JPH11295647A - 視線追従型映像観察装置 - Google Patents

視線追従型映像観察装置

Info

Publication number
JPH11295647A
JPH11295647A JP10600598A JP10600598A JPH11295647A JP H11295647 A JPH11295647 A JP H11295647A JP 10600598 A JP10600598 A JP 10600598A JP 10600598 A JP10600598 A JP 10600598A JP H11295647 A JPH11295647 A JP H11295647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
image
definition
wide
dimensional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10600598A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Osada
英喜 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP10600598A priority Critical patent/JPH11295647A/ja
Publication of JPH11295647A publication Critical patent/JPH11295647A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は2次元映像を表示するとともに簡単
な制御と構成で視線位置には高精細映像を表示すること
ができ、かつ少ないコストで十分な高精細さを有する高
精細映像を表示することができる視線追従型映像観察装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 広視野映像と高精細映像が重ねて投影さ
れる投影面と、広視野映像表示手段と、高精細映像表示
手段と、前記2つの表示手段からの光を合成する合成手
段と、観察者の視線方向を検出する視線方向検出手段
と、前記視線方向検出手段の検出結果に基づいて高精細
映像の前記投影面での投影位置が観察者の視線方向に位
置するようになす位置制御手段とを有する視線追従型映
像観察装置において、前記位置制御手段は高精細映像を
前記投影面の1方向に対してのみ移動させて投影位置を
調節する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、HMD(head mou
nted display)等の映像観察装置に関するものであり、
特に2次元映像を表示するとともに観察者の視線位置を
検出しその視線位置には高精細な映像を表示する視線追
従型映像観察装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2次元映像を表示するとともに、観察者
の視線位置には前記2次元映像より高精細な部分映像を
表示する視線追従型映像観察装置における視線追従の制
御は、従来、検出手段により視線位置を2次元で検出
し、その検出結果に基づいて高精細映像を表示する位置
を2次元に移動させるものであった。また、2枚の映像
を重ねて表示するために、2つの表示素子でそれぞれ映
像光を発光し、この映像光を合成してから共通の光学系
により投影面に投影するように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の視線
追従型映像観察装置によると、2次元で視線位置を検出
できる検出手段を備えた構成とする必要がありコストが
高かった。さらに、検出手段の検出結果に基づいて高精
細映像の表示位置が2次元で移動するように制御しなく
てはならなかったので、制御機構が複雑であった。
【0004】また、従来の装置においては、2つの表示
素子からの光を共通の光学系を用いて投影面に投影して
いたので、高精細映像を表示するために表示素子自体が
高精細であるものを用いる必要があり、コストがかかっ
た。尚、表示素子の高精細さには限界があり、高精細な
表示素子を用いても高精細表示として十分でない場合が
あった。
【0005】上記問題点を鑑みて、本発明は2次元映像
を表示するとともに簡単な制御と構成で視線位置には高
精細映像を表示することができ、かつ少ないコストで十
分な高精細さを有する高精細映像を表示することができ
る視線追従型映像観察装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、広視野映像と高精細映像
が重ねて投影される投影面と、広視野映像の映像光を生
成する広視野表示用表示手段と、高精細映像の映像光を
生成する高精細表示用表示手段と、前記2つの表示手段
からの光を合成する合成手段と、観察者の視線方向を検
出する視線情報検出手段と、前記視線情報検出手段の検
出結果に基づいて高精細映像の前記投影面での投影位置
が観察者の視線方向に位置するようになす位置制御手段
