線名54および回線速度55を読出し、速度55を回線
速度Bとして算出し、図14に示されるように回線名と
速度とを対応付けて記憶して組合せ伝送速度の算出動作
を終了する。図14は、伝送速度記憶部35が回線速度
テーブル35aおよび35bをともに有し、これらのテ
ーブル35a,35bをともに参照し、現在時刻が土曜
日の5時5分であったときの算出結果61の例を示して
いる。
【0082】図15は、前記ステップd3のマッチング
動作を示すフローチャートである。マッチング動作が開
始されると、ステップf2では、回線自動選択部33に
よって見積もられた受信しようとするデータのデータ伝
送要求速度Aをリアルタイムを優先した順番で取り出
す。データ伝送要求速度Aは、図16の見積もり結果6
2の例に示されるようにデータ名と対応付けられてい
る。次のステップf3では、組合せ伝送速度算出部36
によって算出された回線速度Bを取り出す。回線速度B
は、前述した図14の算出結果61の例のようである。
次にステップf4では、データ伝送要求速度Aと回線速
度Bとを比較し、A≦Bの条件を満たす通信回線を抽出
する。そしてステップf5に進み、算出された回線速度
Bに対応するすべての回線に対する抽出動作が終了した
かどうかを判断する。終了するとステップf6に進み、
終了していないときにはステップf3に戻る。
【0083】ステップf6では、抽出された通信回線候
補数が0かどうかを判断し、0であったときにはステッ
プf7に進み、すべての回線の中の回線速度が最大の回
線を仮に割り当てて、ステップf8に進む。候補数が0
でなかったときにはステップf10に進み、ステップf
10で候補数が1かどうかを判断する。1であったとき
にはステップf11に進み、該候補の回線を仮に割り当
ててステップf8に進む。候補数が0でも1でもなかっ
たときにはステップf12に進み、ステップf4で抽出
した回線の中から回線速度が最小の回線を仮に割り当て
てステップf8に進む。ステップf8では、受信しよう
とするすべてのデータに対する通信回線の割り当てが終
了したかどうかを判断する。割り当てが終了したときに
はマッチング動作を終了し、割り当てが終了していない
ときにはステップf2に戻る。受信しようとするすべて
のデータに対する通信回線の割り当てが終了すると、図
17の割り当て結果63に示されるようにデータ名、回
線候補名および仮割り当て状況が対応付けられる。
【0084】なお、ステップf4の回線速度は、回線を
2つ以上同時に使用することで得ることも可能である。
たとえば、CDMA回線を2本持っており、これらのC
DMA回線を同時に使用することで、80×80ピクセ
ルのデータに必要なデータ伝送速度A(約384Kbp
s)を越える伝送速度の回線を確保することができる。
また、通信費用を優先して回線を割り当てる場合には、
ステップf7,f12において、通信費用が最も安価な
回線が仮割り当てられる。
【0085】図18は、前記ステップd4の重複処理動
作を示すフローチャートである。重複処理動作が開始さ
れると、ステップg2では、割り当て結果63を参照し
て、同じ回線が割り当てられているかどうかを判断す
る。同じ回線があったときにはステップg4に進み、な
いときには重複処理動作を終了する。ステップg4で
は、2以上の回線候補を持つデータがあるかどうかを判
断する。あるときにはステップg5に進み、ないときに
はステップg6に進む。ステップg5では、割り当て回
線を第2番目の候補の回線に変更してステップg2に戻
る。ステップg6では優先順位の低いデータから順番に
回線割り当て待ち状態としてステップg2に戻る。
【0086】図19は、通信費用算出部37の通信費用
算出動作を示すフローチャートである。通信費用算出動
作が開始されると、ステップh2では、通信費用が、数
式(1)に基づいて算出される。算出されると通信費用
算出動作を終了する。
【0087】
【数1】
【0088】は切り上げる演算を示す。なお、数式
(1)中の残り時間とは、回線が保留状態にあるときは
次に課金されるまでの残り時間であり、回線が切断状態
にあるときには0である。単位時間当たりの通信費用は
予め定められており、数式(1)中の単位時間とはこの
単位時間であり、図5の時間60である。
【0089】図20は、統計化部40の統計化動作を示
すフローチャートである。統計化動作が開始されると、
ステップi2では、使用時速度検出部39によって、通
信時に実際のデータの伝送速度、すなわちデータ伝送中
の回線の回線速度が、受信データ数÷受信時間を計算す
ることによって、検出される。次のステップi3では、
時計部38で計時された時刻が、回線速度テーブル35
