JP2004003944A - 眼鏡枠形状測定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】眼鏡フレームのリム35A(35B)の内周面に形成されたフレーム溝36に沿って移動するスタイラス37を、Z方向保持機構66によって上下動自在に保持する。Z方向保持機構66を、上端にスタイラス37が取付けられた上下動自在なロッド65と、このロッド65を形状測定時に押し上げて所定の高さ位置に保持するバランスばね80とで構成し、通常は退避機構67の回動レバー92によってロッド65を下方に係止し、測定時にアクチュエータ90によって回動レバー92を上昇回動させてロッド65の係止状態を解除する。これによりロッド65はバランスばね80によって上方に持ち上げられ、スタイラス37を退避位置Tからローディング位置Rdに移動させる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼鏡フレームの枠形状を自動的に三次元測定する眼鏡枠形状測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
眼鏡枠形状測定装置による形状測定は、眼鏡フレームのフレーム枠(リム)の平面視形状が一般に装用者の顔に沿って湾曲した形状を呈しているため、三次元での測定となり、その測定データはr(測定子の半径方向の変位)、θ(測定子の任意の点を基準とした水平面における回転方向の変位)、Z(測定子の高さ方向の変位)の円筒座標系で表される。このため、眼鏡枠形状測定装置は、測定子を半径方向に駆動する水平駆動機構、水平面内で回転させる回転駆動機構および上下方向に駆動する上下動駆動機構を備え、形状測定に際しては測定子をリムの内周面に形成したフレーム溝に沿って移動させることにより、r,θ,Zを測定し、これらの変位量を演算処理することによりリム形状を測定するように構成されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開平6−55130号
【特許文献2】
実開平6−55126号
【0004】
図13に従来の眼鏡枠形状測定装置に用いられている測定子の上下動駆動機構を示す。同図において、1は眼鏡フレームのリム、2はリム1の内周面に形成された断面V字状の溝からなるフレーム溝、3は測定子、4は左右方向に移動自在でかつ回転自在な回転テーブル、5は回転テーブル4内に配設されたスライダー、6は測定子3の上下動駆動機構である。
【0005】
前記スライダー5は、図示してないモータ駆動によるワイヤに連結されて移動するとともに、定荷重ばねによって一方向に付勢されており、これによって形状測定時に前記測定子3をリム1のフレーム溝2に半径方向へ所定の測定力F(例えば、F=40g)で押し付けるように構成されている。
【0006】
前記上下動駆動機構6は、上端に前記測定子3が取付けられたロッド7と、このロッド7を上下動自在に支承する回動レバー8と、形状測定時に前記回動レバー8を押し上げるリニアステッピングアクチュエータ9等で構成されている。前記ロッド7は、前記スライダー5を上下動自在にかつ回転が規制された状態で貫通し、中間部にはピン11がベアリング12を介して回転自在に設けられており、下端側に前記ロッド7の上下動を前記測定子3の上下方向の変位(Z)として検出する直線型センサ13が配設されている。また、ロッド7は非測定時においては前記回動レバー8による保持から解放されることにより自重によって最下降位置に下降し、測定子3を最下位置である退避位置Tに退避させている。
【0007】
前記回動レバー8は、中間部が軸14よって上下方向に回動自在に軸支され、基端部8aが引張りコイルばね15によって上方に付勢されていることにより、図において反時計方向の回動習性が付与されており、通常は先端部8bが前記スライダー5を構成する下プレート5Aの上面にゴム等の緩衝部材16を介して圧接され、前記ピン11を下から受け止め支承している。
【0008】
前記リニアステッピングアクチュエータ9は、形状測定時に前記測定子3を退避位置Tから上方のローディング位置Rdに押し上げるためのもので、前記回動レバー8の真下に位置するように前記下プレート5Aに固定されており、非測定時はねじ棒17を回動レバー8と接触しない原点位置(最下位置)に下降させている。ねじ棒17は、アクチュエータ9への通電によって回転上昇すると回動レバー8を下から押し上げる。このため、回動レバー8は軸14を中心として時計方向に回動してピン11を押し上げる。このためロッド7も押し上げられ、測定子3を退避位置Tから2点鎖線で示すローディング位置Rdへ移動させる。
【0009】
