JPH11287643A - 透過x線による厚み測定方法及び測定装置並びに透過x線による特定成分含有率測定方法 - Google Patents

透過x線による厚み測定方法及び測定装置並びに透過x線による特定成分含有率測定方法

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JPH11287643A
JPH11287643A JP10105619A JP10561998A JPH11287643A JP H11287643 A JPH11287643 A JP H11287643A JP 10105619 A JP10105619 A JP 10105619A JP 10561998 A JP10561998 A JP 10561998A JP H11287643 A JPH11287643 A JP H11287643A
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ray
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Hiroshi Miyamoto
宏 宮本
Hirokichi Matsumoto
博吉 松本
Masahiro Oda
将広 小田
Takuichi Imanaka
拓一 今中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉容器等内の測定対象材の厚みを透過X線
により精度よく測定すること。 【解決手段】 密閉容器等の基材を透過するX線をその
スペクトル全体におけるピークPが測定対象材のK吸収
端近傍に位置するように設定する。そして、K吸収端に
おける透過X線強度により測定対象材の厚みを測定す
る。測定対象材の厚みXは次式により求めることができ
る。 X=ln(I(E+)/I(E-))/(μ(E-)−μ
(E+)) 但し、上式中において、I(E+)は吸収端の高エネル
ギー側近傍で基材及び測定対象材透過後のX線強度、I
(E-)は吸収端の低エネルギー側近傍での同様のX線
強度、μ(E+)は吸収端の高エネルギー側近傍での測
定対象材の線吸収係数、μ(E-)は吸収端の低エネル
ギー側近傍での同様の線吸収係数である。測定対象材中
における特定成分の含有率を測定することも可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透過X線による厚
み測定方法及びこれに用いる厚み測定装置並びに透過X
線による特定成分含有率測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、密閉容器や配管の内部に
付着した重金属等の厚さを非破壊的に精度よく測定する
手法は知られていなかった。また、測定対象材中の特定
成分含有率を非破壊的に測定する方法も知られていなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、基材上また
はその内部に設けたこの基材とは異なる材料よりなる測
定対象材の厚みを非破壊的手法の一例である透過X線に
より精度よく測定する透過X線による厚み測定方法及び
これに用いる厚み測定装置を提供し、測定対象材中にお
ける特定成分の含有率を透過X線により精度よく測定す
ることの可能な透過X線による特定成分含有率測定方法
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る透過X線による厚み測定方法の特徴
は、基材上またはその内部に設けたこの基材とは異なる
材料よりなる測定対象材の厚みを透過X線により測定す
る構成において、前記基材を透過するX線をそのスペク
トル全体におけるピークが前記測定対象材の吸収端近傍
に位置するように設定し、前記吸収端における透過X線
強度により前記測定対象材の厚みを測定することにあ
る。
【0005】測定にあたっては、次式に従うことが望ま
しい。 X=ln(I(E+)/I(E-))/(μ(E-)−μ
(E+))
【0006】但し、上式中において、I(E+)は前記
吸収端の高エネルギー側近傍で前記基材及び前記測定対
象材透過後のX線強度、I(E-)は前記吸収端の低エ
ネルギー側近傍で前記基材及び前記測定対象材透過後の
X線強度、μ(E+)は前記吸収端の高エネルギー側近
傍での前記測定対象材の線吸収係数、μ(E-)は前記
吸収端の低エネルギー側近傍での前記測定対象材の線吸
収係数である。かかる式によれば、測定対象材のない基
材通過後のX線強度が必要とされないからである。
【0007】また、測定精度を向上させるためには、前
記吸収端としてK吸収端を用いることが望ましい。
【0008】さらに、前記X線をそのスペクトル全体に
おけるピークが前記吸収端よりも高エネルギー側に位置
するように設定することで、吸収端の識別が容易となる
場合がある。
【0009】一方、本発明にかかる透過X線による厚み
測定方法に用いる透過X線による厚み測定装置の特徴
は、前記基材及び前記測定対象材を透過するX線照射装
置と、これら基材及び測定対象材を透過したX線の強度
