JPH11294062A - 岩盤掘削機 - Google Patents

岩盤掘削機

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Publication number
JPH11294062A
JPH11294062A JP10246998A JP10246998A JPH11294062A JP H11294062 A JPH11294062 A JP H11294062A JP 10246998 A JP10246998 A JP 10246998A JP 10246998 A JP10246998 A JP 10246998A JP H11294062 A JPH11294062 A JP H11294062A
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JP
Japan
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rock
excavating
blade
laser beam
excavating blade
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10246998A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaori Nagai
香織 永井
Masaru Sato
優 里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH11294062A publication Critical patent/JPH11294062A/ja
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  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザー光照射手段と掘削刃両者の長所を生か
し、掘削力を高めた、回転式の岩盤掘削機を提供するこ
とを目的としたものである。 【解決手段】岩盤を掘削するための掘削刃1と、先端部
に前記掘削刃1が取り付けられ、前記掘削刃1を回転さ
せる駆動手段2と、前記掘削刃1より前方にレーザー光
6を照射させるレーザー光照射手段3と、から構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザー光照射
手段が設けられることにより、掘削力を高め、容易に岩
盤の掘削ができる回転式の岩盤掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】岩盤等を掘削するためには、掘削機が用
いられる。この掘削機には数々の種類があるが、その中
の一つに、掘削刃を回転させて岩盤等を掘削する回転式
の岩盤掘削機がある。これは周知であり、実際に現場等
で使用されている。その回転式の岩盤掘削機は、まず、
掘削刃の先端が岩盤に食らいつき、クラック(掘削しや
すいように、あらかじめ入れておくヒビ)を生じさせ、
そして、そのクラックに、掘削刃を食いつかせて、回転
させることにより、岩盤を削り取り、掘削を行ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、大型の掘削刃
を用いて掘削を行う場合で、例えば花崗岩のように堅い
岩盤に対し掘削を行う場合は、大型の掘削刃では、クラ
ックを生じさせることが難しいため、掘削が困難にな
る。したがって、大型の掘削刃を用いた方が作業が進行
しやすいのだが、花崗岩等の堅い地盤では、大型の掘削
刃は用いることができないので、作業の進行が遅くなる
という問題があった。また、レーザー光を用いての掘削
方法も提案はされているが、以下のような問題があっ
た。 (1)レーザー光のみで岩盤の掘削を行うには、掘削の
進行中に、ドロースレート(流れ落ちる軟弱な岩石)が
溜まってしまい、掘削が困難になってしまう。 (2)レーザー光のみでは掘削力が弱すぎる。 (3)岩盤等の掘削に、レーザー光のみで行うにはコス
トがかかりすぎる。 (4)掘削力を大きくしたものは、掘削機自体が大きく
なってしまうため、現場では使用しにくい。
【0004】そこで、この発明にかかる岩盤掘削機は、
前記問題を解決するために、レーザー光照射手段と掘削
刃両者の長所を生かし、掘削力を高めた、回転式の岩盤
掘削機を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、前記課題を解決
するために、この発明は、請求項1に示すように、『岩
盤を掘削するための掘削刃と、先端部に前記掘削刃が取
り付けられ、前記掘削刃を回転させる駆動手段と、前記
掘削刃より前方にレーザー光を照射させるレーザー光照
射手段と、からなることを特徴とする岩盤掘削機。』を
提供するものである。
【0006】すなわち、この岩盤掘削機は、レーザー光
照射手段を設けたので、レーザー光が岩盤等にクラック
を生じさせ、それを利用して掘削刃の回転で掘削するこ
とにより、掘削力を高められるところに特徴がある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の岩盤掘削機の実
施の形態を図面に沿って説明する。図1は、この発明の
岩盤掘削機の実施の形態に係る斜視図である。
【0008】この発明に係る岩盤掘削機は、岩盤を掘削
するための掘削刃1と、先端部に前記掘削刃1が取り付
けられ、前記掘削刃1を回転させる駆動手段2と、前記
掘削刃1より前方にレーザー光6を照射させるレーザー
光照射手段3と、から構成されている。
【0009】ここで、この発明に係る岩盤掘削機は、岩
盤のみを掘削できる岩盤掘削機のみに限らず、固い地盤
の掘削やトンネル開設のための掘削等もできる掘削機で
あってもよい。例えば、シールドやボーリングマシンや
ドリル等に代表される回転式の岩盤掘削機であれば適用
できる。
【0010】また、この発明に用いられる掘削刃1は、
後述する駆動手段2の先端につけて、回転させることに
より実際に岩盤等を掘削する部分である。材質は、鉄や
合金等の金属等で、岩盤等を削ることができ、岩盤等を
削り取っても破損しにくい材質であればよい。形状は、
図1で示すこの発明の実施の形態では、平板型のスクリ
ュー形状の刃であるが、この発明には、平板型、山形等
の形状を問わず適用できる。大きさは、後述する駆動手
段2の駆動力によって、岩盤等を掘削するに十分な大き
