JPH11296750A - 在庫管理装置システム - Google Patents

在庫管理装置システム

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JPH11296750A
JPH11296750A JP10143198A JP10143198A JPH11296750A JP H11296750 A JPH11296750 A JP H11296750A JP 10143198 A JP10143198 A JP 10143198A JP 10143198 A JP10143198 A JP 10143198A JP H11296750 A JPH11296750 A JP H11296750A
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典泰 田島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の店舗の販売に関するデータを本部にお
いて表示できるようにして、各店舗の開店時及び閉店時
の品揃え及びロス管理に関する指導を本部で行なうこと
ができる在庫管理装置システムを提供すること。 【解決手段】 システムのメモリに記憶されている各種
アラームリストデータより開店時品揃え数ゼロの商品
数、開店時品揃え数量不足商品数及び不足率等を算出す
る算出手段と、このメモリに記憶されている各種アラー
ムリストデータ及びこの算出手段により算出されたデー
タに基づいて各店舗毎の開店時品揃え基準数量、開店時
品揃え数ゼロの商品数、開店時品揃え数量不足商品数、
不足率等を並べて本部システム20の表示部に表示させ
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、販売データを登録
する販売登録装置と値付けデータを登録する値付け登録
装置とを回線で接続し、販売登録装置で登録した販売デ
ータと値付け登録装置で登録した値付けデータを一括管
理するストアプロセッサを有する各店舗毎に設けられた
統合システムとこの統合システムとオンライン接続され
た本部システムとを有する在庫管理装置システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、スーパーマーケット等において、
POSシステムが普及されている。
【0003】また、スーパーマーケットのバックヤード
においては、計量ラベルプリンタや定額ラベルプリンタ
や計量器付き包装機等を用いて、商品に値付けラベルを
貼る作業が行なわれている。
【0004】このようなPOSシステムと計量ラベルプ
リンタや定額ラベルプリンタや計量器付き包装機等の計
量器システムをストアプロセッサにインライン接続した
統合システムが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】複数店舗あるスーパー
マーケットにおいては、一般的に本部は顧客満足度アッ
プを目標に、開店時品揃え100%を各店舗に指導して
いる。
【0006】しかし、各店舗において、開店時品揃え1
00%が守られているかは、各店舗からの報告を信用す
るか、あるいは店舗を抜き打ち検査等を行ないチェック
するしかなかった。
【0007】しかし、その報告も定量的に知るために
は、各店舗でのチェックの作業負担が大きくなり、かつ
その報告書の信用度にも疑問が残るという場合があっ
た。
【0008】また、このような抜き打ち検査を行なった
方式では、本部の人的負担が大きくなるという問題があ
った。
【0009】また、ロス管理についても、店舗任せで行
なっている場合がほとんどであった。このため、ロス管
理に不具合がある店舗については、本部は知ることはで
きなかった。
【0010】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、複数の店舗の販売に関するデータを本
部において表示できるようにして、各店舗の開店時及び
閉店時の品揃え及びロス管理に関する指導を本部で行な
うことができる在庫管理装置システムを提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の在庫管理
装置システムは、販売データを登録する販売登録装置と
値付けデータを登録する値付け登録装置とを回線で接続
し、販売登録装置で登録した販売データと値付け登録装
置で登録した値付けデータを一括管理するストアプロセ
ッサを有する各店舗毎に設けられた統合システムとこの
統合システムとオンライン接続された本部システムとを
有する在庫管理装置システムにおいて、本部システムに
設けられ各店舗に警告すべき各種アラームリストデータ
を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている
各種アラームリストデータより開店時品揃え数ゼロの商
品数、開店時品揃え数量不足商品数及び不足率等を算出
する算出手段と、この記憶手段に記憶されている各種ア
ラームリストデータ及びこの算出手段により算出された
データに基づいて各店舗毎の開店時品揃え基準数量、開
店時品揃え数ゼロの商品数、開店時品揃え数量不足商品
数、不足率等を並べて上記本部システムの表示部に表示
させる表示手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の在庫管理装置システムは、
販売データを登録する販売登録装置と値付けデータを登
録する値付け登録装置とを回線で接続し、販売登録装置
で登録した販売データと値付け登録装置で登録した値付
けデータを一括管理するストアプロセッサを有する各店
舗毎に設けられた統合システムとこの統合システムとオ
ンライン接続された本部システムとを有する在庫管理装
置システムにおいて、本部システムに設けられ各店舗毎
に警告すべき各種アラームリストデータを記憶する記憶
手段と、この記憶手段に記憶されている各種アラームリ
ストデータより値下げした数量及び値下げした金額、廃
棄した数量及び廃棄した金額を算出する算出手段と、こ
の記憶手段に記憶されている各種アラームリストデータ
及びこの算出手段により算出されたデータに基づいて各
店舗毎の全値付け数、値下げした数量及び値下げした金
額、廃棄した数量及び廃棄した金額等を並べて上記本部
システムの表示部に表示させる表示手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【0013】請求項3記載の在庫管理装置システムは、
販売データを登録する販売登録装置と値付けデータを登
録する値付け登録装置とを回線で接続し、販売登録装置
で登録した販売データと値付け登録装置で登録した値付
けデータを一括管理するストアプロセッサを有する各店
舗毎に設けられた統合システムとこの統合システムとオ
ンライン接続された本部システムとを有する在庫管理装
置システムにおいて、本部システムに設けられ各店舗毎
