JPH11298418A - 光再生中継器 - Google Patents

光再生中継器

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JPH11298418A
JPH11298418A JP10096187A JP9618798A JPH11298418A JP H11298418 A JPH11298418 A JP H11298418A JP 10096187 A JP10096187 A JP 10096187A JP 9618798 A JP9618798 A JP 9618798A JP H11298418 A JPH11298418 A JP H11298418A
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signal
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Takashi Yoshida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で消費電力が少ない光再生中継器を提供
する。 【解決手段】 光多重信号を光分岐器11で2分岐す
る。光可変波長帯域通過フィルタ12の通過帯域を、掃
引回路16の制御により変化させて、分岐された光多重
信号を掃引し、チャネル単位の光信号とする。チャネル
単位の光信号を光/電気変換回路13で光/電気変換
し、S/N比検出回路で各チャネルの光信号のS/N比
を求める。所定値を下回るS/N比を制御回路で特定
し、光多重分離フィルタ17と可変波長機能付き光再生
回路18に通知して、特定されたチャネルの光信号のみ
を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光再生中継器に関
し、特に光波長多重信号を再生中継する光再生中継器に
関する。
【0002】
【従来の技術】光波長多重伝送システムは、互いに異な
る波長(チャネル)の複数の光信号を多重化して伝送す
るシステムである。
【0003】通常、信号伝送システムでは、長距離伝送
を行うと、伝送信号の劣化が生じる。光波長多重伝送シ
ステムも例外では無い。従って、光波長多重伝送システ
ムにおいても、長距離伝送を行う場合には、伝送途中で
信号を再生増幅する必要がある。
【0004】従来の、光再生増幅器は、波長多重された
光信号を各チャネルに分離し、チャネル毎に光信号を電
気信号に変換(光電気変換)したあと、等化増幅、識別
再生等を行い、その後、電気光変換して、多重化し、再
び伝送路へ送出するというものである。
【0005】ところが、従来の光再生増幅器は、光電気
変換及び電気光変換を含むため、挿入損失が大きく、増
幅による消費電力が大きいという問題点がある。また、
全てのチャネルについて別々に処理を行うため、装置が
大型化するという問題点を有している。
【0006】そこで、最近では、光信号を電気に変換す
ることなく直接増幅する光直接増幅器が開発され、実用
化されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
光再生増幅器は、措置が大型で、消費電力が大きいとい
う問題点がある。
【0008】また、光直接増幅器による中継では、効率
のよい中継増幅は実現できるが、雑音も同時に増幅して
しまうため、各信号のS/Nを向上させることは実現でき
ないという問題点がある。
【0009】本発明は、小型で、消費電力が小さい、光
再生増幅器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、波長の
異なる複数の光信号を多重した光多重信号を再生中継す
る光再生中継器において、前記複数の光信号の中から、
そのS/N比が所定値を下回る光信号を特定する特定手
段と、該特定手段により特定された光信号を選択的に再
生増幅する選択再生増幅手段とを有することを特徴とす
る光再生中継器が得られる。
【0011】本発明の光再生中継器は、前記光多重信号
を2分岐し、一方を前記特定手段に、他方を前記選択再
生増幅手段に出力する分岐手段を有する。
【0012】また、本発明によれば、前記特定手段が、
通過波長を変化させることができる光可変波長帯域通過
フィルタと、該光可変波長帯域通過フィルタを通過した
光信号を光/電気変換する光/電気変換回路と、該光/
電気変換回路の出力信号波形からS/N情報を生成する
S/N比検出回路と、前記光可変波長帯域通過フィルタ
