JPH1129385A - 堆肥製造装置及びその堆肥の製造方法 - Google Patents

堆肥製造装置及びその堆肥の製造方法

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JPH1129385A
JPH1129385A JP18259397A JP18259397A JPH1129385A JP H1129385 A JPH1129385 A JP H1129385A JP 18259397 A JP18259397 A JP 18259397A JP 18259397 A JP18259397 A JP 18259397A JP H1129385 A JPH1129385 A JP H1129385A
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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/40Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の脱水処理で得られる有機物汚泥を使用
することができ、堆肥化速度を低下させない有効な攪
拌、加熱及び空気供給を行うことができるようにするこ
とである。 【解決手段】 発酵槽1及び攪拌混合装置21からなる
堆肥製造装置において、発酵槽1の上面部に有機物汚泥
を投入する蓋7aを設けると共に、発酵槽下面部1bに
空気供給部8を設け、発酵槽1の下面部1b又は側面部
1d下部に加熱装置31を設け、攪拌混合装置21は、
発酵槽1の両端部1cで水平に保持された回転軸22
と、その回転軸22から垂直に突き出た棒状攪拌部材2
3を所定本数有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、堆肥製造装置及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有機物を含有する排水は、従来、公共水
域に放流することを目的に浄化処理される。このため、
大量の有機物を含有する汚泥が発生する。この汚泥は、
通常、脱水処理後、埋立処分や焼却処分がなされるが、
ごく一部は堆肥化(コンポスト化)されたり、軽量骨材
等に利用される。
【0003】上記の堆肥化は、微生物分解が可能な有機
物を多量に含む廃棄物を微生物によって発酵させて堆肥
にすることであり、家畜の糞尿、製紙工場から排出され
る木皮屑(バーク)等は、堆肥化処理に適していること
が知られている。また、下水汚泥、し尿処理汚泥、排水
処理設備からの余剰汚泥等を堆肥化することにより、悪
臭や汚物感をなくすことができ、かつ、その堆肥も有効
利用できる。
【0004】このような堆肥を製造する装置としては、
例えば、特開平7−157386号公報に記載されてい
るような、好気性微生物を用い、攪拌羽根によって、有
機物汚泥を強制攪拌しながら空気を取り込み、堆肥化す
る方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
有機物汚泥は、一般に、固形分が0.5〜2%程度のス
ラリー状のものが多い。これをこのまま上記のような通
常の堆肥製造装置に供与すると、通気性に問題が生じ、
堆肥化が進まなくなる。この通気性を改善するために
は、このスラリーを脱水させることが考えられるが、ス
ラリーの固形分の性状によるものの、通常の方法で脱水
させても、含水率を80%より低くすることは困難であ
る。
【0006】この含水率80%程度の汚泥を上記のよう
な通常の堆肥製造装置に寄与すると、まだ水分が多すぎ
るため、通気性に問題が生じて堆肥化が進みにくい。こ
れを解決するため、攪拌羽根の回転速度をあげて上記汚
泥を転動させて空気と取り込み易くすることが考えられ
るが、回転速度を上げると、汚泥内の温度を堆肥化に適
した温度に保つことが困難となり、堆肥化に時間がかか
る場合が生じる。
【0007】この問題点を解決するためには、含水率を
40〜60%にする必要があるが、このために事前に乾
燥させる等の処理が必要となる。
【0008】また、上記のような通常の堆肥製造装置で
は、発酵槽内の残存堆肥及び汚泥を転動攪拌させるた
