JPH11295373A - ケーブル検査装置 - Google Patents

ケーブル検査装置

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JPH11295373A
JPH11295373A JP10098795A JP9879598A JPH11295373A JP H11295373 A JPH11295373 A JP H11295373A JP 10098795 A JP10098795 A JP 10098795A JP 9879598 A JP9879598 A JP 9879598A JP H11295373 A JPH11295373 A JP H11295373A
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Hiroto Tachikiri
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省人化を図ると共に作業効率の向上を図った
ケーブル検査装置を提供する。 【解決手段】 90度毎回転操作されるターンテーブル
3を備える。ターンテーブル3の各分割領域3aに、そ
れぞれジョイントケーブル6のプラグ側ジョイント7が
セットされるプラグ側セット部8とディストリビュータ
側ジョイント9がセットされるディストリビュータ側セ
ット部10とを備える。各分割領域3aに対応して、セ
ットするセットステーション13と、端子の出代寸法検
査および抵抗検査を行う寸法抵抗検査ステーション14
と、漏電を検査する耐電圧検査ステーション15と、検
査終了後のジョイントケーブルを取り出して搬送する取
出搬送ステーション16を備える。取出搬送ステーショ
ン16の一側に、部品確認、タルク粉塗布、接着剤塗布
を行う塗布ステーション17を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の内燃機
関における点火プラグ側とディストリビュータ側とを接
続するジョイントケーブルを検査するためのケーブル検
査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のジョイントケーブルとし
て、ハイテンションケーブルの一端部に、内燃機関に装
着された点火プラグに接続されるプラグ側ジョイントが
備えられ、また、他端部に、ディストリビュータの接続
部に接続されるディストリビュータ側ジョイントが備え
られたものがあり、その製造工程において、不良品の流
出を防止すべく、各種検査等が実施されていた。
【0003】そして、内燃機関のエンジン型式に応じて
プラグ側ジョイントの種類が異なるため、近年、プラグ
側ジョイントの部品の種類を検査する部品確認検査や、
プラグ側ジョイントにおける端子の出代寸法を検査する
寸法検査や、プラグ側ジョイントを構成するブッシュ内
に潤滑粉としてのタルク粉を供給する潤滑粉塗布や、プ
ラグ側ジョイントを構成するレインカバー部からハイテ
ンションケーブルが延設状とされるレインカバー部の口
元部に接着剤を供給する接着剤塗布を、専用の設備で行
い、また、ジョイントケーブルの漏電を検査する耐電圧
検査を別の耐電圧検査設備により行っていた。
【0004】さらに、プラグ側ジョイントとディストリ
ビュータ側ジョイントとの相互間の導通による抵抗を測
定する抵抗検査は、別途、手作業により行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記製
造工程における各種検査等においては、部品確認検査や
寸法検査等を行う専用の設備と、耐電圧検査を行う耐電
圧検査設備とのそれぞれに作業者が必要とされ、人件費
がかさむという欠点があった。
【0006】また、別途、手作業により抵抗検査を行う
ことが必要であるという手間もあった。
【0007】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、省人
化を図ると共に作業効率の向上を図ったケーブル検査装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、ハイテンションケーブルの一端部にプ
ラグ側ジョイントを備えると共に、他端部にディストリ
ビュータ側ジョイントを備えたジョイントケーブルを検
査するためのケーブル検査装置において、前記ケーブル
検査装置は、上下方向の軸心回りに所定方向に90度毎
回転操作されるターンテーブルを備え、前記ターンテー
ブルの周方向に4分割された各分割領域に、それぞれ前
記プラグ側ジョイントがセットされるプラグ側セット部
と前記ディストリビュータ側ジョイントがセットされる
ディストリビュータ側セット部とを備え、前記各分割領
域に対応して、ジョイントケーブルが前記セットされる
セットステーションと、前記セットされたジョイントケ
ーブルのプラグ側ジョイントにおける端子の出代寸法を
検査する寸法検査ユニットを有すると共にジョイントケ
ーブルの抵抗検査を行う抵抗検査ユニットを有する寸法
抵抗検査ステーションと、前記セットされたジョイント
ケーブルの漏電を検査する漏電検査ユニットを有する耐
電圧検査ステーションと、前記出代寸法の検査、抵抗検
査および漏電の検査終了後のジョイントケーブルを取り
出して搬送する取出搬送機構を有する取出搬送ステーシ
ョンとを備え、前記取出搬送機構により搬送されたジョ
イントケーブルのプラグ側ジョイントにおけるレインカ
バー部を嵌合状として受取保持する部品確認治具部を有
するプラグ側ジョイントセット部と、該プラグ側ジョイ
ントセット部に保持されたプラグ側ジョイント内に潤滑
粉を供給する潤滑粉塗布ユニットと、前記保持されたプ
ラグ側ジョイントのレインカバー部からハイテンション
ケーブルが延出状とされるレインカバー部の口元部に接
着剤を供給する接着剤塗布ユニットとを有する塗布ステ
ーションが備えられてなる点にある。
【0009】また、前記取出搬送ステーションの前記タ
ーンテーブルにおける回転方向下流側に隣接して前記セ
