JP4261424B2 - 函の処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、函の外面を処理対象面として、磨き、粗し、削り、印刷の除去、貼着物の除去、ゴミの除去、汚れの除去、洗い、を始めとする各種処理の少なくとも1つを行う函の処理装置に関するものである。
ビールびん、酒びんなどのリターナブルなびん類を函に収容して、所定数単位での取り扱いや、出荷元とユーザとの間の通いに供することが古くから行われている。びん類の通いの函における充填びん収容時の負荷は空びん収容時に比し格段に高く、重い。しかし、函はそのような負荷に耐える十分な強度、耐久性を持ちながらも、取り扱いやすさや運搬性の面から、軽量で持ち運びやすく、水が溜まらないといったことが望まれる。そこで、函の多くは樹脂製で、図9にビールびん用の通いの函1で代表して示すように、取手2、補強リブ3、補強ブリッジ、通水や軽量化のための透孔や窓6などを持ったものとなっている。また、中仕切り7を有してびんを個別に収容し保護するポケット8を形成している。
このような函1は地面上や倉庫に放置されたり、野ざらしにされたりし、ゴミや埃、汚れが付着しやすい。また、樹脂製であることにより静電気汚れといわれる特殊な汚れも生じる。しかし、飲料などの食品を取り扱うびんを収容しリターナブルな使用に供するのに、それら各種の汚れを落す処理が望まれる。また、充填びんを収容した函1を消費業者や消費者への販売段階で、まとまった取引をする顧客先名や記号などを記した図9に示すようなシール9が貼着されることが慣例化しているが、メーカー側に回収し再利用するのにそのようなシール9を除去することになる。また、近時では販売店で代金が支払い済みであることを示す図9に示すような支払い済みテープ9aが函1の天面などに貼着されることもあり、これも残っていると除去対象となる。また、一部にはバーコードが貼り付けられていることもあり、これも除去対象になる。
汚れや異物を除去する常套手段として、水や洗浄液の噴射によるもの(例えば、特許文献1参照。)、水や洗浄液中で超音波洗浄するもの(例えば、特許文献2参照。)、回転するブラシにより洗浄液を併用してブラッシングするもの(例えば、特許文献3〜6参照。)がある。
特開2000−263004号公報 特開平06−328050号公報 特開平09−173996号公報 特開2001−009404号公報 特開平07−214025号公報 特開平07−185492号公報
しかし、特許文献1に記載の水や洗浄液の噴射によるものでは、汚れが落ちにくく、特に貼着されたシール9や支払い済みテープ9a、静電気汚れなどは除去できない。また、特許文献2に記載のような水や洗浄液中で超音波洗浄するものでも装置が大掛かりな割には除去効果は低い。
しかも、このように頑固な汚れ、シールの状態や材質は一定せず、その除去にはむらがあるものの、図9に示すような複雑な形状の函1では全ての除去不良を自動検出し切るのは困難である。このため、目視に頼って汚れなどの残り具合を検査し処理不良なままの函の次工程への供給を阻止しなければならないし、処理不良の函については人手によって除去してから次工程へ供給することになる。このような現場作業は高温、多湿の環境で行うことになり作業者に酷で対策が必要であるし、省力化の面からも解消が望まれる。
一方、特許文献3〜6に記載のもののように、ブラシと水や洗浄液とによると、ブラシが函の処理面に直接機械的な摩擦作用、掻き取り作用などを働かせながら、水や洗浄液による洗い流し作用、膨潤作用、溶剤作用、界面活性作用などが得られるので、除去効率は比較的高い。しかし、ブラシなどの処理具は、特許文献3〜6に記載されているように、函1の1つの処理対象面に対して相対移動させてその必要範囲、必要域に働かせることになり、函の搬送経路まわりのブラシ機構により装置が勢い複雑化および大型化し、高価にもつく。
また、ブラシの移動機構どうしの干渉、処理具およびその移動機構と、函を処理ステージにクランプするクランプ機構との干渉などを避けるために、各面の洗浄を異なった処理ステージにて行ったり、函が移動している間に定位置にあるブラシに接触して洗浄されるようにすることを組み合わせたりしている。これらのため、函の多くの面を洗浄しようとするほど、多くの処理ステージが必要となってプラントがさらに長大化する。
しかも、ブラシと水や洗浄液との組合せによる高い洗浄効果は、ブラシの機械的な作用が及び、かつ、水や洗浄液がそこに及んでのことであるが、函の形状や面の凹凸の状態によって、水や洗浄液でのその噴射が及びにくかったり、及ばなかったりするし、ブラシの機械的な作用はなおさらで、簡単な装置により十分な洗浄を安定して達成するのは困難である。
