JPH11295070A - 墨出し用レーザー装置 - Google Patents

墨出し用レーザー装置

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JPH11295070A
JPH11295070A JP9706198A JP9706198A JPH11295070A JP H11295070 A JPH11295070 A JP H11295070A JP 9706198 A JP9706198 A JP 9706198A JP 9706198 A JP9706198 A JP 9706198A JP H11295070 A JPH11295070 A JP H11295070A
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JP
Japan
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light
light receiving
line laser
laser
receiving element
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Application number
JP9706198A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hosomizu
博 細水
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SUMITOMO KANAGATA GIJUTSU KK
Original Assignee
SUMITOMO KANAGATA GIJUTSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外等の明るいところでも正確に墨出しでき
る墨出し用レーザー装置を提供すること。 【解決手段】 電気的にパルス化された水平又は鉛直の
ラインレーザー光を投射する投光器と、前記投光器から
のラインレーザー光の位置を検知する受光器Yとから成
る墨出し用レーザー装置であって、前記受光器Yは、僅
かな間隔を設けて正面視で三列に配置された細長い受光
素子41a,41b,41cを具備し、両端の受光素子
41a,41cの内側縁相互間距離をラインレーザー光
の幅よりも僅かに大きくしてあると共に、ラインレーザ
ー光が中央の受光素子41bにのみ投射されているとき
には、これを視覚的又は聴覚的に判断できるようにして
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築用の墨出し
作業を行うための墨出し用レーザー装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、建築用の墨出し作業をラインレー
ザー光を投射する投光器により行うようになってきてい
るが、この投光器は基本的には、水平や鉛直の赤色のラ
インレーザー光を投射する機器主体と、前記機器主体が
回動自在に且つ抜止め状態に載置されている台座と、前
記台座に取り付けられた脚とから構成されている。
【0003】この投光器は、床面に置いて使用され、例
えば、壁面に水平のラインレーザー光を投射する、
壁面に描かれている基準鉛直線に機器主体から投射され
た一本の鉛直のラインレーザー光を一致させて投射し、
他の壁面や床面に前記基準鉛直線を基準とした他の鉛直
のラインレーザー光を投射する、というような使い方が
される。
【0004】しかしながら、使用されている赤色のライ
ンレーザー光は現状の技術水準及び安全性面からもその
明るさは限度があり、このため、反射率の低い壁面や明
るいところでは視認できない。つまり、この投光器では
屋外等の明るいところでは墨出し作業を行うことができ
ないという問題がある。
【0005】なお、上記問題を解決する一手段として、
例えば緑色のレーザー光を採用することが考えられる
が、緑色のレーザー光を投射するレーザーユニットは極
めて高価であり、また、屋外等の明るいところではやは
り視認しずらい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、屋外等の明るいところでも正確に墨出しできる墨出
し用レーザー装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(請求項1記載の発明)
請求項1記載の発明は、電気的にパルス化された水平又
は鉛直のラインレーザー光を投射する投光器と、前記投
光器からのラインレーザー光の位置を検知する受光器と
から成る墨出し用レーザー装置であって、前記受光器
は、僅かな間隔を設けて正面視で三列に配置された細長
い受光素子を具備し、両端の受光素子の内側縁相互間距
離をラインレーザー光の幅よりも僅かに大きくしてある
と共に、ラインレーザー光が中央の受光素子にのみ投射
されているときには、これを視覚的又は聴覚的に判断で
きるようにしてある。 (請求項2記載の発明)請求項2記載の発明の墨出し用
レーザー装置は、上記請求項1記載の発明に関して、両
端の受光素子のうちの一方にラインレーザー光が少しで
も投射されているときには、これを視覚的又は聴覚的に
判断できるようにしてある。 (請求項3記載の発明)請求項3記載の発明の墨出し用
レーザー装置は、上記請求項1又は2記載の発明に関し
て、全ての受光素子を基板の同一平面上に配列し、他
方、中央の受光素子の前方域において当該受光素子に沿
って設けられ且つ一定方向からのラインレーザー光しか
中央の受光素子に至らしめないようにする遮光体を、前
後方向に長い二枚の薄板により形成し、受光素子の配列
平面に対して直角方向又は略直角方向から投射されたラ
インレーザー光のみが前記二枚の薄板相互間を経て中央
の受光素子に至るようにしてある。 (請求項4記載の発明)請求項4記載の発明の墨出し用