め、大量の上記残存堆肥及び汚泥を挿入すると、攪拌羽
根を回転させる際の抵抗が大きくなり、攪拌羽根を回転
させることができない場合が生じる。このため、発酵槽
内の攪拌羽根が埋まるような大量の残存堆肥及び汚泥を
挿入することができず、攪拌羽根の半分以上は残存堆肥
及び汚泥から上に出るように、残存堆肥及び汚泥の量の
挿入量を制限する必要が生じ、発酵槽を有効利用しにく
くなる。
【0009】そこで、この発明の課題は、通常の脱水処
理で得られる有機物汚泥を使用することができ、堆肥化
速度を低下させない有効な攪拌、加熱及び空気供給を行
うことができるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、堆肥製造装置についての発明は、発酵槽及び攪拌混
合装置からなる堆肥製造装置において、上記発酵槽の上
面部に有機物汚泥を投入する蓋を設けると共に、発酵槽
下面部に空気供給部を設け、上記発酵槽の下面部又は側
面部下部に加熱装置を設け、上記攪拌混合装置は、上記
発酵槽の両端部で水平に保持された回転軸と、その回転
軸から垂直に突き出た棒状攪拌部材を所定本数有するこ
とを特徴とする。
【0011】また、上記各棒状攪拌部材は、それぞれ軸
方向に一定間隔を有して上記回転軸に設けられると共
に、上記回転軸の一方の端部から他方の端部に向かって
順に、上記回転軸の回転方向或いはその回転方向と反対
方向に120〜170°の位相差をもって設けることが
できる。
【0012】さらに、上記棒状攪拌部材を、丸棒、パイ
プ、アングル又は平棒とすることができる。
【0013】また、堆肥の製造方法についての発明は、
発酵槽内に堆肥を残存させ、有機物汚泥を添加し、棒状
攪拌部材を回転軸を中心に回転させて上記有機物汚泥を
混合し、上記発酵槽の下部より空気を供給することによ
り、上記有機物汚泥を発酵させ、発酵終了後、得られた
堆肥を上記発酵槽に設けられた加熱装置により加熱して
乾燥させ、得られた堆肥の一部を上記発酵槽内に残存さ
せて次回の堆肥製造のために使用し、残りを外部に取り
出すようにしたのである。
【0014】装置中に残存する堆肥の含水率が低いの
で、添加する有機物汚泥の含水率を80%以上のものを
用いても、装置中の堆肥及び有機物汚泥全体の含水率を
40〜60%程度に抑えることが可能となり、通気性を
阻害しない。
【0015】次いで、攪拌混合装置を回転させること
で、攪拌されるが、攪拌部材を丸棒、パイプ、アングル
又は平棒等の棒状としたので、攪拌時の抵抗が低く抑え
られ、有機物汚泥等を攪拌羽根の上部まで充填すること
ができる。
【0016】また、空気を発酵槽下部から供給するの
で、攪拌部材を棒状とすることによる攪拌効率の低下が
補われる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。この発明にかかる堆肥製造装置
は、図1に示すように発酵槽1及び攪拌混合装置21か
らなる。
【0018】上記発酵槽1は、上面部1aに有機物汚泥
を投入する蓋7aを設けると共に、発酵槽1の下面部1
bに空気供給部8が設けられる。
【0019】この発酵槽1の形状は、特に限定されない
が、図1及び図2に示すように、下面部1bを半円筒状
とし、その両側辺から垂直に上方にそれぞれ側面部1d
を設け、その両上側辺に上面部1aを設けることが好ま
しい。すなわち、攪拌混合装置21の回転軸22の軸方
向と直角方向の下面部1b及び両側面部1dの断面がU
字状とするのが好ましい。下面部1bをこのような形状
とすれば、攪拌混合装置21の攪拌によって、攪拌され
ずに残る部分が減少し、発酵、すなわち堆肥化の効率を
あげることができる。
【0020】この発酵槽1には、発酵、すなわち堆肥化
される対象物である有機物汚泥、発酵を補助する有機
物、及び、発酵を行う微生物を有する堆肥が収納され
る。この発酵槽1内に収納される上記の有機物汚泥、有
機物及び堆肥を合わせて、以後、被堆肥化物と称する。
【0021】発酵槽1の上面部1aは、有機物汚泥を投
入するための蓋7aが設けられる。この蓋7aを開け、
その開口部7より、有機物汚泥を発酵槽1内部に投入添
加することができる。
【0022】また、発酵槽1の下面部1bに空気供給部
8が所定数設けられる。この配置は、特に限定されない
