JPH11297094A - 半導体試験装置 - Google Patents

半導体試験装置

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JPH11297094A
JPH11297094A JP10104509A JP10450998A JPH11297094A JP H11297094 A JPH11297094 A JP H11297094A JP 10104509 A JP10104509 A JP 10104509A JP 10450998 A JP10450998 A JP 10450998A JP H11297094 A JPH11297094 A JP H11297094A
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Shinichi Kobayashi
信一 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡素なハードウェア構成で安価な不良救済解析
を行う半導体試験装置を提供する。 【解決手段】被試験メモリデバイスのアドレスにより行
/列に配列されたメモリセルにおける行側の行フェイル
計数部と、列用の列フェイル計数部を備えて、被試験メ
モリデバイスの不良救済解析を行う半導体試験装置にお
いて、MUTの行アドレス毎のフェイル発生の履歴を格
納する手段を備え、MUTの列アドレス毎のフェイル発
生の履歴を格納する手段を備え、両履歴格納手段におい
て行/列の両アドレスが共にフェイル発生の履歴を有し
ている場合に、上記行フェイル計数部、列フェイル計数
部のフェイル計数を禁止する手段を備える半導体試験装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被試験メモリデ
バイスの不良救済解析において、簡素なハードウェア構
成で安価な不良救済解析を行う半導体試験装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】先ず、被試験メモリデバイス(MUT)
の不良救済について図7を示して説明する。メモリの不
良としては、アドレスデコーダ等の不良によりそのデコ
ーダに接続する1行あるいは1列が不良となるライン不
良と、メモリセル単独の不良であるセル不良とに大別さ
れる。MUTは歩留まりを向上させる為に、図7(a)
に示すように、行及び列方向に予備のメモリセルを備え
ている。この予備のメモリセルは、行または列のライン
単位で置換されるので、スペアラインと呼ばれる。スペ
アラインは、列アドレス線上のメモリセルに対応するス
ペア列と、行アドレス線上のメモリセルに対応するスペ
ア列があり、数本〜数十本備えられている。またMUT
には単一のメモリブロック構成のもの(図7(a))
と、大容量メモリでは複数メモリブロック構成のもの
(図7(b、c))とがある。更に、複数メモリブロッ
ク構成のものにおいては、複数メモリブロックを一括し
て置換する連結した連結スペアライン形態のもの(図7
(b))と、ブロック個別のスペアライン形態のもの
(図7(a))とがある。
【0003】従来の不良救済解析装置は、基本的にアド
レスフェイルメモリ(AFM:Address Failure Memor
y)を利用したものである。ここでAFMとは、MUT
と同一のアドレス空間及びデータ幅となるように動的に
割付け可能な記憶手段であり、ALPG(Algorithmic
Pattern Generator)がMUTへ与えるアドレス情報を
受けて、当該アドレス位置のフェイル情報をAFM内に
格納する。この結果アドレスに係わるフェイル格納用メ
モリとなる。デバイス試験後、これを読み出して不良救
済する為のリペア解析処理や、フェイル・ビット・マッ
プ表示等に使用される。従って、例えば256Mビット
の大容量メモリを16個同時測定する場合、4000M
ビット以上にも及ぶ大容量メモリを備えている必要があ
る。更に、高速のECLメモリも同一AFMで試験可能
とする為に、高速かつ大容量のメモリ回路を備える必要
がある。この為インターリーブ(interleave)構成を用
いた複雑な回路となっている。
【0004】従来の不良救済解析手段は、上記のAFM
