JPH11289129A - 半導体レ−ザ基板 - Google Patents

半導体レ−ザ基板

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JPH11289129A
JPH11289129A JP10346898A JP10346898A JPH11289129A JP H11289129 A JPH11289129 A JP H11289129A JP 10346898 A JP10346898 A JP 10346898A JP 10346898 A JP10346898 A JP 10346898A JP H11289129 A JPH11289129 A JP H11289129A
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JP
Japan
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semiconductor laser
substrate
layer
type
laser substrate
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JP10346898A
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Koichi Nitori
耕一 似鳥
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レ−ザ基板を劈開分離する際、欠けや
ひび割れ等の劈開不良を大幅に低減した半導体レ−ザ基
板を提供する。 【解決手段】 基板2上にクラッド層4、活性層5、ク
ラッド層6が順次積層され、クラッド層6上にストライ
プ状のクラッド層7を狭窄した電流狭窄層8が形成さ
れ、クラッド層7及び電流狭窄層8上にコンタクト層9
を形成してなるレ−ザ基板1の一側1aで、かつクラッ
ド層6が形成された方向と略直交するよう、基板2の端
部に傷121 、122 、123 を形成し、傷121 、1
2 、123から生じる劈開溝に沿って劈開分離して、
レ−ザバ−13を作製し、レ−ザバ−13を劈開溝方向
と異なる方向に複数分割して、レ−ザ素子15を形成す
るレ−ザ基板1であって、コンタクト層9上に傷1
1 、122 、123 から生じる劈開溝方向とクラッド
層6が形成された方向との交差部に凹部Lを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レ−ザ基板
を劈開してバ−状の半導体レ−ザバ−及び半導体レ−ザ
素子を作製するための半導体レ−ザ基板に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レ−ザ基板から半導体レ−ザ素子
を作製するためには、この半導体レ−ザ基板を共振器長
幅の短冊状の半導体レーザバ−に劈開することが必要で
ある。ここで、この半導体レ−ザバ−の両側面は共振器
面となり、この共振器面側には、レ−ザ光を放出する活
性層が形成されている。更に、この半導体レーザバ−の
共振器面と直交方向に分割することにより、半導体レー
ザ素子が得られる。この際、半導体レ−ザ素子の活性層
は共振器面側に形成されているので、良好な特性の半導
体レ−ザ素子を得るためには、この半導体レ−ザ素子の
作製は、この共振器面を破損することなく、行うことが
重要である。
【0003】以下に、従来の半導体レーザ基板の劈開方
法について、図3乃至図8を用いて説明する。図4は、
従来の半導体レ−ザ基板16を示す斜視図であり、
(A)は、pオ−ミック電極10側から見た斜視図であ
り、(B)は、nオ−ミック電極11側から見た斜視図
である。図5乃至図8は、半導体レ−ザ基板の劈開方法
を示す製造工程図である。図9は、従来の半導体レ−ザ
基板から劈開分離された半導体レ−ザバ−である。図1
0は、半導体レ−ザバ−を分割して得られた半導体レ−
ザ素子である。図5、図6において、この半導体レ−ザ
基板16の劈開方法についてわかりやすく説明するため
に、半導体レ−ザ基板16及びカバ−シ−ト18を点線
で示してある。図8は、半導体レ−ザ基板の劈開の様子
を示す図であり、(A)は半導体レ−ザ基板の劈開の様
子を示す断面図であり、(B)は、(A)のx−x方向
から見た断面図である。
【0004】まず初めに、図4に示す半導体レ−ザ基板