が、下面部1bが半円筒状の場合は、その下面部1bの
うち最下部付近にその開口がくるように、攪拌混合装置
21の回転軸22の軸方向に沿ってほぼ一定間隔を開け
て設ければ、攪拌混合装置21の攪拌に合わせて空気を
有機質汚泥内部全体に行き渡らせることができる。
【0023】この空気供給部8は、図1に示すように、
ブロア2に接続されており、ブロア2から空気供給部8
を通して発酵槽1内部に空気が送られる。供給される空
気の量は、空気流量計4を用いることで定量化すること
ができる。
【0024】さらに、発酵槽1の端面部1cの下端部に
は排出装置10が設けられ、上端部には排気口9が設け
られる。この排出装置10は、有機物汚泥が発酵、すな
わち堆肥化されて乾燥された後、取り出すのに使用され
る。上記排気口9は、堆肥や有機物汚泥等からなる被堆
肥化物11の上面より上方に設けられ、発酵により発生
した熱量をもった空気を排気する。この排気空気6は、
空気流量計4とブロア2の間に設けられた熱交換器3に
よって外部より導入される供給空気5に熱を与えた後、
排出される。熱交換器3によって供給空気5は熱を与え
られるので、発酵槽1に導入する空気の温度を上げるこ
とができ、空気供給による被堆肥化物11内部の温度低
下を抑止することができる。なお、被堆肥化物11の温
度は、各種の測定法があるが、例えば、熱電対33によ
って測定することができる。
【0025】上記発酵槽1の下面部1b又は側面部1d
の下部には、図1又は図2に示すように、加熱装置31
が設けられる。これは、被堆肥化物11の発酵が終了し
た後、得られた堆肥を乾燥させ、含水率を低下させるの
に使用される。また、このとき、空気供給部8から供給
される供給空気5の量を増加させる等すれば、乾燥をよ
り効率よく行うことができる。この加熱装置31として
は、特に限定されるものではない。例えば、シート状の
電熱ヒータ、電熱コイル、槽の外部をジャケット構造に
して蒸気を導入する方式を用いた装置等があげられる。
【0026】攪拌混合装置21は、発酵槽1の両端面部
1cで水平に保持された回転軸22と、その回転軸22
から垂直に突き出た棒状攪拌部材23を所定本数有す
る。
【0027】この攪拌混合装置21は、回転軸22が発
酵槽1の外部にでたところでプーリ25を介して回転モ
ータ26と連結されており、この回転モータ26によっ
て回転が自在となる。
【0028】この回転軸22の両端面部1c付近には、
それぞれ掻取羽根24が設けられる。これにより、両端
面部1cの内面にこびりつく被堆肥化物11を掻き取る
ことができる。
【0029】上記各棒状攪拌部材23は、それぞれ軸方
向に一定間隔を有して回転軸22に設けられると共に、
回転軸22の一方の端部から他方の端部に向かって順
に、回転軸22の回転方向或いはその回転方向と反対方
向に120〜170°の位相差をもって設けられる。な
お、ここで位相差とは、回転軸22上に設けられた1本
の棒状攪拌部材22と隣接する他の1本の棒状攪拌部材
22とのなす角度であって、狭い方の角度をいう。
【0030】上記の棒状攪拌部材23は、丸棒、パイ
プ、アングル、平棒等の棒状体であればよい。棒状体と
することにより、攪拌時の抵抗が小さくなり、図1に示
すように、棒状攪拌部材23を覆いかぶさるように被堆
肥化物11を発酵槽1内に添加しても、攪拌混合装置2
1の回転に支障を生じさせない。
【0031】棒状攪拌部材23配置の具体例としては、
図1及び図2に示すように、回転軸22の一方の端部の
棒状攪拌部材から、位相差が0となるまでに12本の棒
状攪拌部材23を設ける場合は、上記の位相差を150
°とすればよい。このとき位相差の150°は、±10
°の誤差を含む。この場合の12本の棒状攪拌部材23
の配置は、23−1を基点として23−2、23−3、
と続けて23−12まで順に、150°の位相差を有し
て配される。
【0032】また、図3に示すように、回転軸22の一
方の端部の棒状攪拌部材23’から、位相差が0となる
までに18本の棒状攪拌部材23’を設ける場合は、上
記の位相差を140°とすればよい。このとき位相差の
140°は、±10°の誤差を含む。この場合の18本
の棒状攪拌部材23’の配置は、23’−1を基点とし
て23’−2、23’−3、と続けて23’−18まで
