JPH11292737A - 免疫賦活剤 - Google Patents

免疫賦活剤

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JPH11292737A
JPH11292737A JP10064007A JP6400798A JPH11292737A JP H11292737 A JPH11292737 A JP H11292737A JP 10064007 A JP10064007 A JP 10064007A JP 6400798 A JP6400798 A JP 6400798A JP H11292737 A JPH11292737 A JP H11292737A
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Japan
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tocopherol
carotene
skin
glutathione
rutin
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JP10064007A
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English (en)
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Ichiro Iwai
一郎 岩井
Masako Naganuma
雅子 長沼
Masato Hatao
正人 畑尾
Kenji Yamaguchi
賢志 山口
Tomohiro Kuwabara
智裕 桑原
Eiichiro Yagi
栄一郎 八木
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線による皮膚免疫機能低下を防止するこ
とができる皮膚免疫賦活剤、皮膚免疫機能低下改善・防
止剤若しくはランゲルハンス細胞における細胞間接着分
子−1(ICAM−1)発現抑制に対する防御剤を提供
すること。 【解決手段】 グルタチオンと特定の物質とを含有する
ことを特徴とする免疫賦活剤皮膚免疫機能低下改善・防
止剤若しくはランゲルハンス細胞における細胞間接着分
子−1(ICAM−1)発現抑制に対する防御剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に紫外線による
皮膚の免疫機能低下を外用により防止するための皮膚免
疫賦活剤、皮膚免疫機能低下改善・防止剤、ランゲルハ
ンス細胞における細胞間接着分子−1(ICAM−1)
発現抑制に対する防御剤及びこれらを含有する皮膚外用
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚は生体の最外層に位置する臓器であ
り、物理的、化学的及び生物学的侵襲を最も強く、直接
的に被る器官であるが、近年、皮膚は最もよく発達した
免疫臓器であることが明らかとなってきた。
【0003】皮膚は、表皮の角化細胞、ランゲルハンス
細胞、真皮の樹状細胞、血管内皮細胞、マクロファージ
等から構成されているが、ランゲルハンス細胞は抗原処
理、抗原提示能力によって皮膚免疫機能の中心的な役割
を演じているとされ、外部からの異物としての抗原の進
入に対し、すみやかに接触して処理し、リンパ節へ移動
してT細胞にそれを提示し、以後の一連の免疫応答反応
が始まると考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、紫外線自体の発
癌性に加えて紫外線により皮膚免疫反応が低下する為に
発癌を助長する可能性が指摘されるようになってきた。
サンスクリーン等の日焼け止め化粧料によって紫外線を
防御することが紫外線発癌の防止に極めて重要である
が、サンスクリーンを日常的に用いない季節でも日々紫
外線を浴び続けることによって免疫抑制作用が現れる可
能性もあり、発癌以外の生体への様々な悪影響も心配さ
れる。
【0005】また、加齢によっても皮膚免疫機能が低下
するように、紫外線以外の様々な原因で皮膚免疫機能が
低下することが知られている。
【0006】以上の理由から、日常的に用いることがで
きる皮膚免疫賦活作用もしくは皮膚免疫機能低下の改善
・防止作用を有する薬剤の開発が急務となっていた。
【0007】しかしながら、様々な原因による皮膚免疫
機能低下の相互関係に関する詳細な解明はなされておら
ず、例えば、加齢による皮膚免疫機能低下作用を抑制す
る物質が他の原因による皮膚免疫機能低下作用を抑制す
ることができるという保証は全くない。
【0008】また、従来、加齢すなわち老化による皮膚
免疫機能低下防止に関する研究に比べ、紫外線による皮
膚免疫機能低下防止に関する研究は必ずしも十分にはな
されていない。
【0009】例えば、加齢による皮膚免疫機能低下を抑
制する物質として、経口によりグルタチオンを服用する
