JPH11292751A - 皮膚化粧料 - Google Patents
皮膚化粧料Info
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- JPH11292751A JPH11292751A JP11614898A JP11614898A JPH11292751A JP H11292751 A JPH11292751 A JP H11292751A JP 11614898 A JP11614898 A JP 11614898A JP 11614898 A JP11614898 A JP 11614898A JP H11292751 A JPH11292751 A JP H11292751A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】エチルグルコシド、アミノ酸あるいはその
塩、有機酸あるいはその塩及び糖類を必須成分とするこ
とを特徴とする皮膚化粧料。 【効果】相乗効果により、皮膚の水分保持機能を亢進、
維持する効果が高く、荒れ肌改善効果を持ち、使用感に
も優れる。
塩、有機酸あるいはその塩及び糖類を必須成分とするこ
とを特徴とする皮膚化粧料。 【効果】相乗効果により、皮膚の水分保持機能を亢進、
維持する効果が高く、荒れ肌改善効果を持ち、使用感に
も優れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬部外品、化粧
品等に適用される皮膚化粧料に関し、更に詳しくは、水
分保持機能を亢進、維持するとともに、皮膚の荒れ肌改
善効果を持ち、刺激感がない等、使用感にも優れた新規
皮膚化粧料に関する。
品等に適用される皮膚化粧料に関し、更に詳しくは、水
分保持機能を亢進、維持するとともに、皮膚の荒れ肌改
善効果を持ち、刺激感がない等、使用感にも優れた新規
皮膚化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚の水分は、真皮の基底細胞層から表
皮の角質層へと外層に向かうにつれて減少する水分含量
の勾配に沿って、常に皮膚内部から外層部へ移動し、角
質層を通じて外部へ蒸散している。この水分蒸散は主に
角質層の緻密な細胞組織からなる防御機能(バリヤー機
能)により制御されており、該水分蒸散量(Trans
epidermal Water Loss、以下TW
Lと略す)は、例えば健常な皮膚の正常な状態における
ヒトの前腕部皮表では0.2〜0.3mg/cm2/hrの範
囲、通常は0.25mg/cm2/hr 程度以下に保持されてい
る。
皮の角質層へと外層に向かうにつれて減少する水分含量
の勾配に沿って、常に皮膚内部から外層部へ移動し、角
質層を通じて外部へ蒸散している。この水分蒸散は主に
角質層の緻密な細胞組織からなる防御機能(バリヤー機
能)により制御されており、該水分蒸散量(Trans
epidermal Water Loss、以下TW
Lと略す)は、例えば健常な皮膚の正常な状態における
ヒトの前腕部皮表では0.2〜0.3mg/cm2/hrの範
囲、通常は0.25mg/cm2/hr 程度以下に保持されてい
る。
【0003】これに対して、老化皮膚や乾燥皮膚等にみ
られる荒れ肌では、その程度に応じてTWL値は上記の
範囲の上限値もしくはそれより大きな値を示し、皮膚の
水分保持機能が低下していることが認められる。これら
の荒れ肌の場合、角質層の防御機能による通常の制御限
界を超えた状態にあるか、あるいは該防御機能が衰えて
いることに由来するものである。更に、この水分保持能
の低下に伴い、皮膚の柔軟性等も著しく損なわれること
などが知られている。
られる荒れ肌では、その程度に応じてTWL値は上記の
範囲の上限値もしくはそれより大きな値を示し、皮膚の
水分保持機能が低下していることが認められる。これら
の荒れ肌の場合、角質層の防御機能による通常の制御限
界を超えた状態にあるか、あるいは該防御機能が衰えて
いることに由来するものである。更に、この水分保持能
の低下に伴い、皮膚の柔軟性等も著しく損なわれること
などが知られている。
【0004】従来より、これら荒れ肌の水分保持機能の
