JPH11291508A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH11291508A
JPH11291508A JP9738098A JP9738098A JPH11291508A JP H11291508 A JPH11291508 A JP H11291508A JP 9738098 A JP9738098 A JP 9738098A JP 9738098 A JP9738098 A JP 9738098A JP H11291508 A JPH11291508 A JP H11291508A
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JP9738098A
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Takeshi Asaba
武 麻場
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Data Corp
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Publication date
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  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】印字ヘッドを小さくし、保守のためのコストを
低くし、印字品位を向上させるとともに、印字ヘッドの
破損を防止する。 【解決手段】キャリッジと、該キャリッジに搭載された
複数の印字ヘッドユニット11とを有する。そして、該
印字ヘッドユニット11は、印字ヘッド24、該印字ヘ
ッド24を支持し、かつ、前記キャリッジに対する位置
決めを行う位置決め部材、及び該位置決め部材に配設さ
れたフレーム20を備える。該位置決め部材によって、
印字ヘッド24の前記キャリッジに対する位置決めが行
われるので、各印字ヘッドユニット11間において印字
位置にばらつきが生じることがない。各印字ヘッドユニ
ット11が各色のインクごとに配設されるので、二つ以
上の色の印字を同時に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、例えば、インクジェッ
トプリンタにおいては、キャリッジに印字ヘッドが搭載
され、前記キャリッジを走行させることによって前記印
字ヘッドが移動させられるようになっている。図2は従
来の印字ヘッドの取付状態を示す図である。
【0003】図において、55は印字ヘッドであり、該
印字ヘッド55の下端には複数の図示されないノズル穴
が形成されたプレート54が固定され、前記ノズル穴か
ら図示されない印字用紙にインク滴が吐出されてドット
が形成されるようになっている。また、51は前記印字
ヘッド55が搭載されたキャリッジであり、該キャリッ
ジ51は、図示されない駆動源によって、シャフト65
及びフレーム53に沿って、印字用紙の搬送方向と直交
する方向に走行させられる。前記キャリッジ51には、
印字ヘッド55の外周面と当接させられる突起部51a
が形成され、該突起部51aによって前記印字ヘッド5
5のキャリッジ51に対する位置決めが行われる。な
お、前記印字ヘッド55は接着によってキャリッジ51
に固定される。
【0004】また、前記印字ヘッド55の上方にはイン
ク流路57が配設され、該インク流路57の上方には各
色のインクを貯蔵するインク貯蔵容器59が配設され、
該インク貯蔵容器59内のインクは、インク流路57を
介して印字ヘッド55に供給される。なお、前記インク
貯蔵容器59内には、各色のインクを区分するために、
複数の仕切りとしての壁60、61が形成される。そし
て、前記インク貯蔵容器59は、キャリッジ51の上端
に形成された爪部58によって上方から押し付けられ
る。なお、前記印字ヘッド55、インク流路57及びイ
ンク貯蔵容器59によって印字ヘッドユニットが構成さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のプリンタにおいては、複数の色の印字が一つの印字
ヘッド55によって行われるようになっているので、印
字速度を高くしようとすると、二つ以上の色のインクを
同時に吐出する必要がある。したがって、前記プレート
54に多数のノズル穴を形成する必要が生じ、印字ヘッ
ド55がその分大きくなってしまう。
【0006】また、ある色のノズル穴にインク詰まりが
生じると、他の色のノズル穴にインク詰まりが生じてい
なくても、印字ヘッド55全体を交換する必要が生じる
ので、インクジェットプリンタの保守のためのコストが
高くなってしまう。そこで、各色ごとに印字ヘッドユニ
ットを分離させ、各印字ヘッドユニットをそれぞれ別々