ことが知られているが(例えば、フレグランスジャーナ
ルNo.82,1987、65頁参照)、グルタチオン
が、外用によっても加齢による皮膚免疫機能低下を抑制
することが出来るか否かあるいは紫外線による皮膚免疫
機能低下を抑制することが出来るか否かについては全く
研究されていなかった。
【0010】本発明者らは、特に紫外線による皮膚免疫
賦活作用もしくは皮膚免疫機能低下の改善・防止作用を
有する薬剤について鋭意研究した結果、グルタチオンと
特定の物質とを組み合わせて使用すると、優れた免疫賦
活作用及び免疫機能低下改善、防止作用を発揮するいう
新たな知見を見いだし、本発明を完成するに至った。
【0011】本発明は、主に紫外線による皮膚の免疫機
能低下を外用により防止するための皮膚免疫賦活剤、皮
膚免疫機能低下改善・防止剤、ランゲルハンス細胞にお
ける細胞間接着分子−1(ICAM−1)発現抑制に対
する防御剤及びこれらを含有する皮膚外用剤を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、グ
ルタチオンと、α-カロチン、β-カロチン、γ-カロチ
ン、リコピン、クリプトキサンチン、ルテイン、ゼアキ
サンチン、イソゼアキサンチン、ロドキサンチン、カプ
サンチン、クロセチン、1,4-ジアザジシクロオクタン、
2,5-ジメチルフラン、2-メチルフラン、2,5-ジフェニル
フラン、1,3-ジフェニルイソベンゾフラン、α-トコフ
ェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、σ
-トコフェロール、ヒスチジン、ドーパ、トリプトファ
ン、メチオニン、アラニン、α-グルコシルルチン、ル
チン、キノリン、ドデシル硫酸ナトリウム、アジ化ナト
リウム、クロロフィル、カテキン、スクワレン、プロア
ントシアニジンからなる群から選ばれた一種または二種
以上とを含有することを特徴とする免疫賦活剤を提供す
るものである。
【0013】また、本発明は、グルタチオンと、α-カ
ロチン、β-カロチン、γ-カロチン、リコピン、クリプ
トキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチン、イソゼアキ
サンチン、ロドキサンチン、カプサンチン、クロセチ
ン、1,4-ジアザジシクロオクタン、2,5-ジメチルフラ
ン、2-メチルフラン、2,5-ジフェニルフラン、1,3-ジフ
ェニルイソベンゾフラン、α-トコフェロール、β-トコ
フェロール、γ-トコフェロール、σ-トコフェロール、
ヒスチジン、ドーパ、トリプトファン、メチオニン、ア
ラニン、α-グルコシルルチン、ルチン、キノリン、ド
デシル硫酸ナトリウム、アジ化ナトリウム、クロロフィ
ル、カテキン、スクワレン、プロアントシアニジンから
なる群から選ばれた一種または二種以上とを含有するこ
とを特徴とする紫外線による皮膚免疫機能低下改善・防
止剤を提供するものである。
【0014】さらに、本発明は、グルタチオンと、α-
カロチン、β-カロチン、γ-カロチン、リコピン、クリ
プトキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチン、イソゼア
キサンチン、ロドキサンチン、カプサンチン、クロセチ
ン、1,4-ジアザジシクロオクタン、2,5-ジメチルフラ
ン、2-メチルフラン、2,5-ジフェニルフラン、1,3-ジフ
ェニルイソベンゾフラン、α-トコフェロール、β-トコ
フェロール、γ-トコフェロール、σ-トコフェロール、
ヒスチジン、ドーパ、トリプトファン、メチオニン、ア
ラニン、α-グルコシルルチン、ルチン、キノリン、ド
デシル硫酸ナトリウム、アジ化ナトリウム、クロロフィ
ル、カテキン、スクワレン、プロアントシアニジンから
なる群から選ばれた一種または二種以上とを含有するこ
とを特徴とする紫外線によるランゲルハンス細胞におけ
る細胞間接着分子−1(ICAM−1)発現抑制に対す
る防御剤を提供するものである。
【0015】また、本発明は、前記の免疫賦活剤または
皮膚免疫機能低下改善・防止剤または防御剤を含有する
ことを特徴とする皮膚外用剤を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
【0017】本発明に用いるグルタチオンとは、生体内
に最も多く存在するSH化合物で、タンパク質その他の
ジスルフィドと酵素的、非酵素的に反応し、そのSHを
維持する機能を有し、この反応で酸化型グルタチオンに
変換される。
【0018】上記グルタチオンの配合量は、皮膚免疫賦
活剤若しくは皮膚免疫機能低下改善・防止剤若しくはラ
ンゲルハンス細胞における細胞間接着分子−1(ICA
M−1)発現抑制に対する防御剤若しくは皮膚外用剤全
量中、乾燥物として0.0005〜20.0重量%、好
ましくは0.001〜10.0重量%である。0.00
05重量%未満であると、紫外線による免疫機能低下改
善・防止効果が十分に発揮されず、20.0重量%を超
えると製剤化が難しいので好ましくない。また、10.
