JP2003071393A - カード洗浄機 - Google Patents

カード洗浄機

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JP2003071393A
JP2003071393A JP2001267408A JP2001267408A JP2003071393A JP 2003071393 A JP2003071393 A JP 2003071393A JP 2001267408 A JP2001267408 A JP 2001267408A JP 2001267408 A JP2001267408 A JP 2001267408A JP 2003071393 A JP2003071393 A JP 2003071393A
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JP
Japan
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card
cleaning
roller
hopper
cards
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JP2001267408A
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English (en)
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Yoshio Shimizu
良夫 清水
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SHIMIZU KIKAKU KK
Original Assignee
SHIMIZU KIKAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードをブラシローラへ送り込む際に滑らな
いようにして、ブラシローラ部分へのカードの送り込み
を確実に行なうことができるカード洗浄機を提供する。 【解決手段】 カード18の両面に接して回転する洗浄
用ローラ42,44と、ホッパー22に蓄積されている
カード18の下端部に当接する凸部36を有し、凸部3
6がカード18を押し上げてホッパー22内のカード1
8を1枚ずつ送り込むように駆動する送り込みベルト3
0と、洗浄用ローラ42,44および/または洗浄用ロ
ーラ42,44付近に位置するカード18へ向けて洗浄
液を噴射する洗浄液噴射手段48と、カード18に付着
している洗浄液等を掻き落とす掻き落とし手段44,4
5,56と、洗浄用ローラ42,44および掻き落とし
手段44,45,56を通過したカード18を送り出す
送り出し手段64とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードなどの
カードを洗浄するためのカード洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ICカードが多く出回るようにな
ってきている。ICカードは従来からの磁気カードと比
較してセキュリティー等の面では優れているが、高価で
あるため使用されなくなったカードは回収して再利用す
ることが行なわれる。再利用の際には、カードに付着し
た汚れを落とすことが必要になるが、人手によらずに自
動的にカードの洗浄を行なうカード洗浄機が従来から知
られている。
【0003】従来のカード洗浄機の例として、特開平9
−136068号公報、特開平10−85685号公報
に記載されているものについて、簡単に説明する。従来
のカード洗浄機は、容器の上方に洗浄すべきカードを収
納するホッパーが設けられ、ホッパーからカード出口に
かけて複数の輸送ローラと複数の洗浄用ローラが設けら
れている。洗浄用ローラは多孔質状であって、洗浄液が
貯留されている洗浄容器から複数のローラを介して洗浄
液が洗浄用ローラに伝達される。洗浄用ローラを通過し
たカードは洗浄液によって洗浄される。
【0004】また、従来のカード洗浄機には、洗浄ロー
ラを通過したカードを乾燥させるための乾燥用のヒート
ローラが設けられている。ヒートローラ内には、熱源と
なるハロゲンランプが設けられている。ヒートローラを
通過したカードは乾燥され、カード受け部に収納され
る。
【0005】一方、本発明者は、上記した従来のカード
洗浄機の欠点を解決すべく、カードを下方から上方へ向
けてローラで挟み込んで搬送しつつ洗浄用ローラでカー
