JPH11293672A - 壁材打設装置および壁の形成方法 - Google Patents

壁材打設装置および壁の形成方法

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JPH11293672A
JPH11293672A JP10267598A JP10267598A JPH11293672A JP H11293672 A JPH11293672 A JP H11293672A JP 10267598 A JP10267598 A JP 10267598A JP 10267598 A JP10267598 A JP 10267598A JP H11293672 A JPH11293672 A JP H11293672A
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wall material
pipe
bit
wall
devices
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JP10267598A
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Norio Kagota
憲雄 籠田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁を形成する際に、パイプを複数本固定して
成る壁材を打設可能とし、壁を形成する際の時間短縮を
図ることができる壁材打設装置を提供する。 【解決手段】 複数本のパイプ13で形成された壁材3
0の各パイプ13下端部内壁のカラー36を押圧する複
数のデバイス64と、各デバイス64の下面側に設けら
れ、パイプ13が通過可能な穴を掘削するビット装置7
6、82、84と、各デバイス64に取り付けられるエ
アハンマー装置42と、各エアハンマー装置42を軸線
を中心に回転させる駆動装置52とを具備して成り、パ
イプ13cの穴を掘削するビット装置84は、掘削時に
は外端がパイプ13cの外方に突出する位置で係合して
土砂を掘削することによりパイプ13c外径よりも大径
の穴を掘削し、隣接する他のビット装置82と異なる高
さに取り付けられることにより、掘削時にビット外端が
パイプ13c外方に突出した際、他のビット装置82に
干渉しないように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁材を打設するこ
とにより壁を形成する壁材打設装置および壁の形成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】地面に掘削した穴内等で工事を行う場
合、穴の内壁から土砂が崩れ落ちたり、水が侵入しない
よう、鋼材等で穴の内壁を覆う壁を形成する必要があ
る。このような壁の形成方法として、特公平7−103
562号公報に示すような方法が知られている。図10
〜図12に、従来の壁の形成方法を示す。10は壁を形
成する鋼鉄製のパイプである。パイプ10は円筒形であ
って両端が開口している。パイプ10の外周面上には、
長手方向に延びる連結部12a、12bが設けられてい
る。左側の連結部12aは断面L字状に形成され、これ
に連結する右側の連結部12bは断面コの字状に形成さ
れている。カラー14は、両端が開口し、内径が円筒状
の部材であって、パイプ10の下端部内壁に固定され
る。また、カラー14は、図10に示すように外周円と
内周円の中心が偏心しており、左側の肉厚は右側のそれ
と比較して大きく形成されている。
【0003】次いで、パイプ10を地中に引き連れてい
く公知の掘削装置16について説明する。掘削装置16
を構成するデバイス17には、上部にスプライン溝23
が形成されている。このスプライン溝23に、エアハン
マー装置18のハンマーシリンダ19の下部内に螺合し
て固定されたネジ筒21の内周壁に設けた突条20が嵌
入する。このため、デバイス17は、上下動自在、かつ
ネジ筒21に対して非回転状態に係合し、図示しない駆
動装置によりハンマーシリンダ19が軸線を中心として
回転されることで、ハンマーシリンダ19と共に回転さ
れる。デバイス17には、カラー14の上端面に係合す
る大径の係合部20が形成されている。係合部20がカ
ラー14の上端面を押圧することにより、デバイス17
のパイプ10内から下方への抜け止めが図られると共
に、パイプ10を地中へ引き連れていくことができる。
ビット装置24a、24bは、底面視形状がほぼ半円状
