JPH11287531A - 吸着式冷凍機の吸着器 - Google Patents

吸着式冷凍機の吸着器

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JPH11287531A
JPH11287531A JP10105818A JP10581898A JPH11287531A JP H11287531 A JPH11287531 A JP H11287531A JP 10105818 A JP10105818 A JP 10105818A JP 10581898 A JP10581898 A JP 10581898A JP H11287531 A JPH11287531 A JP H11287531A
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JP
Japan
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adsorbent particles
adsorber
adsorption
adsorbent
vapor
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JP10105818A
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English (en)
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Yutaka Yokoi
豊 横井
Hiroyuki Mitsui
宏之 三井
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Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸着器の吸着層における作動流体の蒸気の吸
着性能が高い,吸着式冷凍機の吸着器を提供すること。 【解決手段】 蒸発器内の作動流体を蒸発させてその蒸
気を吸着器に吸着させることにより,上記蒸発時の潜熱
を冷凍に利用する吸着式冷凍機の吸着器1。該吸着器1
は熱交換器2と該熱交換器2の表面21に配設した吸着
層30とよりなる。該吸着層30は,上記蒸気を吸着す
る多数の吸着材粒子からなると共にこれら吸着材粒子の
粒子間接触部は固着材により固着されている。また,上
記吸着材粒子の間には空間を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,作動流体を蒸発させてこれを吸
着材に吸着させることにより,作動流体の蒸発時の潜熱
を冷凍に利用する吸着式冷凍機の吸着器に関する。
【0002】
【従来技術】従来,蒸発器内の作動流体を蒸発させてそ
の蒸気を吸着器に吸着させることにより,上記蒸発時の
潜熱を冷凍に利用する吸着式冷凍機がある。該吸着式冷
凍機の構造は,後述する実施形態例4に示すものと基本
的には同様である。
【0003】即ち,上記吸着式冷凍機は,後述する図1
0に示すごとく,作動流体8を蒸発させるための蒸発器
6と,該蒸発器6で発生した蒸気を吸着するための吸着
器1と,該吸着器1から離脱した蒸気を凝縮し液体に戻
すための凝縮器7とよりなる。上記作動流体8は,上記
蒸発器6,吸着器1,及び凝縮器7の間を循環する。上
記蒸発器6において,作動流体8が蒸発する際には潜熱
が奪われる。上記吸着式冷凍機は,この潜熱を利用して
冷凍を行なうものである(実施形態例4参照)。
【0004】上記吸着式冷凍機の吸着器は,熱交換器と
該熱交換器の表面に配設した吸着層とよりなる(図1参
照)。そして,該吸着層は,上記蒸気を吸着する多数の
吸着材粒子からなる。ここで,熱交換器2表面への吸着
材粒子3の配設に当っては,該吸着材粒子3をそのまま
充填する方法,或いは固着する方法が知られている。
【0005】前者は,吸着材粒子を充填後,該吸着材粒
子の飛散,脱落を防止するために,熱交換器をメッシュ
で覆うものである。この場合,吸着材粒子を単純に充填