ドを挟み込んで洗浄するカード洗浄機に想到した。この
カード洗浄機は、洗浄前のカードを貯留するホッパー
と、ホッパーからカードを1枚ずつ洗浄用ローラへ送り
込む送り込みローラと、洗浄したカードに付着している
洗浄液を掻き落とす掻き落とし手段と、洗浄液を掻き落
としたカードをカードを収納するスタッカへ送り出す送
り出しローラとを具備している。
【0006】このカード洗浄機は、カードの搬送を下方
から上方へ向けて行ない、洗浄液を洗浄用ローラやカー
ドにかけて洗浄するので、洗浄液は搬送されるカードの
表面を下方に向けて流れ落ちていき、カード全体に洗浄
液が行き渡りやすくなる。また、複数枚のカードが連続
して洗浄されていると、最初のうちはすでに洗浄に使用
されてやや汚れた洗浄液が流れ落ちてくるが、上方に搬
送されていくと綺麗な洗浄液で濯ぎ洗浄されることとな
り、より汚れを効果的に洗浄できるという著効が期待で
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記カード洗
浄機ではカードを上方に搬送する必要があるので、カー
ドを搬送する機構のカード保持力が強力でなくてはなら
ないという課題があった。特に、洗浄力を高めるべく界
面活性剤の含有量が多い洗浄液を用いた場合には、洗浄
前のカードを貯留したホッパー内のカードを洗浄用ロー
ラへ送り込もうとしても、送り込み用のローラとカード
表面との間が滑ってしまいカードを確実に送り込むこと
が困難であるという課題があった。
【0008】また、洗浄後のカードをスタッカへ送り出
す場合にも、カードの保持が確実でないと、送り出しロ
ーラとカード表面との間が滑ってしまい、スタッカへの
収納が困難になる可能性もあった。
【0009】そこで本発明は上記課題を解消すべくなさ
れ、その目的とするところは、カードを洗浄用ローラへ
送り込む際に滑らないようにして、洗浄用ローラ部分へ
のカードの送り込みを確実に行なうことができるカード
洗浄機、および/または洗浄後のカードをスタッカへ送
り出す際に滑らないようにして、スタッカへのカードの
収納を確実に行なうことができるカード洗浄機を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、本発明にかかる
カード洗浄機によれば、洗浄すべきカードを複数枚収納
可能なホッパーと、洗浄後のカードを複数枚収納可能な
スタッカとが、前記ホッパーが下方で前記スタッカが上
方となるように配置され、カードが下方から上方に向け
て搬送されるカード洗浄機であって、搬送されるカード
の両側にそれぞれ少なくとも1個ずつ配置され、各々カ
ードの両面に接して回転する洗浄用ローラと、前記ホッ
パーに蓄積されているカードの下端部に当接する凸部を
有し、該凸部がカードを押し上げて洗浄用ローラが設け
られている位置へホッパー内のカードを1枚ずつ送り込
むように駆動する送り込みベルトと、前記洗浄用ローラ
および/または洗浄用ローラ付近に位置するカードへ向
けて洗浄液を噴射する洗浄液噴射手段と、前記洗浄用ロ
ーラを通過したカードに付着している洗浄液等を掻き落
とす掻き落とし手段と、前記洗浄用ローラおよび掻き落
とし手段を通過したカードを前記スタッカへ収納すべく
送り出す送り出し手段とを具備することを特徴としてい
る。この構成を採用することによって、ホッパーに蓄積
されたカードは、送り込みベルトの凸部に乗って上昇し
ていく。すなわち、送り込みベルトの凸部がカードの下
端面に当接してカードを洗浄用ローラが存する方向へ送
り込むことができる。このため、カードに洗浄剤が付着
していてもカードが滑って送り込めないようなことがな
く、洗浄用ローラが設けられている部分へカードを確実
に送り込むことができる。
【0011】また、本発明にかかるカード洗浄機によれ
ば、洗浄すべきカードを複数枚収納可能なホッパーと、
洗浄後のカードを複数枚収納可能なスタッカとが、前記
ホッパーが下方で前記スタッカが上方となるように配置
され、カードが下方から上方に向けて搬送されるカード
洗浄機であって、搬送されるカードの両側にそれぞれ少
なくとも1個ずつ配置され、各々カードの両面に接して
回転する洗浄用ローラと、該洗浄用ローラが設けられて
いる位置へホッパー内のカードを1枚ずつ送り込む送り
込み手段と、前記洗浄用ローラおよび/または洗浄用ロ
ーラ付近に位置するカードへ向けて洗浄液を噴射する洗
浄液噴射手段と、前記洗浄用ローラを通過したカードに
付着している洗浄液等を掻き落とす掻き落とし手段と、
前記掻き落とし手段を通過したカードを前記スタッカへ
収納すべくカードの両面から挟み込むようにカードの両
