JPH11293326A - 電気アーク炉操業方法 - Google Patents

電気アーク炉操業方法

Info

Publication number
JPH11293326A
JPH11293326A JP9782098A JP9782098A JPH11293326A JP H11293326 A JPH11293326 A JP H11293326A JP 9782098 A JP9782098 A JP 9782098A JP 9782098 A JP9782098 A JP 9782098A JP H11293326 A JPH11293326 A JP H11293326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
amount
water
electric arc
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9782098A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Honjo
庄 則 夫 本
Masahide Tsuno
野 雅 英 津
Hajime Aragai
貝 元 新
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP9782098A priority Critical patent/JPH11293326A/ja
Publication of JPH11293326A publication Critical patent/JPH11293326A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Abstract

(57)【要約】 【課題】 炉内装入物の均一溶解が可能であると共に電
力原単位のより一層の低減が可能である電気アーク炉操
業方法を提供する。 【解決手段】 炉壁に水冷パネル1Wをそなえた電気ア
ーク炉1によりスクラップ等の炉内装入物3の溶解を行
うに際し、水冷パネル1Wでの抜熱量Q=(排出冷却水
温度t−供給冷却水温度t)×冷却水供給量Vを測
定・管理することによりスクラップ等の炉内装入物3の
溶解状況や炉内各部位での熱負荷を把握して均一溶解を
促進すると共に炉体からの総抜熱量を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクラップ(屑
鉄)を主原料として鉄鋼材料を製造するのに好適な電気
アーク炉操業方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スクラップを主原料として鉄鋼材
料を製造するに際しては、例えば、図5に示すように、
まず、電気アーク炉51内にスクラップ,ダライ粉,故
銑等の炉内装入物52を投入し、次いで、電極53に通
電して行われるアーク加熱により溶解するのが普通であ
る(例えば、「第3版 鉄鋼便覧 第II巻 製銑・製
鋼」 昭和54年10月15日発行 第527頁〜第5
62頁 『10・1 アーク炉』)。
【0003】この種の電気アーク炉51は、炉体のほぼ
すべてを炉殻の内側で耐火れんがにより構築したものと
する(例えば、炉壁部分から炉底部分にかけては定形れ
んが51Bを使用し、炉底部分には不定形れんが51C
を使用する)のが一般的であったが、その後、耐火物コ
ストの低減をはかるために、炉壁部分の耐火れんがの一
部ないしは全部の代わりに、同じく図5に示すように、
水冷パネル(ないしは水冷ボックス)54を炉殻55の
内側に並べて設けた構造のものとすることもあった。
【0004】ところで、上述した炉壁部分がすべて耐火
れんがである電気アーク炉や、炉壁部分の一部に水冷パ
ネルを設けた電気アーク炉等を用い、スクラップ,ダラ
イ粉,故銑等の炉内装入物52を電気アーク炉51内に
投入してこれらの炉内装入物52の溶解をさらに促進す
るために、電極53を介した投入電力量をより一層増大
するようになすこともあるが、このような投入電力量の
より一層の増大を行ったときには、図6に示すように、
炉内のある部位(例えば、図6の#8〜#9〜#10の
部位)で炉内装入物52の溶解が促進されるいわゆるホ
ットスポットが形成される一方で、炉内の別のある部位
(例えば、図6の#12〜#3〜#6の部位)で溶解が
あまり進行しないいわゆるコールドスポットが形成され
る傾向が大となって、均一な溶解を行いがたくなること