レーザー装置は、上記請求項1又は2記載の発明に関し
て、全ての受光素子を基板の同一平面上に配列し、他
方、中央の受光素子の前方域において当該受光素子に沿
って設けられ且つ一定方向からのラインレーザー光しか
中央の受光素子に至らしめないようにする遮光体を、前
後方向にある程度の幅を有し且つ前後面に貫通する多数
の小孔を有する厚板により形成し、受光素子の配列平面
に対して直角方向又は略直角方向から投射されたライン
レーザー光のみが前記多数の小孔空間を経て中央の受光
素子に至るようにしてある。 (請求項5記載の発明)請求項5記載の発明の墨出し用
レーザー装置は、上記請求項1乃至4のいずれかに記載
の発明に関して、中央の受光素子を他の受光素子よりも
細く設定してある。 (請求項6記載の発明)請求項6記載の発明の墨出し用
レーザー装置は、上記請求項1乃至5のいずれかに記載
の発明に関して、受光器に印字装置を具備させてある。 (請求項7記載の発明)請求項7記載の発明の墨出し用
レーザー装置は、上記請求項6記載の発明に関して、印
字装置は、ラインレーザー光が中央の受光素子のみに至
ったときに、ラインレーザー光の延長上に自動的に印字
するようになっている。 (請求項8記載の発明)請求項8記載の発明の墨出し用
レーザー装置は、上記請求項1乃至7のいずれかに記載
の発明に関して、投光器は、ラインレーザー光のパルス
周期を変化できるようにしてある。 (請求項9記載の発明)請求項9記載の発明の墨出し用
レーザー装置は、上記請求項1乃至8のいずれかに記載
の発明に関して、受光器は、同期機能により他種の光線
を検出しないようにしてある。 (請求項10記載の発明)請求項10記載の発明の墨出し用
レーザー装置は、上記請求項1乃至9のいずれかに記載
の発明に関して、受光器は、その内部に長さの目盛り板
が出没可能に収容されている。 (請求項11記載の発明)請求項11記載の発明の墨出し用
レーザー装置は、上記請求項1乃至10のいずれかに記載
の発明に関して、投光器から投射されるラインレーザー
光は、電気的にパルス化されたものからパルス化されて
いないものに切り換えることができるようになってい
る。 (請求項12記載の発明)請求項12記載の発明の墨出し用
レーザー装置は、上記請求項1乃至11のいずれかに記載
の発明に関して、受光器には、これの側面を下にした姿
勢で支持できるスタンドを具備させてある。 (請求項13記載の発明)請求項13記載の発明の墨出し用
レーザー装置は、上記請求項1乃至12のいずれかに記載
の発明に関して、中央の受光素子と対応する受光器のケ
ーシングの少なくとも前面位置に高反射体を配置させて
ある。
【0008】なお、この墨出し用レーザー装置における
機能については以下の発明の実施の形態の欄で明らかに
する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に従って説明する。
【0010】この墨出し用レーザーは、電気的にパルス
化された水平又は鉛直のラインレーザー光を投射する投
光器Xと、前記投光器Xからのラインレーザー光の位置
を検知する受光器Yとから構成されている。
【0011】以下に、投光器X及び受光器Yの全体構成
及びそれぞれの構成部材について詳述する。〔投光器Xの全体構成について〕 この投光器Xは、図1
に示すように、機器主体Aと、前記機器主体Aが回動自
在に且つ抜止め状態に載置されている座台Bと、前記座
台Bに取り付けられた三本の脚Cとから構成されてお
り、前記機器主体Aを構成する円筒体5a1 を図16に
示した回動微調整装置Dにより機器主体Aを回動させる
ようにしている。〔機器主体Aの構成について〕 機器主体Aは、図2に示
すように、レーザーユニット取付け体1と、前記レーザ
ーユニット取付け体1を鉛直方向に吊り下げる支持体2
と、前記レーザーユニット取付け体1及び支持体2を包
被するカバー5aとを具備する構成としてある。
【0012】レーザーユニット取付け体1は、図2に示
すように、レーザーユニット3eが取り付けられるパイ
プ部10と、レーザーユニット3a,3b,3c,3d
が取り付けられ且つ下端外周部にゴムリングORを装着
した重りWが取り付けられたパイプ部11と、レーザー
ユニット3fが内蔵されたパイプ部12とから構成され
たアルミ管より構成されており、パイプ部11に取り付
けられるレーザーユニット3a,3b,3c,3dは、
図2や図3に示すようにレーザーユニット3aと、レー
ザーユニット3c,3dと、レーザーユニット3bとが
平面視で正確に90°間隔となる方向に配置されてい
る。
【0013】レーザーユニット3a,3b,3c,3
d,3e(レーザーユニットの共通符号3で示す)は、
図4に示すように、シリンドリカルレンズSa,Sb,
Sc,Sd,Se(シリンドリカルレンズの共通符号S
で示す)の取付け部と、レンズ31及びフォーカス固定
ネジ32並びに半導体レーザー33を有するユニット本
体ケース30と、重量バランスメタル及び半導体レーザ
ー位置決め部となる部分34と、電子装置35とから構
成されている円柱状のものとしてある。なお、レーザー
ユニット3fにはシリンドリカルレンズは取り付けられ
ていないが、これは求心点Oを投影するためである。
【0014】ここで、シリンドリカルレンズSeは、図
5に示すようにレーザーユニット3eからのレーザー光
線の通過路にT字型(直線型のものをT字状に組み合わ
せて成る:斜線部で示す)に配置されたものが、シリン
ドリカルレンズSa,Sb,Sc,Sdは図6の斜線部
で示す直線型のもの(斜線部で示す)がそれぞれ使用さ
れており、レーザーユニット3a,3b,3c,3d,
3eからのレーザー光線の通過路に配置されている。
【0015】したがって、レーザーユニット3eからの
レーザー光線は、図7に示すように、シリンドリカルレ
ンズSeに入射して十字の線(ラインレーザー光L1と
ラインレーザー光L2とが直交する)として拡散投影さ
