JPH11288423A - 文書管理システム - Google Patents

文書管理システム

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JPH11288423A
JPH11288423A JP10108494A JP10849498A JPH11288423A JP H11288423 A JPH11288423 A JP H11288423A JP 10108494 A JP10108494 A JP 10108494A JP 10849498 A JP10849498 A JP 10849498A JP H11288423 A JPH11288423 A JP H11288423A
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electronic
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JP10108494A
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Takanari Nakane
崇成 中根
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Shachihata Inc
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Shachihata Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】文字、数字、記号、図、絵、写真等のデータを
入力して作成した電子文書を、その電子文書のレイアウ
トも含めてデータベースだけで効率よく管理することが
できる操作性の優れた文書管理システムを提供する。 【解決手段】所定の入力領域に文字、数字、記号、図、
絵、写真等のデータを入力して作成した電子文書を管理
する文書管理データベースを備えてなる文書管理システ
ムであって、前記電子文書の各入力領域に入力されたデ
ータを前記文書管理データベースの対応するフィールド
に複写すると同時に、前記電子文書全体をオブジェクト
として前記文書管理データベースの所定のフィールドに
複写する文書登録部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字、数字、記
号、図、絵、写真等のデータを入力して作成した電子文
書を管理する文書管理データベースを備えてなる文書管
理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータネットワークや、ワ
ードプロセッサ、表計算等のアプリケーションソフトを
用いて作成した電子文書にビットマップ形式の印影イメ
ージデータを電子的に捺印する電子印鑑の普及に伴い、
企業内における報告書、承認願、稟議書、伝票等といっ
た様々な書類を電子化し、その電子化された文書をネッ
トワーク上でやりとりをして従来の書類の回覧処理や承
認処理等をペーパーレス化することができるようによう
になってきている。そして、回覧処理や承認処理等が済
んだ電子文書を管理する方法としては、電子文書を文書
ごとにファイルに記憶して、そのファイルを記憶装置に
格納してファイル単位で管理する方法と、電子文書に入
力されているデータを記憶装置に格納されたデータベー
スに登録して管理する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、前記した二通
りの電子文書の管理の方法については、それぞれ次のよ
うなことが言える。まず、前者の管理方法については、
電子文書全体をそのままの状態で管理するので、回覧処
理や承認処理等が済んだ電子文書のレイアウトを紙の書
類のようにいつでも見ることができる。ところが、回覧
処理や承認処理等が済んだ特定の電子文書の内容を後か
ら知りたい場合には、記憶装置に格納された複数のファ
イルの中から特定の電子文書のファイルを検索すれば良
いのだが、記憶装置に格納された複数のファイルの中か
ら特定のファイルを検索するには、そのファイルのファ
イル名をキーにして検索することしかできないため、特
定の電子文書のファイルのファイル名がわからない場合
には、記憶装置に格納された複数のファイルの内容を一
件ずつ調べて特定の電子文書を探し出さなければならな
いという問題があった。特に、記憶装置には通常、回覧
処理や承認処理等が済んだ電子文書を記憶したファイル
以外にも様々な内容を記憶したファイルが複数格納され
ているので、回覧処理や承認処理等が済んだ特定の電子
文書を記憶したファイルのファイル名や、特定の電子文
書を記憶したファイルが記憶装置内のどの位置に格納さ
れているかがわからないと、特定の電子文書のファイル
を探し出すのにかなりの時間がかかってしまうという問
題があった。このため、この管理方法で回覧処理や承認
処理等が済んだ電子文書を管理する際には、特定の電子
文書を後から少しでも探し出し易くするために、電子文
書を記憶するファイルのファイル名やそのファイルを記
憶装置内のどの位置に格納するか等を考慮しなければな
らなかった。
【0004】又、前記した二通りの管理方法のうち後者
の管理方法については、回覧処理や承認処理等が済んだ
複数の電子文書に入力されているデータを一つのデータ
ベースに文書ごとに登録して管理し、データーベースに
登録された電子文書のデータを検索キーとすることがで
きるので、回覧処理や承認処理等が済んだ特定の電子文
書の内容を後から知りたい際にその特定の電子文書を短
時間で容易に探し出すことができる。又、回覧処理や承
認処理等が済んだ電子文書全体をオブジェクトとしてデ
ータベースに登録しておけば、データベース上で回覧処
理や承認処理等が済んだ電子文書のレイアウトを見るこ
ともできる。ところが、従来の電子文書をデータベース
で管理する方法では、電子文書に入力されているデータ
