JPH11294150A - 排ガス浄化装置及びその使用方法 - Google Patents

排ガス浄化装置及びその使用方法

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JPH11294150A
JPH11294150A JP10099075A JP9907598A JPH11294150A JP H11294150 A JPH11294150 A JP H11294150A JP 10099075 A JP10099075 A JP 10099075A JP 9907598 A JP9907598 A JP 9907598A JP H11294150 A JPH11294150 A JP H11294150A
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JP
Japan
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catalyst
exhaust gas
aluminate
purifying apparatus
gas purifying
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JP10099075A
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Hiroshi Morita
博 森田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02CCAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
    • Y02C20/00Capture or disposal of greenhouse gases
    • Y02C20/10Capture or disposal of greenhouse gases of nitrous oxide (N2O)

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高い耐熱性を有し、高温耐久後においても酸
化雰囲気中でNOX とNH3 とを高効率で浄化でき、従
ってHC,CO,NOX を同時に高効率で浄化できる排
ガス浄化装置及びその使用方法を提供する。 【解決手段】 排気ガス流れに対して上流に三元触媒2
が、その下流にCu−アルミネート及び/又はCu−ジ
ルコニア含有触媒3が、さらにその下流に酸化触媒4が
設置され、三元触媒とCuアルミネート及び/又はCu
−ジルコニア含有触媒との間の排気管にエアー導入管5
が連通している。三元触媒に空燃比(A/F)がストイ
キ(A/F=14.6)よりも0.1〜0.4の範囲で
リッチな(A/F=14.2〜14.5)排気ガスを通
過させ、その下流のCu−アルミネート及び/又はCu
−ジルコニア含有触媒にエアー導入用導入管から導入さ
れたエアーと三元触媒から排出される排気ガスとを混合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス浄化装置及
びその使用方法に関し、特にガソリン燃料を用いた自動
車等の内燃機関から排出される排ガス中の有害成分を効
率良く浄化する排ガス浄化装置及びその使用方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車エンジン排ガスのように、
酸化成分と還元成分がほぼ等しく含まれる排ガスを浄化
するための触媒としては、通常三元触媒が広く用いられ
ている。これは、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、
ロジウム(Rh)等の貴金属成分やセリア(Ce)成分
等の各種金属成分を担持した活性アルミナを主成分とす
る触媒であり、排気ガス中の有害成分である炭化水素
(HC)類、一酸化炭素(CO)及びNOX を浄化する
ことができる。
【0003】一般に三元触媒は、排ガスの空燃比が理論
空燃比近傍においては排ガス中のHC,CO及びNOX
を同時に効率良く浄化することができるが、酸素含有率
が高い酸化雰囲気ではNOX の浄化が不十分となり、ま
た一方、酸素含有率が低い還元雰囲気では、HC及びC
Oの浄化が不十分となる。
【0004】そのため、三元触媒と酸化触媒とを組み合
わせて用い、排ガス雰囲気をコントロールして浄化する
排ガス浄化装置が提案されている。
【0005】しかし従来の三元触媒と酸化触媒とを組み
合わせた排ガス浄化装置においては、三元触媒が還元雰
