JPH11287928A - 光導波体用のコネクタ接続装置及び該コネクタ接続装置を製造する方法 - Google Patents

光導波体用のコネクタ接続装置及び該コネクタ接続装置を製造する方法

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JPH11287928A
JPH11287928A JP11046588A JP4658899A JPH11287928A JP H11287928 A JPH11287928 A JP H11287928A JP 11046588 A JP11046588 A JP 11046588A JP 4658899 A JP4658899 A JP 4658899A JP H11287928 A JPH11287928 A JP H11287928A
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optical waveguide
cable
sleeve
alw
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JP11046588A
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Wolfgang Dzyck
ドツィーク ヴォルフガング
Helmar Krupp
クルップ ヘルマー
Rainer Zimmer
ツィマー ライナー
Rainer Kossat
コサット ライナー
Heinz Glaser
グラザー ハインツ
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Original Assignee
Siemens AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光導波体を備えたコネクタを光導波体ケーブ
ルに簡単かつ確実に取り付けることができるようにす
る。 【解決手段】 接続光導波体ALWを備えたコネクタS
T1であって、接続光導波体ALWがコネクタST1の
外側において端面側で光導波体ケーブルCAの光導波体
CLWと接合箇所SSを形成しながら接合可能であるよ
うに、コネクタST1から突出しており、光導波体ケー
ブルCAの少なくとも1つの引張り負荷軽減エレメント
KEVが、接合箇所SSに対する引張り負荷を受け止め
ることができるように、接合箇所SSを越えてコネクタ
ST1に向かって案内可能であり、かつ該コネクタST
1に結合可能であるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接続光導波体を備
えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開第195
17750号明細書に基づいて公知の光導波体コネクタ
では、その中央孔に光導波体が予め取り付けられてい
る。そしてコネクタの中央孔に、接合される光導波体が
導入される。コネクタは溶接電極を受容するための横孔
を有しており、溶接電極を用いて、接続される光導波体
と、中央孔内において終わっていて前固定されている光
導波体とを溶接することができる。このような特殊な電
極配置形式は、汎用の光導波体溶接装置では通常使用す
ることができない。さらに、特に実地における現場使用
において、接続される光導波体をコネクタの中央孔内に
挿入すること及び、中央孔内で終わっていて前固定され
ている光導波体と端面側において接触させることは、困
難な場合がある。
【0003】国際公開第95/07479号パンフレッ
トに基づいて公知の、光ケーブルのための前組立された
コネクタ接続装置では、ケーブルの光導ファイバを、既
に組立ての終わったコネクタ接続装置の長手方向孔内に
挿入するだけでよい。しかしながらこの場合これによっ
て、ケーブルにおけるコネクタ接続装置の固定は困難に
なる。さらに、敏感な光導ファイバの挿入時に該光導フ
ァイバが損傷してしまうことがある。さらにまた、既に
組み立てられたこのようなコネクタ接続装置において光
導ファイバを正確に位置決めすることは困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、光導波体を備えたコネクタを光導波体ケーブルに簡
単かつ確実に取り付けることができるようにすることで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、冒頭に述べた形式のコネクタにお
いて、接続光導波体がコネクタの外側において端面側で
光導波体ケーブルの光導波体と接合箇所を形成しながら
接合可能であるように、コネクタから突出しており、光
導波体ケーブルの少なくとも1つの引張り負荷軽減エレ
メントが、接合箇所に対する引張り負荷を受け止めるこ
とができるように、接合箇所を越えてコネクタに向かっ
て案内可能であり、かつ該コネクタに結合可能であるよ
うにした。
【0006】
【発明の効果】このように構成されていると、実施にお
ける種々様々な所与性の下で、コネクタを光導波体ケー
ブルに簡単かつ確実に取り付けることができる。(光導
波体ケーブルの接続される光導波体とコネクタの接続光
導波体との間における)接合箇所がコネクタの外側に位
置しているので、取付けもしくは組立て及び溶接工程が
簡単になる。
【0007】特に、例えば、それぞれ予め光導波体を備
えているスタンダードコネクタを使用することが可能で
ある。さらにコネクタ接続装置を、有利な形式で、汎用
のスタンダードな光導波体溶接装置によって製造するこ
とができる。それというのは、接続光導波体及び光導波
体ケーブルの露出した光導波体を、このような光導波体
溶接装置の既に存在する構成部材内に挿入することがで
きるからである。光導波体ケーブルの引張り負荷軽減エ
レメントが完成した接合箇所を超えてコネクタにまで案
内され、そこで固定されるので、新たな付加的な引張り
負荷軽減エレメントを必要とすることなしに、いずれに
せよ既に存在する引張り負荷軽減エレメントだけによっ
て、有利に形式で、コネクタ及び接合箇所のための十分
な引張り負荷受け止め装置が得られる。
【0008】本発明はさらに、接続光導波体を有するコ
ネクタを使用して、該コネクタの接続光導波体と光導波
体ケーブルの光導波体とを接続するためのコネクタ接続
装置に関しており、この場合本発明の構成では、接続光
導波体がコネクタの外側において端面側で光導波体ケー
ブルの光導波体と接合箇所を形成しながら接合可能であ
るように、コネクタから突出しており、光導波体ケーブ
ルの少なくとも1つの引張り負荷軽減エレメントが、接
合箇所に対する引張り負荷を受け止めることができるよ
うに、接合箇所を越えてコネクタに向かって案内可能で
あり、かつ該コネクタに結合可能であるようになってい
る。
【0009】本発明のさらに別の構成では、接続光導波
体を有するコネクタを使用して、該コネクタの接続光導
波体と光導波体ケーブルの光導波体とを接続するための
コネクタ接続装置において、接続光導波体が、コネクタ
の外側において端面側で光導波体ケーブルの光導波体と
接合箇所を形成しながら接合可能であるように、コネク
タから突出しており、光導波体ケーブルの少なくとも1
つの引張り負荷軽減エレメントが、接合箇所に対する引
張り負荷を受け止めることができるように、接合箇所を
越えてコネクタに向かって案内可能であり、かつ該コネ
クタに結合可能であり、しかも接続光導波体がコネクタ
から次のような長さをもって、すなわち該コネクタを備
えた接続光導波体が光導波体接合装置の少なくとも1つ
の受容装置に挿入可能であるような長さをもって突出し
ている。
【0010】本発明のさらに別の構成では、コネクタを
使用して、光導波体ケーブルの少なくとも1つの光導波
体を接続するためのコネクタ接続装置において、コネク
タスリーブが設けられていて、該コネクタスリーブは、
光導波体ケーブルの所定可能な端部区分が端面側におい
てコネクタスリーブから突出するように、光導波体ケー
ブルに被せ嵌め可能であり、別体のコネクタピンが設け
られていて、該コネクタピン内に少なくとも1つの接続
光導ファイバが準備されて保持されていて、該コネクタ
ピンから所定可能な長手方向区分をもって突出してお
り、コネクタピンがコネクタスリーブ内に、光学式のコ
ネクタを形成しながら差込み可能であり、この場合コネ
クタスリーブが、接続光導ファイバと光導波体ケーブル
から突出している少なくとも1つの光導ファイバとを、
該光導ファイバの接合後に外側から取り囲むようになっ
ている。
【0011】本発明はまた、接続光導波体を有するコネ
クタを使用して、該コネクタの接続光導波体と光導波体
ケーブルの光導波体とを接続するためのコネクタ接続装
置を製造する方法に関しており、本発明の方法では、光
導波体を端部側において光導波体ケーブルから所定可能
な長さ区分をもって突出させ、該光導波体とケーブル接
続側においてコネクタから突出している接続光導波体と
をそれぞれ、所定可能な端部区分に沿ってコーティング
除去して、光導波体及び接続光導波体の光導ファイバを
露出させ、両光導ファイバをコネクタの外側において接
合箇所を形成しながら端面側で互いに接合し、光導波体
ケーブルの少なくとも1つの引張り負荷軽減エレメント
を、接合箇所を超えてコネクタに向かって案内して該コ
ネクタに結合させ、これによってコネクタのために長手
方向において接合箇所をブリッジングしながら引張り負
荷受け止め装置を形成するようにした。
【0012】本発明の別の方法では、接続光導波体を有
するコネクタを使用して、該コネクタの接続光導波体と
光導波体ケーブルの光導波体とを接続するためのコネク
タ接続装置を製造する方法であって、光導波体を端部側
において光導波体ケーブルから所定可能な長さ区分をも
って突出させ、該光導波体とケーブル接続側においてコ
ネクタから突出している接続光導波体とをそれぞれ、所
定可能な端部区分に沿ってコーティング除去して、光導
波体及び接続光導波体の光導ファイバを露出させ、両光
導ファイバをコネクタの外側において接合箇所を形成し
ながら端面側で互いに接合し、光導波体ケーブルの少な
くとも1つの引張り負荷軽減エレメントを、接合箇所を
超えてコネクタに向かって案内して該コネクタに結合さ
せ、これによってコネクタのために長手方向において接
合箇所をブリッジングしながら引張り負荷受け止め装置
を形成するようにした。
【0013】本発明のさらに別の方法では、光導波体ケ
ーブルにコネクタを取り付ける方法において、光導波体
ケーブルにコネクタスリーブを、該光導波体ケーブルの
所定可能な端部区分が端面側においてコネクタスリーブ
から突出するように、差し嵌め、光導波体ケーブルのこ
の突出した端部区分から、少なくとも1つの光導ファイ
バを所定可能な長さで露出させ、少なくとも1つの接続
光導ファイバを別体のコネクタピン内に予め準備して保
持しておき、該コネクタピンから所定可能な長手方向区
分をもって突出させ、光導波体ケーブルの、コネクタス
リーブから突出している光導ファイバと、コネクタピン
から突出している対応配置された接続光導ファイバと
を、端面側において互いに向かって方向付け、コネクタ
スリーブ及びコネクタピンの外側における自由に接近可
能な接合箇所において互いに接合させ、接合箇所の製造
後にコネクタスリーブを、互いに接合された光導ファイ
バの上に被せ、その後で初めてコネクタピンを、コネク
タを形成しながらコネクタスリーブ内に差し込むように
した。
【0014】本発明の別の有利な構成は以下に記載の通
りである:本発明によるコネクタ接続装置の別の有利な
構成では、後で被覆される被覆体が、ケーブル長手方向
で見て、実質的にコネクタのシャフトから光導波体ケー
ブルの外装に到るまで延びている。
【0015】本発明によるコネクタ接続装置の別の有利
な構成では、再被覆材料として硬化可能な樹脂が選択さ
れている。
【0016】本発明によるコネクタ接続装置の別の有利
な構成では、クリンプスリーブの長さが次のように、す
なわち該クリンプスリーブによってコネクタのシャフト
と光導波体ケーブルの外装とが把持可能になるように、
選択される。
【0017】本発明によるコネクタ接続装置の別の有利
な構成では、引張り負荷軽減エレメントがクリンプスリ
ーブを用いて、コネクタのシャフト端部に固定されてい
る。
【0018】本発明によるコネクタ接続装置の別の有利
な構成では、接続光導波体がコネクタに固定されてい
る。
【0019】本発明によるコネクタ接続装置の別の有利
な構成では、収縮チューブが接合保護外被として設けら
れている。
【0020】本発明の別の有利な方法では、接合箇所の
完成後に、コーティング除去された光導ファイバの周囲
に環状に、光導波体の本来のコーティング材料にほぼ相
当する再被覆材料を設ける。
【0021】本発明の別の有利な方法では、再被覆材料
をケーブル長手方向で見て、実質的にコネクタのシャフ
ト端部から光導波体ケーブルの外装に到るまで設ける。
【0022】本発明の別の有利な方法では、再被覆材料
によってコネクタのシャフト端部と光導波体ケーブルの
外装との間における間隙を満たし、これによって、互い
に接合された光導ファイバのために、接続される光導波
体ケーブルの外径にほぼ相当する外径を備えた外被を生
ぜしめる。
【0023】本発明の別の有利な方法では、光導ファイ
バの再被覆後に再被覆材料を硬化させる。
【0024】本発明の別の有利な方法では、光導ファイ
バの再被覆後に、光導波体ケーブルの引張り負荷軽減エ
レメントを、接合箇所を超えてコネクタに向かって案内
して、該コネクタのシャフト端部に載置する。
【0025】本発明の別の有利な方法では、引張り負荷
軽減エレメントをクリンプスリーブを用いて、コネクタ
のシャフト端部に固定する。
【0026】本発明の別の有利な方法では、クリンプス
リーブを光導波体ケーブルの接続前に、該光導波体ケー
ブルの外装に予め被せ嵌めておく。
【0027】本発明の別の有利な方法では、光導波体ケ
ーブルの接続前に、該光導波体ケーブルの外装に、座屈
防止外被を予め被せ嵌めておく。
【0028】本発明の別の有利な方法では、座屈防止外
被を、クリンプスリーブの装着後に該クリンプスリーブ
の上にコネクタに到るまで被せ嵌める。
【0029】本発明の別の有利な方法では、引張り負荷
軽減エレメントを光導波体ケーブルから次のような長
さ、すなわち両光導ファイバの接合後における、光導波
体ケーブルの外装とコネクタのシャフトとの間の長手方
向間隔に少なくとも相当する長さをもって、突出させ
る。
【0030】本発明の別の有利な方法では、コネクタに
工場側において予め接続光導波体を取り付けておく。
【0031】本発明の別の有利な方法では、接続光導波
体がコネクタと一緒に光導波体接合装置の少なくとも1
つの受容装置内に挿入され得るような大きさの端部長さ
をもって、接続光導波体がコネクタから突出するよう
に、コネクタの接続光導波体を予め準備調整する。
【0032】本発明の別の有利な方法では、光導波体を
光導波体ケーブルから所定の長さで突出させ、該所定長
さを有する光導波体区分が、光導波体接合装置の少なく
とも1つの受容装置内に挿入され得るようにする。
【0033】本発明の別の有利な方法では、露出した光
導ファイバを端面側で溶接した後で該光導ファイバの上
に、第1の内側のカバー外被として、接合保護外被を被
せ嵌める。
【0034】本発明の別の有利な方法では、互いに溶接
された光導ファイバの露出した長手方向区分と接合箇所
との上に収縮して被さる収縮チューブを、接合保護外被
として使用する。
【0035】本発明の別の有利な方法では、接続光導波
体の、コネクタから突出している端部区分に、接合保護
外被を、該接続光導波体もしくはその端部区分の端部側
における準備調整前に予め差し嵌めて、そこにそのまま
保持しておく。
【0036】本発明の別の有利な方法では、コネクタか
ら突出している接続光導波体に、クリンプスリーブを、
該接続光導波体の端部側における準備調整前に予め被せ
嵌めて、そこにそのまま保持しておく。
【0037】本発明の別の有利な方法では、クリンプス
リーブを用いて、光導波体ケーブルの少なくとも1つの
引張り負荷軽減エレメントをコネクタのシャフト端部に
堅固に保持する。
【0038】本発明の別の有利な方法では、光導波体ケ
ーブルと該光導波体ケーブルの端部側に取り付けられた
コネクタとを、互いに溶接された光導ファイバを覆うた
めに組立て補助装置内に挿入して、該組立て補助装置内
においてコネクタ及び光導波体ケーブルを堅固に保持
し、この際に光導波体ケーブルの突出している光導波体
とコネクタの接合された接続光導波体とが実質的に直線
的に延びるようにする。
【0039】本発明の別の有利な方法では、互いに溶接
される光導波体のために、コネクタと光導波体ケーブル
の外装の切断縁部との間の領域において、そこを超えて
敷設される引張り負荷軽減エレメントのためよりも大き
な全長を選択する。
【0040】本発明のさらに別の有利な方法では、コネ
クタピンとしてフェルールを使用する。
【0041】本発明のさらに別の有利な方法では、コネ
クタスリーブを、完成した接合箇所に被せた後で、接続
される光導波体ケーブルの少なくとも1つのカバー外被
に固定する。
【0042】本発明のさらに別の有利な方法では、コネ
クタスリーブによってケーブル接続側において光導波体
ケーブルの外装の部分区分が覆われるように、コネクタ
スリーブをコネクタピンに向かって接合箇所の上に被せ
る。
【0043】本発明のさらに別の有利な方法では、端部
区分に沿って被覆除去された光導波体ケーブルの外装か
ら引張り負荷軽減エレメントが突出している領域で、コ
ネクタスリーブがケーブル接続側において終わるよう
に、コネクタスリーブをコネクタピンに向かって接合箇
所の上に被せる。
【0044】本発明のさらに別の有利な方法では、外側
においてコネクタスリーブの上方及び/又はその直ぐ上
に、光導波体ケーブルの引張り負荷軽減エレメントを配
置する。
【0045】本発明のさらに別の有利な方法では、外側
において引張り負荷軽減エレメントを備えたコネクタス
リーブの上に、クリンプスリーブを差し嵌めて、該クリ
ンプスリーブをコネクタスリーブに押し付け、これによ
って引張り負荷軽減エレメントをコネクタスリーブに固
定する。
【0046】本発明のさらに別の有利な方法では、クリ
ンプスリーブを、コネクタへの光導波体ケーブルの接続
前に、該光導波体ケーブルの外装に予め差し嵌めてお
く。
【0047】本発明のさらに別の有利な方法では、コネ
クタへの光導波体ケーブルの接続前に、該光導波体ケー
ブルの外装に、座屈防止外被を予め差し嵌めておく。
【0048】本発明のさらに別の有利な方法では、座屈
防止外被をコネクタのコネクタヘッドに到るまで被せ嵌
める。
【0049】本発明のさらに別の有利な方法では、光導
波体ケーブルの光導ファイバをコネクタピンの接続光導
ファイバと融接(fusionsverschweissen)する。
【0050】本発明のさらに別の有利な方法では、コネ
クタピンを、接続される光導波体ケーブルに対向して位
置している、コネクタスリーブの端面に差し込む。
【0051】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の実施の形
態を説明する。
【0052】図1〜図20において同じ機能及び作用形
式をもつエレメントには同一符号が付けられている。
【0053】図1には、本発明による原理に基づいて形
成された光導波体ケーブルCAが示されており、この光
導波体ケーブルCAは例えば光導波体コネクタST1を
端部側に備えており、つまり端部側において光導波体コ
ネクタST1によって閉鎖されている。光導波体ケーブ
ルCAはその中心に1つの光導ファイバCFIを有して
おり、この光導ファイバCFIは少なくとも1つのプラ
スチック層CCO(特に1次及び2次コーティング)に
よって取り囲まれている。さらにその上にプラスチック
外被AHが押出し成形によって被せられており、これに
よって光心線CBAが形成されている。この光心線CB
Aの外表面には、少なくとも1つの外被の形をした引張
り負荷軽減エレメントKEVが装着されている。これら
の引張り負荷軽減エレメントKEVは、有利にはケーブ
ル長手方向に延びている。少なくとも1層の引張り負荷
軽減エレメントによって覆われた光心線CBAの上に
は、最後に少なくとも1つのプラスチック外装AMが装
着されている。
【0054】この光導波体ケーブルCAにコネクタST
1を取り付けるために、まず初め第1の方法ステップに
おいて予めカバー外被もしくはカバースリーブ又は少な
くとも1つの外装エレメントが、なおプレパレーション
つまり準備調整されていない光導波体ケーブルCAの自
由端部の外装AMに被せ嵌められる。図1にはクリンプ
スリーブ(Crimphuelse)CH及び座屈防止外被もしく
はスリーブKHが、光導波体ケーブルCAの外装AMに
装着されている。クリンプスリーブCH及び座屈防止外
被KHは、それぞれ管状に、特にほぼ円筒形状に形成さ
れている。図1においてクリンプスリーブCH及び座屈
防止外被KHは、図面を簡単にするためにそれぞれ単に
一点鎖線でかつその全長の部分長さに沿って示されてい
る。座屈防止外被KHは有利には、クリンプスリーブC
Hよりもさらに光導波体ケーブルCAの自由端部から離
れて、光導波体ケーブルCAの外装AMに差し嵌められ
ている。したがって図1においては座屈防止外被KH
は、クリンプスリーブCHに対してさらに右に向かって
ずらされて、ケーブルCAの外装AMに装着されてい
る。座屈防止外被KHは、有利にはクリンプスリーブC
Hよりも大きな内径を有しており、このようになってい