順に、140°の位相差を有して配される。
【0033】一般に、大型の発酵槽を用いると、被堆肥
化物1000kg当たり40m3 /時の空気を供給して
も被堆肥化物の温度を維持できるものの、小型の発酵槽
では槽からの放熱量が多いので、被堆肥化物の温度を維
持するために空気供給量は5m3 /時程度に制限する必
要がある。このような制限の下でも、上記の棒状攪拌部
材23、23’を棒状体とすることにより、被堆肥化物
11の大きな転動を防止でき、被堆肥化物の熱拡散を抑
止することができ、より多くの空気を供給することがで
きる。また、棒状攪拌部材23、23’に上記のような
位相差を設けることにより、少ない供給量であっても、
空気を被堆肥化物11に十分に与えることができる。
【0034】この発酵槽1に挿入できる被堆肥化物11
の量は、回転軸22及び棒状攪拌部材23、23’が完
全に被堆肥化物11によって埋まる状態の量とすること
ができる。したがって、この攪拌混合装置21の軸方向
と直角方向の直径、すなわち、1本の棒状攪拌部材2
3、23’の先端から回転軸22を経由して、相対する
1本の棒状攪拌部材23、23’の先端までの長さに相
当する高さの被堆肥化物11が発酵槽1内に挿入された
ときの充填率を100%としたとき、発酵槽1に挿入す
ることのできる被堆肥化物11の充填率は、100%以
上とすることができる。これは、棒状攪拌部材23、2
3’が上記のような棒状であるため、被堆肥化物11を
転動させることがないため、回転の抵抗が少なく、容易
に攪拌混合装置21を回転させることができるからであ
る。但し、充填率の上限は、発酵槽1内の空気の循環を
確保するため、被堆肥化物11を排気口9のある位置ま
で挿入したときとする。
【0035】さらに、棒状攪拌部材23、23’を用い
るので、発酵槽への被堆肥化物の充填量を、棒状攪拌部
材23、23’の最上位置より上、すなわち、充填率を
100%以上とすることができ、効率よく堆肥化を行う
ことができる。
【0036】上記の攪拌槽1の下部には、図1又は図2
に示すように、ロードセル32が取り付けられる。この
ロードセルを用いて、発酵槽1全体の重量の変化を追跡
することにより、発酵状態を判断することができる。安
定的に堆肥を製造するには、投入する有機物汚泥、発酵
槽内の堆肥、これらの混合物である被堆肥化物の重量及
び含水率、この被堆肥化物を発酵、乾燥させた後の含水
率等を計測及び管理することが重要な因子となる。この
ため、ロードセル32により、それらを計測することに
より、発酵の状態を把握でき、一定品質の堆肥を安定的
に製造することができる。
【0037】上記堆肥製造装置に使用できる有機物汚泥
は、特に限定されるものではない。そのような例として
は、し尿処理場や下水処理場、排水処理場の余剰汚泥等
があげられる。また、この有機物汚泥と混合し、堆肥化
を補助する有機物としては、特に限定されるものではな
く、例えば、都市ゴミ、バーク、紙、もみがら、おがく
ず、わら、家畜の糞尿等があげられる。
【0038】次に、堆肥の製造方法について説明する。
まず、発酵させる有機物汚泥を脱水して、その含水率を
80〜90%程度にする。その方法は、特に限定するも
のではなく、高分子凝集剤を用いた凝集、遠心分離、ベ
ルトプレス、多重平板式脱水機等、通常、よく利用され
ている方法により行われる。
【0039】次いで、発酵槽1内に1回前の発酵で得ら
れた堆肥の一部を残存させ、ここに上記の含水率を80
〜90%程度に脱水した上記有機物汚泥を添加する。上
記の堆肥には、好気性微生物が存在しており、加えられ
た上記有機物汚泥の発酵を行う。この好気性微生物に
は、有機物を直接分解する一次分解微生物、一次分解物
を補食する二次分解微生物、さらに二次分解物を補食す
る三次分解微生物等が存在して複雑な食物網を形成して
おり、発酵過程で有効な微生物を特定することは一般に
困難である。
【0040】上記有機物汚泥の添加量は、図1に示すよ
うに、発酵槽1内の残存堆肥と有機物汚泥を合わせた被
堆肥化物11の上面が、棒状攪拌部材23の最上部より
上方となる量とすることができる。また、残存させた堆
肥の含水率は20〜30%であり、発酵させる際の好ま
しい含水率が40〜60%であることから、上記有機物
