JPH11293287A - 水切り溶剤組成物 - Google Patents
水切り溶剤組成物Info
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- JPH11293287A JPH11293287A JP9485298A JP9485298A JPH11293287A JP H11293287 A JPH11293287 A JP H11293287A JP 9485298 A JP9485298 A JP 9485298A JP 9485298 A JP9485298 A JP 9485298A JP H11293287 A JPH11293287 A JP H11293287A
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- glycol
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1,1,1−トリクロロエタン等の塩素系溶
剤及びCFC−113等のクロロフルオロカーボン系溶
剤を主成分とする水切り剤と同様に不燃性で優れた水切
り性能を有し、かつ、環境に対する影響が少ない水切り
溶剤組成物を提供する。 【解決手段】 1−ブロモプロパン又は2−ブロモプロ
パン100重量部に対し、下記一般式(1) R1O(CnH2n+1O)mR2 (1) (式中、R1、R2は各々独立して水素原子、炭素数1〜
10の飽和炭化水素又はベンジル基を示す。但し、
R1、R2が同時に水素原子になることはない。nは2〜
4の整数を示し、mは1〜4の整数を示す。)で表され
る化合物を5〜20重量部含む組成物を水切り溶剤とし
て用いる。
剤及びCFC−113等のクロロフルオロカーボン系溶
剤を主成分とする水切り剤と同様に不燃性で優れた水切
り性能を有し、かつ、環境に対する影響が少ない水切り
溶剤組成物を提供する。 【解決手段】 1−ブロモプロパン又は2−ブロモプロ
パン100重量部に対し、下記一般式(1) R1O(CnH2n+1O)mR2 (1) (式中、R1、R2は各々独立して水素原子、炭素数1〜
10の飽和炭化水素又はベンジル基を示す。但し、
R1、R2が同時に水素原子になることはない。nは2〜
4の整数を示し、mは1〜4の整数を示す。)で表され
る化合物を5〜20重量部含む組成物を水切り溶剤とし
て用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1−ブロモプロパ
ン又は2−ブロモプロパンを主成分とする水切り溶剤組
成物に関するものである。
ン又は2−ブロモプロパンを主成分とする水切り溶剤組
成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、精密部品、光学部品や電子部品等
を水系洗浄剤及び水で洗浄する方法は、数多く実施され
ており、洗浄後の水の除去は主に次の三つの方法が行わ
れている。すなわち、熱風等による蒸発乾燥、水溶
性有機溶剤(アルコール類やケトン類等)による水の溶
解、クロロフルオロカーボンや塩素化炭化水素等の不
燃性溶剤にアルコールや界面活性剤等を添加した水切り
剤を用いた比重差による水の置換である。
を水系洗浄剤及び水で洗浄する方法は、数多く実施され
ており、洗浄後の水の除去は主に次の三つの方法が行わ
れている。すなわち、熱風等による蒸発乾燥、水溶
性有機溶剤(アルコール類やケトン類等)による水の溶
解、クロロフルオロカーボンや塩素化炭化水素等の不
燃性溶剤にアルコールや界面活性剤等を添加した水切り
剤を用いた比重差による水の置換である。
【0003】の方法は、乾燥時間が長い、エネルギー
コストが高い、乾燥後のシミ等の問題点がある。の方
法は、溶剤自体が引火性の危険物であるため、火災の危
険があり、また水が連続的に溶け込むため水切り剤の管
理が困難であるという問題点がある。の方法は、効果
的に水分離が行われ、管理が容易なため、比較的多く採
用されてきた。
コストが高い、乾燥後のシミ等の問題点がある。の方
法は、溶剤自体が引火性の危険物であるため、火災の危
険があり、また水が連続的に溶け込むため水切り剤の管
理が困難であるという問題点がある。の方法は、効果
的に水分離が行われ、管理が容易なため、比較的多く採
用されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
地球環境問題に対する社会的意識が高まり、環境破壊性
物質の大気及び水系への排出規制の動きが出ている。例
えば、優れた水切り剤の溶剤として使用されてきた1,
1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン
(CFC−113)及び1,1,1−トリクロロエタン
は、モントリオール議定書において成層圏のオゾン層を
破壊する物質として規制を受け、1995年末で全廃さ
れた。代替フロンとして開発されたハイドロクロロフル
オロカーボン(HCFC−141b,HCFC−225
等)も全廃時期が決定している。ジクロロメタン、トリ
クロロエチレン、パークロロエチレン等の他の塩素系溶
剤も、毒性問題や、大気汚染、地下水汚染等の大きな環
境問題より厳しい排出基準が設定されており、今後の使
用がますます困難になっている。
地球環境問題に対する社会的意識が高まり、環境破壊性
物質の大気及び水系への排出規制の動きが出ている。例
えば、優れた水切り剤の溶剤として使用されてきた1,
1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン
(CFC−113)及び1,1,1−トリクロロエタン