のキャリッジに搭載することが考えられる。ところが、
その場合、各印字ヘッドユニットのキャリッジに対する
位置決めを正確に行うことが困難であるので、印字位置
にばらつきが生じ、印字品位を低下させてしまう。
【0007】また、各印字ヘッドユニットの位置を位置
調整機構によって調整することも考えられるが、インク
ジェットプリンタの構造がその分複雑になり、部品点数
が多くなってしまう。さらに、各印字ヘッドユニットに
おいて、印字ヘッドはキャリッジに直接固定されている
ので、インク貯蔵容器を着脱したり、プレートが乾燥す
るのを防止するためのキャップ動作を行ったりすると、
印字ヘッドに直接外力が加わり、印字ヘッドが破損して
しまうことがある。
【0008】本発明は、前記従来のプリンタの問題点を
解決して、印字ヘッドを小さくすることができ、保守の
ためのコストを低くすることができ、印字品位を向上さ
せることができるとともに、印字ヘッドが破損すること
がないプリンタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のプ
リンタにおいては、キャリッジと、該キャリッジに搭載
された複数の印字ヘッドユニットとを有する。そして、
該印字ヘッドユニットは、印字ヘッド、該印字ヘッドを
支持し、かつ、前記キャリッジに対する位置決めを行う
位置決め部材、及び該位置決め部材に配設されたフレー
ムを備える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。なお、この場
合、プリンタとしてインクジェットプリンタについて説
明する。図1は本発明の第1の実施の形態における印字
ヘッドユニットの分解斜視図、図3は本発明の第1の実
施の形態におけるインクジェットプリンタの要部斜視
図、図4は本発明の第1の実施の形態におけるインクジ
ェットプリンタの要部分解斜視図、図5は本発明の第1
の実施の形態における印字ヘッドユニットの横断面図、
図6は本発明の第1の実施の形態における印字ヘッドユ
ニットの縦断面図、図7は本発明の第1の実施の形態に
おける位置決めプレートの位置決め状態を示す平面図、
図8は図7のA−A断面図、図9は本発明の第1の実施
の形態における位置決めスプリングの斜視図である。
【0011】図において、11は印字ヘッドユニットで
あり、該印字ヘッドユニット11は、各色のインクごと
に(本実施の形態においては5個)配設される。また、
12は前記各印字ヘッドユニット11が搭載されたキャ
リッジであり、該キャリッジ12は、図示されない駆動
源によって、シャフト15及びフレーム16に沿って、
印字用紙の搬送方向(矢印A方向)と直交する方向(矢
印B方向)に走行させられる。そして、前記キャリッジ
12には、各色のインクを収容するインク貯蔵容器14
がフレーム13を介してそれぞれ対応する印字ヘッドユ
ニット11に対して着脱自在に取り付けられる。なお、
17は前記駆動源とキャリッジ12との間に張設された
ベルトである。
【0012】また、前記キャリッジ12には、各印字ヘ
ッドユニット11の印字動作を制御するための基板18
が固定され、該基板18は、複数のケーブル23を介し
て各印字ヘッドユニット11と接続される。そして、前
記印字ヘッドユニット11をキャリッジ12に固定する
ために、付勢手段としての位置決めスプリング19が配
設される。
【0013】前記印字ヘッドユニット11は、フレーム
20、圧電素子によって形成された印字ヘッド24、該
印字ヘッド24を支持し、かつ、キャリッジ12に対す
る位置決めを行うための位置決め部材としてのアルミニ
ウム製の位置決めプレート21、インク流路22、及び
前記印字ヘッド24に取り付けられた共通インク室25
から成り、対応するインク貯蔵容器14内のインクがイ
ンク流路22及び共通インク室25を介して印字ヘッド
24に供給される。なお、前記位置決めプレート21
は、矩(く)形のブロックから成るとともに、前記印字
ヘッド24に固定される。また、前記インク流路22
は、前記フレーム20に固定され、かつ、前記インク貯
蔵容器14を着脱自在に支持する。
【0014】そして、前記フレーム20は、一対の
「コ」字状の把持部20a、20bを備え、該把持部2
0a、20bによって位置決めプレート21を把持した
状態で包囲する。また、該印字ヘッド24の上端にはケ
ーブル23が、下端にはノズルプレート27がそれぞれ
固定され、該ノズルプレート27に形成された複数の図
示されないノズル穴と印字ヘッド24の図示されない各
インク吐出口とが対応させられる。そして、前記ノズル
穴から図示されない印字用紙にインク滴が吐出されてド
ットが形成される。
【0015】このように、前記各印字ヘッドユニット1
1にはそれぞれ印字ヘッド24が配設され、該各印字ヘ
ッド24のノズルプレート27から各色のインク滴が吐