汚泥の添加後の全体の被堆肥化物の含水率が40〜60
%、好ましくは、40〜55%になるように調整すれば
よい。
【0041】また、上記の脱水処理された有機物汚泥
を、一括に発酵槽1内に添加してもよく、また、脱水処
理と堆肥化を並行して行い、脱水処理された有機物汚泥
を連続的に又は回分的に添加してもよい。また、堆肥化
させる有機物汚泥の種類によっては、堆肥化を効率よく
行うために、バーク、紙、もみがら、おがくず、わら、
鶏糞、米ぬか等の有機物を混ぜることもできる。
【0042】上記有機物汚泥の添加後、棒状攪拌部材2
3を回転軸22を中心に適宜回転させながら、発酵槽1
下部の空気供給部8から、空気を供給する。これによ
り、上記有機物汚泥を発酵させる。
【0043】このときの空気供給量は、被堆肥化物11
を発酵させるのに最低限必要な量を確保すると共に、被
堆肥化物11の発酵に適した温度を保持できる程度の量
とすればよい。例えば、被堆肥化物11の温度を60〜
75℃程度に保持して発酵を行う場合、発酵の初期で
は、空気の供給量を抑えて昇温させ、上記の所定温度に
達した段階から空気の供給量を増加させればよい。
【0044】また、攪拌混合装置21の回転は、被堆肥
化物11の含水率が40〜60%程度に抑制されてお
り、無攪拌でもある程度の通気性を有するので、必ずし
も、常に回転させておく必要はない。このため、攪拌混
合装置21の回転は、被堆肥化物11全体に行き渡る程
度であると共に、被堆肥化物11の発酵に適した温度を
保持できる程度に適宜行えばよい。例えば、被堆肥化物
11の温度を60〜75℃程度に保持して発酵を行う場
合、4〜8時間に2〜10分間程度回転させる程度で十
分である。
【0045】この発酵において、有機物汚泥から発生す
るガス類には、アンモニア等の異臭を発生させるものが
含まれている。この場合、熱交換器3を通った排気空気
6を水洗式ガス洗浄塔等のガス吸収装置を経由させれ
ば、異臭を系外に排出することが防止される。
【0046】発酵終了後、得られた堆肥の含水率は、4
0〜60%程度であるため、これを上記の発酵槽1に設
けられた加熱装置31により加熱して乾燥させ、堆肥の
含水率を20〜30%にする。このとき、攪拌混合装置
21を作動させる割合を発酵時より増加させ、また、熱
交換器3による熱交換量を増加させた空気を空気供給部
8から供給することにより、乾燥時間を短縮することが
できる。これにより、含水率が20〜30%と低くした
堆肥を得ることができる。
【0047】乾燥終了の判断は、任意の方法で行うこと
ができる。例えば、被堆肥化物をサンプリングして含水
率を測定する方法、被堆肥化物を発酵槽ごと重量測定し
て判断する方法等がある。被堆肥化物11を発酵槽1ご
と重量測定して判断する場合は、まず、発酵槽1に挿入
した被堆肥化物11の含水率を測定し、これより、目的
含水率到達時点の被堆肥化物11及び発酵槽1の合計重
量を算出する。そして、被堆肥化物11及び発酵槽1の
全体をロードセル32で測定しながら、目的重量値に達
したときに乾燥を停止させる。
【0048】得られた堆肥の一部は、上記発酵槽1内に
残存させる。この残存させた堆肥中には、発酵をおこさ
せる好気性の微生物が存在しており、この微生物を次回
の堆肥製造のために使用することができる。また、残り
を外部に取り出し、肥料等として使用することができ
る。
【0049】この発明にかかる堆肥製造装置は、加熱装
置31を有することから、寒冷地の屋外に設置された場
合でも、発酵槽1内に挿入された被堆肥化物11をこの
加熱器31によって、予熱することができる。このた
め、寒冷下において、被堆肥化物11を発酵を開始させ
るのに適した温度に調整することが容易となり、堆肥化
を容易に行うことができる。
【0050】
【実施例】発酵槽及び攪拌混合装置 発酵槽1はスレンレス製で、上面部1a、下面部1b、
端面部1c、側面部1dで構成した。また、下面部1b
の内側半径を40cmとし、側面部1dの高さを65c
m、厚みを80cm、長さを100cmとし、有効容量
を570リットルとした。
【0051】上面部1aに50cm×50cmの開口部
7を設け、これを密閉できる蓋7aを設けた。さらに、
下面部1bに内径10mmのパイプ7本を埋設し、空気
供給部8とした。