を利用したものであり、大別して以下の3つの解析方式
がある。尚、半導体試験装置は公知であり技術的に良く
知られている為、半導体試験装置の概要説明を省略す
る。尚、不良救済解析に係る参照資料としては特願平9
−255471、特願平9−245493、特願平9−
244313がある。
【0005】第1の解析方式は、MUTの試験結果を一
旦AFMに格納し、試験終了後、AFM内の不良情報
(フェイル情報)をCPUが読み出して行/列毎のフェ
イル数を計数する方式である。この計数値から不良救済
の解析をする。この方式では、AFM以外の特別なハー
ドウェアを必要としないという利点がある半面、AFM
からの全データの読みだしに時間がかかるという欠点が
ある。これは、MUTのメモリ容量が大容量になるほど
顕著である。この結果、近年の大容量デバイスにおいて
は、デバイス処理のスループットが低下するという実用
上の難点がある。
【0006】第2の解析方式は、図5の原理構成図に示
すように、アドレスフェイルメモリ部AFM3の他に行
/列アドレス線毎のフェイル計数手段、即ち行フェイル
計数部RC1、列フェイル計数部CC2を持ち、MUT
の試験中に同時にフェイル数を計数する構成例がある。
尚、この図ではMUTからのフェイル信号の本数Mは、
M=4本の並列したフェイル信号FAIL1〜FAIL
4を受ける場合とし、これに対応して4チャンネルの行
/列解析部101〜104とした構成例である。ところ
で、MUTの出力ビット幅は×1、×4、×8、×1
6、×32タイプがあり、更に半導体試験装置は複数同
時測定機能を有しているので同時測定個数倍の行/列解
析部を備える必要があ、例えばMUTが×16タイプ
で、16個同時測定個数とした場合、フェイル信号の本
数Mは、M=16×16=256であり、これに対応し
て256チャンネルの行/列解析部を備える必要があ
る。この為、膨大な回路規模となっている。またMUT
として例えば256M×1ビット構成のデバイスで、行
(ロー)側14ビット幅、列(カラム)側14ビット幅
とした場合、行/列、各々32768もの個別のフェイ
ル計数手段を備える必要がある。この為実際のフェイル
計数部はメモリと演算器を用いたフェイル計数手段で実
用されている。
【0007】ところで、メモリの試験プログラムにもよ
るが、半導体試験装置は同じアドレスに対して通常複数
回、例えば4〜30回程度の複数回の読出しを行い期待
値と比較し、この中で一度でもフェイルしたかを検出す
る。一方、行フェイル計数部RC1、列フェイル計数部
CC2は、不良救済解析を目的としている為に、同一ア
ドレスでは1回のみ計数する必要がある。この為、同一
アドレスで複数回のフェイルが発生しても、当該アドレ
スで以前のフェイル発生で計数したか否かの情報をAF
M3から受けて計数制御する構成となっている。
【0008】この具体的な原理構成例を図6に示す。
尚、図6はMUTのメモリ構成を図3の4ブロック構成
とし、メモリアドレス信号A10を8本とし、その中で
列アドレスを3本、行アドレスを3本、ブロックアドレ
スを2本と仮定した具体例である。またフェイル信号F
AIL1が有ったときに書込み制御信号WE1により、
行フェイル計数メモリ13、列フェイル計数メモリ23
と、アドレスフェイルメモリ部AFM3のアドレスフェ
イルメモリ60へ書込みを行うものとする。
【0009】行フェイル計数部RC1はセレクタ(SE
L)11と、行フェイル計数メモリ13と、+1加算手
段14と、マルチプレクサ(MUX)12で成る。ま
た、列フェイル計数部CC2はセレクタ(SEL)21
と、列フェイル計数メモリ23と、+1加算手段24
と、マルチプレクサ(MUX)22で成る。また、AF
M部はアドレスフェイルメモリ部AFM3で成る。尚、
CPUとのインターフェース回路や、デバイスに対応し
て動的にハード資源を変更する手段や、インターリーブ
構成手段や、リタイミング用のフリップ・フロップ等は
省いてある。
【0010】セレクタ11、21はアドレス信号A10
の中から、個別のMUTの行/列アドレス線に対応する
アドレス信号を選択して各々のメモリのアドレス入力端
へ供給するものである。
【0011】行フェイル計数メモリ13、列フェイル計