0重量%以上配合してもさほど大きな効果の向上はみら
れない。
【0019】本発明にグルタチオンと組み合わせて用い
る物質は、α-カロチン、β-カロチン、γ-カロチン、
リコピン、クリプトキサンチン、ルテイン、ゼアキサン
チン、イソゼアキサンチン、ロドキサンチン、カプサン
チン、クロセチン、1,4-ジアザジシクロオクタン、2,5-
ジメチルフラン、2-メチルフラン、2,5-ジフェニルフラ
ン、1,3-ジフェニルイソベンゾフラン、α-トコフェロ
ール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、σ-ト
コフェロール、ヒスチジン、ドーパ、トリプトファン、
メチオニン、アラニン、α-グルコシルルチン、ルチ
ン、キノリン、ドデシル硫酸ナトリウム、アジ化ナトリ
ウム、クロロフィル、カテキン、スクワレン、プロアン
トシアニジンからなる群から選ばれた一種または二種以
上であり、これらの物質は、いずれも、一重項酸素消去
作用があることは知られているものの、皮膚免疫賦活作
用、皮膚免疫機能低下改善・防止作用、ランゲルハンス
細胞における細胞間接着分子−1(ICAM−1)発現
抑制に対する防御作用は、知られていない物質である。
【0020】上記物質の配合量は、皮膚免疫賦活剤若し
くは皮膚免疫機能低下改善・防止剤若しくはランゲルハ
ンス細胞における細胞間接着分子−1(ICAM−1)
発現抑制に対する防御剤若しくは皮膚外用剤全量中、乾
燥物として0.001〜10.0重量%、好ましくは
0.05〜5.0重量%である。0.001重量%未満
であると、紫外線による免疫機能低下改善・防止効果が
十分に発揮されず、10.0重量%を超えると製剤化が
難しいので好ましくない。また、5.0重量%以上配合
してもさほど大きな効果の向上はみられない。
【0021】本発明の皮膚免疫賦活剤若しくは皮膚免疫
機能低下改善・防止剤若しくはランゲルハンス細胞にお
ける細胞間接着分子−1(ICAM−1)発現抑制に対
する防御剤は、上記必須成分以外に、通常、化粧品や医
薬品等の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば、美白
剤、保湿剤、酸化防止剤、油性成分、紫外線吸収剤、抗
炎症剤、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成
分、色材、水性成分、水、各種皮膚栄養剤等を必要に応
じて適宜配合することができる。
【0022】本発明の皮膚免疫賦活剤若しくは皮膚免疫
機能低下改善・防止剤は、例えば、軟膏、クリーム、乳
液、ローション、パック、浴用剤等の皮膚外用剤の形態
として利用でき、その剤型は特に問わない。本発明の皮
膚免疫賦活剤若しくは皮膚免疫機能低下改善・防止剤
は、紫外線による免疫低下機能を防止するための免疫賦
活化粧料若しくは皮膚免疫機能改善・防止化粧料として
の利用価値が高い。
【0023】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。尚、本発明はこれにより限定されるものではな
い。配合量は重量%である。
【0024】グルタチオンと上記物質(試験物質)の免
疫賦活作用及び紫外線による免疫機能低下改善・防止作
用を、UV照射によるランゲルハンス細胞における細胞
間接着分子−1(ICAM−1)発現抑制に対する防御
効果から検討した。
【0025】「試験方法及び結果:UV照射によるラン
ゲルハンス細胞における細胞間接着分子−1(ICAM
−1)発現抑制に対する防御効果 」ヒト皮膚の表皮を
0.5%トリプシン処理して得られるランゲルハンス細
胞にUVA(5J/cm2、BLBランプ)を照射した
後、RPMI1640/10%FBSで、37℃で24
時間、CO2インキュベーター内で培養した。培養後、
FITC標識した抗MHCクラスII抗体(ファーミゼン
製)とPE標識した抗ICAM−1抗体(ファーミゼン
製)で処理してフローサイトメーター(XL:Epix
社)で3×104個の細胞について解析し、MHCクラ
スII抗原を発現しているランゲルハンス細胞のICAM
−1発現強度を測定した。
【0026】この結果を「表1」及び「表2」に示す。
「表1」に、グルタチオンのICAM−1発現抑制に対
する防御効果、及び、試験物質単独のICAM−1発現
抑制に対する防御効果を示した。紫外線未照射のものに
比べて、紫外線照射した場合のICAM−1発現率
(%)は30〜40%に低下したが、グルタチオンもし
くは試験物質を添加した場合のICAM−1発現率
(%)は、いずれも50%以上となった。「表1」、
「表2」とも、70%以上の発現率のものを「◎」で、
50〜70%の発現率ものを「○」で示した。
【0027】「表2」に、「表1」で示したそれぞれの
試験物質にグルタチオンを0.1%ずつ加えた時のIC
AM−1発現抑制に対するの防御効果の結果を示した。
いずれも、70%以上の発現率「◎」となり、「表
1」、「表2」から、試験物質とグルタチオンを組み合
わせることで、紫外線によるランゲルハンス細胞におけ
る細胞間接着分子−1(ICAM−1)発現抑制作用の
防御が明らかに増強されていることが分かる。
【0028】