するため,吸着層が厚くなる。そのため,蒸気の拡散抵
抗が大きくなり,かつ粒子間接触部における熱抵抗が大
きいため放熱性能が低くなる。従って,吸着器の吸着性
能が充分に発現されない。
【0006】また,各吸着材粒子が固着されていないた
め,飛散防止用のメッシュを必要とする。また,該メッ
シュの内側においては,吸着材粒子は自由に移動する。
そのため,各吸着材粒子間,或いは吸着材粒子と熱交換
器の表面との接触状態が変化し,吸着性能が変化する恐
れがある。
【0007】一方,後者の吸着材粒子を固着する方法の
場合,従来の吸着器には,図13に示すごとく,上記吸
着材粒子3を上記熱交換器2の表面21に固着するため
に,接着剤94を用いている。吸着材粒子3の間の多く
の部分には接着剤94が充填されている(特開昭59−
42017号公報)。 従って,上記吸着器の吸着層9
においては,個々の吸着材粒子3は互いに離れた状態に
あり,また,各吸着材粒子3間には空間が形成されてい
ない。
【0008】
【解決しようとする課題】ところで,上記従来の吸着器
には,以下の問題点がある。吸着器において,蒸気を吸
着層に吸着する際には,上記蒸気が各吸着材粒子の間隙
に拡散して各吸着材粒子表面に吸着する。また,このと
き,吸着材粒子の温度を下げることにより蒸気を吸着さ
せる。
【0009】従って,上記従来の吸着器の吸着層9のよ
うに各吸着材粒子3が離れた状態にある場合には,単位
体積当りの吸着材粒子3が少ないことから,拡散する蒸
気を最大限には吸着できず,吸着器としての吸着能力を
充分に発現させることができない。更には,各吸着材粒
子3が離れているために,各吸着材粒子3間の熱伝導が
悪く温度低下が効率良く行われないため,吸着能力が落
ちるといった不具合が発生する。また,各吸着材粒子3
間に空間を有しない場合には,上記蒸気が拡散されない
ため蒸気の吸着が行われない。
【0010】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,吸着層における作動流体の蒸気の吸着性
能が高い,吸着式冷凍機の吸着器を提供しようとするも
のである。
【0011】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,蒸発器内の作動
流体を蒸発させてその蒸気を吸着器に吸着させることに
より,上記蒸発時の潜熱を冷凍に利用する吸着式冷凍機
において,上記吸着器は熱交換器と該熱交換器の表面に
配設した吸着層とよりなり,該吸着層は,上記蒸気を吸
着する多数の吸着材粒子からなると共にこれら吸着材粒
子の粒子間接触部は固着材により固着されており,かつ
上記吸着材粒子の間には空間を有していることを特徴と
する吸着式冷凍機の吸着器にある。
【0012】本発明において最も注目すべき点は,各吸
着材粒子の粒子間接触部は固着材により固着されてお
り,かつ上記吸着材粒子の間には空間を有している点で
ある。
【0013】次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明にかかる吸着器においては,各吸着材粒子の粒子
間接触部は固着材により固着されており,かつ上記吸着
材粒子の間には空間を有している(図3参照)。吸着器
において,蒸気を吸着層に吸着する際には,上記蒸気が
各吸着材粒子の間隙に拡散して各吸着材粒子表面に吸着
する。また,このとき,吸着材粒子の温度を下げること
により,効率良く蒸気を吸着させる。
【0014】本発明の吸着器は,上記吸着材粒子の間に
空間が確保されているため,該空間に蒸気の拡散が行な
われ,上記吸着材粒子の表面に吸着される。また,上記
吸着器は,各吸着材粒子間が固着されているため,上記
蒸気が拡散するための間隙を単位体積に多数有すること
となる。更には,上記蒸気を吸着するための吸着材粒子
の表面積も多く存在することとなる。そのため,上記吸
着器は,多量の蒸気を吸着することができる。
【0015】また,上記各吸着材粒子間が固着されてい
るため,各吸着材粒子間の熱伝導が良い。それ故,吸着