をデータベースに登録する作業は自動化することはでき
ても、電子文書全体をオブジェクトとしてデータベース
に登録する作業は全て手入力でしかできないため、デー
タベース上で電子文書のレイアウトを見れるように回覧
処理や承認処理等が済んだ電子文書を管理する場合、回
覧処理や承認処理等が済んだ電子文書をデータベースに
登録する作業に時間がかかってしまうという問題があっ
た。このため、回覧処理や承認処理等が済んだ電子文書
全体のレイアウトも残しておきたい場合には、現状で
は、前記したように電子文書を文書ごとにファイル単位
で管理するか、電子文書に入力されているデータをデー
タベースに登録して管理する共にその電子文書を文書ご
とにファイル単位でも管理するというように一つの電子
文書を二通りの方法にて管理するしかなく、電子文書を
データベースだけで管理することは困難で、結局は電子
文書を文書ごとにファイル単位で管理しておかなければ
ならない必要があった。
【0005】そこで、本発明は前記した問題点を解決し
て、電子文書に入力されているデータをデータベースに
登録する作業と、電子文書全体をオブジェクトとしてデ
ータベースに登録する作業をそれぞれ同時に自動的に行
なえるようにして、電子文書を文書ごとにファイル単位
で管理する必要性をなくし、電子文書に入力されている
データと電子文書のレイアウトの両方をデータベースだ
けで効率よく管理することができる操作性の優れた文書
管理システムを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、所定の入力領域に文字、数字、記号、図、
絵、写真等のデータを入力して作成した電子文書を管理
する文書管理データベースを備えてなる文書管理システ
ムであって、前記電子文書の各入力領域に入力されたデ
ータを前記文書管理データベースの対応するフィールド
に複写すると同時に、前記電子文書全体をオブジェクト
として前記文書管理データベースの所定のフィールドに
複写する文書登録部を備えてなることを特徴とする文書
管理システムである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の文書管理システム
の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は本発明の
文書管理システムの実施例の構成を示すブロック図であ
り、本実施例のシステムは、互いにネットワーク37に
て接続された管理端末1、文書作成端末2、第1承認端
末3、第2承認端末4とから構成される。管理端末1、
文書作成端末2、第1承認端末3、第2承認端末4はパ
ーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処
理装置であり、ネットワーク37は光ファイバーケーブ
ル、同軸ケーブル等のケーブルを用いて結ばれる、LA
N(ローカルエリアネットワーク)、インターネット、
イントラネットといったネットワークシステムである。
【0008】管理端末1はネットワーク管理者が使用す
るもので、各利用者の印影イメージデータや、回覧処理
や承認処理等が済んだ電子文書を管理するものであり、
入力装置5、表示装置6、処理装置7、記憶装置10か
ら構成される。入力装置5は、各利用者の印鑑の印影を
ビットマップ形式やTIFF形式等のイメージデータと
して記憶したFDやCD−ROMから各利用者の印影イ
メージデータを取り込むためのFDドライブ、CD−R
OMドライブや、各利用者のユーザー情報や処理装置7
に対する各種の指令等を入力するキーボード、マウス等
からなるものである。表示装置6は、各種の表示データ
を画面表示するCRTディスプレイ装置等からなるもの
である。
【0009】処理装置7は、各種の処理を実行するマイ
クロプロセッサや、このマイクロプロセッサを動作させ
るための各種のプログラムやデータを格納したROM、
RAM等からなるものであり、各種の表示データを前記
表示装置6に供給する処理や、各利用者の印影イメージ
データとユーザー情報からなる電子印鑑データを作成
し、この各利用者の電子印鑑データから電子印鑑データ
ファイル11を作成する処理や、前記電子印鑑データフ
ァイル11を記憶装置10に格納する処理や、前記記憶
装置10に格納された電子印鑑データファイル11から
各利用者の印影イメージデータを読み込む処理等を行う
ものである。
【0010】記憶装置10は、ハードディスク装置や光
磁気ディスク装置等の静的記憶装置からなるもので、前
記電子印鑑データファイル11と、回覧処理や承認処理
等が済んだ電子文書が登録される文書管理データベース
12を格納するものであり、この文書管理データベース
12は、管理端末1が接続しているネットワーク上にあ
る他のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等
の端末装置からのアクセスが可能となっている。尚、本
実施例では文書管理データベース12は管理端末1に存
在するものとしているが、この文書管理データベース1
2は、文書作成端末2、第1承認端末3、第2承認端末
4、あるいは、管理端末1、文書作成端末2、第1承認
端末3、第2承認端末4が接続しているネットワーク上
にある他のパーソナルコンピュータ、ワークステーショ
ン等に存在していれば良いものである。
【0011】文書作成端末2は、各利用者が回覧処理や
承認処理等を必要とする電子文書をワードプロセッサ、
表計算等のアプリケーションソフトを用いて作成し、こ
の電子文書に印影イメージデータを電子的に捺印して第
1承認端末3に送信するものであり、入力装置13、表
示装置14、処理装置15、記憶装置20から構成され
る。入力装置13は、ワードプロセッサ、表計算等のア
プリケーションソフトを用いて電子文書を作成するため
に文字、数字、記号等を入力したり、処理装置15に対
する各種の指令等を入力するキーボードやマウス等から
なるものである。表示装置14は、各種の表示データを
