JPH11297162A - 密封式スライドスイッチおよびその製造方法 - Google Patents
密封式スライドスイッチおよびその製造方法Info
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- JPH11297162A JPH11297162A JP10325509A JP32550998A JPH11297162A JP H11297162 A JPH11297162 A JP H11297162A JP 10325509 A JP10325509 A JP 10325509A JP 32550998 A JP32550998 A JP 32550998A JP H11297162 A JPH11297162 A JP H11297162A
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- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H15/00—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for actuation in opposite directions, e.g. slide switch
- H01H15/02—Details
- H01H15/06—Movable parts; Contacts mounted thereon
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-
- H—ELECTRICITY
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- H01H15/00—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for actuation in opposite directions, e.g. slide switch
- H01H15/005—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for actuation in opposite directions, e.g. slide switch adapted for connection with printed circuit boards
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- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H23/00—Tumbler or rocker switches, i.e. switches characterised by being operated by rocking an operating member in the form of a rocker button
- H01H23/02—Details
- H01H23/12—Movable parts; Contacts mounted thereon
- H01H23/14—Tumblers
- H01H23/148—Tumblers actuated by superimposed sliding element
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H9/00—Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
- H01H9/02—Bases, casings, or covers
- H01H9/04—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof casings
Abstract
(57)【要約】
【課題】高い防水機能を発揮することができ、容易に組
み立てることができるとともに、操作が簡単な小型の密
封式スライドスイッチを提供する。 【解決手段】密封式スライドスイッチ１０は、ハウジン
グ２０を貫通してスライド摘み１４の空洞部の中へ入り
込むハンドルを有するトグル機構が採用されている。ハ
ンドルに付設されたＯ−リングは、ハンドルの基端とハ
ウジング２０との間の空間をシールしている。カバー１
２は、ハウジング２０の上方に配置されており、スライ
ド摘み１４を保持している。ハウジング２０の下端に設
置されたプラグは、トグル機構と密封式スライドスイッ
チ１０が設置される回路との間を電気的に接続する外部
端子２８ａ，２８ｂ，２８ｃを有している。
み立てることができるとともに、操作が簡単な小型の密
封式スライドスイッチを提供する。 【解決手段】密封式スライドスイッチ１０は、ハウジン
グ２０を貫通してスライド摘み１４の空洞部の中へ入り
込むハンドルを有するトグル機構が採用されている。ハ
ンドルに付設されたＯ−リングは、ハンドルの基端とハ
ウジング２０との間の空間をシールしている。カバー１
２は、ハウジング２０の上方に配置されており、スライ
ド摘み１４を保持している。ハウジング２０の下端に設
置されたプラグは、トグル機構と密封式スライドスイッ
チ１０が設置される回路との間を電気的に接続する外部
端子２８ａ，２８ｂ，２８ｃを有している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気スイッチに関
するものであり、詳しくは、回転式（起倒式）のトグル
を有する密封式スライドスイッチ（防水型スライドスイ
ッチ）に関するものである。
するものであり、詳しくは、回転式（起倒式）のトグル
を有する密封式スライドスイッチ（防水型スライドスイ
ッチ）に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】密封式スイッチは、腐食物、埃、その他
の不純物によるスイッチの機能の低下、寿命の減少を防
止するために、スイッチをシール（防水）しなければな
らないような用途に、好適に用いられる。さらに、密封
式スイッチは、屈曲状にはんだ付けされた配電盤上にお
いて、スイッチ部分を、短絡させないように保護するた
めに必要とされる。
の不純物によるスイッチの機能の低下、寿命の減少を防
止するために、スイッチをシール（防水）しなければな
らないような用途に、好適に用いられる。さらに、密封
式スイッチは、屈曲状にはんだ付けされた配電盤上にお
いて、スイッチ部分を、短絡させないように保護するた
めに必要とされる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】スライドスイッチのシ
ールは、様々な組立工程においてスイッチを損傷させな
いためスイッチに防護カバーを取り付ける際に、別個の
作業として行われる。このように、シール作業を別個の
作業とすると、スイッチの製造コストが上昇する。他の
シール方法として、スライドスイッチの内部に、シール