材の熱を効率良く熱交換器へ伝達させて,その温度低下
を効率良く行なうことができる。そのため,蒸気を効率
良く吸着することができる。
【0016】次に,上記吸着器の製造方法の一例を説明
する。まず,粉体の固着材を溶媒に完全溶解させた固形
分のない固着材溶液を用意する。この固着材溶液に吸着
材粒子を浸漬し,均一混合する。次いで,この固着材溶
液を熱交換器の表面に塗布する。次いで,上記固着材溶
液を乾燥させることにより吸着材粒子間に固着材を析出
させて固着する。これにより,上記熱交換器の表面に吸
着層が形成される(図5参照)。
【0017】このとき,重要なことは,上記固着材溶液
の乾燥過程においては,該固着材溶液はその表面張力に
より各吸着材粒子の粒子間接触部に凝集することであ
る。そのため,上記固着材は各吸着材粒子の粒子間接触
部にのみ固着し,その他の部分には空間を形成すること
ができる。即ち,上記方法により,各吸着材粒子の粒子
間接触部同士が固着されると同時に,粒子間には空間が
形成される(図3参照)。
【0018】上記吸着器の製造方法に用いる完全溶解さ
せる固着材として,セルロース(水),PVA系ポリマ
ー(水),ポリオレフィン系ポリマー(トルエン),ポ
リエステル系ポリマー(ヘキサフロロイソプロパノー
ル),ポリアミド系ポリマー(ヘキサフロロイソプロパ
ノール),アクリル樹脂系ポリマー(トルエン,ハロゲ
ン系)のいずれか一種以上より選択する。
【0019】そして,これを溶媒に溶解し1〜5重量%
の固着材溶液とする。なお,上記括弧内は各ポリマーの
代表的な溶媒を示す。ここで,ポリオレフィン系ポリマ
ーは,溶解度の高い低分子量のポリマーや溶解度を高め
た変性ポリオレフィン系ポリマーを選択することが好ま
しい。
【0020】また,上記吸着層は熱交換器の表面のみに
形成するのが好ましい(図1,図2参照)が,別の態様
として,上記吸着層を熱交換器のフィンの間に充填する
従来の形態において,これを固着させて吸着器を形成す
ることもできる。また,入れ子のように吸着材粒子のブ
ロックを,各フィンの間の凹状空間に合う形状に固着成
形し,これを上記吸着層を熱交換器のフィンの間にはめ
込み,脱落防止のためメッシュ等により被覆して保持す
ることもできる(図6,図7参照)。また,上記吸着材
粒子の材料としては,FSM(Folded Shee
tsMesoporous Materials,2〜
50mmのメソ細孔が規則的に配列したシリカ多孔
体),シリカゲル,活性炭などの粒子を用いる。
【0021】なお,本発明の好ましい態様として,上記
吸着材粒子の表面に金属膜を形成することも考えられ
る。この場合には,吸着材粒子間の熱伝導効率を一層向
上させ,蒸気を一層効率良く吸着することができる。該
金属膜の形成方法としては,例えば,メッキ,スパッタ
リング,或いは蒸着により表面に金属膜を形成する方法
がある。
【0022】なお,該金属膜は,0.025μm〜1μ
mの膜厚であることが好ましい。この場合には,金属膜
は島状に形成されるため,吸着材粒子の吸着性能を低下
させずに,熱伝導効率を向上させることができる。上記
金属膜の膜厚が0.025μm未満の場合には,充分に
熱伝導効率の向上を図ることができない。一方,上記膜
厚が1μmを超える場合には,上記金属膜が吸着材粒子
の表面を覆ってしまうため,吸着材粒子の吸着性能が低
化する恐れがある。なお,更に好ましくは,上記金属膜
の膜厚は0.025μm〜0.1μmとすることにより
上記吸着材粒子の吸着性能の低下を一層確実に抑制する
ことができる。
【0023】また,上記の金属膜は,吸着材粒子の粒子
間接触部のみに固着材と共に存在させることが好まし
い。この場合には,上記のごとく吸着材粒子間の熱伝導
が一層向上し,吸着性能が一層向上する。
【0024】このように,粒子間接触部のみに金属膜を
形成する方法としては,例えば次の方法がある。即ち,
まず吸着材粒子の全表面に金属膜を形成した後に,上述
のごとく各吸着材粒子を固着させる。その後,粒子間接
触部以外の露出している金属膜のみを化学的に溶解除去
する。また,上記固着材中に金属微粒子を混合し固着さ