ると、座屈防止外被KHはクリンプスリーブCHの上に
移動することができる。この両外装エレメントは、後
で、つまり光導波体コネクタST1に光導波体ケーブル
CAを接続した後で、その接続領域もしくは連結領域を
外側から覆うため及び機械的に補強するために働く。ク
リンプスリーブCH及び座屈防止外被KHは有利にはそ
れぞれ次のようなところまで、すなわちケーブルCAの
所定可能な端部長さEACがクリンプスリーブCH及び
/又は座屈防止外被KHから突出し、ひいては組立て技
術者又は作業員が準備のために自由に接近可能であるよ
うなところまで、差し嵌められる。
【0055】光導波体ケーブルCAの上にクリンプスリ
ーブCH及び座屈防止外被KHを被せ嵌めた後で、光導
波体ケーブルCAの突出している端部区分EACは後続
の方法ステップにおいて層状に外側から内側に向かって
外装を除去される。詳しく述べればこの場合、外装A
M、特にケーブルCAのプラスチック外装が端部側にお
いて所定可能な長さ区分に沿って除去される。有利には
ケーブル外装AMはケーブル端部から30mm〜40m
mの間の部分長さに沿って除去される。ケーブル外装A
Mの除去によって、直ぐその下に多数の引張り負荷軽減
エレメントKEVが露出され、これらの引張り負荷軽減
エレメントKEVは、1本の光心線CBAのプラスチッ
ク外被を覆っている。引張り負荷軽減エレメントKEV
は単層又は多層に外被の形で、ほぼ円筒形の光心線CB
Aの上に装着されていることができる。引張り負荷軽減
エレメントKEVは有利には、光心線CAの長手方向に
沿って、特に光心線CAの一点鎖線で示された中心軸線
ZAに対して平行に延びている。引張り負荷軽減エレメ
ントKEVとして、光導波体ケーブルCAでは有利には
補強繊維、特にケブラー糸又はアラミド糸が設けられて
いる。所定の外装除去長さに沿って露出された引張り負
荷軽減エレメントKEVは、有利にはケーブル端部から
離れる方向にケーブルCAの長手方向で逆向きに外ケー
ブルCAの外装AMの上に折り返される。引張り負荷軽
減エレメントKEVはプラスチック外装AMからの出口
のところで直ぐに、露出された光心線CBAへのプラス
チック外装AMの中断縁部のところで、露出された光心
線CBAの(一点鎖線で示されたケーブル中心軸線ZA
に対する)平行な経過からほぼ180°曲げ戻される。
曲げ戻された引張り負荷軽減エレメントKEVは有利に
は、時間的に制限されて光導波体ケーブルCAの端部側
における準備調整中及び光導波体コネクタへの光導波体
ケーブルCAの接続中に、ケーブル外装AMに固定され
る。折り返された引張り負荷軽減エレメントKEVは、
図1では例えば付加的にケーブル外装を覆う長いプラス
チック螺旋KSPを用いて、光導波体ケーブルCAの外
装AMにしっかりとクランプされ、ひいてはその準備調
整すべき端部区分から離されて保持され、これによって
そこにおける組立て作業が容易になる。プラスチック螺
旋KSPは有利にはばね弾性的に形成されている。プラ
スチック螺旋SPは有利には予め、つまりケーブル端部
区分EACの外装を層状に除去する前に、十分な範囲に
わたって外装AMに被せられる。プラスチック螺旋KS
Pの内径は有利には、光導波体ケーブルCAの外径とほ
ぼ等しく選択されており、このようになっていると、プ
ラスチック螺旋KSPの下において引張り負荷軽減エレ
メントKEVを外装AMにしっかりとクランプすること
ができる。
【0056】次いで、光心線CBAの端面側の端部から
そのプラスチック外被AHは、所定可能な端部長さに沿
って除去される。この場合ケーブル外装AMから突出し
た光心線CBAの残留長さは、プラスチック外被AHに
よって取り囲まれたままである。このようにして、ケー
ブルCAの外装AMから突出した外被AHの残留長さは
一種の付加部分を形成し、これによって、後で行われる
光導波体ケーブルCAにおける光導波体コネクタST1
の機械的な長手方向接続及び固定が容易になる。
【0057】有利には光心線CBAのプラスチック外被
AHは、2〜5mm特に2〜3mmの間の端部長さに沿
って取り除かれる。光心線CBAのプラスチック外被A
Hは、光導波体ケーブルCAの外装AMから、有利には
0〜3mm特に0〜2mmの間の残留長さにおいて突出
している。
【0058】心線外被AHの除去によって、1本の光導
波体CLWが露出し、この光導波体CLWはほぼ光導波
体ケーブルCAの中心においてその中心軸線ZAに沿っ
て配置されている。光導波体CLWの外側のプラスチッ
ク被覆層CCOの回りには、心線外被AHがしっかりと
装着されている。心線外被AHを除去した後で、光導波
体CLWは有利には5〜40mm特に5〜10mmの間
の長さにおいて露出されている。有利には光導波体CL
Wはケーブル外被AHから所定の長さにおいて露出さ
れ、すなわちこの露出された光導波体区分が公知の構造
形式の光導波体溶接機の受容部(マニプレータ)に挿入
され得るような長さにおいて、露出される。
【0059】自由に接近可能なこの光導波体CLWは最
後に、端部側もしくは端面側における切断によって所定
可能な端部長さにされ、この端部長さをもって光導波体
CLWは心線外被AHから外方に向かって自由に突出し
ている。次いで光導波体CLWはその端面から、所定可
能な端部区分に沿って外側のプラスチック被覆層CCO
から、特にその1次コーティング及び2次コーティング
から解放され、その結果そこにおいて光導ファイバCF
Iが剥き出しになる。この方法ステップは有利には、
(ファイバ長手方向軸線に対して)ほぼ90°の切断面
への光導ファイバCFIの端面側における準備調整をも
含む。
【0060】ファイバコーティングの除去は有利には次
のように、すなわち光導波体CLWが心線外被AHの切
断縁部の領域において残留長さに沿ってファイバコーテ
ィングによって被覆されたままで残されるように、行わ
れる。心線外被AHから突出している光導ファイバCF
Iは、有利には、心線外被AHの切断縁部からファイバ
端面に向かって見て、1〜5mmの間のコーティングさ
れた残留長手方向区分を有している。
【0061】図1の左半部には光コネクタもしくは光導
波体コネクタST1が示されており、この光導波体コネ
クタST1は端部側における接続のために光導波体ケー
ブルCAに配属されている。光導波体コネクタST1は
端面側につまり図1の左半部に、公知の構造形式のコネ
クタヘッドSK1を有しており、このコネクタヘッドS
K1は例えば、コネクタST1に対する対応部材とし
て、相応な光導波体ブシュ(公知構造)への差込みを可
能にする。光導波体コネクタST1はケーブル接続側に
ほぼ円筒形のクリンプ付加部CRAを有している。この
クリンプ付加部CRAにはケーブル接続側において、ほ
ぼ円筒形のコネクタ付加部もしくはコネクタシャフトS
ANが取り付けられており、このコネクタシャフトSA
Nはクリンプ付加部CRAに対して減じられた外径を有
している。このコネクタシャフトSANからは接続光導
波体ALWの一部が突出している。この接続光導波体A
LWは出口側で、コネクタヘッドSK1のブシュ接続側
における端面において終わっている。接続光導波体AL
Wは有利には光導波体コネクタST1に堅く挿入されて
おり、この場合接続光導波体ALWはその中心軸線ZA
に沿ってほぼ直線的に延びている。既に工場において光
導波体コネクタST1に接続光導波体ALWが予め取り
付けられていると、特に有利である。このようになって
いると、光導波体コネクタST1への接続光導波体AL
Wの装着を工場における条件下において行うことができ
るので、これによって高い製造品質が保証される。特
に、接続光導波体ALWの光導ファイバをコネクタヘッ
ドSK1内において実質的に中心にかつ損傷なしに取り
付けることが、保証され得る。したがって工場側におい
て接続光導波体ALWをコネクタに前取付けすることに
よって、装着される光導波体ケーブルCAの露出した光
導ファイバCFIを光導波体コネクタST1に、特にそ
のコネクタケーシングにシャフト端部SANから挿入す
ることが不能になる。このことは現場での使用において
組立てを極めて容易にする。特にことによって、敏感な
光導ファイバの損傷を十分に回避される。有利には、I
EC-874-XXXの規格列に基づくスタンダードコネ
クタを使用することができ、これらのスタンダードコネ
クタにはそれぞれ光導波体を前取付けすることが可能で
ある。
【0062】有利には接続光導波体ALWはコネクタシ
ャフトから次のような所定の長さ、すなわち該接続光導
波体ALWが公知の構造形式の光導波体溶接装置の受容
部(マニプレータ)内に挿入され得るような長さで、突
出している。有利には、接続光導波体ALWはこのよう
に前組立されたコネクタのシャフト縁部SANから、5
〜60mm特に10〜15mmの間の部分長さで突出し
ている。
【0063】光導波体コネクタST1から突出している
接続光導波体ALWは有利には、接続される光導波体ケ
ーブルCAの光導波体CLWに相応して予め準備調整さ
れる。つまり詳しく言えば、接続光導波体ALWはその
端面側の端部から部分長さに沿って、その外側のプラス
チックコーティングACOから特にその1次及び1次コ
ーティングから解放される。この場合接続光導波体AL
Wには特定の残留長さに沿ってコーティング残が残され
る。これによって所定可能な端部長さに沿って、接続光
導波体ALWの光導ファイバAFIは剥き出しになって
いる。この光導ファイバAFIは有利には相応な端部部
分の切断によって、所定可能な端部長さにされる。有利
には、光導ファイバAFIはケーブルCAの光導ファイ
バCFIに相応してほぼ90°の端面に準備調整され
る。
【0064】光導ファイバAFIを既に工場側において
接続光導波体ALWのコーティング材料から突出させて
おくと、又はコネクタに前もって剥き出しの光導ファイ
バを予め取り付けておくと、特に有利である。このよう
にすると、現場での使用において作業員には、接続準備
の完了した特に接合準備の完了した光導ファイバが与え
られる。既に接合準備の完了した、予め準備調整された
このようなコネクタは、有利には各作業員に、接続光導
波体ALWの露出した光導ファイバAFIを機械的な負
荷から相応に保護するように梱包されて、提供される。
【0065】接続光導波体ALWの光導ファイバAFI
は有利には、5〜20mm特に5〜10mmの部分長さ
に沿って露出している。
【0066】後方のつまり入口側において突出した光導
ファイバAF1を備えたコネクタST1と、終端側にお
いて突出した光導ファイバCFIを備えたケーブル端部
CAとは、次いで公知構造形式の光導波体接合装置内に
挿入され、そこで互いに接合される。コネクタST1及
びケーブル端部CAを受容及び/又はクランプするため
に、このような光導波体接合装置には相応な受容部又は
マニプレータが設けられている。図面を簡単にするため
に、コネクタST1及びケーブル端部CAのためのこの
ような保持装置は、図1においては省かれている。コネ
クタST1の接続用光導ファイバAFIとケーブルCA
の光導ファイバCFIとはこのような光導波体接合装置
において端面側で互いに接触させられ、かつ電極EL
1,EL2を用いて端面側において互いに融接される。
光導ファイバAFIと光導ファイバCFIとの間におけ
る完成した接合箇所は、図1において符号SSで示され
ており、かつ横線で象徴的に示されている。
【0067】一般的に表現すれば、光コネクタから接続
光導波体は次のように、すなわち接続光導波体がコネク
タの外側において端面側で、接続される光導波体ケーブ
ルの光導波体と接合箇所SSを形成しながら接合可能で
あるように、突出している。このことによって、接合動
作特に融接動作の実施が著しく簡単になる。それという
のは、コネクタの接続用光導ファイバと、端部側におい
て準備調整されるケーブルCAの接合される光導ファイ
バとは、組立てのために自由に接近可能な状態で位置し
ており、しかもこの際コネクタのいかなるケーシング部
分も邪魔にならないからである。
【0068】両光導ファイバAFI,CFIの融接の前
に両光導ファイバは有利には十分直線的に、かつ一点鎖
線で示された仮想の結合ラインZAに沿って、十分互い
に整合するように互いに向かって方向付けられる。融接
動作の実施及びその接合箇所SSの完成後に、剥き出し
になっている両光導ファイバAFI,CFIは有利には
再びその回りをプラスチック被覆層によって被覆され
る。そのために働く再被覆装置RE1は図2に略示され
ている。この再被覆装置RE1は有利には光導波体溶接
装置の構成部分であり、2つの成形部分FK1,FK2
を有している。両成形部分FK1,FK2にはそれぞ
れ、長手方向において整合ラインZAに対して平行に充
填通路HK1,HK2が設けられている。各充填通路H
K1,HK2は横断面で見て実質的に半円形の内側輪郭
を有しており、つまり各充填通路HK1,HK2は空間
的に見て半円筒形の長手方向通路として、互いに融接さ
れる光導ファイバAFI,CFIの長手方向に対して平
行に延在している。両成形部分FK1,FK2の長手方
向通路HK1,HK2はそれぞれ、光導ファイバAF
I,CFIの外周部の各半部に対応配属されている。両
成形部分FK1,FK2もしくはその長手方向通路HK
1,HK2は、横方向に特に両光導ファイバAFI,C
FIの長手方向に対して垂直な方向で、相対的にシフト
可能であり、つまり位置固定に配置された光導ファイバ
に対して接近・離反運動することが可能であり、有利に
は光導ファイバの中心軸線ZAに対して半径方向で接近
・離反運動することが可能である。両成形部分FK1,
FK2の開閉は有利には、光導体接合装置において汎用
である公知構造の少なくとも1つのマニプレータを用い
て実施することができる。図2にはそのようなマニプレ
ータが一点鎖線でかつ符号MPを付けて示されている。
このマニプレータMPは両成形部分FK1,FK2に対
して横方向で、特に中心軸線ZAに対して直角に作用
し、このことは二重矢印BPで示されている。
【0069】両成形部分FK1,FK2が互いに向かっ
て整合するように押圧され、つまり閉鎖されると、両成
形部分FK1,FK2はその間に円筒形の充填通路を形
成し、この充填通路内には、互いに溶接される2つの光
導ファイバAFI,CFIが実質的に同心的に配置され
ている。このことは図3において、接合箇所SSの領域
における横断面で略示されている。この円筒形の充填通
路HK1,HK2の内径は、光導ファイバAFI,CF
Iの外径よりも大きく選択されているので、光導ファイ
バは周囲を、その外面と充填通路HK1,HK2の内壁
との間における円形のリング間隙RSによって取り囲ま
れている。このリング間隙は液状の被覆材料又は軟質の
被覆材料RCMによって満たされるので、両光導ファイ
バAFI,CFIはその外周部の回りを同様にプラスチ
ック被覆層によって取り囲まれることができる。図2に
おいて液状の被覆材料RCMは、第2の成形部分FK2
における一点鎖線で示された横方向通路EFKを介して
外側から内側に向かって、半シェル形にまとめられた両
成形部分FK1,FK2の間における(半円筒形の両充
填通路HK1,HK2によって形成された)円筒形の充
填通路に供給される。横方向通路である供給通路EFK
はこの場合実質的に、両光導ファイバAFI,CFIの
長手方向に対して半径方向に延在している。再被覆材料
RCMは有利には液体の形で供給通路EFKを介して、
再被覆装置RE1の円筒形の成形通路内に噴射される。
再被覆材料としては有利にはプラスチック特に樹脂が使
用され、このプラスチックもしくは樹脂は、光導ファイ
バの本来のコーティング材料とほぼ同じ材料特性を有し
ている。この再被覆材料は有利には硬化可能であり、テ
ストの結果特に、Desoto社の被覆材料Desot
o235−200、Desolite219440(登
録商標)が適していることが判明した。
【0070】図2に示された再被覆装置RE1では、第
1の成形部分FK1のためには有利にはフリントガラス
又は溶融石英もしくは石英ガラス、一般的に表現すれば
光透過性の材料が使用されている。これによって、液体
の状態で満たされた被覆材料RCNは、例えばアーク放
電ランプ又はUVランプLBLによる放射によって硬化
されることができ、その結果被覆材料RCNは硬い層と
して光導ファイバAFI,CFIのガラス材料の回りに
配置される。第1の成形部分FK1に対向して位置して
いる第2の成形部分FK2のためには、有利には金属製
の材料特に鋼が使用されている。この第2の成形部分F
K2は、剥き出しの光導ファイバAFI,CFIに向け
られた内側に、有利には鏡面加工された内面を有してい
る。これによって、第1の透明な成形部分FK1を透過
する光は、十分均一に再被覆装置REあの充填通路の回
りに分配され、つまり拡散される。このようにして、光
導ファイバCFI,AFIの回りにおける再被覆材料R
CMの確実かつ迅速な硬化が可能である。互いに合わせ
られて位置している両成形部分FK1,FK2の間に形
成される充填通路の内径は、有利には光導ファイバの外
径よりも大きく選択されていて、この場合再被覆材料R
CMの所望の半径方向の被覆厚が得られるようになって
いる。同一平面において互いに押し合わされた両成形部
分FK1,FK2の間における円筒形の充填通路の内径
は、有利には248〜900μm、特に248〜250
μmの間において選択される。モノモード-ファイバが
使用される場合、その外径(ファイバコーティングな
し)はそれぞれ有利には約125μmである。再コーテ
ィング材料RCMを備えた周壁層はこの場合有利には、
60〜325μm特に61.5〜62.5μmの間におけ
る半径方向厚さを有している。
【0071】再被覆装置RE1の両成形部分FK1,F
K2は少なくとも、互いに向かって方向付けられた光導
波体ALW,CLWの外装を除去された両長手方向区分
に対応配属されている。図2において再被覆装置RE1
は次のような長さ、すなわち、この再被覆装置がコネク
タ接続側においてコネクタST1のクリンプ付加部CR
Aにまで達していて、そこでクリンプ付加部CRAの切
断縁部と同一平面で整合するような長さを有している。
再被覆装置RE1はケーブル接続側においてケーブル外
装AMの切断縁部にまで達していて、そこで同様にケー
ブル外装AMの切断縁部と同一平面で整合している。コ
ネクタ接続側においてそのために両成形部分FK1,F
K2はほぼ半シェル形の、特に半円筒形の各1つの切欠
きSABを有している。この切欠きSABの内径は有利
には次のように選択されている。すなわちこの場合両成
形部分FK1,FK2は、まとめられた後でコネクタ付
加部SANに回りから形状結合式(formschluessig)及
び/又は摩擦力結合式(kraftschluessig)に係合し、
つまりこのコネクタ付加部SANに堅固に装着されるよ
うになっている。まとめられた両成形部分FK1,FK
2はつまりコネクタ接続側にほぼ円筒形の切欠きSAB
を有しており、この切欠きSABの内径は実質的に、円
筒形のコネクタ付加部SANの外径に相当している。こ
れに相応して、両成形部分FK1,FK2はケーブル接
続側にもほぼ半円筒形の切欠きを備えている。そしてこ
の切欠きの内径は有利には次のように、すなわち成形部
分FK1,FK2がまとめられた後で、ケーブル外装A
Mから突出している光心線CBAの心線外被AHをしっ
かりとクランプするように、選択される。このようにな
っていると、コネクタ接続側及びケーブル接続側におい
て、再被覆装置RE1の密な閉鎖が達成され、その結果
そこでは、液体の状態で満たされる再被覆材料もしくは
再コーティング材料RCMの流出を十分に回避すること
ができる。つまり再被覆装置RE1は形状結合式に、コ
ネクタ付加部SAN及び心線外被AHと密閉され、これ
によって再被覆装置RE1は再コーティング材料の流出
に対してシールされることになる。有利には両成形部分
FK1,FK2はまとめられた状態において入口側及び
出口側において各1つの円筒形の管部分を形成し、この
管部分はほぼ900μmの内径を備えており、これは光
心線CBAの外径にほぼ相当している。
【0072】このようにして、接合箇所SS及び剥き出
しの光導ファイバ区分AFI,CFIを再被覆すること
が可能である。特に再被覆材料RCMによって、接続光
導ファイバAFIのコーティング残ACOはケーブルの
光導ファイバCFIのコーティング残CCOと素材結合
式に(stoffschluessig)結合されることができる。こ
の場合両光導ファイバAFI,CFIは回りを再コーテ
ィング材料によって被覆される。両光導ファイバAF
I,CFIのガラス材料内への湿気又は水蒸気の浸透又
は拡散は、これによって十分に回避されている。
【0073】図4には光導波体ケーブルCAのための完
成したコネクタ接続装置SAが縦断面図で示されてい
る。硬化された再被覆材料RCMは互いに溶接された2
つの光導ファイバAFI,CFIに、ほぼ円筒形のプラ
スチック外被としてブロック状に装着されている。この
プラスチック外被は少なくとも、溶接工程のために露出
された光導ファイバAFI,CFIの長手方向長さZR
を越えて延在している。図2に示されたまとめられた成
形部分FK1,FK2の入口側及び/又は出口側におけ
る切欠きの内径が、特に、コネクタ付加部SAN及び/
又は光心線CBAの各外径よりも幾分大きく選択される
と、このコネクタ付加部SAN及び/又は光心線CBA
はそれぞれ被覆材料内に一緒に組み込まれることができ
る。図4においてはこれによって、コネクタ付加部SA
Nはコネクタ接続装置側において硬化された再被覆材料
RCMによってフランジ状に回りを取り囲まれて埋め込
まれている。ケーブル接続側においても図4では再被覆