を成し、デバイス17の円形の底面の中心に対し点対称
の位置に設けた軸穴に偏心軸26a、26bが挿入さ
れ、デバイス17に装着される。ビット装置24a、2
4bの底面には超硬合金で形成した掘削用チップ25が
十分な数固定されている。ビット装置24a、24b
は、デバイス17からの回転力が伝達されると偏心軸2
6a、26bを中心に回動して直状端面が当接して拡径
し、両ビット装置の端部がパイプより外方に突出して土
砂等を掘削する。
【0004】上述したパイプ10と掘削装置16を用い
て壁を形成する方法について説明する。まず、パイプ1
0の上端から掘削装置16を挿入してビット装置24
a、24bをパイプ10の下端から突出させる。そし
て、ハンマーシリンダ19の回転によってビット装置2
4a、24bを拡径させ、土砂を掘削する。このとき、
デバイス17の大径部20は、カラー14の上端面を押
圧するので、掘削装置が16がパイプ10を掘削穴内に
引き連れていくことができる。なお、カラー14の内径
は偏倚して形成されているので、カラー14の肉薄部分
に対応する位置においては、ビット装置24a、24b
の端部は回転軌跡Xを描いて回転して掘削を行う。すな
わち、ビット装置24a、24bは、連結部12bの下
方に対応する土砂を掘削する。パイプ10が所定の深さ
に達したら、ハンマーシリンダ19を逆回転させてビッ
ト装置24a、24bを縮径する。ビット装置24a、
24bの縮径後、掘削装置16をパイプ10から抜き出
す。これにより、1本のパイプの打設が終了する(図1
1の10a)。続いて、2番目のパイプ10bの連結部
材12aを、先に打設されたパイプ10aの連結部材1
2bに連結する。この状態でパイプ10b内に掘削装置
16を挿入して掘削を開始する。これを繰り返すことに
より、パイプ10を複数本連結して打設することがで
き、複数本連結されたパイプ10によって壁の形成が行
える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述してきた従来の壁
の形成方法では、1台の掘削装置を使ってパイプを1本
ずつ打設していくしかなく、壁の形成に時間がかかると
いった課題があった。
【0006】そこで、本発明は上記問題点を解決すべく
なされ、その目的とするところは、壁を形成する際に、
パイプを複数本固定して成る壁材を打設可能とし、壁を
形成する際の時間短縮を図ることができる壁材打設装置
及び壁の形成方法を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、本発明に係る壁
材打設装置によれば、複数本のパイプを平行に連設して
固定することにより形成された壁材を地中に打設する壁
材打設装置であって、前記各パイプ内部に挿入可能であ
り、パイプ下端部内壁に設けられたカラーを直接または
介在部材を介して間接的に押圧する、軸線を中心として
回転可能な複数のデバイスと、該各デバイスの下面側に
設けられ、前記デバイスと共に回転して、前記パイプが
通過可能な穴を掘削するビット装置と、前記各デバイス
の上端部を殴打するハンマーを有すると共に、前記各デ
バイスに回転力を伝達可能に前記各デバイスに取り付け
られるエアハンマー装置と、該各エアハンマー装置にエ
アを供給するロッドを介して、各エアハンマー装置を軸
線を中心に回転させる駆動装置とを具備して成り、前記
デバイスに設けられるビット装置のうち、少なくとも前
記壁材の一方の端部側に位置するパイプの穴を掘削する
ビット装置は、前記デバイスの下面側に回動可能に設け
られ、前記デバイスが回転する掘削時には外端がパイプ
の外方に突出する位置で係合して土砂を掘削することに
よりパイプ外径よりも大径の穴を掘削し、非掘削時には
パイプの内径よりも小径に窄まってパイプから引き抜き
可能な複数のビットから成るビット装置に形成されると
共に、隣接する他のビット装置と異なる高さに取り付け
られることにより、掘削時にビット外端がパイプ外方に
突出した際、該他のビット装置に干渉しないように設け
られていることを特徴としている。この構成を採用する
ことによって、隣接するビット装置が干渉しないので、
複数本のパイプを連設して固定した壁材であっても容易
に打設することができ、また、少なくとも壁材の一方の
端部側に位置するパイプの穴を掘削するビット装置は、
該パイプよりも大径の穴を掘削するので、壁材同士を連
結しつつ打設を行うことも可能となる。また、前記壁材
の他方の端部側に位置するパイプの穴を掘削するビット