1の構成について説明する。図4に示すように、半導体
レ−ザ基板16は、以下のような構造をしている。n型
半導体基板2上にn型バッファ層3、n型クラッド層
4、活性層5、p型第1クラッド層6が順次積層され、
このp型第1クラッド層6上には、台形状の断面を有す
るp型第2クラッド層7がストライプ状に所定間隔を有
して形成され、更に、このp型第2クラッド層7を挟持
した電流狭窄層8が形成されている。なお、p型第2ク
ラッド層7は、半導体レ−ザ基板16の劈開方向と略直
交する方向に形成されている。第2クラッド層7及び電
流狭窄層8上には、p型コンタクト層9、p型オ−ミッ
ク電極10が順次積層されている。なお、n型半導体基
板2には、積層方向と逆方向にn型オ−ミック電極11
が形成されている。
【0005】このように、p型第1クラッド層6上に台
形状のp型第2クラッド層7が形成されているので、半
導体レ−ザ基板16の表面にはp型第2クラッド層7と
相似形の凸部Wを生じている。ここで、半導体レ−ザ基
板16の大きさは通常、20mm×20mmであり、な
お、凸部Wは、p型第2クラッド層7の相似形であるの
で、その形状は、略p型第2クラッド層7と等しい大き
さの台形状である。
【0006】n型オ−ミック電極11上には、半導体レ
−ザ基板16の一端部16aにスクライブ傷121 、1
2 、123 が、互いに所定間隔を有して形成されてい
る。このスクライブ傷121 、122 、123 は、半導
体レ−ザ基板16の劈開を容易にするためのものであ
り、図示しないポイントスクライバにより機械的にn型
オ−ミック電極11上からn型半導体基板2の表面近傍
に達するように形成される。また、スクライブ傷1
1 、122 、123 の形成は、図示しないポイントス
クライバから半導体レ−ザ基板16を構成する各層への
衝撃を緩和するように、n型オ−ミック電極11上から
行われる。一般的には、スクライブ傷121 、122
123 の間隔は、後述する半導体レ−ザ素子28の共振
器長となり、約250μm程度である。また、活性層5
は、半導体レ−ザ基板1の劈開方向と略直交方向に形成
されている。即ち、この活性層5はスクライブ傷1
1 、122 、123 と略直交することになる。
【0007】次に、半導体レ−ザ基板16を劈開分離す
るために用いられる半導体レ−ザ基板劈開装置25につ
いて図7を用いて説明する。半導体レ−ザ基板劈開装置
25は、開口部19aを有したホルダ−19と、このホ
ルダ−19を収納するための収納部20aを有したホル
ダ−固定台20と、ホルダ−固定台20の収納部20a
に収納されたホルダ−19をホルダ−固定台20に押し
つけるためのホルダ−押え21と、このホルダ−19を
ホルダ−固定台20にホルダ−押え21と共に固定する
ためのネジ22とからなる。更に、ホルダ−固定台20
に固定されたホルダ−19の下方には、半導体レ−ザ基
板16を劈開分離するためのカッタ−ナイフ23がカッ
タ−固定具24に固定されて、配置されている。このカ
ッタ−ナイフ23は、半導体レ−ザ基板16の形状より
も長い帯板状の刃を有し、上下左右に稼働することがで
きるようになっている。
【0008】以下に、この半導体レ−ザ基板劈開装置2
5を用いて、半導体レ−ザ基板16を劈開する方法につ
いて説明する。 (半導体レ−ザ基板貼り付け)スクライブ傷121 、1
2 、123 が形成されたn型オ−ミック電極11側を
上方、p型オ−ミック電極10側を粘着シ−ト17に対
向配置し、半導体レ−ザ基板16を粘着シート17に貼
り付ける。更に、半導体レーザ基板16及び粘着シート
17上に、半導体レーザ基板16を覆うようにして、粘
着シート17よりやや小さい形状のカバーシート18を
載置する(図5)。
【0009】(粘着シ−トの固定)続いて、ホルダー1
9の開口部19a内に半導体レ−ザ基板16が収納され
るようにして、このホルダ−19をカバ−シ−ト18上
方から粘着シート17上に載置する(図6)。この際、
ホルダ−19の形状は、粘着シ−ト17の大きさと略等
しい形状であり、粘着シ−ト17の粘着部分17aによ
り固定される。この結果、ホルダ−19は、カバ−シ−
ト18、半導体レ−ザ基板16及び粘着シ−ト17と共
に一体化されることになる。
【0010】(ホルダ−固定)この半導体レ−ザ基板1
6と共に一体化したホルダ−19を半導体レ−ザ基板劈
開装置25のホルダ−収納部20aに載置する。次に、
