JPH11289355A - 差動ドライバ用クランプ - Google Patents

差動ドライバ用クランプ

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JPH11289355A
JPH11289355A JP11020672A JP2067299A JPH11289355A JP H11289355 A JPH11289355 A JP H11289355A JP 11020672 A JP11020672 A JP 11020672A JP 2067299 A JP2067299 A JP 2067299A JP H11289355 A JPH11289355 A JP H11289355A
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diode
voltage
receiver
transmission line
transmission
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JP11020672A
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Inventor
Louis J Malarsie
ジェイ. マラーシー ルイス
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Fairchild Semiconductor Corp
Original Assignee
Fairchild Semiconductor Corp
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/12Compensating for variations in line impedance
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0264Arrangements for coupling to transmission lines
    • H04L25/0272Arrangements for coupling to multiple lines, e.g. for differential transmission
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    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/01Shaping pulses
    • H03K5/08Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0264Arrangements for coupling to transmission lines
    • H04L25/0292Arrangements specific to the receiver end

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルデータ伝送線の受信側におけるパタ
ーン依存性ジッタを減少させる技術を提供する。 【解決手段】 本発明のデジタルデータ伝送線回路は、
一対の対向したダイオード装置を有しており、各ダイオ
ード装置は伝送線を構成する一対の導電性ワイヤを横断
して結合されている。該ダイオード装置は二つの伝送線
の間の電圧差をクランプし、従って受信機において得ら
れる信号振幅は相次いで送信される同様のパルスの数と
共に著しく変化することはない。この様に、本発明は、
受信機において発生する高から低へのクロスオーバーに
おけるパターン依存性ジッタを減少させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクランプ差動ドライ
バに関するものであって、更に詳細には、デジタルデー
タ伝送の技術分野に関するものである。更に詳細には、
本発明は、長いケーブルを介してのデジタルデータ伝送
の一貫性及び、特に、この様なケーブルが使用される場
合のパターン従属性ジッタを減少させる技術に関するも
のである。更に詳細には、本発明は、振幅クランプによ
ってデジタルデータ送信/受信におけるパターン依存性
ジッタを減少させ且つこの様な送信/受信における高周
波数フィルタリング用のクランプ回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】デジタルデータは、典型的に、簡単な電
気ケーブルによって、電話、ファクシミリ装置、コンピ
ュータなどの電子装置間において伝送される。この様な
ケーブルは、一対のツイストワイヤとすることが可能で
あり、そのインピーダンスは約50−100Ωであっ
て、それは許容可能であり且つ計上されたインピーダン
スである。しかしながら、この様なケーブルが長い距離
に亘って(例えば、30メートルを超えるような距離)
データを送信するために使用される場合及び/又はデー
