JPH11288026A - ゴルフスイングフォームの撮影システム - Google Patents

ゴルフスイングフォームの撮影システム

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JPH11288026A
JPH11288026A JP10390598A JP10390598A JPH11288026A JP H11288026 A JPH11288026 A JP H11288026A JP 10390598 A JP10390598 A JP 10390598A JP 10390598 A JP10390598 A JP 10390598A JP H11288026 A JPH11288026 A JP H11288026A
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Haruo Tanaka
晴雄 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一人でも簡単に、チェックしたい部分のスイ
ングフォームを撮影できるゴルフスイングフォームの撮
影システムを実現する。 【解決手段】 CCDカメラ22と、CCDカメラ22の捉
えた画像を写すモニタ20と、スイング中の所定の時点を
検知して無線信号を発信する無線発信器10と、無線信号
を受信して信号を出力する受信器16と、受信器16の信号
を入力して画像取込を指示する信号を出力する制御部18
と、該制御部18の信号に基づき、CCDカメラ22が捉え
た所定時間の画像を取り込む画像入力部24とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ゴルフスイング
フォームの撮影システムに係り、特に、一人でも簡単
に、ゴルフスイングフォームを撮影できるゴルフスイン
グフォームの撮影システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフの上達のためには、自己のスイン
グフォームをチェックすることが欠かせない。そのた
め、デジタルカメラ等を用いてスイングフォームを撮影
して、チェックすることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、自己のスイン
グフォームを自分一人で撮影する場合には、全身を確実
に撮影するためのデジタルカメラの置く位置の決定やピ
ント合わせが面倒である。また、ゴルフのスイングは、
アドレスの状態から、ゴルフクラブを最大限振り上げた
トップの状態迄のバックスイングを経て、勢いよくゴル
フクラブを振り下ろすダウンスイングを行い、再びゴル
フクラブを振り上げていくフォロースイングを経てフィ
ニッシュに至る一連の動作であるが、かかる一連の動作
の中で特にチェックしたい部分のスイングフォームを撮
影するのは、撮影開始のタイミングが取りづらいため困
難であった。
【0004】この発明は、従来の上記問題に鑑みて案出
されたものであり、その目的とするところは、一人でも
簡単に、チェックしたい部分のスイングフォームを撮影
できるゴルフスイングフォームの撮影システムを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るゴルフスイングフォームの撮影システ
ムは、CCDカメラと、該CCDカメラの捉えた画像を
写すモニタと、ゴルフクラブのスイング中の所定の時点
を検知して無線信号を発信する無線発信器と、上記無線
信号を受信して信号を出力する受信器と、該受信器の信
号を入力して画像取込を指示する信号を出力する制御部
と、該制御部の信号に基づき、上記CCDカメラが捉え
た所定時間の画像を取り込む画像入力部とを備えたもの
である。
【0006】上記撮影システムにあっては、モニタに自
分の姿を写し出して確認することにより、極めて簡単
に、ゴルフスイングフォームを確実に撮影できる位置を
決定することができる。
【0007】また、ゴルフクラブのスイング中の所定の
時点を無線発信器が検知して無線信号を発信すると、こ
の無線信号を受信器が受信すると共に制御部に信号を出
力する。制御部は、この信号を受信すると、画像入力部
に対し、画像取込を指示する信号を出力し、その結果、
画像入力部がCCDカメラが捉えた所定時間の画像を取
り込む。而して、上記無線発信器が検知するスイング中
の時点及び画像入力部が取り込むCCDカメラが捉えた
画像の時間を適宜設定することにより、チェックしたい
部分のスイングフォームを撮影できる。
【0008】上記無線発信器としては、例えば、気密容
器内部に水銀及び一対のリード線の一端を収納し、上記
水銀が気密容器内を移動可能と成されているスイッチ部
と、上記リード線の他端と接続される発振回路を備えた
本体部とから構成されているものが該当する。
【0009】また、本発明に係る他のゴルフスイングフ
ォームの撮影システムは、CCDカメラと、該CCDカ
メラの捉えた画像を写すモニタと、上記CCDカメラの
捉えた所定時間の画像を所定のコマ数に分割しつつ、順
次取り込んで画像記憶部へ転送する画像入力部と、ゴル
フクラブのスイング中の所定の時点を検知するセンサ
と、該センサが検知した時点を基準に、その前後の所定
のコマ数の画像を上記画像記憶部から読み出して上記モ
ニタへ出力する制御部と、上記モニタに出力された画像
データを編集する信号を上記制御部へ出力する操作部と
を備え、上記制御部は、操作部からの信号に基づき、画
像データの削除や新たな画像データを上記画像記憶部か
ら読み出してモニタへ出力するものである。
【0010】この撮影システムにあっては、画像入力部
がCCDカメラの捉えた所定時間の画像を所定のコマ数