とを有する視線追従型映像観察装置において、前記位置
制御手段は高精細映像を前記投影面の1方向に対しての
み移動させて投影位置を制御する構成とする。
【0007】上記構成においては、位置制御手段によ
り、高精細映像の投影位置が1方向のみに移動される。
つまり、位置制御手段は高精細映像の投影位置を1方向
のみに調節できる構成のものであればよく、さらに視線
情報検出手段も観察者の視線方向を1方向のみに検出で
きる構成のものであればよい。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の視線追従型映像観察装置において、前記1方向は縦方
向である構成とする。人間の眼は横方向に違和感を感じ
やすいので、高精細映像を移動させる1方向を縦方向と
することで観察者が違和感を感じにくいことになる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の視線追従型映像観察装置において、高精細映像は、前
記投影面の横方向に広視野映像と略同一の長さを有しこ
の方向を長手方向とする帯状である構成とする。
【0010】上記構成においては、帯状の高精細映像を
縦方向に移動させれば、広視野映像のほぼ全領域をカバ
ーできる。また、観察者が左右に視線を動かしても、高
精細映像が視野領域からはずれてしまうことはないの
で、観察者の視線の縦方向の位置のみを検出し、その検
出結果に基づいて高精細映像の投影位置を制御すればよ
い。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1又は3
いずれかに記載の視線追従型映像観察装置において、前
記高精細表示用表示手段は縮小光学系を有する構成とす
る。
【0012】上記構成において、高精細表示用表示手段
では、表示素子で発光された光が縮小光学系で縮小され
てから出射される。従って、表示素子自体が高精細でな
くても高精細な映像を投影することができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
いずれかに記載の視線追従型映像観察装置において、広
視野表示用表示手段は拡大光学系を有する構成とする。
【0014】上記構成において、広視野表示用表示手段
では、表示素子で発光された光が拡大光学系で拡大され
てから出射される。従って、本来は広視野表示ができな
い表示素子を用いても、広視野な映像を投影することが
できる。請求項4との組み合わせで、第1の表示手段と
第2の表示手段に同一の表示素子を用いても、それぞれ
の表示手段から広視野映像と高精細映像を得ることがで
きる。
【0015】請求項6又は7に記載の発明は、上記視線
追従型映像観察装置において、広視野表示用表示手段又
は高精細表示用表示手段は1次元表示素子を有し、広視
野表示用表示手段又は高精細表示用表示手段で生成され
た光を前記1次元方向とは異なる方向に走査する走査手
段を備えた構成とする。
【0016】上記構成においては、表示手段の表示素子
として1次元表示素子を用いればよく、小型に構成でき
る。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至6
いずれかに記載の視線追従型映像観察装置において、広
視野表示用表示手段は2次元表示素子を有する構成とす
る。
【0018】上記構成においては、広視野表示用表示手
段の表示素子として2次元表示素子を用いればよく、走
査手段等が必要ないので、構成が簡単である。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に、本実施形態の視線追従型
映像観察装置6の概略構成を上面斜視図で示す。本装置
は例えばHMDとして用いられる。1は、表示素子、ス
クリーン等を含む映像形成部である。2R、2Lは斜面
にハーフミラー2Ra、2Laが形成されているプリズ
ムである。3R、3Lは観察者の瞳位置を検出する視線
情報検出手段である。4R、4Lは、映像形成部1内の
スクリーン上の映像を観察者の眼ER、ELに投影する
接眼光学系である。
【0020】ハーフミラー2Ra、2Laは、映像形成
部1内のスクリーン上に形成された映像光を透過して、
観察者の眼ER、ELに導くとともに、逆方向から入射
する観察者の瞳の像光を反射して視線検出装置3R、3
Lに導く。視線検出装置3R、3Lはこの光により観察
者の瞳位置を検出する。以下、映像形成部1内の構成に
ついて2つの例(第1、第2の実施形態)を挙げて説明
する。
【0021】〈第1の実施形態〉図2に、第1の実施形
態の映像形成部1内の詳細な構成を上面斜視図で示す。
100Rは右眼用の光学系、100Lは左眼用の光学系
である。101R、101Lは広視野表示用の1次元表
示素子(広視野表示用表示素子)である。103R、1
03Lは高精細表示用の1次元表示素子(高精細表示用
表示素子)である。これら4つの表示素子101R、1
01L、103R、103Lの、形、大きさ等は同じで
ある。
【0022】左右どちらの光学系においても、同じよう
に2つの1次元表示素子101Rと103R、101L
と103Lから光が発光されるが、図2では、わかりや
