JPH11288981A - Tab用フィルムキャリアテープ及びその製造方法 - Google Patents

Tab用フィルムキャリアテープ及びその製造方法

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JPH11288981A
JPH11288981A JP9021798A JP9021798A JPH11288981A JP H11288981 A JPH11288981 A JP H11288981A JP 9021798 A JP9021798 A JP 9021798A JP 9021798 A JP9021798 A JP 9021798A JP H11288981 A JPH11288981 A JP H11288981A
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film
base film
carrier tape
resin
tab
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Nobumi Takemura
信美 竹村
Akio Haneda
昭夫 羽田
Takahiro Tonooka
隆弘 殿岡
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリットホール部の折り曲げ性が容易なTA
B用フィルムキャリアテープ及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 ポリイミド樹脂フィルムからなるベース
フィルム11の片面に接着層15を形成した後ディバイ
スホール14、スリットホール13及びスプロケットホ
ール12を金型を用いて打ち抜き加工し、インナーリー
ド16b、アウターリード16c及びICチップ接合用
電極16dを含むリード16aを形成した後ガラス転移
温度:30〜70℃、弾性率:10.0〜500Mp
a、破壊強さ:3〜20Mpa及び破壊伸び率:10%
以上を有する樹脂コート材を用いてオーバーコート樹脂
層18を形成しTAB用フィルムキャリアテープを作製
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TAB用フィルム
キャリアテープに関し、特にファインピッチのリードを
有する折り曲げ可能なTAB用ヲィルムキャリアテープ
に関する。
【0002】
【従来の技術】TAB(Tape Automated Bonding)法に
用いられるフィルムキャリアテープは、折り曲げ加工を
伴わないスリムTABと折り曲げ加工を伴うフレックス
TABの2種類がある。折り曲げ加工を伴う従来のフレ
ックスTABは図3(a)、(b)に示すように、可撓
性を有するポリイミド系のベースフィルム21に、金型
によるディバイスホール24、スリットホール23及び
スプロケットホール22等の穴加工を行い、耐熱性を有
する接着層26を介して金属箔をラミネートした後にフ
ォトエッチング加工してリード27を形成する。更に、
べ一スフィルム21のもう一方の面からスリットホール
23に樹脂被膜層25を形成し、リード27が形成され
ているべ一スフィルム21のスリットホール23上にポ
リイミド系樹脂をスクリーン印刷等により塗布しオーバ
ーコート樹脂層28を、他の部位にはエポキシ系又はア
クリル系樹脂等をスクリーン印刷等により塗布してオー
バーコート樹脂層29を形成していた。
【0003】然しながら、従来のフレックスTABは、
べ一スフィルム21のリード27上へのオーバーコート
樹脂層を2回に分けて形成するため、1工程増えてコス
ト高の要因になっていた。市場からのコストダウンの要
求が強いことから、オーバーコート樹脂層を1回の処理
工程で形成する必要があった。オーバーコート樹脂層を
同一樹脂で形成するためには、それに用いる樹脂が従来
の2種類の樹脂が持っている樹脂特性を一つの樹脂で満
たしてやる必要がある、
【0004】従来のオーバーコー卜樹脂層28及び29
はポリイミド樹脂系ソルダーレジストとフレキPC基板
用エポキシ樹脂系ソルダーレジストが使用されていた。
しかし、ポリイミド樹脂系ソルダーレジストは、液だれ
による印刷精度が悪いことと、従来より印刷面積が大き
くなるためにコスト高となり、上記目的には対応できな
かった。また、エポキシ樹脂系ソルダーレジストは柔軟
性が少ないエポキシ樹脂系コート材であるため、折り曲
げ部分でクラックが発生し、折り曲げ加工に対応できな
かった。
【0005】従来のTAB用フィルムキャリアープ構造
では、スリットホールの折り曲げ性をポリイミド樹脂に
て達成しようとしているが、スプリングバックが大き
い。また、リジットなエポキシ系樹脂のソルダーレジス
トが使われるため、テープの反りも大きい。このよう