ットステーションが配置され、セットステーションから
取出搬送ステーションに至るターンテーブルの回転方向
に沿って、前記寸法抵抗検査ステーションと耐電圧検査
ステーションとがそれぞれ配置され、取出搬送ステーシ
ョン位置の一側に対応して前記塗布ステーションが配置
され、該塗布ステーションのプラグ側ジョイントセット
部をセットステーション側方に搬送する搬送機構が備え
られてなる構造としてもよい。
【0010】さらに、前記部品確認治具部が回動操作に
より解除自在にクランプするクランプ治具により交換自
在に固定保持されてなる構造としてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明すると、図1に示される如く、ケーブル検
査装置1は、架台2に上下方向の軸心回りに所定方向に
90度毎回転操作自在に支持されたターンテーブル3を
備え、ターンテーブル3の上面側に径方向に直交状とし
て立設配置された仕切板4によって、ターンテーブル3
の領域が周方向に4等分に分割されている。
【0012】そして、ターンテーブル3の各分割領域3
aには、ジョイントケーブル6のプラグ側ジョイント7
がセットされるプラグ側セット部8と、ジョイントケー
ブル6のディストリビュータ側ジョイント9がセットさ
れるディストリビュータ側セット部10とがそれぞれ対
応した位置に備えられている。
【0013】また、前記各分割領域3aに対応して、ジ
ョイントケーブル6が作業者12により前記セットされ
るセットステーション13と、前記セットされたジョイ
ントケーブル6の寸法検査や抵抗検査を行う寸法抵抗検
査ステーション14と、前記セットされたジョイントケ
ーブル6の漏電を検査する耐電圧検査ステーション15
と、前記各検査終了後のジョイントケーブル6を取り出
して搬送する取出搬送ステーション16とが、ターンテ
ーブル3の回転方向Pに沿って順次、備えられている。
【0014】そして、取出搬送ステーション16の一側
に対応して、取出搬送ステーション16により搬送され
たジョイントケーブル6を受取保持する塗布ステーショ
ン17が備えられている。
【0015】前記プラグ側セット部8は、図2ないし図
4等に示される如く、プラグ側ジョイント7の、シリコ
ーンゴム等からなるブッシュ7aが嵌着された樹脂成形
品等からなる筒状のジョイントブッシュ7bが挿通され
るガイド筒8aと、シリコーンゴム等からなるレインカ
バー部7cが嵌合状に載置される嵌合凹部を有する載置
ブロック8bと、レインカバー部7cの口元部7dより
延出状とされたハイテンションケーブル19が挿入状に
係止される二叉状のケーブル保持部8cとを備え、プラ
グ側セット部8はターンテーブル3上面側にボルト締結
等により着脱交換自在に取付け固定されている。
【0016】そして、プラグ側セット部8にセットされ
たプラグ側ジョイント7のブッシュ7a下端面が、ター
ンテーブル3の基準面より所定の基準距離Sだけ下方に
突出するように設定されている。またこの際、ハイテン
ションケーブル19はケーブル保持部8cの二叉間に挿
入係止され、この挿入係止により、レインカバー部7c
が所定の向きにセットされるように構成されている。
【0017】前記ディストリビュータ側セット部10
は、図2ないし図4等に示される如く、ターンテーブル
3上面側に着脱自在に取付け固定された装着ブロック1
0aと、ディストリビュータ側ジョイント9のシリコー
ンゴム等からなるキャップ体9aより突出状とされた端
子9bが、挿入状として嵌着されるゴム等の弾性体より
なるキャップ保持部10bと、引張バネにより上向き付
勢状として装着ブロック10aに、上下方向移動可能に
支持されると共に前記端子9bの挿入時に接触して導通
状とされる導通軸部10cとを備え、ディストリビュー
タ側ジョイント9がディストリビュータ側セット部10
にセットされた際、前記端子9bで導通軸部10cが引
張バネの弾発力に抗して下方に押動されるように構成さ
れている。
【0018】この場合、導通軸部10cは引張バネに蓄
勢された弾発力により端子9b側に弾発付勢されてお
り、ここに端子9bと導通軸部10cとが接触した導通
状態で保持される。
【0019】また、装着ブロック10aの導通軸部10
cの一側方には、ブラシ保持体20が装着されており、
該ブラシ保持体20の下端部には、抵抗検査用ブラシ2
1が上下方向移動自在に支持されると共に付勢バネによ
り下向き付勢状として下方突出状に支持されている。そ
して、この抵抗検査用ブラシ21と前記導通軸部10c
とは、適宜、ケーブル22等により電気的に接続されて
いる。
【0020】なお、図2ないし図4等において、23は
ターンテーブル3を90度毎回転駆動させるモータであ
る。
【0021】図3は寸法抵抗検査ステーション14にお
ける側面図を示しており、寸法抵抗検査ステーション1
4におけるターンテーブル3下方には、寸法検査ユニッ
ト25および抵抗検査ユニット26が備えられている。
【0022】寸法検査ユニット25は、プラグ側セット
部8のガイド筒8a下方位置に対応して配置された位置
決め治具28と、架台2側に支持されると共に位置決め
治具28を昇降操作させる昇降操作シリンダ29と、該
昇降操作シリンダ29によって位置決め治具28と共に
昇降操作される寸法測定治具30と、該寸法測定治具3
0を上下方向に出退操作させる出退操作シリンダ31と
を備える。
【0023】そして、昇降操作シリンダ29の作動によ
り位置決め治具28が上昇操作されると、位置決め治具
28の基準面28aがプラグ側セット部8にセットされ
たプラグ側ジョイント7のブッシュ7a下端面に当接
し、この状態で出退操作シリンダ31の作動により寸法
測定治具30が進出操作されると、寸法測定治具30は
位置決め治具28の挿通孔28cを通じてブッシュ7a
内に侵入し、プラグ側ジョイント7内の端子7eに当接
して接触する。この当接位置の検出により端子7eの出
代寸法が測定され、その測定結果から良品・不良品の判
定が制御部でなされるように構成されている。
