JPH11294131A - エンジンの燃料ポンプ - Google Patents
エンジンの燃料ポンプInfo
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- JPH11294131A JPH11294131A JP10865598A JP10865598A JPH11294131A JP H11294131 A JPH11294131 A JP H11294131A JP 10865598 A JP10865598 A JP 10865598A JP 10865598 A JP10865598 A JP 10865598A JP H11294131 A JPH11294131 A JP H11294131A
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- Japan
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- pump
- plunger
- fuel pump
- engine
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- Reciprocating Pumps (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】２サイクルエンジンで必要とする分離潤滑オイ
ルポンプと燃料ポンプとを共用することにより回転軸駆
動機構および摺動部の潤滑の問題を解決する。 【解決手段】ハウジング内部空間を挿通して回転自在に
支持されたポンプシャフト２に偏心カム２３と駆動部２
ａを設け、可撓部材８によりハウジング内部空間を第１
の空間２０ａと第２の空間２０ｂに仕切り、第２の空間
２０ｂに配置した偏心カム２３により第１の空間２０ａ
に配置した燃料ポンプのプランジャ４を駆動し、駆動部
２ａにより潤滑用オイルポンプを駆動するように構成し
た。
ルポンプと燃料ポンプとを共用することにより回転軸駆
動機構および摺動部の潤滑の問題を解決する。 【解決手段】ハウジング内部空間を挿通して回転自在に
支持されたポンプシャフト２に偏心カム２３と駆動部２
ａを設け、可撓部材８によりハウジング内部空間を第１
の空間２０ａと第２の空間２０ｂに仕切り、第２の空間
２０ｂに配置した偏心カム２３により第１の空間２０ａ
に配置した燃料ポンプのプランジャ４を駆動し、駆動部
２ａにより潤滑用オイルポンプを駆動するように構成し
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料噴射式エンジン
の燃料ポンプに関わり、特に、２サイクルエンジンの分
離潤滑方式のオイルポンプを有する自動二輪車に好適な
燃料ポンプに関する。
の燃料ポンプに関わり、特に、２サイクルエンジンの分
離潤滑方式のオイルポンプを有する自動二輪車に好適な
燃料ポンプに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、エンジンシリンダ内に燃料を直接
噴射するダイレクトインジェクション（ＤＩ）方式が自
動車や自動二輪車の燃料供給方式として採用されてい
る。ＤＩに使用する燃料ポンプとしてはソレノイドを用
いる電磁ポンプやエンジンの回転を駆動源とするプラン
ジャポンプが知られている。上記のプランジャポンプは
高圧が得られ電気配線が不要である点で有利であり４サ
イクルエンジンに採用されているが、搭載する位置の制
約があり、潤滑やシールを行う点で面倒である。２サイ
クルエンジンでは、エンジンオイル室を備えておらず、
分離潤滑方式となっており、４サイクルエンジンのよう
に潤滑油を導くことができない。また、エンジンの回転
を燃料ポンプに伝えるために４サイクルエンジンではカ
ム軸が利用されるが、２サイクルエンジンではカム軸が
なく、新規に駆動軸を設けるためにエンジンの大幅な改
造が必要となる。
噴射するダイレクトインジェクション（ＤＩ）方式が自
動車や自動二輪車の燃料供給方式として採用されてい
る。ＤＩに使用する燃料ポンプとしてはソレノイドを用
いる電磁ポンプやエンジンの回転を駆動源とするプラン
ジャポンプが知られている。上記のプランジャポンプは