に警告すべき各種アラームリストデータを記憶する記憶
手段と、この記憶手段に記憶されている各種アラームリ
ストデータより閉店時品揃え数ゼロの商品数、閉店時品
揃え数量不足商品数及び不足率等を算出する算出手段
と、この記憶手段に記憶されている各種アラームリスト
データ及びこの算出手段により算出されたデータに基づ
いて各店舗毎の閉店時品揃え基準数量、閉店時品揃え数
ゼロの商品数、閉店時品揃え数量不足商品数、不足率等
を並べて上記本部システムの表示部に表示させる表示手
段とを具備したことを特徴とする。
【0014】請求項4記載の在庫管理装置システムは、
請求項1あるいは請求項3記載のいずれか一記載の表示
部に表示されたデータの表示順序は、不足数量順、不足
率順及びその最上位から複数店舗、最下位から複数店舗
を選択することができることを特徴とする。
【0015】請求項5記載の在庫管理装置システムは、
請求項2記載の表示部に表示されたデータの表示順序
は、値下げ数量順、値下げ金額順、廃棄数量順、金額順
及びその最上位から複数店舗、最下位から複数店舗を選
択することができることを特徴とする。
【0016】請求項6記載の在庫管理装置システムは、
請求項2記載の全商品の金額と、値下げ金額と廃棄金額
を加算したものとの比率をロス比率として算出するロス
比率算出手段とを具備し、上記表示手段は、このロス比
率算出手段で算出されたロス比率も上記本部システムの
表示部に表示させるようにしたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の一実
施の形態に係わる在庫管理装置システムについて説明す
る。
【0018】図1を参照して、在庫管理装置システムを
スーパーの各店舗に採用し、この各店舗に採用した統合
システムと本部に設置されたホストコンピュータとを接
続したシステムについて説明する。
【0019】図1において、11はスーパーマーケット
(以下、スーパーという)の販売データを登録する販売
登録装置(POSシステム)と値付けデータを登録する
値付け登録装置(計量器システム)とを回線で接続し、
販売登録装置で登録した販売データと値付け登録装置で
登録した値付けデータを一括管理するストアプロセッサ
を有する各店舗に採用された統合システムを示す。
【0020】この統合システム11は、ストアプロセッ
サ12を中心にして構成されている。このストアプロセ
ッサ12には、n台の計量ラベルプリンタ13、n台の
定額ラベルプリンタ14、n台の計量器付き包装機1
5、n台のPOS16がインライン接続されている。
【0021】計量器ラベルプリンタ13、定額ラベルプ
リンタ14及び計量器付き包装機15から出力される商
品毎のラベル発行数及びPOS16の販売データはスト
アプロセッサ12に出力される。
【0022】ストアプロセッサ12はキーボード12
k、表示部12d、本体12cを備えている。
【0023】このキーボード12kには、開店時品揃え
アラームリスト、品切れアラームリスト、品切れアラー
ムリスト、品切れ見通しアラームリスト、見切りアラー
ムリスト、閉店時品揃えアラームリストを表示させるた
めの表示キーが設けられている。
【0024】この本体12cには、マイクロプロセッ
サ、メモリ及び周辺回路を中心にして構成されている。
【0025】このメモリには、開店時及び閉店時に店内
に陳列すべき商品の数量を基準値として商品毎に記憶し
ている基準値メモリ、商品の陳列数を商品毎に記憶して
いる陳列数メモリ、各商品に対して品番、品名、単価、
JANコード等の商品情報を設定したPLU(プライス
・ルック・アップ)メモリ、各商品のPOS16での販
売点数の時間的推移を予め設定された時間帯毎に分けて
記憶する当日販売データメモリ、各商品毎に計量器等の
当日値付け数値(ラベル発行数)の時間的推移を予め設
定された時間帯毎に分けて記憶する当日値付けメモリ、
各商品毎の営業中の基準時間以前とそれ以降の販売比率
を記憶している販売比率メモリと、各商品毎の前日の残
数を記憶する残数メモリとを備えている。
【0026】さらに、ストアプロセッサ12のプロセッ
サは、図7〜図9のフロ−チャ−トに示した処理を行な
う機能を有している。
【0027】さらに、このストアプロセッサ12には、
ルータ17及び各種データ処理を行なうプロセッサ18
がインライン接続されている。
【0028】n台の計量ラベルプリンタ13、n台の定
額ラベルプリンタ14、n台の計量器付き包装機15の
詳細な構成については図2を参照して後述する。
【0029】20はスーパーの各店舗に採用されたPO
Sシステム及び計量器システムを有する統合システム1
1が複数接続されている本部システムを示す。
【0030】この本部システム20は、ホストコンピュ
ータ21を中心にして構成されている。このホストコン
ピュータ21にはルータ22がインライン接続されてい
る。
【0031】そして、ルータ17とルータ22とは商用
公衆回線を用いたデジタル回線で接続され、統合システ
ム11と本部システム20との間で各種データが送受さ
れている。つまり、本部のホストコンピュータ21は各
店舗のストアプロセッサ12で作成されたデータを受信
している。
【0032】ホストコンピュータ21をマイクロプロセ
ッサ、メモリ、キーボード、表示部、プリンタを備えて
いるもので、メモリには受信された各店舗毎の各種アラ
ームリストデータを記憶している。このアラームリスト
データとは、図7ないし図9のフロ−チャ−トにより作
成される開店時品揃えアラームリスト、品切れアラーム
リスト、品切れ見通しアラームリスト、閉店時品揃えア
ラームリストを作成するために必要なデータのことを指
し、統合システム11のストアプロセッサ12からその
データを受信している。
【0033】さらに、プロセッサは、メモリに記憶され
ているアラームリストデータから各店舗毎の開店時の基
準のある商品のアイテム数とその全商品の陳列数(数
量)の合計を算出する手段と、開店時に品揃えゼロだっ
た商品アイテム数とその商品の基準陳列数との差(不足
数)の合計を算出する手段と、基準に対して不足してい
る商品のアイテム数とその商品の基準陳列数との差(不
足数)の合計を算出する手段と、基準陳列数量に対する
不足数の率を算出する手段と、これらのデータと店舗数
等を表示部あるいはプリンタに出力させる手段を備えて
いる。
【0034】さらに、プロセッサは、メモリに記憶され
ているアラームリストデータから各店舗毎の当日投入し
た基準のある商品のアイテム数とその商品の全陳列数
(当日値付け数+前日繰り越し分)の合計を算出する手
段と、値下げされた商品のアイテム数とその商品の数
量、金額を合計する手段と、破棄された商品のアイテム
数とその数量、金額を合計する手段と、これらのデータ
と店舗名等を表示部あるいはプリンタに出力させる手段
を備えている。さらに、このプロセッサは全商品の金額
と、値下げ金額と廃棄金額を加算したものとの比率をロ