から、むしろ溶解操業に必要な時間が増大して電力原単
位がかえって悪化することもありうるという問題点があ
った。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このような従来の問題点にか
んがみてなされたものであって、とくに、炉壁部分およ
び/または炉蓋部分に水冷パネルを用いた電気アーク炉
において、投入電力量をさらに増大して炉内装入物の溶
解のより一層の向上をはかったときでも均一溶解が可能
であって、溶解時間の短縮により電力原単位のさらなる
低減を図ることができるようにすることを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる電気アー
ク炉操業方法は、請求項1に記載しているように、炉壁
に水冷パネルをそなえた電気アーク炉によりスクラップ
等の炉内装入物の溶解を行うに際し、水冷パネルでの抜
熱量を測定・管理することによりスクラップ等の炉内装
入物の溶解状況や炉内各部位での熱負荷を把握して均一
溶解を促進すると共に炉体からの総抜熱量を低減するよ
うにしたことを特徴としている。
【0007】そして、本発明に係わる電気アーク炉操業
方法の実施態様においては、請求項2に記載しているよ
うに、水冷パネルに供給する冷却水温度tと水冷パネ
ルから排出される冷却水温度tとの差と、冷却水供給
量Vとの積Q=(t−t)×Vにより水冷パネルで
の抜熱量を測定するようにしたことを特徴としている。
【0008】同じく、本発明に係わる電気アーク炉操業
方法の実施態様においては、請求項3に記載しているよ
うに、水冷パネルでの抜熱量が少ない部位(すなわち、
コールドスポットの部位)にあるスクラップ等の炉内装
入物に対して燃焼バーナーによる火炎加熱を行って均一
溶解を促進すると共に炉体からの総抜熱量を低減するよ
うにしたことを特徴としている。
【0009】同じく、本発明に係わる電気アーク炉操業
方法の実施態様においては、請求項4に記載しているよ
うに、水冷パネルでの抜熱量が少ない部位(すなわち、
コールドスポットの部位)にあるスクラップ等の炉内装
入物に対して燃焼バーナーによる多量の火炎加熱を行う
と共に抜熱量が多い部位(すなわち、ホットスポットの
部位)にあるスクラップ等の炉内装入物に対して燃焼バ
ーナーによる少量の火炎加熱を行って均一溶解を促進す
ると共に炉体からの総抜熱量を低減するようにしたこと
を特徴としている。
【0010】同じく、本発明に係わる電気アーク炉操業
方法の実施態様においては、請求項5に記載しているよ
うに、水冷パネルでの抜熱量が少ない部位においてさら
に酸素吹精を行うようにしたことを特徴としている。
【0011】同じく、本発明に係わる電気アーク炉操業
方法の実施態様においては、請求項6に記載しているよ
うに、炉内各部位での熱負荷が同レベルで且つ最小とな
る条件で電力および燃焼バーナーによる投入熱量および
場合によってはさらに酸素吹精による発生熱量を制御す
るようにしたことを特徴としている。
【0012】さらにまた、他の実施態様においては、冷
却水温度の上限を例えば85℃に設定し、この温度を超
えたときには、燃焼バーナーや酸素吹精ノズルからの火
炎量や酸素吹精量の低減ないしは停止、これらの送給方
向(円周方向や高さ方向)の変更、電極加熱の際のアー
クの偏向方向の変更などを行うようになすこともでき、
あるいはこの時期を見計らってスクラップ等の炉内装入
物の追装を行うようになすこともできる。
【0013】
【実施例】図1は本発明による電気アーク炉操業方法の
一実施例を示すものであって、ここで示す電気アーク炉
1は、炉底部分が定形耐火れんが1Bおよび不定形耐火
れんが1Cにより形成されていると共に、炉壁部分が水
冷パネル1Wおよび炉殻1Sにより形成され、炉壁部分
には図2にも示すように多数の燃焼バーナー(図示例で
は12本)2が貫通して設けてあり、炉内に投入したス
クラップ等の炉内装入物3を電極4でアーク加熱する構
造としたものである。
【0014】そして、燃焼バーナー2は、水冷パネル1
Wおよび炉殻1Sとの貫通部分に水冷スリーブ2Sをそ
なえているものとなっている。
【0015】そしてまた、水冷パネル1Wには、図3に
も示すように、冷却水供給管7Aが接続してあると共に
冷却水排出管7Bが接続してあって、それぞれに温度セ
ンサー8A,8Bが設けてあり、さらには、冷却水供給
管7Aの途中に水量計9が設けてある。