れ、レーザーユニット3a,3b,3c,3dからのレ
ーザー光線は、図8に示すように、シリンドリカルレン
ズSa,Sb,Sc,Sdに入射して水平又は鉛直のラ
インレーザー光(L3,L4,L5,L6)として拡散
投影され、レーザーユニット3fからのレーザー光線
は、図9に示すように、求心点Oとして投影されること
になる。そして、図15に示すように、前記シリンドリ
カルレンズSeに入射して拡散投影された十字状のライ
ンレーザ光L1,L2のうち、ラインレーザ光L1がシ
リンドリカルレンズScに入射して拡散投影されたライ
ンレーザ光L5と重なり、ラインレーザ光L2がシリン
ドリカルレンズSa,Sbに入射して拡散投影されたラ
インレーザ光L3,L4と重なり、さらに、前記シリン
ドリカルレンズSa,Sb,4cに入射して拡散投影さ
れたラインレーザ光L3,L4,L5又はその延長線
が、レーザーユニット3fから鉛直方向に投射された求
心点O上で交差する。
【0016】なお、上記レーザーユニット3eの上端部
には、図2や図11に示すように、シリンドリカルレン
ズSe等を保護するためのキャップ5e(上壁に十字の
光通過窓が形成されている)が着脱可能に取り付けられ
ている。また、蓋5a2 には図2に示す如く、使用時に
は取り外されるカバーキャップ5yが螺着されている
が、これは装置不使用時に粉塵が装置内部に侵入するの
を防止するためである。
【0017】支持体2は、図2や図10に示すように、
円板状の座部22上に四本の支柱21を直立姿勢で設け
ると共にその上端に取付け板23を介して所謂ジャイロ
20を取り付けて構成してあり、上記したレーザーユニ
ット取付け体1はこれのパイプ部10をジャイロ20の
内リング20cに挿入固定する態様で吊り下げられてい
る。
【0018】ジャイロ20は、図10に示すように、外
・中・内リング20a,20b,20cとを有してお
り、外リング20aに対して中リング20bを軸20d
により、中リング20bに対して内リング20cを軸2
0eにより、それぞれ揺動自在に取り付けるようにして
構成されている。したがって、レーザーユニット取付け
体1を重量調整等により鉛直姿勢となるように吊り下げ
ることができるものとなる。
【0019】カバー5aは、図2に示すように、両端開
放の円筒体5a1 と、これの上に設けられる落とし込み
の蓋5a2 とから構成されている。
【0020】なお、このカバー5aとパイプ部11との
間の空間部分には、3本の電池Dが電気的接続状態に収
納できる電池収納筒55’を2本設けてあり、前記電池
Dがレーザーユニット用の電源(DC電源)となるもの
としてある(図2参照)。
【0021】円筒体5a1 には、図1に示す如くレーザ
ーユニット3a,3b,3c,3dとの対向部分に切欠
53,54,55,56を形成してある。
【0022】蓋5a2 には、図2や図11に示すよう
に、押し込み式の電源スイッチ50と、AC/DC切り
換えスイッチ51と、AC電源用ジャック52、電池収
納蓋53’とを設けてあり、電源スイッチ50が押し込
まれることにより各レーザーユニットを出力状態にされ
るようにしてある。
【0023】ここで、この機器主体Aでは、図23に示
すようなレーザ駆動回路(ブロック図)を採用している
が、同図又は図11に示すスイッチSWの切替えによ
り、電気的にパルス化された水平又は鉛直のラインレー
ザー光はパルス化されていないノーマルのラインレーザ
ー光に切り換えることができるようにしてあり、他方、
この機器主体Aでは、ラインレーザー光のパルス周期を
変化させ得るようにすることにより、蛍光灯下等でも使
用できるようにしてある。
【0024】また、この機器主体Aでは、上記AC電源
用ジャックを通してAC電源が供給される場合、自動的
にAC電源に切り換わり容量制限のある電池の消費を防
ぐ。又、ソケットからコードを抜く等してAC電源から
の電源供給がなくなると自動的にDC(電池電源)に切
り換わる。
【0025】さらに、電気的にパルス化されたラインレ
ーザー光のパルスデューティを変えてON時間比を可変
することにより周辺の明るさに応じてラインレーザー光
の明るさを変えることができ、電池の消費を最適化でき
ると共に電池を長持ちさせることができるものとしてあ
る。〔座台Bの構成について〕 座台Bは、図2に示すよう
に、上面側に座部22をベアリングBRを介して回動自
在に且つ抜け止め状態に載せ置く(この構成については
詳述しない)ためのもので、その内部には減振装置7、
及び固定装置6を設けてある。
【0026】減振装置7は、図2に示すように、パイプ
部12に取り付けられた銅製の環状板71と、この環状
板71の上下に配置された環状のマグネット70とから
構成されており、レーザーユニット取付け体1に揺れが
発生した場合において、マグネット70の働きで環状板
71にうず電流を発生させて前記揺れを数秒間で静止さ
せるものである。つまり、レーザーユニット取付け体1
に対して電磁ブレーキとして機能する。
【0027】固定装置6は、図2に示すように、台座B
内に設けた環状板部b1と孔付き蓋部材b2との間の空
間部分に設けられており、ツマミ部65(図12参照)
を介して可動部6aを固定部6bに対して回動させるこ
とにより3個ブレーキコマ63相互を接近(図14の二
点鎖線の位置から一点鎖線の位置に移動)せしめ、3個
のブレーキコマ63によりレーザーユニット取付け体1
を中央で位置決め固定するものである。
【0028】可動部6aは、図2や図13に示すよう
に、コマ用スペーサ64cを介して上下に配置されてい
る可動板61と、上下の可動板61の間に設けられたブ
レーキゴマ63と、前記可動板61,61に取り付けら
れたツマミ部65とから構成されている。
【0029】可動板61は、図13に示すように、全体
としては環状円板に形成されており、120°角度間隔
でブレーキゴマ案内用スリット61a及び回動案内用ス
リット61bを設けたものとしてある。