材料RCMが、ケーブルCAからシャフト状に突出して
いる心線外被AHの周囲に堅固に装着されている。コネ
クタシャフトSANとケーブルCAから突出してる光心
線部分とが、被覆材料RCM内に埋め込まれていること
によって、コネクタシャフトSANと光心線CBAとの
間における素材結合式の連続した長手方向結合部が生ぜ
しめられる。
【0074】コネクタ付加部SANの外径は有利には、
光心線CBAの心線外被AHの外径とほぼ同じに選択さ
れている。これによって被覆材料RCMはファイバ長手
方向において十分にコンスタントな外径をもって、クリ
ンプスリーブCRAとケーブル外装AMとの間における
中間室に注入されることができる。つまり被覆材料の注
型部材は光心線CBAの外径にほぼ相当する外径を有し
ている。
【0075】互いに溶接された光導ファイバAFI,C
FIを再被覆してこのコーティング材料RCMを硬化さ
せた後で、引張り負荷軽減エレメントKEVが、接合箇
所SSを越えてコネクタST1に向かって案内され、そ
してこのコネクタST1に結合され、これによって接合
箇所SS及び/又はコネクタST1のためにケーブル長
手方向において引張り負荷受け止め装置が得られる。引
張り負荷軽減エレメントKEVは特に実質的に中心軸線
ZAに対して平行に、ケーブル外装AMの切断縁部から
コネクタヘッドSK1の切断縁部にまで装着される。引
張り負荷軽減エレメントKEVは有利にはクリンプ付加
部CRAの外周部の回りにおいて該クリンプ付加部の外
面に載置される。引張り負荷軽減エレメントKEVはこ
の場合有利には、再被覆材料RCMの硬化された注型部
材の外周部の回りに均一に分配される。引張り負荷軽減
エレメントKEVはそのために予めケーブル準備調整時
か又は装着時に初めて、適宜な端部長さに切断される。
引張り負荷軽減エレメントKEVの端部長さは有利には
次のように、すなわち引張り負荷軽減エレメントKEV
を直線的にぴんと延ばした時に該引張り負荷軽減エレメ
ントKEVがケーブル外装AMの切断縁部からクリンプ
付加部CRAにまで達するような長さに、選択される。
このようにすると、引張り負荷軽減エレメントKEV
は、ケーブル外装AMの内部において本来あったような
外被を形成する。
【0076】引張り負荷軽減エレメントKEVが連続的
に一貫して接合箇所SSを越えて光導波体ケーブルCA
からクリンプ付加部CRAにまで案内され、そして該ク
リンプ付加部CRAに載置された後で、ケーブルCAの
準備調整時に被せ嵌められたクリンプスリーブCHはコ
ネクタヘッドSK1にまで前進させられ、そしてそこで
クリンプ付加部CRAに押し嵌められる。これによって
引張り負荷軽減エレメントKEVはクリンプ付加部CA
において堅固に保持され、これによってコネクタST1
のために接合箇所SSを越えて延びる引張り負荷軽減装
置が得られる。このようにすることによって、光導波体
ケーブルCAにコネクタST1を引張りに対して強くつ
まり抗張性に結合することができる。これによって、接
合箇所SSに許容不能な高い引張り力が作用することを
確実に回避することができる。つまり接合箇所SSは、
端部側にコネクタを備えた光導波体ケーブルCAの使用
時に場合によっては生じることのある許容できないほど
高い引張り力から、十分確実に解放されている。クリン
プスリーブCHは接合領域に嵌められた後では、有利に
はコネクタヘッドSK1のケーブル接続側の端面からつ
まりクリンプ付加部CRAから、接合領域を越えて少な
くとも、光導波体ケーブルCAのケーブル外装AMのコ
ネクタ接続側の切断縁部にまで延びている。このように
構成することによりクリンプスリーブによって、ケーブ
ル長手方向における付加的な機械的な負荷軽減が達成さ
れる。同時にクリンプスリーブCHはコネクタ接続装置
を機械的に十分に安定化させるので、内部に位置する敏
感な光導ファイバAFI,CFI、特にその接合箇所S
Sの押し潰れ又は圧縮を十分に回避することができる。
場合によっては、クリンプスリーブCHが外装AMの部
分長さをも覆うような長さに選択されていると、有利で
ある。クリンプスリーブCHはこの場合有利には、付加
的に光導波体ケーブルCAの外装AMに堅固に押し嵌め
られる。クリンプスリーブCHのためには有利には、金
属製の材料特にアルミニウムを選択することができる。
【0077】特に引張り負荷軽減エレメントKEVと、
外側に被せ嵌められて端部側においてそれぞれ固定され
たクリンプスリーブCHとによって、たとえケーブルC
A及び/又はコネクタST1にケーブル長手方向におい
て引張り負荷が加えられた場合でも、光導ファイバは十
分確実に緊張なしに内部に留まっていることが保証され
る。ケーブルCA自体の引張り負荷軽減エレメントKE
Vが使用されて、接合箇所SSを越えてコネクタのとこ
ろまで装着されることによって、これらのいずれにせよ
存在する引張り負荷軽減エレメントだけによって既に、
コネクタ及び接合箇所のための十分な引張り負荷受け止
め装置が得られ、付加的な引張り負荷軽減エレメントを
必要としない。そして、場合によってはコネクタにおい
て作用する引張り力は、引張り負荷軽減エレメントKE
Vを介して光導波体ケーブルCAへとさらに伝達される
ことができる。
【0078】クリンプスリーブCHの装着後に最後に該
クリンプスリーブCHの外側にさらに、光導波体ケーブ
ルCAの準備調整時に該光導波体ケーブルCAの外装A
Mに差し嵌められていた座屈防止外被もしくは座屈防止
管片KHが被せ嵌められる。この座屈防止外被KHのた
めには有利には、例えばPVC(ポリビニルクロリド)
のような弾性的でフレキシブルなプラスチック材料が選
択されている。座屈防止外被KHは有利には内側を接着
剤又は熱可塑性接着剤で被覆されていてもよく、このよ
うになっていると、座屈防止外被KHをクリンプスリー
ブに固着させておくことができる。座屈防止外被KHは
有利にはコネクタヘッドSK1の切断縁部にまで引っ張
られ、そこで該切断縁部と同一面で終わっている。座屈
防止外被は有利には少なくとも、コネクタヘッドSK1
のケーブル接続側の端面からケーブル外装AMのコネク
タ接続側の切断縁部にまで延びている。特に、座屈防止
外被は互いに接合される光導ファイバAFI,CFIの
長手方向区分を越えて延びている。有利には座屈防止外
被は少なくともクリンプスリーブと同じ長さを有してい
る。
【0079】光導波体ケーブルCAに堅固に取り付けら
れたコネクタST1のシャフト領域においてはこれによ
って最終的に、複数層の接合部保護外被もしくはカバー
が形成されている。(内側から外側に向かった順番で見
て)再被覆材料RCM、引張り負荷軽減エレメント、ク
リンプスリーブ及びその上に設けられた座屈防止外被の
層厚は、それぞれ有利には次のように、すなわち接合箇
所における多層の外装もしくは外被の外径全体が光導波
体ケーブルCAの本来の外径に相当するように、選択さ
れている。
【0080】図5には、図1〜図4に示された実施例の
変化実施例である光導波体コネクタST2と、変化実施
例による再被覆装置RE2とが示されている。コネクタ
SY2は同様に例えばALWのような光導波体を予め備
えており、この光導波体ALWはそのコネクタシャフト
SAN2から端部側で所定可能な長さに沿って突出して
いる。コネクタST2のコネクタヘッドSK2には、接
続されるケーブルCAとは反対の側にフェルールFER
が挿入されており、このフェルールFER内には接続終
了時に、接続光導波体ALWの光導ファイバが十分に同
心的に支承され、特に接着されている。図1〜図4に示
された実施例とは異なり、コネクタシャフトSAN2
は、再被覆装置をコネクタシャフトに導入すること特に
差し込むことができるような大きさの内径をもった内孔
EKを有している。そのために再被覆装置RE2はコネ
クタ接続側に2つの接続フランジIST1,IST2を
有しており、これらの接続フランジIST1,IST2
の外径は両方の成形部材FK1,FK2がまとめられた
状態において、コネクタシャフトSAN2における貫通
孔EKの内径よりも小さい。このようになっていること
によって、再被覆装置RE2によってコネクタシャフト
SAN2をも再被覆材料RCMによって満たすことが可
能である。
【0081】図6には、図5に示された光導波体コネク
タが、変化実施例による別の再被覆装置RE3と一緒に
縦断面図で示されている。この再被覆装置RE3の両成
形部分FK1,FK2はこの場合コネクタ接続側に、コ
ネクタシャフトSAN2に被せ嵌めることができる2つ
の接続フランジAST1,AST2を有している。再被
覆装置RE3がまとめられた状態においてその両シャフ
ト状の接続フランジAST1,AST2は、間にあるコ
ネクタシャフトSAN2の外径よりも大きな内径をもつ
円筒形の切欠きを形成している。これによって再被覆装
置RE3はコネクタ付加部SAN2に被せ嵌めることが
できる。特に再被覆装置RE3はコネクタ付加部SAN
2に差し嵌めることが可能である。これによって、両方
の光導ファイバCFI,AFI(図1参照)を、コネク
タが被覆材料によって満たされることなしに、再び被覆
材料によって取り囲むことが可能になる。
【0082】さらに場合によっては、接続光導波体AL
Wをコネクタ付加部もしくはコネクタシャフトSAN2
の貫通孔EK内において充填材料内に既に工場側におい
て埋め込むこと又はそこで注型によってプラスチック材
料内に堅固に埋め込むことが、有利である。図6では接
続光導波体ALWはコネクタ付加部SAN2内において
コーティング材料COM内に堅固に埋め込まれている。
【0083】もちろんコネクタは本発明による原理に基
づいて、(図1〜図6におけるケーブルCAのように)
内部にただ1本の光導波体を有しているのではなく、複
数もそくは多数の光導波体を有している、光導波体ケー
ブルの光導波体に取り付けることも可能である。またコ
ネクタは、剥き出しの光固定心線(optische Festade
r)に取り付けられることも可能であり、すなわちこの
場合図1の光導波体ケーブルCAでは、プラスチック外
装AM及び/又は引張り負荷軽減エレメントKEVの外
被は除去される。つまり本発明の枠内では、光導波体ケ
ーブルという概念は、それに沿って少なくとも1つの引
張り負荷軽減エレメントが延ばされている少なくとも1
つの光導波体を意味する。この場合引張り負荷軽減エレ
メントはこの場合、接続される光導波体に設けられてい
る抗張性のプラスチック外被によってか、又は例えば光
導波体-ケーブル構造内におけるスパニング糸(Reissfa
den)のようなその他の抗張性のカバーエレメントによ
って、既に形成されることができる。
【0084】さらにまた場合によっては、ケーブル(例
えばCA)から突出している光導ファイバ(例えばCF
I)をコネクタ(例えばST1)の接続光導ファイバ
(例えばAFI)と融接するのではなく、スリーブ、接
着剤又はその他の形式で結合することも、有利である。
【0085】本発明の別の構成における課題は、簡単な
取付けもしくは組立てステップによって光導波体コネク
タを光導波体ケーブルに確実に取り付けることができる
別の形態を示すことである。この課題を解決する有利な
構成では、接続光導波体がコネクタから次のような長
さ、すなわち接続光導波体のコネクタが光導波体接合装
置の少なくとも1つの受容装置に挿入可能であるような
長さをもって、突出している。
【0086】このように構成されていると、有利な形式
で光導波体ケーブルにコネクタを簡単かつ確実に取り付
けることが可能である。
【0087】本発明の別の構成は、接続光導波体を有す
るコネクタを使用して、該コネクタの接続光導波体と光
導波体ケーブルの光導波体とを接続するためのコネクタ
接続装置であって、この場合接続光導波体はコネクタか
ら次のように、すなわち接続光導波体がコネクタの外側
において端面側で光導波体ケーブルの光導波体と、接合
箇所を形成しながら接合可能であるように、突出してお
り、しかもこの場合光導波体ケーブルの少なくとも1つ
の引張り負荷軽減エレメントが接合箇所を超えてコネク
タに向かって案内可能で、かつ該コネクタに結合可能で
あり、接合箇所のために引張り負荷受け止め装置が準備
されており、該引張り負荷受け止め装置が設けられてい
る形式のものにおいて、特に、接続光導波体がコネクタ
から次のような長さ、すなわち該接続光導波体のコネク
タが光導波体接合装置の少なくとも1つの受容装置に挿
入可能であることを特徴とする。
【0088】本発明の別の構成は、接続光導波体を有す
るコネクタを使用して、該コネクタの接続光導波体と光
導波体ケーブルの光導波体とを接続するためのコネクタ
接続装置を製造する方法であって、この場合光導波体を
端部側において光導波体ケーブルから所定可能な長さ区
分をもって突出させ、この場合この光導波体とケーブル
接続側においてコネクタから突出している接続光導波体
とをそれぞれ、所定可能な端部区分に沿ってコーティン
グ除去して、光導波体及び接続光導波体の光導ファイバ
を露出させ、両光導ファイバをコネクタの外側において
接合箇所を形成しながら端面側で互いに溶接し、この場
合光導波体ケーブルの少なくとも1つの引張り負荷軽減
エレメントを接合箇所を超えてコネクタに向かって案内
して該コネクタに結合させ、コネクタのために長手方向
において接合箇所をブリッジングしながら引張り負荷受
け止め装置を形成する形式の方法において、特に、接続
光導波体がコネクタと一緒に光導波体接合装置の少なく
とも1つの受容装置に挿入され得るような大きさの端部
長さをもって、接続光導波体がコネクタから突出するよ
うに、コネクタの接続光導波体を予め準備調整すること
を特徴とする。
【0089】図7〜図15には、光導波体ケーブルに光
導波体コネクタを有利な形式で取り付けることができる
組立てステップの作業順序が示されている:図7に示さ
れているように、まず初め第1の組立てステップにおい
て、座屈防止管もしくは座屈防止外被KHが光導波体ケ
ーブルCAの自由端部ENに被せられる。この場合座屈
防止外被KHは、この座屈防止外被KHから光導波体ケ
ーブルCAの所定可能な端部区分CL1が突出するよう
に、自由端部ENから光導波体ケーブルCAの外装AM
に該光導波体ケーブルCAの中心軸線もしくは長手方向
軸線ZAに沿って移動させられる。有利には光導波体ケ
ーブルCAは、少なくとも30mm、特に50〜100
mmm好ましくは約70mmの端部長さCL1で端部側
において座屈防止外被KHから突出する。
【0090】座屈防止外被KHは有利にはプラスチック
スリーブによって形成されている。このプラスチックス
リーブのためには有利には、例えばポリエチレンのよう
な軟質のフレキシブルなプラスチック材料が選択されて
いる。座屈防止外被KHは有利には次のような長さ、す
なわち、該座屈防止外被KHによって後で光導波体コネ
クタの接続後に、光導波体ケーブルCAと端部側におい
て接続される光導波体コネクタ(例えば図10のST2
参照)との間における自由に接近可能な露出した接合領
域の全長を、外側からカバーすることができるような長
さを有している。座屈防止外被KHは有利には少なくと
も100mm、特に100〜200mmの間、好ましく
は約120mmの長さに選択されている。
【0091】光導波体ケーブルCAの突出した端部区分
CL1の部分長さCL2に沿って、次の組立てステップ
において光導波体ケーブルCAの外装AMが除去され
る。この外装AMの除去は図7において、外装AMが単
に一点鎖線で長さ区分CL2に沿って示されていること
によって、略示されている。ケーブル外装AMは単層又
は多層で形成することが可能である。ケーブル外装のた
めの材料としては、有利には例えばポリエチレンが使用
される。
【0092】ケーブル外装AMの下には光心線CBAが
現れる。光心線CBAは有利には少なくとも50mm特
に50〜100mm、好ましくは約65mmの端部長さ
に沿って、外装AMから露出させられる。
【0093】ケーブル外装AMの除去によって、直ぐそ
の下には多数の引張り負荷軽減エレメントKEVが露出
させられ、これらの引張り負荷軽減エレメントKEV
は、一本の光心線CBAのプラスチック外被をカバーし
ている。引張り負荷軽減エレメントKEVは単数又は複
数の層を成した外被の形で、ほぼ円筒形の光心線CBA
に装着されていることができる。引張り負荷軽減エレメ
ントKEVは有利には光心線CBAの長手方向に沿っ
て、特に一点鎖線で示されたその中心軸線ZAに対して
平行に延びている。引張り負荷軽減エレメントKEVと
して、光ケーブルCAの場合には有利には補強ファイ
バ、特に含浸されたガラス糸又はアラミド糸が設けられ
ている。所定の外装除去長さに沿って露出した引張り負
荷軽減エレメントKEVは、有利にはケーブル端部EN
からケーブルCAの長手方向において逆向きにケーブル
外装AMの上に曲げ戻される。引張り負荷軽減エレメン
トKEVは特にプラスチック外装AMからの出口の直ぐ
そばで、該プラスチック外装AMの切断縁部のところ
で、露出した光心線CBAに対してその平行な経過(一
点鎖線で示されたケーブル中心軸線ZA参照)から約1
80°後方に、つまり自由端部ENとは反対の方向に、
曲げられる。このように曲げ戻された引張り負荷軽減エ
レメントKEVは有利には、時間的に制限されて光導波
体ケーブルCAの端部における準備調整中及び光導波体
コネクタST2と該端部との接合中(図11参照)は、
ケーブル外装AMに固定される。そのために引張り負荷
軽減エレメントKEVは例えば、ケーブル外装AMに被
せられた座屈防止外被KH内に押し込まれるかもしくは
差し込まれ、これによってケーブル外装AMにおいてし
っかりとクランプされることができる。
【0094】次の準備調整ステップにおいて、露出した
光心線CBAの端面側の端部ENから、光心線のプラス
チック外被AHが、所定可能な端部長さCL2に沿っ
て除去される。このことは図8に示されている。光心線
CBAのプラスチック外被AHのためには有利にはプラ
スチックが使用されている。特にプラスチック外被AH
の材料としては樹脂が適している。
【0095】光心線CBAのプラスチック外被AHは有
利には、少なくとも20mm、特に20〜50mm好ま
しくは約35mmの端部長さCL2に沿って除去され
る。
【0096】心線外被AHを除去することによって、1
本の光導波体CLWが露出され、この光導波体CLWは
実質的に光導波体ケーブルCAの中心軸線ZAに沿って
配置されている。この光導波体CLWの外側のプラスチ
ック被覆層CCOにはその回りに心線外被AHが堅固に
装着されている。有利には光導波体CLWはケーブル外
装AM及び外被AHから次のような長さで、すなわちこ
の露出した光導波体区分CL2が公知構造の光導波体
溶接装置の受容部(マニプレータ)に挿入され得るよう
な長さで、突出している(図11参照)。ケーブル外装
AM及び外被AHの除去後に、光導波体CLWは有利に
は、(ケーブル端部ENから計って)少なくとも20m
m、特に20〜50mmの間、好ましくは約35mmの
長さCL2で、露出されている。
【0097】次の準備調整処置として光導波体CLWは
その端面から所定可能な部分長さに沿って、外側のプラ
スチック被覆層CCOを、特に1次及び2次コーティン
グを除去される。このようにして光導ファイバCFIは
所定可能な端部区分CL3に沿って剥き出しになる。こ
の方法ステップは図9に示されている。心線外被AHか
ら突出している光導ファイバCFIは有利には、心線外
被AHの切断縁部からファイバ端面に向かって見て、少
なくとも5mm、特に10〜100mm好ましくは約1
0mmの長さCL3を有している。
【0098】場合によっては、光導ファイバCFIをそ
の端面において付加的に準備調整すると有利である。特
に、剥き出しの光導ファイバの端部部分の切断によっ
て、有利には、光導ファイバの長手方向軸線に対してほ
ぼ90°の切断面を光導ファイバの端面に形成すること
ができる。場合によっては、ファイバ端面を研磨すると
有利であり、これによって、場合によっては生じるばり
又はその他の凹凸を除去することができる。このように
して、十分に平滑な90°の端面を光導ファイバCFI
のために準備することができる。
【0099】有利には光導ファイバCLWのプラスチッ
クコーティングは単に、その長さ全体CL2の端部側
における部分区分CL3に沿ってだけ除去される。これ
によって光導波体CLWはそのプラスチックコーティン
グの領域において、光導波体接合装置の単数又は複数の
受容装置特にクランプ装置によって把持されることがで
きる。これによって敏感な光導ファイバCFIの損傷
は、プラスチックコーティングによって十分に回避され
る。
【0100】光導波体CLWを露出するための準備調整
ステップは場合によっては、露出した光導波体CLWを
所望の端部長さCL2に切断するつまり短縮する工程
をも含む。この場合相応に、光導波体コーティングCC
Oの除去の後で、剥き出しの光導ファイバCFIは有利
には所望の端部長さCL3に短縮される。
【0101】図10には、接続光導波体ALWを準備さ
れたつまり予め備えた光導波体コネクタST2が略示さ
れている。この光導波体コネクタST2はそのブシュ接
続側の端面つまり図10において左半部に、有利には円
筒形のコネクタヘッドSK2に差し込まれたフェルール
FEを有している。このフェルールFEは接続光導波体
ALWの光導ファイバ区分を受容するために働く。その
ためにフェルールFEはその中心軸線ZAに沿って内孔
を有しており、この内孔において接続光導波体ALWの
光導ファイバは確実に支承され、かつ外部の機械的な負
荷に対して保護されている。光導波体コネクタST2の
出口側の端部におけるフェルールFEは、コネクタのた
めの対応部材として構成されている公知構造の対応する
