JPH11294038A - 建物用シャッターのシャッターカーテン構成部材およびそのシャッターカーテン構成部材へのフック部材取付方法並びにそのシャッターカーテン構成部材製造装置 - Google Patents

建物用シャッターのシャッターカーテン構成部材およびそのシャッターカーテン構成部材へのフック部材取付方法並びにそのシャッターカーテン構成部材製造装置

Info

Publication number
JPH11294038A
JPH11294038A JP10301898A JP10301898A JPH11294038A JP H11294038 A JPH11294038 A JP H11294038A JP 10301898 A JP10301898 A JP 10301898A JP 10301898 A JP10301898 A JP 10301898A JP H11294038 A JPH11294038 A JP H11294038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter curtain
shutter
hook member
building
insulating material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10301898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3720191B2 (ja
Inventor
Yutaka Harada
豊 原田
Tsutomu Ozawa
力 小沢
Ikutoshi Muraishi
活敏 村石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP10301898A priority Critical patent/JP3720191B2/ja
Publication of JPH11294038A publication Critical patent/JPH11294038A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3720191B2 publication Critical patent/JP3720191B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラット等のシャッターカーテン構成部材に
充填されている断熱材を掻き出すことなく、この構成部
材の端部内部にフック部材の端部を挿入してフック部材
の固定を行えるシャッターカーテン構成部材、そのフッ
ク部材取付方法、シャッターカーテン構成部材製造装置
を提供すること。 【解決手段】 複数の連設でシャッターカーテン4を構
成するスラット6の端部の内部には、この端部が挿入さ
れるガイドレール5に係止してシャッターカーテン4の
抜け止めをするフック部材7の端部7Aが挿入されてリ
ベット10で固定され、端部7Aはスラット6に充填さ
れている断熱材9の圧縮変形でスラット9の端部内部に
挿入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物用シャッター
のシャッターカーテンを構成するスラット等のシャッタ
ーカーテン構成部材が、内部に断熱材が充填されかつガ
イドレールからのシャッターカーテンの抜け止めをする
フック部材を備えている場合におけるそのシャッターカ
ーテン構成部材、およびそのシャッターカーテン構成部
材にフック部材を取り付ける方法、並びにそのシャッタ
ーカーテン構成部材にフック部材を取り付けて製造する
際に使用される製造装置に関する。
【0002】
【背景技術】建物の出入口、窓等の開口部には建物用シ
ャッターが配設され、この建物用シャッターの開閉動作
するシャッターカーテンにより開口部は開放、閉鎖され
る。シャッターカーテンの両端部はシャッターカーテン
の両側に配置されたガイドレールの内部に挿入され、こ
れらのガイドレールにシャッターカーテンの両端部が案
内されながらシャッターカーテンは開閉動作を行う。建
物用シャッターがスラットタイプである場合には、シャ
ッターカーテンは多数のスラットを連設することにより
構成され、それぞれのスラットの両端部がガイドレール
の内部に移動自在に挿入される。
【0003】また、建物用シャッターには、シャッター
カーテンを構成する多数のスラットのうち、所定のスラ
ットの長さ方向の両端部、すなわちスラット連設方向と
直角方向の両端部にフック部材を取り付け、シャッター
カーテンが風圧を受けたとき、ガイドレールの内部に配
置されたフック部材がガイドレールに係止することによ
り、風圧で湾曲したシャッターカーテンの端部がガイド
レールから抜けるのを防止するようにしたものがある。
【0004】さらに、建物用シャッターには、それぞれ
のスラットの内部に発泡樹脂等による断熱材を充填し、
シャッターカーテンで仕切られる建物内外等の両側空間
の間での断熱性を向上させるようにしたものがある。
【0005】スラットの内部に断熱材が充填されている
とともに、所定のスラットの両端部にフック部材を取り
付けた建物用シャッターでは、従来、フック部材の取り
付け前において、作業者がスラットにおけるフック部材
を取り付けるべき端部の内部から断熱材を掻き出す作業
を行い、この後、この端部の内部にフック部材の端部を
挿入し、そしてスラットの端部にフック部材をリベット
で固定する作業を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来のフック部材
取り付け作業方法によると、人手によってスラットの端
部内部から断熱材を掻き出す作業を行わなければならな
いため、多くの手間と時間がかかり、作業を向上させる
ことが困難であった。
【0007】本発明の目的は、断熱材を掻き出す作業を
行う必要がなくなり、フック部材の取り付け作業の効率
向上を図ることができるようになる建物用シャッターの
シャッターカーテン構成部材およびそのシャッターカー
テン構成部材へのフック部材取付方法並びにそのシャッ
ターカーテン構成部材製造装置を提供するところにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建物用シャ
ッターのシャッターカーテン構成部材は、内部に断熱材
が充填されているとともに、複数の連設により建物用シ
ャッターのシャッターカーテンを構成するシャッターカ
ーテン構成部材であって、前記連設方向と直角方向の端
部内部に、シャッターカーテンの端部が案内されるガイ
ドレールに係止してこのガイドレールからのシャッター
カーテンの抜け止めをするフック部材の端部が挿入され
て固定されている建物用シャッターのシャッターカーテ
ン構成部材において、フック部材の端部が、前記断熱材
の圧縮変形によりこの断熱材が存在していない前記端部
内部に挿入されていることを特徴とするものである。
【0009】このシャッターカーテン構成部材では、シ
ャッターカーテン構成部材の内部に充填されている断熱
材が圧縮変形せしめられており、この圧縮変形によりフ
ック部材の端部が挿入されるシャッターカーテン構成部