に、従来のTAB用フィルムキャリアテープではスリッ
トホールでの折り曲げ加工が難しい間題点がある、
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決すべく鋭意検討を行った結果、オーバーコート樹
脂層の物性がスリットホールの折り曲げ性と密接な関連
があることを見い出し、所定の物性を有するオーバーコ
ート樹脂層を形成することにより、スリットホールでの
折り曲げ性が容易なTAB用フィルムキャリアテープ及
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を解決するために、まず請求項1においては、スプロケ
ットホール、スリットホール及びディバイスホールが形
成された可撓性及び絶縁性を有するベースフィルム上に
リード及びオーバーコート樹脂層が形成されてなるTA
B用フィルムキャリアテープにおいて、前記オーバーコ
ート樹脂層18がガラス転移温度:30〜70℃、弾性
率:10.0〜500Mpa、破壊強さ:3〜20Mp
a及び破壊伸び率:10%以上を示すことを特徴とする
TAB用フィルムキャリアテープとしたものである。
【0008】また、請求項2においては、以下の工程を
有することを特徴とする請求項1に記載のTAB用フィ
ルムキャリアテープの製造方法としたものである。 (a)接着層(15)が形成されたベースフィルム11
の所定位置にディバイスホール14、スリットホール1
3及びスプロケットホール12を金型を用いて打ち抜き
加工する工程。 (b)スプロケットホール12を除くベースフィルム1
1の接着層(15)面に銅箔16をラミネートする工
程。 (c)ベースフィルム11のもう一方の面よりスリット
ホール13に樹脂被膜層17を形成する工程。 (d)ベースフィルム11の銅箔16上に所定のレジス
トパターンを形成し、エッチング処理してをインナーリ
ード16b、アウターリード16c及びICチップ接合
用電極16dを含むリード16aを形成する工程。 (e)リード16aが形成されたベースフィルム11上
の所定位置に調合された樹脂コート材にて樹脂被膜を形
成し、加熱硬化してインナーリード16b、アウターリ
ード16c及びICチップ接合用電極16dを除く全面
にオーバーコート樹脂層18を形成する工程。 (f)インナーリード16bとアウターリード16cに
無電解Snめっきを施す工程。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のTAB用フィルムキャリ
アテープに形成されるオーバーコート樹脂層18は必要
な可撓性を得るために、物理特性としてガラス転移点、
弾性率、破壊強さ及び破壊伸び率の各特性値を調整した
ものである。樹脂をある一定膜厚のフィルム状にして曲
げ弾性率を測定すると、弾性率と破壊強さが大きく、破
壊伸び率が小さい樹脂の曲げ弾性率は、弾性率と破壊強
さが小さく、破壊伸び率の大きい樹脂の曲げ弾性率に比
べ、非常に大きいことが分かった。
【0010】表1にオーバーコート樹脂層に用いられて
いる各種樹脂のガラス転移温度、弾性率、破壊強さ及び
破壊伸び率の測定結果を示す。
【0011】
【表1】
【0012】表1で樹脂1及び樹脂2は従来のオーバー
コート樹脂層で、樹脂3及び樹脂4は本発明のオーバー
コート樹脂層用に特に調合された樹脂である。
【0013】樹脂1のように、引張り弾性率と破壊強さ
が大きいと、折り曲げる力に対しての反発力が大きくな
り、また破壊伸び率が小さいと、曲げ弾性率が大きくな
る。よって、折り曲げに対して樹脂が伸びきれずに、破
壊してしまう。
【0014】樹脂2のように、破壊伸び率を増加させる
ことで、折り曲げに対してのクラックの発生を防止でき
る。引張り弾性率と破壊強さを僅かに下げただけである
ので、折り曲げる力に対しての反発力は大きく、スプリ
ングバックという戻りが発生する。すなはち、引張り弾
性率と破壊強さは大きいけれども、破壊伸びがある樹脂
では、折り曲げに対して強い反発力を示して、折り曲げ
ても元の状態に戻ろうとする。
【0015】これに対して、樹脂3と樹脂4では、破壊
強さを小さくしたことで、樹脂が弱い引張りに対しても
破壊され易くなり、且つ破壊伸び率が大きくなったこと
で伸び易くなり、クラックが発生しない。また、引張り
弾性率が低いので、折り曲げに対する反発力が無い。よ
って、弱い力で折り曲げることができる。
【0016】従って、折り曲げ加工に適するTAB用の
オーバーコート樹脂層は、曲げ弾性率の低い値を示す樹
脂、すなわち、弾性率が低く、破壊強さが小さく、破壊
伸び率のある樹脂で形成してやれば良い。
【0017】すなわち、フィルムキャリアテープのスリ
ットホールでの折り曲げ性を満たすオーバーコート樹脂
層として、ガラス転移温度30〜70℃、弾性率10.