光導体ブシュへのコネクタST2の差込みを可能にす
る。図10にはこのようなコネクタブシュは図面を見や
すくするために示されてはいない。
【0102】ケーブル接続側においてコネクタヘッドS
K2からはコネクタシャフトSTS2が突出している。
コネクタシャフトSTS2は実質的に直線的に延びてお
り、かつ実質的に整合するようにフェルールFEの中心
軸線に向かって方向付けられている。コネクタシャフト
STS2は付加部SAN2でコネクタヘッドSK2に堅
固に取り付けられている。コネクタシャフトSTS2は
その自由端部の領域においてクリンプ付加部CRA2と
して形成されている。シャフト付加部SAN2及びクリ
ンプ付加部CRA2はそれぞれ十分に円筒形にスリーブ
の形で形成されている。クリンプ付加部CRA2はこの
場合、付加部SAN2よりも小さな外径を有している。
付加部SAN2とクリンプ付加部CRA2との間におけ
る段付けされた縁部には、外周を取り囲んで延びる係止
リングRIが堅固に取り付けられており、この係止リン
グRIは軸方向において、後で装着されるクリンプスリ
ーブ例えばCHのための対応受けとして働く。コネクタ
シャフトSTS2は有利には、少なくとも5mm、特に
5〜15mm好ましくは約8mmの長さで延びている。
【0103】このコネクタシャフトSTS2には接続光
導波体が固定されている。接続光導波体はコネクタシャ
フトSTS2から、所定可能な長さに沿って突出してい
る。有利には接続光導波体ALWはコネクタシャフトか
ら次のような長さ、すなわち接続光導波体ALWが公知
構造の光導波体溶接装置の受容部(マニプレータ)に挿
入され得るような長さで、突出している。接続光導波体
ALWは有利にはコネクタシャフト端部STS2から、
少なくとも50mm特に50〜100mm好ましくは約
65mmの部分長さで突出している。
【0104】接続光導波体ALWが端部側において、光
導波体ケーブルCAの光導波体CLWへの接続のために
予め準備調整される前に、その自由端部に有利にはまず
初めにクリンプスリーブCHが、次いでその後で接合保
護外被SUが緩く被せられる。クリンプスリーブCHは
この場合接続光導波体ALWのコーティングにおいて
(該接続光導波体ALWの長手方向で見て)有利には、
接合保護外被SUよりもコネクタシャフトSTS2の近
くに位置している。クリンプスリーブCHのためには有
利には金属製の材料、特にニッケルめっきされた真鍮が
使用されている。クリンプスリーブCHは有利にはほぼ
円筒形に形成されている。接合保護外被SUとしては有
利には収縮チューブが設けられている。この収縮チュー
ブは有利にはほぼ円筒形に形成されている。そのプラス
チック材料内には特に付加的に金属棒MSが組み込まれ
ており、この金属棒MSは接続光導波体ALWの長手方
向に沿って延びている。金属棒MSは、接合保護外被S
Uのプラスチック材料における抗張性の補強の機能を引
き受けている。場合によっては、単数又は複数の補強繊
維又はその他の抗張性エレメント例えば含浸されたガラ
ス糸又はアラミド糸が、接続光導波体ALWの長手方向
において接合保護外被SUのプラスチック材料内に埋め
込まれていると、有利である。
【0105】コネクタST2が既に工場側において予め
接続光導波体ALWを備えていると、特に有利である。
このようになっていると、コネクタST2に接続光導波
体ALWを取り付けることは、工場における条件下で行
うことができるので、これによって高い製造品質を保証
することができる。この場合特に次のこと、すなわち接
続光導波体ALWの光導ファイバをコネクタヘッドSK
2及びそのブシュ接続側におけるフェルールFE内に実
質的に同心的にかつ損傷なしに取り付けられることが、
十分に保証される。したがって工場側においてコネクタ
ST2に接続光導波体ALWを予め取り付けておくと、
接続光導波体ALWの光導ファイバをコネクタST2内
に、特にそのコネクタケーシング内にシャフト端部ST
S2から挿通することが、現場使用において不要にな
る。このことは現場使用において組立てもしくは取付け
作業を極めて簡単にし、特にこれによって接続光導波体
ALWの敏感な光導ファイバの損傷を十分に回避するこ
とができる。有利には、IEC-874-XXXの規格列
に基づくスタンダードコネクタを使用することができ、
これらのスタンダードコネクタにはそれぞれ光導波体を
前取付けすることが可能である。もちろん場合によって
は、コネクタST2を必要時に初めてつまり工場側にお
いてではなく、その個々の構成要素から組み立てること
が有利なこともある。特に、このような場合には現場使
用において、接続光導波体がコネクタシャフトSTS
2、コネクタヘッドSK2及びフェルールFEに挿通さ
れて、そこで固定される。
【0106】コネクタST2から突出している接続光導
波体ALWは有利には、接続される光導波体ケーブルC
Aの光導波体CLWに相応して、予め準備調整される。
つまり詳しく言えば、接続光導波体ALWはその端面側
における自由端部から部分長さAL2に沿って、その外
側におけるプラスチック被覆層ACO、特にその1次及
び2次コーティングを除去される。接続光導波体ALW
はつまりその全長AL1の部分長さAL2においてコー
ティング除去される。コネクタシャフトSTS2の端部
から光導波体コーティングACOの切断縁部までは光導
ファイバAFIはつまり依然としてプラスチック被覆層
ACOによってカバーされている。接続光導波体ALW
の光導ファイバAFIは有利には、少なくとも5mm、
特に10〜100mm好ましくは約10mmの端部長さ
にわたって露出させられている。接続光導波体ALWの
光導ファイバAFIはつまり所定可能な端部長さに沿っ
て剥き出しである。この光導ファイバAFIは有利には
相応な端部部分の切断によって所定可能な端部長さにさ
せられる。有利にはこの光導ファイバAFIのために光
導波体ケーブルCAの光導ファイバCFIに相応して、
ファイバ長手方向軸線に対して約90°の端面が予め準
備調整される。光導ファイバAFIを既に工場側におい
て接続光導波体ALWのコーティング材料から露出させ
ておくことが、特に有利な場合もある。このようになっ
ていると、組立て技術者又は作業員には現場使用におい
て、接続準備特に接合準備の完了した光導ファイバを備
えた光コネクタが提供される。このような既に接合準備
の完了した予め準備調整されたコネクタは、有利には、
各作業員に、接続光導波体ALWの露出した光導ファイ
バAFIを機械的な負荷から相応に保護するように梱包
されて、提供される。
【0107】もちろん場合によっては、ケーブルの準備
工程とコネクタの準備工程とを時間的な順序を交換する
ことが、つまりまず初めに光導波体コネクタの接続光導
波体を予め準備調整し、次いでその後に、接続される光
導波体ケーブルの光導波体を該光導波体ケーブルから露
出させて相応に予め準備調整することが、有利なことも
ある。
【0108】そして次の組立てステップにおいて、光導
波体ケーブルCAの露出した光導ファイバCFIは端面
側において、接続光導波体ALWの露出した光導ファイ
バAFIと接合、特に融接される。
【0109】図11には、適当な光導波体接合装置SG
の基本構造が部分的に斜視図で概略的に示されている。
この接合装置は、特に熱的なつまり融接式の光導波体溶
接装置として形成されている。光導波体コネクタST2
は図11の左半部においてテーブル状もしくはプレート
状のコネクタ載置部AP1に置かれ、このコネクタ載置
部AP1は、接合装置SGの作業テーブルもしくはベー
スプレートGPに対して高くなっている。コネクタ載置
部AP1は方形に形成されており、かつ溶接装置SVの
有利には平らな作業テーブルGPに位置固定に配置され
ている。コネクタST2から突出している接続光導波体
ALWは、コネクタ載置部AP1の右側の縁部を超えて
接合装置SGの溶接装置TSVに向かって片持ち式に突
出している。接続光導波体ALWは有利には十分直線的
にその長手方向軸線に沿って方向付けられる。接続光導
波体ALWは溶接装置SVの公知構造の、対応配置され
た受容装置もしくは保持装置HALに挿入され、この保
持装置HALもまた同様に作業テーブルGPに対して高
められている。この保持装置HALによって接続光導波
体ALWはしっかりと保持されて位置固定される。第1
の保持装置HALの固定作用を分かりやすくするため
に、この保持装置HALは図11の左半部において開放
された状態で示されている。保持装置HALはベース部
分BT1を有しており、このベース部分BT1の上面に
は長手方向溝AB1が形成されている。そしてこの長手
方向溝AB1に接続光導波体ALWは、なおコーティン
グされているつまりプラスチック被覆されている長手方
向区分の長手方向箇所で挿入されている。ベース部分B
T1にはヒンジGL1、丁番又はこれに類したものを介
してフラップKL1が取り付けられており、このフラッ
プKL1はベース部分BT1に向かって旋回可能であ
る。フラップもしくはカバーKL1の内側には、ベース
部分BT1における長手方向溝AB1に対応して長手方
向溝NK1が設けられている。長手方向溝NK1,AB
1はそれぞれ半円筒形に形成されている。保持装置HA
Lの閉鎖された状態において両長手方向溝NK1,AB
1は、接続光導波体ALWのために、円筒形形状の完全
に閉じられた長手方向通路を形成する。この長手方向通
路の内径はこの場合有利には、接続光導波体ALWの外
径にほぼ等しく選択されている。これによって保持装置
HALの閉鎖後に接続光導波体ALWは、ベース部分B
T1とカバーもしくは上側部分KL1との間においてク
ランプされて、そこでしっかりと保持される。
【0110】図11において保持装置HALは接続光導
波体ALWを例えば、被せ嵌められたクリンプスリーブ
CHと接合保護スリーブSUとの間の間隙における部分
に沿って固定している。保持装置HALからは接続光導
波体ALWの端部側における露出した光導ファイバAF
Iが突出している。
【0111】場合によっては、コネクタST2自体を公
知構造の相応な保持装置によって位置固定すると有利で
ある。
【0112】予め準備調整された図9の光導波体ケーブ
ルCAは、溶接装置SVの、コネクタ載置部とは反対の
側において、溶接装置SVの、単数又は複数の対応配置
された公知構造の受容部(例えばマニプレータ)に置か
れ、この受容部もしくはマニプレータは同様に作業テー
ブルGPに高められて配置されている。図11において
光導波体ケーブルCAはその外装の一部分に沿って、位
置固定の保持装置HCAを用いて位置固定され、この保
持装置HCAは保持装置HALと同様に形成されてい
る。図11において保持装置HCAは同様に開放された
状態で示されている。この保持装置HCAはベース部分
BT3を有しており、このベース部分BT3の長手方向
溝NK3は、光導波体ケーブルCAを受容するために働
く。ヒンジGL3を介してカバーKL3がベース部分B
T3に旋回可能に取り付けられている。カバーKL3の
内側には長手方向溝NK3が設けられており、この長手
方向溝NK3はベース部分BT3における長手方向溝A
B3の位置に対応している。これによってケーブルCA
は保持装置HCAの閉鎖時にカバーKL3とベース部分
BT3との間においてしっかりとクランプされることが
できる。つまりこの場合保持装置HCAは光導波体ケー
ブルCAを、光導波体ケーブルCAの自由端部とは反対
側に位置していてなおケーブル外装を有している部分区
分において把持する。保持装置HCAには有利には同時
にケーブルCAと共に有利には該ケーブルの後方に戻さ
れた引張り負荷軽減エレメントKEVが挿入されてい
て、そこでしっかりとクランプされる。
【0113】端部側においてケーブルCAから突出して
いる光導波体CLWは、接続光導波体ALWと同様に保
持装置HCLに挿入され、そこでしっかりとクランプさ
れる。保持装置HCLは同様に有利には保持装置HAL
に相応して形成されており、つまり保持装置HCLはベ
ース部分BT2と、該ベース部分にヒンジGL2を介し
て取り付けられたカバーKL2とを有している。ベース
部分BT2とカバーKL2との接触面にはそれぞれ長手
方向溝AB2,NK2が設けられている。保持装置HC
Lの閉鎖された状態において、両方の長手方向溝は互い
に合致して、半シェル状に光導波体CLWを取り囲む。
この保持装置HCLから光導波体CLWの露出した光導
ファイバCFIが突出している。ケーブルCA及びその
露出した光導波体CLWは、有利には十分に直線的に所
属の保持装置HCA,HCLに位置決めされる。
【0114】コネクタ載置部AP1及び保持装置HA
L,HCL,HCAは有利には、共通の有利には平らな
作業テーブルGPに高められて配置されている。接続光
導波体ALW及び/又はケーブル光導波体CLWの長手
方向に沿って左から右に向かって見て、この場合、特に
以下に記載のような作業順序が行われる:コネクタ載置
場AP1に、コネクタST2はその突出した接続光導波
体ALWの部分長さで置かれている。高められたコネク
タ載置場AP1の内側前面IRを超えて(接合箇所SS
に向かって)突出している、接続光導波体ALWの部分
区分は、保持装置HALによって位置固定される。コネ
クタ載置場AP1の内側前面IRと保持装置HALとの
間における間隙には、この場合クリンプスリーブCH
が、コネクタ載置場AP1を保持装置HALに向かって
ブリッジングしている接続光導波体ALWが位置してい
る。この場合クリンプスリーブCHのためには、特に横
方向、特にY軸方向及び長手方向に、十分なスペースが
残されており、その結果クリンプスリーブはそこで間隙
内に受容されることができる。このようになっているこ
とによって、接続光導波体ALWは十分直線的に敷設さ
れることができる。保持装置HALの、接合箇所に向け
られた側において、保持装置HALから突出している、
接続光導波体ALWの端部区分には、接合保護外被SU
が被せ嵌められている。この接合保護外被SUから接続
光導波体ALWの露出した剥き出しの光導ファイバAF
Iが突出している。接合箇所SSの、対向して位置して
いる他方の側において、ケーブル光導波体CLWは接合
箇所SSに向かって保持装置HCLから突出している。
光導波体ケーブルCAのための保持装置HCAは、保持
装置HCLに対して長手方向間隔をおいて、ケーブル端
部の、接合箇所SSとは反対の方向に向かって位置決め
されている。そしてこの間隙、つまり接合箇所近傍の保
持装置HCLと外側に位置する保持装置HCAとの間に
おける間隙には、座屈防止外被KHを、ケーブル光導波
体CLWの直線的な経過を妨げることなしに、ケーブル
光導波体CLWに配置することができる。それというの
は、座屈保護外被KHは間隙において特にY軸方向にお
いて特に上方及び下方に向かってスペースを有するから
である。
【0115】両方の光導ファイバCFI,AFIを可能
な限り互いに整合するように方向付けることができるよ
うにするために、例えばHAL,HCLのような保持装
置のうちの少なくとも1つが、横方向に特に各ファイバ
軸線に対して垂直な方向にシフト可能に形成されてい
る。図示の実施例では保持装置HALがすべての三次元
方向x,y,zにおいて位置固定に作業テーブルGPに
取り付けられているのに対して、ケーブル光導波体CL
Wのための保持装置HCLは少なくとも1つの横方向に
おいて、その中心軸線ZAに対してシフト可能に形成さ
れている。特に、保持装置HCLはすべての三次元方向
つまり直角座標系のx,y,zの方向において運動可能
である。z軸の方向はこの場合長手方向であり、この長
手方向に沿って、互いに接合される両方の光導ファイバ
AFI,CFIは、可能な限り互いに整合するように方
向付けられることが望まれている。保持装置HCLを用
いて光導ファイバCFIは、位置固定に配置された光導
ファイバAFIに対してz軸方向において移動させるこ
とができる。つまり保持装置HCLは次のことのために
働く。すなわち保持装置HCLによって、両光導ファイ
バAFI,CFIを互いに接近・離反する方向で移動さ
せることができる。特にz軸方向は、それに沿って両両
光導ファイバAFI,CFIが可能な限り互いに接合す
るように方向付けられる所望の方向付けラインに相当す
る。三次元方向xは、両光導波体ALW,CLWの長手
方向に対して横方向に、特に該長手方向に対して垂直な
方向に、つまり三次元方向zに対して直交する方向に延
びている。平らな作業テーブルGPはこの場合特に、x
軸方向及びz軸方向によって形成される平面に対して平
行に位置している。三次元方向yは、この平面つまりx
軸方向及びz軸方向によって形成される平面に対して垂
直に位置しており、すなわち上方又は下方に向かって延
びている。相応な三次元方向x,y,zへの保持装置H
CLのシフトは、運動を示す矢印VX,VY,VZによ
って示されている。
【0116】各三次元方向x,y又はzへの保持装置H
CLのシフトは、図11において調節部材SGを用いて
行われ、この調節部材SGはその制御信号を、評価兼制
御装置COMから制御導体SL1を介して得る。所属の
保持装置HCLに対する調節部材SGのシフト作用は、
図11において作用矢印WP1によって略示されてい
る。
【0117】互いに溶接される光導ファイバAFI,C
FIのその都度存在する、横方向特に直交方向における
位置ずれを、つまり両光導ファイバAFI,CFIの長
手方向に対する両光導ファイバAFI,CFIのその時
の横方向における方向付け状態を、検出できるようにす
るために、図11に示された互いに向かい合っている両
光導ファイバAFI,CFIの端部の溶接領域には、有
利には光学式のイメージングシステムもしくは画像処理
システムVX、特にビデオカメラが対応配置されてい
る。そのためには特に、米国特許第5011259号明
細書にその機能及び作用形式が開示されている画像処理
システムが適している。図11では光学式のイメージン
グシステムVKは図面を簡単にするために、ベースプレ
ートGPの上に単に略示されている。イメージングシス
テムもしくはビデオカメラVKは、測定導体SL2を介
して評価兼制御装置COMと接続されており、これによ
ってビデオカメラVKによって撮影された画像情報を評
価することができる。光学式のイメージングシステムV
Kを用いて、両光導ファイバCFI,AFIのためにそ
れぞれ光学式のイメージもしくは投影画像を少なくとも
1つの観察平面において検出すること及びその画像情報
を評価するために準備することが可能である。これによ
って両光導ファイバCFI,AFIの間において生じる
横方向における相対的なずれを、例えばx軸、z軸画像
平面のようなその都度の観察平面において検出すること
ができる。そして制御装置SL1は制御導体SL1を介
して、両光導ファイバCFI,AFIの間の横方向にお
けるずれを相応に調整するために調節部材SGに指令を
出す。このようにして両光導ファイバCFI,AFIの
間における相対的なずれは、多次元的に、つまり複数の
異なった観察平面において検出されて、十分に調整され
ることができる。
【0118】両光導ファイバCFI,AFIはまず初め
に所定可能な長手方向間隔をおいて、つまり互いの間に
間隙をあけて位置決めされる。次いで両光導ファイバは
次のステップにおいて、両光導ファイバCFI,AFI
が互いに十分に整合するように、互いに向かって方向付
けられる。このように互いに整合するように方向付けら
れた両光導ファイバCFI,AFIは溶接前処理され、
その軟化された端面はその共通の整合ラインZAに沿っ
て互いに向かって移動させられ、そして両ファイバは端
面において互いに融着する。
【0119】光導ファイバCFI,AFIの加熱及び融
着はこの場合有利には、熱的なもしくはサーマル式の熱
源TSVを用いて行われる。そのために図11において
は両保持装置HAL,HCLの間における中間室には、
2つの溶接電極EL1,EL2が配属されており、これ
によって両溶接電極の間には、いわゆるアークがグロー
放電によって横方向に、特に両光導ファイバCFI,A
FIの軸線方向つまり長手方向に対して垂直な方向に、
形成されることができる。アークが両電極EL1,EL
2の間において広がる領域(=加熱領域もしくは溶接領
域)の経過は、図11では図面を簡単化するために単に
一点鎖線で描かれた楕円の形で示され、かつ符号LBを
付けられている。電極EL1が両光導ファイバCFI,
AFIの一方の長辺側に配属されているのに対して、電
極EL2は光導ファイバCFI,AFIの、溶接電極E
L1とは反対の長辺側に配置されている。図11にはこ
のように溶接された後における両光導ファイバCFI,
AFIが示されている。両光導ファイバCFI,AFI
の完成した接合箇所は符号SSで示されている。
【0120】突出している光導波体CLWをz軸方向に
おいて光導ファイバAFIに向かって移動させることが
できるようにするために、光導波体ケーブルCAは保持
装置HCAと保持装置HCLとの間において有利には長
さに余裕をもってクランプされ、このようになっている
ことによって、位置固定の配置された光導ファイバAF
Iに向かっての保持装置HCLの前進運動時に、突出し
ている光導波体CLWは十分な長さをもって追従シフト
することができる。
【0121】上に述べたことに加えて又はこれとは無関
係に、別の有利な構成では、ケーブル光導波体CLWの
ための保持装置HCLとケーブルCA自体のための保持
装置HCAとは、ファイバ長手方向において、つまりこ
とではz軸方向においてシフト可能に構成されている。
このようになっていると、両保持装置HCA,HCLの
間において予め余分な長さを用意しておく必要がなくな
る。