タ伝送速度が速くなる場合には、ケーブル自身がシステ
ム全体に対しての重要な成分となり、その場合に、その
増加する抵抗がケーブルの受信端においてデータエラー
を導入することとなる場合があり、それはビットパター
ンのランピング(ramping)における増加と関連
している。
【0003】説明の便宜上、伝送ケーブルを、送信機に
接続されている一対のワイヤであって、該送信機が任意
の時刻において該一対のワイヤのうちの一方にある信号
を印加し且つ該一対のワイヤのうちの他方へその信号の
補元を印加する一対のワイヤとして考えることで充分で
ある。その信号は二進値であり且つ任意の時刻において
一方のワイヤは送信機によって印加される高信号又は低
信号の何れかを有しており、一方その信号の補元は該一
対のワイヤのうちの他方に印加される。勿論、何れのワ
イヤも信号又はその補元の何れかを導通させることが可
能である。これら二つのワイヤは、典型的に、爾後の処
理のために差動レシーバ(受信機)へ接続されている。
【0004】理想的な送信/受信条件下においては、ラ
インの送信端において印加される信号はレシーバ即ち受
信機において正確に再生されるものである。このこと
は、ケーブル上の電圧のライズタイム即ち上昇時間とフ
ォールタイム即ち下降時間(それぞれ、低から高への遷
移及び高から低への遷移に対するものである)が極めて
良好に画定されており且つ一貫性がある場合に達成され
る。このことは物理的に不可能であるが、ケーブルは有
限のライズタイム及びフォールタイムを発生させるそれ
自身の特性インピーダンスを具備する実際的な物理的実
体であるので、実際上、これらのライズタイム及びフォ
ールタイムがデジタル信号を構成する個々のパルスの期
間と比較して短いものであれば充分である。
【0005】トランスミッションライン即ち伝送線が長
くなると(そのライズタイムが増加し)且つ信号速度が
一層速くなると(パルス幅が減少し)、レシーバ即ち受
信機において受取られる信号がケーブルの送信端におい
て印加された信号に対して独特の相関を有するものを確
保することは益々困難なものとなる。これら二つの信号
の間において正確な一致が存在することを必要とするも
のではないが、該相関が送信される高及び低の特定のパ
ターンなどに依存するものでないことが必要である。
【0006】明確とさせるために、この説明は、何が高
及び低を構成するかの定義が異なるほとんどの伝送シス
テムに対して対処するものである。特に、「高」電圧レ
ベルが総括的にVOHとして識別され、一方「低」電圧
レベルが総括的にVOLとして識別されるシステムにつ
いて説明する。VOH及びVOLに関連する特定の電圧
レベル及びスイング(振れ)は、伝送に関連する特定の
送信/受信回路に依存する。例えば、エミッタ結合論理
(ECL)システム及び低電圧差動システム(LVD
S)においては、VOHとVOLとの間のスイングは比
較的小さく、例えば、700mVの程度である。一方、
トランジスタ・トランジスタ論理(TTL)システムの
場合には、VOHとVOLとの間のスイングは一層大き
い場合があり、例えば2V又はそれ以上の程度の場合が
ある。
【0007】データの再現性のある伝送を行うために
は、送信機側における高/低又は低/高「クロスオーバ
ー」と受信機におけるクロスオーバーとの間に相関が存
在せねばならない。その対応関係が得られない場合に
は、入力信号が正確に変換されない場合があり且つ情報
ビットが失われて正確な読取りが行われない場合があ
る。ケーブルの両端におけるそれぞれのクロスオーバー
は精密に同一の時刻に発生するものではないが、遅延が
存在する場合にそれが一定に止どまることを確保するこ
とが重要であり、且つ、特に、送信機によって印加され
る高及び低のパターンに依存するものでないことが重要
である。
【0008】図1は上述した説明に基づく簡単化した送
信/受信システムを示している。それは入力信号5を示
しており、それは入力ドライバ6においてそれ自身の信
号とその補元を信号線8及び信号補元線9の送信端側に
印加される前に発生し、信号線8及び信号補元線9の受
信機側端部は通常差動ドライバである入力ドライバ又は
変換器7へ接続している。この回路構成によって、声、
音楽、画像などのデジタル化情報を表わす高/低信号ス
トリングが一つの位置から別の位置へ送信される。ここ
で興味のあることは、これらのストリングの送信忠実性
である。対処すべき特定の問題は遷移時間ジッタから発
生するデータ損失であり、それは、信号ストリングパタ
ーンに基づく高から低への遷移期間変動に起因するもの
である。伝送線の充電時間が送信機によってライン上に
印加される信号のパルス幅に関して顕著なものである場
合には、受信機によって受取られる高パルスの振幅は信
号パターンと共に変化する。このことを理解するため
に、最初に、送信機によって印加される信号が0101
0101010101(発生しうる最も高い伝送周波
数)のパルスの簡単なストリングからなるものである場
合について検討する。伝送線のライズタイム即ち上昇時
間がパルス幅よりも一層大きい場合には、単一の高パル
