JPH11297751A - 半導体装置 - Google Patents
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- JPH11297751A JPH11297751A JP10106253A JP10625398A JPH11297751A JP H11297751 A JPH11297751 A JP H11297751A JP 10106253 A JP10106253 A JP 10106253A JP 10625398 A JP10625398 A JP 10625398A JP H11297751 A JPH11297751 A JP H11297751A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 導電性接着剤31を配置した突起電極15を
有する半導体装置11と透明電極22を配置した基板2
1とを押圧しながら接続する。半導体装置11の突起電
極15と基板21の透明電極22との間は薄い導電性接
着剤31の層となる。薄い導電性接着剤31の層以外の
大量の導電性接着剤31は基板21の透明電極22に流
出して隣の端子の導電性接着剤31と接触して短絡不良
に至る。 【解決手段】 半導体装置11の突起電極15は長円形
状に接続電極パッド12の上と保護膜13の上とに跨が
り設け、接続電極パッド12の上に設けた突起電極15
の頂部より保護膜13の上に設けた突起電極15の頂部
が高くなるように配置する。さらに、接続電極パッド1
2を近接する端子の一線状の位置に設け、保護膜13の
上に設ける突起電極15を近接する端子の一線状の位置
からずらした場所に設ける構造を採用した。
有する半導体装置11と透明電極22を配置した基板2
1とを押圧しながら接続する。半導体装置11の突起電
極15と基板21の透明電極22との間は薄い導電性接
着剤31の層となる。薄い導電性接着剤31の層以外の
大量の導電性接着剤31は基板21の透明電極22に流
出して隣の端子の導電性接着剤31と接触して短絡不良
に至る。 【解決手段】 半導体装置11の突起電極15は長円形
状に接続電極パッド12の上と保護膜13の上とに跨が
り設け、接続電極パッド12の上に設けた突起電極15
の頂部より保護膜13の上に設けた突起電極15の頂部
が高くなるように配置する。さらに、接続電極パッド1
2を近接する端子の一線状の位置に設け、保護膜13の
上に設ける突起電極15を近接する端子の一線状の位置
からずらした場所に設ける構造を採用した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置に設ける
突起電極と基板との接続を導電性接着剤を用いて接続す
る半導体装置に関するものである。
突起電極と基板との接続を導電性接着剤を用いて接続す
る半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器における軽薄短小化への
要求を満足するために、液晶表示装置は小型,高密度,
高精細化が図られている。とくに、画素領域でない部分
である半導体装置の実装領域の縮小化には強い要望があ
る。実装領域の縮小化を図るため半導体装置の素子寸法
を微細化し、半導体装置の外形を小さくしている。
要求を満足するために、液晶表示装置は小型,高密度,
高精細化が図られている。とくに、画素領域でない部分
である半導体装置の実装領域の縮小化には強い要望があ
る。実装領域の縮小化を図るため半導体装置の素子寸法
を微細化し、半導体装置の外形を小さくしている。
【0003】また、液晶表示装置の基板の透明電極も微
細化を進め、実装領域縮小に対応している。液晶表示装
置への半導体装置の実装手段では、実装領域の狭いチッ
プオングラス実装構造が注目されている。
細化を進め、実装領域縮小に対応している。液晶表示装
置への半導体装置の実装手段では、実装領域の狭いチッ
プオングラス実装構造が注目されている。
【0004】チップオングラス実装構造の中でも微細接
続が可能かつ量産性に優れている、導電性接着剤を用い
た接続を図面を用いて説明する。図5は半導体装置の突
起電極に導電性接着剤を配置する方法を説明するための
断面図、図9は半導体装置の実装構造を示す断面図、図
10は半導体装置を示す断面図である。
続が可能かつ量産性に優れている、導電性接着剤を用い
た接続を図面を用いて説明する。図5は半導体装置の突
起電極に導電性接着剤を配置する方法を説明するための
断面図、図9は半導体装置の実装構造を示す断面図、図
10は半導体装置を示す断面図である。
【0005】図10に示すように、半導体装置11は半
導体装置11の半導体素子形成面に外部と接続するため
の接続電極パッド12を配置する。半導体素子の保護を
目的とする保護膜13を接続電極パッド12が開口露出
するように設ける。
導体装置11の半導体素子形成面に外部と接続するため
の接続電極パッド12を配置する。半導体素子の保護を
目的とする保護膜13を接続電極パッド12が開口露出
するように設ける。
【0006】突起電極15を接続電極パッド12の上に
設ける。突起電極15は、バリアメタル層15aと突起
電極層15bからなる。バリアメタル層15aは、接続
電極パッド12との接着および拡散防止さらに突起電極
層15bを形成する電解メッキの共通電極膜として用い
る。突起電極層15bは導電性接着剤31を選択的に突
起電極15の頂部だけに配置する目的で形成する。突起
電極15は高さ20μm設ける。
設ける。突起電極15は、バリアメタル層15aと突起
電極層15bからなる。バリアメタル層15aは、接続
電極パッド12との接着および拡散防止さらに突起電極
層15bを形成する電解メッキの共通電極膜として用い
る。突起電極層15bは導電性接着剤31を選択的に突
起電極15の頂部だけに配置する目的で形成する。突起
電極15は高さ20μm設ける。
【0007】導電性接着剤31を半導体装置11の突起
電極15の頂部に半円球状に配置する。導電性接着剤3
1はエポキシ系の接着剤に金,銀,銅,アルミニウム,