【0122】有利には、コネクタST2から突出してい
る光導波体ALW及び/又は接続される光導波体ケーブ
ルCAから突出している光導波体CLWはそれぞれ次の
ような長さ、すなわち光導波体ALW,CLWが公知構
造の光導波体接合装置の全長もしくは寸法設定内に入れ
ることができるような長さを、有している。接合箇所S
Sにおいて互いに溶接される光導波体ALW,CLW
は、コネクタシャフトSTS2の端部から光心線CBA
の外被AHの切断縁部つまり光導波体ケーブルCAから
の光導波体CLWの出口箇所に到るまでに、有利には少
なくとも10mm、特に20〜200mm好ましくは約
100mmの全長を有している。
【0123】コネクタと接続される光導波体ケーブルと
からそれぞれ光導波体が突出していることによって、接
続光導波体とケーブル光導波体との間における接合箇所
SSもコネクタ及びその他の邪魔になる部材の外側に位
置しており、つまり接続光導波体ALWとケーブルCA
の突出している光導波体CLWとの間における接合箇所
SSは、自由に接近可能であり、これによって、コネク
タST2を接合するための取付け作業が簡単になる。特
に溶接工程が簡単になる。それというのは、汎用のスタ
ンダードな光導波体溶接装置の電極装置を用いて接合を
行うことができるからである。
【0124】接続光導ファイバAFIとケーブル光導フ
ァイバCFIとが熱溶接された後で、(特に予め接続光
導波体ALWに)保持された接合保護外被SUは、コー
ティング除去された光導ファイバAFI,CFIに被せ
られ、その結果接合保護外被SUは両光導ファイバAF
I,CFIの接合領域SSを外側からカバーする。接合
保護外被SUは有利にはファイバ長手方向において少な
くとも次のような長さ、すなわち該接合保護外被SUが
両光導ファイバAFI,CFIのコーティング除去され
た長手方向区分を外側から取り囲むような長さにわたっ
て、延在している。接合保護外被SUとして収縮チュー
ブを使用する場合、これは有利には、剥き出しの両光導
ファイバAFI,CFIの長手方向区分に向かって収縮
させられる。この工程は有利には収縮炉S0を用いて行
うことができ、このような収縮炉は図11において付加
的に一点鎖線で略示されており、接合領域においてベー
スプレートGPに取外し可能に取り付けられている。
【0125】互いに溶接される両光導ファイバAFI,
CFIを外側から簡単に取り囲むことができるようにす
るためには、光導波体ケーブルCAとその端部側に取り
付けられたコネクタST2とを補助的に組立て装置MH
に挿入すると、有利である。この組立て装置MHは図1
2に略示されている。この組立て装置MHは光導波体接
合装置SGの構成部分であってもよく、有利には接合装
置から取出し可能であり、かつ接合装置に再び挿入可能
である。側面図で見て組立て装置MHはU字形の形状を
有している。このU字形形状の側部における脚SE1,
SE2のうちの1つには、コネクタST2を差し込むた
めのカップリングKUが設けられている。U字形形状の
組立て装置MHの反対側に位置する脚SE2には、光導
波体ケーブルCAのためのクランプ装置KCEが設けら
れており、このクランプ装置KCEを用いてケーブルC
Aはその外装AMにおいて固定されることができる。コ
ネクタST2のためのカップリングKUは有利には、コ
ネクタST2を差し込むことができる光導波体ブシュに
相応して形成されている。組立て装置MHは有利には次
のように、すなわちコネクタST2及び光導波体ケーブ
ルCAがその外装においてしっかりと保持され、その光
導波体ACW,CLWを脚SE1,SE2の間において
実質的に直線的に緊張状態で延在させることができるよ
うに、形成されている。U字形形状の保持装置MHの幅
は有利には、コネクタ及び光導波体ケーブルの互いに溶
接される光導波体の種々異なった長さのために調節可能
である。組立て装置MHのこのような長さ変化は、二重
矢印TSによって略示されている。
【0126】接続光導波体ALWにケーブル光導波体C
LWを溶接した後で、コネクタST2及び光導波体ケー
ブルCAは、図11に示された場合によっては設けられ
ている収縮炉SO及び溶接装置TSVから取り出され、
組立て装置MHにおいて固定される。組立て装置MH
は、光導波体ケーブルCAの露出されて曲げ戻された引
張り負荷軽減エレメントKEVを光導波体ALW,CL
Wの接合箇所を超えて案内すること及びコネクタに固定
することを容易にする。
【0127】次の組立てステップにおいて引張り負荷軽
減エレメントKEVは実質的に直線的に、互いに溶接さ
れる両光導波体ALW,CLWの長手方向に沿ってコネ
クタシャフトSTS2に向かって案内される。つまり引
張り負荷軽減エレメントSTS2は、光導波体ケーブル
CAのケーブル外装から出たところからコネクタシャフ
トSTS2にまで延ばされる。引張り負荷軽減エレメン
トKEVは有利には、付加リングRIにまで直線的に緊
張させられて達するような長さに、切断される。この際
に引張り負荷軽減エレメントKEVはこの場合クリンプ
スリーブCHを貫いて通されて、コネクタシャフトST
S2のクリンプ付加部CRA2に載置される。次いでク
リンプスリーブCHはクリンプ付加部CRA2に被せ嵌
められて、このクリンプ付加部に堅固にクリンプされ
る。このようにして、引張り負荷軽減エレメントKEV
はコネクタST2のクリンプ付加部CRA2に堅固に押
し嵌められて、そこで固定される。ストッパリングRI
はこの場合クリンプスリーブCRのための不動の長手方
向ストッパを形成しているので、クリンプスリーブCR
はその外輪郭において、付加リングもしくは固定リング
RIと軸方向において十分に同一平面に位置するように
なる。クリンプスリーブCRは付加リングRIにケーブ
ル長手方向において支持されることができる。コネクタ
ST2に引張り負荷軽減エレメントKEVを固定するた
めに、引張り負荷軽減エレメントKEVは有利には可能
な限り均一に光導波体ALW,CLWの外周部のまわり
に配置されるので、これによって一種の引張り負荷軽減
外被を互いに溶接される光導波体ALW,CLWの回り
に準備することができる。この組立て作業は図13に略
示されている。互いに溶接される光導波体ALW,CL
Wのために、コネクタST2と光導波体ケーブルCAの
外装AMの切断縁部との間の領域において、引張り負荷
軽減エレメントKEVのためよりも大きな全長が選択さ
れると、有利である。言い換えれば、互いに溶接される
両光導波体ALW,CLWは引張り負荷軽減エレメント
KEVに対して過剰な長さを有している。
【0128】光導波体ケーブルCAの引張り負荷軽減エ
レメントKEVが接合箇所SSを超えてコネクタST2
に向かって案内されて、このコネクタST2に固定され
ることによって、接合箇所及びコネクタのために引張り
負荷受け止め装置が準備される。例えば引っ張り力がコ
ネクタST2に作用すると、この引張り力は張設された
引張り負荷軽減エレメントKEVを介してケーブル長手
方向において導かれる。接合箇所SSに対する過剰に高
い引張り負荷はこれによって、許容可能な程度に減じら
れる。そして最終的に、このような引張り負荷受け止め
装置を備えたコネクタ接続装置は、図13に示された組
立て装置MHから取り出される。
【0129】クリンプスリーブCRを用いてコネクタシ
ャフトSTS2に引張り負荷軽減エレメントKEVを固
定した後で、最後に外側にさらに座屈防止外被KHが被
せられる。この座屈防止外被KHは既に予め、光導波体
ケーブルCAの準備調整時に該光導波体ケーブルCAの
外装AMの上に被せ嵌められている。この座屈防止外被
KHをコネクタヘッドSK2にまで移動させることは、
図14において矢印VLで示されている。座屈防止外被
KHは有利には円筒形に形成されている。座屈防止外被
KHは有利にはその内側面に接着剤又は熱可塑性接着剤
を塗布されており、そのようになっていると、座屈防止
外被KHはコネクタシャフトSTS2及びケーブル外装
AMに固着される。管状の座屈防止外被KHは有利には
コネクタヘッドSKの切断縁部にまで移動させられ、こ
れによって座屈防止外被KHはそこで同一平面を形成す
る。座屈防止外被KHは有利にはコネクタヘッドSK2
から少なくとも、接続された光導波体ケーブルCAの外
装AMの始めに到るまで延在している。座屈防止外被は
有利には少なくとも80mm、特に80〜200mmの
間、好ましくは約120mmの長さを有している。有利
には座屈防止外被のために、フレキシブルで軟質のプラ
スチック材料が選択され、これによって剛性のコネクタ
ケーシングと光導波体ケーブルCAとの間における移行
領域において、十分な可撓性を保証することができる。
スリーブ状の座屈防止外被KHのためには有利には、例
えばポリエチレンのようなプラスチック材料が選択され
る。
【0130】座屈防止外被KHはつまり互いに溶接され
た両光導波体ALW,CLWと、その接合保護外被SU
と、これを超えて案内された引張り負荷軽減エレメント
KEVとを外側から全体的にカバーしている。図15に
はこのようにして形成された完成した、光導波体ケーブ
ルCAのためのコネクタ接続装置SA2が示されてい
る。
【0131】コネクタから突出している接続光導波体の
長さは有利には、溶接されるケーブル光導波体と接続光
導波体との接合箇所が、コネクタシャフト端部の領域に
ではなく、コネクタ接続装置の座屈のおそれのあるゾー
ンの外側に位置するように、選択される。つまり接合箇
所が剛性のコネクタシャフト端部に接近させられればさ
れるほど、座屈による過負荷のおそれはより大きくなっ
てしまう。接合箇所に対する許容不能なほど大きな座屈
力を可能な限り回避するために、接続光導波体ALWの
長さは有利には少なくとも50mm、特に50〜100
mmの間、好ましくは約65mmに選択される。言い換
えれば、接合箇所はコネクタシャフト端部から、少なく
とも50mm特に50〜100mm離されるように、選
択される。
【0132】図1〜図6に示された第1の有利なコネク
タ接続装置原理とは異なり、図7〜図15に示されたコ
ネクタ接続装置を製造するためには、光導ファイバを再
被覆するための被覆装置を有利な形式で省くことができ
る。その代わりに図7〜図15に示された実施例では有
利な形式で、スリーブ状の接合保護外被が、接合箇所の
製造後に、接合箇所及び露出した光導ファイバに直接被
せ嵌められる。このことによって、組立て作業は容易に
なる。なぜならばこの場合コネクタ接続装置は、特に、
公知構造形式の汎用の光導波体接合装置の既に設けられ
ている通常の構成成分によって、製造することができる
からである。
【0133】図16には、コネクタST2、該コネクタ
の接続光導波体ALW、接続される光導波体ケーブルC
A及びその突出した光導波体CLWを受容もしくは保持
するための、図11に示された接合装置SGとは異なっ
た受容もしくは保持装置を有する光導波体接合装置SG
が、斜視図で示されている。
【0134】突出している接続光導波体ALWを備えた
コネクタST2と、ケーブルCAの突出した接続される
光導波体CLWと、完全に取り囲まれたケーブル端部C
Aとが、接合装置の保持装置によってどのように受容さ
れるかを、より分かり易くするために、保持装置もしく
は受容装置AP2,HAL,HCL,HCAはそれぞれ
カバーなしで示されている。溶接装置TSVは図16で
は、互いに溶接される両光導ファイバALW,CLWの
接合箇所SSの上に旋回することができるフラップとし
て形成されている。この溶接装置TSVは図16では旋
回させられたポジションにおいて示されており、有利に
は作業テーブルGPのほぼ真ん中に配置されている。
【0135】すべての保持装置は接合装置SGの平ら
な作業テーブルGPに対してy軸方向において高められ
ている。接合装置SGの作業テーブルGPの左側部分
にはコネクタ載置場AP2が設けられている。このコネ
クタ載置場AP2はそこに有利には交換可能に取り付け
られており、これによって種々異なったコネクタ型式及
びコネクタサイズに対して、それぞれ相応に合わせられ
たコネクタ載置場を提供することができる。コネクタ載
置場AP2は外側つまり接合箇所とは反対の側に、長手
方向溝NUSを備えた横方向に延びる横方向ジョーGB
を有しており、この場合長手方向溝NUS内においてコ
ネクタシャフトSTS2は有利には十分に形状結合的に
(formschluessig)保持されている。横方向ジョーQB
はこの場合、コネクタ載置場AP2のその他の十分に平
らな載置平面PEに対して高められており、そこに接続
光導波体ALWは自由に運動可能に置かれている。コネ
クタヘッドSK2は接合箇所とは反対の側において横方
向ジョーQBから自由に突出している。コネクタヘッド
SK2はコネクタシャフトSTS2よりも大きな外径を
有しているので、コネクタST2に対しては接合箇所S
Sに向かって、横方向ジョーQBの外側によって、z軸
方向において接合箇所SSに向かうシフトに対する軸方
向の係止を生ぜしめることができる。コネクタ載置場A
P2は有利には位置固定に、つまりx,y,z軸の方向
において不動に取り付けられている。コネクタ載置場A
P2は有利には、接合装置ケーシングの外縁部と同一平
面を成している。
【0136】溶接装置TSVに向かって、接続光導波体
ALWのための保持装置HALは、コネクタ載置場AP
2に対して長手方向間隔をおいて、作業テーブルGPに
取り付けられている。保持装置HALは直接的につまり
同一平面を成すように溶接装置TSVのそばに位置決め
されている。このようになっていることによって、コネ
クタ載置場AP2の横方向ジョーQBと保持装置HAL
との間における中間室もしくは空間に十分なスペースが
得られ、これによってそこに、接続光導波体ALWにク
リンプスリーブCH及び接合保護外被SUを予め保持し
ておくことができる。クリンプスリーブCH及び接合保
護外被SUはこの場合、接続光導波体ALWの長手方向
において互いに隣り合って配置されている。クリンプス
リーブCHは接合箇所SSに関して、接合保護外被SU
に比べてさらに外側で接続光導波体ALWに配置され、
つまりクリンプスリーブはコネクタST2により近いポ
ジションを占めている。言い換えれば、溶接装置TSV
の右側には保持装置HCLが、溶接装置TSVを挟んで
保持装置HALに対してほぼ対称的に配置されている。
溶接装置TSVのポジションに関連して言えば、光導波
体ケーブルCAのための保持装置HCAはケーブル長手
方向で見て、保持装置HCLよりもさらに外側に配置さ
れている。
【0137】保持装置HCAは、外装によって完全に被
覆されたケーブルCH及びその引張り負荷軽減エレメン
トEVの位置固定もしくはクランプのために働く。ケー
ブルCAの良好な案内を達成するために、接合装置ケー
シングGHの右側の外縁部の領域には、付加的なテーブ
ル状のケーブル載置場AP2が設けられており、このケ
ーブル載置場AP2の長手方向溝NUC内に、ケーブル
CAは形状結合的に挿入されることができる。そのため
に半円筒形の長手方向溝NUCの内輪郭は有利には、ケ
ーブル外装AMの把持される外輪郭にほぼ等しく選択さ
れている。座屈防止外被KHは接合装置SGの外側に
おいてケーブルCAに予め保持されている。この変化実
施例による接合装置SGでは特に単に、コネクタ載置
場AP2、ケーブルCAのための保持装置HCH及びケ
ーブル載置場AP2だけが、汎用の構造形式の接合装置
の通常の成分に対して、付加的に設けられているだけで
ある。これらの構成要素つまりコネクタ載置場AP2、
ケーブルCAのための保持装置HCH及びケーブル載置
場AP2は有利には、接合装置の作業テーブルGPに交
換可能に取り付けられており、このように構成されてい
ることによって、種々異なったコネクタ型式特にコネク
タサイズのため、及び種々異なったケーブル型式時にケ
ーブル外径のために、相応に大きな適合する受容長手方
向溝を備えたモジュールを準備しておくことができる。
【0138】溶接装置TSVの両側に有利にはほぼ鏡面
対称的に配置された保持装置HAL,HCL及び溶接装
置自体は、これに対して有利には、従来の接合装置のス
タンダード構成成分として、つまり構造的な変更なしに
準備しておくことができる。したがって汎用の接合装置
を構造的に簡単に補足して、本発明によるコネクタ接続
装置を完成させることができる。
【0139】図16においては、図11とは異なり、保
持装置HCL及び保持装置HALは共通のキャリッジも
しくは往復台VPLに取り付けられており、この往復台
VPLは、z軸方向においてシフト可能である。また場
合によっては、保持装置HALをz軸方向においてシフ
ト可能に構成することも可能である。
【0140】特に、図11とは異なり、例えば保持装置
HCLはx軸方向において、保持装置HCはこれに対し
て単にy軸方向において、横方向のシフト運動を行うこ
とができるようになっていると、有利であり、このこと
はそれぞれ二重矢印VX,VVによって示されている。
【0141】本発明によるコネクタ装置は特に、種々異
なった光導波体ケーブル型式に種々様々なコネクタ型式
を、同じ基本原理に基づいて簡単かつ確実に取り付ける
ことを可能にする。光導波体ケーブルという概念はこの
場合、少なくとも1つの光導波体であって、それに沿っ
て少なくとも1つの引張り負荷抗張エレメントが延びて
いるものと、理解される。各引張り負荷軽減エレメント
は例えば既に、抗張性のプラスチック外被によって形成
されていてもよく、このプラスチック外被は、それぞれ
接続される光導波体を取り囲んでいる。引張り負荷軽減
エレメントとしては例えば、それぞれ接続される光導波
体に沿って延びるスパニング糸(Reissfaden)又はその
他の抗張性のカバーエレメントを挙げることができる。
【0142】本発明のさらに別の課題は、コネクタを光
導波体ケーブルに簡単かつ確実に取り付けることができ
る方法を提供することである。
【0143】この課題を解決するために本発明の方法で
は、光導波体ケーブルにコネクタを取り付ける方法にお
いて、光導波体ケーブルにコネクタスリーブを、該光導
波体ケーブルの所定可能な端部区分が端面側においてコ
ネクタスリーブから突出するように、差し嵌め、光導波
体ケーブルのこの突出した端部区分から、少なくとも1
つの光導ファイバを所定可能な長さで露出させ、少なく
とも1つの接続光導ファイバを別体のコネクタピン内に
予め準備して保持しておき、該コネクタピンから所定可
能な長手方向区分をもって突出させ、光導波体ケーブル
の、コネクタスリーブから突出している光導ファイバ
と、コネクタピンから突出している対応配置された接続
光導ファイバとを、端面側において互いに向かって方向
付け、コネクタスリーブ及びコネクタピンの外側におけ
る自由に接近可能な接合箇所において互いに接合させ、
接合箇所の製造後にコネクタスリーブを、互いに接合さ
れた光導ファイバの上に被せ、その後で初めてコネクタ
ピンを、コネクタを形成しながらコネクタスリーブ内に
差し込むようにした。
【0144】このようにすると、有利な形式でコネクタ
を光導波体ケーブルに、実際上の様々な所与性の下で、
簡単かつ確実に取り付けることが可能になる。光導波体
ケーブルの接続される光導ファイバとコネクタピンの接
続光導ファイバとの間における接合箇所は、自由に接近
可能であるように保つことができるので、この両光導フ
ァイバの間における接合工程は簡単になる。またコネク
タは接合箇所の完成後に初めて取り付けられるので、光
導波体ケーブルへのコネクタの接続は、改善された取扱
いに基づいて簡単になる。
【0145】本発明の別の有利な構成では、コネクタを
使用して、光導波体ケーブルの少なくとも1つの光導波
体を接続するためのコネクタ接続装置であって、コネク
タスリーブが設けられていて、該コネクタスリーブは、
光導波体ケーブルの所定可能な端部区分が端面側におい
てコネクタスリーブから突出するように、光導波体ケー
ブルに被せ嵌め可能であり、別体のコネクタピンが設け
られていて、該コネクタピン内に少なくとも1つの接続
光導ファイバが準備されて保持されていて、該コネクタ
ピンから所定可能な長手方向区分をもって突出してお
り、コネクタピンがコネクタスリーブ内に、光学式のコ
ネクタを形成しながら差込み可能であり、この場合コネ
クタスリーブが、接続光導ファイバと光導波体ケーブル
から突出している少なくとも1つの光導ファイバとを、
該光導ファイバの接合後に外側から取り囲むようになっ
ている。
【0146】図17には、光導波体コネクタSTを使用
する、光導波体ケーブルCAのための既に完成した第1
のコネクタ接続装置SA1が拡大されて縦断面図で示さ
れている。光導波体ケーブルCAに光導波体コネクタS
Tを設けること、つまり端部側に取り付けることができ
る組立てステップは、この場合図18及び図19にそれ
ぞれ拡大して示されている。
【0147】光導波体ケーブルCAは有利には一種の光
学式の固定心線として形成されている。光導波体ケーブ
ルCAはほぼその中心に1本の光心線OAを有してい
る。この光心線OAは、プラスチック外被AHによって
付加的に被覆されている光導波体CLWによって形成さ
れている。光導波体ケーブルCA自体はその内部に、1
本の光導ファイバCFIを有しており、この光導ファイ
バCFIはその仮想の中心軸線ZA(図17の一点鎖線
参照)に沿って延びている。この光導ファイバCFIの
ためには特にいわゆるモノモードファイバ(Monomodefa
ser)が使用されている。この光導ファイバCFIの外
装ガラスには、該光導ファイバを取り囲む少なくとも1
つのプラスチック層CCO、特にいわゆる1次及び2次
のコーティングが設けられている。光心線OAの上には
単層又は多層のケーブル外装AMが堅固に設けられてい