囲気でNOX を浄化する際にNOX の一部をアンモニア
(NH3 )に転換し、酸化触媒が生成したNH3 をNO
X に再び酸化し、最終的に排ガス中のNOX を十分に浄
化することができなくなるという問題が生じていた。
【0006】かかる問題を解決するため、例えば特開平
9−155199号及び特開平9−173782号に、
排ガス中に含まれる窒素酸化物とアンモニアとを酸化雰
囲気中において浄化するための排ガス浄化用触媒、具体
的には、ゼオライトに白金(Pt)あるいは銅(Cu)
を担持した触媒、又はシリカ、シリカアルミナ、チタニ
ア、Cu等を含有する触媒が開示されている。
【0007】ところが、ゼオライトをはじめ従来の材料
成分で構成された触媒は、高分散担持された触媒活性金
属成分が高温酸化雰囲気下でメタル化してしまいNOX
の還元反応が進行しにくくなる、従って、耐熱性が乏
く、高温条件で使用すると触媒劣化が著しく、熱耐久後
に触媒性能を維持できないという問題があった。また、
構成成分の重量比率の変化に伴い、耐熱性能が大きく変
化するという問題もあった。
【0008】更に、排ガス浄化装置中で、NOX とNH
3 とを同時に浄化できる排ガス浄化触媒は650℃以上
の高温条件で使用されると考えられる。このような高温
条件下では、例えばCuのような触媒活性金属成分を担
持したゼオライトでは熱劣化による性能低下が著しく、
結果的に耐久後のNOX エミッション性能が維持できな
いという問題もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】請求項1〜8記載の発
明の目的は、高い耐熱性を有し、従来の触媒では十分な
浄化能力を示すことができなかった高温耐久後において
も酸化雰囲気中でNOXとNH3 とを高効率で浄化する
ことができ、従ってHC,CO,NOX を同時に高効率
で浄化できる排ガス浄化装置を提供するにある。
【0010】また、請求項9記載の発明の目的は、本発
明の排ガス浄化装置のそのNOX 及びNH3 浄化作用が
特に有効に発現でき、従ってHC,CO,NOX の浄化
作用が特に有効に発現できる排ガス浄化装置の使用方法
を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の排ガス浄
化装置は、排気ガス流れに対して上流に三元触媒が、そ
の下流にCu−アルミネート及び/又はCu−ジルコニ
ア含有触媒が、さらにその下流に酸化触媒が設置され、
最上流に設置した三元触媒とCuアルミネート及び/又
はCu−ジルコニア含有触媒との間の排気管にエアー導
入用の導入管が連通していることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の排ガス浄化装置は、請求項
1記載の排ガス浄化装置において、Cuアルミネート及
び/又はCu−ジルコニア含有触媒中のCu含有量が、
ハニカム担体容量当たり6〜80g/Lであることを特
徴とする。
【0013】請求項3記載の排ガス浄化装置は、請求項
1又は2記載の排ガス浄化用装置において、Cuアルミ
ネート及び/又はCu−ジルコニア含有触媒中には、P
t及び/又はFeが担持されていることを特徴とする。
【0014】請求項4記載の排ガス浄化装置は、請求項
3記載の排ガス浄化装置において、Ptの含有量がハニ
カム担体容量当たり0.4〜4g/Lであることを特徴
とする。
【0015】請求項5記載の排ガス浄化装置は、請求項
3又は4記載の排ガス浄化装置において、Feの含有量
がハニカム担体容量当たり2〜60g/Lであることを
特徴とする。
【0016】請求項6記載の排ガス浄化装置は、請求項
1〜5のいずれかの項記載の排ガス浄化装置において、
酸化触媒がPtを含むことを特徴とする。
【0017】請求項7記載の排ガス浄化装置は、請求項
6記載の排ガス浄化装置において、酸化触媒が更にPd
及び/又はRhを含むことを特徴とする。
【0018】請求項8記載の排ガス浄化装置は、請求項
6記載の排ガス浄化装置において、Ptの含有量がハニ
カム担体容量当たり1〜10g/Lであることを特徴と
する。
【0019】請求項9記載の排ガス浄化装置は、請求項
1〜7いずれかの項記載の排ガス浄化装置を使用するに
あたり、三元触媒に空燃比(A/F)がストイキ(A/
F=14.6)よりも0.1〜0.4の範囲でリッチな
(A/F=14.2〜14.5)排気ガスを通過させ、
その下流のCu−アルミネート及び/又はCu−ジルコ
ニア含有触媒にエアー導入用連通管から導入されたエア
ーと三元触媒から排出される排気ガスとが混合されるこ
とにより空燃比(A/F)がストイキ(A/F=14.