スライダー5を含む測定部は図示してないモータの駆動によって左眼測定位置または右眼測定位置に移動して、その後、更に別の駆動モータとワイア駆動により測定子3を2点鎖線で示すローディング位置Rdに移動させ、測定子3の接触部3Aをフレーム溝2の溝壁に押し付ける。そして、スライダー5は定荷重ばねによって接触部3Aがフレーム溝2の溝壁に押し付けられた状態を保つ(後述する図11を参照)。この後、ねじ棒17はアクチュエータ9の駆動方向が切り替わることにより徐々に下降して元の原点位置に復帰する。このため、回動レバー8もねじ棒17の下降に伴って引張りコイルばね15の付勢力により回動下降し図13に実線で示す元の状態に復帰する。
【0010】
一方、ロッド7は、測定子3の接触部3Aが定荷重ばねによってフレーム溝2に所定の測定圧Fで押し付けられているため、回動レバー8による支持を失っても落下することはない。そして、この状態で回転テーブル4を回転させることにより測定子3の接触部3Aがフレーム溝2に沿って移動し、リム1の形状測定(r,θ,Z)が行われる。
【0011】
フレーム溝2の形状測定に当たっては、前記回転テーブル4が回転するとともに前記スライダー5が水平方向に移動し、前記測定子3の接触部3Aがフレーム溝2に沿って上下動し、回転テーブル4上のスライダー5の水平方向の変位(r)、回転角度θおよびロッド7の上下方向の変位Zを検出することで、リム形状が三次元測定される。また、回転テーブル4の回転角度(θ)は検出手段を設けることなくパルスモータ(ステッピングモータ)等の制御方法も使用することができる。
【0012】
形状測定が終了すると、アクチュエータ9が駆動してねじ棒17を上昇させ、ねじ棒17により回動レバー8をピン11の高さ位置まで押し上げる。次いで、スライダー5が後退して測定子3の接触部3Aをフレーム溝2から退出させる。測定子3の接触部3Aがフレーム溝2から退出すると、ロッド7は自重により下降しようとするため、回動レバー8がピン12を受け止めて支持する。この後、アクチュエータ9の駆動方向が切り替わり、ねじ棒17の下降によって回動レバー8を徐々に回動下降させて元の原点位置に復帰させる。このため、ロッド7も回動レバー8とともに徐々に降下し、急激な落下が防止される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
眼鏡枠形状測定装置においては、リム1の形状測定時に測定子3、ロッド7、ピン11、ベアリング12等の部品が上下動する可動体18を構成するため、この可動体18がフレーム溝2に対して荷重とならないように可動体18の重量を可及的軽くし、測定子3の上下方向の変位Zを測定することが望ましい。
しかしながら、上記した従来の上下動駆動機構6は、測定子3の接触部3Aをフレーム溝2の溝壁に、スライダー5を一方向に付勢している定荷重ばねにより測定圧Fで押し付け、測定子3をフレーム溝2に係合させているので、可動体18全体の重量がフレーム溝2に荷重として加わるとともに、この荷重と測定圧Fとによりフレーム溝2と接触部3Aとの摩擦力が大きくなる。このため、測定子3がフレーム溝2に追従して接触部3A内を円滑に移動させることができなくなり、フレーム溝2から外れたりして上下方向の変位Zを正確に測定することができないという問題があった。
【0014】
一方、フレーム溝2に対する接触部3Aの追従性をよくするために、定荷重ばねのばね力を小さくして測定圧Fを小さくすると、フレーム溝2から接触部3Aが外れ易くなってしまう。このため結局、スライダー5を一方向に付勢する定荷重ばねのばね定数を大きくして測定圧Fを大きくする必要がある。しかし、そうすると、例えば細くて剛性の小さいリム1を測定する場合、リム1が変形し正確なリム形状を測定できなくなってしまう。
【0015】
本発明は上記した従来の問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、測定子、ロッド等を含む上下動自在な可動体を無荷重に近い状態でフレーム溝に係入することにより、測定子の接触部のフレーム溝に対する測定圧を小さくすることができ、またフレーム溝からの接触部の脱落、リムの変形等を防止し、上下方向の変位を正確に測定することができるようにした眼鏡枠形状測定装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、眼鏡フレームのリムの内周面に形成されたフレーム溝に沿って測定子を移動させることにより、リム形状を三次元測定する眼鏡枠形状測定装置において、リムの形状測定時に前記測定子を無荷重に近い状態で保持するZ方向保持機構を備え、前記Z方向保持機構を、上端部に前記測定子を有する上下動自在なロッドと、このロッドを形状測定時に押し上げて前記測定子をローディング位置に保持させるバランスばねとで構成したものである。