【0024】抵抗検査ユニット26は、導通軸部10c
下方位置に対応して配置された押し上げブロック32
と、抵抗検査用ブラシ21下方位置に対応して押し上げ
ブロック32上面側に配置された導通板33と、架台2
側に支持され、導通板33と共に押し上げブロック32
を昇降操作させる昇降操作シリンダ34と、前記寸法測
定治具30と導通板33にそれぞれ接続された抵抗測定
器35とを備える。即ち、寸法測定治具30は抵抗検査
ユニット26にも兼用される構造とされている。
【0025】そして、前記昇降操作シリンダ29の作動
や出退操作シリンダ31の作動等に連動して、昇降操作
シリンダ34が作動され、押し上げブロック32と共に
導通板33が所定高さ上昇操作されると、仮想線で示さ
れる如く、導通板33が抵抗検査用ブラシ21に接触
し、導通軸部10c下端部と押し上げブロック32とが
適宜間隔を有した状態が得られる。
【0026】この際、寸法測定治具30はプラグ側ジョ
イント7の端子7eに接触しており、また、抵抗検査用
ブラシ21と導通軸部10cとはケーブル22により接
続され、ディストリビュータ側ジョイント9の端子9b
は導通軸部10cに接触しているため、ここに、寸法測
定治具30側と導通板33側とがジョイントケーブル6
を通じて互いに導通状態となり、ジョイントケーブル6
の抵抗検査が抵抗測定器35により行われ、その測定結
果から良品・不良品の判定が制御部でなされるように構
成されている。
【0027】この寸法抵抗検査ステーション14におけ
る寸法検査や抵抗検査の結果、不良品と判定されると、
昇降操作シリンダ34はさらに上昇作動し、この上昇作
動により導通軸部10cが押し上げられ、図6に示され
る如く、ディストリビュータ側ジョイント9がキャップ
保持部10bより押出される。従って、不良品であるジ
ョイントケーブル6の除去が容易になされる。この昇降
操作シリンダ34の上昇作動時において、抵抗検査用ブ
ラシ21も付勢バネの付勢力に抗して上昇移動される
が、昇降操作シリンダ34が下降移動して初期位置に復
帰する際、付勢バネの付勢力により初期の下方突出状態
に復帰される。
【0028】図4および図5は耐電圧検査ステーション
15を示しており、耐電圧検査ステーション15におけ
るターンテーブル3下方には、図4に示される如く、寸
法抵抗検査ステーション14と同様、導通軸部10c下
方位置に対応して配置された押し上げブロック37と、
抵抗検査用ブラシ21下方位置に対応して押し上げブロ
ック37上面側に配置された導通板38と、架台2側に
支持され、導通板38と共に押し上げブロック37を昇
降操作させる昇降操作シリンダ39とを備え、導通板3
8は、高電圧を印加すべく、点火コイル等により高電圧
を発生させる高電圧発生部に接続ケーブル40等を介し
て接続されている。
【0029】また、耐電圧検査ステーション15におけ
るターンテーブル3上方には、図5に示される如く、架
台2側に支持された昇降操作シリンダ42の昇降操作に
より昇降操作される対のアース体43、44が備えられ
ている。即ち、各アース体43、44は、対のカイド杆
45に沿って上下動自在な昇降板46に支持され、昇降
操作シリンダ42の作動により昇降板46が昇降操作さ
れるように構成されている。
【0030】さらに、各アース体43、44は、適宜大
きさの金属製基板48、49に、その周方向に沿って適
宜間隔を有してすだれ状に配置された金属製の数珠玉に
より構成されている。
【0031】そして、昇降板46が下降操作された際、
図4に示される如く、一方のアース体43が、プラグ側
セット部8にセットされたプラグ側ジョイント7のレイ
ンカバー部7c外周面近傍に配置され、他方のアース体
44が、ディストリビュータ側セット部10にセットさ
れたディストリビュータ側ジョイント9のキャップ体9
a外周面近傍に配置されるように構成されている。ま
た、各基板48、49は互いに接続され、漏電検出器5
0を介してアースされている。
【0032】なお、図5において、47は昇降操作シリ
ンダ42の伸縮をガイドするガイド杆である。
【0033】そして、昇降操作シリンダ39の作動によ
り押し上げブロック37と共に導通板38が所定高さ上
昇操作されると、仮想線で示される如く、導通板38が
抵抗検査用ブラシ21に接触し、導通軸部10c下端部
と押し上げブロック32とが適宜間隔を有した状態が得
られる。また、昇降操作シリンダ42の作動により各ア
ース体43、44が下降操作され、各アース体43、4
4がそれぞれレインカバー部7cおよびキャップ体9a
の外周面近傍に配置された状態が得られる。
【0034】この状態で、点火コイルにより発生された
高電圧(約30kv程度)が接続ケーブル40を介して
導通板38側に供給され、抵抗検査用ブラシ21、ケー
ブル22、導通軸部10cを通じてジョイントケーブル
6側に所定時間(例えば5秒間)印加される。
【0035】この印加によって、数珠玉よりなる各アー
ス体43、44はレインカバー部7cやキャップ体9a
側に引き寄せられ、それぞれの外形形状に沿って位置さ
れる。この際、各アース体43、44側に電流が流れな
ければ、漏電検出器50は何等電流を検出せず、ジョイ
ントケーブル6は良品と判定される。また、いずれかの
アース体43、44に電流が流れれば、漏電検出器50
により検出されて不良品のジョイントケーブル6がある
と判定される。ここに、上記導通板38、アース体4
3、44、漏電検出器50等により漏電検査ユニットが
構成される。
【0036】なお、漏電検出器50に電流が流れた時点
で点火コイル側からの電圧は解除されるように構成され
ている。また、セットステーション13以外の架台2の
外周壁面に対応して、適宜、閉操作自在な塩化ビニル等
からなる安全カバーが備えられている。
【0037】そして、耐電圧検査ステーション15にお
ける耐電圧検査の結果、不良品と判定された場合は、前
述同様、昇降操作シリンダ39はさらに上昇作動する。
そしてジョイントケーブル6を除去すればよい。