数メモリ23は同一行アドレス線上、あるいは同一列ア
ドレス線上において、フェイル発生した回数を積算保持
するものである。この図では4ビット幅の入出力独立型
のメモリを使用している。尚、I/Oコモン型メモリを
使用する回路形態もある。
【0012】+1加算手段14、24はメモリ読出しデ
ータを受けて、+1加算する加算手段である。マルチプ
レクサ12、22は、AFM3において既に同一アドレ
スでフェイルが有った場合は、+1加算せずメモリ読出
しデータをメモリの入力端へ供給し、もし当該アドレス
で最初のフェイルの場合はメモリ読出しデータを+1加
算したデータを、そのメモリの入力端へ供給する。これ
によって、同一アドレスで複数回のフェイル発生があっ
ても1回のみ計数するように制御される。
【0013】上述した第2の解析方式では、MUT試験
終了後のAFM3の全領域の読出しは不要であるが、フ
ェイル信号の本数Mに対応する多数チャンネルのAFM
3が必要となる。例えばMUTの出力ビット幅が×16
で、16個同時測定の場合は256チャンネルものAF
M3が必要となる。このことはAFM3が高速、例えば
アクセスタイム5ナノ秒で、大容量、例えば256Mビ
ットが要求されるものであるからして、コストアップと
なる難点がある。
【0014】第3の解析方式は、図5の原理構成図にお
いて、行フェイル計数部RC1と、列フェイル計数部C
C2のみを備える構成とした場合である。この場合は、
上述したように、同一アドレスで複数回フェイルが発生
する為、これらフェイル計数部RC1、CC2の計数値
から不良救済の解析を正常に行うことが困難であり、実
用的ではない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述説明したように、
第1の解析方式ではAFMからの全データの読みだしに
時間がかかり、デバイス処理のスループットが低下する
という難点がある。また、第2の解析方式では、高速で
大容量が要求されるAFM3がフェイル信号の本数Mに
対応したチャンネル数必要であり、コストアップとなる
難点がある。そこで、本発明が解決しようとする課題
は、簡素なハードウェア構成で安価な不良救済解析を行
う半導体試験装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1に、上記課題を解決
するための発明構成は、被試験メモリデバイスのアドレ
スにより行(ロー)/列(カラム)に配列されたメモリ
セルにおける行側の行フェイル計数部RC1と、列用の
列フェイル計数部CC2を備えて、被試験メモリデバイ
スの不良救済解析を行う半導体試験装置において、アド
レスフェイルメモリ部AFM3を削除し、代わりに、M
UTの行アドレス毎のフェイル発生の履歴を格納する手
段を備え、MUTの列アドレス毎のフェイル発生の履歴
を格納する手段を備え、両履歴格納手段において行/列
の両アドレスが共にフェイル発生の履歴を有している場
合に、上記行フェイル計数部RC1、列フェイル計数部
CC2のフェイル計数を禁止する手段を備えることを特
徴とする半導体試験装置である。上記発明によれば、比
較的簡素なハードウェア構成で安価な不良救済解析を行
う半導体試験装置が実現できる。
【0017】第1図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。第2に、上記課題を解決するために、本発明の構
成では、行フェイル計数部RC1と列フェイル計数部C
C2を備えて、被試験メモリデバイスの不良救済解析を
行う半導体試験装置において、パターン発生器(PG)
から供給されるアドレス信号A10の中からMUTの行
アドレス線に対応する行アドレス信号R10を受け、デ
ジタルコンパレータ(DC)からのフェイル信号FAI
L1を受けて、当該行アドレス毎のフェイル情報を格納
する手段(例えば行マークメモリ部RM3)を具備し、
PGから供給されるアドレス信号A10の中からMUT
の列アドレス線に対応する列アドレス信号C10を受
け、DCからのフェイル信号FAIL1を受けて、当該
列アドレス毎のフェイル情報を格納する手段(例えば列
マークメモリ部CM4)を具備し、PGから供給される
アドレス信号A10を受けて、上記行アドレスフェイル