装置は、該パイプの外径とほぼ同形の穴を掘削する大き
さに形成されていることにより、既に打設されている壁
材に、次回打設する壁材の他方の端部側に位置するパイ
プの穴を掘削するビット装置を接触させずに壁材の打設
を行うことができる。
【0008】また、本発明に係る壁の形成方法によれ
ば、複数本のパイプが平行に連設されて固定され、一方
の端部および他方の端部に位置するパイプの外壁に軸線
方向に伸びる連結片が設けられた壁材を請求項1または
2記載の壁材打設装置を用いて地中に打ち込み、次い
で、次回打ち込む前記壁材を、前記既に打ち込まれた壁
材の他方の端部側のパイプの回りに該パイプの外径より
も大径に掘削された穴内で伸びる前記連結片に次回打ち
込む壁材の一方の連結片を一端側から係合するようにし
て、請求項1または2記載の壁材打設装置を用いて地中
に打ち込むようにして、複数の壁材を連結しつつ順次地
中に打ち込むことにより地中に複数本のパイプから成る
壁を形成することを特徴としている。このような方法を
用いれば、複数本のパイプを平行に連設して固定した壁
材同士を連結しつつ打設することができ、壁の形成に要
する時間の短縮を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1に壁を構成
するパイプの平面図を、図2に壁材打設装置の下部の正
面図を、図3に壁材打設装置の上部の正面図を示し、第
1の実施例について説明する。壁は、複数本のパイプ1
3を平行に連設して固定することにより形成される壁材
30が、地中に打設されることで形成される。パイプ1
3は、土圧等に耐えられるよう鋼鉄製であってその両端
が開口する円筒状に形成されている。本実施例において
は、このようなパイプ13を、固定部材32によって3
本固定し、パイプ13が3本固定されたものを1本の壁
材30としている。壁材30を形成するパイプ13同士
を固定する固定片32は、四角柱状に形成された鋼鉄製
の部材であって、互いに固定されるパイプ10の長手方
向に沿って溶接等の手段により固定される。また、壁材
30と他の壁材とを連結する部位には、断面が鉤状に形
成されて、パイプの軸線方向に延びる連結片34が設け
られている。すなわち、本実施例において壁材30同士
は、連結片34同士を上下方向からスライドさせて係合
することで連結が行われる。さらに、連結片34は、壁
材30の左端のパイプ13に見られるように、連結され
る壁材同士が直角方向に連結されるような位置に取り付
られてもよく、連結片34の取り付け位置によって屈曲
した壁など様々な形態の壁を形成することができる。ま
た、パイプ13の下端部内壁には、カラー36が溶接等
の手段により固定されている(図2)。カラー36は、
その両端が開口する円柱状の部材であり、パイプ13の
内方側に突出する突出部36aを有する。
【0010】壁材30は、壁材30を構成する各パイプ
13内に挿入されるデバイス、ビット装置、エアハンマ
ー装置および駆動装置を3組平行して設けた壁材打設装
置40によって打設される。図2では、3本の各パイプ
13内に設けられているエアハンマー装置の構造は同じ
なので、左端のエアハンマー装置42のみを断面で示し
ている。また、左端のパイプを13aとして、既に打設
された壁材と連結する側とする。なお、ここでは、各パ
イプ13a、13b、13c内に嵌挿される各デバイス
64a、64b、64cは、共通の説明で足りるのでデ
バイス64と称する。エアハンマー装置42は、ハンマ
ーシリンダ44の内部にハンマー46を備える。エアハ
ンマー装置42には、高圧の圧縮空気を送り込むロッド
48が連結されている。ロッド48の上部にはギア50
が設けられ、駆動装置としての油圧モータ52によって
軸線を中心として回転される。また、ロッド48には公
知のエア継手53が取り付けられ、エア継手53を介し
て図示しない圧縮空気源(エアコンプレッサー)に接続
されることにより、回転するロッド48内に圧縮空気を
送気可能になっている。なお、54、54は軸受けであ
る。56は筒体であり、ロッド48およびエアハンマー
装置42を覆って配設されている。筒体56の外周には
螺旋羽根58が取り付けられ、掘削した土砂を上方に排
出可能になっている。筒体56の上部にもギア59が設
けられ、第2の駆動装置としての油圧モータ60によっ
て軸線を中心に回転される。62は軸受けである。
【0011】エアハンマー装置42の下端部には、デバ
イス64の上部65が挿入されている。デバイス64の
外周面にはスプライン溝66が形成されており、このス
