JPH11296162A - 電子楽器鍵盤装置の鍵ガイド機構 - Google Patents
電子楽器鍵盤装置の鍵ガイド機構Info
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- JPH11296162A JPH11296162A JP10104474A JP10447498A JPH11296162A JP H11296162 A JPH11296162 A JP H11296162A JP 10104474 A JP10104474 A JP 10104474A JP 10447498 A JP10447498 A JP 10447498A JP H11296162 A JPH11296162 A JP H11296162A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 管状のゴム材料の外側表面に低摩擦係数材料
のシートを一体成形したガイド部材をシャーシのガイド
部材保持部に挿入し、鍵の動作方向に平行な対向する2
つのガイド面が該ガイド部材の両側を摺動する電子楽器
鍵盤装置の鍵ガイド機構において、該ガイド部材の成形
時に発生する該シートの接合部が該ガイド面に当たるこ
とによる鍵の摺動不良や鍵操作のフィーリング悪化の動
作不良を無くすと共に、該ガイド部材の取り付け作業性
を向上させた優れた鍵ガイド機構を提供することを目的
とする。 【解決手段】 前記ガイド部材は、断面が略長方形の管
形状にし該長方形の長辺側側面に該ガイド部材成形時に
発生する前記シートの接合部を配置して、前記ガイド部
材保持部は、該ガイド部材の挿入方向と垂直な断面形状
を該ガイド部材の穴断面と同様の略長方形とし該長方形
の短辺が鍵のガイド面と平行になるように配置し、該ガ
イド部材保持部に該ガイド部材の係止凸部を形成する。
のシートを一体成形したガイド部材をシャーシのガイド
部材保持部に挿入し、鍵の動作方向に平行な対向する2
つのガイド面が該ガイド部材の両側を摺動する電子楽器
鍵盤装置の鍵ガイド機構において、該ガイド部材の成形
時に発生する該シートの接合部が該ガイド面に当たるこ
とによる鍵の摺動不良や鍵操作のフィーリング悪化の動
作不良を無くすと共に、該ガイド部材の取り付け作業性
を向上させた優れた鍵ガイド機構を提供することを目的
とする。 【解決手段】 前記ガイド部材は、断面が略長方形の管
形状にし該長方形の長辺側側面に該ガイド部材成形時に
発生する前記シートの接合部を配置して、前記ガイド部
材保持部は、該ガイド部材の挿入方向と垂直な断面形状
を該ガイド部材の穴断面と同様の略長方形とし該長方形
の短辺が鍵のガイド面と平行になるように配置し、該ガ
イド部材保持部に該ガイド部材の係止凸部を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子楽器鍵盤装置
の鍵ガイド機構に関するものである。
の鍵ガイド機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の鍵盤装置の鍵ガイド機構に
ついて説明する。従来より、鍵の操作音低減とグリスな
どの潤滑剤の廃止を目的に、管状のゴム材料の外側表面
に低摩擦係数材料のシートを一体成形したガイド部材を
鍵の摺動部に使用した鍵のガイド機構があった。図7は
第1の従来例を示すもので、9は従来例のガイド部材
で、断面が円形の管形状をしたゴム材料9bの外側表面
に低摩擦係数材料のシート9aが一体成形されたもので
9cと9dはガイド部材成形時に発生するシート9aの
接合部である。9eは樹脂製のシャーシに形成されたガ
イド部材保持部で円筒形をしている。ガイド部材9はガ
イド部材保持部9eに上から圧入され、ガイド部材9の
管外面を鍵のガイド面が摺動する構成であった。次に、
第2の従来例を図8に示す。ここで、10はガイド部材
で第1の従来例のガイド部材9と同じ物が使用されてい
る。10bは板金製のシャーシに形成されたガイド部材
保持部で、ガイド部材10は10aのように変形された
状態でガイド部材保持部10bに上から圧入され、その
外側を鍵のガイド面が摺動する構成であった。
ついて説明する。従来より、鍵の操作音低減とグリスな