【表1】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 試験物質/濃度 0.1 0.01 0.001 0.0001 0.00001ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーク゛ルタチオン ○ − − − − β-カロチン − − ◎ ◎ − α-トコフェノール − − ◎ ◎ −カテキン ○ ○ ○ − −ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【0029】
【表2】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーク゛ルタチオン 濃度 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 試験物質/濃度 0.1 0.01 0.001 0.0001 0.00001ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー β-カロチン − − ◎ ◎ ◎ α-トコフェノール − − ◎ ◎ ◎カテキン − ◎ ◎ ◎ −ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【0030】以下に、グルタチオンと本発明に用いる特
定物質とを、外用により紫外線による免疫機能低下防止
を目的とする皮膚免疫賦活作用剤若しくは皮膚免疫機能
防止・改善剤若しくはランゲルハンス細胞における細胞
間接着分子−1(ICAM−1)発現抑制に対する防御
剤として利用した実施例を示す。
【0031】 「実施例1 クリーム」 (処方) ステアリン酸 5.0 重量% ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 βカロチン 0.05 グルタチオン 0.1 パラアミノ安息香酸 0.5 苛性カリ 0.2 防腐剤 適量 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールとグルタ
チオンと苛性カリを加え溶解し、加熱して70℃に保つ
(水相)。βカロチンを含む他の成分を混合し加熱融解
して70℃に保つ(油相)。水相に油相を徐々に加え、
全部加え終わってからしばらくその温度に保ち反応を起
こさせる。その後、ホモミキサーで均一に乳化し、よく
かきまぜながら30℃まで冷却する。
【0032】 「実施例2 クリーム」 ステアリン酸 2.0 重量% ステアリルアルコール 7.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル)セチルアルコールエーテル 3.0 α−トコフェロール 1.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 5.0 グルタチオン 0.1 エチルパラベン 0.3 香料 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却する。
【0033】 「実施例3 クリーム」 (処方) 固形パラフィン 5.0 重量% ミツロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン モノラウリン酸エステル 2.0 石けん粉末 0.1 2−エチルヘキシルパラメトキシ桂皮酸 3.0 硼砂 0.2 ルチン 0.05 グルタチオン 1.0 アスコルビン酸 2.0 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水に石けん粉末と硼砂を加え、加熱
溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜ
ながら徐々に加え反応を行う。反応終了後、ホモミキサ
ーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃ま
で冷却する。
【0034】 「実施例4 乳液」 (処方) ステアリン酸 2.5 重量% セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル)モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール941,B.F.Goodrich Chemical company) グルタチオン 1.0 α−トコフェロール 0.01 パラジメチルアミノ安息香酸オクチル 1.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 アルブチン 3.5 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)少量のイオン交換水にカルボキシビニルポリマ
ーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチ
レングリコール1500とトリエタノールアミンを加
え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一乳