に分割しつつ、順次取り込んで画像記憶部へ転送し、画
像機億部に格納される。そして、ゴルフクラブのスイン
グ中の所定の時点をセンサが検知すると、該センサが検
知した時点を基準に、制御部がその前後の所定のコマ数
の画像を画像記憶部から読み出すと共に、読み出した画
像をモニタへ出力する。モニタに出力された画像データ
は、操作部からの信号に基づいて、制御部が削除した
り、或いは新たな画像データを制御部が画像記憶部から
読み出してモニタへ出力することができるため、画像記
憶部に格納されている画像の範囲内で、自由に必要な画
像を取捨選択する編集を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下にこの発明に係る第1のゴル
フスイングフォームの撮影システムを、添付図面に基づ
いて説明する。
【0012】図1は、第1のゴルフスイングフォームの
撮影システムのブロック図であり、10は、ゴルフクラブ
12のヘッド部14近傍に取り付けられた無線発信器であ
る。16は、上記無線発信器10からの無線信号を受信する
受信器であり、18は、本発明の撮影システムを制御する
ための制御部であり、その内部に図示しない中央処理装
置(CPU)及び制御プログラムを格納した記憶装置を
備えている。また、20はモニタであり、該モニタ20には
CCDカメラ22が捉えた画像が写し出されるようになっ
ている。24は、画像入力部であり、該画像入力部24は上
記CCDカメラ22が捉えた、例えば2秒間分の画像を1
6コマに分割して取り込むと共に、取り込んだ16コマ
の画像を上記モニタ20に出力表示すると共にプリンタ26
で印刷するために必要な所定の画像処理を施すものであ
る。なお、28は、上記プリンタ26に所定の印刷用紙を供
給するための給紙装置である。また、30は、貨幣投入器
であり、この貨幣投入器30に規定金額の貨幣が投入され
ることにより、本発明のゴルフスイングフォームの撮影
システムが作動するようになっている。
【0013】上記無線発信器10は、図2及び図3に示す
ように、スイッチ部32と本体部34とから構成されてお
り、スイッチ部32は、ガラス等より成る気密容器36内に
水銀38が収納されると共に、一端が気密容器36内に収納
されると共に、他端が気密容器36外に導出された一対の
リード線40を備えている。上記水銀38は、スイッチ部32
を傾けることにより重力の作用で気密容器36内を移動可
能となっている。
【0014】上記本体部34は、樹脂等より成るケース42
内に、発振回路44と該発振回路44に電源を供給する電池
46を備えており、また、上記スイッチ部32のリード線40
の他端が、ケース42内に導入されて上記発振回路44に接
続されている。
【0015】而して、図2に示すように、一対のリード
線40,40が水銀38に埋没するとリード線40,40間が導通
してスイッチ部32がONし、発振回路44への電源供給が
開始され、その結果、微弱電波より成る無線信号が発信
される。一方、図3に示すように、水銀38がリード線4
0,40から離間するとリード線40,40間の導通が解除さ
れ、スイッチ部32がOFFとなり、発振回路44への電源
供給が中止され、その結果、無線信号の発信が停止す
る。
【0016】図4は、上記無線発信器10をゴルフクラブ
12へ装着するための取付具48を示すものであり、該取付
具48は、両端に綿ファスナー部50を備えた布等より成る
帯状体52の略中央部に、筒状のポケット54を有し、該ポ
ケット54内に、上記無線発信器10を収納すると共に、ゲ
ル状の衝撃吸収材56を充填してなる。該取付具48を、図
5に示すように、ゴルフクラブ12のシャフト58に巻き付
け、両端の綿ファスナー部50で固定することにより、無
線発信器10をゴルフクラブ12へ装着するのである。
【0017】尚、上記無線発信器10は、ゴルフクラブの
スイング中のダウンスイングの開始時点を検知するた
め、スイッチ部32の気密容器36内の水銀38がゴルフクラ
ブ12のシャフト58側に位置すると共に、リード線40がヘ
ッド部14側に位置するように装着する。この結果、上記
無線発信器10は、図5の如く、ゴルフクラブ12のヘッド
部14がシャフト58より下側で静止している時には、スイ
ッチ部32の一対のリード線40,40が水銀38に埋没してス
イッチ部32がONした状態となり、一方、ゴルフクラブ
12を振り上げてゴルフクラブ12のヘッド部14がシャフト
58より上側で静止している時(図1)には、図6の如
く、スイッチ部32の水銀38がリード線40,40から離間し
てスイッチ部32がOFFの状態となるのである。
【0018】次に、上記本発明の撮影システムを用いて
ゴルフスイングフォームを撮影する手順を説明する。先
ず、貨幣投入器30に、規定金額の貨幣を投入して本発明
の撮影システムをスタートさせると、CCDカメラ22が
捉えた画像がモニタ20に写し出されることから、モニタ
20に写し出された自分の姿を確認しながら、スイングを
行う位置を決定する。
【0019】そして、無線発信器10の装着されたゴルフ
クラブ12を持ち、アドレスの状態をとるが、このアドレ
スの状態においては、ゴルフクラブ12のヘッド部14がシ
ャフト58より下側で静止し、上記の通り、無線発信器10
のスイッチ部32がONとなるため、無線信号が発信され
る。この無線信号を受信器16が受信すると、受信器16か
ら信号が制御部18に対して出力され、制御部18は一回目
の信号の入力があったことを記憶する。
【0020】次に、アドレスの状態からゴルフクラブ12
を振り上げていき、図1の如く、ゴルフクラブ12を最大
限振り上げたいわゆるトップの状態においては、ゴルフ
