JPH11297404A - 圧接コネクタ - Google Patents

圧接コネクタ

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JPH11297404A
JPH11297404A JP10099397A JP9939798A JPH11297404A JP H11297404 A JPH11297404 A JP H11297404A JP 10099397 A JP10099397 A JP 10099397A JP 9939798 A JP9939798 A JP 9939798A JP H11297404 A JPH11297404 A JP H11297404A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一旦コネクタハウジングに収容された雄側端
子金具について、必要以上にその雄側端子金具のタブ部
を露出してしまうことが回避できる圧接コネクタを提供
すること。 【解決手段】 コネクタハウジング2には、相手側の雌
コネクタハウジングを収容可能なフード部5と、雄側端
子金具3を収容可能な端子収容部6とが備えられてい
る。端子収容部6は上下二段に形成されており、雄側端
子金具3は背中合わせの状態で収容される。雄側端子金
具3が端子収容部6に収容されると、そのタブ部8はフ
ード部5によって取り囲まれた状態となる。また、コネ
クタハウジング2の上下には、端子収容部6を覆蓋する
カバー部材が装着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧接コネクタに関
する。
【0002】
【従来の技術】図7及び図8には、特開平2−1485
83号に開示された圧接コネクタ100を示した。この
圧接コネクタ100には、圧接端子金具105を高さ方
向に三段、組み込み可能なアウタ部材101が備えられ
ている。このアウタ部材101には、上段の端子金具1
05を組み込むためのスペースが予め一体に形成され、
中段のものと下段のものとは別体のインナ部材102と
して用意され、それぞれアウタ部材101に組み込み可
能となっている。アウタ部材101の後部には角柱状の
組付部104が形成されており、上段の端子金具105
を収容する部分は端子収容室106となって左右方向へ
4列に仕切られながら上方へ開放して形成されている。
このように、端子収容室106を上方へ開放させるの
は、内部に収容される圧接端子金具105の圧接刃10
8部分を露出させ、被覆電線Wを端子収容室106内に
おいて端子金具105に圧接させるためである。また、
両インナ部材102の後半部も同様な構造の端子収容室
106となって、アウタ部材101に組み付けたときに
それぞれ整合するようになっている。さらに、組付部1
04の側壁には、両インナ部材102に対する係合孔1
09がそれぞれ前後に二箇所ずつ貫通して設けられてい
る。
【0003】一方、両インナ部材102の側面におい
て、前方には両係合孔109に係合可能な係止突部11
0が突設され、後側の係合孔109に係合しているとき
には、図7における中段のインナ部材102に示すよう
に、端子収容室106が段違いの状態で突出するように
し、前側の係合孔109に係合しているときには、図8
に示すように、端子収容室106同士が整合するように
なる。また、両部材101,102の側面における後方
には、左右一対のロック突部111が突設されている。
【0004】また、この圧接コネクタ100は、これら
両部材101,102の他に、ロック突部111に係合
して、両部材101,102間を連結保持しかつ上段の
端子収容室106を覆い隠すためのロック部材107が
備えられている。ロック部材107には、ロック孔部1
12が設けられており、両部材101,102のロック
突部111に嵌まり込むことができる。
【0005】このように構成されたコネクタを組付ける
には、まず、各端子収容室106に端子金具105を収
容した後に、インナ部材102を組付部104に挿入す
ることで、係合孔109と係止突部110とを係合させ
る。こうして、インナ部材102の前側における前後上
下方向の位置決めがなされる。次に、アウタ部材101
の上方からロック部材107を組付けることにより、ロ
ック孔部112とロック突部111とを嵌合させる。こ
うして、両部材101,102間の連結力が強化される
とともに、インナ部材102の後側における前後上下方
向の位置決めがなされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この圧接コ
ネクタ100では中段と下段のインナ部材102がこれ
ら自体に相互を直接につなぎ止めるものがなく、これら
に対する特に後ろ半分の連結力はロック部材107に専
ら依存している。しかし、インナ部材102は外部に露
出した状態にあるため、外力を受けやすく、そのような
場合にはインナ部材102同士の位置ずれを生じ、端子
収容室106相互にピッチずれの問題を生じたり、意図
しない状況においてロック部材107の外れの問題が生
じ得る。
【0007】また、圧接コネクタ100の組付けが完了
した後に、メンテナンス等のために端子金具105を取