高圧が得られ電気配線が不要である点で有利であり４サ
イクルエンジンに採用されているが、搭載する位置の制
約があり、潤滑やシールを行う点で面倒である。２サイ
クルエンジンでは、エンジンオイル室を備えておらず、
分離潤滑方式となっており、４サイクルエンジンのよう
に潤滑油を導くことができない。また、エンジンの回転
を燃料ポンプに伝えるために４サイクルエンジンではカ
ム軸が利用されるが、２サイクルエンジンではカム軸が
なく、新規に駆動軸を設けるためにエンジンの大幅な改
造が必要となる。
【０００３】特開平９−２５８８１号公報に提案された
燃料ポンプはポンプハウジング４の空間内にポンプシャ
フト７を回転自在に配置し、前記空間をポンプシャフト
７と同軸の筒状ダイヤフラム３１によりオイル空間３７
と燃料空間３６とに仕切り、オイル空間３７内のポンプ
シャフト７に設けた偏心カムにより燃料空間３６内のプ
ランジャを駆動する。偏心カムの摺動部はエンジンのオ
イル室３８からオイルが供給されことにより潤滑され
る。
燃料ポンプはポンプハウジング４の空間内にポンプシャ
フト７を回転自在に配置し、前記空間をポンプシャフト
７と同軸の筒状ダイヤフラム３１によりオイル空間３７
と燃料空間３６とに仕切り、オイル空間３７内のポンプ
シャフト７に設けた偏心カムにより燃料空間３６内のプ
ランジャを駆動する。偏心カムの摺動部はエンジンのオ
イル室３８からオイルが供給されことにより潤滑され
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平９−２５８
８１号公報に提案された燃料ポンプは専用に回転軸駆動
機構を要し、また、エンジンオイル室が必要であり、エ
ンジンオイル室のない２サイクルエンジンに採用するた
めには上述した問題が発生する。
８１号公報に提案された燃料ポンプは専用に回転軸駆動
機構を要し、また、エンジンオイル室が必要であり、エ
ンジンオイル室のない２サイクルエンジンに採用するた
めには上述した問題が発生する。
【０００５】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、２サイクルエンジ
ンで必要とする分離潤滑オイルポンプと燃料ポンプとを
共用することにより回転軸駆動機構および摺動部の潤滑
の問題を解決した燃料ポンプを提供することである。
であって、その目的とするところは、２サイクルエンジ
ンで必要とする分離潤滑オイルポンプと燃料ポンプとを
共用することにより回転軸駆動機構および摺動部の潤滑
の問題を解決した燃料ポンプを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のエンジンの燃料
ポンプは、ハウジング内部空間を挿通して回転自在に支
持されたポンプシャフトに偏心カムと駆動部を設け、可
撓部材により前記ハウジング内部空間を第１および第２
の空間に仕切り、前記第２の空間に配置した偏心カムに
より前記第１の空間に配置した燃料ポンプのプランジャ
を駆動し、前記駆動部により潤滑用オイルポンプを駆動
するように構成したものである。
ポンプは、ハウジング内部空間を挿通して回転自在に支
持されたポンプシャフトに偏心カムと駆動部を設け、可
撓部材により前記ハウジング内部空間を第１および第２
の空間に仕切り、前記第２の空間に配置した偏心カムに
より前記第１の空間に配置した燃料ポンプのプランジャ
を駆動し、前記駆動部により潤滑用オイルポンプを駆動
するように構成したものである。
【０００７】また、前記エンジンの燃料ポンプにおい
て、前記第２の空間を経由し前記潤滑用オイルポンプへ
オイルを供給するように構成したものである。
て、前記第２の空間を経由し前記潤滑用オイルポンプへ
オイルを供給するように構成したものである。
【０００８】また、前記各エンジンの燃料ポンプにおい
て、前記可撓部材をベローズとし、その一端を前記ハウ
ジングをに固定し、他端を前記プランジャに固定したも
のである。
て、前記可撓部材をベローズとし、その一端を前記ハウ
ジングをに固定し、他端を前記プランジャに固定したも
のである。
【０００９】また、前記各エンジンの燃料ポンプにおい
て、前記駆動部をウォームとし、このウォームにより回
転往復動型のオイルポンプを駆動するように構成したも