プライン溝66内に、エアハンマー装置42のハンマー
シリンダ44の下部内に螺合して固定されたネジ筒68
の内周壁に設けた突条69が嵌入する。このため、デバ
イス64は、上下動自在、且つネジ筒68に対して非回
転状態に係合し、油圧モータ52によりエアハンマー装
置42が軸線を中心に回転されることでエアハンマー装
置42と共に回転する。ハンマー46は、ハンマーシリ
ンダ44内に位置するデバイス64の上端面を殴打す
る。なお、このデバイス64の上端部にはカラー70が
嵌着されて抜け止めがなされている。デバイス64の中
途部には大径の係合部72が形成されている。係合部7
2は、カラー36の突出部36aに係合し、各パイプ1
3の下端部に固定されているカラー36を押圧してい
る。また、デバイス64の外周面には上下方向に延びる
排出溝74が凹設されている。排出溝74は、デバイス
64の下部から係合部72の上面まで形成され、掘削さ
れた土砂をパイプ13内部に排出するように設けられて
いる。
【0012】図4に、壁材打設装置の底面図を示す。左
端のパイプ13a内に嵌挿された(先に打設された壁材
と連結する)側のデバイス64aの下面には、形状がそ
れぞれ半円形状を成すビット76a、76bから成るビ
ット装置76が装着されている。ビット76a、76b
には、各1本の偏心軸78a、78bがデバイス64a
の円形を成す底面にデバイス64aの底面の中心に対し
点対称の位置に設けた軸穴(図示せず)に回動自在に固
定されるように立設されている。ビット装置76の底面
には、超硬合金製の掘削用チップ80が十分な数固定さ
れている。また、中央に位置するパイプ13b、右端の
パイプ13c内に嵌挿されたデバイス64b、64cに
も、形状がそれぞれ半円形状を成すビット82a、82
bから成るビット装置82と、ビット84a、84bか
ら成るビット装置84とがそれぞれ装着されている。こ
れらのビット装置82、84の各ビットにも、上述した
ビット装置76と同様に、各1本の偏心軸78a、78
bがデバイス64b、64cの円形を成す底面にデバイ
ス64b、64cの底面の中心に対し点対称の位置に設
けた軸穴(図示せず)に回動自在に固定されるように立
設されている。また、ビット装置82、84の底面に
も、超硬合金製の掘削用チップ80が十分な数固定され
ている。なお、各デバイス64a、64b、64cに底
面には、ハンマー46を作動させた高圧の圧縮エアを排
出するためのエア抜き穴81が設けられている。
【0013】各デバイス64a、64b、64cは、そ
の上下方向の長さが、それぞれ隣接するデバイス同士で
交互に異なるものとなるように配設されている。このた
め、各ビット装置76、82、84は、隣接するビット
装置同士が異なる高さで各デバイスに取り付けられ、掘
削時にビット装置が拡径した際に、隣接するビット装置
と干渉しないように設けられている。本実施例において
は、左端のデバイス64aと右端のデバイス64cとは
等しい長さのデバイスを用い、中央のデバイス64bは
これら左右両端のデバイス64a、64cよりも長いデ
バイスを用い、中央のデバイス64bに装着されたビッ
ト装置82の上面が、左右両端のデバイス64a、64
cに装着されたビット装置76、84の底面よりも下方
に位置するように設けられている。このように、隣接す
るビット装置が干渉しないので、複数本のパイプを連設
して固定した壁材であっても容易に打設することができ
る。
【0014】図5に、各掘削装置を回転させた際の各ビ
ット装置の拡径の様子を示す。各ハンマーシリンダ44
が各油圧モータ52からの駆動力を受け、矢印方向に回
転することにより、各デバイス64a、64b、64c
と、各デバイスに設けられた各ビット装置76、82、
84も一体となって同方向へ回転する。これにより、各
ビット装置76、82、84は掘削面からの抵抗力を受
け、各デバイス64a、64b、64cに一対として設
けられている各ビットが各偏心軸78a、78bを中心
に回動する。すると、各ビット装置76、82、84の
外端が各デバイス64a、64b、64cの径よりも拡
径する。このとき、半円状の各ビットの対向する互いの
直状端面が接触してストッパーとの役割を果し、各ビッ
ト装置76、82、84の回動が停止する。各ビット装
置76、82、84が拡径した際、左端のビット装置7
6は、その外端が既に打設された壁材に接触しないよう
な位置まで拡径する。すなわち、ビット装置76の拡径
範囲は、パイプ13aとほぼ同径の穴を掘削可能な程度