り替える場合がある。そのような場合には、上記した組
付け手順を逆にして、まずロック部材107を圧接コネ
クタ100から取り外した後に、インナ部材102を組
付部104から取り外さねばならない。このとき、たと
え一つの端子金具105を取り替える場合でも、その端
子金具105が収容されているインナ部材102ごと取
り出さなければならない。すると、そのインナ部材10
2に収容された端子金具105のタブ部105Aは、外
部に露出した状態となってしまう。タブ部105Aは細
い突起状のものであるため、このように剥き出しのまま
であると、異物の接触によって変形や破損のおそれがあ
る。
【0008】本発明は、上記事情した諸事情に鑑みてな
されたもので、その目的は、一旦コネクタハウジングに
収容された雄側端子金具について、必要以上にその雄側
端子金具のタブ部を露出してしまうことが回避できる圧
接コネクタを提供するところにある。
【0009】また、別の目的は、各端子収容部間にピッ
チずれが発生することを回避できる圧接コネクタを提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係る圧接コネクタは、被覆電線を
押し込むことでその被覆部分に切り込んで内部の導線部
分と電気的に連結する圧接部と、相手側の雌側端子金具
に連結可能なタブ部とを設けてなる雄側端子金具を、そ
の圧接部を上下二方向へ露出させつつコネクタハウジン
グ内に背中合わせ状にかつ上下二段に組み込むことによ
り、前記圧接部に対する被覆電線の押し込み作業をコネ
クタハウジング内において可能とし、押し込み作業後に
カバー部材によって圧接部を覆蓋可能とするものであっ
て、前記コネクタハウジングが前記圧接部を露出させる
開放部位は、前記タブ部を取り囲むフード部より後方と
してあることを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
であって、前記コネクタハウジングには、前記圧接部を
上下二段に配列可能とする端子収容部と、前記フード部
とが一体に形成されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、端
子金具をハウジング内に収容した後は、タブ部がフード
部によって四方から取り囲まれる。このため、その後に
は、メンテナンス等のために端子金具を取り替える場合
においても、タブが外部からの力によって変形や損傷を
受けることが回避される。
【0013】請求項2の発明によれば、コネクタハウジ
ングには、端子収容部とフード部とが一体に形成されて
いる。このため、従来のように、端子収容部とフード部
とを別々に形成した場合に比べると、上下の端子収容部
の間にピッチずれが発生することが回避される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図1〜図6を参照しつつ詳細に説明する。図1は、
本実施形態の圧接コネクタ1を組付ける前の様子を示し
たものである。この圧接コネクタ1には、雄側端子金具
3を収容可能なコネクタハウジング2と、このコネクタ
ハウジング2に組み付けられる二つのカバー部材4とが
備えられている。
【0015】まず、この圧接コネクタ1に収容される雄
側端子金具3について説明する。雄側端子金具3は、図
2等に示すように、導電性板材を折曲げ加工されてな
り、図示しない相手側の雌端子金具に連結可能とされて
いる。この雄側端子金具3は、被覆電線7が上方から圧
接されることにより、被覆電線7と雄側端子金具3との
電気的接続がなされるため、圧接端子金具と称される。
雄側端子金具3の前方には、相手側の雌端子金具に連結
可能なタブ部8が突設されており、その後方には、端子
収容部6に係合する抜止片9が撓み変形可能に折曲げ形
成されている。また、雄側端子金具3の左右両側部に
は、一対の側壁10が折り立てられている。この両側壁
10の間には、抜止片9が設けられている側に、被覆電
線7を挿入するための電線挿入溝11が開放されてい
る。また、両側壁10の後方には、被覆電線7をかしめ
付ける左右一対のバレル12が前後方向にずれた位置に
突設されている。さらに、両側壁10の中央部分には、
前後に一対の圧接部13が電線挿入溝11側に切り起こ
されている。各圧接部13は、両側壁10に対称的に設
けられており、両圧接部13の先端に対向する溝の幅
は、被覆電線7の被覆部分よりも小さくされている。圧
接部13の先端には刃が形成されており、電線挿入溝1
1に被覆電線7を押し込むと、圧接部13により被覆部
分が切り込まれる。すると、被覆電線7の内部にある芯
線部分と圧接部13とが接触し、被覆電線7と雄側端子
金具3とが電気的に接続される。
【0016】コネクタハウジング2は樹脂により一体に
成型されており、その前側には相手側の雌コネクタハウ
ジング(図示せず)を収容可能なフード部5が備えられ
ている。また、フード部5の後側には、雄側端子金具3
を収容可能な端子収容部6が備えられている。フード部
5は角筒状に形成されており、その内部には雄側端子金
具3のタブ部8が位置するようになっている。
【0017】また、コネクタハウジング2の後部の端子
収容部6は、上下二段に形成されており、それぞれ上下
