JPH11293174A - 油性インキ組成物及び油性ボールペン - Google Patents

油性インキ組成物及び油性ボールペン

Info

Publication number
JPH11293174A
JPH11293174A JP10508398A JP10508398A JPH11293174A JP H11293174 A JPH11293174 A JP H11293174A JP 10508398 A JP10508398 A JP 10508398A JP 10508398 A JP10508398 A JP 10508398A JP H11293174 A JPH11293174 A JP H11293174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink composition
oil
viscosity
writing
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10508398A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Takayanagi
利明 高柳
Takahiro Osada
隆博 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Pencil Co Ltd filed Critical Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority to JP10508398A priority Critical patent/JPH11293174A/ja
Publication of JPH11293174A publication Critical patent/JPH11293174A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広範囲な粘度範囲で優れた潤滑性を有しペン
先でのチップ摩耗を抑制する効果が大きくかつ滑らかな
書味となる油性インキ組成物と油性ボールペンを提供す
ること。 【解決手段】 油性インキ組成物において、下記一般式
(1)で表されるノニルフェノール系リン酸エステルを
含有することを特徴とする。 〔ここで式(I)中のnは2〜50の整数、mは1〜3
の整数、Rはノニルフェノール基を表わす。〕また上記
の油性インキ組成物を充填していることを特徴とする油
性ボールペン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油性インキ組成
物、特に広範囲な粘度範囲で極めて優れた潤滑性を有す
るとともにチップ摩耗を抑制する効果が大きくかつ滑ら
かな書味となる油性ボールペン用に好適な油性インキ組
成物と油性ボールペンに関する。
【0002】
【従来の技術】ボールペンは、ボール、チップホルダー
からなるペン先、インキ収容管、ペン軸などから構成さ
れる。このボールペンに油性インキを充填して筆記した
場合、ペン先のボールの回転によりチップ内部より流出
してくるインキが紙などの記録体に転写もしくは浸透
し、特に転写により、筆跡・描線を作り出す。その時、
転写または浸透しきれなかった余剰のインキがチップホ
ルダーの外周に付着し、書き始めや、時には筆記途中で
インキのかたまりが滴下されるいわゆるボテ現象が発生
し、きれいな描線を得ることができないことがある。
【0003】かかる書き始めのインキの出をスムーズに
し、かつ滑らかな運筆感を得るために、従来から油性イ
ンキ組成物に潤滑剤としてステアリン酸、オレイン酸、
リシノール酸、リノール酸等の高級脂肪酸等が添加され
ている。しかしながら、これら高級脂肪酸を添加した油
性ボールペン用インキ組成物では、長距離筆記、特に高
筆圧下での長距離筆記の際には潤滑性が不足して筆感が
重くなったり、描線がかすれたり、速書きすると線が途
切れたりするなどの課題があり、潤滑剤としては未だ性
能的に不十分である。
【0004】そこで、特開昭52−123722号には
脂肪酸やナフテン酸等の非アルカリ金属塩を、特開昭5
5−84376号にはラノリン誘導体を、特公平1−3
9467号にはフッ素系またはシリコーン系界面活性剤
をそれぞれ使用する油性インキ組成物が提案されている
が、未だ得られる性能が十分ではなかったり他の品質に
悪影響を与えるなどの問題がある。
【0005】さらに特開平3−28279号にはポリグ
リセリンの脂肪酸エステルを、特開平8−41407号
にはフッ素系ホスホン酸化合物を、特開平9−1947
83号では、リン酸エステル化合物をそれぞれ使用する
油性インキ組成物も提案されているが、多くの場合得ら
れる性能が不十分であった。特に、軽い書き味を得るた
めに25℃での粘度が100〜5,000mPa・sと
油性ボールペン用のインキ組成物として低い粘度に設定
した場合や、耐光性や耐アルコール性などの堅牢性を付
与するためにインク中に5〜30重量%の顔料を添加し
たインク等で顕著である。
【0006】また滑らかな書き味を向上させるために油
性インキの粘度を下げると数千mP・s以上では良いが
それ以下になると徐々にボールと受け座での金属接触が
増加し書き味の低下やボール受け座の摩耗を引き起こ
す。すなわち使い始めのころは粘度効果により比較的書
き味が良好であるが、筆記するにするに従って摩耗が進
みチップの内部構造が破壊され書き味の低下は勿論筆記
できない状態になることもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従ってより潤滑効果が
高く滑らかな書き味で、かつ長時間筆記しても変わらぬ