【0017】
本発明においては、リムの形状測定時にバランスばねがロッドを押上げて無荷重に近い状態にする。つまり、測定子、ロッド等からなる上下動自在な可動体の重量とバランスばねのばね力が所定のバランスを保つことで、可動体を無荷重に近い状態でローディング位置に保持する。これにより、測定子の接触部のフレーム溝に対する測定圧を軽減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る眼鏡枠形状測定装置の外観斜視図、図2は測定子のZ方向保持機構の非測定時における断面図、図3は図2の矢印A方向から見たZ方向保持機構のフレーム溝へのローディング時における断面図、図4はローディング時の側面図、図5は形状測定時の側面図、図6はスライダーの前方から見た斜視図、図7は同スライダーの斜め前方から見た斜視図、図8(a)、(b)は退避機構を構成する回動レバーの斜視図および同回動レバーの分解斜視図、図9はスライダーの駆動機構を示す概略平面図、図10は図9のX−X線断面図、図11はスタイラスの接触部とリムのフレーム溝を示す図、図12は操作手順を示すフローチャートである。
【0019】
これらの図において、全体を符号20で示す眼鏡枠形状測定装置は、略直方体の箱型に形成された筐体21を備えている。
【0020】
前記筐体21の上面を形成する上カバー21Aは、前端部にスイッチパネル22が設けられ、中央には開口部25が形成されており、この開口部25から測定すべき眼鏡フレーム24、レンズ26またはフレーム型板27が上方から装着されるようになっている。また、前記開口部25の前端縁側には断面L字状の取付金具29が配設されている。取付金具29は、眼鏡フレーム24の代わりにレンズ26またはフレーム型板27の外周形状を測定するときに使用される保持ホルダー28の取付部を形成するもので、通常はカバー30によって覆われている。
【0021】
一方、筐体21の内部中央には、水平面内で回転自在でかつ左右方向に移動自在な回転テーブル33、この回転テーブル33を挟んで前後に対向し同期して互いに接近離間する前後一対の挟持装置34A,34B(図2)、眼鏡フレーム24の左右のリム35A,35Bの内周に形成されたフレーム溝36(図2、図11)に沿って移動する測定子としてのスタイラス37、装置全体を制御する図示を省略した制御部、前記スタイラス37の3次元の動き、すなわち半径方向の変位rを測定するr軸測定装置(図示せず)、リム35A(35B)内の任意の点Oを中心に水平面内で回転する回転角度θを測定するθ軸測定装置(図示せず)、上下方向の変位Zを自動的に測定するZ軸測定装置100等が配設されている。
【0022】
前記スイッチパネル22には、スタートボタン40、セレクトボタン41、リセットボタン42、データボタン43、アップ/ダウンボタン44、LCD表示装置45等が配設されている。スタートボタン40は、眼鏡フレーム24、レンズ26またはフレーム型板27の形状測定を開始するためのボタンで、データランプ46が緑色のときスタート可能であり、赤色の時はスタート不可とされている。セレクトボタン41は、形状測定を行う条件を選択するためのボタンであり、眼鏡フレーム24の場合は両眼→右眼→左眼、レンズ26、フレーム型板27の場合は右側あるいは左側の順序で形状測定する。
【0023】
前記リセットボタン42は、形状測定中に押すと測定を中止してスタイラス37を原点位置に復帰させ、原点位置で押すと原点リセットを行い、データ転送待機中の場合はそのデータをクリアーにする。データボタン43は、形状測定が終了し、データランプ46が緑色から赤色に切り替わった後に押すと測定データを加工機または管理用コンピュータへ自動的に転送する。データランプ46は、形状測定終了後に緑色から赤色に切り替わり、データ転送の準備完了を示す。アップ/ダウンボタン44は、マニュアルモードの時にはスタイラス37の前後および上下位置の調整等ができる。LCD表示装置45は、オート、マニュアルモード、エラーコード等を表示する。
【0024】
前記眼鏡フレーム24は、被測定物としてのフレームで、リム35A,35Bが下側で、2本のテンプル38A,38Bが上側に位置するように前記開口部25から筐体21内に装填され、左右のリム35A,35Bが前記挟持装置34A,34Bによってそれぞれ挟持される。
【0025】