ニッケルなどの導電粒を混入したもので構成する。
電極15の頂部に半円球状に配置する。導電性接着剤3
1はエポキシ系の接着剤に金,銀,銅,アルミニウム,
ニッケルなどの導電粒を混入したもので構成する。
【0008】導電性接着剤31を半導体装置11の突起
電極15の頂部に配置する方法として、ディップ法が一
般的である。図5に示すように、ペースト溜33に設け
たペースト溝34に導電性接着剤31を充填し、スキー
ジして導電性接着剤31の表面を平にする。
電極15の頂部に配置する方法として、ディップ法が一
般的である。図5に示すように、ペースト溜33に設け
たペースト溝34に導電性接着剤31を充填し、スキー
ジして導電性接着剤31の表面を平にする。
【0009】つぎに半導体装置11の突起電極15を突
起電極15の高さの1/3程度ペースト溝34の導電性
接着剤31に漬け、その後引き上げる。このようにし
て、半導体装置11の突起電極15の頂部に半円球状に
配置する。
起電極15の高さの1/3程度ペースト溝34の導電性
接着剤31に漬け、その後引き上げる。このようにし
て、半導体装置11の突起電極15の頂部に半円球状に
配置する。
【0010】導電性接着剤31の粘度は100〜500
pの範囲にする。導電性接着剤31の粘度が100p未
満になると、半導体装置11の突起電極15の頂部に配
置した導電性接着剤31が保護膜13に流れる。
pの範囲にする。導電性接着剤31の粘度が100p未
満になると、半導体装置11の突起電極15の頂部に配
置した導電性接着剤31が保護膜13に流れる。
【0011】また、導電性接着剤31の粘度が500p
以上になると、導電性接着剤31をスキージしたとき導
電性接着剤31の表面の平坦度が悪くなる。その結果、
導電性接着剤31が半導体装置11の突起電極15の頂
部だけではなく、保護膜13の上にもに配置されて隣の
端子と短絡する不良になる。
以上になると、導電性接着剤31をスキージしたとき導
電性接着剤31の表面の平坦度が悪くなる。その結果、
導電性接着剤31が半導体装置11の突起電極15の頂
部だけではなく、保護膜13の上にもに配置されて隣の
端子と短絡する不良になる。
【0012】図9に示すように、基板21は半導体装置
11の突起電極15と接続する電極パターンとなる酸化
インジウムスズ(以下、ITOと記載する)からなる透
明電極22を配置する。
11の突起電極15と接続する電極パターンとなる酸化
インジウムスズ(以下、ITOと記載する)からなる透
明電極22を配置する。
【0013】半導体装置11の突起電極15と基板21
の透明電極22とを、導電性接着剤31を介在させて接
続する。さらに半導体装置11と基板21との接続を長
期的に保持するため、封止樹脂32を半導体装置11と
基板21との隙間に設ける。
の透明電極22とを、導電性接着剤31を介在させて接
続する。さらに半導体装置11と基板21との接続を長
期的に保持するため、封止樹脂32を半導体装置11と
基板21との隙間に設ける。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図9に示す従来技術の
構造では、導電性接着剤31を配置した突起電極15を
有する半導体装置11と透明電極22を配置した基板2
1とを位置合わせしたのち、半導体装置11と基板21
とを押圧しながら接続する。
構造では、導電性接着剤31を配置した突起電極15を
有する半導体装置11と透明電極22を配置した基板2
1とを位置合わせしたのち、半導体装置11と基板21
とを押圧しながら接続する。
【0015】そのため、半導体装置11の突起電極15
と基板21の透明電極22とのあいだは、非常に薄い導
電性接着剤31の層となる。その薄い導電性接着剤31
の層以外の大量の導電性接着剤31は基板21の透明電
極22に流出して広がり、隣の端子の導電性接着剤31
と接触して短絡不良の原因となる。
と基板21の透明電極22とのあいだは、非常に薄い導
電性接着剤31の層となる。その薄い導電性接着剤31
の層以外の大量の導電性接着剤31は基板21の透明電
極22に流出して広がり、隣の端子の導電性接着剤31
と接触して短絡不良の原因となる。
【0016】この導電性接着剤31の広がりによる短絡
不良の対策として考えられるのが、半導体装置11の突
起電極15の頂部に配置する導電性接着剤31の設置量
を減らすことである。
不良の対策として考えられるのが、半導体装置11の突
起電極15の頂部に配置する導電性接着剤31の設置量
を減らすことである。
【0017】しかしながら、図9に示すように半導体装
置11の突起電極15の頂部に導電性接着剤31を配置
するとき、半導体装置11の表面とスキージ後の導電性
接着剤31の表面とが平行に設置しなければならない。
この平行がずれると、導電性接着剤31が半導体装置1
1の突起電極15に配置されなかったり、導電性接着剤
31が半導体装置11の突起電極15だけではなく保護
膜13の上にまで配置されてしまう。
置11の突起電極15の頂部に導電性接着剤31を配置
するとき、半導体装置11の表面とスキージ後の導電性
接着剤31の表面とが平行に設置しなければならない。
この平行がずれると、導電性接着剤31が半導体装置1
1の突起電極15に配置されなかったり、導電性接着剤
31が半導体装置11の突起電極15だけではなく保護
膜13の上にまで配置されてしまう。
【0018】さらにスキージ後の導電性接着剤31の表
面の凹凸や半導体装置11の突起電極15の高さばらつ
きなどを考慮すると、半導体装置11の全面に形成した
複数の突起電極15の頂部に安定して導電性接着剤31
を供給することは非常に難しく、ある一部の端子だけ導
電性接着剤31が半導体装置11の突起電極15に配置
されない危険性が非常に高い。
面の凹凸や半導体装置11の突起電極15の高さばらつ
きなどを考慮すると、半導体装置11の全面に形成した
複数の突起電極15の頂部に安定して導電性接着剤31
を供給することは非常に難しく、ある一部の端子だけ導
