JPH11296870A - 光ディスクのシーク方法および光ディスク装置 - Google Patents

光ディスクのシーク方法および光ディスク装置

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JPH11296870A
JPH11296870A JP9509198A JP9509198A JPH11296870A JP H11296870 A JPH11296870 A JP H11296870A JP 9509198 A JP9509198 A JP 9509198A JP 9509198 A JP9509198 A JP 9509198A JP H11296870 A JPH11296870 A JP H11296870A
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optical disk
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moving
track
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Shuichi Yanagihara
周一 柳原
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の記録層を持つDVD規格の光ディスク
で、現在レーザー光が焦点を結んでいる記録層と目的と
する記録層が異なる場合に、高速なシーク動作を行う処
理方法を提供する。 【解決手段】 ステップ31でフォーカス方向の移動を
開始し、ステップ32でトラック方向の移動を開始す
る。ステップ32の後では、フォーカス方向の移動とト
ラック方向の移動が並行して行われることになり、それ
ぞれの移動動作を単独で行った場合よりシーク時間が短
縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVDに代表され
る複数の記録層を持つ光ディスクに対し再生処理を行な
う方法およびこれらの光ディスクを取り扱い可能な光デ
ィスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在市販されている光ディスクは、例え
ばコンパクトディスク(CD)においては、ディスクの
基板厚みが1.2mmで、情報を記録する記録層が1層
である。このような従来の光ディスクの規格(CD規
格)に対して、近年、光記憶媒体の大容量化に向けた技
術開発が急速に進行し、CDより高記録密度の光ディス
クが規格化(DVD規格)され、光記録媒体として用い
られつつある。この高記録密度の光ディスクの1つであ
るデジタルビデオディスク(DVD)は、ディスクの基
板厚みは0.6mmで、2枚張り合わせることによって
構成され、さらに片面の記録層を2層にしたディスクも
仕様で定められている。また、将来的には記録容量を増
やすために記録層をさらに多層化することも考えられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】CDのような記録層が
1層の光ディスクの場合は、情報を読み取るためにディ
スク上の任意の位置にレーザー光の焦点を移動するシー
ク動作を行なう時には、ディスクの鉛直方向にレーザー
の焦点を合わせるフォーカスサーボはかけたままで、デ
ィスクの半径方向にレーザーの焦点を合わせるトラッキ
ングサーボ回路とフォローイングサーボ回路を制御して
光学系が搭載されているキャリッジを目的の位置まで移
動するという方法をとる。
【0004】しかし、DVDのように記録層が2層の光
ディスクの場合で、現在サーボがかかっている記録層と
異なる記録層にシーク動作を行なう時には、前記したキ
ャリッジ移動動作に加えて、レーザー光の焦点をフォー
カス方向に動かして目的の記録層まで移動させるという
動作を行なわなければならない。従来の光ディスク装置
では、レーザー光の焦点を、まずフォーカス方向に移動
して目的の記録層に切替えてからトラック方向の移動を
行なうというシーク方法をとっている。この方法だと、
記録層が1層の場合に比べてフォーカス方向の移動を行
う動作の時間だけシーク動作が遅くなってしまう。ディ
スクの情報が映像データの場合には画像の再生が途切れ
てしまう可能性がある。
【0005】そこで、本発明においては、現在サーボが
かけられている記録層と異なる記録層にシーク動作を行
なう場合において、フォーカス方向の移動とトラック方
向の移動が高速にできる処理方法および光ディスク装置
を提供することを目的としている。そして、本発明の処
理方法を採用することにより、記録層が複数ある光ディ
スクに対して高速なシーク動作を行なうことができ、デ