ス率として算出するロス比率算出手段を備えている。
【0035】さらに、プロセッサは、メモリに記憶され
ているアラームリストデータから各店舗毎の閉店時の基
準のある商品のアイテム数とその全商品の陳列数(数
量)の合計を算出する手段と、閉店時に品揃えゼロだっ
た商品アイテム数とその商品の基準陳列数との差(不足
数)の合計を算出する手段と、基準に対して不足してい
る商品のアイテム数とその商品の基準陳列数との差(不
足数)の合計を算出する手段と、基準陳列数量に対する
不足数の率を算出する手段と、これらのデータと店舗名
等を表示部あるいはプリンタに出力させる手段を備えて
いる。
【0036】また、ホストコンピュータ21のキーボー
ドには図19の開店時品揃え店別チェック、図20の品
切れ店別チェック、図21の閉店時品揃え店別アラーム
を表示部に表示させる表示キーを備えている。
【0037】次に、図2を参照して、計量ラベルプリン
タ13、定額ラベルプリンタ14、計量器付き包装機1
5を総称した計量ラベルプリンタの構成について説明す
る。
【0038】つまり、計量ラベルプリンタは、CPU板
31と、このCPU板31に接続されるVGA板32と
I/O板33を備えている。
【0039】CPU板31には、例えば32ビットのR
ISCのCPU33が搭載されている。このCPU33
からのシステムバス33aには、フラッシュROM(リ
ード・オンリ・メモリ)34、DRAM(ダイナミック
・ランダム・アクセス・メモリ)35、キャラクタジェ
ネレータ36、SRAM(スタチック・ランダム・アク
セス・メモリ)37、EEPROM(電気的に消去可能
なプログラマブルリード・オンリ・メモリ)38、GA
(ゲート・アレイ)39、増設メモリ40、RS232
C端子41が接続される。
【0040】EEPROM38には、図7〜図9のフロ
−チャ−トの計量器に対応して処理を行なう部分につい
てのプログラムが記憶されている。
【0041】このRS232Cコントローラ41には、
秤部42が接続される。この秤部42は、図1の計量ラ
ベルプリンタ13及び計量器付き包装機15に接続され
ている商品の重量を計測する。
【0042】さらに、GA39には、セントロニクスの
プロトコルで通信を行なう通信端子43が接続されてい
る。
【0043】CPU板31にはケーブル44を介してV
GA板32が接続されている。つまり、このケーブル4
4を介してCPU板31のシステムバス33aと、VG
A板32のバス32とが接続されている。
【0044】このバス32には、FPGA51、VGA
C(コントローラ)52、フラッシュROM(リード・
オンリ・メモリ)53、カード・インタフェース54、
5chのRS232C端子55が接続されている。
【0045】上記FPGA51には、EPROM56が
接続される。
【0046】さらに、VGAC52には、表示データを
記憶するDRAM57が接続されている。このVGAC
52には、例えば10インチのカラーLCD58が接続
されている。
【0047】さらに、カードインタフェース54には、
メモリカード59及びLANカード60が接続されてい
る。
【0048】さらに、RS232C端子55には、キー
ボード61及びタッチパネル62が接続されている。
【0049】さらに、CPU板31には、I/O板33
がケーブル71を介して接続されている。このケーブル
71にはGA(ゲート・アレイ)72が接続されてい
る。
【0050】このI/O板33には、用紙を搬送するた
めのステッピングモータM73、用紙を巻き取るための
各種DCモータM74、サーマルヘッド75、各種セン
サ76がそれぞれI/O板33の端子33a〜33dに
接続されている。
【0051】次に、上記のように構成された本発明の一
実施の形態の動作について説明する。
【0052】まず、図3を参照してスーパーの店舗にお
ける商品の陳列数と一日の顧客の数の変化及び開店時、
閉店時及び営業時間の中の基準時間を見切りの判断とし
たことについて説明する。
【0053】つまり、図3において、店は朝8時から開
店し、20時で閉店する。
【0054】図3において、曲線Aは店舗にきた顧客数
を示し、折れ線グラフBは、ある商品の陳列数を示して
いる。
【0055】このグラフを見ても明らかなように、商品
の陳列数は16:30分をもってピークとなっている。
【0056】そして、16:30分をピークに顧客数は
減少している。
【0057】また、顧客数のピークは12時付近にもピ
ークに達している。
【0058】本発明は開店時及び閉店時に店内に陳列す
べき商品の数を基準メモリに記憶しておくと共に、基準
時刻、つまり見切りの判断時刻(16:30分)におい
てその時刻以降に商品の販売が予測される販売予測数を
算出している。
【0059】そして、開店時及び閉店時においては、商
品を陳列すべき最適な数としての基準値と、実際に陳列
されている商品の陳列数と、不足する商品の数とをリス
トにしてストアプロセッサあるいは計量器システムの表
示部に表示するようにしている(以降、開店時アラー
ム、閉店時アラームという) また、営業中の基準時刻、つまり見切りの判断時刻(1
6:40分)において、その時刻以降において販売が予
測される販売予測数と陳列数と、不足する商品等をリス
トにしてストアプロセッサあるいは計量器システムの表
示部に表示するようにしている(以降、見切りアラーム
という)。
【0060】次に、図4のブロック図を参照して、開店
時アラーム、見切りアラーム及び閉店時アラームの概略
処理について説明する。
【0061】まず、開店時アラーム処理について説明す
る。開店時において、残チェックシステム(図示しな
い)により残数が設定されている前日残数メモリから、
商品毎の前日の残数を得る。そして、計量ラベルプリン
タ13、定額ラベルプリンタ14、計量器付き包装機1
5等から出力される計量器データに基づき、当日値付け
メモリに設定されている、発行されたラベルの数より、
値付け数を得る。この値付け数が開店時に新たに店出し
される商品の数となる。
【0062】そして、前日残数と計量器データとして得
られた開店前値付け数とを加算することにより、開店時
品出し数を算出している。
【0063】そして、開店時に店内に陳列すべき基準値
としての基準値と開店時の品出し数を開店時のアラーム
リストとして出力している。この開店時アラームリスト
を出力する場合の詳細な動作は、図7のフロ−チャ−ト
を参照して説明する。
【0064】次に、見切りアラーム処理について簡単に
説明する。まず、開店時アラーム処理から開店時品出し
数を得る。そして、この開店時品出し数と開店後に計量
ラベルプリンタ13、定額ラベルプリンタ14、計量器
付き包装機15等から出力される計量器データより、発
行されたラベルの数より、開店後値付け数を得る。
【0065】そして、開店時品出し数と開店後値付け数
とを加算し、その加算した値からPOS16から出力さ
