JPH11290797A - ロッド洗浄機 - Google Patents

ロッド洗浄機

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Publication number
JPH11290797A
JPH11290797A JP9638298A JP9638298A JPH11290797A JP H11290797 A JPH11290797 A JP H11290797A JP 9638298 A JP9638298 A JP 9638298A JP 9638298 A JP9638298 A JP 9638298A JP H11290797 A JPH11290797 A JP H11290797A
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JP
Japan
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rod
washing basket
washing
cleaning
basket
Prior art date
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Pending
Application number
JP9638298A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Sakane
鐵男 坂根
Hideaki Matsunaga
英昭 松永
Takenari Yuki
武成 結城
Masaru Noro
勝 野呂
Mitsuru Osanawa
充 長縄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP9638298A priority Critical patent/JPH11290797A/ja
Publication of JPH11290797A publication Critical patent/JPH11290797A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗浄かご23内のロッドを、洗浄かご23に残
すことなくロッド投入口11へ投入する。 【解決手段】洗浄かご23内のロッドRをロッド投入口
11へ投入する際に、洗浄かご23が仮想線で示す持ち
上がり状態に変位された後、その持ち上がり状態から実
線で示す収容状態に戻されるときに、揺すり機構24が
所定時間だけ駆動される。これにより、洗浄かご23が
持ち上がり状態に変位された時点で、ロッドRが洗浄か
ご23に引っかかって残留していても、その残留してい
るロッドRは、洗浄かご23が揺すられることで洗浄か
ご23から外れて落下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、髪にパーマネン
トウェーブを当てる際に使用されるロッドを洗浄するた
めのロッド洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】美容院などにおいては、客の頭髪をカー
ルさせたり、頭髪に所望のウエーブをつけたりするため
に、いわゆるパーマを当てることが一般的に行われてい
る。パーマを当てる際には、ロッドと言われる細長い円
筒形状のパーマ用具が用いられる。ロッドには、太さや
長さの異なる様々な種類(約20種類)のものがあり、
この種々のロッドは、客の頭髪につけるべきカールやウ
エーブの大小に応じて使い分けされる。
【0003】パーマに使用されたロッドは、パーマ液や
抜けた頭髪などが付着しているので、この付着している
パーマ液や頭髪などを除去するために洗浄される。ま
た、洗浄後のロッドは、次に使用する際に便利なよう
に、種類ごとに仕分けされて収納される。この洗浄/仕
分け作業は、美容師や見習い生などの人手によって行わ
れており、客数の多い美容院や人手の少ない美容院など
では大きな負担となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願発明者
は、使用済みのロッドを洗浄かごの中で洗浄した後、そ
の洗浄かごを傾けることにより、従来から提案されてい
るロッド選別機(たとえば特開平9−262550号公報参
照)に洗浄後のロッドを自動投入する装置を新規に開発
した。
【0005】ところが、この新規開発した装置を試験す
るうちに、洗浄かご内のロッドがロッド選別機に投入さ
れる際に、いくつかのロッドが洗浄かごに引っかかっ
て、洗浄かごから落下しない場合があることが判明し
た。たとえば、洗浄かごには、ロッドが落下しない程度
の大きさの孔が複数形成されており、この孔にロッドが
嵌まり込むと、その嵌まり込んだロッドが、洗浄かごか
ら落下せずに残留してしまう。
【0006】この発明は、上述のような背景の下でなさ
れたものであり、その目的は、洗浄かご内のロッドを、
洗浄かごに残すことなく所定の場所に入れることができ
るロッド洗浄機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の発明は、髪にパーマネントウェーブ
を当てる際に使用されるロッドを洗浄するためのロッド
洗浄機であって、洗浄されるべきロッドを収容するため
の洗浄かごと、ロッドを洗浄するのに必要な水を溜める
ことのできるシンクと、上記洗浄かごを揺する揺すり手
段と、上記洗浄かごを、上記シンク内に収容された収容
状態と上記シンク内から一方端部側が持ち上がった持ち
上がり状態との間で変位させるための持ち上げ手段と、