さであればよい。したがって、この発明に用いられる前
記掘削刃1は、例えば、ドリル刃、トンネル開設に用い
られるシールド等に用いられるカッタービット等回転式
掘削機に用いられる刃(カッター)等が考えられる。さ
らに、前記掘削刃1は、図1で示すこの発明の実施の形
態では複数であるが、単数であっても複数あっても、こ
の発明は実施可能である。
【0011】また、この発明に用いられる駆動手段2
は、掘削を行うために、前記掘削刃1を回転駆動する手
段である。この駆動手段2は、前記掘削刃1を回転させ
ることができ、岩盤等を掘削できる駆動力のある駆動手
段であれば、電動式であっても、内燃式等であってもよ
い。また、図1で示すこの発明の実施の形態では、前記
掘削刃1が平板型のスクリュー形状であり、複数の掘削
刃1を有する。そのため、この実施の形態に係る駆動手
段2は、後述するレーザー光照射手段3を複数設ける必
要があり、その実際の使用のため用いられる後述する光
伝送手段4の絡みを防止するため、一回転するのではな
く、前記光伝送手段4が絡まない程度の一定の角度(こ
の実施の形態では略90°)で、時計回りと反時計回り
に交互に回転できるような制御ができるように構成され
ている。
【0012】さらに、この発明に用いられるレーザー光
照射手段3は、レーザー発振器5だけで構成されてもよ
いが、実際の現場での使用を考えると(レーザー発振器
5を前記掘削刃1に取り付けたのでは、前記駆動手段2
により回転させたり、この岩盤掘削機を移動したりする
のが困難であるため)、レーザー発振器5と、発振され
たレーザー光6を前記掘削刃1より前方に照射すべく、
その位置までレーザー光6を伝送する光ファイバー等の
光伝送手段4と、から構成されてもよい。その場合、前
述したように、前記駆動手段2の回転により、前記光伝
送手段4が絡まないような手段を設ける必要がある。ま
た、前記レーザー光照射手段3で照射されるレーザー光
6は、例えば、炭酸ガスレーザー、Nd:YAGレーザ
ー、ヨウ素レーザー等の赤外領域の波長を有したレーザ
ーのレーザー光が適している。これらは、金属加工など
にも用いられ、土石などをも熱により溶融させるような
大出力なものが提供されているからである。なお、土石
などを溶融させ、クラックを生じさせることができるレ
ーザーであれば、上記レーザーに限定されるわけではな
い。また、前記レーザーは単独で使用されたり、あるい
は、異なる種類のレーザー同士を任意に組み合わせて使
用されることもある。このレーザー光照射手段3によ
り、レーザー光6は、岩盤等の掘削しようとする箇所
に、ピンポイント的に照射され、レーザー光6の持つ赤
外線の熱エネルギーにより、照射部分が加熱され、熱溶
融し、岩盤等にクラックを生じさせるのである。
【0013】以下、図1に基づき、この発明の実施の形
態を説明する。図1に示すように、この実施の形態の岩
盤掘削機の構成を説明すると、時計回り、反時計回り
に、交互に略90°回転する駆動手段2の先端部2a
に、4分の1円の扇形形状の掘削刃1が4枚、間隔を開
けて円状になるように組み合わさった状態で、取り付け
られており、前記掘削刃1の中央部には貫通孔1aが開
設されている。そして、前記掘削刃1の前記貫通孔1a
には、光ファイバー等の前記光伝送手段4が挿通されて
いる。この光伝送手段4は前記レーザー発振器5に接続
されている。
【0014】この実施の形態の岩盤掘削機を使用するに
は、前記掘削刃1を掘削する岩盤等に接触させ、前記レ
ーザー発振器5より、レーザー光6を発信させ、前記駆
動手段2を用いて前記掘削刃1を回転させながら岩盤等
に押しつけていく。
【0015】前記のように構成し、使用することによ
り、前記レーザー光6により岩盤等にクラックが生じ、
そのクラックをもとに前記掘削刃1が岩盤等に食いつ
き、掘削することができるので、掘削力が増加する。
【0016】ところで、岩盤等の深い位置を掘削する場
合は、前記掘削刃1から前記駆動手段2の距離が大きく
なり、それに伴い前記光伝送手段4が長くなる。その場
合、たとえ掘削刃1を略90°に時計回り、反時計回り
交互に回転させても、光ファイバー等の前記光伝送手段
4は絡まりやすくなる。 そこで、前記掘削刃1と略同
形で前記光伝送手段4を挿通させるための貫通孔を有
し、前記掘削刃1と同様に組み合わせた形状(スクリュ
ー形状)の補助部材に前記光伝送手段4を挿通させてお
くと、前記駆動手段2の回転によっても前記光伝送手段
4は絡まりにくくなる。そして、前記補助部材は、複数
挿通させて用いると効果的である。
【0017】また、吸引装置の吸引口をレーザー光照射
手段4の横に取り付けておくと、粘性のある岩盤等のく
ずが外部に排出できるため、さらに掘削しやすくなる。
【0018】
【発明の効果】この発明にかかる岩盤掘削機を前記のよ
うに構成したので、レーザー光によりクラックを生じさ
せてから、掘削刃の回転により掘削を行うので、堅い岩
盤であっても、大型の掘削刃を使用して掘削することが
できる。したがって、花崗岩等の堅い岩盤であっても、
大型の掘削刃を使用できるので、作業の進行が速めるこ
とができる。
【0019】また、軟弱地盤の場合は、掘削刃の回転に
よりクラックを生じさせるには、岩盤がもろく、くずれ
やすいため、クラックを生じさせにくいが、この岩盤掘
削機は、レーザー光の熱でクラックを生じさせるため、
軟弱地盤での掘削も容易になる。
【0020】また、レーザー光により、あらかじめクラ
ックを生じさせてあるので、クラックを生じさせるため
の、掘削刃の回転が必要がなく、掘削刃の回転数を減じ
させることが可能となる。したがって、小さな力での掘
削が可能となり、少ないエネルギーで掘削できるため、
コストがかからない。
【0021】また、レーザー光により、クラックを生じ
させるため、クラックを生じさせるために掘削刃を使用
する必要は無いので、掘削刃でクラックを生じさせる場
合と比べて、掘削刃の寿命を長くすることができる。
【0022】さらに、所定の角度だけ、時計回り、反時
計回りに、交互に回転させることにより、レーザー光照
射手段の現場での使用が、容易であるようにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の岩盤掘削機の実施の形態に係る斜視
図である。
【符号の説明】
1 掘削刃 1a 貫通孔 2 駆動手段 2a 先端部 3 レーザー光照射手段 4 光伝送手段 5 レーザー発振器 6 レーザー光