【0030】ブレーキゴマ63は、図13に示すよう
に、コマ部63aとこれの上下端に形成された軸部63
bとから構成されている。
【0031】ツマミ部65は、図13に示すように、可
動板61,61により挟み込む態様でビス止めされた取
付体65bと、この取付体65bに螺入されたツマミ主
体65aとから構成されている。
【0032】固定部6bは、図2や図13に示すよう
に、環状板部b1の下面、及び孔付き蓋部材b2の上面
に取り付けられる二枚の固定板60により構成されてい
る。
【0033】固定板60は、図13に示すように、環状
板により構成されており、120°間隔で放射線方向に
延びるブレーキゴマ案内用スリット60aを有するもの
としてある。
【0034】この固定装置6では、図12や図14に示
すように上記可動部6aは固定板60に挟み込まれてお
り、この状態においてブレーキゴマ63の軸部63bが
ブレーキゴマ案内用スリット61a及びブレーキゴマ案
内用スリット60aに挿入されたものとなっていると共
に、可動板61はボルト64a及びスペーサー64bの
存在によりツマミ部65を介して円滑に回動できるよう
になっている。
【0035】したがって、ツマミ部65を左側に移動さ
せると、可動部6aは図14の二点鎖線の状態から一点
鎖線の状態に移動変化し、3つのブレーキゴマ63によ
りレーザーユニット取付け体1は確実に中央で位置決め
固定される。なお、3つのブレーキゴマ63によるレー
ザーユニット取付け体1の位置決め固定は、ツマミ主体
65aをネジ込んでこれの頭部と座台ケーシングとを圧
接させることにより維持できるようにしてある。〔脚Cの構成について〕 脚Cは、図1や図2に示すよう
に、長さ調整可能な構成としてあり、少し開くことがで
きる構成としてある。
【0036】なお、上記押しボタン式の電源スイッチ5
0にかえて、脚部Cに装置重量が作用したときにのみ電
源が入るようにすることができる。この形式のスイッチ
としては例えば脚Cの内部又は脚Cと座台Bの間に板状
の感圧導電性ゴムを装着しておき、この感圧導電性ゴム
に、装置重量が作用したとき(装置を使用するため立て
たとき)には電源が入り、装置重量が作用していないと
き(装置を使用せず横姿勢にしたとき)には電源が切れ
るようにする構成が利用できる。この構成を採用した場
合、装置移送時の横姿勢状態では自動的に電源が切れる
こととなり、電源の切り忘れがなくなる。
【0037】また、上記の如き装着された感圧導電性ゴ
ムにより固定装置6を自動開閉させるようにしてもよ
い。この場合、感圧導電性ゴムに、装置重量が作用した
とき(装置を使用するため立てたとき)には固定装置6
は開となり、装置重量が作用していない(装置を使用せ
ず横姿勢にしたとき)ときには固定装置6は閉となるよ
うにしておけばよい。これにより装置移送時の横姿勢状
態では自動的に固定装置6は閉となり、移送時の振動に
よる装置精度の悪化を防止できる。また移送時の振動や
転倒時の対策として既知の加速度センサーや転倒検知セ
ンサーにより検知する場合、即ちに固定装置6を閉にす
ることで装置精度の悪化を防止できる。〔回動微調整装置Dの構成について〕 回動微調整装置D
は、図16や図17に示すように、台座Bに回動自在に
取り付けられた装置主体Aを所望に回動させるための装
置であって、同図に示す如く、調整装置主体8と、前記
調整装置主体8を台座Bに着脱自在に取り付けるための
取付部9とから構成されている。
【0038】前記調整装置主体8は、図20や図21に
示すように、保持部材83と、雄ネジ部を有する軸体8
0と、前記軸体80の雄ネジ部にネジ対偶状態に且つ回
動不能に取り付けられているスライド体81と、前記ス
ライド体81と接触しスライド体81の直線移動により
回動せしめられる従動ローラ82とを有するものとして
ある。
【0039】保持部材83は、図20や図21に示すよ
うに、一定間隔で配置された二枚の板材83a,83a
と、前記板材83a,83aの端縁相互を繋ぐ連結板材
83bと、前記した上側の板材83aから垂れ下がる左
右の垂下片83c,83cとから構成されている。
【0040】軸体80は、図20や図22に示すよう
に、板材83a,83a相互の空間部分に配置させると
共にその両端を垂下片83c,83cの基端部近傍に支
持させており、一方の垂下片83cから突出する部分に
回動操作部となる摘まみ部80aを設けてある。
【0041】スライド体81は、図19や図20示すよ
うに、軸体80の雄ネジ部が螺入される雌ネジ81aが
形成されたコ字状の板材と、表面側に設けられたゴム板
81bとを有するもので、軸体80の回動に伴って回動
することなく左右動させるべく、上縁を上側の板材83
aに接触する態様で、板材83a,83a相互間に内装
させてある。なお、この実施形態では前記軸体の雄ネジ
部と雌ネジ81aは螺入時においてできるだけガタ付き
のないものを使用している。
【0042】従動ローラ82は、図18や図20に示す
ように、板材83a,83a相互間に架設された軸体8
2aと、これに回動自在に嵌め込まれたローラ82bと
から構成されており、前記ローラ82bはその外周部に
ゴムリング82cを装着したものとしてある。そして、
図18〜図20に示すように、前記ローラ82bのゴム
リング82cをスライド体81のゴム板81bとを接触
させるようにして、スライド体81の動きに対してロー
ラ82bが滑ることなく確実に回動するようにしてあ
る。
【0043】取付部9は、図18や図19に示すよう
に、調整装置主体8を台座Bの円形状部に取り付けるた
めのもので、図19や図21に示す如く、左右の板材9
1a,91aとこれら相互を繋ぐ連結板材91bから成
る略コ字状の保持部91と、前記した左右の板材91
a,91a相互間に取り付けられた円形状の取付用ベル
ト90とを具備するものとしてある。ここで、前記取付
用ベルト90は外力が作用しない状態では台座Bの円形