は、モントリオール議定書において成層圏のオゾン層を
破壊する物質として規制を受け、1995年末で全廃さ
れた。代替フロンとして開発されたハイドロクロロフル
オロカーボン(HCFC−141b,HCFC−225
等)も全廃時期が決定している。ジクロロメタン、トリ
クロロエチレン、パークロロエチレン等の他の塩素系溶
剤も、毒性問題や、大気汚染、地下水汚染等の大きな環
境問題より厳しい排出基準が設定されており、今後の使
用がますます困難になっている。
【0005】また、現在代替フロンとして注目されてい
るハイドロフルオロカーボン(HFC−43−10me
e等)は、オゾン破壊係数は0だが地球温暖化係数がH
CFC、塩素系溶剤と比較して高いことより、地球温暖
化という面で今後規制される可能性が高い。
るハイドロフルオロカーボン(HFC−43−10me
e等)は、オゾン破壊係数は0だが地球温暖化係数がH
CFC、塩素系溶剤と比較して高いことより、地球温暖
化という面で今後規制される可能性が高い。
【0006】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、1,1,1−トリクロロエタン等
の塩素系溶剤及びCFC−113等のクロロフルオロカ
ーボン系溶剤を主成分とする水切り剤と同様に不燃性で
優れた水切り性能を有し、かつ環境に対する影響が少な
い水切り溶剤組成物を提供することである。
であり、その目的は、1,1,1−トリクロロエタン等
の塩素系溶剤及びCFC−113等のクロロフルオロカ
ーボン系溶剤を主成分とする水切り剤と同様に不燃性で
優れた水切り性能を有し、かつ環境に対する影響が少な
い水切り溶剤組成物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる事情をふまえ、本
発明者らは、前述の問題点を解決すべく種々の検討を重
ねた結果、目的の水切り溶剤組成物を見出し、本発明を
完成するに至ったものである。すなわち本発明は、1−
ブロモプロパン又は2−ブロモプロパン100重量部に
対し、下記一般式(1) R1O(CnH2n+1O)mR2 (1) (式中、R1、R2は各々独立して水素原子、炭素数1〜
10の飽和炭化水素又はベンジル基を示す。但し、
R1、R2が同時に水素原子になることはない。nは2〜
4の整数を示し、mは1〜4の整数を示す。)で表され
る化合物を5〜20重量部含むことを特徴とする水切り
溶剤組成物である。
発明者らは、前述の問題点を解決すべく種々の検討を重
ねた結果、目的の水切り溶剤組成物を見出し、本発明を
完成するに至ったものである。すなわち本発明は、1−
ブロモプロパン又は2−ブロモプロパン100重量部に
対し、下記一般式(1) R1O(CnH2n+1O)mR2 (1) (式中、R1、R2は各々独立して水素原子、炭素数1〜
10の飽和炭化水素又はベンジル基を示す。但し、
R1、R2が同時に水素原子になることはない。nは2〜
4の整数を示し、mは1〜4の整数を示す。)で表され
る化合物を5〜20重量部含むことを特徴とする水切り
溶剤組成物である。
【0008】以下、本発明についてさらに詳細に説明す
る。
る。
【0009】本発明で用いる1−ブロモプロパンのオゾ
ン破壊係数、地球温暖化係数は、表1に示すように従来
の1,1,1−トリクロロエタンやCFC−113等に
比べてオゾン層破壊や地球温暖化への影響がかなり小さ
いものと判断される。
ン破壊係数、地球温暖化係数は、表1に示すように従来
の1,1,1−トリクロロエタンやCFC−113等に
比べてオゾン層破壊や地球温暖化への影響がかなり小さ
いものと判断される。
【0010】
【表1】
【0011】本発明で用いる上記一般式(1)で示され
る化合物としては、特に限定するものではないが、エチ
レングリコールモノアルキルエーテル、エチレングリコ
ールジアルキルエーテル、プロピレングリコールモノア
ルキルエーテル、プロピレングリコールジアルキルエー
テル、ブチレングリコールモノアルキルエーテル、ブチ
レングリコールジアルキルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノアルキルエーテル、ジエチレングリコールジア
ルキルエーテル、トリエチレングリコールモノアルキル
エーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテ
ル、テトラエチレングリコールモノアルキルエーテル、
テトラエチレングリコールジアルキルエーテル、ジプロ
ピレングリコールモノアルキルエーテル、ジプロピレン
グリコールジアルキルエーテル、トリプロピレングリコ
ールモノアルキルエーテル、トリプロピレングリコール
ジアルキルエーテル、ジブチレングリコールモノアルキ
ルエーテル、ジブチレングリコールジアルキルエーテル
等が例示される。更に具体的には、エチレングリコール
モノn−ヘキシルエーテル、エチレングリコールモノn
−ヘプチルエーテル、エチレングリコールモノn−オク
チルエーテル、エチレングリコールモノ2−エチルヘキ
シルエーテル、エチレングリコールモノn−ノニルエー
テル、エチレングリコールモノn−デシルエーテル、エ
チレングリコールモノベンジルエーテル、エチレングリ
コールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチル
エーテル、エチレングリコールジn−プロピルエーテ
ル、エチレングリコールジn−ブチルエーテル、エチレ
ングリコールジn−ヘキシルエーテル、エチレングリコ
ールジn−オクチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノn−プロピルエーテ