の前記通過帯域を制御するとともに、当該通過帯域を示
す通過帯域情報を生成する掃引制御回路と、前記S/N
比情報と前記通過帯域情報とに基づいて、前記S/N比
が所定値を下回る光信号を特定し、特定した光信号の波
長を示す波長指定信号を生成する制御回路とを有し、前
記選択再生増幅手段が、前記光多重信号から前記波長指
定信号により指定された波長の光信号を分離する分離手
段と、該分離手段により分離された光信号を、前記光波
長指定信号により指定された波長の再生信号に再生する
可変長機能付き光再生回路と、前記再生信号を前記分離
手段から出力される光多重信号に多重化する多重化手段
とを有することを特徴とする光再生中継器が得られる。
【0013】具体的には、前記分離手段及び多重化手段
が、第1のポートに入力された光多重信号から前記波長
指定信号により指定さた波長の光信号を分離して第2の
ポートに出力し、第3のポートに入力された光信号を、
第1のポートに入力された光多重信号から前記波長指定
信号により指定さた波長の光信号を分離した残りの光多
重信号に多重化して第4のポートに出力する光多重分離
フィルタであることを特徴とする光再生中継器が得られ
る。
【0014】あるいは、前記分離手段が、前記波長指示
信号指定する波長の光信号を、光多重信号から分離する
光分離フィルタであり、前記多重化手段が、入力された
光信号を多重化する光カプラであることを特徴とする光
再生中継器が得られる。
【0015】なお、前記光可変波長帯域通過フィルタに
代えて、音響光学フィルタを用いることができる。ある
いは、前記光可変波長帯域通過フィルタに代えて、電界
光学フィルタを用いることができる。
【0016】さらにまた、本発明によれば、前記特定手
段が、波長に応じて前記光多重信号を各光信号に分波す
るとともに、これらの光信号に近接する周波数の雑音信
号を分波する光分波器と、該光分波器からの各光信号を
及び前記雑音信号を光/電気変換する光/電気変換回路
アレイと、該光/電気変換回路アレイの出力信号波形か
らS/N情報を生成するS/N比検出回路と、前記S/
N比情報に基づいて前記S/N比が所定値を下回る光信
号を特定し、特定した光信号の波長を示す波長指定信号
を生成する制御回路とを有し、前記選択再生増幅手段
が、前記光多重信号から前記波長指定信号により指定さ
れた波長の光信号を分離する分離手段と、該分離手段に
より分離された光信号を、前記光波長指定信号により指
定された波長の再生信号に再生する可変長機能付き光再
生回路と、前記再生信号を前記分離手段から出力される
光多重信号に多重化する多重化手段とを有することを特
徴とする光再生中継器が得られる。
【0017】具体的には、前記分離手段及び多重化手段
が、第1のポートに入力された光多重信号から前記波長
指定信号により指定さた波長の光信号を分離して第2の
ポートに出力し、第3のポートに入力された光信号を、
第1のポートに入力された光多重信号から前記波長指定
信号により指定さた波長の光信号を分離した残りの光多
重信号に多重化して第4のポートに出力する光多重分離
フィルタであることを特徴とする光再生中継器が得られ
る。
【0018】あるいは、前記分離手段が、前記波長指示
信号指定する波長の光信号を、光多重信号から分離する
光分離フィルタであり、前記多重化手段が、入力された
光信号を多重化する光カプラであることを特徴とする光
再生中継器が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0020】図1に本発明の第1の実施の形態を示す。
図1の光再生増幅器は、光分岐器11、光可変波長帯域
通過フィルタ12、光/電気変換回路13、S/N比検
出回路14、制御回路15、掃引回路16、光多重分離
フィルタ17、及び可変波長機能付き光再生回路18を
有している。
【0021】光分岐器11は、入力された光多重信号を
2分岐し、分岐した光多重信号の一方を光可変波長帯域
通過フィルタ12へ、他方を光多重分離フィルタ17へ
出力する。
【0022】光可変波長帯域通過フィルタ(OBPF)
12は、掃引回路16からの掃引制御信号に基づき、光
多重信号に含まれる全てのチャネルを含む所定帯域内を
一定の周期で掃引するように、その通過帯域を変化させ
る。その結果、光可変波長帯域通過フィルタ12から
は、各チャネルの信号が、チャネル単位で順番に、繰り
返し出力される。
【0023】光/電気変換回路13は、光可変波長帯域
通過フィルタ12を通過した信号光を電流に変換する。
【0024】S/N比検出回路14は、光/電気変換回
