JPH11289719A - 整流子モ―タ - Google Patents

整流子モ―タ

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JPH11289719A
JPH11289719A JP11026255A JP2625599A JPH11289719A JP H11289719 A JPH11289719 A JP H11289719A JP 11026255 A JP11026255 A JP 11026255A JP 2625599 A JP2625599 A JP 2625599A JP H11289719 A JPH11289719 A JP H11289719A
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プファッフ ヴォルフガング
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 障害除去特性を改善する。 【解決手段】 障害源の周辺に極管状態１を設け、これ
に障害除去素子５を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、整流子モータに電
圧を供給するための２つまたはそれ以上の給電端子と、
金属の極管状体と、障害除去手段を有する整流子モータ
に関する。
【０００２】
【従来の技術】整流子モータはコレクタ／ブラシ系での
整流過程により頻繁に高周波数障害を発生する。この高
周波数障害は（ラジオ）無線受信を妨害することがあ
る。この障害を低減させるために、障害除去手段、例え
ば障害除去素子の接続または整流子モータを適切な構造
で成形することが知られている。特に問題となるのは構
造形式が小さく、部分的にプラスティックから成形され
ており、給電端子（±の電圧を供給する）を有する整流
子モータである。これらの端子は金属の極管状体に対し
て分離されている。
【０００３】給電端子で生じる障害は、障害除去素子例
えば長手方向インダクタンスを線路に設けるか、および
／またはコンデンサを端子間に設けることにより低減さ
れることが知られている。ただしこれらの障害除去手段
の効果は構成素子の特性や構造スペースの制約により低
下する。
【０００４】ドイツ連邦共和国特許出願公開第２７０２
４０４号公報に、障害除去手段を有する整流子モータが
記載されている。ここでの障害除去手段は、ブラシ担体
プレートの直接近傍に配置されており、かつカーボンブ
ラシへの接続線路（プラス側およびマイナス側）に接続
されている障害除去素子を有している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、障害
除去手段を有する整流子モータを提供し、これにより障
害除去特性をさらに改善することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によ
り、極管状体が障害除去手段の一部である構成によって
解決される。種々の有利な実施形態は従属請求項に記載
されている。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明によれば有利には、障害除
去コンセプトにより極管状体を用いて障害除去特性が著
しく改善される。有利な実施形態では、線路を介してマ
イナス端子が極管状体に導電接続されるか、および／ま
たはプラス端子および／またはマイナス端子が極管状体
に容量的に結合される。
【０００８】障害除去作用を妨害する線路インダクタン
ス、例えば導電接続によるインダクタンスまたはコンデ
ンサの線路インダクタンスも、本発明の有利な実施形態
により著しく低減させることができ、特に＞５０ＭＨｚ
の領域の高周波数に対して効果を発揮する。
【０００９】
【実施例】以下に本発明を有利な実施例に基づいて図に
関連して説明する。
【００１０】図１には、金属の極管状体１を有する整流
子モータの、正負の給電電圧用の給電端子＋／−が示さ
れている。障害源は参照番号２で概略的に示されてい
る。正の電圧供給用の給電線路に障害除去インダクタン
ス３ａが存在しており、負の電圧供給用の給電線路に障
害除去インダクタンス３ｂが存在している。給電端子は
周知の障害除去素子として動作するコンデンサ４を介し
て接続されている。
【００１１】本発明の第１の実施例によれば、付加的な
障害除去素子５により障害除去作用を著しく高めること
ができる。この障害除去は選択された給電端子例えばマ
イナス端子と極管状体１との間を導電接続して行われ
る。このようにして極管状体１は障害除去コンセプトに
おいて利用され、障害除去手段の一部となっている。
【００１２】図２には本発明の第２の実施例が示されて
おり、ここでは選択された一方の給電端子と極管状体１
との間の導電接続に代えてコンデンサ６が接続されてお