前記各挟持装置34A,34Bは、略同一構造からなり、前後方向に移動自在なクランプ台52と、このクランプ台52を覆う上ケース53とからなるスライダー51A,51Bを備え、これらのスライダー内に挟持手段54がそれぞれ配設されている。前方側のスライダー51Aと後方側のスライダー51Bは、ワイヤによって互いに同じ距離だけ反対の向きに移動するように連結されており、通常は定荷重ばねによって最も接近した状態に保持されている。したがって、この状態において、いずれか一方のスライダー、例えば後方側のスライダー51Bを手で把持して後方へ移動させると、これに連動して前方側のスライダー51Aは同じ距離だけ前方に移動して後方側のスライダー51Bから離間する。また、後方側のスライダー51Bを後方へ移動させた後に解放すると、前後のスライダー51A,51Bは定荷重ばねの力により互いに接近する方向に同じ距離だけ移動して元の位置に復帰する。
【0026】
前記挟持手段54は、図2に示すように上下方向に対向して配設され、図示してないカム機構によって互いに接近離間する方向に同期して動作する2本のクランプピン54a,54bによって構成されている。また、挟持手段54は前後2つずつ、合計4つからなり、各挟持装置34A,34Bにそれぞれ2つずつ配設されている。挟持手段54を構成する2本のクランプピン54a,54bの先端部は、前記上ケース53に形成した縦方向に長い長溝56から外部に突出し、通常開いた状態(離間した状態)に保持されている。
【0027】
眼鏡枠形状測定装置20への眼鏡フレーム24の装着に際しては、前後一対の挟持装置34A,34Bを離間させた後、眼鏡フレーム24を開口部25から筐体21内に挿入してリム35A,35Bを各挟持手段54の上側のクランプピン54aと下側のクランプピン54bとの間の高さに保持する。この状態で後方側のスライダー51Bを手で把持して前方へ移動させると、これに連動して前方側のスライダー51Aが後方に移動し、これらのスライダー51A,51Bによってリム35A,35Bを前後から挟み、各リム35A,35Bの上側リム部と下側リム部を下側のクランプピン54bの上に載置する。そして、前記スタートボタン40を押すと、図示してないモータの駆動によってクランプピン54a,54bが互いに接近して各リム35A,35Bの上側リム部と下側リム部を挟持する。また、クランプピン54a,54bが閉じてリム35A,35Bを挟持すると、スライダー51A,51Bは図示してないストッパによってその挟持位置に位置決めされ、もって眼鏡フレーム24の筐体21内への装着が完了する。
【0028】
前記回転テーブル33は、左右方向に往復移動自在なスライドテーブル60(図2)上に回転自在に配設されており、眼鏡フレーム24、レンズ26またはフレーム型板27の形状測定時に図示してないパルスモータによって1回転強回転し、このときの回転テーブル33の回転角(実際にはモータに供給されるパルス数)を図示してないθ軸測定装置により前記スタイラス37の水平面内での回転方向の変位(θ)として検出するように構成されている。前記回転テーブル33の上面には、その中心を通る径方向の長溝61が前記スタイラス37に対応して形成されている。
【0029】
前記スライドテーブル60は、図示してないDCモータにワイヤを介して連結されており、左側のリム35A、レンズ26またはフレーム型板27の形状測定時に左側に、右側のリム35B、レンズ26またはフレーム型板27の形状測定時に右側に移動されるように構成されている。
【0030】
前記回転テーブル33の内部には、スライダー62が配設されている。スライダー62は、上プレート63と、この上プレート63の下面側にねじ止めされた上向きコ字状の下プレート64とからなり、内部に前記スタイラス37を無荷重に近い状態で昇降自在に保持するZ方向保持機構66と、前記スタイラス37を最下方位置、すなわち図2の実線で示す退避位置Tに退避させる退避機構67が配設されている。
【0031】
また、スライダー62は、回転テーブル33内において前記長溝61の長手方向に移動自在に配設され、図9および図10に示すように定荷重ばね70によって一方向(矢印C方向)に付勢されており、一側面にはスライダー金具71が固定されている。また、定荷重ばね70の付勢力は、スライダー62の側面に配設したモータ駆動制御のワイヤ72の移動からも制御される。すなわち、ワイヤ72にはストッパ金具73が固設されており、このストッパ金具73はワイヤ72の動きに連動し、かつスライダー金具71の移動方向の手前に位置している。したがって、通常のスライダー62が定荷重ばね70で付勢されている状態では、ワイヤ72のストッパ金具73にスライダー金具71が当接した状態となり、スライダー62の移動がワイヤ72のストッパ金具71により規制されることになる。そして、2つのプーリ75,75間に張架されたワイヤ72は、モータ74が駆動すると移動し、それに伴いストッパ金具73も移動し、スライダー62も同時に移動する。しかし、スライダー62はスタイラス37の接触部37Cがフレーム溝36に当接するとその位置で定荷重ばね70の付勢力を受けた状態で停止する(測定開始状態)。