すいように、右眼用の光学系100Rにおいては高精細
表示用表示素子103Rで発光される光の進行を様子
を、左眼用の光学系100Lにおいては広視野表示用表
示素子101Lで発光される光の進行の様子を示す。
【0023】106R、106Lは合成ミラー(合成手
段)、107R、107Lは走査ミラーである。合成ミ
ラー106R、106Lは、広視野表示用表示素子10
1R、101Rからの光を反射するともに、高精細表示
用表示素子103R、103Lからの光を透過すること
により2つの表示素子からの光を合成して走査ミラー
(走査手段)107R、107Lに与える。
【0024】走査ミラー107R、107Lは、入射す
る1次元表示素子101Rと103R、101Lと10
3Lからの光を1次元並び方向に対して垂直な方向に走
査する。108R、108Lはスクリーン(投影面)
で、ここに走査ミラー107R、107Lで走査された
光が結像される。
【0025】102R、102Lは拡大光学系で、広視
野表示用表示素子101R、101Lからの光を拡大し
て合成ミラー106R、106Lに与える。広視野表示
用表示素子101R、101Lと拡大光学系102R、
102Lを合わせて広視野表示用表示手段112R、1
12Lとする。105R、105Lは縮小光学系で、高
精細表示用の1次元表示素子103R、103Lからの
光を縮小して合成ミラー106R、106Lに与える。
縮小光学系105R、105Lにおいて、レンズは固定
部105Ra、105Laにより支持されている。高精
細表示用表示素子103R、103Lと縮小光学系10
5R、105Lとを合わせて高精細表示用表示手段11
3R、113Lとする。
【0026】104R、104Lは一軸駆動機構(表示
素子位置制御手段)で、基台104Rd、104Ld
に、軸104Rc、104Lcとこれの下端に接する圧
電素子104Rb、104Lbが構成されている。軸1
04Rc、104Lcは、1次元表示素子103R、1
03Lと縮小光学系105R、105Lの固定部105
Ra、105Laを接着する移動部材104Ra、10
4Laを貫通している。移動部材104Ra、104L
aは、軸104Rc、104Lcとの間に働く静止摩擦
力により静止している。
【0027】圧電素子104Rb、104Lbの伸縮に
よって、移動部材104Ra、104Laひいては高精
細表示用表示手段113R、113Lを上下方向に動か
すことができる。電圧をかけると伸びる圧電素子104
Rb、104Lbにおいて、緩やかに電圧を立ち上げて
圧電素子104Rb、104Lbを伸ばすことにより、
軸104Rc、104Lcとともに移動部材104R
a、104Laが上方向へ移動する。一方、急激に電圧
を立ち下げて圧電素子104Rb、104Lbを縮める
ことにより、滑りによって軸104Rc、104Lcだ
けが下へ下がる。これを繰り返すことにより、移動部材
104Ra、104Laを上方向へ移動させることがで
きる。また、これとは逆で、緩やかな電圧の立ち下げ
と、急激な電圧の立ち上げを繰り返すことにより保持部
材104Ra、104Laを下方向へ移動させることが
できる。
【0028】上記のように、一軸駆動機構104R、1
04Lにより、1次元表示素子103R、103Lと縮
小光学系105R、105Lを同時に上下方向に移動さ
せて、その縦方向(一次元表示素子103R、103L
の一次元並び方向)の位置を制御できる。尚、この位置
制御により、高精細表示用表示素子103R、103L
から発光される光のスクリーン108R、108L上で
の結像位置を制御できる。この制御は、視線情報検出手
段3R、3L(図1参照)の検出結果に基づいて行う。
【0029】広視野表示用表示素子101R、101L
から発光される光によりスクリーン108R、108L
上に像が形成されるまでの光の進行の様子を左眼用の光
学系100Lを例に挙げて説明する。右眼用の光学系1
00Rにおいて、光はこれと左右対称に進行する。1次
元表示素子101Lでは、映像信号に基づいて広視野映
像の1次元映像光が発光される。
【0030】この1次元映像光は拡大光学系102Lで
1次元方向に拡大されたのち、合成ミラー106Lで反
射され、走査ミラー107Lに与えられる。走査ミラー
107Lは、入射した1次元映像光を1次元並び方向と
は垂直な方向に走査して2次元映像光を形成する。この
形成された2次元映像光はスクリーン108L上に結像
される。
【0031】108Laがスクリーン108L上に結像
された2次元広視野映像である。1次元表示素子101
Lで発光された光は拡大光学系102Lにより拡大され
てスクリーン上108Lに投影されるので、2次元映像
108Laの縦方向の長さm2は1次元表示素子101
Lの表示部分の1次元方向の長さm1より長い。
【0032】高精細表示用の1次元表示素子103R、
103Lから発光される光によりスクリーン108R、
108L上に像が形成されるまでの光の進行の様子を右
眼用の光学系100Rを例に挙げて説明する。左眼用の
光学系100Lにおいて、光はこれと左右対称に進行す
る。1次元表示素子103Rでは、映像信号に基づいて
高精細映像の1次元映像光が発光される。