低下を改善することを期待して、種々の皮膚外用剤が提
案されている。例えば、高い吸湿性や保水性を有する多
価アルコールは、古くから皮膚化粧料に汎用されてい
る。また、皮膚中に存在し、水分保持能に深く関与して
いると考えられているNMF(Natural Moi
sturizing Factar)と言われる角質層
の成分、アミノ酸類、乳酸、尿素、ピロリドンカルボン
酸等を保湿剤として皮膚外用剤に用いることも試みられ
ている。
低下を改善することを期待して、種々の皮膚外用剤が提
案されている。例えば、高い吸湿性や保水性を有する多
価アルコールは、古くから皮膚化粧料に汎用されてい
る。また、皮膚中に存在し、水分保持能に深く関与して
いると考えられているNMF(Natural Moi
sturizing Factar)と言われる角質層
の成分、アミノ酸類、乳酸、尿素、ピロリドンカルボン
酸等を保湿剤として皮膚外用剤に用いることも試みられ
ている。
【0005】また、本発明に係わるエチルグルコシドに
関して、本発明者らは、先にα−エチルグルコシドが、
ケラチノサイトの角化促進効果を有し、荒れ肌を予防・
改善することを報告した(第37回SCCJ研究討論
会、講演要旨集、43−45、1995年11月16
日)。
関して、本発明者らは、先にα−エチルグルコシドが、
ケラチノサイトの角化促進効果を有し、荒れ肌を予防・
改善することを報告した(第37回SCCJ研究討論
会、講演要旨集、43−45、1995年11月16
日)。
【0006】一方、入浴剤においても、近年、入浴によ
るスキンケア効果に関心が高まっており、入浴後の肌の
乾燥を防ぐ効果を期待して、先述の多価アルコールやN
MF成分を配合する試みがなされている。
るスキンケア効果に関心が高まっており、入浴後の肌の
乾燥を防ぐ効果を期待して、先述の多価アルコールやN
MF成分を配合する試みがなされている。
【0007】しかしながら、これらの成分の効果は充分
ではなく、経時により皮膚の水分は失われ、荒れ肌を改
善する迄には至らなかった。更に、乳酸等の有機酸を用
いた場合、特に乾燥肌でダメージを受けている人では、
刺激性を示す等使用感にも問題があった。
ではなく、経時により皮膚の水分は失われ、荒れ肌を改
善する迄には至らなかった。更に、乳酸等の有機酸を用
いた場合、特に乾燥肌でダメージを受けている人では、
刺激性を示す等使用感にも問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、皮膚の水分
保持機能を亢進、維持するとともに、荒れ肌改善効果を
持ち、使用感に優れた新規皮膚化粧料を提供することを
目的とする。
保持機能を亢進、維持するとともに、荒れ肌改善効果を
持ち、使用感に優れた新規皮膚化粧料を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記問題
点に鑑み、鋭意検討した結果、エチルグルコシド、アミ
ノ酸あるいはその塩、有機酸あるいはその塩及び糖類を
必須成分とする皮膚化粧料が、その相乗効果により本目
的を達成することを見いだした。
点に鑑み、鋭意検討した結果、エチルグルコシド、アミ
ノ酸あるいはその塩、有機酸あるいはその塩及び糖類を
必須成分とする皮膚化粧料が、その相乗効果により本目
的を達成することを見いだした。
【0010】すなわち、本発明は、エチルグルコシド、
アミノ酸あるいはその塩、有機酸あるいはその塩及び糖
類を必須成分とする皮膚化粧料にある。
アミノ酸あるいはその塩、有機酸あるいはその塩及び糖
類を必須成分とする皮膚化粧料にある。
【0011】
【0012】以下、本発明の実施の形態を詳述する。
【0013】本発明で用いるエチルグルコシドには、上
記報告で、構造異性体が存在していることを示している
が、荒れ肌改善作用が確認されているα体もしくはその
構造異性体混合物を使用することが望ましい。
記報告で、構造異性体が存在していることを示している
が、荒れ肌改善作用が確認されているα体もしくはその
構造異性体混合物を使用することが望ましい。
【0014】本発明で用いるアミノ酸としては、グリシ
ン、セリン、シスチン、アラニン、トレオニン、システ