性能を有する油性インキ組成物と油性ボールペンが望ま
れている。本発明は、上記従来の現状に鑑み、これを解
決したものであり、広範囲な粘度範囲で優れた潤滑性を
有するとともにボールチップとそのホルダーからなるペ
ン先でのチップ摩耗を抑制する効果が大きくかつ滑らか
な書味となる油性インキ組成物と油性ボールペンを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定のノニル
フェノール系リン酸エステル化合物を潤滑剤として含有
させることで上記目的を達成することを見出し、本発明
を完成するに至ったのである。すなわち、本発明は、着
色剤、有機溶剤、樹脂その他の添加剤を含有する油性イ
ンキ組成物において、下記一般式(1)で表されるノニ
ルフェノール系リン酸エステルを含有することを特徴と
する油性インキ組成物である。 〔ここで式(1)中のnは2〜50の整数、mは1〜3
の整数、Rはノニルフェノール基を表わす。〕
【0009】上記本発明において、油性インキ組成物中
のノニルフェノール系リン酸エステルはHLB(親水親
油バランス)が10以下で組成物中の含有率が0.1〜
15重量%が好ましい。また上記本発明において、25
℃におけるインキ組成物の粘度が20,000mP・s
以下であることが好ましい。
【0010】さらに本発明は上記に記載した油性インキ
組成物を充填していることを特徴とする油性ボールペン
である。さらにまた油性インキ組成物の25℃における
粘度が5,000mPa・s以下の油性インキを充填し
た低粘度性油性ボールペンが特に好ましい。
【0011】本発明における油性インキ組成物では、ノ
ニルフェノール系リン酸エステルを含有することでボー
ルペンのペン先でのチップ摩耗を抑制する効果が大きく
かつ滑らかな書味となる潤滑のメカニズムは、明確には
判明していないが、ノニルフェノール系リン酸エステル
のリン酸基の金属製ボールペンチップやボール表面への
吸着力が、従来から使用されて来た高級脂肪酸や他の高
級脂肪酸アルコールのリン酸エステル等に比較して強い
ため強固な潤滑層を形成するためではないかと推測され
る。その結果、高級脂肪酸やその他の添加剤及びノニル
フェノール系以外のリン酸エステルの添加では得られな
かった高筆圧下での長距離筆記においても優れた潤滑性
を保持することができるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明の油性インキ組成物は、着色剤、
有機溶剤、樹脂その他の添加剤を含有する。ここで用い
る着色剤としては、従来の油性ボールペン用インキ等に
使用されている油溶性染料、顔料が使用可能である。油
溶性染料としては、使用する有機溶剤に可溶な染料、例
えばバリーファーストカラー(オリエント化学(株)
製)、アイゼンスピロン染料、アイゼンスSOT染料
(保土ケ谷化学(株)製)などが挙げられる。
【0013】また、顔料としては、例えば、カーボンブ
ラック、酸化チタン、金属粉などの無機系顔料、あるい
はアゾレーキ、不溶性アゾ顔料、キレートアゾ顔料、フ
タロシアニン顔料、ペリレン及びペリレン顔料、アント
ラキノン顔料、キナクリドン顔料、染料レーキ、ニトロ
顔料、ニトロソ顔料などの有機系顔料が挙げられる。こ
れらの着色剤は、それぞれ単独で使用してもよいし、2
種以上混合して用いても良く、また、染料と顔料を併用
しても良い。着色剤の配合量は、インキ組成物の全重量
に対して、5〜60重量%の範囲であることが好まし
い。この場合、5重量%以下では、濃度が不足しボール
ペンとして十分な品質が得られない。また60重量%以
上では、保存安定性や溶解性の点で好ましくない。
【0014】本発明の油性インキ組成物に用いる有機溶
剤は、通常の油性ボールペンインキ組成物等に用いられ
ている溶剤、すなわち前記の着色剤を溶解又は分散し、
かつ比較的高沸点であるものが使用される。このような
有機溶剤としては、例えば、ベンジルアルコール、フェ
ノキシエタノール、カービトール類、セロソルブ類など
が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以
上混合して用いてもよく、その配合量は組成物全量に基
づき、20〜70重量%の範囲であることが好ましい。
この場合、20重量%以下では、添加される着色剤その
他の溶解性の点で好ましくない。また70重量%以上で
は、含有される着色剤が不足し濃度不足となる点で好ま
しくない。
【0015】本発明の油性インキ組成物には、樹脂を含
有せしめることができ、該樹脂は当該インキ組成物の粘
度を調製するために使用するものであり、通常の油性ボ
ールペンインキ組成物に使用されている樹脂、例えば、
ケトン樹脂、スルフォアミド樹脂、マレイン樹脂、エス
テルガム、キシレン樹脂、アルキッド樹脂、フェノール
樹脂、ロジン樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリビニル
ブチラール樹脂、及びそれらの変性物が例示できる。こ
れらの樹脂は単独で用いても、2種以上混合して用いて
もよい。これらの樹脂の含有量は、インキ組成物全量に
対して、5〜30重量%である。この場合、5重量%以
下では、必要最低限の粘度が得られない点で好ましくな
い。また30重量%以上では、得られる粘度が高くなり
すぎる点で好ましくない。
【0016】本発明において使用するノニルフェノール
系リン酸エステルとは、アルキルフェノールとポリエチ
レングリコールとからなるエーテル型非イオン活性剤を
リン酸エステル化することによって得られた非イオン性
アニオン活性剤から選定したものであって、下記一般式
(1)で示されるリン酸モノエステル、ジエステル、ト
リエステルから選択される一種又はこれらの混合物から