である。このため、既に打設されている壁材に、次回打
設する壁材の他方の端部側に位置するパイプの穴を掘削
するビット装置を接触させずに壁材の打設を行うことが
できる。
【0015】中央のビット装置82および右端のビット
装置84の外端は、図5の二点鎖線に示す回転軌跡のよ
うにパイプ13の外方に突出する。すなわち、ビット装
置82、84は、パイプ13に取り付けられている固定
部材32および連結部材34が存する部位を含み、次回
に打設される壁材の端部が存するはずの位置まで拡径す
る。このように次回に打設される壁材と連結する側の右
端のビット装置84が拡径するので、既に打設された壁
材と次回に打設される壁材とを連結しつつ壁材を打設す
ることができる。また、連結の際も、連結部材34の鉤
状の連結部分に土砂が詰まらず、後に打設されるはずの
壁材に設けられた連結部材との連結をスムーズに行うこ
とができる。さらに、中央のビット装置83もパイプ1
3に取り付けられている固定片32および連結片34が
存する部位を含んで拡径するので、パイプ13間を固定
する固定片32が土砂の抵抗を受けることなく、壁材3
0全体を良好に打設することができる。
【0016】上述したような各ビット装置の拡径量は、
各ビット装置が縮径した際に互いの直状端面間に生じる
隙間の幅によって決定される。すなわち、図4に示すよ
うに、左端のビット装置76の直状端面間に生じる隙間
86を、中央のビット装置82および右端のビット装置
84の直状端面間に生じる隙間88、89よりも幅狭に
形成するのである。このように、各ビットの互いに対向
する直状端面間に生じる隙間を幅狭に形成することによ
って、隙間を幅広に形成した場合と比較して各ビットが
偏心軸を中心として回動した際に、回動を停止させる直
状端面間の接触が、隙間を幅広に形成した場合よりも早
くなり、ビット装置を拡径量を小さくすることができ
る。
【0017】次に、上述してきた壁材打設装置40を用
いて壁を形成する方法について、図6に基づいて説明す
る。図1に示した壁材30の上方から、各パイプ13内
に、ビット装置76、82、84、デバイス64a、6
4b、64cおよびエアハンマー装置42、42、42
を挿入することによって壁材打設装置40を装着する。
各ビット装置は各パイプ13の下端から突出して装着さ
れる。
【0018】掘削は、各油圧モータ52の駆動により各
ビット装置76、82、84に伝達される回転力と、各
ハンマー46が各デバイス64a、64b、64cの上
端面を殴打することによる衝撃力とをもって行われる。
各ビット装置76、82、84は、回転力を受けて掘削
面に当接することによる掘削抵抗によって拡径する。壁
材30は、各デバイス64a、64b、64cの係合部
72がパイプ13の下端部内壁に固定されているカラー
36を押圧することにより掘削穴内に引き連れられてい
く。壁材30が所定の深さに達したら、各ビット装置7
6、82、84を逆回転させて縮径させ、壁材打設装置
40を壁材から抜き出す。これにより、一本の壁材の打
設が終了する。
【0019】既に打設済みの壁材30a(図6)に新た
な壁材を連結して打設するには、まず、既に打設済みの
壁材30aの一方の端部側の連結片34aと新たな壁材
30bの他方側の連結片34bとを連結させる。連結片
同士は上下方向からスライドさせて係合することで連結
される。この状態で、壁材30bの上方から各パイプ1
3内に、ビット装置76、82、84、デバイス64
a、64b、64cおよびエアハンマー42装置をそれ
ぞれ挿入することによって壁材打設装置40を装着す
る。この後も、上述したと同様に掘削が行われ、壁材3
0bは掘削穴内に引き連れられて打設される。このと
き、既に打設された壁材30aの連結片34aと打設中
の壁材30bの連結片34bとは掘削に伴って徐々に下
方にスライドしていく。また、左端のビット装置76
は、先に打設された壁材30aの連結片34aと接触し
ないような位置にしか拡径しないので、連結しつつ掘削
が可能である。壁材30が所定の深さに達したら、各ビ
ット装置76、82、84を逆回転させて縮径させ、壁
材打設装置40を壁材30から抜き出す。これにより、
2本目の壁材30の打設が終了する。この作業を繰り返
していくことによって、複数本のパイプから成る壁材を
連結しつつ打設していくので、壁を速やかに形成するこ
とができる。
【0020】次に、図7、図8に基づいて、壁材打設装
置の第2の実施例について説明する。図7に示すよう
に、本実施例における壁材85は、複数本のパイプ13