【0016】このような炉壁に水冷パネル1Wをそなえ
た電気アーク炉1によってスクラップ等の炉内装入物3
のアーク加熱による溶解を行うに際し、水冷パネル1W
での抜熱量Q、すなわち、水冷パネル1Wに供給する冷
却水温度tと水冷パネル1Wから排出される冷却水温
度tとの差と、冷却水供給量Vとの積Q=(t−t
)×Vによって算出される抜熱量Qを演算器5により
測定することによって、スクラップ等の炉内装入物3の
溶解状況を把握すると共に炉内各部位での熱負荷を把握
する。なお、冷却水供給量Vは、水圧および管径からあ
らかじめ演算器5に入力しておき、そのときの水圧値か
らそのときの冷却水供給量Vを決めるようにしてもよ
く、冷却水供給量は実測しなくても推定できるようにし
ておくことも可能である。
【0017】そして、従来において図6に示したように
水冷パネル1Wでの抜熱量Qが少ない部位(例えば、図
6の#12〜#3〜#6の部位)にあるスクラップ等の
炉内装入物3はいわゆるコールドスポットの状態となっ
ていて溶け遅れを生じているので、このようなコールド
スポットの部位に対しては、図1および図2に示す燃焼
バーナー2のうちの選択された燃焼バーナー2による火
炎加熱を行う。
【0018】そして、例えば、水冷パネル1Wでの抜熱
量Qが少ない部位(すなわち、コールドスポットの部
位)にあるスクラップ等の炉内装入物3に対しては燃焼
バーナー2のうちの選択された燃焼バーナー2による多
量の火炎加熱を行うと共に、抜熱量Qが多い部位(すな
わち、ホットスポットの部位)にあるスクラップ等の炉
内装入物3に対しては燃焼バーナー2のうちの選択され
た燃焼バーナー2による少量の火炎加熱を行うようにな
すことによって、図4に示すように、各部位での抜熱量
のばらつきをより一層少ないものとし、均一溶解を促進
すると共に、炉体からの総抜熱量を低減するようにな
す。
【0019】さらに必要に応じては、水冷パネル1Wで
の抜熱量Qが少ないコールドスポットの部位において
は、図2に例示する部位に設けた酸素吹精ノズル6を用
いて、酸素吹精を行うようになすことによって、より迅
速な均一溶解が促進されるようにする。
【0020】このようにして、水冷パネル1Wでの抜熱
量Qを測定・管理して、スクラップ等の炉内装入物2の
溶解状況や炉内各部位での熱負荷を把握し、電力投入に
よるアーク加熱に加えて、コールドスポット部位等の必
要部位への燃焼バーナー2による火炎加熱ないしは場合
によってはさらに酸素吹精ノズル6による酸素吹精を行
うようになすことによって、炉内各部位での熱負荷が同
じレベルで且つ最小となる条件で、電力および燃焼バー
ナーによる投入熱量および場合によってはさらに酸素吹
精による発生熱量を制御する。
【0021】この場合、排出される冷却水の温度が常用
で例えば40℃であるように設定し、例えば65℃を上
限として火炎量や酸素吹精量の低減・停止あるいはそれ
らの方向(円周方向や高さ方向)の変更、さらにはアー
ク加熱の際の偏向方向の変更などの管理をするようにな
すこともできる。
【0022】そして、ここで使用する燃焼バーナー2
は、水冷パネル1Wおよび炉殻1Sとの貫通部分に水冷
スリーブ2Sをそなえているものとしている。また、火
炎の方向を適宜に変更することができるものとしてい
る。
【0023】したがって、このような水冷スリーブ2S
を設けたものとすることによって、それによる冷却効果
で燃焼バーナー2の先端部分の消耗を少ないものにする
ことが可能であると共に、冷却水温度を測定することに
よって逆火の発生を検知することも可能となる。また、
火炎の方向を変更できるものとすることによって、適切
なる火炎加熱が可能となる。
【0024】また、この実施例では、水冷パネル1Wの
下端と定形れんが1Bの上端との間に水分検出センサー
10を設けたものとしており、このような水分検出セン
サー10を設けたものとすることによって、万一、水冷
パネル1Wから水漏れが発生したときには、この水漏れ
を早期に検出することとなり、定形耐火れんが1Bが水
分により体積膨張して粉化ないしは破損するのを未然に
防止することができるようにしている。そして、この場
合の水分検出センサー10としては、酸素イオン伝導性
固体電解質を用いたものとすることができ、水漏れを生
じた場合には水分が分解して酸素が発生することによ
り、雰囲気中の水蒸気濃度が通常は5%以下であるのに
対して水漏れ発生時に水蒸気濃度が例えば20%以上と