格納手段(例えば行マークメモリ部RM3)から出力さ
れる行フェイルマーク信号32a、及び上記列アドレス
フェイル格納手段(例えば列マークメモリ部CM4)か
ら出力される列フェイルマーク信号42aが共に有る場
合に、上記行フェイル計数部RC1、列フェイル計数部
CC2のフェイル計数を禁止する手段(例えばゲート手
段55)を具備することを特徴とする半導体試験装置が
ある。
【0018】また、行マークメモリ部RM3としては、
MUT内に備えるスペアラインが連結スペアラインの形
態で、内部のメモリセルが複数Nブロック構成のMUT
の場合、そのブロック数Nに対応したビット幅Nの行マ
ークメモリ33を備え、PGから供給されるアドレス信
号A10の中のブロック番号を示すアドレス信号をデコ
ーダ31でビット幅Nにデコードし、ブロック番号に対
応したビット位置へフェイル情報を供給して、以前のN
ビット幅のフェイル情報と共に累積論理和して行マーク
メモリ33へ格納する上述半導体試験装置がある。ま
た、列マークメモリ部CM4としては、MUT内に備え
るスペアラインが連結スペアラインの形態で、内部のメ
モリセルが複数Nブロック構成のMUTの場合、そのブ
ロック数Nに対応したビット幅Nの列マークメモリ43
を備え、PGから供給されるアドレス信号A10の中の
ブロック番号を示すアドレス信号をデコーダ41でビッ
ト幅Nにデコードし、ブロック番号に対応したビット位
置へフェイル情報を供給して、以前のNビット幅のフェ
イル情報と共に累積論理和して列マークメモリ43へ格
納する上述半導体試験装置がある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を実施
例と共に図面を参照して詳細に説明する。
【0020】本発明原理は、フェイル発生したときの行
アドレス情報、及び列アドレス情報を格納しておき、以
後のフェイル発生において両方の行/列アドレス共にフ
ェイル情報がある場合は、フェイル計数を禁止すること
で、複数回の同一アドレス、あるいは同一行アドレス及
び列アドレスでのフェイル発生が有ったとしても、フェ
イル計数しないようにすることで、従来のアドレスフェ
イルメモリ部AFM3とほぼ同様の機能を実現し、実用
的に不良救済解析が可能な構成手段としている。
【0021】本発明の不良救済解析装置について図1〜
図3を参照して以下に説明する。尚、従来構成に対応す
る要素は同一符号を付す。図1は、本発明の不良救済解
析に係る一実施例を示す原理構成図である。尚、フェイ
ル信号の本数Mは説明を容易とする為に、4本とした例
である。
【0022】本発明の構成は、図1に示すように、行フ
ェイル計数部RC1と、列フェイル計数部CC2と、行
マークメモリ部RM3と、列マークメモリ部CM4で成
る。この構成で、行フェイル計数部RC1と、列フェイ
ル計数部CC2とは、従来構成と同一構成要素である。
本発明では、大容量が必要な従来構成要素のアドレスフ
ェイルメモリ部AFM3を削除し、代わりに、MUTの
行アドレス毎のフェイル発生の履歴を格納する手段とし
て行マークメモリ部RM3を備え、MUTの列アドレス
毎のフェイル発生の履歴を格納する手段として列マーク
メモリ部CM4を備える構成である。
【0023】行マークメモリ部RM3について図2を参
照して説明する。行マークメモリ部RM3の内部構成例
は、図2に示すように、デコーダ31と、累積論理和手
段34と、行マークメモリ33と、論理OR手段32と
で成る。
【0024】行マークメモリ33はブロック数Nに対応
した4ビット幅で行アドレス信号R10が3本とした8
ワードの小容量のメモリである。実際にMUTが大容量
の256Mビットのメモリの場合でも、全アドレス本数
が28本であり、N=4ブロックのとき、行アドレス信
号R10は12本であるから4096ワードの極めて小
容量のメモリで済む。即ち、従来比で1/4000〜1
/16000程度の小容量メモリで済む。従って、MU
Tが大容量であっても僅かなメモリ容量で済むという大
きな利点が得られる。
【0025】デコーダ31は、MUTのメモリブロック
数Nが2以上の場合に必要であり、パターン発生器から
のアドレス信号A10の中からMUT内のセルのブロッ