を測定する検出器とを備えたことにある。
【0010】また、測定対象材中における特定成分の含
有率を透過X線により測定する透過X線による特定成分
含有率測定方法の特徴は、前記特定成分を含まない又は
その含有率の低い前記測定対象材を透過するX線をその
スペクトル全体におけるピークが前記特定成分の吸収端
近傍に位置するように設定し、前記吸収端における透過
X線強度と前記測定対象材の厚みとにより前記特定成分
の含有率を求めることにある。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図1〜3,5,6を参照し
ながら、本発明の第一実施形態についてさらに詳しく説
明する。図6は、本発明に係る透過X線による厚み測定
装置1の概略構成を示すものである。この測定装置1
は、X線発生装置2のターゲット、コリメーター3,試
料S及び検出器4を三次元的に一直線上に配置可能であ
るように構成されている。電源2aにより電力を供給さ
れてX線発生装置2から照射されたX線はコリメーター
3により絞り込まれ試料Sを通過して検出器4に到達す
る。スペクトロメーター5は検出器4の分解能に従い各
X線エネルギー毎に検出器4による計数値を図2、3の
如く表示する。
【0012】ここで、図1を参照しつつ、吸収端につい
て説明する。一般にX線は物質に入射したときに物質を
構成する原子の電子軌道との相互作用により減衰する。
X線が軌道電子にエネルギーを与えて電子を放出すると
共に入射X線光子の消滅する現象は光電効果とよばれ、
入射X線の減衰の一因である。重金属を含む物質にX線
を照射し、この照射X線のエネルギーを徐々に上げてい
くと、透過X線の減衰係数は通常低下していく。そし
て、X線のエネルギーがある電子軌道の電離エネルギー
を越えると、先の光電効果により減衰係数が急激に大き
くなる現象、換言すれば、透過X線の強度が急激に低下
する現象が起こる。これを吸収端といい、K軌道の電子
に対してK吸収端(K−edge)、L軌道の電子に対
してL吸収端(L−edge)という。図1は金(A
u)及びカドミウム(Cd)についてX線エネルギーと
減衰係数(μ/ρ)との関係を示す。CdのK吸収端エ
ネルギーは26.7keV、AuのK吸収端エネルギー
は80.7keVである。
【0013】軌道電子の結合エネルギーはその元素に固
有の値を有しているので、吸収端により元素の特定も可
能となる。したがって、吸収端での大幅な減衰係数の増
大を利用することで、特定元素よりなる測定対象材の厚
さを推定することが可能である。また、K殻は最大のエ
ネルギーであるから、K吸収端を利用することにより、
高エネルギーの透過X線を利用してより正確な測定を行
うことが可能となる。
【0014】図2は図1の試料Sとして10mm厚のS
US製基材S1のみを用いた場合と、同様の基材S1上
に測定対象材S2たる50μmのAu箔を設けた場合と
の比較である。ここでは、X線発生装置2から照射され
て基材S1を透過するX線をそのスペクトルのピークが
測定対象材S2のK吸収端よりも高エネルギー側に位置
するように設定してある。80keV近傍に顕著なK吸
収端を生じていることが確認できる。基材S1及び測定
対象材S2を透過し検出器4に検出されたK吸収端近傍
の計数値のグラフの拡大図を図5(a)に示す。同図
(a)中、実線で示すfaは実測値であり、破線で示す
fbは理論値である。なお、縦軸の計数値は基材等透過
後のX線強度を代表する値である。
【0015】ここで、物質の透過前後のエネルギーEに
おけるX線強度をそれぞれIo(E),I(E)、減衰
係数をμ(E)、透過厚さをXとすると次の関係が成立
する。
【数1】
【0016】この(1)式を厚さXを求める形に変換す
ると、次式(2)が成立する。 X=(1/μ(E))・ln(Io(E)/I(E)) (2)
【0017】したがって、減衰係数が大幅に変化するK
吸収端の最下点であるM1aの値と同エネルギーにおけ
る基材S1のみの透過後のX線強度の値とを用いて式
(2)により測定対象材S2の厚みXを求めることがで
きる。
【0018】ここで、分解能の限界による誤差とその低
減手段について説明する。K吸収端ではあるエネルギー
を境にX線の吸収が起こるのであるから、理論的には吸
収端の幅はM1bとN1bとの差であるI1b−I1=
dI1となるはずである。しかし、検出器4の分解能は
有限の幅を有することから、実際の吸収端の幅はM1a
とN1aとの差であるI1a−I1’=dI1’とな
る。よって、測定誤差の比率は(1−dI1’/dI
1)となる。
【0019】図3は図1の試料Sとして10mm厚のS
US製基材S1のみを用いた場合と、同様の基材S1上
に測定対象材S2たる40μmのAu箔を設けた場合と
の比較である。上述のごとき誤差は、図3及び図5
(b)に示すように、基材S1を透過するX線を、その
スペクトル全体におけるピークが測定対象材S2のK吸
収端近傍に位置するように先のX線発生装置2を設定す
ることで低減可能である。同図に示すように、基材S1
透過後のX線スペクトルのピークPをK吸収端の近傍に