手段を設けることもあるが、そのような構成を採用した
場合には、スライドがスムーズでなくなり、スライドさ
せる際の触感が悪くなり、良好なシール機能も得られな
い。
ールは、様々な組立工程においてスイッチを損傷させな
いためスイッチに防護カバーを取り付ける際に、別個の
作業として行われる。このように、シール作業を別個の
作業とすると、スイッチの製造コストが上昇する。他の
シール方法として、スライドスイッチの内部に、シール
手段を設けることもあるが、そのような構成を採用した
場合には、スライドがスムーズでなくなり、スライドさ
せる際の触感が悪くなり、良好なシール機能も得られな
い。
【０００４】米国特許Ｎｏ．４１９１３８７（Ｆｒａｎ
ｃｉｓｓ Ｄ．Ｋｉｒｃｈｏｆｆ１９８０．３．４発
効）は、防水タイプのトグルスイッチについて記述され
ている。スイッチのハウジングは、ナットを締め付けて
Ｏ−リングを加圧することによって防水性を発揮する。
トグルスイッチのハンドルのハウジングの内部は、ハン
ドルの基端の球状部分の外面がかみ合っている横断面の
シールと、球状部分の内面がかみ合っている横断面のシ
ールとによって、トグルを動かす際にも、防水機能を発
揮する。
ｃｉｓｓ Ｄ．Ｋｉｒｃｈｏｆｆ１９８０．３．４発
効）は、防水タイプのトグルスイッチについて記述され
ている。スイッチのハウジングは、ナットを締め付けて
Ｏ−リングを加圧することによって防水性を発揮する。
トグルスイッチのハンドルのハウジングの内部は、ハン
ドルの基端の球状部分の外面がかみ合っている横断面の
シールと、球状部分の内面がかみ合っている横断面のシ
ールとによって、トグルを動かす際にも、防水機能を発
揮する。
【０００５】米国特許Ｎｏ．４４８２７９２（Ｌｅｏ
Ｇｅｒｅｍｉａ １９８８．３．１５発効）は、基端部
の上面の溝をシールしており基端部の周囲まで延設され
たＯ−リングを有する密封式トグルスイッチについて記
述されている。アクチュエータ５０は、ボール状部分が
延設されており、そのボール状部分が、ソケットあるい
はブッシュにフィットし、シール機能を果たすべく、Ｏ
−リングに接した状態で保持される。
Ｇｅｒｅｍｉａ １９８８．３．１５発効）は、基端部
の上面の溝をシールしており基端部の周囲まで延設され
たＯ−リングを有する密封式トグルスイッチについて記
述されている。アクチュエータ５０は、ボール状部分が
延設されており、そのボール状部分が、ソケットあるい
はブッシュにフィットし、シール機能を果たすべく、Ｏ
−リングに接した状態で保持される。
【０００６】米国特許Ｎｏ．４７３１５１１（Ｂｕｄｄ
Ｓｔｅｉｎｈｉｌｂｅｒら １９８８．３．１５発
効）は、トグル式の電気スイッチの上部に配置する装飾
板、およびスライドキャップが記述されている。切換用
トグルは、装飾板の開口部から突出しており、スライド
キャップは、切換用トグルに力を加えるためのカムのよ
うな機能を果たして、一つの位置から他の位置へと移動
する。しかしながら、この公報には、スライドスイッチ
をシールする方法については、説明されておらず、ま
た、スライド運動をトグルの運動に効率良く変換するた
めの方法についても、記載されていない。
Ｓｔｅｉｎｈｉｌｂｅｒら １９８８．３．１５発
効）は、トグル式の電気スイッチの上部に配置する装飾
板、およびスライドキャップが記述されている。切換用
トグルは、装飾板の開口部から突出しており、スライド
キャップは、切換用トグルに力を加えるためのカムのよ
うな機能を果たして、一つの位置から他の位置へと移動
する。しかしながら、この公報には、スライドスイッチ
をシールする方法については、説明されておらず、ま
た、スライド運動をトグルの運動に効率良く変換するた
めの方法についても、記載されていない。
【０００７】米国特許Ｎｏ．５１３４２５８（Ｍｅｌｖ
ｉｎ Ａ ． Ｃａｒｒｏｄｕｓ１９９２．７．２８発
効）は、制御、調節のためにスライド機構が付設された
手動式の回路遮断器について記述されている。この回路
遮断器においては、連結部材が、突起が設けられたピン
を通って、ハンドルを覆うように、ハンドルに取り付け
られている。そして、その連結部材は、ハウジングの平
らな表面上を左右にスライドする。しかしながら、この
公報にも、スライドスイッチをシールする方法につい
て、何ら説明されていない。さらに、このような小さな
スイッチにおいて、スライド運動をトグルの運動に変換
させるために小さなピンを使用すると、作動時に、その
ピンが傷付いたり損傷したりすることになる。
ｉｎ Ａ ． Ｃａｒｒｏｄｕｓ１９９２．７．２８発
効）は、制御、調節のためにスライド機構が付設された
手動式の回路遮断器について記述されている。この回路
遮断器においては、連結部材が、突起が設けられたピン
を通って、ハンドルを覆うように、ハンドルに取り付け
られている。そして、その連結部材は、ハウジングの平
らな表面上を左右にスライドする。しかしながら、この
公報にも、スライドスイッチをシールする方法につい
て、何ら説明されていない。さらに、このような小さな
スイッチにおいて、スライド運動をトグルの運動に変換
させるために小さなピンを使用すると、作動時に、その
ピンが傷付いたり損傷したりすることになる。
【０００８】本発明の目的は、Ｏ−リングによってシー
ルされたトグル機構を用いた小型の密封式スライドスイ
ッチを提供することにある。本発明の他の目的は、ハウ
ジングの上方に配置されたスライドを覆っているととも
に、ハウジングの側面に添うように取り付けられたカバ
ーを有する密封式スライドスイッチを提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、防水用の被覆体（ブー
ツ）を用いることなく防水機能を発揮する密封式スライ
ドスイッチを提供することにある。さらに、本発明の他
の目的は、部品点数が少なく容易に組み立てることがで
き、製造コストが低い小型の密封式スライドスイッチを
提供することにある。加えて、本発明の他の目的は、屈
曲状のはんだ付け等の処理が施される回路基板におい
て、回路が短絡しないように用いることが可能な小型の
密封式スライドスイッチを提供することにある。一方、
本発明の他の目的は、簡単に操作することができ、スラ
イドさせる際の触感が良好な密封式スライドスイッチを
提供することにある。
ルされたトグル機構を用いた小型の密封式スライドスイ
ッチを提供することにある。本発明の他の目的は、ハウ
ジングの上方に配置されたスライドを覆っているととも
に、ハウジングの側面に添うように取り付けられたカバ
ーを有する密封式スライドスイッチを提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、防水用の被覆体（ブー
ツ）を用いることなく防水機能を発揮する密封式スライ
ドスイッチを提供することにある。さらに、本発明の他
の目的は、部品点数が少なく容易に組み立てることがで
き、製造コストが低い小型の密封式スライドスイッチを