画面表示するCRTディスプレイ装置等からなるもので
ある。
【0012】処理装置15は、各種の処理を実行するマ
イクロプロセッサや、このマイクロプロセッサを動作さ
せるための各種のプログラムやデータを格納したRO
M、RAM等からなるものであり、各種の表示データを
前記表示装置14に供給する処理や、前記入力装置13
にて入力される文字、数字、記号、及び指令等に基づい
て電子文書を作成する処理や、前記管理端末1の記憶装
置10に格納された電子印鑑データファイル11からネ
ットワーク37を介して読み込んだ印影イメージデータ
を作成した電子文書に電子的に捺印する処理や、作成し
た電子文書に印影イメージデータが電子的に捺印された
時に改ざん防止のための文書保護を施す処理や、捺印済
の文書保護が施された電子文書を第1承認端末に送信す
る処理等を行うものである。
【0013】記憶装置20は、ハードディスク装置や光
磁気ディスク装置等の静的記憶装置からなるもので、承
認願、稟議書、報告書等の複数の定型文書のレイアウト
を記憶した文書レイアウトファイル21を格納するもの
である。尚、この記憶装置20は処理装置15に直接接
続されて文書作成端末2に含まれたものとなっている
が、この記憶装置20は処理装置15が接続しているネ
ットワーク上にある他のパーソナルコンピュータ、ワー
クステーション等に存在していれば良いものであり、
又、文書レイアウトファイル21は必ず必要とするもの
ではない。
【0014】第1承認端末3は、第1承認者が受信した
電子文書の承認を行い、この電子文書を第2承認端末4
に送信するものであり、入力装置22、表示装置23、
処理装置24から構成される。入力装置22は、各利用
者のユーザー情報を入力したり、処理装置24に対する
各種の指令等を入力するキーボード、マウス等からなる
ものである。表示装置23は、文書作成端末2からネッ
トワーク37を介して送信されてきた電子文書や、各種
の表示データを画面表示するCRTディスプレイ装置等
からなるものである。
【0015】処理装置24は、各種の処理を実行するマ
イクロプロセッサや、このマイクロプロセッサを動作さ
せるための各種のプログラムやデータを格納したRO
M、RAM等からなるものであり、各種の表示データを
前記表示装置23に供給する処理や、文書作成端末2か
らネットワーク37を介して送信された文書保護が施さ
れた電子文書を受信する処理や、前記管理端末1の記憶
装置10に格納された電子印鑑データファイル11から
ネットワーク37を介して読み込んだ印影イメージデー
タを、受信した電子文書に電子的に捺印する瞬間にその
電子文書の文書保護を解除する処理や、文書保護が解除
された電子文書に読み込んだ印影イメージデータを電子
的に捺印する処理や、文書保護が解除された電子文書に
印影イメージデータが電子的に捺印された時に改ざん防
止のための文書保護を施す処理や、捺印済の文書保護が
施された電子文書を第2承認端末4に送信する処理等を
行うものである。
【0016】第2承認端末4は、最終承認者が受信した
電子文書の承認を行い、承認が済んだ電子文書を管理端
末1の記憶装置10に格納された文書管理データベース
12に登録するものである。この第2承認端末4は、前
記した第1承認端末3と同様の構成で、入力装置29、
表示装置30、処理装置31から構成されているもので
あるが、第1承認端末3とでは、第2承認端末4の処理
装置31が、承認処理が済んだ電子文書を管理端末1の
記憶装置10に格納された文書管理データベース12に
登録する処理を行う点が異なる。
【0017】次に、管理端末1における各利用者の印影
イメージデータを管理するための処理の手順について説
明する。図2は管理端末1の処理の流れを示すフローチ
ャートである。管理端末1では、まず、ネットワーク管
理者は入力装置5のFDドライブに各利用者の印影イメ
ージデータを記憶したFDをセットし、そのFDに記憶
された印影イメージデータの中から特定の利用者の印影
イメージデータを取り込んで入力する(ステップS
1)。次に、入力装置5のキーボードで前記印影イメー
ジデータに対応するユーザー情報を入力する(ステップ
S2)。尚、前記ユーザー情報は本実施例ではユーザー
名とパスワードとする。そして、処理装置7は入力され
た印影イメージデータ、ユーザー情報を読み込んで図6
に示すような利用者の電子印鑑データを作成する(ステ
ップS3)。ここで、図6に示す電子印鑑データは一つ
の印影イメージデータに対して一つのユーザー情報をも
たせたものであるが、利用者の印影イメージデータがサ
イズ、書体、種類等の異なる複数である場合、図10に
示す電子印鑑データのように複数の印影イメージデータ
に対して一つのユーザー情報をもたせることもできるの
で、一つのユーザー情報にて一つ、又は、複数の印影イ
メージデータを管理することができる。
【0018】そして、前記ステップS1からステップS
3までを各利用者分について繰り返し行うことにより各
利用者の電子印鑑データが作成される。そして、入力装
置5のキーボードやマウスで電子印鑑データ作成終了の
指令を入力すると(ステップS4)、処理装置7の電子
印鑑データファイル作成部8は各利用者の電子印鑑デー
タから電子印鑑データファイル11を作成し、この電子
印鑑データファイル11を記憶装置10に格納する(ス
テップS5)。尚、本実施例では各利用者の印影イメー
ジデータを入力する手段として、各利用者の印影イメー
ジデータを記憶したFDをFDドライブにセットして、
このFDから印影イメージデータを取り込んで入力する
ものとしているが、イメージスキャナやデジタルカメラ
等を使って各利用者の印影イメージデータを入力するこ
とも可能である。
【0019】次に、本実施例における電子文書の作成か
ら、電子文書の承認処理、及び、承認済の電子文書を文
書管理データベースに登録するまでの手順について説明
する。尚、ここでは、文書作成端末2を使用する者は担
当者、第1承認端末3を使用するものは担当者の上長で