この持ち上げ手段によって上記洗浄かごを持ち上がり状
態に変位させて、上記洗浄かご内のロッドを洗浄かごか
ら落下させて所定の場所へ入れる際に、上記揺すり手段
を所定時間だけ動作させる動作制御手段とを含むことを
特徴とするロッド洗浄機である。
【0008】請求項2記載の発明は、上記動作制御手段
は、上記持ち上げ手段によって上記洗浄かごが持ち上が
り状態に変位されたときから上記洗浄かごが収容状態に
戻される際に揺すり手段を動作させるものであることを
特徴とする請求項1記載のロッド洗浄機である。請求項
3記載の発明は、上記動作制御手段は、上記持ち上げ手
段によって上記洗浄かごが持ち上がり状態に変位された
状態で揺すり手段を動作させるものであることを特徴と
する請求項1記載のロッド洗浄機である。
【0009】以上の構成によれば、洗浄かごを持ち上が
り状態に変位させて、洗浄かご内のロッドを所定の場所
へ移す際に、洗浄かごが持ち上がり状態に変位された
後、揺すり手段が所定時間だけ動作されて洗浄かごが揺
すられる。具体的には、請求項2に記載されているよう
に、洗浄かごが持ち上がり状態から収容位置に戻される
際に、揺すり手段が所定時間だけ動作される。また、請
求項3に記載されているように、洗浄かごが持ち上がり
状態に変位された状態で、揺すり手段が所定時間だけ動
作される。
【0010】これにより、洗浄かごが持ち上がり状態に
変位された時点で、ロッドが洗浄かごに引っかかって残
留していても、その残留しているロッドは、洗浄かごが
揺すられることで洗浄かごから外れて落下する。したが
って、その後に洗浄かごが収容状態に戻された時点で洗
浄かご内にロッドが残留していることがなく、洗浄かご
内に収容されたいたすべてのロッドを所定の場所に移す
ことができる。
【0011】請求項4記載の発明は、髪にパーマネント
ウェーブを当てる際に使用されるロッドを洗浄するため
のロッド洗浄機であって、洗浄されるべきロッドを収容
するための洗浄かごと、ロッドを洗浄するのに必要な水
を溜めることのできるシンクと、上記洗浄かごを、上記
シンク内に収容された収容状態と上記シンク内から一方
端部側が持ち上がった持ち上がり状態との間で変位させ
るための持ち上げ手段と、上記洗浄かご内のロッドを所
定の場所へ移す際に、上記持ち上げ手段によって上記洗
浄かごを収容状態と持ち上がり状態との間で複数回往復
させる往復動作制御手段とを含むことを特徴とするロッ
ド洗浄機である。
【0012】この構成によれば、洗浄かごが収容状態と
持ち上がり状態との間で複数回往復されることにより、
洗浄かご内に収容されたロッドが所定の場所に移され
る。これにより、1回目に洗浄かごを持ち上げたとき
に、洗浄かごから落下しないロッドが存在しても、その
ロッドは洗浄かごが再び持ち上げられたときに、洗浄か
ごから落下して所定の場所に移される。したがって、洗
浄かご内のロッドを、洗浄かご内に残すことなく所定の
場所に移すことができる。
【0013】請求項5記載の発明は、上記洗浄かごを揺
する揺すり手段と、少なくとも初めて上記洗浄かごが収
容状態に戻されたときに、上記揺すり手段を所定時間だ
け動作させる揺すり動作制御手段とをさらに含むことを
特徴とする請求項4記載のロッド洗浄機である。この構
成によれば、洗浄かごが収容状態に一旦戻されたときに
洗浄かごに引っかかったロッドが存在していても、収容
状態に戻された洗浄かごが揺すり手段によって揺すられ
ることにより、そのロッドの洗浄かごへの引っかかりは
解除される。そして、その後に洗浄かごが再び持ち上げ
られたときに、洗浄かごから外れたロッドは所定の場所
に移される。したがって、洗浄かご内のロッドを、洗浄
かご内に残すことなく所定の場所へ移すことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係るロッド洗浄機が適用されたロッ
ド洗浄選別機の内部構成を示す簡略化された断面図であ
る。このロッド洗浄選別機は、パーマをかける際に使用
された略円筒形状のロッドRを洗浄し、さらに洗浄後の
ロッドRをサイズ(種類)別に分類することができるも
のであり、その外観形状を構成するハウジング1と、ハ
ウジング1の上部に設けられたロッド洗浄機としての洗
浄装置2と、洗浄装置2の下方に設けられた選別装置3
と、この選別装置3のさらに下方に設けられた複数個の
収納容器4とを有している。使用済みのロッドRは、洗
浄装置2によって洗浄された後、ハウジング1の上面に
形成されたロッド投入口11を介して選別装置3へ投入
され、選別装置3によってサイズ別に仕分けされて、収
納容器4のいずれかに収納される。
【0015】洗浄装置2は、内部に温水(洗浄水)を溜
めることのできるシンク20を備えている。このシンク
20は、ハウジング1の上面に形成されたロッド投入口
11の図1における左側に配置されており、その開放さ
れた上端縁がハウジング1の上面に連結されている。シ
ンク20の側壁には、図外の給湯設備から供給される温
水をシンク20内に吐出するための自動給水口21が形
成されており、ロッドRの洗浄に必要な温水は、この自
動給水口21から自動で供給されるようになっている。
また、シンク20の奥側には、シンク20を通常の流し
として使用することができるように、上記給湯設備から
供給される温水および図外の給水設備から供給される冷
水を所望の割合で混合するための混合水栓22aと、こ
の混合水栓22aで作成された所望温度の水を吐出する
ための手動注水口22bとが配置されている。
【0016】洗浄装置2はまた、シンク20の内部に設
けられた洗浄かご23と、洗浄かご23を揺するための
揺すり機構24と、洗浄かご23を持ち上げて、洗浄か