ル、プロピレングリコールモノn−ブチルエーテル、プ
ロピレングリコールモノn−ヘキシルエーテル、プロピ
レングリコールモノn−オクチルエーテル、プロピレン
グリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、プロピレ
ングリコールモノn−デシルエーテル、プロピレングリ
コールベンジルエーテル、ブチレングリコールモノメチ
ルエーテル、ブチレングリコールモノエチルエーテル、
ブチレングリコールモノn−プロピルエーテル、ブチレ
ングリコールモノn−ブチルエーテル、ブチレングリコ
ールモノn−ヘキシルエーテル、ブチレングリコールモ
ノn−オクチルエーテル、ブチレングリコールモノベン
ジルエーテル、ブチレングリコールジメチルエーテル、
ブチレングリコールジエチルエーテル、ブチレングリコ
ールジn−ブチルエーテル、ブチレングリコールジn−
ヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノn−プロピルエーテル、ジエチ
レングリコールモノn−ブチルエーテル、ジエチレング
リコールモノn−ヘキシルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノn−オクチルエーテル、ジエチレングリコール
2−エチルヘキシルテーテル、ジエチレングリコールモ
ノn−デシルエーテル、ジエチレングリコールモノベン
ジルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジn−ブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジn−ヘキシルエーテル、トリエチレングリコール
モノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、トリエチレングリコールモノn−プロピル
エーテル、トリエチレングリコールモノn−ブチルエー
テル、トリエチレングリコールモノn−ヘキシルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノn−オクチルエーテ
ル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエ
チレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリ
コールジn−ブチルエーテル、ジプロピレングリコール
モノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチ
ルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノn−プロピルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノn−ブチルエーテル、
ジプロピレングリコールモノn−ヘキシルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノn−オクチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、
ジプロピレングリコールモノn−デシルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノベンジルエーテル、ジプロピレ
ングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジn−ブ
チルエーテル、ジプロピレングリコールジn−ヘキシル
エーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、ト
リプロピレングリコールモノn−プロピルエーテル、ト
リプロピレングリコールn−ブチルエーテル、トリプロ
ピレングリコールn−ヘキシルエーテル、トリプロピレ
ングリコールn−オクチルエーテル、トリプロピレング
リコール2−エチルヘキシルエーテル、トリプロピレン
グリコールn−デシルエーテル、トリプロピレンジメチ
ルエーテル、トリプロピレングリコールジエチルエーテ
ル、トリプロピレングリコールジn−ブチルエーテル、
トリプロピレングリコールジn−オクチルエーテル等が
例示される。
る化合物としては、特に限定するものではないが、エチ
レングリコールモノアルキルエーテル、エチレングリコ
ールジアルキルエーテル、プロピレングリコールモノア
ルキルエーテル、プロピレングリコールジアルキルエー
テル、ブチレングリコールモノアルキルエーテル、ブチ
レングリコールジアルキルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノアルキルエーテル、ジエチレングリコールジア
ルキルエーテル、トリエチレングリコールモノアルキル
エーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテ
ル、テトラエチレングリコールモノアルキルエーテル、
テトラエチレングリコールジアルキルエーテル、ジプロ
ピレングリコールモノアルキルエーテル、ジプロピレン
グリコールジアルキルエーテル、トリプロピレングリコ
ールモノアルキルエーテル、トリプロピレングリコール
ジアルキルエーテル、ジブチレングリコールモノアルキ
ルエーテル、ジブチレングリコールジアルキルエーテル
等が例示される。更に具体的には、エチレングリコール
モノn−ヘキシルエーテル、エチレングリコールモノn
−ヘプチルエーテル、エチレングリコールモノn−オク
チルエーテル、エチレングリコールモノ2−エチルヘキ
シルエーテル、エチレングリコールモノn−ノニルエー