側に少なくとも各1個ずつ設けられ、カードに当接する
表面が凹凸面に形成されている送り出しローラとを具備
することを特徴としている。この構成を採用することに
よって、カードは、送り出しローラの凹凸面の凸部に乗
り上げ、この凸部に押し上げられて確実にスタッカへ送
り出されることとなる。
【0012】また、請求項2の送り込み手段を、前記ホ
ッパーに蓄積されているカードの下端部に当接する凸部
を有し、該凸部がカードを押し上げて洗浄用ローラが設
けられている位置へホッパー内のカードを1枚ずつ送り
込むように駆動する送り込みベルトとしてもよい。この
ようにすれば、ホッパーからのカードの送り込みを確実
に行なうことができ、且つスタッカへのカードの送り出
しも確実に行なうことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1にカード洗
浄機全体の右側面図を示し、はじめに、本実施形態のカ
ード洗浄機の全体構成について説明する。カード洗浄機
20は、ホッパー22と、スタッカ24と、ホッパー2
2及びスタッカ24を取り付けている本体21と、本体
21の下部に設けられている基台25とから成る。本体
21内には、後述するようなカード18を洗浄するため
のブラシローラ等が設けられている。本体21は、脚2
6が取り付けられた基台25上に立設されている。な
お、基台25内には洗浄液を貯留しておく貯留タンク4
0が設けられている。
【0014】本体21の下部には、洗浄すべきカード1
8を収納可能なホッパー22が設けられている。ホッパ
ー22は、上方が開放された断面コの字状となるように
形成されている。ホッパー22は、本体21の下部から
前方に向けて突出しており、先端部がやや上方を向くよ
うにして設けられている。このようにホッパー22を傾
斜させて設けたことによって、ホッパー22内に収容さ
れたカード18は、本体21側に位置している方に重量
がかかるので本体21側に位置しているカード18が本
体21内に収納されていくと、自然にカード全体が本体
21側に移動して本体21側のカード18から順次本体
21内に収納されていく。なお、図面には示さないが、
ホッパー22内に収納されたカード18を本体21側に
送り込むためのローラが設けられていると、ホッパー2
2内に収納されたカード18が傾いたりしている場合で
あっても本体21へカード18を良好に送り込むことが
できる。
【0015】本体21の上部には、洗浄後のカード18
を収納するスタッカ24が設けられている。スタッカ2
4も、ホッパー22と同様に上方が開放された断面コの
字状となるように形成されている。また、スタッカ24
は、本体21から前方に向けて突出して設けられてお
り、先端部がやや上方を向くようにして設けられてい
る。
【0016】次に本体内のさらに詳細な構造について、
図2および図3に基づいて説明する。図2はカード洗浄
機の右側面図、図3はカード洗浄機の左側面図である。
ホッパー22の本体側端部22a近傍には、ホッパー2
2からカード18を取り出して上方へ送り込む送り込み
ベルト30が設けられている。送り込みベルト30は、
複数のプーリ32a〜32c,33に掛け渡されて設け
られている。複数のプーリのうちの1つは、駆動源であ
るモータ35の駆動力を受けて回転して送り込みベルト
30を駆動する原動プーリ33である。送り込みベルト
30は、ホッパー22に収納されているカード18の表
面に対して平行に駆動するように配置されている。
【0017】ここで、送り込みベルトの具体的な形状に
ついて、図4に示す。送り込みベルト30の各プーリ3
2a〜32c,33側に向かう裏面は、各プーリ32a
〜32c,33に噛合うための複数の歯37が設けられ
ている。一方、送り込みベルト30の表面(ホッパー2
2のカード18側に向く面)は、送り込むカード18の
下端部に当接してカードを送り込む凸部36が設けられ
ている。凸部36は、送り込みベルト30上で1または
複数個設けられている。凸部36が1つの送り込みベル
ト30において複数設けられている場合には、1つのカ
ードに凸部36が2つ当接しないように、凸部36同士
の配置間隔を少なくともカード1枚分の上下方向の大き
さよりも大きい間隔でとるようにする必要がある。
【0018】複数のプーリのうち、プーリ32aと32
bとは、それぞれを結ぶ直線が鉛直方向に向くように設
けられており、送り込みベルト30のプーリ32aと3
2bとの間に掛け渡された部分は、鉛直上向きに移動す
るように設けられている。この位置で送り込みベルト3
0は、ホッパー22内の本体側端部22aに位置するカ