ある課長、第2承認端末4を使用するものは課長の上長
で最終承認者である部長とする。まず、担当者が使用す
る文書作成端末2での処理の手順から説明する。図3は
文書作成端末2の処理の流れを示すフローチャートであ
り、まず、担当者が入力装置13のキーボードやマウス
で文書作成開始の指令を入力すると文書作成部16が起
動する(ステップS101)。次に、記憶装置20に格
納された文書レイアウトファイル21にある複数の定型
文書のレイアウトの中から作成したいレイアウトを選択
して読み込み指令を入力すると(ステップS102)、
文書作成部16は選択したレイアウトを読み込んで、そ
のレイアウトが表示装置14のCRTディスプレイ上に
表示される(ステップS103)。そのレイアウトの例
を図7に示す。
【0020】このレイアウトは承認願のレイアウトであ
り、文字、数字、記号等のデータが入力される起案日入
力領域38、起案部署入力領域39、担当者入力領域4
0、件名入力領域41、内容入力領域42と、印影イメ
ージデータが電子的に捺印される捺印領域43、44、
45と、捺印領域43に印影イメージデータを電子的に
捺印する指令を入力するための捺印ボタン46と、捺印
領域44に印影イメージデータを電子的に捺印する指令
を入力するための捺印ボタン47と、捺印領域45に印
影イメージデータを電子的に捺印する指令を入力するた
めの捺印ボタン48と、電子文書を他の端末にネットワ
ーク37を介して送信する指令を入力するための送信ボ
タン49と、承認済の電子文書を管理端末1の記憶装置
10に格納された文書管理データベース12に登録する
指令を入力するための登録ボタン50から構成されてい
る。
【0021】ここで、本実施例では、前記捺印領域4
3、44、45に印影イメージデータを電子的に捺印す
る指令を入力する手段として捺印ボタン46、47、4
8をそれぞれ設けているがこれらの捺印ボタンは必ず設
ける必要はなく、例えば、入力装置13のマウスで捺印
領域43をクリックして選択することにより、捺印領域
43に印影イメージデータを捺印する指令が入力される
ようにしても良く、印影イメージデータを電子的に捺印
する指令を入力することができるのであればその手段は
問わない。又、本実施例では、電子文書を作成する際、
記憶装置20に格納された文書レイアウトファイル21
の中にあるレイアウトを使って電子文書を作成するもの
としているが、担当者が入力装置13のキーボードやマ
ウスで文書のレイアウトを行って電子文書を作成しても
良い。
【0022】次に、担当者は、表示装置14のCRTデ
ィスプレイ上に表示されているレイアウトの起案日入力
領域38、起案部署入力領域39、担当者入力領域4
0、件名入力領域41、内容入力領域に42、入力装置
13のキーボードやマウスで文字、数字、記号等のデー
タを入力して電子文書を作成し(ステップS104)、
電子文書の作成が完了したら入力装置13のマウスで表
示装置14のCRTディスプレイ上に表示されている電
子文書の捺印ボタン47を押下して、担当者の捺印領域
43に印影イメージデータを電子的に捺印する指令を入
力する(ステップS105)。すると、処理装置15の
電子印鑑部17が起動して、電子印鑑部17は図8に示
す印影イメージデータ読み込み画面を作成して、その印
影イメージデータ読み込み画面が表示装置14のCRT
ディスプレイ上に表示される(ステップS106)。そ
して、担当者はCRTディスプレイ上に表示されている
印影イメージデータ読み込み画面のユーザー名入力領域
51とパスワード入力領域52に入力装置13のキーボ
ードやマウスでユーザー名とパスワードをそれぞれ入力
し、入力し終えたらOKボタン53を押下する(ステッ
プS107)。
【0023】すると、電子印鑑部17は入力されたユー
ザー名とパスワードを読み込んで、そのユーザー名とパ
スワードをネットワーク37を介して管理端末1の処理
装置7の電子印鑑データ検索部9に送出する(ステップ
S108)。すると、電子印鑑データ検索部9はそのユ
ーザー名、パスワードを読み込んで、そのユーザー名と
パスワードを有する電子印鑑データを記憶装置10に格
納されている電子印鑑データファイル11の中から検索
する(ステップS109)。そして、担当者の電子印鑑
データが検索されると(ステップS109のYes)、
電子印鑑データ検索部9はその電子印鑑データから担当
者の印影イメージデータを読み込んで、その印影イメー
ジデータをネットワーク37を介して文書作成端末2の
処理装置15の電子印鑑部17に送出する(ステップS
110)。
【0024】すると、電子印鑑部17はその印影イメー
ジデータを読み込んで表示装置14のCRTディスプレ
イ上に表示させる(ステップS111)。ここで、担当
者の印影イメージデータが一つの場合は図11に示すよ
うな画面が表示装置14のCRTディスプレイ上に表示
され、担当者の印影イメージデータが複数の場合は図1
2に示すような画面が表示装置14のCRTディスプレ
イ上に表示される。そして、担当者の印影イメージデー
タが一つの場合は、入力装置13のマウスで図11の画
面上にあるOKボタン55を押下すると、電子印鑑部1
7は図11の画面上にある印影イメージデータを捺印領
域44に電子的に捺印し(ステップS112)、担当者
の印影イメージデータが複数の場合は、まず入力装置1
3のマウスで図12の画面上にある複数の印影イメージ
データの中から捺印したい印影イメージデータをクリッ
クして選択し、選択した後に図12の画面上にあるOK
ボタン55を押下すると、電子印鑑部17は図12の画
面上の選択した印影イメージデータを捺印領域43に電
子的に捺印する(ステップS112)。そして、表示装
置14のCRTディスプレイ上には図9に示すように捺
印領域43に担当者の印影イメージデータが捺印された
電子文書が表示される。尚、前記ステップS109の段
階で、ユーザー名、パスワードの誤入力等が原因で担当
者の電子印鑑データが検索されなかった場合(ステップ