ス期間中に受信機によって経験される電圧は最大値VO
Hに到達することはなく、高から低への遷移が印加され
る場合に受信機における電圧は未だに上昇中である。極
端な場合においては、伝送ケーブルが送信機に負荷をか
け、従って受信機において経験される電圧は特定の送信
/受信システムの特定のVOHと関連する明確な高レベ
ルに到達することがない場合がある。このことはここで
問題とする状態ではなく、ここで問題とする状態は、受
信機における電圧が最小のVOHよりも一層高いが一つ
のパルス幅の時間期間中における理想的なVOHよりも
低いレベルに到達する場合である。従って、受信機にお
ける電圧は送信機によって印加されたレベルに到達する
ものではない場合であっても、受信機側において低から
高への遷移を発生させるのに充分に高いものである。あ
る点までは、引続きより多くの高パルスが送信されれば
されるほど、受信機側において到達する電圧は一層高い
ものであることが理解される。このこと自体は問題を発
生させるものではない。なぜならば、最小のVOHより
高いものは高として読取られるからである。問題が発生
するのは、高から低への遷移が印加される場合に伝送ケ
ーブル電圧が高ければ高いほど、伝送線上の電圧がクロ
スオーバー電圧、即ち受信機が低への遷移を行う電圧へ
降下するのにかかる時間が一層長いという事実に基づく
ものである。従って、例えば、受信機におけるストリン
グの中間における高から低への遷移は、0101000
0のストリングに対するものと11110000のスト
リングに対するものとは異なる時間において発生するこ
ととなる。一般的に、システムは内部システムクロック
によって駆動されるので、このことは、送信中の信号ス
トリングの特定の性質に依存して、特定の高から低への
遷移が発生する時刻はそれに先行する信号ストリングに
依存する量だけクロック遷移時間からずれることとなる
ことを意味している。クロック周期に関して前後にシフ
トすることはパターン依存性ジッタと呼称され、それは
不定の信号レベルを発生させ、ビットを喪失させる場合
がある。単一ビットの喪失はそれほど懸念すべき事項で
はないが、送信において不必要に高いビットエラー率を
有することは望ましいことではない。
【0009】上述したようなパターン依存性ジッタを減
少させることに関する従来技術は存在しないものと思料
する。以下に説明するように、このパターン依存性ジッ
タの減少に対する本発明のアプローチでは受信機入力電
圧のダイオードをベースとしたクランプ技術を使用して
いる。例えば、静電気スパイクに対する保護のために増
幅器入力端をクリッピングするためにダイオードを使用
する一般的な技術分野においては、従来技術が存在して
いる。例えば、1996年に発明者Nielsenに対
して発行された米国特許第5,589,813号は、通
信システムにおける基本的には静電放電(ESD)保護
装置としての一対のダイオードを使用することを記載し
ている。従って、該特許は、発生する場合もあれば又は
発生しない場合もある電圧過渡的状態に対する経路を与
えている。このことは、そうでない場合にはかなり規則
的な頻度で発生する伝送線上のパターン依存性ジッタに
対処するためにダイオードを使用することと対比され
る。更に、該特許では、ダイオードと直列しているコン
デンサを有しており、そのコンデンサは高信号と低信号
との間の遷移の後にダイオード経路を含む回路を開成さ
せ、従って開かれた経路を介してさらなる信号が転送さ
れることを防止している。
【0010】必要とされているものは、特にパターン依
存性ジッタの場合に顕著な過剰な振幅電圧信号を積極的
にクランプする回路である。即ち、必要とされているも
のは、差動対の伝送線によって送給される相補的な信号
の間の相対的な最大振幅を制限する回路である。又、必
要とされているものは、信号遷移期間中及び高又は低の
何れかの送信の固定したパターン期間中に動作状態に止
どまるその様な回路である。更に、クランピングに加え
て何らかの有益的な高周波数フィルタリングを提供する
回路を有することが好適である。更に、必要とされてい
るものは、既存の差動ドライバと容易に適合性を有して
おり且つ製造が比較的容易なその様な回路である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠
点を解消し、デジタルデータ伝送線の受信機側における
パターン依存性ジッタを減少させる技術を提供すること
を目的とする。この点に関して、本発明の別の目的とす
るところは、差動対の伝送線によって送給される相補的
な信号の間の相対的最大振幅を制限する回路を提供する
ことである。本発明の更に別の目的とするところは、既
存の装置をレトロフィットするのに適しており且つ高周
波数デジタルデータレシーバ内に設ける簡単な回路でこ
の様な減少を達成させることである。本発明の更に別の
目的とするところは、パターン依存性ジッタを減少させ
ることに加えて高周波数フィルタリングを提供すること