【0032】
一方、モータ74は回転し続けており、ワイヤ72は移動しているので、ストッパ金具73はスライダー金具71から離間して単独で移動していき、付勢方向側に配設してあるフォトセンサ76によって感知されると、モータ74が停止し、そこがストッパ金具73の退避位置となっている。そして、測定を開始し、測定が終了すると逆の操作で戻るようになっている。なお、スライダー62の半径方向の変位r、つまりリム35A(35B)内の任意の点Oからスタイラス37がフレーム溝36に接触する接触点P(図1)までの水平距離は、図示してないr軸測定装置により測定される(例えば、上記特許文献1,2、非特許文献1参照)。なお、図9および図10において、77はスライダー62のスライド軸(ガイド棒)である。
【0033】
【非特許文献1】
ホーヤ株式会社製 フレームトレーサーGT1000
【0034】
前記スタイラス37は、前記Z方向保持機構66の一構成部品であるロッド65の上端に取付けられたL字状の本体37Aと、この本体37Aの上端部に水平に突設された細長いピン37Bとからなり、このピン37Bの先端部が接触部37Cを形成して前記リム35A,35Bのフレーム溝36に順次挿入され、その溝壁に所定の測定圧Fで押し付けられるように構成されている。また、接触部37Cは、図11に示すように球径Dが1.6mm<D<2.2mmの半球状に形成されている。
【0035】
接触部37Cの球径Dを1.6mm<D<2.2mmに設定した理由は、開き角度α(図11)が110°,100°,90°と異なるフレーム溝36であってもスタイラス37の接触部37Cがフレーム溝36から外れたりすることがなく確実に測定することができ、また開き角度αが110°,100°,90°のいずれの場合であっても120°のヤゲンVがフレーム溝36に接したときのヤゲン頂点Sから接触部37Cの中心O0 までの距離Rを近似的に等しくするためである。このようにすると、フレーム溝36に応じてその開き角度αを測定する必要がなく、また開き角度αとは無関係に一定の補正値を測定値に加えて測定値を修正するだけでよい。
【0036】
前記Z方向保持機構66は、上端に前記スタイラス37が取付けられた前記ロッド65と、このロッド65を上方に押上げ前記スタイラス37を無荷重に近い状態で保持するバランスばね80とで構成されている。前記ロッド65は、前記回転テーブル33の長溝61と前記上プレート63に形成した挿通孔を上下動自在に貫通し、下端にプレート81が固定されている。
【0037】
また、前記ロッド65は前記バランスばね80によって上方に付勢されているが、通常は退避機構67によって図2に示すように下方に押し下げられることによりスタイラス37を退避位置Tに退避させている。次に、眼鏡フレーム24の形状測定操作が開始されると、前記退避機構67から解放され、前記ロッド65は押し上げられて、スタイラス37の接触部37Cの軸線がリム35A(35B)のフレーム溝36に臨む高さ位置、すなわちローディング位置Rdに保持されるように構成されている(図3、図4参照)。
【0038】
すなわち、本発明は、スタイラス37、ロッド65、プレート81、後述するピン96、センサロッド102等によって構成される上下動自在な可動体85がバランスばね80の付勢力によって上昇してスタイラス37が上方のローディング位置Rdに移動すると、可動体85の重量とバランスばね80の付勢力が所定のバランスを保つようにバランスばね80のばね力を設定し、可動体85を無荷重に近い状態に保持して形状測定を行うようにしている。この場合、可動体85の重さとバランスばね80のばね力を等しくして無荷重の状態にすることが好ましいが、実際にはバランスばね80の精度や耐久性の問題(厳密に設定すると、ばね自体の精度に誤差があった場合、その誤差を吸収できないため)により、可動体85の重さよりバランスばね80のばね力を若干大きく設定している。
【0039】
前記退避機構67は、上下動自在なねじ棒91を有し前記下プレート64上に固定された退避状態解除用駆動装置としてのリニアステッピングアクチュエータ90と、このアクチュエータ90によって回動させられる回動レバー92と、この回動レバー92を図2において反時計方向に付勢する引張りコイルばねからなる付勢用ばね93等で構成されている。この付勢用ばね93の上端は回動レバー92に接続され、下端は下プレート64の水平な底板部に接続されている。
【0040】
前記回動レバー92は、図8に示すようにそれぞれ金属板の折曲加工によって形成され図示しない止めねじによって一体的に結合された2つのレバー部材92A,92Bによって構成されている。一方のレバー部材92Aは、水平板部92A−1aと垂直板部92A−1bとからなる側面視逆L字状のレバー本体92A−1と、水平板部92A−1aの一側縁に延設された前記ねじ棒91が当接可能な当接片92A−2と、水平板部92A−1aの下面に垂設された固定片92A−3とで構成されている。固定片92A−3には2つのねじ孔92Cが形成されている。