イン、バリン、フェニルアラニン、メチオニン、ロイシ
ン、チロシン、プロリン、イソロイシン、トリプトファ
ン、ヒドロキシプロリン等の中性アミノ酸、アスパラギ
ン酸、アスパラギン、グルタミン、グルタミン酸等の酸
性アミノ酸、アルギニン、ヒスチジン、リジン等の塩基
性アミノ酸、また、これらのナトリウム、カリウム、マ
グネシウム、カルシウム等の塩あるいはこれらの複合塩
を挙げることができる。なお、本発明の皮膚化粧料への
配合は、これらアミノ酸を一種又は二種以上配合するこ
とができる。
ン、セリン、シスチン、アラニン、トレオニン、システ
イン、バリン、フェニルアラニン、メチオニン、ロイシ
ン、チロシン、プロリン、イソロイシン、トリプトファ
ン、ヒドロキシプロリン等の中性アミノ酸、アスパラギ
ン酸、アスパラギン、グルタミン、グルタミン酸等の酸
性アミノ酸、アルギニン、ヒスチジン、リジン等の塩基
性アミノ酸、また、これらのナトリウム、カリウム、マ
グネシウム、カルシウム等の塩あるいはこれらの複合塩
を挙げることができる。なお、本発明の皮膚化粧料への
配合は、これらアミノ酸を一種又は二種以上配合するこ
とができる。
【0015】本発明で用いる有機酸としては、グリコー
ル酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、フマル酸、
クエン酸、ピロリドンカルボン酸、グルコン酸等を挙げ
ることができる。また、これら有機酸の塩としては、ナ
トリウム、カリウム、カルシウム等の塩を挙げることが
できる。本発明の皮膚化粧料への配合は、これら有機酸
あるいはその塩を一種または二種以上配合することがで
きる。
ル酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、フマル酸、
クエン酸、ピロリドンカルボン酸、グルコン酸等を挙げ
ることができる。また、これら有機酸の塩としては、ナ
トリウム、カリウム、カルシウム等の塩を挙げることが
できる。本発明の皮膚化粧料への配合は、これら有機酸
あるいはその塩を一種または二種以上配合することがで
きる。
【0016】本発明で用いる糖類は、単糖、二糖類をは
じめ多糖類など任意のものを配合することができる。す
なわち、グルコース、フルクトース、スクロース、マル
トース、ラクトース、トレハロース、デキストリン等を
挙げることができる。また、デンプンを酸または酵素な
どにより加水分解して得られる、デキストリン、マルト
ース、グルコース、フルクトース等の混合物である水ア
メ等も用いることができる。更に、これらの糖類を還元
して得ることができるソルビトール、マルチトール等の
糖アルコールを用いることができる。本発明の皮膚化粧
料への配合は、これら糖類を一種または二種以上を配合
することができる。
じめ多糖類など任意のものを配合することができる。す
なわち、グルコース、フルクトース、スクロース、マル
トース、ラクトース、トレハロース、デキストリン等を
挙げることができる。また、デンプンを酸または酵素な
どにより加水分解して得られる、デキストリン、マルト
ース、グルコース、フルクトース等の混合物である水ア
メ等も用いることができる。更に、これらの糖類を還元
して得ることができるソルビトール、マルチトール等の
糖アルコールを用いることができる。本発明の皮膚化粧
料への配合は、これら糖類を一種または二種以上を配合
することができる。
【0017】また、本発明の必須成分であるエチルグル
コシド、アミノ酸あるいはその塩、有機酸あるいはその
塩及び糖類の特性を効果的に発揮させるためには、本発
明の皮膚化粧料への配合量は、エチルグルコシドを0.
01〜10.0重量%(以下、wt%と略す)が好まし
く、アミノ酸あるいはその塩を総量として、0.001
〜10.0wt%が好ましく、有機酸あるいはその塩を
総量として、0.001〜10.0wt%が好ましく、
糖類を総量として0.1〜40.0wt%とすることが
好ましい。
コシド、アミノ酸あるいはその塩、有機酸あるいはその
塩及び糖類の特性を効果的に発揮させるためには、本発
明の皮膚化粧料への配合量は、エチルグルコシドを0.