テル、エチレングリコールモノn−デシルエーテル、エ
チレングリコールモノベンジルエーテル、エチレングリ
コールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチル
エーテル、エチレングリコールジn−プロピルエーテ
ル、エチレングリコールジn−ブチルエーテル、エチレ
ングリコールジn−ヘキシルエーテル、エチレングリコ
ールジn−オクチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノn−プロピルエーテ
ル、プロピレングリコールモノn−ブチルエーテル、プ
ロピレングリコールモノn−ヘキシルエーテル、プロピ
レングリコールモノn−オクチルエーテル、プロピレン
グリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、プロピレ
ングリコールモノn−デシルエーテル、プロピレングリ
コールベンジルエーテル、ブチレングリコールモノメチ
ルエーテル、ブチレングリコールモノエチルエーテル、
ブチレングリコールモノn−プロピルエーテル、ブチレ
ングリコールモノn−ブチルエーテル、ブチレングリコ
ールモノn−ヘキシルエーテル、ブチレングリコールモ
ノn−オクチルエーテル、ブチレングリコールモノベン
ジルエーテル、ブチレングリコールジメチルエーテル、
ブチレングリコールジエチルエーテル、ブチレングリコ
ールジn−ブチルエーテル、ブチレングリコールジn−
ヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノn−プロピルエーテル、ジエチ
レングリコールモノn−ブチルエーテル、ジエチレング
リコールモノn−ヘキシルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノn−オクチルエーテル、ジエチレングリコール
2−エチルヘキシルテーテル、ジエチレングリコールモ
ノn−デシルエーテル、ジエチレングリコールモノベン
ジルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジn−ブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジn−ヘキシルエーテル、トリエチレングリコール
モノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、トリエチレングリコールモノn−プロピル
エーテル、トリエチレングリコールモノn−ブチルエー
テル、トリエチレングリコールモノn−ヘキシルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノn−オクチルエーテ
ル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエ
チレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリ
コールジn−ブチルエーテル、ジプロピレングリコール
モノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチ
ルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノn−プロピルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノn−ブチルエーテル、
ジプロピレングリコールモノn−ヘキシルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノn−オクチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、
ジプロピレングリコールモノn−デシルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノベンジルエーテル、ジプロピレ
ングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジn−ブ
チルエーテル、ジプロピレングリコールジn−ヘキシル
エーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、ト
リプロピレングリコールモノn−プロピルエーテル、ト
リプロピレングリコールn−ブチルエーテル、トリプロ
ピレングリコールn−ヘキシルエーテル、トリプロピレ
ングリコールn−オクチルエーテル、トリプロピレング
リコール2−エチルヘキシルエーテル、トリプロピレン
グリコールn−デシルエーテル、トリプロピレンジメチ
ルエーテル、トリプロピレングリコールジエチルエーテ
ル、トリプロピレングリコールジn−ブチルエーテル、
トリプロピレングリコールジn−オクチルエーテル等が
例示される。
【0012】本発明で用いる一般式(1)で表される化
合物は、本発明の水切り溶剤組成物中に、1−ブロモプ
ロパン又は2−ブロモプロパン100重量部に対し5〜
20重量部含まれる。含有量が20重量部を超える場合
には不燃性が失われる恐れがあり、5重量部未満では十
分な水切り効果は期待できない。
合物は、本発明の水切り溶剤組成物中に、1−ブロモプ
ロパン又は2−ブロモプロパン100重量部に対し5〜
20重量部含まれる。含有量が20重量部を超える場合
には不燃性が失われる恐れがあり、5重量部未満では十
分な水切り効果は期待できない。
【0013】本発明の水切り溶剤組成物を用いて物品に
付着した水を除去するには、浸漬のみでも十分効果を発
揮することができるが、撹拌、振とう、超音波照射を併