電性接着剤31が半導体装置11の突起電極15に配置
されない危険性が非常に高い。
【0019】半導体装置11の全面に形成した複数の突
起電極15の頂部に安定して導電性接着剤31を供給す
るには、半導体装置11の突起電極15を突起電極15
の高さの1/3程度スキージして平らになった導電性接
着剤31に漬けなければならないため、半導体装置置1
1の突起電極15の頂部に半円球状に配置されるのが現
状である。
起電極15の頂部に安定して導電性接着剤31を供給す
るには、半導体装置11の突起電極15を突起電極15
の高さの1/3程度スキージして平らになった導電性接
着剤31に漬けなければならないため、半導体装置置1
1の突起電極15の頂部に半円球状に配置されるのが現
状である。
【0020】〔発明の目的〕本発明の目的は、上記の課
題点を解決して、隣接する端子間の距離が狭くなって
も、導電性接着剤が隣接する端子と短絡しない、半導体
装置の実装構造を提供することにある。
題点を解決して、隣接する端子間の距離が狭くなって
も、導電性接着剤が隣接する端子と短絡しない、半導体
装置の実装構造を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の半導体装置においては、下記記載の構成
を採用する。
めに、本発明の半導体装置においては、下記記載の構成
を採用する。
【0022】半導体装置の突起電極は長円形状に接続電
極パッドの上と保護膜の上とに跨がり設け、接続電極パ
ッドの上に設けた突起電極の頂部より保護膜の上に設け
た突起電極の頂部が高くなるように配置する。さらに、
接続電極パッドを近接する端子の一線状の位置に設け、
保護膜の上に設ける突起電極を近接する端子の一線状の
位置からずらした場所に設ける構造を採用した。
極パッドの上と保護膜の上とに跨がり設け、接続電極パ
ッドの上に設けた突起電極の頂部より保護膜の上に設け
た突起電極の頂部が高くなるように配置する。さらに、
接続電極パッドを近接する端子の一線状の位置に設け、
保護膜の上に設ける突起電極を近接する端子の一線状の
位置からずらした場所に設ける構造を採用した。
【0023】〔作用〕半導体装置11の接続電極パッド
12の上に設けた突起電極15の頂部は、保護膜13の
上に設けた突起電極15の頂部より、接続電極パッド1
2の厚さと保護膜13の厚さとの差分だけ高さが低くな
る。
12の上に設けた突起電極15の頂部は、保護膜13の
上に設けた突起電極15の頂部より、接続電極パッド1
2の厚さと保護膜13の厚さとの差分だけ高さが低くな
る。
【0024】半導体装置11の突起電極15と基板21
の透明電極22との間に導電性接着剤31を介在させて
接続したとき、接続電極パッド12の上に設けた突起電
極15の部分からはみだす導電性接着剤31の量は、保
護膜13の上に設けた突起電極15の部分からはみだす
導電性接着剤31の量より少ない。
の透明電極22との間に導電性接着剤31を介在させて
接続したとき、接続電極パッド12の上に設けた突起電
極15の部分からはみだす導電性接着剤31の量は、保
護膜13の上に設けた突起電極15の部分からはみだす
導電性接着剤31の量より少ない。
【0025】導電性接着剤31のはみだす量が少ない接
続電極パッド12の上に設けた突起電極15の部分が近
接する端子との最接近部分になり、導電性接着剤31の
はみだす量が多い保護膜13の上に設けた突起電極15
の部分が接近しないように互い違いに位置をずらして突
起電極15を半導体装置11に配置した。このことによ
り近接する端子の距離を狭くしても導電性接着剤が隣接
する端子と短絡しない、従来に無い微細な半導体装置実
装を実現できる。
続電極パッド12の上に設けた突起電極15の部分が近
接する端子との最接近部分になり、導電性接着剤31の
はみだす量が多い保護膜13の上に設けた突起電極15
の部分が接近しないように互い違いに位置をずらして突
起電極15を半導体装置11に配置した。このことによ
り近接する端子の距離を狭くしても導電性接着剤が隣接
する端子と短絡しない、従来に無い微細な半導体装置実
装を実現できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を実施
するための最良の形態における半導体装置の実装構造を
説明する。
するための最良の形態における半導体装置の実装構造を
説明する。
【0027】〔第1の実施形態:図1から図6〕第1の
実施形態を図1から図6を用いて説明する。図1は半導
体装置の実装構造を示す断面図、図2,図3は半導体装
置を示す平面図、図4は半導体装置を示す断面図、図5
は半導体装置の突起電極の頂部に導電性接着剤を配置す
る方法を説明するための断面図、図6は半導体装置と基
板とを接続したときの導電性接着剤のはみだす状況を示
す平面図である。
実施形態を図1から図6を用いて説明する。図1は半導
体装置の実装構造を示す断面図、図2,図3は半導体装
置を示す平面図、図4は半導体装置を示す断面図、図5
は半導体装置の突起電極の頂部に導電性接着剤を配置す
る方法を説明するための断面図、図6は半導体装置と基
板とを接続したときの導電性接着剤のはみだす状況を示
す平面図である。
【0028】図2に示すように、半導体装置11は半導
体装置11の半導体素子形成面に設けたアルミニウムか
らなる膜厚1μmの接続電極パッド12を配置する。こ
の接続電極パッド12は半導体装置11の外周部に一線
状に形成する。半導体素子の保護を目的とする保護膜1
3を接続電極パッド12が開口露出するように設ける。
保護膜13は膜厚3μm形成する。
体装置11の半導体素子形成面に設けたアルミニウムか
らなる膜厚1μmの接続電極パッド12を配置する。こ
の接続電極パッド12は半導体装置11の外周部に一線
状に形成する。半導体素子の保護を目的とする保護膜1
3を接続電極パッド12が開口露出するように設ける。
保護膜13は膜厚3μm形成する。
【0029】図3に示すように、突起電極15は接続電
極パッドの上と保護膜13の上とに跨り長円形状に設け
る。保護膜13の上に設けた突起電極15が隣り合う端