本発明者は、この点につき種々に実験しながら研究を重ねたところ、ブラシによる洗浄や異物、貼着物除去などの面処理特性が特定の条件では平面はもとより凹凸のある函面にも有利に、効率良く働くことを知見した。
本発明の目的は、このような新たな知見に基づき、洗浄などの十分な面処理を簡単かつ容易に達成できる、ブラシを用いた函の処理装置を提供することにある。
上記のような目的を達成するために、本発明の函の処理装置は、函を搬送しながらブラシと接触させることにより磨き、粗し、削り、印刷の除去、貼着物の除去、ゴミの除去、汚れの除去、洗い、を始めとする各種処理の少なくとも1つを行う函の処理装置であって、搬送面上に供給される函を周方向複数のアタッチメントにより後方から押して搬送する搬送手段と、搬送される函の搬送方向に平行な函面をブラシ面で摺擦するように函の搬送経路に沿って固定され、かつ、前記ブラシ面は、前記立毛または立毛束を搬送方向に間隔を置いた植毛にて断続に形成されて、各ブラシ面がそれらの搬送方向幅を上回った非ブラシ面との組み合わせで1つの函面に各ブラシ面が2回以上断続して働くようにしたブラシと、を備えたことを主たる特徴としている。
このような構成では、固定されたブラシにおける函の搬送方向に間隔を置いて植毛された立毛または立毛束によるブラシ面が、第1の搬送手段の周方向に複数のアタッチメントにより押して搬送される複数の函の搬送方向に平行な函面に対し前記搬送方向で見て断続した各ブラシ面がそれらの搬送方向幅を上回った非ブラシ面との組み合わせで1つの函面に各ブラシ面が2回以上断続に働いて摺擦し、その函面への働き位置が函面上で連続に移動する。これにより、搬送方向に断続して位置する各ブラシ面はその全てが対象面を連続にブラッシングして、立毛の種類や接触の状態に応じ、磨き、粗し、削り、印刷の除去、貼着物の除去、ゴミの除去、汚れの除去、洗い、を始めとする各種処理の少なくとも1つを行う。この際、対象面との接触や引っ掛かりによる立毛や立毛束の腰の強さに抗した極限までの屈曲またはおよび倒れと、極限を越え、あるいは接触や引っ掛かりが解除されたときの復帰とを、ブラシ面単位で他のブラシ面域の立毛の邪魔なしに活発に図り、立毛または立毛束の屈曲、復帰を伴なう脈動的なブラッシング作用回数をブラシ面の数だけ増大させる。また、各ブラシ面域では間隔を置いて植毛されている立毛または立毛束は前記屈曲に際し、隣接ないしは近傍のものどうしが互いの密集度、それらが形成しているブラシ面域の大きさが関係し合ってバックアップし合う度合いに応じブラシ面域全体での立毛または立毛束の腰を強め合って前記ブラッシング作用を高められる。併せ、ブラシ面が断続位置にあって連続していない分だけブラシ面が同時に作用する総面積が減少するので、同時ブラッシングできる函の数が増える。
また、本発明の函の処理装置は、函を搬送しながらブラシと接触させることにより磨き、粗し、削り、印刷の除去、貼着物の除去、ゴミの除去、汚れの除去、洗い、を始めとする各種処理の少なくとも1つを行う函の処理装置であって、搬送面上に供給される函を周方向複数のアタッチメントにより後方から押して搬送する第1の搬送手段と、複数の函を受載し連続搬送する第2の搬送手段に、搬送される連続した先頭2つの函を前後で係止、係止解除して一旦停止後開放する前後のストッパが組み合わされ、先の函を所定のタイミングで送り出した後、次に先頭となる2つの函を前後で係止、係止解除することを繰り返しながら、送り出した函を第1の搬送手段に供給する切り出し手段と、第2の搬送手段の間に設けられて、函が落ち込むのを防止する渡りローラ、搬送される函の搬送方向に平行な函面、また凹凸があるとその最奥部、に対し圧接代を持ったブラシ面で摺擦するように函の搬送経路に沿って固定され、かつ、前記ブラシ面は、前記立毛または立毛束を搬送方向に間隔を置いた植毛にて断続に形成されて、各ブラシ面がそれらの搬送方向幅を上回った非ブラシ面との組み合わせで1つの函面に各ブラシ面が2回以上断続して働くようにしたブラシと、を備えた別の特徴としている。
上記において、さらに、前記第1の搬送手段およびブラシの組は、第1の搬送手段の搬送方向の前後段2か所に配置され、これら前段の第1の搬送手段およびブラシの組と、後段の第1の搬送手段およびブラシの組と、の間に配置されて、前段で処理されて搬送されてくる函を受け入れて90度反転させた後、後段に向け送り出すターン部と、切りだし手段の上流に配置されて、搬送する函に蒸気またはおよび湯を噴射し、函を蒸気またはおよび湯に曝して膨潤させた後、切りだし手段に向け送り出す膨潤部と、を備えたことを特徴とすることができる
上記において、さらに、ブラシ面は、搬送方向に断続した部分に、搬送方向に連続した部分が函の搬送方向に直角な上下方向に併存して設けられたことを特徴とすることができる。