どの潤滑剤の廃止を目的に、管状のゴム材料の外側表面
に低摩擦係数材料のシートを一体成形したガイド部材を
鍵の摺動部に使用した鍵のガイド機構があった。図7は
第1の従来例を示すもので、9は従来例のガイド部材
で、断面が円形の管形状をしたゴム材料9bの外側表面
に低摩擦係数材料のシート9aが一体成形されたもので
9cと9dはガイド部材成形時に発生するシート9aの
接合部である。9eは樹脂製のシャーシに形成されたガ
イド部材保持部で円筒形をしている。ガイド部材9はガ
イド部材保持部9eに上から圧入され、ガイド部材9の
管外面を鍵のガイド面が摺動する構成であった。次に、
第2の従来例を図8に示す。ここで、10はガイド部材
で第1の従来例のガイド部材9と同じ物が使用されてい
る。10bは板金製のシャーシに形成されたガイド部材
保持部で、ガイド部材10は10aのように変形された
状態でガイド部材保持部10bに上から圧入され、その
外側を鍵のガイド面が摺動する構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、以下の問題点がある。まず、管状のゴム材
料の外側表面に低摩擦係数材料のシートを一体成形した
ガイド部材についてその製造方法の概略を説明すると、
図5は前記ガイド部材の成形方法を説明する金型の断面
図で、9aは管の外形形状の上半分を形作る上金型、9
bは管の下半分を形作る下金型、9cは管の穴を形成す
るための中子型で、この金型の中に2枚のゴム材料9d
とゴム材料9d側の面に接着剤を塗布した2枚の低摩擦
係数材料のシート9eを図のように中子型9cの上下に
セットし上金型9aと下金型9bを加圧加熱して成形を
する。図6は成形したものを金型から取り出した状態を
示す斜視図で、複数の管9fが金型にセットされた上下
のシート9eの接合部9gで連結されている。図6の状
態のものをシートの接合部で切断し一本一本の管に分割
した後、所定の長さに切断して前記ガイド部材を製造す
る。このように製造されたガイド部材では、シート9e
の接合部を管の外形と面一に切断することが困難で図7
に示すように該接合部が管の外形より凸となって残る。
そして、該接合部の凸が鍵の摺動部分に位置してガイド
部材がシャーシのガイド部材保持部に挿入されると、鍵
の対向する2面のガイド面間の寸法に対しガイド部材の
該シート接合部を含めた寸法が大きくなり鍵がスムーズ
に摺動しなくなり、また、両寸法に余裕があり鍵が動作
できたとしても該接合部は平滑でないため鍵の操作フィ
ーリングが悪くなるなど鍵の動作不良となる。従来例1
においては、ガイド部材9の断面が円形でありガイド部
材保持部9eも円柱形状であるため、ガイド部材9の取
り付けにおいては接合部9c、9dの位置決めができず
接合部9c,9dが鍵の摺動面と当たる位置でガイド部
材が挿入され、鍵の動作不良問題が発生する。また、ガ
イド部材9の抜け防止のためガイド部材9の穴とガイド
保持部9eは圧入関係になっておりガイド部材9のガイ
ド部材保持部9eへの取り付けは作業性の悪いものであ
る。従来例2においては、ガイド部材10の断面が円形
でどの方向でもガイド部材保持部10bに取りつくため
シート接合部が鍵の摺動面に当たり鍵の動作不良問題が
発生する。また、円形断面の穴を持ったガイド部材10
を板金のガイド部材保持部10bに挿入するためガイド
部材10を一旦10aのような偏平形状に変形してから
挿入することが必要なことと、ガイド部材10aの抜け
防止のためガイド部材10aの穴とガイド部材保持部1
0bは圧入関係になっていてガイド部材10aのガイド
部材保持部10bへの取り付けは作業性の悪いものであ
る。本発明はこれらの問題点を解決した鍵のガイド機構
を提供するものである。
の構成では、以下の問題点がある。まず、管状のゴム材
料の外側表面に低摩擦係数材料のシートを一体成形した
ガイド部材についてその製造方法の概略を説明すると、
図5は前記ガイド部材の成形方法を説明する金型の断面
図で、9aは管の外形形状の上半分を形作る上金型、9
bは管の下半分を形作る下金型、9cは管の穴を形成す
るための中子型で、この金型の中に2枚のゴム材料9d
とゴム材料9d側の面に接着剤を塗布した2枚の低摩擦