なったときの水分検出センサー10における電流上昇に
より水漏れを検出する。
【0025】そして、従来例によれば、電力投入量を4
0MVAとしたときの水冷パネルからの持ち去り熱量は
42〜43kwh/tであり、単純に電力投入量を60
MVAにパワーアップしてもコールドスポットの形成に
より水冷パネルからの持ち去り熱量は44〜50kwh
/tとかえって増大したのに対して、本発明実施例によ
れば電力投入量を60MVAとしたときでも水冷パネル
からの持ち去り熱量を30〜40kwh/tと低いもの
にできてしかも溶解時間を20〜25%程度短縮するこ
とが可能であった。
【0026】なお、上記実施例では、炉壁に水冷パネル
をそなえた電気アーク炉を例にとって説明したが、炉蓋
にも水冷パネルをそなえた電気アーク炉であっても良い
ことはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】本発明による電気アーク炉操業方法は、
請求項1に記載しているように、炉壁に水冷パネルをそ
なえた電気アーク炉によりスクラップ等の炉内装入物の
溶解を行うに際し、水冷パネルでの抜熱量を測定・管理
することによりスクラップ等の炉内装入物の溶解状況や
炉内各部位での熱負荷を把握して均一溶解を促進すると
共に炉体からの総抜熱量を低減するようにしたから、投
入電力量をさらに増大したときでもコールドスポット等
の溶け残りが発生している部分を操業時において十分良
好に検知することができ、このようなコールドスポット
の形成による不具合を解消することができ、均一かつ早
期の溶解が可能となって電力原単位のさらなる低減を実
現することが可能であるという優れた効果がもたらされ
る。
【0028】そして、請求項2に記載しているように、
水冷パネルに供給する冷却水温度tと水冷パネルから
排出される冷却水温度tとの差と、冷却水供給量Vと
の積Q=(t−t)×Vにより水冷パネルでの抜熱
量を測定するようになすことによって、水冷パネルでの
抜熱量を正確に検知することができ、スクラップ等の炉
内装入物の溶解状況や炉内各部位での熱負荷を十分良好
に把握して均一溶解を促進すると共に炉体からの総抜熱
量を低減するようになすことが可能であるという著大な
る効果がもたらされる。
【0029】また、請求項3に記載しているように、水
冷パネルでの抜熱量が少ない部位にあるスクラップ等の
炉内装入物に対して燃焼バーナーによる火炎加熱を行っ
て均一溶解を促進すると共に炉体からの総抜熱量を低減
するようになすことによって、投入電力量をさらに増大
したときでもコールドスポット等の形成による不具合を
解消することができ、均一かつ早期の溶解が可能となっ
て電力原単位のさらなる低減を実現することが可能であ
るという優れた効果がもたらされる。
【0030】さらにまた、請求項4に記載しているよう
に、水冷パネルでの抜熱量が少ない部位にあるスクラッ
プ等の炉内装入物に対して燃焼バーナーによる多量の火
炎加熱を行うと共に抜熱量が多い部位にあるスクラップ
等の炉内装入物に対して燃焼バーナーによる少量の火炎
加熱を行って均一溶解を促進すると共に炉体からの総抜
熱量を低減するようになすことによって、均一かつ早期
の溶解が可能となって電力原単位のさらなる低減を実現
することが可能であるという著大なる効果がもたらされ
る。
【0031】さらにまた、請求項5に記載しているよう
に、水冷パネルでの抜熱量が少ない部位においてさらに
酸素吹精を行うようになすことによって、均一溶解をよ
り一層促進することが可能であるという著しく優れた効
果がもたらされる。
【0032】さらにまた、請求項6に記載しているよう
に、炉内各部位での熱負荷が同レベルで且つ最小となる
条件で電力および燃焼バーナーによる投入熱量および場
合によってはさらに酸素吹精による発生熱量を制御する
ようになすことによって、炉内装入物を溶解するための
電力原単位をより一層低減することが可能であるという
著しく優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気アーク炉操業方法の一実施例
による電気アーク炉の部分断面説明図である。
【図2】図1に示した電気アーク炉における燃焼バーナ
ーおよび酸素吹精ノズルの設置例を示す平面説明図であ
る。
【図3】図1に示した電気アーク炉における水冷パネル
の部分を拡大して示す断面説明図である。
【図4】本発明による電気アーク炉操業方法における抜
熱量の分布を例示する説明図である。