【0038】図6ないし図8は取出搬送ステーション1
6を示しており、取出搬送ステーション16におけるタ
ーンテーブル3下方には、図6に示される如く、寸法抵
抗検査ステーション14や耐電圧検査ステーション15
と同様、導通軸部10c下方位置に対応して配置された
押し上げブロック51と、架台2側に支持されると共に
押し上げブロック51を昇降操作させる昇降操作シリン
ダ52とを備える。
【0039】また、取出搬送ステーション16における
ターンテーブル3上方には、プラグ側セット部8にセッ
トされたプラグ側ジョイント7上方位置に対応して図5
および図7に示される如く、プラグ側ジョイント7取出
用の昇降操作シリンダ53が架台2側に支持されてお
り、その下端部には開閉操作シリンダ54により開閉操
作自在な対のチャック体55が備えられている。
【0040】そして、昇降操作シリンダ52の作動によ
り押し上げブロック51が上昇操作されると、導通軸部
10c下端部が押し上げブロック51上面に当接し、そ
の後仮想線で示される如く、さらに押し上げブロック5
1が上昇操作されると、導通軸部10cが押し上げブロ
ック51により押し上げられ、ここに、ディストリビュ
ータ側ジョイント9が仮想線で示される如く、キャップ
保持部10bより上方に離脱する。この際、抵抗検査用
ブラシ21は付勢バネの付勢力に抗してブラシ保持体2
0内を上昇移動される。
【0041】また、昇降操作シリンダ53の進出作動に
より各チャック体55が開状態で下降操作され、レイン
カバー部7c位置に到着すると、開閉操作シリンダ54
の作動により各チャック体55が閉操作され、レインカ
バー部7cがチャックされる。その後、昇降操作シリン
ダ53の後退作動により各チャック体55が上昇操作さ
れ、この上昇操作に伴って図7仮想線で示される如く、
プラグ側ジョイント7がプラグ側セット部8より離脱さ
れる。
【0042】この上昇位置におけるプラグ側ジョイント
7位置に対応して開閉操作自在な対のチャック体57を
有する開閉操作シリンダ58が配置されると共に、該開
閉操作シリンダ58を横軸回りに90度回動操作する回
動操作シリンダ59が配置されている。また、回動操作
シリンダ59は取出搬送ステーション16から塗布ステ
ーション17位置に横行移動自在な横行操作シリンダ6
0に昇降操作シリンダ61を介して取り付けられてお
り、図7に示される如く、各チャック体55により上方
に離脱されたプラグ側ジョイント7を開閉操作シリンダ
58の作動により両チャック体57によりチャックされ
ると、各チャック体55が開閉操作シリンダ54の作動
により開操作されてチャック体57側にプラグ側ジョイ
ント7が受け渡される。
【0043】その後、図8に示される如く、回動操作シ
リンダ59の作動によりプラグ側ジョイント7は所定方
向に90度回動操作され、縦向き姿勢から所定の横向き
姿勢に姿勢変更され、この横向き姿勢で横行操作シリン
ダ60の作動により塗布ステーション17側に移動操作
される。
【0044】そして、塗布ステーション17の所定位置
に到着すると、次に昇降操作シリンダ61の作動により
プラグ側ジョイント7が下降操作され、プラグ側ジョイ
ント7は、図9に示される如く、塗布ステーション17
に配置されたプラグ側ジョイントセット部63にセット
され、各チャック体57によるチャックを解除した後、
横行操作シリンダ60や昇降操作シリンダ61等は初期
位置に復帰される。ここに、昇降操作シリンダ53、開
閉操作シリンダ54、開閉操作シリンダ58、回動操作
シリンダ59、横行操作シリンダ60、昇降操作シリン
ダ61等によりプラグ側ジョイント7を取り出して搬送
する取出搬送機構が構成される。
【0045】前記プラグ側ジョイントセット部63は、
図1に示される如く、塗布ステーション17における取
出搬送ステーション16のプラグ側セット部8位置側方
に対応した位置に配置されており、本実施形態では搬送
機構としての搬送シリンダの作動により往復移動自在な
搬送コンベア64上に備えられている。そして、搬送コ
ンベア64の往復移動により仮想線で示される如く、セ
ットステーション13の側方位置にプラグ側ジョイント
セット部63が移動操作されるように構成されている。
【0046】また、プラグ側ジョイントセット部63
は、プラグ側ジョイント7のブッシュ7aを載置状に支
持するV字状の受け溝66aを有するブッシュ支持ブロ
ック66と、図10にも示される如く、ジョイントブッ
シュ7bの中間部を載置状に支持するV字状の受け溝6
7aを有する中間部支持ブロック67と、レインカバー
部7cおよびレインカバー部7c側のジョイントブッシ
ュ7b端部が嵌合状に支持される嵌合凹部68aを有す
る部品確認治具部としてのレインカバー部支持ブロック
68とを備え、前記中間部支持ブロック67には、支持
孔67b内に出退自在に支持されると共に付勢バネ69
により突出方向に弾発付勢状とされた一対の保持体70
が備えられている。
【0047】そして、前記昇降操作シリンダ61の作動
によりプラグ側ジョイント7がプラグ側ジョイントセッ
ト部63にセットされる際、各保持体70が付勢バネ6
9の弾発力に抗して出退操作され、セットされた状態で
はジョイントブッシュ7bの周方向上面側に突出して、
プラグ側ジョイント7の受け溝66a、受け溝67aお
よび嵌合凹部68aからの不用意な離脱を有効に防止す
る。ここに、プラグ側ジョイント7はプラグ側ジョイン
トセット部63に受取保持される。
【0048】この際、プラグ側ジョイント7がレインカ
バー部支持ブロック68の嵌合凹部68aに対応しない
部品の種類であれば、昇降操作シリンダ61の作動によ
る上記セット動作に際して、プラグ側ジョイント7のレ
インカバー部7cが嵌合凹部68aに嵌合されず、ここ
に、レインカバー部支持ブロック68に対する非嵌合状
態を適宜センサにより検出して、部品の異常を報知器等
により報知する。
【0049】また、中間部支持ブロック67やレインカ
バー部支持ブロック68は交換基板72上に取付け固定