の可能なその様な回路を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、送信さ
れたデジタルデータの受信及び変換を行う場合に一般的
に使用されるタイプの既存の差動ドライバへ結合させる
ことの可能な簡単なダイオードをベースとした副回路を
導入することによって上述した目的が達成される。その
適用例は、特に、比較的長い距離に亘っての送信を行う
送信装置に向けられている。その最も基本的な形態にお
いては、本発明の副回路は、回路内の一対の対向したダ
イオードを有するものであって、それは、伝送線に組込
んだ場合に、両方のダイオードが伝送線対を構成する二
つのワイヤを横断して接続されるものである。必ずしも
必要なものではないが、好適には、この様な挿入は、伝
送線の受信機側と入力ドライバに近接した受信機自身に
対する入力端との間において行われる。その様に送信回
路に対して導入させることに加えて、受信機入力ドライ
バの一体的な一部として製造することが可能である。一
般的なダイオードの標準的なIV特性は本発明の目的を
達成するために充分なものである。換言すると、本発明
の目的のためには、あるスレッシュホールド電圧VT
り上において、一つの方向における(ダイオードの逆方
向)全ての予測される電圧に対してブロックし(即ち、
電流を導通させることがなく)且つ他方の方向(ダイオ
ードの順方向)における全ての電圧に対して導通させる
装置を有することが必要である。このことは一方のライ
ン上の電圧が他方のライン上の電圧よりもVTを超えて
大きくなることがないように各伝送線対上の電圧をクラ
ンプさせる。これら二つのダイオード装置は共同して動
作し、それらのうちの一方又は他方はそのアノード側に
取付けたワイヤにおける高信号をクランプするという意
味において常に「アクティブ」即ち積極的なものであ
る。その同一の期間中において、他方のダイオードは非
導通状態である。差動伝送線対の間の信号の振幅におけ
る差はこれらダイオード装置の構成の関数として選択す
ることが可能である。
【0013】単一のダイオードとして考えることが可能
であるが、本発明のダイオード装置は、上述したような
IV特性を有するスレッシュホールド電圧を持った任意
の種類の装置とすることが可能である。単純なダイオー
ドに加えて、これらに制限されるべきものではないがダ
イオード接続したトランジスタを包含するその他の半導
体装置及び直列又は並列に接続した複数個のダイオード
を使用することが可能である。動作について説明する
と、特定の伝送線のダイオード装置は、その導通スレッ
シュホールド電圧に到達した場合に活性化される。ほと
んどの場合、そのことは伝送線対の間の振幅の振れをク
ランプするのに必要なダイオード装置を順方向バイアス
させるような態様で発生する。従って、一対のコネクタ
又はツイストワイヤ対の伝送線の一方又は他方は高電圧
にあるので、二つの逆平行のダイオード装置のうちの一
方は常に動作状態にあり、一方他方は動作状態にはな
い。従って、本発明のクランプ回路は、特定の信号スト
リングの関数として実質的に常にアクティブ即ち活性状
態にある。
【0014】これらのダイオード装置は、それが一部で
ある特定の伝送システムに対して適切な電圧においてク
ランピングを与えるように調節することが可能である。
究極的には、それは、クランプ動作の範囲を画定する特
定のダイオード装置のターンオンスレッシュホールドで
ある。スレッシュホールドは400mV程度に低いもの
とすることが可能であり且つ特定の伝送システムの関数
としてのものよりも一層大きなものであるように設計す
ることが可能であることを意図している。その点に関し
て、一つ又はそれ以上のダイオードを伝送線対を横断し
て接続されているダイオード装置の一方又は他方又は両
方の上に積層させることが可能である。選択したクラン
プ電圧を決定するために使用することの可能な一つのア
プローチは、例えば、電圧のスイングが許容不可能に大
きなものとなる時間がほとんど存在しないパターンであ
る0101010101の最も高い周波数の最大振幅に
従ってその値を固定させることである。
【0015】要するに、本発明は、伝送線対の電圧の間
の振幅差を固定することによってパターン依存性ジッタ
を減少させている。本発明の簡単な回路の対応する利点
は、受信機入力端において表われることがないように、
高周波数ノイズをシャントさせるダイオード装置に関連
する容量が存在していることである。この様に、それ
は、かなり穏やかな(数pF程度の小さな浮遊容量)高
周波数ノイズのフィルタである。
【0016】
【発明の実施の形態】図2に示したように、本発明のド
ライバクランプ10は対向するダイオード装置11及び
12からなる並列対を有している。ダイオード装置11
及び12は逆平行であり且つ送信出力ドライバ15から
受信機16へ伸びている二つの相補的な伝送線13及び
14の間に接続されている。これらの相補的な伝送線1
3及び14は一つの位置から別の位置へ電気信号を送給
すべく構成された任意の種類の差動型又はツイスト型の
コネクタからなる対とすることが可能である。注意すべ