なるものである。 〔ここで式(1)中のnは2〜50の整数、mは1〜3
の整数、Rはノニルフェノール基である。〕
【0017】なお上記式(1)のノニルフェノール系リ
ン酸エステルにはHLB値(親水親油バランス)が10
以上の親水性が強いものと、10以下の新油性が強いも
のとがあるが、本発明ではこのHLB値が10以下、好
ましくは8以下、更に好ましくは6以下のものを使用す
ることが望ましく、これによって特に油性インキの潤滑
性の効果が顕著に得られる。HLB(親水親油バラン
ス)が10以上のものでは、かかる効果が認められな
い。また本発明でのノニルフェノール系リン酸エステル
の含有量は、インキ組成全量に対して、0.1〜15重
量%、好ましくは、0.5〜10重量%である。上記リ
ン酸エステル化合物の含有量が0.1重量%未満ではそ
の効果を充分に発揮せずに必要な潤滑性が得られず、ま
た、リン酸エステル化合物の含有量が15重量%を越え
ると、油性ボールペンインキとしての系が壊れる等の他
の性能を損なうこととなり、好ましくない。
【0018】本発明のインキ組成物は、25℃での粘度
が、20,000mP・s以下、好ましくは10〜1
0,000mP・sの広範囲で使用可能であり、適宜着
色剤が染料や顔料の場合に応じて、前記した樹脂と有機
溶剤の配合量で粘度の調整することが好ましい。本発明
のインキ組成物には、前記必須成分に加え、本発明の効
果を損なわない範囲内で通常の油性ボールペンインキ組
成物に用いられている他の添加物、脂肪酸類、界面活性
剤、防錆剤、酸化防止剤、抗菌剤、pH調整剤、潤滑油
等を必要に応じて添加することもできる。
【0019】従って、本発明の油性インキ組成物は、広
粘度範囲で優れた効果を発揮することから、その用途は
ボールペン等の筆記具用の他に、スタンプ台に含浸させ
たスタンプ台用、微細な連続気孔を有する多孔性ゴム印
材に含浸させた捺印用等にも好適に使用可能である。特
に筆記具用における本発明のインキ組成物は、黄銅材や
洋白材においても優れた品質を有するが、快削ステンレ
ス鋼で構成されたボールペン用チップを使用したボール
ペンで最も好適に使用される。このうち特にインキ粘度
が低いもの、例えば25℃における粘度が5,000m
Pa・s以下の低粘度油性インキ組成物をボールペンに
充填させた場合に優れた潤滑効果を発揮し好ましい。
【0020】ここで本発明のボールペンは、従来から公
知のボール、チップホルダーからなるペン先、インキ収
容管、ペン軸などから構成され、該インキ収容管に前記
した本発明の油性インキ組成物を充填したものである。
この本発明によるボールペンによる筆記は、ペン先のボ
ールの回転によりチップ内部より流出してくるインキが
紙などの記録体に転写もしくは浸透し、特に転写によ
り、筆跡・描線を作り出す。その時、余剰のインキがチ
ップホルダーの外周に付着しても、再び書き始めるとき
や、筆記途中でのインキのボテ現象が発生がなく、いつ
までもきれいな描線を得ることができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明を詳
細に説明する。なお、本発明はこの実施例によって限定
されるものでない。また下記の実施例及び比較例におけ
るインキの粘度の測定、流量変化の確認及び書き味の良
否の判定は以下のようにして行った。また得られたイン
キ組成物をボールペン(インキ収納管:ポリプロピレン
製チューブ、チップホルダー:ステンレスチール、ボー
ル:超硬合金タングステンカーバイドで、直径0.7m
m)に充填し、その筆記性能をテストした。
【0022】(1)インキの粘度の測定 使用機器 ;EHD型粘度計(コーンプレートタイ
プ:トキメック製)(または準ずるデジタル粘度計DV
U−Eシリーズ) 使用ローター;標準コーン(1°34’)
【0023】(2)書き味の良否の判定 フリーハンドで用紙上に筆記し、筆感の滑らかさと軽さ
を判定する。 ◎;非常に滑らかで軽い書き味 ○;滑らかで軽い書き味 △;やや滑らかさや軽さに欠ける書き味 ▲;やや重い書き味 ×;非常に重い書き味
【0024】(3)描線状態の確認 JIS S 6039(ボールペン用中芯)に規定された条件で筆
記試験を行い得られた筆記描線の状態を目視にて判定し
た。 ◎;特に良好 ○;良好 △;従来と変わらない ▲;やや劣る ×;非常に劣る
【0025】(4)経時変化(強制劣化)試験 50℃80%RHの恒温恒湿槽内に3ケ月放置後、室温
まで放冷し、手書きで螺旋筆記して筆記性を調べた。 ◎;試験前と同様に筆記できる ○;試験前と比較して多少変化がある △;カスレが生じる ▲;カスレが酷い ×;筆記できない
【0026】なお下記実施例等で使用した配合材料の製
造メーカーをまとめて示す。 *1 オリエント化学工業(株)製 *2 保土谷化学工業(株)製 *3 日立化成(株)製 *4 ISP製 *5 東邦化学工業(株)製 *6 BASF製 *7 本州化学工業(株)製 *8 積水化学工業(株)製 *9 第一工業製薬(株)製 *10 SANDOZ製 *11 電気化学工業(株)製 *12 NLケミカルズ(株)製 *13 共栄社油脂(株)製 *14 日本アエロジル(株)製
【0027】実施例1 還流冷却器、撹拌機を備えた容器に下記成分の配合量を
投入し、60℃、10時間撹拌機し、加圧濾過により不
純物を除いて粘度10,500mPa・sの油性ボール
ペン用黒インキ組成物を調製し、その筆記性能をテスト
した。 染料:バリーファーストブラック #1802 *1 20 wt% バリーファーストイエロー #1105 *1 5 wt% スピロンバイオレット C-RH *2 15 wt% 溶剤:ベンジルアルコール 8.5 wt% フェノキシエタノール 35 wt% 樹脂:アセトフェノン樹脂(ハイラック 110H)*3 15 wt% ポリビニルピロリドン (PVPK90) *4 0.5 wt% リン酸エステル化合物:フォスファノール RE-410 *5 1 wt% (ノニルフェノール系、HLB;9.6)