上記において、さらに、ブラシ面は、搬送方向とこれに交差する方向とに断続して設けられたことを特徴とすることができる。
上記において、さらに、前記ブラシ面の搬送方向における断続は、搬送方向に直交する方向に分割した帯域の少なくとも隣接するものどうしの間で位相差を持っていることを特徴とすることができる
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明および図面の記載によって明らかになる。本発明の各特徴は、単独では勿論、可能な範囲で種々な組合せで複合して採用することができる。
本発明の函の処理装置によれば、ブラシ面が対象面を連続に摺擦して、立毛の種類や接触の状態に応じ、磨き、粗し、削り、印刷の除去、貼着物の除去、ゴミの除去、汚れの除去、洗い、を始めとする各種処理の少なくとも1つを行うのに、簡単かつコンパクトで安価な装置によって実現する。特に、固定されたブラシにおける函の搬送方向に間隔を置いた各ブラシ面が、アタッチメントにより押して搬送される函の搬送方向に向く函面に対し、各ブラシ面が搬送方向幅を上回った非ブラシ面との組み合わせで1つの函面に各ブラシ面が2回以上断続に働いて、立毛または立毛束の屈曲またはおよび倒れと、その復帰とを伴なう脈動的なブラッシング作用回数がブラシ面の断続により増大して、これら断続する立毛群の働きによって平面はもとより凹凸のある処理面に対しても高い処理効率が安定して得られる。しかも、ブラシ面の前記断続にてブラッシング抵抗が抑えられる分だけ軽快に処理できる。
本発明のブラシと、それを用いるのに好適な函の処理方法および装置に係る実施の形態につき、図1〜図8を参照しながら詳細に説明し、本発明の理解に供する。以下の説明は本発明の具体例であって、特許請求の範囲の記載を限定するものではない。本実施の形態では既述したビールびんを樹脂製の函1の函面を処理の対象面として摺擦し、磨き、粗し、削り、印刷の除去、貼着物の除去、ゴミの除去、汚れの除去、洗い、を始めとする各種処理の少なくとも1つを行う図8(a)〜(h)に例示するような各種ブラシ12と、図1に示すようにそのようなブラシ12を用いて函面を1つの方向に摺擦して処理するようにしているが、このような函1に限られることはなく、四周壁を有した函ないしはパレットの全般に適用して有効であり、平面はもとより、凹凸のある函面を有したものの処理に好適である。ブラシ12の立毛は、天然素材、人工素材を単独または複合して用いたものでよく、素材の形態も直状または縮れ状のフィラメント、糸、など各種のものを採用することができ、場合によっては金属細線なども含んでよい。函も同様にその材質は特に問わない。
本実施の形態でのブラシ12は、特に、立毛または立毛束を間隔を置いて植毛し形成したブラシ面13が、図8(a)〜(h)に示すように少なくとも1つのX方向に断続して設けられている。このように、ブラシ面13が少なくとも1つのX方向に断続していることにより、そのX方向にて函面などの処理対象面に接触させると、ブラシ面13をなすように間隔を置いて植毛された立毛または立毛束群13aが前記ブラシ面13ごとの単位で前記函面に対し個別に働き、その働き位置が連続に移動する。これにより、前記1つの方向に断続した各ブラシ面13はその全てが函面を連続に摺擦して、立毛の種類や接触の状態に応じ、磨き、粗し、削り、印刷の除去、貼着物の除去、ゴミの除去、汚れの除去、洗い、を始めとする各種処理の少なくとも1つを行う。このとき、函面との接触や引っ掛かりによる立毛や立毛束の腰の強さに抗した極限までの屈曲またはおよび倒れと、極限を越え、あるいは接触や引っ掛かりが解除されたときの復帰とが、ブラシ面13単位で他のブラシ面13域の立毛に邪魔されないで活発に行われて、立毛または立毛束の屈曲、復帰を伴う脈動的なブラッシング作用回数を増大することができる。このような脈動的なブラッシング作用は、凸部や隙間には勿論、貼着されたシール9等がその厚みによって函1の函面との間に形成している僅かな段部や剥離境界部に対して繰り返し強力に働くので、凸部の頂部はもとよりその基部が形成する隅部、隙間の内側及びその隅部の処理効率が高まり、シール9等の剥離も確実に行える。
また、各ブラシ面13域では間隔を置いて植毛されている立毛または立毛束は前記屈曲に際し、隣接ないしは近傍のものどうしがブラシ面13域の大きさも関係してバックアップし合う度合いに応じブラシ面13域全体での立毛または立毛束の腰を強め合って前記ブラッシング作用を高められる。従って、凹凸のある函面に対しても、これら断続する立毛群13の働きによって高い処理効率が安定して得られる。しかも、ブラシ面13が断続している分だけブラシ面13が同時に作用する総面積が減少するので、函面とブラシ12との同時ブラッシング域が大きくてもブラッシング抵抗を抑えられる。