係数材料のシート9eを図のように中子型9cの上下に
セットし上金型9aと下金型9bを加圧加熱して成形を
する。図6は成形したものを金型から取り出した状態を
示す斜視図で、複数の管9fが金型にセットされた上下
のシート9eの接合部9gで連結されている。図6の状
態のものをシートの接合部で切断し一本一本の管に分割
した後、所定の長さに切断して前記ガイド部材を製造す
る。このように製造されたガイド部材では、シート9e
の接合部を管の外形と面一に切断することが困難で図7
に示すように該接合部が管の外形より凸となって残る。
そして、該接合部の凸が鍵の摺動部分に位置してガイド
部材がシャーシのガイド部材保持部に挿入されると、鍵
の対向する2面のガイド面間の寸法に対しガイド部材の
該シート接合部を含めた寸法が大きくなり鍵がスムーズ
に摺動しなくなり、また、両寸法に余裕があり鍵が動作
できたとしても該接合部は平滑でないため鍵の操作フィ
ーリングが悪くなるなど鍵の動作不良となる。従来例1
においては、ガイド部材9の断面が円形でありガイド部
材保持部9eも円柱形状であるため、ガイド部材9の取
り付けにおいては接合部9c、9dの位置決めができず
接合部9c,9dが鍵の摺動面と当たる位置でガイド部
材が挿入され、鍵の動作不良問題が発生する。また、ガ
イド部材9の抜け防止のためガイド部材9の穴とガイド
保持部9eは圧入関係になっておりガイド部材9のガイ
ド部材保持部9eへの取り付けは作業性の悪いものであ
る。従来例2においては、ガイド部材10の断面が円形
でどの方向でもガイド部材保持部10bに取りつくため
シート接合部が鍵の摺動面に当たり鍵の動作不良問題が
発生する。また、円形断面の穴を持ったガイド部材10
を板金のガイド部材保持部10bに挿入するためガイド
部材10を一旦10aのような偏平形状に変形してから
挿入することが必要なことと、ガイド部材10aの抜け
防止のためガイド部材10aの穴とガイド部材保持部1
0bは圧入関係になっていてガイド部材10aのガイド
部材保持部10bへの取り付けは作業性の悪いものであ
る。本発明はこれらの問題点を解決した鍵のガイド機構
を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の鍵のガイド機構は、外側表面に低摩擦係数材
料のシートを管状に一体成形したガイド部材を、断面が
略長方形の管形状にし該長方形の長辺側側面に該ガイド
部材成形時に発生する前記シートの接合部を配置し、該
ガイド部材が挿入されるシャーシのガイド部材保持部
は、該ガイド部材の挿入方向と垂直な断面形状が該ガイ
ド部材の穴断面と同様の略長方形とし該長方形の短辺が
鍵のガイド面と平行になるように配置し、該ガイド部材
保持部にガイド部材の係止凸部を形成した構成になって
いる。
に本発明の鍵のガイド機構は、外側表面に低摩擦係数材
料のシートを管状に一体成形したガイド部材を、断面が
略長方形の管形状にし該長方形の長辺側側面に該ガイド
部材成形時に発生する前記シートの接合部を配置し、該
ガイド部材が挿入されるシャーシのガイド部材保持部
は、該ガイド部材の挿入方向と垂直な断面形状が該ガイ
ド部材の穴断面と同様の略長方形とし該長方形の短辺が
鍵のガイド面と平行になるように配置し、該ガイド部材
保持部にガイド部材の係止凸部を形成した構成になって
いる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0006】図1は、本発明の一実施の形態における鍵
盤装置の鍵のガイド機構を備えた電子キーボードを示す
ものである。図1において、1は鍵盤の白鍵である。2
は鍵盤の黒鍵で、3は操作ボタン等を配置した樹脂製の
パネルである。図2は、白鍵1の部分をセット横方向か
ら見た断面図である。1aは2つある鍵のガイド面の1
つである。4はパネル3と一体に成形された樹脂製の鍵
盤シャーシである。5は本発明のガイド部材で、6はガ
イド部材5が挿入される鍵盤シャーシ4のガイド部材保
持部である。7は鍵盤の電気回路が組み込まれたプリン
ト基板で、8は底キャビネットである。図3は、ガイド
部材5とシャーシに形成されたガイド部材保持部6を示
す斜視図である。図3においてガイド部材5は、角にR