【0052】また、端面部1cの上部に内径40mmの
排出口9を設け、その下部に内径10cm、長さ35c
mのステンレス製のスクリューコンベア(回転数17r
pm、0.1kW)を配設し、排出装置10とした。
【0053】攪拌混合装置21の棒状攪拌部材23は、
外形21.7mm、有効長さ343mmのパイプ12本
からなり、図1及び図2に示すように、順に150°の
位相差を持って、回転軸22に等間隔に設置した。
【0054】回転軸22の両端面部1c付近の掻取羽根
24は、35mm幅のフラットバーで、これを回転方向
に対して60°の角度を有して取り付けた。
【0055】この回転軸は、発酵槽1外部に設けられた
駆動装置26に接続されており、この駆動装置26は、
3.7kwバイエルサイクロン減速器(住友重機械工業
(株)社製;図示せず)を連結して使用した。
【0056】さらに、発酵槽1の外壁面に厚さ5cmの
グラスウール製断熱材(図示せず)を二重に取り付け、
保温効果を高めた。
【0057】発酵槽1の下面部1bの側面部1d側付近
の内面に、シート状の電熱ヒータ31(ラバーヒータ、
1kW、幅200mm、長さ950mm)を2枚取り付
けた。この電熱ヒータ31の過剰な加熱を防止するた
め、ヒータ横部での温度が100℃を越えないように制
御装置(図示せず)を取り付けた。
【0058】また、発酵時の被堆肥化物11の温度を測
定するため、発酵槽1の上面部1aのほぼ中央部から熱
電対33を挿入し、測定結果を記録計(横河社製HR−
2400型;図示せず)を用いて記録した。
【0059】さらに、発酵槽1内の内容物の重量を測定
するためのロードセル32((株)バムコム社製:VL
C−2型(1トン))3個を、発酵槽1下部に、それぞ
れの測定重量が同様になるように設置した。この測定値
は、上記記録計に記録した。
【0060】また、空気を供給するためのブロア2とし
て日立ボルッテクスブロア(日立製作所社製:VB−2
00−E型)、熱交換器3としてサーモコイル(昭和ア
ルミニウム社製:STC型)を使用した。
【0061】使用した有機物汚泥 実験に使用した有機物汚泥は、下記3つの処理場に設置
された各汚水処理設備より発生する余剰汚泥(含水率9
8〜99%)に、固形分重量比1〜1.5%の高分子凝
集剤(三洋化成工業(株)社製:サンフロック009
P)を添加攪拌して凝集させ、多重平板式脱水機
((株)栗本鐵工所社製:CCS−II型)で含水率8
0〜87%に脱水した汚泥とした。
【0062】滋賀県マキノ町牧野処理場(570人
槽、嫌気性濾床+接触ばっ気式、ここから得られる汚泥
を汚泥Iとする。) 滋賀県西浅井町塩津浜処理場(850人槽、回分式活
性汚泥方式、ここから得られる汚泥を汚泥IIとす
る。) 滋賀県マキノ町南部処理場(1500人槽、オキシデ
ーションディチ法、ここから得られる汚泥を汚泥III
とする。)。
【0063】汚泥及び堆肥の分析法 含水率:試料10gを取り、水分計で測定した。 pH:試料5gに蒸留水50mlを添加し、スターラ
で約10分間かき混ぜた後、2〜3分間静置してpH計
で測定した。 強熱減量:乾燥させた試料0.5〜1gを電気炉に入
れ、550℃の温度で恒量になるまで加熱して、加熱前
後の重量の差より求めた。 有機炭素、窒素:乾燥した試料を、「下水汚泥試験法
((社)日本下水道協会編 1984年判)」により分
析した。
【0064】〔実施例1〕発酵槽1内の堆肥(最初の堆
肥として、下水処理設備より発生した余剰汚泥で製造さ
れた堆肥「東北三共株式会社製:スーパーソイル」を用
いて、本実施例1とほぼ同量の使用量及び同様の操作方
法で、発酵、乾燥させて堆肥を製造し、この方法を5回
繰り返して製造したもの)290kg(含水率29.8
%)に、上記の方法で調整した脱水汚泥Iを130kg
(含水率83.8%)と米ぬか10kg(市販品、含水
率約10%)を4回に分けて、攪拌混合しながら投入し
た。このときの攪拌混合装置21の回転数を0.5rp
mとした。また、発酵槽1内に上記堆肥、脱水汚泥I及
び米ぬか全体を投入したとき、その上面は、棒状攪拌部
材23の先端が最も高くなる位置より1cm上方であ
り、発酵槽1への上記堆肥、脱水汚泥I及び米ぬか全体
の充填率は104%であった。
【0065】次に、ブロア2を運転して空気を、28.