クを選択するアドレス信号、ここでは2本を受けて、2
to4にデコードした4ビット幅のデータに変換し、該当
するブロック番号のビットが”1”とし、他は”0”と
した4ビットデータを累積論理和手段34へ供給する。
尚、N=1の場合は1ビット幅となり、図8に示すよう
に、常に固定値”1”信号を行マークメモリ33へ供給
すれば良い。
【0026】行マークメモリ33と累積論理和手段34
は、過去のフェイル履歴と新たに入力されるフェイル信
号とを累積和して当該行アドレスに格納する手段であ
る。即ち、上記デコーダ31からの4ビットデータを累
積論理和手段34の一方の入力端で受け、行アドレス信
号R10を行マークメモリ33のアドレス入力端に受け
て、この行アドレスのメモリ内容を読み出し、メモリ出
力端からの4ビットデータを累積論理和手段34が他方
の入力端で受けて、各データビット毎に論理ORして再
び行マークメモリ33の入力端へ供給して、当該行アド
レスへフェイル情報を格納する。
【0027】論理OR手段32は、行アドレス信号R1
0のメモリ内容を読み出した全てのビットデータを論理
和した行フェイルマーク信号32aをゲート手段55へ
供給する。
【0028】ゲート手段55は、例えば2入力ANDゲ
ートであり、上記行マークメモリ部RM3からの行フェ
イルマーク信号32aと、列マークメモリ部CM4から
の列フェイルマーク信号42aを受けて両信号が有る場
合に、フェイル計数を禁止する制御信号55aを行フェ
イル計数部RC1と列フェイル計数部CC2へ供給す
る。
【0029】次に、列マークメモリ部CM4の内部構成
例は、図2に示すように、デコーダ41と、累積論理和
手段44と、列マークメモリ43と、論理OR手段42
とで成る。これは、行と列が異なるのみで、他は上述行
マークメモリ部RM3と同様の動作であるので、その説
明を省略する。
【0030】上述動作の結果について、図3を参照して
説明する。図3に示すMUTのメモリセルの配置構成は
説明を容易とする為に、16行×16列のメモリで、8
行×8列の配列をブロックA〜Dの4ブロック構成と
し、スペアラインとしては連結スペアライン形態の場合
とする。尚、斜線部分のメモリセルは不良セルの状態と
する。また、各行アドレスをRA0〜RA7とし、列ア
ドレスをCA0〜CA7とする。そして、行アドレスを
i、列アドレスをjと表示したときのアドレスを(i、
j)と表示することにする。例えばアドレス(RA0〜
RA7、CA4)の8個の斜線部分のメモリセルは不良
セルである。尚、試験実施の順番はブロックA、B,
C,Dの順とする。
【0031】本発明構成による試験実施の結果、一方の
行アドレスでは、行マークメモリ33の内容は、4つの
ブロック個別に格納されていて、図3Bに示すように、
ブロックAでは下位アドレスから”00001000”
がマーク(印)され、ブロックBでは”0110110
1”がマークされ、ブロックCでは”0000010
0”がマークされ、ブロックDでは”0000010
0”がマークされる。他方の列アドレスでは、列マーク
メモリ43の内容も、同様に4つのブロック個別に格納
されていて、図3Dに示すように、ブロックAでは下位
アドレスから”11111111”がマークされ、ブロ
ックBでは”11100001”がマークされ、ブロッ
クCでは”00011100”がマークされ、ブロック
Dでは”00110001”がマークされる。
【0032】また、本発明構成による試験実施の結果、
一方の行アドレスでは、行フェイル計数メモリ13の内
容は、 4つのブロックの行毎のフェイル情報の発生回
数が格納されて、図3Aに示すように、下位アドレスか
ら”01108401”の行フェイル計数値となる。他
方の列アドレスでも同様にして、4つのブロックの列毎
のフェイル情報の発生回数が格納されて、列フェイル計
数メモリ23の内容は、 図3Cに示すように、”11
322214”の列フェイル計数値となる。
【0033】ここで注目すべきことは、図3Aの行フェ
イル計数値と、図3Cの列フェイル計数値である。例え
ば、全アドレスを10回読出し試験実施する場合とする
と、もし、フェイル計数を禁止する制御信号55aが無
い場合、例えば行アドレスRA4は4つのブロックA,
B,C,Dで、8+4+0+1=13個のフェイルが有