されており、該交換基板72がセット基板73上に着脱
自在に取付け固定されている。即ち、セット基板73上
には、位置決めピン74や位置決めブロック75が配置
されており、該位置決めピン74や位置決めブロック7
5に交換基板72周縁部を当接させて位置合わせした状
態で、クランプ治具76のほぼL字状に屈曲されたクラ
ンプアーム76aを横軸周りに回動操作して交換基板7
2を上方側よりセット基板73側に押圧してクランプす
ることにより取付け固定される構成とされている。
【0050】そして、セット基板73が搬送コンベア6
4側に取付け固定されている。また、ブッシュ支持ブロ
ック66は直接、セット基板73上に取付け固定されて
いる。
【0051】さらに、プラグ側ジョイントセット部63
にセットされたプラグ側ジョイント7に対して、ブッシ
ュ7a内周面側に潤滑粉としてのタルク粉を供給する潤
滑粉塗布ユニット78が備えられ、該潤滑粉塗布ユニッ
ト78は、ブッシュ7a側よりプラグ側ジョイント7の
軸心方向に出退操作自在な先端部が閉塞状とされると共
にその適宜位置周面に噴出孔79aが適宜数形成された
筒状の潤滑粉塗布治具79と、該潤滑粉塗布治具79内
にタルク粉を所定のタイミングで所定量、圧送する潤滑
粉圧送供給部80とを備える。
【0052】そして、プラグ側ジョイントセット部63
にセットされたプラグ側ジョイント7のブッシュ7a内
に潤滑粉塗布治具79の一部が侵入されると共にブッシ
ュ7a開放端側を潤滑粉塗布治具79の他の部分で閉塞
状とした状態で、潤滑粉圧送供給部80から圧送された
タルク粉が噴出孔79aを通じてブッシュ7a内周面側
に噴出塗布されるように構成されている。
【0053】また、プラグ側ジョイントセット部63に
セットされたプラグ側ジョイント7に対して、レインカ
バー部7cの口元部7dに接着剤を供給する接着剤塗布
ユニット82が備えられ、該接着剤塗布ユニット82
は、図9および図11に示される如く、口元部7dの下
面側に接着剤を供給する下側塗布ユニット82aと、口
元部7dの上面側に接着剤を供給する上側塗布ユニット
82bとを備える。
【0054】前記下側塗布ユニット82aは、口元部7
dの下面側に当接する半円弧状の受け溝84aを有する
下面支持体84と、該下面支持体84を交換基板72上
に取付け支持する取付けブラケット85とを備える。
【0055】前記上側塗布ユニット82bは、口元部7
dの上面側に当接する半円弧状の押さえ溝86aを有す
る上面支持体86と、プラグ側ジョイント7が前記セッ
トされる際のセット軌跡から退避した位置に前記上面支
持体86を回動させる駆動モータ87と、該駆動モータ
87を交換基板72上に取付け支持する取付けブラケッ
ト88とを備える。
【0056】また、下面支持体84の受け溝84aや上
面支持体86の押さえ溝86aの各内周面側に、接着剤
を供給すべく、各ジョイント部89、90から前記受け
溝84aや押さえ溝86aの各内周面側に至る案内路9
1、92が形成されている。そして、接着剤圧送供給部
94に接続された各接着剤供給パイプ95、96が前記
ジョイント部89、90にそれぞれ着脱自在に接続され
ている。
【0057】そして、プラグ側ジョイントセット部63
にプラグ側ジョイント7がセットされると、レインカバ
ー部7cの口元部7dが下面支持体84の受け溝84a
上に位置され、この状態で駆動モータ87の作動によ
り、上面支持体86が退避位置から回動操作されて、押
さえ溝86aが口元部7dの上面側に当接した状態が得
られる。この口元部7dが下面支持体84と上面支持体
86で挟まれた状態で、接着剤圧送供給部94から接着
剤が所定量、圧送されると、各接着剤供給パイプ95、
96および案内路91、92を通じて受け溝84aや押
さえ溝86a内周面側に接着剤が案内され、そこに位置
する口元部7d周面に接着剤が塗布される。
【0058】また、プラグ側ジョイントセット部63が
セットステーション13側方に移動操作される際、ディ
ストリビュータ側ジョイント9の移動が円滑になされる
ように、搬送コンベア64の取出搬送ステーション16
側の一側に、ディストリビュータ側ジョイント案内機構
97が備えられており、該ディストリビュータ側ジョイ
ント案内機構97は、搬送コンベア64上面より上方に
突出すると共に傾斜状に立設された案内杆98を備え、
移動操作シリンダ99の移動操作により搬送コンベア6
4の移動操作と連動して案内杆98がプラグ側ジョイン
トセット部63と同方向に移動操作されるように構成さ
れている。
【0059】そして、セットステーション13側方に移
動操作されたプラグ側ジョイントセット部63や案内杆
98は、ターンテーブル3の回転操作時に初期位置に戻
されるように構成されている。
【0060】本実施形態は以上のように構成されてお
り、このケーブル検査装置1により予め組み付けられた
ジョイントケーブル6の各種検査を行う場合には、作業
者12はセットステーション13位置でジョイントケー
ブル6のプラグ側ジョイント7をプラグ側セット部8に
挿入状にセットし、ディストリビュータ側ジョイント9
をディストリビュータ側セット部10に挿入状にセット
すればよい。この際、ハイテンションケーブル19がケ
ーブル保持部8cの二叉間に挿入係止させることによっ
て、プラグ側ジョイント7の向きが所定向きにセットさ
れる。
【0061】その後、スタートスイッチボタンを押すこ
とによってターンテーブル3が所定の回転方向Pに90
度回転操作されて停止する。このターンテーブル3の回
転により、前記セットされたジョイントケーブル6は寸
法抵抗検査ステーション14位置に移動操作される。
【0062】寸法抵抗検査ステーション14において
は、ターンテーブル3の回転により到着したプラグ側セ
ット部8やディストリビュータ側セット部10にジョイ
ントケーブル6がセットされていることを適宜センサ等
により検出すると、昇降操作シリンダ29の作動により
位置決め治具28が上昇操作され、位置決め治具28の
基準面28aがプラグ側ジョイント7のブッシュ7a下
