JPH11292581A - セメント焼成用脱臭装置 - Google Patents

セメント焼成用脱臭装置

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JPH11292581A
JPH11292581A JP10090515A JP9051598A JPH11292581A JP H11292581 A JPH11292581 A JP H11292581A JP 10090515 A JP10090515 A JP 10090515A JP 9051598 A JP9051598 A JP 9051598A JP H11292581 A JPH11292581 A JP H11292581A
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JP
Japan
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pulverized coal
fine powder
bin
powder carbon
deodorizing
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Pending
Application number
JP10090515A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Abe
伸行 阿部
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B7/00Hydraulic cements
    • C04B7/36Manufacture of hydraulic cements in general
    • C04B7/364Avoiding environmental pollution during cement-manufacturing

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Environmental Sciences (AREA)
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  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量の産業廃棄物を処理して大幅に減量しそ
の灰を有効利用することができ、かつ産業廃棄物の悪臭
を除去することができるセメント焼成用脱臭装置を提供
する。 【解決手段】 内部に微粉炭層を有する脱臭用微粉炭ビ
ン12及び燃焼用微粉炭ビン14と、脱臭用微粉炭ビン
の微粉炭層下部から燃焼用微粉炭ビンに微粉炭を気密に
供給する微粉炭供給装置16と、プレヒータ2から排出
される排ガスを冷却して脱臭用微粉炭ビン12の下部に
供給するガス冷却装置18とを備える。脱臭用微粉炭ビ
ン12から燃焼用微粉炭ビン14を介してセメント焼成
設備5に微粉炭を連続的に供給し、同時にプレヒータ2
の排ガスを冷却した低温の排ガスを脱臭用微粉炭ビン1
2の微粉炭層を通して上部から排出し、微粉炭により排
ガスを脱臭する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業廃棄物をセメ
ント焼成設備に供給する場合のセメント焼成用脱臭装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】セメントプラントでは、図2に模式的に
示すように、回転窯式の焼成炉(ロータリーキルン1)
の上流側に、ロータリーキルンの排ガスで原料を予熱す
るサイクロン式予熱装置(サスペンションプレヒータ
2)を備え、更に、プレヒータとロータリーキルンの間
に仮焼炉3を設けたニューサスペンションプレヒータ付
きキルン(NSPキルン)が主に用いられている。この
NSPキルンは、所要燃料の50〜60%を仮焼炉3で
燃焼させ、粉末原料の脱炭酸反応を効率よく促進させ
て、キルンに送入するシステムであり、キルン入口原
料の見掛け脱炭酸率が高く、比焼成能力がSPキルンの
2倍以上に達し、生産性が高い、キルン側での所要燃
料の40〜50%しか焚かないため、焼成帯の熱負荷が
低く寿命が長い、仮焼炉出口ガス温度が比較的低く
(例えば850〜900℃)、NOxの発生量が少な
い、などの特徴を有している。
【0003】かかるNSPキルンでは、サスペンション
プレヒータを構成する最上段のサイクロン式熱交換器
(以下、単にサイクロンという)の入口にセメント原料