【0041】
前記他方のレバー部材92Bは、先端に向かうにしたがって幅が段階的に減少し前記ロッド65の下端部付近に突設したピン96に上方から当接可能な板状の本体92B−1と、本体92B−1の基端側後端縁に垂設された固定片92B−2と、本体92B−1の基端側両側縁に垂設された左右一対の折曲片92B−3とで構成されている。前記固定片92B−2は、2つのねじ取付孔92Dを有し、これらのねじ取付孔92Dに挿通される止めねじを前記ねじ孔92Cにねじ込むことにより前記固定片92A−3に固定されている。前記一対の折曲片92B−3は、挿通孔92Eをそれぞれ有している。
【0042】
このような回動レバー92は、前記一対の折曲片92B−3の挿通孔92Eに挿通される軸95によって上下方向に回動自在に軸支され、非測定時においては図2に示すように本体92B−1が前記付勢用ばね93のばね力によって前記ピン96に上方から圧接されることにより、前記ロッド65を前記バランスばね80に抗して押し下げスタイラス37を退避位置Tに退避させている。このとき、ねじ棒91は原点位置に下降している。付勢用ばね93のばね力は、前記バランスばね80のばね力より大きく設定されている。
【0043】
前記アクチュエータ90の下方には、前記ねじ棒91を検出する原点センサ97(図3)が配設されている。この原点センサ97は、前記ねじ棒91によってON、OFFするもので、ねじ棒91が原点位置にあるときはON状態に保持され、アクチュエータ90の駆動によってねじ棒91が上昇するとOFFに切り替わる。
【0044】
眼鏡フレーム24の形状測定時に前記アクチュエータ90への通電によってねじ棒91を回転上昇させると、前記回動レバー92は当接片92A−2がねじ棒91によって付勢用ばね93の張力に抗して押し上げられることにより時計方向に回動し、略水平な状態になると、アクチュエータ90が一旦停止してねじ棒91によりその高さ位置に保持される。図3および図4はこのときの状態を示す。すなわち、回動レバー92が時計方向に回動すると、本体92B−1も同方向に回動するため、ロッド65はバランスばね80の付勢力によって徐々に上昇する。アクチュエータ90が停止した位置がローディング位置Rdである。また、ローディング位置Rdはフレーム溝36の中心位置でもある。そして、スタイラス37がフレーム溝36に挿入された状態では、さらにねじ棒91は上昇し、当接片92A−2が上方斜め方向の退避位置まで回動し、スタイラス37は回動レバー92から上下方向の駆動では全く影響を受けないフリーな状態になり、測定が開始される(図5参照)。
【0045】
ロッド65が回動レバー92から開放され上方位置に停止した状態において、ピン96は本体92B−1の下方に十分離間して位置しており、ロッド65の上下動を可能にしている。つまり、ロッド65は形状測定時において回動レバー92から完全に離間し、上下方向の変位Zの測定を可能にするために上下動自在な状態に維持される。
【0046】
可動体85の重量とバランスばね80の付勢力とが釣り合い状態を保つ位置は、スタイラス37のローディング位置Rd(フレーム溝36の中心と同一位置)に対して1〜5mm程度高い位置とされる。測定時におけるスタイラス37の高さ方向の変位Zは、約±10mm程度である。
【0047】
本実施の形態で前記釣り合い状態を保つ高さ位置とフレーム溝36の位置とを完全に一致させていない理由は、バランスばね80を含む部品等の経時変化や組立誤差等を考慮したもので、僅かにバランスばね80を押さえた状態に設定することで、位置調整の余地を残している。すなわち、理想的にはリム35A,35Bのフレーム溝36にスタイラス37の接触部37Cが係合する場合、Z軸方向の荷重は、無荷重の状態が好ましい。しかし、構造上、ばねが極限に伸びきった状態ではその位置から更に上の方へ位置調整することは難しく、ばねを押えた状態からでは前記の位置調整は容易であるためである。
【0048】