【0028】実施例2 下記成分を実施例1と同様にして配合することにより、
粘度3,000mPa・sの油性ボールペン用黒インキ
組成物を調製し、その筆記性能をテストした。 染料:ニグロシン EX *1 15 wt% バリーファーストバイオレット #1701 *1 20 wt% 溶剤:ベンジルアルコール 22.4 wt% フェノキシエタノール 34 wt% 樹脂:ケトン樹脂(ハイラック #111) *3 2 wt% ポリビニルピロリドン (PVPK90) *4 0.6 wt% 潤 滑剤:オレイン酸 2 wt% リン酸エステル化合物:フォスファノール RM-510 *5 4 wt% (ジノニルフェノール系、HLB;9.8)
【0029】実施例3 下記の配合の内アセトフェノン樹脂未添加の状態でダイ
ノミルで分散し、アセトフェノン樹脂を添加後濾過し、
粘度7,500mPa・sの油性ボールペン用黒インキ
組成物を調製し、その筆記性能をテストした。 顔料:カーボンブラック 15 wt% 染料:スピロンバイオレット C-RH *2 15 wt% スピロンイエロー C-2GH *2 6 wt% 溶剤:フェノキシエタノール 43.5 wt% 樹脂:アセトフェノン樹脂(ハロン 110H) *7 10 wt% ポリビニルブチラール(エスレック B BL-1) 2 wt% ポリビニルピロリドン (PVPK90) *4 0.5 wt% リン酸エステル化合物:プライサーフ A207H *9 8 wt% (ジノニルフェノール系、HLB;7.1)
【0030】実施例4 下記の配合で実施例1と同様にして、粘度3,000m
Pa・sの油性ボールペン用青インキ組成物を調製し、
その筆記性能をテストした。 染料:バリーファーストブルー#1603 *1 15 wt% サビニールブルー GLS *10 15 wt% 溶剤:ベンジルアルコール 4 wt% フェノキシエタノール 57.2 wt% 樹脂:ポリビニルピロリドン(ルビスコール K30)*6 4 wt% ポリビニルピロリドン(ルビスコール K80)*6 0.8 wt% リン酸エステル化合物:フォスファノール RM-410 *5 4 wt% (ジノニルフェノール系、HLB;5.8)
【0031】実施例5 下記の配合で、実施例1と同様にして、粘度2,000
mPa・sの油性ボールペン用赤インキ組成物を調製
し、その筆記性能をテストした。 染料:スピロンレッド C-GH *2 5 wt% スピロンレッド C-BH *2 5 wt% SPTオレンジ 6 *2 15 wt% 溶剤:フェノキシエタノール 60 wt% 樹脂:ポリビニルピロリドン (PVPK120) *4 0.7 wt% リン酸エステル化合物:プライサーフ A207H *9 8 wt% (ジノニルフェノール系、HLB;7.1)
【0032】比較例1 実施例1におけるリン酸エステル化合物を配合しない他
は、実施例1と同様にして下記の配合で、粘度10,0
00mPa・sの油性ボールペン用黒インキ組成物を調
製し、その筆記性能をテストした。 染料:バリーファーストブラック #1802 *1 20 wt% バリーファーストイエロー #1105 *1 5 wt% スピロンバイオレット C-RH *2 15 wt% 溶剤:ベンジルアルコール 10 wt% フェノキシエタノール 34.5 wt% 樹脂:アセトフェノン樹脂(ハイラック 110H) *7 15 wt% ポリビニルピロリドン (PVPK90) *4 0.5 wt%
【0033】比較例2 実施例4におけるリン酸エステル化合物を配合しない他
は、実施例1と同様にして下記の配合で、実施例1と同
様にして、粘度3,500mPa・sの油性ボールペン
用青インキ組成物を調製し、その筆記性能をテストし
た。 染料:バリーファーストブルー #1603 *1 15 wt% サビニールブルー GLS *10 15 wt% 溶剤:ベンジルアルコール 4 wt% フェノキシエタノール 57 wt% 樹脂:ポリビニルピロリドン(ルビスコール K30)*6 6 wt% 潤 滑剤:オレイン酸 3 wt%
【0034】比較例3 実施例5におけるリン酸エステル化合物を配合しない他
は、実施例1と同様にして下記の配合で、粘度1,50
0mPa・sの油性ボールペン用赤インキ組成物を調製
し、その筆記性能をテストした。 染料:スピロンレッド C-GH *2 5 wt% スピロンレッド C-BH *2 5 wt% SPTオレンジ 6 *2 15 wt% 溶剤:フェノキシエタノール 71.8 wt% 樹脂:ケトン樹脂(ハイラック #111) *3 4 wt% ポリビニルピロリドン(PVPK120) *4 0.2 wt% 潤 滑剤:リシノール酸 5 wt%
【0035】比較例4 実施例2におけるリン酸エステル化合物を下記のオレイ
ルアルコール系に変更し、下記の配合にて実施例1と同
様にして、粘度5,000mPa・sの油性ボールペン
用黒インキ組成物を調製し、その筆記性能をテストし
た。 染料:ニグロシン EX *1 15 wt% バリーファーストバイオレット #1701 *1 20 wt% 溶剤:ベンジルアルコール 20.4 wt% フェノキシエタノール 32 wt% 樹脂:ケトン樹脂(ハイラック #111) *3 4 wt% ポリビニルピロリドン (PVPK90) *4 0.6 wt% リン酸エステル化合物:フォスファノール RB-410 *5 8 wt% (オレイルアルコール系、HLB;8.6)