るから、図3AのRA4の行フェイル計数値は13×1
0回=130となってしまう。しかしながら、ブロック
Bの4つのフェイル、及びブロックD1つのフェイルの
ときに、フェイル計数を禁止する制御信号55aが生じ
るので、このフェイル情報によっては計数されない。結
果として、RA4の行フェイル計数値は8となる。即
ち、ブロックBの(RA4、CA0)では、既にブロッ
クAの同一アドレス(RA4、CA0)で行/列共にマ
ーク(図3E,F)が有る為にフェイル計数を禁止する
制御信号55aが生じる。以後同様にして、ブロックB
の(RA4、CA1)、(RA4、CA2)、(RA
4、CA7)、ブロックDの(RA4、CA2)でも行
/列共にマークが有る為に、フェイル計数を禁止する制
御信号55aが生じる。
【0034】図3Aの行フェイル計数値の中で、どの行
アドレスをリペアすべきかの判定が可能になる。即ち、
計数値の大きいものがリペア対象である。例えば行アド
レスRA4の”8”と、RA5の”4”がリペア対象ア
ドレス(図3G)であることが容易に判る。他方、同様
にして、列フェイル計数値の中で、CA2の”3”と、
CA7の”7”がリペア対象アドレス(図3H)である
ことが容易に判る。これから不良救済の解析ができるこ
とが判る。尚、従来のようなアドレスフェイルメモリ部
AFM3によるMUTの全アドレス空間のフェイル情報
を保持していないので、大きなフェイル計数値と小さな
フェイル計数値、例えば”1”〜”2”の場合、低いフ
ェイル計数値のアドレスは、スペアラインが残っていて
も、この段階ではリペア対象とせず、大きなフェイル計
数値のもののみで一旦リペア処理を実施し、その後MU
Tの試験実施をし、再度の不良救済解析でフェイルの有
無を検査するようにして、無用なリペア処理とならない
ようにする配慮が望ましい。
【0035】上述発明構成によれば、行アドレス上及び
列アドレス上に過去のフェイル履歴が有った場合は、当
該行アドレス、列アドレスのフェイルを計数しないよう
にする手段を具備する構成としたことにより、リペア処
理が可能な不良救済解析ができる利点が得られ、かつ極
めて小容量の行マークメモリ33及び列マークメモリ4
3を備えることで実現できる大きな利点が得られる。
【0036】尚、本発明の構成は、上述実施の形態に限
るものではない。例えば図3Bのブロック個別毎の行マ
ークメモリ値、及び図3Dのブロック個別毎の列マーク
メモリ値は、リペア対象アドレスの判定には利用しない
ので、所望により、図8の行マークメモリ部RM3、列
マークメモリ部CM4のように構成しても良く、上述説
明から容易に理解できよう。また、スペアラインが連結
スペアライン形態ではなく、一方あるいは両方がブロッ
ク毎に独立したスペアラインの場合は、これに対応した
構成にする。例えば両方が独立したスペアラインの場合
は、図4に示すように、各ブロック毎に行フェイル計数
部RC1と列フェイル計数部CC2を、ブロック数Nに
対応する数備え、フェイル計数を禁止する制御信号55
aもブロック個別に供給する。これも、上述説明から容
易に理解できよう。
【0037】
【発明の効果】本発明は、上述の説明内容から、下記に
記載される効果を奏する。上述説明したように本発明に
よれば、行アドレス上及び列アドレス上に過去のフェイ
ル履歴が有った場合は、当該行アドレス、列アドレスの
フェイルを計数しないようにする手段を具備する構成と
したことにより、同一アドレスに複数回フェイルが発生
したとしても、最初の1回のみフェイル計数となるの
で、リペア処理が可能な行アドレス毎あるいは列アドレ
ス毎のフェイル数を計数が正しく計数される結果、不良
救済の解析ができる利点が得られる。特に、極めて小容
量の行マークメモリ33及び列マークメモリ43を備え
るのみでよく、小型・安価に実現できる大きな利点が得
られる。また、今後のメモリの大容量化が進んでも、メ
モリの容量と同一容量の高速で多数チャンネルものアド
レスフェイルメモリ部AFM3を備える必要がなくな
り、この結果、回路規模の大幅な低減が可能であり、こ
の点でも大きな利点が得られる。従って本発明の技術的
効果は大であり、産業上の経済効果も大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、不良救済解析に係る装置構成図であ