01〜10.0重量%(以下、wt%と略す)が好まし
く、アミノ酸あるいはその塩を総量として、0.001
〜10.0wt%が好ましく、有機酸あるいはその塩を
総量として、0.001〜10.0wt%が好ましく、
糖類を総量として0.1〜40.0wt%とすることが
好ましい。
【0018】本発明の皮膚化粧料とは、その使用用途を
特に限定されるものではなく皮膚に用いられる全ての化
粧料を包括する。すなわち、ローション、乳液、クリー
ム、パック類、洗顔剤、ファンデーション類、口紅類、
入浴剤等を示す。また、その性状も特に限定されるもの
ではなく、クリーム状、乳液状、ローション状、軟膏
状、パウダー状、ステック状等の通常の皮膚化粧料の剤
型を適用することができる。
特に限定されるものではなく皮膚に用いられる全ての化
粧料を包括する。すなわち、ローション、乳液、クリー
ム、パック類、洗顔剤、ファンデーション類、口紅類、
入浴剤等を示す。また、その性状も特に限定されるもの
ではなく、クリーム状、乳液状、ローション状、軟膏
状、パウダー状、ステック状等の通常の皮膚化粧料の剤
型を適用することができる。
【0019】本発明の皮膚化粧料には、必須成分の他に
必要に応じて通常化粧料に用いられる成分を用いること
ができる。すなわち、油脂類、色素、香料、防腐剤、界
面活性剤、顔料、酸化防止剤、キレート剤、紫外線吸収
剤、紫外線散乱剤、高分子系粘剤、無機塩類、多価アル
コール、ビタミン類、植物抽出液等を挙げることができ
る。
必要に応じて通常化粧料に用いられる成分を用いること
ができる。すなわち、油脂類、色素、香料、防腐剤、界
面活性剤、顔料、酸化防止剤、キレート剤、紫外線吸収
剤、紫外線散乱剤、高分子系粘剤、無機塩類、多価アル
コール、ビタミン類、植物抽出液等を挙げることができ
る。
【0020】
【実施例】以下、実施例について説明するが、本発明
は、これらの実施例に限定されるものではない。
は、これらの実施例に限定されるものではない。
【0021】また、本発明の皮膚化粧料の皮膚老化防止
効果を評価するために用いた(1)保湿効果試験法(T
WL値低減率)、(2)荒れ肌改善効果試験法、(3)
実用テスト法(使用感)は下記の通りである。
効果を評価するために用いた(1)保湿効果試験法(T
WL値低減率)、(2)荒れ肌改善効果試験法、(3)
実用テスト法(使用感)は下記の通りである。
【0022】(1)保湿効果試験法(TWL値低減率)
【0023】下脚に荒れ肌を持つ女子被験者(35〜5
5才)20名を対象として、4週間連続塗布し、効果を
調べた。すなわち、被験者の左側下脚試験部位に1日2
回(朝、夕)約0.5g の試料を5×10cmの区画に塗
布し、塗布開始前及び終了後のTWL値並びにTWL値
の低減率(水分保持機能亢進効果)を下記のように算出
して、保湿効果を調べた。なお、右側下脚は試料を塗布
せず対照とした。
5才)20名を対象として、4週間連続塗布し、効果を
調べた。すなわち、被験者の左側下脚試験部位に1日2
回(朝、夕)約0.5g の試料を5×10cmの区画に塗
布し、塗布開始前及び終了後のTWL値並びにTWL値
の低減率(水分保持機能亢進効果)を下記のように算出
して、保湿効果を調べた。なお、右側下脚は試料を塗布
せず対照とした。
【0024】(TWL値の測定法)密閉した皮表上の空
気の一定時間内の温度変化を電気抵抗にて測定する方法
を用いた。すなわち、被験者の皮表を測定用セルで密閉
し、セルに強制乾燥した空気を通気してセル内を乾燥空
気で充分置換した後、乾燥空気の通気を停止してその時
点でのセル内の相対湿度RHs(%)を求め、次いで1
0分間放置して再びセル内の相対湿度RH10(%)を
測定し、この時の湿度変化から下記の式によりTWL値
(mg/cm2/hr )を算出した。 TWL値=〔(RH10−RHs)×Dt×V×6〕/
(S×100) 但し、Dt:測定温度下(t℃)での空気中の飽和水蒸
気の密度(mg/l) V :セルの容積(l ) S :測定面積(cm2)
気の一定時間内の温度変化を電気抵抗にて測定する方法
を用いた。すなわち、被験者の皮表を測定用セルで密閉
し、セルに強制乾燥した空気を通気してセル内を乾燥空
気で充分置換した後、乾燥空気の通気を停止してその時
点でのセル内の相対湿度RHs(%)を求め、次いで1
0分間放置して再びセル内の相対湿度RH10(%)を
測定し、この時の湿度変化から下記の式によりTWL値
(mg/cm2/hr )を算出した。 TWL値=〔(RH10−RHs)×Dt×V×6〕/