を投入すると、投入された原料は、サイクロン内で排気
ガスと熱交換をしつつ遠心分離されサイクロン下部の逆
円錐状に細くなった下端から下方に落ちる。この原料
は、さらに下段のサイクロンの入口ガス流路に供給さ
れ、ガスに同伴されてそのサイクロンに入り遠心分離さ
れる。このように原料は、排気ガスで加熱されながら順
次下段のサイクロンに移っていき、最後に仮焼炉で仮焼
成させ、再下段のサイクロンの下部からロータリーキル
ンに供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、自動車用タイヤ
やプラスチック等の産業廃棄物が大量に発生するため、
これを処理して大幅に減量するために、NSPキルンを
利用することが一部で行われている。図3は、かかる産
業廃棄物の処理手段を模式的に示す図であり、従来は、
産業廃棄物4(タイヤチップやプラスチョク類)をロー
タリーキルン1と仮焼炉3の間に供給し、そこで焼却
し、発生した灰をロータリーキルン1に供給してセメン
ト原料とし、燃焼排ガスをプレヒータ2に供給して熱回
収していた。
【0005】しかし、かかる産業廃棄物をセメント焼成
設備で焼却処理する場合に、燃焼排ガスに産業廃棄物の
悪臭が付き、これがプレヒータ2から放出され、悪臭に
より近隣住民に迷惑を及ぼすことがあった。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するために創
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、大量
の産業廃棄物を処理して大幅に減量しその灰を有効利用
することができ、かつ産業廃棄物の悪臭を除去すること
ができるセメント焼成用脱臭装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、内部に
微粉炭層を有する脱臭用微粉炭ビン及び燃焼用微粉炭ビ
ンと、脱臭用微粉炭ビンの微粉炭層下部から燃焼用微粉
炭ビンに微粉炭を気密に供給する微粉炭供給装置と、プ
レヒータから排出される排ガスを冷却して脱臭用微粉炭
ビンの下部に供給するガス冷却装置と、を備え、これに
より脱臭用微粉炭ビンから燃焼用微粉炭ビンを介してセ
メント焼成設備に微粉炭を連続的に供給し、同時に比較
的低温の排ガスを脱臭用微粉炭ビンの微粉炭層を通して
上部から排出し、これにより微粉炭により排ガスを脱臭
する、ことを特徴とするセメント焼成用脱臭装置が提供
される。
【0008】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
微粉炭供給装置は、ロータリーバルブ又はガスの逆流を
防ぐエアロックを備えている。
【0009】本発明の構成によれば、脱臭用微粉炭ビン
が微粉炭層を有しており、その下部にプレヒータから排
出される排ガスが供給され微粉炭層を通して上部から排
出されるので、脱臭用微粉炭ビン内で排ガスが微粉炭と
が直接接触して微粉炭により排ガス中の悪臭が脱臭され
る。また、ガス冷却装置により、プレヒータから排出さ
れる排ガスが比較的低温(例えば約150℃程度)に冷
却されているので、微粉炭と排ガスとの接触による微粉
炭の発火を防ぎ、安全に操業することができる。
【0010】更に、脱臭に用いられた微粉炭は微粉炭供
給装置により燃焼用微粉炭ビンに供給され、セメント焼
成設備に連続的に供給されて燃料として用いられるの
で、微粉炭を有効に利用でき、エネルギー効率を高く維
持することができる。
【0011】
【発明の実施の態様】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照しつつ説明する。なお、共通する部分には
同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0012】図1は、本発明によるセメント焼成用脱臭
装置の全体構成図である。この図に示すように、本発明
のセメント焼成用脱臭装置10は、内部に微粉炭層を有
する脱臭用微粉炭ビン12及び燃焼用微粉炭ビン14
と、脱臭用微粉炭ビン12の微粉炭層下部から燃焼用微
粉炭ビン14に微粉炭を気密に供給する微粉炭供給装置
16と、プレヒータ2から排出される排ガス7を冷却し
て脱臭用微粉炭ビン12の下部に供給するガス冷却装置
18と、を備えている。
【0013】脱臭用微粉炭ビン12には、石炭ミル8
(石炭粉砕機)で粉砕された微粉炭が一旦微粉炭ビン9
に保有され、更にロータリーバルブ9aを介して供給さ
れる。また、微粉炭供給装置16も、燃焼用微粉炭ビン