ータが途切れることなく再生できる光ディスク装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては複数の記録層を有する光ディスクを再生する場合
に、光ディスク上の目標位置にレーザー光の焦点を移動
するシーク方法において、レーザー光の焦点をフォーカ
ス方向に移動させる第1の工程と、レーザー光の焦点を
トラック方向に移動させる第2の工程とを有し、この第
1の工程と第2の工程を並列して行なうことを特徴とし
ている。
【0007】また、目標までの光ディスクのトラック方
向へのレーザー光の焦点の移動が、キャリッジの移動を
伴う場合においては、前記第1の工程と前記第2の工程
を並列して行なうこととし、キャリッジの移動を伴わな
い場合においては前記第1の工程を行なった後に前記第
2の工程を行なうことを特徴としている。
【0008】本発明の光ディスク装置は、複数の記録層
を有する光ディスクに対し対物レンズを介してレーザー
光を照射し、反射光から情報を読み取る光学ヘッドと、
前記複数の記録層に対し前記レーザー光の焦点を切り替
える第1の制御手段と、前記光学ヘッドをディスク上の
任意の位置に移動する第2の制御手段とを有し、レーザ
ー光の焦点をフォーカス方向に移動させる第1の工程
と、レーザー光の焦点をトラック方向に移動させる第2
の工程を並列して行なうことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、複数の記録層を有する光ディ
スクで、現在サーボがかかっている記録層と異なる記録
層の目標位置にレーザー光の焦点を移動するシーク動作
を行なう場合において、レーザー光の焦点をフォーカス
方向に移動させる工程と、レーザー光の焦点をトラック
方向に移動させる工程が並列に行なわれる。
【0010】また、レーザー光の焦点をトラック方向に
移動させる場合に、キャリッジの移動を伴う場合にのみ
前記第1の工程と前記第2の工程が並列に行なわれる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1に、本発明に係る光ディ
スク装置の概略構成を示してある。本例の光ディスク装
置は、上述したCD規格の光ディスクと、DVD規格の
光ディスクのいずれに対しても処理が行える装置であ
る。光ディスク装置は、これらの光ディスク1を回転駆
動するスピンドルモータ2と、光ディスク1にレーザー
光を照射する光学ヘッド3と、レーザー光のフォーカス
方向とトラック方向の焦点位置を調節するアクチュエー
タ4と、光学ヘッド3を移動させるキャリッジ5とを備
えている。光学ヘッド3には光ディスク1にレーザー光
を照射する半導体レーザーや、光ディスク1から反射さ
れた反射光からフォーカスサーボ用のフォーカスエラー
信号、トラックサーボ用のトラックエラー信号、情報解
読用のデータ信号などを生成する受光系、さらに信号を
増幅するアンプなどが収納されている。本例の光学ヘッ
ド3にはアクチュエータ4が取り付けられており、光デ
ィスク1に対する光学ヘッド3の相対的な位置が光ディ
スク装置に設けられたフォーカスサーボ回路6とトラッ
クサーボ回路7によって微細に制御できるようになって
いる。従って、フォーカスサーボ回路6により光ディス
ク1と光学ヘッド3の間の距離が制御でき、レーザー光
が光ディスク1の記録層に焦点を結ぶようにフォーカス
サーボがかけられる。また、トラックサーボ回路7によ
り光ディスク1の半径方向に対する光学ヘッド3の位置
を制御でき、レーザー光が光ディスク1の記録トラック
をトレースするようにトラックサーボがかけられる。た
だし、光ディスク装置の仕様によって異なるが、アクチ
ュエータ4が光学ヘッド3を光ディスク1の半径方向に
対して移動できる範囲はおおよそ100〜300トラッ
クであり、それ以上光学ヘッド3を移動しなければなら
ない場合はフィードサーボ回路8によって、光学ヘッド
3を搭載したキャリッジ4を移動させる。
【0012】本例の光ディスク装置では、レーザー照射
ユニットを収納した光学ヘッド3から出力されるフォー
カスエラー信号とトラックエラー信号が、フォーカスサ
ーボ回路6、トラックサーボ回路7、フィードサーボ回
路8に供給され、エラー信号に基づいて光学ヘッド3と
キャリッジ5の制御が行なわれる。さらに、装置全体の
制御を行なう制御部9を備えており、この制御部9がス
ピンドルモータ2の制御、データ信号の受付などの機能
を果たしている。また、制御部9はフォーカスサーボ回
路6、トラックサーボ回路7、フィードサーボ回路8も
制御しており、光学ヘッド3、キャリッジ4の移動を行
なうことができる。
【0013】図2に、本例の光ディスク装置において記
録層が2層のDVD規格の光ディスクでシーク動作を行
なう場合の例を示してある。DVD規格の光ディスク
は、厚さ0.6mmの透明基板21a、21bを2枚張
り合わせることによって構成されている。本例では、透