クラブ12のヘッド部14がシャフト58より上側で静止し、
スイッチ部32の水銀38がリード線40,40から離間して
(図6)、スイッチ部32がOFFとなるため、無線信号
の発信が停止される。
【0021】次に、トップの状態からゴルフクラブ12を
振り下ろし、ダウンスイングを開始すると、遠心力によ
って瞬時にスイッチ部32の水銀38が図6の矢印方向に移
動してリード線40,40に当接するため、無線発信器10の
スイッチ部32がONして無線信号が発信される。この無
線信号を受信器16が受信すると、再び受信器16からの信
号が制御部18に対して出力される。
【0022】制御部18はこの二回目の信号の入力を受け
ると、画像入力部24に対して画像の取込を指示する信号
を出力する。画像入力部24は、この信号に基づいて、上
記CCDカメラ22が捉えた2秒間分の画像を16コマに
分割して取り込む。画像入力部24は、取り込んだ16コ
マの画像をモニタ20の画面や一枚の用紙上に並べて出力
するため、16コマの画像を同一面に配列する画像処理
を施すと共に、処理後の画像データをモニタ20及びプリ
ンタ26へ出力する。
【0023】その結果、図7に示すようにゴルフスイン
グフォームが16分割されて並べられた画像が、モニタ
20に写し出されると共に、プリンタ26により一枚の用紙
上に印刷されるのである。
【0024】上記本発明のゴルフスイングフォームの撮
影システムにあっては、モニタ22に自分の姿が写し出さ
れるため、極めて簡単に、全身を確実に撮影できるスイ
ングを行う位置を決定することができる。
【0025】また、ゴルフクラブ12を最大限振り上げた
トップの状態から振り下ろしを始めるダウンスイング開
始時と略同時に、ゴルフクラブ12に装着した無線発信器
10のスイッチ部32がONして無線信号が発信され、該無
線信号を受信した受信器16からの信号に基づき制御部18
から画像入力部24に対して信号が出力されて画像の取り
込みが開始されるため、ダウンスイングの略開始時から
のスイングフォームを16コマに分割して撮影すること
ができる。そして、画像入力部24での画像処理により、
ゴルフスイングフォームが16分割されて並べられた画
像を、モニタ20に写し出すことができると共に、プリン
タ26により一枚の用紙上に印刷することができる。
【0026】尚、上記説明においては、画像入力部24は
CCDカメラ22が捉えた2秒間分の画像を16コマに分
割して取り込む場合を例に挙げて説明したが、これに限
定されることはなく、例えば2秒間分の画像を8コマに
分割して取り込んだり、或いは、1秒間分の画像を8コ
マに分割して取り込む等、所望の時間の画像を所望のコ
マ数に分割して取り込めるようにように構成すれば良
い。また、上記CCDカメラ22が捉えた極く短時間(例
えば0.1秒間)の画像を分割することなく、1コマの
画像として取り込むように構成することも勿論可能であ
る。
【0027】上記においては、ゴルフクラブのスイング
中のダウンスイングの開始時点を検知するため、スイッ
チ部32の気密容器36内の水銀38がゴルフクラブ12のシャ
フト58側に位置すると共に、リード線40がヘッド部14側
に位置するように装着したが、これとは逆に、スイッチ
部32の気密容器36内の水銀38がゴルフクラブ12のヘッド
部14側に位置すると共に、リード線40がシャフト58側に
位置するように装着しても良く、この場合には、ゴルフ
スイングフォームの撮影を以下の手順で行えば良い。
【0028】先ず、アドレスの状態においては、ゴルフ
クラブ12のヘッド部14がシャフト58より下側で静止して
いるため、無線発信器10のスイッチ部32がOFFとなっ
ている。次に、アドレスの状態からゴルフクラブ12を振
り上げていき、ヘッド部14がシャフト58より上側となる
と、スイッチ部32の一対のリード線40,40が水銀38に埋
没するため、無線発信器10のスイッチ部32がONして無
線信号が発信される。この無線信号を受信器16が受信す
ると、受信器16からの信号が制御部18に対して出力され
る。
【0029】制御部18はこの一回目の信号の入力を受け
た段階で、画像入力部24に対して画像の取込を指示する
信号を出力し、画像入力部24は、この信号に基づいて、
上記CCDカメラ22が捉えた、例えば4秒間分の画像を
16コマに分割して取り込む。画像入力部24は、取り込
んだ16コマの画像をモニタ20の画面や一枚の用紙上に
並べて出力するため、16コマの画像を同一面に配列す
る画像処理を施すと共に、処理後の画像データをモニタ
20及びプリンタ26へ出力するのである。この場合には、
無線発信器10により、テークバック途中の時点が検知さ
れ、それ以降のゴルフスイングフォームを撮影すること
ができる。
【0030】図8は、本発明に係る第2のゴルフスイン
グフォームの撮影システムを示すブロック図であり、上
記第1のゴルフスイングフォームの撮影システムと同一
の構成については、同一の符号を使用する。
【0031】同図において、60は、ゴルフボール62の有
無を判別する光センサであり、該光センサ60は、図示し
ない発光部と受光部とを備えており、発光部からゴルフ
ボール62に光を当て、その反射光を受光部で検出するこ
とにより、ゴルフボール62の有無が判別可能となってい
る。尚、ゴルフボール62の有無を判別できるのであれ
ば、上記光センサ60に限られることなく、あらゆるセン
サを使用することができ、例えば、超音波センサ等を用
いても良い。
【0032】また、64は、CCDカメラ22が捉えた1秒
間分の画像を30コマに分割しつつ、順次取り込むと共
に、取り込んだ画像をRAM等より成る画像記憶部66に
転送する画像入力部である。68は、画像記憶部66に格納