前記プレート81の上面には、前記スタイラス37の上下方向の変位Zを測定する前記Z軸測定装置100が設けられている。このZ軸測定装置100は従来周知のもので、前記上プレート63の下面側にL型金具104を介して設けられたリング状のセンサヘッド101と、このセンサヘッド101内を非接触で上下動自在に貫通するセンサロッド102とで構成されている。センサヘッド101は、扁平なコイルを軸線方向に9個並べて構成したものが用いられ、奇数(1,3,5,7,9)の5つのコイルが一次励磁コイル、偶数(2,4,6,8)の4つのコイルが二次誘導コイルを形成している。センサロッド102は、SUS303等の非磁性材からなる筒体内に複数個の磁性球と非磁性球を交互に配列して形成されるもので、前記プレート81上に垂直に立設されており、このセンサロッド102が前記ロッド65とともに上下方向に変位するとセンサヘッド101の誘導コイルに誘起電圧が生じ、この誘起電圧を検出して信号処理することにより前記センサロッド102の上下方向の変位を前記スタイラス37の上下方向の変位Zとして検出するように構成されている。一方、プレート81の下面と前記下プレート64との間には、前記バランスばね80が弾装されている。
【0049】
さらに、前記スライダー62には測定用ロッド108が配設されている。この測定用ロッド108は、前記レンズ26またはフレーム型板27の外周形状を測定する際に測定子として用いられるもので、前記上プレート63に設けた筒体109を上下動自在に貫通して上端が前記回転テーブル33の長溝61の真下の一端部付近に位置し、引張りコイルばね110によって上方に付勢され、回転防止用ピン111によって回転が防止されている。回転防止用ピン111は、測定用ロッド108の下端部外周面に突設されており、先端部が前記下プレート64の垂直板部に形成した上下方向に長いスリット112に摺動自在に挿入されている。
【0050】
また、前記測定用ロッド108は、リミットスイッチ113をON、OFFさせるピン状の操作部材114を有し、通常プッシュラッチ115によって最下位置に保持されている。プッシュラッチ115は、一回操作されると測定用ロッド108を保持し、二回操作されると保持状態を解除し、測定状態に移行させるもので、市販のものが用いられている。前記リミットスイッチ113は、前記測定用ロッド108の使用、不使用状態を検出するためのもので、測定用ロッド108が最下位置まで下降し前記プッシュラッチ115によって保持された状態において、可動片113aが前記操作部材114によって押圧回動させられることによりOFF状態に保持され、測定用ロッド108が上昇して操作部材114による可動片113aの押圧状態が解除させられると、ON状態に切り替わるように構成されている。測定用ロッド108を押し下げると、プッシュラッチ115による測定用ロッド108の保持状態が解除されるため、測定用ロッド108は引張りコイルばね110によって引き上げられ、レンズ26または型板プレート27と接触可能なローディング位置Rdoに移動する。この場合、レンズ26、フレーム型板27の形状測定は、リム35A,35Bの形状測定と異なり二次元測定、すなわち半径方向の変位rと、回転角度θの測定であるため、測定用ロッド108を必ずしも浮いた状態で保持する必要がなく、回転防止用ピン111をスリット112の上側終端壁に圧接した状態で測定してもよい。
【0051】
次に、上記構造からなる眼鏡枠形状測定装置20の操作手順を図12に示すフローチャートに基づいて説明する。
先ず、電源をONにする(ステップ200)。次に、リム35A,35Bの形状測定(フレームトレース)を行う場合(ステップ201)は、眼鏡フレーム24を開口部25から筐体21の内部に挿入し、一対の挟持装置34A,34Bによってリム35A,35Bをそれぞれ挟持させる。そして、セレクトボタン41によって形状測定の条件を設定する(ステップ202)。次に、スタートボタン40を操作しリム35A,35Bの形状測定を順次行う(ステップ203)。測定状態において、データボタン43は緑色に点灯している。形状測定が終了するとデータボタン43は緑色から赤色に変わり、測定が終了したことを知らせる。形状測定されたリブ35A,35Bの測定データは加工機または管理用コンピュータに自動的に転送される(ステップ205)。
【0052】
次に、フレーム型板27の形状測定(パターントレース)を行う場合(ステップ206)は、フレーム型板27を保持ホルダー28に取付ける(ステップ207)。次に、カバー30を外して保持ホルダー28を取付金具29の上に位置決めして固定する(ステップ208)。セレクトボタン41によって形状測定の条件(右側、左側)を設定する(ステップ209)。次に、測定用ロッド108をセットしてスタートボタン40を操作し、フレーム型板37の形状測定を行う(ステップ210)。以下、上記したステップ203−ステップ204−ステップ205を経てフレーム型板27の形状測定を終了する。
【0053】
次に、レンズ26の形状測定(レンズトレース)を行う場合(ステップ211)は、レンズ26を保持ホルダー28に取付ける(ステップ212)。次に、カバー30を外して保持ホルダー28を取付金具29の上に位置決めして固定する(ステップ213)。以下、上記したステップ209−ステップ210−ステップ203−ステップ204−ステップ205を経てレンズ26の形状測定を終了する。