り、このコンデンサは選択された給電端子を極管状体１
に容量的に接続する。
【００１３】図３には本発明の第３の実施例が示されて
おり、ここでは第２の実施例とは異なって付加的にコン
デンサ７が設けられている。この付加的なコンデンサは
他方の給電端子と極管状体１との間に接続されており、
そのため２つの給電端子とも極管状体１に容量的に接続
されている。
【００１４】本発明の第４の実施例は図４、図５に示さ
れており、ここでは選択された給電端子例えばマイナス
端子と極管状体１との間の接続を高導電性の金属のカッ
プ形遮閉体８により行う。カップ形遮閉体８には冷却剤
その他、および外部へ通じる他の端子例えばプラス端子
のための開口部９ａ、９ｂが形成されている。付加的な
部材（図示せず）により、この給電端子用の開口部は外
部へ通じる他の端子に対して絶縁されている。カップ形
遮閉体８を介して極管状体に接続されている給電電圧端
子は低オームで開口部１０を介してカップ形遮閉体８に
接続されている。接続カラー１１により極管状体１への
接触接続が行われている。カップ形遮閉体８は選択され
た給電端子と極管状体１との間を大きな面積で接続し、
接続面積が大きいことにより障害除去効果が著しく改善
される。
【００１５】図５には本発明の第４の実施例による障害
除去手段の断面図が示されており、ここでは極管状体１
内へ障害除去手段がはめ込まれている。この障害除去手
段はキャップ形接続部材１２であって電気的絶縁材料か
ら成形されており、極管状体１の端部を閉鎖している。
カップ形遮閉体８は挿入部材としてキャップ形接続部材
１２の内部に収容されており、開口部９ａ、９ｂ、１０
を有する深絞り加工された部材として構成されている。
選択された端子例えばマイナス端子は、溶接またははん
だ付け接合部１３により開口部１０を通してカップ形遮
閉体８に接合されている。カップ形遮閉体８は極管状体
１に接続カラー１１により接触している。カップ形遮閉
体８の内部にはブラシ支持体１４、ブラシチャンバ１
５、および周知の接続素線を有するブラシが設けられて
いる。
【００１６】別の障害除去素子として障害除去コンデン
サ１６が他の給電端子間に接続されている。ブラシ間お
よび他の給電端子に接続された障害除去チョーク１７の
形のインダクタンスにより、障害除去作用が著しく改善
される。
【００１７】カップ形遮閉体８は極管状体１とともに電
磁的な遮閉スペースを形成する。有利な実施例では、選
択された給電端子例えばマイナス端子を直接にカップ形
遮閉体の壁に接続し、他方の給電端子例えばプラス端子
をフィルタ回路例えばコンデンサを介して低インピーダ
ンスで同様にカップ形遮閉体の壁に接続する。このよう
にして高周波数障害が大幅に低減される。
【００１８】有利にはカップ形遮閉体８はキャップ形接
続部材１２へ挿入するための挿入部材として形成されて
おり、これにより挿入部材の一部分は一方では選択され
た給電端子例えばマイナス端子に溶接またははんだ付け
その他により直接に接続することができる。また他方で
はこの挿入部材の一部分は、整流子モータの組立時に大
きな面積で極管状体１に接続することができる。例えば
整流子モータにより電磁式燃料ポンプが駆動される場
合、接続カラー１１をカップ形遮閉体８の縁部に設ける
ことができ、極管状体１とブラシ支持体１４およびキャ
ップ形接続部材１２とを１つの縁曲げ工程で接続するこ
とができる。
【００１９】別の実施例では（図示せず）、改善された
遮閉効果および障害除去効果が、カップ形遮閉体８を金
属の格子として構成することにより達成される。この格
子はプラスティックから成るキャップ形接続部材１２内
へ組み込まれ、これにより選択された給電端子例えばマ
イナス端子と極管状体１とが極管状体の周囲全体にわた
って低インピーダンスで接続される。
【００２０】別の実施例では（図示せず）、分離された
カップ形遮閉体８を導電性プラスティックから形成され
ているキャップ形接続部材１２に組み込むことができ、
これによりカップ形遮閉体８の遮閉効果が高められる。
この場合他方の給電端子例えばプラス端子はキャップ形
接続部材に対して分離されていなければならない。
【００２１】別の実施例では（図示せず）、カップ形遮
閉体８をキャップ形接続部材の外部に設けることがで
き、このカップ形遮閉体８は極管状体に低インピーダン
スで接続される。
【００２２】本発明は、２つの回転方向で駆動される電
気モータにも適用することができる。カップ形遮閉体８
はこの場合、図２に示されるようにコンデンサを介して
一方の給電端子に接続されているか、または図３に示さ
れるように両方の給電端子に接続されている。
【００２３】以前から知られている電気モータのための
障害除去手段に比べて、本発明は障害除去効果が著しく
改善されている。特に有利に改善されているのは次の点
である。