状部のよりも大径となるように設定してある。
【0044】前記板材91a,91aにおける連結板材
91b近傍には、図18や図20に示すように、軸体9
2を介して上記垂下片83c,83cが軸支されてお
り、調整装置主体8が上下方向に首振り可能に取り付け
られている。また、前記板材91a,91aにおける取
付用ベルト90との接続端近傍には、図19や図21に
示すように、一端側にツマミ93aを有した軸体93を
螺子対偶状態に架設してあり、前記ツマミ93aを正逆
回動することにより取付用ベルト90が拡縮径するよう
にしてある。
【0045】また、前記連結板材91bの背面には、図
17や図18に示すように、軸94bにより軸支された
レバー94aを揺動させる態様で操作されるカム機構9
4を取り付けてあり、前記カム機構94を図17の実線
に示す状態にしたときには図18の実線に示す如く従動
ローラ82のゴムリング82cが装置主体Aに圧接状態
になるべく下側に首振りを行うようになっている。な
お、図18や図19に示された符号94cは板バネであ
るが、この板バネ94cはレバー94aが不用意に図1
7の二点鎖線の状態に戻るのを阻止するために設けられ
たものである。
【0046】ここで、この回動微調整装置Dの図16〜
図19に示した台座Bへの取り付けは、以下のようにし
て行われる。 先ず、カム機構94を図17の二点鎖線の状態にして
調整装置主体8を自由に首振りできる状態にしておき、
また、取付用ベルト90の径をツマミ93aの回動操作
(緩める操作)により台座Bの上端円形部の径よりも大
径にしておく。 次に、台座Bの上端円形部に取付用ベルト90を外嵌
し、ツマミ93aを回動させて取付用ベルト90を縮径
せしめ、回動微調整装置Dを台座Bにしっかりと取り付
ける。 続いて、カム機構94を図17の実線の状態に操作し
て図18の実線に示す如く従動ローラ82のゴムリング
82cを装置主体Aに圧接させると、回動微調整装置D
の台座Bへの取り付けは完了する。
【0047】なお、この回動微調整装置Dは、図18の
実線に示す如く台座Bに取り付けられて使用されるが、
この装置Dを使用した場合、装置主体Aから照射された
一本の鉛直のレーザー光線を基準鉛直線に一致させて投
影するような作業が非常に円滑にできる。何故ならば、
回動微調整装置Dでは、摘まみ部80aの一回動により
スライド体81が移動する距離は軸体80の雄ネジ部の
1リードだけ(一条ネジの場合)であり、装置主体Aが
回動する量(角度)は軸体80の雄ネジ部の1リードと
対応する僅かな量(角度)だけであるからである。した
がって、例えば、10M先の壁面に投影された鉛直線を
装置主体Aを回動させて1mmだけ移動させるような作
業でも非常に簡単にできることになる。
【0048】また、この回動微調整装置Dにより上記作
業をする場合、先ず、調整装置主体8を図18の二点鎖
線の状態にしておき、手で装置主体Aを回してラフに調
整し、その後、調整装置主体8を図18の実線の状態に
して摘まみ部80aにより微調整すればよい。これによ
り、短時間で精度の良い墨出し作業ができる。〔受光器Yの全体構成について〕 この受光器Yは、図2
4に示すように、その外形となるケーシング4が薄い直
方体状に形成されたものであり、前面部に操作パネルP
を形成すると共に、上端部に棒状の気泡型水準器49a
を、側面に円形状の気泡型水準器49bを、それぞれ設
けてある。また、図24に示す如く、両側面には機器の
長さ方向に対して直角となる筋状凹み部49d(前面の
開削部に高反射体を嵌め込んでおくことが好ましい)を
形成してあり、この筋状凹み部49dを「0」とした寸
法目盛り49cを形成してある。〔ケーシング4の構成について〕 ケーシング4は、図2
4や図27に示すように、前・後ケース部4a,4bか
ら成り、その内部の上部域に基板40を配設すると共に
下部域に電池収容室41を設けてある。〔後ケース部4b側の構成について〕 上記した基板40
は、図27や図28に示すように後ケース部4bに取り
付けられており、当該基板40には、図26や図29に
示すように、投光器Xから投射されたラインレーザー光
を検知する受光素子41a,41b,41cと、定常光
をカットしてパルス光のみを取り出す微分回路41d
と、ラインレーザー光のパルス周期を蛍光灯の点滅周期
よりも高くしてラインレーザー光のみを取り出す蛍光灯
対策回路41eと、ラインレーザー光が投射された位置
が受光素子41a,41b,41cのいずれかであるか
により各別に出力する処理回路41fと、前記処理回路
41fからの出力により駆動される音駆動回路41g,
表示回路41h,印字駆動回路41iとが配置されてい
る。
【0049】受光素子41a,41b,41cは、図2
6に示すように、僅かな間隔を設けて正面視で縦三列に
配置された細長く形成されたもので、受光素子41bを
受光素子41a,41cよりも細く設定してあると共
に、受光素子41bの配設位置を上記筋状凹み部49d
のレベルと同一位置に設定してある。なお、上記受光素
子41a,41cの内側縁相互間距離はラインレーザー
光の幅よりも僅かに大きく(略一致)設定されている。
【0050】音駆動回路41gは、図25や図29に示
したスイッチSW1によりON/OFF及びブザーBz
の音量を大小に可変できるようにしてあり、また、現状
態が、図25に示すの表示部「切」「小」「大」(符号
P3)のいずれにあるかを視覚的に判断できるように
「切」「小」「大」文字近傍に埋設した図27に示す三
個のLED45aのうちの一つがその状態に合わせて点
灯するようにしてある。なお、上記したブザーBzは、
投光器Xからのラインレーザー光が受光素子41a,4
1cに投射されているときには「ブーブーブー」と、受
光素子41bのみに投射されているときには「ブッブッ
ブッ」となるようにしてあり、投光器Xからのラインレ
ーザー光が41a,41b,41cのうちのいずれに投
射された状態になっているか聴覚的に判断できるように