提供することにある。加えて、本発明の他の目的は、屈
曲状のはんだ付け等の処理が施される回路基板におい
て、回路が短絡しないように用いることが可能な小型の
密封式スライドスイッチを提供することにある。一方、
本発明の他の目的は、簡単に操作することができ、スラ
イドさせる際の触感が良好な密封式スライドスイッチを
提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項１
に記載された発明の構成は、ハウジングと、接地状態を
第１状態から少なくとも第２状態へと２種類以上の状態
に変化させるために、前記ハウジングの上方に設置され
たスライド手段と、接地状態を前記第１状態から少なく
とも前記第２状態へと２種類以上の状態に変化させるた
めに、前記ハウジング内の開口部を挿通して前記スライ
ド手段内の空洞部へ達するハンドルを有しており、前記
ハウジング内に設置された切換手段と、前記切換手段と
前記ハウジングとの間の空間をシールするために、前記
切換手段の前記ハンドルに付設されたシール手段と、前
記スライド手段の上側部分を挿通させる開口部を有して
おり、前記ハウジングの上方に配置され、ハウジングの
側壁を覆うようにハウジングに取り付けられたカバー
と、前記切換手段と電気的に繋がった電気端子を有して
おり、前記ハウジングをシールするために、ハウジング
の下端の開口部分に嵌合固着された接続手段とを有する
密封式スライドスイッチにある。請求項２に記載された
発明の構成は、請求項１に記載された発明において、前
記切換手段を第１状態から少なくとも第２状態へと２種
類以上の状態に切り換えるために、前記カバーの開口部
を挿通した前記スライドが、前記ハウジングの上端を直
線的にスライドすることにある。請求項３に記載された
発明の構成は、請求項１に記載された発明において、前
記切換手段が、トグルであることにある。請求項４に記
載された発明の構成は、請求項１に記載された発明にお
いて、前記切換手段の前記ハンドルに付設されたシール
手段が、Ｏ−リングであることにある。請求項５に記載
された発明の構成は、請求項１に記載された発明におい
て、前記カバーが、側面に、その側面に対して垂直とな
るように、一定の距離を隔てて、一対の設置用突起を設
けたものであることにある。請求項６に記載された発明
の構成は、請求項１に記載された発明において、前記カ
バーが、対向した側面に、それらの側面に対して垂直と
なるように、設置用突起を設けたものであることにあ
る。
に記載された発明の構成は、ハウジングと、接地状態を
第１状態から少なくとも第２状態へと２種類以上の状態
に変化させるために、前記ハウジングの上方に設置され
たスライド手段と、接地状態を前記第１状態から少なく
とも前記第２状態へと２種類以上の状態に変化させるた
めに、前記ハウジング内の開口部を挿通して前記スライ
ド手段内の空洞部へ達するハンドルを有しており、前記
ハウジング内に設置された切換手段と、前記切換手段と
前記ハウジングとの間の空間をシールするために、前記
切換手段の前記ハンドルに付設されたシール手段と、前
記スライド手段の上側部分を挿通させる開口部を有して
おり、前記ハウジングの上方に配置され、ハウジングの
側壁を覆うようにハウジングに取り付けられたカバー
と、前記切換手段と電気的に繋がった電気端子を有して
おり、前記ハウジングをシールするために、ハウジング
の下端の開口部分に嵌合固着された接続手段とを有する
密封式スライドスイッチにある。請求項２に記載された
発明の構成は、請求項１に記載された発明において、前
記切換手段を第１状態から少なくとも第２状態へと２種
類以上の状態に切り換えるために、前記カバーの開口部
を挿通した前記スライドが、前記ハウジングの上端を直
線的にスライドすることにある。請求項３に記載された
発明の構成は、請求項１に記載された発明において、前
記切換手段が、トグルであることにある。請求項４に記
載された発明の構成は、請求項１に記載された発明にお
いて、前記切換手段の前記ハンドルに付設されたシール
手段が、Ｏ−リングであることにある。請求項５に記載
された発明の構成は、請求項１に記載された発明におい
て、前記カバーが、側面に、その側面に対して垂直とな
るように、一定の距離を隔てて、一対の設置用突起を設
けたものであることにある。請求項６に記載された発明
の構成は、請求項１に記載された発明において、前記カ
バーが、対向した側面に、それらの側面に対して垂直と
なるように、設置用突起を設けたものであることにあ
る。
【００１０】請求項７に記載された発明の構成は、上端
に開口部が設けられており下端が開口したハウジングを
有する密封式スライドスイッチと、前記ハウジングの上
方に配置されており、上側部分に空洞部を設けたスライ
ド摘みと、前記ハウジングの上端の前記開口部を挿通
し、前記スライド摘みの前記空洞部内へ至るハンドルを
有するトグルと、前記トグルの前記ハンドルと前記ハウ
ジングの上端の前記開口部との間の空間をシールするた
め、前記ハンドルに付設されており前記トグルの球状部
分の上側に位置したシール手段と、前記スライド摘みの
前記上側部分を挿通させるための開口部を有していると
ともに、前記ハウジングの上方に配置されており、前記
ハウジングの対向する側壁に固着されたカバーと、前記
トグルの基端部分と接地する接点を有しているととも
に、外部に突出した電気端子を有しており、前記ハウジ
ングの下端の開口部分に嵌合固着された接続手段と、前
記スイッチの下側部分をシールするために、前記接続手
段上を覆う第２のシール手段とを有する密封式スライド
スイッチにある。請求項８に記載された発明の構成は、
請求項７に記載された発明において、前記トグルを第１
状態から少なくとも第２状態へと２種類以上の状態に切
り換えるために、前記カバーの開口部を挿通した前記ス
ライドが、前記ハウジングの上端を直線的にスライドす
ることにある。請求項９に記載された発明の構成は、請
求項７に記載された発明において、前記接続手段が、前
記トグルの基端部分から突出したスプリング補助部材を
収納するために、上面に、傾斜状の側壁を有する凹部を
設けたものであることにある。請求項１０に記載された
発明の構成は、請求項７に記載された発明において、前
記カバーが、側面に、その側面に対して垂直となるよう
に、一定の距離を隔てて、一対の設置用突起を設けたも
のであることにある。請求項１１に記載された発明の構
成は、請求項７に記載された発明において、前記カバー
が、対向した側面に、それらの側面に対して垂直となる
ように、設置用突起を設けたものであることにある。
に開口部が設けられており下端が開口したハウジングを
有する密封式スライドスイッチと、前記ハウジングの上
方に配置されており、上側部分に空洞部を設けたスライ
ド摘みと、前記ハウジングの上端の前記開口部を挿通
し、前記スライド摘みの前記空洞部内へ至るハンドルを
有するトグルと、前記トグルの前記ハンドルと前記ハウ