ご23内のロッドRをロッド投入口11投入するための
持ち上げ機構25とを備えている。洗浄かご23は、上
面が開放された容器状に形成されており、その内部に洗
浄すべきロッドRをたとえば200本程度収容すること
ができるようになっている。洗浄かご23の底面および
側面には、シンク20内に溜められた洗浄水が流通可能
であり、かつ、内部に収容される最小のロッドRが脱落
しないような大きさの孔(図示せず)が多数形成されて
いる。また、洗浄かご23の図1における右側面は、洗
浄かご23からロッドRがスムーズに落下するように、
洗浄かご23の底面に対して傾斜している。
【0017】揺すり機構24には、シンク20とロッド
投入口11との境界付近に配置された軸受71に支持さ
れて、実線と仮想線との間で揺動可能な揺動部材72
と、この揺動部材72を揺動させるための駆動機構73
とが備えられている。揺動部材72は、シンク20の前
後方向(図1の紙面に垂直な方向)に延びた軸状の部材
であり、軸受71に支持された後方部分の軸心に対して
前方部分72aの軸心が偏心するようにクランク状に屈
曲されている。一方、洗浄かご23は、シンク20内に
セットされた状態でロッド投入口11側に位置する端縁
が、揺動部材72の前方部分72aに対して回動および
着脱可能に構成されている。これにより、洗浄かご23
を係合軸72aに係合させた状態で揺動部材72を揺動
させて、洗浄かご23をシンク20内でロッド投入口1
1に近接/離間する方向(図1における左右方向)に往
復動させることができる。また、洗浄かご23の係合軸
72aへの係合を解除して、洗浄かご23をシンク20
から取り出すことにより、シンク20を通常の流しとし
て使用することができる。
【0018】持ち上げ機構25には、シンク20の側壁
に配置された軸受81に支持されて、実線で示す収容位
置と仮想線で示す持ち上げ位置との間で揺動可能な持ち
上げ部材82と、この持ち上げ部材82を揺動させるた
めの駆動機構83とが備えられている。持ち上げ部材8
2は、シンク20の前後方向(図1の紙面に垂直な方
向)に延びた軸状の部材であり、軸受81に支持された
後方部分の軸心に対して前方部分82aの軸心が偏心す
るようにクランク状に屈曲されている。駆動機構83に
よって持ち上げ部材82が収容位置から持ち上げ位置に
向けて回転されると、その回転の過程で持ち上げ部材8
2の前方部分82aが実線で示す収容状態の洗浄かご2
3の右側面に当接して、持ち上げ部材82によって洗浄
かご23が持ち上げられる。その結果、洗浄かご23
は、揺動部材72の先端部分72aを中心として回転
し、仮想線で示す左上がりに傾いた持ち上がり状態に変
位される。これにより、洗浄かご23内に収容されてい
るロッドRが、洗浄かご23から落下し、ロッド投入口
11を介して選別装置3へ投入される。
【0019】選別装置3は、ロッド投入口11から投入
されたロッドRが溜められるホッパ30と、このホッパ
30に溜められたロッドRを順次に乗せて、所定の方向
に搬送するための搬送機構31と、搬送機構31によっ
て搬送されてくるロッドRをサイズ別に選別するための
選別板32と、選別板32によって選別されたロッドR
をそれぞれ対応する収納容器4へ導くための仕分け部3
3とを有している。
【0020】搬送機構31は、ハウジング1内のほぼ中
央に配置されており、ホッパ30は、その右側に隣接し
て配置されている。ホッパ30の左側面の下端部には、
搬送機構31によってホッパ30内のロッドRを搬出す
ることができるように開口30aが形成されている。ま
た、ホッパ30の右側面および底面は、ロッド投入口1
1から投入されたロッドRが開口30a(搬送機構3
1)へ上手く導かれるように湾曲形成されている。
【0021】搬送機構31は、一辺が略水平方向に沿う
三角形の各頂点に対応する位置に設けられたローラ34
a,34b,34cと、この3つのローラ34a,34
b,34cに巻き掛けられたベルト35とを備えてい
る。3つのローラ34a,34b,34cに巻き掛けら
れたベルト35は、ホッパ30に形成された開口30a
に対向して略鉛直方向に延びた鉛直部分と、この鉛直部
分の上端から左斜め下方に向けて延びた傾斜部分と、傾
斜部分の下端と鉛直部分の下端とを連結する略水平方向
に延びた水平部分とを有している。ベルト35は、ロー
ラ34aに入力されるベルトモータM1の駆動力によっ
て、その鉛直部分が上方ヘ移動する方向(矢印A方向)
に沿って走行されるようになっている。
【0022】ベルト35の外周面には、多数枚の捕獲板
36が互いに所定間隔を置いてベルト35とほぼ垂直に
取り付けられている。ホッパ30内にロッドRが貯留さ
れた状態でベルト35が矢印A方向に走行されると、ホ
ッパ30に溜まったロッドRは、ベルト35の鉛直部分
から張り出した捕獲板36にすくい取られて、その捕獲
板36上にベルト35の幅方向(図1の紙面に垂直な方
向)に沿う状態で載置される。捕獲板36上に捕獲され
たロッドRは、ベルト35の走行によって上方へ向けて
搬送され、ローラ34bの周面に沿って搬送方向が左斜
め下方へ曲げられて、ベルト35の傾斜部分を搬送され
ることにより、搬送機構31の下方に配置された選別板
32上に導かれる。
【0023】選別板32は、ベルト35の下方に、ベル
ト35の水平部分とほぼ平行に設けられている。選別板
32には、搬送機構31によって搬送されてくるロッド
Rをサイズ別に選別するために、複数のスリット37が
ロッドRの搬送方向に並べて形成されている。スリット
37は、ロッドRの搬送方向に直交する方向に長く形成
されており、その短手方向の幅がロッドRの外径にほぼ