6)よりも0.1〜0.4の範囲でリーンな(A/F=
14.7〜15.0)排気ガスを通過させることを特徴
とする。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の排ガス浄化装置の一例を
図1に示す。本発明の排ガス浄化用装置は、ハニカム担
体にアルミネート又はジルコニアを主成分とする基材に
Cuを高分散担持した材料を使用し、さらに好適にはP
t及び/又はFeを添加した材料からなるCu−アルミ
ネート及び/又はCu−ジルコニア含有触媒の排気上流
に三元触媒を配置し、かつ排気下流に酸化触媒を配置す
るとともに、三元触媒と当該触媒との間にエアーを導入
する連通管を有する。
【0021】まず、排ガス流れに対して上流側に三元触
媒(2)が設置される。三元触媒としては特に限定され
ず、従来から使用されているものを全て使用することが
でき、例えばアルミナ及びセリア、ジルコニアを基材と
し、貴金属として、Pd,Rhを使用したものがある。
さらに、助触媒としては、Baを用いた三元触媒等もあ
る。
【0022】三元触媒には、エンジン(1)から排出さ
れた、理論空燃比よりも空燃比で0.1〜0.4の範囲
内のわずかに還元雰囲気にある排ガスを通過させる。か
かる排ガスを通過させると、NOX は高い浄化率で排出
されるが、HC及びCOのような還元成分は低い浄化率
で排出され、ここでNH3 も同時に生成される。
【0023】次いで三元触媒の下流にCu含有触媒
(3)が設置されるが、三元触媒とCu含有触媒との排
気流れの途中にエアーを導入するエアー導入管(5)が
備えられる。上記三元触媒から排出されたNH3 と残存
したNOX が含有される排ガスと、エアー導入管(5)
から導入されるエアーとが、前記三元触媒(2)の下流
に設置したCu含有触媒(3)を通過すると、以下の式
及びで示される反応が進行し、NOX とNH3 は無
害なN2 とH2 Oとになって排出されることができる。 NO+NH3 +1/4O2 →N2 +3/2H2 O‥‥ 3NO2 +4NH3 →7/2N2 +6H2 O‥‥‥‥
【0024】Cuを担持する基材は、アルミネート又は
ジルコニアが好ましく、これはアルミネート又はジルコ
ニア上に高分散担持されたCuは高温酸化雰囲気下でメ
タル化が抑制され、上記式で示されるNOX の還元反
応が効率良く進行することができるからである。
【0025】またCu−アルミネート又はCu−ジルコ
ニア含有触媒は、650℃以上の高温条件で使用される
が、当該Cu−アルミネート又はCu−ジルコニア含有
触媒は650℃以上の高温条件での熱劣化による性能低
下が小さく、熱耐久後のNO X エミッションを維持する
ことができる。
【0026】この際、Cuは主にCuAl2 4 の酸化
物状態で存在するが、余剰のCuがアルミネート又はジ
ルコニア上に分散して存在していてもよい。
【0027】Cu−アルミネート及び/又はCu−ジル
コニア含有触媒中のCuの含有量は、ハニカム担体容量
当たり6〜80g/Lが望ましく、6g/L未満だとN
3及びNOX の浄化効率が良好に発現せず、一方80
g/Lを超えても増量効果は見られない。
【0028】更にCu−アルミネート及び/又はCu−
ジルコニア含有触媒には、Pt及び/又はFeが担持さ
れることが好ましい。Ptを担持することで、更に酸化
能を向上させ、NOx ,NH3 の浄化効果を向上すると
いう作用が得られ、またFeを担持することでも、酸化
能を向上させ、NOx ,NH3 の浄化効果を向上すると
いう作用が得られる。
【0029】また、Ptの含有量はハニカム担体容量あ
たり0.4〜4g/Lが、Feの含有量はハニカム担体
容量あたり2〜60g/Lが望ましく、かかる範囲より
低いとNH3 及びNOX の浄化効果が良好に発現せず、
一方かかる範囲を超えても増量効果は見られない。
【0030】次いで、Cu−アルミネート及び/又はC
u−ジルコニア含有触媒の下流に酸化触媒が設置され
る。エアー導入管から導入したエアー中の余剰O2 と残
存したHC及びCOとを含む、上記Cu−アルミネート
及び/又はCu−ジルコニア含有触媒から排出された、
空燃比が0.1〜0.4の範囲内の酸化雰囲気にある排
ガスを、前記酸化触媒を通過させる。かかる排ガスを通
過させることにより、余剰のO2 とHC及びCOとが無
害なCO2 とH2 Oとになって排出されることができ
る。
【0031】かかる酸化触媒は、Ptと、必要に応じて
更にPd及び/又はRhを含むものであることが望まし
い。Ptは、酸化触媒の使用条件としてHC濃度が低い
という特殊条件であることから、低濃度で浄化し難いパ
ラフィン系のHC浄化に優れた作用を有する。その量
は、ハニカム担体容量当たり1〜10g/Lであること
が当該作用を有効に発現させるため好ましい。
【0032】またPd及び/又はRhは、低温活性能あ
るいは、オレフィン系のHC浄化に優れた作用を有し、
その量はハニカム担体容量あたり0.1〜10g/Lで