のである。
て、前記駆動部をウォームとし、このウォームにより回
転往復動型のオイルポンプを駆動するように構成したも
のである。
【００１０】さらに、前記各エンジンの燃料ポンプにお
いて、エンジンの回転が前記ポンプシャフトに伝えられ
るようにした構成したものである。
いて、エンジンの回転が前記ポンプシャフトに伝えられ
るようにした構成したものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例であるエン
ジンの燃料ポンプを図面に基づいて説明する図１は本発
明の実施例であるエンジンの燃料ポンプの一部断面を示
す正面図、図２は図１におけるＡ−Ａ断面図、図３は図
１におけるＢ−Ｂ断面図である。図に示すハウジング１
はポンプ全体を覆う形状となっており、図２に示すよう
に、ポンプシャフト２をベアリング２２および内端面に
形成された軸受部を介して回転自在に支持している。
ジンの燃料ポンプを図面に基づいて説明する図１は本発
明の実施例であるエンジンの燃料ポンプの一部断面を示
す正面図、図２は図１におけるＡ−Ａ断面図、図３は図
１におけるＢ−Ｂ断面図である。図に示すハウジング１
はポンプ全体を覆う形状となっており、図２に示すよう
に、ポンプシャフト２をベアリング２２および内端面に
形成された軸受部を介して回転自在に支持している。
【００１２】ハウジング１内には図２に示すハウジング
内部空間２０、図１および３に示すオイルポンプカム室
２０ｃおよびプランジャ３０とディファレンシャルプラ
ンジャ３１を収容する略円筒状の空間が形成されてお
り、ハウジング内部空間２０はベローズ８により第１の
空間２０ａと第２の空間２０ｂに仕切られている。これ
らの空間の第１の空間２０ａを除いた部分には図１に示
すニップル３２から供給される潤滑油オイルで満たされ
る。すなわち、ニップル３２からオイルポンプカム室２
０ｃに供給された潤滑油オイルはオイル通路１ｅを経て
第２の空間２０ｂを通り後述の潤滑油オイルポンプに向
かって流れる。
内部空間２０、図１および３に示すオイルポンプカム室
２０ｃおよびプランジャ３０とディファレンシャルプラ
ンジャ３１を収容する略円筒状の空間が形成されてお
り、ハウジング内部空間２０はベローズ８により第１の
空間２０ａと第２の空間２０ｂに仕切られている。これ
らの空間の第１の空間２０ａを除いた部分には図１に示
すニップル３２から供給される潤滑油オイルで満たされ
る。すなわち、ニップル３２からオイルポンプカム室２
０ｃに供給された潤滑油オイルはオイル通路１ｅを経て
第２の空間２０ｂを通り後述の潤滑油オイルポンプに向
かって流れる。
【００１３】潤滑油オイルが充満する空間は図１に示す
蓋２５、２６、２７および図２に示すオイルシール２１
により密閉される。すなわち、蓋２５、２６、２７はね
じ７、７…によりハウジング１に締着され、蓋２５、２
６、２７とハウジング１の間にＯリング２８、２８…が
介装される。
蓋２５、２６、２７および図２に示すオイルシール２１
により密閉される。すなわち、蓋２５、２６、２７はね
じ７、７…によりハウジング１に締着され、蓋２５、２
６、２７とハウジング１の間にＯリング２８、２８…が
介装される。
【００１４】図２に示すように、ポンプシャフト２の先
端部にはウォーム２ａが形成され、中央の偏心部には偏
心カムを構成するベアリング２３が嵌着されている。ポ
ンプシャフト２がエンジンの回転を伝える駆動軸２４に
より回転されることにより、ウォーム２ａが潤滑油オイ
ルポンプを駆動し、ベアリング２３が燃料ポンプのプラ
ンジャ４を駆動する。
端部にはウォーム２ａが形成され、中央の偏心部には偏
心カムを構成するベアリング２３が嵌着されている。ポ
ンプシャフト２がエンジンの回転を伝える駆動軸２４に
より回転されることにより、ウォーム２ａが潤滑油オイ
ルポンプを駆動し、ベアリング２３が燃料ポンプのプラ
ンジャ４を駆動する。
【００１５】図２に示すハウジング１の第１の空間２０
ａはベローズ８とねじ７でハウジング１に締着されたキ
ャップ６で覆われている。キャップ６とハウジング１の
間にＯリング１８が介装されている。第１の空間２０ａ
は略円筒形状に形成されており、その内面に接するよう