子と互い違いになるように位置をずらして配置する。
極パッドの上と保護膜13の上とに跨り長円形状に設け
る。保護膜13の上に設けた突起電極15が隣り合う端
子と互い違いになるように位置をずらして配置する。
【0030】図4に示すように、半導体装置11の接続
電極パッド12と半導体装置11の保護膜13との上と
に跨り設けた突起電極15は、バリアメタル層15aと
突起電極層15bからなり、突起電極15の頂部に導電
性接着剤31を選択的に配置するために、バリアメタル
層15aと突起電極層15bとを合わせ高さ20μm必
要となる。
電極パッド12と半導体装置11の保護膜13との上と
に跨り設けた突起電極15は、バリアメタル層15aと
突起電極層15bからなり、突起電極15の頂部に導電
性接着剤31を選択的に配置するために、バリアメタル
層15aと突起電極層15bとを合わせ高さ20μm必
要となる。
【0031】バリアメタル層15aと突起電極層15b
とを合わせて高さ20μm以下にすると、導電性接着剤
31が半導体装置11の突起電極15の頂部だけではな
く、保護膜13の上にもに配置されて隣の端子と短絡す
る不良になる。
とを合わせて高さ20μm以下にすると、導電性接着剤
31が半導体装置11の突起電極15の頂部だけではな
く、保護膜13の上にもに配置されて隣の端子と短絡す
る不良になる。
【0032】バリアメタル層15aと突起電極層15b
とを合わせて高さ20μm以上形成すると、突起電極層
15bをメッキ法で形成するため等方成長し突起電極1
5の直径が大きくなり微細接続を目的とした半導体装置
実装には不向きである。また、バリアメタル層15aを
厚く形成すると、バリアメタル層15aの加工が非常に
難しくなる。
とを合わせて高さ20μm以上形成すると、突起電極層
15bをメッキ法で形成するため等方成長し突起電極1
5の直径が大きくなり微細接続を目的とした半導体装置
実装には不向きである。また、バリアメタル層15aを
厚く形成すると、バリアメタル層15aの加工が非常に
難しくなる。
【0033】半導体装置11の接続電極パッド12上に
設けた突起電極15の頂部は、保護膜13の上に設けた
突起電極15の頂部より、接続電極パッド12の厚さ1
μmと保護膜13の厚さ3μmとの差分の2μm高さが
低くなる。
設けた突起電極15の頂部は、保護膜13の上に設けた
突起電極15の頂部より、接続電極パッド12の厚さ1
μmと保護膜13の厚さ3μmとの差分の2μm高さが
低くなる。
【0034】半導体装置11の突起電極15の頂部に、
導電性接着剤31を選択的に配置する。導電性接着剤3
1はエポキシ系の接着剤に金,銀,銅,アルミニウム,
ニッケルなどの導電粒を混入して構成する。
導電性接着剤31を選択的に配置する。導電性接着剤3
1はエポキシ系の接着剤に金,銀,銅,アルミニウム,
ニッケルなどの導電粒を混入して構成する。
【0035】図1に示すように、ガラスからなる基板2
1の上に、半導体装置11の突起電極15に対応する透
明電極22を設ける。透明電極22はITOを用いて、
膜厚0.2μm設ける。半導体装置11の突起電極15
と基板21の透明電極22との間に、導電性接着剤31
を介在させ電気的接続を得る。さらに半導体装置11と
基板21との接続を長期的に保持するため、封止樹脂3
2を半導体装置11と基板21との隙間に設ける。
1の上に、半導体装置11の突起電極15に対応する透
明電極22を設ける。透明電極22はITOを用いて、
膜厚0.2μm設ける。半導体装置11の突起電極15
と基板21の透明電極22との間に、導電性接着剤31
を介在させ電気的接続を得る。さらに半導体装置11と
基板21との接続を長期的に保持するため、封止樹脂3
2を半導体装置11と基板21との隙間に設ける。
【0036】つぎに第1の実施形態における、半導体装
置の実装構造を形成するための製造方法を説明する。図
4に示すように、半導体装置11の素子形成表面にアル
ミニウムからなる接続電極パッド12を外部と接続する
ために厚さ1μm形成する。この接続電極パッド12は
半導体装置11の外周部に一線状に形成する。
置の実装構造を形成するための製造方法を説明する。図
4に示すように、半導体装置11の素子形成表面にアル
ミニウムからなる接続電極パッド12を外部と接続する
ために厚さ1μm形成する。この接続電極パッド12は
半導体装置11の外周部に一線状に形成する。
【0037】さらに、アルミニウム電極12を含む半導
体装置11の全面に、半導体素子の保護を目的とする保
護膜13を形成する。この保護膜13は一般的にリン
(P)を含有したシリコン酸化膜,窒化シリコン膜など
の無機質膜や、ポリイミド樹脂等の有機質膜や、これら
の積層構造を用い、形成する膜厚は3μmである。その
後、所定のマスクを用いて露光現像処理を行なうフォト
ソリグラフィーとエッチングにより接続電極パッド12
が露出するように保護膜13を開口する。
体装置11の全面に、半導体素子の保護を目的とする保
護膜13を形成する。この保護膜13は一般的にリン
(P)を含有したシリコン酸化膜,窒化シリコン膜など
の無機質膜や、ポリイミド樹脂等の有機質膜や、これら
の積層構造を用い、形成する膜厚は3μmである。その
後、所定のマスクを用いて露光現像処理を行なうフォト
ソリグラフィーとエッチングにより接続電極パッド12
が露出するように保護膜13を開口する。
【0038】突起電極15は、バリアメタル層15aと
突起電極層15bからなる。バリアメタル層15aは接
続電極パッド12との接着および拡散防止さらに突起電
極層15bを形成する電解メッキの共通電極膜として用
いる。
突起電極層15bからなる。バリアメタル層15aは接
続電極パッド12との接着および拡散防止さらに突起電
極層15bを形成する電解メッキの共通電極膜として用
いる。
【0039】バリアメタル層15aは半導体装置11の
全面にアルミニウム,クロム,銅,ニッケル,チタン等
の金属多層膜を、それぞれ0.1〜10μmの厚さでス
パッタリング法や真空蒸着法等の方法で形成する。