きことであるが、ドライバクランプ10は、これらに制
限されるべきものではないが、例えばECL対TTL、
ECL対CMOSなどの任意のタイプの変換器又はファ
ンアウトバッファなどを包含する任意のタイプの差動ド
ライバに関して使用することが可能である。クランプ1
0は、ライン13及び14によって受信機16へ担持さ
れる信号に関連する電圧をクリッピングする積極的な手
段として意図されたものであり、従って相補的な信号の
間の振幅差は良好に画定されたまま残存する。本発明に
おいては、「アクティブ」という用語は、ドライバクラ
ンプ10がほとんどの伝送条件下において動作状態であ
ることを意味している。
【0017】動作について説明すると、伝送線13が一
連の高電圧信号を担持しており、且つ伝送線14が相補
的な一連の低電圧信号を担持している場合には、ダイオ
ード装置12はダイオード装置12のスレッシュホール
ドターンオンに対して高信号をクランプし、即ちそのア
ノードがライン13へ結合されるように構成されてい
る。これらの条件下においては、ダイオード装置11は
基本的にオフである。勿論、ダイオード装置11及び1
2の役割は、伝送線13及び14上での出力信号の高及
び低の間の遷移が存在する場合に逆となる。ダイオード
装置11及び12の効果は、伝送線13及び14に関連
する信号の振幅が例えば0101010101のような
信号シリーズに対して例えば0000011111のよ
うな同一の電圧の連続的な信号からなるシリーズ期間中
に所望の振幅差を著しく超えてスイング即ち振れること
がないことを確保することである。前に説明したよう
に、最も高い周波数の0101010101パターンに
関連する最大振幅スイング(振れ)は、ドライバクラン
プ10に関連するクランプ電圧を設定するためのベンチ
マークとして使用することが可能である。
【0018】クランプ10の好適実施例においては、ダ
イオード装置11及び12が、図3に示したように、単
に、第一ダイオード17とダイオード17と逆平行(即
ち、対向した)第二ダイオード18である。ダイオード
17及び18は所望の電圧においてクランプ動作を与え
るべく選択することが可能である。例えば、ダイオード
17及び18は、単に、例えばLVDSにおいて使用す
るような400mV又はその近傍におけるスレッシュホ
ールドターンオン電圧を有するPN接合装置とすること
が可能であり、又は、それらは、例えばECLシステム
において使用するような約700mVのスレッシュホー
ルドを有することが可能である。ダイオード装置17及
び18は、両方共、同一のスレッシュホールド特性を有
することが可能であり、又、それらは必要とされるクラ
ンプ条件が異なるので、異なるものとして選択すること
が可能である。
【0019】図2に示したダイオード装置11及び12
は、各々、図4に示したように、1個又はそれ以上を超
えるダイオード17又は18を有することが可能であ
り、図4の場合には、ダイオード装置11が第一ダイオ
ード17を有しており、一方ダイオード装置12は一対
のダイオード19及び20を有している。ダイオード装
置11及び12の各々の各構成要素は均等なものとする
ことが可能であり、又はクランプ10の全体的な特性が
所望の値に適合するように個別的な構成要素からなるも
のを混ぜ合わせることが可能である。例えば、ダイオー
ド19は約700mVのスレッシュホールドターンオン
電圧を有することが可能であり、一方ダイオード20は
単に400mVのスレッシュホールドを有することが可
能である。本発明のクランプ10の利点は、このアクテ
ィブな選択的クランプ動作が、半導体装置を製造する場
合に当業者にとって公知の態様で所望の特性を有するダ
イオード装置11及び12を製造することによって達成
することが可能であるという点である。理解されるよう
に、クランプ10は所望の振幅差、好適には、最も高い
周波数パターンと関連する最大振幅を固定することのほ
とんどを受付けるべく設計することが可能である。勿
論、クランプ動作の調節はその他のシステムパラメータ
と関連する場合がある。選択した特定のクランプ値に拘
らずに、ダイオード装置11及び12はディスクリート
システムの一部とすることが可能であり、又は、それら
は出力ドライバ15又はレシーバ16の一部として形成
することが可能であることに注意すべきである。
【0020】図5に示したように、クランプ10はダイ
オード装置11及び12の等価容量と関連する寄生容量
21を有している。図5に示した容量21は、クランプ
10の一部として必要とされる特定のコンデンサが存在
するものではないという点において純粋に例示的なもの
である。容量21は半導体装置が関与する場合に回避す
ることが不可能なものであり、何れの場合においても、
この適用例においては、ある高周波数フィルタリング即
ちフィルタ動作の付加的な利点を提供している。即ち、
典型的な伝送電圧をクランプすることが意図されている
ダイオード装置11及び12に対しては約5−20pF
の程度とすることの可能な容量21は、伝送システムが