ード18を上方に送り込むのである。
【0019】送り込みベルト30が鉛直上向きに配置さ
れた位置の上方には、カード18の表裏両面にそれぞれ
カードを挟んで対向するように1個ずつ設けられて成る
1組の搬送ローラ38が設けられている。搬送ローラ3
8は、ゴム製であってカードを両側から挟み込んで上方
へ搬送する。搬送ローラ38の上方には、洗浄用ローラ
の一例としてのブラシローラ42が配置されている。ブ
ラシローラ42もカード18の表裏両面にそれぞれカー
ド18を挟んで対向するように1個ずつ設けられて2個
で1組という構成となっている。ブラシローラ42は、
ブラシがローラ状に形成されているもので、ブラシロー
ラが回転することでカード表面の汚れを除去するように
している。
【0020】ブラシローラ42の上方には、カード表面
の洗浄液等を掻き落とす掻き落とし手段たる板状体44
が、カードを挟んで対向する位置に2枚1組となって配
設されている。この板状体44は、先端が斜め上方に向
いて配置されている。したがって、カード18が上方へ
搬送されていくときであっても、その搬送をスムーズに
行なうことができる。板状体44は、断面がほぼ三角形
状であって、カード18に当接する先端部側に向けて徐
々に肉薄となるように形成されているゴム製の部材であ
る。形状としては自動車に用いるワイパーブレードと同
じような断面をしているものである。また、板状体44
をブラシローラ42のすぐ上方に設けたことにより、ブ
ラシローラ42によってはねたり飛んだりした洗浄液を
洗浄後のカード18に再度付着しないように、洗浄液を
遮断する働きも有する。
【0021】さらに、この板状体44の上方には、下か
ら順番に、1組の搬送ローラ39、1組のブラシローラ
43および1組の板状体45がこのような順番で配置さ
れている。これらローラ群の具体的な構成および動作
は、上述してきたものと同一であるので、詳細な説明は
省略する。このように、搬送ローラ、ブラシローラ、板
状体の3種の組み合わせを搬送方向に沿って2組設置し
たので、上述してきたような洗浄工程を2段階で行なう
ことができ、より綺麗に洗浄が行なえる。
【0022】なお、図3に示すように、2組のブラシロ
ーラ42,43のうち、上方に位置するブラシローラ4
3のやや上方には、カード18を挟んで対向する位置
に、洗浄液を噴射させる噴射ノズル48が2個配設され
ている。噴射ノズル48,48はポンプ50に接続され
ており、ポンプ50の駆動により噴射される。ポンプ5
0は、供給管51を介して貯留タンク40に接続されて
おり、貯留タンク40内に貯留されている洗浄液を洗浄
ノズル48,48まで吸い上げる。
【0023】噴射ノズル48,48をこの位置に設け、
カード18に向けて洗浄液を噴射すれば洗浄液はカード
18を伝わって下方に流れ落ちてゆき、ブラシローラ4
3に至りブラシローラ43に洗浄液を含ませることがで
きる。この場合、噴射ノズル48は、カード18に対し
てだけでなく、ブラシローラ43に対しても洗浄液が噴
射されてもよく、またカード18には噴射されずにブラ
シローラ43にのみ噴射されてもよい。また、噴射とい
っても必ずしも勢いよく噴射しなくともよい。
【0024】板状体45の上方には、1組の搬送ローラ
55および2組の板状体56,56が配置されている。
ここで、カード18に付着している洗浄液等を2組の板
状体56によって掻き落とすのである。2組の板状体5
6,56の上方には、最終的にカード18表面に残留し
ている水分を排除するために、カード18の両側に対向
してそれぞれの側に1個ずつ配置された1組の弾性体ロ
ーラ58が設けられている。弾性体ローラ58は、軟質
のゴム製であって、カード18の表面を自身が弾性変形
して接触しつつ回転する。このため、板状体56でも掻
き落とせなかったわずかな水分を押し広げ、乾燥しやす
くすることができる。
【0025】なお、弾性体ローラ58が設けられている
位置に向けて送風可能な送風機60が本体21内に設け
られている。送風機60から送られる風によって、弾性
体ローラ58によって水分が絞り取られたカード18の
乾燥をさらに確実なものとすることができる。さらに、
弾性体ローラ58が設けられている位置よりも上方の位
置、すなわちスタッカ24へカード18が収納される直
前にも風を当てる送風機62が設けられている。
【0026】弾性体ローラ58の上方には、洗浄が終了
したカード18をスタッカ24内へ収納するために送り
出す送り出しローラ64が設けられている。送り出しロ
ーラ64の具体的な形状が図5に示されている。送り出