出されて各色の印字が行われる。そして、各印字ヘッド
ユニット11間において前記ノズル穴の位置にずれが生
じるのを防止するために、位置決めプレート21を各印
字ヘッド24に固定する際に、ノズル穴の位置と前記位
置決めプレート21の外形とが画像認識等の方法によっ
て正確に対応させられる。
【0016】前記インク流路22は、前記フレーム20
にねじ26によって固定される。そして、前記インク流
路22と共通インク室25との間に弾性部材としての弾
性パッキン99が配設され、該弾性パッキン99によっ
てインク流路22と共通インク室25とが連結される。
これにより、インク流路22と共通インク室25との間
の位置のずれを吸収するだけでなく、インク流路22か
ら共通インク室25に供給されるインクが漏れるのを防
止する。
【0017】また、印字ヘッド24内のインクが乾燥す
るのを防止するために、前記フレーム20の先端面にキ
ャップ29がスプリング43によって圧接され、その状
態で前記ノズル穴に負圧を加えることができるようにな
っている。この場合、前記キャップ29をフレーム20
の先端面に圧接した状態でキャップ29内の空間に負圧
を形成するために、印字ヘッド24とフレーム20との
隙(すき)間にシリコーンラバー28が埋められ、前記
空間が密閉される。
【0018】ところで、前記キャリッジ12に各印字ヘ
ッドユニット11が搭載されるようになっているが、各
印字ヘッド24のキャリッジ12に対する位置決めを行
うことができるように、位置決めプレート21のキャリ
ッジ12に対する位置決めが行われる。そのために、キ
ャリッジ12に、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向にお
ける位置決めのための3個の基準面S1〜S3が設定さ
れ、前記位置決めプレート21は、位置決めスプリング
19によって付勢され、各基準面S1〜S3に押し付け
られる。
【0019】そのために、前記位置決めスプリング19
は、ベース91、該ベース91からX軸方向に突出させ
られ、位置決めプレート21を付勢して前記基準面S1
に押し付ける第1押圧部P1、前記ベース91からX軸
方向に突出させられたアーム92、該アーム92からY
軸方向に突出させられ、位置決めプレート21を付勢し
て前記基準面S2に押し付ける第2押圧部P2、前記ベ
ース91からX軸方向に延在させられたアーム93、該
アーム93からZ軸方向に突出させられ、位置決めプレ
ート21を付勢して前記基準面S3に押し付ける第3押
圧部P3を有する。なお、第1押圧部P1はX軸方向に
おける曲げ変形によって、第2押圧部P2はアーム92
の捩(ね)じり変形によって、第3押圧部P3はZ軸方
向における曲げ変形によってそれぞれ付勢力を発生させ
る。
【0020】また、前記ベース91の中央には、係合穴
95が形成され、該係合穴95とキャリッジ12の所定
箇所に形成された突出係止部96とが係合させられる。
したがって、前記第1〜第3押圧部P1〜P3がキャリ
ッジ12から受ける反力によって位置決めスプリング1
9が移動するのを規制することができる。なお、前記ア
ーム92の先端には、上方に延びる凸部94が形成さ
れ、該凸部94を指で挟んで位置決めスプリング19を
キャリッジ12に対して着脱することができる。
【0021】このように、前記位置決めプレート21が
各基準面S1〜S3に押し付けられ、位置決めプレート
21のキャリッジ12に対する位置決めが行われる。そ
して、前述されたように、ノズル穴の位置と前記位置決
めプレート21の外形とが正確に対応させられるので、
各印字ヘッド24のキャリッジ12に対する位置決めが
行われる。したがって、各印字ヘッドユニット11間に
おいてノズル穴の位置にずれが生じることがなくなり、
印字位置にばらつきが生じることがなくなる。その結
果、印字品位を向上させることができる。
【0022】また、各印字ヘッドユニット11が各色の
インクごとに配設され、各印字ヘッドユニット11に対
応させてインク貯蔵容器14がそれぞれ着脱自在に配設
されているので、印字速度を高くしようとする場合に、
各色のインクを同時に吐出し、二つ以上の色の印字を同
時に行うことができる。したがって、前記ノズルプレー
ト27に多数のノズル穴を形成する必要がなくなるの
で、印字ヘッド24をその分小さくすることができる。
【0023】また、ある色のノズル穴にインク詰まりが
生じ、他の色のノズル穴にインク詰まりが生じていない
場合、すなわち、一つの印字ヘッド24について印字障
害が発生した場合に、対応する印字ヘッド24だけを交
換することができる。したがって、インクジェットプリ
ンタの保守のためのコストを低くすることができる。さ
らに、インクジェットプリンタの製造上の歩留りを良く
することもできる。
【0024】ところで、前記キャップ29はフレーム2