にシリンダ３が嵌装され、ウェーブワッシャ１７を介し
てキャップ６に押さえられている。シリンダ３の外面と
ハウジング１の内面の間にＯリング１９が介装されシリ
ンダ３の内面には摺動自在にプランジャ４が嵌合してい
る。
ａはベローズ８とねじ７でハウジング１に締着されたキ
ャップ６で覆われている。キャップ６とハウジング１の
間にＯリング１８が介装されている。第１の空間２０ａ
は略円筒形状に形成されており、その内面に接するよう
にシリンダ３が嵌装され、ウェーブワッシャ１７を介し
てキャップ６に押さえられている。シリンダ３の外面と
ハウジング１の内面の間にＯリング１９が介装されシリ
ンダ３の内面には摺動自在にプランジャ４が嵌合してい
る。
【００１６】キャップ６とプランジャ４との間に介装さ
れた圧縮コイルばね５はプランジャ４の先端をベアリン
グ２３に圧接している。ベローズ８の基端膨大部はシリ
ンダ３外周面とハウジング１の内面に挟圧され、ベロー
ズ８の先端膨大部はプランジャ４に圧入されたカラー９
に挟圧されており、ベローズ８は油が漏れないように第
１の空間２０ａと第２の空間２０ｂを仕切っている。
れた圧縮コイルばね５はプランジャ４の先端をベアリン
グ２３に圧接している。ベローズ８の基端膨大部はシリ
ンダ３外周面とハウジング１の内面に挟圧され、ベロー
ズ８の先端膨大部はプランジャ４に圧入されたカラー９
に挟圧されており、ベローズ８は油が漏れないように第
１の空間２０ａと第２の空間２０ｂを仕切っている。
【００１７】プランジャ４の中心孔４ａは透孔４ｃ、４
ｃにより環状溝４ｂに連通している。ハウジング１に設
けられた燃料流入孔１ａはハウジング１の円筒内面に設
けられた環状溝１ｂと連通している。ハウジング１の環
状溝１ｂとプランジャ４の環状溝４ｂはシリンダ３の透
孔３ａにより連通している。プランジャ４の中心孔に圧
入された吸入弁シート１０上の吸入弁１２は止め輪１６
に係止された圧縮コイルばね１４により吸入弁シート１
０に圧接されるように付勢されている。キャップ６に圧
入された吐出弁シート１１上の吐出弁１３はキャップ６
に係止された圧縮コイルばね１５により吐出弁シート１
１に圧接されるように付勢されている。
ｃにより環状溝４ｂに連通している。ハウジング１に設
けられた燃料流入孔１ａはハウジング１の円筒内面に設
けられた環状溝１ｂと連通している。ハウジング１の環
状溝１ｂとプランジャ４の環状溝４ｂはシリンダ３の透
孔３ａにより連通している。プランジャ４の中心孔に圧
入された吸入弁シート１０上の吸入弁１２は止め輪１６
に係止された圧縮コイルばね１４により吸入弁シート１
０に圧接されるように付勢されている。キャップ６に圧
入された吐出弁シート１１上の吐出弁１３はキャップ６
に係止された圧縮コイルばね１５により吐出弁シート１
１に圧接されるように付勢されている。
【００１８】ポンプシャフト２が回転してプランジャ４
が上下動すると、プランジャ４のポンピング作用により
ガソリン燃料が燃料流入孔１ａ、環状溝１ｂ、透孔３
ａ、環状溝４ａ、透孔４ｃ、４ｃ、吸入弁シート１０、
吐出弁シート１１を通り燃料吐出孔６ａより吐出され
る。
が上下動すると、プランジャ４のポンピング作用により
ガソリン燃料が燃料流入孔１ａ、環状溝１ｂ、透孔３
ａ、環状溝４ａ、透孔４ｃ、４ｃ、吸入弁シート１０、
吐出弁シート１１を通り燃料吐出孔６ａより吐出され
る。
【００１９】次に図１および図３を参照してウォーム２
ａで駆動される潤滑油オイルポンプを説明する。図１に
示すようにハウジング１にはディファレンシャルプラン
ジャ３１およびプランジャ３０を嵌入させる円筒形状の
空間が設けられ、その空間の側面には図３に示すように
第２の空間２０ｂに連なる供給口１ｃ、１ｃが開口して
いる。供給口１ｃ、１ｃを穿設するために生じた孔はプ
ラグ３９で塞がれている。プランジャ３０に設けられた
ウォームホイール３０ｃはウォーム２ａと噛合ってい
る。
ａで駆動される潤滑油オイルポンプを説明する。図１に
示すようにハウジング１にはディファレンシャルプラン
ジャ３１およびプランジャ３０を嵌入させる円筒形状の
空間が設けられ、その空間の側面には図３に示すように
第２の空間２０ｂに連なる供給口１ｃ、１ｃが開口して
いる。供給口１ｃ、１ｃを穿設するために生じた孔はプ