ジングの上端の前記開口部との間の空間をシールするた
め、前記ハンドルに付設されており前記トグルの球状部
分の上側に位置したシール手段と、前記スライド摘みの
前記上側部分を挿通させるための開口部を有していると
ともに、前記ハウジングの上方に配置されており、前記
ハウジングの対向する側壁に固着されたカバーと、前記
トグルの基端部分と接地する接点を有しているととも
に、外部に突出した電気端子を有しており、前記ハウジ
ングの下端の開口部分に嵌合固着された接続手段と、前
記スイッチの下側部分をシールするために、前記接続手
段上を覆う第２のシール手段とを有する密封式スライド
スイッチにある。請求項８に記載された発明の構成は、
請求項７に記載された発明において、前記トグルを第１
状態から少なくとも第２状態へと２種類以上の状態に切
り換えるために、前記カバーの開口部を挿通した前記ス
ライドが、前記ハウジングの上端を直線的にスライドす
ることにある。請求項９に記載された発明の構成は、請
求項７に記載された発明において、前記接続手段が、前
記トグルの基端部分から突出したスプリング補助部材を
収納するために、上面に、傾斜状の側壁を有する凹部を
設けたものであることにある。請求項１０に記載された
発明の構成は、請求項７に記載された発明において、前
記カバーが、側面に、その側面に対して垂直となるよう
に、一定の距離を隔てて、一対の設置用突起を設けたも
のであることにある。請求項１１に記載された発明の構
成は、請求項７に記載された発明において、前記カバー
が、対向した側面に、それらの側面に対して垂直となる
ように、設置用突起を設けたものであることにある。
【００１１】請求項１２に記載された発明の構成は、ハ
ウジングを設ける工程、接地状態を第１状態から少なく
とも第２状態へと２種類以上の状態に切り換えるため
に、前記ハウジングの上方にスライド手段を設置する工
程、接地状態を前記第１状態から少なくとも前記第２状
態へと２種類以上の状態に切り換えるために、切換手段
のハンドルを、前記ハウジング内の開口部を挿通して前
記スライド手段内の空洞部へ達するように設ける工程、
前記切換手段の前記ハンドルに付設されたシール手段に
よって、前記切換手段と前記ハウジングとの間の空間を
シールする工程、前記スライド手段の上側部分を挿通さ
せる開口部を有するカバーを、前記ハウジングの上方に
配置し、ハウジングの側壁を覆うようにハウジングに取
り付ける工程、前記切換手段と電気的に繋がった電気端
子を有する接続手段を、前記ハウジングをシールするた
めに、ハウジングの下端の開口部分に嵌合固着する工程
とを有する密封式スライドスイッチの製造方法にある。
請求項１３に記載された発明の構成は、請求項１２に記
載された発明において、前記ハウジングの上方にスライ
ド手段を設置する工程が、接地状態を第１状態から少な
くとも第２状態へと２種類以上の状態に切り換えるため
に、スライド手段を、前記ハウジングの上端を直線的に
スライドするように設けるものであることにある。請求
項１４に記載された発明の構成は、請求項１２に記載さ
れた発明において、前記切換手段のハンドルを、前記ハ
ウジング内の開口部を挿通して前記スライド手段内の空
洞部へ達するように設ける工程が、トグルのハンドル
を、前記ハウジング内の開口部を挿通して前記スライド
手段内の空洞部へ達するように設ける工程であることに
ある。請求項１５に記載された発明の構成は、請求項１
２に記載された発明において、前記切換手段と前記ハウ
ジングとの間の空間をシールする工程が、Ｏ−リングを
用いてシールする工程であることにある。請求項６に記
載された発明の構成は、請求項１２に記載された発明に
おいて、前記ハウジングの上方に前記カバーを配置する
工程が、前記カバーの側面に、その側面に対して垂直と
なるように、一定の距離を隔てて、一対の設置用突起を
設ける工程を含むものであることにある。請求項１７に
記載された発明の構成は、請求項１２に記載された発明
において、前記ハウジングの上方に前記カバーを配置す
る工程が、前記カバーの対向した側面に、それらの側面
に対して垂直となるように、設置用突起を設ける工程を
含むものであることにある。
ウジングを設ける工程、接地状態を第１状態から少なく
とも第２状態へと２種類以上の状態に切り換えるため
に、前記ハウジングの上方にスライド手段を設置する工
程、接地状態を前記第１状態から少なくとも前記第２状
態へと２種類以上の状態に切り換えるために、切換手段
のハンドルを、前記ハウジング内の開口部を挿通して前
記スライド手段内の空洞部へ達するように設ける工程、
前記切換手段の前記ハンドルに付設されたシール手段に
よって、前記切換手段と前記ハウジングとの間の空間を
シールする工程、前記スライド手段の上側部分を挿通さ
せる開口部を有するカバーを、前記ハウジングの上方に
配置し、ハウジングの側壁を覆うようにハウジングに取
り付ける工程、前記切換手段と電気的に繋がった電気端
子を有する接続手段を、前記ハウジングをシールするた
めに、ハウジングの下端の開口部分に嵌合固着する工程
とを有する密封式スライドスイッチの製造方法にある。
請求項１３に記載された発明の構成は、請求項１２に記
載された発明において、前記ハウジングの上方にスライ
ド手段を設置する工程が、接地状態を第１状態から少な
くとも第２状態へと２種類以上の状態に切り換えるため
に、スライド手段を、前記ハウジングの上端を直線的に
スライドするように設けるものであることにある。請求
項１４に記載された発明の構成は、請求項１２に記載さ
れた発明において、前記切換手段のハンドルを、前記ハ
ウジング内の開口部を挿通して前記スライド手段内の空
洞部へ達するように設ける工程が、トグルのハンドル
を、前記ハウジング内の開口部を挿通して前記スライド
手段内の空洞部へ達するように設ける工程であることに
ある。請求項１５に記載された発明の構成は、請求項１
２に記載された発明において、前記切換手段と前記ハウ
ジングとの間の空間をシールする工程が、Ｏ−リングを
用いてシールする工程であることにある。請求項６に記
載された発明の構成は、請求項１２に記載された発明に
おいて、前記ハウジングの上方に前記カバーを配置する
工程が、前記カバーの側面に、その側面に対して垂直と
なるように、一定の距離を隔てて、一対の設置用突起を
設ける工程を含むものであることにある。請求項１７に
記載された発明の構成は、請求項１２に記載された発明
において、前記ハウジングの上方に前記カバーを配置す
る工程が、前記カバーの対向した側面に、それらの側面
に対して垂直となるように、設置用突起を設ける工程を
含むものであることにある。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の密封式スライドス
イッチの一実施形態について、図面に基づいて詳細に説
明する。図１は、密封式スライドスイッチ１０の斜視図
であり、図２は、密封式スライドスイッチ１０の部分断
面斜視図であり、球状部分５３の上側のハンドル１７の