【0033】この1次元映像光は縮小光学系105Rで
1次元方向に縮小されたのち、合成ミラー106Rを透
過し、走査ミラー107Rに入射する。走査ミラー10
7Rは、入射した1次元映像光を1次元並び方向とは垂
直な方向に走査して2次元映像光を形成する。この形成
された2次元映像光はスクリーン108R上に結像され
る。
【0034】108Rbがスクリーン108R上に結像
された2次元高精細映像の一例である。1次元表示素子
103Rで発光された光は縮小光学系105Rにより縮
小されてスクリーン上108Rに投影されるので、2次
元映像108Rbの縦方向の長さm3は1次元表示素子
103Rの表示部分の1次元方向の長さm1より短い。
【0035】以上、各光学系において、一方の表示素子
からの光の進行の様子のみを説明したが、どちらの光学
系においても、2つの表示素子からの光が合成ミラー1
06R、106Lで合成されてスクリーン108R、1
08L上に投影される。各スクリーン108R、108
L上に形成される映像は、図4に示すような、広視野映
像108Ra、108Laと高精細映像108Rb、1
08Lbが重ね合わされたものとなる。
【0036】図3に、外部の映像提供装置9を含む本実
施形態の視線追従型映像観察装置6のブロック図を示
す。まず、視線情報検出手段3R、3Lは観察者の縦方
向の視線位置を検出する。この情報が視線情報演算手段
5に与えられ、ここでの演算結果が表示素子位置制御手
段104R、104Lに送られる。ここでは、観察者の
視線位置に合わせて高精細表示用表示手段113R、1
13Lの縦方向の位置を制御する。
【0037】尚、視線情報演算手段5の演算結果は映像
切り出し手段7にも与えられる。映像切り出し手段7
は、前記演算結果に基づいて観察者の視線位置の高精細
映像データを映像ソース8より切り出してきて、高精細
表示用表示手段113R、113Lに与えらる。そし
て、高精細映像表示用表示手段113R、113Lで、
高精細映像が表示される。尚、広視野表示用表示手段1
12R、112Lでは視線追従した映像を表示する必要
がないので、映像ソース8から直接広視野映像データが
送られ、ここで広視野映像が表示される。
【0038】高精細表示用表示手段113R、113L
と広視野表示用表示手段112R、112Lで表示され
た映像は映像合成手段106R、106Lで合成され
て、スクリーン108R、108Lに投影される。観察
者はこの投影された映像を接眼光学系4R、4Lを介し
て観察することになる。
【0039】図4(a)〜(c)には、観察者の瞳ER
a、ERb位置に応じて、高精細映像108Rb、10
8Lbのスクリーン108R、108L上での投影位置
が上下に移動する様子を、観察者の瞳ERa、ELa位
置に対応させて図示する。図3に示すように、観察者の
瞳ERa、ELaが移動すると、視野範囲に高精細映像
108Rb、108Lbが表示されるように、高精細映
像108Rb、108Lbの投影位置が上下方向に移動
される。
【0040】観察者の瞳ERa、ELa位置は、視野検
出手段3R、3Lにより検出する。尚、図4からもわか
るように、高精細映像108Rb、108Lbは、横方
向に広視野映像108Ra、108Laと同一の長さを
有するので、観察者が瞳ERa、ELaを横方向に移動
させても縦方向の位置さえ合っていれば視野からはずれ
ることはない。よって、視野情報検出手段3R、3Lは
縦方向の瞳ERa、ELa位置のみを検出する。
【0041】視野検出手段3R、3Lは検出結果を一軸
駆動機構104R、104Lの制御部に送り、ここで、
表示素子103R、103Lから発光される光のスクリ
ーン108R、108L上での投影位置が観察者の視野
範囲にくるように、表示素子103R、103Lの位置
を制御する。
【0042】表示素子103R、103Lを上方向に移
動させると、高精細映像も上方向に移動する。一方、表
示素子103R、103Lを下方向に移動させると、高
精細映像も下方向に移動する。表示素子103R、10
3Lの位置の制御方法については、前述の通りである。
尚、スクリーン108R、108L上に投影された映像
は、図1を用いて説明したように、接眼光学系4R、4
Lを介して観察者に観察される。
【0043】〈第2の実施形態〉図5に、第2の実施形
態の映像形成部1内の詳細な構成を上面斜視図で示す。
右眼用の光学系と左眼用の光学系は左右対称となってい
るので、図5においては、左眼用の光学系のみを示す。
第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0044】111Lは広視野表示用の2次元LCD素
子(広視野表示用表示手段)である。2次元LCD素子
111Lは、スクリーンを兼ねており観察者は接眼光学
系4Lを介して2次元LCD素子111L上の映像を観
察する。一軸駆動機構104Lと高精細表示用表示手段
113Lは、第1の実施形態と同様の構成であるが、そ
の配置方向が異なる。本実施形態の一軸駆動機構104
Lと高精細表示用表示手段113Lは、高精細表示用1
次元表示素子103Lの1次元方向がスクリーンの横方
向(第1の実施形態では縦方向)と一致するように配置
されている。