ラグ３９で塞がれている。プランジャ３０に設けられた
ウォームホイール３０ｃはウォーム２ａと噛合ってい
る。
【００２０】プランジャ３０の突起３０ｂはディファレ
ンシャルプランジャ３１の凹部と嵌合しプランジャ３０
とディファレンシャルプランジャ３１は一体となつてい
る。ディファレンシャルプランジャ３１にはサブプラン
ジャ３５を嵌入させるポンプ室３１ａが設けられ、この
ポンプ室３１ａは吸入通路３１ｂ、３１ｂおよび吐出通
路３１ｃ、３１ｃによりハウジング１の周面に連通して
いる。
ンシャルプランジャ３１の凹部と嵌合しプランジャ３０
とディファレンシャルプランジャ３１は一体となつてい
る。ディファレンシャルプランジャ３１にはサブプラン
ジャ３５を嵌入させるポンプ室３１ａが設けられ、この
ポンプ室３１ａは吸入通路３１ｂ、３１ｂおよび吐出通
路３１ｃ、３１ｃによりハウジング１の周面に連通して
いる。
【００２１】サブプランジャ３５の左端面に設けられた
軸に締着されたばね受３６とディファレンシャルプラン
ジャ３１の間に介装された圧縮コイルばね３６はサブプ
ランジャ３５を左方向に付勢し、ディファレンシャルプ
ランジャ３１を右方向に付勢する。サブプランジャ３５
は蓋２６に圧接された状態で軸方向に移動しないが、デ
ィファレンシャルプランジャ３１はそれと一体のプラン
ジャ３０と共に軸方向に往復動される。すなわち、プラ
ンジャ３０の右端面に設けられたリードカム３０ａは吐
出量設定カム３８と圧接されており、ディファレンシャ
ルプランジャ３１は回転と共に軸方向に駆動される。リ
ードカム３０ａには２つの凸部があり、ディファレンシ
ャルプランジャ３１は１回転する間に２度軸方向に往復
動する。
軸に締着されたばね受３６とディファレンシャルプラン
ジャ３１の間に介装された圧縮コイルばね３６はサブプ
ランジャ３５を左方向に付勢し、ディファレンシャルプ
ランジャ３１を右方向に付勢する。サブプランジャ３５
は蓋２６に圧接された状態で軸方向に移動しないが、デ
ィファレンシャルプランジャ３１はそれと一体のプラン
ジャ３０と共に軸方向に往復動される。すなわち、プラ
ンジャ３０の右端面に設けられたリードカム３０ａは吐
出量設定カム３８と圧接されており、ディファレンシャ
ルプランジャ３１は回転と共に軸方向に駆動される。リ
ードカム３０ａには２つの凸部があり、ディファレンシ
ャルプランジャ３１は１回転する間に２度軸方向に往復
動する。
【００２２】吐出量設定カムは図３に示すように回動自
在に設けられており、その回動位置によりディファレン
シャルプランジャ３１のストロークを設定する。ハウジ
ング１にはディファレンシャルプランジャ３１の吐出通
路３１ｃが開口する位置に吐出口１ｄ、１ｄ…が１８０
°間隔で設けられている。また、吸入通路３１ｂ、３１
ｂがが開口する位置に図３に示す供給口１ｃ、１ｃが開
口している。吐出口１ｄ、１ｄはニップル３３、３４と
連通している。
在に設けられており、その回動位置によりディファレン
シャルプランジャ３１のストロークを設定する。ハウジ
ング１にはディファレンシャルプランジャ３１の吐出通
路３１ｃが開口する位置に吐出口１ｄ、１ｄ…が１８０
°間隔で設けられている。また、吸入通路３１ｂ、３１
ｂがが開口する位置に図３に示す供給口１ｃ、１ｃが開
口している。吐出口１ｄ、１ｄはニップル３３、３４と
連通している。
【００２３】上記構成において、ウォーム２ａによりウ
ォームホイール３０ｃを介してプランジャ３０が回転さ
れると、プランジャ３０のリードカム３０ａが吐出量設
定カム３８と摺接し、プランジャ３０と一体のディファ
レンシャルプランジャ３１は１回転当たり軸方向に２往
復する。サブプランジャ３５は軸方向に移動しないので
ディファレンシャルプランジャ３１が右方向に移動する
吸入行程で吸入通路３１ｂがハウジング１の供給口１ｃ
と連通し、ディファレンシャルプランジャ３１が左方向
に移動する吐出行程で吐出通路３１ｃがハウジング１の
吐出口１ｄと連通する。なお、吐出口１ｄ、１ｄ…と連
なるニップル３３、３４は夫々別のオイル供給口に等量
のオイルを供給する。
ォームホイール３０ｃを介してプランジャ３０が回転さ
れると、プランジャ３０のリードカム３０ａが吐出量設
定カム３８と摺接し、プランジャ３０と一体のディファ