なっている。
【0051】表示回路41hは、投光器Xからのライン
レーザー光が受光素子41a,41b,41cのいずれ
に投射されているかを視覚的に判断できるようにするも
ので、図25や図29に示した表示部△,○,▽(符号
P2)がこれの後方にそれぞれ埋設された図28に示す
LED45bのONにより点灯表示されるようにしてあ
る。詳細には、投光器Xからのラインレーザー光が、受
光素子41aに投射されているときには△が点灯表示
(受光器Xを上に移動すべきと判断できる)され、受光
素子41cに投射されているときには▽が点灯表示(受
光器Xを下に移動すべきと判断できる)され、受光素子
41bにのみ投射されているときには○が点灯表示(O
Kであると判断できる)されるようになっている。
【0052】印字駆動回路41は、図25や図29に示
すように自動印字/手動印字を切替えるスイッチSW2
と、前記スイッチSW2が手動側となっているときに手
動により印字を実行させるためのスイッチSW3とを具
備しており、スイッチSW2が自動印字側となっている
ときは投光器Xからのラインレーザー光が受光素子41
bにのみ投射されたときに印字装置44のプランジャー
44aが駆動状態となり自動的に印字され、スイッチS
W2が手動印字側となっているときはラインレーザー光
が受光素子41bにのみ投射されているときであってス
イッチ3をONしたときに印字装置44のプランジャー
44aが駆動状態となり印字されされるようにしてある
(図31参照)。
【0053】そして、この後ケース部4bの後面側には
図28に示すように寸法目盛りを有した棒状のスケール
を取り付けるためのスタンド取り付け部43を設けてあ
る。 〔前ケース部4a側の構成について〕 前ケース部4aの
前面に形成された操作パネルPには、図25に示すよう
に、上記受光素子41a,41b,41cの前方位置に
設けられた受光アクリル板P1と、上述した▽,○,△
型の表示部P2と、上述したスイッチSW2,SW3
と、電源スイッチSW4と、ケーシング4内に収容させ
てあるメジャーMJを内部から勢い良く突出させるメジ
ャー突出用スイッチSW5が配置されている。
【0054】上記受光素子41a,41b,41cと対
向する前ケース部4aの後面部分には、図27や図30
に示すように、二枚の薄板部42aと外側の二枚の厚板
部42bとから成る遮光体42を設けてある。なお、二
枚の薄板部42aの相互間距離は、受光素子41a,4
1b,41cを基板40の同一平面上に配列した当該平
面に対して直角方向又は略直角方向から投射されたライ
ンレーザー光のみが前記二枚の薄板部42a相互間を経
て受光素子41bに至るようにしてある。〔印字装置44の構成について〕 図31に印字装置44
の基本的構成を示す。
【0055】この印字装置44は、図31に示すように
後ケース部4bと基板40との間の空間に設けられてお
り、プランジャー44aの出力軸の後退力によりピン4
4cを支点としたアーム44bを介してコ字状のスタン
プ主体44dを支柱ガイド44eに沿って前後に移動さ
せると共に、前記スタンプ主体44dが、後方へ移動す
るときにはスライド蓋44eが開状態に、前方へ移動し
たときにはスライド蓋44eが閉状態になるような構造
としてある。
【0056】スタンプ主体44dは、図32に示すよう
にインクタンクITと、凸状印字部gをを有するゴム部
Gとを具備し、インクタンクITからインクが凸状印字
部gに供給されるものとしてある。なお、インクタンク
ITは容易に交換できるようにしてあるか、又は、イン
クタンクITと凸状印字部gを有するゴム部Gを有する
スタンプ主体44dを全体として交換できるようにして
あることが好ましい。
【0057】また、この印字装置44の凸状印字部g
は、受光器Yを鉛直姿勢にした状態において、受光素子
41bの配設位置及び筋状凹み部49dの配設位置と水
平に並ぶような位置に設定してある。〔この墨出し用レーザー装置の機能について〕 投光器Xから投射された水平のラインレーザー光を検
知する場合、受光器Yを鉛直縦姿勢にした状態で使用す
る。 投光器Xから投射された水平のラインレーザー光が壁
面に投影されていると予想される位置に受光器Yを縦姿
勢を維持した状態で壁面に沿って下方又は上方へ移動さ
せていく。その移動途中において、投光器Xからのライ
ンレーザー光が受光素子41a,41cに投射される
と、ブザーBzが「ブーブーブー」と鳴ると共に受光素
子41aに投射されているときには表示部P2の△が点
灯表示され、受光素子41cに投射されているときには
表示部P2の▽が点灯表示される。 △が点灯表示されているときには受光器Yを上方へ移
動させ、▽が点灯表示されているときには受光器Yを下
方へ移動させる。すると、ブザーBzの音調が「ブッブ
ッブッ」と変化すると共に表示部P2の○が点灯表示さ
れる。これらの聴覚的又は視覚的表示により作業者は受
光素子41bにのみ投射されていると判断できる。この
とき印字装置44が駆動状態となりスライド蓋44eが
開状態となってスタンプ主体44dが壁面に向かって移
動し、壁面には投光器Xからのラインレーザー光と高さ
が完全一致する印字が形成される。 ここで、受光器Yが鉛直縦姿勢になっていない場合に
ついて説明する。
【0058】受光器Yが図33に示すように横に傾いて
いる場合、受光素子41a,41cの内側縁相互間距離
はラインレーザー光の幅よりも僅かに大きく(略一致)
設定してあることから、ラインレーザー光が受光素子4
1bのみに投射されるという状態はなくなる。したがっ
て、たとえ受光素子41bがラインレーザー光を通過し
た場合でも、ブザーBzは「ブーブーブー」と鳴り続け
る共に表示部P2の△,▽が点灯表示されるだけであ
る。また、印字装置44は駆動状態とならず、壁面には
印字は形成されない。
【0059】また、受光器Yが図34に示すように前後
に傾いている場合、二枚の遮光板42aが邪魔してライ