基端にＯ−リング１８が付設されており、ハンドル１７
の上部がスライド摘み（スライド手段）１４の空洞部１
９の中へ達しているトグル（切換手段）１６が示されて
いる。スライド摘み１４は、ハウジング２０の上方に配
設されており、スライド摘み１４を挿通させるための開
口部１５を有するカバー１２は、ハウジング２０の対向
する側面において、島状部分２４，２６の下方でタブ２
２ａ，２２ｂを折り曲げることによって、スライド摘み
１４をハウジング２０に強固に固着した状態になってい
る。また、回路基板等と接続させるための外部端子２８
ａ，２８ｂ，２８ｃが、ハウジング２０の下側に位置し
たプラグ（接続手段）２１から延設されている。さら
に、設置用突起３０ａ，３０ｂが、所定の距離を隔てた
状態で、カバー１２の側壁３２から突出した状態になっ
ている。それらの設置用突起３０ａ，３０ｂは、回路基
板等に密封式スライドスイッチ１０を強固に取り付ける
ための手段として機能する。
イッチの一実施形態について、図面に基づいて詳細に説
明する。図１は、密封式スライドスイッチ１０の斜視図
であり、図２は、密封式スライドスイッチ１０の部分断
面斜視図であり、球状部分５３の上側のハンドル１７の
基端にＯ−リング１８が付設されており、ハンドル１７
の上部がスライド摘み（スライド手段）１４の空洞部１
９の中へ達しているトグル（切換手段）１６が示されて
いる。スライド摘み１４は、ハウジング２０の上方に配
設されており、スライド摘み１４を挿通させるための開
口部１５を有するカバー１２は、ハウジング２０の対向
する側面において、島状部分２４，２６の下方でタブ２
２ａ，２２ｂを折り曲げることによって、スライド摘み
１４をハウジング２０に強固に固着した状態になってい
る。また、回路基板等と接続させるための外部端子２８
ａ，２８ｂ，２８ｃが、ハウジング２０の下側に位置し
たプラグ（接続手段）２１から延設されている。さら
に、設置用突起３０ａ，３０ｂが、所定の距離を隔てた
状態で、カバー１２の側壁３２から突出した状態になっ
ている。それらの設置用突起３０ａ，３０ｂは、回路基
板等に密封式スライドスイッチ１０を強固に取り付ける
ための手段として機能する。
【００１３】図２は、密封式スイッチ１０の部分断面斜
視図であり、ハンドル１７の基端部分において、トグル
１６にＯ−リング１８が付設された状態を示している。
ハウジング２０の下端に挿入設置されたプラグ２１は、
外部端子２８ａ，２８ｂ，２８ｃおよび内部接点２９
ａ，２９ｂ，２９ｃを備えており、密封式スライドスイ
ッチ１０の内部に、トグル１６を保持している。
視図であり、ハンドル１７の基端部分において、トグル
１６にＯ−リング１８が付設された状態を示している。
ハウジング２０の下端に挿入設置されたプラグ２１は、
外部端子２８ａ，２８ｂ，２８ｃおよび内部接点２９
ａ，２９ｂ，２９ｃを備えており、密封式スライドスイ
ッチ１０の内部に、トグル１６を保持している。
【００１４】図３は、カバー１２の斜視図である。カバ
ー１２は、スライド摘み１４をスライド自在に収納する
ために、上面２５に開口部１５が設けられている。カバ
ー１２は、金属板が折り曲げ形成されたものであり、図
３、図４に示されているように、前後左右の４つの側面
が、上面２５に対して９０度をなすように下方へ折り曲
げられている。なお、カバー１２は、プラスチックの如
き他の材料によって形成することも可能である。金属製
のカバー１２は、２つの設置用突起３０ａ，３０ｂが、
側壁３２に対して外向きに直角に折り曲げ形成されてい
る。かかるカバー１２は、非常に廉価に形成することが
できる。図４は、カバー１２と類似したカバーの変更例
（カバー１３）の斜視図である。カバー１３は、設置用
突起３４ａ，３４ｂが短く、かつ、設置用突起３４ａ，
３４ｂが、それぞれ側面２２，２３に対して外向きに直
角に延設されている点において、カバー１２と異なって
いる。したがって、カバー１３は、密封式スライドスイ
ッチ１０を所定部位に取り付ける際に、カバー１２と異
なる方式で取り付けることができる。密封式スライドス
イッチ１０の使用方法や取付方式に応じて、設置用突起
３４ａ，３４ｂの配置（設置用突起３４ａ，３４ｂを密
封式スライドスイッチ１０の側面２２，２３から延設す
る態様）を変更することができる。
ー１２は、スライド摘み１４をスライド自在に収納する
ために、上面２５に開口部１５が設けられている。カバ
ー１２は、金属板が折り曲げ形成されたものであり、図
３、図４に示されているように、前後左右の４つの側面
が、上面２５に対して９０度をなすように下方へ折り曲
げられている。なお、カバー１２は、プラスチックの如
き他の材料によって形成することも可能である。金属製
のカバー１２は、２つの設置用突起３０ａ，３０ｂが、
側壁３２に対して外向きに直角に折り曲げ形成されてい
る。かかるカバー１２は、非常に廉価に形成することが
できる。図４は、カバー１２と類似したカバーの変更例
（カバー１３）の斜視図である。カバー１３は、設置用
突起３４ａ，３４ｂが短く、かつ、設置用突起３４ａ，
３４ｂが、それぞれ側面２２，２３に対して外向きに直
角に延設されている点において、カバー１２と異なって
いる。したがって、カバー１３は、密封式スライドスイ
ッチ１０を所定部位に取り付ける際に、カバー１２と異
なる方式で取り付けることができる。密封式スライドス
イッチ１０の使用方法や取付方式に応じて、設置用突起
３４ａ，３４ｂの配置（設置用突起３４ａ，３４ｂを密
封式スライドスイッチ１０の側面２２，２３から延設す
る態様）を変更することができる。
【００１５】図５は、密封式スライドスイッチ１０の分
解斜視図であり、密封式スライドスイッチ１０は、カバ
ー１２、スライド摘み１４、ハウジング２０、Ｏ−リン
グ１８を付設したトグル１６、プラグ２１等によって形
成されている。また、図５は、密封式スライドスイッチ
１０の各部品の組み付け順序を明確に示している。スラ
イド摘み１４は、上側部分４０と下側部分４２とを有し
ている。下側部分４２の下端の対向した２つの端縁の下
方には、ハウジング２０の上部に設けられた嵌合凹部４
８，４８に嵌合させるためのフランジ４３，４５が延設
されている。かかる如く、フランジ４３，４５が嵌合凹
部４８，４８に嵌合されるため、スライド摘み１４が、
前後にスライド自在となる（すなわち、嵌合凹部４８
が、スライド摘み１４をスライドさせるための溝として
機能する）。カバー１２は、スライド摘み１４の上方で
あって、ハウジング２０の側方（上方）に配置されてお
り、スライド摘み１４の上側部分４０は、カバー１２の
開口部１５を挿通した状態になっている。カバー１２
は、ハウジング２０の片側に位置したタブ２２ａ，２２
ｂ、およびハウジング２０の反対側にあるタブ２３ａ，
２３ｂ（図示せず）を、それぞれ、テーパ付き柱状部５
４，５６上に巻き付けるようにして（下方に）折り曲げ
ることによって、ハウジング２０に強固に固着されてい
る。
解斜視図であり、密封式スライドスイッチ１０は、カバ