あることが当該作用を有効に発現させるため好ましい。
【0033】本発明に用いる触媒調整用金属原料化合物
としては、無機酸塩、炭酸塩、アンモニウム塩、有機酸
塩、ハロゲン化物、酸化物、ナトリウム塩、アンミン錯
化合物等を組み合わせて使用することができるが、特に
水溶性の塩を使用することが触媒性能を向上させる観点
から好ましい。貴金属の担持法としては特殊な方法に限
定されず、成分の著しい偏在を伴わない限り、公知の蒸
発乾固法、沈殿法、含浸法、イオン交換法等の種々の方
法を用いることができる。特にアルミネート又はジルコ
ニアへのCuの担持には、高温耐久後のCuの高分散化
状態担持の点から高温焼成による方法が好ましい。
【0034】イオン交換法、含浸法による場合、金属原
料は溶液で用いることが多いため、その溶液に酸あるい
は塩基を添加して、pHを調節することもできる。
【0035】このようにして得られる本発明に用いる触
媒を各々粉砕してスラリーとし、触媒担体にコートし
て、400〜900℃の温度で焼成することにより、本
発明に用いる排ガス浄化用触媒を得ることができる。
【0036】本発明に用いる排ガス浄化用触媒は、ハニ
カム形状で用いることが好ましく、この場合触媒担体と
しては、公知の触媒担体の中から適宜選択して使用する
ことができ、例えば耐火性材料からなるモノリス構造を
有するハニカム担体等が挙げられ、これらの担体に本発
明に用いる触媒を塗布して用いる。
【0037】この触媒担体の形状は、特に制限されない
が、通常はハニカム形状で使用することが好ましく、こ
のハニカム材料としては、一般に例えばセラミック等の
コージェライト質のものが多く用いられるが、フェライ
ト系ステンレス等の金属材料からなるハニカムを用いる
ことも可能であり、更には触媒粉末そのものをハニカム
形状に成形しても良い。触媒の形状をハニカム状とする
ことにより、触媒と排気ガスの触媒面積が大きくなり、
圧力損失も抑えられるため、振動がありかつ限られた空
間内で多量の排気ガスを処理することが要求される自動
車用触媒等として用いるのに好適である。
【0038】本発明の排ガス浄化装置は、その使用条件
を特に限定されないが、高効率の浄化性能を発現させる
ために、請求項1〜7いずれかの項記載の排ガス浄化装
置を使用するにあたり、三元触媒に空燃比(A/F)が
ストイキ(A/F=14.6)よりも0.1〜0.4の
範囲でリッチな(A/F=14.2〜14.5)排気ガ
スを通過させ、その下流のCu−アルミネート及び/又
はCu−ジルコニア含有触媒にエアー導入用導入管から
導入されたエアーと三元触媒から排出される排気ガスと
が混合されることにより空燃比(A/F)がストイキ
(A/F=14.6)よりも0.1〜0.4の範囲でリ
ーンな(A/F=14.7〜15.0)排気ガスを通過
させることが好ましい。即ち、前記条件の範囲で使用す
ることにより触媒が長時間の使用にも十分に耐えられ、
高い浄化性能を維持できるのである。
【0039】
【実施例】以下、本発明を次の実施例及び比較例により
説明する。A.Cu−アルミネート、Cu−ジルコニア触媒の調製 〔調製例1〕Cu−アルミネート(CuAl2 4 )中
のCuの重量がハニカム担体容量当たり6g/L、Pt
が0.4g/L、Feが2.0g/L各々含まれるP
t,Fe添加Cu−アルミネート触媒をハニカム担体に
コーティングして、Cu−アルミネート触媒3aを調製
した。
【0040】〔調製例2〕Cu−アルミネート(CuA
2 4 )中のCuの重量がハニカム担体容量当たり2
0g/L、Ptが2.0g/L、Feが20g/L各々
含まれるPt,Fe添加Cu−アルミネート触媒をハニ
カム担体にコーティングして、Cu−アルミネート触媒
3bを調製した。
【0041】〔調製例3〕Cu−アルミネート(CuA
2 4 )中のCuの重量がハニカム担体容量当たり8
0g/L、Ptが4.0g/L、Feが60g/L各々
含まれるPt,Fe添加Cu−アルミネート触媒をハニ
カム担体にコーティングして、Cu−アルミネート触媒
3cを調製した。
【0042】〔調製例4〕Cu−アルミネート(CuA
2 4 )中のCuの重量がハニカム担体容量当たり2
0g/L、Ptが2.0g/L各々含まれるPt添加C
u−アルミネート触媒をハニカム担体にコーティングし
て、Cu−アルミネート触媒3dを調製した。
【0043】〔調製例5〕Cu−アルミネート(CuA
2 4 )中のCuの重量がハニカム担体容量当たり2
0g/L含まれるCu−アルミネート触媒をハニカム担
体にコーティングして、Cu−アルミネート触媒3eを
調製した。
【0044】〔調製例6〕ジルコニアにCuの重量がハ
ニカム担体容量当たり20g/L、Ptが2.0g/
L、Feが20g/L各々担持されたPt,Fe添加C
u−アルミネート触媒をハニカム担体にコーティングし
て、Cu−ジルコニア触媒3fを調製した。
【0045】〔調製例7〕ジルコニアにCuの重量がハ