ホルダー19及びホルダ−固定台20上には、ホルダー
押え21を載置し、このホルダー押え21をホルダ−固
定台20にネジ22で止めて、ホルダー19をホルダ−
固定台20に固定する(図7)。
【0011】(半導体レ−ザ基板の劈開)この後、カッ
タ−ナイフ23を粘着シート17を介して、半導体レー
ザ基板16の劈開方向に平行かつ、スクライブ傷121
に対向配置する。この状態から、カッタ−ナイフ23に
より粘着シ−ト17を介して半導体レ−ザ基板16を上
方に突き上げ、スクライブ傷121 を起点として、この
スクライブ傷121 によって生じる劈開溝Vに沿って、
半導体レーザ基板16を劈開する(図8)。この後、カ
ッタ−ナイフ23を粘着シ−ト17を介して、順次スク
ライブ傷122 、123 に対向配置し、同様にして、半
導体レ−ザ基板16の劈開を行って、半導体レ−ザバ−
26を得る(図9)。この後、半導体レ−ザバ−26の
劈開方向と略直交方向に所定の長さに分割することによ
り半導体レ−ザ素子28が得られる(図10)。なお、
半導体レ−ザ基板16の劈開を端から順次行うのは、こ
の半導体レ−ザ基板16の劈開の作業を機械的に行うこ
とができるので、生産効率が高いからである。
【0012】ここで、半導体レ−ザ基板16の劈開分離
のメカニズムについて説明する。図8に示すように、カ
ッタ−ナイフ19により半導体レ−ザ基板16を突き上
げた際、半導体レ−ザ基板16に作用する力の作用点
は、粘着シ−ト17側では、粘着シ−ト17を介してカ
ッタ−ナイフ23に接する位置C(作用点C)であり、
カバ−シ−ト18側では、半導体レ−ザ基板16の一端
D(作用点D)と半導体レ−ザ基板16の他端E(作用
点E)である。半導体レ−ザ基板16に突き上げ力N1
が作用すると、その反作用として、カバ−シ−ト18か
ら半導体レ−ザ基板16の一端Dに抗力N2 及び半導体
レ−ザ基板16の他端Eに抗力N3 が作用する。なお、
この突き上げ力N1 は、カッタ−ナイフ23の突き上げ
量に比例して大きくなる。このような状態から、半導体
レ−ザ基板16の劈開は、突き上げ力N1 が作用する作
用点Cを中心として、半導体レ−ザ基板16から劈開分
離される一方の分離部分11 の幅d1 と抗力N2 との積
からなる力のモ−メントF1 (N2 ×d1)と、他方の
未分離部分12 の幅d2 と抗力N3 との積からなる力の
モ−メントF2 (N3 ×d2 )が作用することによって
行われる。この結果、半導体レ−ザ基板16から分離部
分11 が分離されて、半導体レ−ザバ−26が得られる
のである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体レ−ザ基板16の劈開方法には、以下の問題があ
った。半導体レ−ザ基板16の劈開は、図8に示すよう
に、カッタ−ナイフ23が粘着シ−ト17を介して半導
体レ−ザ基板16の凸部Wと接触した状態から半導体レ
−ザ基板16を上方に突き上げて行われるので、劈開す
る際に、凸部Wに圧縮応力が加わることになる。この凸
部Wに作用する圧縮応力が過大になりすぎると、図9に
示すように、凸部Wは、この圧縮応力に抗しきれずに、
破壊されてしまう。このため、凸部W周辺の半導体レ−
ザバ−26の側面27には欠けやひび割れを生じ、更
に、半導体レ−ザバ−26の結晶内部に歪み等を生じ、
結晶欠陥や転位を生じさせる原因となっていた。この結
果、半導体レ−ザバ−26から分割して作製された半導
体レ−ザ素子28は、この転位や結晶欠陥に起因する発
振しきい値の上昇や発光出力の低下や信頼性の低下とい
った問題を生じていた。
【0014】そこで、本発明は、上記のような問題点を
解消するためになされたもので、半導体レ−ザ基板を劈
開分離する際、欠けやひび割れ等の劈開不良を大幅に低
減した半導体レ−ザ基板を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザ基
板は、第1導電型半導体基板上に、少なくとも、第1導
電型第1クラッド層、活性層、第2導電型第1クラッド
層が順次積層され、前記第2導電型第1クラッド層上に
ストライプ状の第2導電型第2クラッド層を狭窄した電
流狭窄層が形成され、前記第2導電型第2クラッド層及
び前記電流狭窄層上に第2導電型コンタクト層を形成し
てなる半導体レ−ザ基板の一側で、かつ前記第2導電型
第2クラッド層が形成された方向と略直交するよう、前