【0054】
このような構造からなる眼鏡枠形状測定装置20は、リム35A,35Bの形状測定時にスタイラス37、ロッド65等からなる上下動自在な可動体85の重量(例えば、10〜13g)をバランスばね80のばね力とバランスさせるようにしているので、スタイラス37の接触部37Cをフレーム溝36に対して無荷重に近い状態で接触させることができる。
【0055】
実際には、スタイラス37のローディング位置Rdはフレーム溝36の中心より若干高い位置(1〜5mm程度)に設定しているため、接触部37Cをフレーム溝36に係入するとき、スタイラス37を若干押し下げてフレーム溝36に係入する必要がある。このため、バランスばね80は、スタイラス37の下降量だけ圧縮され、その反力でロッド65を押上げて接触部37Cをフレーム溝36の上側溝壁に押し付ける。したがって、フレーム溝36にはバランスばね80による反力が荷重として加わるが、この荷重はきわめて僅かであり、殆ど無視することができる。因みに、バランスばね80のばね定数を0.32(g/mm)とすると、スタイラス37を5mm下げてフレーム溝36に係入したときにフレーム溝36に加わる荷重は1.6g(0.32×5)で、スタイラス37が上下方向に±10mm変位したときにフレーム溝36に加わる荷重は±3.2g(0.32×10)である。これは、可動体85の重量(10〜13g)に比べて十分に小さいため、殆ど無視することができる。
【0056】
この結果として、測定時おける接触部37Cのフレーム溝36に対する追従性が良好で、フレーム溝36から接触部37Cが外れ難くなる。また、殆ど無荷重の状態であれば、スタイラス37の接触部37Cをフレーム溝36に押し付ける半径方向の測定圧Fを図13に示した従来装置に比べて例えば30g程度に小さくすることができるため、接触部37Cの追従性をより一層高めることができる。したがって、リム35A,35Bを変形させたりするようなことが少なく、上下方向の変位Zを高い精度で測定することができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る眼鏡枠形状測定装置は、測定子を無荷重に近い状態で昇降自在に保持するZ方向保持機構を備えているので、測定子の接触部をフレーム溝に押し付ける半径方向の測定圧を小さくすることできる。したがって、フレーム溝から測定子が脱落したりリムを変形させたりすることがなく、上下方向の変位を正確に測定することができる。また、上下動自在なロッドと、このロッドを形状測定時に押し上げて所定の位置に浮いた状態で保持するバランスばねでZ方向保持機構を構成したので、構造が簡単で部品点数が少なく安価に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る眼鏡枠形状測定装置の外観斜視図である。
【図2】測定子のZ方向保持機構の非測定時における断面図である。
【図3】図2の矢印A方向から見たZ方向保持機構のフレーム溝へのローディング時における断面図である。
【図4】ローディング時の側面図である。
【図5】形状測定時の側面図である。
【図6】スライダーの前方から見た斜視図である。
【図7】同スライダーの斜め前方から見た斜視図である。
【図8】(a)、(b)は退避機構を構成する回動レバーの斜視図および同回動レバーの分解斜視図である。
【図9】スライダーの駆動機構を示す概略平面図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】スタイラスの接触部とリムのフレーム溝を示す図である。
【図12】操作手順を示すフローチャートである。
【図13】従来の上下動駆動機構の断面図である。
【符号の説明】
24…眼眼フレーム、35A,35B…リム、36…フレーム溝、37…スタイラス(測定子)、37C…接触部、62…スライダー、65…ロッド、66…Z方向保持機構、67…退避機構、80…バランスばね、90…リニアステッピングアクチュエータ、92…回動レバー、93…付勢用ばね。
Claims (1)
- 眼鏡フレームのリムの内周面に形成されたフレーム溝に沿って測定子を移動させることにより、リム形状を三次元測定する眼鏡枠形状測定装置において、
リムの形状測定時に前記測定子を無荷重に近い状態で保持するZ方向保持機構を備え、前記Z方向保持機構を、上端部に前記測定子を有する上下動自在なロッドと、このロッドを形状測定時に押し上げて前記測定子をローディング位置に保持させるバランスばねとで構成したことを特徴とする眼鏡枠形状測定装置。
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