【図5】従来例による電気アーク炉操業方法における電
気アーク炉の部分断面説明図である。
【図6】従来例の電気アーク炉操業方法における抜熱量
の分布を例示する説明図である。
【符号の説明】 1 電気アーク炉 1B 定形れんが 1C 不定形れんが 1S 炉殻 1W 水冷パネル 2 燃焼バーナー 2S 水冷スリーブ 3 炉内装入物 4 電極 5 演算器 6 酸素吹精ノズル 7A 冷却水供給管 7B 冷却水排出管 8A 冷却水供給管側温度センサー 8B 冷却水排出管側温度センサー 9 水量計 10 水分検出センサー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉壁に水冷パネルをそなえた電気アーク
    炉によりスクラップ等の炉内装入物の溶解を行うに際
    し、水冷パネルでの抜熱量を測定・管理することにより
    スクラップ等の炉内装入物の溶解状況や炉内各部位での
    熱負荷を把握して均一溶解を促進すると共に炉体からの
    総抜熱量を低減することを特徴とする電気アーク炉操業
    方法。
  2. 【請求項2】 水冷パネルに供給する冷却水温度t
    水冷パネルから排出される冷却水温度tとの差と、冷
    却水供給量Vとの積Q=(t−t)×Vにより水冷
    パネルでの抜熱量を測定することを特徴とする請求項1
    に記載の電気アーク炉操業方法。
  3. 【請求項3】 水冷パネルでの抜熱量が少ない部位にあ
    るスクラップ等の炉内装入物に対して燃焼バーナーによ
    る火炎加熱を行って均一溶解を促進すると共に炉体から
    の総抜熱量を低減することを特徴とする請求項1または
    2に記載の電気アーク炉操業方法。
  4. 【請求項4】 水冷パネルでの抜熱量が少ない部位にあ
    るスクラップ等の炉内装入物に対して燃焼バーナーによ
    る多量の火炎加熱を行うと共に抜熱量が多い部位にある
    スクラップ等の炉内装入物に対して燃焼バーナーによる
    少量の火炎加熱を行って均一溶解を促進すると共に炉体
    からの総抜熱量を低減することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の電気アーク炉操業方法。
  5. 【請求項5】 水冷パネルでの抜熱量が少ない部位にお
    いてさらに酸素吹精を行うことを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかに記載の電気アーク炉操業方法。
  6. 【請求項6】 炉内各部位での熱負荷が同レベルで且つ
    最小となる条件で電力および燃焼バーナーによる投入熱
    量および場合によってはさらに酸素吹精による発生熱量
    を制御することを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    かに記載の電気アーク炉操業方法。
JP9782098A 1998-04-09 1998-04-09 電気アーク炉操業方法 Pending JPH11293326A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9782098A JPH11293326A (ja) 1998-04-09 1998-04-09 電気アーク炉操業方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9782098A JPH11293326A (ja) 1998-04-09 1998-04-09 電気アーク炉操業方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11293326A true JPH11293326A (ja) 1999-10-26

Family

ID=14202383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9782098A Pending JPH11293326A (ja) 1998-04-09 1998-04-09 電気アーク炉操業方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11293326A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100395104B1 (ko) * 1999-07-16 2003-08-21 주식회사 포스코 전기로의 구동제어장치