る。ケーブル外装AMは有利には押出し成形されたプラ
スチック外装によって形成されており、このプラスチッ
ク外装内には多数の引張り負荷軽減エレメントKEVが
配置されている。引張り負荷軽減エレメントKEVはこ
の場合有利には、光心線OAの回りにおける少なくとも
1つの外被の形で、ケーブル外装AM内に配置されてい
る。特に引張り負荷軽減エレメントKEVは、光心線O
Aの外表面に単数又は複数の層で載設されている。そし
て引張り負荷軽減エレメントKEVは有利にはケーブル
長手方向に延びている。引張り負荷軽減エレメントKE
Vは有利には、補強ファイバ、特にケブラー糸又はアラ
ミド糸のような補強ファイバによって形成されている。
光導ファイバCFIは有利にはほぼ円筒形に形成されて
いる。半径方向で内側から外側に向かって見て順番に、
光導ファイバCFIは、そのコーティング層CCOと心
線プラスチック外被AHと単数又は複数層の引張り負荷
軽減エレメントとケーブル外装AMとによってそれぞれ
実質的に同心的に取り囲まれている。これらの被覆層も
しくは被覆体CCO,AH,KEV,AMはこの場合実
質的に管状に、特に円筒形に形成されている。このよう
な光導波体ケーブル構造は、実地において有利には2〜
10mm特に約3mmほどの直径を有している。
【0148】この光導波体ケーブルCAにコネクタST
を取り付けるために、まず初め第1のステップにおいて
予め少なくとも1つのカバー外被もしくはカバースリー
ブを、なお準備調整されていない光導波体ケーブルCA
の自由端部を介して、光導波体ケーブルCAの外装AM
に付加的に被せ嵌める。図18においては例えばクリン
プスリーブCH及び座屈防止外被KHが、光導波体ケー
ブルCAの外装AMに予め装着されている。図面を簡単
にするためにこの場合それぞれクリンプスリーブCH及
び座屈防止外被KHは、単にその全長の部分長さに沿っ
てだけ示されている。クリンプスリーブCH及び座屈防
止外被KHはそれぞれ実質的に円筒形に形成されてお
り、この場合クリンプスリーブCH及び座屈防止外被K
Hは、ほぼ同心的に光導波体ケーブルCAを取り囲んで
いる。座屈防止外被KHは有利にはクリンプスリーブC
Hよりも大きな内径を有しているので、座屈防止外被K
HはクリンプスリーブCHの上に押し嵌めることができ
る。クリンプスリーブCH及び座屈防止外被KHは有利
には、ケーブルCAの所定可能な端部長さCELが組立
て技術者又は作業員のために自由に接近可能であるよう
な程度に、光導波体ケーブルCAに被せ嵌められる。
【0149】クリンプスリーブCH及び座屈防止外被K
Hを光導波体ケーブルCAの上に被せた後で、最後にコ
ネクタスリーブSHは光導波体ケーブルCAの自由端部
からその外装AMの上に被せ嵌められる。このコネクタ
スリーブSHは管状に、特にほぼ円筒形に形成されてお
り、かつほぼ直線的に延びている。コネクタスリーブS
Hの外径は、管状のクリンプスリーブCHの内径よりも
小さく選択されているので、コネクタスリーブSHはク
リンプスリーブCH内に押し込むことができる。コネク
タスリーブSHは、光導波体ケーブルCAの自由端部に
向けられた端部に、公知の構造形式の対応するコネクタ
ブシュに後で結合するための結合部もしくはカップリン
グKUを有している。このカップリングKUは圧縮ばね
DUによって、軸方向において、つまりコネクタスリー
ブSHの長手方向に沿ってばね負荷されている。カップ
リングKUは、コネクタスリーブSHの外周部に堅固に
取り付けられた保持リングHRに、軸方向で支持されて
いる。コネクタスリーブSH、クリンプスリーブCH及
び座屈防止スリーブKHは有利には、光導波体ケーブル
CAの所定可能な端部長さSEL(第18図参照)がコ
ネクタスリーブSHから自由に外側に突出するような程
度に、光導波体ケーブルCAに被せ嵌められる。
【0150】次の方法ステップにおいて、光導波体ケー
ブルCAの、コネクタスリーブSHから突出している端
部区分SELは、層毎に外側から内側に向かって外装も
しくは被覆を除去される。詳しく言えばこの場合、外装
AM特にケーブルCAのプラスチック外装が端部側にお
いて、所定可能な長さ区分ECに沿って除去される。有
利にはプラスチック外装AMは40〜60mmの端部長
さECに沿って、自由なつまり露出したケーブル端部か
ら離れている。ケーブル外装AMを除去することによっ
て、その直ぐ下に多数の引張り負荷軽減エレメントKE
Vが露出させられ、これらの引張り負荷軽減エレメント
KEVは、1本の光心線OAのプラスチック外被AHを
カバーしている。所定可能な外装除去長さに沿って露出
させられた引張り負荷軽減エレメントKEVは、有利に
はケーブル端部から離反する方向でケーブルCAの長手
方向とは逆向きに、該ケーブルの外装AMに向かって戻
される。引張り負荷軽減エレメントKEVは特に、ケー
ブル外装AMからの出口の直ぐそばで、つまり露出され
た光心線OAに対する切断縁部のところで、一点鎖線で
示されたケーブル中心軸線ZAに対して平行な経過から
ほぼ180°ケーブル端部から離れる方向に曲げ戻され
る。次いで光心線OAの端面側の端部からそのプラスチ
ック外被AHが、所定可能な端部長さALEに沿って除
去される。この場合、ケーブル外装AMから露出した光
心線OAの残留長さRLは、依然として被覆されてい
る。このようにして、ケーブルCAの外装AMから突出
している、心線外被AHの残留長さRLは、一種の付加
部分を形成し、この付加部分によって、後で光導波体ケ
ーブルCAに縦長のコネクタスリーブSHを機械式に長
手方向結合及び固定することが簡単になる。心線外被A
Hの除去によって、1本の光導波体CLWが露出させら
れ、この光導波体CLWは実質的に光導波体ケーブルC
Aの中心軸線ZAに沿って延びている。
【0151】以下のように寸法設定することによって、
ケーブル端部を有利な形式で接合準備完了状態にするこ
とができる:光心線OAのプラスチック外被AHのため
に、有利には2〜5mmの間の残留長さRLが露出した
心線OAに残される。光導波体CLWのためには有利に
は、心線外被AHの切断縁部からその光導ファイバCF
Iの端面まで、10〜30mm特に10〜20mm好ま
しくは約15mmの端部長さALEが選択される。
【0152】有利には光導波体CLWはケーブル外装も
しくは外被AM,AHから次のような大きさの長さで、
すなわちこの露出された光導波体区分が公知構造形式の
光導波体溶接装置の受容部(マニプレータ)内に挿入さ
れ得るような大きさの長さで、露出もしくは突出させら
れる。図18には光導波体ケーブルCAのこの組立て状
態が示されている。この場合光導波体CLWは、溶接装
置SVの(例えばマニプレータのような)公知構造形式
の保持装置HA2内に保持され、かつ位置固定されてい
る。溶接装置SVはこの場合有利には光導波体溶接装置
の1構成部分である。保持装置HA2の固定作用を分か
り易くするために、保持装置HA2は開放された状態で
示されている。保持装置HA2はベース部分BT2を有
しており、このベース部分BT2の上側には長手方向溝
NU2が設けられている。この長手方向溝NU2にはコ
ーティングされたつまりプラスチック被覆された光導波
体CLWが挿入されている。ベース部分BT2にはヒン
ジGL2、丁番又はこれに類したものを介してフラップ
KL2が取り付けられており、このフラップKL2はベ
ース部分BT2に向かって旋回可能である。フラップK
L2もしくはカバーの内側には、長手方向溝LN2が局
部的に、ベース部分BT2における長手方向溝NU2に
対応して設けられている。したがって保持装置HA2の
閉鎖後に光導波体CLWは、ベース部分BT2とカバー
もしくはフラップKL2との間においてクランプされ、
そこでしっかりと保持される。
【0153】有利には、光導波体CLWは保持装置HA
2に挿入される前に、その端面から所定可能な部分長さ
FLEに沿ってその外側のプラスチック被覆層CCO特
に1次及び2次のコーティングを除去され、その結果、
そこでは所定可能な端部区分FLEに沿ってその光導フ
ァイバCFIが剥き出しになる。この方法ステップには
有利には、光導ファイバCFIの端面をそのファイバ軸
線に対してほぼ90°の切断面に準備調整する工程が含
まれている。この場合露出された光導ファイバCFI
は、端部側もしくは端面側における切断によって、所定
可能な端部長さにされる。ファイバコーティングの除去
は有利には次のように、すなわち光導波体CLWが心線
外被AHの切断縁部の領域においてある程度の残留長さ
に沿ってファイバコーティングによって被覆されたまま
になるように、行われる。ケーブル端部の接合準備完了
状態において、光導ファイバCFIは有利には5〜10
mmの間の長さで剥き出しになっている。有利には、心
線外被AHから突出している光導ファイバCFIは、心
線外被AHの切断縁部からファイバ端面に向かって見
て、7〜20mm特に7〜12mmの間のコーティング
された残留長手方向区分を有している。
【0154】光導波体溶接装置SVへの光導波体ケーブ
ルCAの挿入の前又は後で、そこにはまたコネクタピン
FEが挿入され、このコネクタピンFEからは光導ファ
イバAFIが突出している。そのためにコネクタピンF
Eは、図18の左半部に示されたテーブルTIに置かれ
る。このコネクタピンFEは場合によっては、保持装置
HA2に相応して形成された保持装置内に固定されるこ
とも可能である。コネクタピンFEは溶接装置SV内に
おいて、ケーブル端部に対向して位置するように位置決
めされる。コネクタピンとしては有利にはいわゆるフェ
ルールが使用される。このようなフェルールのためには
材料として、特に、例えばセラミック、例えばKomp
osite(登録商標)のようなプラスチック、Z
(酸化ジルコニウム)-セラミック等が適している。
【0155】コネクタピンFEはその中心軸線に沿っ
て、連続した中央孔、つまり一方の端面から他方の端面
にまで延びる中央孔を有しており、この中央孔には光導
ファイバCFIが挿入されてそこで固定されている。有
利には光導ファイバCFIはコネクタピンFEの中央孔
内において接着されている。特に、コネクタピンFEに
は既に工場側において接続光導ファイバAFIが予め取
り付けられている。従ってコネクタピンFEへの接続光
導ファイバAFIの取付けは工場における条件下で行う
ことができるので、このことによって高い製造品質が保
証される。特に、光導ファイバAFIはコネクタピンF
E内に実質的に同心的にかつ損傷無しに取り付けられる
ことができる。コネクタピンFEにおける接続光導ファ
イバCFIはそのブシュ接続側の端面を、既に工場側に
おいて前旋削及び前研磨されることができるので、現場
使用においてさらに準備調整する作業は回避される。
【0156】接続光導ファイバAFIはつまり別体のコ
ネクタピンFEにおいて、準備された状態で保持され
る。接続光導ファイバAFIはこのコネクタピンFEか
らケーブル接続側において、所定可能な端部長さALA
をもって突出している。接続光導ファイバAFIは有利
には次のような大きさの長さで、つまり接続光導ファイ
バAFIが例えばず18のSVのような公知構造形式の
光導波体溶接装置の(例えばマニプレータのような)受
容部もしくは保持装置に挿入され得るような大きさの長
さで、突出している。有利には接続光導ファイバAFI
はコネクタピンFEのケーブル接続側の端部から、10
〜60mmの間の長さで突出している。図18ではこの
接続光導ファイバは、(例えばマニプレータのような)
公知の構造形式の保持装置HA1内において位置決めさ
れ、かつ堅固に保持される。保持装置HA1はこの場合
有利には、光導波体ケーブルCAの光導波体CLWのた
めの保持装置HA2に相応して形成されている。接続光
導ファイバAFIと、この接続光導ファイバAFIに接
続される、特に溶接される光導ファイバCFIとは、そ
の所属の保持装置HA1,HA2からそれぞれ所定可能
な端部長さをもって突出している。接続光導ファイバA
FI及び光導ファイバCFIは保持装置HA1,HA2
を用いて次のように、すなわち接続光導ファイバAFI
及び光導ファイバCFIが例えばその長手方向軸線ZA
のような仮想の直線に沿って、可能な限り互いに整合し
て向かい合って位置するように、位置決めされる。両光
導ファイバAFI,CFIを端面側において互いに接触
接続できるようにするために、両保持装置HA1,HA
2のうちの少なくとも1つは、前記仮想の整合ラインZ
Aに沿って長手方向シフト可能である。有利には両保持
装置HA1,HA2のうちの少なくとも1つが、少なく
ともの空間方向つまり横方向に、特に各ファイバ長手方
向軸線に対して垂直な方向にシフト可能に形成されてい
る。
【0157】図示の実施例では、光導波体ケーブルCA
の光導波体CLWのための保持装置HA2はすべて3つ
の三次元方向における運動、つまりデカルトの座標軸系
のX軸、Y軸及びZ軸の方向における運動を可能にする
ように仮定されている。Z軸方向はこの場合、所望の整
合ラインZAに対して平行な長手方向を示しており、こ
の整合ラインZAに沿って接続光導ファイバAFIと光
導ファイバCFIとは互いに同方向に延びている。Z軸
方向に沿って、両光導ファイバAFI,CFIは互いに
向かって又は互いに離れる方向に移動することができ
る。特にZ軸方向は、両光導ファイバの所望の方向付け
ラインに相当している。X軸方向は、両光導ファイバの
長手方向に対して横方向に特に垂直に、つまりZ軸方向
に対して直交する方向に延びている。両保持装置HA
1,HA2は共通のベースプレートGPに配置されてい
る。保持装置HA1はこの場合ベースプレートGPに堅
固につまる不動に取り付けられており、これに対して保
持装置HA2はすべての三次元方向X,Y,Zにおける
シフト運動を可能にする。平らなベースプレートGPは
特に、X軸方向とZ軸方向とによって形成された平面に
対して平行に位置している。Y軸方向は、このX軸・Y
軸平面に対して垂直に位置しており、つまり上方又は下
方に向かって延びている。3つの三次元方向X,Y,Z
への保持装置HA2の種々異なった運動可能性はそれぞ
れ運動矢印VX,VY,VZによって略示されている。
溶接される光導ファイバCLWは保持装置HA2を用い
て、この保持装置HA2に位置固定に配置されている接
続光導ファイバAFIに対して可能な限り整合するよう
に、つまり可能な限り、整合ラインZAに対して垂直な
方向におけるずれなしに、方向付けられる。このような
整合的な方向付けの後で、光導ファイバCFIは位置固
定の接続光導ファイバAFIに向かってZ軸方向で移動
させられ、この移動は両光導ファイバの端面が互いに接
触するまで続けられる。次いで、外側から自由に接近可
能なこの両光導ファイバは、互いに接触している端面の
領域において、サーマル式の熱源を用いて互いに溶接さ
れる。そのために図18においては両保持装置HA1,
HA2の間における中間室に、例えば2つの溶接電極E
L1,EL2が対応配置されている。両溶接電極EL
1,EL2の間にはアークLBがグロー放電によって、
軸方向に対して横方向に、特に両光導ファイバAFI,
CFIの直線的な軸線方向である長手方向に対して垂直
に形成されている。両電極EL1,EL2の間において
各1つのアークが広がることのできる領域(加熱領域も
しくは溶接領域)の経過は、図18においては図面を簡
単にするために単に、一点鎖線で示された縦長の楕円形
で示されている。電極EL1が、互いに接触している両
光導ファイバAFI,CFIの一方の長辺側に配属され
ているのに対して、他方の電極EL2は光導ファイバ
の、溶接電極EL2に対向して位置している長辺側に配
置されている。接続光導ファイバAFIと光導ファイバ
CFIとの間における完成した接合箇所は、図18にお
いてSSの符号を付けられた横線によって略示されてい
る。
【0158】融接工程を行った後で保持装置例えばHA
1,HA2は開放され、その結果、互いに溶接された両
光導AFI,CFIを溶接装置SVから取り出すことが
できる。
【0159】次の組立てステップにおいてコネクタスリ
ーブSHが、互いに溶接された剥き出しの光導ファイバ
の長手方向区分に、特に少なくとも接合箇所SSの上に
被せられる。コネクタピンFEに向かってのコネクタス
リーブSHのこのシフト運動は、図18において矢印V
L1によって示されている。この縦長のコネクタスリー
ブSHは接合箇所SSを超えてコネクタピンFEに向か
ってシフトさせられるが、この場合このコネクタスリー
ブSHは、露出した光導ファイバAFI,CFIをその
長手方向に沿ってカバーし、かつケーブル接続側におい
てほぼ次のような領域、すなわち引張り負荷軽減エレメ
ントKEVが端部側において被覆除去された光導波体ケ
ーブルCAの外装AMから突出するような領域において
終わっている。コネクタスリーブSHはこの場合次のよ
うな長さ、すなわち少なくとも接続光導ファイバAFI
の突出した部分と光心線OAの突出した部分との全長に
相当する長さを有している。図19には光導波体ケーブ
ルCAのこの組立て状態が拡大されて概略的に縦断面図
で示されている。場合によってはコネクタスリーブSH
は次のような長さに、すなわちこのコネクタスリーブS
Hによって光導波体ケーブルCAの外周部の一部の区分
が外側から一緒に被覆特に一緒に囲繞されるような長さ
に、選択されていてもよい。
【0160】完成した接合箇所SSにコネクタスリーブ
SHを被せた後で、コネクタピンFEはコネクタスリー
ブSHに前面側において差し込まれる。
【0161】図19には、コネクタスリーブSHの円錐
形に成形された入口開口KOへのコネクタピンFEの差
込み動作が縦断面図で略示されている。コネクタピンF
Eの差込み運動は図19では矢印VR1によって、右に
コネクタスリーブSHに向かって示されている。
【0162】コネクタスリーブSHにおいてコネクタピ
ンFEを固定するために、コネクタピンFEはそのケー
ブル接続側の端部にその外周部を取り囲むように、そこ
に堅固に取り付けられた半径方向に突出する位置決めリ
ングPRを有している。この位置決めリングPRでコネ
クタピンFEは、コネクタスリーブSHの円錐形の入口
開口KOに押し込まれる。コネクタピンFEはこの場合
プレス嵌めもしくは滑り嵌めによって、コネクタスリー
ブSHの入口開口KO内に固定される。
【0163】つまり一般的に見て、コネクタスリーブS
H及びコネクタピンFEの外側における接合箇所SSに
おいて、コネクタピンから突出している接続光導ファイ
バAFIが端面側で、光導波体ケーブルCAから突出し
ている光導ファイバCFIと接合された後で初めて、光
導波体コネクタSTの種々様々な構成部材が組み立てら
れる。光導波体ケーブルCAから突出している光導ファ
イバCFIが、別体のコネクタピンから突出している接
続光導ファイバと溶接されることによって、両光導ファ
イバの間における接合箇所は自由に接近可能である。こ
のことは、組立て技術者又は作業員による溶接工程特に
融接構成の実施を極めて容易にする。なぜならば、邪魔
になる可能性のあるコネクタのケーシング部分はこれに
よって遠ざけられているからである。
【0164】次いで、ケーブル外装AMに向かって曲げ
戻されていた引張り負荷軽減エレメントKEVがコネク
タピンFEに向かって前方に曲げられる。そして引張り
負荷軽減エレメントKEVはコネクタスリーブSHの、
ケーブル接続側における円筒形の端部区分もしくはクリ
ンプ付加部CANの外面に敷設される(図17参照)。
この場合引張り負荷軽減エレメントKEVは有利にはケ
ーブル長手方向において伸ばされるもしくは緊張させら
れる。引張り負荷軽減エレメントKEVは有利には次の
ような長さに、すなわちコネクタスリーブSHのケーブ
ル接続側における端面とカップリングKUのケーブル接
続側における切断縁部との間における、コネクタスリー
ブSHの長手方向区分にほぼ相当する長さに、切断され
る。有利には引張り負荷軽減エレメントKEVは可能な
限り均一にコネクタスリーブSHの外周部の回りに分配
配置される。このようにして引張り負荷軽減エレメント
KEVは、光導波体ケーブルCAの内部において本来存
在していたような外被を形成する。
【0165】コネクタスリーブSHの外側に引張り負荷
軽減エレメントKEVを敷設した後で、光導波体ケーブ
ルCAの前準備調整時に被せ嵌められたクリンプスリー
ブCHが、カップリングKUにまで前進させられ、そこ
でクリンプスリーブCHはその半径方向に延びる切断縁
部において当接する。コネクタスリーブSHにクリンプ
スリーブCHを被せ嵌める動作は、図18において矢印
VL2で示されている。クリンプスリーブCHはコネク
タスリーブSHへのその被せ嵌め後に、コネクタカップ
リングKUからコネクタスリーブSHのケーブル接続側
の端部を超えて少なくとも光導波体ケーブルCAのケー
ブル外装AMの始端部にまで延在している。クリンプス
リーブCHは有利にはさらにまた、外装によって完全に
被覆された光導波体ケーブルCAの始端部区分をも取り
囲んでいる。クリンプスリーブCHはコネクタスリーブ
SHに堅固に被せ嵌められる。これによって引張り負荷
軽減エレメントKEVはコネクタスリーブSHにしっか
りと保持され、ひいてはコネクタSTのためにケーブル
長手方向における引張り負荷軽減装置が提供される。つ
まりコネクタSTの堅固な機械的な連結部もしくは結合
部は次のことによって、すなわちコネクタスリーブSH
が完成した接合箇所SSに被せられた後で、接続される
光導波体ケーブルCAの例えば引張り負荷軽減エレメン
トKEVのような少なくとも1つのカバー外被において
固定されることによって、達成される。場合によっては
クリンプスリーブCHがさらにまた光導波体ケーブルC