等しい幅に設定されている。また、スリット37は、ロ
ッドRの搬送方向の下流側にいくにつれて、その短手方
向の幅が長くなるように形成されている。これにより、
搬送機構31によって搬送されてくるロッドRは、選別
板32の図1における左端に乗り、捕獲板36に押され
て選別板32上を転がりつつ移動し、そのロッドRの外
径とほぼ等しい幅を有するスリット37に対向したとき
にスリット37から落下する。
【0024】選別板32の下方には、摺動板モータM2
によって選別板32の下面に沿って往復動される摺動板
38が配設されている。摺動板38には、選別板32の
各スリット37に対向する位置に、スリット37よりも
少し大きい押上開口39が形成されている。これによ
り、たとえば、スリット37の幅よりも大きいロッドR
がスリット37に嵌まり込んだ場合に、その嵌まり込ん
だロッドRを押上開口39の周縁部で押し上げて選別板
32上に戻すことができる。選別板32上に戻されたロ
ッドRは、選別板32上を再び搬送されて、その外径に
対応した適切なスリット37から落下する。
【0025】スリット37から落下するロッドRは、各
スリット37に対応して仕分け部33内に形成された仕
分け路33aを通って、仕分け部33の下方に並設され
た収納容器4に収納される。この収納容器4は、ハウジ
ング1に対して挿抜可能に構成されており、収納容器4
内に収納されたロッドRを使用する際には、ハウジング
1から収納容器4ごと取り出すことができる。
【0026】図2は、ロッド洗浄選別機の水路構造を簡
略化して示す図である。図外の給湯設備および給水設備
から供給される温水および冷水は、それぞれ給湯管51
および給水管52を通って混合水栓22aへ与えられる
ようになっている。給湯管51の途中部には、給湯管5
1内を流れる温水を自動給水口21へ導くための給湯枝
管53が分岐して形成されている。給湯枝管53の途中
部には、たとえば電磁弁で構成される給湯弁54が介装
されており、この給湯弁54を開成することによって、
給湯管51内の温水を給湯枝管53に分流させて、ロッ
ドRの洗浄に必要な温水を自動給水口21からシンク2
0内に供給することができる。
【0027】シンク20には、シンク20に溜められた
温水の水量を検出するための水位スイッチ55が配設さ
れている。水位スイッチ55は、たとえば、シンク21
内の水位に伴って上下するフロート55aを有するフロ
ートスイッチで構成されており、シンク20内の水位が
破線で示す規定位置まで上昇して、フロート55aが実
線で示す位置まで上昇するとオン信号を出力する。自動
給水口21からシンク20内に温水が自動供給される際
には、水位スイッチ55からオン信号が出力されたこと
に応答して給湯弁54が閉成される。
【0028】シンク20の底面には、シンク20を通常
の流しとして使用する際に、手動注水口22bからシン
ク20に供給される温水または冷水を排水するための第
1排水口56と、ロッドRの自動洗浄時にシンク20内
に溜められた温水を排水するための第2排水口57とが
形成されている。第1排水口56には、第1排水口56
を閉塞するための排水口ふた56aを着脱できるように
なっている。
【0029】第1排水口56の下方には、排水トラップ
58が連設されている。この排水トラップ58には、ハ
ウジング1(図1参照)外へ延びた排水管59が接続さ
れている。一方、第2排水口57には、先端が排水ポン
プP1の吸込口に接続された導出管60が接続されてい
る。排水ポンプP1の吐出口には、先端が排水管59に
接続された排水枝管61が接続されている。排水枝管6
1は、逆U字状に屈曲されており、その屈曲部分が破線
で示す規定水位よりも高くされている。
【0030】この構成により、ロッドRの自動洗浄時に
は、排水口ふた56aで第1排水口56を閉塞した状態
で、自動給水口21からシンク20内に温水を供給する
ことにより、ロッドRの洗浄に必要な温水をシンク20
内に溜めることができる。また、シンク20内に温水を
溜めた状態で排水ポンプP1を駆動させることにより、
シンク20内の温水を強制排水することができる。一
方、シンク20を通常の流しとして使用する際には、排
水口ふた56aを外しておくことにより、手動注水口2
2bからシンク20に供給される温水または冷水を第1
排水口56から自然排水することができる。
【0031】導出管60の途中には、リターン管62が
分岐して形成されている。リターン管62の先端は、シ
ンク20の側壁の上部に設けられたシャワーノズル63
に接続されている。また、リターン管62の途中には、
シンク20内に溜められた温水を第2排水口57を介し
て汲み出して、その汲み出した温水をシャワーノズル6
3に送るためのシャワーポンプP2が介装されている。
ロッドRの洗浄時には、シャワーポンプP2が駆動され
て、シンク20内から汲み出された温水がシャワーノズ
ル63から噴出される。その結果、シンク20内に溜め
られた温水に水流が形成され、この水流によってロッド
Rが撹拌されて、ロッドRがむらなく良好に洗浄され
る。
【0032】なお、シャワーノズル63は、洗浄時にシ
ンク20内に溜められる温水の水位(破線で示す規定水
位)よりも高い位置に設けられているのが好ましい。こ
うすると、シャワーノズル63から噴出される温水がロ
ッドRに直接かかるうえに、シャワーノズル63から噴
出する温水がシンク20内に溜められた温水の水面に勢
いよく入射して、シンク20内の温水により強い水流が
形成されるので、ロッドRをより良好に洗浄することが
できる。
【0033】参照符号64は、シンク20の上端から温
水や冷水が溢れ出すのを防止するための溢水口であり、