【0036】比較例5 実施例3におけるリン酸エステル化合物を下記のドデシ
ルアルコール系に変更し、下記の配合にて実施例1と同
様にして、粘度5,500mPa・sの油性ボールペン
用黒インキ組成物を調製し、その筆記性能をテストし
た。 顔料:カーボンブラック 15 wt% 染料:スピロンバイオレット C-RH *2 15 wt% スピロンイエロー C-2GH *2 6 wt% 溶剤:フェノキシエタノール 52.5 wt% 樹脂:ポリビニルブチラール(エスリック B BL-1) 7 wt% ポリビニルピロリドン(PVPK90)*4 0.5 wt% リン酸エステル化合物:フォスファノール RS-410 *5 4 wt% (トリデシルアルコール系、HLB;9.0)
【0037】比較例6 実施例1におけるリン酸エステル化合物を、HLB値が
10以上のものに変更し、下記の配合にて実施例1と同
様にして、粘度3,000mPa・sの油性ボールペン
用黒インキ組成物を調製し、その筆記性能をテストし
た。 染料:バリーファーストブラック #1802 *1 20 wt% バリーファーストイエロー #1105 *1 5 wt% スピロンバイオレット C-RH *2 15 wt% 溶剤:ベンジルアルコール 12 wt% フェノキシエタノール 40.5 wt% 樹脂:ケトン樹脂(ハイラック #111) *3 7 wt% リン酸エステル化合物:プライサーフ A217E *9 0.5 wt% (ノニルフェノール系、HLB;14.95)
【0038】比較例7 リン酸エステル化合物のHLB値が10以上のものを使
用し、下記の配合にて実施例1と同様にして、粘度8,
500mPa・sの油性ボールペン用黒インキ組成物を
調製し、その筆記性能をテストした。 染料:スピロンブラック GMHスペシャル *2 15 wt% スピロンバイオレット CR-H *2 15 wt% スピロンイエロー C-2GH *2 6 wt% 溶剤:フェノキシエタノール 47 wt% 樹脂:ケトン樹脂(ハイラック #111) *3 15.5 wt% ポリビニルピロリドン (PVPK90) 0.5 wt% リン酸エステル化合物:フォスファノール RM-710 *5 1 wt% (ノニルフェノール系、HLB;11.5) 以上の実施例1〜5と比較例1〜7の筆記性能の試験結
果を表1にまとめて示す。但し表1の項目には一部主成
分と要件のみを掲載した。
【0039】
【表1】
【0040】上記表1の結果から明らかなように、本発
明の実施例1〜5におけるノニル(又はジノニル)フェ
ノール系リン酸エステルを含有した油性ボールペン用イ
ンキ組成物は、比較例1〜7のようにノニル(又はジノ
ニル)フェノール系リン酸エステル化合物を含有しない
か又は高級脂肪酸アルコール系リン酸エステルを含有し
たインキ組成物に較べ、書味がよく、描線のかすれ、線
切れがきわめて少ないことが明らかである。
【0041】実施例6 下記の配合で、ダイノミルで分散後濾過して、粘度35
0mPa・sの油性ボールペン用黒インキ組成物を調製
し、その筆記性能をテストした。 顔料:カーボンブラック 10 wt% 溶剤:フェニルグリコール 25 wt% ベンジルアルコール 6 wt% ジプロピレングリコールモノエチルエーテル 54.3 wt% 樹脂:ポリビニルブチラール(デンカブチラール2000-L)*11 2.5 wt% 増粘剤:ベントン SD-2 2 wt% リン酸エステル化合物:フォスファノール RM-410 *5 0.2 wt% (ジノニルフェノール系、HLB;5.8)
【0042】実施例7 下記の配合で、実施例6と同様にして、粘度450mP
a・sの油性ボールペン用青インキ組成物を調製し、そ
の筆記性能をテストした。 顔料:インダンスレンブルー RS 15 wt% 溶剤:フェニルグリコール 10 wt% ジプロピレングリコールモノエチルエーテル 42.5 wt% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 20 wt% 樹脂:ポリビニルブチラール(エスレックB BL-1) *8 3 wt% 増粘剤:アエロジル COK-84 *13 1 wt% リン酸エステル化合物:フォスファノール RM-410 *5 8.5 wt% (ジノニルフェノール系、HLB;5.8)
【0043】実施例8 下記の配合で、実施例6と同様にして、粘度860mP
a・sの油性ボールペン用赤インキ組成物を調製し、そ
の筆記性能をテストした。 顔料:レーキレッド C 6 wt% 溶剤:ベンジルアルコール 5 wt% ジプロピレングリコールモノエチルエーテル 25 wt% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 56.8wt% 樹脂:ポリビニルブチラール(エスレック B BL-1) *8 2 wt% 増粘剤:ターレン VA-100 *14 4 wt% リン酸エステル化合物:フォスファノール RM-410 *5 1.2 wt% (ジノニルフェノール系、HLB;5.8)
【0044】実施例9 下記の成分配合で、ダイノミルで分散濾過して、粘度8
500mPa・sの油性赤インキ組成物を調製し、その
筆記性能をテストした。 顔料:レーキシッド C 20 wt% 溶剤:ベンジルアルコール 13.5 wt% フェニルグリコール 38.2 wt% 樹脂:ポリビニルブチラール(エスレック B BL-1) *8 4 wt% アセトフェノン樹脂(ハロン 110H)*7 20 wt% ポリビニルピロリドン(PVP K120) *4 0.3 wt% リン酸エステル化合物:フォスファノール RM-410 *5 4 wt% (ジノニルフェノール系、HLB;5.8)
【0045】実施例10 下記の成分を、実施例1と同様にして配合することによ