ニカム担体容量当たり、20g/L担持されたCu−ジ
ルコニア触媒をハニカム担体にコーティングして、Cu
−ジルコニア触媒3gを調製した。
【0046】〔調製例8〕Cu−アルミネート(CuA
2 4 )中のCuの重量がハニカム担体容量当たり1
0g/L、またCu−ジルコニアのCuの重量がハニカ
ム担体容量当たり10g/LまたCu−ジルコニアのC
uの重量がハニカム担体容量当たり10g/L、Ptが
2.0g/L、Feが20g/L各々含まれるPt,F
e添加Cu−アルミネート、Cu−ジルコニア触媒をハ
ニカム担体にコーティングして、Cu−アルミネート及
びCu−ジルコニア触媒3hを調製した。
【0047】〔比較調製例1〕ZSM−5型ゼオライト
にCuの重量がハニカム担体容量当たり20g/Lイオ
ン交換担持した基材に、Ptを2.0g/L、Feを2
0g/L各々担持させたPt,Fe添加Cuゼオライト
触媒をハニカム担体にコーティングして、触媒3pを調
製した。
【0048】〔比較調製例2〕アルミナ粉末のみの触媒
をハニカム担体にコーティングして、触媒3qを調製し
た。
【0049】B.排ガス浄化装置 〔実施例1〕三元触媒として、アルミナ及びセリア、ジ
ルコニアを基材とし、貴金属担持成分としてPdとRh
を用い、Baを更に含有させたものを使用した。Pdと
Rhの担持量は、2.8重量%、Baの担持量は7.5
重量%である。その触媒容量を1.7Lとして、図1に
示すように、当該三元触媒をエンジン(1)から排出さ
れた排ガス流れの上流に設置した(2)。
【0050】次いで、調製例2で得られたCu−アルミ
ネート触媒3b 1.7Lを、三元触媒(2)の下流に
直列に設置した(3)。
【0051】次いで、酸化触媒をCu−アルミネート触
媒3b(2)の下流に直列に設置した(4)。酸化触媒
としてはアルミナ及びセリア、ジルコニアを基材とし、
貴金属担持成分として、Pt,Pd,Rhを用いた。そ
の貴金属(Pt,Pd,Rh)総担持量は2.8g/L
で、Pt/Pd/Rhの重量比率は5/4/1とした。
【0052】三元触媒(2)とCu−アルミネート触媒
3b(3)との間にエアー導入管(5)を設置して、本
発明の排ガス浄化装置を得た。
【0053】〔実施例2〕Cu−アルミネート触媒3b
の代わりに調製例3で得られたCu−アルミネート触媒
3cを用い、酸化触媒の貴金属(Pt,Pd,Rh)総
担持量を14g/Lとした以外は、実施例1と同様にし
て本発明の排ガス浄化装置を得た。
【0054】〔実施例3〕貴金属(Pt,Pd,Rh)
総担持量を20g/Lとした以外は、実施例2と同様に
して、本発明の排ガス浄化装置を得た。
【0055】〔比較例1〕貴金属(Pt,Pd,Rh)
総担持量を2.8g/Lとし、Pt/Pd/Rhの重量
比率を1/8/1とした以外は、実施例2と同様にし
て、排ガス浄化装置を得た。
【0056】〔試験例〕試験例1;Cu−アルミネート及び/又はCuジルコニ
ア触媒の浄化性能 調製例1〜8及び比較調製例1,2で得られた各触媒を
750℃の台上排気条件で30時間耐久した後に、下記
モデルガス条件で、(NOX +NH3 )の浄化率を以下
の式により測定した。触媒サイズはモデルガス用に12
0ccのものを使用した。 1)ガス組成 NH3 :500ppm NOX :500ppm CO2 :15% O2 : 2% H2 O:10% N2 :バランス 2)ガス温度 400℃
【数1】 得られた結果を表1に示す。
【0057】
【表1】
【0058】試験例2;排ガス浄化装置の浄化性能 実施例1,2,3及び比較例1で得られた排ガス浄化装
置を用いた時のエンジン出口エミッションとテールパイ
プエミッションとの間でHC,CO,NOX 各エミッシ
ョンの浄化率を以下の式により測定した。触媒は三元触
媒、排ガス浄化用触媒、酸化触媒とも台上の排気条件で
750℃、50時間耐久を行ったものを使用した。
【0059】エンジンの運転条件 (1)A/F:14.4 一定 (2)エンジン出口排ガス温度:550℃ (3)排ガス量:1000L/分 エアー導入管からのエアー導入量:30L/分
【数2】 得られた測定結果を表2に示す。
【0060】
【表2】
【0061】このように、例えば実施例1と比較例3と
のHC浄化率数値差は2%であるが、残存率で比較する
と3%と5%となり、実施例1は比較例1に対して40
%エミッションを低減することを示しており、大きな効
果を発現していることがわかる。
【0062】
【発明の効果】請求項1〜8記載の排ガス浄化装置は、
高い耐熱性を有し、高温耐久後においても酸化雰囲気中
でNOX とNH3 とを高効率で浄化することができるた
め、HC,CO,NOX が同時に高効率で浄化でき、従
って、大気レベルに近い排気エミッションを達成するこ
とができる。
【0063】また、請求項9記載の排ガス浄化装置の使
用方法は、上記本発明の排ガス浄化装置のNOX 及びN
3 浄化作用が有効に発現され、従ってHC,CO,N