S109のNo)、表示装置14のCRTディスプレイ
上には印影イメージデータが検索されなかったことを示
すエラーメッセージが表示され(図示せず)、再度ステ
ップS106からの処理を行なうこととなる。
【0025】又、捺印領域43に担当者の印影イメージ
データが電子的に捺印された時に処理装置15の文書保
護部18が起動して、文書保護部18は印影イメージデ
ータが捺印された電子文書に改ざん防止の文書保護を施
す(ステップS113)。従って、図9に示す電子文書
には文書保護が施されていることとなる。この文書保護
は、文字、数字、記号等のデータが入力される起案部署
入力領域38、起案日入力領域39、担当者入力領域4
0、件名入力領域41、内容入力領域42と、印影イメ
ージデータが電子的に捺印される捺印領域43、44、
45をそれぞれ編集不可能にすることであり、これによ
り、各入力領域に入力されたデータや捺印領域に電子的
に捺印された印影イメージデータを変更したり削除した
りコピーしたりすることが不可能となる。
【0026】そして、担当者の印影イメージデータの捺
印が完了したら、担当者は入力装置13のキーボードや
マウスで表示装置14のCRTディスプレイ上に表示さ
れている捺印済の電子文書の送信ボタン49を押下し
て、この電子文書を第1承認端末3に送信する指令を入
力する(ステップS114)。すると、処理装置15の
通信部19が起動して、通信部19は捺印済の文書保護
が施された電子文書をネットワーク37を介して第1承
認端末3に送信する(ステップS115)。
【0027】ここで、表示装置14のCRTディスプレ
イ上に図11、又は、図12の画面が表示されている段
階であって(前記ステップS111の段階)、その画面
上のOKボタン55を押下する前に印影情報ボタン54
を押下すると、表示装置14のCRTディスプレイ上に
は図13に示すような印影情報設定画面が表示される。
この印影情報設定画面では、捺印しようとする印影イメ
ージデータの色を設定したり、付加情報、日付/時間、
利用番号といったデータを捺印した印影イメージデータ
と共に表示させるかどうかの設定を行うことができ、図
13では付加情報を「特許部」、日付/時間を「98/
03/01」として表示すると共に、捺印回数をカウン
トする利用番号も表示するように設定し、又、印影、付
加情報、日付、時間、利用番号の色をそれぞれ「朱」に
設定した例を示している。そして、これらの設定が終了
した後、OKボタン57を押下すると表示装置14のC
RTディスプレイ上には図11又は図12に示す画面が
表示されるので、この後は前記した手順で印影イメージ
データを捺印すれば良い。尚、図9に示す電子文書の捺
印領域43に捺印された印影イメージデータは、印影情
報設定画面にて付加情報、日付/時間、利用番号をそれ
ぞれ「なし」に設定したものである。
【0028】又、図13の印影情報設定画面のコメント
ボタン56を押下すると、表示装置14のCRTディス
プレイ上には図14に示すようなコメント画面が表示さ
れる。このコメント画面にはコメント欄と添付ファイル
欄があり、例えば、担当者が課長あるいは部長に伝えた
い用件としてコメント欄に「至急回覧をお願いしま
す。」と入力すると、その入力したコメントが捺印する
印影イメージデータに付加される。又、作成した電子文
書に添付する資料等を、文書作成端末2、あるいは、ネ
ットワーク上にある他の端末装置でワードプロセッサ、
表計算、データベース、プレゼンテーション等のアプリ
ケーションソフトを用いて作成してファイルに記憶して
ある場合、コメント画面上のファイルボタン59を押下
すると表示装置14のCRTディスプレイ上にはファイ
ル選択画面(図示せず)が表示されるので、その画面の
中から添付する資料等が記憶されたファイルを選択する
ことにより、その選択したファイルがコメント画面の添
付ファイル欄に表示され、その表示されたファイルが捺
印する印影イメージデータに付加される。
【0029】そして、コメント、及び、ファイルの付加
が終了した後、OKボタン58を押下すると表示装置1
4のCRTディスプレイ上には図13に示す画面が表示
され、更に図13の画面上のOKボタン57を押下する
と表示装置14のCRTディスプレイ上には図11又は
図12に示す画面が表示されるので、この後は前記した
手順で印影イメージデータを捺印すれば良い。そして、
図9に示す電子文書の捺印領域43に捺印された印影イ
メージデータにコメントやファイルが付加されている場
合、この印影イメージデータをマウスでダブルクリック
して選択すると図14に示すコメント画面が表示されコ
メントを見ることができる。又、コメント画面の添付フ
ァイル欄に表示されているファイルをマウスでダブルク
リックして選択するとそのファイルに記憶された添付資
料等が表示され、その添付資料等の内容を見ることがで
きる。尚、印影イメージデータに付加されたコメント
は、印影イメージデータが捺印された時点で編集は不可
能となる。
【0030】次に、課長が使用する第1承認端末3での
処理の手順について説明する。図4は第1承認端末3の
処理の流れを示すフローチャートである。まず、課長は
入力装置22のキーボードやマウスで処理装置24の通
信部28を起動させる指令を入力して通信部28を起動
させる(ステップS201)。すると、通信部28は文
書作成端末2よりネットワーク37を介して送信されて
きた電子文書を受信し、その電子文書が表示装置23の
CRTディスプレイ上に表示される(ステップS20
2)。この表示装置23のCRTディスプレイ上に表示
された電子文書は図9に示したものであり、この電子文
書には文書保護が施されている。尚、この電子文書の捺
印領域43に捺印された担当者の印影イメージデータを
入力装置22のマウスでダブルクリックして選択する
と、表示装置23のCRTディスプレイ上には図14に
示すコメント画面が表示され、担当者の印影イメージデ
ータにコメントが付加されている場合、課長は担当者か