材の端部内部には断熱材が存在しなくなっているため、
シャッターカーテン構成部材から断熱材を掻き出すとい
う手間のかかる作業を行わず、断熱材を圧縮変形させる
という簡単な作業を行うだけでシャッターカーテン構成
部材へのフック部材の取り付けを行うことが可能にな
り、作業効率の向上を図ることができる。
【0010】シャッターカーテン構成部材の内部の断熱
材を圧縮変形させることは、シャッターカーテン構成部
材の端部内部に押し込み部材を自動作業または手作業で
押し込むことによって行え、この作業は断熱材を掻き出
す作業よりも簡単であり、従来よりも作業時間を短縮で
きる。
【0011】また、シャッターカーテン構成部材の内部
の断熱材を圧縮変形させることは、フック部材の端部を
シャッターカーテン構成部材の端部内部に自動作業また
は手作業で直接押し込むことによっても行え、これによ
ると、断熱材を圧縮変形させる作業と、フック部材の端
部をシャッターカーテン構成部材の端部内部に挿入する
作業とを同時に行え、一層作業効率を向上させることが
できる。
【0012】上記のシャッターカーテン構成部材を得る
ため、本発明に係る建物用シャッターのシャッターカー
テン構成部材へのフック部材取付方法は、連設されるこ
とにより建物用シャッターのシャッターカーテンを構成
する複数のシャッターカーテン構成部材のうち、所定の
シャッターカーテン構成部材の前記連設方向と直角方向
の端部内部に押し込み部材を押し込むことによってこの
シャッターカーテン構成部材の内部に充填されている断
熱材を圧縮変形させ、この圧縮変形で前記端部内部に形
成された空洞部に、シャッターカーテンの端部が案内さ
れるガイドレールに係止してこのガイドレールからのシ
ャッターカーテンの抜け止めをするフック部材の端部を
挿入し、この後、このフック部材をシャッターカーテン
構成部材に固定することを特徴とするものである。
【0013】このフック部材取付方法において、前記空
洞部にフック部材の端部を挿入する作業は自動作業で行
ってもよく、手作業で行ってもよい。また、その後にフ
ック部材をシャッターカーテン構成部材に固定すること
も自動作業で行ってもよく、手作業で行ってもよい。
【0014】また、上記のシャッターカーテン構成部材
を得るため、本発明にかかる他の建物用シャッターのシ
ャッターカーテン構成部材へのフック部材取付方法は、
連設されることにより建物用シャッターのシャッターカ
ーテンを構成する複数のシャッターカーテン構成部材の
うち、所定のシャッターカーテン構成部材の前記連設方
向と直角方向の端部内部に、シャッターカーテンの端部
が案内されるガイドレールに係止してこのガイドレール
からのシャッターカーテンの抜け止めをするフック部材
の端部をシャッターカーテン構成部材の内部に充填され
ている断熱材を圧縮変形させながら挿入し、この後、フ
ック部材をシャッターカーテン構成部材に固定すること
を特徴とするものである。
【0015】このフック部材取付方法において、フック
部材をシャッターカーテン構成部材に固定する作業は自
動作業で行ってもよく、手作業で行ってもよい。
【0016】本発明に係る建物用シャッターのシャッタ
ーカーテン構成部材製造装置は、連設されることにより
建物用シャッターのシャッターカーテンを構成する複数
のシャッターカーテン構成部材のうち、所定のシャッタ
ーカーテン構成部材の前記連設方向と直角方向の端部内
部に押し込まれることによってこのシャッターカーテン
の内部に充填されている断熱材を圧縮変形させる押し込
み部材を備え、この押し込み部材は、シャッターカーテ
ンの端部が案内されるガイドレールに係止してこのガイ
ドレールからのシャッターカーテンの抜け止めをするフ
ック部材の端部を挿入するための空洞部を断熱材の圧縮
変形で前記端部内部に形成するためのものであることを
特徴とするものである。
【0017】この製造装置は少なくとも上記の押し込み
部材を備えていればよく、これ以外にフック部材の端部
を空洞部に挿入するための部材、手段、装置を備えてい
てもよく、フック部材をシャッターカーテン構成部材に
固定するための部材、手段、装置を備えていてもよい。
【0018】また、この製造装置において、フック部材
がシャッターカーテン構成部材にリベット等の締結具で
締結される場合には、上記の押し込み部材に貫通孔を形
成し、この製造装置に、シャッターカーテン構成部材の
端部内部に押し込まれたこの押し込み部材の貫通孔に挿
通されながらシャッターカーテン構成部材を打ち抜くパ
ンチを設け、このパンチによりシャッターカーテン構成
部材にシャッターカーテン構成部材とフック部材とを締
結するための締結具の挿入孔を形成するようにしてもよ
い。
【0019】このようにすると、押し込み部材の貫通孔
にパンチが挿通されてシャッターカーテン構成部材に締
結具の挿入孔が形成されるため、押し込み部材はパンチ
に対するダイスとしての機能も有するようになり、部材
の兼用化を図ることができるため、それだけ部材点数の
削減、装置全体の構造の簡単化を達成でき、また、パン
チとダイスとで孔開け加工が行われるため、シャッター
カーテン構成部材に所定通り正確な締結具の挿入孔を加
工できるようになる。
【0020】ここでいう締結具はリベットでもよく、ボ
ルトでもよく、ビスでもよく、その他の任意なものでよ
い。
【0021】本発明に係る他の建物用シャッターのシャ
ッターカーテン構成部材製造装置は、連設されることに
より建物用シャッターのシャッターカーテンを構成する
複数のシャッターカーテン構成部材のうち、所定のシャ
ッターカーテン構成部材の前記連設方向と直角方向の端
部内部にこのシャッターカーテン構成部材の内部に充填
されている断熱材を圧縮変形させてフック部材の端部を
押し込むフック部材押し込み手段を備え、このフック部
材はシャッターカーテンの端部が案内されるガイドレー
ルに係止してこのガイドレールからのシャッターカーテ
ンの抜け止めをするものであることを特徴とするもので
ある。
【0022】この製造装置は少なくとも上記のフック部
材押し込み手段を備えていればよく、これ以外にフック
部材をシャッターカーテン構成部材に固定するための部
材、手段、装置を備えていてもよい。
【0023】以上の本発明において、シャッターカーテ
ン構成部材の端部にフック部材を固定する作業は、複数
のシャッターカーテン構成部材同士を連設した後に行っ
てもよく、あるいは複数のシャッターカーテン構成部材
同士を連設する前に行ってもよい。複数のシャッターカ
ーテン構成部材同士を連設した後にフック部材をシャッ
ターカーテン構成部材に固定するようにした場合であっ
ても、シャッターカーテン構成部材の内部の断熱材を圧
縮変形させることは、複数のシャッターカーテン構成部
材同士を連設する前に行ってもよい。
【0024】また、シャッターカーテン構成部材の端部
にフック部材を固定する作業は、前述したリベット等の
締結具を使用しても行え、溶接、カシメ加工等のように
締結具を使用しなくても行える。
【0025】また、本発明において、フック部材を端部
に固定するシャッターカーテン構成部材は、シャッター
カーテンを構成する多数のシャッターカーテン構成部材
のうちの一部でもよく、全部でもよい。
【0026】また、フック部材は同じシャッターカーテ