レンシャルプランジャ３１は１回転当たり軸方向に２往
復する。サブプランジャ３５は軸方向に移動しないので
ディファレンシャルプランジャ３１が右方向に移動する
吸入行程で吸入通路３１ｂがハウジング１の供給口１ｃ
と連通し、ディファレンシャルプランジャ３１が左方向
に移動する吐出行程で吐出通路３１ｃがハウジング１の
吐出口１ｄと連通する。なお、吐出口１ｄ、１ｄ…と連
なるニップル３３、３４は夫々別のオイル供給口に等量
のオイルを供給する。
【００２４】
【発明の効果】本発明のエンジンの燃料ポンプによる
と、分離潤滑油ポンプの駆動機構を利用して燃料ポンプ
の駆動が行われるので、燃料ポンプの駆動機構を別に設
ける必要がなく、配置上の問題が発生しない。
と、分離潤滑油ポンプの駆動機構を利用して燃料ポンプ
の駆動が行われるので、燃料ポンプの駆動機構を別に設
ける必要がなく、配置上の問題が発生しない。
【００２５】また、高圧の燃料ポンプを駆動する摺動部
が潤滑油ポンプを通るオイルで潤滑されるので、潤滑油
供給の問題が発生しない。
が潤滑油ポンプを通るオイルで潤滑されるので、潤滑油
供給の問題が発生しない。
【００２６】オイルと燃料は使用実績のあるベローズで
仕切られるので燃料漏れの恐れが少なく、また、ベロー
ズの取り付けも簡単に行える。
仕切られるので燃料漏れの恐れが少なく、また、ベロー
ズの取り付けも簡単に行える。
【図１】本発明の実施例であるエンジンの燃料ポンプの
一部断面を示す正面図である。
一部断面を示す正面図である。
【図２】図１におけるＡ−Ａ断面図である。
【図３】図１におけるＢ−Ｂ断面図である。
１ ハウジング、１ａ 燃料流入孔、１ｂ 環状溝、１
ｃ 供給口、１ｄ 吐出口、１ｅ オイル通路 ２ ポンプシャフト、２ａ ウォーム ３ シリンダ、３ａ 透孔 ４ プランジャ、４ａ 中心孔、４ｂ 環状溝、４ｃ
透孔 ５ 圧縮コイルばね ６ キャップ、６ａ 燃料流出孔 ７ ねじ ８ ベローズ ９ カラー １０ 吸入弁シート １１ 吐出弁シート １２ 吸入弁 １３ 吐出弁 １４、１５ 圧縮コイルばね １６ 止め輪 １７ ウェーブワッシャ １８、１９ Ｏリング ２０ ハウジング内部空間、２０ａ 第１の空間、２０
ｂ 第２の空間、２０ｃ オイルポンプカム室 ２１ オイルシール ２２、２３ ベアリング ２４ 駆動軸 ２５、２６、２７ 蓋 ２８ Ｏリング ３０ プランジャ、３０ａ リードカム、３０ｂ 突
起、３０ｃ ウォームホイール ３１ ディファレンシャルプランジャ、３１ａ ポンプ
室、３１ｂ 吸入通路 ３１ｃ 吐出通路 ３２、３３、３４ ニップル ３５ サブプランジャ ３６ ばね受 ３７ 圧縮コイルばね ３８ 吐出量設定カム ３９ プラグ
ｃ 供給口、１ｄ 吐出口、１ｅ オイル通路 ２ ポンプシャフト、２ａ ウォーム ３ シリンダ、３ａ 透孔 ４ プランジャ、４ａ 中心孔、４ｂ 環状溝、４ｃ
透孔 ５ 圧縮コイルばね ６ キャップ、６ａ 燃料流出孔 ７ ねじ ８ ベローズ ９ カラー １０ 吸入弁シート １１ 吐出弁シート １２ 吸入弁 １３ 吐出弁 １４、１５ 圧縮コイルばね １６ 止め輪 １７ ウェーブワッシャ １８、１９ Ｏリング ２０ ハウジング内部空間、２０ａ 第１の空間、２０
ｂ 第２の空間、２０ｃ オイルポンプカム室 ２１ オイルシール ２２、２３ ベアリング ２４ 駆動軸 ２５、２６、２７ 蓋 ２８ Ｏリング ３０ プランジャ、３０ａ リードカム、３０ｂ 突
起、３０ｃ ウォームホイール ３１ ディファレンシャルプランジャ、３１ａ ポンプ
室、３１ｂ 吸入通路 ３１ｃ 吐出通路 ３２、３３、３４ ニップル ３５ サブプランジャ ３６ ばね受 ３７ 圧縮コイルばね ３８ 吐出量設定カム ３９ プラグ
Claims (5)
- 【請求項１】 ハウジング内部空間を挿通して回転自在
に支持されたポンプシャフトに偏心カムと駆動部を設
け、可撓部材により前記ハウジング内部空間を第１およ
び第２の空間に仕切り、前記第２の空間に配置した偏心
カムにより前記第１の空間に配置した燃料ポンプのプラ
ンジャを駆動し、前記駆動部により潤滑用オイルポンプ
を駆動するように構成したことを特徴とするエンジンの
燃料ポンプ。 - 【請求項２】 前記第２の空間を経由し前記潤滑用オイ
