JPH11290798A - ロッド選別機 - Google Patents

ロッド選別機

Info

Publication number
JPH11290798A
JPH11290798A JP9638398A JP9638398A JPH11290798A JP H11290798 A JPH11290798 A JP H11290798A JP 9638398 A JP9638398 A JP 9638398A JP 9638398 A JP9638398 A JP 9638398A JP H11290798 A JPH11290798 A JP H11290798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sorting
rod
housing
rods
set position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9638398A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Sakane
鐵男 坂根
Hideaki Matsunaga
英昭 松永
Takenari Yuki
武成 結城
Masaru Noro
勝 野呂
Mitsuru Osanawa
充 長縄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP9638398A priority Critical patent/JPH11290798A/ja
Publication of JPH11290798A publication Critical patent/JPH11290798A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】ハウジング1内には、仕分け部33の挿抜
方向に延びた一対のガイドレール96,97が設けられ
ており、仕分け部33は、そのフレーム91がガイドレ
ール96,97に案内されて、ハウジング1に対して挿
抜されるようになっている。ガイドレール96,97の
それぞれ奥側の端部には、仕分け部33がハウジング1
内にセットされたときに、奥側の取付板93bによって
スイッチ片98a,99aが押されてオン状態になる仕
分け左スイッチ98および仕分け右スイッチ99が設け
られている。この2つのスイッチ98,99の一方でも
オフ状態であれば、ロッドを選別するための選別動作は
開始されないようになっている。 【効果】選別板にロッドが詰まった場合には、仕分け部
33をハウジング1から抜き取って、その詰まったロッ
ドを取り除くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、髪にパーマネン
トウェーブを当てる際に使用されるロッドをサイズに応
じて自動的に選別するためのロッド選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】美容院などにおいては、客の頭髪をカー
ルさせたり、頭髪に所望のウエーブをつけたりするため
に、いわゆるパーマを当てることが一般的に行われてい
る。パーマを当てる際には、ロッドと言われる細長い円
筒形状のパーマ用具が用いられる。ロッドには、太さや
長さの異なる様々な種類(約20種類)のものがあり、
この種々のロッドは、客の頭髪につけるべきカールやウ
エーブの大小に応じて使い分けされる。
【0003】パーマに使用されたロッドは、パーマ液や
抜けた頭髪などが付着しているので、この付着している
パーマ液や頭髪などを除去するために洗浄される。ま
た、洗浄後のロッドは、次に使用する際に便利なよう
に、種類(サイズ)ごとに仕分けされて収納される。こ
の洗浄/仕分け作業は、美容師や見習い生などの人手に
よって行われており、客数の多い美容院や人手の少ない
美容院などでは大きな負担となっている。
【0004】そこで、このような美容師などの負担を軽
減するものとして、ロッドをサイズに応じて自動で仕分
けすることができるロッド選別機(たとえば特開平9−
262550号公報参照)が提案されている。このロッド選別
機においては、水平方向に延びた選別板が備えられてお
り、ロッドは選別板上を所定方向に向けて転がされる過
程でサイズ別に仕分けされる。
【0005】具体的に説明すれば、選別板には、それぞ
れサイズの異なるロッドに対応した幅を有する複数のス
リットが形成されている。この複数のスリットは、ロッ
ドの搬送方向の下流側にいくにつれて、その幅が広くな
るように形成されている。選別板上を転がされるロッド
は、そのロッドのサイズに対応したスリットに対向した
ときにスリットから落下し、各スリットに対応して仕分
け部内に形成された仕分け路を通って、サイズごとに設
けられた収納容器に収納される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なロッド選別機では、選別板に形成されたスリットに、
そのスリットから落下し得るロッドよりもサイズの大き
いロッドが嵌まり込むことがある。サイズの大きいロッ
ドがスリットに嵌まり込むと、その部分でロッドの搬送
が滞ってしまい、ロッドが選別板上を上手く搬送されな
くなる。したがって、ロッドがスリットに嵌まり込んだ
場合には、その嵌まり込んだロッドをスリットから取り
除く必要がある。
【0007】しかしながら、選別板の下方には、スリッ
トから落下するロッドを収納容器に導くための仕分け部
が設けられているから、スリットに嵌まり込んだロッド
を取り除くには、装置ハウジングにビスなどで固定され
た仕分け部を取り外すか、または上記仕分け路の下方か
ら細い棒などを差し込み、その棒の先端でロッドを押し
上げなければならならず、その作業が面倒であった。
【0008】そこで、この発明の目的は、選別板のスリ
ットに詰まったロッドを取り除く作業などを楽に行うこ
とのできるロッド選別機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の発明は、髪にパーマネントウェーブ
を当てる際に使用されるロッドをその外径に応じて自動
的に選別するためのロッド選別機であって、外観形状を
構成するハウジングと、このハウジング内に設けられて
おり、選別すべきロッドを所定の方向に搬送するための
搬送機構と、上記ハウジング内において、上記搬送機構
によって搬送されるロッドがその上面を転がりつつ移動
できるように配設されており、それぞれ外径の異なるロ
ッドを落下させるための複数種類のスリットがロッドの
搬送方向に幅の狭いものから広いものへと並ぶように形
成された選別板と、上記ハウジング内の所定のセット位
置に設けられており、上記選別板に形成された複数種類
のスリットから落下したロッドをそれぞれ異なる収納容
器へ導くための仕分け部とを含み、上記仕分け部が、上
記ハウジング内のセット位置から抜き出し可能に構成さ
れていることを特徴とするロッド選別機である。
【0010】この構成によれば、仕分け部がハウジング
に対して挿抜可能に構成されているので、仕分け部をハ
ウジングから抜き取ることにより、ハウジング内に設け
られた構成部品のメンテナンスなどを楽に行うことがで
きる。たとえば、選別板のスリットにロッドが嵌まり込
んで詰まった場合には、仕分け部をハウジングから抜き
取ることによってできた空間から人手を突っ込んで、そ
の詰まっているロッドを簡単に取り除くことができる。
【0011】請求項2記載の発明は、上記仕分け部が上
記ハウジング内のセット位置にあるか否かを検出するた
めの検出手段と、ロッドを選別するための選別動作の開
始時において上記仕分け部が上記セット位置にセットさ
れていない場合に、選別動作の開始を禁止する選別禁止
手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1記載のロ
ッド選別機である。
【0012】この構成によれば、仕分け部がハウジング
内にセットされていない場合には、選別動作が開始され
ないので、仕分け部を抜き取った部分からハウジング内
に挿入された人手に動作中の搬送機構などが接触するお
それがない。請求項3記載の発明は、上記仕分け部が上
記ハウジング内のセット位置にあるか否かを検出するた
めの検出手段と、ロッドを選別するための選別動作中に
上記仕分け部が上記セット位置から離脱された場合に、
直ちに選別動作を停止させる強制停止手段をさらに含む
ことを特徴とする請求項1記載のロッド選別機である。
【0013】この構成によれば、仕分け部がハウジング
から抜き取られると直ちに選別動作が停止されるので、
たとえ選別動作中に仕分け部がハウジングから抜き取ら
れて、人手がハウジング内に挿入されても、ハウジング
内に挿入された人手に動作中の搬送機構などが接触する
おそれはない。請求項4記載の発明は、上記ハウジング
内に設けられており、上記仕分け部を上記ハウジング内
のセット位置に対して抜き差しする際に、上記仕分け部
の両端をガイドする一対のガイドレールをさらに含み、
上記検出手段は、上記仕分け部を上記ハウジング内にセ
ットする方向に関して、上記一対のガイドレールのそれ
ぞれ奥側に設けられて、上記仕分け部が上記セット位置
にセットされた状態で所定の信号を出力する一対のスイ
ッチで構成されていることを特徴とする請求項2または
3に記載のロッド選別機である。
【0014】この構成によれば、たとえば、仕分け部が
ガイドレールに対して斜めにセットされている場合、す
なわち、仕分け部がハウジング内のセット位置に正しく
セットされていない場合には、一対のスイッチの両方ま
たは一方から所定の信号が出力されない。したがって、
仕分け部がセット位置に正しくセットされていない状態
で選別動作が行われることがなく、仕分け部のセット不
良に起因して、選別板から落下したロッドが収納容器へ
上手く導かれないといったことがない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係るロッド選別機が適用されたロッ
ド洗浄選別機の内部構成を示す簡略化された断面図であ
る。このロッド洗浄選別機は、パーマをかける際に使用
された略円筒形状のロッドRを洗浄し、さらに洗浄後の
ロッドRをサイズ(種類)別に分類することができるも
のであり、その外観形状を構成するハウジング1と、ハ
ウジング1の上部に設けられた洗浄装置2と、洗浄装置
2の下方に設けられたロッド選別機としての選別装置3
と、この選別装置3のさらに下方に設けられた複数個の
収納容器4とを有している。使用済みのロッドRは、洗
浄装置2によって洗浄された後、ハウジング1の上面に
形成されたロッド投入口11を介して選別装置3へ投入
され、選別装置3によってサイズ別に仕分けされて、収
納容器4のいずれかに収納される。
【0016】洗浄装置2は、内部に温水(洗浄水)を溜
めることのできるシンク20を備えている。このシンク
20は、ハウジング1の上面に形成されたロッド投入口
11の図1における左側に配置されており、その開放さ
れた上端縁がハウジング1の上面に連結されている。シ
ンク20の側壁には、図外の給湯設備から供給される温
水をシンク20内に吐出するための自動給水口21が形
成されており、ロッドRの洗浄に必要な温水は、この自
動給水口21から自動で供給されるようになっている。
また、シンク20の奥側には、シンク20を通常の流し
として使用することができるように、上記給湯設備から
供給される温水および図外の給水設備から供給される冷
水を所望の割合で混合するための混合水栓22aと、こ
の混合水栓22aで作成された所望温度の水を吐出する
ための手動注水口22bとが配置されている。
【0017】洗浄装置2はまた、シンク20の内部に設
けられた洗浄かご23と、洗浄かご23を揺するための
揺すり機構24と、洗浄かご23を持ち上げて、洗浄か
ご23内のロッドRをロッド投入口11投入するための
持ち上げ機構25とを備えている。洗浄かご23は、上
面が開放された容器状に形成されており、その内部に洗
浄すべきロッドRをたとえば200本程度収容すること
ができるようになっている。洗浄かご23の底面および
側面には、シンク20内に溜められた洗浄水が流通可能
であり、かつ、内部に収容される最小のロッドRが脱落
しないような大きさの孔(図示せず)が多数形成されて
いる。また、洗浄かご23の図1における右側面は、洗
浄かご23からロッドRがスムーズに落下するように、
洗浄かご23の底面に対して傾斜している。
【0018】揺すり機構24には、シンク20とロッド
投入口11との境界付近に配置された軸受71に支持さ
れて、実線と仮想線との間で揺動可能な揺動部材72
と、この揺動部材72を揺動させるための駆動機構73
とが備えられている。揺動部材72は、シンク20の前
後方向(図1の紙面に垂直な方向)に延びた軸状の部材
であり、軸受71に支持された後方部分の軸心に対して
前方部分72aの軸心が偏心するようにクランク状に屈
曲されている。一方、洗浄かご23は、シンク20内に
セットされた状態でロッド投入口11側に位置する端縁
が、揺動部材72の前方部分72aに対して回動および
着脱可能に構成されている。これにより、洗浄かご23
を係合軸72aに係合させた状態で揺動部材72を揺動
させて、洗浄かご23をシンク20内でロッド投入口1
1に近接/離間する方向(図1における左右方向)に往
復動させることができる。また、洗浄かご23の係合軸
72aへの係合を解除して、洗浄かご23をシンク20
から取り出すことにより、シンク20を通常の流しとし
て使用することができる。
【0019】持ち上げ機構25には、シンク20の側壁
に配置された軸受81に支持されて、実線で示す収容位
置と仮想線で示す持ち上げ位置との間で揺動可能な持ち
上げ部材82と、この持ち上げ部材82を揺動させるた
めの駆動機構83とが備えられている。持ち上げ部材8
2は、シンク20の前後方向(図1の紙面に垂直な方
向)に延びた軸状の部材であり、軸受81に支持された
後方部分の軸心に対して前方部分82aの軸心が偏心す
るようにクランク状に屈曲されている。駆動機構83に
よって持ち上げ部材82が収容位置から持ち上げ位置に
向けて回転されると、その回転の過程で持ち上げ部材8
2の前方部分82aが実線で示す収容状態の洗浄かご2
3の右側面に当接して、持ち上げ部材82によって洗浄
かご23が持ち上げられる。その結果、洗浄かご23
は、揺動部材72の先端部分72aを中心として回転
し、仮想線で示す左上がりに傾いた持ち上がり状態に変
位される。これにより、洗浄かご23内に収容されてい
るロッドRが、洗浄かご23から落下し、ロッド投入口
11を介して選別装置3へ投入される。
【0020】選別装置3は、ロッド投入口11から投入
されたロッドRが溜められるホッパ30と、このホッパ
30に溜められたロッドRを順次に乗せて、所定の方向
に搬送するための搬送機構31と、搬送機構31によっ
て搬送されてくるロッドRをサイズ別に選別するための
選別板32と、選別板32によって選別されたロッドR
をそれぞれ対応する収納容器4へ導くための仕分け部3
3とを有している。
【0021】搬送機構31は、ハウジング1内のほぼ中
央に配置されており、ホッパ30は、その右側に隣接し
て配置されている。ホッパ30の左側面の下端部には、
搬送機構31によってホッパ30内のロッドRを搬出す
ることができるように開口30aが形成されている。ま
た、ホッパ30の右側面および底面は、ロッド投入口1
1から投入されたロッドRが開口30a(搬送機構3
1)へ上手く導かれるように湾曲形成されている。
【0022】搬送機構31は、一辺が略水平方向に沿う
三角形の各頂点に対応する位置に設けられたローラ34
a,34b,34cと、この3つのローラ34a,34
b,34cに巻き掛けられたベルト35とを備えてい
る。3つのローラ34a,34b,34cに巻き掛けら
れたベルト35は、ホッパ30に形成された開口30a
に対向して略鉛直方向に延びた鉛直部分と、この鉛直部
分の上端から左斜め下方に向けて延びた傾斜部分と、傾
斜部分の下端と鉛直部分の下端とを連結する略水平方向
に延びた水平部分とを有している。ベルト35は、ロー
ラ34aに入力されるベルトモータM1の駆動力によっ
て、その鉛直部分が上方ヘ移動する方向(矢印A方向)
に沿って走行されるようになっている。
【0023】ベルト35の外周面には、多数枚の捕獲板
36が互いに所定間隔を置いてベルト35とほぼ垂直に
取り付けられている。ホッパ30内にロッドRが貯留さ
れた状態でベルト35が矢印A方向に走行されると、ホ
ッパ30に溜まったロッドRは、ベルト35の鉛直部分
から張り出した捕獲板36にすくい取られて、その捕獲
板36上にベルト35の幅方向(図1の紙面に垂直な方
向)に沿う状態で載置される。捕獲板36上に捕獲され
たロッドRは、ベルト35の走行によって上方へ向けて
搬送され、ローラ34bの周面に沿って搬送方向が左斜
め下方へ曲げられて、ベルト35の傾斜部分を搬送され
ることにより、搬送機構31の下方に配置された選別板
32上に導かれる。
【0024】選別板32は、ベルト35の下方に、ベル
ト35の水平部分とほぼ平行に設けられている。選別板
32には、搬送機構31によって搬送されてくるロッド
Rをサイズ別に選別するために、複数のスリット37が
ロッドRの搬送方向に並べて形成されている。スリット
37は、ロッドRの搬送方向に直交する方向に長く形成
されており、その短手方向の幅がロッドRの外径にほぼ
等しい幅に設定されている。また、スリット37は、ロ
ッドRの搬送方向の下流側にいくにつれて、その短手方
向の幅が長くなるように形成されている。これにより、
搬送機構31によって搬送されてくるロッドRは、選別
板32の図1における左端に乗り、捕獲板36に押され
て選別板32上を転がりつつ移動し、そのロッドRの外
径とほぼ等しい幅を有するスリット37に対向したとき
にスリット37から落下する。
【0025】選別板32の下方には、摺動板モータM2
によって選別板32の下面に沿って往復動される摺動板
38が配設されている。摺動板38には、選別板32の
各スリット37に対向する位置に、スリット37よりも
少し大きい押上開口39が形成されている。これによ
り、たとえば、スリット37の幅よりも大きいロッドR
がスリット37に嵌まり込んだ場合に、その嵌まり込ん
だロッドRを押上開口39の周縁部で押し上げて選別板
32上に戻すことができる。選別板32上に戻されたロ
ッドRは、選別板32上を再び搬送されて、その外径に
対応した適切なスリット37から落下する。
【0026】スリット37から落下するロッドRは、各
スリット37に対応して仕分け部33内に形成された仕
分け路33aを通って、仕分け部33の下方に並設され
た収納容器4に収納される。この収納容器4は、ハウジ
ング1に対して挿抜可能に構成されており、収納容器4
内に収納されたロッドRを使用する際には、ハウジング
1から収納容器4ごと取り出すことができる。
【0027】図2は、ロッド洗浄選別機の水路構造を簡
略化して示す図である。図外の給湯設備および給水設備
から供給される温水および冷水は、それぞれ給湯管51
および給水管52を通って混合水栓22aへ与えられる
ようになっている。給湯管51の途中部には、給湯管5
1内を流れる温水を自動給水口21へ導くための給湯枝
管53が分岐して形成されている。給湯枝管53の途中
部には、たとえば電磁弁で構成される給湯弁54が介装
されており、この給湯弁54を開成することによって、
給湯管51内の温水を給湯枝管53に分流させて、ロッ
ドRの洗浄に必要な温水を自動給水口21からシンク2
0内に供給することができる。
【0028】シンク20には、シンク20に溜められた
温水の水量を検出するための水位スイッチ55が配設さ
れている。水位スイッチ55は、たとえば、シンク21
内の水位に伴って上下するフロート55aを有するフロ
ートスイッチで構成されており、シンク20内の水位が
破線で示す規定位置まで上昇して、フロート55aが実
線で示す位置まで上昇するとオン信号を出力する。自動
給水口21からシンク20内に温水が自動供給される際
には、水位スイッチ55からオン信号が出力されたこと
に応答して給湯弁54が閉成される。
【0029】シンク20の底面には、シンク20を通常
の流しとして使用する際に、手動注水口22bからシン
ク20に供給される温水または冷水を排水するための第
1排水口56と、ロッドRの自動洗浄時にシンク20内
に溜められた温水を排水するための第2排水口57とが
形成されている。第1排水口56には、第1排水口56
を閉塞するための排水口ふた56aを着脱できるように
なっている。
【0030】第1排水口56の下方には、排水トラップ
58が連設されている。この排水トラップ58には、ハ
ウジング1(図1参照)外へ延びた排水管59が接続さ
れている。一方、第2排水口57には、先端が排水ポン
プP1の吸込口に接続された導出管60が接続されてい
る。排水ポンプP1の吐出口には、先端が排水管59に
接続された排水枝管61が接続されている。排水枝管6
1は、逆U字状に屈曲されており、その屈曲部分が破線
で示す規定水位よりも高くされている。
【0031】この構成により、ロッドRの自動洗浄時に
は、排水口ふた56aで第1排水口56を閉塞した状態
で、自動給水口21からシンク20内に温水を供給する
ことにより、ロッドRの洗浄に必要な温水をシンク20
内に溜めることができる。また、シンク20内に温水を
溜めた状態で排水ポンプP1を駆動させることにより、
シンク20内の温水を強制排水することができる。一
方、シンク20を通常の流しとして使用する際には、排
水口ふた56aを外しておくことにより、手動注水口2
2bからシンク20に供給される温水または冷水を第1
排水口56から自然排水することができる。
【0032】導出管60の途中には、リターン管62が
分岐して形成されている。リターン管62の先端は、シ
ンク20の側壁の上部に設けられたシャワーノズル63
に接続されている。また、リターン管62の途中には、
シンク20内に溜められた温水を第2排水口57を介し
て汲み出して、その汲み出した温水をシャワーノズル6
3に送るためのシャワーポンプP2が介装されている。
ロッドRの洗浄時には、シャワーポンプP2が駆動され
て、シンク20内から汲み出された温水がシャワーノズ
ル63から噴出される。その結果、シンク20内に溜め
られた温水に水流が形成され、この水流によってロッド
Rが撹拌されて、ロッドRがむらなく良好に洗浄され
る。
【0033】なお、シャワーノズル63は、洗浄時にシ
ンク20内に溜められる温水の水位(破線で示す規定水
位)よりも高い位置に設けられているのが好ましい。こ
うすると、シャワーノズル63から噴出される温水がロ
ッドRに直接かかるうえに、シャワーノズル63から噴
出する温水がシンク20内に溜められた温水の水面に勢
いよく入射して、シンク20内の温水により強い水流が
形成されるので、ロッドRをより良好に洗浄することが
できる。
【0034】参照符号64は、シンク20の上端から温
水や冷水が溢れ出すのを防止するための溢水口であり、
この溢水口64から流出する温水や冷水は、先端が排水
トラップ58に接続された溢水管65および排水管59
を介して排水される。図3は、揺すり機構24および持
ち上げ機構25の構成を示す図であり、このロッド洗浄
選別機の背後側から見た状態を示している。
【0035】揺すり機構24に備えられた駆動機構73
には、揺動部材72を揺動させるための駆動力を発生す
る洗浄モータM3が備えられている。洗浄モータM3
は、その出力軸74がロッド洗浄選別機の前後方向(図
3の紙面に垂直な方向)に沿って延びるように設けられ
ている。洗浄モータM3の出力軸74には、平面長方形
状の第1アーム75が固定されており、この第1アーム
75の先端には、出力軸74と平行な回転軸まわりの回
動が自在であるように連結棒76が取り付けられてい
る。
【0036】一方、揺動部材72のシンク20(図1参
照)の背後側に突出した端部には、平面長方形状の第2
アーム77の一端が取り付けられている。第2アーム7
7の他端には、第1アーム75に連結された連結棒76
の先端が回動自在に連結されており、これにより、第1
アーム75、連結棒76および第2アーム77によって
洗浄モータM3の駆動力を揺動部材72に伝達するため
のてこクランク機構が構成されている。したがって、洗
浄モータM3が駆動されると、第1アーム75の回転に
伴って第2アーム77が揺動し、その結果、第2アーム
77が連結された揺動部材72が破線と仮想線との間で
揺動する。
【0037】持ち上げ機構24に備えられた駆動機構8
3は、持ち上げ部材72を揺動させるための駆動力を発
生する持ち上げモータM4と、持ち上げモータM4の駆
動力を持ち上げ部材82に伝達するためのてこクランク
機構とを備えている。具体的に説明すれば、持ち上げモ
ータM4の出力軸84には、平面長方形状の第1アーム
85が固定されており、この第1アーム85の先端に
は、出力軸84と平行な回転軸まわりの回動が自在であ
るように連結棒86の一端が取り付けられている。連結
棒86の他端には、平面長方形状の第2アーム87の一
端が連結棒86に対して回動自在に連結されている。第
2アーム87の他端は、持ち上げ部材82のシンク20
の背後側に突出した端部に取り付けられている。この構
成により、洗浄モータM4が正逆回転されると、第1ア
ーム85の揺動に伴って第2アーム87が揺動し、その
結果、第2アーム87が連結された持ち上げ部材82が
破線で示す収容位置と仮想線で示す持ち上げ位置との間
で揺動する。
【0038】持ち上げ部材82が収容位置に変位された
ときに、第1アーム85の先端部(連結棒86が連結さ
れている側の端部)が対向する位置には、第1アーム8
5の先端部の接近に応答してオン信号を出力する下位置
スイッチ88が配設されている。また、持ち上げ部材8
2が持ち上げ位置に変位されたときに、第1アーム85
の先端部が対向する位置には、第1アーム85の先端部
の接近に応答してオン信号を出力する上位置スイッチ8
9が配設されている。したがって、下位置スイッチ88
および上位置スイッチ89からの出力信号に基づいて、
持ち上げ部材82の位置を検知することができる。
【0039】図4は、このロッド洗浄選別機を図1にお
ける右側から見た側面図である。このロッド洗浄選別機
は、図4に示すように、仕分け部33をハウジング1の
前方に抜き取ることができるように構成されている。こ
れにより、選別板32のスリット37(図1参照)およ
び摺動板38の押上開口39(図1参照)にロッドRが
嵌まり込んで詰まった場合に、仕分け部33をハウジン
グ1から抜き取ることによってできた空間から人手を突
っ込んで、その詰まっているロッドRを取り除くことが
できる。
【0040】図5は、仕分け部33を上方から見たとき
の断面図である。仕分け部33は、ハウジング1から抜
き取り可能に構成されたフレーム91とこのフレーム9
1に取り付けられた複数枚の仕分け板92とを有してい
る。選別板32の各スリット37(図1参照)から落下
するロッドRを対応する収納容器4(図1参照)に導く
ための仕分け路33aは、それぞれ隣接する仕分け板9
2によって区画形成されている。
【0041】フレーム91には、仕分け部33の挿抜方
向に直交する方向に延びて、仕分け部33の挿抜方向に
所定間隔をおいて対向した一対の取付板93a,93b
と、この一対の取付板93a,93bを両端部で連結す
る一対の連結板94a,94bとが備えられている。仕
分け路33aを形成する複数枚の仕分け板92は、一対
の取付板93a,93b間に取り付けられて、仕分け部
33の挿抜方向に直交する方向に並設されている。ま
た、手前側の取付板93aの前面には、仕分け部33を
ハウジング1から抜き出す際に握持される取っ手95が
取り付けられている。
【0042】一方、ハウジング1内には、仕分け部33
の挿抜方向に延びた一対のガイドレール96,97が設
けられている。このガイドレール96,97は、仕分け
部33の挿抜方向に直交する方向に所定間隔をおいて対
向配置されており、フレーム91は、連結板94a,9
4bがガイドレール96,97にそれぞれ案内されて、
ハウジング1に対して挿抜されるようになっている。
【0043】ガイドレール96,97のそれぞれ奥側の
端部には、仕分け部33がハウジング1内にセットされ
たときに、奥側の取付板93bによってスイッチ片98
a,99aが押されてオン状態になる仕分け左スイッチ
98および仕分け右スイッチ99が設けられている。し
たがって、仕分け左スイッチ98および仕分け右スイッ
チ99のオン/オフ状態に基づいて、仕分け部33がハ
ウジング1内にセットされているか否かを検出すること
ができる。
【0044】なお、仕分け部33がハウジング1内にセ
ットされているか否かを検出するために2つのスイッチ
(仕分け左スイッチ98および仕分け右スイッチ99)
が設けられているのは、仕分け部33がハウジング1に
対して斜めに挿入されていることを検出できるようにす
るためである。すなわち、仕分け左スイッチ98または
仕分け右スイッチ99の一方のみがオン状態である場合
には、仕分け部33がハウジング1に対して斜めにセッ
トされていると判断することができる。
【0045】図6は、このロッド洗浄選別機の電気的構
成を示すブロック図である。このロッド洗浄選別機に
は、制御中枢としてのマイクロコンピュータ100が備
えられている。マイクロコンピュータ100には、ロッ
ドRの洗浄および選別を開始するための洗浄/選別スタ
ートキー101や、ロッドRの選別のみを指定して開始
するための選別スタートキー102からの指令信号が入
力される。この洗浄/選別スタートキー101および選
別スタートキー102は、たとえば、図1に示すハウジ
ング1の上面のロッド投入口11の奥側に配設されてい
る。
【0046】マイクロコンピュータ100にはまた、シ
ンク20内の水位が予め定める規定水位に達したことを
検出するための水位スイッチ55や、持ち上げ部材82
の収容位置および持ち上げ位置への変位を検出するため
の下位置スイッチ88および上位置スイッチ89、仕分
け部33がハウジング1内にセットされているか否かを
検出するための仕分け左スイッチ98および仕分け右ス
イッチ99からの出力信号が与えられるようになってい
る。
【0047】マイクロコンピュータ100は、上述の各
入力信号に基づき、また、内蔵されたメモリに記憶され
たプログラムに従って、ベルトモータM1、摺動板モー
タM2、洗浄モータM3、持ち上げモータM4、排水ポ
ンプP1およびシャワーポンプP2の駆動や、給湯弁5
4の開閉を制御する。図7および図8は、このロッド洗
浄選別機の動作の流れを示すフローチャートである。こ
のロッド洗浄選別機においては、洗浄/選別スタートキ
ー101が押された場合には、ロッドRを洗浄するため
の洗浄行程と洗浄後のロッドRを選別するための選別行
程とが順次に実行され、選別スタートキー102が押さ
れた場合には、上記選別行程のみが実行される。
【0048】使用済みのロッドRが洗浄かご23に入れ
られて、洗浄/選別スタートキー101が押されると
(ステップS1)、下位置スイッチ88の状態が調べら
れて、持ち上げ部材82が図1に実線で示す収容位置に
あるか否かが判断される(ステップS2)。持ち上げ部
材82が収容位置にある場合、すなわち、下位置スイッ
チ88がオン状態の場合には、持ち上げモータM4はオ
フ状態のまま(ステップS3)、給湯弁54が開成され
て、シンク20内への温水の供給が開始される(ステッ
プS5)。一方、持ち上げ部材82が収容位置にない場
合、すなわち、下位置スイッチ88がオン状態でない場
合には、持ち上げモータM4が逆転されて(ステップS
4)、持ち上げ部材82が収容位置に戻された後、シン
ク20内に温水を供給するために給湯弁54が開成され
る(ステップS5)。
【0049】給湯弁54の開成後は、水位スイッチ55
の状態が常に監視されている(ステップS6)。そし
て、シンク20への給湯が進み、シンク20内の水位が
図2に破線で示す規定水位に到達して、水位スイッチ5
5がオフからオンに切り替わると(ステップS6でYE
S)、給湯弁54が閉成され、シンク20への給湯が停
止される(ステップS7)。
【0050】こうしてシンク20への給湯が完了する
と、次に、洗浄モータM3およびシャワーポンプP2が
駆動される(ステップS8)。これにより、揺動部材7
2が揺動されて、ロッドRを収容した洗浄かご23が水
中で往復動されるとともに、シャワーノズル63から温
水が勢いよく吹き出して、シンク20に溜められた温水
に水流が発生し、その水流によって洗浄かご23内のロ
ッドRが洗浄される。
【0051】洗浄モータM3およびシャワーポンプP2
の駆動開始から予め定められた洗浄時間が経過すると
(ステップS9)、シャワーポンプP2の駆動が停止さ
れる(ステップS10)。そして、排水ポンプP1が駆
動されて、シンク20内に溜められた温水が排水される
(ステップS11)。このとき、洗浄モータM3はまだ
駆動されており、これにより、洗浄かご23やロッドR
に付着した水分が振り落とされる。排水ポンプP1によ
る排水時間は、規定水位まで溜められた温水をシンク2
0から排水するのに十分な時間に設定されており、排水
ポンプP1は、駆動開始から上記排水時間が経過した時
点で停止される(ステップS12)。また、排水ポンプ
P1の停止と同時に洗浄モータM3も停止されて(ステ
ップS13)、1回目の洗浄行程が終了する。
【0052】その後、上述した洗浄行程が再び行われ
る。すなわち、1回目の洗浄行程が終了すると、ステッ
プS14で洗浄行程が2回繰り返されたか否かの判断が
否定され、ステップS14からステップS5へ戻り、上
述したステップS5〜S13の処理が再び行われる。こ
うして洗浄行程が2回繰り返されると、図7に示す処理
から図8に示す処理へと移り、持ち上げモータM4が正
転駆動されて、持ち上げ部材82が収容位置から図1に
仮想線で示す持ち上げ位置に向けて変位される(ステッ
プS16)。この過程で、収容状態の洗浄かご23が持
ち上げ部材82によって持ち上げられ、洗浄かご23内
に収容されているロッドRが徐々に落下して、ロッド投
入口11からホッパ30へ投入される。
【0053】その後、持ち上げ部材82が持ち上げ位置
に到達し、洗浄かご23が持ち上がり状態になると(ス
テップS17)、持ち上げモータM4が逆転駆動される
(ステップS18)。これにより、持ち上げ部材82が
持ち上げ位置から収容位置に戻され、洗浄かご23が持
ち上げ状態から収容状態に戻される。そして、持ち上げ
部材82が収容位置に到達すると(ステップS19)、
持ち上げモータM4の駆動が停止される(ステップS2
0)。
【0054】また、上述したステップS16〜S20の
ホッパ投入動作と並行して、仕分け左スイッチ98およ
び仕分け右スイッチ99の状態が調べられて、仕分け左
スイッチ98および仕分け右スイッチ99の両方がオン
状態になっているか否かが判断される(ステップS2
1)。そして、仕分け左スイッチ98および仕分け右ス
イッチ99の両方がオン状態である場合には、ステップ
S21からステップS22へ進み、ステップS22以降
の選別行程が開始される。
【0055】一方、仕分け左スイッチ98または仕分け
右スイッチ99のいずれか一方がオフ状態である場合に
は、仕分け左スイッチ98および仕分け右スイッチ99
の両方がオン状態になるまで、ステップS22以降の動
作は開始されない(ステップS25)。つまり、仕分け
部33がハウジング1内に正しくセットされていない場
合には、ベルトモータM1および摺動板モータM2は停
止されたままで駆動開始されない。これにより、仕分け
部33を抜き取った部分から人手が挿入された状態でベ
ルト35および摺動板38の駆動が開始されることがな
いので、人手に走行中のベルト35や動作中の摺動板3
8が衝突するおそれがない。この実施形態においては、
ステップS21,S25の処理が選別禁止手段の機能に
相当している。
【0056】なお、選別スタートキー102が押された
場合には(ステップS15)、上述したステップS1〜
S20の処理は行われず、図8のステップS21で仕分
け左スイッチ98および仕分け右スイッチ99の両方が
オン状態になっているか否かが判断される。ステップS
21で仕分け左スイッチ98または仕分け右スイッチ9
9の両方がオン状態であると判断されると、ベルトモー
タM1および摺動板モータM2の駆動が駆動される(ス
テップS22)。そして、ベルトモータM1および摺動
板モータM2の駆動開始から予め定める選別時間が経過
すると(ステップS23)、そのとき駆動されているす
べての負荷、つまりベルトモータM1および摺動板モー
タM2が停止されて(ステップS24)、このロッド洗
浄選別機の動作が終了する。上記選別時間は、たとえば
200本のロッドRを選別するのに十分な時間に設定さ
れており、選別行程が終了した時点では、ホッパ30に
投入されたすべてのロッドRが選別されて、サイズ別に
収納容器4に収容されている。また、ベルトモータM1
および摺動板モータM2の駆動が開始されてから上記選
別時間が経過するまでの間は、ステップS21で常に仕
分け左スイッチ98および仕分け右スイッチ99の状態
が監視されており、選別動作中に仕分け左スイッチ98
または仕分け右スイッチ99のどちらか一方でもオフ状
態になった場合には、直ちにベルトモータM1および摺
動板モータM2の駆動が停止される(ステップS2
5)。これにより、ハウジング1内に挿入された人手な
どとベルト35および摺動板38との接触事故をより確
実に防止することができる。この実施形態においては、
ステップS21,S25の処理が、上記した選別禁止手
段の他に、強制停止手段の機能にも相当している。
【0057】以上のようにこの実施形態によれば、仕分
け部33がハウジング1に対して挿抜可能に構成されて
いるので、選別板32のスリット37および摺動板38
の押上開口39にロッドRが嵌まり込んで詰まった場合
に、仕分け部33をハウジング1から抜き取ることによ
ってできた空間から人手を突っ込んで、その詰まってい
るロッドRを簡単に取り除くことができる。また、この
ロッド洗浄選別機を美容院などに設置する際には、仕分
け部33および収納容器4をハウジング1から抜き取る
ことにより、図外の給湯設備と給湯管51との接続作業
および給水設備と給水管52との接続作業を楽に行うこ
とができる。
【0058】さらに、この実施形態に係るロッド洗浄選
別機では、仕分け部33がハウジング1内に正しくセッ
トされておらず、仕分け左スイッチ98または仕分け右
スイッチ99のいずれか一方でもオフ状態である場合に
は、選別行程が開始されないようになっている。これに
より、たとえ仕分け部33を抜き取った部分からハウジ
ング1内に人手が挿入されている状態で洗浄/選別スタ
ートキー101または選別スタートキー102が押され
ても、ベルト35や摺動板38が走行開始されることが
ないので、人手とベルト35および摺動板38との接触
による事故を発生するおそれがない。また、仕分け部3
3が正しくセットされていない状態で選別動作が行われ
ることがないから、仕分け部33のセット不良に起因し
て、選別板32から落下したロッドRが対応する収納容
器4へ上手く導かれないといったことがない。
【0059】さらに、選別動作中に仕分け左スイッチ9
8または仕分け右スイッチ99のどちらか一方でもオフ
状態になった場合には、直ちにベルトモータM1および
摺動板モータM2の駆動が停止されるようになってい
る。これにより、ハウジング1内に挿入された人手など
とベルト35および摺動板38との接触事故をより確実
に防止することができる。
【0060】この発明の実施の形態の説明は以上の通り
であるが、この発明は、上述した実施形態に限定される
ものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項
の範囲内において、種々の設計変更を施すことが可能で
ある。
【0061】
【発明の効果】 【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るロッド選別機が適
用されたロッド洗浄選別機の内部構成を示す簡略化され
た断面図である。
【図2】上記ロッド洗浄選別機の水路構造を簡略化して
示す図である。
【図3】揺すり機構および持ち上げ機構の構成を示す図
である。
【図4】上記ロッド洗浄選別機を図1における右側から
見たときの側面図である。
【図5】仕分け部を上方から見たときの断面図である。
【図6】上記ロッド洗浄選別機の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図7】上記ロッド洗浄選別機の動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図8】上記ロッド洗浄選別機の動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 ハウジング 3 選別装置(ロッド選別機) 4 収納容器 31 搬送機構 32 選別板 33 仕分け部 37 スリット 96,97 ガイドレール 98 仕分け左スイッチ(検出手段) 99 仕分け右スイッチ(検出手段) 100 マイクロコンピュータ R ロッド
フロントページの続き (72)発明者 野呂 勝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 長縄 充 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】髪にパーマネントウェーブを当てる際に使
    用されるロッドをその外径に応じて自動的に選別するた
    めのロッド選別機であって、 外観形状を構成するハウジングと、 このハウジング内に設けられており、選別すべきロッド
    を所定の方向に搬送するための搬送機構と、 上記ハウジング内において、上記搬送機構によって搬送
    されるロッドがその上面を転がりつつ移動できるように
    配設されており、それぞれ外径の異なるロッドを落下さ
    せるための複数種類のスリットがロッドの搬送方向に幅
    の狭いものから広いものへと並ぶように形成された選別
    板と、 上記ハウジング内の所定のセット位置に設けられてお
    り、上記選別板に形成された複数種類のスリットから落
    下したロッドをそれぞれ異なる収納容器へ導くための仕
    分け部とを含み、 上記仕分け部が、上記ハウジング内のセット位置から抜
    き出し可能に構成されていることを特徴とするロッド選
    別機。
  2. 【請求項2】上記仕分け部が上記ハウジング内のセット
    位置にあるか否かを検出するための検出手段と、 ロッドを選別するための選別動作の開始時において上記
    仕分け部が上記セット位置にセットされていない場合
    に、選別動作の開始を禁止する選別禁止手段とをさらに
    含むことを特徴とする請求項1記載のロッド選別機。
  3. 【請求項3】上記仕分け部が上記ハウジング内のセット
    位置にあるか否かを検出するための検出手段と、 ロッドを選別するための選別動作中に上記仕分け部が上
    記セット位置から離脱された場合に、直ちに選別動作を
    停止させる強制停止手段をさらに含むことを特徴とする
    請求項1記載のロッド選別機。
  4. 【請求項4】上記ハウジング内に設けられており、上記
    仕分け部を上記ハウジング内のセット位置に対して抜き
    差しする際に、上記仕分け部の両端をガイドする一対の
    ガイドレールをさらに含み、 上記検出手段は、上記仕分け部を上記ハウジング内にセ
    ットする方向に関して、上記一対のガイドレールのそれ
    ぞれ奥側に設けられて、上記仕分け部が上記セット位置
    にセットされた状態で所定の信号を出力する一対のスイ
    ッチで構成されていることを特徴とする請求項2または
    3に記載のロッド選別機。
JP9638398A 1998-04-08 1998-04-08 ロッド選別機 Pending JPH11290798A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9638398A JPH11290798A (ja) 1998-04-08 1998-04-08 ロッド選別機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9638398A JPH11290798A (ja) 1998-04-08 1998-04-08 ロッド選別機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11290798A true JPH11290798A (ja) 1999-10-26

Family

ID=14163448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9638398A Pending JPH11290798A (ja) 1998-04-08 1998-04-08 ロッド選別機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11290798A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5544572A (en) Machine for automatically preparing and dispensing fruit juice
US2512394A (en) Self-cleaning lint trap
US20050166768A1 (en) Salad spinner dryer
JPH1156638A (ja) 飲料抽出装置
JPH11290798A (ja) ロッド選別機
JPH11290795A (ja) ロッド洗浄機およびロッド洗浄選別機
JPH11290797A (ja) ロッド洗浄機
JPH11290796A (ja) ロッド洗浄機およびロッド洗浄選別機
JPH11333126A (ja) メダル遊技機
JPH11319724A (ja) ロッド選別機
JP2001062136A (ja) 遊技媒体管理システム
JPH11319725A (ja) ロッド選別機
JPH10211472A (ja) ロッド洗浄機
JPH09262117A (ja) ロッド選別システム
JPH11319723A (ja) ロッド選別機
JPH09308788A (ja) 洗濯機
KR930006197Y1 (ko) 자동세척 및 밥솥을 겸한 쌀통
JP4303642B2 (ja) コイン精米機
JPH09288757A (ja) ゲームコイン洗浄装置
JP5656550B2 (ja) 遊技機のメダル補給装置
JPH0928444A (ja) ロッド自動洗浄機
JP7215120B2 (ja) 飲料抽出装置
JP4396056B2 (ja) 紙幣識別装置
JP3178768B2 (ja) 穀物乾燥機用自動水分測定装置
JP2782519B2 (ja) 製茶機の自動洗浄方法及びその装置