らのコメントを見ることができる。又、担当者の印影イ
メージデータにファイルが付加されている場合、コメン
ト画面の添付ファイル欄にはファイルが表示されている
ので、この添付ファイル欄に表示されたファイルを入力
装置22のマウスでダブルクリックして選択すると、表
示装置23のCRTディスプレイ上にはファイルに記憶
された添付資料等が表示され、課長は電子文書の添付資
料等の内容を見ることができる。そして、コメントや添
付資料等を見た後は、コメント画面のOKボタン58を
押下すると表示装置23のCRTディスプレイ上には受
信した図9に示す電子文書が表示される。
【0031】そして、課長はその電子文書の内容を確認
したら、入力装置22のマウスで表示装置23のCRT
ディスプレイ上に表示された電子文書の捺印ボタン47
を押下して、課長の捺印領域44に印影イメージデータ
を電子的に捺印する指令を入力する(ステップS20
3)。すると、処理装置24の電子印鑑部25が起動し
て、電子印鑑部25は図8に示す印影イメージデータ読
み込み画面を作成して、その印影イメージデータ読み込
み画面が表示装置23のCRTディスプレイ上に表示さ
れる(ステップS204)。そして、課長は、CRTデ
ィスプレイ上に表示されている印影イメージデータ読み
込み画面のユーザー名入力領域51とパスワード入力領
域52に、入力装置22のキーボードやマウスでユーザ
ー名とパスワードをそれぞれ入力して、入力し終えたら
OKボタン53を押下する(ステップS205)。
【0032】すると、電子印鑑部25は入力されたユー
ザー名とパスワードを読み込んで、そのユーザー名とパ
スワードをネットワーク37を介して管理端末1の処理
装置7の電子印鑑データ検索部9に送出する(ステップ
S206)。すると、電子印鑑データ検索部9はそのユ
ーザー名とパスワードを読み込んで、そのユーザー名と
パスワードを有する電子印鑑データを記憶装置10に格
納されている電子印鑑データファイル11の中から検索
する(ステップS207)。そして、課長の電子印鑑デ
ータが検索されると(ステップS207のYes)、電
子印鑑データ検索部9はその電子印鑑データから課長の
印影イメージデータを読み込んで、その印影イメージデ
ータをネットワーク37を介して第1承認端末3の処理
装置24の電子印鑑部25に送出する(ステップS20
8)。
【0033】すると、電子印鑑部25はその印影イメー
ジデータを読み込んで表示装置23のCRTディスプレ
イ上に表示させる(ステップS209)。ここで、課長
の印影イメージデータが一つの場合は図11に示すよう
な画面が表示装置23のCRTディスプレイ上に表示さ
れ、課長の印影イメージデータが複数の場合は図12に
示すような画面が表示装置23のCRTディスプレイ上
に表示される。そして、課長の印影イメージデータが一
つの場合は入力装置22のマウスで図11の画面上にあ
るOKボタン55を、課長の印影イメージデータが複数
の場合は捺印したい印影イメージデータを選択した後に
図12の画面上にあるOKボタン55を押下すると、電
子印鑑部25が課長の印影イメージデータを捺印領域4
4に電子的に捺印する瞬間に処理装置24の文書保護解
除部26が起動して、文書保護解除部26は受信した電
子文書に施されている文書保護を解除する(ステップS
210)。そして、電子印鑑部25が捺印領域44に課
長の印影イメージデータを電子的に捺印すると(ステッ
プS211)、処理装置24の文書保護部27が起動し
て電子文書に再度文書保護が施される(ステップS21
2)。この時、表示装置22のCRTディスプレイ上に
は、捺印領域43に担当者の印影イメージデータ、捺印
領域44に課長の印影イメージデータがそれぞれ捺印さ
れた電子文書が表示される。尚、前記ステップS207
の段階で、ユーザー名、パスワードの誤入力等が原因で
課長の電子印鑑データが検索されなかった場合(ステッ
プS207のNo)、表示装置23のCRTディスプレ
イ上には印影イメージデータが検索されなかったことを
示すエラーメッセージが表示され、再度ステップS20
4からの処理を行なうこととなる。
【0034】このように、第1承認端末3が受信した電
子文書に施されている文書保護は、課長が電子文書の空
欄の捺印領域44に印影イメージデータを電子的に捺印
する瞬間にのみ解除され、課長の印影イメージデータが
捺印されるとその電子文書に再度文書保護が施されるの
で、第1承認端末3で受信した電子文書の各入力領域に
入力されているデータや捺印領域に捺印されている印影
イメージデータの変更、削除、コピー等をすることは不
可能である。
【0035】そして、課長の印影イメージデータの捺印
が完了したら、課長は入力装置22のキーボードやマウ
スで表示装置23のCRTディスプレイ上に表示されて
いる捺印済の電子文書の送信ボタン49を押下して、こ
の電子文書を第2承認端末4に送信する指令を入力する
(ステップS213)。すると、処理装置24の通信部
28が起動して、通信部28は捺印済の文書保護が施さ
れた電子文書をネットワーク37を介して第2承認端末
4に送信する(ステップS214)。
【0036】尚、第1承認端末3においても前記した文
書作成端末2と同様に図13に示す印影情報画面にて課
長の印影イメージデータの色の設定や付加情報、日付/
時間、利用番号についての設定をすることができ、又、
図14に示すコメント画面にて課長の印影イメージデー
タにコメントやファイルを付加することができる。
【0037】次に、部長が使用する第2承認端末4での
処理の手順について説明する。図5は第2承認端末の処
理の流れを示すフローチャートである。ここで、図5に
示すフローチャートにおけるステップS301からステ
ップS312までの処理は、図4に示した第1承認端末
3の処理の流れを示すフローチャートにおけるステップ
S201からステップS212までの処理と全く同一の
ものであり、部長は受信した電子文書の内容を確認した
後に、前記した第1承認端末3と同一の手順で受信した