0の先端面にスプリング43によって圧接されるので、
スプリング43による押圧力が前記フレーム20に外力
として加わるが、該フレーム20は位置決めプレート2
1を介して印字ヘッド24と連結されるので、フレーム
20に加わった外力は印字ヘッド24に直接加わらな
い。したがって、キャップ29が強く印字ヘッドユニッ
ト11に圧接されても、印字ヘッド24が破損すること
はない。特に、印字ヘッド24が圧電素子によって形成
される場合、圧電素子はぜい性の高い微小なセラミック
によって製造されるが、印字ヘッド24が破損するのを
十分に防止することができる。
【0025】また、各インク貯蔵容器14を交換すると
き等において、インク流路22に外力が加わった場合、
該外力は、ねじ26を介してフレーム20に伝達される
が、弾性パッキン99によって吸収されるので、印字ヘ
ッド24に伝達されない。したがって、印字ヘッド24
の位置にずれが生じたり、印字ヘッド24が破損したり
することはない。
【0026】なお、前記フレーム20に外力が加わった
とき、前記位置決めプレート21が各基準面S1〜S3
に押し付けられた状態を維持することができるように、
前記位置決めスプリング19のばね定数、付勢力等が設
定される。本実施の形態において、位置決めプレート2
1は、位置決めスプリング19によってX軸方向、Y軸
方向及びZ軸方向に付勢され、キャリッジ12の基準面
S1〜S3に押し付けられるようになっているが、位置
決めプレート21を少なくとも一つの方向に付勢するこ
ともできる。
【0027】次に、第2の実施の形態について説明す
る。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものに
ついては、同じ符号を付与することによってその説明を
省略する。図10は本発明の第2の実施の形態における
印字ヘッドユニットの分解斜視図、図11は本発明の第
2の実施の形態における印字ヘッドユニットの横断面
図、図12は本発明の第2の実施の形態における印字ヘ
ッドユニットの縦断面図である。
【0028】この場合、30は印字ヘッド24を間接的
に支持し、かつ、包囲するフレームであり、該フレーム
30は、先端面にノズルプレート部81を、側部に位置
決め部材としての位置決めプレート部82を備え、前記
ノズルプレート部81には、印字ヘッド24から供給さ
れたインクを吐出するための複数の図示されないノズル
穴が形成され、前記位置決めプレート部82によって印
字ヘッド24のキャリッジ12に対する位置決めが行わ
れる。そして、前記ノズルプレート部81には、印字ヘ
ッド24を挿入するための窓44が形成される。
【0029】また、位置決めプレート部82をフレーム
30に形成するに当たり、ノズル穴の位置と前記位置決
めプレート部82の外形とが画像認識等の方法によって
正確に対応させられる。そして、前記位置決めプレート
部82によって印字ヘッド24を間接的に支持するため
に、シート状の図示されない接着材が、ノズルプレート
部81と印字ヘッド24との間に配設され、ノズルプレ
ート部81と印字ヘッド24とを接着する。前記接着材
には、前記ノズルプレート部81に形成されたノズル
穴、及び印字ヘッド24に形成された図示されないイン
ク吐出口と対応させて、インク穴が形成される。そし
て、前記ノズル穴、インク吐出口及びインク穴の各位置
にずれが生じないように、画像認識法による位置合せを
行いながら、前記接着材に熱及び圧力を加えることによ
って、ノズルプレート部81と印字ヘッド24とが接着
される。
【0030】ところで、前記キャリッジ12には各印字
ヘッドユニット11が搭載されるようになっているが、
前述されたように、各印字ヘッド24のキャリッジ12
に対する位置決めを行うことができるように、位置決め
プレート21のキャリッジ12に対する位置決めが行わ
れる。そのために、キャリッジ12に、X軸(図9)方
向、Y軸方向及びZ軸方向における位置決めのための3
個の基準面S1(図8)〜S3が設定され、付勢手段と
しての位置決めスプリング19によって前記位置決めプ
レート部82は各基準面S1〜S3に押し付けられる。
【0031】この場合、前記位置決めスプリング19
は、ベース91、該ベース91からX軸方向に突出させ
られ、位置決めプレート部82を付勢して前記基準面S
1に押し付ける第1押圧部P1、前記ベース91からX
軸方向に突出させられたアーム92、該アーム92から
Y軸方向に突出させられ、位置決めプレート部82を付
勢して前記基準面S2に押し付ける第2押圧部P2、前
記ベース91からX軸方向に延在させられたアーム9
3、該アーム93からZ軸方向に突出させられ、位置決
めプレート部82を付勢して前記基準面S3に押し付け
る第3押圧部P3を有する。なお、前記アーム92の先
端には、上方に延びる凸部94が形成される。また、前