ン構成部材の両方の端部に固定してもよく、あるいは、
一部のシャッターカーテン構成部材についてはこの構成
部材の一方の端部にフック部材を固定し、他のシャッタ
ーカーテン構成部材についてはこの構成部材の他方の端
部にフック部材を固定することにより、シャッターカー
テン全体として一対のガイドレールからシャッターカー
テンの両方の端部が抜け出すを防止できるようにしても
よい。
【0027】さらに、シャッターカーテン構成部材はス
ラットでもよく、パネルでもよく、内部に断熱材を充填
できるものであれば本発明は任意なシャッターカーテン
構成部材に適用できる。
【0028】また、断熱材は、例えば硬質ウレタン系や
フェノール樹脂のような発泡樹脂でもよく、ロックウー
ルでもよく、グラスウールでもよく、さらには石綿でも
よく、その材料は特定のものに限定されない。また、フ
ック部材は合成樹脂製でもよく、金属製でもよく、さら
には合成樹脂と金属の複合材でもよい。
【0029】さらに、本発明は、例えば、店舗の出入口
を開閉する建物用シャッター、建物の窓を開閉する建物
用シャッター、建物や車庫の出入口を開閉する建物用シ
ャッターに適用でき、これ以外に、建物内部の防災区画
同士を仕切る建物用シャッター、防火、防煙のための建
物用シャッターにも適用できる。
【0030】また、本発明の建物用シャッターは、ガイ
ドレールで案内されるシャッターカーテンの移動方向が
上下方向になっているものに限定されず、この移動方向
が左右方向や水平方向になっている建物用シャッターに
も本発明は適用できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。初めに、建物シャッターを説明す
る。
【0032】図1は、建物用シャッターの全体を示して
いる。建物用シャッターは、建物の出入口等の開口部1
の上部に配置されたシャッターボックス2と、シャッタ
ーボックス2の内部の巻取部3から繰り出され、巻き取
られて開口部1を閉鎖、開放するシャッターカーテン4
と、シャッターカーテン4の左右両端部が挿入され、シ
ャッターカーテン4の上下動を案内する左右のガイドレ
ール5とを有する。シャッターカーテン4は、シャッタ
ーカーテン構成部材である多数のスラット6を上下に連
設したもので、上下に並んだスラット6のうち、一定個
数ごとのスラット6の両端部にはフック部材7が取り付
けられている。
【0033】図2は、ガイドレール5を透視したフック
部材7の部分を示す図1の一部拡大図で、図3、図4
は、図2のIII−III線断面図、IV−IV線断面図である。
上下に連設されたそれぞれのスラット6の上端には図4
で示す第1湾曲部6Aが形成され、下端には第2湾曲部
6Bが形成されている。上下に並ぶスラット6同士の第
1湾曲部6Aと第2湾曲部6Bが互いに係合することに
よりこれらのスラット6が連設され、第1湾曲部6Aと
第2湾曲部6Bの係合は、後述する説明で明らかになる
通り、停止している一方のスラット6に対して他方のス
ラット6が横方向から移動してくることにより行われ
る。
【0034】図2に示すように、それぞれのスラット6
の上端にはカシメ加工によるカシメ部8が設けられてお
り、このカシメ部8はスラット6の左右両端部にあり、
第1湾曲部6Aよりもスラット長手方向の長さが短い第
2湾曲部6Bの左右端縁がカシメ部8に当接することに
より、第1湾曲部6Aからの第2湾曲部6Bの抜けが阻
止される構造となっている。
【0035】図3と図4で示すようにスラット6は、金
属製の表面材6Cで囲われた内部に発泡樹脂製の断熱材
9が充填されたものとなっている。図3に示す通り、そ
れぞれのスラット6の左右両端部はガイドレール5の内
部に挿入され、シャッターカーテン4における一定個数
ごとのスラット6の両端部に取り付けられる前記フック
部材7は、その端部7Aがスラット6の端部内部に挿入
されて、この端部7Aがスラット6の厚さ方向に貫通す
るリベット10で止められることにより、スラット6の
所定位置に固定されている。リベット10は軸部が円筒
形となった中空リベットであり、この軸部は、スラット
6とフック部材7の端部7Aに予め形成されていた孔1
1,7Bに挿通され、その先端がカシメ加工されてい
る。
【0036】フック部材7の端部7Aが挿入されている
スラット6の端部近くの断熱材9は圧縮変形せしめられ
ており、この圧縮変形のために、フック部材7の端部7
Aが挿入されているスラット6の端部内部には断熱材9
が存在しない。
【0037】ガイドレール5の内部には内側に延びた延
出部5Aが形成され、この延出部5Aとガイドレール5
の閉塞端部5Bとの間の空間部にフック部材7の突縁7
Cが挿入され、例えば強風時にシャッターカーテン4が
風圧で湾曲しても、突縁7Cが延出部5Aに係止するこ
とにより、シャッターカーテン4の左右両端部がガイド
レール5から抜けるのを防止される。
【0038】なお、スラット6の左右の端縁から外れた
フック部材7の箇所には、図2、図3で示す孔12が形
成されている。
【0039】図5は、スラット6を生産してから、それ
ぞれのスラット6を連設して所定のスラット6にフック
部材7を取り付けることによりシャッターカーテン4を
生産する生産装置全体の概略平面図である。内部に断熱
材9が充填されたスラット6は、スラット供給装置13
から送り込みローラ装置14、ガイド15を経て先端が
ストッパ16に当たるまで送られる。次いで、スラット
6は、3本のレール17上に載せられながら送り装置1
8の作動でスラット6の幅分ずつレール17の長手方向
に間欠送られ、1本のスラット6の幅分送られたとき
に、次ぎのスラット6がストッパ16に先端が当たるま
で送り込まれ、この送り込みのときに、前のスラット6
と次ぎのスラット6の前述した第1湾曲部6Aと第2湾
曲部6Bとの挿入係合が行われ、これによりスラット6
同士が連設される。そしてこれ以後、送り装置18が作
動するごとに同じことが繰り返され、これにより多数の
スラット6の連設からなるシャッターカーテン4がレー
ル17上で生産される。
【0040】レール17の外側には、送り装置18によ
るスラット6の送り方向に順番に、スラット6に前記カ
シメ部8を形成するカシメ装置19、断熱材9をスラッ
ト6の内側に押し込んで圧縮変形させる断熱材押し込み
装置20、リベット10をスラット6に仮打ち込みする
リベット仮打ち込み装置21、リベット10をスラット
6に本打ち込みするリベット本打ち込み装置22、シャ
ッターカーテン4を巻き取るシャッターカーテン巻き取
り装置23が配置されている。このシャッターカーテン
巻き取り装置23はレール17上で生産されたシャッタ
ーカーテン4を回転軸の回転で巻き取るもので、巻き取
られたシャッターカーテン4はクレーンで送り出しコン
ベア24に送られ、そして次工程に送られる。
【0041】リベット仮打ち込み装置21の背後にはフ
ック部材供給装置25が配置され、この装置25はラッ
ク26からリベット10付きのフック部材7を1個ずつ
取り出すとともに、フック部材7をリベット仮打ち込み
装置21に供給するものである。
【0042】これらのカシメ装置19、断熱材押し込み
装置20、リベット仮打ち込み装置21、リベット本打
ち込み装置22、シャッターカーテン巻き取り装置2