しローラ64は、カード18に接する表面にギザギザ状
の凹凸が形成されている。このように、最終的にスタッ
カ24へ収納させるローラに凹凸形状を設けたので、凹
凸にカード18の端部が乗り上げるため、確実にカード
18を上昇させてスタッカ24へ収納することができ
る。
【0027】上述してきた各搬送ローラ38,39,5
5と各ブラシローラ42,43と弾性体ローラ58と
は、モータ35を駆動源として回転駆動する。モータ3
5には駆動ベルト34が掛け渡され、この駆動ベルト3
4が複数個のプーリ37を介して各搬送ローラやブラシ
ローラ、弾性体ローラへ掛け渡されている。
【0028】洗浄液を貯留する貯留タンク40について
説明する。貯留タンク40の上面は、ブラシローラ4
2,43が設けられて洗浄が行なわれている位置におい
て開口部66が設けられており、洗浄後の洗浄液を貯留
タンク40内に落下させることができる。洗浄後の洗浄
液はカード18や各搬送ローラやブラシローラ等を伝わ
って落下する。また、この洗浄液タンク40の開口部6
6には、洗浄後のゴミ等が洗浄液タンク40内に侵入し
ないように付着物回収用のフィルター(図示せず)が取
り付けられている。このように、洗浄後の洗浄液を落下
させて貯留させておくことで、洗浄液を無駄に廃棄する
ようなことがなくコスト削減に寄与することができる。
【0029】上述してきた実施形態において、送り出し
ローラの形状はカードに当接する面にギザギザ形状であ
る凹凸が形成されたものであった。しかし、送り出しロ
ーラの形状としては、このような形態に限定されもので
はなく、他の形状であってもよい。また、凹凸形状でな
くとも、ゴム製のローラ表面に切り目を入れて用いても
良い(図示せず)。
【0030】なお、上述してきた実施形態のブラシロー
ラ42,43は、2組だけであったが一組だけを設けて
もよいし、3組以上設けてもよい。洗浄用ローラとして
はブラシローラに限定されるものではなく、他の形態の
物を用いてもよい。また、搬送ローラの数、板状体の数
などはこの実施形態に限定されるものではない。
【0031】なお、本実施形態では、送り込み手段とし
ての送り込みベルト30と、送り出し手段としての送り
出しローラ64とを両方備えた構成としたが、どちらか
一方のみを備えた構成としてもよい。さらに、本実施形
態では弾性体ローラ58や送風機60,62を設けてカ
ードの乾燥を確実化させる構成としたが、このような弾
性体ローラ58や送風機60,62はなくてもよい。
【0032】以上本発明につき好適な実施例を挙げて種
々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0033】
【発明の効果】本発明に係るカード洗浄機によれば、ホ
ッパーに蓄積されているカードの下端部に当接する凸部
を有し、凸部がカードを押し上げてブラシローラが設け
られている位置へホッパー内のカードを1枚ずつ送り込
むように駆動する送り込みベルトを備えたので、ホッパ
ーに蓄積されたカードは、送り込みベルトの凸部に乗っ
て上昇していく。すなわち、送り込みベルトの凸部がカ
ードの下端面に当接してカードを洗浄用ローラが存する
方向へ送り込むことができる。このため、カードに洗浄
剤が付着していてもカードが滑るようなことがなく、洗
浄用ローラが設けられている部分へカードを確実に送り
込むことができる。
【0034】また、本発明にかかるカード洗浄機によれ
ば、掻き落とし手段を通過したカードをスタッカへ収納
すべくカードの両面から挟み込むようにカードの両側に
少なくとも各1個ずつ設けられ、カードに当接する表面
が凹凸面に形成されている送り出しローラとを具備する
ので、カードは、凹凸面の凸部に乗り上げ、この凸部に
押し上げられて確実にスタッカへ送り出されることとな
る。
【0035】また、請求項2に記載のカード洗浄機の送
り込み手段を、ホッパーに蓄積されているカードの下端
部に当接する凸部を有し、該凸部がカードを押し上げて
洗浄用ローラが設けられている位置へホッパー内のカー
ドを1枚ずつ送り込むように駆動する送り込みベルトと
することで、カードに洗浄剤が付着していてもカードが
滑って送り込めなるようなことがなく、洗浄用ローラが
設けられている部分へカードを確実に送り込むことがで
きると共に、カードは、凹凸面の凸部に押し上げられて
確実にスタッカへ送り出されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード洗浄機全体を示す右側面図
である。
【図2】図1に示したカード洗浄機をさらに詳細に説明
する右側面図である。