明基板21aは記録層22a、記録層22bの2層の記
録層を持つ。現在の光学ヘッドの位置23aでは、レー
ザー光は記録層22aに焦点を結んでいて、目的の光学
ヘッドの位置23bでは、レーザー光は記録層22bに
焦点を結んでいるとする。ここで、現在の光学ヘッド位
置23aから目的の光学ヘッド位置23bまで光学ヘッ
ドの位置を移動するシーク動作は以下の2つの工程に大
別できる。第1の工程は、現在フォーカスサーボがかか
っている記録層22aから目的の記録層22bにレーザ
ー光の焦点をフォーカス方向に移動する動作であり、第
2の工程は目的の記録層22bの目的トラックまでレー
ザー光の焦点を移動する動作である。第1の工程につい
て、本例では透明基板21aの表面に近い記録層22a
から表面から離れた記録層22bにレーザー光の焦点が
移動する場合について図示したが、実際の光ディスク装
置のシーク動作では、透明基板21aの表面から離れた
記録層22bから表面に近い記録層22aにレーザー光
の焦点が移動する場合もありえる。ただし、どちらの場
合においてもフォーカス方向の移動に要する時間は一定
である。第2の工程においては、現在の光学ヘッド位置
23aと目的の光学ヘッド位置23bの間のトラック方
向の距離によって、移動に要する時間が変化する。例え
ば、再生するデータが映像情報の場合では、目的とする
情報が順番に記録されているため、レーザー光の焦点は
記録トラックをそのままなぞっていく時間が多く、シー
ク動作があったとしても目的とする位置までの距離がき
わめて近いことが推測される。一方、再生するデータが
プログラム情報である場合には、目的とする情報が順番
に記録されている保証はないため、シーク動作が頻繁に
行われその移動距離も大きい場合があると推測される。
ただし、再生データが映像情報であっても、ユーザーが
早送りや巻戻しのような特殊再生を行っている場合や、
次の画面までスキップして再生を再開したりする場合に
はシーク動作でのレーザー光の焦点の移動距離が大きく
なる。また、このように特殊な再生を行っている場合に
は、次の画面が再生されるまでユーザーが待たされてい
る状況なので、シーク動作に要する時間はできるだけ短
縮する必要がある。
【0014】図3に、本例の光ディスク装置においてシ
ーク動作を行う場合の代表的な処理の流れを示してあ
る。まず、ステップ31において制御部9からフォーカ
スサーボ回路6に指示を出して、レーザー光の焦点のフ
ォーカス方向の移動を開始する。次に、ステップ32に
おいて制御部9からトラックサーボ回路7、フィードサ
ーボ回路8に指示を出して、レーザー光の焦点のトラッ
ク方向の移動を開始する。ステップ32の後では、レー
ザー光の焦点のフォーカス方向の移動とトラック方向の
移動が平行して行われていることになる。本例の場合
は、フォーカス方向、トラック方向という順番でレーザ
ー光の焦点の移動を開始したが、もちろんこれを逆にし
て、トラック方向、フォーカス方向という順番で移動を
開始してもかまわない。また、条件によりどちらの方向
から移動を開始するかを決定するという方法もある。
【0015】次にステップ33においてレーザー光の焦
点が目的の記録層に達したかどうかの判定を行う。ここ
で、まだレーザー光の焦点が目的の記録層に達していな
い場合は、もう一度ステップ33を実行しレーザー光の
焦点が目的の記録層に達したかどうかの判定を再度行
う。こうして、判定条件が満たされるまでステップ33
を繰り返す。レーザー光の焦点が目的の記録層に達した
場合は、ステップ34で制御部9からフォーカスサーボ
回路6に指示を出し、フォーカス方向の移動を終了す
る。ステップ34の後では、目的の記録層にフォーカス
サーボがかかっている状態となる。
【0016】次にステップ35においてレーザー光の焦
点が目的のトラックに達したかどうかの判定を行う。こ
こで、まだレーザー光の焦点が目的のトラックに達して
いない場合は、もう一度ステップ35を実行しレーザー
光の焦点が目的のトラックに達したかどうかの判定を再
度行う。こうして、判定条件が満たされるまでステップ
35を繰り返す。レーザー光の焦点が目的のトラックに
達した場合は、ステップ36で制御部9からトラックサ
ーボ回路7とフィードサーボ回路8に指示を出し、トラ
ック方向の移動を終了する。ステップ36の後では、レ
ーザー光の焦点が目的の位置に移動したことになり、こ
こでシーク動作を終了する。
【0017】フォーカス方向の移動とトラック方向の移
動を並行して行うため、それぞれの移動動作を単独で行
う場合よりシーク動作に要する時間を短縮することが可
能となる。
【0018】図4では、図3に示した方法とは別の方法
でシーク動作を行う場合の処理の流れを示してある。ま
ず、ステップ41でシーク動作を行う時にキャリッジ5
を移動するかどうかの判定を行う。トラック方向の移動
距離がアクチュエータ4の可動範囲である場合は、キャ