れるPOSデータより商品の販売個数を減算することに
より、商品の現在の陳列数を得ている。これを陳列数メ
モリに記憶している。
【0066】図5は見切り基準時刻(16時30分)を
境にして、その時刻前後において商品が販売される比
率、つまり構成比率を参照して、見切り基準時刻以降に
商品が販売される予測数を算出している。そして、陳列
数と販売が予想される予想数から、商品が不足する商品
をリストアップした品切れ見通しアラームリスト、商品
の陳列数がゼロのものをリストアップした品切れアラー
ムリスト、見切りアラームリストを生成している。
【0067】この見切りアラームリストを出力する処理
については、図8のフロ−チャ−トを参照して説明す
る。
【0068】次に、閉店時アラーム処理について説明す
る。
【0069】まず、見切りアラーム処理において得られ
た現在の陳列数と閉店時に商品を揃えておくべき数とし
ての、閉店時品揃え基準とが参照されて、閉店時アラー
ムリストが生成される。
【0070】この閉店時アラームリストを出力する処理
については、図9のフロ−チャ−トを参照して後述す
る。
【0071】以上のようにして、開店時アラームリス
ト、見切りアラームリスト、閉店時アラームリストを作
成することができる。これら開店時アラームリスト、見
切りアラームリスト、閉店時アラームリストの作成処理
については、図7乃至図9を参照して後述する。
【0072】次に、図5は図3の見切りの判断を行なう
見切り基準時間(16:30分)を境にして、商品が販
売される比率、つまり構成比率を曜日毎、カテゴリー
別、商品別に販売比率メモリに記憶している。ここで、
カテゴリー別とは、部位別ということで、豚肉であれ
ば、肩肉、もも肉といった商品の部位を意味している。
【0073】図5に示すような構成比率を参照して、見
切り基準時間(16:30分)までの商品の販売個数を
POSデータから得て、見切り基準時間以降から閉店時
までに販売されるであろう販売予想数を計算し、見切り
予想数を算出するロジックについて説明する。
【0074】図6の計算ロジックは、図5の水曜日の構
成比率に基づいて、閉店までの販売予想数を計算するロ
ジックについて説明する。
【0075】まず、当日の開店時に商品を100個陳列
していたとする。ここで、この100個の内訳として
は、当日加工として60個、仕越しとして40個であ
る。仕越しは、前日に商品化の一歩手前まで商品を加工
しておく作業をいう。
【0076】そして、図5の構成比率のうち水曜日の構
成比率を参照する。この構成比率によれば、商品が見切
り基準時間までに60パーセント、見切り基準時間から
閉店までに40パーセント販売されることが読み取れ
る。
【0077】従って、見切り基準時間までに、POSデ
ータより50個販売されたことが確認されている場合に
は、その商品が見切り基準時間から閉店までに販売され
る予測販売数は、「50×0.4÷0.6」として算出
される。
【0078】つまり、開店時に商品を100個陳列した
場合には、見切り基準時間までに50個実際に販売され
た場合には、見切り基準時間から閉店時間までに33個
の商品が販売されることが予測される。
【0079】100個の商品のうち、(50+33)=
83個の商品が販売され、17個の商品が売れ残るとい
う計算がなされる。つまり、見切り予測数として17個
が算出される。
【0080】次に、図7乃至図9のフロ−チャ−トを参
照して開店時品揃えアラームリスト、品切れアラームリ
スト、品切れ見通しアラームリスト、見切りアラームリ
スト、閉店時品揃えアラームリストを作成する処理につ
いて説明する。
【0081】まず、ストアプロセッサ12のキーボード
に備えられている開店時品揃えアラームリスト表示キー
を操作して、開店時品揃えアラームリストを出力する処
理を起動させる(ステップS1)。
【0082】この表示キーの操作に応答して、図7のフ
ロ−チャ−トの処理が開始される。開店時品揃えアラー
ムリストを作成するときの基本的なロジックは、図4で
説明した通りである。
【0083】次に、前日残数メモリに記憶されている商
品の前日の残数と当日値付けメモリに記憶されている計
量ラベルプリンタ13、定額ラベルプリンタ14、計量
器付き包装機15とを総称した計量器から収集した当日
の値付け数を商品毎に加算する(ステップS2)。
【0084】そして、ステップS2で算出された数量か
らPOS16から送られてくる当日の販売数量を減算し
て現在の陳列数を算出するのであるが、開店前のため当
日のPOSの販売数量はゼロであるため、この減算は行
なわない(ステップS3)。
【0085】従って、ステップS1で算出した商品の数
は商品の陳列数としてストアプロセッサ12の陳列数メ
モリに記憶される。
【0086】また、開店時に商品を店内に陳列すべき数
量を各商品毎に基準値として記憶している基準値メモリ
から商品の開店時の品揃え基準を読み出し、「その品揃
え基準値>陳列数」のものをピックアップして、陳列数
から品揃え基準値を不足数算出手段により減算すること
により、商品の不足数を算出している。
【0087】次に、商品番号順、商品の不足数順に図1
0に示すように開店時品揃えアラームリストをリスト生
成手段により生成する。
【0088】ここで、リスト生成手段は、陳列数がゼロ
の場合は、陳列数がゼロ以外の場合とで別のリストとし
て生成している。
【0089】そして、リスト生成手段で生成された開店
時品揃えアラームリストは、ストアプロセッサの表示部
に出力される(ステップS6)。
【0090】ここで、ストアプロセッサ12にインライ
ン接続されているネットワーク上のプリンタ(図示しな
い)にも出力するようにしても良い。
【0091】以上のようにして、ストアプロセッサ12
のキーボードから開店時品揃えアラームリスト表示キー
を操作すると、開店時品揃えアラームリストはストアプ
ロセッサ12の表示部12dに表示される。
【0092】このように、開店時の各商品の品揃えにつ
いて基準を設けておき、開店時にストアプロセッサ12
の表示部12dに商品毎に基準数量及び陳列数及び不足
数をリストにして表示するようにしたので、マネージャ
ーが不慣れであっても、開店時の品揃えを的確に行なう
ことができる。
【0093】ところで、計量ラベルプリンタ13、定額
ラベルプリンタ14、計量器付き包装機15とを総称し
た計量器の表示部に開店時品揃えアラームリストを表示
させる場合には、計量器のキーボード61に設けられて
いる開店時品揃えアラームリスト表示キーを操作する
(ステップS11)。
【0094】この操作に応答して、計量器のCPU33
は開店時品揃えアラームリストを表示する要求信号をス
トアプロセッサ12に出力する(ステップS12)。
【0095】この要求信号を受信したストアプロセッサ
12は、前述したステップS2〜S5の処理により、リ
スト生成手段により開店時品揃えアラームリストを生成
する。
【0096】そして、リスト生成手段で生成された開店