電子文書の部長の捺印領域45に部長の印影イメージデ
ータを電子的に捺印して承認処理を行えば良く、捺印が
済むと表示装置30のCRTディスプレイ上には、図1
5に示すように捺印領域43に担当者の印影イメージデ
ータ、捺印領域44に課長の印影イメージデータ、捺印
領域45に部長の印影イメージデータがそれぞれ捺印さ
れた承認済の電子文書が表示される。
【0038】尚、第2承認端末4にて受信した電子文書
に施された文書保護は、第1承認端末3と同様に、部長
が電子文書の空欄の捺印領域45に印影イメージデータ
を電子的に捺印する瞬間にのみ解除され、部長の印影イ
メージデータが捺印されるとその電子文書に再度文書保
護が施されるので、第2承認端末4で受信した電子文書
の各入力領域に入力されているデータや捺印領域に捺印
されている印影イメージデータの変更、削除、コピー等
をすることは不可能である。そして、第2承認端末4に
おいても前記した文書作成端末2、及び、第1承認端末
3と同様に図13に示す印影情報画面にて部長の印影イ
メージデータの色の設定や付加情報、日付/時間、利用
番号についての設定をすることができ、又、図14に示
すコメント画面にて部長の印影イメージデータにコメン
トやファイルを付加することができ、更に、第2承認端
末4においても、捺印領域43に捺印された担当者の印
影イメージデータ、又は、捺印領域44に捺印された課
長の印影イメージデータを入力装置29のマウスでダブ
ルクリックして選択すると、表示装置30のCRTディ
スプレイ上には図14に示すコメント画面が表示され、
担当者、又は、課長の印影イメージデータにコメントや
ファイルが付加されている場合、部長は担当者、又は、
課長からのコメントやファイルの内容を見ることができ
る。
【0039】次に、ステップS313からの処理の手順
について説明する。部長は受信した電子文書の承認処理
を終えたら、表示装置30のCRTディスプレイ上に表
示されている承認済の電子文書の登録ボタン50を入力
装置29のマウスで押下して、承認済の電子文書を管理
端末1の記憶装置10に格納された文書管理データベー
ス12に登録する指令を入力する(ステップS31
3)。すると、処理装置31の文書登録部36が起動し
て(ステップS314)、文書登録部36は承認済の電
子文書の各入力領域に入力されているデータをネットワ
ーク37を介して管理端末1の記憶装置10に格納され
た文書管理データベース12に登録すると共に、承認済
の電子文書全体をオブジェクトとしてネットワーク37
を介して管理端末1の記憶装置10に格納された文書管
理データベース12に登録する(ステップS315)。
【0040】この文書管理データベース12は図16に
示すように、図15に示した承認済の電子文書の、起案
日入力領域38に入力されたデータが入力される起案日
フィールド60と、起案部署入力領域39に入力された
データが入力される起案部署フィールド61と、担当者
入力領域40に入力されたデータが入力される担当者フ
ィールド62と、件名入力領域41に入力されたデータ
が入力される件名フィールド63と、内容入力領域42
に入力されたデータが入力される内容フィールド64
と、承認済の電子文書全体がオブジェクトとして入力さ
れる画像フィールド65とから構成されており、これら
各フィールドへのデータの入力処理は全て文書登録部3
6により実行される。つまり、文書登録部36は、起案
日入力領域38に入力されたデータを起案日フィールド
60に、起案部署入力領域39に入力されたデータを起
案部署フィールド61に、担当者入力領域40に入力さ
れたデータを担当者フィールド62に、件名入力領域4
1に入力されたデータを件名フィールド63に、内容入
力領域42に入力されたデータを内容フィールド64に
それぞれ複写する処理を行い、又、これと同時に承認済
の電子文書全体をオブジェクトとして画像フィールド6
5に複写する処理を行い、これにより、承認済の電子文
書のデータベースへの登録が自動的に完了する。以上
が、本実施例における電子文書の作成から、電子文書の
承認処理、及び、承認済の電子文書を文書管理データベ
ース12に登録するまでの手順である。
【0041】尚、本実施例では、承認済の電子文書を管
理端末1の記憶装置10に格納された文書管理データベ
ース12に登録する指令を入力する手段として登録ボタ
ン50を設けているがこの登録ボタン50は必ず設ける
必要はなく、例えば、最終承認者である部長の捺印領域
45に印影イメージデータが電子的に捺印されることに
より承認済の電子文書を文書管理データベース12に登
録する指令が入力されるようにしても良く、承認済の電
子文書を文書管理データベース12に登録する指令を入
力することができるのであればその手段は問わない。
【0042】そして、承認済の電子文書の中から特定の
電子文書の内容を知りたい場合には、管理端末1が接続
しているネットワーク上にある端末装置を使って、文書
管理データベース12に登録された電子文書の中から特
定の電子文書を検索すれば良く、検索する際には、検索
に使用する端末装置の表示装置に図16の画面を表示さ
せ、その画面上の起案日フィールド60、起案部署フィ
ールド61、担当者フィールド62、件名フィールド6
3、内容フィールド64に入力されたデータをキーにし
て検索する。つまり、特定の電子文書を検索するための
検索キーとしては、電子文書の内容である起案日、起案
部署、担当者、件名、内容の5種類のデータを検索キー
とすることができ、又、これら5種類の検索キーを組み
合わせて検索することも可能である。尚、文書管理デー
タベース12の各フィールドに入力されたデータのコピ
ー、変更、削除等の編集は不可能となっているので、各
フィールドに入力されたデータの内容は見ることしかで
きず、データが第三者により変更されたり削除されたり
するといった改ざんの心配は全くないものである。又、
図16の画面上において、画像フィールド65に表示さ
れている承認済の電子文書はオブジェクトとして画像フ