位置させることで、K吸収端の最大点N2aと最下点M
2aとの差dI2’も図2及び図5(a)の場合より増
大する。また、fa,fbそれぞれにおける点N2a,
N2bそれぞれに至るまでの近傍の微分係数及び点M2
a,M2bそれぞれを越えたその近傍の微分係数は、い
ずれも図2及び図5(a)の場合より小さくなる。よっ
て、K吸収端の実測値幅dI2’=I2a−I2’と、
理論値幅dI2=I2b−I2との比であるdI2’/
dI2の値はより1に近くなり、誤差の低減されること
が明らかとなる。
【0020】K吸収端よりも低エネルギー側に透過X線
の局所的で急激なピークが存在する場合、図5(c)の
如くfa,fbはともに全体として急激に低下していく
ことから、K吸収端の最大値N3a,N3b及び最下値
M3a,M3bは識別が困難となり易い。したがって、
かかる場合は、K吸収端よりも高エネルギー側に透過X
線スペクトル全体におけるピークを位置させることが望
ましい。
【0021】ここで、I(E+)をK吸収端の高エネル
ギー側近傍で基材S1及び測定対象材S2透過後のX線
強度、I(E-)をK吸収端の低エネルギー側近傍で基
材S1及び測定対象材S2透過後のX線強度、I
o(E+)をK吸収端の高エネルギー側近傍で基材S1透
過後のX線強度、Io(E-)をK吸収端の低エネルギー
側近傍で基材S1透過後のX線強度、μ(E+)をK吸
収端の高エネルギー側近傍での測定対象材S2の線吸収
係数、μ(E-)をK吸収端の低エネルギー側近傍での
測定対象材S2の線吸収係数とすると、次の式(3)
(4)が成立する。
【数2】
【数3】
【0022】なお、図5(a),(b)の例でいうと、
現実の測定値ではI(E-)はI1a又はI1’(点N
1a,M1a)に等しく、I(E+)はI2a又はI
2’(点N2a,M2a)に等しい。さらに、I
o(E-)とIo(E+)とはほぼ等しいとみなすことがで
き、この条件を利用して式(3)(4)を整理すると測
定対象材S2の厚みXを求める次式(5)が成立する。 X=ln(I(E+)/I(E-))/(μ(E-)−μ(E+))(5)
【0023】この式(5)からはIo(E-)及びI
o(E+)が除かれている。したがって、基材S1の厚み
の影響を計算することなく、測定対象材S2の厚みXを
求めることが可能となる。
【0024】次に、本発明の第二実施形態について説明
する。上記第一実施形態では、測定対象材S2が主とし
て単一の成分により構成されていたが、本実施形態は合
金として構成された測定対象材S2のみを試料Sとし、
この測定対象材S2中の例えばCd,Ca等の特定成分
がどの程度含まれているのかその含有率を求める方法及
び装置に関する。測定にあたっては、X線透過部におけ
る測定対象材S2の厚みを実測する。また、特定成分を
含まない又はその含有率の低い測定対象材を透過するX
線をそのスペクトル全体におけるピークが特定成分のK
吸収端近傍に位置するように設定する。上述の式(2)
(5)等を用いることにより、見かけの厚さを求める。
そして、先の透過部の厚み実測値との比率を参照して、
当該特定成分の含有率を求めることが可能となる。
【0025】
【実施例】160kV,1mAのX線発生装置、エネル
ギー分解能2.5keVの検出器を用いた。試料Sは、
4mm厚のステンレス板を基材S1とし、厚さの異なる
Au及びPt薄膜を測定対象材S2として基材上に設け
たものを測定した。当該基材S1透過後のX線スペクト
ル全体におけるピークが、Auの場合は80.7ke
V、Ptの場合は78.4keV近傍となるようにX線
発生装置を調整した。この試験結果を図4に示す。かな
りの高精度で測定対象材の膜厚を測定可能であることが
伺える。
【0026】最後に、本発明の他の実施形態について以
下に列挙する。上記実施形態では、基材1としてSUS
(ステンレス鋼)を用いたが、アルミニウム、炭素鋼、
合成樹脂等、種々の素材を用いることが可能である。ま
た、測定対象材2としては、上述のCd,Auの他、H
g,Pt,Ca,Ag,Cs,W,Sn,Gd,Ir,
In,U,Pu,Baの厚みを測定することも可能であ
る。
【0027】上記実施形態では、平板状の基材S1上に
薄膜状の測定対象材S2を設けて試料Sを構成したが、
この試料は密閉容器や配管でもよい。また、測定対象材
S2は薄膜に限らず、スラグの堆積物や、容器内の内容
物でもよく、これらの体積厚さや内容物の残存量を推定
することも可能である。
【0028】上記実施形態では、測定にK吸収端を用い
たが、K吸収端以外のL吸収端やM吸収端も利用可能で
ある。K吸収端はX線のエネルギー値が最も高いことか
ら、高エネルギーのX線を用いてより精度の高い測定が
可能となる利点がある。一方、これよりもエネルギーの
低い他の吸収端は、高エネルギーのX線を使用できない
場合に有用である。
【0029】
【発明の効果】このように、上記本発明に係るの特徴に
よれば、非破壊的手法の一例である透過X線を利用し、
吸収端でのX線の大幅な吸収とX線スペクトルのピーク
とを巧みに組み合わせることで、測定対象材の厚み又は
測定対象材中の特定成分の含有率を精度よく測定するこ
とが可能となった。特にK吸収端を用いることで測定精
度がさらに向上した。
【0030】特に、吸収端の低エネルギー側及び高エネ
ルギー側でのX線強度及び吸収係数の値を含む上述の式
を用いることで、基材のX線透過後の強度を測定する必
要がなくなり、測定がより簡易となった。
【0031】なお、特許請求の範囲の項に記入した符号
は、あくまでも図面との対照を便利にするためのものに
すぎず、該記入により本発明は添付図面の構成に限定さ
れるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】カドミウム及び金の減衰係数を示すグラフであ
る。
【図2】ステンレス鋼及びこれに金箔を重ね合わせた場
合の透過X線スペクトルを示すグラフである。
【図3】入射X線のエネルギーをK吸収端の近傍に設定
した場合における図2相当図である。
【図4】公称厚さと評価厚さの差を示すグラフである。
【図5】K吸収端前後のスペクトル形状と分解能との関
係を示す図であって、(a)は基材を透過したX線のス
ペクトルのピークをK吸収端よりもかなり高エネルギー
側に設定した場合、(b)は基材を透過したX線のスペ
クトルのピークをK吸収端よりも高エネルギー側でK吸
収端の近傍に設定した場合、(c)は基材を透過したX
線のスペクトルのピークをK吸収端よりも低エネルギー
側に設定した場合にそれぞれ対応する。
【図6】本発明に係る透過X線による厚み測定装置又は
特定成分含有率測定装置の概略構成を示すものである。
【符号の説明】
1 X線による厚み測定装置 2 X線発生装置 2a 電源 3 コリメーター 4 検出器 5 スペクトロメーター S 試料 S1 基材 S2 測定対象材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今中 拓一 大阪市西区北堀江1丁目18番14号 非破壊 検査株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材(S1)上またはその内部に設けた
    この基材(S1)とは異なる材料よりなる測定対象材
    (S2)の厚みを透過X線により測定する透過X線によ
    る厚み測定方法であって、前記基材(S1)を透過する
    X線をそのスペクトル全体におけるピーク(P)が前記
    測定対象材(S2)の吸収端近傍に位置するように設定
    し、前記吸収端における透過X線強度により前記測定対
    象材(S2)の厚みを測定する透過X線による厚み測定
    方法。
  2. 【請求項2】 次式に従って前記測定対象材(S2)の
    厚みXを測定する請求項1に記載の透過X線による厚み
    測定方法。 X=ln(I(E+)/I(E-))/(μ(E-)−μ
    (E+)) 但し、上式中において、I(E+)は前記吸収端の高エ
    ネルギー側近傍で前記基材及び前記測定対象材透過後の
    X線強度、I(E-)は前記吸収端の低エネルギー側近
    傍で前記基材及び前記測定対象材透過後のX線強度、μ
    (E+)は前記吸収端の高エネルギー側近傍での前記測
    定対象材の線吸収係数、μ(E-)は前記吸収端の低エ
    ネルギー側近傍での前記測定対象材の線吸収係数であ
    る。
  3. 【請求項3】 前記吸収端がK吸収端である請求項1又
    は2のいずれかに記載の透過X線による厚み測定方法。
  4. 【請求項4】 前記X線をそのスペクトル全体における
    ピークが前記吸収端よりも高エネルギー側に位置するよ
    うに設定してある請求項1〜3のいずれかに記載の透過
    X線による厚み測定方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の透過X
    線による厚み測定方法に用いる透過X線による厚み測定
    装置であって、前記基材(S1)及び前記測定対象材
    (S2)を透過するX線照射装置(2)と、これら基材
    (S1)及び測定対象材(S2)を透過したX線の強度
    を測定する検出器(4)とを備えた透過X線による厚み
    測定装置。
  6. 【請求項6】 測定対象材(S2)中における特定成分
    の含有率を透過X線により測定する透過X線による特定
    成分含有率測定方法であって、前記特定成分を含まない
    又はその含有率の低い前記測定対象材(S2)を透過す
    るX線をそのスペクトル全体におけるピーク(P)が前
    記特定成分の吸収端近傍に位置するように設定し、前記
    吸収端における透過X線強度と前記測定対象材(S2)
    の厚みとにより前記特定成分の含有率を求める透過X線
    による特定成分含有率測定方法。
JP10105619A 1998-03-31 1998-03-31 透過x線による厚み測定方法及び測定装置並びに透過x線による特定成分含有率測定方法 Pending JPH11287643A (ja)

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