a,35bの時刻56と一致するかどうかを判断する。
一致するときにはステップi4に進み、一致しないとき
にはステップi5に進む。ステップi4では、一致した
時刻56に対応する回線速度55を検出された速度に更
新して記憶し、統計化動作を終了する。ステップi5で
は、計時された時刻と検出された速度とを、回線速度テ
ーブル35a,35bに追加して記憶し、統計化動作を
終了する。
【0090】図21は、入力要求部34の入力要求動作
を示すフローチャートである。入力要求動作が開始され
ると、ステップj2では、受信したテキスト内からデー
タ名、種別、データ量などのファイル情報を読出す。次
のステップj3では、受信しようとするデータの種別ま
たはその量からデータ伝送要求速度(必要入力速度)A
を計算する。図23は、図22のシステムパラメータ
と、ステップj2で得たファイル情報、すなわちデータ
種別またはその量の例とから計算した、データ伝送要求
速度Aの算出結果の例を示す図である。次のステップj
4では入力要求の追加/変更を示すフラグを立てて、入
力要求動作を終了する。
【0091】以上のように本実施形態の携帯電話装置5
1によれば、通信回線を効率的かつ経済的に利用するこ
とができる。なお、携帯電話装置51ではPHS、CD
MAおよびPDCの異なる方式の複数の通信回線に接続
可能な例について説明したが、同じ方式であっても条件
によって伝送速度は異なる場合があり、したがって同じ
方式の複数の回線に接続可能な例も本発明の範囲に属す
るものである。
【0092】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、データ受
信を要求すると、受信しようとするデータに応じたデー
タ伝送要求速度A以上の回線速度Bの通信回線が選択さ
れる。したがって、データ伝送要求速度Aに充分達する
回線速度Bを有する回線を選択でき、効率的な通信が可
能となる。
【0093】また本発明によれば、伝送要求速度A以上
の回線速度Bの通信回線がなかったときには、接続され
ている通信回線のうちの回線速度Bが最大の通信回線が
選択される。したがって、データ伝送要求速度の過不足
を可能な限り抑えた効率的な通信が可能となる。
【0094】また本発明によれば、データ受信を要求す
ると、受信しようとするデータに応じたデータ伝送要求
速度A以上の回線速度Bの通信回線であって、回線速度
Bが最小の通信回線が選択される。したがって、データ
伝送要求速度の過不足を抑えた効率的な通信が可能とな
る。
【0095】また本発明によれば、データ受信を要求す
ると、上述したような回線速度Bであって、通信費用C
が最小の回線が選される。したがって、効率的でかつ経
済的な通信が可能となる。
【0096】また本発明によれば、通信時刻を考慮した
回線を選択できるので、より効率的な通信またはより効
率的でかつ経済的な通信が可能となる。
【0097】また本発明によれば、データ伝送要求速度
A=0となると回線を切断するようにしたので、不要に
回線を接続することがなくなり、効率的な通信または効
率的で経済的な通信が可能となる。
【0098】また本発明によれば、通信中にデータ伝送
要求速度A>回線速度Bとなると新たに回線を接続する
ようにしたので、データ伝送に必要な回線を常に確保で
き、また複数の回線を用いてデータを確実に通信するこ
とができる。
【0099】また本発明によれば、通信中にデータ伝送
要求速度Aが低下すると再度回線を選択するようにした
ので、回線選択動作を繰返し行って最適な回線を選択し
て、効率的な通信または効率的で経済的な通信が可能と
なる。
【0100】また本発明によれば、通信時に検出された
実際のデータ伝送速度を回線速度Bとして更新記憶する
ようにしたので、最新のデータに基づいて最適な回線を
選択でき、効率的な通信または効率的で経済的な通信が
可能となる。
【0101】また本発明によれば、記憶された回線速度
Bの通信時刻分布を求めるようにしたので、このように
して統計化されたデータをより効率的に、またはより経
済的に通信するための回線の選択動作に用いることがで
きる。
【0102】また本発明によれば、前記統計結果に基づ
いて、回線速度Bが最大となる時間帯、回線速度Bが予
め定められる値よりも大きくなる時間帯、または回線速
度Bが現在時刻から予め定められる時刻までのうちで最
大となる時間帯に、回線選択動作を実行するようにした
ので、効率的な通信または効率的で経済的な通信が可能
となる。
【0103】また本発明によれば、回線選択動作を実行
しないようにできるので、利便性を向上することができ
る。
【0104】また本発明によれば、課金の直前時点で回
線を切断するようにしたので、通信費用の点で最も効率