記第1導電型半導体基板の端部に複数のスクライブ傷を
形成し、このスクライブ傷から生じる劈開溝に沿って劈
開分離して、複数の半導体レ−ザバ−を作製し、また、
各半導体レ−ザバ−を前記劈開溝方向と異なる方向に複
数分割して、前記半導体レ−ザ素子を形成する半導体レ
−ザ基板であって、少なくとも、前記第2導電型コンタ
クト層上に前記複数のスクライブ傷から生じる劈開溝方
向と、前記第2導電型第2クラッド層が形成された方向
との交差部に凹部を設けたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の半導体レ−ザ基板の一実
施例について図1乃至図3を用いて説明する。図1は、
本発明の半導体レーザ基板を示す斜視図であり、(A)
は、pオ−ミック電極側から見た斜視図であり、(B)
は、nオ−ミック電極側から見た斜視図である。図2
は、本発明の半導体レ−ザ基板から劈開分離された半導
体レ−ザバ−を示す斜視図である。図3は、本発明の半
導体レ−ザ基板から得られた半導体レ−ザ素子を示す斜
視図である。本発明の半導体レ−ザ基板1は、従来の半
導体レ−ザ基板16の活性層5から出射されるレ−ザ光
の出射方向とスクライブ傷121 、122 、123 じる
劈開溝との交差するコンタクト層上に凹部Lを形成した
ものである。従来と同一構成部分には同一符号を付し、
その詳細な説明を省略する。
【0017】まず初めに、本発明の半導体レ−ザ基板1
について説明する。半導体レ−ザ基板1は、以下のよう
な構造をしている。n型半導体基板2上にn型バッファ
層3、n型クラッド層4、活性層5、p型第1クラッド
層6が順次積層され、このp型第1クラッド層6上に
は、台形状の断面を有したp型第2クラッド層7が所定
間隔を有してストライプ状に形成され、更にこのp型第
2クラッド層7を挟持した電流狭窄層8が形成されてい
る。なお、p型第2クラッド層7は,半導体レ−ザ基板
1の劈開方向と略直交する方向に形成されている。p型
第2クラッド層7及び電流狭窄層8上には、p型コンタ
クト層9、p型オ−ミック電極10が順次積層されてい
る。n型半導体基板2には、各層の積層方向と逆方向に
n型オ−ミック電極11が形成されている。
【0018】このように、p型第1クラッド層6上に台
形状のp型第2クラッド層7がストライプ状に形成され
ているので、半導体レ−ザ基板1の表面にはp型第2ク
ラッド層7と相似形の凸部Wを生じている。更に、n型
オ−ミック電極11側には、半導体レ−ザ基板1の一端
部1aに、スクライブ傷121 、122 、123 が半導
体レ−ザ基板1の劈開方向に所定の間隔を有して形成さ
れ、p型オ−ミック電極10側には、スクライブ傷12
1 、122 、123 から生じる劈開溝とストライプ状の
凸部Wとの交差部に凹部Lが形成されている。なお、こ
の凹部Lはp型コンタクト層9の途中まで形成されてい
る。
【0019】本発明の半導体レ−ザ基板1の劈開分離
は、従来の半導体レ−ザ基板の劈開方法において、図5
に示すように、発明の半導体レ−ザ基板1を粘着シ−ト
17にpオ−ミック電極10側を対向配置して貼り付け
た後、図6乃至図8に示す工程を経て同様に行う。この
ようにして、半導体レ−ザ基板1から劈開分離されたバ
−状の半導体レ−ザバ−13を得ることができる(図
2)。この後、半導体レ−ザバ−13の劈開方向と略直
交方向に所定の長さに分割することにより半導体レ−ザ
素子15が得られる(図3)。従来の半導体レ−ザ基板
劈開装置25を用いて、半導体レ−ザ基板1の劈開を行
う際、カッタ−ナイフ23が粘着シ−ト17を介して半
導体レ−ザ基板1と接する部分に凹部Lが形成されてい
るので、カッタ−ナイフ23からの突き上げ力N1 は半
導体レ−ザ基板1の面全体に作用することなる。
【0020】このため、半導体レ−ザ基板1への圧縮応
力は、低減されるので、この半導体レ−ザ基板1が破壊
されることを防止できる。この結果、半導体レ−ザ基板
1の凸部W周辺の半導体レ−ザバ−13の側面14には
欠けやひび割れがなく、この結晶内部に歪み等も生じな
いので、半導体レ−ザ素子15は、この転位や結晶欠陥
に起因する発振しきい値の上昇や発光出力の低下を防止
でき、良好なレ−ザ特性や高い信頼性を有したものとな
る。
【0021】
【発明の効果】本発明の半導体レ−ザ基板によれば、少
なくとも、前記第2導電型コンタクト層上に前記第2導
電型第2クラッド層と前記複数のスクライブ傷から生じ