り、粘度700mPa・sの油性黒インキ組成物を調製
し、その筆記性能をテストした。 染料:スピロンブラック GMHスペシャル *2 13 wt% バリファーストバイオレット 1701 *1 15 wt% スピロンイエロー C-2GH *2 6 wt% 溶剤:ベンジルアルコール 60 wt% 樹脂:ケトン樹脂(ハイラック 111)*3 2.5 wt% ポリビニルピロリドン(PVP K90) *4 0.5 wt% リン酸エステル化合物:プライサーフ A207H *9 3 wt% (ジノニルフェノール系、HLB;7.1)
【0046】実施例11 下記の成分の内で、染料がない状態でダイノミルで分散
した後、染料を加温溶解し加圧濾過して粘度500mP
a・sの油性黒インキ組成物を調製し、その筆記性能を
テストした。 顔料:カーボンブラック 8 wt% 染料:バリファーストバイオレット 1701 *1 15 wt% バリファーストイエロー 1101 *1 4 wt% 溶剤:フェニルグリコール 5 wt% ジプロピレングリコールモノエチルエーテル 61 wt% 樹脂:ポリビニルブチラール(エスレック B BM-1) *8 1.5 wt% ポリビニルピロリドン(PVP K90) *4 0.5 wt% 増粘剤:ベントン SD-2 2 wt% リン酸エステル化合物:フォスファノール RM-410 *5 3 wt% (ジノニルフェノール系、HLB;5.8)
【0047】比較例8 実施例6におけるリン酸エステル化合物を下記のオレイ
ルアルコール系に変更し、下記の配合にて実施例6と同
様にして粘度350mPa・sの油性ボールペン用黒イ
ンキ組成物を調製し、その筆記性能をテストした。 顔料:カーボンブラック 10 wt% 溶剤:フェニルグリコール 25 wt% ベンジルアルコール 6 wt% ジプロピレングリコールモノエチルエーテル 54.3 wt% 樹脂:ポリビニルブチラール(デンカブチラール2000-L)*11 2.5 wt% 増粘剤:ベントン SD-2 2 wt% リン酸エステル化合物:フォスファノール RM-410 *5 0.2 wt% (オレイルアルコール系、HLB;8.6)
【0048】比較例9 実施例7におけるリン酸エステル化合物の配合量を増加
させた他は、下記の配合にて実施例7と同様にして粘度
600mPa・sの油性ボールペン用青インキ組成物を
調製し、その筆記性能をテストした。 顔料:インダンスレンブルー RS 15 wt% 溶剤:フェニルグリコール 10 wt% ジプロピレングリコールモノエチルエーテル 33 wt% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 20 wt% 樹脂:ポリビニルブチラール(エスレック B BL-1) *8 3 wt% 増粘剤:アエロジル COK-84 *13 1 wt% リン酸エステル化合物:フォスファノール RM-410 *5 18 wt% (ジノニルフェノール系、HLB;5.8)
【0049】比較例10 実施例6におけるリン酸エステル化合物の配合率を下げ
た他は、下記の配合で、実施例6と同様にして、粘度3
30mPa・sの油性ボールペン用黒インキ組成物を調
製し、その筆記性能をテストした。 顔料:カーボンブラック 10 wt% 溶剤:フェニルグリコール 25 wt% ベンジルアルコール 6 wt% ジプロピレングリコールモノエチルエーテル 54.45 wt% 樹脂:ポリビニルブチラール(デンカブチラール2000-L)*11 2.5 wt% 増粘剤:ベントン SD-2 2 wt% リン酸エステル化合物:フォスファノール RM-410 *5 0.05 wt% (ジノニールフェノール系、HLB;5.8)
【0050】比較例11 実施例8におけるリン酸エステル化合物をトリデシルア
ルコール系に変更した他は実施例8と同様にして、粘度
1680mPa・sの油性ボールペン用赤インキ組成物
を調製し、その筆記性能をテストした。 顔料:レーキレッド C 6 wt% 溶剤:ベンジルアルコール 5 wt% ジプロピレングリコールモノエチルエーテル 25 wt% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 56.8 wt% 樹脂:ポリビニルブチラール(エスレック B BL-1) *8 4 wt% ポリビニルピロリドン (PVPK30) *4 1 wt% 増粘剤:ターレン VA-100 *14 4 wt% リン酸エステル化合物:フォスファノール Rs-410 *5 0.8 wt% (トリデシルアルコール系、HLB;9.0) 以上の実施例6〜8と比較例8〜11で得られたインキ
組成物の筆記性能の試験結果を試験結果を表2にまとめ
て示す。但し表2の項目には一部主成分と要件のみを掲
載した。
【0051】
【表2】
【0052】上記表2の結果から明らかなように、本発
明の実施例6〜11におけるノニル(又はジノニル)フ
ェノール系リン酸エステルを含有した油性ボールペン用
インキ組成物は、比較例8〜11のようにノニル(又は
ジノニル)フェノール系リン酸エステル化合物の配合量
が多すぎたり、低すぎたりした場合、又はこれらに代え
て高級脂肪酸アルコール系リン酸エステルを含有させた
インキ組成物に較べ、書味がよく、描線のかすれ、線切
れがきわめて少ないことが明らかである。
【0053】
【発明の効果】本発明の油性インキ組成物によれば、ノ
ニルフェノー系リン酸エステルを含有することによって
潤滑性を著しく向上させ、長時間筆記しなかった場合の
ペン先でのインキの劣化を極めて小さくすることがで
き、黄銅材や洋白材はもちろん、耐蝕性はよいが書味が
悪いといわれるステンレススチール等で構成されたボー