路13から出力された電流波形から各チャネルの信号と
ノイズの比(S/N比)を検出し、S/N比情報を出力
する。
【0025】制御回路15は、掃引回路からの波長情報
に基づいて、S/N比検出回路14からのS/N比情報
の分析を行い、最もS/Nの劣化が大きいチャネルを特
定する。そして、特定したチャネルの信号のS/N比
が、所定の値よりも小さい場合に、そのチャネルの光信
号波長を表す波長指定信号を出力する。
【0026】掃引回路16は、光可変波長帯域通過フィ
ルタ12における掃引帯域、掃引周期を決定する掃引制
御信号を発生して光可変波長帯域通過フィルタ12へ出
力し、現在の光可変波長帯域通過フィルタ12の通過帯
域を知らせるために、制御回路15へ通過帯域情報を通
知する。
【0027】光多重分離フィルタ(光ADMフィルタ)
17は、制御回路15からの波長指定信号に応答して、
波長指定信号により指定されたチャネルの光信号を、光
分岐器11からの光多重信号から分離する。分離した光
信号は、可変波長機能付き光再生回路18に入力され
る。
【0028】光再生回路18は、光多重分離フィルタ1
7からの光信号に対し、再生処理を施す。つまり、光再
生回路18は、入力された光信号を、等化、識別再生、
増幅し、制御回路15からの波長指定信号によって指定
された波長の光信号を再生光信号として出力する。再生
光信号は、光多重分離フィルタ17へ戻される。
【0029】光多重分離フィルタ17は、光再生回路1
8からの再生光信号を光多重信号に多重して出力する。
【0030】以上の説明からも分かるように、光可変波
長帯域通過フィルタ12、光/電気変換回路13、S/
N比検出回路14、制御回路15、及び掃引回路16
は、複数の光信号の中から、そのS/N比が所定値を下
回る光信号を特定する特定手段として動作し、光多重分
離フィルタ17及び可変波長機能付き光再生回路18
は、特定手段により特定された光信号を選択的に再生増
幅する選択再生増幅手段として動作する。
【0031】次に、図2をも参照して、図1の光再生回
路の動作について説明する。
【0032】伝送路を伝播して、光再生中継器に到達し
た光多重信号は、光分岐器11に入力される。光分岐器
11は、入力された光多重信号を2分岐し、一方を光可
変波長帯域通過フィルタ12へ、他方を光多重分離フィ
ルタ17へ出力する。
【0033】光可変波長帯域通過フィルタ12に入力さ
れる光多重信号の波長と光強度との間には、図2(a)
に示すような関係がある。つまり、光多重信号は、各チ
ャネルに割り当てられた波長の光強度が大きい。このよ
うな入力信号に対して、光可変波長帯域通過フィルタ1
2は、掃引回路16からの掃引制御信号に基づいて、そ
の通過帯域を変化させる。つまり、光可変波長帯域通過
フィルタ12は、図2(b)に破線で示すような通過帯
域(1チャネルのみを含み、2チャンネルに跨ることの
無い帯域幅)を有しており、この通過帯域を、所定の周
期で図の左から右へ(あるいは、右から左へ)と繰り返
し移動させる。この結果、光可変波長帯域通過フィルタ
12からは、図2(c)に示すように、時系列で各チャ
ネルの光信号が出力される。
【0034】光/電気変換回路13は、光可変波長帯域
通過フィルタ12を通過した光信号を電流に変換する。
変換後の電流波形は、図2(c)の光強度波形に対応す
る。
【0035】S/N比検出回路14は、光/電気変換回
路13からの電流波形のピークとディップのレベル差を
求める。電流波形において、ピークは信号光強度に、デ
ィップは雑音光に、それぞれ対応するので、これらの差
は近似的にS/N比を表す。そこで、S/N比検出回路
14は、求めたレベル差を、S/N情報として、制御回
路15へ出力する。
【0036】制御回路15では、入力されたレベル差
を、予め設定されている所定値と比較する。入力レベル
差が、所定値よりも小さい場合は、その入力レベル差
が、どのチャネルの光信号から得られたものなのか、掃
引回路16からの通過帯域情報に基づいて判断し、再生
中継すべきチャネルを特定する。複数のチャネルに関し
て同時に入力レベル差が所定値を下回る場合には、最も
入力レベル差の小さいものを選択する。
【0037】光多重分離フィルタ17は、制御回路15
が指定するチャネルの光信号を分離して可変波長機能付
き光再生回路18へ出力する。可変波長機能付き光再生
回路18は、光多重分離フィルタ17からの光信号を再
生し、制御回路15が指定した波長の光信号として光多
重分離フィルタ17へ出力する。光多重分離フィルタ1