【００２４】（１）カップ形遮閉体の遮閉効果 （２）カップ形遮閉体と極管状体との低オームおよび低
インピーダンスな接触接続が行われる。これにより障害
源と障害除去素子とを内部に有する遮閉スペースが形成
される。
【００２５】（３）選択された給電端子例えばマイナス
端子を電流的に極管状体に接続し、他方の給電端子例え
ばプラス端子を容量的に極管状体に接続する。または２
つの給電端子を容量的にカップ形遮閉体を介して極管状
体に接続する。
【００２６】（４）障害除去の大幅な改善（特に５０Ｍ
Ｈｚから１５０ＭＨｚまでの重要な領域で従来の解決手
段に比べて２０ｄＢ以上の改善） 本発明の範囲には上述の実施例の特徴を任意に組み合わ
せた構成も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施例による障害除去手段の概
略図である。
【図２】本発明の第２の実施例による障害除去手段の概
略図である。
【図３】本発明の第３の実施例による障害除去手段の概
略図である。
【図４】本発明の第４の実施例による障害除去手段の概
略図である。
【図５】本発明の第４の実施例の断面図である。
【符号の説明】
１ 極管状体 ２ 障害源 ３ａ、３ｂ 障害除去インダクタンス ４、６、７ コンデンサ ５ 障害除去素子 ８ カップ形遮閉体 ９ａ、９ｂ、１０ 開口部 １１ 接続カラー １２ キャップ形接続部材 １３ 溶接またははんだ付け接合部 １４ ブラシ支持体 １５ ブラシチャンバ １６ 障害除去コンデンサ １７ 障害除去チョーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨハン ロートコプフ ドイツ連邦共和国 フィンジング エッシ ェンシュトラーセ 14 (72)発明者 ルチアノ ツォルツィン ドイツ連邦共和国 エーバースベルク シ ュポルトパルクシュトラーセ 44 (72)発明者 ヴォルフガング プファッフ ドイツ連邦共和国 レムゼック−アルディ ンゲン レオンベルガー シュトラーセ ７ (72)発明者 ディルク アルノルト ドイツ連邦共和国 ミュンヘン ロートブ ーヘンシュトラーセ 40

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 整流子モータに電圧を供給するための２
    つまたはそれ以上の給電端子（＋、−）と、金属の極管
    状体（１）と、障害除去手段（３ａ、３ｂ、４）を有す
    る整流子モータにおいて、 前記極管状体（１）は障害除去手段の一部である、こと
    を特徴とする整流子モータ。
  2. 【請求項２】 ２つの給電端子のうち少なくとも１つは
    容量的（６、７）に極管状体（１）に接続されている、
    請求項１記載の整流子モータ。
  3. 【請求項３】 ２つの給電端子は容量的に相互接続され
    ている、請求項１または２記載の整流子モータ。
  4. 【請求項４】 ２つの給電端子のうち一方の給電端子は
    極管状体（１）に導電接続されている、請求項１から３
    までのいずれか１項記載の整流子モータ。
  5. 【請求項５】 前記一方の給電端子は極管状体（１）に
    大きな面で導電接続されている、請求項４記載の整流子
    モータ。
  6. 【請求項６】 前記一方の給電端子はカップ形遮閉体
    （８）を介して極管状体（１）に大きな面で導電接続さ
    れている、請求項５記載の整流子モータ。
  7. 【請求項７】 カップ形遮閉体（８）は深絞り加工され
    た挿入部材として形成されており、該挿入部材は電気的
    絶縁性のキャップ形接続部材（１２）内に挿入されてお
    り、かつ接続カラー（１１）を有しており、該接続カラ
    ーにより極管状体（１）はカップ形遮閉体（８）と接続
    されている、請求項６記載の整流子モータ。
  8. 【請求項８】 カップ形遮閉体（８）は金属の格子とし
    て形成されており、かつ電気的絶縁性のキャップ形接続
    部材（１２）の内部に一体化されている、請求項６記載
    の整流子モータ。
  9. 【請求項９】 前記一方の給電端子は、導電性プラステ
    ィックから成るキャップ形接続部材（１２）を介して極
    管状体（１）に接続されている、請求項５記載の整流子
    モータ。
  10. 【請求項１０】 カップ形遮閉体（８）はキャップ形接
    続部材の外部に設けられており、低インピーダンスで極
    管状体（１）に接続されている、請求項５記載の整流子
    モータ。
  11. 【請求項１１】 少なくとも１つの給電端子にインダク
    タンス（１７）が設けられている、請求項１から１０ま
    でのいずれか１項記載の整流子モータ。
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