端面に当接し、次にこの状態で出退操作シリンダ31の
作動により寸法測定治具30が進出操作され、寸法測定
治具30がブッシュ7a内に侵入し、プラグ側ジョイン
ト7内の端子7eに当接して接触する。この当接位置の
検出により端子7eの出代寸法が測定され、その測定結
果から良品・不良品の判定がなされ、不良品の判定がな
されると、不良品であることをブザーやランプ等の報知
器により作業者12に知らせると共にディストリビュー
タ側ジョイント9をキャップ保持部10bより押し出し
た後、装置1の動作を停止させる。そして、不良品のジ
ョイントケーブル6を取り除いた後、リセットボタン等
を押すことによって初期状態にリセットされる。
【0063】また、昇降操作シリンダ29の作動と連動
して、昇降操作シリンダ34も作動され、昇降操作シリ
ンダ34の作動により押し上げブロック32と共に導通
板33が所定高さ上昇操作され、導通板33が抵抗検査
用ブラシ21に接触した状態が得られる。ここに、寸法
測定治具30側と導通板33側とがジョイントケーブル
6を通じて導通状態となり、抵抗検査ユニット26によ
るジョイントケーブル6の抵抗検査が行われ、その測定
結果から良品・不良品の判定が制御部でなされるように
構成されている。この場合においても不良品の判定がな
されると前述の不良品の場合と同様の動作が行われる。
【0064】この寸法抵抗検査ステーション14におけ
る出代寸法の寸法検査や抵抗検査が自動的に行われてい
る間に、前記セットステーション13では次の検査対象
であるジョイントケーブル6がセットされる。
【0065】そして、前述と同様にしてターンテーブル
3が90度回転操作されると、寸法抵抗検査ステーショ
ン14のジョイントケーブル6は耐電圧検査ステーショ
ン15に移動操作される。
【0066】耐電圧検査ステーション15においては、
ターンテーブル3の回転により到着したプラグ側セット
部8やディストリビュータ側セット部10にジョイント
ケーブル6がセットされていることを適宜センサ等によ
り検出すると、昇降操作シリンダ42の作動により、各
アース体43、44が下降操作され、一方のアース体4
3が、プラグ側ジョイント7のレインカバー部7c外周
面近傍に配置され、他方のアース体44が、ディストリ
ビュータ側ジョイント9のキャップ体9a外周面近傍に
配置された状態が得られる。
【0067】また、昇降操作シリンダ42の作動に連動
して、昇降操作シリンダ39も作動され、昇降操作シリ
ンダ39の作動により押し上げブロック37と共に導通
板38が所定高さ上昇操作され、導通板38が抵抗検査
用ブラシ21に接触した状態が得られる。
【0068】この状態で、導通板38への高電圧の印加
により漏電検査がなされ、良品・不良品の判定がなさ
れ、不良品の判定がなされると前述の不良品の場合と同
様の動作が行われる。
【0069】この耐電圧検査ステーション15における
漏電検査が自動的に行われている間に、前記寸法抵抗検
査ステーション14では出代寸法の寸法検査や抵抗検査
が自動的に行われ、前記セットステーション13では次
の検査対象であるジョイントケーブル6がセットされ
る。
【0070】そして、前述と同様にしてターンテーブル
3が90度回転操作されると、耐電圧検査ステーション
15のジョイントケーブル6は取出搬送ステーション1
6に移動操作される。
【0071】取出搬送ステーション16においては、タ
ーンテーブル3の回転により到着したプラグ側セット部
8やディストリビュータ側セット部10にジョイントケ
ーブル6がセットされていることを適宜センサ等により
検出すると、昇降操作シリンダ52の作動により押し上
げブロック51が上昇操作され、導通軸部10c下端部
が押し上げブロック51上面に当接し、導通軸部10c
が押し上げブロック51により押し上げられ、ディスト
リビュータ側ジョイント9がキャップ保持部10bより
上方に離脱する。
【0072】また、昇降操作シリンダ52の作動と連動
して昇降操作シリンダ53が作動され、昇降操作シリン
ダ53の進出作動により各チャック体55が開状態で下
降操作され、開閉操作シリンダ54の作動により各チャ
ック体55によりレインカバー部7cがチャックされ
る。その後、昇降操作シリンダ53の後退作動により各
チャック体55が上昇操作され、プラグ側ジョイント7
がプラグ側セット部8より離脱される。
【0073】その後、開閉操作シリンダ58のチャック
体57に受け渡され、回動操作シリンダ59の作動によ
りプラグ側ジョイント7は縦向き姿勢から所定の横向き
姿勢に姿勢変更され、この横向き姿勢で横行操作シリン
ダ60の作動により塗布ステーション17側に移動操作
される。
【0074】そして、塗布ステーション17の所定位置
に到着すると、次に昇降操作シリンダ61の作動により
プラグ側ジョイント7が下降操作され、プラグ側ジョイ
ント7は、塗布ステーション17に配置されたプラグ側
ジョイントセット部63にセットされ、各チャック体5
7によるチャックを解除した後、取出搬送機構は初期位
置に復帰される。
【0075】この際、レインカバー部支持ブロック68
の嵌合凹部68aにレインカバー部7cが嵌合されない
場合は、その検出により不良品の判定がなされ、不良品
の判定がなされると前述の不良品の場合と同様の動作が
行われる。
【0076】レインカバー部7cの嵌合凹部68aに対
する嵌合によって、センサにより良品であると部品確認
がなされると、潤滑粉塗布ユニット78の潤滑粉塗布治
具79が進出作動され、プラグ側ジョイント7のブッシ
ュ7a内に潤滑粉塗布治具79の一部が侵入されると共
にブッシュ7a開放端側を潤滑粉塗布治具79の他の部
分で閉塞状とした状態とされ、この状態で潤滑粉圧送供
給部80から圧送されたタルク粉が噴出孔79aを通じ
てブッシュ7a内周面側に所定量、噴出塗布される。
【0077】一方、レインカバー部7c側では、駆動モ
ータ87の駆動により上面支持体86が退避位置から回
動操作されて、押さえ溝86aが口元部7dの上面側に