0〜500Mpa、破壊強さ3〜20Mpa及び破壊伸
び率10%以上を示すような樹脂コート材を調合して、
塗膜を形成する。具体的には、絶縁性に優れ、耐薬品性
を有し、密着性に優れたアクリル系樹脂、エポキシ系樹
脂を主成分とした樹脂コート材が好ましい。
【0018】以下、本発明のTAB用フィルムキャリア
テープの作製法について述べる。図1(a)〜(c)に
本発明のTAB用フィルムキャリアテープの主要工程の
平面図を、図2(a)〜(e)に本発明のTAB用フィ
ルムキャリアテープの製造工程の断面図を示す。
【0019】まず、ポリイミド樹脂フィルムからなるベ
ースフィルム11の片面に接着層15を形成した後所定
の位置に、ディバイスホール14、スリットホール13
及びスプロケットホール12を金型を用いて打ち抜き加
工する(図1(a)及び図2(a)参照)。
【0020】次に、 スプロケットホール12を除くベー
スフィルム11の接着層15面に銅箔16を熱圧着・積
層し、銅箔/接着層/ベースフィルムからなる3層テー
プを作製する(図2(b)参照)。
【0021】次に、ベースフィルム11のもう一方の面
よりスリットホール13にポリイミド樹脂コート材をス
クリーン印刷して、樹脂被膜層17を形成する(図2
(c)参照)。
【0022】次に、ベースフィルム11の銅箔16上に
所定のレジストパターンを形成し、エッチング処理し
て、インナーリード16b、アウターリード16c及び
ICチップ接合用電極16dを含むリード16aを形成
する(図1(b)及び図2(d)参照)。
【0023】次に、リード16aが形成されたベースフ
ィルム11上の所定位置に上記調合された樹脂コート材
をスクリーン印刷し、加熱硬化してインナーリード16
b、アウターリード16c及びICチップ接合用電極1
6dを除く全面にオーバーコート樹脂層18を形成する
(図1(c)及び図2(e)参照)。
【0024】次に、インナーリード16b及びアウター
リード16cに無電解Snめっきを施して、本発明のT
AB用フィルムキャリアテープを得る。
【0025】上記構成のTAB用フィルムキャリアテー
プは、テープの反りが少なく、折り曲げが容易なICチ
ップ実装フレックスTABとして使用され、液晶ディス
プレイ等への装着加工が容易で、歩留まりを向上させる
ことができる。
【0026】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。
【0027】<実施例1>先ず、厚さ75μm、幅35
mmのポリイミド樹脂フィルムからなるベースフィルム
11の片面に接着層15を形成し、所定位置に金型を用
いてディバイスホール14、スリットホール13及びス
プロケットホール12を打ち抜き加工した。
【0028】次に、 スプロケットホール12を除くベー
スフィルム11の接着層15面に膜厚18μmの銅箔1
6を熱圧着・積層し、銅箔/接着層/ベースフィルムか
らなる3層テープを作製した。
【0029】次に、ベースフィルム11のもう一方の面
よりスリットホール13にポリイミド樹脂インキをスク
リーン印刷し、加熱硬化して樹脂被膜層17を形成し
た。
【0030】次に、ベースフィルム11の銅箔16上に
感光液をディップにて塗布、光照射してリードパターン
を焼付、現像機で未硬化部分を現像してレジストパター
ンを形成し、露出した銅箔を腐食機でエッチングし、剥
膜機でグリコート処理して、インナーリード16b、ア
ウターリード16c及びICチップ接合用電極16dを
含むリード16aを形成した。
【0031】次に、リード16aが形成されたベースフ
ィルム11上に表1の樹脂3からなる樹脂コート材をス
クリーン印刷し、加熱硬化してインナーリード16b、
アウターリード16c及びICチップ接合用電極16d
を除く全面に20μm厚のオーバーコート樹脂層18を
形成した。
【0032】最後に、インナーリード16b及びアウタ
ーリード16cに無電解Snめっきを施して、本発明の