された画像の編集を行うための操作部である。
【0033】次に、この第2の撮影システムを用いてゴ
ルフスイングフォームを撮影する手順を説明する。ティ
ー70にゴルフボール62を載置した状態で、貨幣投入器30
に規定金額の貨幣を投入して本発明の撮影システムをス
タートさせると、制御部18より画像入力部64に対し、画
像の取込を指示する信号を出力し、画像入力部64はCC
Dカメラ22の捉えた1秒間分の画像を30コマに分割し
つつ、順次取り込んで、画像記憶部66へ転送を開始す
る。また、CCDカメラ22が捉える画像がモニタ20に写
し出されることから、モニタ20に写し出された自分の姿
を確認しながら、スイングを行う位置を決定する。
【0034】一方、光センサ60の発光部からゴルフボー
ル62に光が照射され、その反射光が受光部で検出され、
その検出信号が制御部18に入力される。
【0035】次に、ゴルフクラブ12をスイングしてゴル
フボール62が打撃されて飛び出すと、光センサ60の受光
部で反射光が検出されなくなり、上記検出信号の制御部
18への入力が中止される。このように、光センサ60でゴ
ルフボール62の検出ができなくなったことで、結果的に
スイング中のインパクトの時点を検知することができる
のである。
【0036】制御部18は、検出信号の入力が中止された
時点を基準に、その前後8コマ、計16コマ分の画像を
画像記憶部66から読み出し、この16コマの画像を同一
面に配列する画像処理を行ってモニタ20に写し出す。次
に、モニタ20を見ながら、所望の時間帯の所望の画像を
得るため操作部68より制御部18へ信号を出力することに
より、制御部18が不必要な画像の削除や新たな画像を画
像記憶部66から読み出してモニタ20に写し出す。
【0037】必要な16コマの画像が得られた段階で、
操作部68から制御部18へ印刷を指示する信号を入力する
と、制御部18はモニタ20に写し出された画像データをプ
リンタ26へ出力し、印刷するのである。
【0038】この第2の撮影システムにあっては、貨幣
投入器30に規定金額の貨幣を投入した時点から、画像入
力部64により画像の取り込みが行われ、画像記憶部66に
格納されている画像の範囲内で、自由に必要な画像を取
捨選択する編集を行うことができる。このため、例え
ば、アドレスの状態からゴルフクラブを振り上げていき
トップの状態に至る迄のテークバックのフォームも16
コマに分割して撮影・印刷することができる。
【0039】尚、上記においては、スイング中のインパ
クトの時点を検知するため、光センサ60でゴルフボール
62の有無を検出していたが、本発明はこれに限定される
ものではない。例えば、スイング中のゴルフクラブ12の
ヘッド部14の位置をセンサで検出することにより、スイ
ング中の所定の時点を検知するようにしても良い。
【0040】
【発明の効果】本発明のゴルフスイングフォームの撮影
システムにあっては、モニタに自分の姿を写し出して確
認することにより、極めて簡単に、ゴルフスイングフォ
ームを確実に撮影できる位置を決定することができる。
【0041】また、ゴルフクラブのスイング中の所定の
時点を検知する無線発信器の無線信号に基づき、画像入
力部がCCDカメラの捉えた所定時間の画像を取り込む
よう構成したことから、無線発信器が検知するスイング
中の時点及び画像入力部が取り込むCCDカメラが捉え
た画像の時間を適宜設定することにより、チェックした
い部分のスイングフォームを撮影できる。
【0042】また、本発明に係る他のゴルフスイングフ
ォームの撮影システムにあっては、画像入力部がCCD
カメラの捉えた所定時間の画像を所定のコマ数に分割し
つつ、順次取り込み、取り込んだ画像は画像記憶部に格
納されると共に、操作部からの信号に基づいて、制御部
が画像データを削除したり、或いは新たな画像データを
画像記憶部から読み出して出力することができるため、
画像記憶部に格納されている画像の範囲内で、自由に必
要なスイングフォームの画像を取捨選択する編集を行う
ことにより、チェックしたい部分のスイングフォームを
撮影できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1のゴルフスイングフォームの
撮影システムのブロック図である。
【図2】無線発信器のスイッチ部がONの状態を示す説
明図である。
【図3】無線発信器のスイッチ部がOFFの状態を示す
説明図である。
【図4】無線発信器の取付具を示す説明図である。
【図5】取付具をゴルフクラブに取り付ける状態を示す
説明図である。
【図6】ゴルフクラブを最大限振り上げたトップの位置
における無線発信器の状態を示す説明図である。
【図7】ゴルフスイングフォームが16コマの画像に分
割されて並べられた状態を示す説明図である。
【図8】本発明に係る第2のゴルフスイングフォームの
撮影システムのブロック図である。
【符号の説明】
10 無線発信器 16 受信器 18 制御部 20 モニタ 22 CCDカメラ 24 画像入力部 26 プリンタ 28 給紙装置 30 貨幣投入器 32 スイッチ部 34 本体部 36 気密容器 38 水銀 40 リード線 42 ケース 44 発振回路 46 電池 48 取付具 60 光センサ 64 画像入力部 66 画像記憶部 68 操作部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ゴルフスイングフォームの撮影システ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ゴルフスイング
フォームの撮影システムに係り、特に、一人でも簡単
に、ゴルフスイングフォームを所定のコマ数に分割して