定格とされている信号周波数を超える偶発的な信号の伝
送を阻止する。注意すべきことであるが、当業者にとっ
て公知の態様で高から低又は低から高の何れかの遷移を
「整形」させる態様でダイオード装置11及び12を包
含する回路ラインへ抵抗を付加させることが可能であ
る。
【0021】図6は出力ドライバ15及びレシーバ(受
信機)16及び伝送線13及び14を有する回路へクラ
ンプ10を付加することによってパターン依存性ジッタ
の問題を解消することを示している。ジッタと関連する
問題の簡単化した例において示した如く、クランプして
いない伝送線を横断して一連の三つの高信号の送信から
発生する第一高電圧振幅22が高から低への遷移時間に
おいて不所望のクロスオーバー点23を発生する。不所
望なクロスオーバー点23に到達することに関連する時
間に依存して、ドライバ15からレシーバ16へ送給中
の情報のビットが失われる場合がある。該伝送システム
へクランプ10を付加することによって、連続して送信
される同様の電圧の数に拘らずに、第二高電圧振幅24
が維持される。第二高電圧振幅24を一定値に維持する
ことによって、所望の予測されたクロスオーバー点が2
5において到達される。それに対応して、第一高電圧振
幅22の補元である第一低電圧振幅26は、そうでない
場合には、VOLからVOHへの遷移において高電圧線
と関連する電荷蓄積に打ち勝たねばならない。
【0022】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ制限
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 出力ドライバと、伝送線対と、入力ドライバ
とを具備する従来の伝送回路を示した概略図。
【図2】 出力ドライバと、伝送線対と、入力ドライバ
と結合した状態を示した本発明のクランプ回路を示した
概略図。
【図3】 一対の逆平行ダイオードから形成されている
ものとして示した本発明のクランプ回路を示した概略
図。
【図4】 クランプ回路の一部として積層させたダイオ
ードを有する本発明のクランプ回路の別の構成を示した
概略図。
【図5】 クランプダイオードと関連する寄生容量を示
した本発明のクランプ回路の構成を示した概略図。
【図6】 出力ドライバからレシーバへ伝送線対を介し
て供給される信号に関する本クランプ回路の効果を示し
たグラフ図。
【符号の説明】
10 ドライバクランプ 11,12 ダイオード装置 13,14 相補的伝送線 15 伝送出力ドライバ 16 レシーバ(受信機)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一伝送線及び第二伝送線を介して送信
    機から差動ドライバへ送信されるデジタル信号及びその
    補元信号の電圧をクランプする回路において、 (a)前記第一伝送線へ結合可能なアノード及び前記第
    二伝送線へ結合可能なカソードを具備する第一ダイオー
    ド装置、 (b)前記第二伝送線へ結合可能なアノード及び前記第
    一伝送線へ結合可能なカソードを具備する第二ダイオー
    ド装置、を有することを特徴とする回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第一ダイオード
    装置が第一ダイオードを有しており且つ前記第二ダイオ
    ード装置が第三ダイオードと直列している第二ダイオー
    ドを有していることを特徴とする回路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第一ダイオー
    ド、前記第二ダイオード、前記第三ダイオードの各々
    が、約700mVのスレッシュホールドターンオン電圧
    を有していることを特徴とする回路。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記第一ダイオード
    が約400mVのスレッシュホールドターンオン電圧を
    有しており、且つ前記第二ダイオード及び前記第三ダイ
    オードの各々が約700mVのスレッシュホールドター
    ンオン電圧を有していることを特徴とする回路。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記第一ダイオード
    装置及び前記第二ダイオード装置の各々がECL対TT
    L差動ドライバへ結合されていることを特徴とする回
    路。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記第一ダイオード
    装置及び前記第二ダイオード装置の各々がECL対CM
    OS差動ドライバへ結合されていることを特徴とする回
    路。
JP11020672A 1998-01-29 1999-01-28 差動ドライバ用クランプ Pending JPH11289355A (ja)

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