せて,粒子間接触部に金属を内在する固着層を形成する
方法もある。
【0025】しかし,前者では,工程が複雑になると共
に化学的な処理により吸着材粒子が劣化する恐れがあ
る。一方,後者では粒子間接触部における金属が吸着材
粒子と充分接触できないため,充分な熱伝導性が得られ
ない。そこで,吸着体の粒子表面に金属膜を島状に分布
形成し,これにより,吸着性能を低下させずに吸着材粒
子間の熱伝導を向上させることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる吸着式冷凍機の吸着器につ
き,図1〜図5を用いて説明する。本例の吸着器1は,
蒸発器内の作動流体を蒸発させてその蒸気を上記吸着器
に吸着させることにより,上記蒸発時の潜熱を冷凍に利
用する吸着式冷凍機に使用されるものである(実施形態
例4,図10参照)。
【0027】上記吸着器1は,図1,図2に示すごと
く,熱交換器2と該熱交換器2の本体20及びそのフィ
ン22の表面21に層状に固着した吸着層30とよりな
る。該吸着層30は,図3,図4に示すごとく,上記蒸
気を吸着する多数の吸着材粒子3からなると共にこれら
吸着材粒子3の粒子間接触部31は固着材4により固着
されている。また,上記吸着材粒子3の間には空間39
を有している。また,上記吸着層30は,上記熱交換器
2との接触部分において,上記固着材4により,上記熱
交換器2に対して固着されている(図3)。
【0028】次に,上記吸着器1の製造方法について図
5を用いて説明する。まず,図5(A),(B)に示す
ごとく,粉体の固着材4を溶媒に完全溶解させた固形分
のない固着材溶液40を容器49の中に用意する。そし
て,この固着材溶液40に吸着材粒子3を浸漬し,攪拌
機5を用いて均一混合する。次いで,図5(C)に示す
ごとく,上記吸着材粒子3を均一混合させた上記固着材
溶液40を熱交換器2の表面21に,ハケ,ローラー又
はコテなどによる塗布,或いは,吹きつけ等の方法を用
いて形成する。
【0029】次いで,図5(D)に示すごとく,上記固
着材溶液40を乾燥させることにより吸着材粒子3の粒
子間接触部31に固着材4を析出させて固着する(図5
(D))。これにより,上述したごとく,上記熱交換器
2の本体20及びそのフィン22の表面21に吸着層3
0が形成される(図1〜図3,図5(D))。
【0030】このとき,上記固着材溶液40の乾燥過程
においては,該固着材溶液40はその表面張力により各
吸着材粒子3の粒子間接触部31に凝集する。そのた
め,上記固着材4は各吸着材粒子3の粒子間接触部31
にのみに固着し,その他の部分には空間39を形成す
る。従って,固着材溶液40が,その乾燥過程で粒子間
接触部31に凝集できるような粘度を与えることが重要
である。即ち,上記固着材溶液40は,初期粘度として
100センチポアズ以下が好ましい。その結果,上記方
法により,図3に示すごとく,各吸着材粒子3同士を固
着させると同時に粒子間に空間39が形成される。
【0031】また,本例においては,吸着材粒子3の材
料として粒子径100μm〜800μmのFSMを,固
着材粒子4の材料としてPVA(ポリビニルアルコー
ル)を用いた。また,上記吸着層30の厚みは約2mm
であった。
【0032】次に,本例の作用効果につき説明する。本
例にかかる吸着器1においては,図3,図4に示すごと
く,各吸着材粒子3の粒子間接触部31は固着材4によ
り固着されており,かつ上記吸着材粒子3の間には空間
39を有している。
【0033】そのため,上記吸着材粒子3の間に空間3
9が確保され,該空間39に蒸気の拡散が行なわれ,該
蒸気は吸着材粒子3の表面32に吸着され易くなる。ま
た,上記吸着器1は,各吸着材粒子3が互いに固着され
ているため,上記蒸気が拡散するための間隙を単位体積
に多数有することとなる。更には,上記蒸気を吸着する
ための吸着材粒子3の表面積も多く存在することとな
る。そのため,上記吸着器1は,多量の蒸気を吸着する
ことができる。
【0034】また,上記各吸着材粒子3が互いに固着さ