撮影できると共に、その結果を一枚の用紙上にプリント
できるゴルフスイングフォームの撮影システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ゴルフの上達のためには、自己のスイン
グフォームをチェックすることが欠かせない。そのた
め、デジタルカメラ等を用いて一連のスイングフォーム
を所定のコマ数に分割して撮影し、これを一枚の用紙上
にプリントした上でチェックすることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、自己のスイン
グフォームを自分一人で撮影する場合には、全身を確実
に撮影するためのデジタルカメラの置く位置の決定やピ
ント合わせが面倒である。また、ゴルフのスイングは、
アドレスの状態から、ゴルフクラブを最大限振り上げた
トップの状態迄のバックスイングを経て、勢いよくゴル
フクラブを振り下ろすダウンスイングを行い、再びゴル
フクラブを振り上げていくフォロースイングを経てフィ
ニッシュに至る一連の動作であるが、かかる一連の動作
の中で特にチェックしたい部分のスイングフォームを所
定のコマ数に分割して撮影するのは、撮影開始のタイミ
ングが取りづらいため困難であった。
【0004】この発明は、従来の上記問題に鑑みて案出
されたものであり、その目的とするところは、一人でも
簡単に、チェックしたい部分のスイングフォームを所定
のコマ数に分割して撮影できると共に、その結果を一枚
の用紙上にプリントできるゴルフスイングフォームの撮
影システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るゴルフスイングフォームの撮影システ
ムは、CCDカメラと、該CCDカメラの捉えた画像を
写すモニタと、ゴルフクラブに装着され、該ゴルフクラ
ブのスイング中の所定の時点を検知して無線信号を発信
する無線発信器と、上記無線信号を受信して信号を出力
する受信器と、該受信器の信号を入力して画像取込を指
示する信号を出力する制御部と、該制御部の信号に基づ
き、上記CCDカメラが捉えた所定時間の画像を所定の
コマ数に分割して取り込むと共に、取り込んだ画像を同
一面に配列する画像処理を施し、処理後の画像データを
出力する画像入力部と、上記画像データを印刷するプリ
ンタとを備えたゴルフスイングフォームの撮影システム
であって、上記無線発信器は、気密容器内部に水銀球及
び一対のリード線の一端を収納し、上記水銀球が気密容
器内を移動可能と成されているスイッチ部と、上記リー
ド線の他端と接続される発振回路及び該発振回路に電源
を供給する電池とを備えた本体部とから構成され、上記
気密容器内部の水銀球と一対のリード線とが当接する
と、スイッチ部がONして無線信号が発信され、上記水
銀球と一対のリード線とが離間すると、スイッチ部がO
FFして無線信号の発信が停止されることを特徴とす
る。
【0006】上記撮影システムにあっては、モニタに自
分の姿を写し出して確認することにより、極めて簡単
に、ゴルフスイングフォームを確実に撮影できる位置を
決定することができる。
【0007】上記無線発信器を、気密容器内の水銀がゴ
ルフクラブのシャフト側に位置すると共に、リード線が
ヘッド部側に位置するように、ゴルフクラブに装着する
ことにより、スイング中のダウンスイングの開始時点を
検知できる。すなわち、ゴルフクラブを振り上げてゴル
フクラブのヘッド部がシャフトより上側で静止している
時には、水銀球がリード線から離間してスイッチ部がO
FFの状態となっているが、ゴルフクラブを振り下ろ
し、ダウンスイングを開始すると、遠心力によって瞬時
にスイッチ部の水銀球が気密容器内を移動してリード線
に当接するため、スイッチ部がONして無線信号が発信
され、その結果、ダウンスイングの開始時点が検知され
る。
【0008】一方、上記無線発信器を、気密容器内の水
銀がゴルフクラブのヘッド部側に位置すると共に、リー
ド線がシャフト側に位置するように、ゴルフクラブに装
着することにより、スイング中におけるテークバック途
中の時点を検知できる。すなわち、いわゆるアドレスの
状態においては、ゴルフクラブのヘッド部がシャフトよ
り下側で静止しているため、水銀球がリード線から離間
してスイッチ部がOFFとなっているが、アドレスの状
態からゴルフクラブを振り上げていき、ヘッド部がシャ
フトより上側となると、水銀球が気密容器内を移動して
リード線に当接するため、スイッチ部がONして無線信
号が発信され、その結果、テークバック途中の時点が検
知される。
【0009】上記の如く、無線発信器が無線信号を発信
すると、この無線信号を受信器が受信すると共に制御部
に信号を出力する。制御部は、この信号を受信すると、
画像入力部に対し、画像取込を指示する信号を出力し、
その結果、画像入力部がCCDカメラが捉えた所定時間
の画像を所定のコマ数に分割して取り込むと共に、取り
込んだ画像を同一面に配列する画像処理を施し、処理後
の画像データをプリンタへ出力して印刷が行われる。
【0010】而して、上記画像入力部が取り込むCCD
カメラが捉えた画像の時間及び分割コマ数を適宜設定す
ることにより、ゴルフスイングフォームを所定のコマ数
に分割して撮影できると共に、その結果を一枚の用紙上
にプリントできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下にこの発明に係る第1のゴル
フスイングフォームの撮影システムを、添付図面に基づ
いて説明する。
【0012】図1は、第1のゴルフスイングフォームの
撮影システムのブロック図であり、10は、ゴルフクラブ
12のヘッド部14近傍に取り付けられた無線発信器であ