用することにより更なる効果を得ることができる。水を
除去する際の温度については特に制限はなく、室温から
組成物の沸点の範囲の中で選択が可能である。
付着した水を除去するには、浸漬のみでも十分効果を発
揮することができるが、撹拌、振とう、超音波照射を併
用することにより更なる効果を得ることができる。水を
除去する際の温度については特に制限はなく、室温から
組成物の沸点の範囲の中で選択が可能である。
【0014】本発明で用いる1−ブロモプロパン又は2
−ブロモプロパンには、すでに安定剤として知られてい
るニトロメタン、ニトロエタン、ニトロプロパン等のニ
トロアルカン類、プロピレンオキサイド、ブチレンオキ
サイド等のエポキシド類、1,3−ジオキソラン、トリ
オキサン等のエーテル類や、酸化防止剤として知られて
いるチモール、BHT、ピロカテキン等のフェノール
類、銅、亜鉛等の腐食防止剤として知られているベンゾ
トリアゾール類から選ばれる1種又は2種以上を含んで
も構わない。添加量としては、本発明の水切り溶剤組成
物中に、1−ブロモプロパン又は2−ブロモプロパン1
00重量部に対し0.1〜5重量部含まれることが望ま
しい。
−ブロモプロパンには、すでに安定剤として知られてい
るニトロメタン、ニトロエタン、ニトロプロパン等のニ
トロアルカン類、プロピレンオキサイド、ブチレンオキ
サイド等のエポキシド類、1,3−ジオキソラン、トリ
オキサン等のエーテル類や、酸化防止剤として知られて
いるチモール、BHT、ピロカテキン等のフェノール
類、銅、亜鉛等の腐食防止剤として知られているベンゾ
トリアゾール類から選ばれる1種又は2種以上を含んで
も構わない。添加量としては、本発明の水切り溶剤組成
物中に、1−ブロモプロパン又は2−ブロモプロパン1
00重量部に対し0.1〜5重量部含まれることが望ま
しい。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明は、これらに限定されるものではな
い。
明するが、本発明は、これらに限定されるものではな
い。
【0016】実施例1〜42、比較例1〜15(水切り
性能試験及び水分離性試験) 1−ブロモプロパン(表中では1−BPと略す。)又は
2−ブロモプロパン(表中では2−BPと略す。)10
0重量部に一定量の成分を添加した水切り溶剤組成物を
調整し、以下の水切り性能試験及び水分離性能試験を行
い、その結果を表2、表3、表4、表5、表6に示し
た。
性能試験及び水分離性試験) 1−ブロモプロパン(表中では1−BPと略す。)又は
2−ブロモプロパン(表中では2−BPと略す。)10
0重量部に一定量の成分を添加した水切り溶剤組成物を
調整し、以下の水切り性能試験及び水分離性能試験を行
い、その結果を表2、表3、表4、表5、表6に示し
た。
【0017】「水切り性能試験」水を付着させたステン
レス製金網(70×70×0.5mm、40メッシュ)
を水切り溶剤組成物に浸漬し、金網に付着した水が完全
に除去されるまで時間を測定した。水切り性能の評価基
準は、次のとおり表示する。 <評価基準> ○:10秒未満 ×:10秒以上。
レス製金網(70×70×0.5mm、40メッシュ)
を水切り溶剤組成物に浸漬し、金網に付着した水が完全
に除去されるまで時間を測定した。水切り性能の評価基
準は、次のとおり表示する。 <評価基準> ○:10秒未満 ×:10秒以上。
【0018】「水分離性能試験」100mlメスシリン
ダーに水切り溶剤組成物50mlと水50mlを入れ、
室温で激しく振とう後24時間静置し、溶剤と水の分離
状態の確認を行った。
ダーに水切り溶剤組成物50mlと水50mlを入れ、
室温で激しく振とう後24時間静置し、溶剤と水の分離
状態の確認を行った。
【0019】水分離性能の評価基準は、次のとおり表示
する。 <評価の基準> ○:乳化、懸濁なし ×:乳化、懸濁
あり。
する。 <評価の基準> ○:乳化、懸濁なし ×:乳化、懸濁
あり。
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
【0023】
【表5】
【0024】
【表6】
【0025】実施例43〜53、比較例16〜18(金
属腐食試験) 1−ブロモプロパン又は2−ブロモプロパン100重量
部に対し一定量の成分を添加した水切り溶剤組成物を調
製し、以下の金属腐食試験を行いその結果を表7に示し
た。なお、比較例16〜18は市販の水切り剤を用い
た。比較剤16(塩化メチレン+界面活性剤)、比較剤
17(テトラクロロエチレン+界面活性剤)、比較剤1
8(CFC−113+界面活性剤)。
属腐食試験) 1−ブロモプロパン又は2−ブロモプロパン100重量
部に対し一定量の成分を添加した水切り溶剤組成物を調
製し、以下の金属腐食試験を行いその結果を表7に示し
た。なお、比較例16〜18は市販の水切り剤を用い
た。比較剤16(塩化メチレン+界面活性剤)、比較剤
17(テトラクロロエチレン+界面活性剤)、比較剤1
8(CFC−113+界面活性剤)。
【0026】「金属腐食試験」水切り溶剤組成物中にア
ルミニウム、亜鉛、鉄、銅の試験片を40℃で120時
間浸漬した後に、試験片及び試験液の状態を観察した。 アルミニウム片:JIS A1100P 亜鉛片 :JIS 第2種(平板用) 鉄片 :JIS 冷間圧延鋼板 SPCC 銅片 :JIS 銅板1種(普通級) 金属試験片の外観及び試験液の着色の判定基準は次のと
おり表示する。 <金属試験片の判定基準> ◎:全く変化がない。 ○:わずかに一部の光沢が落ちる。 △:全体的に光沢が落ちる。 ×:全体的に変色もしくは腐食が明らかに認められる。 <試験液の着色の判定基準> ◎:無色透明。 ○:わずかに着色する。 △:明らかに着色が認められる。 ×:著しく着色する。