化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0035】 「実施例5 乳液」 (処方) マイクロクリスタリンワックス 1.0 重量% 密ロウ 2.0 ラノリン 20.0 流動パラフィン 10.0 パラジメチルアミノ安息香酸オクチル 3.0 2−エチルヘキシルパラメトキシ桂皮酸 4.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン モノオレイン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 7.0 グルタチオン 1.0 β−カロチン 0.5 アスコルビン酸リン酸マグネシウム 3.0 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加
熱融解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜなが
らこれに水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化
する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0036】 「実施例6 ゼリー」 (処方) 95%エチルアルコール 10.0 重量% ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル)オレイル アルコールエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company) 苛性ソーダ 0.15 L−アルギニン 0.1 パラメトキシケイ皮酸イソプロピル 0.1 酸化チタン 5.0 グルタチオン 10.0 メチオニン 0.7 2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン スルホン酸ナトリウム 0.05 エチレンジアミンテトラアセテート・3ナトリウム・2水 0.05 メチルパラベン 0.2 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にカーボポール940を均一に溶
解し、メチオニン、グルタチオン、チオアタウリンを添
加する。一方、95%エタノールに、ポリオキシエチレ
ン(50モル)オレイルアルコールエーテルを溶解し、
水相に添加する。次いで、その他の成分を加えたのち苛
性ソーダ、L−アルギニンで中和させ増粘する
【0037】 「実施例7 美容液」 (処方) (A相) エチルアルコール(95%) 10.0 重量% ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.0 パントテニールエチルエーテル 0.1 カテキン 0.15 メチルパラベン 0.15 グルタチオン 1.0 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company) 精製水 残余 (製法)A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化する。次いでB相を加えたのち容器に
充填を行う。
【0038】 「実施例8 パック」 (処方) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 重量% ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 グルタチオン 2.0 (B相) α−トコフェロール 0.01 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) ポリビニルアルコール 13.0 (ケン化度90、重合度2,000) エタノール 7.0 精製水 残余 (製法)A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A
相にB相を加えて可溶化する。次いでこれをC相に加え
たのち容器に充填を行う。
【0039】 「実施例9 固形ファンデーション」 (処方) タルク 43.1 重量% カオリン 15.0 セリサイト 10.0 亜鉛華 7.0 二酸化チタン 3.8 黄色酸化鉄 2.9 黒色酸化鉄 0.2 スクワラン 8.0 イソステアリン酸 4.0 モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 オクタン酸イソセチル 2.0 グルタチオン 0.2 ルテイン 0.1 防腐剤 適量 香料 適量 (製法)タルク〜黒色酸化鉄の粉末成分をブレンダーで
十分混合し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチル
の油性成分、ルテイン、防腐剤、香料を加え良く混練し
た後、容器に充填、成型する。