をとった略長方形断面の管形状をしており、該管形状の
内面はゴム材料5aでその外面にテフロンなどの低摩擦
係数材料のシート5bを一体成形したものである。5d
と5cはガイド部材5の成形時に発生する低摩擦係数材
料のシート5bの接合部で、ガイド部材5の略長方形断
面の長辺面に配置されている。ここで、シートの接合部
5d,5cをガイド部材5の長辺面に配置しているの
は、ガイド部材を成形するための金型の中子型の変形に
対してガイド部材5の鍵との摺動部すなわちガイド部材
5の略長方形断面の短辺面の肉厚変化を少なくするため
である。6a,6bは、挿入されたガイド部材5の下方
向位置を規制するストッパー部で、6cは挿入されたガ
イド部材5の上方向の抜けを防止する係止凸部である。
ここで、ガイド部材保持部6のガイド部材挿入方向と垂
直な断面はガイド部材5の挿入部断面と同等の角にRを
とった略長方形で該長方形の短辺が鍵のガイド面と平行
になるように配置されガイド部材5の穴断面より僅かに
大きくなっており、ガイド部材5はガイド部材保持部6
の上方よりストッパー部6a,6bに当接する位置まで
ガイド部材5とガイド部材保持部6を密着させるための
僅かな圧入状態で挿入される。また、ストッパー部6
a,6b上面と係止凸部6c下面間の距離はガイド部材
5の高さよりも僅かに大きく形成されている。図4は、
白鍵のガイド部分をセット前方から見た断面図である。
図4において鍵の動作方向に平行な対向する2つのガイ
ド面1aと1b間の間隔はガイド部材5を鍵盤シャーシ
のガイド部材保持部6に挿入したときのガイド部材5の
外形寸法より僅かに大きく設定されている。
盤装置の鍵のガイド機構を備えた電子キーボードを示す
ものである。図1において、1は鍵盤の白鍵である。2
は鍵盤の黒鍵で、3は操作ボタン等を配置した樹脂製の
パネルである。図2は、白鍵1の部分をセット横方向か
ら見た断面図である。1aは2つある鍵のガイド面の1
つである。4はパネル3と一体に成形された樹脂製の鍵
盤シャーシである。5は本発明のガイド部材で、6はガ
イド部材5が挿入される鍵盤シャーシ4のガイド部材保
持部である。7は鍵盤の電気回路が組み込まれたプリン
ト基板で、8は底キャビネットである。図3は、ガイド
部材5とシャーシに形成されたガイド部材保持部6を示
す斜視図である。図3においてガイド部材5は、角にR
をとった略長方形断面の管形状をしており、該管形状の
内面はゴム材料5aでその外面にテフロンなどの低摩擦
係数材料のシート5bを一体成形したものである。5d
と5cはガイド部材5の成形時に発生する低摩擦係数材
料のシート5bの接合部で、ガイド部材5の略長方形断
面の長辺面に配置されている。ここで、シートの接合部
5d,5cをガイド部材5の長辺面に配置しているの
は、ガイド部材を成形するための金型の中子型の変形に
対してガイド部材5の鍵との摺動部すなわちガイド部材
5の略長方形断面の短辺面の肉厚変化を少なくするため
である。6a,6bは、挿入されたガイド部材5の下方
向位置を規制するストッパー部で、6cは挿入されたガ
イド部材5の上方向の抜けを防止する係止凸部である。
ここで、ガイド部材保持部6のガイド部材挿入方向と垂
直な断面はガイド部材5の挿入部断面と同等の角にRを
とった略長方形で該長方形の短辺が鍵のガイド面と平行
になるように配置されガイド部材5の穴断面より僅かに
大きくなっており、ガイド部材5はガイド部材保持部6
の上方よりストッパー部6a,6bに当接する位置まで
ガイド部材5とガイド部材保持部6を密着させるための
僅かな圧入状態で挿入される。また、ストッパー部6
a,6b上面と係止凸部6c下面間の距離はガイド部材
5の高さよりも僅かに大きく形成されている。図4は、
白鍵のガイド部分をセット前方から見た断面図である。
図4において鍵の動作方向に平行な対向する2つのガイ
ド面1aと1b間の間隔はガイド部材5を鍵盤シャーシ
のガイド部材保持部6に挿入したときのガイド部材5の
外形寸法より僅かに大きく設定されている。
【0007】以上のように構成された本実施の形態によ
れば、ガイド部材5のシートの接合部5c、5dはガイ
ド部材5の略長方形断面の長辺面に配置され、ガイド部
材5が挿入される鍵盤シャーシのガイド部材保持部6は