ルミニウム、亜鉛、鉄、銅の試験片を40℃で120時
間浸漬した後に、試験片及び試験液の状態を観察した。 アルミニウム片:JIS A1100P 亜鉛片 :JIS 第2種(平板用) 鉄片 :JIS 冷間圧延鋼板 SPCC 銅片 :JIS 銅板1種(普通級) 金属試験片の外観及び試験液の着色の判定基準は次のと
おり表示する。 <金属試験片の判定基準> ◎:全く変化がない。 ○:わずかに一部の光沢が落ちる。 △:全体的に光沢が落ちる。 ×:全体的に変色もしくは腐食が明らかに認められる。 <試験液の着色の判定基準> ◎:無色透明。 ○:わずかに着色する。 △:明らかに着色が認められる。 ×:著しく着色する。
【0027】
【表7】
Claims (1)
- 【請求項1】 1−ブロモプロパン又は2−ブロモプロ
パン100重量部に対し、下記一般式(1) R1O(CnH2n+1O)mR2 (1) (式中、R1、R2は各々独立して水素原子、炭素数1〜
10の飽和炭化水素又はベンジル基を示す。但し、
R1、R2が同時に水素原子になることはない。nは2〜
4の整数を示し、mは1〜4の整数を示す。)で表され
る化合物を5〜20重量部含むことを特徴とする水切り
溶剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9485298A JPH11293287A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | 水切り溶剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9485298A JPH11293287A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | 水切り溶剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11293287A true JPH11293287A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14121570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9485298A Pending JPH11293287A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | 水切り溶剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11293287A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006052241A1 (en) * | 2004-11-05 | 2006-05-18 | Albemarle Corporation | Stabilized propyl bromide compositions |
WO2010126130A1 (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-04 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 水切り剤、プレリンス剤、水切り方法及び水切り装置 |
US8193398B2 (en) | 2005-04-18 | 2012-06-05 | Albemarle Corporation | Processes for production and purification of normal propyl bromide |
-
1998
- 1998-04-07 JP JP9485298A patent/JPH11293287A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006052241A1 (en) * | 2004-11-05 | 2006-05-18 | Albemarle Corporation | Stabilized propyl bromide compositions |
US8129325B2 (en) | 2004-11-05 | 2012-03-06 | Albermarle Corporation | Stabilized propyl bromide compositions |
US8193398B2 (en) | 2005-04-18 | 2012-06-05 | Albemarle Corporation | Processes for production and purification of normal propyl bromide |
WO2010126130A1 (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-04 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 水切り剤、プレリンス剤、水切り方法及び水切り装置 |
CN102413889A (zh) * | 2009-04-30 | 2012-04-11 | 旭化成化学株式会社 | 脱水剂、预洗剂、脱水方法和脱水装置 |
JP5627126B2 (ja) * | 2009-04-30 | 2014-11-19 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 水切り剤、水切り方法及び水切り装置 |
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