したがって、そのブラッシング抵抗が抑えられる分だけ、摺擦エネルギを低減することができるし、ブラッシング抵抗の増大を見ないでブラシ面13単位での機械的なブラッシング力を高められ処理効率がさらに向上する。機械的なブラッシング力はブラシ面13を形成する立毛または立毛束の材料や毛足の長さによるそれ自体またはそれらが密集している密集度を含めた立毛群全体での腰の強さ、函面に接触させるときのいわゆるカブリ代、換言すれば引っ掛かり代ないしは圧接代の設定などによって自由に調整することができる。
ここに、ブラシ面13は、2方向の広がり、具体的には縦横への広がり、つまり図に示す前記X方向とこれに直角なY方向への広がりを持つように間隔を置いて植毛された立毛または立毛束により形成されるものをいい、ブラシ面13のX方向での断続による間隔、つまりX方向での各ブラシ面13の隣接のものどうしの間隔は、前記ブラシ面の独立した作用を保証するために10mm程度以上で、毛足長さが60mm程度の立毛または立毛束の毛足長さの1/4程度としてもブラシ面13の断続による脈動的なブラッシング作用の繰り返し効果は得られる。しかし、1/3以上とするのが好ましい。また、ブラッシング効果はブラシ面13の総面積が多いほど高くなることから、図9に示すような函1の凹凸のある函面やシール9等の剥離に対する処理には、ブラッシングの繰り返し回数を多くしたいこととの兼ね合いから、ブラシ面25mm程度、非ブラシ面25mm程度、ブラシ面25mm程度の断続状態にするのが好適で、確実な処理が達成された。しかし、これらに限られることはない。ブラシ面13は1つの函面に対し2回以上働く断続の繰り返しとするのが好適である。さらに、立毛または立毛束の植毛ピッチは腰を強め合うには互いの密集度が高い程よく、それぞれの毛足長さが短い程好適である。逆に、立毛またはおよび立毛束単位の屈曲とその復帰の自由度を高めるには植毛ピッチは大きめにするのが好適である。図8(a)にそのようなブラシ面13、非ブラシ面の25mm単位でのX方向の配列ピッチ例を示してあり、配列ピッチの寸法関係を図示および説明する便宜上から、図8(a)〜(h)ではいずれもブラシ12の上辺の長さを一律に500mmとしている。しかし、ブラシ12の1つの単位をどのような大きさにするかは、製作のしやすさ、取り扱いやすさ、処理対象面の大きさや処理工程の必要長さに対応した組立てやすさ、メンテナンスのしやすさなど種々な面から自由に設定すればよい。
一方、ブラシ12は図8(f)に例示するように、立毛または立毛束を間隔を置いて植毛し形成したブラシ面13が、1つのX方向に断続した部分と連続した部分とをX方向に直角なY方向に併存して設けられてもよく、これにより、函面のX方向に直角なY方向での面状態の違いに対応して連続したブラシ面13と断続したブラシ面13とを複合して働かせられる。
また、ブラシ12は図8(a)〜(h)に示すように、立毛または立毛束を間隔を置いて植毛し形成したブラシ面13が、1つのX方向とこれに交差する今1つの例えば直交するY方向とに断続して設けられてもよい。これにより、函1の周壁外面などの広い函面に対しブラシ12がX方向に相対移動してY方向が函1の高さ方向として働くときの、函1の縦向きのリブ3などに対するブラシ面13のY方向で見た同時作用域の減少によるブラッシング抵抗の軽減も図れる。また、ブラシ面12のX方向における断続は、Y方向に分割した帯域の少なくとも隣接するものどうしの間で図8(a)〜(h)に示すような位相差を持っているようにすることもでき、これにより、ブラシ面13の種々な断続形態が得られ、函面に対するブラシ12の同時作用域をさらに軽減したり、X方向での作用タイミングを種々にずらせたりすることができる。このような意味では、ブラシ面13はX方向にのみ断続し、X方向に交差する斜め方向に連続した帯状形態に形成するのもよい。
ここで、本実施の形態の函の処理方法につき図1、図2、図5に示す函の処理装置を参照して説明すると、以上のようなブラシ12を用いる場合、および用いない場合を含め、函1を図2、図5に矢印で示すX方向に搬送しながらブラシ12と接触させることにより磨き、粗し、削り、印刷の除去、貼着物の除去、ゴミの除去、汚れの除去、洗い、を始めとする各種処理の少なくとも1つを行うのに、図1に示すように搬送しているX方向に平行な函面に対し、固定したブラシ12の立毛または立毛束を間隔を置いて植毛し形成しているブラシ面13を前記搬送方向Xで見た断続状態にて接触させて、前記函面に働かせることにより前記処理を行う。