れているため,各吸着材粒子3の間の熱伝導が良い。そ
れ故,吸着層30の熱を効率良く熱交換器へ伝達させ
て,その温度低下を効率良く行なうことができる。その
ため,蒸気を効率良く吸着することができる。また,上
記吸着層30は,フィン22の表面にも設けてあるた
め,該吸着層30の表面積も多くなる。そのため,上記
吸着層30による蒸気の吸着性能も大きい。 従って,
本例によれば,作動流体の蒸気の吸着性能が高い,吸着
式冷凍機の吸着器を得ることができる。
【0035】実施形態例2 本例は,図6,図7に示すごとく,上記吸着層30を熱
交換器2のフィン22の間に充填したものである。即
ち,熱交換器2の表面に設けたドーナツ状の複数のフィ
ン22の間に形成された凹状空間23に吸着層30を充
填し,これを外側からメッシュ24で被覆し固定したも
のである。その他は,実施形態例1と同様である。
【0036】上記吸着層30は,図3,図4に示すごと
く,上記蒸気を吸着する多数の吸着材粒子3からなると
共にこれら吸着材粒子3の粒子間接触部31は固着材4
により固着し,上記吸着材粒子3の間には空間39を有
しているものである。このような吸着層30を上記フィ
ン22間に充填するに当っては,以下の方法がある。
【0037】即ち,熱交換器2の上記凹状空間23に固
着材4を混合した吸着材粒子3を直接流し込むと共に該
吸着材粒子3を上記熱交換器2に固着させる。或いは,
熱交換器2に配設できるような形状に予め吸着材粒子3
を固着成形し,それを熱交換器2にはめ込む。後者の場
合には,吸着材粒子3のブロックが熱交換器2から落下
するのを防止するためメッシュ24で覆うことが必要で
ある。これらの場合には,熱交換器2への吸着材3の実
装が容易となる。その他は実施形態例1と同様の作用効
果を有する。
【0038】実施形態例3 本例は,図8,図9に示すごとく,上記熱交換器2がコ
ルゲートフィン221を有する吸着器1の例である。即
ち,図9に示すごとく,上記熱交換器2のコルゲートフ
ィン221の表面に吸着層30が形成されている。そし
て,各コルゲートフィン221間の中央部には,吸着層
30のない貫通空間301が存在する。
【0039】上記吸着層30の形成に当っては,固着材
4を溶解した固着材溶液に吸着材粒子3を浸漬させる。
次いで,該吸着材粒子3を取り出し,表面に上記固着材
溶液が充分塗布されている状態で,上記コルゲートフィ
ン221の間に充填する。次いで,上記吸着材粒子3が
完全に固着していない状態で,上記コルゲートフィン2
21間の中央部の吸着材粒子3を,棒状治具或いはエア
ーブローにより取り去る。これにより,上記貫通空間3
01を有する吸着層30が形成される。その他は,実施
形態例1と同様である。
【0040】この場合には,熱交換性能に優れたコルゲ
ートフィン221に使用できるため,本発明にかかる吸
着層30の吸着性能をより一層発揮させることができ
る。また,熱交換器2の表面に所定の厚さの吸着層30
を容易に確保できるため,実用性が高い。その他,実施
形態例1と同様の作用効果を有する。
【0041】実施形態例4 本例は,図10に示すごとく,上記実施形態例1に示し
た吸着層30を設けた吸着器1を,吸着式冷凍機に使用
した例である。即ち,上記吸着式冷凍機10は,作動流
体を蒸発させるための蒸発器6と,該蒸発器6で発生し
た蒸気を吸着するための吸着器1と,該吸着器1から離
脱した蒸気を凝縮し液体に戻すための凝縮器7とよりな
る。
【0042】上記蒸発器6,吸着器1,及び凝縮器7
は,それぞれ配管101,102,103により連結さ
れている。そして,上記配管101,102には切替バ
ルブ104が,上記配管103には開閉バルブ105が
それぞれ設けられている。上記作動流体8は,上記蒸発
器6,吸着器1,及び凝縮器7の間を各配管101,1
02,103を介して循環する。
【0043】次に,上記吸着式冷凍機10の冷凍作用に
つき説明する。まず,バルブ104を蒸発器6側へ切替
える。次いで,上記吸着器1の吸着層30の温度を熱交
換器2内に冷却された冷媒を通すことにより下げる。こ