TAB用フィルムキャリアテープを作成した。
【0033】このようにして作成したTAB用フィルム
キャリアテープのスリットホール部の180度折り曲げ
試験を行った結果スリットホール上のオーバーコート樹
脂層18にはクラックは発生しなかった。また、折り曲
げ試験後、テープをフリーにしても折り曲げ部分の形状
復帰が少なく、折り曲げ工程が容易であった。
【0034】<実施例2>実施例1と同様な工程で厚さ
75μm、幅35mmのポリイミド樹脂フィルムベース
フィルム11の片面に接着層15を形成した後ディバイ
スホール14、スリットホール13、スプロケットホー
ル12、樹脂被膜層17及びインナーリード16b、ア
ウターリード16c及びICチップ接合用電極16dを
含むリード16aを形成した。
【0035】次に、リード16aが形成されたベースフ
ィルム11上に表1の樹脂4からなる樹脂コート材をス
クリーン印刷し、加熱硬化してインナーリード16b、
アウターリード16c及びICチップ接合用電極16d
を除く全面に20μm厚のオーバーコート樹脂層18を
形成した。
【0036】最後に、インナーリード16b及びアウタ
ーリード16cに無電解Snめっきを施して、本発明の
TAB用フィルムキャリアテープを作成した。
【0037】このようにして作成したTAB用フィルム
キャリアテープのスリットホール部の180度折り曲げ
試験を行った結果スリットホール上のオーバーコート樹
脂層18にはクラックはが発生しなかった。また、折り
曲げ試験後、テープをフリーにしても折り曲げ部分の形
状復帰が少なく、折り曲げ工程が容易であった。
【0038】<比較例1>実施例1と同様な工程で厚さ
75μm、幅35mmのポリイミド樹脂フィルムベース
フィルム11の片面に接着層15を形成した後ディバイ
スホール14、スリットホール13、スプロケットホー
ル12、樹脂被膜層17及びインナーリード16b、ア
ウターリード16c及びICチップ接合用電極16dを
含むリード16aを形成した。
【0039】次に、リード16aが形成されたベースフ
ィルム11上に表1の樹脂1からなる樹脂コート材をス
クリーン印刷し、加熱硬化してインナーリード16b、
アウターリード16c及びICチップ接合用電極16d
を除く全面に20μm厚のオーバーコート樹脂層18を
形成した。
【0040】最後に、インナーリード16b及びアウタ
ーリード16cに無電解Snめっきを施して、比較用の
TAB用フィルムキャリアテープを作成した。
【0041】このようにして作成したTAB用フィルム
キャリアテープのスリットホール部の180度折り曲げ
試験を行った結果スリットホール上のオーバーコート樹
脂層18にクラックが発生した。
【0042】<比較例2>実施例1と同様な工程で厚さ
75μm、幅35mmのポリイミド樹脂フィルムベース
フィルム11の片面に接着層15を形成した後ディバイ
スホール14、スリットホール13、スプロケットホー
ル12、樹脂被膜層17及びインナーリード16b、ア
ウターリード16c及びICチップ接合用電極16dを
含むリード16aを形成した。
【0043】次に、リード16aが形成されたベースフ
ィルム11上に表1の樹脂2からなる樹脂コート材をス
クリーン印刷し、加熱硬化してインナーリード16b、
アウターリード16c及びICチップ接合用電極16d
を除く全面に20μm厚のオーバーコート樹脂層18を
形成した。
【0044】最後に、インナーリード16b及びアウタ
ーリード16cに無電解Snめっきを施して、比較用の
TAB用フィルムキャリアテープを作成した。
【0045】このようにして作成したTAB用フィルム
キャリアテープのスリットホール部の180度折り曲げ
試験を行った結果スリットホール上のオーバーコート樹
脂層18にクラックは発生しなかった。しかし、折り曲
げ試験後、テープをフリーにすると折り曲げ部分の形状