このように、固定されたブラシ12における間隔を置いて植毛された立毛または立毛束によるブラシ面13が、搬送される函1の搬送方向Xに平行な函面に対し前記搬送方向Xで見た断続状態にて働く処理条件は、前記した図8(a)〜(h)に示す各種ブラシ12を用いて実現するし、立毛または立毛束を間隔を置いて植毛し形成したブラシ面13を個々に持ったブラシを断続して配し固定することによっても実現し、既述した少なくともX方向に断続して位置するブラシ面13による場合同様な特徴あるブラッシングによる処理が行える。
このような函の処理方法を達成する函の処理装置としては、図1、図2に示すように函1をX方向に搬送する搬送手段11と、搬送される函1の搬送方向Xに平行な天面や側面である函面を摺擦するように函1の搬送経路14に沿って固定され、前記函面に対し立毛または立毛束を間隔を置いて植毛し形成したブラシ面13が少なくとも前記X方向での断続状態にて働くように設けられたブラシ12とを備えたものであればよく、ブラシ12による処理を自動的に安定して確実に達成することができる。また、装置は簡単で低コストなものとなる。
もっとも、ブラシ12はブラシ面13単位のものとして用いるよりも、ブラシ面13をどのような断続状態に設けるにも、必要な断続パターンを持ってブラシ面13をより長くまたはおよび広い範囲に配したブラシ12を用いるほど、より長いまたはおよび広い処理面を形成するのに手間が掛からず好適である。
図8に示す各例について説明すると、処理対象である図9に示す函1の大きさは、例えば、大瓶用で445mm×364mm×305mm、中瓶用で445mm×364mm×275mm、小瓶用で245mm×364mm×255mm、スタイニー用で445mm×364mm×255mmとなっており、例えば、それらの長辺方向の函面2つと、短辺方向の函面2つとの広い函面が処理の対象面として、ブラシ12は図8(a)〜(h)に示すようにX方向の寸法が500mm程度、函1の高さ方向Yの寸法が160mm程度であるのを、2つを縦に継ぎ足して函1の最大高さ305mmを上まわる320mm程度としたブラシ12を得、これを函1の搬送経路14に沿い函1の搬送方向Xに配列して用いればよい。しかし、これに限られないのは勿論である。
このような上下2段を、ブラシ12を用いる1単位として見て、図8(a)〜(h)に示す例について説明すると、図8(a)に示す例は、既述したブラシ面13、非ブラシ面がそれぞれ25mm単位でX方向に配列されているが、この配列がY方向には4段に位相が繰り返し変化してブラシ面13が市松模様状の配置となるようにしている。このような4段の位相差によるとY方向での同時ブラッシング位置の分散効果が高く、ブラッシング抵抗の偏り防止に有効である。図8(b)に示す例は、X方向には100mm単位にブラシ面13が断続するように配列してあり、Y方向にはブラシ面13の断続状態が2段に交互配置となる位相差を持つようにしている。ブラシ面13の繰り返しが単純化して製作しやすい。図8(c)に示す例は、ブラシ面13の断続を50mm単位と大きくした点で、図8(a)の場合と相違している。図8(d)に示す例は、ブラシ面13の断続をX方向には50mm単位とし、Y方向には2段に位相が繰り返し変化するようにした点で、図8(a)に示す場合よりもX方向の断続およびY方向での位相変化を半減させた点で相違している。図8(e)に示す例は、ブラシ面13のX方向の断続状態と、Y方向に4段階に位相が繰り返し変化する状態とを、X方向に断続させている。図8(f)に示す例は、Y方向に上から1/4幅、1/4幅、1/2幅となる上段、中段、下段の各帯域に区分し、上段帯域はブラシ面13をX方向に連続させるのに対し、中段帯域と下段帯域とでY方向寸法が長短異なるブラシ面13がX方向に位相差を持って断続するようにしている。図8(g)(h)は共にY方向の上段帯域にはブラシ面13を設けず、下段帯域だけにブラシ面13を形成して、函1の函面における高さ方向での処理の難度の違いまたはおよび処理の要、不要の違いに対応するようにしている。図8(g)に示すY方向の下段帯域では、特に、X方向に50mm単位程度のブラシ面13がそれの3倍程度以上の間隔を持った配列とするのを、Y方向3段の帯域にX方向に徐々に位相を変えて、ブラシ面13が斜め配列となるようにしてあり、図8(h)に示すY方向の下段帯域では、特に、X方向に25mm単位程度のブラシ面13が大小関係を表す不等式符号の形態をなしてX方向に繰り返すように配列されている。
ここに、ブラシ面13は、X方向の配列ピッチが小さいほど、Y方向に延びる凸条や凹条、リブなどによるX方向の凹凸ピッチが小さい函面にもよく働き高い処理能力を発揮するし、Y方向にも同様のことがいえる。特に、XY両方向に断続したブラシ面13によれば、格子状の凹凸がある函面に対しても処理機能高く、しかも、ブラッシング抵抗小さく働かせやすいし、ブラシ面13を矩形とすることにより格子状の凹凸の凹部隅にブラッシングの機械作用を及びやすくすることができる。