この溢水口64から流出する温水や冷水は、先端が排水
トラップ58に接続された溢水管65および排水管59
を介して排水される。図3は、揺すり機構24および持
ち上げ機構25の構成を示す図であり、このロッド洗浄
選別機の背後側から見た状態を示している。
【0034】揺すり機構24に備えられた駆動機構73
には、揺動部材72を揺動させるための駆動力を発生す
る洗浄モータM3が備えられている。洗浄モータM3
は、その出力軸74がロッド洗浄選別機の前後方向(図
3の紙面に垂直な方向)に沿って延びるように設けられ
ている。洗浄モータM3の出力軸74には、平面長方形
状の第1アーム75が固定されており、この第1アーム
75の先端には、出力軸74と平行な回転軸まわりの回
動が自在であるように連結棒76が取り付けられてい
る。
【0035】一方、揺動部材72のシンク20(図1参
照)の背後側に突出した端部には、平面長方形状の第2
アーム77の一端が取り付けられている。第2アーム7
7の他端には、第1アーム75に連結された連結棒76
の先端が回動自在に連結されており、これにより、第1
アーム75、連結棒76および第2アーム77によって
洗浄モータM3の駆動力を揺動部材72に伝達するため
のてこクランク機構が構成されている。したがって、洗
浄モータM3が駆動されると、第1アーム75の回転に
伴って第2アーム77が揺動し、その結果、第2アーム
77が連結された揺動部材72が破線と仮想線との間で
揺動する。
【0036】持ち上げ機構24に備えられた駆動機構8
3は、持ち上げ部材72を揺動させるための駆動力を発
生する持ち上げモータM4と、持ち上げモータM4の駆
動力を持ち上げ部材82に伝達するためのてこクランク
機構とを備えている。具体的に説明すれば、持ち上げモ
ータM4の出力軸84には、平面長方形状の第1アーム
85が固定されており、この第1アーム85の先端に
は、出力軸84と平行な回転軸まわりの回動が自在であ
るように連結棒86の一端が取り付けられている。連結
棒86の他端には、平面長方形状の第2アーム87の一
端が連結棒86に対して回動自在に連結されている。第
2アーム87の他端は、持ち上げ部材82のシンク20
の背後側に突出した端部に取り付けられている。この構
成により、洗浄モータM4が正逆回転されると、第1ア
ーム85の揺動に伴って第2アーム87が揺動し、その
結果、第2アーム87が連結された持ち上げ部材82が
破線で示す収容位置と仮想線で示す持ち上げ位置との間
で揺動する。
【0037】持ち上げ部材82が収容位置に変位された
ときに、第1アーム85の先端部(連結棒86が連結さ
れている側の端部)が対向する位置には、第1アーム8
5の先端部の接近に応答してオン信号を出力する下位置
スイッチ88が配設されている。また、持ち上げ部材8
2が持ち上げ位置に変位されたときに、第1アーム85
の先端部が対向する位置には、第1アーム85の先端部
の接近に応答してオン信号を出力する上位置スイッチ8
9が配設されている。したがって、下位置スイッチ88
および上位置スイッチ89からの出力信号に基づいて、
持ち上げ部材82の位置を検知することができる。
【0038】なお、上記した下位置スイッチ88および
上位置スイッチ89に代えて、投光−受光素子の対から
なる2対の透過型センサを、持ち上げ部材82が収容位
置および持ち上げ位置に変位されたときに、第1アーム
85によって光路が遮られるような位置にそれぞれ配設
することにより、持ち上げ部材82の位置を検知するた
めの手段が構成されてもよい。
【0039】図4は、このロッド洗浄選別機の電気的構
成を示すブロック図である。このロッド洗浄選別機に
は、制御中枢としてのマイクロコンピュータ100が備
えられている。マイクロコンピュータ100には、ロッ
ドRの洗浄および選別を開始するための洗浄/選別スタ
ートキー101や、ロッドRの選別のみを指定して開始
するための選別スタートキー102からの指令信号が入
力される。この洗浄/選別スタートキー101および選
別スタートキー102は、たとえば、図1に示すハウジ
ング1の上面のロッド投入口11の奥側に配設されてい
る。
【0040】マイクロコンピュータ100にはまた、シ
ンク20内の水位が予め定める規定水位に達したことを
検出するための水位スイッチ55や、持ち上げ部材82
の収容位置および持ち上げ位置への変位を検出するため
の下位置スイッチ88および上位置スイッチ89からの
出力信号が与えられるようになっている。マイクロコン
ピュータ100は、上述の各入力信号に基づき、また、
内蔵されたメモリに記憶されたプログラムに従って、ベ
ルトモータM1、摺動板モータM2、洗浄モータM3、
持ち上げモータM4、排水ポンプP1およびシャワーポ
ンプP2の駆動や、給湯弁54の開閉を制御する。
【0041】図5および図6は、このロッド洗浄選別機
の動作の流れを示すフローチャートである。このロッド
洗浄選別機においては、洗浄/選別スタートキー101
が押された場合には、ロッドRを洗浄するための洗浄行
程と洗浄後のロッドRを選別するための選別行程とが順
次に実行され、選別スタートキー102が押された場合
には、上記選別行程のみが実行される。
【0042】使用済みのロッドRが洗浄かご23に入れ
られて、洗浄/選別スタートキー101が押されると
(ステップS1)、下位置スイッチ88の状態が調べら
れて、持ち上げ部材82が図1に実線で示す収容位置に
あるか否かが判断される(ステップS2)。持ち上げ部
材82が収容位置にある場合、すなわち、下位置スイッ
チ88がオン状態の場合には、持ち上げモータM4はオ
フ状態のまま(ステップS3)、給湯弁54が開成され