る。16は、上記無線発信器10からの無線信号を受信する
受信器であり、18は、本発明の撮影システムを制御する
ための制御部であり、その内部に図示しない中央処理装
置(CPU)及び制御プログラムを格納した記憶装置を
備えている。また、20はモニタであり、該モニタ20には
CCDカメラ22が捉えた画像が写し出されるようになっ
ている。24は、画像入力部であり、該画像入力部24は上
記CCDカメラ22が捉えた、例えば2秒間分の画像を1
6コマに分割して取り込むと共に、取り込んだ16コマ
の画像を上記モニタ20に出力表示すると共にプリンタ26
で印刷するために必要な所定の画像処理を施すものであ
る。なお、28は、上記プリンタ26に所定の印刷用紙を供
給するための給紙装置である。また、30は、貨幣投入器
であり、この貨幣投入器30に規定金額の貨幣が投入され
ることにより、本発明のゴルフスイングフォームの撮影
システムが作動するようになっている。
【0013】上記無線発信器10は、図2及び図3に示す
ように、スイッチ部32と本体部34とから構成されてお
り、スイッチ部32は、ガラス等より成る気密容器36内に
水銀球38が収納されると共に、一端が気密容器36内に収
納されると共に、他端が気密容器36外に導出された一対
のリード線40を備えている。上記水銀球38は、スイッチ
部32を傾けることにより重力の作用で気密容器36内を移
動可能となっている。
【0014】上記本体部34は、樹脂等より成るケース42
内に、発振回路44と該発振回路44に電源を供給する電池
46を備えており、また、上記スイッチ部32のリード線40
の他端が、ケース42内に導入されて上記発振回路44に接
続されている。
【0015】而して、図2に示すように、一対のリード
線40,40が水銀球に38に埋没するとリード線40,40間が
導通してスイッチ部32がONし、発振回路44への電源供
給が開始され、その結果、微弱電波より成る無線信号が
発信される。一方、図3に示すように、水銀球38がリー
ド線40,40から離間するとリード線40,40間の導通が解
除され、スイッチ部32がOFFとなり、発振回路44への
電源供給が中止され、その結果、無線信号の発信が停止
する。
【0016】図4は、上記無線発信器10をゴルフクラブ
12へ装着するための取付具48を示すものであり、該取付
具48は、両端に綿ファスナー部50を備えた布等より成る
帯状体52の略中央部に、筒状のポケット54を有し、該ポ
ケット54内に、上記無線発信器10を収納すると共に、ゲ
ル状の衝撃吸収材56を充填してなる。該取付具48を、図
5に示すように、ゴルフクラブ12のシャフト58に巻き付
け、両端の綿ファスナー部50で固定することにより、無
線発信器10をゴルフクラブ12へ装着するのである。
【0017】尚、上記無線発信器10は、ゴルフクラブの
スイング中のダウンスイングの開始時点を検知するた
め、スイッチ部32の気密容器36内の水銀球38がゴルフク
ラブ12のシャフト58側に位置すると共に、リード線40が
ヘッド部14側に位置するように装着する。この結果、上
記無線発信器10は、図5の如く、ゴルフクラブ12のヘッ
ド部14がシャフト58より下側で静止している時には、ス
イッチ部32の一対のリード線40,40が水銀球38に埋没し
てスイッチ部32がONした状態となり、一方、ゴルフク
ラブ12を振り上げてゴルフクラブ12のヘッド部14がシャ
フト58より上側で静止している時(図1)には、図6の
如く、スイッチ部32の水銀球38がリード線40,40から離
間してスイッチ部32がOFFの状態となるのである。
【0018】次に、上記本発明の撮影システムを用いて
ゴルフスイングフォームを撮影する手順を説明する。先
ず、貨幣投入器30に、規定金額の貨幣を投入して本発明
の撮影システムをスタートさせると、CCDカメラ22が
捉えた画像がモニタ20に写し出されることから、モニタ
20に写し出された自分の姿を確認しながら、スイングを
行う位置を決定する。
【0019】そして、無線発信器10の装着されたゴルフ
クラブ12を持ち、アドレスの状態をとるが、このアドレ
スの状態においては、ゴルフクラブ12のヘッド部14がシ
ャフト58より下側で静止し、上記の通り、無線発信器10
のスイッチ部32がONとなるため、無線信号が発信され
る。この無線信号を受信器16が受信すると、受信器16か
ら信号が制御部18に対して出力され、制御部18は一回目
の信号の入力があったことを記憶する。
【0020】次に、アドレスの状態からゴルフクラブ12
を振り上げていき、図1の如く、ゴルフクラブ12を最大
限振り上げたいわゆるトップの状態においては、ゴルフ
クラブ12のヘッド部14がシャフト58より上側で静止し、
スイッチ部32の水銀球38がリード線40,40から離間して
(図6)、スイッチ部32がOFFとなるため、無線信号
の発信が停止される。
【0021】次に、トップの状態からゴルフクラブ12を
振り下ろし、ダウンスイングを開始すると、遠心力によ
って瞬時にスイッチ部32の水銀球38が図6の矢印方向に
移動してリード線40,40に当接するため、無線発信器10
のスイッチ部32がONして無線信号が発信される。この
無線信号を受信器16が受信すると、再び受信器16からの
信号が制御部18に対して出力される。
【0022】制御部18はこの二回目の信号の入力を受け
ると、画像入力部24に対して画像の取込を指示する信号
を出力する。画像入力部24は、この信号に基づいて、上
記CCDカメラ22が捉えた2秒間分の画像を16コマに
分割して取り込む。画像入力部24は、取り込んだ16コ
マの画像をモニタ20の画面や一枚の用紙上に並べて出力
するため、16コマの画像を同一面に配列する画像処理