同士をパイプ13の外壁面において直接、溶接等の手段
によって固定して形成している。壁材85の両端部に存
するパイプには、他の壁材と連結するための連結片34
が設けられている。連結片34は、上述してきた実施例
と同様に断面が鉤状に形成され、パイプの軸線方向に延
びる部材である。連結片34は、溶接等の手段によって
パイプ13に固定される。
【0021】図8に、図7に示す壁材85を打設する壁
材打設装置90の下部の正面図を示す。この壁材打設装
置90の上部については、上述した実施例と同じであり
図3に示す通りであるので、ここでは省略する。また、
壁材打設装置90の下部の構成要素のうち、上述した実
施例と同じ構成要素については同一の符号を付し、説明
を省略する。筒体56内のエアハンマー装置42は3本
とも同じ構造であり、左端のエアハンマー装置42のみ
を断面で示している。さらに、図2と同様に、左端のパ
イプを13aとして、既に打設された壁材と連結する側
とする。本実施例では、左端のパイプ13aおよび中央
のパイプ13bは、リングビット92およびセンタービ
ット94から成るビット装置によって土砂が掘削され、
打設が行われる。
【0022】センタービット94の中途部には、リング
ビット92にハンマー46の衝撃力および油圧モータ5
3からの回転力を伝達するための係合部96が設けられ
ている。係合部96よりも上の部分は、エアハンマー装
置42内に挿入されるデバイス部98が形成されてい
る。このデバイス部98の構造は、図2に示したデバイ
ス64の上部65と同一の構造である。係合部96より
も下の部分は、リングビット92内に挿入される挿入部
97に形成されている。挿入部97の底面には掘削用チ
ップ80が十分な数固定され、土砂を掘削可能である。
センタービット94の外周面には、係合部96から挿入
部97を経て底面まで延びる排出溝74が凹設されてい
る。排出溝74は、掘削された土砂をパイプ13内に排
出するように設けられている。
【0023】リングビット92は、内部にセンタービッ
ト94の挿入部97を挿入可能にリング状に形成され、
パイプ13に回転可能に取り付けられる。また、底面に
は掘削用チップ80が十分な数固定され、土砂を掘削可
能に設けられている。リングビット92の中途部には、
周溝99が形成されている。周溝99には、二つ割りに
したカラー36が組み込まれ、このカラー36をパイプ
13の下端部に溶接等の手段で固定する。このようにし
て、リングビット92は、パイプ13に対して回転可能
に固定されるのである。リングビット92の上端部に設
けられた凹部100と、センタービット94の係合部9
6の下端部に突出して設けられた凸部102は凹凸係合
するように形成されている。このように凹部100と凸
部102が係合することにより、センタービット94が
リングビット92へ回転力を伝達することができる。ま
た、デバイス部98は、リングビット92の周溝99の
上面が、カラー36の突出部36aを押圧することによ
り、センタービット94とリングビット92を介在部材
として間接的にカラー36を押圧している。
【0024】右端のパイプ13cには、図2の壁材打設
装置の右端のパイプ13cと同一の構成を有するエアハ
ンマー装置42、デバイス64cおよびビット装置84
が挿入されている。このため、パイプ13c内に挿入さ
れる装置については同じ符号を付し、説明を省略する。
このような構成を有しているため、次回に打設されるは
ずである壁材との間の連結片34が存する部位もビット
装置84によって掘削させるので、既に打設された壁材
と次回に打設される壁材とを連結して壁材を打設するこ
とができる。また、連結の際も、連結部材34の鉤状の
連結部分に土砂が詰まらず、次回に打設されるはずの壁
材に設けられた連結部材との連結をスムーズに行うこと
ができる。また、デバイス64cは、ビット装置84の
外端が掘削時に外方に突出した際に、ビット装置84と
中央のパイプ13b内に取り付けられているリングビッ
ト92とが接触しないような長さを有している。すなわ
ち、中央のリングビット92の底面が、ビット装置84
の上方に位置するような長さである。左端および中央の
リングビット92、92同士は、拡径しないので掘削時
においても干渉せず、また、リングビット92、92と
右端のビット装置84とは異なる高さに設けられ、干渉
しないので、複数のビット装置を互いに干渉しないよう
に備えることができ、複数本のパイプを連設して固定し
た壁材であっても容易に打設することができる。
【0025】上述した第1の実施例では、パイプを固定