ルペンチップを使用したボールペン用インキ組成物とし
ても、極めて滑らかな書味を提供することができる。更
に本発明の油性インキ組成物によれば、25℃における
インキ組成物の粘度が20,000mP・s以下、好ま
しくは10〜10,000mP・sの広範囲な粘度範囲
でも極めて優れた潤滑性を保持できることから、その用
途としてはボールペン等の筆記具用の他に、スタンプ台
に含浸させたスタンプ台用、微細な連続気孔を有する多
孔性ゴム印材に含浸させた捺印用等にも利用可能であ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明の油性インキ組成物は、着色剤、
有機溶剤、樹脂その他の添加剤を含有する。ここで用い
る着色剤としては、従来の油性ボールペン用インキ等に
使用されている油溶性染料、顔料が使用可能である。油
溶性染料としては、使用する有機溶剤に可溶な染料、例
えばバリーファーストカラー(オリエント化学(株)
製)、アイゼンスピロン染料、アイゼンSOT染料(保
土谷化学(株)製)などが挙げられる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】なお上記式(1)のノニルフェノール系リ
ン酸エステルにはHLB値(親水親油バランス)が10
以上の親水性が強いものと、10以下の油性が強いも
のとがあるが、本発明ではこのHLB値が10以下、好
ましくは8以下、更に好ましくは6以下のものを使用す
ることが望ましく、これによって特に油性インキの潤滑
性の効果が顕著に得られる。HLB(親水親油バラン
ス)が10以上のものでは、かかる効果が認められな
い。また本発明でのノニルフェノール系リン酸エステル
の含有量は、インキ組成全量に対して、0.1〜15重
量%、好ましくは、0.5〜10重量%である。上記リ
ン酸エステル化合物の含有量が0.1重量%未満ではそ
の効果を充分に発揮せずに必要な潤滑性が得られず、ま
た、リン酸エステル化合物の含有量が15重量%を越え
ると、油性ボールペンインキとしての系が壊れる等の他
の性能を損なうこととなり、好ましくない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】
【表2】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色剤、有機溶剤、樹脂その他の添加剤
    を含有する油性インキ組成物において、下記一般式
    (1)で表されるノニルフェノール系リン酸エステルを
    含有することを特徴とする油性インキ組成物。 〔ここで式(1)中のnは2〜50の整数、mは1〜3
    の整数、Rはノニルフェノール基を表わす。〕
  2. 【請求項2】 ノニルフェノール系リン酸エステルは、
    HLBが10以下で組成物中に0.1〜15重量%含有
    してなる請求項1記載の油性インキ組成物。
  3. 【請求項3】 25℃におけるインキ組成物の粘度が2
    0,000mP・s以下である請求項1又は請求項2記
    載の油性インキ組成物
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれか1項に
    記載の油性インキ組成物を充填していることを特徴とす
    る油性ボールペン。
  5. 【請求項5】 油性インキ組成物は25℃における粘度
    が5,000mPa・s以下である請求項4記載の低粘
    度油性ボールペン。
JP10508398A 1998-04-15 1998-04-15 油性インキ組成物及び油性ボールペン Pending JPH11293174A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10508398A JPH11293174A (ja) 1998-04-15 1998-04-15 油性インキ組成物及び油性ボールペン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10508398A JPH11293174A (ja) 1998-04-15 1998-04-15 油性インキ組成物及び油性ボールペン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11293174A true JPH11293174A (ja) 1999-10-26

Family

ID=14398040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10508398A Pending JPH11293174A (ja) 1998-04-15 1998-04-15 油性インキ組成物及び油性ボールペン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11293174A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001011357A (ja) * 1999-06-28 2001-01-16 Pentel Corp 水性光沢インキ組成物
JP2001123102A (ja) * 1999-10-28 2001-05-08 Pilot Ink Co Ltd ボールペン用油性インキ組成物
WO2001072914A1 (fr) * 2000-03-27 2001-10-04 Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha Encre pour stylo a bille a base d'huile