Xの浄化が高効率で実施されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の排ガス浄化装置における各触
媒の配置を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 三元触媒 3 Cu−アルミネート及び/又はCu−ジルコニア含
有触媒 4 酸化触媒 5 エアー導入管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01J 23/89 B01D 53/36 ZABE F01N 3/28 301 102H 104A B01J 23/74 301A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ガス流れに対して上流に三元触媒
    が、その下流にCu−アルミネート及び/又はCu−ジ
    ルコニア含有触媒が、さらにその下流に酸化触媒が設置
    され、最上流に設置した三元触媒とCuアルミネート及
    び/又はCu−ジルコニア含有触媒との間の排気管にエ
    アー導入用の導入管が連通していることを特徴とする排
    ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の排ガス浄化装置におい
    て、Cuアルミネート及び/又はCu−ジルコニア含有
    触媒中のCu含有量は、ハニカム担体容量当たり6〜8
    0g/Lであることを特徴とする排ガス浄化用触媒装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の排ガス浄化用装置
    において、Cuアルミネート及び/又はCu−ジルコニ
    ア含有触媒中には、白金及び/又は鉄が担持されている
    ことを特徴とする排ガス浄化装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の排ガス浄化装置におい
    て、白金の含有量はハニカム担体容量当たり0.4〜4
    g/Lであることを特徴とする排ガス浄化装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の排ガス浄化装置に
    おいて、鉄の含有量はハニカム担体容量当たり2〜60
    g/Lであることを特徴とする排ガス浄化装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの項記載の排ガ
    ス浄化装置において、酸化触媒は白金を含むことを特徴
    とする排ガス浄化装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の排ガス浄化装置におい
    て、酸化触媒は更にパラジウム及び/又はロジウムを含
    むことを特徴とする排ガス浄化装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の排ガス浄化装置におい
    て、白金の含有量はハニカム担体容量当たり1〜10g
    /Lであることを特徴とする排ガス浄化装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7いずれかの項記載の排ガス
    浄化装置を使用するにあたり、三元触媒に空燃比(A/
    F)がストイキ(A/F=14.6)よりも0.1〜
    0.4の範囲でリッチな(A/F=14.2〜14.
    5)排気ガスを通過させ、その下流のCu−アルミネー
    ト及び/又はCu−ジルコニア含有触媒にエアー導入用
    導入管から導入されたエアーと三元触媒から排出される
    排気ガスとが混合されることにより空燃比(A/F)が
    ストイキ(A/F=14.6)よりも0.1〜0.4の
    範囲でリーンな(A/F=14.7〜15.0)排気ガ
    スを通過させることを特徴とする排ガス浄化装置の使用
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030050236A (ko) * 2001-12-18 2003-06-25 현대자동차주식회사 차량용 다단 배기 시스템
WO2012095728A1 (en) 2011-01-14 2012-07-19 Toyota Motor Co Ltd Base metal exhaust gas control apparatus and base metal exhaust gas control system for internal combustion engine
WO2013121636A1 (ja) * 2012-02-15 2013-08-22 トヨタ自動車株式会社 卑金属を利用する排ガス浄化触媒システムとその制御方法

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