れにより,吸着器1内,配管101内,及び蒸発器6内
の,作動流体8の蒸気を上記吸着層30に吸着させる。
そのため,上記吸着器1内,配管101内,及び蒸発器
6内の湿度は下がり,更に該蒸発器6内の作動流体8が
蒸発する。
【0044】このとき,作動流体8が蒸発する際に潜熱
が奪われる。この潜熱を利用して,蒸発器6内に設けた
熱交換用配管61内の冷媒を冷却する。このように,上
記吸着式冷凍機10は,この熱交換器61に冷媒を循環
させて,上記潜熱による冷却を利用して冷凍を行なう。
【0045】次に,吸着器1内の上記吸着層30に作動
流体8の蒸気が充分に吸着された後には,この作動流体
8を凝縮器7に送る。この際には,まず,切替バルブ1
04を凝縮器7側へ切替える。次いで,熱交換器2内に
温水を送り,吸着層30の温度を上げることにより,該
吸着層30に吸着していた上記作動流体8を離脱する。
この離脱した作動流体8の蒸気は,配管102を通じて
凝縮器7に入り,冷却管71により冷却されることによ
り凝縮され再び液体となる。液体となった作動流体8
は,バルブ105を開放することにより配管103を通
り蒸発器6へ移され,繰り返し利用される。
【0046】このようにして,作動流体8を循環させる
ことにより,上記熱交換用配管61内の冷媒が冷却され
て冷凍が行われる。上記吸着器1は,実施形態例1に示
す吸着器1を使用しているため,吸着性能は優れてい
る。従って,本例によれば,冷凍効率の良い吸着式冷凍
機を得ることができる。
【0047】実施形態例5 本例は,図11に示すごとく,実施形態例1の吸着器1
における吸着材粒子3の粒子間接触部31に,金属膜3
3を形成したものである。そして,各粒子間接触部31
における上記金属膜33の間は固着材4により固着され
ている。また,各吸着材粒子3の間には,空間39が形
成されている。
【0048】上記金属膜33は,メッキ,スパッタリン
グ,或いは蒸着等により吸着材粒子3の表面32に金属
膜33を形成する。該金属膜33は,Au(金),Ag
(銀),Al(アルミニウム),Cu(銅)等により形
成する。この方法を具体的に示すと次のようである。
【0049】即ち,吸着材粒子3の表面全域に,Au,
Ag,Al,Cuなどの金属膜33をメッキ,スパッタ
リング,蒸着などにより形成する。メッキによる場合に
は,メッキ液中で薄くメッキを行なう。スパッタリン
グ,蒸着では,吸着材粒子3を振動,回転させながら表
面32に薄膜形成を行なう。或いは,薄膜形成を数回に
分け,1回の薄膜形成後毎に吸着材粒子3を振動回転さ
せ,その向きを変えて再度薄膜形成を繰り返すことも可
能である。これにより,上記吸着材粒子3の表面32に
は,粒子間接触部31を含む表面全域に島状の金属膜3
3が形成される。その他は,実施形態例1と同様であ
る。
【0050】本例の場合には,金属膜33は延性,展性
に富むゆえ,強い加圧をしなくても粒子間接触部31の
面積が広がり,かつ良くなじむ。そのため,接触熱抵抗
が低減する。また,この状態で固着を図れば,金属膜3
3のない場合より,粒子間接触部31での熱抵抗が低い
状態を常に保つことができる。そのため,吸着材粒子3
間の熱伝導効率を一層向上させることができる。
【0051】なお,上記金属膜33は,0.025μm
〜1μmの膜厚を有している。この場合には,金属膜3
3は島状に形成されるため,吸着材粒子3の吸着性能を
低下させずに,熱伝導効率を向上させることができる。
即ち,上記吸着材粒子3における粒子間接触部31以外
の表面32に形成される金属膜33は,離散的に分布す
るため,吸着性能を大きく損なうことはない。具体的に
は,吸着率が5%以上低下することはない。その一方,
粒子間接触部31に金属膜33が形成されるため,熱伝
導率が向上する。
【0052】本例によれば,各吸着材粒子間の熱伝導効
率が一層高く,そのため一層吸着効率の良い吸着器を得
ることができる。その他,実施形態例1と同様の効果を
有する。
【0053】実験例 実施形態例5にかかる吸着器についての実験例を図12
に示す。即ち,実施形態例5に示すごとく,金属膜33