(S×100) 但し、Dt:測定温度下(t℃)での空気中の飽和水蒸
気の密度(mg/l) V :セルの容積(l ) S :測定面積(cm2)
【0025】(TWL値の低減率)TWL値の低減率
は、試料塗布前後のTWL値、TWLA及びTWLBを
下記の式に代入して算出した。 TWL値低減率(%)=(1−TWLB/TWLA)×
100 TWLA:試料塗布前のTWL値 TWLB:試料塗布後のTWL値 TWL値の低減率が20%以上の場合を「有効」、低減
率が20%未満の場合を「無効」とした。試料結果は、
20人中の「有効」であった被験者の人数で表示した。
は、試料塗布前後のTWL値、TWLA及びTWLBを
下記の式に代入して算出した。 TWL値低減率(%)=(1−TWLB/TWLA)×
100 TWLA:試料塗布前のTWL値 TWLB:試料塗布後のTWL値 TWL値の低減率が20%以上の場合を「有効」、低減
率が20%未満の場合を「無効」とした。試料結果は、
20人中の「有効」であった被験者の人数で表示した。
【0026】(2)荒れ肌改善効果試験法 前述の保湿効果試験の被験者において、試料を塗布しな
かった右側下脚を対照とし、塗布開始前及び塗布終了後
の皮膚の状態を表1の判定基準により肉眼判定した。
かった右側下脚を対照とし、塗布開始前及び塗布終了後
の皮膚の状態を表1の判定基準により肉眼判定した。
【0027】
【表1】
【0028】試験後の試験部位と対照部位の判定結果を
比較し、皮膚乾燥度が2段階以上改善された場合を「有
効」、1段階改善された場合を「やや有効」、変化がな
かった場合を「無効」とした。試験結果は、「有効」、
「やや有効」となった被験者の人数で示した。
比較し、皮膚乾燥度が2段階以上改善された場合を「有
効」、1段階改善された場合を「やや有効」、変化がな
かった場合を「無効」とした。試験結果は、「有効」、
「やや有効」となった被験者の人数で示した。
【0029】(3)実用テスト法(使用感) 前述の保湿効果試験の被験者を対象として、4週間連続
塗布時及び終了後の効果を「刺激性」、「湿潤性」及び
「平滑性」の各項目において評価した。試験結果は、
「刺激性」については「使用時に刺激を感じなかった」
と回答した人数で、また、「湿潤性」及び「平滑性」
は、「皮膚に潤いが生じた」、「皮膚が滑らかになっ
た」と回答した人数で示した。
塗布時及び終了後の効果を「刺激性」、「湿潤性」及び
「平滑性」の各項目において評価した。試験結果は、
「刺激性」については「使用時に刺激を感じなかった」
と回答した人数で、また、「湿潤性」及び「平滑性」
は、「皮膚に潤いが生じた」、「皮膚が滑らかになっ
た」と回答した人数で示した。
【0030】実施例1、比較例1〜4(化粧水) 表2の組成にて、化粧水を常法により調製し、前記の諸
実験を実施した。その結果を表2に併せて示す。
実験を実施した。その結果を表2に併せて示す。
【0031】
【表2】
【0032】表2に示すように、本発明の皮膚化粧料で
ある実施例1の化粧水は、本発明の必須条件を満たさな
い比較例1〜4と比較して、諸特性の全てに亘って優れ
ていた。また、実施例は配合特性においても異常は認め
られなかった。
ある実施例1の化粧水は、本発明の必須条件を満たさな
い比較例1〜4と比較して、諸特性の全てに亘って優れ
ていた。また、実施例は配合特性においても異常は認め
られなかった。
【0033】実施例2〜3、比較例5(化粧水) 表3の組成にて、化粧水を常法により調製し、前記の諸
実験を実施した。その結果を表3に併せて示す。
実験を実施した。その結果を表3に併せて示す。
【0034】
【表3】
【0035】表3に示すように、本発明の皮膚化粧料で
ある実施例2〜3の化粧水は、本発明の必須条件を満た
さない比較例5と比較して、諸特性の全てに亘って優れ
ていた。また、各実施例は配合特性においても異常は認
められなかった。
ある実施例2〜3の化粧水は、本発明の必須条件を満た
さない比較例5と比較して、諸特性の全てに亘って優れ
ていた。また、各実施例は配合特性においても異常は認
められなかった。
【0036】実施例4、比較例6(乳液) 表4の組成にて、乳液を常法により調製し、前記諸実験
の連続塗布期間を2週間に変えた以外は変更せずに諸実
験をそのまま実施した。その結果を表4に併せて示す。
の連続塗布期間を2週間に変えた以外は変更せずに諸実
験をそのまま実施した。その結果を表4に併せて示す。
【0037】
【表4】