3、そしてフック部材供給装置25、ラック26は、送
り装置18でレール17上を送られるシャッターカーテ
ン4の左右両側に対称的に一対ずつ配置されている。
【0043】以上の図5で示した生産装置は、コンピュ
ータによる制御で自動運転され、自動作業を行うように
なっている。
【0044】以下に、生産装置を構成している個々の装
置を具体的に説明し、併せてその作用も説明する。
【0045】図6は、送り装置18の具体的な構造を示
す平面図で、図7は、その正面図である。図7に示す通
り、基台30上のガイドレール31にはシリンダ32で
進退動するスライダ33が配置され、スライダ33には
立上部材34が固定されており、立上部材34には上向
きのシリンダ35と下向きのシリンダ36が取り付けら
れている。上向きのシリンダ35のピストンロッドには
連結部材37を介して第1上下動部材38が結合され、
下向きのシリンダ36のピストンロッドには、立上部材
34の開口部34Aを通る連結部材を介して第2上下動
部材39が結合され、これらの上下動部材38,39は
立上部材34の上下方向のレール34Bに沿って移動自
在である。
【0046】上下動部材38,39の先端には、シャッ
ターカーテン4を上下から挟着する挟着部材40,41
が取り付けられている。シリンダ35と36のピストン
ロッドは同時に伸び作動、縮み作動し、これによりシャ
ッターカーテン4は挟着部材40,41でクランプ、ア
ンクランプされ、クランプはシリンダ32でスライダ3
3が前進(図7中、左移動)するときに行われ、アンク
ランプはシリンダ32でスライダ33が後退するときに
行われる。なお、上側の挟着部材40は弾性材料からな
るローラで、その表面は、図面上では省略されている
が、シャッターカーテン4を形成するそれぞれのスラッ
ト6の図4で示した断面形状と対応した形状になってい
る。
【0047】以上のシリンダ32とスライダ33と立上
部材34とシリンダ35,36と上下動部材38,39
と挟着部材40,41は、図6で明らかなように一対あ
り、立上部材34やシリンダ35,36等が搭載された
一対のスライダ33はシリンダ32で交互に進退動し、
これらの進退動に伴い挟着部材40,41がシャッター
カーテン4をクランプ、アンクランプすることにより、
前述したようにシャッターカーテン4は1個のスラット
6の幅分ずつレール17上を間欠送りされることにな
る。
【0048】図8は、カシメ装置19を示す正断面図で
ある。このカシメ装置19は、下向きとなった第1シリ
ンダ45と、上向きとなった第2シリンダ46とを備
え、それぞれのシリンダ45,46のピストンロッド4
5A,46Aの先端にはガイドレール47,48で案内
されて上下動自在となったカシメ加工用の上型49、下
型50が取り付けられ、シャッターカーテン4が送り装
置18で1個のスラット6の幅分ずつレール17上を間
欠送りされるごとにこれらの上型49、下型50がシリ
ンダ45,46で上下動し、これによりそれぞれのスラ
ット6に図2で示したカシメ部8が形成される。
【0049】図9は、断熱材押し込み装置20を示す一
部破断の側面図である。この断熱材押し込み装置20
は、基台51上のガイドレール52に沿ってシリンダ5
3によりスラット6の長手方向に往復動するスライダ5
4を備え、スライダ54には、スライダ54の前進でス
ラット6の長手方向端部が挿入される溝55Aが形成さ
れているスラット押さえ込み部材55が設けられてい
る。また、スライダ54には、スラット6の長手方向外
方から溝54Aに一定長さ挿入されている押し込み部材
56も設けられている。
【0050】スライダ54の上方には、スライダ54に
支柱57で結合された下向きのシリンダ58が配置さ
れ、このシリンダ58のピストンロッド58Aにはガイ
ドレール59で案内される昇降部材60が結合され、昇
降部材60にパンチ61が取り付けられている。スライ
ダ54と昇降部材60との間にはばね62が介設され、
シリンダ58の作動とばね62の弾発力とにより昇降部
材60とパンチ61が上下動するようになっている。
【0051】スラット押さえ込み部材55におけるパン
チ61の真下位置には、パンチ61が挿入される孔55
Bが設けられ、スラット押さえ込み部材55と一体にス
ラット6の長手方向にシリンダ53で移動する押し込み
部材56にも、孔55Bと一致する位置に貫通孔56A
が形成されている。
【0052】前記送り装置18でシャッターカーテン4
が1個のスラット6の幅分ずつレール17上を間欠送り
され、この送り量がフック部材7を取り付けるべきスラ
ット6の所定の個数分に達すると、シリンダ53でスラ
イダ54は前進し、これにより、スラット押さえ込み部
材55の溝55Aにスラット6の長手方向の端部(複数
のスラット6の連設方向と直角方向の端部)が挿入さ
れ、この挿入がスラット6の長手方向両側(シャッター
カーテン3の左右両側)に一対配置されている断熱材押
し込み装置20において行われることにより、スラット
6は長手方向に位置決めされる。
【0053】また、スラット6の長手方向端部がスラッ
ト押さえ込み部材55の溝55Aに挿入すると、押し込
み部材56はスラット6の端部内部に入り込み、このた
め、スラット6の内部に充填されていた断熱材9のう
ち、スラット6の端部にあった断熱材9は押し込み部材
56で圧縮変形せしめられながらスラット6の内側に押
し込められる。次いで、シリンダ58でパンチ61が下
降し、このパンチ61はスラット押さえ込み部材55の
孔55Bと押し込み部材56の貫通孔56Aとに挿通さ
れながらスラット6の表面材6Cを打ち抜く。
【0054】この後、ばね62でパンチ61は上昇し、
また、スライダ54はシリンダ53で後退し、次ぎにパ
ンチ61で孔開け加工等すべき所定のスラット6が送ら
れてくるまでスライダ54は後退位置で待機している。
【0055】このようにして断熱材押し込み装置20で
加工されたスラット6の長手方向端部の内部には、押し
込み部材56の押し込み作用で断熱材9が圧縮変形せし
められたことによる空洞部63(図12を参照)が形成
されており、また、スラット6の表面材6Cにはパンチ
61の打ち抜きによる孔11(図3と図11を参照)も
形成されている。空洞部63は図3で示したフック部材
7の端部7Aを挿入するためのものであり、孔11は前
記リベット10を挿入するためのものである。
【0056】このように本実施形態では、断熱材9が充
填されているスラット6の端部内部にフック部材7の端
部7Aを挿入するに際し、スラット6の端部内部から断
熱材9を掻き出すのではなく、押し込み部材56で断熱
材9を圧縮変形させ、この圧縮変形によってフック部材
7の端部7Aを挿入できる空洞部63をスラット6の端
部内部に形成するようにしたため、押し込み部材56を
スラット6の端部内部に押し込むだけの作業でよくな
り、このため、作業の簡単化を達成でき、また、この作
業を断熱材押し込み装置20による自動作業として行う
ようにしたため、作業の効率化も達成できる。
【0057】また、断熱材押し込み装置20にはリベッ
ト10を挿入する孔11をスラット6の表面材6Cに加
工するためのパンチ61が設けられているため、押し込