全面にアルミニウム,クロム,銅,ニッケル,チタン等
の金属多層膜を、それぞれ0.1〜10μmの厚さでス
パッタリング法や真空蒸着法等の方法で形成する。
【0040】つぎに半導体装置11の上に形成したバリ
アメタル層15aの全面に、感光性レジストからなるメ
ッキレジストを厚さ5μm形成する。その後、所定のマ
スクを用いて露光現像処理を行なうフォトリソグラフィ
ーにより、接続電極パッド12と保護膜13との上に開
口部を設ける。保護膜13の上に設ける突起電極15は
隣り合う端子と互い違いになるように位置をずらして配
置する。
アメタル層15aの全面に、感光性レジストからなるメ
ッキレジストを厚さ5μm形成する。その後、所定のマ
スクを用いて露光現像処理を行なうフォトリソグラフィ
ーにより、接続電極パッド12と保護膜13との上に開
口部を設ける。保護膜13の上に設ける突起電極15は
隣り合う端子と互い違いになるように位置をずらして配
置する。
【0041】その後、銅や金などの金属からなる突起電
極15の突起電極層15bを電解メッキ法にて形成す
る。突起電極15は導電性接着剤31を選択的に突起電
極15の頂部だけに配置するために、バリアメタル層1
5aと突起電極層15bとを合わせ高さ20μm形成す
る。その後不用になったメッキレジストを除去し、さら
に突起電極15をエッチングのマスクとしてバリアメタ
ル層15aを除去する。
極15の突起電極層15bを電解メッキ法にて形成す
る。突起電極15は導電性接着剤31を選択的に突起電
極15の頂部だけに配置するために、バリアメタル層1
5aと突起電極層15bとを合わせ高さ20μm形成す
る。その後不用になったメッキレジストを除去し、さら
に突起電極15をエッチングのマスクとしてバリアメタ
ル層15aを除去する。
【0042】つぎに突起電極15の頂部に導電性接着剤
31を配置する。導電性接着剤31はエポキシ系の接着
剤に金,銀,銅,アルミニウム,ニッケルなどの導電粒
を混入したものである。導電性接着剤31を半導体装置
11の突起電極15の頂部に配置する方法としてはディ
ップ法が知られている。図5に示すように、ペースト溜
33に設けたペースト溝34に導電性接着剤31を充填
し、スキージして導電性接着剤31の表面を平にする。
31を配置する。導電性接着剤31はエポキシ系の接着
剤に金,銀,銅,アルミニウム,ニッケルなどの導電粒
を混入したものである。導電性接着剤31を半導体装置
11の突起電極15の頂部に配置する方法としてはディ
ップ法が知られている。図5に示すように、ペースト溜
33に設けたペースト溝34に導電性接着剤31を充填
し、スキージして導電性接着剤31の表面を平にする。
【0043】さらに半導体装置11の突起電極15を突
起電極15の高さの1/3程度ペースト溝34の導電性
接着剤31に漬け、その後引き上げる。このようにし
て、半導体装置11の突起電極15の頂部だけに半円球
状に配置する。
起電極15の高さの1/3程度ペースト溝34の導電性
接着剤31に漬け、その後引き上げる。このようにし
て、半導体装置11の突起電極15の頂部だけに半円球
状に配置する。
【0044】導電性接着剤31の粘度は100〜500
pの範囲にする。導電性接着剤31の粘度が100p未
満になると、半導体装置11の突起電極15の頂部に配
置した導電性接着剤31が保護膜に流れる。また、導電
性接着剤31の粘度が500p以上になると、導電性接
着剤31をスキージしたとき導電性接着剤31の表面の
平坦度が悪くなる。その結果、導電性接着剤31が半導
体装置11の突起電極15の頂部だけではなく、保護膜
の上にもに配置されて隣の端子と短絡する不良になる。
pの範囲にする。導電性接着剤31の粘度が100p未
満になると、半導体装置11の突起電極15の頂部に配
置した導電性接着剤31が保護膜に流れる。また、導電
性接着剤31の粘度が500p以上になると、導電性接
着剤31をスキージしたとき導電性接着剤31の表面の
平坦度が悪くなる。その結果、導電性接着剤31が半導
体装置11の突起電極15の頂部だけではなく、保護膜
の上にもに配置されて隣の端子と短絡する不良になる。
【0045】つぎに基板の製造方法を説明する。図1に
示すようにガラスからなる基板21の全面に透明電極2
2となるITOを、スパッタリング法や真空蒸着法によ
って形成する。形成する膜厚は、0.2μmである。
示すようにガラスからなる基板21の全面に透明電極2
2となるITOを、スパッタリング法や真空蒸着法によ
って形成する。形成する膜厚は、0.2μmである。
【0046】つぎに透明電極22の全面に、感光性樹脂
からなるレジストを厚さ1〜2μm塗布する。半導体装
置11の突起電極15に対応するパターンになるよう
に、所定のマスクを用いて露光現像処理を行う。
からなるレジストを厚さ1〜2μm塗布する。半導体装
置11の突起電極15に対応するパターンになるよう
に、所定のマスクを用いて露光現像処理を行う。
【0047】さらにエッチングによって透明電極22を
パターニングし、さらに不要になったレジストを除去す
る。透明電極22のエッチングは、塩酸系のエッチング
液に漬ける方法が一般的である。また透明電極22のエ
ッチングは、反応性ガスを用いた反応性イオンエッチン
グなどのドライエッチングを用いても可能である。
パターニングし、さらに不要になったレジストを除去す
る。透明電極22のエッチングは、塩酸系のエッチング
液に漬ける方法が一般的である。また透明電極22のエ
ッチングは、反応性ガスを用いた反応性イオンエッチン
グなどのドライエッチングを用いても可能である。
【0048】半導体装置11の突起電極15と基板21
の透明電極22とを双眼顕微鏡などで位置合わせする。
その後、半導体装置11と基板21とを押圧しながら、
半導体装置11の突起電極15と基板21の透明電極2
2との間に、導電性接着剤31を介在させて接続する。
その後、温度80〜100℃で導電性接着剤31を硬化
させる。
の透明電極22とを双眼顕微鏡などで位置合わせする。
その後、半導体装置11と基板21とを押圧しながら、