記ベース91の中央には、係合穴95が形成され、該係
合穴95とキャリッジ12の所定箇所に形成された突出
係止部96とが係合させられる。したがって、前記第1
〜第3押圧部P1〜P3がキャリッジ12から受ける反
力によって位置決めスプリング19が移動するのを規制
することができる。
【0032】このように、前記位置決めプレート部82
が各基準面S1〜S3に押し付けられ、位置決めプレー
ト部82のキャリッジ12に対する位置決めが行われ
る。そして、前述されたように、ノズル穴の位置と前記
位置決めプレート部82の外形とが正確に対応させられ
るので、各印字ヘッド24のキャリッジ12に対する位
置決めが行われる。したがって、各印字ヘッドユニット
11間においてノズル穴の位置にずれが生じることがな
くなり、印字位置にばらつきが生じることがなくなる。
その結果、印字品位を向上させることができる。
【0033】また、各印字ヘッドユニット11が各色の
インクごとに配設され、各印字ヘッドユニット11に対
応させてインク貯蔵容器14がそれぞれ着脱自在に配設
されているので、印字速度を高くしようとする場合に、
各色のインクを同時に吐出し、二つ以上の色の印字を同
時に行うことができる。したがって、前記ノズルプレー
ト部81に多数のノズル穴を形成する必要がなくなるの
で、印字ヘッド24をその分小さくすることができる。
【0034】また、一つの印字ヘッド24について印字
障害が発生した場合、対応する印字ヘッド24だけを交
換することができる。したがって、インクジェットプリ
ンタの保守のためのコストを低くすることができる。さ
らに、インクジェットプリンタの製造上の歩留りを良く
することもできる。ところで、キャップ29(図5)は
スプリング43によってフレーム30の先端面に圧接さ
れるので、スプリング43による押圧力が前記フレーム
30に外力として加わるが、該フレーム30は位置決め
スプリング19によってキャリッジ12に押圧されてい
るので、フレーム30に加わった外力は印字ヘッド24
に直接加わらない。したがって、キャップ29が強く印
字ヘッドユニット11に圧接されても、印字ヘッド24
が破損することはない。特に、印字ヘッド24が圧電素
子によって形成される場合、圧電素子はぜい性の高い微
小なセラミックによって製造されるが、印字ヘッド24
が破損するのを十分に防止することができる。
【0035】また、各インク貯蔵容器14を交換すると
き等において、インク流路22に外力が加わった場合、
該外力は、ねじ26を介してフレーム30に伝達される
が、弾性部材としての弾性パッキン99によって吸収さ
れるので、印字ヘッド24に伝達されない。したがっ
て、印字ヘッド24の位置にずれが生じたり、印字ヘッ
ド24が破損したりすることはない。
【0036】なお、前記フレーム30に外力が加わった
とき、前記位置決めプレート部82が各基準面S1〜S
3に押し付けられた状態を維持することができるよう
に、前記位置決めスプリング19のばね定数、付勢力等
が設定される。さらに、前記位置決めプレート部82は
フレーム30と一体に形成され、ノズルプレート部81
にノズル穴が形成されるので、部品点数及び組立工数を
少なくすることができる。
【0037】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、プリンタにおいては、キャリッジと、該キャリッ
ジに搭載された複数の印字ヘッドユニットとを有する。
そして、該印字ヘッドユニットは、印字ヘッド、該印字
ヘッドを支持し、かつ、前記キャリッジに対する位置決
めを行う位置決め部材、及び該位置決め部材に配設され
たフレームを備える。
【0039】この場合、該位置決め部材によって、印字
ヘッドの前記キャリッジに対する位置決めが行われる。
したがって、各印字ヘッドユニット間において印字位置
にばらつきが生じることがなくなり、印字品位を向上さ
せることができる。また、各印字ヘッドユニットが各色
のインクごとに配設されるので、印字速度を高くしよう
とする場合に、二つ以上の色の印字を同時に行うことが
できる。したがって、印字ヘッドを小さくすることがで
きる。
【0040】また、一つの印字ヘッドについて印字障害
が発生した場合、対応する印字ヘッドだけを交換するこ
とができる。したがって、プリンタの保守のためのコス
トを低くすることができる。さらに、プリンタの製造上
の歩留りを良くすることもできる。そして、位置決め部
材によって印字ヘッドがキャリッジに対して間接的に支
持されるので、直接外力が印字ヘッドに加わることがな
い。したがって、印字ヘッドの位置にずれが生じたり、
印字ヘッドが破損したりすることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における印字ヘッド
ユニットの分解斜視図である。