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】岩盤を掘削するための掘削刃と、 先端部に前記掘削刃が取り付けられ、前記掘削刃を回転
    させる駆動手段と、 前記掘削刃より前方にレーザー光を照射させるレーザー
    光照射手段と、 からなることを特徴とする岩盤掘削機。
JP10246998A 1998-04-14 1998-04-14 岩盤掘削機 Withdrawn JPH11294062A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10246998A JPH11294062A (ja) 1998-04-14 1998-04-14 岩盤掘削機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10246998A JPH11294062A (ja) 1998-04-14 1998-04-14 岩盤掘削機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11294062A true JPH11294062A (ja) 1999-10-26

Family

ID=14328319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10246998A Withdrawn JPH11294062A (ja) 1998-04-14 1998-04-14 岩盤掘削機

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JP (1) JPH11294062A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012166391A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Sankyo Mfg Co Ltd 穿孔ユニット及び穿孔装置
JP2012166390A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Sankyo Mfg Co Ltd 偏心回転機構及び穿孔装置
WO2013073754A1 (ko) * 2011-11-17 2013-05-23 한국철도기술연구원 터널 굴착 장치

Cited By (4)

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US9291054B2 (en) 2011-11-17 2016-03-22 Korea Railroad Research Institute Tunnel excavation device

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050324

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070511