ここで、ブラシ面13の断続による立毛群13aの互いが干渉し合わない解放状態は、特に、函面のリブ3やシール9などの貼着物、異物などによる凹凸や段差、面荒れに対しては引っ掛かり、座屈、屈曲、復元を繰り返しながら毎時強いブラッシング力を及ぼし、函面の平坦部に対しても擦り付け度合いに応じた座屈や屈曲と、それが極限に達する都度の復元とを繰り返しながらやはり強く働く、といった立毛群13の挙動を生み、これらの挙動が、処理効率を高める要因であると思われる。
ここに、立毛群13の断続は処理対象面とする函面に対応した面積域の搬送方向寸法内で満足すべき条件となり、断続の繰り返しが多い程断続による前記挙動が得られやすいが、立毛群13の搬送方向の幅が小さくなるほどそれ単独のブラッシング力は弱くなる。従って、函面の種類、処理の種類によって適宜選択すればよい。ブラシ面13の配列パターンや配列条件を既述したように函1の処理の難度に応じて部分的に異ならせてよく、具体的には、函1の側面の下半部はシール9などの除去面となって、上半部よりも処理が困難となることに対して、上半部に対する立毛群13の配列数や配列面積を抑えて摺擦負荷を軽減しておき、その分だけ下半部に対する立毛群13の配列数や配列面積を増大して機械的なブラッシング効果を高めるようにもできる。
また、図1に示すように函面を立毛群13との引っ掛かり代または圧接代Sを持って擦り付けるのが高いブラッシング力を得るのによく、この圧接代Sは凹凸のある函面の最奥部で満足するのが好適である。これによって凹凸のある函面の最奥部に対する面処理も十分発揮することができる。圧接代Sは立毛の種類などの違いにもよるが、1つの例として5mm前後程度を基本とし好適な結果が得られた。しかし、これに限られることはなく、例えば1〜10mm程度の範疇に設定してもよい。
また、立毛に関して、その毛足長さは函1の凹凸に対する逃げと、腰の強さや弾性によるブラッシング効果とのバランスから60mm前後とするのが好適であった。しかし、これに限られることはなく、例えば40mm〜80mm程度の範疇に設定してもよい。砥粒入りの66ナイロンを素材としたとき線径を0.6mm程度に設定して好適であった。しかし、これに限られることはなく、例えば0.1mm〜1mm程度の範疇に設定してもよい。
なお、図1、図2に示す処理装置において、立毛群13と函面との間に圧接代Sを持つためには、搬送手段11により搬送される函1の函面に対し圧縮代Sを持って摺擦する図1、図2、図5に示すような位置にブラシを固定すればよいが、ビール瓶を収容する函1としては既述した場合を含め大、中、小別の種々な違いがあり、これに対応する必要がある。図6に示す例では函1の側面の最大高さに合わせたサイズのブラシ12と天面に対するブラシ12とを枠体115を上下動させて函1の高さの違いに対応し、天面に対するブラシ12はその幅サイズで、側面に対するブラシ12は枠体115に対する前後移動で函1の側面間サイズの違いに対応するようにしている。図7の例ではブラシ12をその取り付け単位ごとに天面用のブラシ12は上下させて、側面用のブラシ12は継ぎ足しブラシ12を着脱して、函1の高さの違いに対応し、天面用のブラシ12は幅サイズによって、側面に対するブラシ12は前後に移動させて函1の側面間サイズの違いに対応するようにしている。
このように、函1の搬送方向Xに平行な両側の側面および天面に対してブラシ12を対向させて処理を行うことにより、函1を下方より受けて搬送する通常搬送を可能にしながら、搬送経路14まわりに開放される搬送方向に向いた両側の側面および天面を同時に面処理することができる。また、函1の両側の側面に対向するブラシ12、12は函1が搬送経路14上で左右に逃げるのを阻止し、両側の天面に対向するブラシ12は函1が上方に浮いたりするのを阻止する働きも持たせられる。
このような通常搬送する搬送手段11としては、図1、図2に示すように、金属バーなどよりなる搬送面15上に函1を供給し、この函1を搬送面15の両側に張設した1対の搬送チエン16間に架設した周方向複数のアタッチメント17によって函1を後方から押して搬送するものとしてあり、函1を下方より支持して搬送する通常搬送状態にて、ブラシ12による既述の位置保持機能を伴い函1を確実に押し進めて、ブラシ面12aに摺擦させていくことができる。