時品揃えアラームリストは定額ラベルプリンタ14、計
量器付き包装機15とを総称した計量器に表示データと
して返送される(ステップS13)。
【0097】そして、この表示データは、計量器のLC
D58に表示される(ステップS14)。また、サーマ
ルヘッド75から開店時品揃えアラームリストが出力さ
れる。
【0098】以上のようにして、計量器のキーボード6
1から開店時品揃えアラームリストを表示させる表示キ
ーが操作された場合には、計量器の表示部、つまりLC
D58に開店時アラームリストを表示させることができ
る。さらに、開店時アラームリストをサーマルヘッド7
5により記録紙に印字させることができる。
【0099】このように、開店時の各商品の品揃えにつ
いて基準を設けておき、開店時に計量器の表示部、LC
D58に商品毎に基準数量及び陳列数及び不足数をリス
トにして表示するようにしたので、スーパーのバックヤ
ードで作業する作業者が不慣れであっても、開店時の品
揃えを店にでることなくバックヤードで正確に知ること
ができる。
【0100】次に、図8のフロ−チャ−トを参照して、
品切れ見通しアラームリスト、品切れアラーム及び見切
りアラームリストを表示させる動作について説明する。
まず、ストアプロセッサ12のキーボードから3つのリ
ストを表示させるキー操作を行なう(ステップS2
1)。
【0101】このキー操作に応答して、商品の前日の残
数と計量ラベルプリンタ13、定額ラベルプリンタ1
4、計量器付き包装機15とを総称した計量器から収集
した当日の値付け数を商品毎に加算する(ステップS2
2)。
【0102】さらに、ステップS22で算出された数量
からPOS16から送られてくる当日の販売数量を減算
して現在の陳列数を算出する(ステップS23)。
【0103】従って、ステップS1で算出した商品の数
は商品の陳列数としてストアプロセッサ12の陳列数メ
モリに記憶される。
【0104】次に、図5及び図6を参照して前述したよ
うに、見切り基準時間を境にして、その見切り基準時間
までの商品の販売個数をPOS16から得て、図5の構
成比率を参照して販売予測数を販売予測数算出手段によ
り算出する(ステップS25)。
【0105】そして、販売予測数算出手段で算出された
販売予測数と上記陳列数メモリに記憶されている商品の
陳列数とを比較する(ステップS25)。
【0106】そして、販売予測数から陳列数を減算する
ことにより、商品の不足数量及び見切り数量を算出す
る。
【0107】また、「販売予測数>陳列数」の商品をピ
ックアップする(ステップS26)。
【0108】そして、品切れ見通しアラームリスト生成
手段により、「販売予測数>陳列数」の商品をピックア
ップし、商品番号順、商品が不足している個数が多い順
番に、図12に示したリストを作成する(ステップS2
7)。
【0109】また、この品切れ見通しアラームリスト生
成手段で生成された「販売予測数>陳列数」の商品のう
ち「陳列数=0」の商品をピックアップする(ステップ
S28)。
【0110】そして、品切れアラームリスト生成手段に
より、「販売予測数>陳列数」で、しかも「陳列数=
0」の商品を商品番号順あるいは商品が不足する不足数
順に図11に示した品切れアラームリストを生成する
(ステップS29)。
【0111】一方、「販売予測数<陳列数」の商品をピ
ックアップする(ステップS30)。
【0112】そして、見切りアラームリスト生成手段に
より、「販売予測数<陳列数」の商品を商品番号順ある
いは商品が不足する不足数順に図13に示した見切りア
ラームリストを生成する(ステップS31)。
【0113】そして、品切れ見通しアラームリスト生成
手段により生成された品切れ見通しアラームリスト、品
切れアラームリスト生成手段で生成された品切れァラー
ムリスト、あるいは見切りアラームリスト生成手段で生
成された見切りアラームリストは、ストアプロセッサの
表示部に出力される(ステップS32)。
【0114】ここで、ストアプロセッサ12にインライ
ン接続されているネットワーク上のプリンタ(図示しな
い)にも出力するようにしても良い。
【0115】以上のようにして、ストアプロセッサ12
からのキー操作により品切れ見通しアラームリスト、品
切れアラームリスト、見切りアラームリストが表示部1
2dに表示させることができる。
【0116】以上のようにして、営業中において、販売
予測をすることができるので、作り過ぎによる廃棄ロス
あるいは商品の品出し不足によるチャンスロスを少なく
するための情報を提供することができる。
【0117】ところで、計量ラベルプリンタ13、定額
ラベルプリンタ14、計量器付き包装機15とを総称し
た計量器の表示部に品切れ見通しアラームリスト、品切
れァラームリストあるいは見切りアラームリストを表示
させる場合には、計量器のキーボード61に設けられて
いる見切りアラームリスト表示キーを操作する(ステッ
プS41)。
【0118】この操作に応答して、計量器のCPU33
は開店時品揃えアラームリストを表示する要求信号をス
トアプロセッサ12に出力する(ステップS42)。
【0119】この要求信号を受信したストアプロセッサ
12は、前述したステップS22〜S31の品切れ見通
しアラームリスト生成手段により生成された品切れ見通
しアラームリスト、品切れアラームリスト生成手段で生
成された品切れァラームリスト、あるいは見切りアラー
ムリスト生成手段で生成された見切りアラームリストの
表示データを計量器に出力する。この結果、各アラーム
リストに対応する表示データは計量器に入力される(ス
テップS43)。
【0120】そして、この表示データは、計量器のLC
D58に表示される(ステップS44)。また、サーマ
ルヘッド75から開店時品揃えアラームリストが出力さ
れる。
【0121】以上のようにして、計量器のキーボード6
1から品切れ見通しアラームリスト、品切れアラームリ
スト及び見切りアラームリストを表示させる表示キーが
操作された場合には、計量器の表示部、つまりLCD5
8に品切れ見通しアラームリスト、品切れアラームリス
ト及び見切りアラームリストを表示させることができ
る。さらに、各アラームリストをサーマルヘッド75に
より記録紙に印字させることができる。
【0122】このようにして、営業中において、販売予
測をすることができるので、作り過ぎによる廃棄ロスあ
るいは商品の品出し不足によるチャンスロスを少なくす
るための情報をバックヤードにいる作業者にも提供する
ことができる。
【0123】次に、閉店時品揃えアラームリストを表示
部に表示させる処理について説明する。
【0124】まず、ストアプロセッサ12のキーボード
に備えられている閉店時品揃えアラームリスト表示キー
を操作して、閉店時品揃えアラームリストを出力する処
理を起動させる(ステップS1)。
【0125】この表示キーの操作に応答して、図9のフ
ロ−チャ−トの処理が開始される。開店時品揃えアラー