リッジ5の移動は行われないし、トラック方向の移動距
離がアクチュエータ4の可動範囲を超えている場合は、
キャリッジ5の移動が行われることになる。キャリッジ
5を移動する場合は、ステップ42、ステップ43、ス
テップ44ステップ45、ステップ46、ステップ47
の順番で処理が行われ、キャリッジ5を移動しない場合
はステップ48、ステップ49、ステップ50、ステッ
プ51、ステップ52、ステップ53の順番で処理が行
われる。
【0019】キャリッジ5を移動するシーク動作の場合
は、まず、ステップ42において制御部9からフォーカ
スサーボ回路6に指示を出して、レーザー光の焦点のフ
ォーカス方向の移動を開始する。次に、ステップ43に
おいて制御部9からトラックサーボ回路7、フィードサ
ーボ回路8に指示を出して、レーザー光の焦点のトラッ
ク方向の移動を開始する。ステップ43の後では、レー
ザー光の焦点のフォーカス方向の移動とトラック方向の
移動が平行して行われていることになる。次にステップ
44においてレーザー光の焦点が目的の記録層に達した
かどうかの判定を行う。ここで、まだレーザー光の焦点
が目的の記録層に達していない場合は、もう一度ステッ
プ44を実行しレーザー光の焦点が目的の記録層に達し
たかどうかの判定を再度行う。こうして、判定条件が満
たされるまでステップ44を繰り返す。レーザー光の焦
点が目的の記録層に達した場合は、ステップ45で制御
部9からフォーカスサーボ回路6に指示を出し、フォー
カス方向の移動を終了する。ステップ45の後では、目
的の記録層にフォーカスサーボがかかっている状態とな
る。次にステップ46においてレーザー光の焦点が目的
のトラックに達したかどうかの判定を行う。ここで、ま
だレーザー光の焦点が目的のトラックに達していない場
合は、もう一度ステップ46を実行しレーザー光の焦点
が目的のトラックに達したかどうかの判定を再度行う。
こうして、判定条件が満たされるまでステップ46を繰
り返す。レーザー光の焦点が目的のトラックに達した場
合は、ステップ47で制御部9からトラックサーボ回路
7とフィードサーボ回路8に指示を出し、トラック方向
の移動を終了する。ステップ47の後では、レーザー光
の焦点が目的の位置に移動したことになり、ここでシー
ク動作を終了する。
【0020】一方、キャリッジ5を移動させないシーク
動作の場合は、まず、ステップ48において制御部9か
らフォーカスサーボ回路6に指示を出して、レーザー光
の焦点のフォーカス方向の移動を開始する。次にステッ
プ49においてレーザー光の焦点が目的の記録層に達し
たかどうかの判定を行う。ここで、まだレーザー光の焦
点が目的の記録層に達していない場合は、もう一度ステ
ップ49を実行しレーザー光の焦点が目的の記録層に達
したかどうかの判定を再度行う。こうして、判定条件が
満たされるまでステップ49を繰り返す。レーザー光の
焦点が目的の記録層に達した場合は、ステップ50で制
御部9からフォーカスサーボ回路6に指示を出し、フォ
ーカス方向の移動を終了する。ステップ50の後では、
目的の記録層にフォーカスサーボがかかっている状態と
なる。次に、ステップ51において制御部9からトラッ
クサーボ回路7に指示を出して、レーザー光の焦点のト
ラック方向の移動を開始する。次にステップ52におい
てレーザー光の焦点が目的のトラックに達したかどうか
の判定を行う。ここで、まだレーザー光の焦点が目的の
トラックに達していない場合は、もう一度ステップ52
を実行しレーザー光の焦点が目的のトラックに達したか
どうかの判定を再度行う。こうして、判定条件が満たさ
れるまでステップ52を繰り返す。レーザー光の焦点が
目的のトラックに達した場合は、ステップ53で制御部
9からトラックサーボ回路7に指示を出し、トラック方
向の移動を終了する。ステップ53の後では、レーザー
光の焦点が目的の位置に移動したことになり、ここでシ
ーク動作を終了する。
【0021】つまり、キャリッジ5の移動を伴うシーク
動作では図3で示したのと同様に、フォーカス方向の移
動とトラック方向の移動を並行して行い、キャリッジ5
の移動を伴わないシーク動作では、フォーカス方向の移
動が終了してからトラック方向の移動を行うことにな
る。キャリッジ5の移動を伴わないシーク動作とは、ト
ラック方向の移動距離がアクチュエータ4の可動範囲内
である場合であり、トラック方向の移動が短時間で行わ
れる。このような場合に、フォーカス方向の移動とトラ
ック方向の移動を並行して行っても、フォーカスサーボ
が目的の記録層にかかっていない状態では、トラックサ
ーボをかけるときに必要になるトラックエラー信号が正
常に出力されないので、トラック方向の移動を終了して
トラックサーボをかける動作はフォーカス方向の移動が
終了するまで待たされることになる。トラックサーボを
かけるのを待っている間にレーザー光の焦点が目的の位