ィールド65に入力されているので、入力装置のマウス
にて画像フィールド65に表示されている承認済の電子
文書をクリックして選択し、その電子文書を作成したア
プリケーションソフトを起動させる指令を入力するとそ
のアプリケーションソフトが起動するので、表示装置の
画面全体に図15に示す承認済の電子文書を表示させる
ことが可能であり、これにより、文書管理データベース
12上で承認済の電子文書のレイアウトを見ることがで
きる。又、この状態で捺印領域43、44、45に捺印
された担当者、課長、部長の印影イメージデータを入力
装置のマウスでダブルクリックして選択すると、表示装
置には図14に示すコメント画面が表示されるので、各
印影イメージデータにコメントやファイルが付加されて
いる場合、そのコメントやファイルの内容を見ることが
できる。
【0043】以上、本発明の実施の形態として、各利用
者の印影イメージデータと承認処理が済んだ電子文書を
管理する端末を1台、電子文書を作成する端末を1台、
電子文書の承認を行う承認端末を2台とした文書管理シ
ステムの実施例を説明してきたが、本発明では電子文書
を作成する端末、及び、電子文書の承認を行う端末の台
数はそれぞれ限定されるものではなく、ネットワークに
て接続されている端末を使用するのであれば、承認者が
3人、4人といったような場合は承認端末を3台、又は
4台とすれば良く、又、文書作成端末も2台、あるいは
3台とすることが可能である。
【0044】
【発明の効果】以上の通り、本発明の文書管理システム
は、電子文書の各入力領域に入力されたデータをデータ
ベースに自動的に登録すると同時に、その電子文書全体
をオブジェクトとしてデータベースに自動的に登録する
ものとしたので、従来のように手入力で電子文書全体を
オブジェクトとしてデータベースに登録する作業を行な
わなくても簡単にデータベース上で電子文書のレイアウ
トを見れるようにすることができるものである。又、本
発明の文書管理システムは、データベース上で電子文書
のレイアウトを見ることができるので、従来のように電
子文書を文書ごとにファイル単位で管理する必要がな
く、電子文書をデータベースだけで効率良く管理するこ
とができるものである。更に、本発明の文書管理システ
ムは、電子文書をデータベースだけで管理するものと
し、電子文書を文書ごとにファイル単位で管理しておく
必要性をなくしたので、電子文書を管理する際に、従来
のように、特定の電子文書を後から少しでも探し出し易
くするために電子文書を記憶するファイルのファイル名
やそのファイルを記憶装置内のどの位置に格納するか等
を考慮しなくても、特定の電子文書をレイアウトも含め
て短時間で容易に探し出すことができる状態で管理する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文書管理システムの実施例を示すブロ
ック図。
【図2】管理端末1の処理の流れを示すフローチャー
ト。
【図3】文書作成端末2の処理の流れを示すフローチャ
ート。
【図4】第1承認端末3の処理の流れを示すフローチャ
ート。
【図5】第2承認端末4の処理の流れを示すフローチャ
ート。
【図6】一つの印影イメージデータに一つのユーザー情
報をもたせた電子印鑑データの一例を示す図。
【図7】文書レイアウトの一例を示す図。
【図8】印影イメージデータ読み込み画面の一例を示す
図。
【図9】印影イメージデータが捺印された電子文書の一
例を示す図。
【図10】複数の印影イメージデータに一つのユーザー
情報をもたせた電子印鑑データの一例を示す図。
【図11】一つの印影イメージデータを表示する画面の
一例を示す図。
【図12】複数の印影イメージデータを表示する画面の
一例を示す図。
【図13】印影情報設定画面の一例を示す図。
【図14】コメント画面の一例を示す図。
【図15】承認済の電子文書の一例を示す図。
【図16】文書管理データベース12の表示画面の一例
を示す図。
【符号の説明】
1 管理端末 2 文書作成端末 3 第1承認端末 4 第2承認端末 8 電子印鑑データファイル作成部 9 電子印鑑データ検索部 11 電子印鑑データファイル 12 文書管理データベース 16 文書作成部 17、25、32 電子印鑑部 18、27、34 文書保護部 19、28、35 通信部 21 文書レイアウトファイル 26、33 文書保護解除部 36 文書登録部 37 ネットワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の入力領域に文字、数字、記号、
    図、絵、写真等のデータを入力して作成した電子文書を
    管理する文書管理データベースを備えてなる文書管理シ
    ステムであって、前記電子文書の各入力領域に入力され
    たデータを前記文書管理データベースの対応するフィー
    ルドに複写すると同時に、前記電子文書全体をオブジェ
    クトとして前記文書管理データベースの所定のフィール
    ドに複写する文書登録部を備えてなることを特徴とする
    文書管理システム。
JP10108494A 1998-04-02 1998-04-02 文書管理システム Pending JPH11288423A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005301575A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Nextage:Kk 押印文書作成システム、文書回覧システム、押印文書作成方法及び文書回覧方法
JP2012168601A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Shachihata Inc 印面レイアウトシステム及びこれを利用した印判作成方法と電子印鑑

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