的に回線を利用することができる。
【0105】また本発明によれば、データ受信を要求す
ると、複数の回線を同時にまたは順次に選択するように
したので、より効率的な通信が可能となる。
【0106】また本発明によれば、データ受信要求時
に、受信しようとするデータの種類または量を出力し、
該データに必要なデータ伝送要求速度Aを見積もり、デ
ータ伝送要求速度A≦回線速度Bの通信回線を選択し、
このような方法で選んだ通信回線を使用することによっ
て、データ伝送要求速度の過不足を抑えた効率的な通信
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信回線選択装置1の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】発明の一実施形態である携帯電話装置51の外
観を示す斜視図である。
【図3】携帯電話装置51の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図4(A)は回線速度テーブル35aを示す図
であり、図4(B)は回線速度テーブル35bを示す図
である。
【図5】通信費用算出部37が備える通信費用テーブル
37aを示す図である。
【図6】通信費用と伝送時間との関係を示すグラフであ
る。
【図7】通信費用とデータ量との関係を示すグラフであ
る。
【図8】回線自動選択部33の回線自動選択動作を示す
フローチャートである。
【図9】伝送の切断動作を示すフローチャートである。
【図10】他の伝送の切断動作を示すフローチャートで
ある。
【図11】保留解除動作を示すフローチャートである。
【図12】回線割り当ての再計算動作を簡単に示すフロ
ーチャートである。
【図13】組合せ伝送速度の算出動作を示すフローチャ
ートである。
【図14】組合せ伝送速度の算出結果61の例を示す図
である。
【図15】マッチング動作を示すフローチャートであ
る。
【図16】見積もり結果62の例を示す図である。
【図17】割り当て結果63の例を示す図である。
【図18】重複処理動作を示すフローチャートである。
【図19】通信費用算出部37の通信費用算出動作を示
すフローチャートである。
【図20】統計化部40の統計化動作を示すフローチャ
ートである。
【図21】入力要求部34の入力要求動作を示すフロー
チャートである。
【図22】システムパラメータ情報64の例を示す図で
ある。
【図23】データ名、種別および量の例と、データ伝送
要求速度Aの算出結果の例とを示す図である。
【符号の説明】
1 通信回線選択装置 2,21〜2n,32,321〜323 回線設定部 3,33 回線自動選択部 4,34 入力要求部 5,35 伝送速度記憶部 35a,35b 回線速度テーブル 6,36 組合せ伝送速度算出部 7,37 通信費用算出部 37a 通信費用テーブル 8,38 時計部 9,39 使用時速度検出部 10,40 統計化部 11,41 タイマ 12,42 機能無効化部 43 制御部 44 PHS通信機 45 CDMA通信機 46 PDC通信機 47 選択部 47a 選択ボタン 48 予約部 48a 予約ボタン 49 手動/自動切換部 49a 手動/自動切換ボタン 50 記憶/表示部 50a 表示面 51 携帯電話装置 L1〜Ln 回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 7/26 7/30

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信装置に接続されている複数の通信回
    線の中から使用する回線を選択する通信回線選択装置に
    おいて、 受信しようとするデータの種類またはその量を出力する
    入力要求手段と、 受信しようとするデータに必要な伝送要求速度Aを見積
    もるデータ伝送要求速度見積もり手段と、 回線とその回線速度Bとを対応付けて記憶する回線速度
    テーブルと、 入力要求手段の出力に応答して、データ伝送要求速度A
    ≦回線速度Bの通信回線を選択する通信回線選択手段
    と、を含むことを特徴とする通信回線選択装置。
  2. 【請求項2】 前記通信回線選択手段は、データ伝送要
    求速度A≦回線速度Bの通信回線が存在しないときに
    は、接続されている複数の通信回線のうちの回線速度B
    が最大の通信回線を選択することを特徴とする請求項1
    記載の通信回線選択装置。
  3. 【請求項3】 前記通信回線選択手段は、データ伝送要
    求速度A≦回線速度Bの条件を満たす通信回線のうち
    の、回線速度Bが最小の通信回線を選択することを特徴