ムリストを作成するときの基本的なロジックは、図4で
説明した通りである。
【0126】次に、前日残数メモリに記憶されている商
品の前日の残数と当日値付けメモリから計量ラベルプリ
ンタ13、定額ラベルプリンタ14、計量器付き包装機
15とを総称した計量器から収集した当日の値付け数を
商品毎に加算する(ステップS52)。
【0127】そして、ステップS52で算出された数量
からPOS16から送られてくる当日の販売数量を減算
して現在の陳列数を算出する(ステップS53)。
【0128】従って、ステップS53で算出した商品の
数は商品の陳列数としてストアプロセッサ12の陳列数
メモリに記憶される。
【0129】また、開店時に商品を店内に陳列すべき数
量を各商品毎に基準値として記憶している基準値メモリ
から商品の開店時の品揃え基準値を読み出し、陳列数か
ら品揃え基準値を不足数算出手段により減算することに
より、商品の不足数を算出している(ステップS5
4)。
【0130】次に、商品番号順、商品の不足数順に図1
4に示すように閉店時品揃えアラームリストをリスト生
成手段により生成する。
【0131】そして、リスト生成手段で生成された閉店
時品揃えアラームリストは、ストアプロセッサ12の表
示部に出力される(ステップS56)。
【0132】ここで、ストアプロセッサ12にインライ
ン接続されているネットワーク上のプリンタ(図示しな
い)にも出力するようにしても良い。
【0133】以上のようにして、ストアプロセッサ12
のキーボードから閉店時品揃えアラームリスト表示キー
を操作すると、閉店時品揃えアラームリストはストアプ
ロセッサ12の表示部12dに表示される。
【0134】このように、ストアプロセッサ12のキー
操作により閉店時の品揃えを商品毎に、基準数量、陳列
数及び不足数をリストアップするようにしたので、マネ
ージャが不慣れであっても、閉店時の品揃えを確実に行
なうことができる。
【0135】ところで、計量ラベルプリンタ13、定額
ラベルプリンタ14、計量器付き包装機15とを総称し
た計量器の表示部に開店時品揃えアラームリストを表示
させる場合には、計量器のキーボード61に設けられて
いる閉店時品揃えアラームリスト表示キーを操作する
(ステップS57)。
【0136】この操作に応答して、計量器のCPU33
は閉店時品揃えアラームリストを表示する要求信号をス
トアプロセッサ12に出力する(ステップS58)。
【0137】この要求信号を受信したストアプロセッサ
12は、前述したステップS52〜S55の処理によ
り、リスト生成手段により閉店時品揃えアラームリスト
を生成する。
【0138】そして、リスト生成手段で生成された閉店
時品揃えアラームリストは定額ラベルプリンタ14、計
量器付き包装機15とを総称した計量器に表示データと
して返送される(ステップS59)。
【0139】そして、この表示データは、計量器のLC
D58に表示される(ステップS60)。また、サーマ
ルヘッド75から閉店時品揃えアラームリストが出力さ
れる。
【0140】以上のようにして、計量器のキーボード6
1から閉店時品揃えアラームリストを表示させる表示キ
ーが操作された場合には、計量器の表示部、つまりLC
D58に閉店時品揃えアラームリストを表示させること
ができる。さらに、開店時品揃えアラームリストをサー
マルヘッド75により記録紙に印字させることができ
る。
【0141】このようにして、計量器からのキー操作に
より閉店時品揃えアラームリストを表示させることがで
きるので、バックヤードで作業している作業員は閉店時
の品揃えに関する情報を正確に知ることができ、閉店時
の品揃えを的確に行なうことができる。
【0142】なお、上記した実施の形態においては、図
5に示した構成比率においては、見切り基準時間を1つ
にするようにしたが、図15に示すように基準時間1、
基準時間2というように2つの基準時間を設けても良
い。このように、基準値を2つ設けることにより、きめ
の細かい販売予測を立てることができる。基準値は2で
なくても、複数設けても良い。
【0143】例えば、売り上げの構成比率を開店から基
準時間1までは20%、基準時間1から基準時間2まで
は50%、基準時間2から閉店までは30%として良
い。
【0144】例えば、当日の商品の販売に関して、基準
時間1を用いた場合の商品の販売予測の仕方について説
明する。まず、POS16より基準時間1までの販売個
数を得る。ここで、その商品の販売個数が25個の場合
には、基準時間1から閉店までに予測される商品の販売
予測数は「25×(0.5+0.3)÷0.2=100
個」となる。
【0145】従って、このように基準時間1を採用した
場合には、「100−(25+100)=−25」とい
うようになり、基準時間1以降に商品が25個不足する
ことが予測される。
【0146】一方、当日の商品の販売に関して、基準時
間2を用いた場合の商品の販売予測の仕方について説明
する。まず、POS16より基準時間2までの販売個数
を得る。ここで、その商品の販売個数が90個の場合に
は、基準時間2から閉店までに予測される商品の販売予
測数は「90×(0.3)÷(0.2+0.5)=3
9」となる。
【0147】従って、このように基準時間2を採用した
場合には、「125−(90+39)=−4」というよ
うに、基準時間2以降に商品が4個不足することが予測
される。
【0148】次に、図16乃至図19のフロ−チャ−ト
及び図19ないし図21の表示画面図を参照して本部に
おいて、各店舗の販売情報を画面表示にして参照する在
庫管理装置システムの動作について説明する。
【0149】図16乃至図19のフロ−チャ−トは、ホ
ストコンピュータ21のROM(図示しない)に記憶さ
れているプログラムにより処理されている内容を示して
いる。
【0150】まず、開店時の各店舗の品揃えをチェック
する場合の動作について説明する。
【0151】ホストコンピュータ21に備えられている
キーボードに設けられている開店時品揃え店別チェック
表示キーを操作する(ステップS71)。
【0152】各店舗に設けられた統合システム11から
送信される各種アラームリストデータはホストコンピュ
ータ21のメモリに記憶されている。そして、このメモ
リに記憶されている各店舗の各種アラームデータリスト
より、各店舗毎に開店時品揃え基準のあるアイテム数と
「その商品の基準数量の合計=C」を算出する(ステッ
プS72)。
【0153】さらに、ホストコンピュータ21のメモリ
に記憶されているデータより各店舗毎に品揃えがゼロの
商品を探し出し、その商品のアイテム数と「基準数量と
陳列数(この場合はゼロ)の差の合計=不足数A」を算
出する(ステップS73)。さらに、ホストコンピュー
タ21のメモリに記憶されているデータより各店舗毎に
数量が不足している、つまり開店時品揃え基準>陳列数
>0の関係を有する商品を探し出し、その商品のアイテ
ム数と「基準数量と陳列数の差の合計=不足数B」を算