半導体装置11の突起電極15と基板21の透明電極2
2との間に、導電性接着剤31を介在させて接続する。
その後、温度80〜100℃で導電性接着剤31を硬化
させる。
【0049】さらに、半導体装置11と基板21との接
続を長期的に保持するため、封止樹脂32を半導体装置
11と基板21との隙間に流し込む。封止樹脂32は、
エポキシ系などの有機材料からなる絶縁樹脂を用いる。
その後、温度80〜100℃で封止樹脂32を硬化させ
る。
続を長期的に保持するため、封止樹脂32を半導体装置
11と基板21との隙間に流し込む。封止樹脂32は、
エポキシ系などの有機材料からなる絶縁樹脂を用いる。
その後、温度80〜100℃で封止樹脂32を硬化させ
る。
【0050】第1の実施形態では、半導体装置11の突
起電極15は長円形状に接続電極パッド12の上と保護
膜13の上とに跨って設ける。さらに、接続電極パッド
12を近接する端子の一線状の位置に設け、保護膜13
の上に設ける突起電極15を近接する端子の一線状の位
置からずらした場所に設ける構造を採用した。
起電極15は長円形状に接続電極パッド12の上と保護
膜13の上とに跨って設ける。さらに、接続電極パッド
12を近接する端子の一線状の位置に設け、保護膜13
の上に設ける突起電極15を近接する端子の一線状の位
置からずらした場所に設ける構造を採用した。
【0051】半導体装置11の接続電極パッド12の上
に設けた突起電極15の頂部は、保護膜13の上に設け
た突起電極15の頂部より、接続電極パッド12の厚さ
と保護膜13の厚さとの差分の2μmだけ高さが低くな
る。
に設けた突起電極15の頂部は、保護膜13の上に設け
た突起電極15の頂部より、接続電極パッド12の厚さ
と保護膜13の厚さとの差分の2μmだけ高さが低くな
る。
【0052】図6に示すように、半導体装置11の突起
電極15と基板21の透明電極22とのあいだに導電性
接着剤31を介在させて接続したとき、接続電極パッド
12の上に設けた突起電極15の部分からはみだす導電
性接着剤31の量は、保護膜13の上に設けた突起電極
15の部分からはみだす導電性接着剤31の量より少な
い。
電極15と基板21の透明電極22とのあいだに導電性
接着剤31を介在させて接続したとき、接続電極パッド
12の上に設けた突起電極15の部分からはみだす導電
性接着剤31の量は、保護膜13の上に設けた突起電極
15の部分からはみだす導電性接着剤31の量より少な
い。
【0053】導電性接着剤31のはみだす量が少ない接
続電極パッド12の上に設けた突起電極15の部分が近
接する端子との最接近部分になり、導電性接着剤31の
はみだす量が多い保護膜13の上に設けた突起電極15
の部分が接近しないように互い違いに位置をずらして突
起電極15を半導体装置11に配置した。このことによ
り近接する端子の距離を狭くすることが可能となり、従
来に無い微細な半導体装置実装を実現した。
続電極パッド12の上に設けた突起電極15の部分が近
接する端子との最接近部分になり、導電性接着剤31の
はみだす量が多い保護膜13の上に設けた突起電極15
の部分が接近しないように互い違いに位置をずらして突
起電極15を半導体装置11に配置した。このことによ
り近接する端子の距離を狭くすることが可能となり、従
来に無い微細な半導体装置実装を実現した。
【0054】〔第2の実施形態:図1、図4、図7、お
よび図8〕つぎに第2の実施形態を図面を用いて説明す
る。図1は半導体装置の実装構造を示す断面図、図4は
半導体装置を示す平面図、図7,図8は半導体装置を示
す平面図である。
よび図8〕つぎに第2の実施形態を図面を用いて説明す
る。図1は半導体装置の実装構造を示す断面図、図4は
半導体装置を示す平面図、図7,図8は半導体装置を示
す平面図である。
【0055】第2の実施形態は、接続電極パッドを半導
体装置の全面に分散させて形成した半導体装置におい
て、近接する端子の互いの導電性接着剤のはみだす量が
少ない接続電極パッドの上に設けた突起電極の部分と導
電性接着剤のはみだす量が多い保護膜の上に設けた突起
電極の部分とが相対するように配置し、限られた実装領
域で多端子接続が可能となる半導体装置を例に説明す
る。
体装置の全面に分散させて形成した半導体装置におい
て、近接する端子の互いの導電性接着剤のはみだす量が
少ない接続電極パッドの上に設けた突起電極の部分と導
電性接着剤のはみだす量が多い保護膜の上に設けた突起
電極の部分とが相対するように配置し、限られた実装領
域で多端子接続が可能となる半導体装置を例に説明す
る。
【0056】図7に示すように、半導体装置11は半導
体装置11の半導体素子形成面に設けたアルミニウムか
らなる膜厚1μmの接続電極パッド12を配置する。こ
の接続電極パッド12は限られた実装領域で高密度高精
細化を実現するため、接続電極パッド12を半導体装置
11の半導体素子形成面の全面に分散させ設ける。
体装置11の半導体素子形成面に設けたアルミニウムか
らなる膜厚1μmの接続電極パッド12を配置する。こ
の接続電極パッド12は限られた実装領域で高密度高精
細化を実現するため、接続電極パッド12を半導体装置
11の半導体素子形成面の全面に分散させ設ける。
【0057】接続電極パッド12は、隣り合う端子が互
い違いになるように接続電極パッド12の位置をずらし
て配置する。半導体素子の保護を目的とする保護膜13
を接続電極パッド12が開口露出するように設ける。
い違いになるように接続電極パッド12の位置をずらし
て配置する。半導体素子の保護を目的とする保護膜13
を接続電極パッド12が開口露出するように設ける。
【0058】図8に示すように、突起電極15は接続電
極パッドの上と保護膜13の上とに跨り長円形状に設け
る。保護膜13の上に設けた突起電極15が隣り合う端
子と互い違いになるように位置をずらして配置する。
極パッドの上と保護膜13の上とに跨り長円形状に設け
る。保護膜13の上に設けた突起電極15が隣り合う端
子と互い違いになるように位置をずらして配置する。