復帰が大きく、折り曲げ工程が困難であった。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、所定の物性を有す
る樹脂にてオーバーコート層を形成したTAB用フィル
ムキャリアテープはスリットホール部での折り曲げ加工
が容易になり、液晶ディスプレイ等への装着加工が容易
になる。オーバーコート層の折り曲げが容易になったこ
とと折り曲げ試験後のクラックが発生しなくなったこと
とで、TABに要求される特性、例えば、 曲げ特性と耐
折性が向上する。従って本発明のTAB用フィルムキャ
リアテープは、液晶ディスプレイ等への装着加工におい
て、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は、本発明のTAB用フィルム
キャリアテープの製造工程の主要工程を示す平面図であ
る。
【図2】(a)〜(e)は、本発明のTAB用フィルム
キャリアテープの製造工程を示し、図1(a)〜(c)
に示す平面図をA−A’線で切断した断面図である。
【図3】(a)は、従来のTAB用フィルムキャリアテ
ープを示す平面図である。(b)は、従来のTAB用フ
ィルムキャリアテープの平面図をB−B’線で切断した
断面図を示す。
【符号の説明】
11、21……ベースフィルム 12、22……スプロケットホール 13、23……スリットホール 14、24……ディバイスホール 15、26……接着層 16……銅箔 16a、27……リード 16b、27a……インナーリード 16c、27b……アウターリード 16d、27c……ICチップ接合用電極 17、25……樹脂被膜層 18、28、29……オーバーコート樹脂層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプロケットホール、スリットホール及び
    ディバイスホールが形成された可撓性及び絶縁性を有す
    るベースフィルム上にリード及びオーバーコート樹脂層
    が形成されてなるTAB用フィルムキャリアテープにお
    いて、前記オーバーコート樹脂層(18)がガラス転移
    温度:30〜70℃、弾性率:10.0〜500Mp
    a、破壊強さ:3〜20Mpa及び破壊伸び率:10%
    以上を示すことを特徴とするTAB用フィルムキャリア
    テープ。
  2. 【請求項2】以下の工程を有することを特徴とする請求
    項1記載のTAB用フィルムキャリアテープの製造方
    法。 (a)接着層(15)が形成されたベースフィルム(1
    1)の所定位置にディバイスホール(14)、スリット
    ホール(13)及びスプロケットホール(12)を金型
    を用いて打ち抜き加工する工程。 (b)スプロケットホール(12)を除くベースフィル
    ム(11)の接着層(15)面に銅箔(16)をラミネ
    ートする工程。 (c)ベースフィルム(11)のもう一方の面よりスリ
    ットホール(13)に樹脂被膜層(17)を形成する工
    程。 (d)ベースフィルム(11)の銅箔(16)上に所定
    のレジストパターンを形成し、エッチング処理してイン
    ナーリード(16b)、アウターリード(16c)及び
    ICチップ接合用電極(16d)を含むリード(16
    a)を形成する工程。 (e)リード(16a)が形成されたベースフィルム
    (11)上の所定位置に調合された樹脂コート材にて樹
    脂被膜を形成し、加熱硬化してインナーリード16b、
    アウターリード16c及びICチップ接合用電極16d
    を除く全面にオーバーコート樹脂層(18)を形成する
    工程。 (f)インナーリード(16b)とアウターリード(1
    6c)に無電解Snめっきを施す工程。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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