る劈開溝とが交差する位置に凹部を設けているので、こ
の半導体レ−ザ基板を劈開する際、半導体レ−ザ基板に
過度な圧縮応力を作用させることなく行うことができ
る。このため、半導体レ−ザ基板への圧縮応力が低減さ
れるので、この半導体レ−ザ基板から劈開分離された半
導体レ−ザバ−は、欠けやひび割れ、結晶歪み等がない
ので、良好な共振器面を有したバ−状の半導体レ−ザバ
−を得ることができる。また、半導体レ−ザ基板の内部
に発生する結晶欠陥や転位が低減されるので、半導体レ
−ザバ−から分割して得られる半導体レ−ザ素子は、良
好なレ−ザ特性を有し、高い信頼性を有したものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体レ−ザ基板の斜視図である。
【図2】本発明の半導体レ−ザ基板から得られた半導体
レ−ザバ−の斜視図である。
【図3】半導体レ−ザバ−を分割して得られた半導体レ
−ザ素子の斜視図である。
【図4】従来の半導体レ−ザ基板の斜視図である。
【図5】粘着シ−トに貼り付けられた従来の半導体レ−
ザ基板の平面図である。
【図6】従来の半導体レ−ザ基板を粘着シ−トと共にホ
ルダ−に固定した様子を示す平面図である。
【図7】一般的な半導体レ−ザ基板劈開装置の断面図で
ある。
【図8】一般的な半導体レ−ザ基板劈開装置を用いた従
来の半導体レ−ザ基板の劈開の様子を示す図である。
【図9】従来の半導体レ−ザ基板から劈開分離された半
導体レ−ザバ−の斜視図である。
【図10】従来の半導体レ−ザバ−を分割して得られた
半導体レ−ザ素子の斜視図である。
【符号の説明】
1、16…半導体レ−ザ基板、1a…一端、2…n型半
導体基板、3…n型バッファ層、4…n型クラッド層、
5…活性層、6…p型第1クラッド層、7…p型第2ク
ラッド層、8…電流狭窄層、9…p型コンタクト層、1
0…p型オ−ミック電極、11…n型オ−ミック電極、
121 、122 、123 …スクライブ傷、13、26…
半導体レ−ザバ−、14、27…側面、15、28…半
導体レ−ザ素子、17…粘着シ−ト、18…カバ−シ−
ト、19…ホルダー、20…ホルダ−固定台、21……
ホルダ−押さえ、22…ネジ、23…カッタ−ナイフ、
24…カッタ−ナイフ固定具、25…半導体レ−ザ基板
劈開装置、19a…開口部、20a…ホルダ−収納部、
1a…一端部、V…劈開溝、11 …分離部分、12 …未
分離部分、L…凹部、W…凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型半導体基板上に、少なくとも、
    第1導電型第1クラッド層、活性層、第2導電型第1ク
    ラッド層が順次積層され、前記第2導電型第1クラッド
    層上にストライプ状の第2導電型第2クラッド層を狭窄
    した電流狭窄層が形成され、前記第2導電型第2クラッ
    ド層及び前記電流狭窄層上に第2導電型コンタクト層を
    形成してなる半導体レ−ザ基板の一側で、かつ前記第2
    導電型第2クラッド層が形成された方向と略直交するよ
    う、前記第1導電型半導体基板の端部に複数のスクライ
    ブ傷を形成し、このスクライブ傷から生じる劈開溝に沿
    って劈開分離して、複数の半導体レ−ザバ−を作製し、
    また、各半導体レ−ザバ−を前記劈開溝方向と異なる方
    向に複数分割して、前記半導体レ−ザ素子を形成する半
    導体レ−ザ基板であって、 少なくとも、前記第2導電型コンタクト層上に前記複数
    のスクライブ傷から生じる劈開溝方向と、前記第2導電
    型第2クラッド層が形成された方向との交差部に凹部を
    設けたことを特徴とする半導体レ−ザ基板。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010267795A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体レーザ素子の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010267795A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体レーザ素子の製造方法

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