み部材56により空洞部63を形成するときにこの孔1
1の孔開け加工も行え、それだけ断熱材押し込み装置2
0は多機能化され、一工程で2つ作業を行えるため、作
業時間の短縮と、必要とされる作業スペースの狭小化を
達成できる。
【0058】さらに、断熱材9を圧縮変形させる押し込
み部材56にはパンチ61が挿通される貫通孔56Aが
設けられているため、パンチ61がスラット6の表面材
6Cに孔11を打ち抜くときに、この押し込み部材56
はパンチ61に対するダイスとなり、このため、パンチ
61によるスラット6の表面材6Cの孔開け加工を正
確、確実に行え、また、押し込み部材56がダイスとし
ても使用されて部材の兼用化が図られることにより、断
熱材押し込み装置20の構造の簡単化、部品点数の削減
を達成できる。
【0059】なお、図9に示すように、スラット6の長
手方向におけるレール17の隣にはスラット6の上面を
押さえる押さえ部材65が配置され、この押さえ部材6
5は、図5に示す通り、スラット6の長手方向に複数配
設され、レール17と平行になっているこれらの押さえ
部材65は、少なくとも断熱材押し込み装置20まで延
びる長さを有している。このため、シャッターカーテン
4の左右両側に配置されている一対の断熱材押し込み2
0の押し込み部材56がスラット6の長手方向両側から
断熱材9を同時に押し込んだとき、スラット6が上下方
向に湾曲するのを押さえ部材65がレール17と共に防
止し、これにより、押し込み部材56による断熱材9の
圧縮変形を確実に行えるようになっている。
【0060】これと同様な作用効果は、一対の断熱材押
し込み装置20を結ぶライン上に、シリンダ等を駆動源
としてスラット6を上下からクランプ、アンクランプす
るクランプ手段を設け、一対の断熱材押し込み装置20
の押し込み部材56でスラット6の断熱材9を押し込む
ときに、このクランプ手段でスラット6をクランプする
ようにしても実現でき、押し込み部材65の代わりのこ
のようなクランプ手段を採用してもよい。
【0061】図10と図11は、リベット仮打ち込み装
置21の背後に配置されているフック部材供給装置25
を示す側面図と平面図である。フック部材供給装置25
は、図10で示すように、サーボモータ66で正逆回転
するボールねじ軸67と、ボールねじ軸67に螺合した
ナット部材68を備えているとともに、ボールねじ軸6
7の正逆回転でガイドレール69で案内されながらリベ
ット仮打ち込み装置21に向かって進退する第1スライ
ダ70とを有する。この第1スライダ70には図11で
示すシリンダ71がラック26に向けて取り付けられ、
シリンダ71のピストンロッド71Aの先端は第2スラ
イダ72の立上部72Aに結合されている。このため、
シリンダ71のピストンロッド71Aが伸縮作動するこ
とにより、第2スライダ72は、図10で示す第1スラ
イダ70のガイドレール73で案内されながらラック2
6に向かって進退する。
【0062】第2スライダ72には、第1ロータリシリ
ンダ74の垂直なロータリ軸を中心に回動自在となった
回動部材75が載置され、第1ロータリシリンダ74で
回動する回動部材75には、リベット仮打ち込み装置2
1側へ延びる水平なロータリ軸を有する第2ロータリシ
リンダ76が取り付けられ、この水平なロータリ軸にシ
リンダ等を駆動源として開閉動作を行うフィンガ77が
設けられ、フィンガ77は第2ロータリシリンダ76の
ロータリ軸を中心に回動する。
【0063】図11で示すラック26には、図3で示し
た孔7Bに予めリベット10が挿入されたフック部材7
が上下に積み重ねられて多数収納され、フック部材7の
積み重ね列はラック25の長手方向に複数ある。スラッ
ト6に取り付けられるときのフック部材7の姿勢は、図
2、図3から明らかなように水平姿勢であるが、ラック
26にはそれぞれのフック部材7は垂直姿勢となって収
納されている。
【0064】ラック26からリベット仮打ち込み装置2
1にフック部材供給装置25がフック部材7を供給する
ときには、フック部材供給装置25の第1スライダ70
が、サーボモータ66によるボールねじ軸67の回転に
よりラック26におけるフック部材7が収納されている
位置まで移動し、次いで、第1ロータリシリンダ74で
第2スライダ72上の回動部材75が回動してフィンガ
77がラック26側に向くとともに、シリンダ71の作
動で第2スライダ72が第1スライダ70に対してラッ
ク26側に移動し、第2ロータリシリンダ76の作動に
よって開閉方向が水平方向となっているフィンガ77の
閉じ動作でラック26内の1個のフック部材7が摘まれ
る。この摘まれるフック部材7は、上下に多数のフック
部材7が積み重ねられたフック部材列のうちの最下位の
ものである。
【0065】この後、シリンダ71で第2スライダ72
はラック26から後退するとともに、回動部材75は第
1ロータリシリンダ74で上記とは逆方向に回動し、ま
た、第2ロータリシリンダ76でフィンガ77は開閉方
向が垂直方向となる角度まで回動する。そして、第1ス
ライダ70はサーボモータ66によるボールねじ軸67
の回転で前進し、フィンガ77に摘まれているリベット
10付きのフック部材7はリベット仮打ち込み装置21
の配置位置まで送られ、このフック部材7は、前記空洞
部63と孔11が形成されているスラット6がリベット
仮打ち込み装置21に送られてくるまで待機している。
【0066】なお、ラック26に上下に積み重ねられて
多数収納されていたフック部材列のうち、最下位のフッ
ク部材7がリベット仮打ち込み装置21に供給されたフ
ック部材列は、1個のフック部材分だけ下に落ち、次ぎ
にフィンガ77がラック26の位置に戻ってくるのを待
機する。
【0067】この実施形態によると、フィンガ77は、
第2ロータリシリンダ76により開閉方向が垂直方向に
なる角度と水平方向になる角度との間で回動できるよう
になっているため、ラック26に収納されているときの
フック部材7の姿勢を、ラック26に多数積み重ねて収
納できるように垂直姿勢としても、フック部材7をリベ
ット仮打ち込み装置21に供給するときは、フック部材
7の姿勢を所定の水平姿勢に変換できている。
【0068】次ぎに図12、図13で示したリベット仮
打ち込み装置21を説明する。リベット仮打ち込み装置
21は水平なガイドレール80から吊り下げ支持された
下向きのシリンダ81を備え、このシリンダ81は横向
きのシリンダ82のピストンロッド82Aに連結され、
シリンダ81はガイドレール80で案内されながらシリ
ンダ82の作動でスラット6の長手方向に所定距離だけ
往復動する。また、シリンダ81のピストンロッド81
Aの先端には電気の通電、遮断で励磁、消磁される電磁
石83が取り付けられ、この電磁石83はリベット10
を吸着可能である。
【0069】リベット仮打ち込み装置21には、レール
17によるスラット6の送り高さよりも下方において、
シリンダ84が上向きに配置され、このシリンダ84の
ピストンロッド84の先端には位置決めピン85が結合
され、位置決めピン85はガイドレール86で案内され
ながらシリンダ84で上下動する。位置決めピン85は
図2で示されているフック部材7の孔12に挿入される
ものであるため、図面では表されていないが、孔12と