【図2】従来の印字ヘッドの取付状態を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるインクジェ
ットプリンタの要部斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるインクジェ
ットプリンタの要部分解斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における印字ヘッド
ユニットの横断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における印字ヘッド
ユニットの縦断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における位置決めプ
レートの位置決め状態を示す平面図である。
【図8】図7のA−A断面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態における位置決めス
プリングの斜視図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態における印字ヘッ
ドユニットの分解斜視図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態における印字ヘッ
ドユニットの横断面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態における印字ヘッ
ドユニットの縦断面図である。
【符号の説明】
11 印字ヘッドユニット 12 キャリッジ 14 インク貯蔵容器 19 位置決めスプリング 20、30 フレーム 21 位置決めプレート 22 インク流路 24 印字ヘッド 25 共通インク室 27 ノズルプレート 29 キャップ 81 ノズルプレート部 82 位置決めプレート部 99 弾性パッキン S1〜S3 基準面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)キャリッジと、(b)該キャリッ
    ジに搭載された複数の印字ヘッドユニットとを有すると
    ともに、(c)該印字ヘッドユニットは、印字ヘッド、
    該印字ヘッドを支持し、かつ、前記キャリッジに対する
    位置決めを行う位置決め部材、及び該位置決め部材に配
    設されたフレームを備えることを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記位置決め部材は、付勢手段によって
    少なくとも一つの方向に付勢され、前記キャリッジの基
    準面に押し付けられる請求項1に記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記位置決め部材は前記フレームによっ
    て把持される請求項1に記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記位置決め部材は前記フレームと一体
    に形成される請求項1に記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 (a)前記印字ヘッドユニットは、前記
    フレームに固定され、かつ、インク貯蔵容器を着脱自在
    に支持するインク流路、及び前記印字ヘッドに固定さ
    れ、インクを供給する共通インク室を備え、(b)前記
    インク流路と共通インク室とが弾性部材によって連結さ
    れる請求項1に記載のプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記フレームの先端面にキャップが圧接
    される請求項1に記載のプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記フレームの先端面にインク滴を吐出
    するノズル穴が形成される請求項1に記載のプリンタ。
JP9738098A 1998-04-09 1998-04-09 プリンタ Withdrawn JPH11291508A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003533380A (ja) * 2000-05-18 2003-11-11 ミコー・イメージング・システムズ・ピーティーワイ・リミテッド 印刷ステーション

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JP2003533380A (ja) * 2000-05-18 2003-11-11 ミコー・イメージング・システムズ・ピーティーワイ・リミテッド 印刷ステーション

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