て、シンク20内への温水の供給が開始される(ステッ
プS5)。一方、持ち上げ部材82が収容位置にない場
合、すなわち、下位置スイッチ88がオン状態でない場
合には、持ち上げモータM4が逆転されて(ステップS
4)、持ち上げ部材82が収容位置に戻された後、シン
ク20内に温水を供給するために給湯弁54が開成され
る(ステップS5)。
【0043】給湯弁54の開成後は、水位スイッチ55
の状態が常に監視されている(ステップS6)。そし
て、シンク20への給湯が進み、シンク20内の水位が
図2に破線で示す規定水位に到達して、水位スイッチ5
5がオフからオンに切り替わると(ステップS6でYE
S)、給湯弁54が閉成され、シンク20への給湯が停
止される(ステップS7)。
【0044】こうしてシンク20への給湯が完了する
と、次に、洗浄モータM3およびシャワーポンプP2が
駆動される(ステップS8)。これにより、ロッドRを
収容した洗浄かご23が水中で往復動されるとともに、
シャワーノズル63から温水が勢いよく吹き出して、シ
ンク20に溜められた温水に水流が発生し、その水流に
よって洗浄かご23内のロッドRが洗浄される。
【0045】洗浄モータM3およびシャワーポンプP2
の駆動開始から予め定められた洗浄時間が経過すると
(ステップS9)、シャワーポンプP2の駆動が停止さ
れる(ステップS10)。そして、排水ポンプP1が駆
動されて、シンク20内に溜められた温水が排水される
(ステップS11)。このとき、洗浄モータM3はまだ
駆動されており、これにより、洗浄かご23やロッドR
に付着した水分が振り落とされる。排水ポンプP1によ
る排水時間は、規定水位まで溜められた温水をシンク2
0から排水するのに十分な時間に設定されており、排水
ポンプP1は、駆動開始から上記排水時間が経過した時
点で停止される(ステップS12)。また、排水ポンプ
P1の停止と同時に洗浄モータM3も停止されて(ステ
ップS13)、1回目の洗浄行程が終了する。
【0046】その後、上述した洗浄行程が再び行われ
る。すなわち、1回目の洗浄行程が終了すると、ステッ
プS14で洗浄行程が2回繰り返されたか否かの判断が
否定され、ステップS14からステップS5へ戻り、上
述したステップS5〜S13の処理が再び行われる。こ
うして洗浄行程が2回繰り返されると、図5に示す処理
から図6に示す処理へと移り、後述するホッパ投入動作
が開始されて、洗浄かご23内に収容されているロッド
Rがロッド投入口11からホッパ30に投入される(ス
テップS15)。また、ホッパ投入動作と並行して、ベ
ルトモータM1および摺動板モータM2の駆動が駆動さ
れて選別行程が開始される(ステップS16)。なお、
選別スタートキー102が押された場合には(ステップ
S17)、このステップS16から処理が開始される。
【0047】その後、選別行程が開始されてから予め定
める選別時間が経過すると(ステップS17)、そのと
き駆動されているすべての負荷、つまりベルトモータM
1および摺動板モータM2が停止されて(ステップS1
9)、このロッド洗浄選別機の動作が終了する。上記選
別時間は、たとえば200本のロッドRを選別するのに
十分な時間に設定されており、選別行程が終了した時点
では、ホッパ30に投入されたすべてのロッドRが選別
されて、サイズ別に収納容器4に収容されている。
【0048】図7は、ホッパ投入動作の一例を示すフロ
ーチャートである。図6に示すステップS15でホッパ
投入動作が開始されると、持ち上げモータM4が正転駆
動されて、持ち上げ部材82が図1に実線で示す収容位
置から図1に仮想線で示す持ち上げ位置に向けて変位さ
れる(ステップT1)。この過程で、収容状態の洗浄か
ご23が持ち上げ部材82によって持ち上げられ、洗浄
かご23内に収容されているロッドRが徐々に落下し
て、ロッド投入口11からホッパ30へ投入される。
【0049】その後、持ち上げ部材82が持ち上げ位置
に到達し、上位置スイッチ89がオフからオンに切り替
わると(ステップT2)、洗浄モータM3が駆動され
て、揺動部材72が所定時間(たとえば1秒間)だけ揺
動される(ステップT3,T4,T5)。この実施形態
においては、ステップT3〜T5の処理が動作制御手段
の機能に相当している。
【0050】また、この洗浄モータM3の駆動と並行し
て、持ち上げモータM4が逆転駆動され(ステップT
6)、持ち上げ位置に変位されている持ち上げ部材82
が収容位置へ戻される。その結果、持ち上げ部材82に
よって持ち上がり状態まで持ち上げられていた洗浄かご
23が、洗浄モータM3による揺動部材72の揺動によ
って揺すられつつシンク20内に戻される。これによ
り、持ち上げ部材82が持ち上げ位置に到達した時点
で、ロッドRが洗浄かご23に形成されている孔などに
引っかかって残留していても、その残留しているロッド
Rは、洗浄かご23が揺すられることで洗浄かご23か
ら外れて落下する。ゆえに、洗浄かご23がシンク20
内の収容状態に戻された時点で、洗浄かご23内にロッ
ドRが残留しているおそれがない。
【0051】その後、持ち上げ部材82が収容位置に到
達し、下位置スイッチ88がオン状態に切り替わると
(ステップT7でYES)、持ち上げモータM4の駆動
が停止されて(ステップT8)、このホッパ投入動作が
終了する。以上のように、この図7に示すホッパ投入動
作制御では、持ち上げ部材82によって持ち上げられた
洗浄かご23をシンク20内に戻す際に、揺動部材72
を所定時間だけ揺動させて洗浄かご23を揺することに
より、ロッドRが洗浄かご23に引っかかって残留する
のが防止されている。これにより、洗浄かご23内のす