同じく2個ある。
【0070】図12で示すように、フック部材供給装置
25のフィンガ77で摘まれたフック部材7がリベット
仮打ち込み装置21に送られ、そして前記空洞部63と
孔11が形成されているスラット6がリベット仮打ち込
み装置21に送られてくると、シリンダ81の作動で電
磁石83が下降し、このとき励磁される電磁石83にリ
ベット10が吸着され、この後、電磁石83がシリンダ
81の作動で上昇してリベット10はフック部材7の孔
7Bから抜かれるとともに、電磁石53はシリンダ82
の作動で水平方向に移動し、これにより、図13で示す
ように、電磁石83は前記断熱材押し込み装置20のパ
ンチ61でスラット6に予め開けられている孔11の真
上に達する。
【0071】この間にフック部材7は、フック部材供給
装置25のフィンガ77がサーボモータ66の作動によ
ってさらに前進することによりスラット6の端部まで達
し、さらにフック部材7の端部7Aは、断熱材押し込み
装置20の押し込み部材56によって形成されているス
ラット6の端部の空洞部63に挿入される。次いでフィ
ンガ77が開いてフック部材7のつかみを解除するとと
もに、シリンダ84の作動で位置決めピン85が上昇
し、このピン85がフック部材7の孔12に挿入される
ことにより、フック部材7はスラット6の長手方向に位
置決めされる。
【0072】この後、電磁石83がシリンダ81の作動
により下降し、これにより、電磁石83に吸着されてい
たリベット10は受け台87で受けられているスラット
6の孔11に軽く打ち込まれ、この後、電磁石83は消
磁され、シリンダ81の作動で電磁石83は上昇すると
ともにシリンダ82の作動で図12の位置まで戻り、空
洞部63と孔11が形成された次のスラット6がリベッ
ト仮打ち込み装置21に送られてくるのを待機する。
【0073】一方、位置決めピン85はシリンダ84の
作動で下降してフック部材7の孔12から抜かれ、ま
た、リベット供給装置25のフィンガ77はサーボモー
タ66の作動で後退し、前記ラック26に収納されてい
る次のフック部材7を摘んでリベット仮打ち込み装置2
1に送る作動を行う。
【0074】図14は、リベット本打ち込み装置22を
示す側断面図である。このリベット本打ち込み装置22
は下向きと上向きになった上下のシリンダ90,91を
備え、シリンダ90,91のピストンロッド90A,9
1Aにはガイドレール92,93で案内させて上下動可
能になった上型94,下型95が連結されている。
【0075】孔11にリベット10が軽く打ち込まれて
いるスラット6がリベット本打ち込み装置22に送られ
てくると、シリンダ90,91は同時作動して上型94
は下降し、下型95は上昇する。これにより、リベット
10はスラット6の孔11とフック部材7の孔7Bとに
強く打ち込まれるとともに、スラット6の下面から突出
したリベット10の軸部の先端は下型95でカシメ加工
される。これにより、フック部材7はスラット6の長さ
方向に端部にリベット10で固定される。
【0076】以上のようにしてスラット6同士が連設さ
れ、所定のスラット6の両端部にフック部材7が取り付
けられて前記レール17上で生産されたシャッターカー
テンは、前述したように、図5で示されている巻き取り
装置23で巻き取られ、この後、クレーンで送り出しコ
ンベア24に送られて次工程へ搬出される。
【0077】図15と図16は、別実施形態を示す。図
15の装置は、図9の断熱材押し込み装置20に代わっ
て使用されるパンチング装置100である。このパンチ
ング装置100は、スラット6の長手方向の端部が挿入
される溝101Aが形成されているスラット押さえ込み
部材101と、シリンダ102の作動とばね103の弾
発力で上下する昇降部材104と、この昇降部材104
に取り付けられたパンチ105とを備えている。また、
スラット押さえ込み部材101には下降したパンチ10
5が挿入される孔101Bが形成されている。
【0078】フック部材7を取り付けるべき所定のスラ
ット6がパンチング装置100に送られてくると、シリ
ンダ102の作動でパンチ105が下降し、スラット6
の表面材6Cに孔11を孔開け加工する。
【0079】図16に示されている装置は図12、図1
3で示したリベット仮打ち込み装置21と同じであり、
このリベット仮打ち込み装置21にリベット10付きの
フック部材7をラック26から供給するフック部材供給
装置25には、新たな機能が付加されている。
【0080】すなわち、フック部材供給装置25を構成
するフィンガ77の支持部110は、フィンガ77が取
り付けられた内筒110Aと、この内筒110Aが摺動
自在に嵌入されている外筒110Bとからなり、内筒1
10Aはシリンダ111で外筒110Bに対してスラッ
ト6の長手方向に移動自在になっている。
【0081】フック部材7を取り付けべきスラット6が
リベット仮打ち込み装置21に送られてくると、フック
部材7の孔7Bからリベット10が電磁石83で抜かれ
た後、シリンダ111で内筒110Aが外筒110Bか
ら強い力で押し出され、これにより、フック部材7の端
部7Aは断熱材9が充填されているスラット6の端部内
部に強く押し込まれ、フック部材7の端部7Aは断熱材
9を圧縮変形させながらスラット6の端部内部に挿入さ
れる。
【0082】この後は前記実施形態と同じであり、そし
て、リベット10は図14のリベット本打ち込み装置2
2においてスラット6に打ち込まれ、フック部材7をス
ラット6に固定する。
【0083】この実施形態では、スラット6の断熱材9
を、スラット6の端部内部に挿入されるフック部材7の
端部7Aで直接圧縮変形させるようにしており、このた
め、フック部材7の端部7Aを挿入する前に断熱材9を
圧縮変形させる部材や装置は不要となる。
【0084】また、この実施形態では、内筒110A
と、外筒110Bと、シリンダ111とにより、フック
部材7の端部7Aをスラット6の端部内部に断熱材9を
圧縮変形させらがら押し込むためのフック部材押し込み
手段が構成されている。
【0085】なお、図10、図11で示したフック部材
供給装置25のサーボモータ66の駆動力が大きい場合
には、内筒110Aと、外筒110Bと、シリンダ11
1とを使用せず、サーボモータ66の駆動力でフック部
材7の端部7Aをスラット6の端部内部に断熱材9を圧
縮S変形させながら挿入するようにしてもよい。この場
合には、サーボモータ66等がフック部材押し込み手段
を構成するものとなる。
【0086】また、以上説明したそれぞれの実施形態で
は、スラット6の表面材6Cにリベット10の軸部を挿
入する孔11を予め形成するようにしたが、軸部が中実
となっているなどの理由でリベットが大きな強度を有す
るものとなっている場合には、スラット6の表面材6C
に孔11を予め形成せず、フック部材7をスラット6の
端部に固定するために、リベットをスラット6に直接打
ち込むようにしてもよい。
【0087】
【発明の効果】本発明によると、スラット等のシャッタ
ーカーテン構成部材の内部に断熱材が充填されている場
合、シャッターカーテン構成部材の端部にフック部材を
取り付けるために、フック部材の端部をシャッターカー
テン構成部材の端部内部に挿入するとき、断熱材を掻き