置を通り過ぎてしまう恐れも出てくる。従って、効率の
よいシーク動作を行うには、フォーカス方向の移動とト
ラック方向の移動は単独で行った方がよい。また、本例
では、キャリッジ5の移動を伴わない場合のシーク動作
において、フォーカス方向の移動が終了してからトラッ
ク方向の移動を行うという方法を説明したが、これを逆
にしてトラック方向の移動が終了してからフォーカス方
向の移動を行うという方法をとってもかまわない。
【0022】また、本例では記録層が2層のDVD規格
の光ディスクを例として用いているが、さらに複数の記
録層を持つ光ディスクであっても、本発明のシーク方法
は適用できる。
【0023】このように、本例の光ディスク装置におい
ては、DVDのような複数の記録層を持つ光ディスク
で、現在レーザー光が焦点を結んでいる記録層と目的の
記録層が異なる場合でも、短時間でのシーク動作が可能
である。従って、再生データが映像情報である場合は、
ユーザーが待たされることのないスムーズな再生が可能
であるし、再生データがプログラム情報である場合は、
データ転送速度を低下させることがない読み出しが可能
となる。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の光ディ
スクのシーク方法を用いることにより、複数の記録層を
持つ光ディスクで、現在レーザー光が焦点を結んでいる
記録層と目的の記録層が異なるような場合でも、短時間
でのシーク動作が可能である。従って、本発明のシーク
方法を採用した光ディスク装置においては、再生データ
が映像情報である場合は、ユーザーが待たされることの
ないスムーズな再生が可能であるし、再生データがプロ
グラム情報の場合には、データ転送速度を低下させるこ
とがない読み出しが可能となる。よって、本発明によ
り、今後、容量増加のためさらに複数の記録層を持つ光
ディスクが登場する状況でも、高速なシーク動作を実行
する光ディスクのシーク方法および光ディスク装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1に示す光ディスク装置において記録層が2
層のDVD規格の光ディスクでシーク動作を行う場合の
例を示す図である。
【図3】図1に示す光ディスク装置においてシーク動作
を行う場合のフローチャートである。
【図4】図3に示すシーク動作において他の方法をとっ
た場合のフローチャートである。
【符号の説明】
1・・光ディスク 2・・スピンドルモータ 3・・光学ヘッド 4・・アクチュエータ 5・・キャリッジ 6・・フォーカスサーボ回路 7・・トラックサーボ回路 8・・フィードサーボ回路 9・・制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録層を有する光ディスクを再生
    する場合に前記光ディスク上の目標位置にレーザー光の
    焦点を移動するシーク方法において、前記レーザー光の
    焦点をフォーカス方向に移動させる第1の工程と、前記
    レーザー光の焦点をトラック方向に移動させる第2の工
    程とを有し、前記第1の工程と前記第2の工程を並列し
    て行なうことを特徴とするシーク方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記光ディスクのト
    ラック方向へのレーザー光の焦点の移動が、キャリッジ
    の移動を伴う場合のみ前記第1の工程と前記第2の工程
    を並列して行なうことを特徴とするシーク方法。
  3. 【請求項3】 複数の記録層を有する光ディスクに対し
    対物レンズを介してレーザー光を照射し、反射光から情
    報を読み取る光学ヘッドと、前記複数の記録層に対し前
    記レーザー光の焦点を切替える第1の制御手段と、前記
    光学ヘッドを前記光ディスク上の任意の位置に移動する
    第2の制御手段とを有し、前記レーザー光の焦点をフォ
    ーカス方向に移動させる第1の工程と、前記レーザー光
    の焦点をトラック方向に移動させる第2の工程を並列し
    て行なうことを特徴とする光ディスク装置。
JP9509198A 1998-04-07 1998-04-07 光ディスクのシーク方法および光ディスク装置 Withdrawn JPH11296870A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007023905A1 (ja) * 2005-08-25 2007-03-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光ディスク装置および光ディスク装置の制御回路

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