JP2002365145A (ja) * 2001-06-12 2002-12-18 Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd 温度履歴インジケータ
JP2003064290A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Zebra Pen Corp ボールペン用油性インキ
JP2007008975A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Pentel Corp ボールペン用油性インキ組成物
JP2008114377A (ja) * 2006-10-31 2008-05-22 Pilot Corporation ボールペン
JP2012219213A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Pilot Corporation 油性ボールペン用インキ組成物

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001011357A (ja) * 1999-06-28 2001-01-16 Pentel Corp 水性光沢インキ組成物
JP2001123102A (ja) * 1999-10-28 2001-05-08 Pilot Ink Co Ltd ボールペン用油性インキ組成物
WO2001072914A1 (fr) * 2000-03-27 2001-10-04 Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha Encre pour stylo a bille a base d'huile
US6786958B2 (en) 2000-03-27 2004-09-07 Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha Ink for oil-based ball pen
JP2002365145A (ja) * 2001-06-12 2002-12-18 Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd 温度履歴インジケータ
JP2003064290A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Zebra Pen Corp ボールペン用油性インキ
JP2007008975A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Pentel Corp ボールペン用油性インキ組成物
JP2008114377A (ja) * 2006-10-31 2008-05-22 Pilot Corporation ボールペン
US7390138B2 (en) 2006-10-31 2008-06-24 Kabushiki Kaisha Pilot Corporation Ballpoint pen
JP2012219213A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Pilot Corporation 油性ボールペン用インキ組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5942027A (en) Ink for ball point pen
JP2004338134A (ja) ボールペンチップ及びボールペン
JPH11293174A (ja) 油性インキ組成物及び油性ボールペン
JP2004115611A (ja) 油性ボールペン用インキ組成物及びそのインキを用いた油性ボールペン
US6786958B2 (en) Ink for oil-based ball pen
JP3121571B2 (ja) 油性ボールペン用インキ
JP4289221B2 (ja) ボールペン用油性インキ組成物及びその製造方法
JP2003191680A (ja) ボールペン
JP4321964B2 (ja) 油性ボールペンインク用添加剤及びその添加剤を含有した油性ボールペンインク
JP7139112B2 (ja) 筆記具用油性インキ組成物およびそれを用いた筆記具
JP2001247806A (ja) 油性ボールペンインキ
JP2010059276A (ja) 筆記具用インキ組成物及び筆記具
JP2001192594A (ja) 筆記具インキ用油性青色顔料分散液、および油性青色顔料筆記具インキ
JP2007008975A (ja) ボールペン用油性インキ組成物
JPH10219174A (ja) ボールペン用油性インキ組成物
JP4416676B2 (ja) ボールペン用油性非黒色インキ組成物およびそれを用いたボールペン
JP4270628B2 (ja) 油性ボールペンインキ
JP2006063336A (ja) 油性ボールペン用インキ組成物
JPH0848928A (ja) 油性ボールペン用インキ組成物
JP2002012806A (ja) 油性ボールペン用インキ組成物
JPH06157966A (ja) ボールペン用油性インキ組成物
JP2005162794A (ja) ボールペン用油性顔料インキ組成物
JP2007291278A (ja) ボールペン
JP2003321638A (ja) 油性ボールペン用インキ組成物
JPH06157970A (ja) ボールペン用油性インキ組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050331

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070227