逆向きの構成とされている。このため、上下の端子収容
部6に収容される雄側端子金具3はそれぞれ背中(電線
挿入溝11が開放する側とは逆側)合わせとされるよう
になっている。なお、コネクタハウジング2の上下に設
けられている端子収容部6は同様の構成とされているた
め、ここでは図1において上側に見られるものを説明す
る。コネクタハウジング2の両側壁14間は、均等幅で
前後方向に突設された区画壁15により区画されてお
り、各区画部分が端子収容部6とされる。端子収容部6
の前側では、両側壁14が連結されて蓋部16とされて
おり、この蓋部16により端子収容部6の前側は角筒状
とされている。また、端子収容部6の前端には、フード
部5との間に仕切壁18が形成されている。この仕切壁
18には、雄側端子金具3のタブ部8の挿入を許容する
タブ孔19が設けられている(図4,6を参照)。雄側
端子金具3が端子収容部6に収容されたときには、タブ
部8はタブ孔19からフード部5内に進入する。また、
蓋部16には、雄側端子金具3の抜止片9に係合して、
雄側端子金具3を抜止めする抜止部17が設けられてい
る。
【0018】また、端子収容部6の中央から後部にかけ
ては、雄側端子金具3の圧接部13を開放する開放部位
23とされている。つまり、コネクタハウジング2が雄
側端子金具3の圧接部13を露出させる開放部位23
は、雄側端子金具3のタブ部8を取り囲むフード部5よ
りも後方に位置している。また、左右側壁14の後端部
分には、カバー部材4を係合するための係合部としての
係合爪20が上下一対に形成されている。係合爪20
は、側壁14の後部を外側から削り込んで肉薄状の凹み
面21として形成し、この凹み面21の中央に側壁14
の外面まで突設させるようにして形成されている。この
係合爪20は、カバー部材4に設けられた係合部である
爪受部22に係合可能とされている。
【0019】次に、カバー部材4について説明する。な
お、カバー部材4は、コネクタハウジング2に上下二つ
の同じものが組付けられる。カバー部材4は樹脂により
略板状に一体に形成されており、コネクタハウジング2
の開放部位23に組み付けられて、雄側端子金具3の圧
接部13を覆蓋する。カバー部材4の幅はコネクタハウ
ジング2の幅と同等とされており、カバー部材4の前後
長さはコネクタハウジング2の開放部位23の長さと同
等とされている。カバー部材4の表面側(カバー部材4
がコネクタハウジング2に組み付けられたときに、圧接
コネクタ1の表面に来る面側)は、面一に形成されてい
る。
【0020】一方、カバー部材4の裏面側には、コネク
タハウジング2の各端子収容部6に収容された雄側端子
金具3の保持力を強化するための構成が設けられてい
る。すなわち、カバー部材4の後側部分において、コネ
クタハウジング2の左右両側壁14の間に位置する部分
は、その他の部分よりも一段高く形成されており、ここ
には区画壁15の先端を受け入れるための区画用溝24
が凹設されている。また、区画用溝24の前端位置に
は、被覆電線7の外径に合わせて湾曲された押さえ面2
5Aを備えた電線保持部25が突設されている。この電
線保持部25は、雄側端子金具3の側壁14の後端縁付
近において、被覆電線7を押さえつけるようになってい
る。また、電線保持部25の前側には、区画壁15の位
置に合わせたところに区画壁27が設けられている。コ
ネクタハウジング2とカバー部材4との区画壁15,2
7が当接することで、各端子収容部6が角筒状に区画さ
れる。また、区画壁27の中間位置には、前後方向に電
線押さえ部28が設けられている。この電線押さえ部2
8は、区画壁27よりも高く突設されており、その後部
は幅広く形成された幅広部28Aとされている。電線押
さえ部28は、雄側端子金具3の電線挿入溝11の内側
に位置して、被覆電線7を押さえ付ける。このとき、幅
広部28Aは、雄側端子金具3の後側の圧接部13より
も、後方に位置するようになっている。
【0021】また、カバー部材4の後端両側部には、左
右一対の爪受部22が裏面側に突設されている。爪受部
22の中央には、コネクタハウジング2の係合爪20が
係合可能な係合孔22Aが凹設されているとともに、爪
受部22全体は拡開方向に僅かに撓み変形可能にされて
いる。爪受部22の厚さは、コネクタハウジング2の側
壁14の外面から凹み面21までの厚さとほぼ同等とさ
れている。また、区画壁27と電線押さえ部28の先端
部分は、その上部側(カバー部材4の裏面から遠い側)
が先端に向かって突設されて係合端29とされている。
この係合端29は、コネクタハウジング2の蓋部16の
後側に係合して、カバー部材4の前側をコネクタハウジ
ング2に係合保持する。
【0022】次に、上記のように構成された、本実施形
態の作用及び効果について、説明する。まず、コネクタ
ハウジング2の各端子収容部6に雄側端子金具3を装着
する。雄側端子金具3の抜止片9を蓋部16の抜止部1
7によって弾性変形させながら押し入れる。抜止片9が
抜止部17を乗り越えると、抜止片9は復帰変形して抜
止部17に係合し、雄側端子金具3が端子収容部6の正
規位置に抜止状態で装着される。このとき、雄側端子金
具3のタブ部8はタブ孔19からフード部5内に進入し