【0038】表4に示すように、本発明の皮膚化粧料で
ある実施例4の乳液は、本発明の必須条件を満たさない
比較例6と比較して、諸特性の全てに亘って優れてい
た。また、各実施例は配合特性においても異常は認めら
れなかった。
ある実施例4の乳液は、本発明の必須条件を満たさない
比較例6と比較して、諸特性の全てに亘って優れてい
た。また、各実施例は配合特性においても異常は認めら
れなかった。
【0039】実施例5〜6、比較例7(入浴剤) 表5の組成にて、入浴剤を常法により調製し、200リ
ットルの浴湯に入浴剤組成物を30g 入れ、20人のパ
ネラーに使用させ、入浴中及び入浴後の効果を前記の実
用テスト法(使用感)に基づき実施した。
ットルの浴湯に入浴剤組成物を30g 入れ、20人のパ
ネラーに使用させ、入浴中及び入浴後の効果を前記の実
用テスト法(使用感)に基づき実施した。
【0040】
【表5】
【0041】表5に併せて示すように、本発明の皮膚化
粧料である実施例5〜6の入浴剤は、本発明の必須条件
を満たさない比較例7と比較して、諸特性の全てに亘っ
て優れていた。また、各実施例は配合特性及び浴湯への
溶解性等においても異常は認められなかった。
粧料である実施例5〜6の入浴剤は、本発明の必須条件
を満たさない比較例7と比較して、諸特性の全てに亘っ
て優れていた。また、各実施例は配合特性及び浴湯への
溶解性等においても異常は認められなかった。
【0042】
【発明の効果】以上記載のように、本発明が、皮膚の水
分保持機能を亢進、維持する効果が高く、荒れ肌改善効
果を持ち、使用感にも優れた新規皮膚化粧料を提供する
ことは明かである。
分保持機能を亢進、維持する効果が高く、荒れ肌改善効
果を持ち、使用感にも優れた新規皮膚化粧料を提供する
ことは明かである。
Claims (1)
- 【請求項1】 エチルグルコシド、アミノ酸あるいはそ
の塩、有機酸あるいはその塩及び糖類を必須成分として
含有することを特徴とする皮膚化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11614898A JPH11292751A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 皮膚化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11614898A JPH11292751A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 皮膚化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11292751A true JPH11292751A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14679951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11614898A Pending JPH11292751A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 皮膚化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11292751A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001213734A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-08-07 | Kanebo Ltd | 頭髪化粧料 |
JP2008273851A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Kao Corp | 皮膚外用剤 |
WO2022138651A1 (ja) * | 2020-12-22 | 2022-06-30 | サントリーホールディングス株式会社 | エチルグルコシド含有組成物及びエチルグルコシドに起因する収斂味を低減する方法 |
-
1998
- 1998-04-10 JP JP11614898A patent/JPH11292751A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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