当接され、口元部7dが下面支持体84と上面支持体8
6で挟まれた状態となり、この状態で接着剤圧送供給部
94から接着剤が所定量、圧送され、口元部7dに接着
剤が塗布される。
【0078】その後、搬送シリンダの作動により搬送コ
ンベア64が移動されてセットステーション13側方の
位置にプラグ側ジョイントセット部63が移動操作さ
れ、セットステーション13の作業者12は搬送コンベ
ア64によって搬送されたジョイントケーブル6をプラ
グ側ジョイントセット部63より取り出す。
【0079】この取出搬送ステーション16から塗布ス
テーション17へのジョイントケーブル6の取出搬送、
および塗布ステーション17での部品確認、タルク粉塗
布、接着剤塗布が自動的に行われている間に、前記耐電
圧検査ステーション15では漏電検査が自動的に行わ
れ、前記寸法抵抗検査ステーション14では出代寸法の
寸法検査や抵抗検査が自動的に行われ、前記セットステ
ーション13では次の検査対象であるジョイントケーブ
ル6がセットされる。
【0080】そして、前述と同様にしてターンテーブル
3が90度回転操作されると、前述と同様に、それぞれ
のステーション14、15、16、17で同様の作業が
自動的になされる。
【0081】以上のように、本実施形態によれば、端子
7eの出代寸法を検査する寸法検査工程、ジョイントケ
ーブル6の抵抗検査を行う抵抗検査工程、ジョイントケ
ーブル6の漏電を検査する耐電圧検査工程、プラグ側ジ
ョイント7の部品の種類を検査する部品確認検査工程、
ブッシュ7a内にタルク粉を供給する潤滑粉塗布工程、
およびレインカバー部7cの口元部7dに接着剤を供給
する接着剤塗布工程の複数の作業工程を1台の装置1に
集約した構造であり、単一人の作業者12によって容易
に管理でき、ここに省人化が図れ、ジョイントケーブル
6の製造における人件費削減が図れる。
【0082】また、各ステーション13、14、15、
16、17のそれぞれで同時作業が可能となり、手待ち
時間が有効に防止でき、作業効率の向上が図れる。
【0083】さらに、ターンテーブル3における取出搬
送ステーション16位置の一側に対応して、塗布ステー
ション17が配置され、塗布ステーション17のプラグ
側ジョイントセット部63をセットステーション13側
方に搬送する構造としているため、装置1自体もコンパ
クトに構成でき、省スペース化が図れると共に、セット
ステーション13位置からプラグ側ジョイントセット部
63にセットされたジョイントケーブル6を容易に取り
出すことができ、作業者12の移動量も少なくて済み、
この点からも作業性の向上が図れる。
【0084】また、図13や図14に示される如く、異
なる形状のプラグ側ジョイント7に対応するプラグ側セ
ット部8やレインカバー部支持ブロック68等が装着さ
れた交換基板72を予め各種、用意しておき、必要に応
じて交換すれば、各種のジョイントケーブル6に容易に
対応でき、ここに多品種対応による汎用性に優れる。
【0085】なお、図13に示される如く、この場合
も、ターンテーブル3下方に突出するブッシュ7a下端
面が、ターンテーブル3の基準面より所定の基準距離S
だけ下方に突出するように、適宜高さにプラグ側セット
部8が構成されている。
【0086】また、交換基板72の交換に際して、クラ
ンプ治具76の回動操作により、解除自在にクランプし
て固定保持する方式であり、交換作業もワンタッチで容
易に行える利点がある。
【0087】なお、上記実施形態において、セットステ
ーション13の回転方向下流側に寸法抵抗検査ステーシ
ョン14が備えられ、寸法抵抗検査ステーション14の
回転方向下流側に耐電圧検査ステーション15が備えら
れた構造を示しているが、セットステーション13の回
転方向下流側に耐電圧検査ステーション15が備えら
れ、該耐電圧検査ステーション15の回転方向下流側に
寸法抵抗検査ステーション14が備えられた構造であっ
てもよい。
【0088】
【発明の効果】以上のように、本発明のケーブル検査装
置によれば、上下方向の軸心回りに所定方向に90度毎
回転操作されるターンテーブルを備え、ターンテーブル
の周方向に4分割された各分割領域に、それぞれプラグ
側ジョイントがセットされるプラグ側セット部とディス
トリビュータ側ジョイントがセットされるディストリビ
ュータ側セット部とを備え、各分割領域に対応して、ジ
ョイントケーブルがセットされるセットステーション
と、セットされたジョイントケーブルのプラグ側ジョイ
ントにおける端子の出代寸法を検査する寸法検査ユニッ
トを有すると共にジョイントケーブルの抵抗検査を行う
抵抗検査ユニットを有する寸法抵抗検査ステーション
と、セットされたジョイントケーブルの漏電を検査する
漏電検査ユニットを有する耐電圧検査ステーションと、
出代寸法の検査、抵抗検査および漏電の検査終了後のジ
ョイントケーブルを取り出して搬送する取出搬送機構を
有する取出搬送ステーションとを備え、取出搬送機構に
より搬送されたジョイントケーブルのプラグ側ジョイン
トにおけるレインカバー部を嵌合状として受取保持する
部品確認治具部を有するプラグ側ジョイントセット部
と、プラグ側ジョイントセット部に保持されたプラグ側
ジョイント内に潤滑粉を供給する潤滑粉塗布ユニット
と、保持されたプラグ側ジョイントのレインカバー部か
らハイテンションケーブルが延出状とされるレインカバ
ー部の口元部に接着剤を供給する接着剤塗布ユニットと
を有する塗布ステーションが備えられてなるものであ
り、複数の作業工程を1台の装置に集約した構造であ
り、単一人の作業者によって管理でき、省人化が図れる
と共に、各ステーションのそれぞれで同時作業が可能と
なり、手待ち時間が有効に防止でき、作業効率の向上が
図れるという利点がある。
【0089】また、取出搬送ステーションのターンテー
ブルにおける回転方向下流側に隣接してセットステーシ
ョンが配置され、セットステーションから取出搬送ステ
ーションに至るターンテーブルの回転方向に沿って、寸
法抵抗検査ステーションと耐電圧検査ステーションとが