する固定片として四角柱状の部材を用いた場合について
説明してきたが、これに限られることはない。例えば、
固定片としては断面L字状の部材とし、各パイプには断
面L字状の部材を溶接等の手段によって取り付けて、パ
イプ同士の固定には断面L字状の部材を組み合わせて溶
接等の手段により固定して四角柱状に形成してもよい
し、他の形状であってもよい。さらに、第1の実施例に
おいては固定片を用いずに直接パイプ同士を固定しても
よい。また、第1、第2の実施例共に連結片としては、
鉤状の部材を用いた場合について説明してきたが、これ
に限られることはない。例えば、一部を切り欠いた断面
ロの字状のものと断面T字状のものとを組み合わせて連
結ができるようにしたものであってもよい。さらに、第
1、第2の実施例では、3本のパイプを固定して1本の
壁材を形成するようにしているが、複数本であれば何本
のパイプを固定して1本の壁材を形成してもよい。ま
た、各エアハンマー装置を回転させる駆動装置は、第
1、第2の実施例では各エアハンマー装置に接続されて
複数台設けられていたが、1台の駆動装置によって各エ
アハンマー装置を回転させるように設けてもよい。
【0026】上述してきた各実施例による壁材打設装置
を用いれば図9に示すような囲い103を壁材により形
成することもできる。このような長方形の囲い103
は、まず、壁材30aを打設し、次いで、この壁材30
aの一方の端部側の連結片34aと次に打設される壁材
30bの他方の端部側の連結片34bとを連結しつつ打
設を行い、順次壁材30c、30dの順で、各連結片3
4を連結しつつ壁材の打設を行うことで形成される。こ
のとき、長方形の角に位置する連結片34のパイプへの
取り付け位置は、固定片32に対して90°になるよう
に設けられて成る。なお、最後に打設される壁材30f
を打設する際には、上述してきた壁材打設装置40また
は90を用いると、壁材打設装置40または90の一方
の端部側に設けられているビット装置84は、壁材30
aの他方の端部側の連結片34cに干渉してしまう位置
まで拡径してしまうため、壁材30fは、壁材30dと
壁材30aとの間で連結しつつ打設することができな
い。そこで、最後に打設される壁材30fを打設するに
は、上述してきた壁材打設装置40また90を用いず
に、一方の端部側に設けられているビット装置がパイプ
の外方に突出せずに、パイプの外径とほぼ同じ径の穴を
掘削する壁材打設装置を用いるとよい(図示せず)。
【0027】以上本発明につき好適な実施例を挙げて種
々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る壁材打設装置によれば、隣
接するビット装置が干渉しないので、複数本のパイプを
連設して固定した壁材であっても容易に打設することが
でき、また、少なくとも壁材の一方の端部側に位置する
パイプの穴を掘削するビット装置は、該パイプよりも大
径の穴を掘削するので、壁材同士を連結しつつ打設を行
うことも可能となる。また、壁材の他方の端部側に位置
するパイプの穴を掘削するビット装置は、該パイプの外
径とほぼ同形の穴を掘削する大きさに形成されているこ
とにより、既に打設されている壁材に、次回打設する壁
材の他方の端部側に位置するパイプの穴を掘削するビッ
ト装置を接触させずに壁材の打設を行うことができる。
さらに、本発明に係る壁の形成方法によれば、複数本の
パイプから成る壁材を連結しつつ打設していくので、壁
を速やかに形成することができ、壁の形成に要する時間
の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数本のパイプにより形成された壁材の第1の
実施例の平面図である。
【図2】壁材打設装置の第1の実施例の下部を壁材に装
着させた際の断面図である。
【図3】壁材打設装置の第1の実施例の上部の正面図で
ある。
【図4】図2に示した壁材打設装置と壁材の底面図であ
る。
【図5】図4に示した壁材打設装置と壁材において、ビ
ット装置を拡径させた際の底面図である。
【図6】壁の形成方法を説明する説明図である。
【図7】複数本のパイプにより形成された壁材の第2の
実施例の平面図である。
【図8】壁材打設装置の第2の実施例の下部を壁材に装
着させた際の断面図である。
【図9】パイプを連結して囲いを形成した際の斜視図で
ある。
【図10】従来のパイプを連結した状態を示す平面断面
図である。
【図11】従来の壁の形成方法を示す説明図である。
【図12】掘削装置を用いて壁を形成する際の説明図で