その略長方形断面の短辺が鍵のガイド面と平行になるよ
うに配置されているため、ガイド部材5を鍵盤シャーシ
のガイド部材保持部6に挿入するとガイド部材5のシー
トの接合部5c,5dは鍵のガイド面と当たらない位置
に確実に位置決めされ、シートの接合部5c,5dが鍵
のガイド面と当たるという問題を無くしたとともに、ガ
イド部材保持部6にガイド部材5の抜け防止のための係
止凸部を設けたためガイド部材5とガイド部材保持部6
は密着させるだけの僅かな圧入状態でよく取り付け作業
性の良い鍵のガイド機構を実現することができる。
れば、ガイド部材5のシートの接合部5c、5dはガイ
ド部材5の略長方形断面の長辺面に配置され、ガイド部
材5が挿入される鍵盤シャーシのガイド部材保持部6は
その略長方形断面の短辺が鍵のガイド面と平行になるよ
うに配置されているため、ガイド部材5を鍵盤シャーシ
のガイド部材保持部6に挿入するとガイド部材5のシー
トの接合部5c,5dは鍵のガイド面と当たらない位置
に確実に位置決めされ、シートの接合部5c,5dが鍵
のガイド面と当たるという問題を無くしたとともに、ガ
イド部材保持部6にガイド部材5の抜け防止のための係
止凸部を設けたためガイド部材5とガイド部材保持部6
は密着させるだけの僅かな圧入状態でよく取り付け作業
性の良い鍵のガイド機構を実現することができる。
【0008】本実施の形態は白鍵部について説明した
が、黒鍵部についても同じガイド機構を使用することが
できる。
が、黒鍵部についても同じガイド機構を使用することが
できる。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明は、外側表面に低摩
擦係数材料のシートを一体成形した管状のガイド部材
を、シャーシのガイド部材保持部に挿入し、鍵盤各鍵の
鍵動作方向に平行な対向する2つのガイド面が該ガイド
部材の両側を摺動する鍵のガイド機構において、該ガイ
ド部材を断面が略長方形の管形状にし該長方形の長辺側
側面に該ガイド部材成形時に発生する前記シートの接合
部を配置し、前記ガイド部材保持部を該ガイド部材の挿
入方向と垂直な断面を略長方形にしその短辺を鍵のガイ
ド面と平行に配置することにより、該シートの接合部が
鍵のガイド面に当たらない位置に確実に位置決めでき、
該シートの接合部が鍵のガイド面と当たり鍵の動作不良
問題を無くすと共に、該ガイド部材保持部にガイド部材
の抜け防止用の係止凸部を形成することによりガイド部
材の取り付け作業性を向上させた鍵のガイド機構を実現
することができる。
擦係数材料のシートを一体成形した管状のガイド部材
を、シャーシのガイド部材保持部に挿入し、鍵盤各鍵の
鍵動作方向に平行な対向する2つのガイド面が該ガイド
部材の両側を摺動する鍵のガイド機構において、該ガイ
ド部材を断面が略長方形の管形状にし該長方形の長辺側
側面に該ガイド部材成形時に発生する前記シートの接合
部を配置し、前記ガイド部材保持部を該ガイド部材の挿
入方向と垂直な断面を略長方形にしその短辺を鍵のガイ
ド面と平行に配置することにより、該シートの接合部が
鍵のガイド面に当たらない位置に確実に位置決めでき、
該シートの接合部が鍵のガイド面と当たり鍵の動作不良
問題を無くすと共に、該ガイド部材保持部にガイド部材
の抜け防止用の係止凸部を形成することによりガイド部
材の取り付け作業性を向上させた鍵のガイド機構を実現
することができる。
【図1】本発明の一実施の形態における電子楽器鍵盤装
置のガイド機構を備えた電子キーボードの斜視図
置のガイド機構を備えた電子キーボードの斜視図
【図2】同ガイド機構の白鍵部の断面図
【図3】同ガイド機構のガイド部材とガイド部材保持部
の斜視図
の斜視図
【図4】同ガイド機構の断面図
【図5】ガイド部材の製造方法を示す断面図
【図6】ガイド部材の製造過程を状態を示す斜視図
【図7】従来例1のガイド部材とガイド部材保持部の斜
視図
視図
【図8】従来例2のガイド部材とガイド部材保持部の斜
視図
視図