出する(ステップS74)。
【0154】そして、商品が不足する割合としての不足
率(%)を以下の計算式により計算する(ステップS7
5)。
【0155】つまり、不足率=(不足数A+不足数B)
÷開店基準数量C×100として算出する。
【0156】以上のようにして作成されたデータは店舗
順、不足数順、不足率順あるいはそのベストnn、ワー
ストnn等の表示順に従って、本部のホストコンピュー
タ21の表示部に表示させる(ステップS76)。
【0157】この結果、図19に示すような開店時品揃
え店別チェックリストを本部に設置されているホストコ
ンピュータ21の表示部に表示させることができる。
【0158】従って、本部にいるスタッフは開店時の各
店舗の品揃えを一目で把握することができる。このリス
トを参考にして、開店時の各店舗の品揃えに関して各店
舗に指導をすることができる。
【0159】次に、各店舗のロス管理をチェックするた
めの動作について説明する。このように各店舗のロス管
理をチェックする場合には、ホストコンピュータ21の
キーボードに設けられた見切り店別アラーム表示キーを
操作する。各店舗に設けられた統合システム11から送
信される各種アラームリストデータはホストコンピュー
タ21のメモリに記憶されている。
【0160】このメモリに記憶されている各店舗から収
集したデータから各店舗毎に基準値をもつ商品のアイテ
ム数をその商品の当日の陳列数の合計を商品の投入数と
して算出する(ステップS82)。
【0161】また、メモリに記憶されている各店舗から
収集したデータから、各店舗毎の値下げされた商品のア
イテム数とその商品の数量、値下げ金額の合計を算出す
る(ステップS83)。
【0162】さらに、メモリに記憶されている各店舗か
ら収集したデータから各店舗毎の破棄された商品のアイ
テム数とその商品の数量と金額の合計を算出する。ここ
で、破棄数量は閉店後の陳列数より翌日繰り越した分を
引いたもので算出できる(ステップS84)。さらに、
ロス比率算出手段により全商品の金額と、値下げ金額と
廃棄金額を加算したものとの比率をロス率として算出す
る。
【0163】以上のようにして求められたデータを店舗
別、金額順、ロス率順あるいはその最上位から複数店舗
選択するベストnn、最下位から複数店舗を選択するワ
ーストnn等の表示順の指示に従って、本部のホストコ
ンピュータ21の表示部に表示させる(ステップS8
5)。・この結果、図20に示すような開店時品揃え店
別チェックリストを本部に設置されているホストコンピ
ュータ21の表示部に表示させることができる。
【0164】従って、本部にいるスタッフは各店舗のロ
ス管理を一目で把握することができる。このリストを参
考にして、各店舗にロス管理の指導をすることができ
る。
【0165】次に、閉店時の各店舗の品揃えをチェック
する場合の動作について説明する。
【0166】ホストコンピュータ21に備えられている
キーボードに設けられている開店時品揃え店別チェック
表示キーを操作する(ステップS91)。
【0167】各店舗に設けられた統合システム11から
送信される各種アラームリストデータはホストコンピュ
ータ21のメモリに記憶されている。そして、このメモ
リに記憶されている各店舗の各種アラームデータリスト
より、各店舗毎に開店時品揃え基準のあるアイテム数と
「その商品の基準数量の合計=C」を算出する(ステッ
プS92)。
【0168】さらに、ホストコンピュータ21のメモリ
に記憶されているデータより各店舗毎に品揃えがゼロの
商品を探し出し、その商品のアイテム数と「基準数量と
陳列数(この場合はゼロ)の差の合計=不足数A」を算
出する(ステップS93)。さらに、ホストコンピュー
タ21のメモリに記憶されているデータより各店舗毎に
数量が不足している、つまり開店時品揃え基準>陳列数
>0の関係を有する商品を探し出し、その商品のアイテ
ム数と「基準数量と陳列数の差の合計=不足数B」を算
出する(ステップS94)。
【0169】そして、商品が不足する割合としての不足
率(%)を以下の計算式により計算する(ステップS9
5)。
【0170】つまり、不足率=(不足数A+不足数B)
÷開店基準数量C×100として算出する。
【0171】以上のようにして作成されたデータは店舗
順、不足数順、不足率順あるいはその最上位から複数店
舗選択するベストnn、最下位から複数店舗を選択する
ワーストnn等の表示順の指示に従って、本部のホスト
コンピュータ21の表示部に表示させる(ステップS9
6)。
【0172】この結果、図21に示すような閉店時品揃
え店別チェックリストを本部に設置されているホストコ
ンピュータ21の表示部に表示させることができる。
【0173】従って、本部にいるスタッフは閉店時の各
店舗の品揃えを一目で把握することができる。このリス
トを参考にして、閉店時の各店舗の品揃えに関して各店
舗に指導をすることができる。
【0174】なお、図16乃至図18のフロ−チャ−ト
の処理において、リストをプリンタから出力させるよう
にしても良い。
【0175】さらに、図16乃至図18のフロ−チャ−
トの処理を各店舗に設けられたストアプロセッサ12で
行なうようにしても良い。
【0176】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、開店時品
揃え店別チェックリストを本部に設置されているホスト
コンピュータで確認することができる。従って、本部に
いるスタッフは開店時の各店舗の品揃えを一目で把握す
ることができる。このリストを参考にして、開店時の各
店舗の品揃えに関して各店舗に指導をすることができ
る。
【0177】請求項2記載の発明によれば、開店時品揃
え店別チェックリストを本部に設置されているホストコ
ンピュータで確認することができる。従って、本部にい
るスタッフは各店舗のロス管理を一目で把握することが
できる。このリストを参考にして、各店舗にロス管理の
指導をすることができる。
【0178】請求項3記載の発明によれば、閉店時品揃
え店別チェックリストを本部に設置されているホストコ
ンピュータで確認することができる。従って、本部にい
るスタッフは閉店時の各店舗の品揃えを一目で把握する
ことができる。このリストを参考にして、閉店時の各店
舗の品揃えに関して各店舗に指導をすることができる。
【0179】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至3の効果に加えて、リストを見やすく表示させること
ができる。
【0180】請求項5記載の発明によれば、請求項2の
効果に加えて、リストを見やすくすることができる。
【0181】請求項6記載の発明によれば、請求項2の
効果に加えて、リストを見やすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わる在庫管理システ
ムのシステム構成図。
【図2】計量ラベルプリンタ、定額ラベルプリンタ、計