【0059】図4に示すように、半導体装置11の接続
電極パッド12と半導体装置11の保護膜13との上と
に跨り設けた突起電極15は、バリアメタル層15aと
突起電極層15bからなり、突起電極15の頂部に導電
性接着剤31を選択的に配置するために、バリアメタル
層15aと突起電極層15bとを合わせ高さ20μm必
要となる。
電極パッド12と半導体装置11の保護膜13との上と
に跨り設けた突起電極15は、バリアメタル層15aと
突起電極層15bからなり、突起電極15の頂部に導電
性接着剤31を選択的に配置するために、バリアメタル
層15aと突起電極層15bとを合わせ高さ20μm必
要となる。
【0060】半導体装置11の突起電極15の頂部に、
導電性接着剤31を選択的に配置する。導電性接着剤3
1はエポキシ系の接着剤に金,銀,銅,アルミニウム,
ニッケルなどの導電粒を混入して構成する。
導電性接着剤31を選択的に配置する。導電性接着剤3
1はエポキシ系の接着剤に金,銀,銅,アルミニウム,
ニッケルなどの導電粒を混入して構成する。
【0061】図1に示すように、ガラスからなる基板2
1上に、突起電極15に対応する透明電極22を設け
る。透明電極22はITOを用いて、膜厚0.2μm設
ける。半導体装置11の突起電極15と基板21の透明
電極22との間に、導電性接着剤31を介在させ電気的
接続を得る。さらに半導体装置11と基板21との接続
を長期的に保持するため、封止樹脂32を半導体装置1
1と基板21との隙間に設ける。
1上に、突起電極15に対応する透明電極22を設け
る。透明電極22はITOを用いて、膜厚0.2μm設
ける。半導体装置11の突起電極15と基板21の透明
電極22との間に、導電性接着剤31を介在させ電気的
接続を得る。さらに半導体装置11と基板21との接続
を長期的に保持するため、封止樹脂32を半導体装置1
1と基板21との隙間に設ける。
【0062】第2の実施形態における、半導体装置の実
装構造を形成するための製造方法は第1の実施形態と同
じ方法を用いる。
装構造を形成するための製造方法は第1の実施形態と同
じ方法を用いる。
【0063】第2の実施形態は、半導体装置11の突起
電極15は長円形状に接続電極パッド12の上と保護膜
13の上とに跨って設ける。さらに、保護膜13の上に
設ける突起電極15および接続電極パッド12を近接す
る端子の一線状の位置からずらした場所に設ける構造を
採用した。
電極15は長円形状に接続電極パッド12の上と保護膜
13の上とに跨って設ける。さらに、保護膜13の上に
設ける突起電極15および接続電極パッド12を近接す
る端子の一線状の位置からずらした場所に設ける構造を
採用した。
【0064】半導体装置11の接続電極パッド12の上
に設けた突起電極15の頂部は、保護膜13の上に設け
た突起電極15の頂部より、接続電極パッド12の厚さ
と保護膜13の厚さとの差分の2μmだけ高さが低くな
る。
に設けた突起電極15の頂部は、保護膜13の上に設け
た突起電極15の頂部より、接続電極パッド12の厚さ
と保護膜13の厚さとの差分の2μmだけ高さが低くな
る。
【0065】半導体装置11の突起電極15と基板21
の透明電極22とのあいだに導電性接着剤31を介在さ
せて接続したとき、接続電極パッド12の上に設けた突
起電極15の部分からはみだす導電性接着剤31の量
は、保護膜13の上に設けた突起電極15の部分からは
みだす導電性接着剤31の量より少ない。
の透明電極22とのあいだに導電性接着剤31を介在さ
せて接続したとき、接続電極パッド12の上に設けた突
起電極15の部分からはみだす導電性接着剤31の量
は、保護膜13の上に設けた突起電極15の部分からは
みだす導電性接着剤31の量より少ない。
【0066】近接する端子の互いの導電性接着剤31の
はみだす量が少ない接続電極パッド12の上に設けた突
起電極15の部分と導電性接着剤31のはみだす量が多
い保護膜13の上に設けた突起電極15の部分とが相対
するように配置した。このことにより近接する端子の距
離を狭くすることが可能となり、限られた実装領域で多
端子接続が可能となる。
はみだす量が少ない接続電極パッド12の上に設けた突
起電極15の部分と導電性接着剤31のはみだす量が多
い保護膜13の上に設けた突起電極15の部分とが相対
するように配置した。このことにより近接する端子の距
離を狭くすることが可能となり、限られた実装領域で多
端子接続が可能となる。
【0067】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
る半導体装置の実装構造では、突起電極を長円形状に接
続電極パッドの上と保護膜の上とに跨り設け、接続電極
パッドの上に設けた突起電極の頂部より保護膜の上に設
けた突起電極の頂部が高くなることを特徴としている。
る半導体装置の実装構造では、突起電極を長円形状に接
続電極パッドの上と保護膜の上とに跨り設け、接続電極
パッドの上に設けた突起電極の頂部より保護膜の上に設
けた突起電極の頂部が高くなることを特徴としている。
【0068】さらに第1の実施形態では、接続電極パッ
ドを近接する端子の一線状の位置に設け、保護膜の上に
設ける突起電極を近接する端子の一線状の位置からずら
した場所に設ける構造を採用した。
ドを近接する端子の一線状の位置に設け、保護膜の上に
設ける突起電極を近接する端子の一線状の位置からずら
した場所に設ける構造を採用した。
【0069】その結果、近接する端子の最接近部分が、
互いに導電性接着剤31のはみだす量の少ない接続電極
パッド12の上に設けた突起電極15になるため、近接
する端子の距離を狭くすることが可能となり、液晶表示
装置の表示領域から引き出す微細な配線に対応できる微
細ピッチ接続を可能にした。
互いに導電性接着剤31のはみだす量の少ない接続電極
パッド12の上に設けた突起電極15になるため、近接
する端子の距離を狭くすることが可能となり、液晶表示
装置の表示領域から引き出す微細な配線に対応できる微
細ピッチ接続を可能にした。
【0070】また、第2の実施形態では保護膜の上に設