特に、アタッチメント17は図1、図2に示すように、函1の後部の下側を押動するもので、アタッチメント17の搬送面15上へのかさ張り度が小さくなる反面、函1の搬送方向に向く前部側が浮き気味になる。しかし、函1の天面を処理対象面とするブラシ12によって抑えられるが、立毛群13が搬送方向に断続しているとその途切れ部に函1の搬送方向に直交する天面が入り込み、函1の浮き上がりおよび引っ掛かりの原因となって、函1を首尾よく搬送できないし、面処理に影響する。これに対応するのに立毛群13を搬送方向に連続させればよいが、断続させてもそれによる途切れ部に立毛群13に代わる金属などよりなる図示しない函押え部設ければよく、函1の天面に対向するブラシ12の立毛群13単独で、あるいは函押さえが協働して函1を押え続け、安定した搬送状態およびそれによる面処理を保証することができる。さらに、函1の搬送が安定するように、搬送チエン16をガイドレール21によって下方から案内するのに加え、搬送チエン16をチエン押え22によってガイドレール21上に押えるようにしてある。
なお、図1に示すように函1の凹凸のある側面に働かせるブラシ12の立毛群13は毛足を長くすることにより、リブ3などの比較的大きな凸部を乗り越えやすくして摺擦負荷を軽減し、腰の強さは立毛の材質や太さで確保するのに対し、平坦な天面に対するブラシ12の立毛群13の毛足は短くして腰を得やすくしてある。
本実施の形態での函1に対する処理は、函1を90度反転させる前後の2回行うことにより、函1の四周における平行な2辺ずつの側面および天面を90度反転の前後にて搬送方向に向けて、面処理することができる。このため、図5に示すように搬入する函1を90度反転させて搬出する反転手段25の上流側と下流側とに搬送手段11およびブラシ12の組よりなるブラシ洗浄部23、24を接続してあり、函1に対する2方向でのブラシ洗浄を自動的に連続して確実に行える。
また、図2、図5に示すようにブラシ洗浄部23の搬送手段11の上流には、この搬送手段11にタイミングベルトやチエンよりなる伝動機構41によって連動し函1を一定の間隔にて搬送手段11に送り込む切り出し手段42を接続してあり、函1の搬送手段11に機械的に連動する切り出し手段42により搬送手段11へ送り込む函1の切り出しを行うことによって、搬送手段11への函1の送り込みタイミングがずれることはなく、アタッチメント17による搬送が確実に達成される。切り出し手段42は函1のベルトコンベアなどのアタッチメントなしの搬送手段43が搬送する函1を前後2ヶ所で係止し、またその係止解除する2つのストッパ44、45と、これらストッパ44、45に係止動作および係止解除動作をさせるカム46、47よりなり、例えば、ストッパ44、45は連続した先頭2つの函1を係止した状態から、下流側のストッパ44が係止解除の状態となることにより送り出し、その後上流側のストッパ45が係止解除の状態となることで搬送を進めながらその函1を下流側のストッパ44によって一旦係止するのに併せ、後続の函1を上流側のストッパ45によって係止し、先の函1の送り出しから所定の時間経過後に下流側のストッパ44が係止解除状態となって次の函1を送り出すことを繰り返すことによって、函1を所定の間隔に切り出し搬送手段11に送り込む。なお、搬送手段11、43の間には渡りローラ48を設けて函1が落ち込みなどなく搬送手段43から搬送手段11へスムーズに渡れるようにしている。
また、前記ブラシ処理は、函1を蒸気またはおよび湯に曝す膨潤工程に続いて行うことにより、汚れ、付着ゴミや異物、シール9や支払い済みテープ9aなどの貼着物自体、およびそれらと函面との付着界面や貼着界面を膨潤させて、それらの洗い落とし、ブラシ12の摺擦による擦り取り、掻き取り、削り取り、離脱、剥離といった除去作用を高められる。このために、図5に示すように前記ブラシ処理に供する函1を蒸気または湯に曝して膨潤を図る膨潤手段51を備えている。膨潤手段51は図3、図4(a)に示すように、函1を搬送チエン52などにより搬送する搬送手段53と、搬送される函1の天面および側面に蒸気や湯を噴射する多数の図4(b)に示すようなノズル54aを持った噴射手段54とで構成され、噴射する蒸気や湯、およびそれらによる熱気や湿気のまわりへの飛散をできるだけ押えるトンネル55内で膨潤を図り、膨潤処理後の函1を切り出し手段42へ送り込む。なお、図4(c)は側面への噴射を行うノズル54aの配列例を示している。
また、図5に示すように処理後の函1のすすぎを行うすすぎ手段61をも備えており、ブラシ12による面処理後の函1に付着している、軽微な異物や汚れを洗い流すことができ、図5に示すようなノズルを用いて水などのすすぎ液を噴射すればよい。なお、トンネル55の下には排水槽56を設けて、蒸気の結露水や湯を回収し、再利用や排水ができるようにしている。
さらに、図5に示すように処理後の函1を搬入して90度反転させ搬出する反転手段71をも備えており、90度の反転を伴って四周の側面および天面につき面処理した函1につき、再度90度反転させることで、処理前の向きに戻すことができる。
リターナブルなびんを通い函に収容して流通に供した後、回収して再利用する際の自動洗浄に実用できる。