Aの外装AMに押し嵌められてもよい。これによってク
リンプスリーブCH自体によって、コネクタスリーブS
Hをケーブル長手方向において光導波体ケーブルCAの
外装AMにさらに機械的に取り付けることができる。コ
ネクタSTに場合によって引張り力が作用した場合で
も、このような引張り力は、引張り負荷軽減エレメント
KEV及び/又はクリンプスリーブCHによってケーブ
ル長手方向で、光導波体ケーブルCAの外側のカバー外
被つまり抗張性に形成されたカバー外被へとさらに導か
れる。これによって、接合箇所SS及び接続光導ファイ
バ並びに該接続光導ファイバに接合されたケーブル接合
ファイバCFIに対する許容不能なほど高い負荷は、十
分に回避されることができる。一般的に言えばつまり、
クリンプスリーブCH及び/又は引張り負荷軽減エレメ
ントKEVによって、光導波体ケーブルCAへのコネク
タSTの抗張性の連結部もしくは結合部が得られる。接
合箇所SS及び互いに溶接された光導ファイバAFI,
CFIはこれによって、コネクタを設けられた光導波体
ケーブルCAの使用時に場合によっては生じることのあ
る許容不能なほど高い引張り負荷から、十分に解放され
ている。クリンプスリーブCHのためには有利には、金
属製の材料特にアルミニウムが選択されている。特に、
クリンプスリーブCHがコネクタスリーブSHの部分区
分及び光導波体ケーブルCAの外装AMの部分区分を把
持する、つまりしっかりと保持することによって、既に
それだけでクリンプスリーブCHから加えられる引張り
力は、光導波体ケーブルCAに導かれる。付加的に又は
それとは無関係に、光導波体ケーブルCAへのコネクタ
STの堅固な連結部は引張り負荷軽減エレメントKEV
によって、つまりコネクタスリーブCHを用いてコネク
タスリーブSHのケーブル接続側における端部区分CA
Nに堅固に押し付けられ、それによってそこでしっかり
と保持されている引張り負荷軽減エレメントKEVによ
って、達成される。
【0166】総合的に見れば、引張り負荷軽減エレメン
トKEV及び/又はクリンプスリーブCHによって次の
こと、すなわち、たとえケーブルCA又はコネクタSA
1がケーブル長手方向において引っ張られた場合でも、
光導ファイバが十分に緊張なしにコネクタ接続装置SA
1の内部に留まるということが、保証される。
【0167】付加的にクリンプスリーブCHはコネクタ
接続装置SA1を(ネーブル中心軸線ZAに対して)半
径方向においても十分に、機械的に横方向圧に対して安
定させており、その結果、半径方向内側に向かっての圧
搾又は据込みも十分に回避される。
【0168】クリンプスリーブCHをコネクタスリーブ
SHに場合によってはケーブル外装AMに向かってクリ
ンプした後つまり押し縮めた後で、最後に座屈防止外被
KHが外側においてクリンプスリーブCHの上にカップ
リングKUの前まで、引っ張られる。クリンプスリーブ
CHの上に座屈防止外被もしくは管片KHを被せる動作
は、図18において矢印VL3によって示されている。
座屈防止外被KHは外側に向かってコネクタ接続装置S
A1をシールしている。この座屈防止外被KHは有利に
はフレキシブルでかつ可撓性であり、その結果、場合に
よっては生じる曲げ負荷又は座屈負荷に基づくコネクタ
接続装置SA1の損傷、特に内部に位置している互いに
溶接された光導ファイバの損傷は、十分に回避されてい
る。座屈防止外被KHのためには有利には、プラスチッ
ク材料、特に、例えばFRNC(=flame resistant no
n corrosive 耐燃性・無腐蝕性)構造のPVC又はP
Uのような弾性的でフレキシブルなプラスチックが選択
されている。座屈防止外被KHは有利には管状に形成さ
れている。座屈防止外被KHはほぼ円筒形に成形されて
いる。座屈防止外被KHは有利にはその内側を接着剤又
は熱可塑性接着剤によって被覆されており、このように
なっていると、座屈防止外被KHはクリンプスリーブC
H及びケーブル外装AMに固着される。座屈防止外被K
Hは有利にはカップリングKUのケーブル接続側におけ
る切断縁部から、少なくともクリンプスリーブCHが完
全に被覆されているケーブルCAに向かって延びていて
そこに達してるところまで、延在している。図17で
は、座屈防止外被KHはクリンプスリーブCHと同じ長
さにわたって延びている。クリンプスリーブCHのため
には有利には、15〜25mmの間の長さが選択され
る。座屈防止外被KHのためには有利には、28〜50
mmの間の長さが選択される。
【0169】このようにして座屈防止外被KHの装着後
には、本来の光導波体ケーブルCAとほぼ同じ機械的な
特性を有しているコネクタ接続装置SA1が形成されて
いる。
【0170】内部に光導ファイバAFI,CFIを取り
付けられたコネクタスリーブSHの内室は、接続側では
コネクタピンFEによって、かつケーブル接続側では、
クリンプスリーブCHに導入されていて完全に外装を備
えたケーブルCAによって閉鎖される。これによって、
コネクタスリーブSHのケーシングによって融接箇所S
Sは完全に取り囲まれている。浸入拡散(Eindiffusio
n)、つまりこの内室へ水素の浸入は、これによって十
分に回避されており、つまりOHグループ拡散による剥
き出しの光導ファイバの不都合な汚染は有効に阻止され
ている。コネクタスリーブSHの内室は、一方ではプレ
ス嵌めもしくは嵌合状に差し込まれたコネクタピンFE
によって、かつ他方では特にクリンプスリーブCH内に
おけるケーブルCHのしっかりとしたクリンプによっ
て、十分に気密に閉鎖されることができる。ケーブルの
引張り負荷軽減エレメントとしてケブラー糸が使用され
ると、ケブラー糸はケーブル外装AMの切断縁部とコネ
クタスリーブSHのケーブル接続側における端部との間
の移行領域において、有利な形式で吸湿性に作用する。
クリンプスリーブCHがコネクタスリーブSHの終端部
区分及び光導波体ケーブルCAの外装AMの始端部区分
に堅固にクリンプ(aufcrimpen)されると、有利な形式
で、コネクタ接続装置SA1の特に密なケーブル側の閉
鎖部が達成される。コネクタスリーブSH内における内
室はこれによって十分に水素なしに保たれることができ
る。このようになっていると、例えばチキソトロープ剤
のような付加的な湿気阻止剤をコネクタスリーブ内に入
れることが不要になる。
【0171】本発明によるコネクタ接続装置は特に、各
1つのケーブルに持続的に機能するように光導波体コネ
クタを取り付けるために、わずかな手間しか要しない簡
単な組立てによって、傑出している。
【0172】図20には、変化実施例によるコネクタ接
続装置の構成部材が組み立てられた後の状態が、縦断面
図で示されている。図17とは異なり、この実施例にお
いても完全に被覆されたケーブルCAがそのケーブル外
装AMと共に、コネクタスリーブSHに差し込まれてい
る。これによってクリンプスリーブCHは半径方向で外
側から内側に向かって見て、同時にケーブル外装AMと
コネクタスリーブSHとを取り囲んでいる。引張り負荷
軽減エレメントKEVは図20に示されたコネクタ接続
装置SA2では、ケーブル外装AMからの出口箇所に直
ぐそばで切断されている。つまり図20のコネクタ接続
装置SA2では、ケーブルCAへのコネクタSTの長手
方向結合部は単にクリンプスリーブCHによって生ぜし
められる。このクリンプスリーブCHは(半径方向で外
側から内側に向かって見て)コネクタスリーブSHの端
部区分とケーブル外装AMの端部側の部分区分とにしっ
かりとクリンプされて装着されている。
【0173】本発明によるコネクタ接続装置は特に、時
間的に見て以下に記載のような組立てステップ順序によ
って生ぜしめることができる: (a)前方及び後方の保護エレメント(図17〜図20
には図面を見やすくするために示されていない)を備え
たコネクタピンが、その保護エレメントから解放され
て、光導波体溶接装置内に挿入される。
【0174】(b)座屈防止外被、クリンプスリーブ及
びコネクタスリーブが、接続される光導波体ケーブル端
部の上に被せ嵌められる。
【0175】(c)自由なケーブル端部が所定可能な端
部長さに沿って層毎にコーティングもしくは外装を除去
される。
【0176】(d)光導波体ケーブルから突出した露出
した光導ファイバが、同様に溶接装置内に挿入される。
【0177】(e)溶接装置を用いて、コネクタピンか
ら突出している光導ファイバと露出しているケーブル光
導ファイバとが互いに溶接される。
【0178】(f)溶接工程後に、互いに溶接された両
光導ファイバは溶接装置から取り出される。
【0179】(g)コネクタピンがコネクタスリーブの
自由な入口開口に押し込まれる。
【0180】(h)引張り負荷軽減エレメント、特に光
導波体ケーブルの外装構造内におけるケブラー糸が、コ
ネクタスリーブに載置され、ケーブル上に予め保持され
ていたクリンプスリーブが、ケブラーの上に被せられ
て、コネクタスリーブに押し嵌められる。
【0181】(i)最後に、座屈防止外被が押し嵌めら
れたクリンプスリーブの上に被せ嵌められてそこで固定
される。
【0182】もちろん、本発明による原理に基づくコネ
クタは、図17〜図20におけるケーブルCEのように
ただ1本の光導波体をその内部に有しているのではな
く、複数のもしくは多数の光導波体を有している光導波
体ケーブルの光導波体にも組み付けることができる。ま
たコネクタは剥き出しの光学式の固定心線にも組み付け
ることができ、つまり図17に示された光導波体ケーブ
ルCAではこの場合、プラスチック外装AM及び/又は
引張り負荷軽減エレメントKEVの外被が除去される。
つまり本発明の枠内において「光導波体ケーブル」とい
う概念は、有利には少なくとも1つの光導波体であっ
て、それに沿って少なくとも1つの引張り負荷軽減エレ
メントが延びているような光導波体を意味する。引張り
負荷軽減エレメントはこの場合また既に、接続される光
導波体に載設されている抗張性のプラスチック外被によ
って、又は例えば光導波体-ケーブル構造におけるスパ
ニング糸のようなその他の抗張性のカバーエレメントに
よって、形成されていてもよい。
【0183】さらにまた場合によっては、例えばCAの
ようなケーブルから突出している例えばCFIのような
光導ファイバを、例えばFEのようなコネクタピンの例
えばAFIのような接続光導ファイバと、融接によって
結合するのではなく、スリーブ、接着剤又はその他の形
式で結合すると、有利なことがある。
【0184】場合によってはまた、コネクタピンから、
既に剥き出しの接続光導ファイバの代わりに接続光導波
体を突出させることが、有利なこともある。このように
なっていると、接続光導波体の光導ファイバはそのプラ
スチックコーティングによって搬送時に十分に保護して
おくことができ、そして接合の際に初めて、そのような
接続光導波体はその所定の端部長さに沿ってプラスチッ
クコーティングを除去される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法に基づいて光導波体コネクタ
が、剥き出しの光導波体に接続される、予め準備調整さ
れた光導波体ケーブルを示す概略図である。
【図2】図1に示された光導波体ケーブルとコネクタと
の互いに溶接されるコーティング除去された光導ファイ
バ端部を、再被覆するための装置を示す概略図である。
【図3】図2に示された再被覆装置の横断面図である。
【図4】本発明による方法を実施した後における、図1
に示された光導波体ケーブルのための完成したコネクタ
接続装置を示す縦断面図である。
【図5】光導波体ケーブルとコネクタとの露出した両光
導ファイバを接合後に再び被覆することができる再被覆
装置であって、図2に示された再被覆装置の変化実施例
を示す概略図である。
【図6】光導波体ケーブルとコネクタとの露出した両光
導ファイバを接合後に再び被覆することができる再被覆
装置であって、図2に示された再被覆装置のさらに別の
変化実施例を示す概略図である。
【図7】光導波体コネクタに接続するために光導波体ケ
ーブルを準備するための第1のステップを示す概略図で
ある。
【図8】光導波体コネクタに接続するために光導波体ケ
ーブルを準備するための第2のステップを示す概略図で
ある。
【図9】光導波体コネクタに接続するために光導波体ケ
ーブルを準備するための第3のステップを示す概略図で
ある。
【図10】図9に示された予め準備調整された光導波体
ケーブルに接続するために準備される突出した接続光導
波体を備えた、別の光導波体コネクタを示す概略図であ
る。
【図11】図10に示された光導波体コネクタと図9に
示された光導波体ケーブルが挿入される受容装置を備え
た、光導波体接合装置の基本構造を概略的に示す斜視図
である。
【図12】光導波体ケーブルから、図11に示された光
導波体接合装置によって接合された光導波体コネクタに
まで敷設される引張り負荷受け止め装置を形成する組立
て補助装置を概略的に示す縦断面図である。
【図13】光導波体ケーブルから、図11に示された光
導波体接合装置によって接合された光導波体コネクタに
まで敷設される引張り負荷受け止め装置を形成する組立
て補助装置を概略的に示す縦断面図である。
【図14】図11〜図13に示された組立て工程に相応
して引張り負荷受け止め装置を取り付けられた後におけ
る、端部側にコネクタを接続された、図9に示された光
導波体ケーブルを示す縦断面図である。
【図15】図7に示された光導波体ケーブルのための完
成したコネクタ接続装置を示す縦断面図である。
【図16】図11に示された受容装置とは異なる、コネ
クタ及び光導波体ケーブルのための受容装置を備えた光
導波体溶接装置を概略的に示す斜視図である。
【図17】その構成成分の組立て後における本発明によ
るコネクタ接続装置の別の実施例を拡大して示す縦断面
図である。
【図18】図17に示したコネクタ接続装置を製造する
ための組立てステップのうちの1つの段階を概略的に示
す図である。
【図19】図17に示したコネクタ接続装置を製造する
ための組立てステップのうちの別の段階を概略的に示す
図である。
【図20】図17に示した実施例とは異なる実施例を拡
大して示す、図17に相当する縦断面図である。
【符号の説明】
CA 光導波体ケーブル、 ST1,ST2 光導波体
コネクタ、 CFI光導ファイバ、 CCO プラスチ
ック被覆層、 AH プラスチック外被、CBA 光心
線、 KEV 引張り負荷軽減エレメント、 AM プ
ラスチック外装、 CH クリンプスリーブ、 KH
座屈防止外被、 EAC 端部区分、 ZA 中心軸
線、 KSP プラスチック螺旋、 CLW 光導波
体、 SK1,SK2 コネクタヘッド、 CRA,C
RA2 クリンプ付加部、 SAN,SAN2 コネク
タシャフト、 ALW 接続光導波体、 ACO プラ
スチックコーティング、 AFI 光導ファイバ、 E
L1,EL2 電極、 SS 接合箇所、 ZA 結合
ライン、 RE1,RE2,RE3 再被覆装置、FK
1,FK2 成形部分、 HK1,HK2 充填通路、
MP マニプレータ、 RS リング間隙、 RCM
被覆材料、 EFK 供給通路、 LBL アーク放
電ランプ、 SAB 切欠き、 ZR 長手方向長さ、
FERフェルール、 EK 内孔、 IST1,IS
T2 接続フランジ、 AST1,AST2 接続フラ
ンジ、 EN 自由端部、 CL1 端部区分、 CL
2部分長さ、 CL2 端部長さ、 CL3 端部区
分、 FE フェルール、 STS2 コネクタシャフ
ト、 RI 係止リング、 SU 接合保護外被、 M
S 金属棒、 AL1 全長、 AL2 部分長さ、
SG,SG 光導波体接合装置、 AP1,AP2
コネクタ載置部、 GP 作業テーブル、HAL 受容
装置、 BT1,BT2,BT3 ベース部分、 AB
1,AB2,AB3 長手方向溝、 GL1,GL2,
GL3 ヒンジ、 KL1,KL2,KL3 フラップ
もしくはカバー、 NK1,NK2,NK3 長手方向
溝、 HCA 保持装置、 HCL 保持装置、 IR
内側前面、 SG 調節部材、 COM 評価兼制御
装置、 SL1 制御導体、 VK イメージングシス
テム、 TSV 熱源もしくは溶接装置、 EL1,E
L2 溶接電極、LB アーク、 SO 収縮炉、 M
H 組立て装置、 SE1,SE2 脚、KU カップ
リング、 KCE クランプ装置、 NUS,NUC
長手方向溝、 QB 横方向ジョー、 PE 載置平
面、 VPL 往復台、 OA 光心線、 DU 圧縮
ばね、 HR 保持リング、 SEL 端部長さ、 R
L残留長さ、 HA2 保持装置、 NU2 長手方向
溝、 FE コネクタピン、 TI テーブル、 KO
入口開口、 PR 位置決めリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ライナー ツィマー ドイツ連邦共和国 シャルクスミューレ イム シュトリュッケン 72 (72)発明者 ライナー コサット ドイツ連邦共和国 アシャウ ハインバッ ハ 34 (72)発明者 ハインツ グラザー ドイツ連邦共和国 ゲルメリング エリカ シュトラーセ 18 エー

Claims (61)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続光導波体(ALW)を備えたコネク
    タ(ST1)であって、接続光導波体(ALW)がコネ
    クタ(ST1)の外側において端面側で光導波体ケーブ
    ル(CA)の光導波体(CLW)と接合箇所(SS)を
    形成しながら接合可能であるように、コネクタ(ST
    1)から突出しており、光導波体ケーブル(CA)の少
    なくとも1つの引張り負荷軽減エレメント(KEV)
    が、接合箇所(SS)に対する引張り負荷を受け止める
    ことができるように、接合箇所(SS)を越えてコネク
    タ(ST1)に向かって案内可能であり、かつ該コネク
    タ(ST1)に結合可能であることを特徴とする、接続
    光導波体を備えたコネクタ。
  2. 【請求項2】 接続光導波体(ALW)がコネクタ(S
    T2)から次のような長さをもって、すなわち該コネク
    タ(ST2)を備えた接続光導波体(ALW)が光導波
    体接合装置(SV)の少なくとも1つの受容装置(HA
    L)に挿入可能であるような長さをもって突出してい
    る、請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 接続光導波体(ALW)を有するコネク
    タ(ST1)を使用して、該コネクタ(ST1)の接続
    光導波体(ALW)と光導波体ケーブル(CA)の光導
    波体(CLW)とを接続するためのコネクタ接続装置
    (SA)であって、接続光導波体(ALW)がコネクタ
    (ST1)の外側において端面側で光導波体ケーブル
    (CA)の光導波体(CLW)と接合箇所(SS)を形
    成しながら接合可能であるように、コネクタ(ST1)
    から突出しており、光導波体ケーブル(CA)の少なく
    とも1つの引張り負荷軽減エレメント(KEV)が、接
    合箇所(SS)に対する引張り負荷を受け止めることが
    できるように、接合箇所(SS)を越えてコネクタ(S
    T1)に向かって案内可能であり、かつ該コネクタ(S
    T1)に結合可能であることを特徴とする、光導波体用
    のコネクタ接続装置。
  4. 【請求項4】 接続光導波体(ALW)を備えたコネク
    タ(ST1)が、工場側において予め製造されている、
    請求項3記載のコネクタ接続装置。
  5. 【請求項5】 接続光導波体(ALW)がコネクタ(S
    T1)から所定可能な長手方向区分をもって突出し、か
    つ接続される光導波体(CLW)が端部側で光導波体ケ
    ーブル(CA)からそれぞれ所定可能な長さ区分をもっ
    て突出しており、コネクタ(ST1)の突出した接続光
    導波体(ALW)と光導波体ケーブル(CA)の接合さ
    れる光導波体(CLW)とがそれぞれ所定可能な端部区
    分に沿ってそれぞれの被覆材料から解放されていて、そ
    こでそれぞれの光導ファイバ(AFI,CFI)が露出
    しており、該両光導ファイバ(AFI,CFI)がコネ
    クタ(ST1)の外側で接合箇所(SS)を形成しなが
    ら端面側で互いに結合されており、光導波体ケーブル
    (CA)の少なくとも1つの引張り負荷軽減エレメント
    (KEV)が、接合箇所(SS)を越えてコネクタ(S
    T1)に向かって案内されかつ該コネクタに結合されて
    いて、この場合コネクタ(ST1)のために長手方向に
    おいて接合箇所(SS)をブリッジングして引張り負荷
    受け止め装置を提供している、請求項3又は4記載のコ
    ネクタ接続装置。
  6. 【請求項6】 光導波体ケーブル(CA)が、1本の光
    導波体(CLW)と該光導波体(CLW)を取り囲む少
    なくとも1つの外被(AH)とによって形成されてお
    り、該外被(AH)に少なくとも1つの引張り負荷軽減
    エレメント(KEV)の外被とさらに少なくとも1つの
    プラスチック外装(AM)とが装着されている、請求項
    3から5までのいずれか1項記載のコネクタ接続装置。
  7. 【請求項7】 接合箇所(SS)の領域において光導フ
    ァイバ(AFI,CFI)の外側を取り囲むように被覆
    材料(RCM)が後から再び装着されており、該被覆材
    料(RCM)が光導波体(ALW,CLW)の本来のコ
    ーティング材料に十分に相当している、請求項3から6