7は、光再生回路18からの再生光信号を光多重信号に
多重して出力する。
【0038】以上のように、本実施の形態による光再生
中継器では、S/N比が劣化したチャネルの光信号のみ
を再生中継するので、全てのチャネルについて光信号を
再生中継する場合に比べ、装置を小型化することができ
る。
【0039】次に、図3を参照して、本発明の第2の実
施の形態について説明する。ここで、第1の実施の形態
と同一のものには同一番号を付しその説明を省略する。
【0040】本実施の形態による光再生中継器は、光可
変波長帯域通過フィルタ12の代わりに、音響光学フィ
ルタ(AOTF)31を有している。
【0041】音響光学フィルタ31は、その音響光学素
子に印加する音響周波数を変えることにより、音響光学
素子の通過帯域を変えることができる。従って、音響周
波数を掃引回路16からの掃引制御信号によって制御す
るように構成することにより、光可変波長帯域通過フィ
ルタ12と同じように動作させることができる。
【0042】本実施の形態による光再生中継器の動作
は、第1の実施の形態による光再生中継器の動作と同様
である。
【0043】次に、図4を参照して、本発明の第3の実
施の形態について説明する。
【0044】本実施の形態による光再生中継器は、光可
変波長帯域通過フィルタ12の代わりに、電界光学フィ
ルタ(EOTF)41を有している。電界光学フィルタ
41は、その電界光学素子に印加する電界を変えること
により、その通過帯域を変えることができる。従って、
電界光学素子に印可する電界(電圧)を掃引回路16か
らの掃引制御信号によって制御するように構成すること
により、光可変波長帯域通過フィルタ12と同じように
動作させることができる。
【0045】本実施の形態による光再生中継器の動作
も、第1の実施の形態による光再生中継器の動作と同様
である。
【0046】次に、図5を参照して、本発明の第4の実
施の形態について説明する。
【0047】本実施の形態による光再生中継器は、光多
重分離フィルタ17の代わりに、分離フィルタ51と、
光カプラ52とを有している。
【0048】分離フィルタ51は、光多重分離フィルタ
17と同様、制御回路15からの波長指定信号が指定す
る波長の光信号を、光多重信号から分離し、可変波長機
能付き光再生回路18へ出力する。そして、残りの光多
重信号を、光カプラ52へ出力する。
【0049】光カプラ52は、光再生回路18において
再生された光信号を、分離フィルタから出力された残り
の光多重信号に多重する。
【0050】このように、分離フィルタ51と光カプラ
52との組み合わせにより、光多重分離フィルタ17と
同じ動作を実現することができる。
【0051】次に、図6を参照して、本発明の第5の実
施の形態について説明する。
【0052】本実施の形態による光再生中継器は、第1
乃至第4の実施の形態による光再生中継装置のように、
時分割で各チャネルのS/N比を求めるのではなく、並
列処理により同時にS/N比を求めるようにしたもので
ある。このように、S/N比を並列処理で求めるため
に、この光再生中継器は、光分岐器11で分岐された光
多重信号を、その波長に応じて分波する光分波器61
と、光分波器11で分波された各光信号をそれぞれ光/
電気変換する光/電気変換回路アレイ62と、光/電気
変換回路アレイ62から出力される電流信号から、各チ
ャネルのS/N比を検出するS/N検出回路63と、S
/N検出回路63からの検出信号に基づいて、劣化の著
しい信号光の波長を特定し、光多重分離フィルタ17及
び可変波長機能付き光再生回路18に、それぞれ分離す
べき光信号の波長と、再生光信号として出力すべき光信
号の波長を指定する制御回路64とを有している。
【0053】光分波器61は、各チャネルの光信号を波
長に応じて分波する。さらに、光分波器61は、これら
各チャネルの光信号とは異なる波長であって、これらの
波長に近い波長(雑音成分のみを含む波長)についても
分波する。つまり、取り扱うチャネル数+1、の出力光
を出力する。
【0054】光/電気変換回路アレイ62は、光分波器
11からの出力光を、それぞれ光/電気変換する。
【0055】S/N検出回路63は、光/電気変換回路
アレイ62からの電気信号から、各チャネルにおける光
信号のS/N比を求める。そして、その結果を制御回路
64へ出力する。
【0056】制御回路64は、S/N検出回路63から
のS/N情報に基づいて、制御回路15と同様にして、
再生中継すべきチャネルを決定する。
【0057】次に、図7をも参照して、この光再生中継