ている。
【0023】全ての雄側端子金具3を端子収容部6に装
着した後に、雄側端子金具3の電線挿入溝11が開放し
ている側に被覆電線7を押し入れる。すると、圧接部1
3が被覆電線7の被覆を切欠き、内部の芯線部分と電気
的に接触する。このときには、バレル12が被覆電線7
を抱きかかえるようにして折り曲げられ、被覆電線7と
雄側端子金具3との連結が完了する。次に、コネクタハ
ウジング2の上下を逆転させて、同様の操作を施し、被
覆電線7と雄側端子金具3とを連結する。
【0024】次に、コネクタハウジング2とカバー部材
4とを組付ける。カバー部材4の前側をコネクタハウジ
ング2側に傾けるようにして、係合端29を蓋部16の
内部に挿入した後、カバー部材4の後部をコネクタハウ
ジング2に押し付ける。すると、係合爪20が爪受部2
2に当接するため、爪受部22が僅かに外側に撓みつつ
組付けが進行する。係合爪20が係合孔22Aに至るま
で押し付けられると、爪受部22が復帰変形して、係合
爪20が係合孔22Aに嵌まり込み、カバー部材4とコ
ネクタハウジング2との組付け操作が終了する。上下二
つのカバー部材4の組付けが終了すると、圧接コネクタ
1の組付け作業が完了する。
【0025】このように、本実施形態によれば、雄側端
子金具3をコネクタハウジング2内に収容した後は、タ
ブ部8がフード部5によって取り囲まれる。このため、
その後には、タブ部8が外部からの力によって変形や損
傷を受けることが回避される。
【0026】また、雄側端子金具3は、各々別々に端子
収容部6に収容されているため、例えばメンテナンス等
のために、雄側端子金具3を交換する場合にも、その雄
側端子金具3のみをコネクタハウジング2から取り外せ
ばよい。このため、従来のように、一段全ての端子金具
105のタブ部105Aが露出してしまう事態が回避さ
れる。
【0027】さらに、コネクタハウジング2には、端子
収容部6とフード部5とが一体に形成されている。この
ため、従来のように、インナ部材102の端子収容室1
06とフード部103とが別々に形成されている場合に
比べると、上下の端子収容部6の間にピッチずれが発生
することが回避される。
【0028】加えて、上下の端子収容部6の構成は同等
とされており、二つのカバー部材4は同じものが使用で
きる。このため、カバー部材4は、一種類で済むため部
品点数を減少できる。
【0029】また、爪受部22の厚さと、凹み面21が
側壁14から凹む幅は、ほぼ同等とされている。このた
め、カバー部材4とコネクタハウジング2とを組付ける
と、爪受部22はコネクタハウジング2の側壁14とほ
ぼ面一となる。従来のように、ロック部材107がアウ
タ部材101の側壁面から一段突設している場合に比べ
ると、圧接コネクタ1の組付けが完了した後に、異物の
衝突等によって、カバー部材4とコネクタハウジング2
との係合が外れてしまう事態を回避できる。
【0030】本発明は前記実施形態に限定されるもので
はなく、例えば次に記載するようなものも本発明の技術
的範囲に含まれる。コネクタハウジングとカバー部材と
は、別体とする必要はなく、例えばヒンジ片によって、
一体に成形してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の圧接コネクタの組付け前の斜視図
【図2】コネクタハウジングに雄側端子金具を装着する
前の斜視図
【図3】圧接コネクタの組付け前の側面図
【図4】圧接コネクタの組付け前の側断面図
【図5】圧接コネクタの側面図
【図6】圧接コネクタの側断面図
【図7】従来例における圧接コネクタの組付け前の斜視
【図8】従来例の圧接コネクタの側断面図
【符号の説明】
1…圧接コネクタ 2…コネクタハウジング 3…雄側端子金具 4…カバー部材 6…端子収容部 7…被覆電線 8…タブ部 13…圧接部 23…開放部位

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆電線を押し込むことでその被覆部分
    に切り込んで内部の導線部分と電気的に連結する圧接部
    と、相手側の雌側端子金具に連結可能なタブ部とを設け
    てなる雄側端子金具を、その圧接部を上下二方向へ露出
    させつつコネクタハウジング内に背中合わせ状にかつ上
    下二段に組み込むことにより、前記圧接部に対する被覆
    電線の押し込み作業をコネクタハウジング内において可
    能とし、押し込み作業後にカバー部材によって圧接部を
    覆蓋可能とする圧接コネクタであって、 前記コネクタハウジングが前記圧接部を露出させる開放
    部位は、前記タブ部を取り囲むフード部より後方として
    あることを特徴とする圧接コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記コネクタハウジングには、前記圧接
    部を上下二段に配列可能とする端子収容部と、前記フー
    ド部とが一体に形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の圧接コネクタ。
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