    までのいずれか1項記載のコネクタ接続装置。
  8. 【請求項8】 光導波体ケーブル(CA)の引張り負荷
    軽減エレメント(KEV)が、再被覆材料(RCM)に
    よって取り囲まれた光導ファイバ(AFI,CFI)に
    わたってその外側に、少なくとも1つの層として装着さ
    れている、請求項7記載のコネクタ接続装置。
  9. 【請求項9】 引張り負荷軽減エレメント(KEV)を
    備えた層にわたってその外側に、少なくとも1つのクリ
    ンプスリーブ(CH)及び座屈防止外被(KH)又はそ
    のいずれか一方が装着されている、請求項8記載のコネ
    クタ接続装置。
  10. 【請求項10】 接合箇所(SS)がコネクタ(ST
    1)のシャフト端部(SA)から少なくとも5mm最大
    でも15mm特に5〜12mm離れている、請求項3か
    ら9までのいずれか1項記載のコネクタ装置。
  11. 【請求項11】 光導波体ケーブル(CA)の引張り負
    荷軽減エレメント(KEV)が、ケブラー糸又はアラミ
    ド糸のような補強ファイバによって形成されている、請
    求項3から10までのいずれか1項記載のコネクタ接続
    装置。
  12. 【請求項12】 光導ファイバ(AFI,CFI)が接
    合箇所(SS)において互いに熱溶接されている、請求
    項3から11までのいずれか1項記載のコネクタ接続装
    置。
  13. 【請求項13】 接続光導波体(ALW)を有するコネ
    クタ(ST2)を使用して、該コネクタ(ST2)の接
    続光導波体(ALW)と光導波体ケーブル(CA)の光
    導波体(CLW)とを接続するためのコネクタ接続装置
    (SA2)であって、接続光導波体(ALW)がコネク
    タ(ST2)の外側において端面側で光導波体ケーブル
    (CA)の光導波体(CLW)と接合箇所(SS)を形
    成しながら接合可能であるように、コネクタ(ST2)
    から突出しており、光導波体ケーブル(CA)の少なく
    とも1つの引張り負荷軽減エレメント(KEV)が、接
    合箇所(SS)に対する引張り負荷を受け止めることが
    できるように、接合箇所(SS)を越えてコネクタ(S
    T2)に向かって案内可能であり、かつ該コネクタ(S
    T2)に結合可能であり、しかも接続光導波体(AL
    W)がコネクタ(ST2)から次のような長さをもっ
    て、すなわち該コネクタ(ST2)を備えた接続光導波
    体(ALW)が光導波体接合装置(SV)の少なくとも
    1つの受容装置(HAL)に挿入可能であるような長さ
    をもって突出していることを特徴とする、光導波体用の
    コネクタ接続装置。
  14. 【請求項14】 接合箇所(SS)の領域に第1のカバ
    ー層として接合保護外被(SU)が装着されている、請
    求項13記載のコネクタ接続装置。
  15. 【請求項15】 光導波体ケーブル(CA)の引張り負
    荷軽減エレメント(KEV)がコネクタ(ST2)のコ
    ネクタシャフト(SAN2)にクリンプスリーブ(C
    H)を用いて押し嵌められている、請求項13又は14
    記載のコネクタ接続装置。
  16. 【請求項16】 引張り負荷軽減エレメント(KEV)
    の層の外側に座屈防止外被(KH)が装着されている、
    請求項13から15までのいずれか1項記載のコネクタ
    接続装置。
  17. 【請求項17】 座屈防止外被(KH)が少なくとも、
    コネクタヘッド(SK2)から、光導波体ケーブル(C
    A)の外装(AM)の切断箇所にまで延びている、請求
    項16記載のコネクタ接続装置。
  18. 【請求項18】 接続光導波体(ALW)及び光導波体
    ケーブル(CA)の接続される光導波体(CLW)又は
    そのいずれか一方の突出している長さは、両者の接合箇
    所(SS)がコネクタ(ST2)の座屈のおそれのある
    ゾーンの外側に位置するような大きさに選択されてい
    る、請求項13〜17までのいずれか1項記載のコネク
    タ装置。
  19. 【請求項19】 コネクタ(ST)を使用して、光導波
    体ケーブル(CA)の少なくとも1つの光導波体(CL
    W)を接続するためのコネクタ接続装置(SA1)であ
    って、 コネクタスリーブ(SH)が設けられていて、該コネク
    タスリーブ(SH)は、光導波体ケーブル(CA)の所
    定可能な端部区分が端面側においてコネクタスリーブ
    (SH)から突出するように、光導波体ケーブル(C
    A)に被せ嵌め可能であり、 別体のコネクタピン(FE)が設けられていて、該コネ
    クタピン(FE)内に少なくとも1つの接続光導ファイ
    バ(AFI)が準備されて保持されていて、該コネクタ
    ピン(FE)から所定可能な長手方向区分をもって突出
    しており、 コネクタピン(FE)がコネクタスリーブ(SH)内
    に、光学式のコネクタ(ST)を形成しながら差込み可
    能であり、この場合コネクタスリーブ(SH)が、接続
    光導ファイバ(AFI)と光導波体ケーブル(CA)か
    ら突出している少なくとも1つの光導ファイバ(CF
    I)とを、該光導ファイバ(AFI,CFI)の接合後
    に外側から取り囲むようになっていることを特徴とする
    コネクタ接続装置。
  20. 【請求項20】 コネクタスリーブ(SH)が、コネク
    タピン(FE)の差込み時に、ほぼ光導波体ケーブル
    (CA)の外装(AM)の切断縁部にまで延びている、
    請求項19記載のコネクタ接続装置。
  21. 【請求項21】 コネクタスリーブ(SH)が、コネク
    タピン(FE)の差込み時に、ほぼ引張り負荷軽減エレ
    メント(KEV)が光導波体ケーブル(CA)から突出
    しているところで終わっている、請求項19又は20記
    載のコネクタ接続装置。
  22. 【請求項22】 コネクタスリーブ(SH)のピン接続
    側に、コネクタブシュにコネクタ(ST)を接続するた
    めのカップリング(KU)が取り付けられている、請求
    項19から21までのいずれか1項記載のコネクタ接続
    装置。
  23. 【請求項23】 コネクタスリーブ(SH)がコネクタ
    ピン(FE)の差込み時に、少なくとも、露出している
    接続光導ファイバ(AFI)と該接続光導ファイバに接
    合された光導波体ケーブル(CA)の光導ファイバ(C
    FI)とを外側から取り囲むことができるような長さを
    有している、請求項19から22までのいずれか1項記
    載のコネクタ接続装置。
  24. 【請求項24】 光導波体ケーブル(CA)の少なくと
    も1つのカバー外被が、コネクタスリーブ(SH)に結
    合されている、請求項19から23までのいずれか1項
    記載のコネクタ接続装置。
  25. 【請求項25】 ケーブル接続側においてコネクタスリ
    ーブ(SH)に、クリンプスリーブ(CH)が載置され
    ていて、そこで光導波体ケーブル(CA)の引張り負荷
    軽減エレメント(KEV)を堅固に保持している、請求
    項19から24までのいずれか1項記載のコネクタ接続
    装置。
  26. 【請求項26】 クリンプスリーブ(CH)が、コネク
    タスリーブ(SH)と光導波体ケーブル(CA)の外装
    (AM)とに堅固に載置されている、請求項19から2
    5までのいずれか1項記載のコネクタ接続装置。
  27. 【請求項27】 光導波体ケーブル(CA)の引張り負
    荷軽減エレメント(KEV)がコネクタスリーブ(S
    H)に配置されており、クリンプスリーブ(CH)が、
    引張り負荷軽減エレメント(KEV)を備えたコネクタ
    スリーブ(SH)の上に押し嵌められていて、これによ
    って引張り負荷軽減エレメント(KEV)がコネクタス
    リーブ(SH)に固定されている、請求項19から26
    までのいずれか1項記載のコネクタ接続装置。
  28. 【請求項28】 コネクタピン(FE)が、接続される
    光導波体ケーブル(CA)とは反対側に位置する、コネ
    クタスリーブ(SH)の端面に、差込み可能である、請
    求項19から27までのいずれか1項記載のコネクタ接
    続装置。
  29. 【請求項29】 接続光導波体(ALW)を有するコネ
    クタ(ST1)を使用して、該コネクタ(ST1)の接
    続光導波体(ALW)と光導波体ケーブル(CA)の光
    導波体(CLW)とを接続するためのコネクタ接続装置
    を製造する方法であって、 光導波体(CLW)を端部側において光導波体ケーブル
    (CA)から所定可能な長さ区分をもって突出させ、該
    光導波体(CLW)とケーブル接続側においてコネクタ
    (ST1)から突出している接続光導波体(ALW)と
    をそれぞれ、所定可能な端部区分に沿ってコーティング
    除去して、光導波体及び接続光導波体の光導ファイバ
    (AFI,CFI)を露出させ、両光導ファイバ(AF
    I,CFI)をコネクタ(ST1)の外側において接合
    箇所(SS)を形成しながら端面側で互いに接合し、光
    導波体ケーブル(CA)の少なくとも1つの引張り負荷
    軽減エレメント(KEV)を、接合箇所(SS)を超え
    てコネクタ(ST1)に向かって案内して該コネクタ
    (ST1)に結合させ、これによってコネクタ(ST
    1)のために長手方向において接合箇所(SS)をブリ
    ッジングしながら引張り負荷受け止め装置を形成する、
    コネクタ接続装置を製造する方法。
  30. 【請求項30】 接合箇所(SS)の完成後に、コーテ
    ィング除去された光導ファイバ(AFI,CFI)の周
    囲に環状に、光導波体(ALW,CLW)の本来のコー
    ティング材料にほぼ相当する再被覆材料(RCM)を設
    ける、請求項29記載の方法。
  31. 【請求項31】 再被覆材料(RCM)をケーブル長手
    方向で見て、実質的にコネクタ(ST1)のシャフト端
    部から光導波体ケーブル(CA)の外装(AM)に到る
    まで設ける、請求項30記載の方法。
  32. 【請求項32】 再被覆材料(RCM)によってコネク
    タ(ST1)のシャフト端部と光導波体ケーブル(C
    A)の外装(AM)との間における間隙を満たし、これ
    によって、互いに接合された光導ファイバ(AFI,C
    FI)のために、接続される光導波体ケーブル(CA)
    の外径にほぼ相当する外径を備えた外被を生ぜしめる、
    請求項30又は31記載の方法。
  33. 【請求項33】 光導ファイバの再被覆後に再被覆材料
    を硬化させる、請求項30から32までのいずれか1項
    記載の方法。
  34. 【請求項34】 光導ファイバ(AFI,CFI)の再
    被覆後に、光導波体ケーブル(CA)の引張り負荷軽減
    エレメント(KEV)を、接合箇所(SS)を超えてコ
    ネクタ(ST1)に向かって案内して、該コネクタのシ
    ャフト端部(SAN)に載置する、請求項29から33
    までのいずれか1項記載の方法。
  35. 【請求項35】 引張り負荷軽減エレメント(KEV)
    をクリンプスリーブ(CH)を用いて、コネクタ(ST
    1)のシャフト端部(SAN)に固定する、請求項29
    から34までのいずれか1項記載の方法。
  36. 【請求項36】 クリンプスリーブ(CH)を光導波体
    ケーブル(CA)の接続前に、該光導波体ケーブル(C
    A)の外装(AM)に予め被せ嵌めておく、請求項35
    記載の方法。
  37. 【請求項37】 光導波体ケーブル(CA)の接続前
    に、該光導波体ケーブル(CA)の外装(AM)に、座
    屈防止外被(KH)を予め被せ嵌めておく、請求項29
    から36までのいずれか1項記載の方法。
  38. 【請求項38】 座屈防止外被(KH)を、クリンプス
    リーブ(CH)の装着後に該クリンプスリーブの上にコ
    ネクタ(ST1)に到るまで被せ嵌める、請求項36又
    は37記載の方法。
  39. 【請求項39】 引張り負荷軽減エレメント(KEV)
    を光導波体ケーブル(CA)から次のような長さ、すな
    わち両光導ファイバ(ALW,CLW)の接合後におけ
    る、光導波体ケーブル(CA)の外装(AM)とコネク
    タ(ST1)のシャフト(SAN)との間の長手方向間
    隔(ZA)に少なくとも相当する長さをもって、突出さ
    せる、請求項29から38までのいずれか1項記載の方
    法。
  40. 【請求項40】 コネクタ(ST1)に工場側において
    予め接続光導波体(ALW)を取り付けておく、請求項
    29から39までのいずれか1項記載の方法。
  41. 【請求項41】 接続光導波体(ALW)がコネクタ
    (ST2)と一緒に光導波体接合装置(SV)の少なく
    とも1つの受容装置(HAL)内に挿入され得るような
    大きさの端部長さをもって、接続光導波体(ALW)が
    コネクタ(ST2)から突出するように、コネクタ(S
    T2)の接続光導波体(ALW)を予め準備調整する、
    請求項29から40までのいずれか1項記載の方法。
  42. 【請求項42】 光導波体(CLW)を光導波体ケーブ
    ル(CA)から所定の長さで突出させ、該所定長さを有
    する光導波体区分(CL1)が、光導波体接合装置(S
    V)の少なくとも1つの受容装置(HAL)内に挿入さ
    れ得るようにする、請求項29から41までのいずれか
    1項記載の方法。
  43. 【請求項43】 露出した光導ファイバ(AFI,CF
    I)を端面側で溶接した後で該光導ファイバ(AFI,
    CFI)の上に、第1の内側のカバー外被として、接合
    保護外被(SU)を被せ嵌める、請求項29から42ま
    でのいずれか1項記載の方法。
  44. 【請求項44】 互いに溶接された光導ファイバ(AF
    I,CFI)の露出した長手方向区分と接合箇所(S
    S)との上に収縮して被さる収縮チューブ(SU)を、
    接合保護外被として使用する、請求項43記載の方法。
  45. 【請求項45】 接続光導波体(ALW)の、コネクタ
    (ST2)から突出している端部区分(CL1)に、接
    合保護外被(SU)を、該接続光導波体(ALW)もし
    くはその端部区分(CLI)の端部側における準備調整
    前に予め差し嵌めて、そこにそのまま保持しておく、請
    求項43又は44記載の方法。
  46. 【請求項46】 コネクタ(ST2)から突出している
    接続光導波体(ALW)に、クリンプスリーブ(CH)
    を、該接続光導波体(ALW)の端部側における準備調
    整前に予め被せ嵌めて、そこにそのまま保持しておく、
    請求項29から45までのいずれか1項記載の方法。
  47. 【請求項47】 クリンプスリーブ(CH)を用いて、
    光導波体ケーブル(CA)の少なくとも1つの引張り負
    荷軽減エレメント(KEV)をコネクタ(ST2)のシ
    ャフト端部(SAN2)に堅固に保持する、請求項46
    記載の方法。
  48. 【請求項48】 光導波体ケーブル(CA)と該光導波
    体ケーブル(CA)の端部側に取り付けられたコネクタ
    (ST2)とを、互いに溶接された光導ファイバ(AF
    I,CFI)を覆うために組立て補助装置(MH)内に
    挿入して、該組立て補助装置内においてコネクタ(ST
    2)及び光導波体ケーブル(CA)を堅固に保持し、こ
    の際に光導波体ケーブル(CA)の突出している光導波
    体(CLW)とコネクタ(ST2)の接合された接続光
    導波体(ALW)とが実質的に直線的に延びるようにす
    る、請求項29から47までのいずれか1項記載の方
    法。
  49. 【請求項49】 互いに溶接される光導波体(ALW,
    CLW)のために、コネクタ(ST2)と光導波体ケー
    ブル(CA)の外装(AM)の切断縁部との間の領域に
    おいて、そこを超えて敷設される引張り負荷軽減エレメ
    ント(KEV)のためよりも大きな全長を選択する、請
    求項29から48までのいずれか1項記載の方法。
  50. 【請求項50】 光導波体ケーブル(CA)にコネクタ
    (ST)を取り付ける方法であって、 光導波体ケーブル(CA)にコネクタスリーブ(SH)
    を、該光導波体ケーブル(CA)の所定可能な端部区分
    が端面側においてコネクタスリーブ(SH)から突出す
    るように、差し嵌め、 光導波体ケーブル(CA)のこの突出した端部区分か
    ら、少なくとも1つの光導ファイバ(CFI)を所定可
    能な長さで露出させ、 少なくとも1つの接続光導ファイバ(AFI)を別体の
    コネクタピン(FE)内に予め準備して保持しておき、
    該コネクタピン(FE)から所定可能な長手方向区分
    (ALA)をもって突出させ、 光導波体ケーブル(CA)の、コネクタスリーブ(S
    H)から突出している光導ファイバ(CFI)と、コネ
    クタピン(FE)から突出している対応配置された接続
    光導ファイバ(AFI)とを、端面側において互いに向
    かって方向付け、コネクタスリーブ(SH)及びコネク
    タピン(FE)の外側における自由に接近可能な接合箇
    所(SS)において互いに接合させ、 接合箇所(SS)の製造後にコネクタスリーブ(SH)
    を、互いに接合された光導ファイバ(AFI,CFI)
    の上に被せ、 その後で初めてコネクタピン(FE)を、コネクタ(S
    T)を形成しながらコネクタスリーブ(SH)内に差し
    込むことを特徴とする、光導波体ケーブルにコネクタを
    取り付ける方法。
  51. 【請求項51】 コネクタピン(FE)としてフェルー
    ルを使用する、請求項50記載の方法。
  52. 【請求項52】 コネクタスリーブ(SH)を、完成し
    た接合箇所に被せた後で、接続される光導波体ケーブル
    (CA)の少なくとも1つのカバー外被に固定する、請
    求項50又は51記載の方法。
  53. 【請求項53】 コネクタスリーブ(SH)によってケ
    ーブル接続側において光導波体ケーブル(CA)の外装
    (AM)の部分区分が覆われるように、コネクタスリー
    ブ(SH)をコネクタピン(FE)に向かって接合箇所
    (SS)の上に被せる、請求項50から52までのいず
    れか1項記載の方法。
  54. 【請求項54】 端部区分に沿って被覆除去された光導
    波体ケーブル(CA)の外装(AM)から引張り負荷軽
    減エレメント(KEV)が突出している領域で、コネク
    タスリーブ(SH)がケーブル接続側において終わるよ
    うに、コネクタスリーブ(SH)をコネクタピン(F
    E)に向かって接合箇所(SS)の上に被せる、請求項
    50から53までのいずれか1項記載の方法。
  55. 【請求項55】 外側においてコネクタスリーブ(S
    H)の上方及び/又はその直ぐ上に、光導波体ケーブル
    (CA)の引張り負荷軽減エレメント(KEV)を配置
    する、請求項50から54までのいずれか1項記載の方
    法。
  56. 【請求項56】 外側において引張り負荷軽減エレメン
    ト(KEV)を備えたコネクタスリーブ(SH)の上
    に、クリンプスリーブ(CH)を差し嵌めて、該クリン
    プスリーブ(CH)をコネクタスリーブ(SH)に押し
    付け、これによって引張り負荷軽減エレメントをコネク
    タスリーブに固定する、請求項55記載の方法。
  57. 【請求項57】 クリンプスリーブ(CH)を、コネク
    タ(ST)への光導波体ケーブル(CA)の接続前に、
    該光導波体ケーブル(CA)の外装(AM)に予め差し
    嵌めておく、請求項56記載の方法。
  58. 【請求項58】 コネクタ(ST)への光導波体ケーブ
    ル(CA)の接続前に、該光導波体ケーブル(CA)の
    外装(AM)に、座屈防止外被(KH)を予め差し嵌め
    ておく、請求項50から57までのいずれか1項記載の
    方法。
  59. 【請求項59】 座屈防止外被(KH)をコネクタ(S
    T)のコネクタヘッド(KU)に到るまで被せ嵌める、
    請求項58記載の方法。
  60. 【請求項60】 光導波体ケーブル(CA)の光導ファ
    イバ(CFI)をコネクタピン(FE)の接続光導ファ
    イバ(AFI)と融接する、請求項50から59までの
    いずれか1項記載の方法。
  61. 【請求項61】 コネクタピン(FE)を、接続される
    光導波体ケーブル(CA)に対向して位置している、コ
    ネクタスリーブ(SH)の端面に差し込む、請求項50
    から60までのいずれか1項記載の方法。
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