器の動作について説明する。
【0058】光分岐器11で分岐された光多重信号の一
方は、光分岐器61に入力される。光分波器61に、入
力される光多重信号の波長特性が、図7(a)のような
もの(4チャネルの光信号を含む)であるとすると、光
分波器61の通過帯域は、図7(b)に破線で示すよう
に設定されており(各チャネルと雑音検出用との計5個
の帯域)、その出力光は、図7(c)に示すようにな
る。出力光のうち、最も波長の高いものがS/N比を求
める際に使用される、雑音成分のみを含む波長の光信号
である。
【0059】光分岐器61の出力光は、光/電気変換回
路アレイ62により、電気信号に変換され、光/電気変
換回路アレイ62へ出力される。光/電気変換回路アレ
イ62は、各チャネルに対応す信号と、雑音のみを表す
信号との比を求め、S/N比を求める。求めたS/N比
を示すS/N比情報は、制御回路64へ出力される。制
御回路64は、S/N比情報に基づき、S/N比が所定
値以下のチャネルを探し、そのようなチャネルが存在す
る場合は、光多重分離フィルタ17及び可変波長機能付
き光再生回路18に通知する。光多重分離フィルタ17
及び可変波長機能付き光再生回路18は、第1の実施例
と同様にして、劣化の著しいチャネルの光信号を再生し
て、再び多重信号に多重化する。
【0060】以上のようにして、本実施の形態の光再生
中継器においても、劣化の著しい光信号のみの再生中継
が行われる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、複数のチャネルの光信
号が多重化された光多重信号の再生中継を行う光再生中
継器において、劣化の著しいチャネルの光信号のみを選
択的に再生中継するようにしたことで、小型化及び小消
費電力化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の光再生中継器の光可変長帯域通過フィル
タ12の動作を説明するための図であって、(a)は、
光可変長帯域通過フィルタへの入力光の波長と光強度の
関係を示すグラフ、(b)は、光可変長帯域通過フィル
タの通過帯域と入力光との関係を示すグラフ、(c)
は、光可変長帯域通過フィルタの出力光の波長と光強度
の関係を示すグラフである。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明の第5の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図7】図6の光再生中継器の光分波器61の動作を説
明するための図であって、(a)は、光分波器への入力
光の波長と光強度の関係を示すグラフ、(b)は、光分
波器の通過帯域と入力光との関係を示すグラフ、(c)
は、光分波器の出力光の波長と光強度の関係を示すグラ
フである。
【符号の説明】
11 光分岐器 12 光可変波長帯域通過フィルタ 13 光/電気変換回路 14 S/N比検出回路 15 制御回路 16 掃引回路 17 光多重分離フィルタ 18 可変波長機能付き光再生回路 31 音響光学フィルタ 41 電界光学フィルタ 51 分離フィルタ 52 光カプラ 61 光分波器 62 光/電気変換回路アレイ 63 S/N検出回路63 64 制御回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長の異なる複数の光信号を多重した光
    多重信号を再生中継する光再生中継器において、前記複
    数の光信号の中から、そのS/N比が所定値を下回る光
    信号を特定する特定手段と、該特定手段により特定され
    た光信号を選択的に再生増幅する選択再生増幅手段とを
    有することを特徴とする光再生中継器。
  2. 【請求項2】 前記光多重信号を2分岐し、一方を前記
    特定手段に、他方を前記選択再生増幅手段に出力する分
    岐手段を有することを特徴とする請求項1の光再生中継
    器。
  3. 【請求項3】 前記特定手段が、通過波長を変化させる
    ことができる光可変波長帯域通過フィルタと、該光可変
    波長帯域通過フィルタを通過した光信号を光/電気変換
    する光/電気変換回路と、該光/電気変換回路の出力信
    号波形からS/N情報を生成するS/N比検出回路と、
    前記光可変波長帯域通過フィルタの前記通過帯域を制御
    するとともに、当該通過帯域を示す通過帯域情報を生成
    する掃引制御回路と、前記S/N比情報と前記通過帯域