【0045】114Lは、1次元表示素子103Lで表
示された高精細映像光をスクリーンに対して縦方向に走
査する走査ミラーである。115Lはハーフミラーで、
走査ミラー114Lからの光を反射して2次元LCD素
子111Lに与えるとともに、2次元LCD素子111
Lで表示される映像光を透過して観察者の瞳方向に導
く。
【0046】本実施形態の高精細表示用1次元表示素子
103Lは、一軸駆動機構104Lにより横方向の位置
制御がなされる。この位置制御は、視線情報検出手段3
Lの検出結果に基づいて行われる。本実施形態において
は、視線情報検出手段3Lは、観察者の横方向の視線位
置のみを検出するように構成されている。
【0047】2次元LCD素子111L上の111La
が広視野映像で、111Lbが投影された高精細映像で
ある。尚、高精細映像111Lbは、一軸駆動機構10
4Lの位置制御により2次元LCD素子111L上を横
方向に移動することになる。位置制御の詳細は第1の実
施形態とほぼ同様であるので説明を省略する。
【0048】
【発明の効果】本発明の視線追従型映像観察装置におい
ては、観察者の1方向の瞳位置のみを検出し高精細映像
を1方向のみに移動させればよい。よって、視線情報検
出手段が簡単な構成のものでよく、低コストである。ま
た、高精細映像の投影位置の制御も簡単である。例え
ば、上記実施形態のように表示素子を1方向に移動させ
る方法で制御できる。
【0049】また、縮小光学系を用いて高精細映像を作
る構成である場合、高精細表示用表示素子で表示された
映像より高精細な映像を作ることが可能であるので、表
示素子自体の高精細さを落としても高精細映像を表示す
ることができ、低コストである。一方、同一の表示素子
を用いた場合は、さらに高精細な映像を表示することが
でき、より良質な映像表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の視線追従型映像観察装置の概略構成
を示す上面斜視図。
【図2】 第1の実施形態の映像形成部内の詳細な構成
を示す上面斜視図。
【図3】 第1の実施形態の視線追従型映像観察装置の
ブロック図。
【図4】 瞳位置に応じて高精細映像の表示位置が移動
する様子を示す図。
【図5】 第2の実施形態の映像形成部内の詳細な構成
を示す上面斜視図。
【符号の説明】
1 映像形成部 5 視線情報演算手段 6 視線追従型映像観察装置 3R、3L 視線情報検出手段 4R、4L 接眼光学系 101R、101L 広視野表示用表示素子 102R、102L 拡大光学系 103R、103L 高精細表示用表示素子 104R、104L 一軸駆動機構(表示素子位置
制御手段) 105R、105L 縮小光学系 106R、106L 合成ミラー(合成手段) 107R、107L 走査ミラー 108R、108L スクリーン(投影面) 108Ra、108La 広視野映像 108Rb、108Lb 高精細映像 111L 広視野表示用2次元LCD素
子 112R、112L 広視野表示用表示手段 113R、113L 高精細表示用表示手段 115L ハーフミラー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広視野映像と高精細映像が重ねて投影さ
    れる投影面と、広視野映像の映像光を生成する広視野表
    示用表示手段と、高精細映像の映像光を生成する高精細
    表示用表示手段と、前記2つの表示手段からの光を合成
    する合成手段と、観察者の視線方向を検出する視線情報
    検出手段と、前記視線情報検出手段の検出結果に基づい
    て高精細映像の前記投影面での投影位置が観察者の視線
    方向に位置するようになす位置制御手段とを有する視線
    追従型映像観察装置において、 前記位置制御手段は高精細映像を前記投影面の1方向に
    対してのみ移動させて投影位置を制御することを特徴と
    する視線追従型映像観察装置。
  2. 【請求項2】 前記1方向は縦方向であることを特徴と
    する請求項1に記載の視線追従型液像観察装置。
  3. 【請求項3】 高精細映像は、前記投影面の横方向に広
    視野映像と略同一の長さを有しこの方向を長手方向とす
    る帯状であることを特徴とする請求項2に記載の視線追
    従型映像観察装置。
  4. 【請求項4】 前記高精細表示用表示手段は縮小光学系
    を有することを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記
    載の視線追従型映像観察装置。
  5. 【請求項5】 前記広視野表示用表示手段は拡大光学系
    を有することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記
    載の視線追従型映像観察装置。
  6. 【請求項6】 前記高精細表示用表示手段は1次元表示
    素子を有し、 前記高精細表示用表示手段で生成された光を前記1次元
    方向とは異なる方向に走査する走査手段を備えたことを
    特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の視線追従型