それぞれ配置され、取出搬送ステーション位置の一側に
対応して塗布ステーションが配置され、塗布ステーショ
ンのプラグ側ジョイントセット部をセットステーション
側方に搬送する搬送機構が備えられてなる構造とすれ
ば、より作業性の向上が図れるという利点がある。
【0090】さらに、部品確認治具部が回動操作により
解除自在にクランプするクランプ治具により交換自在に
固定保持されてなる構造とすれば、部品確認治具部の交
換がより容易となるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体概略正面図であ
る。
【図2】セットステーションにおける断面図である。
【図3】寸法抵抗検査ステーションにおける断面図であ
る。
【図4】耐電圧検査ステーションにおける断面図であ
る。
【図5】耐電圧検査ステーションにおける上部の背面図
である。
【図6】取出搬送ステーションにおける断面図である。
【図7】取出搬送ステーションにおける動作説明図であ
る。
【図8】取出搬送ステーションにおける動作説明図であ
る。
【図9】塗布ステーションのプラグ側ジョイントセット
部における平面図である。
【図10】プラグ側ジョイントセット部における中間部
支持ブロックの断面図である。
【図11】プラグ側ジョイントセット部における接着剤
塗布ユニットの動作説明図である。
【図12】ディストリビュータ側ジョイント案内機構の
動作説明図である。
【図13】別のプラグ側セット部を示す断面図である。
【図14】別の交換基板がセットされたプラグ側ジョイ
ントセット部の平面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル検査装置 2 架台 3 ターンテーブル 3a 分割領域 6 ジョイントケーブル 7 プラグ側ジョイント 7a ブッシュ 7b ジョイントブッシュ 7c レインカバー部 7d 口元部 8 プラグ側セット部 9 ディストリビュータ側ジョイント 10 ディストリビュータ側セット部 12 作業者 13 セットステーション 14 寸法抵抗検査ステーション 15 耐電圧検査ステーション 16 取出搬送ステーション 17 塗布ステーション 19 ハイテンションケーブル 25 寸法検査ユニット 26 抵抗検査ユニット 38 導通板 43 アース体 44 アース体 50 漏電検出器 63 プラグ側ジョイントセット部 68 レインカバー部支持ブロック 68a 嵌合凹部 72 交換基板 76 クランプ治具 78 潤滑粉塗布ユニット 82 接着剤塗布ユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハイテンションケーブルの一端部にプラ
    グ側ジョイントを備えると共に、他端部にディストリビ
    ュータ側ジョイントを備えたジョイントケーブルを検査
    するためのケーブル検査装置において、 前記ケーブル検査装置は、上下方向の軸心回りに所定方
    向に90度毎回転操作されるターンテーブルを備え、 前記ターンテーブルの周方向に4分割された各分割領域
    に、それぞれ前記プラグ側ジョイントがセットされるプ
    ラグ側セット部と前記ディストリビュータ側ジョイント
    がセットされるディストリビュータ側セット部とを備
    え、 前記各分割領域に対応して、ジョイントケーブルが前記
    セットされるセットステーションと、前記セットされた
    ジョイントケーブルのプラグ側ジョイントにおける端子
    の出代寸法を検査する寸法検査ユニットを有すると共に
    ジョイントケーブルの抵抗検査を行う抵抗検査ユニット
    を有する寸法抵抗検査ステーションと、前記セットされ
    たジョイントケーブルの漏電を検査する漏電検査ユニッ
    トを有する耐電圧検査ステーションと、前記出代寸法の
    検査、抵抗検査および漏電の検査終了後のジョイントケ
    ーブルを取り出して搬送する取出搬送機構を有する取出
    搬送ステーションとを備え、 前記取出搬送機構により搬送されたジョイントケーブル
    のプラグ側ジョイントにおけるレインカバー部を嵌合状
    として受取保持する部品確認治具部を有するプラグ側ジ
    ョイントセット部と、該プラグ側ジョイントセット部に
    保持されたプラグ側ジョイント内に潤滑粉を供給する潤
    滑粉塗布ユニットと、前記保持されたプラグ側ジョイン
    トのレインカバー部からハイテンションケーブルが延出
    状とされるレインカバー部の口元部に接着剤を供給する
    接着剤塗布ユニットとを有する塗布ステーションが備え
    られてなることを特徴とするケーブル検査装置。
  2. 【請求項2】 前記取出搬送ステーションの前記ターン
    テーブルにおける回転方向下流側に隣接して前記セット
    ステーションが配置され、セットステーションから取出
    搬送ステーションに至るターンテーブルの回転方向に沿
    って、前記寸法抵抗検査ステーションと耐電圧検査ステ
    ーションとがそれぞれ配置され、取出搬送ステーション
    位置の一側に対応して前記塗布ステーションが配置さ
    れ、該塗布ステーションのプラグ側ジョイントセット部
    をセットステーション側方に搬送する搬送機構が備えら
    れてなることを特徴とする請求項1記載のケーブル検査
    装置。
  3. 【請求項3】 前記部品確認治具部が回動操作により解
    除自在にクランプするクランプ治具により交換自在に固
    定保持されてなることを特徴とする請求項1または2記
    載のケーブル検査装置。
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CN100362445C (zh) * 2005-03-14 2008-01-16 佛山市顺德区顺达电脑厂有限公司 电子元件连接插座的测试治具
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