ー１２、スライド摘み１４、ハウジング２０、Ｏ−リン
グ１８を付設したトグル１６、プラグ２１等によって形
成されている。また、図５は、密封式スライドスイッチ
１０の各部品の組み付け順序を明確に示している。スラ
イド摘み１４は、上側部分４０と下側部分４２とを有し
ている。下側部分４２の下端の対向した２つの端縁の下
方には、ハウジング２０の上部に設けられた嵌合凹部４
８，４８に嵌合させるためのフランジ４３，４５が延設
されている。かかる如く、フランジ４３，４５が嵌合凹
部４８，４８に嵌合されるため、スライド摘み１４が、
前後にスライド自在となる（すなわち、嵌合凹部４８
が、スライド摘み１４をスライドさせるための溝として
機能する）。カバー１２は、スライド摘み１４の上方で
あって、ハウジング２０の側方（上方）に配置されてお
り、スライド摘み１４の上側部分４０は、カバー１２の
開口部１５を挿通した状態になっている。カバー１２
は、ハウジング２０の片側に位置したタブ２２ａ，２２
ｂ、およびハウジング２０の反対側にあるタブ２３ａ，
２３ｂ（図示せず）を、それぞれ、テーパ付き柱状部５
４，５６上に巻き付けるようにして（下方に）折り曲げ
ることによって、ハウジング２０に強固に固着されてい
る。
【００１６】図５、図２について言及すると、トグル１
６は、ハウジング２０の内部に挿入設置されており、ハ
ンドル１７が、ハウジング２０の上端に設けられた楕円
形の開口部（図示せず）を貫通し、スライド摘み１４の
上側部分４０の内部に設けられた空洞部１９内へ突入し
た状態になっている。ハンドル１７の基端に付設された
Ｏ−リング１８は、ハンドル１７の球状部分５３と、前
述した楕円形の開口部の周囲のリップ部分５２との間に
配置されており、このＯ−リング１８によって、ハンド
ル１７の基端と、ハウジング２０との間の空間が満たさ
れており、ハンドル１７の基端の周囲がシールされた状
態になっている。なお、ハンドル１７の基端とハウジン
グ２０との間の空間を満たすＯ−リング１８は、その形
状やデザインを、当該分野における技術を利用して、適
宜変更することができる。トグル１６は、ハンドル１７
の位置に応じて、接地（通電）したり遮断したりするた
めに、下端のクリップホルダにクリップ３１が取り付け
られている。
６は、ハウジング２０の内部に挿入設置されており、ハ
ンドル１７が、ハウジング２０の上端に設けられた楕円
形の開口部（図示せず）を貫通し、スライド摘み１４の
上側部分４０の内部に設けられた空洞部１９内へ突入し
た状態になっている。ハンドル１７の基端に付設された
Ｏ−リング１８は、ハンドル１７の球状部分５３と、前
述した楕円形の開口部の周囲のリップ部分５２との間に
配置されており、このＯ−リング１８によって、ハンド
ル１７の基端と、ハウジング２０との間の空間が満たさ
れており、ハンドル１７の基端の周囲がシールされた状
態になっている。なお、ハンドル１７の基端とハウジン
グ２０との間の空間を満たすＯ−リング１８は、その形
状やデザインを、当該分野における技術を利用して、適
宜変更することができる。トグル１６は、ハンドル１７
の位置に応じて、接地（通電）したり遮断したりするた
めに、下端のクリップホルダにクリップ３１が取り付け
られている。
【００１７】トグル１６の下端には、スプリング補助部
材６０の上側の円柱状部分の周囲に配置されたスプリン
グ５８を収納するための柱状孔が設けられている。スプ
リング補助部材６０の下側の部分は、プラグ２１の上側
の凹状面に刻設された凹部６２，６４，６６のうちの１
つに突入した状態になっている。各凹部６２，６４，６
６は、逆向きの円錐状に形成されており（Ｖ字状の側壁
を有しており）、スライド摘み１４が、密封式スライド
スイッチ１０の上部（上端）を横切るようにスライドす
る際に、スプリング補助部材６０の下端が、一つの凹部
（６２，６４，６６）から他の凹部（６２，６４，６
６）へ、容易に移動できるようになっている。すなわ
ち、各凹部６２，６４，６６は、密封式スライドスイッ
チ１０において、スライド摘み１４を、所定の位置で保
持させる機能を果たし、良好な触感を付与するものであ
る。
材６０の上側の円柱状部分の周囲に配置されたスプリン
グ５８を収納するための柱状孔が設けられている。スプ
リング補助部材６０の下側の部分は、プラグ２１の上側
の凹状面に刻設された凹部６２，６４，６６のうちの１
つに突入した状態になっている。各凹部６２，６４，６
６は、逆向きの円錐状に形成されており（Ｖ字状の側壁
を有しており）、スライド摘み１４が、密封式スライド
スイッチ１０の上部（上端）を横切るようにスライドす
る際に、スプリング補助部材６０の下端が、一つの凹部
（６２，６４，６６）から他の凹部（６２，６４，６
６）へ、容易に移動できるようになっている。すなわ
ち、各凹部６２，６４，６６は、密封式スライドスイッ
チ１０において、スライド摘み１４を、所定の位置で保
持させる機能を果たし、良好な触感を付与するものであ
る。
【００１８】さらに、図５、図２について言及すると、
プラグ２１が、ハウジング２０の下端に挿入設置されて
おり、そのことによって、スライドスイッチ１０が閉塞
された状態になっている。プラグ２１は、２つの対向す
る側面の外側に、それぞれ、ハウジング２０の対向する
側面に設けられた開口部５２へ嵌め込むためのテーパー
付きタブ２７が突設されている。プラグ２１は、下端
に、少なくとも３つの外部端子２８ａ，２８ｂ，２８ｃ
が延設されており、それらの外部端子２８ａ，２８ｂ，
２８ｃと接続した少なくとも３つの内部接点 ２９ａ，
２９ｂ，２９ｃを有している。密封式スライドスイッチ
１０が二極タイプのスイッチとして利用される場合に
は、上記した３つの外部端子２８ａ〜２８ｃおよび３つ
の内部接点２９ａ〜２９ｃとは別個に、同様な３つの外
部端子および３つの内部接点が必要となる。内部接点２
９ａ，２９ｂ，２９ｃは、適当な距離を隔てて、一直線
状列に配置されているため、２つの接点が金属製のクリ
ップ３１と接触し、その接触状態を継続することによっ
て、密封式スライドスイッチ１０がＯＮ状態となる（接
地）するようになっている。たとえば、トグル１６が図
２に示される位置にある場合には、金属製のクリップ３
１は、内部接点２９ｂと内部接点２９ｃとを接続し、ト
グル１６が他の位置にある場合（トグル１６の先端が右
側に位置している場合）には、金属製のクリップ３１
は、内部接点２９ａと内部接点２９ｂとを接続する。内
部接点２９ａ，２９ｂ，２９ｃを突設したプラグ２１の
上側面は、トグル１６の下端の凸状部分と当接するよう
に凹状に形成されており、トグル１６が所定位置から他
の位置へ動く際に、スムーズに可動するようになってい
る。プラグ２１は、外部端子２８ａ，２８ｂ，２８ｃと
内部接点２９ａ，２９ｂ，２９ｃとの間を接続するため
の配線を内部に施したプラスチックによって形成されて
いる。ハウジング２０の下端の部分は、プラグ２１が挿
入設置された後に、当該技術分野において良く知られた