ルポンプへオイルを供給するように構成した請求項１の
エンジンの燃料ポンプ。 - 【請求項３】 前記可撓部材をベローズとし、その一端
を前記ハウジングをに固定し、他端を前記プランジャに
固定した請求項１または２のエンジンの燃料ポンプ。 - 【請求項４】 前記駆動部をウォームとし、このウォー
ムにより回転往復動型のオイルポンプを駆動するように
構成した請求項１から３に記載したエンジンの燃料ポン
プ。 - 【請求項５】 エンジンの回転が前記ポンプシャフトに
伝えられるようにした請求項１から４に記載したエンジ
ンの燃料ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10865598A JPH11294131A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | エンジンの燃料ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10865598A JPH11294131A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | エンジンの燃料ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11294131A true JPH11294131A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14490321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10865598A Pending JPH11294131A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | エンジンの燃料ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11294131A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1279808A2 (en) * | 2001-07-26 | 2003-01-29 | PIAGGIO & C. S.p.A. | Mechanism for actuating auxiliary device of internal combustion engines |
| AT503752B1 (de) * | 2007-05-10 | 2008-10-15 | Avl List Gmbh | Brennkraftmaschine |
| CN102758769A (zh) * | 2012-04-08 | 2012-10-31 | 杭州大潮石化设备有限公司 | 用于往复式计量泵的直联双作用行程调节装置 |
-
1998
- 1998-04-03 JP JP10865598A patent/JPH11294131A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1279808A2 (en) * | 2001-07-26 | 2003-01-29 | PIAGGIO & C. S.p.A. | Mechanism for actuating auxiliary device of internal combustion engines |
| EP1279808A3 (en) * | 2001-07-26 | 2003-08-13 | PIAGGIO & C. S.p.A. | Mechanism for actuating auxiliary device of internal combustion engines |
| AT503752B1 (de) * | 2007-05-10 | 2008-10-15 | Avl List Gmbh | Brennkraftmaschine |
| CN102758769A (zh) * | 2012-04-08 | 2012-10-31 | 杭州大潮石化设备有限公司 | 用于往复式计量泵的直联双作用行程调节装置 |
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