を施すと共に、処理後の画像データをモニタ20及びプリ
ンタ26へ出力する。
【0023】その結果、図7に示すようにゴルフスイン
グフォームが16分割されて並べられた画像が、モニタ
20に写し出されると共に、プリンタ26により一枚の用紙
上に印刷されるのである。
【0024】上記本発明のゴルフスイングフォームの撮
影システムにあっては、モニタ22に自分の姿が写し出さ
れるため、極めて簡単に、全身を確実に撮影できるスイ
ングを行う位置を決定することができる。
【0025】また、ゴルフクラブ12を最大限振り上げた
トップの状態から振り下ろしを始めるダウンスイング開
始時と略同時に、ゴルフクラブ12に装着した無線発信器
10のスイッチ部32がONして無線信号が発信され、該無
線信号を受信した受信器16からの信号に基づき制御部18
から画像入力部24に対して信号が出力されて画像の取り
込みが開始されるため、ダウンスイングの略開始時から
のスイングフォームを16コマに分割して撮影すること
ができる。そして、画像入力部24での画像処理により、
ゴルフスイングフォームが16分割されて並べられた画
像を、モニタ20に写し出すことができると共に、プリン
タ26により一枚の用紙上に印刷することができる。
【0026】尚、上記説明においては、画像入力部24は
CCDカメラ22が捉えた2秒間分の画像を16コマに分
割して取り込む場合を例に挙げて説明したが、これに限
定されることはなく、例えば2秒間分の画像を8コマに
分割して取り込んだり、或いは、1秒間分の画像を8コ
マに分割して取り込む等、所望の時間の画像を所望のコ
マ数に分割して取り込めるようにように構成すれば良
い。
【0027】また、上記においては、ゴルフクラブのス
イング中のダウンスイングの開始時点を検知するため、
スイッチ部32の気密容器36内の水銀球38がゴルフクラブ
12のシャフト58側に位置すると共に、リード線40がヘッ
ド部14側に位置するように装着したが、これとは逆に、
スイッチ部32の気密容器36内の水銀球38がゴルフクラブ
12のヘッド部14側に位置すると共に、リード線40がシャ
フト58側に位置するように装着しても良く、この場合に
は、ゴルフスイングフォームの撮影を以下の手順で行え
ば良い。
【0028】先ず、アドレスの状態においては、ゴルフ
クラブ12のヘッド部14がシャフト58より下側で静止して
いるため、無線発信器10のスイッチ部32がOFFとなっ
ている。次に、アドレスの状態からゴルフクラブ12を振
り上げていき、ヘッド部14がシャフト58より上側となる
と、スイッチ部32の一対のリード線40,40が水銀球38に
埋没するため、無線発信器10のスイッチ部32がONして
無線信号が発信される。この無線信号を受信器16が受信
すると、受信器16からの信号が制御部18に対して出力さ
れる。
【0029】制御部18はこの一回目の信号の入力を受け
た段階で、画像入力部24に対して画像の取込を指示する
信号を出力し、画像入力部24は、この信号に基づいて、
上記CCDカメラ22が捉えた、例えば4秒間分の画像を
16コマに分割して取り込む。画像入力部24は、取り込
んだ16コマの画像をモニタ20の画面や一枚の用紙上に
並べて出力するため、16コマの画像を同一面に配列す
る画像処理を施すと共に、処理後の画像データをモニタ
20及びプリンタ26へ出力するのである。この場合には、
無線発信器10により、テークバック途中の時点が検知さ
れ、それ以降のゴルフスイングフォームを撮影すること
ができる。
【0030】図8は、本発明に係る第2のゴルフスイン
グフォームの撮影システムを示すブロック図であり、上
記第1のゴルフスイングフォームの撮影システムと同一
の構成については、同一の符号を使用する。
【0031】同図において、60は、ゴルフボール62の有
無を判別する光センサであり、該光センサ60は、図示し
ない発光部と受光部とを備えており、発光部からゴルフ
ボール62に光を当て、その反射光を受光部で検出するこ
とにより、ゴルフボール62の有無が判別可能となってい
る。尚、ゴルフボール62の有無を判別できるのであれ
ば、上記光センサ60に限られることなく、あらゆるセン
サを使用することができ、例えば、超音波センサ等を用
いても良い。
【0032】また、64は、CCDカメラ22が捉えた1秒
間分の画像を30コマに分割しつつ、順次取り込むと共
に、取り込んだ画像をRAM等より成る画像記憶部66に
転送する画像入力部である。68は、画像記憶部66に格納
された画像の編集を行うための操作部である。
【0033】次に、この第2の撮影システムを用いてゴ
ルフスイングフォームを撮影する手順を説明する。ティ
ー70にゴルフボール62を載置した状態で、貨幣投入器30
に規定金額の貨幣を投入して本発明の撮影システムをス
タートさせると、制御部18より画像入力部64に対し、画
像の取込を指示する信号を出力し、画像入力部64はCC
Dカメラ22の捉えた1秒間分の画像を30コマに分割し
つつ、順次取り込んで、画像記憶部66へ転送を開始す
る。また、CCDカメラ22が捉える画像がモニタ20に写
し出されることから、モニタ20に写し出された自分の姿
を確認しながら、スイングを行う位置を決定する。
【0034】一方、光センサ60の発光部からゴルフボー
ル62に光が照射され、その反射光が受光部で検出され、
その検出信号が制御部18に入力される。
【0035】次に、ゴルフクラブ12をスイングしてゴル
フボール62が打撃されて飛び出すと、光センサ60の受光
部で反射光が検出されなくなり、上記検出信号の制御部
18への入力が中止される。このように、光センサ60でゴ
ルフボール62の検出ができなくなったことで、結果的に