ンレーザー光が受光素子41bに投射されるという状態
はなくなる。よって、この場合においても壁面には印字
は形成されない。
【0060】つまり、この受光器Yでは、ラインレーザ
ー光と同一レベルにない印字が壁面に形成されるような
ことはない。 投光器Xから投射された鉛直のラインレーザー光を検
知する場合、受光器Yを水平横姿勢にした状態で使用す
る。
【0061】この場合においても、詳述しないが ライ
ンレーザー光と同一レベルにない印字が壁面に形成され
ないことは明らかである。 なお、ラインレーザー光が壁面に投影される位置より
も高い位置や低い位置に印字したい場合、スイッチSW
2を押して手動印字に切替えると共に、メジャー突出用
スイッチSW5を押して、図35に示すようにケーシン
グ4内に収容させてあるメジャーMJを内部から上下に
突出させる。そして、メジャーMJを利用して所望の位
置に手で壁面に印字するとよい(図36参照)。 又、スイッチSW2を押して手動印字に切替え、スイ
ッチSW4を押して壁面に印字を形成するようにしても
よい。 さらに、背のとどかないような位置に印字をする場
合、上記したスタンド取り付け部43を利用して棒状の
スケールを取り付け、前記棒状のスケールを手で支持し
た状態で自動印字させるようにすればよい。また受光器
Yより、スイッチSW2,SW4と同じスイッチを、コ
ネクタで外部接続することにより手動印字に切り換えて
印字することもできる。 室内等の比較的暗いところで墨出し作業を行うときに
は、スイッチSWをノーマル側に切り換えればよい。ノ
ーマルに切り換えると、ラインレーザー光は連続点灯と
なり、ラインレーザー光を明るくすることができる。〔他の態様の装置について〕 上記実施形態では遮光体42を、二枚の薄板部42
aと外側の二枚の厚板部42bにより構成したが、これ
に限定されることなく二枚の薄板部42aのみで構成し
てもよい。また、遮光体42を、前後方向にある程度の
幅を有し且つ前後面に貫通する多数の小孔を有する厚板
(例えばハニカム構造板)により形成し、受光素子の配
列平面に対して直角方向又は略直角方向から投射された
ラインレーザー光のみが前記多数の小孔空間を経て受光
素子41bに至るようにしてもよい。 印字装置44を上記実施形態のものにかえて、図3
7に示すように、プランジャ44Aを駆動源として、ア
ーム44Bを介してプーリ44C,44D,44E,4
4Fに張設された糸44G(インクが十分に付着してい
る)を引き上げ、瞬時にアーム44Bを下げる構成の印
字装置を用いることができる。このものでは、アーム4
4Bの下がったときに図38に示す如く糸44Gが実線
状態から二点鎖線の状態になって壁面に接触し、壁面に
印字が形成される。なお、符号44Hは、糸44Gにイ
ンクを補給するインク補給部44Hであり、モータMを
駆動させて糸44Gを回転させることにより連続的に壁
面に印字を形成することが可能である。 受光器Yには、図39に示す如くその裏面側に揺動
可能にスタンドy1を取り付ける(折り畳み状態では受
光器Yの裏面の凹み部に収納される)ようにしてもよい
し、また、図40に示す如くその両側面にy2を設ける
ようにしてもよい。この構成を採用した場合、床面上に
投影されたラインレーザー光の位置を検出する際に受光
器Yを手で支えることなく床面上に安定して立てること
ができ、便利である。 上記実施形態ではラインレーザー光が受光素子41
a,41cに投射されているときにはブザーBzが同一
音で鳴るようにしてあるが、異なる音で鳴るようにする
ことが好ましい。この場合、聴覚のみで受光器Yを移動
すべき方向が判断できる。
【0062】
【発明の効果】この発明は上記のような構成であるか
ら、次の効果を有する。
【0063】発明の実施の形態の欄に記載した内容か
ら、屋外等の明るいところでも正確に墨出しできる墨出
し用レーザー装置を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である墨出し用レーザー装
置の投光器の正面図。
【図2】前記投光器の断面図。
【図3】図2に示した投光器のU−U断面図。
【図4】前記投光器に使用されているレーザーユニット
の部分断面図。
【図5】前記投光器に使用されているシリンドリカルレ
ンズの配置を示す平面図。
【図6】前記投光器に使用されているシリンドリカルレ
ンズを示す説明図。
【図7】前記投光器に使用されているシリンドリカルレ
ンズと、これによりレーザーユニットからのレーザー光
線が拡散投影されてなる十字線を示す説明図。
【図8】前記投光器に使用されているシリンドリカルレ
ンズと、これによりレーザーユニットからのレーザー光
線が拡散投影されてなる線を示す説明図。
【図9】前記投光器に使用されているレーザーユニット
からのレーザー光線により形成される求心点を示す説明
図。
【図10】前記投光器に使用されているジャイロの平面
図。
【図11】前記投光器の平面図。
【図12】前記投光器の固定装置の斜視図。
【図13】前記固定装置の分解斜視図。
【図14】前記固定装置の動きを示す断面図。
【図15】墨出し用レーザー装置の投光器からラインレ
ーザー光を壁面に向かって投射した状態を示す斜視図。
【図16】前記投光器の座部に取り付けられた回動微調
整装置の側面図。
【図17】前記投光器の座部に取り付けられた回動微調
整装置の背面図。
【図18】前記回動微調整装置の断面図。
【図19】前記回動微調整装置の平面図。
【図20】前記回動微調整装置を部分断面した斜視図。
【図21】前記回動微調整装置を部分断面した斜視図。
【図22】前記回動微調整装置を正面図。
【図23】前記投光器に採用されている電気回路のブロ
ック図。
【図24】この発明の実施形態である墨出し用レーザー
装置の受光器の斜視図。
【図25】前記受光器の正面図。
【図26】前記受光器の前ケースを外した状態の正面
図。
【図27】図25のV−V断面図。