エポキシ樹脂（第２のシール手段）によって、シールさ
れた状態になっている。
プラグ２１が、ハウジング２０の下端に挿入設置されて
おり、そのことによって、スライドスイッチ１０が閉塞
された状態になっている。プラグ２１は、２つの対向す
る側面の外側に、それぞれ、ハウジング２０の対向する
側面に設けられた開口部５２へ嵌め込むためのテーパー
付きタブ２７が突設されている。プラグ２１は、下端
に、少なくとも３つの外部端子２８ａ，２８ｂ，２８ｃ
が延設されており、それらの外部端子２８ａ，２８ｂ，
２８ｃと接続した少なくとも３つの内部接点 ２９ａ，
２９ｂ，２９ｃを有している。密封式スライドスイッチ
１０が二極タイプのスイッチとして利用される場合に
は、上記した３つの外部端子２８ａ〜２８ｃおよび３つ
の内部接点２９ａ〜２９ｃとは別個に、同様な３つの外
部端子および３つの内部接点が必要となる。内部接点２
９ａ，２９ｂ，２９ｃは、適当な距離を隔てて、一直線
状列に配置されているため、２つの接点が金属製のクリ
ップ３１と接触し、その接触状態を継続することによっ
て、密封式スライドスイッチ１０がＯＮ状態となる（接
地）するようになっている。たとえば、トグル１６が図
２に示される位置にある場合には、金属製のクリップ３
１は、内部接点２９ｂと内部接点２９ｃとを接続し、ト
グル１６が他の位置にある場合（トグル１６の先端が右
側に位置している場合）には、金属製のクリップ３１
は、内部接点２９ａと内部接点２９ｂとを接続する。内
部接点２９ａ，２９ｂ，２９ｃを突設したプラグ２１の
上側面は、トグル１６の下端の凸状部分と当接するよう
に凹状に形成されており、トグル１６が所定位置から他
の位置へ動く際に、スムーズに可動するようになってい
る。プラグ２１は、外部端子２８ａ，２８ｂ，２８ｃと
内部接点２９ａ，２９ｂ，２９ｃとの間を接続するため
の配線を内部に施したプラスチックによって形成されて
いる。ハウジング２０の下端の部分は、プラグ２１が挿
入設置された後に、当該技術分野において良く知られた
エポキシ樹脂（第２のシール手段）によって、シールさ
れた状態になっている。
【００１９】なお、上記実施形態は、一実施態様に関し
て説明したにすぎない。本発明の趣旨を逸脱することな
く、説明した装置を適宜変更できることは明白である。
それゆえ、上記請求項に記載された発明は、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲内にある全ての変更、改良を含んだ
ものであると言える。
て説明したにすぎない。本発明の趣旨を逸脱することな
く、説明した装置を適宜変更できることは明白である。
それゆえ、上記請求項に記載された発明は、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲内にある全ての変更、改良を含んだ
ものであると言える。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、防水用の被覆体（ブー
ツ）を用いることなく防水機能を発揮する密封式スライ
ドスイッチを得ることができる。また、本発明によれ
ば、部品点数が少なく容易に組み立てることができ、製
造コストが低い小型の密封式スライドスイッチを得るこ
とができる。さらに、本発明によれば、屈曲状のはんだ
付け等の処理が施される回路基板において、回路が短絡
しないように用いることが可能な小型の密封式スライド
スイッチを得ることができる。加えて、本発明によれ
ば、簡単に操作することができ、スライドさせる際の触
感が良好な密封式スライドスイッチを得ることができ
る。
ツ）を用いることなく防水機能を発揮する密封式スライ
ドスイッチを得ることができる。また、本発明によれ
ば、部品点数が少なく容易に組み立てることができ、製
造コストが低い小型の密封式スライドスイッチを得るこ
とができる。さらに、本発明によれば、屈曲状のはんだ
付け等の処理が施される回路基板において、回路が短絡
しないように用いることが可能な小型の密封式スライド
スイッチを得ることができる。加えて、本発明によれ
ば、簡単に操作することができ、スライドさせる際の触
感が良好な密封式スライドスイッチを得ることができ
る。
【図１】密封式スライドスイッチを示す斜視図である。
【図２】密封式スライドスイッチ（ハンドルにＯ−リン
グが付設されておりスライド摘みの内部にハンドルの先
端が位置した密封式スライドスイッチ）の部分断面斜視
図である。
グが付設されておりスライド摘みの内部にハンドルの先
端が位置した密封式スライドスイッチ）の部分断面斜視
図である。
【図３】カバー（所定の取付盤に密封式スライドスイッ
チを強固に固着するために片方の側面に設置用突起を設
けたカバー）の斜視図である。
チを強固に固着するために片方の側面に設置用突起を設
けたカバー）の斜視図である。
【図４】左右両端に２つの小さな設置用突起が設けられ
たカバーの変更例の斜視図である。
たカバーの変更例の斜視図である。
【図５】カバー、スライド、ハウジング、Ｏ−リングが
付設されたトグル、プラグからなる密封式スライドスイ
ッチの分解斜視図である。
付設されたトグル、プラグからなる密封式スライドスイ
ッチの分解斜視図である。
１０・・密封式スライドスイッチ、１２・・カバー、１
３・・カバー、１４・・スライド摘み、１５・・開口
部、１６・・トグル、１７・・ハンドル、１８・・Ｏ−
リング、１９・・空洞部、２０・・ハウジング、２１・
・プラグ、２２・・側面、２２ａ，２２ｂ・・タブ、２
３・・側面、２３ａ，２３ｂ・・タブ、２４・・島状部
分、２５・・上面、２６・・島状部分、２７・・テーパ
付タブ、２８ａ〜２８ｃ・・外部端子、２９ａ〜２９ｃ
・・内部接点、３０・・設置用突起、３１・・クリッ
プ、３２・・側壁、３４ａ，３４ｂ・・設置用突起、４
０・・上側部分、４２・・下側部分、４５・・フラン
ジ、４８・・嵌合凹部、５２・・リップ部分、５３・・
球状部分、５４・・テーパ付柱状部、５６・・テーパ付
柱状部、５８・・スプリング、６０・・スプリング補助
部材、６２，６４、６６・・凹部。
３・・カバー、１４・・スライド摘み、１５・・開口
部、１６・・トグル、１７・・ハンドル、１８・・Ｏ−
リング、１９・・空洞部、２０・・ハウジング、２１・
・プラグ、２２・・側面、２２ａ，２２ｂ・・タブ、２
３・・側面、２３ａ，２３ｂ・・タブ、２４・・島状部
分、２５・・上面、２６・・島状部分、２７・・テーパ
付タブ、２８ａ〜２８ｃ・・外部端子、２９ａ〜２９ｃ
・・内部接点、３０・・設置用突起、３１・・クリッ
プ、３２・・側壁、３４ａ，３４ｂ・・設置用突起、４
０・・上側部分、４２・・下側部分、４５・・フラン
ジ、４８・・嵌合凹部、５２・・リップ部分、５３・・
球状部分、５４・・テーパ付柱状部、５６・・テーパ付
柱状部、５８・・スプリング、６０・・スプリング補助