スイング中のインパクトの時点を検知することができる
のである。
【0036】制御部18は、検出信号の入力が中止された
時点を基準に、その前後8コマ、計16コマ分の画像を
画像記憶部66から読み出し、この16コマの画像を同一
面に配列する画像処理を行ってモニタ20に写し出す。次
に、モニタ20を見ながら、所望の時間帯の所望の画像を
得るため操作部68より制御部18へ信号を出力することに
より、制御部18が不必要な画像の削除や新たな画像を画
像記憶部66から読み出してモニタ20に写し出す。
【0037】必要な16コマの画像が得られた段階で、
操作部68から制御部18へ印刷を指示する信号を入力する
と、制御部18はモニタ20に写し出された画像データをプ
リンタ26へ出力し、印刷するのである。
【0038】この第2の撮影システムにあっては、貨幣
投入器30に規定金額の貨幣を投入した時点から、画像入
力部64により画像の取り込みが行われ、画像記憶部66に
格納されている画像の範囲内で、自由に必要な画像を取
捨選択する編集を行うことができる。このため、例え
ば、アドレスの状態からゴルフクラブを振り上げていき
トップの状態に至る迄のテークバックのフォームも16
コマに分割して撮影・印刷することができる。
【0039】尚、上記においては、スイング中のインパ
クトの時点を検知するため、光センサ60でゴルフボール
62の有無を検出していたが、本発明はこれに限定される
ものではない。例えば、スイング中のゴルフクラブ12の
ヘッド部14の位置をセンサで検出することにより、スイ
ング中の所定の時点を検知するようにしても良い。
【0040】
【発明の効果】本発明のゴルフスイングフォームの撮影
システムにあっては、モニタに自分の姿を写し出して確
認することにより、極めて簡単に、ゴルフスイングフォ
ームを確実に撮影できる位置を決定することができる。
【0041】また、ゴルフクラブのスイング中の所定の
時点を検知する無線発信器の無線信号に基づき、画像入
力部がCCDカメラの捉えた所定時間の画像を所定のコ
マ数に分割して取り込むと共に、取り込んだ画像を同一
面に配列する画像処理を施し、処理後の画像データをプ
リンタへ出力して印刷が行われるため、画像入力部が取
り込むCCDカメラが捉えた画像の時間及び分割コマ数
を適宜設定することにより、ゴルフスイングフォームを
所定のコマ数に分割して撮影できると共に、その結果を
一枚の用紙上にプリントできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1のゴルフスイングフォームの
撮影システムのブロック図である。
【図2】無線発信器のスイッチ部がONの状態を示す説
明図である。
【図3】無線発信器のスイッチ部がOFFの状態を示す
説明図である。
【図4】無線発信器の取付具を示す説明図である。
【図5】取付具をゴルフクラブに取り付ける状態を示す
説明図である。
【図6】ゴルフクラブを最大限振り上げたトップの位置
における無線発信器の状態を示す説明図である。
【図7】ゴルフスイングフォームが16コマの画像に分
割されて並べられた状態を示す説明図である。
【図8】本発明に係る第2のゴルフスイングフォームの
撮影システムのブロック図である。
【符号の説明】 10 無線発信器 16 受信器 18 制御部 20 モニタ 22 CCDカメラ 24 画像入力部 26 プリンタ 28 給紙装置 30 貨幣投入器 32 スイッチ部 34 本体部 36 気密容器 38 水銀球 40 リード線 42 ケース 44 発振回路 46 電池 48 取付具 60 光センサ 64 画像入力部 66 画像記憶部 68 操作部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CCDカメラと、該CCDカメラの捉え
    た画像を写すモニタと、ゴルフクラブのスイング中の所
    定の時点を検知して無線信号を発信する無線発信器と、
    上記無線信号を受信して信号を出力する受信器と、該受
    信器の信号を入力して画像取込を指示する信号を出力す
    る制御部と、該制御部の信号に基づき、上記CCDカメ
    ラが捉えた所定時間の画像を取り込む画像入力部とを備
    えたゴルフスイングフォームの撮影システム。
  2. 【請求項2】 上記無線発信器は、気密容器内部に水銀
    及び一対のリード線の一端を収納し、上記水銀が気密容
    器内を移動可能と成されているスイッチ部と、上記リー
    ド線の他端と接続される発振回路を備えた本体部とから
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載のゴル
    フスイングフォームの撮影システム。
  3. 【請求項3】 CCDカメラと、該CCDカメラの捉え
    た画像を写すモニタと、上記CCDカメラの捉えた所定
    時間の画像を所定のコマ数に分割しつつ、順次取り込ん
    で画像記憶部へ転送する画像入力部と、ゴルフクラブの
    スイング中の所定の時点を検知するセンサと、該センサ
    が検知した時点を基準に、その前後の所定のコマ数の画
    像を上記画像記憶部から読み出して上記モニタへ出力す
    る制御部と、上記モニタに出力された画像データを編集
    する信号を上記制御部へ出力する操作部とを備え、上記
    制御部は、操作部からの信号に基づき、画像データの削
    除や新たな画像データを上記画像記憶部から読み出して
    モニタへ出力することを特徴とするゴルフスイングフォ
    ームの撮影システム。
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