4リットル/分の流量で72時間、空気供給部8より供
給した。
【0066】混合開始時の槽内の被堆肥化物の温度は2
3℃で、空気供給開始後22時間で発酵槽1内の温度が
65℃に達し、好気性の高温発酵が進んでいることを確
認した。この時間内、攪拌混合装置21を6時間に一
度、5分間運転した。
【0067】次に、空気を200リットル/分の流量で
60時間、空気供給部8より供給し、同時に電熱ヒータ
31に通電して、発酵槽1内を加熱し、10分間隔で攪
拌混合装置21を10分間運転して、槽内の堆肥を乾燥
させた。
【0068】その結果、含水率が27.0%の堆肥27
9kgを得た。その堆肥24kgを排出装置10を運転
して槽外に取り出し、得られた堆肥を分析した。その結
果を表1に示す。
【0069】〔実施例2〕発酵槽内の堆肥(実施例1で
製造された堆肥280kg(含水率26.0%)に、上
記の方法で調整した汚泥IIを130kg(含水率8
6.0%)と米ぬか10kg(市販品、含水率約10
%)とを、上記実施例1と同様の混合割合及び同様の操
作方法で、発酵、乾燥させて堆肥を製造し、この方法を
3回繰り返して製造したもの)288kg(含水率2
3.3%)に上記で調整した汚泥IIを140kg(含
水率88.0%)と米ぬか10kgを攪拌混合しながら
4回に分けて投入した。この時の攪拌混合装置21の回
転は、0.47rpmであった。
【0070】次いで、ブロア2を運転し、20リットル
/分の空気を供給した。混合終了時の被堆肥化物が高温
発酵したことを確認し、72時間、空気を供給して発酵
を行った。この時間内は、攪拌混合装置21を6時間に
1度、5分間運転した。
【0071】次に、空気を240リットル/分で60時
間供給し、同時に電熱ヒータ31に通電して加熱しなが
ら、10分間隔で10分間攪拌混合装置21を運転して
60時間乾燥させた。
【0072】この結果、含水率27.4%の堆肥321
kgを得た。その堆肥31kgを排出装置10を運転し
て槽外に取り出し、得られた堆肥を分析した。その結果
を表1に示す。
【0073】〔実施例3〕発酵槽1に実施例2で得た堆
肥290kg(含水率27.4%)を投入し、上記で調
整した汚泥II168kg(含水率85.0%)を4回
に分けて投入した。そのときの重量(発酵槽、攪拌混合
装置等を含む)をロードセル32にて計測すると266
8kgであった。
【0074】装置の運転条件として、乾燥終了時間を6
0時間に設定したこと及びロードセル32を取り付けて
発酵槽内の被堆肥化物の重量を測定したこと以外は、実
施例2と同様とした。
【0075】混合終了時の被堆肥化物の温度は28℃
で、空気の供給開始後35時間で68.5℃に達し、被
堆肥化物が高温発酵したことを確認した。
【0076】次いで、実施例2と同様の方法で乾燥を開
始した。乾燥終了時は、次の方法で確認を行った。
【0077】すなわち、被堆肥化物を含む発酵槽1の重
量をロードセル32により計測し、その重量が、当初含
水率より演算して設定された、目的含水率である28%
に到達する時点の重量(2210kg)となったときを
乾燥終了とした。
【0078】この結果、乾燥終了時の重量が2210k
gのときに、乾燥が終了し、含水率28.0%の堆肥3
23kgが得られた。その堆肥29kgを排出装置10
を運転して槽外に取り出し、得られた堆肥を分析した。
その結果を表1に示す。
【0079】〔実施例4〕実施例3で得た堆肥290k
g(含水率27.3%)に上記で調整した汚泥IIIを
167.5kg(含水率85.0%)投入して攪拌混合
し、供給しながら発酵及び乾燥した。使用した汚泥が上
記の方法で調整された脱水汚泥IIIを使用した以外は
実施例3と同様の操作方法で運転操作した。
【0080】混合終了時の被堆肥化物の温度は29.5
℃で、空気の供給開始後42時間で63.5℃に達し、
被堆肥化物が高温発酵したことを確認した。乾燥工程の
終了は、重量設定値を2210kgに設定して自動停止
させた。その結果、含水率28.0%の堆肥310kg
を得た。その堆肥29kgを排出装置10を運転して槽
外に取り出し、得られた堆肥を分析した。その結果を表
1に示す。
【0081】
【表1】
【0082】
【発明の効果】この発明によれば、1つの発酵槽で、堆
肥と有機物汚泥の混合、発酵、乾燥を行うことができ
る。
【0083】残存堆肥の含水率を10〜30%程度と低
くしたので、添加する有機物汚泥の含水率を80%以上
のものを用いても、装置中の堆肥及び有機物汚泥全体の
含水率を40〜50%程度に抑えることができ、通気性