量器付き包装機を総称した計量ラベルプリンタの構成を
示すブロック図。
【図3】商品の陳列数と客数の時間的変化を示すグラ
フ。
【図4】開店時アラーム、見切りアラーム及び閉店時ア
ラームの概略処理について説明するための図。
【図5】商品の曜日毎の構成比率を示す図。
【図6】販売予測数を算出した一例を示す図。
【図7】開店時品揃えアラームリスト表示処理を説明す
るためのフロ−チャ−ト。
【図8】営業中に品切れ見通しアラームリスト、品切れ
アラームリスト、見切りアラームリストを表示させる処
理を説明するためのフロ−チャ−ト。
【図9】閉店時品揃えアラームリストを表示させるため
のフロ−チャ−ト。
【図10】開店時品揃えアラームリストを示す図。
【図11】品切れアラームリストを示す図。
【図12】品切れ見通しアラームリストを示す図。
【図13】見切りアラームリストを示す図。
【図14】閉店時品揃えアラームリストを示す図。
【図15】売り上げ構成基準としての基準時間を2つ設
けた例を示す図。
【図16】開店時品揃え店別チェックをホストコンピュ
ータの表示部に表示させる処理を説明するためのフロ−
チャ−ト。
【図17】見切り店別アラームをホストコンピュータの
表示部に表示させる処理を説明するためのフロ−チャ−
ト。
【図18】閉店時品揃え店別チェックをホストコンピュ
ータの表示部に表示させる処理を説明するためのフロ−
チャ−ト。
【図19】ホストコンピュータの表示部に表示された開
店時品揃え店別チェックを示す図。
【図20】ホストコンピュータの表示部に表示された見
切り店別アラームを示す図。
【図21】ホストコンピュータの表示部に表示された閉
店時品揃え店別チェックを示す図。
【符号の説明】
11…統合システム、 12…ストアプロセッサ、 13…計量ラベルプリンタ、 14…定額ラベルプリンタ、 15…計量器付き包装機、 16…POS、 17…ルータ、 18…プロセッサ、 58…LCD、 61…キーボード、 75…サーマルヘッド。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 販売データを登録する販売登録装置と値
    付けデータを登録する値付け登録装置とを回線で接続
    し、販売登録装置で登録した販売データと値付け登録装
    置で登録した値付けデータを一括管理するストアプロセ
    ッサを有する各店舗毎に設けられた統合システムとこの
    統合システムとオンライン接続された本部システムとを
    有する在庫管理装置システムにおいて、 本部システムに設けられ各店舗に警告すべき各種アラー
    ムリストデータを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている各種アラームリストデー
    タより開店時品揃え数ゼロの商品数、開店時品揃え数量
    不足商品数及び不足率等を算出する算出手段と、 この記憶手段に記憶されている各種アラームリストデー
    タ及びこの算出手段により算出されたデータに基づいて
    各店舗毎の開店時品揃え基準数量、開店時品揃え数ゼロ
    の商品数、開店時品揃え数量不足商品数、不足率等を並
    べて上記本部システムの表示部に表示させる表示手段と
    を具備したことを特徴とする在庫管理装置システム。
  2. 【請求項2】 販売データを登録する販売登録装置と値
    付けデータを登録する値付け登録装置とを回線で接続
    し、販売登録装置で登録した販売データと値付け登録装
    置で登録した値付けデータを一括管理するストアプロセ
    ッサを有する各店舗毎に設けられた統合システムとこの
    統合システムとオンライン接続された本部システムとを
    有する在庫管理装置システムにおいて、 本部システムに設けられ各店舗毎に警告すべき各種アラ
    ームリストデータを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている各種アラームリストデー
    タより値下げした数量及び値下げした金額、廃棄した数
    量及び廃棄した金額を算出する算出手段と、 この記憶手段に記憶されている各種アラームリストデー
    タ及びこの算出手段により算出されたデータに基づいて
    各店舗毎の全値付け数、値下げした数量及び値下げした
    金額、廃棄した数量及び廃棄した金額等を並べて上記本
    部システムの表示部に表示させる表示手段とを具備した
    ことを特徴とする在庫管理装置システム。
  3. 【請求項3】 販売データを登録する販売登録装置と値
    付けデータを登録する値付け登録装置とを回線で接続
    し、販売登録装置で登録した販売データと値付け登録装
    置で登録した値付けデータを一括管理するストアプロセ
    ッサを有する各店舗毎に設けられた統合システムとこの
    統合システムとオンライン接続された本部システムとを
    有する在庫管理装置システムにおいて、 本部システムに設けられ各店舗毎に警告すべき各種アラ
    ームリストデータを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている各種アラームリストデー
    タより閉店時品揃え数ゼロの商品数、閉店時品揃え数量
    不足商品数及び不足率等を算出する算出手段と、 この記憶手段に記憶されている各種アラームリストデー
    タ及びこの算出手段により算出されたデータに基づいて
    各店舗毎の閉店時品揃え基準数量、閉店時品揃え数ゼロ
    の商品数、閉店時品揃え数量不足商品数、不足率等を並
    べて上記本部システムの表示部に表示させる表示手段と
    を具備したことを特徴とする在庫管理装置システム。
  4. 【請求項4】 上記表示部に表示されたデータの表示順
    序は、不足数量順、不足率順及びその最上位から複数店
    舗、最下位から複数店舗を選択することができることを
    特徴とする請求項1あるいは請求項3記載のいずれか一
    記載の在庫管理装置システム。
  5. 【請求項5】 上記表示部に表示されたデータの表示順
    序は、値下げ数量順、値下げ金額順、廃棄数量順、金額
    順及び最上位から複数店舗、最下位から複数店舗を選択
    することができることを特徴とする請求項2記載の在庫
    管理装置システム。
  6. 【請求項6】 全商品の金額と、値下げ金額と廃棄金額
    を加算したものとの比率をロス比率として算出するロス
    比率算出手段とを具備し、上記表示手段は、このロス比
    率算出手段で算出されたロス比率も上記本部システムの
    表示部に表示させるようにしたことを特徴とする請求項
    2記載の在庫管理システム。
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