14へ通じるラインにロータリーバルブ17(又はガス
の逆流を防ぐエアロック)を備え、ガスの逆流を防止し
ながら微粉炭を燃焼用微粉炭ビン14に落下・供給する
ようになっている。
【0014】更に、燃焼用微粉炭ビン14の下方には微
粉炭を計量する計量器15aと、微粉炭を空気輸送する
空圧輸送機15bが設けられており、微粉炭を計量して
セメント焼成設備5に連続的に供給し、燃料として用い
るようになっている。
【0015】ガス冷却装置18は、例えば水を噴射して
ガス温度を冷却するようになったガスクーリングタワー
であり、高温(約350℃前後)の排ガス7を約150
℃前後の低温まで冷却する。また、この実施形態では、
プレヒータ2をバイパスして排出される高温(例えは約
1050℃)のガスをガス冷却装置18に導くバイパス
ライン19を備え、このバイパスラインにブロア19
a,ダンパー19bを介して冷却空気を導入して約35
0℃前後まで冷却し、このガスをブロア19cによりガ
ス冷却装置18に導入して、プレヒータ2から排出され
る排ガス7と共に冷却するようになっている。
【0016】上述した本発明の構成によれば、脱臭用微
粉炭ビン12が微粉炭層を有しており、その下部にプレ
ヒータ2から排出される排ガス7が供給され微粉炭層を
通して上部から排出されるので、脱臭用微粉炭ビン12
内で排ガスが微粉炭とが直接接触して微粉炭により排ガ
ス中の悪臭が脱臭される。また、ガス冷却装置18によ
り、プレヒータ2から排出される排ガス7が比較的低温
(例えば約150℃程度)に冷却されているので、微粉
炭と排ガスとの接触による微粉炭の発火を防ぎ、安全に
操業することができる。
【0017】更に、脱臭に用いられた微粉炭は微粉炭供
給装置16により燃焼用微粉炭ビン14に供給され、計
量器15aと空圧輸送機15bを介してセメント焼成設
備5に連続的に供給され、燃料として用いられるので、
微粉炭を有効に利用でき、エネルギー効率を高く維持す
ることができる。
【0018】なお、本発明は上述した実施形態に限られ
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
変更が可能である。
【0019】
【発明の効果】上述したように、本発明のセメント焼成
用脱臭装置は、大量の産業廃棄物を処理して大幅に減量
しその灰を有効利用することができ、かつ産業廃棄物の
悪臭を除去することができる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるセメント焼成用脱臭装置の全体構
成図である。
【図2】従来のNSPキルンの全体構成図である。
【図3】従来の産業廃棄物処理手段を模式的に示す図で
ある。
【符号の説明】
1 焼成炉(ロータリーキルン) 2 サスペンションプレヒータ 3 仮焼炉 4 産業廃棄物(廃棄可燃物) 5 セメント焼成設備 8 石炭ミル(石炭粉砕機) 9 微粉炭ビン 9a ロータリーバルブ 10 セメント焼成用脱臭装置 12 脱臭用微粉炭ビン 14 燃焼用微粉炭ビン 15a 計量器 15b 空気輸送機 16 微粉炭供給装置 17 ロータリーバルブ 18 ガス冷却装置 19 バイパスライン 19a ブロア 19b ダンパー 19c ブロア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に微粉炭層を有する脱臭用微粉炭ビ
    ン及び燃焼用微粉炭ビンと、脱臭用微粉炭ビンの微粉炭
    層下部から燃焼用微粉炭ビンに微粉炭を気密に供給する
    微粉炭供給装置と、プレヒータから排出される排ガスを
    冷却して脱臭用微粉炭ビンの下部に供給するガス冷却装
    置と、を備え、 これにより脱臭用微粉炭ビンから燃焼用微粉炭ビンを介
    してセメント焼成設備に微粉炭を連続的に供給し、同時
    に比較的低温の排ガスを脱臭用微粉炭ビンの微粉炭層を
    通して上部から排出し、これにより微粉炭により排ガス
    を脱臭する、ことを特徴とするセメント焼成用脱臭装
    置。
  2. 【請求項2】 前記微粉炭供給装置は、ロータリーバル
    ブ又はガスの逆流を防ぐエアロックを備えている、こと
    を特徴とする請求項1に記載のセメント焼成用脱臭装
    置。
JP10090515A 1998-04-03 1998-04-03 セメント焼成用脱臭装置 Pending JPH11292581A (ja)

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