【図3】図1に示したカード洗浄機をさらに詳細に説明
する左側面図である。
【図4】送り込みベルトの拡大説明図である。
【図5】送り出しローラの拡大説明図である。
【符号の説明】
20 カード洗浄機 21 本体 22 ホッパー 24 スタッカ 25 基台 26 脚 30 送り込みベルト 32,37 プーリ 33 原動プーリ 34 駆動ベルト 35 モータ 37 歯 38,39,55 搬送ローラ 40 貯留タンク 42,44 ブラシローラ 44,45,56 板状体(掻き落とし手段) 48 噴射ノズル 50 ポンプ 51 供給管 58 弾性体ローラ 60,62 送風機 64 送り出しローラ 66 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B116 AA02 AB16 BA02 BA03 BA08 BA15 BB22 CC03 3B201 AA02 AB16 BA02 BA03 BA08 BA15 BB22 BB92 CC12 CC14 5B023 BA02 BA03 FA02 HA00 JA00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄すべきカードを複数枚収納可能なホ
    ッパーと、洗浄後のカードを複数枚収納可能なスタッカ
    とが、前記ホッパーが下方で前記スタッカが上方となる
    ように配置され、カードが下方から上方に向けて搬送さ
    れるカード洗浄機であって、 搬送されるカードの両側にそれぞれ少なくとも1個ずつ
    配置され、各々カードの両面に接して回転する洗浄用ロ
    ーラと、 前記ホッパーに蓄積されているカードの下端部に当接す
    る凸部を有し、該凸部がカードを押し上げて洗浄用ロー
    ラが設けられている位置へホッパー内のカードを1枚ず
    つ送り込むように駆動する送り込みベルトと、 前記洗浄用ローラおよび/または洗浄用ローラ付近に位
    置するカードへ向けて洗浄液を噴射する洗浄液噴射手段
    と、 前記洗浄用ローラを通過したカードに付着している洗浄
    液等を掻き落とす掻き落とし手段と、 前記洗浄用ローラおよび掻き落とし手段を通過したカー
    ドを、前記スタッカへ収納すべく送り出す送り出し手段
    とを具備することを特徴とするカード洗浄機。
  2. 【請求項2】 洗浄すべきカードを複数枚収納可能なホ
    ッパーと、洗浄後のカードを複数枚収納可能なスタッカ
    とが、前記ホッパーが下方で前記スタッカが上方となる
    ように配置され、カードが下方から上方に向けて搬送さ
    れるカード洗浄機であって、 搬送されるカードの両側にそれぞれ少なくとも1個ずつ
    配置され、各々カードの両面に接して回転する洗浄用ロ
    ーラと、 該洗浄用ローラが設けられている位置へホッパー内のカ
    ードを1枚ずつ送り込む送り込み手段と、 前記洗浄用ローラおよび/または洗浄用ローラ付近に位
    置するカードへ向けて洗浄液を噴射する洗浄液噴射手段
    と、 前記洗浄用ローラを通過したカードに付着している洗浄
    液等を掻き落とす掻き落とし手段と、 前記掻き落とし手段を通過したカードを前記スタッカへ
    収納すべくカードの両面から挟み込むようにカードの両
    側に少なくとも各1個ずつ設けられ、カードに当接する
    表面が凹凸面に形成されている送り出しローラとを具備
    することを特徴とするカード洗浄機。
  3. 【請求項3】 前記送り込み手段は、 前記ホッパーに蓄積されているカードの下端部に当接す
    る凸部を有し、該凸部がカードを押し上げて洗浄用ロー
    ラが設けられている位置へホッパー内のカードを1枚ず
    つ送り込むように駆動する送り込みベルトであることを
    特徴とする請求項2記載のカード洗浄機。
JP2001267408A 2001-09-04 2001-09-04 カード洗浄機 Pending JP2003071393A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016059831A (ja) * 2014-09-12 2016-04-25 大日本印刷株式会社 カード洗浄装置およびカード作成システム
CN107900001A (zh) * 2017-11-11 2018-04-13 长沙科悦企业管理咨询有限公司 一种用于汽车零部件的清洁装置

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