べてのロッドRを、洗浄かご23に残すことなくロッド
投入口11(ホッパ30)へ投入することができる。
【0052】なお、揺動部材72による洗浄かご23の
揺動は、必ずしも洗浄かご23をシンク20内の収容状
態に戻す過程で行われる必要はなく、たとえば、持ち上
げ部材82が持ち上げ位置に到達した時点で持ち上げモ
ータM4を一時停止させて、洗浄かご23が持ち上がり
状態で停止された状態で行われてもよい。この場合に
も、図7に示す制御と同様な作用効果を奏することがで
きる。
【0053】図8は、ホッパ投入動作の他の例を示すフ
ローチャートである。この図8に示すホッパ投入動作に
おいては、図6に示すステップS15でホッパ投入動作
が開始されると、持ち上げモータM4が正転駆動され
て、持ち上げ部材82が収容位置から持ち上げ位置に向
けて変位される(ステップE1)。この過程で、収容状
態の洗浄かご23が持ち上げ部材82によって持ち上げ
られ、洗浄かご23内に収容されているロッドRが徐々
に落下して、ロッド投入口11からホッパ30へ投入さ
れる。
【0054】その後、持ち上げ部材82が持ち上げ位置
に到達し、洗浄かご23が持ち上がり状態になると(ス
テップE2)、持ち上げモータM4が逆転駆動される。
これにより、持ち上げ部材82が持ち上げ位置から収容
位置に戻され、洗浄かご23が持ち上げ状態から収容状
態に戻される(ステップE3)。そして、持ち上げ部材
82が収容位置に到達すると(ステップE4)、持ち上
げ部材82が収容位置に2回戻されたか否かが判断され
る(ステップE5)。このとき、持ち上げ部材82が収
容位置に初めて戻されたから、ステップE5の判断は否
定される。
【0055】ステップE5の判断が否定されると、逆転
駆動されている持ち上げモータM4が停止されるととも
に、洗浄モータM3が駆動されて、揺動部材72が揺動
される(ステップE6)。これにより、シンク20内の
収容状態に戻された洗浄かご23が、揺動部材72の揺
動に伴って揺らされるので、このとき洗浄かご23に形
成されている孔などに引っかかっているロッドRは、そ
の洗浄かご23への引っかかりが解除される。洗浄モー
タM3の駆動は、駆動開始から所定時間(たとえば3秒
間)が経過した時点で停止される(ステップE7,E
8)。
【0056】洗浄モータM3の駆動が停止されると、処
理はステップE8からステップE1へと戻り、持ち上げ
モータM4が正転駆動されて、洗浄かご23が再び持ち
上げられる。これにより、上述のステップE6で洗浄か
ご23が揺らされることによって洗浄かご23から外れ
たロッドRが、洗浄かご23から落下してロッド投入口
11へ投入される。その後、持ち上げ部材82が収容位
置に戻されて、洗浄かご23が収容状態に戻されると、
持ち上げ部材82が収容位置に2回戻されたか否かが再
び判断される(ステップE5)。このとき、持ち上げ部
材82が収容位置に戻されるのは2回目であるから、ス
テップE5の判断は肯定されてステップE9へと進み、
持ち上げモータM4の駆動が停止されて、この図8に示
すホッパ投入動作が終了する。
【0057】なお、この実施形態においては、ステップ
E1〜E5の処理が往復動作制御手段の機能に相当し、
ステップE6〜E8の処理が揺すり動作制御手段の機能
に相当している。以上のように、この図8に示すホッパ
投入動作においては、洗浄かご23が2回持ち上げられ
ることによって、洗浄かご23内のロッドRがロッド投
入口11へ投入される。これにより、1回目に洗浄かご
23を持ち上げたときに、洗浄かご23から落下しない
ロッドRが存在しても、そのロッドRは2回目に洗浄か
ご23が持ち上げられたときに、洗浄かご23から落下
してロッド投入口11へ投入される。
【0058】また、このホッパ投入動作においては、洗
浄かご23が収容状態に一旦戻されたときに、その戻さ
れた洗浄かご23がシンク20内で揺すられることによ
り、このとき洗浄かご23に形成された孔などに引っか
かっているロッドRは、その洗浄かご23への引っかか
りが解除される。そして、その後に洗浄かご23が再び
持ち上げられたときに、洗浄かご23から外れたロッド
Rはロッド投入口11へ投入される。これにより、洗浄
かご23内のすべてのロッドRを、洗浄かご23内に残
すことなくロッド投入口11へ投入することができる。
【0059】なお、この図8に示すホッパ投入動作にお
いては、洗浄かご23が収容状態と持ち上がり状態との
間を2往復されるとしたが、洗浄かご23の往復回数は
2回に限らず、収容状態と持ち上がり状態との間を3往
復以上されてもよい。この発明の実施の形態の説明は以
上の通りであるが、この発明は、上述した実施形態に限
定されるものではない。たとえば、上述の実施形態にお
いては、洗浄かご23を揺するための揺すり機構24の
例として、洗浄かご23をロッド洗浄選別機の左右方向
に揺する構成を取り上げて説明しているが、揺すり機構
24は、洗浄かご23をロッド洗浄選別機の前後方向に
揺するものであってもよい。
【0060】また、ホッパ投入動作は、必ずしも上述し
た態様で実行される必要はなく、たとえば、図7に示す
ホッパ投入動作が2回繰り返されてもよい。また、図7
に示すホッパ投入動作が2回繰り返される場合に、洗浄
かご23がシンク20内に一旦戻されたときに揺すられ
るようにしてもよい。その他、特許請求の範囲に記載さ
れた技術的事項の範囲内において、種々の設計変更を施
すことが可能である。
【0061】
【発明の効果】この発明によれば、洗浄かご内のロッド
を、洗浄かご内に残すことなく所定の場所へ入れること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るロッド洗浄機が適