を吸着材粒子3の粒子間接触部31に形成した場合の熱
拡散率の増加率を測定した。
【0054】上記熱拡散率は,以下のように導かれる。
即ち, (熱拡散率)={(熱伝導率)/(比熱×比重)} である。なお,上記比熱及び比重は吸着層全体としての
比熱及び比重である。また,図12に示す熱拡散率の増
加率とは,「吸着材粒子の粒子間接触部に金属膜を形成
しない場合の熱拡散率に対する各試料の熱拡散率」をい
う。また,上記熱拡散率の相対比は,熱伝導率の相対比
に略等しい。
【0055】本例においては,上記金属膜として,Au
(金)及びAl(アルミニウム)を用いて実験を行なっ
た。そして,上記金属膜の膜厚が120オングストロー
ム〜2100オングストロームのものにつき測定した。
なお,吸着材粒子としては,粒径0.1mm〜0.5m
mのFSMを用いた。測定結果を図12に示す。
【0056】図12より,吸着材粒子の粒子間接触部に
金属膜33を形成することにより,Au,Alいずれの
場合も熱拡散率が増加していることが分かる。そして,
膜厚が大きくなるほど熱拡散率の増加率は上がることが
分かる。特に,金属膜にAuを使用した場合には,飛躍
的に熱拡散率の増加率が増加している。
【0057】具体的には,膜厚が360オングストロー
ムのAu膜を形成することにより,72%熱拡散率の増
加が図られる。また,530オングストロームのAl膜
の形成により36%の熱拡散率の向上が図られる。以上
により,吸着材粒子の龍脂環接触部に金属膜を形成する
ことにより,熱伝導率が大幅に向上することが確認され
た。そして,上記熱伝導率の向上により,吸着層におけ
る作動流体の蒸気の吸着性能が向上する。
【0058】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,吸着器
の吸着層における作動流体の蒸気の吸着性能が高い,吸
着式冷凍機の吸着器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1にかかる,吸着器の斜視図。
【図2】図1のA−A矢視断面図。
【図3】実施形態例1にかかる,吸着器における吸着層
の断面図。
【図4】実施形態例1にかかる,吸着材粒子が固着した
状態を示す平面図。
【図5】実施形態例1にかかる,熱交換器表面への吸着
層の形成方法の説明図。
【図6】実施形態例2にかかる,吸着器の斜視図。
【図7】図6のB−B矢視断面図。,
【図8】実施形態例3にかかる,熱交換器の斜視図。
【図9】実施形態例3にかかる,コルゲートフィン間へ
吸着層を形成した状態の斜視図。
【図10】実施形態例4にかかる,吸着式冷凍機の説明
図。
【図11】実施形態例5にかかる,吸着材粒子の粒子間
接触部に金属膜を形成した吸着層の説明図。
【図12】実験例にかかる,吸着器における吸着層の熱
拡散率の増加率を示す線図。
【図13】従来例にかかる,吸着器における吸着層の断
面図。
【符号の説明】
1...吸着器, 10...吸着式冷凍機, 2...熱交換器, 21...表面, 22...フィン, 3...吸着材粒子, 30...吸着層, 31...粒子間接触部, 32...表面, 33...金属膜, 39...空間, 4...固着材, 6...蒸発器, 7...凝縮器, 8...作動流体,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器内の作動流体を蒸発させてその蒸
    気を吸着器に吸着させることにより,上記蒸発時の潜熱
    を冷凍に利用する吸着式冷凍機において,上記吸着器は
    熱交換器と該熱交換器の表面に配設した吸着層とよりな
    り,該吸着層は,上記蒸気を吸着する多数の吸着材粒子
    からなると共にこれら吸着材粒子の粒子間接触部は固着
    材により固着されており,かつ上記吸着材粒子の間には
    空間を有していることを特徴とする吸着式冷凍機の吸着
    器。
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