【0040】 「実施例10 乳化型ファンデーション(クリームタイプ)」 (処方) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 重量% セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 50.0 グルタチオン 0.2 1,3−ブチレングルコール 4.5 ヒスチジン 1.5 アスコルビン酸グルコシド 1.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適量 香料 適量 (製法)水相を加熱攪拌後、十分に混合粉砕した粉体部
を添加してホモミキサー処理する。更に加熱混合した油
相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香料
を添加して室温まで冷却する。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、外用により紫外線によ
る皮膚免疫機能低下を防止する優れた皮膚免疫賦活剤若
しくは皮膚免疫機能改善・防止剤若しくはランゲルハン
ス細胞における細胞間接着分子−1(ICAM−1)発
現抑制に対する防御剤を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/195 A61K 31/195 31/34 31/34 31/35 31/35 31/355 ADL 31/355 ADL 31/52 31/52 38/00 37/02 (72)発明者 山口 賢志 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 桑原 智裕 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 八木 栄一郎 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グルタチオンと、α-カロチン、β-カロ
    チン、γ-カロチン、リコピン、クリプトキサンチン、
    ルテイン、ゼアキサンチン、イソゼアキサンチン、ロド
    キサンチン、カプサンチン、クロセチン、1,4-ジアザジ
    シクロオクタン、2,5-ジメチルフラン、2-メチルフラ
    ン、2,5-ジフェニルフラン、1,3-ジフェニルイソベンゾ
    フラン、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-
    トコフェロール、σ-トコフェロール、ヒスチジン、ド
    ーパ、トリプトファン、メチオニン、アラニン、α-グ
    ルコシルルチン、ルチン、キノリン、ドデシル硫酸ナト
    リウム、アジ化ナトリウム、クロロフィル、カテキン、
    スクワレン、プロアントシアニジンからなる群から選ば
    れた一種または二種以上とを含有することを特徴とする
    免疫賦活剤。
  2. 【請求項2】 グルタチオンと、α-カロチン、β-カロ
    チン、γ-カロチン、リコピン、クリプトキサンチン、
    ルテイン、ゼアキサンチン、イソゼアキサンチン、ロド
    キサンチン、カプサンチン、クロセチン、1,4-ジアザジ
    シクロオクタン、2,5-ジメチルフラン、2-メチルフラ
    ン、2,5-ジフェニルフラン、1,3-ジフェニルイソベンゾ
    フラン、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-
    トコフェロール、σ-トコフェロール、ヒスチジン、ド
    ーパ、トリプトファン、メチオニン、アラニン、α-グ
    ルコシルルチン、ルチン、キノリン、ドデシル硫酸ナト
    リウム、アジ化ナトリウム、クロロフィル、カテキン、
    スクワレン、プロアントシアニジンからなる群から選ば
    れた一種または二種以上とを含有することを特徴とする
    紫外線による皮膚免疫機能低下改善・防止剤。
  3. 【請求項3】 グルタチオンと、α-カロチン、β-カロ
    チン、γ-カロチン、リコピン、クリプトキサンチン、
    ルテイン、ゼアキサンチン、イソゼアキサンチン、ロド
    キサンチン、カプサンチン、クロセチン、1,4-ジアザジ
    シクロオクタン、2,5-ジメチルフラン、2-メチルフラ
    ン、2,5-ジフェニルフラン、1,3-ジフェニルイソベンゾ
    フラン、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-
    トコフェロール、σ-トコフェロール、ヒスチジン、ド
    ーパ、トリプトファン、メチオニン、アラニン、α-グ
    ルコシルルチン、ルチン、キノリン、ドデシル硫酸ナト
    リウム、アジ化ナトリウム、クロロフィル、カテキン、
    スクワレン、プロアントシアニジンからなる群から選ば
    れた一種または二種以上とを含有することを特徴とする
    紫外線によるランゲルハンス細胞における細胞間接着分
    子−1(ICAM−1)発現抑制に対する防御剤。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の免疫賦活剤ま
    たは皮膚免疫機能低下改善・防止剤または防御剤を含有
    することを特徴とする皮膚外用剤。
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