1 白鍵 2 黒鍵 3 パネル 4 鍵盤シャーシ 5 ガイド部材 5a ゴム材料 5b 低摩擦係数材料のシート 5c 低摩擦係数材料のシートの接合部 5d 低摩擦係数材料のシートの接合部 6 ガイド部材保持部 6a,6b ガイド部材下方向ストッパー 6c ガイド部材係止凸部 7 プリント基板 8 底キャビネット 9 従来例1のガイド部材 9e 従来例1のガイド部材保持部 10 従来例2のガイド部材 10b 従来例2のガイド部材保持部
Claims (1)
- 【請求項1】管状のゴム材料の外側表面に低摩擦係数材
料のシートを一体成形したガイド部材をシャーシのガイ
ド部材保持部に挿入し、鍵に形成された鍵の動作方向に
平行な対向する2つのガイド面が該ガイド部材の両側の
該シート面を摺動する鍵のガイド機構において、前記ガ
イド部材は、略長方形断面の管形状にし該長方形の長辺
側側面に該ガイド部材成形時に発生する前記シートの接
合部を配置して、前記ガイド部材保持部は、該ガイド部
材の挿入方向と垂直な断面形状を該ガイド部材の穴断面
と同様の略長方形とし該長方形の短辺が鍵のガイド面と
平行になるように配置し、該ガイド部材保持部に該ガイ
ド部材の係止凸部を形成したことを特徴とする電子楽器
鍵盤装置の鍵ガイド機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10104474A JPH11296162A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 電子楽器鍵盤装置の鍵ガイド機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10104474A JPH11296162A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 電子楽器鍵盤装置の鍵ガイド機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11296162A true JPH11296162A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14381583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10104474A Pending JPH11296162A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 電子楽器鍵盤装置の鍵ガイド機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11296162A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8969698B1 (en) | 2013-10-18 | 2015-03-03 | Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho | Keyboard chassis and key guide structure for keyboard instrument |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP10104474A patent/JPH11296162A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8969698B1 (en) | 2013-10-18 | 2015-03-03 | Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho | Keyboard chassis and key guide structure for keyboard instrument |
DE102014221216A1 (de) | 2013-10-18 | 2015-04-23 | Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho | Klaviaturchassis und Tastenführungsaufbau für ein Tasteninstrument |
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