出すという面倒な作業を省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建物用シャッターの全体を示す正面図である。
【図2】ガイドレールを透視して示した図1のフック部
材の部分の拡大図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】シャッターカーテン生産装置の全体を示す概略
平面図である。
【図6】図5で示された送り装置の平面図である。
【図7】同送り装置の正面図である。
【図8】図5で示されたカシメ装置の正断面図である。
【図9】図5で示された断熱材押し込み装置の一部破断
の側面図である。
【図10】図5で示されたフック部材供給装置の側面図
である。
【図11】同フック部材供給装置の平面図である。
【図12】図5で示されたリベット仮打ち込み装置の側
面図である。
【図13】同リベット仮打ち込み装置の作動中の状態を
示す側面図である。
【図14】図5で示されたリベット本打ち込み装置を示
す側面図である。
【図15】別実施形態で使用されるパンチング装置を示
す一部破断の側面図である。
【図16】図15の別実施形態で使用されるフック部材
供給装置の一部とリベット仮打ち込み装置を示す側面図
である。
【符号の説明】 1 建物用シャッター 4 シャッターカーテン 5 シャッターカーテンのガイドレール 6 シャッターカーテン構成部材であるスラット 7 フック部材 7A フック部材の端部 9 断熱材 10 リベット 18 送り装置 19 カシメ装置 20 断熱材押し込み装置 21 リベット仮打ち込み装置 22 リベット本打ち込み装置 23 シャッターカーテン巻き取り装置 25 フック部材供給装置 56 押し込み部材 56A 貫通孔 61,105 パンチ 63 空洞部 100 パンチング装置 111 フック部材押し込み手段を構成するシリンダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に断熱材が充填されているととも
    に、複数の連設により建物用シャッターのシャッターカ
    ーテンを構成するシャッターカーテン構成部材であっ
    て、前記連設方向と直角方向の端部内部に、前記シャッ
    ターカーテンの端部が案内されるガイドレールに係止し
    てこのガイドレールからの前記シャッターカーテンの抜
    け止めをするフック部材の端部が挿入されて固定されて
    いる建物用シャッターのシャッターカーテン構成部材に
    おいて、前記フック部材の端部が、前記断熱材の圧縮変
    形によりこの断熱材が存在していない前記端部内部に挿
    入されていることを特徴とする建物用シャッターのシャ
    ッターカーテン構成部材。
  2. 【請求項2】 連設されることにより建物用シャッター
    のシャッターカーテンを構成する複数のシャッターカー
    テン構成部材のうち、所定のシャッターカーテン構成部
    材の前記連設方向と直角方向の端部内部に押し込み部材
    を押し込むことによってこのシャッターカーテン構成部
    材の内部に充填されている断熱材を圧縮変形させ、この
    圧縮変形で前記端部内部に形成された空洞部に、前記シ
    ャッターカーテンの端部が案内されるガイドレールに係
    止してこのガイドレールからの前記シャッターカーテン
    の抜け止めをするフック部材の端部を挿入し、この後、
    このフック部材を前記シャッターカーテン構成部材に固
    定することを特徴とする建物用シャッターのシャッター
    カーテン構成部材へのフック部材取付方法。
  3. 【請求項3】 連設されることにより建物用シャッター
    のシャッターカーテンを構成する複数のシャッターカー
    テン構成部材のうち、所定のシャッターカーテン構成部
    材の前記連設方向と直角方向の端部内部に、前記シャッ
    ターカーテンの端部が案内されるガイドレールに係止し
    てこのガイドレールからの前記シャッターカーテンの抜
    け止めをするフック部材の端部をシャッターカーテン構
    成部材の内部に充填されている断熱材を圧縮変形させな
    がら挿入し、この後、前記フック部材を前記シャッター
    カーテン構成部材に固定することを特徴とする建物用シ
    ャッターのシャッターカーテン構成部材へのフック部材
    取付方法。
  4. 【請求項4】 連設されることにより建物用シャッター
    のシャッターカーテンを構成する複数のシャッターカー
    テン構成部材のうち、所定のシャッターカーテン構成部
    材の前記連設方向と直角方向の端部内部に押し込まれる
    ことによってこのシャッターカーテンの内部に充填され
    ている断熱材を圧縮変形させる押し込み部材を備え、こ
    の押し込み部材は、前記シャッターカーテンの端部が案
    内されるガイドレールに係止してこのガイドレールから
    の前記シャッターカーテンの抜け止めをするフック部材
    の端部を挿入するための空洞部を前記断熱材の圧縮変形
    で前記端部内部に形成するためのものであることを特徴
    とする建物用シャッターのシャッターカーテン構成部材
    製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の建物用シャッターのシ
    ャッターカーテン構成部材製造装置において、前記押し
    込み部材には貫通孔が形成され、前記端部内部に押し込
    まれたこの押し込み部材の前記貫通孔に挿通されながら
    前記シャッターカーテン構成部材を打ち抜くことによ
    り、このシャッターカーテン構成部材にシャッターカー
    テン構成部材と前記フック部材とを締結するための締結
    具の挿入孔をあけるパンチを備えていることを特徴とす
    る建物用シャッターのシャッターカーテン構成部材製造
    装置。
  6. 【請求項6】 連設されることにより建物用シャッター
    のシャッターカーテンを構成する複数のシャッターカー
    テン構成部材のうち、所定のシャッターカーテン構成部
    材の前記連設方向と直角方向の端部内部にこのシャッタ
    ーカーテン構成部材の内部に充填されている断熱材を圧
    縮変形させてフック部材の端部を押し込むフック部材押
    し込み手段を備え、このフック部材は前記シャッターカ
    ーテンの端部が案内されるガイドレールに係止してこの
    ガイドレールからの前記シャッターカーテンの抜け止め
    をするものであることを特徴とする建物用シャッターの
    シャッターカーテン構成部材製造装置。