【図28】図25のW−W断面図。
【図29】前記受光器に採用されている電気回路のブロ
ック図。
【図30】前記受光器に使用されている遮光体と受光素
子とを示す斜視図。
【図31】前記受光器に使用されている印字装置の斜視
図。
【図32】前記印字装置に使用されているスタンプ主体
の説明図。
【図33】横に傾斜している前記受光器と平行のライン
レーザー光とを示す説明図。
【図34】前後に傾斜している前記受光器と平行のライ
ンレーザー光とを示す説明図。
【図35】前記受光器のケーシング内に収容させてある
メジャーを内部から上下に突出させた状態を示す斜視
図。
【図36】前記受光器を使用して作業者が墨出し作業を
している状態を示す斜視図。
【図37】他の実施形態の印字装置の説明図。
【図38】前記印字装置により壁面に印字する態様を示
す説明図。
【図39】スタンドを設けた受光器を示す斜視図。
【図40】スタンドを設けた受光器を示す斜視図。
【符号の説明】
X 投光器 Y 受光器 41a 受光素子 41b 受光素子 41c 受光素子 42 遮光体

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的にパルス化された水平又は鉛直の
    ラインレーザー光を投射する投光器と、前記投光器から
    のラインレーザー光の位置を検知する受光器とから成る
    墨出し用レーザー装置であって、前記受光器は、僅かな
    間隔を設けて正面視で三列に配置された細長い受光素子
    を具備し、両端の受光素子の内側縁相互間距離をライン
    レーザー光の幅よりも僅かに大きくしてあると共に、ラ
    インレーザー光が中央の受光素子にのみ投射されている
    ときには、これを視覚的又は聴覚的に判断できるように
    してあることを特徴とする墨出し用レーザー装置。
  2. 【請求項2】 両端の受光素子のうちの一方にラインレ
    ーザー光が少しでも投射されているときには、これを視
    覚的又は聴覚的に判断できるようにしてあることを特徴
    とする請求項1記載の墨出し用レーザー装置。
  3. 【請求項3】 全ての受光素子を基板の同一平面上に配
    列し、他方、中央の受光素子の前方域において当該受光
    素子に沿って設けられ且つ一定方向からのラインレーザ
    ー光しか中央の受光素子に至らしめないようにする遮光
    体を、前後方向に長い二枚の薄板により形成し、受光素
    子の配列平面に対して直角方向又は略直角方向から投射
    されたラインレーザー光のみが前記二枚の薄板相互間を
    経て中央の受光素子に至るようにしてあることを特徴と
    する請求項1又は2記載の墨出し用レーザー装置。
  4. 【請求項4】 全ての受光素子を基板の同一平面上に配
    列し、他方、中央の受光素子の前方域において当該受光
    素子に沿って設けられ且つ一定方向からのラインレーザ
    ー光しか中央の受光素子に至らしめないようにする遮光
    体を、前後方向にある程度の幅を有し且つ前後面に貫通
    する多数の小孔を有する厚板により形成し、受光素子の
    配列平面に対して直角方向又は略直角方向から投射され
    たラインレーザー光のみが前記多数の小孔空間を経て中
    央の受光素子に至るようにしてあることを特徴とする請
    求項1又は2記載の墨出し用レーザー装置。
  5. 【請求項5】 中央の受光素子を他の受光素子よりも細
    く設定してあることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れかに記載の墨出し用レーザー装置。
  6. 【請求項6】 受光器に印字装置を具備させてあること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の墨出し
    用レーザー装置。
  7. 【請求項7】 印字装置は、ラインレーザー光が中央の
    受光素子のみに至ったときに、ラインレーザー光の延長
    上に自動的に印字するようになっていることを特徴とす
    る請求項6記載の墨出し用レーザー装置。
  8. 【請求項8】 投光器は、ラインレーザー光のパルス周
    期を変化できるようにしてあることを特徴とする請求項
    1乃至7のいずれかに記載の墨出し用レーザー装置。
  9. 【請求項9】 受光器は、同期機能により投光器からの
    ラインレーザー以外の光線を検出しないようにしてある
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の墨
    出し用レーザー装置。
  10. 【請求項10】 受光器は、その内部に長さの目盛り板が
    出没可能に収容されていることを特徴とする請求項1乃
    至9のいずれかに記載の墨出し用レーザー装置。
  11. 【請求項11】 投光器から投射されるラインレーザー光
    は、電気的にパルス化されたものからパルス化されてい
    ないものに切り換えることができるようになっているこ
    とを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の墨出
    し用レーザー装置。
  12. 【請求項12】 受光器には、これの側面を下にした姿勢
    で支持できるスタンドを具備させてあることを特徴とす
    る請求項1乃至11のいずれかに記載の墨出し用レーザー
    装置。
  13. 【請求項13】 中央の受光素子と対応する受光器のケー
    シングの少なくとも前面位置に高反射体を配置させてあ
    ることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の
    墨出し用レーザー装置。
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