    とする請求項1記載の通信回線選択装置。
  4. 【請求項4】 前記通信回線選択装置は、回線とその単
    位時間当たりの通信費用とを対応付けて記憶する通信費
    用テーブルを含み、 前記通信回線選択手段は、入力要求手段の出力に応答し
    て単位時間当たりの通信費用、受信しようとするデータ
    の量および該データに必要な伝送要求速度Aから見積も
    った総合通信費用Cが最小の通信回線を選択することを
    特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載の
    通信回線選択装置。
  5. 【請求項5】 前記回線速度テーブルは、回線とその回
    線速度Bに加えて時刻を対応付けて記憶し、 前記通信回線選択手段は、入力要求手段の出力に応答し
    て、データ伝送要求速度A≦回線速度Bで、かつ入力要
    求手段の出力時刻に対応する回線速度Bの通信回線を選
    択することを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか
    1つに記載の通信回線選択装置。
  6. 【請求項6】 通信回線に要求されるデータ伝送要求速
    度Aが0(零)となると、接続された通信回線を切断す
    る通信回線切断手段を含むことを特徴とする請求項1〜
    3のうちのいずれか1つに記載の通信回線選択装置。
  7. 【請求項7】 通信中にデータ伝送要求速度Aが回線速
    度Bよりも大きくなると、新たに通信回線を接続する通
    信回線接続手段を含むことを特徴とする請求項1〜3の
    うちのいずれか1つに記載の通信回線選択装置。
  8. 【請求項8】 通信中にデータ伝送要求速度Aが低下す
    ると、前記通信回線選択手段は通信回線の選択動作を再
    度実行することを特徴とする請求項1〜3のうちのいず
    れか1つに記載の通信回線選択装置。
  9. 【請求項9】 前記通信回線選択装置は、通信時に実際
    のデータ伝送速度を検出するデータ伝送速度検出手段を
    含み、 検出された実際のデータ伝送速度は、前記回線速度テー
    ブルの回線速度Bとして更新して記憶されることを特徴
    とする請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載の通信
    回線選択装置。
  10. 【請求項10】 前記回線速度テーブルに記憶された回
    線速度Bの通信時刻分布を求めて統計化する統計化手段
    を含むことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか
    1つに記載の通信回線選択装置。
  11. 【請求項11】 前記統計化手段の統計結果に基づい
    て、回線速度Bが最大となる時間帯、回線速度Bが予め
    定められる値よりも大きくなる時間帯、または回線速度
    Bが現在時刻から予め定められる時刻までのうちで最大
    となる時間帯に、前記入力要求手段の出力に応答した前
    記通信回線選択手段の通信回線選択動作を実行させるタ
    イマ手段を含むことを特徴とする請求項10記載の通信
    回線選択装置。
  12. 【請求項12】 前記通信回線選択手段の通信回線選択
    動作を禁止する禁止手段を含むことを特徴とする請求項
    1〜3のうちのいずれか1つに記載の通信回線選択装
    置。
  13. 【請求項13】 前記通信回線接続手段による通信回線
    の通信装置からの切断タイミングを通信費用の課金のタ
    イミングと一致させることを特徴とする請求項1〜3の
    うちのいずれか1つに記載の通信回線選択装置。
  14. 【請求項14】 前記通信回線選択手段は、入力要求手
    段の出力に応答して複数の通信回線を同時または順次に
    選択することを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれ
    か1つに記載の通信回線選択装置。
  15. 【請求項15】 通信装置に接続されている複数の通信
    回線の中から使用する回線を選択する通信回線選択方法
    において、 受信しようとするデータの種類またはその量が出力され
    ると、受信しようとする該データに必要な伝送要求速度
    Aを見積もり、データ伝送要求速度A≦回線速度Bの通
    信回線を選択することを特徴とする通信回線選択方法。
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