KR100471459B1 (ko) * 2000-12-18 2005-03-08 재팬 캐스팅 앤드 폴징 코포레이션 제강용 아크식 전기로
JP2017179577A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 大陽日酸株式会社 溶解・精錬炉の操業方法及び溶解・精錬炉
WO2019064433A1 (ja) * 2017-09-28 2019-04-04 大陽日酸株式会社 溶解・精錬炉の操業方法及び溶解・精錬炉
WO2021176995A1 (ja) * 2020-03-06 2021-09-10 スチールプランテック株式会社 三相交流アーク炉及び制御方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100395104B1 (ko) * 1999-07-16 2003-08-21 주식회사 포스코 전기로의 구동제어장치
KR100471459B1 (ko) * 2000-12-18 2005-03-08 재팬 캐스팅 앤드 폴징 코포레이션 제강용 아크식 전기로
JP2017179577A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 大陽日酸株式会社 溶解・精錬炉の操業方法及び溶解・精錬炉
WO2019064433A1 (ja) * 2017-09-28 2019-04-04 大陽日酸株式会社 溶解・精錬炉の操業方法及び溶解・精錬炉
WO2021176995A1 (ja) * 2020-03-06 2021-09-10 スチールプランテック株式会社 三相交流アーク炉及び制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5620030B2 (ja) 熔融プロセスを制御するための方法及び制御システム
RU2507724C2 (ru) Способ контроля процесса плавки в электродуговой печи и устройство обработки сигналов, программный код и носитель данных для выполнения этого способа
JP6294566B2 (ja) 電気アーク炉内の金属溶融物の温度を決定するためのシステム及び方法
JP2014065039A (ja) 製鋼用レードルの予熱方法
JPH11293326A (ja) 電気アーク炉操業方法
CA2735274C (en) Method for controlling foamed slag in a stainless melt in an electric arc furnace
JPH11293325A (ja) 電気アーク炉操業方法
JPH0894264A (ja) 電気炉の耐火物残厚検知方法
JP2008116066A (ja) 電気炉の操業方法
JPH08273826A (ja) 電気炉の最適目標総送電量の演算方法および電気炉設備
US9045810B2 (en) Method for melting steel
JP2669279B2 (ja) 高炉の操業方法
JP6553532B2 (ja) 電気炉の運転制御システム、電気炉および電気炉の運転制御方法
Dutta et al. Electric Furnace Processes
JPH11294971A (ja) 金属溶解・精錬炉における水冷構造物の水洩れ検出方法
JP2001207208A (ja) 冷鉄源の溶解方法
KR100362660B1 (ko) 정련로 내화물 마모 상태 감시방법
JPH0213787A (ja) るつぼ型溶解炉の自動操業装置
JPH0978117A (ja) 転炉操業方法
JPH09133468A (ja) 電気炉の原料の追加装入または金属溶湯の出湯時点の判定方法および装置
Narasimham Refractory lining failures in FECR furnaces an over view
JP2002013881A (ja) スラグレベル検知方法及びそれに基づくランス高さ制御方法
JPH10280020A (ja) 溶融還元操業方法
JP2002195543A (ja) 灰溶融炉
JPH01162713A (ja) スクラップ溶解方法