用されたロッド洗浄選別機の内部構成を示す簡略化され
た断面図である。
【図2】上記ロッド洗浄選別機の水路構造を簡略化して
示す図である。
【図3】揺すり機構および持ち上げ機構の構成を示す図
である。
【図4】上記ロッド洗浄選別機の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図5】上記ロッド洗浄選別機の動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図6】上記ロッド洗浄選別機の動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図7】ホッパ投入動作の一例を示すフローチャートで
ある。
【図8】ホッパ投入動作の他の例を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
2 洗浄装置(ロッド洗浄機) 20 シンク 23 洗浄かご 24 揺すり機構(揺すり手段) 25 持ち上げ機構(持ち上げ手段) 100 マイクロコンピュータ R ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野呂 勝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 長縄 充 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】髪にパーマネントウェーブを当てる際に使
    用されるロッドを洗浄するためのロッド洗浄機であっ
    て、 洗浄されるべきロッドを収容するための洗浄かごと、 ロッドを洗浄するのに必要な水を溜めることのできるシ
    ンクと、 上記洗浄かごを揺する揺すり手段と、 上記洗浄かごを、上記シンク内に収容された収容状態と
    上記シンク内から一方端部側が持ち上がった持ち上がり
    状態との間で変位させるための持ち上げ手段と、 この持ち上げ手段によって上記洗浄かごを持ち上がり状
    態に変位させて、上記洗浄かご内のロッドを洗浄かごか
    ら落下させて所定の場所へ入れる際に、上記揺すり手段
    を所定時間だけ動作させる動作制御手段とを含むことを
    特徴とするロッド洗浄機。
  2. 【請求項2】上記動作制御手段は、上記持ち上げ手段に
    よって上記洗浄かごが持ち上がり状態に変位されたとき
    から上記洗浄かごが収容状態に戻される際に揺すり手段
    を動作させるものであることを特徴とする請求項1記載
    のロッド洗浄機。
  3. 【請求項3】上記動作制御手段は、上記持ち上げ手段に
    よって上記洗浄かごが持ち上がり状態に変位された状態
    で揺すり手段を動作させるものであることを特徴とする
    請求項1記載のロッド洗浄機。
  4. 【請求項4】髪にパーマネントウェーブを当てる際に使
    用されるロッドを洗浄するためのロッド洗浄機であっ
    て、 洗浄されるべきロッドを収容するための洗浄かごと、 ロッドを洗浄するのに必要な水を溜めることのできるシ
    ンクと、 上記洗浄かごを、上記シンク内に収容された収容状態と
    上記シンク内から一方端部側が持ち上がった持ち上がり
    状態との間で変位させるための持ち上げ手段と、 上記洗浄かご内のロッドを所定の場所へ移す際に、上記
    持ち上げ手段によって上記洗浄かごを収容状態と持ち上
    がり状態との間で複数回往復させる往復動作制御手段と
    を含むことを特徴とするロッド洗浄機。
  5. 【請求項5】上記洗浄かごを揺する揺すり手段と、 少なくとも初めて上記洗浄かごが収容状態に戻されたと
    きに、上記揺すり手段を所定時間だけ動作させる揺すり
    動作制御手段とをさらに含むことを特徴とする請求項4
    記載のロッド洗浄機。
JP9638298A 1998-04-08 1998-04-08 ロッド洗浄機 Pending JPH11290797A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9638298A JPH11290797A (ja) 1998-04-08 1998-04-08 ロッド洗浄機

Applications Claiming Priority (1)

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ID=14163420

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JP9638298A Pending JPH11290797A (ja) 1998-04-08 1998-04-08 ロッド洗浄機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107916459A (zh) * 2017-12-30 2018-04-17 郑州游爱网络技术有限公司 一种家禽加工用鸭毛清洗装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107916459A (zh) * 2017-12-30 2018-04-17 郑州游爱网络技术有限公司 一种家禽加工用鸭毛清洗装置
CN107916459B (zh) * 2017-12-30 2020-10-27 舒城县明公农业开发有限责任公司 一种家禽加工用鸭毛清洗装置

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