JP10301898A 1998-04-14 1998-04-14 建物用シャッターのシャッターカーテン構成部材へのフック部材取付方法及びそのシャッターカーテン構成部材製造装置 Expired - Fee Related JP3720191B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10301898A JP3720191B2 (ja) 1998-04-14 1998-04-14 建物用シャッターのシャッターカーテン構成部材へのフック部材取付方法及びそのシャッターカーテン構成部材製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10301898A JP3720191B2 (ja) 1998-04-14 1998-04-14 建物用シャッターのシャッターカーテン構成部材へのフック部材取付方法及びそのシャッターカーテン構成部材製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11294038A true JPH11294038A (ja) 1999-10-26
JP3720191B2 JP3720191B2 (ja) 2005-11-24

Family

ID=14342918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10301898A Expired - Fee Related JP3720191B2 (ja) 1998-04-14 1998-04-14 建物用シャッターのシャッターカーテン構成部材へのフック部材取付方法及びそのシャッターカーテン構成部材製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3720191B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177152A (ja) * 2006-03-22 2006-07-06 Wayne-Dalton Corp 建物の開口部を被覆するウィンドロック機構
JP2016040437A (ja) * 2014-08-12 2016-03-24 文化シヤッター株式会社 シャッターカーテンの構造
CN111827861A (zh) * 2019-04-23 2020-10-27 启东迈艾珂遮阳材料有限公司 一种双层防风卷帘的拉链结构及其安装方法
CN114311714A (zh) * 2022-01-17 2022-04-12 春禾(深圳)自动化技术有限公司 门帘胶带装配机

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177152A (ja) * 2006-03-22 2006-07-06 Wayne-Dalton Corp 建物の開口部を被覆するウィンドロック機構
JP2016040437A (ja) * 2014-08-12 2016-03-24 文化シヤッター株式会社 シャッターカーテンの構造
CN111827861A (zh) * 2019-04-23 2020-10-27 启东迈艾珂遮阳材料有限公司 一种双层防风卷帘的拉链结构及其安装方法
CN114311714A (zh) * 2022-01-17 2022-04-12 春禾(深圳)自动化技术有限公司 门帘胶带装配机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3720191B2 (ja) 2005-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1867823B1 (en) A method for mounting a drive assembly for door or window frames
DE602005003736T2 (de) Vorrichtung zur Herstellung von Fensterteilen mit Schieber zur Entfernung von Abfall
EP2251519A1 (de) Verbindungsvorrichtung für ein Trennelement
EP2467232B1 (en) Improved system for inserting blind attachments
JPH11294038A (ja) 建物用シャッターのシャッターカーテン構成部材およびそのシャッターカーテン構成部材へのフック部材取付方法並びにそのシャッターカーテン構成部材製造装置
DE2163793A1 (de) Vorrichtung zur Herstellung von Kabelbäumen
JP3884154B2 (ja) 建物用シャッターのシャッターカーテン構成部材へのフック部材取付装置
WO2003008734A1 (de) Befestigungsvorrichtung für eine verkleidung zur isolation eines gebäudes
WO2020011602A1 (de) Verfahren zum befestigen eines bauteils an einem untergrund
CN112536365A (zh) 一种门窗加工设备及其加工方法
EP0988922B1 (de) Verfahren zur maschinellen Montage von Beschlagteilen an Flügel- und/oder Blendrahmen von Fenstern, Türen oder dergleichen und Vorrichtung zur maschinellen Montage von Beschlagteilen an Flügel- und/oder Blendrahmen von Fenstern, Türen oder dergleichen
CN209503023U (zh) 一种铝合金门窗用型材通风孔成型机
US3965560A (en) Corner key machine
EP0981975B1 (en) Fastener-chain-finishing apparatus
CN216656012U (zh) 一种光缆金具快速冲孔装置
CN215355683U (zh) 一种简易窗帘轨道打孔裁断机
CN218857773U (zh) 一种弧形工件冷压设备
DE2229079A1 (de) Rolladenpanzer und vorrichtung zu dessen herstellung
DE102006036193A1 (de) Vorrichtung und Verfahren zur Montage eines Möbelkorpus
CN115459090B (zh) 一种可全方位维修的电气柜
CN116352448B (zh) 一种金属异型材生产用加工装置
EP0131890B1 (de) Gerät zum Fixieren von Stegleitungen an Mauern oder dergleichen
CN110349747B (zh) 一种多边形渐开线圈的绕线机构
CN218395785U (zh) 钣金压铆机
KR102194994B1 (ko) 창호용 호차 자동 삽입장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080916

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110916

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees