JPH11319725A - ロッド選別機 - Google Patents

ロッド選別機

Info

Publication number
JPH11319725A
JPH11319725A JP10127797A JP12779798A JPH11319725A JP H11319725 A JPH11319725 A JP H11319725A JP 10127797 A JP10127797 A JP 10127797A JP 12779798 A JP12779798 A JP 12779798A JP H11319725 A JPH11319725 A JP H11319725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
rod
plate
sorting
capture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10127797A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Sakane
鐵男 坂根
Hideaki Matsunaga
英昭 松永
Takenari Yuki
武成 結城
Masaru Noro
勝 野呂
Mitsuru Osanawa
充 長縄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP10127797A priority Critical patent/JPH11319725A/ja
Publication of JPH11319725A publication Critical patent/JPH11319725A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hair Curling (AREA)
  • Belt Conveyors (AREA)
  • Sorting Of Articles (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】髪にパーマネントウエーブをあてる際に使用さ
れる円筒状のロッドを回収して搬送するベルト35にお
いて、捕獲板36が1つでも変形すると、ベルト35全
体を交換しなければならないという不具合があった。 【解決手段】ベルト35に対して捕獲板36を交換可能
にした。具体的には、ベルト35の表面にベルトの長さ
方向に直交方向に延びる円弧状断面を含む突条85を形
成する。一方、捕獲板36の根元には、突条に嵌合する
C字状断面を含む嵌合溝86を形成する。突条85に対
して嵌合溝86を嵌め合わせることにより、ベルト35
に対して捕獲板36を固定することができる。 【効果】捕獲板36が変形したとき、その変形した捕獲
板36を交換できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、髪にパーマネン
トウエーブをあてる際に使用される円筒状のロッドを、
そのサイズに応じて自動的に選別するためのロッド選別
機に関する。
【0002】
【従来の技術】美容院等においては、客の頭髪をカール
させたり、頭髪に所望のウエーブをつけたりするため
に、いわゆるパーマをあてることが一般に行われてい
る。
【0003】パーマをあてる際には、ロッドと言われる
細長い円筒形状のパーマ用具が用いられる。ロッドに
は、太さや長さの異なる様々な種類(約20種類)のも
のがあり、この種々のロッドは、髪の頭髪に付けるべき
カールやウエーブの大小に応じて使い分けされる。
【0004】パーマに使用されたロッドは、パーマ液や
抜けた頭髪等が付着しているので、この付着しているパ
ーマ液や頭髪等を除去するために洗浄される。また、洗
浄後のロッドは、次に使用する際に便利なように、種類
(サイズ)毎に仕分けされて収納される。この洗浄/仕
分け作業は、美容師や見習い生等の人手によって行われ
ており、客数の多い美容院や人手の少ない美容院等では
大きな負担となっている。
【0005】そこで、このような美容師等の負担を軽減
するものとして、本願出願人は、ロッドをサイズに応じ
て自動で仕分けすることができるロッド選別機を、たと
えば特開平9−262550号公報において提案した。
このロッド既提案に係るロッド選別機では、ホッパに投
入されたロッドが、ベルトにより取り出されて搬送さ
れ、選別板上を転がされる構成である。そのために、ベ
ルトには、ロッドを乗せ、かつロッドを転がすための捕
獲板が備えられている。これらベルトおよび捕獲板は、
ウレタン樹脂等の可撓性のある材料で構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホッパから
ロッドを取り出す場合、ホッパに投入された多数のロッ
ドが捕獲板で撹拌されながら、捕獲板の上に乗る。この
ために、撹拌時には捕獲板に負荷がかかり、捕獲板が湾
曲する。また、選別板上をロッドを転がす際にも、ロッ
ドが選別板のスリットに嵌まり込んだ場合等には、嵌ま
り込んだロッドを捕獲板が押すため、捕獲板に負荷がか
かり湾曲する。
【0007】このため、ベルトを長期間使用している
と、捕獲板の中には、変形したり折れ曲がったりしたも
のが生じる。捕獲板が変形したりすると、ロッドを良好
に捕獲することができないし、選別板上を転がすことも
できなくなる。
【0008】一方、ベルトに備えられた多数の捕獲板の
うち、1個の捕獲板が変形などするごとに、ベルト全体
を交換していたのでは不経済である。かと言って変形し
た捕獲板をそのままにしておいたのでは、ロッドの回収
および搬送効率が低下する。
【0009】さらに、ベルト全体を交換する作業は、交
換後のベルトの張力調整などが不可欠であり、その作業
に時間を要するという課題もある。
【0010】この発明は、かかる背景のもとになされた
もので、ベルトに備えられた多数の捕獲板のうちの任意
の捕獲板が負荷等により変形した場合に、その変形した
捕獲板だけを交換できるようにしたロッド選別機および
そのような構造のベルトを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
髪にパーマネントウエーブをあてる際に使用される円筒
状のロッドを、その外径に応じて自動的に選別するロッ
ド選別機であって、選別すべきロッドが入れられるホッ
パ、ロッドを選別するための選別板、およびホッパのロ
ッドを選別板へ運ぶベルトを有し、ベルトには、ベルト
の進行方向に直交方向に長手で、ベルト表面からほぼ垂
直に立上がった多数の捕獲板が設けられているものにお
いて、捕獲板は、ベルトに対して交換可能にされている
ことを特徴とするものである。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のロ
ッド選別機において、ベルト表面には、対をなす一方の
嵌合形状が備えられ、捕獲板の根元には、対をなす他方
の嵌合形状が備えられ、両嵌合形状が嵌め合わされるこ
とにより、ベルトに対して捕獲板が交換可能に取り付け
られていることを特徴とするものである。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載のロッド選別機において、ベルト表面には、捕獲
板を取り付ける位置に、ベルトの進行方向に直交方向に
延びる円弧状断面を含む突条が形成されており、捕獲板
の根元には、前記突条に嵌合するC字状断面を含む嵌合
溝が形成されていることを特徴とするものである。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれかに記載のロッド選別機において、捕獲板の先
端には、ベルトの進行方向に突出した爪が備えられてい
ることを特徴とするものである。
【0015】請求項5記載の発明は、髪にパーマネント
ウエーブをあてる際に使用される円筒状のロッドを選別
するロッド選別機に使用されるベルトであって、ベルト
には、その表面に、ベルトの長さ方向に直交方向に延び
る円弧状断面を含む突条が、所定の間隔で多数形成され
ており、ベルトの幅と等しい幅の短冊状をし、一方長辺
側にはベルトの突条に嵌合するC字状断面を含む嵌合溝
が形成された捕獲板が、ベルトの突条に取外し可能に嵌
められていることを特徴とするものである。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項5記載のベ
ルトにおいて、捕獲板の他方長辺側には、捕獲板に対し
て直交方向に突出する爪が備えられていることを特徴と
するものである。
【0017】上述の各構成によれば、捕獲板がベルトに
対して交換可能であるから、負荷等により捕獲板が変形
した場合、その変形した捕獲板だけを交換することがで
きる。
【0018】捕獲板の交換は、請求項2に記載のよう
に、ベルト表面に備えられた一方の嵌合形状と、捕獲板
の根元に備えられた他方の嵌合形状との嵌合を解除する
ことにより捕獲板を取外すことができ、両嵌合形状を嵌
め合わせることにより捕獲板をベルトに取り付けること
ができる。よってその作業が簡易に行える。請求項3お
よび5に記載のように、対をなす嵌合形状は、ベルト表
面側が円弧状断面を含む突条、捕獲板の根元側がC字状
断面を含む嵌合溝であるのが好ましく、この場合は、ベ
ルトがローラ部分で湾曲しても、ベルトに対して捕獲板
ががたつく等の恐れは全くない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は、この発明の一実施形態に係るロッ
ド選別機が適用されたロッド洗浄選別機の内部構成を示
す簡略化された断面図である。このロッド洗浄選別機
は、パーマをかける際に使用された略円筒形状のロッド
Rを洗浄し、さらに洗浄後のロッドRをサイズ(種類)
別に分類することができるものであり、その外観形状を
構成するハウジング1と、ハウジング1の上部に設けら
れた洗浄装置2と、洗浄装置2の下方に設けられたロッ
ド選別機としての選別装置3と、この選別装置3のさら
に下方に設けられた複数個の収納容器4とを有してい
る。使用済みのロッドRは、洗浄装置2によって洗浄さ
れた後、ハウジング1の上面に形成されたロッド投入口
11を介して選別装置3へ投入され、選別装置3によっ
てサイズ別に仕分けされて、収納容器4のいずれかに収
納される。
【0021】洗浄装置2は、内部に温水(洗浄水)を溜
めることのできるシンク20を備えている。このシンク
20は、ハウジング1の上面に形成されたロッド投入口
11の図1における左側に配置されており、その開放さ
れた上端縁がハウジング1の上面に連結されている。シ
ンク20の側壁には、図外の給湯設備から供給される温
水をシンク20内に吐出するための自動給水口21が形
成されており、ロッドRの洗浄に必要な温水は、この自
動給水口21から自動で供給されるようになっている。
また、シンク20の奥側には、シンク20を通常の流し
として使用することができるように、上記給湯設備から
供給される温水および図外の給水設備から供給される冷
水を所望の割合で混合するための混合水栓22aと、こ
の混合水栓22aで作成された所望温度の水を吐出する
ための手動注水口22bとが配置されている。
【0022】洗浄装置2はまた、シンク20の内部に設
けられた洗浄かご23と、洗浄かご23を揺するための
揺すり機構24と、洗浄かご23を持ち上げて、洗浄か
ご23内のロッドRをロッド投入口11投入するための
持ち上げ機構25とを備えている。洗浄かご23は、上
面が開放された容器状に形成されており、その内部に洗
浄すべきロッドRをたとえば200本程度収容すること
ができるようになっている。洗浄かご23の底面および
側面には、シンク20内に溜められた洗浄水が流通可能
であり、かつ、内部に収容される最小のロッドRが脱落
しないような大きさの孔(図示せず)が多数形成されて
いる。また、洗浄かご23の図1における右側面は、洗
浄かご23からロッドRがスムーズに落下するように、
洗浄かご23の底面に対して傾斜している。
【0023】揺すり機構24には、シンク20とロッド
投入口11との境界付近に配置された軸受71に支持さ
れて、実線と仮想線との間で揺動可能な揺動部材72
と、この揺動部材72を揺動させるための駆動機構73
とが備えられている。揺動部材72は、シンク20の前
後方向(図1の紙面に垂直な方向)に延びた軸状の部材
であり、軸受71に支持された後方部分の軸心に対して
前方部分72aの軸心が偏心するようにクランク状に屈
曲されている。一方、洗浄かご23は、シンク20内に
セットされた状態でロッド投入口11側に位置する端縁
が、揺動部材72の前方部分72aに対して回動および
着脱可能に構成されている。これにより、洗浄かご23
を係合軸72aに係合させた状態で揺動部材72を揺動
させて、洗浄かご23をシンク20内でロッド投入口1
1に近接/離間する方向(図1における左右方向)に往
復動させることができる。また、洗浄かご23の係合軸
72aへの係合を解除して、洗浄かご23をシンク20
から取り出すことにより、シンク20を通常の流しとし
て使用することができる。
【0024】持ち上げ機構25には、シンク20の側壁
に配置された軸受81に支持されて、実線で示す収容位
置と仮想線で示す持ち上げ位置との間で揺動可能な持ち
上げ部材82と、この持ち上げ部材82を揺動させるた
めの駆動機構83とが備えられている。持ち上げ部材8
2は、シンク20の前後方向(図1の紙面に垂直な方
向)に延びた軸状の部材であり、軸受81に支持された
後方部分の軸心に対して前方部分82aの軸心が偏心す
るようにクランク状に屈曲されている。駆動機構83に
よって持ち上げ部材82が収容位置から持ち上げ位置に
向けて回転されると、その回転の過程で持ち上げ部材8
2の前方部分82aが実線で示す収容状態の洗浄かご2
3の右側面に当接して、持ち上げ部材82によって洗浄
かご23が持ち上げられる。その結果、洗浄かご23
は、揺動部材72の先方部分72aを中心として回転
し、仮想線で示す左上がりに傾いた持ち上がり状態に変
位される。これにより、洗浄かご23内に収容されてい
るロッドRが、洗浄かご23から落下し、ロッド投入口
11を介して選別装置3へ投入される。
【0025】選別装置3は、ロッド投入口11から投入
されたロッドRが溜められるホッパ30と、このホッパ
30に溜められたロッドRを順次に乗せて、所定の方向
に搬送するための搬送機構31と、搬送機構31によっ
て搬送されてくるロッドRをサイズ別に選別するための
選別板32と、選別板32によって選別されたロッドR
をそれぞれ対応する収納容器4へ導くための仕分け部3
3とを有している。
【0026】搬送機構31は、ハウジング1内のほぼ中
央に配置されており、ホッパ30は、その右側に隣接し
て配置されている。ホッパ30の左側面の下端部には、
搬送機構31によってホッパ30内のロッドRを搬出す
ることができるように出口30aが形成されている。
【0027】搬送機構31は、一辺が略水平方向に沿う
三角形の各頂点に対応する位置に設けられたローラ34
a,34b,34cと、この3つのローラ34a,34
b,34cに巻き掛けられたベルト35とを備えてい
る。3つのローラ34a,34b,34cに巻き掛けら
れたベルト35は、ホッパ30に形成された開口30a
に対向して略鉛直方向に延びた回収ライン63と、この
回収ライン63の上端から左斜め下方に向けて延びた斜
めライン64と、斜めライン64の下端と回収ライン6
3の下端とを連結する略水平方向に延びた選別ライン6
5とを有している。ベルト35は、ローラ34aに入力
されるベルトモータM1の駆動力によって、その回収ラ
イン63が上方ヘ移動する方向(矢印A方向)に沿って
走行されるようになっている。
【0028】ベルト35の外周面には、多数枚の捕獲板
36が互いに所定間隔を置いてベルト35とほぼ垂直に
取り付けられている。ホッパ30内にロッドRが貯留さ
れた状態でベルト35が矢印A方向に走行されると、ホ
ッパ30に溜まったロッドRは、回収ライン63におけ
る捕獲板36にすくい取られて、その捕獲板36上にベ
ルト35の幅方向(図1の紙面に垂直な方向)に沿う状
態で載置される。捕獲板36上に捕獲されたロッドR
は、ベルト35の走行によって上方へ向けて搬送され、
ローラ34bの周面に沿って搬送方向が左斜め下方へ曲
げられて、斜めライン64を搬送されることにより、選
別ライン65の下方に配置された選別板32上に導かれ
る。
【0029】選別板32は、選別ライン65の下方に、
ベルト35の水平部分とほぼ平行に設けられている。選
別板32には、選別ライン65によって搬送されてくる
ロッドRをサイズ別に選別するために、複数のスリット
37がロッドRの搬送方向に並べて形成されている。ス
リット37は、ロッドRの搬送方向に直交する方向に長
く形成されており、その短手方向の幅がロッドRの外径
にほぼ等しい幅に設定されている。また、スリット37
は、ロッドRの搬送方向の下流側にいくにつれて、その
短手方向の幅が長くなるように形成されている。これに
より、選別ライン65によって搬送されてくるロッドR
は、選別板32の図1における左端に乗り、捕獲板36
に押されて選別板32上を転がりつつ移動し、そのロッ
ドRの外径とほぼ等しい幅を有するスリット37に対向
したときにスリット37から落下する。
【0030】選別板32の下方には、摺動板モータM2
によって選別板32の下面に沿って往復動される摺動板
38が配設されている。摺動板38には、選別板32の
各スリット37に対向する位置に、スリット37よりも
少し大きい通過口39が形成されている。これにより、
たとえば、スリット37の幅よりも大きいロッドRがス
リット37に嵌まり込んだ場合に、その嵌まり込んだロ
ッドRを通過口39の一縁で押し上げて選別板32上に
戻すことができる。選別板32上に戻されたロッドR
は、選別板32上を再び搬送されて、その外径に対応し
た適切なスリット37から落下する。
【0031】スリット37から落下するロッドRは、各
スリット37に対応して仕分け部33内に形成された仕
分け路33aを通って、仕分け部33の下方に並設され
た収納容器4に収納される。この収納容器4は、ハウジ
ング1に対して挿抜可能に構成されており、収納容器4
内に収納されたロッドRを使用する際には、ハウジング
1から収納容器4ごと取り出すことができる。
【0032】図2は、ベルト35と捕獲板36との取り
付け構造の一実施形態を示す斜視図である。図3は図2
に示すベルト35および捕獲板36の断面形状を示す図
である。
【0033】図2および図3を参照して、ベルト35
は、ウレタン樹脂等の可撓性のある材料で形成されてお
り、その幅はWである。ベルト35の表面には、ベルト
の長さ方向に直交方向(ベルトの幅方向)に延びる円弧
状断面を含む突条85が形成されている。突条85は、
捕獲板36を取り付けるべき位置に形成されている。従
って、突条85は、ベルト35の長さ方向に所定の間隔
を隔てて、多数形成されている。
【0034】捕獲板36も、ウレタン樹脂等で形成され
ており、ベルト35の幅Wと等しい幅Wを長辺とする短
冊状をしている。そして一方長辺側(根元側)には、突
条85に嵌合するC字状断面を含む嵌合溝86が形成さ
れている。さらに捕獲板36の先端側には、捕獲板に対
して直交方向に突出する爪87が形成されている。捕獲
板36の嵌合溝86の一端を突条85の一端に合わせ
て、捕獲板36を矢印88方向にスライドさせれば、ベ
ルト35に対して捕獲板36を取り付けることができ
る。また逆方向に捕獲板36をスライドさせれば、ベル
ト35から捕獲板36を取外すことができる。
【0035】以上の説明では、突条85は円弧状断面を
含むものと説明し、捕獲板36の根元にはC字状断面を
含む嵌合溝86が形成されていると説明したが、要は、
捕獲板36はベルト35の表面から垂直方向に取外すこ
とのできない構造であり、かつ、ベルト35の表面に対
して捕獲板36が傾斜せずに垂直に立つことのできる嵌
合構造であればよい。
【0036】図4〜図8に、ベルト35に捕獲板36を
取り付けるための他の嵌合構造の例を示す。
【0037】図4に示すように、ベルト35側に嵌合溝
86が形成されており、捕獲板36の根元側に突条85
が形成されていてもよい。
【0038】図5に示すように、ベルト35側の嵌合溝
86は、台形断面をし、捕獲板36の根元側の突条85
は、台形断面の溝に合わせて、その断面が台形をしてい
てもよい。
【0039】図6に示すように、ベルト35側の嵌合溝
86は、別部材で作られて、それがベルト35の表面に
溶着されてもよい。
【0040】あるいは、図7に示すように、別部材で作
られた嵌合溝86が、ボルトとナット78でベルト35
に止められてもよい。
【0041】あるいは、図8に示すように、捕獲板36
の根元が、ベルト35の表面に、ビス79で直接固定さ
れてもよい。
【0042】さらに、図2〜図6のような嵌合構造を採
用し、図8に示すようにそれら嵌合構造が外れないよう
にビス止めを併用してもよい。
【0043】ところで、ロッド選別機におけるベルト3
5および捕獲板36は、ホッパ30からのロッドの回収
と、ロッドの搬送を目的として設けられたものである。
【0044】このうちのホッパ30からのロッドの回収
効率を向上させるために、従来、ベルト35および捕獲
板36の設定が、図9に示すような状態にされていた。
【0045】具体的には、 ベルト35の幅Wを広くし、一番長いロッドの長さの
約2倍程度にする。
【0046】捕獲板36の配列ピッチを広くする。
【0047】このようにすると、捕獲板36上にロッド
が乗りやすく、回収効率が向上するものと考えられた。
【0048】ところが、実際に上述の設定でベルト35
を駆動すると、次のような不具合があった。
【0049】a.ベルト幅Wが広いために、ロッドが整
列しない。特に、ロッドが、ベルト35の幅方向に複数
個乗り、整列しにくい。
【0050】b.1つの捕獲板36に多数のロッドが乗
る。
【0051】c.ロッドが捕獲板36と36との間に縦
乗りする。特に、短いロッドの場合、縦乗りが多い。
【0052】そして上記a〜cが、ロッドの引っ掛かり
の原因となり、ベルト35の動作がすぐに止まり、選別
がスムーズに行えず、選別に時間を要するということが
わかった。
【0053】そこで、ロッドの回収効率を向上させると
いう観点よりも、ロッドの引っ掛かりを少なくするとい
う観点から、ベルト35および捕獲板36の設定が必要
になった。本願の発明者は、かかる観点から、ベルト3
5および捕獲板36を、図10に示すような設定にし
た。図10の構成では、 ベルト幅Wは、一番長いロッドの長さよりも少し大き
め程度とした。具体的には、一番長いロッドよりも、+
5〜+10mmのベルト幅Wとした。
【0054】捕獲板36の配列ピッチは、最も短いロ
ッドの長さよりも少し小さめとした。これは、短いロッ
ドが縦に乗るのを防止するためである。このように設定
したことにより、ロッドが良好に回収されて搬送され、
結局、選別に要する時間が短くなった。
【0055】以上の実施形態では、ロッドの洗浄および
選別ができるロッド洗浄選別機における選別ベルトにつ
いて説明したが、ロッド洗浄機能のないロッド選別機の
選別ベルトに対しても、この発明を適用することが可能
である。
【0056】その他、この発明は、請求項記載の範囲内
において種々の変更が可能である。
【0057】
【発明の効果】この発明によれば、ベルトに備えられた
多数の捕獲板のうち、変形した捕獲板が生じた場合に、
その捕獲板だけを交換でき、修理が容易で、長時間良好
に使用できるロッド選別機とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるロッド選別機が
適用されたロッド洗浄選別機の内部構造を示す簡略化さ
れた断面図である。
【図2】ベルト35に対する捕獲板36の嵌合構造の一
実施形態を表わす斜視図である。
【図3】図2に示す嵌合構造の断面構造図である。
【図4】この発明の他の実施形態にかかる嵌合構造を示
す断面構造図である。
【図5】この発明の他の実施形態にかかる嵌合構造を示
す断面構造図である。この発明の他の実施形態にかかる
嵌合構造を示す断面構造図である。
【図6】この発明の他の実施形態にかかる嵌合構造を示
す断面構造図である。
【図7】この発明の他の実施形態にかかる嵌合構造を示
す断面構造図である。
【図8】この発明の他の実施形態にかかる嵌合構造を示
す断面構造図である。
【図9】従来のベルト35および捕獲板36の設定内容
を説明する図である。
【図10】この実施形態におけるベルト35および捕獲
板36の設定内容を説明するための図である。
【符号の説明】
31 搬送機構 35 ベルト 36 捕獲板 85 突条 86 嵌合溝 87 爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野呂 勝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 長縄 充 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】髪にパーマネントウエーブをあてる際に使
    用される円筒状のロッドを、その外径に応じて自動的に
    選別するロッド選別機であって、 選別すべきロッドが入れられるホッパ、 ロッドを選別するための選別板、およびホッパのロッド
    を選別板へ運ぶベルトを有し、 ベルトには、ベルトの進行方向に直交方向に長手で、ベ
    ルト表面からほぼ垂直に立上がった多数の捕獲板が設け
    られているものにおいて、 捕獲板は、ベルトに対して交換可能にされていることを
    特徴とするロッド選別機。
  2. 【請求項2】請求項1記載のロッド選別機において、 ベルト表面には、対をなす一方の嵌合形状が備えられ、 捕獲板の根元には、対をなす他方の嵌合形状が備えら
    れ、 両嵌合形状が嵌め合わされることにより、ベルトに対し
    て捕獲板が交換可能に取り付けられていることを特徴と
    するロッド選別機。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のロッド選別機に
    おいて、 ベルト表面には、捕獲板を取り付ける位置に、ベルトの
    進行方向に直交方向に延びる円弧状断面を含む突条が形
    成されており、 捕獲板の根元には、前記突条に嵌合するC字状断面を含
    む嵌合溝が形成されていることを特徴とするロッド選別
    機。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載のロッ
    ド選別機において、 捕獲板の先端には、ベルトの進行方向に突出した爪が備
    えられていることを特徴とするロッド選別機。
  5. 【請求項5】髪にパーマネントウエーブをあてる際に使
    用される円筒状のロッドを選別するロッド選別機に使用
    されるベルトであって、 ベルトには、その表面に、ベルトの長さ方向に直交方向
    に延びる円弧状断面を含む突条が、所定の間隔で多数形
    成されており、 ベルトの幅と等しい幅の短冊状をし、一方長辺側にはベ
    ルトの突条に嵌合するC字状断面を含む嵌合溝が形成さ
    れた捕獲板が、ベルトの突条に取外し可能に嵌められて
    いることを特徴とするベルト。
  6. 【請求項6】請求項5記載のベルトにおいて、 捕獲板の他方長辺側には、捕獲板に対して直交方向に突
    出する爪が備えられていることを特徴とするベルト。
JP10127797A 1998-05-11 1998-05-11 ロッド選別機 Pending JPH11319725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10127797A JPH11319725A (ja) 1998-05-11 1998-05-11 ロッド選別機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10127797A JPH11319725A (ja) 1998-05-11 1998-05-11 ロッド選別機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11319725A true JPH11319725A (ja) 1999-11-24

Family

ID=14968924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10127797A Pending JPH11319725A (ja) 1998-05-11 1998-05-11 ロッド選別機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11319725A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009506963A (ja) * 2005-09-29 2009-02-19 青島橡六集団有限公司 耐熱隔壁輸送ベルト
JP2016216259A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 三ツ星ベルト株式会社 プロファイル付きベルト及びその製造方法
CN107792626A (zh) * 2017-11-14 2018-03-13 宁波必霸能源有限公司 纽扣组合电池的正极顶输送设备
KR101865244B1 (ko) * 2017-05-22 2018-06-07 주식회사 위캔솔루션 검체용기 이송장치
WO2019235632A1 (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 ニッタ株式会社 ベルト用付属品、及びベルト用付属品を備えたベルト
JP2019210132A (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 ニッタ株式会社 ベルト用付属品、及びベルト用付属品を備えたベルト
JP2020183306A (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 ニッタ株式会社 ベルト用付属品、及びベルト用付属品を備えたベルト

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009506963A (ja) * 2005-09-29 2009-02-19 青島橡六集団有限公司 耐熱隔壁輸送ベルト
JP2016216259A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 三ツ星ベルト株式会社 プロファイル付きベルト及びその製造方法
CN107531419A (zh) * 2015-05-15 2018-01-02 三之星机带株式会社 附带型材的带及其制造方法
US10625944B2 (en) 2015-05-15 2020-04-21 Mitsuboshi Belting Ltd. Profiled belt and method for manufacturing same
KR101865244B1 (ko) * 2017-05-22 2018-06-07 주식회사 위캔솔루션 검체용기 이송장치
CN107792626A (zh) * 2017-11-14 2018-03-13 宁波必霸能源有限公司 纽扣组合电池的正极顶输送设备
WO2019235632A1 (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 ニッタ株式会社 ベルト用付属品、及びベルト用付属品を備えたベルト
JP2019210132A (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 ニッタ株式会社 ベルト用付属品、及びベルト用付属品を備えたベルト
JP2020183306A (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 ニッタ株式会社 ベルト用付属品、及びベルト用付属品を備えたベルト

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN210710091U (zh) 计算机网络工程施工用收线装置
EP1632728A2 (en) Air conditioner
JPH11319725A (ja) ロッド選別機
US4485526A (en) Fish scaling apparatus
JPH0699018B2 (ja) 試験片を検査装置へ搬送するための試験片搬送装置
JPH10146454A (ja) パチンコ玉研磨機
JPH11319724A (ja) ロッド選別機
US3080591A (en) Brush cleaning devices
US11949086B2 (en) Battery paste hopper and tooling
US6277011B1 (en) Deburring, burnishing and polishing machine with conveyor belt drive
CN111227275A (zh) 一种大蒜连续高效表皮处理设备
JPH11319723A (ja) ロッド選別機
JP3865840B2 (ja) ロール撰別機
CN217661429U (zh) 一种操场画石灰线设备
JPS58174115A (ja) ラジエ−タ防塵装置
CN215465148U (zh) 一种磁选机的辊筒清洁装置
JPH06246496A (ja) 空き缶の選別方法及び空き缶圧縮装置
US5306201A (en) Fish scaler and method thereof
JP2002337051A (ja) 研掃方法、および研掃装置
CN115976764B (zh) 一种服装裁片自动上料设备
JPH11169549A (ja) 遊技球揚送装置
CN213029630U (zh) 一种便上料卸料的滚揉机结构
EP0265447B1 (en) Hook and line cleaning device
JPH0549750A (ja) コイン清浄装置およびコイン自動供給システム
JP4261424B2 (ja) 函の処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080622

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090622

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090622

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140622

Year of fee payment: 13