本発明の実施の形態に係る函の処理装置のブラシ洗浄部の要部を示す横断面図。 図1の装置のブラシ洗浄部とそれに函を切り出し送り込む函切り出し部との関係を示す側面図。 図1の装置の膨潤処理部を示す縦断面図である。 図3の膨潤部の横断面図、ノズル配置図、側面ノズルの配列図である。 図1の装置の全体構成を示す平面図である。 図1の装置の函のサイズに対するブラシの1つの対応例を示す横断面図である。 図1の装置の函のサイズに対するブラシの別の対応例を示す横断面図である。 ブラシの立毛群の配列パターン例を示す正面図である。 処理対象となる函の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 函
11 搬送手段
12 ブラシ
13 ブラシ面
13a 立毛群
14 搬送経路
15 搬送面
16 搬送チエン
17 アタッチメント

Claims (7)

  1. 函を搬送しながらブラシと接触させることにより磨き、粗し、削り、印刷の除去、貼着物の除去、ゴミの除去、汚れの除去、洗い、を始めとする各種処理の少なくとも1つを行う函の処理装置であって、
    搬送面上に供給される函を周方向複数のアタッチメントにより後方から押して搬送する搬送手段と、
    搬送される函の搬送方向に平行な函面をブラシ面で摺擦するように函の搬送経路に沿って固定され、かつ、前記ブラシ面は、前記立毛または立毛束を搬送方向に間隔を置いた植毛にて断続に形成されて、各ブラシ面がそれらの搬送方向幅を上回った非ブラシ面との組み合わせで1つの函面に各ブラシ面が2回以上断続して働くようにしたブラシと
    を備えたことを特徴とする函の処理装置。
  2. 函を搬送しながらブラシと接触させることにより磨き、粗し、削り、印刷の除去、貼着物の除去、ゴミの除去、汚れの除去、洗い、を始めとする各種処理の少なくとも1つを行う函の処理装置であって、
    搬送面上に供給される函を周方向複数のアタッチメントにより後方から押して搬送する第1の搬送手段と、
    複数の函を受載し連続搬送する第2の搬送手段に、搬送される連続した先頭2つの函を前後で係止、係止解除して一旦停止後開放する前後のストッパが組み合わされ、先の函を所定のタイミングで送り出した後、次に先頭となる2つの函を前後で係止、係止解除することを繰り返しながら、送り出した函を第1の搬送手段に供給する切り出し手段と、
    第1、第2の搬送手段の間に設けられて、函が落ち込むのを防止する渡りローラ、
    搬送される函の搬送方向に平行な函面、また凹凸があるとその最奥部、に対し圧接代を持ったブラシ面で摺擦するように函の搬送経路に沿って固定され、かつ、前記ブラシ面は、前記立毛または立毛束を搬送方向に間隔を置いた植毛にて断続に形成されて、各ブラシ面がそれらの搬送方向幅を上回った非ブラシ面との組み合わせで1つの函面に各ブラシ面が2回以上断続して働くようにしたブラシと
    を備えたことを特徴とする函の処理装置
  3. 前記第1の搬送手段およびブラシの組は、第1の搬送手段の搬送方向の前後段2か所に配置され、
    これら前段の第1の搬送手段およびブラシの組と、後段の第1の搬送手段およびブラシの組と、の間に配置されて、前段で処理されて搬送されてくる函を受け入れて90度反転させた後、後段に向け送り出すターン部と、
    切りだし手段の上流に配置されて、搬送する函に蒸気またはおよび湯を噴射し、函を蒸気またはおよび湯に曝して膨潤させた後、切りだし手段に向け送り出す膨潤部と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の函の処理装置
  4. 函面の上下方向で見たブラシによる処理の難度の高い部分に対応するブラシ面の面積を大きく、処理の難度の低い部分に対応するブラシ面の面積を小さく設定したことを特徴とする請求項1、2のいずれか1項に記載の函の処理装置
  5. ブラシ面は、搬送方向に断続した部分に、搬送方向に連続した部分が函の搬送方向に直角な上下方向に併存して設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の函の処理装置
  6. ブラシ面は、搬送方向とこれに交差する方向とに断続して設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の函の処理装置
  7. 前記ブラシ面の搬送方向における断続は、搬送方向に直交する方向に分割した帯域の少なくとも隣接するものどうしの間で位相差を持っている請求項1〜6のいずれか1項に記載の函の処理装置
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