る。
【図2】本発明の、1フェイル信号の不良救済解析に係
るブロック構成図である。
【図3】図2の動作を説明する図である。
【図4】本発明の、1フェイル信号の不良救済解析に係
る他のブロック構成図である。
【図5】従来の、不良救済解析に係る装置構成図であ
る。
【図6】従来の、1フェイル信号の不良救済解析に係る
ブロック構成図である。
【図7】メモリブロック構成とスペアラインを説明する
図である。
【図8】本発明の、1フェイル信号の不良救済解析に係
る他のブロック構成図である。
【符号の説明】
RC1 行フェイル計数部 CC2 列フェイル計数部 AFM3 アドレスフェイルメモリ部 RM3 行マークメモリ部 CM4 列マークメモリ部 11,21 SEL(セレクタ) 12,22 MUX(マルチプレクサ) 13 行フェイル計数メモリ 14,24 +1加算手段 23 列フェイル計数メモリ 31,41 デコーダ 32,42 論理OR手段 33 行マークメモリ 34,44 累積論理和手段 43 列マークメモリ 55 ゲート手段 60 アドレスフェイルメモリ 101〜104 行/列解析部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験メモリデバイス(MUT)のアド
    レスにより行/列に配列されたメモリセルにおける行側
    の行フェイル計数部と、列用の列フェイル計数部を備え
    て、被試験メモリデバイス(MUT)の不良救済解析を
    行う半導体試験装置において、MUTの行アドレス毎の
    フェイル発生の履歴を格納する手段を備え、MUTの列
    アドレス毎のフェイル発生の履歴を格納する手段を備
    え、該両履歴格納手段において行/列の両アドレスが共
    にフェイル発生の履歴を有している場合に、該行フェイ
    ル計数部、列フェイル計数部のフェイル計数を禁止する
    手段を備えることを特徴とする半導体試験装置。
  2. 【請求項2】 行フェイル計数部と列フェイル計数部を
    備えて、被試験メモリデバイス(MUT)の不良救済解
    析を行う半導体試験装置において、 パターン発生器(PG)から供給されるアドレス信号の
    中からMUTの行アドレス線に対応する行アドレス信号
    を受け、デジタルコンパレータ(DC)からのフェイル
    信号を受けて、当該行アドレス毎のフェイル情報を格納
    する手段と、 PGから供給されるアドレス信号の中からMUTの列ア
    ドレス線に対応する列アドレス信号を受け、DCからの
    フェイル信号を受けて、当該列アドレス毎のフェイル情
    報を格納する手段と、 PGから供給されるアドレス信号を受けて、該行アドレ
    スフェイル格納手段から出力される行フェイルマーク信
    号、及び該列アドレスフェイル格納手段から出力される
    列フェイルマーク信号が共に有る場合に、該行フェイル
    計数部、列フェイル計数部のフェイル計数を禁止する手
    段と、 を具備していることを特徴とする半導体試験装置。
JP10104509A 1998-04-15 1998-04-15 半導体試験装置 Withdrawn JPH11297094A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007305255A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Hitachi High-Technologies Corp 半導体試験装置
JP2008059688A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Yokogawa Electric Corp 半導体メモリ試験装置
JP2009123257A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Yokogawa Electric Corp 半導体メモリ試験装置

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