を阻害せず、有効に堆肥化を行うことができる。
【0084】また、攪拌部材を丸棒、パイプ、アングル
又は平棒等の棒状としたので、攪拌時の抵抗を低く抑え
ることができ、有機物汚泥等を攪拌羽根の上部まで充填
することができる。
【0085】さらに、空気を発酵槽下部から供給するの
で、攪拌部材を棒状とすることによる攪拌効率の低下を
補うことができる。
【0086】さらにまた、発酵槽側面又は底部の加熱装
置より、内部に充填及び攪拌される被堆肥化物に直接熱
伝導させることができ、熱効率が高く、電気的制御によ
る応答性が高い。このため、制御目標に設定した60〜
80℃の高温に有効かつ確実に長時間さらされるので、
生成した堆肥は有害微生物が死滅し、汚泥中に混入した
種子の発芽が防止され、肥料として有効なものとなる。
【0087】また、堆肥化させることにより、汚泥が発
する異臭を減少させ、さらに、得られる堆肥の含水率が
低下するので、堆肥の取扱いが容易となり、これを肥料
として使用しても、根腐れ等の問題を生じさせない。
【0088】さらに、発酵槽に余剰汚泥を供給し、適
宜、鋤返し等の攪拌混合を行いながら、高温で発酵分解
するので、得られる堆肥は、有機物中の分解容易な有機
物が分解され、主として難分解性の有機物を含む安定な
ものとなる。
【0089】さらにまた、重量を電気的に計測して制御
する装置を用いるので、より安定的に堆肥を製造するこ
とができ、装置を小型化することができる。
【0090】さらに、各処理場より出された余剰汚泥を
脱水後、効率よく短期間で堆肥化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる堆肥製造装置の例を示す正面
断面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】(a)棒状攪拌部材の配置を変えた場合の攪拌
混合装置の例を示す正面図 (b)(a)のB−Bからみた側面図
【符号の説明】
1 発酵槽 1a 上面部 1b 下面部 1c 端面部 1d 側面部 2 ブロア 3 熱交換器 4 空気流量計 5 供給空気 6 排気空気 7 開口部 7a 蓋 8 空気供給部 9 排気口 10 排出装置 11 被堆肥化物 21 攪拌混合装置 22 回転軸 23、23’ 棒状攪拌部材 24 掻取部材 25 プーリ 26 モータ 31 加熱装置 32 ロードセル 33 熱電対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 隆司 大阪府堺市戎島町5丁1番地 エス・ケ ー・エンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発酵槽及び攪拌混合装置からなる堆肥製
    造装置において、 上記発酵槽の上面部に有機物汚泥を投入する蓋を設ける
    と共に、発酵槽下面部に空気供給部を設け、 上記発酵槽の下面部又は側面部下部に加熱装置を設け、 上記攪拌混合装置は、上記発酵槽の両端面部で水平に保
    持された回転軸と、その回転軸から垂直に突き出た棒状
    攪拌部材を所定本数有することを特徴とする堆肥製造装
    置。
  2. 【請求項2】 上記各棒状攪拌部材は、それぞれ軸方向
    に一定間隔を有して上記回転軸に設けられると共に、上
    記回転軸の一方の端部から他方の端部に向かって順に、
    上記回転軸の回転方向或いはその回転方向と反対方向に
    120〜170°の位相差をもって設けられることを特
    徴とする請求項1に記載の堆肥製造装置。
  3. 【請求項3】 上記棒状攪拌部材は、丸棒、パイプ、ア
    ングル又は平棒であることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の堆肥製造装置。
  4. 【請求項4】 発酵槽内に堆肥を残存させ、有機物汚泥
    を添加し、棒状攪拌部材を回転軸を中心に回転させて上
    記有機物汚泥を混合し、上記発酵槽の下部より空気を供
    給することにより、上記有機物汚泥を発酵させ、発酵終
    了後、得られた堆肥を上記発酵槽に設けられた加熱装置
    により加熱して乾燥させ、得られた堆肥の一部を上記発
    酵槽内に残存させて次回の堆肥製造のために使用し、残
    りを外部に取り出すようにした堆肥の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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