ある。
【符号の説明】
13 パイプ 30 壁材 32 固定部材 34 連結部材 36 カラー 40 壁材打設装置 42 エアハンマー装置 44 ハンマーシリンダ 46 ハンマー 48 ロッド 50 ギア 52 油圧モータ 53 エア継手 54 軸受け 56 筒体 58 螺旋羽根 59 ギア 60 油圧モータ 62 軸受け 64a、64b、64c デバイス 65 デバイスの上部 66 スプライン溝 68 ネジ筒 69 突条 70 カラー 72 係合部 74 排出溝 76 ビット装置 78a、78b 偏心軸 80 掘削用チップ 82 ビット装置 84 ビット装置 85 壁材 86 隙間 88 隙間 89 隙間 90 壁材打設装置 92 リングビット 94 センタービット 96 係合部 97 挿入部 98 デバイス部 99 周溝 100 凹部 102 凸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のパイプを平行に連設して固定す
    ることにより形成された壁材を地中に打設する壁材打設
    装置であって、 前記各パイプ内部に挿入可能であり、パイプ下端部内壁
    に設けられたカラーを直接または介在部材を介して間接
    的に押圧する、軸線を中心として回転可能な複数のデバ
    イスと、 該各デバイスの下面側に設けられ、前記デバイスと共に
    回転して、前記パイプが通過可能な穴を掘削するビット
    装置と、 前記各デバイスの上端部を殴打するハンマーを有すると
    共に、前記各デバイスに回転力を伝達可能に前記各デバ
    イスに取り付けられるエアハンマー装置と、 該各エアハンマー装置にエアを供給するロッドを介し
    て、各エアハンマー装置を軸線を中心に回転させる駆動
    装置とを具備して成り、 前記デバイスに設けられるビット装置のうち、少なくと
    も前記壁材の一方の端部側に位置するパイプの穴を掘削
    するビット装置は、前記デバイスの下面側に回動可能に
    設けられ、前記デバイスが回転する掘削時には外端がパ
    イプの外方に突出する位置で係合して土砂を掘削するこ
    とによりパイプ外径よりも大径の穴を掘削し、非掘削時
    にはパイプの内径よりも小径に窄まってパイプから引き
    抜き可能な複数のビットから成るビット装置に形成され
    ると共に、隣接する他のビット装置と異なる高さに取り
    付けられることにより、掘削時にビット外端がパイプ外
    方に突出した際、該他のビット装置に干渉しないように
    設けられていることを特徴とする壁材打設装置。
  2. 【請求項2】 前記壁材の他方の端部側に位置するパイ
    プの穴を掘削するビット装置は、 該パイプの外径とほぼ同形の穴を掘削する大きさに形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の壁材打設装
    置。
  3. 【請求項3】 複数本のパイプが平行に連設されて固定
    され、一方の端部および他方の端部に位置するパイプの
    外壁に軸線方向に伸びる連結片が設けられた壁材を請求
    項1または2記載の壁材打設装置を用いて地中に打ち込
    み、 次いで、次回打ち込む前記壁材を、前記既に打ち込まれ
    た壁材の他方の端部側のパイプの回りに該パイプの外径
    よりも大径に掘削された穴内で伸びる前記連結片に次回
    打ち込む壁材の一方の連結片を一端側から係合するよう
    にして、請求項1または2記載の壁材打設装置を用いて
    地中に打ち込むようにして、 複数の壁材を連結しつつ順次地中に打ち込むことにより
    地中に複数本のパイプから成る壁を形成することを特徴
    とする壁の形成方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011510187A (ja) * 2008-01-14 2011-03-31 ソイルメック ソシエタ ペル アテオニ 柱列状連続孔を削孔するための設備

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011510187A (ja) * 2008-01-14 2011-03-31 ソイルメック ソシエタ ペル アテオニ 柱列状連続孔を削孔するための設備

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