    情報とに基づいて、前記S/N比が所定値を下回る光信
    号を特定し、特定した光信号の波長を示す波長指定信号
    を生成する制御回路とを有し、前記選択再生増幅手段
    が、前記光多重信号から前記波長指定信号により指定さ
    れた波長の光信号を分離する分離手段と、該分離手段に
    より分離された光信号を、前記光波長指定信号により指
    定された波長の再生信号に再生する可変長機能付き光再
    生回路と、前記再生信号を前記分離手段から出力される
    光多重信号に多重化する多重化手段とを有することを特
    徴とする請求項1又は2の光再生中継器。
  4. 【請求項4】 前記分離手段及び多重化手段が、第1の
    ポートに入力された光多重信号から前記波長指定信号に
    より指定さた波長の光信号を分離して第2のポートに出
    力し、第3のポートに入力された光信号を、第1のポー
    トに入力された光多重信号から前記波長指定信号により
    指定さた波長の光信号を分離した残りの光多重信号に多
    重化して第4のポートに出力する光多重分離フィルタで
    あることを特徴とする請求項3の光再生中継器。
  5. 【請求項5】 前記分離手段が、前記波長指示信号指定
    する波長の光信号を、光多重信号から分離する光分離フ
    ィルタであり、前記多重化手段が、入力された光信号を
    多重化する光カプラであることを特徴とする請求項3の
    光再生中継器。
  6. 【請求項6】 前記光可変波長帯域通過フィルタに代え
    て、音響光学フィルタを用いることを特徴とする請求項
    3の光再生中継器。
  7. 【請求項7】 前記光可変波長帯域通過フィルタに代え
    て、電界光学フィルタを用いることを特徴とする請求項
    3の光再生中継器。
  8. 【請求項8】 前記特定手段が、波長に応じて前記光多
    重信号を各光信号に分波するとともに、これらの光信号
    に近接する周波数の雑音信号を分波する光分波器と、該
    光分波器からの各光信号を及び前記雑音信号を光/電気
    変換する光/電気変換回路アレイと、該光/電気変換回
    路アレイの出力信号波形からS/N情報を生成するS/
    N比検出回路と、前記S/N比情報に基づいて前記S/
    N比が所定値を下回る光信号を特定し、特定した光信号
    の波長を示す波長指定信号を生成する制御回路とを有
    し、前記選択再生増幅手段が、前記光多重信号から前記
    波長指定信号により指定された波長の光信号を分離する
    分離手段と、該分離手段により分離された光信号を、前
    記光波長指定信号により指定された波長の再生信号に再
    生する可変長機能付き光再生回路と、前記再生信号を前
    記分離手段から出力される光多重信号に多重化する多重
    化手段とを有することを特徴とする請求項1又は2の光
    再生中継器。
  9. 【請求項9】 前記分離手段及び多重化手段が、第1の
    ポートに入力された光多重信号から前記波長指定信号に
    より指定さた波長の光信号を分離して第2のポートに出
    力し、第3のポートに入力された光信号を、第1のポー
    トに入力された光多重信号から前記波長指定信号により
    指定さた波長の光信号を分離した残りの光多重信号に多
    重化して第4のポートに出力する光多重分離フィルタで
    あることを特徴とする請求項8の光再生中継器。
  10. 【請求項10】 前記分離手段が、前記波長指示信号指
    定する波長の光信号を、光多重信号から分離する光分離
    フィルタであり、前記多重化手段が、入力された光信号
    を多重化する光カプラであることを特徴とする請求項8
    の光再生中継器。
  11. 【請求項11】 波長の異なる複数の光信号が多重され
    た光多重信号を再生中継する光再生中継方法において、
    前記複数の光信号のうち、S/N比が所定値を下回る光
    信号を検出し、当該光信号のみを選択的に再生するよう
    にしたことを特徴とする光再生中継方法。
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KR20020004674A (ko) * 2000-07-07 2002-01-16 정홍기 5파장 광중계기
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