ける突起電極および接続電極パッドを近接する端子の一
線状の位置からずらした場所に設ける構造を採用した。
ける突起電極および接続電極パッドを近接する端子の一
線状の位置からずらした場所に設ける構造を採用した。
【0071】その結果、近接する端子の互いの導電性接
着剤31のはみだす量が少ない接続電極パッド12の上
に設けた突起電極15の部分と導電性接着剤31のはみ
だす量が多い保護膜13の上に設けた突起電極15の部
分とが相対するように配置した。このことにより限られ
た実装領域で多端子接続が可能となり、微細かつ高密度
な半導体装置実装を実現した。
着剤31のはみだす量が少ない接続電極パッド12の上
に設けた突起電極15の部分と導電性接着剤31のはみ
だす量が多い保護膜13の上に設けた突起電極15の部
分とが相対するように配置した。このことにより限られ
た実装領域で多端子接続が可能となり、微細かつ高密度
な半導体装置実装を実現した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における半導体装置の実装構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態における半導体装置を示す平
面図である。
面図である。
【図3】本発明の実施形態における半導体装置を示す平
面図である。
面図である。
【図4】本発明の実施形態における半導体装置を示す断
面図である。
面図である。
【図5】本発明の実施形態および従来技術における、半
導体装置の突起電極に導電性接着剤を配置する方法を説
明するための断面図である。
導体装置の突起電極に導電性接着剤を配置する方法を説
明するための断面図である。
【図6】本発明の実施形態における、半導体装置と基板
とを接続したときの導電性接着剤のはみだす状況を説明
するための平面図である。
とを接続したときの導電性接着剤のはみだす状況を説明
するための平面図である。
【図7】本発明の実施形態における半導体装置を示す平
面図である。
面図である。
【図8】本発明の実施形態における半導体装置を示す平
面図である。
面図である。
【図9】従来技術を説明するための半導体装置の実装構
造を示すの断面図である。
造を示すの断面図である。
【図10】従来技術を説明するための半導体装置を示す
の断面図である。
の断面図である。
11 半導体装置 12 接続電極パッド 13 保護膜 15 突起電極 21 基板 22 透明電極 31 導電性接着剤
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体装置の突起電極を長円形状に、半
導体装置に設けた接続電極パッドの上と、接続電極パッ
ドが開口するように半導体装置全面を覆う保護膜の上と
に跨り設け、接続電極パッドの上に設けた突起電極の頂
部より保護膜の上に設けた突起電極の頂部が高くなるこ
とを特長とする半導体装置。 - 【請求項2】 半導体装置の接続電極パッドを近接する
端子の一線状の位置に設け、半導体装置の保護膜の上に
設ける突起電極を近接する端子の一線状の位置からずら
して互い違いになるように配置することを特長とする請
求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 半導体装置の保護膜の上に設ける突起電
極および半導体装置の接続電極パッドを近接する端子の
一線状の位置からずらして互い違いになるように配置す
ることを特長とする請求項1記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10106253A JPH11297751A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10106253A JPH11297751A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11297751A true JPH11297751A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14428950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10106253A Pending JPH11297751A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11297751A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005265750A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Elpida Memory Inc | プローブカード |
CN1331223C (zh) * | 2000-06-07 | 2007-08-08 | 三菱电机株式会社 | 半导体装置及其制造方法 |
WO2008069044A1 (ja) * | 2006-12-04 | 2008-06-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | 半導体装置 |
JP2013519227A (ja) * | 2010-02-03 | 2013-05-23 | ポリマー・ビジョン・ベー・フェー | 多様な集積回路チップバンプピッチを有する半導体装置 |
JP2014164813A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Hamamatsu Photonics Kk | 光検出ユニット |
-
1998
- 1998-04-16 JP JP10106253A patent/JPH11297751A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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