    映像観察装置。
  7. 【請求項7】 前記広視野表示用表示手段は1次元表示
    素子を有し、 前記広視野表示用表示手段で生成された光を前記1次元
    方向とは異なる方向に走査する走査手段を備えたことを
    特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の視線追従型
    映像観察装置。
  8. 【請求項8】 前記広視野表示用表示手段は2次元表示
    素子を有することを特徴とする請求項1乃至6いずれか
    に記載の視線追従型映像観察装置。
JP10600598A 1998-04-16 1998-04-16 視線追従型映像観察装置 Pending JPH11295647A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10600598A JPH11295647A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 視線追従型映像観察装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10600598A JPH11295647A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 視線追従型映像観察装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11295647A true JPH11295647A (ja) 1999-10-29

Family

ID=14422579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10600598A Pending JPH11295647A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 視線追従型映像観察装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11295647A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014192479A1 (ja) * 2013-05-31 2014-12-04 株式会社Qdレーザ 画像投影装置及び投射装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014192479A1 (ja) * 2013-05-31 2014-12-04 株式会社Qdレーザ 画像投影装置及び投射装置
US10088682B2 (en) 2013-05-31 2018-10-02 Qd Laser, Inc. Image projection device and projection device
US10627631B2 (en) 2013-05-31 2020-04-21 Qd Laser, Inc. Image projection device and projection device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7193584B2 (en) Wearable display apparatus
US8441733B2 (en) Pupil-expanded volumetric display
US8780096B2 (en) Scanning image display apparatus
JP3151770B2 (ja) 複眼式画像表示装置
CN109302594B (zh) 包括眼睛跟踪器的投影显示装置
JP4735234B2 (ja) 画像表示システム
US20180284441A1 (en) Wide field head mounted display
JPH0821975A (ja) 頭部装着型映像表示システム
JPH09105885A (ja) 頭部搭載型の立体画像表示装置
JPH10239634A (ja) 立体映像表示装置
JP2004309930A (ja) 立体観察システム
JPH0954376A (ja) 立体表示装置
JP2000258723A (ja) 映像表示装置
WO2018061444A1 (ja) 反射板、情報表示装置および移動体
JP2006350256A (ja) 走査型画像表示装置
JPH09331552A (ja) 多焦点式頭部搭載型ディスプレイ
JPH1013861A (ja) 3次元画像表示方法とその表示装置
JP2006184447A (ja) 三次元映像表示装置
CN109348210A (zh) 图像源模组、近眼显示系统、控制方法及近眼显示设备
JP2001145129A (ja) 立体画像表示装置
JP2010117541A (ja) ビーム走査型表示装置
JP2002296540A (ja) 眼鏡無し立体映像表示装置
JP2953433B2 (ja) 立体表示装置
JPH11295647A (ja) 視線追従型映像観察装置
JPH1184306A (ja) 映像観察装置