部材、６２，６４、６６・・凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン ジェイ． ワトソン アメリカ合衆国 02360 マサチューセッ ツ州 ポリマウス マースコットウェイ 11
Claims (17)
- 【請求項１】 ハウジングと、 接地状態を第１状態から少なくとも第２状態へと２種類
以上の状態に変化させるために、前記ハウジングの上方
に設置されたスライド手段と、 接地状態を前記第１状態から少なくとも前記第２状態へ
と２種類以上の状態に変化させるために、前記ハウジン
グ内の開口部を挿通して前記スライド手段内の空洞部へ
達するハンドルを有しており、前記ハウジング内に設置
された切換手段と、 前記切換手段と前記ハウジングとの間の空間をシールす
るために、前記切換手段の前記ハンドルに付設されたシ
ール手段と、 前記スライド手段の上側部分を挿通させる開口部を有し
ており、前記ハウジングの上方に配置され、ハウジング
の側壁を覆うようにハウジングに取り付けられたカバー
と、 前記切換手段と電気的に繋がった電気端子を有してお
り、前記ハウジングをシールするために、ハウジングの
下端の開口部分に嵌合固着された接続手段とを有してい
ることを特徴とする密封式スライドスイッチ。 - 【請求項２】 前記切換手段を第１状態から少なくとも
第２状態へと２種類以上の状態に切り換えるために、前
記カバーの開口部を挿通した前記スライドが、前記ハウ
ジングの上端を直線的にスライドすることを特徴とする
請求項１に記載の密封式スライドスイッチ。 - 【請求項３】 前記切換手段が、トグルであることを特
徴とする請求項１に記載の密封式スライドスイッチ。 - 【請求項４】 前記切換手段の前記ハンドルに付設され
たシール手段が、Ｏ−リングであることを特徴とする請
求項１に記載の密封式スライドスイッチ。 - 【請求項５】 前記カバーが、側面に、その側面に対し
て垂直となるように、一定の距離を隔てて、一対の設置
用突起を設けたものであることを特徴とする請求項１に
記載の密封式スライドスイッチ。 - 【請求項６】 前記カバーが、対向した側面に、それら
の側面に対して垂直となるように、設置用突起を設けた
ものであることを特徴とする請求項１に記載の密封式ス
ライドスイッチ。 - 【請求項７】 上端に開口部が設けられており下端が開
口したハウジングを有する密封式スライドスイッチと、 前記ハウジングの上方に配置されており、上側部分に空
洞部を設けたスライド摘みと、 前記ハウジングの上端の前記開口部を挿通し、前記スラ
イド摘みの前記空洞部内へ至るハンドルを有するトグル
と、 前記トグルの前記ハンドルと前記ハウジングの上端の前
記開口部との間の空間をシールするため、前記ハンドル
に付設されており前記トグルの球状部分の上側に位置し
たシール手段と、 前記スライド摘みの前記上側部分を挿通させるための開
口部を有しているとともに、前記ハウジングの上方に配
置されており、前記ハウジングの対向する側壁に固着さ
れたカバーと、 前記トグルの基端部分と接地する接点を有しているとと
もに、外部に突出した電気端子を有しており、前記ハウ
ジングの下端の開口部分に嵌合固着された接続手段と、 前記スイッチの下側部分をシールするために、前記接続
手段上を覆う第２のシール手段とを有していることを特
徴とする密封式スライドスイッチ。 - 【請求項８】 前記トグルを第１状態から少なくとも第
２状態へと２種類以上の状態に切り換えるために、前記
カバーの開口部を挿通した前記スライドが、前記ハウジ
ングの上端を直線的にスライドすることを特徴とする請
求項７に記載の密封式スライドスイッチ。 - 【請求項９】 前記接続手段が、前記トグルの基端部分
から突出したスプリング補助部材を収納するために、上
面に、傾斜状の側壁を有する凹部を設けたものであるこ
とを特徴とする請求項７に記載の密封式スライドスイッ
チ。 - 【請求項１０】 前記カバーが、側面に、その側面に対
して垂直となるように、一定の距離を隔てて、一対の設
置用突起を設けたものであることを特徴とする請求項７
に記載の密封式スライドスイッチ。 - 【請求項１１】 前記カバーが、対向した側面に、それ
らの側面に対して垂直となるように、設置用突起を設け
たものであることを特徴とする請求項７に記載の密封式
スライドスイッチ。 - 【請求項１２】 ハウジングを設ける工程、 接地状態を第１状態から少なくとも第２状態へと２種類
以上の状態に切り換えるために、前記ハウジングの上方
にスライド手段を設置する工程、 接地状態を前記第１状態から少なくとも前記第２状態へ
と２種類以上の状態に切り換えるために、切換手段のハ
ンドルを、前記ハウジング内の開口部を挿通して前記ス
ライド手段内の空洞部へ達するように設ける工程、 前記切換手段の前記ハンドルに付設されたシール手段に
よって、前記切換手段と前記ハウジングとの間の空間を
シールする工程、 前記スライド手段の上側部分を挿通させる開口部を有す
るカバーを、前記ハウジングの上方に配置し、ハウジン
グの側壁を覆うようにハウジングに取り付ける工程、 前記切換手段と電気的に繋がった電気端子を有する接続
手段を、前記ハウジングをシールするために、ハウジン
グの下端の開口部分に嵌合固着する工程とを有している
ことを特徴とする密封式スライドスイッチの製造方法。 - 【請求項１３】 前記ハウジングの上方にスライド手段
を設置する工程が、 接地状態を第１状態から少なくとも第２状態へと２種類
以上の状態に切り換えるために、スライド手段を、前記
ハウジングの上端を直線的にスライドするように設ける
ものであることを特徴とする請求項１２に記載の密封式
スライドスイッチの製造方法。 - 【請求項１４】 前記切換手段のハンドルを、前記ハウ
ジング内の開口部を挿通して前記スライド手段内の空洞
部へ達するように設ける工程が、 トグルのハンドルを、前記ハウジング内の開口部を挿通
して前記スライド手段内の空洞部へ達するように設ける
工程であることを特徴とする請求項１２に記載の密封式
スライドスイッチの製造方法。 - 【請求項１５】 前記切換手段と前記ハウジングとの間
の空間をシールする工程が、Ｏ−リングを用いてシール
する工程であることを特徴とする請求項１２に記載の密
封式スライドスイッチの製造方法。 - 【請求項１６】 前記ハウジングの上方に前記カバーを
配置する工程が、前記カバーの側面に、その側面に対し
て垂直となるように、一定の距離を隔てて、一対の設置
用突起を設ける工程を含むものであることを特徴とする
請求項１２に記載の密封式スライドスイッチの製造方
法。 - 【請求項１７】 前記ハウジングの上方に前記カバーを
配置する工程が、前記カバーの対向した側面に、それら
の側面に対して垂直となるように、設置用突起を設ける
工程を含むものであることを特徴とする請求項１２に記
載の密封式スライドスイッチの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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